(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数の光源は、互いに直列に配置され、前記マイクロユニットの前記方向に平行なラインに沿って、前記回路基板上に直線状に配置される、請求項3に記載の発光装置。
前記複数の光源は、少なくとも2つの組に分割され、同じ組の前記複数の光源の半値角は、同じであり、1つの組における前記複数の光源の半値角は、別の組における前記複数の光源の半値角とは異なる、請求項4に記載の発光装置。
前記複数の光源は、少なくとも2つの組に分割され、前記複数の光源それぞれの半値角は、同じであり、光源が位置する前記回路基板の前記表面の一部分の高さは、前記光源の両隣に配置される隣り合う光源が位置する前記回路基板の前記表面の別の部分の高さとは異なる、請求項4に記載の発光装置。
前記複数の光源は、互いに直列に配置され、前記マイクロユニットの前記方向に平行ではないラインに沿って、前記回路基板上に直線状に配置される、請求項3に記載の発光装置。
前記複数の光源は、少なくとも2つの組に分割され、各組の前記複数の光源は、互いに直列に接続され、前記マイクロユニットの前記方向に平行ではないラインに沿って、前記回路基板上に直線状に配置される、請求項3に記載の発光装置。
前記複数の光源は、3つの組に分割され、中央に配置される光源の前記組が位置する前記回路基板の前記表面の一部分は、両隣の前記2つの組の光源が位置する、前記回路基板の前記表面の別の部分より低い、請求項9に記載の発光装置。
前記複数の光源は、発光ダイオードであり、前記発光ダイオードは、コロイドで作成され、前記コロイドの湿度および酸素透過性は、予め定められた値より低い、請求項1から15の何れか一項に記載の発光装置。
前記複数の光源は、発光ダイオードであり、前記発光ダイオードは、基盤材料および蛍光材料を含む蛍光層で覆われ、前記基盤材料は、セラミック材料または樹脂材料で作成される、請求項1から15の何れか一項に記載の発光装置。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】従来技術におけるLED光源の光学的パターンの概略図である。
【0012】
【
図2A】本発明のある実施形態に係る発光装置の構造図である。
【0013】
【
図2B】本発明のある実施形態に係る光学的パターンの概略図である。
【0014】
【
図3A】本発明のある実施形態に係る光学的パターンの概略図である。
【0015】
【
図3B】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0016】
【
図3C】本発明のある実施形態に係る更に別の光学的パターンの概略図である。
【0017】
【
図4A】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0018】
【
図4B】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0019】
【
図4C】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0020】
【
図4D】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0021】
【
図5】本発明のある実施形態に係る光学素子の概略図である。
【0022】
【
図6】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0023】
【
図7】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0024】
【
図8A】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0025】
【
図8B】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0026】
【
図8C】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0027】
【
図9A】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0028】
【
図9B】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0029】
【
図10A】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0030】
【
図10B】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0031】
【
図11】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0032】
【
図12】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0033】
【
図13】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0034】
【
図14】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0035】
【
図15】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0036】
【
図16】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0037】
【
図17】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0038】
【
図18】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0039】
【
図19】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0040】
【
図20】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0041】
【
図21A】本発明のある実施形態に係るマイクロユニット配置の概略図である。
【0042】
【
図21B】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0043】
【
図21C】本発明のある実施形態に係る別の光学的パターンの概略図である。
【0044】
【
図21D】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0045】
【
図22】本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
【0046】
【
図23A】本発明のある実施形態に係る、回路基板上のLED配置の概略図である。
【0047】
【
図23B】本発明のある実施形態に係る基板の概略図である。
【0048】
【
図23C】本発明のある実施形態に係るフレキシブル回路基板の概略図である。
【0049】
