(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記画像形成装置には、複数の前記状況把握装置の各々により把握された状況についての情報を受信する受信手段がさらに設けられている請求項1に記載の装置管理システム。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る装置管理システム1の全体構成を示した図である。
本実施形態の装置管理システム1には、記録材の一例である用紙への画像形成を行う画像形成装置100が設けられている。
画像形成装置100は、用紙への画像形成機能の他、原稿上の画像を読み取るスキャン機能や、FAX送信を行うFAX機能を備える。
【0009】
また、装置管理システム1には、状況把握装置として機能する第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、および、同じく状況把握装置として機能する第1センサ301〜第4センサ304が設けられている。
第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、第1センサ301〜第4センサ304の各々は、自身の周囲の状況を各々把握する。
【0010】
ここで、画像形成装置100、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、および、第1センサ301〜第4センサ304は、同一の居室内に設置されている。
また、画像形成装置100、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、第1センサ301〜第4センサ304は、同一のネットワークに接続されている。言い換えると、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、第1センサ301〜第4センサ304は、画像形成装置100に接続されている。
【0011】
さらに、本実施形態では、画像形成装置100は、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、第1センサ301〜第4センサ304の各々により把握された状況についての情報を受信する。
なお、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、第1センサ301〜第4センサ304と、画像形成装置100との接続は、有線の回線で行ってもよいし、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などを用い無線の回線で行ってもよい。
なお、本明細書では、以下、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、第1センサ301〜第4センサ304の各々を特に区別しない場合には、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、第1センサ301〜第4センサ304の各々を、単に、センサSと称する。
【0012】
図2は、画像形成装置100の構成を示した図である。
本実施形態の画像形成装置100を構成する各機能部は、バス101に接続され、このバス101を介してデータの授受を行う。
図2に示すように、本実施形態の画像形成装置100には、操作部106が設けられている。操作部106は、ユーザの操作を受け付ける。操作部106は、例えば、ハードウェアキーにより構成される。また、例えば、押圧された位置に応じた制御信号を出力するタッチパネルにより構成される。
【0013】
表示手段の一例としての表示部107は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、CPU102の制御の下、画像形成装置100に関する情報を表示する。また、表示部107は、ユーザが画像形成装置100を操作する際にユーザが参照するメニュー画面を表示する。さらに、表示部107は、センサSについての情報を表示する。
画像読み取り部108は、いわゆるスキャナ装置により構成され、セットされた原稿上の画像を読み取り、読み取り画像(画像データ)を生成する。
【0014】
画像形成手段の一例としての画像形成部109は、例えば電子写真方式を用い、記録材の一例である用紙に対して、画像データに応じたトナー像を形成する。
なお、画像形成部109では、インクジェットヘッド方式などの他の方式を用いて画像形成を行ってもよい。
【0015】
さらに、画像形成装置100には、受信手段、送受信手段、送信手段として機能する通信部110が設けられている。通信部110は、センサSや他の画像形成装置100などの他の装置と通信を行う通信インタフェースとして機能する。
より具体的には、通信部110は、センサSの各々により把握された状況についての情報(以下、「状況情報」と称する)を、各センサSから受信する。また、通信部110は、各センサSについての情報を他の画像形成装置100へ送信する。また、通信部110は、センサSについての情報を他の画像形成装置100から受信する。
【0016】
さらに、画像形成装置100には、画像処理部111、記憶部105が設けられている。
画像処理部111は、画像データが表す画像に色補正や階調補正等の画像処理を施す。
記憶手段の一例としての記憶部105は、ハードディスク装置などの記憶装置により構成され、例えば、画像読み取り部108にて生成された読み取り画像を記憶する。
【0017】
