(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記先端チップは、基端側に、少なくとも二股に分岐し前記外筒の内径よりも大きく拡がった形状に形成される拡大径部を有し、該拡大径部が前記外筒の内径と略同じ径にすぼまった状態で前記外筒の先端側の端部に挿入される請求項1に記載のステントデリバリーシステム。
前記先端チップは、前記拡大径部のうち前記外筒の外径と略同じ外径を備える部分が前記外筒の先端側に連続するように該外筒の外側に配置される請求項2に記載のステントデリバリーシステム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。尚、本明細書においては、ステントデリバリーシステムの手元側を基端側とし、図においてはY方向を示す。また、ステントデリバリーシステムの手元側とは反対側を先端側とし、図においてはX方向を示す。
【0015】
<第1実施形態>
図1A〜
図1Cは、本発明の第1実施形態におけるステントデリバリーシステムを用いてステントを留置する際の先端チップの状態を示す模式図である。
図1Aに示すように、ステントデリバリーシステム1Aは、ステント10Aと、外筒20と、ガイドワイヤ誘導管30と、押し子40Aと、先端チップ50と、を備える。
【0016】
ステントデリバリーシステム1Aは、先端から基端まで1m〜2mの長さを有し、外筒20、ガイドワイヤ誘導管30は、ステントデリバリーシステム1Aの長さに対応した長さを有する。
【0017】
ステント10Aとしては、金属製や樹脂製のステントのうちいずれのステントでも好適に用いられるが、本実施形態においては、自己拡張機能を備える金属ステントを用いた。金属ステントの材料としては、超弾性を示すチタン−ニッケル合金等が好適に用いられる。
【0018】
外筒20は、先端側(X方向側)の内側にステント10Aを収納する。外筒20の内径は、ステント10Aを径方向に収縮(縮径)状態にして収納できればよく、例えば、2.8mm〜3.2mmであることが好ましい。外筒20は、内部に金属ブレードが編み込まれたナイロンにより形成されており、ステント10Aと接する最内層は、摺動性をよくするために一例としてPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)が用いられる。
【0019】
ガイドワイヤ誘導管30は、後述するガイドワイヤ60を挿通可能な貫通孔が先端から基端まで形成されている。ガイドワイヤ誘導管30は、外筒20の内部に進退可能に配置できれば、その材質や内外径はどのようなものでも適宜利用可能であるが、本実施形態では一例として外径1.1mm、内径1.0mm、材質はPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)樹脂のものを用いた。また、ガイドワイヤ誘導管30の先端側(X方向側)は、後述の先端チップ50の基端側(Y方向側)に当接するよう配置される。
【0020】
押し子40Aは、外筒20の内径に対応する径を備える円板形状に形成され、中央部にガイドワイヤ誘導管30が挿通される貫通孔が形成されている。押し子40Aは、ステント10Aを外筒20から押し出し可能とするため、ガイドワイヤ誘導管30の先端側に取り付けられる。また、押し子40Aの先端側(X方向側)はステント10Aの基端側(Y方向側)に当接するよう配置される。
ガイドワイヤ誘導管30を外筒20に対して先端側に移動させることで、ガイドワイヤ誘導管30の先端側に取り付けられた押し子40Aも先端側に移動して、ステント10Aを外筒20から押し出すことができる。
押し子40Aの材料としては、摺動性がよく、ある程度の硬度があればよいので、例えば、ナイロン、ポリカーボネイト、ポリエーテルエーテルケトン等の樹脂部材、また、アルミニウム、SUS等の金属部材を用いることができる。本実施形態では、ナイロンを用いている。
【0021】
先端チップ50は、
図2Aに示すように先端に向かうほど外径が小さくなるテーパー形状を有し、基端側には少なくとも二股に分岐して外筒20の内径よりも大きく拡がった形状に形成される拡大径部51が形成される。本実施形態においては、