【
図23D】本発明のある実施形態に係る、回路基板上のLED配置の概略図である。
【0050】
【
図23E】本発明のある実施形態に係る、回路基板上のLED配置の概略図である。
【0051】
【
図24】本発明のある実施形態に係る制御回路の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
下記の添付図面を参照しながら、本発明の幾つかの実装を詳細に示す。以下の実施形態および以下の実施形態における特徴は、矛盾なく互いに組み合わせることができる。
【0053】
背景技術で説明した通り、関連技術において、LED光源で生成される光学的パターンは、概して円形のハローパターンである。故に、LED光源を用いるテールランプは、ユーザの実際の必要性に応じて多様な光学的パターンを提供することができない。本発明は、光源で生成される光と干渉する干渉素子を有する光学素子を使用して、より多様な光パターンを生成する。加えて、本発明は、回路基板上の複数の異なる光源配置方式も提供し、これにより、ユーザの求めるパターンを生成し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0054】
光学素子は、LED光源の上方に配置される。故に、LED光源から放射される光は、光学素子に到達し、起こり得る反射および散乱の後に、光学素子を通過し、最後に光学的パターンを形成する、すなわち、関連技術で説明した通り、光学素子の表面にハローパターンを形成する。本発明は、干渉素子を有する光学素子を使用して、上記のハローパターンをラインパターンに変更することを目的としている。この配置により、複数の光源から放射される光は、反射および散乱を受けるだけでなく、干渉素子における光の干渉も受ける。従って、上記のハローパターンは、この干渉により、ストライプのラインパターンに変更することができる。
【0055】
本発明が提供する発光装置については、以下で詳細に説明する。
【0056】
図2Aは、本発明のある実施形態に係る発光装置の構造図である。
図2Aに示す通り、発光装置100は、回路基板101と、複数の光源102と、光学素子103とを含む。
【0057】
特定の配置方式において、複数の光源102は、光学素子103を照らすために、回路基板101上に配置される。ここでの光源は、照らす役割を果たせる任意の装置であってよい。概して、光源はLED光源であってよい。以下の実施形態は、LED光源を例に取って示すが、これに限定されることはない。オプションとして、ここではLEDとして、半値角60度という特徴を持つランバート光源を選択することができる。ここでの半値角は、3dBビーム幅またはビーム半値幅とも呼ばれ、最大照射方向に対する電力流束密度が、その電力パターンで主ローブの最大照射方向を含むある面において、半分(または3dBの最大値未満)に減少する2点の間の角度を指す。
【0058】
光学素子103は、複数の光源102の上方に配置される。構造という観点からすれば、光学素子103は、透光性素子1031および干渉素子1032を含む。干渉素子1032は、透光性素子1031上に配置されて、光源102のそれぞれから放射される光に、第1の偏光方向における干渉を相殺すること、第2の偏光方向における干渉を強化すること、次いで透光性素子1031を通して放射することをさせるために、使用される。光学素子は高い透光性を有する。任意の実施形態として、透光性素子1031は、透光性基板および光学的透光性層を含んでよく、上記の干渉素子1032は、光学的透光性層の上に実質的に配置されてよく、光学的透光性層の材料は、透光性基板の材料と同じであってよい。更に、光学的透光性層および透光性基板は、一体的に形成されてよく、さもなければ、透光性基板の上に光学的透光性層が形成された後、光学的透光性層の上に干渉素子1032が形成される。オプションとして、光学的透光性層上の干渉素子は、鋳型製造、サンドブラスト、化学エッチング、エンボス加工またはレーザエッチングなどによって形成されてよい。光学素子の主材料は、UVポリカーボネート、ポリエステル、アクリルおよびUVTアクリルで形成されてよい。
【0059】
本発明に係る光学素子は、光源から放射される光の干渉現象を生成して、特定の非対称的な光学的パターンを形成することができる。干渉現象は、光学素子上の干渉素子により主に実現される。オプションとして、上記干渉素子はパターン化することができる。パターン化された干渉素子は、光源から放射される光と干渉して、特定の非対称的な光学的パターンを生成することができると同時に、例えば、80%を超える光透過率を維持する。強め合う干渉および弱め合う干渉の両方の特性を有する干渉素子は、光源から放射される光と干渉する。その結果、複数の光源から放射される光は、弱め合う干渉を受けながら第1の偏光方向(X軸方向)における干渉を相殺し、強め合う干渉を受けながら第2の偏光方向(Y軸方向)における干渉を強化する。従って、ハローパターンは、このようにラインパターンへと変更することができる。以下では、干渉の過程についてより明確に説明すべく、
図1を参照しながらそれを示す。
図1を見て分かる通り、ハローパターンは、2つの領域、すなわち外縁の暗領域と中心の明領域とに分割することができる。干渉素子を通過した後、光源から放射された光は、異なる方向において、弱め合う干渉および強め合う干渉を受ける。故に、X軸方向の光は、X軸方向における光学的パターン領域を減少させる、弱め合う干渉を受け、Y軸方向の光は、Y軸方向における光学的パターン領域を増大させる、強め合う干渉を受ける。このように、X軸方向におけるハローパターン領域が消失する一方で、Y軸方向におけるハローパターン領域が増大する。最後に、細長い光学的パターン効果を呈する、
図2Bに示すようなラインパターンが形成される。ハローパターンの明領域および暗領域に対応して、
図2Bに示すようなラインパターンでは、中心が明領域であり、両端が暗領域である。すなわち、光学的パターンの暗領域は、主に細長い光学的パターンの両端に分布し、光学的パターンの明領域は、細長い光学的パターンの中心に分布する。本発明において使用される光素子で形成される光学的パターンは、上記の形状に限定されないことに留意すべきである。暗領域および明領域の割合および位置は、特定の設計上の必要性に応じた干渉素子の幾何学的形状および方向を調整することにより実現することができる。例えば、適切な干渉素子により、暗領域と明領域との間に違いがない光学的パターンを取得することができる。
【0060】
オプションとして、上記パターンの干渉素子は、複数のマイクロユニットを含むことができ、それらは、規則的に配置されても不規則的に配置されてもよい。干渉素子は、等方的であっても、すなわち、マイクロユニットの配置方向が同じであってもよいし、異方的であっても、すなわち、マイクロユニットの配置方向が異なっていてもよい。マイクロユニットの幾何学的形状は、三角形、正方形、長方形、六角形、円錐、楕円、立体波形、または他の多角形をベースにしたものであってよいが、本明細書で限定されることはない。マイクロユニットは、表面から延びる凸面であってもよいし、表面に入り込んだ凹面であってもよい。これらのマイクロユニットを互いに近接して配置してもよいし、必要性に応じて、マイクロユニット間の間隔密度を調整してもよい。マイクロユニットは、凹凸表面の最も低い点と最も高い点との間の距離が500マイクロメートル以下である、凹凸表面に配置することができる。その距離は、好ましくは100マイクロメートル、より好ましくは30マイクロメートルである。凹凸表面の凹凸の深さが小さいほど、より多くのマイクロユニットを配置することができ、その結果、干渉効果を増大させることができる。