さらに、記憶部105は、複数設けられたセンサSについての情報を記憶する。具体的には、本実施形態では、後述するセンサ情報取得部61により、センサSについての情報が取得されるが、記憶部105は、このセンサ情報取得部61により取得されたセンサSについての情報を記憶する。
さらに説明すると、記憶部105には、センサSの管理に用いられる管理テーブル(後述)が格納され、記憶部105は、この管理テーブルを用い、センサSについての情報を管理する。
【0018】
また、画像形成装置100には、撮影手段の一例としてのカメラ112が設けられている。
カメラ112は、例えばCCD(Charge Coupled Devices)により構成される。本実施形態では、このカメラ112により、居室内の状況が撮影される。より具体的には、居室内に設置されたセンサSが撮影される。
【0019】
さらに、画像形成装置100には制御部60が設けられている。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104により構成される。
ROM103は、CPU102により実行されるプログラムを記憶する。CPU102は、ROM103に記憶されているプログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして、プログラムを実行する。
【0020】
CPU102によりプログラムが実行されると、CPU102により画像形成装置100の各部が制御され、画像形成装置100は、例えば用紙に画像を形成したり、原稿を読み取って原稿の読み取り画像を生成したりする。
また、本実施形態では、CPU102によりプログラムが実行されることで、
図3(制御部60の機能構成を示したブロック図)に示すように、制御部60が、センサ情報取得部61、記憶制御部62、状態把握部63として機能する。
【0021】
取得手段の一例としてのセンサ情報取得部61は、複数設けられたセンサSの各々についての情報を取得する。より具体的には、センサ情報取得部61は、通信部110(
図2参照)を介して、センサSの各々についての情報を取得する。また、センサ情報取得部61は、カメラ112(
図2参照)により得られた撮影結果を解析して、センサSの各々についての情報を取得する。
記憶制御部62は、センサ情報取得部61により取得されたセンサSについての情報を記憶部105に記憶させる。
状態把握手段の一例としての状態把握部63は、複数設けられたセンサSの各々の状態を把握する。
【0022】
センサ情報取得部61、記憶制御部62、および、状態把握部63は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。
具体的には、本実施形態では、ROM103(
図2参照)や記憶部105に、オペレーティングシステム、オペレーティングシステムと協働して実行されるプログラムが記憶されている。そして、本実施形態では、CPU102が、これらのプログラムをROM103等から主記憶装置であるRAM104に読み込み、実行することで、センサ情報取得部61、記憶制御部62、状態把握部63の各機能部が実現される。
【0023】
ここで、CPU102によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で、画像形成装置100へ提供し得る。また、CPU102によって実行されるプログラムは、インターネットなどの通信手段を用いて画像形成装置100にダウンロードしてもよい。
【0024】
本実施形態では、
図1にて示した、装置管理システム1に対して、新たなセンサSが接続されると、画像形成装置100は、UPnP(Universal Plug and Play)等により、装置管理システム1を構成する通信回線に対し、新たなセンサSが接続されたことを検知する。
そして、この場合、画像形成装置100の記憶制御部62が、管理テーブル(記憶部105に格納されている管理テーブル)に、この新たなセンサSの名称やネットワーク上の位置などを登録する。
【0025】
さらに、本実施形態では、新たなセンサSが、既に設置されている第1監視カメラ201や第2監視カメラ202による監視範囲内に設置された場合は、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202により、このセンサSの名称が取得されたり、また、センサSの物理的な位置が取得されたりする。
そして、この名称や位置は、画像形成装置100に出力され、画像形成装置100の記憶制御部62が、記憶部105に格納されている管理テーブルに登録する。
【0026】
言い換えると、本実施形態では、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、第1センサS301〜第4センサS304のように、複数のセンサSが設置されているが、複数設置されるこのセンサSのうちの一部のセンサSが、新たに設置等される他のセンサSについての情報を取得する。
そして、本実施形態では、この一部のセンサSが取得した、他のセンサSについての情報は、画像形成装置100に送信され、画像形成装置100の管理テーブルに登録される。
【0027】
より具体的には、本実施形態では、既に設置されている第1監視カメラ201や第2監視カメラ202による監視範囲内に、新たなセンサSが設置されると、画像形成装置100のセンサ情報取得部61(