図2Bに示すように、先端チップ50は、基端側が二股形状となるように円錐が角錐台により切り抜かれた略円錐形状を備える。尚、拡大径部51の最大径は、先端チップ50を回収しやすくするため、ステント10Aの拡径後の径よりも小さく形成すればよい。
また、先端チップ50には、ガイドワイヤ誘導管30の外径よりも小さく、後述のガイドワイヤ60の外径よりも大きい径の貫通孔が形成されており、ガイドワイヤ誘導管30が挿通不可能かつガイドワイヤ60が挿通可能な構成となっている。
【0022】
先端チップ50を構成する材料としては、生体適合性を備え、柔軟性を有する弾性部材が用いられ、詳しくはポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマーが好適に用いられる。本実施形態では、ポリスチレン系エラストマーのアーネストン(登録商標)のCJ001Nを用いた。
【0023】
先端チップ50は、
図1Aに示すように、拡大径部51が外筒20の内径と略同じ径にすぼめられた状態で外筒20の先端側の端部に挿入され、外筒20の先端を塞ぐように外筒20に着脱可能に取り付けられる。先端チップ50は、柔軟性及び弾性を有するので、拡大径部51において外筒20の内壁により支持される。
また、先端チップ50は、拡大径部51のうち外筒20の外径と略同じ外径を備える部分が外筒20の先端に連続する(隣り合う)ように外筒20の外側に配置されるので、外筒20の先端と先端チップ50との間で、外筒20の肉厚分の段差を生じにくくすることができる。
【0024】
ガイドワイヤ60は、ステントデリバリーシステム1Aが体内に挿入されるのを案内する。ステント10Aを留置する部位までガイドワイヤ60を到達させた後に、外筒20の先端に先端チップ50が取り付けられた状態で、ステントデリバリーシステム1Aを体内に進入させることで、ステント10Aを目的部位まで運ぶことができる。
【0025】
続いて、
図1A〜
図1Cを参照して、ステントデリバリーシステム1Aを用いて、ステント10Aを生体内の狭窄部Nに留置する方法について説明する。
【0026】
ステント10Aを外筒20の内部に収納したステントデリバリーシステム1Aは、図示しない内視鏡の鉗子口に挿入される。続いて、
図1Aに示すように、ステントデリバリーシステム1Aは、先端チップ50が外筒20の先端に取り付けられた状態で、先端側が狭窄部Nの近傍に位置するように配置される。
【0027】
続いて、
図1Aの状態から、ガイドワイヤ誘導管30を固定した状態で外筒20を基端側(Y方向側)に移動させる、即ち、後退させることによって、
図1Bに示すように、ガイドワイヤ誘導管30により相対的に先端側に押されて、先端チップ50は外筒20から取り外され、拡大径部51がすぼまった状態から開いた状態になる。
【0028】
続いて、
図1Bの状態から、ガイドワイヤ誘導管30を固定した状態で更に外筒20を後退させることによって、
図1Cに示すように、ガイドワイヤ誘導管30に取り付けられた押し子40Aにより相対的に先端側に押されて、ステント10Aは外筒20から押し出されて狭窄部Nに留置される。自己拡張機能を有するステント10Aは狭窄部Nにおいて拡径し、再狭窄を防止する。
【0029】
第1実施形態に係るステントデリバリーシステム1Aによれば、以下の効果が奏される。
(1)第1実施形態では、先端側の内側にステント10Aを縮径した状態で収納可能な外筒20と、外筒20の内側に軸方向に進退可能に配置され、ガイドワイヤ60が挿通可能なガイドワイヤ誘導管30と、先端に向かうほど外径が小さくなるテーパー形状を有し、柔軟性を有する弾性部材により構成され、外筒20の先端を塞ぐように外筒20に着脱可能に取り付けられる先端チップ50と、を備え、先端チップ50は、ガイドワイヤ誘導管30が挿通不可能かつガイドワイヤ60が挿通可能に形成された貫通孔を有するものとした。これにより、ステント10Aの留置を開始するまでは、先端チップ50は外筒20の先端に取り付けられた状態が保たれる。ステント10Aを狭窄部Nに留置するために、外筒20をガイドワイヤ誘導管30に対して後退させると、ガイドワイヤ誘導管30の先端で先端チップ50が相対的に先端側に押されて外筒20から外れるので、ガイドワイヤ誘導管30と先端チップ50とを接着しなくても、簡易な構成で先端チップ50を外筒20に取り付けることができる。