【0061】
上記の通り、実現可能な実装方式では、鋳型製造、サンドブラスト、化学エッチング、エンボス加工またはレーザエッチングなどによって干渉素子が形成される。従って、製造中の最後に形成されるラインパターンの長さおよび幅は、マイクロユニットの製造角度を調整することにより調整することができる。実際のところ、ラインパターンの形状の厳密な制御は、マイクロユニットの製造角度を厳密に計算することにより実現することができる。例えば、
図3Aから
図3Cには、様々な製造角度での様々な光学的パターンを示す。製造角度は、X軸方向における第1のひねり角度と、Y軸方向における第2のひねり角度とを含むことができる。
図3Aでは、第1のひねり角度が1度、第2のひねり角度が60度である。一方、
図3Bでは、第1のひねり角度が5度、第2のひねり角度が30度である。第1のひねり角度が大きいほど、X軸方向における弱め合う干渉の効果が乏しくなり、それにより、X軸方向のラインパターンが広くなることは明らかである。このことは、
図3Cでより明らかにすることができる。ここでは、第2のひねり角度のみが30度であり、第1のひねり角度は0度である。故に、光源から放射される光は、X軸方向において弱め合う干渉を受けず、最終的に形成される光学的パターンは、むしろ不鮮明なハローパターンに近い。
【0062】
加えて、光源のそれぞれから放射される光は、光学素子103上に独立した細長い光学的パターンを形成し、独立した光学的パターンの暗領域または明領域は、互いに接続していても、重複していてもよく、その結果、最終的に形成される光学的パターンは、均一な光強度を呈することができる。従って、複数の光源102間の距離は、特に限定されない。
図2Bに示すような細長い形状の光学的パターンが形成される場合は、
図4Aに示す通り、複数の光源102から放射される元の光の明領域または暗領域が重複することも、互いに重複することもない。明領域および暗領域が互いに重複しない場合は、均一な光学的パターンを実現できる光学素子を選択してよい。従って、独立した光源のそれぞれが光学素子103を通過した後、光学素子103の表面には、細長い光学的パターンそれぞれのエンドツーエンド接続が現れてよい。故に、
図4Bに示す通り、連続した細長い光学的パターンが形成され、連続した細長い光学的パターンの領域それぞれの光強度は、実質的に同じである。オプションとして、暗領域および明領域をもたらす光学素子を選択した場合は、
図4Cに示す配置方式の通り、光源102から放射される光が互いに重複してよい。重複領域は、例えば、5%から80%であってよく、特定値は、実際の必要性に応じて決定することができる。従って、形成される光学的パターンを
図4Dに示すことができる。連続した細長い光学的パターンの中心部の明領域は、光源の数を増やすことにより、拡張することができる。一方、暗領域は依然として光学的パターンの2つの端にのみ分布する。
【0063】
加えて、
図4Bおよび
図4Dに示す通り、形成される光学的パターンは直線状である。勿論、オプションとして、光学素子103を屈曲させて、湾曲した光学的パターンを形成することについて検討することも可能であり得る。このとき、光学的パターンの光強度の均一性を維持すべく、ランバート光源を光源102として選択した場合は、各光源から放射される光が5%から80%にわたって互いに重複する必要がある。
【0064】
オプションとして、上記の回路基板101は、フレキシブル回路基板と基板とを組み合わせることにより形成されてよい。回路基板と光学素子との間の距離を調整することにより、輝度の異なる光学的パターンを取得することができる。
【0065】
上記構成要素の光源の相対的な位置、サイズおよび数は単なる例示であって、これらに限定はされないこと、および、当業者は実際の必要性に応じて適切な変更を行ってよいことに留意すべきである。
【0066】
本発明の実施形態において提供する発光装置は、テールランプ設計、ブレーキランプ設計、ヘッドランプ設計または車両用室内照明などの様々な照明モジュールに使用することができ、これにより、より多様な光学的パターンを提供し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0067】
上記の通り、干渉素子を使用することにより、LEDから放射される光が干渉され、これにより、光学素子の表面に細長い光学的パターンを形成する。より立体的なパターンを取得すべく、本発明の別の代替的な解決策では、光学素子をある角度だけひねるように選択することができ、その結果、発光装置の頂部から見たときに、立体的な湾曲形状を有する光学的パターンが現れる。実際の適用においては、光学素子の曲率を変更することにより、更に異なる光学的パターンを取得できることが示されるべきである。光源に対向する光学素子の表面は、光源から離れる方向に湾曲させることができる。
図5を例に取ると、ここでは、湾曲した光学素子が発光装置の重要な部分として示されており、光学素子を湾曲させた後に、より立体的な光学的パターンを取得することができる。
図5に示す通り、光学素子の外面は弧状であり、その湾曲方向は、回路基板上に配置された光源から離れる方向に湾曲している。オプションとして、光学素子の断面501、すなわち、Y軸およびZ軸から成る面に平行な面は、長方形であってよく、一方、光学素子の断面502の上縁部は弧状である。光学素子の曲率は、実際の必要性に応じて変更することができ、これにより、様々な光学的パターンが取得されることが解る。
【0068】
加えて、
図5に示す光学素子は対照的な構造であること、従って、当該光学素子の外縁の弧度は等しく、外縁の断面502および断面503も等しいことに留意すべきである。しかしながら、実際には、外縁の弧度などを含む、光学素子の形状は、実際の必要性に応じて変更できることが解る。光学素子の形状は、単なる例示であって、これらに限定されることはない。
【0069】
上記の通り、湾曲した上記の光学素子の配置においては、異なる軸上にある光学素子の曲率および角度などの因子を考慮に入れることができる。曲率を使用して光学素子の外面の屈曲度を説明できる場合、すなわち、曲率が光学素子の外縁の弧状屈曲度を反映できる場合、デカルト座標では、
図5に示す通り、上記の異なる軸が、X軸、Y軸およびZ軸のことを指す。
【0070】
オプションとして、
図5に示すような湾曲した光学素子を使用して、複数のLEDを複数の組に分割することができる。ここでは、各組のLEDが一直線で互いに直列状態にあり、複数のLEDの組が互いに平行状態にある。LED上には、方向が同じマイクロユニットで作成される光学素子を使用する。光学素子を更に湾曲させて、湾曲した表面を形成する。従って、光学素子を適切に湾曲させることにより、異なる組のLEDから放射される光源が光学素子を通過するときに、方向が同じ複数の組の湾曲した光学的パターンが、光学素子の表面に形成されてよく、指向性の等しい異なる組の湾曲した光学的パターンが、2つの端のうちの一方の端において互いに接近または重複する。しかしながら、