図3参照)により、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202により得られた撮影結果が解析されて、新たに設置されたセンサSの名称や種類が取得される。
具体的には、例えば、新たに設置されたセンサSに付されている二次元バーコードなどの撮影結果が解析されて、センサSの名称や種類が取得される。そして、この名称や種類は、画像形成装置100の管理テーブルに登録される。
【0028】
さらに、本実施形態では、画像形成装置100のセンサ情報取得部61は、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202により得られた撮影結果を解析して、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202に対する、上記新たなセンサSの相対位置を把握する。
そして、センサ情報取得部61は、把握したこの相対位置に基づき、上記新たなセンサSの物理的な位置(絶対的な位置)を把握する。
【0029】
具体的には、本実施形態では、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202の物理的な位置は既に管理テーブルに登録されており、画像形成装置100のセンサ情報取得部61は、管理テーブルに既に登録されている、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202の物理的な位置、および、上記相対位置に基づき、新たなセンサSの物理的な位置(新たなセンサSの居室内における位置)を把握する。そして、画像形成装置100の記憶制御部62が、この物理的な位置を、管理テーブルに登録する。
【0030】
なお、上記では、二次元バーコードの解析結果に基づき、新たに設置されたセンサSの名称や種類を把握したが、その他に、例えば、センサSの形状を解析して、センサSの名称や種類を把握してもよい。
より具体的には、例えば、画像形成装置100やこの画像形成装置100が接続された外部サーバ(不図示)などに、予め、各種センサSの形状および名称等を登録しておき、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202により撮影されたセンサS(新たに設置されたセンサS)の形状と、登録してあるセンサSの形状との間でパターンマッチング処理を行って、センサSの名称や種類を把握してもよい。
【0031】
また、新たに設置されたセンサSの物理的な位置は、この新たに設置されたセンサSから発信された電波の強度および方向を、画像形成装置100や、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202等で把握し、この強度および方向に基づき、新たに設置されたセンサSの物理的な位置を把握してもよい。
【0032】
なお、本実施形態の装置管理システム1では、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202により得られた撮影結果に基づき、不正に設置されたセンサSの検知も行える。
より具体的には、居室内に、第三者によって、不正にセンサSが設置された場合において、このセンサSが、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202による監視範囲内にあると、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202による撮影結果に、このセンサSが含まれるようになる。
【0033】
そして、この場合、画像形成装置100にて照合処理を行うと、この不正に設置されたセンサSの検知を行える。
具体的には、画像形成装置100では、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202による撮影結果に含まれる上記センサS(不正に設置されたセンサS)の名称、形状、物理的な位置等と、画像形成装置100の管理テーブルに既に登録されているセンサSの名称、形状、物理的な位置等との間で照合処理が行われる。
【0034】
そして、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202の監視範囲内に設置された上記センサSが、管理テーブルに登録されていない場合、このセンサSは、不正に設置されたと判断する。
そして、この場合、画像形成装置100は、警告処理を行う。具体的には、例えば、画像形成装置100の表示部107(
図2参照)に、不正に設置されたセンサSが存在する旨を表示したり、不正に設置されたセンサSが存在する旨を記した用紙をプリントアウトしたりする。
その一方で、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202の監視範囲内に設置された上記センサSが、管理テーブルに登録されている場合、登録済みのセンサSであり、この場合は、上記の警告処理は行われない。
【0035】
また、本実施形態では、画像形成装置100の状態把握部63が、予め定められたタイミング毎に、センサSの死活状態を把握する。言い換えると、センサSが正常に機能しているか否かを判断する。
より具体的には、状態把握部63は、管理テーブルに登録されているセンサSに対して、例えば、定期的にping等を実行し、あるいは、予め定められたタイミング毎にセンサSからプッシュ通知が来ているか否かを判断し、センサSが正常に機能しているか否かを判断する。そして、状態把握部63は、各センサSの状態を、管理テーブルに登録する。