【0030】
(2)第1実施形態では、先端チップ50は、基端側に、少なくとも二股に分岐し外筒20の内径よりも大きく拡がった形状に形成される拡大径部51を有し、拡大径部51が外筒20の内径と略同じ径にすぼまった状態で外筒20の先端側の端部に挿入されるものとした。これにより、先端チップ50の拡大径部51は、外筒20の内壁により支持され、先端チップ50は、外筒20に着脱可能に取り付けられる。
【0031】
(3)第1実施形態では、先端チップ50は、拡大径部51のうち外筒20の外径と略同じ外径を備える部分が外筒20の先端に連続するように外筒20の外側に配置されるものとした。これにより、外筒20の先端と先端チップ50との間で、外筒20の肉厚分の段差を生じにくくすることができるので、ステントデリバリーシステム1Aをガイドワイヤ60に沿って生体内に挿入する際に、生体内を傷つけにくく、また、狭窄部Nにおいて挿入抵抗を小さくすることができる。
【0032】
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態においては、ステントとして自己拡張型ではないステントを用いている点、外筒とガイドワイヤ誘導管との間に更に内筒を備える点で第1実施形態と異なる。第1実施形態と同様の構成については、同様の符号を付して説明を省略する。
【0033】
図3A及び3Bは、本実施形態において用いられるステント10Bの斜視図である。
図4A〜4Dは、ステント10Bの拡径機構の動作を示す図である。
図5A〜5Cはステント10Bを狭窄部に留置する方法について説明するための模式図である。
【0034】
まず、ステントデリバリーシステム1Bにおいて用いられるステント10Bの構成について、
図3A及び3Bを参照して説明する。
図3A及び3Bに示すように、ステント10Bは、ステント本体部110と、拡径機構120と、を備える。
【0035】
ステント本体部110は、生分解性の繊維素材111によって円筒状に形成される。より詳しくは、ステント本体部110は、複数本の繊維素材111で網目状に編み込まれ、外周に繊維素材111によって形成されかつ規則正しく配列される菱形の空孔を多数有する。
【0036】
生分解性の繊維素材111としては、例えば、L−乳酸、D−乳酸、DL−乳酸、ε−カプロラクトン、γ−ブチロラクトン、δ―バレロラクトン、グリコール酸、トリメチレンカーボネート、パラジオキサノン等のモノマーから合成されるホモポリマー、コポリマー、及びそれらのブレンドポリマーが挙げられる。
繊維素材111は、モノフィラメント糸であってもよいし、マルチフィラメント糸であってもよい。また、繊維素材111は、撚りをかけていてもよいし、かけていなくてもよい。
【0037】
繊維素材111の直径は、0.05〜0.7mmであることが好ましい。繊維素材111の直径が0.05mm未満であると、ステント10Bの強度が低下する傾向にある。繊維素材111の直径が0.7mmを超えると、外筒20Bにステント10Bを収納し難くなる傾向にある。繊維素材111の直径の上限は、内径がより細い外筒のデリバリーシステムに収納する観点から、0.4mmであることがより好ましく、0.3mmであることが更に好ましい。繊維素材111の直径の下限は、高い強度を維持する観点から、0.2mmであることがより好ましい。
【0038】
拡径機構120は、第1の係合部材としての環状部材121と、第2の係合部材としての係止部材122と、紐状部材123と、を備える。繊維素材111は、合成樹脂等で構成されるため金属製のステントに比較して、ステントとして強度が十分でない場合がある。そこで、拡径機構120を用いて、軸方向にステントを短縮することにより密度を高め、強度を持たせることが好ましい。
【0039】