図6に示す通り、光学的パターンは、湾曲した光学的パターンの中心で互いに分離する。
【0071】
本発明の実施形態において提供する発光装置は、テールランプ設計、ブレーキランプ設計、ヘッドランプ設計または車両用室内照明などの様々な照明モジュールに使用することができ、これにより、より多様な光学的パターンを提供し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0072】
本発明の実装では、LEDの設置時に以下の因子、すなわち、複数のLED間の距離、複数のLEDと回路基板との間の距離、複数のLEDの回路基板に対するひねり角度、および、複数のLEDの配置方向と、光学素子内の干渉素子にあるマイクロユニットの方向との間の角度を考慮に入れることができる。以下では、特定の実施形態を参照しながら、最終的に形成される光学的パターンに対する上記因子の特定の効果を示す。
【0073】
上記の通り、干渉素子は、方向が同じマイクロユニットまたは方向が異なるマイクロユニットで作成することができる。後者の場合では、干渉素子が少なくとも2つのタイプのマイクロユニットを含んでよく、ここで、各タイプのマイクロユニットの数は複数であり、同じタイプのマイクロユニットの方向は同じであり、異なるタイプのマイクロユニットの方向は異なる。干渉素子におけるマイクロユニットの指向性において、LEDの配置方式は重要である。干渉素子の異なる指向性に応じて、LEDの様々な配置方式を参照しながら、本発明の解決策を詳細に示す。
【0074】
1)干渉素子が、方向が同じマイクロユニットで構成されている場合。
【0075】
複数のLEDは、互いに直列状態にあってよく、マイクロユニットと同じ方向に沿って、回路基板上に直線状に配置することができる。この配置方式では、
図2Aに示す通り、複数のLEDが一直線に配置されて、最終的に光学素子の表面に直線状の光学的パターンを形成する。
【0076】
このとき、LEDの半値角を変更すること、または、LEDの設置面を変更することにより、均一性の度合いが異なる光学的パターン、すなわち、明暗を有する光学的パターンを取得することができる。
【0077】
実現可能な実装としては、複数のLEDを少なくとも2つの組に分割することができる。ここで、同じ組のLEDの半値角は同じであり、異なる組のLEDの半値角は異なり、LEDの半値角は、その両隣に配置される光源の半値角とは異なる。すなわち、半値角の異なるLEDは、間隔を置いて配置される。オプションとして、少なくとも2つの組のLEDにそれぞれ対応する、少なくとも2つの組の制御回路を、回路基板上に配置することができる。ここでは、LEDの組を駆動するために、各組の制御回路と各組のLEDとが電気的に接続される。
【0078】
図7は、本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
図7に示す通り、複数のLED102が回路基板101上に配置される。異なる組のLED102は、互いに直列状態にあってよく、異なる制御回路により制御されてよい。複数のLED102により最終的に形成される光は、光学素子103を通過した後、2つの異なる光学的パターンを生成することができる。第1の組のLED102は、半値角60度で光を放射することができ、第2の組のLED102は、半値角30度で光を放射することができ、第1の組および第2の組のLED102は、一直線に交互に配置される。従って、第1の組のLED102は、概して、連続的に点灯するよう第1の組の制御回路により制御され、その結果、光強度の均一な細長い光学的パターンが形成され得る。第2の組のLED102は、第2の組の回路により制御されて、特定の状況で点灯する。
図8Aには、本実施形態で最終的に形成されるLEDの光学的パターンを示す。本実施形態では、LED102が異なる半値角を有するため、第1の組および第2の組のLED102が同時に点灯すると、第1のLED102は、光強度の均一な第1の光学的パターン801を依然として形成することができるが、第2のLED102は、半値角がより小さいため、干渉素子による干渉後、第1の光学的パターン801上に第2の光学的パターン802を形成することができる。第2の光学的パターン802の光強度は、第1の光学的パターン801の光強度より強い。しかしながら、
図8Aに示す通り、第1の光学的パターン801の幅は、第2の光学的パターン802の幅と実質的に同じである。勿論、本発明における第1の光学的パターンおよび第2の光学的パターンの幅は、設計上の必要性に応じて変更することができる。例えば、第2の光学的パターンの幅は、
図8Bおよび
図8Cに示す通り、第1の光学的パターンの幅より広くても狭くてもよい。加えて、上記のそれぞれの光学的パターンの明領域と暗領域との間には違いがあってもよく、例えば、第1の光学的パターンは、光強度の均一な光学的パターンであってよく、第2の光学的パターンは、暗領域および明領域を有する光学的パターンであってよい。
【0079】
別の実現可能な実装としては、複数のLEDを少なくとも2つの組に分割することができる。ここで、それぞれのLEDの半値角は同じであり、それぞれのLEDが位置する回路基板の表面の高さは、その両隣に配置されるLEDが位置する回路基板の表面の高さとは異なる。すなわち、LEDは回路基板の異なる表面に間隔を置いて配置される。オプションとして、少なくとも2つの組の制御回路を回路基板上に配置することができる。少なくとも2つの組の制御回路は、少なくとも2つの組のLEDにそれぞれ対応し、LEDの組を駆動するために、各組の制御回路と各組のLEDとが電気的に接続される。
図8Aに示す通り、この配置方式では、特定の領域において光強度が強い光学的パターンを実現することもできる。
【0080】
図9Aは、本発明のある実施形態に係るLED配置の概略図である。
図9Aに示す通り、回路基板の立体構造により実現された回路基板101の上にLED102が配置されている。
図9Aに示す通り、同じ半値角を放射できる第1の組および第2の組のLED102が発光装置に配置されている。2つの組のLED102の駆動モードは、上記の実施形態における駆動モードと同じであるが、第1の組および第2の組のLED102は、互いが一直線に交互に配置することもできる。しかしながら、回路基板101は高さの異なる上面を有し、第1の組および第2の組のLED102は、高さの異なる回路基板101の表面に配置されている。例えば、連続的に駆動されて点灯する第1の組のLED102は、より低い回路基板101の表面に配置されるが、断続的に駆動される第2の組のLED102は、より高い回路基板101に配置することができる。従って、