【0036】
なお、センサSの状態の把握は、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、画像形成装置100が有するカメラ112などで、各センサSを撮影することにより行ってもよい。より具体的には、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、画像形成装置100が有するカメラ112などにより得られた撮影結果を解析して、各センサSの状態を把握してもよい。
【0037】
より具体的には、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、画像形成装置100が有するカメラ112などで、各センサSに設けられた光源の発光状態を捉え、この発光状態に基づき、各センサSの状態を把握してもよい。
例えば、各センサSにLEDなどの光源を設けておき、予め定められたタイミング毎に、各センサSにて、この光源の点灯や点滅を行う。そして、画像形成装置100の状態把握部63(
図3参照)が、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202、画像形成装置100が有するカメラ112などにより得られた撮影結果を解析し、各センサSの光源が、点灯しているか、あるいは、予め定められた条件で点滅しているか否かを判断する。
【0038】
そして、状態把握部63は、光源が、点灯や予め定められた条件で点滅しているときは、センサSは正常に機能していると判断する。その一方で、状態把握部63は、光源が点灯していない場合や、予め定められた条件での光源の点滅が行われていない場合は、センサSは正常に機能していないと判断する。
なお、センサSへの光源の設置は、全てのセンサSに対して行ってもよいし、画像形成装置100から見えるセンサSのみに光源を設置するなど、一部のセンサSのみに光源を設置してもよい。
【0039】
さらに、本実施形態では、画像形成装置100の操作部106(
図2参照)をユーザが操作することで、画像形成装置100の表示部107に、居室内に設置されたセンサSの位置関係が表示される。より具体的には、本実施形態では、画像形成装置100の表示部107に、センサSの物理的な位置が表示される。これにより、ユーザは、表示部107を参照することで、例えば、居室内の何れにセンサSがあるかの把握を行える。
なお、表示部107に表示する対象は、センサSの物理的な位置に限らず、表示部107には、センサSのネットワーク上の位置を表示してもよい。また、表示部107には、管理テーブルに登録されている情報の一覧を表示してもよい。
【0040】
また、本実施形態では、画像形成装置100の表示部107に表示されている複数のセンサSの中から、ユーザがセンサSの選択を行うと、画像形成装置100は、選択されたセンサSに対して、光源を点滅させる指示や点灯させる指示を行う。
これにより、センサSが有する光源が点灯あるいは点滅し、ユーザは、この点滅や点灯を参照することで、居室内のセンサSをより容易に発見しうる。
【0041】
具体的には、本実施形態のセンサSの一部又は全部は、画像形成装置100からの指示を受け付ける受け付け部を有し、センサSは、この受け付け部にて、光源の点灯指示や点滅指示を受け付けると、自身が有する光源を点灯させあるいは点滅させる。そして、この場合、ユーザは、この点滅や点灯を参照することで、居室内のセンサSをより容易に発見しうる。
【0042】
図4は、画像形成装置100の記憶部105に格納されている管理テーブルの一例を示した図である。
本実施形態の管理テーブルには、各センサSについての情報が登録される。より具体的には、管理テーブルには、管理番号、名称、物理的な位置(居室内における各センサSの位置座標)、ネットワーク上の位置(IPアドレス)、能力(センサSの種類)、死活状態、親センサSについての情報が、互いに対応づけられた状態で登録される。
【0043】
本実施形態では、画像形成装置100の操作部106をユーザが操作すると、この管理テーブルが表示部107に表示され、ユーザは、居室内に設置されているセンサSの一覧の確認を行える。
さらに、本実施形態では、この一覧の中から、何れかのセンサSがユーザにより選択されると、上記のとおり、センサSが有する光源が点灯あるいは点滅し、ユーザは、この点滅や点灯に基づき、居室内のセンサSの確認を行える。
【0044】
また、本実施形態では、上記のように、管理番号、名称、物理的な位置、ネットワーク上の位置、能力、死活状態、親センサSについての情報が、互いに対応付けられている結果、ユーザは、操作部106に対して、センサSの名称などのセンサSについての一部の情報を入力すれば、このセンサSの物理的な位置やネットワーク上の位置など、センサSについての他の情報の確認も行える。
【0045】
図5は、画像形成装置100の表示部107における他の表示例を示した図である。
本実施形態では、上記のように、各センサSについて、物理的な位置が取得され、この物理的な位置についての情報が、管理テーブルに登録される。
そして、本実施形態では、ユーザが操作部106に対して、センサSの位置の表示を要求すると、管理テーブルから、各センサSの物理的な位置についての情報が読み出され、
図5の符号5Aに示すように、画像形成装置100の表示部107に、各センサSの位置を示す表示が行われる。