環状部材121は、ステント本体部110の先端側(X方向側)の端部に設けられる。環状部材121は、合成樹脂繊維により構成され、合成樹脂繊維の両端部がステント本体部110を構成する繊維素材111に結び付けられることで環状に形成される。尚、環状部材121を構成する合成樹脂繊維は、ステント本体部110を構成する繊維素材111と同様の素材であってもよいし、異なっていてもよい。
【0040】
係止部材122は、ステント本体部110の基端側(Y方向側)の端部に配置され、環状部材121と係合して環状部材121を係止可能に構成される。本実施形態では、
図5Aに示すように、係止部材122は、ステント本体部110を構成する繊維素材111がループ状に形成されることにより構成される。係止部材122は、繊維素材111以外の合成樹脂繊維によって形成されていてもよい。
【0041】
紐状部材123は、第1の係合部材(環状部材)121とガイドワイヤ誘導管30とを接続する。具体的には、紐状部材123の一端は、第2の係合部材(係止部材)122に接続され、ステント本体部110の先端側(X方向側)に延びて、環状部材121に挿通されて、他端がステント本体部110の基端側(Y方向側)延びて、ガイドワイヤ誘導管30と接続される。
【0042】
尚、紐状部材123が接続された係止部材122の基端部は、結び付けられた紐状部材123の一端がステント本体部110側(X方向側)に移動しないように、繊維素材111の交差部分を固定しておくことが好ましい。
【0043】
上述の拡径機構120は、ステント本体部110の周方向に等間隔で複数配置される。本実施形態では、
図3A及び3Bに示すように、拡径機構120は、2つ配置される。
【0044】
以上の拡径機構120によれば、ステント本体部110が縮径した状態において、紐状部材123をステント本体部110の基端側(Y方向側)に引っ張ることにより、環状部材121と係止部材122とが近接する方向に移動すると共に環状部材121と係止部材122とが係合してステント本体部110を拡径した状態に維持する。
【0045】
次に、拡径機構120の動作につき、
図4A〜4Dを参照しながら説明する。
【0046】
ステント10Bは、紐状部材123の他端側がステント本体部110の基端側(Y方向側)に引かれると、紐状部材123が挿通された環状部材121が紐状部材123によりステント本体部110の基端側に引っ張られることで、環状部材121と係止部材122とが近接する方向に移動する。
【0047】
次いで、紐状部材123をステント本体部110の基端側(Y方向)に更に引くと、
図4Cに示すように、環状部材121は、ループ状に形成された係止部材122を乗り越える。係止部材122を乗り越えた環状部材121は、ステント本体部110の復元力(軸方向に伸びようとする力)により先端側(X方向)に引っ張られて係止部材122に係止される。これにより、ステント本体部110は拡径した状態が維持される。
【0048】
図5A〜5Cを参照して、本実施形態におけるステントデリバリーシステム1Bについて説明する。ステントデリバリーシステム1Bは、上述のステント10Bと、外筒20と、ガイドワイヤ誘導管30と、内筒40Bと、先端チップ50と、を備える。
【0049】
内筒40Bは、外筒20の内側に軸方向に進退可能に配置される。内筒40Bの先端部(X方向の端部)は、ステント10Bの基端側(Y方向側)に配置され、外筒20に対して内筒40Bを先端側に移動(進行)させることで、ステント10Bを外筒20から押し出し可能である。また、内筒40Bの内側には、ガイドワイヤ誘導管30が軸方向に進退可能に配置される。
内筒40Bは、外筒20に収納可能とするため、外径が外筒20の内径よりも小さく、また、ガイドワイヤ誘導管30を収納可能とするため、内径がガイドワイヤ誘導管30の外径よりも大きく構成される。また、内筒40Bとしては、可撓性を有する合成樹脂の中でも、外筒20及びガイドワイヤ誘導管30と接触した際の抵抗の小さい材料が用いられる。
【0050】
続いて、
図5A〜5Cを参照して、ステントデリバリーシステム1Bを用いて、ステント10Bを生体内の狭窄部Nに留置する方法について説明する。