図9Bに示す通り、回路基板上の立体構造により、前述の実施形態における光学的パターンと同じ効果を持つ同様の光学的パターンを実現することができる。回路基板101に高低段差設計が採用されている場合は、より高い回路基板101の表面に配置されるLED102が、より低い表面に位置するLED102から放射される光を妨害または遮断しないことに留意すべきであることを、留意すべきである。LEDの配置によって光源を遮断する現象が起こる場合は、その遮断がもたらす遮断効果を、重複する光源により補償および低減することができる。例えば、光源間の重複領域は、光学的パターンの光均一性を維持した状態で、5%から80%であってよく、または、20%から60%であるのがより好ましい。本実施形態では、各表面上のLED102の数、および、異なる半値角で発光するLED102の使用の何れも限定されることはない。従って、異なる半値角で発光するLED102と、立体回路基板とを適合させて、光学的パターンの近似効果を実現することができる。
【0081】
上記の実施形態は、2つの組のLEDのみを例として使用することにより説明されることが示されるべきである。実際には、より多様な光学的パターンを取得するために、半値角が異なるより多くの組のLEDを配置できることが解る。
【0082】
2)干渉素子が方向の異なるマイクロユニットで構成されている場合。
【0083】
この場合は、複数のLEDを1つの組とすること、または、複数の組に分割することができる。以下にこの2つの場合についてそれぞれ説明する。
【0084】
ある実施形態では、複数のLEDが互いに直列状態にあり、マイクロユニットの方向とは異なる方向に沿って、回路基板上に直線状に配置される。すなわち、複数のLEDの方向とマイクロユニットの方向との間には角度が存在する。光学素子が湾曲していない場合は、以下に示す光学的パターンが取得されることに留意すべきである。従って、最終的に取得される光学的パターンは全て直線である。勿論、実際には、湾曲した光学素子を使用することもでき、このとき、取得される光学的パターンは湾曲している。
【0085】
図10Aに示す通り、マイクロユニットと平行でない方向に複数のLEDが配置されている。
図10Bには、その上に形成される光学的パターンを示す。この光学的パターンにおいて、線の数はLEDの数と同じである。加えて、複数のLEDは等間隔で配置されているので、光学的パターンにおけるそれぞれの線は、平行かつ等間隔である。勿論、LEDを異なる間隔で設置することにより、他の光学的パターンも取得できるが、これは本明細書で限定されることはない。LEDの数は、実際の必要性に応じて変更することもできる。
【0086】
ここでは、
図2AのLEDが一直線に配置され、
図10AのLEDも一直線に配置されているが、この2つから取得される光学的パターンは異なることに留意すべきである。その理由としては、
図2AにおけるLEDの配置方向は、干渉素子におけるマイクロユニットの方向と一致し、LEDにより光学素子の表面に形成される光学的パターンは、エンドツーエンド接続されて、細長いラインパターンを形成するが、
図10AにおけるLEDの配置方向は、干渉素子におけるマイクロユニットの配置方向と一致せず、従って、最終的に複数の平行なラインパターンを取得できることが挙げられる。以下の実施形態では、上記と同じ原理に基づいて、1つの組のLEDから複数のラインパターンを取得する。その形成原理については、以下で詳細に説明しない。LEDの配置方向が干渉素子におけるマイクロユニットの配置方向と一致しない限り、複数の平行なラインパターンを取得できることが示されるべきである。ここでは、LEDの配置方向を調整することにより、複数の線が取得されることだけが示される。勿論、本発明の解決策を実装する場合は、マイクロユニットの方向を変更することが可能である。例えば、それは、
図2Aに示すような光学素子を単に回転させるだけで実現することができる。
【0087】
他の実施形態では、LEDの様々な配置方式を
図11から
図14に示す。これらの違いは、LED間の距離、またはLEDの配置方向とマイクロユニットの方向との間の角度にしかない。光学的パターンを生成する原理は、上記の図の原理と同様であり、ここには示さない。ここで列挙するLEDの配置方式は、単なる例であり、これらに限定されないことが示されるべきである。実際のところ、配置方式は、適切な光学的パターンを取得するための特定の必要性に応じて変更することができる。
【0088】
加えて、複数のLEDの組を配置して、より複雑な光学的パターンを作成することができる。例えば、複数のLEDを2つの組、3つの組、4つの組、または、更により多くの組に分割することができる。各組のLEDを互いに平行に配置すること、または互いに交差させることができ、同じ方向に配置できるのは、全ての組のうちの一部の組のLEDに過ぎない。どの組のLEDも、LEDの数が最終的に形成される光学的パターンの線の数と同じである。LED間の間隔は、実際の必要性に応じて変更することもできる。
【0089】
別の実施形態において、複数の光源は、少なくとも2つの組に分割され、各組の光源は、互いに直列状態にあり、マイクロユニットの方向とは異なる方向に沿って、回路基板上に直線状に配置される。
【0090】
図15に示す通り、回路基板上の各組の光源の配置方向は、互いに平行である。 この場合、複数のLEDは、3つの組に分割され、中央に配置される光源の組が位置する回路基板の表面は、両隣の2つの組の光源が位置する回路基板の表面より低い。この場合に取得される光学的パターンは、3つの組のLEDにそれぞれ対応する3つのラインであってよい。中央のラインは、その両側のラインより奥にあり、その結果、より立体的な光学的パターン効果が取得される。
【0091】
加えて、回路基板上の各組のLEDの配置方向は、互いに異なってよい。
【0092】
2つの組のLEDがある場合は、2つの組のLEDを、
図16に示すように互いに交差させること、または、
図17および
図18に示すように回路基板上に個別に配置することができる。
図18では、2つの組のLEDが、共通の頂点を持つヘリンボーンパターンで回路基板上に配置されている。
【0093】
3つの組のLEDがある場合は、
図19に示すように、2つの組のLEDを互いに交差させて、回路基板上にヘリンボーンパターンを形成することができる。勿論、このとき、3つの組のLEDは、共通の交点を有するように、すなわち、中心で合流するように設置することもできる。
【0094】
加えて、回路基板上の各組の光源の配置方向は、部分的に同じである。すなわち、同じ方向にLED配置を有するのは、全ての組のうちの一部に過ぎない。
【0095】
図20に示す通り、複数のLEDが4つの組に分割され、4つの組のLEDは、回路基板上に平行四辺形状に配置されている。すなわち、4つの組のLEDは、同じ方向に対をなすように配置されている。
【0096】
加えて、干渉素子におけるマイクロユニットの方向が異なる場合は、回路基板を立体的な形状に配置して、より立体的な形状を取得することもできる。
【0097】
ある実施形態では、異なるマイクロユニットが交互に配置されて、N−辺形を形成する。ここで、Nは3より大きいまたは3に等しく、マイクロユニットにおけるマイクロユニットの方向は隣り合うマイクロユニットにおけるマイクロユニットの方向とは異なる。すなわち、方向が同じマイクロユニットで構成されるマイクロユニットは、対向するように配置され、方向が異なるマイクロユニットで構成されるマイクロユニットは、互いに隣接するように配置される。複数のLEDは、N個の組に分割される。この場合の回路基板は、立体的な形状であり、N個の組のLEDにそれぞれ対応するN個の段付き面を有する。各組のLEDは、段付き面のそれぞれにN−辺形状に配置されている。