なお、この表示では、画像形成装置100の位置も表示される。また、この表示では、居室も表示される。ユーザは、表示部107におけるこの表示を参照することで、各センサSが居室内の何れにあるかの把握を行える。
【0046】
なお、
図5は、上面図(居室を上方から眺めた場合の図)であるが、側面図(居室を側方から眺めた場合の図)を表示してもよい。この場合は、上下方向における各センサSの位置の把握を行える。
また、ここでは、各センサSの物理的な位置を、表示部107に表示する場合を説明したが、各センサSの物理的な位置を示す画像を用紙上に形成し、各センサSの物理的な位置を示す画像が載った用紙を出力してもよい。
【0047】
なお、
図5にて示した表示にあたっては、各センサSの位置情報のみならず、居室についての情報(居室の大きさや居室の形状などの情報)も必要になる。
居室についての情報は、例えば、居室が載ったフロアマップを画像形成装置100でスキャンすることで、フロアマップを画像形成装置100に取り込むとともに、画像形成装置100にてこのフロアマップ(フロアマップのスキャン画像)を解析して、居室についての情報を取得してもよい。
【0048】
また、例えば、居室のフロアマップを電子化した電子データを、PC(personal computer)等から画像形成装置100に送信して、居室の情報を画像形成装置100に取り込んでもよい。
さらに、例えば、カメラを備えた自走式ロボットを居室内で走行させて、居室の情報を取得してもよい。
そして、本実施形態では、
図5にて示した表示を行うにあたり、画像形成装置100にて、フロアマップにセンサSを重ね合わせた画面を生成し、生成したこの画像を表示部107に表示する。
【0049】
ここで、本実施形態では、居室内に複数設置されたセンサSについての情報が、画像形成装置100に格納され、センサSについての情報は、一か所に集約される。
このため、ユーザは、画像形成装置100を操作することで、居室内に設置されている全てのセンサSについての情報の確認を行えるようになる。
ここで、センサSの管理は、例えば、センサSを設置した個々の設置者により行われる場合もあり得るが、この場合、情報が拡散し、センサSを管理しきれない事態が生じうる。
【0050】
さらに、本実施形態では、ユーザが有するPC等ではなく、画像形成装置100に対して、センサSについての情報を格納する。
ここで、画像形成装置100は、居室に一旦設置されると、頻繁には動かされない。このため、センサSについての情報を画像形成装置100に格納するようにすれば、センサSについての情報は移動しにくくなる(拡散しにくくなる)。
さらに、画像形成装置100は、PCなどに比べ、その設置台数は少なく、画像形成装置100にセンサSの情報を格納すれば、センサSの情報が、複数の装置に分散して格納されることが起きにくくなる。
【0051】
図6は、新たに設置されたセンサSについての情報が、画像形成装置100の管理テーブルに登録される際の処理の流れを示したフローチャートである。
本実施形態では、まず、画像形成装置100の通信部110が、新たに設置されたセンサS(以下、「新規センサS」と称する)がネットワークに接続されたことを検知する(ステップ101)。
次いで、画像形成装置100の通信部110は、新規センサSに対し、名称、能力、ネットワーク上の位置、親子関係等を問い合わせ、これらの情報を取得する(ステップ102)。
【0052】
付言すると、この処理例では、新規センサSには、名称等の各種情報が既に格納されており、さらに、この新規センサSには、情報の送受信手段が設けられている。
ステップ102の処理では、画像形成装置100の通信部110から、新規センサSに対して問い合わせが行われ、これに応じ、新規センサSから、画像形成装置100に対して、新規センサSが有する各種情報が送信される。
【0053】
また、この処理例では、新規センサSが、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202(既に設置されている監視カメラ)による監視範囲内に、設置される場合を想定する。
この場合、画像形成装置100のセンサ情報取得部61(
図3参照)が、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202に対し、新規センサSの位置についての問い合わせを行い、センサ情報取得部61は、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202から返送されてくる情報(第1監視カメラ201や第2監視カメラ202に対する新規センサSの相対位置を示す情報)を取得する(ステップ103)。
【0054】
そして、センサ情報取得部61は、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202の物理的な位置を示す情報(管理テーブルに既に格納されている、第1監視カメラ201や第2監視カメラ202の位置を示す情報)と、上記相対位置を示す情報とに基づき、新規センサSについての物理的な位置を把握する。
【0055】
次いで、画像形成装置100のセンサ情報取得部61は、新規センサSと同じ名称を有するセンサSが管理テーブルにないかを確認する(ステップ104)。そして、同じ名称を有するセンサSが管理テーブルにない場合は、記憶制御部62が、新規センサSについての情報を管理テーブルに登録する(ステップ105)。
一方、ステップ104にて、新規センサSと同じ名称を有するセンサSが管理テーブルに有ると判断された場合は、必要に応じ、管理テーブル上の既存の情報を、新たな情報に更新する(ステップ106)。