【0051】
ステント10Bを外筒20の内部に収納したステントデリバリーシステム1Bは、図示しない内視鏡の鉗子口に挿入される。続いて、
図5Aに示すように、ステントデリバリーシステム1Bは、先端チップ50が外筒20の先端に取り付けられた状態で、先端側が狭窄部Nの近傍に位置するように配置される。
【0052】
続いて、
図5Aの状態から、ガイドワイヤ誘導管30及び内筒40Bを固定した状態で、外筒20を基端側(Y方向側)に移動させる、即ち、相対的に後退させることによって、
図5Bに示すように、先端チップ50は、ガイドワイヤ誘導管30により相対的に先端側に押されて外筒20から取り外され、拡大径部51がすぼまった状態から開いた状態になる。ステント10Bは、その先端側の一部が外筒20から露出した状態となる。
【0053】
続いて、
図5Bの状態から、外筒20を固定した状態で、ガイドワイヤ誘導管30を後退させると共に、内筒40Bを先端側(X方向側)に移動させる、即ち、内筒40Bを進行させる。すると、
図5Cに示すように、ステント10Bが内筒40Bにより先端側に押し出されると共に、ガイドワイヤ誘導管30がステント10Bの内部まで基端側に引き込まれ、ガイドワイヤ誘導管30に接続された紐状部材123が基端側に引かれて、ステント10Bは拡径し、拡径機構120により拡径状態が維持される。このようにしてステントデリバリーシステム1Bにより、ステント10Bを留置することができる。拡径機構120により拡径され、十分な強度を有するステント10Bは、狭窄部Nが再狭窄することを防止することができる。また、ステント10Bが狭窄部Nに留置された後は、所定の箇所において紐状部材123は切断され、ステントデリバリーシステム1Bは体外に取り出される。
【0054】
第2実施形態に係るステントデリバリーシステム1Bによれば、上述の(1)〜(3)の効果に加え、以下のような効果が奏される。
(4)第2実施形態では、拡径機構120を備えるステント10Bを生体内に留置するステントデリバリーシステム1Bは、外筒20と、第1の係合部材121とガイドワイヤ誘導管30とを接続する紐状部材123と、ステント10Bを押し出す内筒40Bと、先端チップ50と、を備え、先端チップ50は、ガイドワイヤ誘導管30が挿通不可能かつガイドワイヤ60が挿通可能に形成された貫通孔を有するものとした。これにより、ステント10Bを留置する際に、ガイドワイヤ誘導管30をステント10Bの内部まで基端側に引き込む必要があるが、ガイドワイヤ誘導管30と先端チップ50とは接着されていないので、先端チップ50に干渉されることなくガイドワイヤ誘導管30を基端側に引くことができ、ステント10Bを留置することができる。
【0055】
以上、本発明のステントデリバリーシステムの好ましい各実施形態につき説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、上述の実施形態においては、先端チップが基端側において二股に分かれる形状を備える構成を一例として示したがこれに限らない。先端チップは、外筒の先端に着脱可能に取り付けられる構成であればどのようなものでもよく、例えば、基端側が三股や四股に分かれる形状を備えていてもよい。
【0056】
また、第1実施形態においては、ステント10Aとして自己拡張型の金属ステントを用いたが、これに限らず、自己拡張型ではないバルーン拡張型の金属ステントや合成樹脂により形成されたステントを用いてもよい。
【0057】
また、第2実施形態では、ステントとして、生分解性の繊維により構成した生分解性ステントを用いたがこれに限らない。即ち、生分解性を有さない合成樹脂繊維を用いてステントを構成してもよく、また、形状記憶合金ではない、即ち、自己拡張能力を有さない金属製ステントに適用することも可能である。
【0058】
また、第2実施形態では、第1の係合部材として環状部材を、第2の係合部材として係止部材を一例として示したが、これに限らない。第1の係合部材と第2の係合部材とが係合可能な構成であれば、どのようなものでも適用可能である。