【0098】
例として、N=4とすると、
図21Aに示す通り、四角形の光学素子103が使用され、四角形の対角は互いに一直線に接続されている。このとき、四角形の光学素子103は、4つの領域に分割することができ、光学素子103内の4つの領域の2つの異なるマイクロユニットは、交互に配置されている。マイクロユニットの幾何学的形状は、実質的に同じであり、2つの異なるマイクロユニットを有する光学素子103は、一体的に形成しても、接合および固定によって形成してもよい。
【0099】
図21Bに示す通り、立体回路基板101を
図21Aと適合させて設置することができる。立体構造の設計は、実質的に光学素子103の形状に応じて配置することができる。例えば、
図21Bでは、光学素子103の前方領域が、立体回路基板の前方領域と実質的に同じである。光学素子は更に、外部機構素子と組み合わせることにより固定できる、他のほぞ構造(不図示)により配置することができる。ほぞ構造は、光学素子と一体的に形成することができる。
図21Cに示す通り、本実施形態では、立体回路基板101が使用され、立体回路基板101は、階段の様式で中心に向かって外側から内側へと徐々に低くなる。しかしながら、立体回路基板101の形状は、限定されることなく、必要性に基づいて、例えば、正方形、多角形、円形および他の形状に設計することができる。単数または複数のLED102を立体回路基板101の段付き面に互いに直列に配置することができる。その後、光学素子103がLED102上に配置される。従って、LED102の光源が光学素子103の対応する領域を通過すると、その領域に細長い光学的パターンが形成されてよい。4つの領域の光学的パターンが接続された後、
図21Cに示す通り、四角形の細長い光学的パターンが形成されてよい。加えて、異なる段のLED102は、光学素子の外側から内側へと徐々に小さくなる四角形の光学的パターンを形成できるので、視覚的に立体的な四角形の光学的パターン構造が形成されてよい。
【0100】
本実施形態に示す通り、回路基板101は、外側から内側へと徐々に低くなる4つの段を有する。従って、最終的に光学素子103上に4つの正方形の光学的パターンを形成することができる。各光学的パターンの幅は、外側から内側へと徐々に増大し、その結果、立体視覚効果がより顕著になる。本発明の解決策は、四角形の光学的パターンにのみ適用されるものとして限定されるのでなく、様々なタイプの適用に応じて、多角形、円形および楕円形などといった様々な立体的な光学的パターンにも適用してよいことを理解すべきである。それに応じて、回路基板101の立体的な形状も適宜変わる。加えて、光学的パターン間の幅を外側から内側へと徐々に狭まるように設計することもできる。その設計方法では、異なる半値角で光を放射できるLEDの使用を選択することができる。しかしながら、同じ段付き面に位置するLEDとしては、異なる回路によりそれぞれ制御できる、半値角の異なる光源を選択することもできる。加えて、多角形の光学的パターンを設計すべく、各組のLEDを回路基板の中心軸に対して対称的に配置することができる(その側面図は
図21Dに示す)。各反対側の段付き面に位置する対向するLEDの発光中心は、同じX軸上にあり、その結果、各多角形の両側の光学的パターンは、同程度の光均一性を呈する。
【0101】
加えて、多角形のLED配置では、異なる方向に配置されるLEDから放射される光の視覚干渉を回避すべく、異なるマイクロユニットの透光性素子の下に遮蔽部を配置することもできる。従って、異なる方向のLEDから放射される光は、それらの真上の光学素子のみを透過することができ、他の領域内の光学素子を透過する光を放射するLED側で生成される視覚干渉の現象を回避することができる。
【0102】
遮蔽部の材料は光吸収材であってよく、遮蔽部の厚さは、光学的パターンの光強度の均一性を破壊しないように配置されてもよいし、互いに接続されている光学的パターンに起因してもよい。
【0103】
勿論、より多様な光学的パターンを取得するには、上記の様々な配置方法を組み合わせること、すなわち、
図22に示すような配置方式も可能である。実際の適用においては、観察者の位置が異なるために光学的パターンの効果が異なってよいことに留意すべきである。
【0104】
上記では、様々なLED配置方式について主に説明した。回路基板上のLEDには、屈曲配置方式を使用することもできる。例えば、
図23Aに示す通り、回路基板101は、外面1011と、複数のLEDに対応する複数の溝1012と、複数の屈曲構造体1013とを有することができる。溝1012は、外面1011を接続する屈曲構造体1013を形成するために外面1011に形成され、屈曲構造体1013は、外面1011から突出して、外面1011との角度を形成し、光源102は、屈曲構造体1013上に配置される。外面1011は、XY面に実質的に平行であり、屈曲構造体1013は、溝1012にそれぞれ対応する。上記の屈曲構造体1013が、外面1011からZ軸方向に突出し、屈曲構造体1013と外面1011との間に角度θ(0°<θ<180°)が形成されることを理解すべきである。
【0105】
複数のLEDにおいて、各LEDに対応する屈曲構造体は、同じであっても異なっていてもよく、各LEDに対応する屈曲構造体が同じだと、均一な光学的パターンが形成され、各LEDに対応する屈曲構造体が異なると、光強度分布の不均一なパターンが形成されることに留意すべきである。実際のところ、これは特定の必要性に応じて決定することができる。
【0106】
加えて、回路基板上には複数のLEDを配置できることが、上記の実施形態を見て分かる。このとき、同じ屈曲配置方式または異なる屈曲配置方式は、各組のLED間、または1つの組の各LED間で使用することができる。ここでは特に限定されない。
【0107】
より具体的には、回路基板として、基板およびフレキシブル回路基板を挙げることができる。基板は、複数のLEDにそれぞれ対応する第1の表面と、複数の第1の溝と、複数の第1の屈曲部とを有し、ここで、第1の溝は、第1の屈曲部、および第1の屈曲部と第1の表面とを接続するための接続部を形成するために、第1の表面に形成される。フレキシブル回路基板は、基板と組み合わされ、複数のLEDにそれぞれ対応する第2の表面と、複数の第2の溝と、複数の第2の屈曲部とを有し、ここで、第2の溝は、第2の屈曲部を形成するために第2の表面に形成され、第2の屈曲部は、第2の表面に接続され、第1の屈曲部と組み合わされる。第2の屈曲部と第2の表面との間の隣接部には穴が形成され、その穴の位置は隣接部の位置に対応する。第1の屈曲部および第2の屈曲部が、第2の表面から突出して、第2の表面との夾角を形成する場合、第2の表面は回路基板の外面であり、第2の溝は回路基板の溝であり、第2の屈曲部は回路基板の屈曲構造体であり、LEDは第2の屈曲部に配置される。
【0108】