【0056】
図7は、画像形成装置100の状態把握部63が、各センサSの死活状態を確認する際に実行する処理の流れを示したフローチャートである。
各センサSの死活状態の確認にあたっては、まず、画像形成装置100の状態把握部63(
図3参照)が、管理テーブルの中からセンサSを一つ選択し、選択したこのセンサSについて、pingを実行する(ステップ201)。そして、状態把握部63は、pingの応答があったか否かを判定する(ステップ202)。
【0057】
そして、状態把握部63は、pingの応答があったと判定した場合は、センサSは機能していると判断し、このセンサSの死活状態を「alive」に設定する(ステップ203)。
より具体的には、本実施形態では、
図4に示すように、管理テーブルに、各センサSの死活状態を登録する欄が設けられており、状態把握部63は、機能しているセンサSについては、死活状態を示す欄に、センサSが機能していることを示す「alive」という情報を登録する。
【0058】
その一方で、状態把握部63は、ステップ202にて、pingの応答が無かった判定した場合は、センサSは機能していないと判断し、死活状態をdeathに設定する(ステップ204)。
より具体的には、状態把握部63は、機能していないセンサSについては、
図4に示すように、管理テーブルのうちの死活状態を示す欄に、「death」という情報を登録する。
【0059】
その後、状態把握部63は、全てのセンサSについて、pingを行ったか否かを判断し(ステップ205)、全てのセンサSについてpingを行ったと判定した場合は、次の判定タイミングになるまで待つ(ステップ206)。
その一方で、ステップ205にて、全てのセンサSについてpingを行ったと判断しなかった場合、状態把握部63は、ステップ201以降の処理を再び行う。
【0060】
次に、他の構成例を説明する。
上記では、画像形成装置100が固定配置された場合を説明したが、画像形成装置100は、自ら移動出来るように構成してもよい。言い換えると、画像形成装置100は、自律的に移動できるように構成してもよい。さらに、画像形成装置100自身が、各センサSの名称や、各センサSの物理的な位置などを把握してもよい。
なお、画像形成装置100を移動させる機構は、例えば、画像形成装置100の下部に設けた車輪と、この車輪を回転させるモータとにより構成される。
【0061】
画像形成装置100自体を移動させる場合、画像形成装置100は、例えば、居室内に設置されたセンサSからの電波を受信するとともに、電波の強度を測定し、さらに、電波が来る方向および電波の強度に基づき、センサSの物理的な位置を把握する。
また、画像形成装置100は、センサSの物理的な位置を特定した後、このセンサSの位置情報をもとに、このセンサSに近づく。そして、画像形成装置100は、カメラ112(
図2参照)を使用してこのセンサSを撮影しセンサSの撮影画像を得る。
【0062】
さらに、画像形成装置100は、この撮影画像を解析して、センサSの名称や種類を取得する。具体的には、画像形成装置100は、撮影画像に含まれる二次元バーコード(センサSに付されている二次元バーコード)などを解析して、センサSの名称や種類を取得する。
その後、画像形成装置100は、取得した、センサSの位置や名称を、管理テーブルに登録する。なお、ここでは、二次元バーコードからセンサSの名称や種類を取得する場合を説明したが、センサSの形状を解析して、センサSの名称や種類を取得してもよい。
【0063】
ところで、センサSは、固定配置に限らず、いわゆるウエアラブルのセンサS(可搬型のセンサS)により構成され、居室内を、センサSが移動することがある。
この場合、このセンサSの物理的な位置は、例えば、居室内に複数設置された発信機(位置を示す信号を発信する発信機)から発信される信号に基づき把握してもよい。
【0064】
具体的には、この場合、センサSは、発信機から発信される電波に基づき、自身の位置(物理的な位置)を把握し、この位置を画像形成装置100に対して出力する。
これにより、画像形成装置100は、センサSの位置を把握する。そして、画像形成装置100は、上記と同様、このセンサSの物理的な位置を、管理テーブルに登録する。
【0065】
また、管理テーブルへの、センサSの位置の登録は、このセンサSを設置する設置者が、画像形成装置100の操作部106(
図2参照)を介して、センサSの位置情報を入力することで行ってもよい。
また、センサSの物理的な位置は、センサSを設置する設置者が有する端末(例えば、タブレット端末やスマートフォンなどの端末)を用いて把握してもよい。
【0066】
より具体的には、この場合、居室内には、発信機(設置位置を示す信号を発信する発信機)が予め多数設置されている。設置者は、センサSの設置予定位置に端末を配置し、発信機から発信される電波をこの端末で受信し、センサSの設置予定位置の位置情報を得る。
その後、設置者は、画像形成装置100の操作部106等を操作して、この位置情報を画像形成装置100の管理テーブルに登録する。
【0067】
図8は、装置管理システム1の他の構成例を示した図である。
この装置管理システム1では、センサSをツリー構造に配置し、上位のセンサSが下位のセンサSの物理的な位置を特定する。
より具体的には、この装置管理システム1では、既に、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202が設置されており、その後、親センサS(第1親センサ351、第2親センサ352)、子センサS(第1子センサ361〜第4子センサ364)が設置される場合を想定する。