オプションとして、第1の溝はU字形状である。
【0109】
オプションとして、接続部は第1の溝の両側の間に形成され、接続部と第1の溝の両側との間の幅は、第1の屈曲部と第1の溝の両側の間の幅より狭い。
【0110】
オプションとして、第2の溝はU字形状である。
【0111】
オプションとして、LEDは発光ダイオードである。
【0112】
本実施形態では、
図23Bおよび
図23Cに示す基板30およびフレキシブル回路基板40から回路基板101が構成され、その組立方式については後ほど詳細に説明する。
【0113】
図23Bに示す通り、本実施形態における基板30は、例えば、アルミニウム板または金属材料の他の薄板であってよい。基板30は、第1の表面31と、複数の第1の屈曲部32と、複数の接続部33と、複数の第1の溝34とを有する。第1の表面31は、XY面に実質的に平行であり、第1の溝34は、実質的にU字形状である。第1の溝34は、打ち抜きにより第1の表面31に形成されてよく、これにより、第1の屈曲部32および接続部33を形成する。
図23Bに示す通り、接続部33は、第1の屈曲部32と第1の表面31とを接続するために、第1の溝34の両側の間に形成される。X軸方向における接続部33の幅は、X軸方向における第1の屈曲部32の幅より狭い。
【0114】
図23Cに示す通り、本実施形態におけるフレキシブル回路基板40は、第2の表面41と、複数の第2の屈曲部42と、複数の第2の溝43とを有する。上記の第2の表面41は、XY面に実質的に平行であり、上記の第2の溝43は、実質的にU字形状である。第2の溝43は、打ち抜きにより第2の表面41に形成されてよく、これにより、第2の屈曲部42を形成する。第2の屈曲部42と第2の表面41との間の隣接部に穴421が形成され、その穴の位置が接続部33に対応することを特に示すべきである。
【0115】
図23Dに示す通り、フレキシブル回路基板40と基板30とを組み合わせた後、LED102を第2の屈曲部42上に個別に組み込むことができる。次いで、第1の屈曲部32および第2の屈曲部42をZ軸方向へ同時に屈曲させるだけで、
図23Aに示すような立体的な発光装置が形成されてよい。
図23Aにおける屈曲構造体1013は、上記の第1の屈曲部32および第2の屈曲部42で構成され、回路基板101の上方の外面1011は、フレキシブル回路基板232の上方の第2の表面41のことを指す。
【0116】
加えて、屈曲構造体120およびLED102は、インターリーブ方式で配置することもできる。
図23Eに示す通り、同じ方式で立体的な発光装置が形成されてよく、様々な視覚効果が生成されてよい。
【0117】
LEDと回路基板との間に屈曲構造体設計を採用することにより、LEDから放射される光の指向性がより明確になり、故に、光学素子の表面により立体的な光学的パターンが形成される。
【0118】
上記の実施形態で使用される光源は主に、発光半導体ウェハを少なくとも含む発光ダイオードである。ウェハは主に、赤色、青色または緑色などといった可視光の波長を放射する。しかしながら、本発明で使用される発光ダイオードは、赤外線または紫外線などの不可視光の波長も放射することができる。半導体の材料は、GaAs、AlAs、InAs、GaP、AlP、InP、ZnO、CdSe、CdTe、ZnTe、GaN、AlN、InN、シリコンおよび/もしくは合金、またはそれらの混合物を含んでもよいし、GaAs、AlAs、InAs、GaP、AlP、InP、ZnO、CdSe、CdTe、ZnTe、GaN、AlN、InN、シリコンおよび/もしくは合金、またはそれらの混合物から実質的に成ってもよい。加えて、発光ダイオードは、元の発光ダイオードの波長を変換するよう、蛍光、量子ドットまたは他の波長変換材料などを更に含んでよく、次いで、様々な色の混合光は、様々な波長を混合することにより取得することができる。例えば、本発明の光源は、青色光を放射する半導体発光ウェハを使用すること、および、その発光ウェハを黄色の蛍光構造体で覆うことができる。黄色の蛍光構造体は、半導体発光ウェハから放射される光の少なくとも一部を吸収するための波長変換材料を含むこと、および、波長の異なる変換光を放射することができる。変換光は、半導体発光ウェハから放射される未変換光と組み合わさってほぼ白色の光を形成する。白色光は、2000Kから10000Kの範囲内の相関性がある色温度を有することができ、また、本発明における光源の色温度が他の外的条件によって変わったとしても4マクアダム楕円の範囲内にある。
【0119】
加えて、LEDの信頼性を増大させるべく、オプションとして、LEDに使用されるコロイドを、10.5g/m
2/24Hr未満の湿気透過性および382cm
3/m
2/24Hr未満の酸素透過性を有するコロイドと組み合わせて使用することができる。その組み合わせは、加水分解および劣化に対するより優れた耐性を有するため、信頼性の必要性が高い照明モジュールにとってより好適であり得る。
【0120】
加えて、本発明で使用される半導体発光ウェハのサイズは、任意のサイズであってよい。幾つかの実施形態では、横寸法が500μm未満となるように半導体発光ウェハを選択することができ、他の実施形態では、半導体発光ウェハの横寸法を500μmより大きくする。より小さい半導体発光ウェハのサイズとしては、約175μm×250μm、約250μm×400μm、約250μm×300μmまたは約225μm×175μmを挙げることができる。より大きい半導体発光ウェハのサイズとしては、約1000μm×1000μm、約500μm×500μm、約250μm×600μmまたは約1500μm×1500μmを挙げることができる。幾つかの実施形態において、半導体発光ウェハは、「マイクロLEDウェハ」とも呼ばれる複数の小さい半導体発光ウェハを含むか、これらから実質的に成る。マイクロLEDウェハの横寸法は、概して、約300μm未満である。幾つかの実施形態において、マイクロLEDウェハの横寸法は、約200μm未満であるか、約100μm未満ですらある。マイクロLEDウェハのサイズは、例えば、約225μm×175μm、約150μm×100μmまたは約150μm×50μmである。幾つかの実施形態において、マイクロLEDウェハの上面の表面積は、50000μm
2未満または10000μm
2未満である。LEDウェハのサイズは、本発明の限定事項ではない。他の実施形態において、LEDウェハは、相対的に大きくてよい。LEDウェハの横寸法は、例えば、少なくとも約1000μmまたは少なくとも約3000μmほどであってよい。
【0121】
本発明において、LEDは、基板および蛍光体を含む蛍光層を有することができる。蛍光層の基板は、セラミック材料または樹脂材料であってよい。セラミック材料は、シリカであるのが好ましく、樹脂材料は、エポキシ樹脂またはシリコーン樹脂であるのが好ましい。蛍光体には、以下の構成要素、すなわち、(Sr、Ba)Si
2(O、Cl)
2N
2:Eu
2+、Sr
5(PO
4)
3Cl:Eu
2+、(Sr、Ba)MgAl
10O
17:Eu
2+、(Sr、Ba)
3MgSi
2O
8:Eu
2+、SrAl
2O
4:Eu
2+、SrBaSiO
4:Eu
2+、CdS:In、CaS:Ce