【0068】
この構成例では、まず、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202の監視範囲内に、第1親センサ351、第2親センサ352が設置される。
この第1親センサ351、第2親センサ352は、上記と同様、第1監視カメラ201、第2監視カメラ202によって、名称や物理的な位置が特定され、この第1親センサ351、第2親センサ352については、上記と同様、名称、物理的な位置などの情報が管理テーブルに登録される。
【0069】
次いで、この例では、親センサSの下位に子センサSが設置される。具体的には、第1親センサ351の下位に、第1子センサ361、第2子センサ362が設置され、第2親センサ352の下位に、第3子センサ363、第4子センサ364が設置される。言い換えると、親センサSとの通信が可能な範囲内に、複数の子センサSが設置される。
【0070】
そして、親センサSは、子センサSから発信される電波の強度や電波が発信されてくる方向を特定し、子センサSの物理的な位置を特定する。また、この構成例では、子センサSから親センサSへ、子センサSについての情報(子センサSの名称や種類などの情報)が送信される。
【0071】
そして、親センサSは、子センサSの位置情報(物理的な位置の情報)、および、子センサSから得た情報(子センサSの名称や種類などの情報)を、画像形成装置100に送信する。また、親センサSは、自身の情報(親センサSの名称や種類などの情報)も、画像形成装置100に送信する。
そして、画像形成装置100では、親センサSから送信されてきた情報(親センサSおよび子センサSの情報)が管理テーブルに登録される。
【0072】
この構成例では、画像形成装置100は、子センサSについての情報については、直接的には把握しない。
子センサSの位置の把握は、親センサSにより行われ、そして、画像形成装置100は、親センサSからの情報に基づき、子センサSの位置を把握する。
また、子センサSの名称などの情報も、親センサSを介して、画像形成装置100へ送信され、画像形成装置100は、親センサSから送信されてきた情報の中から、子センサSについての情報を得る。
言い換えると、この構成例では、複数設置されたセンサSのうちの一部のセンサSについての情報は、他のセンサSにより取得される。そして、画像形成装置100は、この他のセンサSから情報を取得し、上記一部のセンサSについての情報を得る。
【0073】
図9は、装置管理システム1の他の構成例を示した図である。
この構成例では、第1センサ341〜第4センサ344の4つのセンサSが設けられている。さらに、センサSの各々は気圧計PMを備える。
また、この構成例では、1階〜3階の複数の階が設けられ、さらに、各階に、居室が設けられている。さらに、居室の各々に、センサSが設けられている。
また、居室の各々には、画像形成装置100が設けられている。さらに、この画像形成装置100の各々にも、気圧計PMが設けられている。
【0074】
ここで、この構成例では、1階に設置された第1画像形成装置121にて、第1センサ341、第2センサ342、第3センサ343の各々から発信された電波が受信され、第1画像形成装置121は、第1センサ341、第2センサ342、第3センサ343の各々にて取得された気圧値を取得する。
【0075】
さらに、第1画像形成装置121は、自身が有する気圧計PMから得た気圧値と、第1センサ341、第2センサ342、第3センサ343の各々から得た気圧値とを比較し、自身の設置階と同じ階に設置されているセンサSを把握する。
この例では、第1画像形成装置121にて得られた気圧値と、第1センサ341にて得られた気圧値とが近くなり、第1画像形成装置121は、自身の設置階と同じ階に設置されているセンサSは、第1センサ341であると判断する。
【0076】
そして、第1画像形成装置121は、自身の設置階と同じ階に設置されている第1センサ341についての情報のみを、自身の管理テーブルに登録する。
言い換えると、第1画像形成装置121は、1階の床面から天井までの間に設置されている第1センサ341のみを管理テーブルに登録する。
【0077】
さらに、この構成例では、予め、第1画像形成装置121に、第1画像形成装置121は1階に設置されているという情報(第1画像形成装置121の設置階についての情報)が格納されている。
そして、この構成例では、第2画像形成装置122、第3画像形成装置123の各々は、第1画像形成装置121から、第1画像形成装置121が1階に設置されているという情報と、第1画像形成装置121にて得られた気圧値を取得する。
【0078】
そして、第2画像形成装置122、第3画像形成装置123は、自身の気圧計PMで得た気圧値と、第1画像形成装置121から得た気圧値とに基づき、自身の設置階を把握する。
この例では、第2画像形成装置122は、自身の設置階が2階であると把握し、第3画像形成装置123は、自身の設置階が3階であると把握する。
【0079】
さらに、第2画像形成装置122は、第1画像形成装置121と同様に、第2画像形成装置122が設置されている階と同じ階に位置するセンサSを管理テーブルに登録する。
具体的には、第2画像形成装置122は、自身が有する気圧計PMで得た気圧値と、各センサSにて得られた気圧値とを比較し、自身の設置階と同じ階に設置されているセンサSを把握する。そして、このセンサSについての情報のみを、自身の管理テーブルに登録する。