3+、(Y、Lu、Gd)
3(Al、Ga)
5O
12:Ce
3+、Ca
3Sc
2Si
3O
12:Ce
3+、SrSiON:Eu
2+、ZnS:Al
3+、Cu
+、CaS:Sn
2+、CaS:Sn
2+、F、CaSO4:Ce
3+、Mn
2+、LiAlO
2:Mn
2+、BaMgAl
10O
17:Eu
2+、Mn
2+、ZnS:Cu
+、Cl
−、Ca
3WO
6:U、Ca
3SiO
4Cl
2:Eu
2+、Sr
xBa
yCl
zAl
2O
4−z/2:Ce
3+、Mn
2+(X:0.2、Y:0.7、Z:1.1)、Ba
2MgSi
2O
7:Eu
2+、Ba
2SiO
4:Eu
2+、Ba
2Li
2Si
2O
7:Eu
2+、ZnO:S、ZnO:Zn、Ca
2Ba
3(PO
4)
3Cl:Eu
2+、BaAl
2O
4:Eu
2+、SrGa
2S
4:Eu
2+、ZnS:Eu
2+、Ba
5(PO
4)
3Cl:U、Sr
3WO
6:U、CaGa
2S
4:Eu
2+、SrSO
4:Eu
2+、Mn
2+、ZnS:P、ZnS:P
3−、Cl
−、ZnS:Mn
2+、CaS:Yb
2+、Cl、Gd
3Ga
4O
12:Cr
3+、CaGa
2S
4:Mn
2+、Na(Mg、Mn)
2LiSi
4O
10F
2:Mn、ZnS:Sn
2+、Y
3Al
5O
12:Cr
3+、SrB
8O
13:Sm
2+、MgSr
3Si
2O
8:Eu
2+、Mn
2+、α−SrO・3B
2O
3:Sm
2+、ZnS−CdS、ZnSe:Cu+、Cl、ZnGa
2S
4:Mn
2+、ZnO:Bi
3+、BaS:Au、K、ZnS:Pb
2+、ZnS:Sn
2+、Li
+、ZnS:Pb、Cu、CaTiO
3:Pr
3+、CaTiO
3:Eu
3+、Y
2O
3:Eu
3+、(Y、Gd)
2O
3:Eu
3+、CaS:Pb
2+、Mn
2+、YPO
4:Eu
3+、Ca
2MgSi
2O
7:Eu
2+、Mn
2+、Y(P、V)O
4:Eu
3+、Y
2O
2S:Eu
3+、SrAl
4O
7:Eu
3+、CaYAlO
4:Eu
3+、LaO
2S:Eu
3+、LiW
2O
8:Eu
3+、Sm
3+、(Sr、Ca、Ba、Mg)
10(PO
4)
6Cl
2:Eu
2+、Mn
2+、Ba
3MgSi
2O
8:Eu
2+、Mn
2+、ZnS:Mn
2+、Te
2+、Mg
2TiO
4:Mn
4+、K
2SiF
6:Mn
4+、SrS:Eu
2+、Na
1.23K
0.42Eu
0.12TiSi
4O
11、Na
1.23K
0.42Eu
0.12TiSi
5O
13:Eu
3+、CdS:In、Te、(Sr、Ca)AlSiN
3:Eu
2+、CaSiN
3:Eu
2+、(Ca、Sr)
2Si
5N
8:Eu
2+およびEu
2W
2O
7から選択される1つまたは複数の構成要素を使用することができる。
【0122】
本発明の実施形態において提供する発光装置は、テールランプ設計、ブレーキランプ設計、ヘッドランプ設計または車両用室内照明などの様々な照明モジュールに使用することができ、これにより、より多様な光学的パターンを提供し、ユーザエクスペリエンスを向上させる。
【0123】
本発明は、上記の実施形態の何れか1つに記載の発光装置と、発光装置の複数の光源のオンおよびオフを制御するように構成される制御回路とを含む、照明モジュールも提供する。
【0124】
ある実施形態において、発光装置内のLEDは、制御回路により制御することができる。
図24は、本発明のある実施形態に係る制御回路の構造図である。
図24に示す通り、制御回路は、発光装置の回路基板上に配置されてよく、電源ユニットおよび駆動ユニットを含む。電源ユニットは、制御回路に電力を提供し、かつ、電源の逆接続を防止するのに使用される、電源逆接続防止回路2401と、電磁干渉(EMI)対策回路2402と、電力管理回路2403とを更に含む。駆動ユニットは、マイクロプログラム制御ユニット(MCU)2405と、LEDドライバ2404とを更に含む。主電力は、EMI対策回路2402と電気的に接続されている電源逆接続防止回路2401に入力電圧を供給する。次いで、EMI対策回路2402の出力は、電力管理回路2403への入力として使用され、電力管理回路2403は、LEDドライバ2404にVcc電圧を供給し、MCU2405に入力電圧を供給する。ここで、LEDドライバは、各LEDを駆動するために各LEDと電気的に接続され、MCUは、LEDドライバにパルス幅変調(PWM)を提供するために使用される。
【0125】
以下は、制御回路の制御過程に関する簡単な説明である。MCUは電源が入るとLEDドライバにパルスを出力することができ、パルスはLEDドライバに入力されてよい。その結果、LEDドライバは、これらのパルスに基づいてLEDを駆動することができる。従って、MCUによるパルス出力を調整することにより、どのLEDを点灯させる必要があるか、および、どの位の間LEDを点灯させるかを実現することができる。加えて、LEDドライバはまた、LEDの制御精度を向上させるフィードバックとして、MCUにエラー検出を出力する。例えば、
図24に示す通り、LEDドライバは24個のLEDに接続されており、従って、MCUは、PWM制御のためにLEDドライバに24パルスを出力することができる。勿論、
図24に示す数は、単なる例であり、これに限定されることはない。数は実際の必要性に応じて調整することができる。
【0126】
上記の電源逆接続防止回路、EMI対策回路および電力管理回路の特定の構造および原理については、従来技術における関連内容を参照できること、および、ここではこれ以上詳細に説明しないことを留意すべきである。
【0127】
加えて、前述の実施形態では、複数のLEDの組を制御するのに複数の組の制御回路をそれぞれ提供できることに言及しており、各組の制御回路の構造は、
図24を参照して実装できる。更には、MCUにより出力されるパルスを調整することにより、制御回路を使用してLEDが順次点灯するよう制御することができ、これにより、順次表示される様々な光学的パターンが取得される。
【0128】
上記の実施形態は、単なる本発明の実施形態であり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲には、本発明の説明と図面の内容を使用することにより代替的に実現される同等の構造もしくは同等の過程、または他の関連技術的分野における技術的解決法を使用することにより直接的または間接的に実現される同等の構造もしくは同等の過程が等しく含まれる。
【0129】
最後に、上記の実施形態のそれぞれは、本発明の実施形態の技術的解決法を限定するのではなく、それらを例示するためにのみ使用されているということ、本発明の実施形態が上述の実施形態のそれぞれを参照しながら詳細に示してあるとはいえ、当業者であれば、上述の実施形態のそれぞれに記録された技術的解決法を依然として修正できること、または、技術的特徴の一部もしくは全てを同等に代用できることを理解すべきであるということ、しかしながら、これらの修正もしくは代用は、本発明の実施形態の解決策の範囲から逸脱した、対応する技術的解決法の本質をなさないということ、に留意すべきである。