【0080】
この例では、第2画像形成装置122は、第2センサ342、第3センサ343を、自身の設置階と同じ階に設置されているセンサSであると把握し、第2画像形成装置122の管理テーブルには、第2センサ342、第3センサ343についての情報が登録される。
【0081】
また、第3画像形成装置123でも同様であり、第3画像形成装置123は、第3画像形成装置123が設置されている階と同じ階に位置する第4センサ344を、自身の管理テーブルに登録する。
具体的には、第3画像形成装置123は、自身が有する気圧計PMで得た気圧値と、各センサSにて得られた気圧値とを比較し、自身の設置階と同じ階に設置されているセンサSを把握する。そして、このセンサSについての情報を、自身の管理テーブルに登録する。
【0082】
具体的には、第3画像形成装置123は、第4センサ344を、自身の設置階と同じ階に設置されているセンサSであると把握し、第3画像形成装置123の管理テーブルには、第4センサ344についての情報が登録される。
【0083】
ここで、
図9にて示した構成例では、基準となる画像形成装置100(本例では、第1画像形成装置121)を定め、この基準となる画像形成装置100に、自身の設置階についての情報を登録しておく。
他の画像形成装置100は、基準となる画像形成装置100から、この画像形成装置100の設置階についての情報と気圧値とを取得する。そして、この他の画像形成装置100は、自身の気圧値と、基準となる画像形成装置100から取得した気圧値と、基準となる画像形成装置100の設置階とに基づき、自身が何階に設置されているかを把握する。
【0084】
さらに説明すると、この構成例では、画像形成装置100およびセンサSの各々は、気圧計PMを備え、気圧値を取得する。
そして、この構成例では、画像形成装置100にて得られた気圧値と、センサSにて得られた気圧値とが近ければ、この画像形成装置100とこのセンサSとが同じ階に設置されていると判定し、この画像形成装置100の管理テーブルに、このセンサSについての情報を登録する。
【0085】
一方、画像形成装置100にて得られた気圧値とセンサSにて得られた気圧値との差が大きければ、この画像形成装置100とこのセンサSとは異なる階に設置されていると判定する。この場合、このセンサSについての情報は、他の階に設置されている画像形成装置100の管理テーブルに登録される。
【0086】
ここで、画像形成装置100は、複数台設置される場合がある。具体的には、
図9に示したように、設置階が異なる居室の各々に画像形成装置100が設置されたり、一つの居室に、複数台の画像形成装置100が設置されたりする。
【0087】
このように複数台の画像形成装置100が設置される場合は、画像形成装置100間で互いに通信を行って、各画像形成装置100の管理下にあるセンサSが重複しないようにすることが好ましい。
言い換えると、1つのセンサSが複数の画像形成装置100に登録されないようにすることが好ましい。
【0088】
ここで、複数台の画像形成装置100が設置されている場合において、1つのセンサSからの電波(信号)が、複数の画像形成装置100にて受信されてしまう場合(1つのセンサSが、複数の画像形成装置100により管理される可能性がある場合)は、例えば、電波をより強く受信している一方の画像形成装置100が優先してこのセンサSを管理する。その理由は、電波が強い方が、通信が途切れる可能性が低いためである。
【0089】
ここで、センサSを管理する上記一方の画像形成装置100の決定は、例えば、画像形成装置100の各々にて受信された電波の強度を、他の画像形成装置100に送信し、各画像形成装置100にて、電波の強度を比較することで行う。
より具体的には、画像形成装置100の各々は、自身が受信した電波の強度と、他の画像形成装置100から送信されてきた電波の強度とを比較し、自身が得た電波の強度が最も大きい場合には、自身がセンサSの管理を行う。
これに対し、自身が得た電波の強度が最も大きくない場合には、他の画像形成装置100にて受信された電波の強度の方が大きくなっており、この場合は、この他の画像形成装置100にて、センサSの管理が行われる。
【0090】
さらに説明すると、画像形成装置100の各々は、送受信手段として機能する通信部110(
図2参照)を有し、自身が受信した電波の強度(自身が取得したセンサSについての情報)を、他の画像形成装置100に送信する。
また、画像形成装置100の各々は、他の画像形成装置100が受信した電波の強度(他の画像形成装置100が取得したセンサSについての情報)を、この他の画像形成装置100から受信する。
そして、画像形成装置100の各々は、自身が得た電波の強度が最も大きいか否かを判断し、大きい場合には、自身が、この電波の発信を行ったセンサSの管理を行う。
【0091】
(その他)
画像形成装置100およびセンサSの各々は、複数のインタフェースを有する場合があり、このような場合は、使用するインタフェースを切り替えてもよい。なお、インタフェースの切り替えは、例えば、画像形成装置100からセンサSに対して、使用するインタフェースを切り替える旨の信号を送ることにより行う。
また、画像形成装置100を、クラウドや外部サーバに接続して、センサSからの情報を、画像形成装置100を介して、クラウドや外部サーバに出力してもよい。また、クラウドや外部サーバにて、各センサSの出力を監視し、クラウドや外部サーバにて、居室の管理を行ってもよい。