(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0011】
<第1実施形態>
以下、添付図面を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素及びステップに対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
【0012】
図1は、本発明の第1実施形態に係る現金引出システム1の概略構成の一例を説明するための図である。
【0013】
現金引出システム1は、ユーザが携帯電話10を用いてATM14から現金を引出すためのシステムである。この現金引出システム1は、携帯電話10と、IB(
Internet
Banking)用サーバ12と、ATM14と、勘定系サーバ16と、を備える。
【0014】
携帯電話10は、第1実施形態に係る携帯端末の一例である。携帯端末としては、その他にもタブレットやPDA(Personal Digital Assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ等であってもよい。携帯電話10の種類は特に限定されないが、例えばスマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話である。
【0015】
携帯電話10は、引出口座(預金口座)からの現金の引出を所望するユーザにより使用されるものである。この携帯電話10は、インターネット等の通信ネットワークNを介してIB用サーバ12と通信可能に構成される。また、携帯電話10は、ユーザの操作により現金を引出すための引出情報の入力を受け付け、入力された引出情報をIB用サーバ12に送信する機能を有する。また、携帯電話10は、IB用サーバ12から後述する情報コードを受信した場合に当該情報コードを出力する機能も有する。
なお、引出情報には、例えば、引出口座や引出金額の他、現金を引き出すことが可能な期間を示す引出期間等を含む。この引出期間は、月や週、日(日付)、日時、時間帯等で表される。
【0016】
IB用サーバ12は、第1実施形態に係るサーバの一例である。このIB用サーバ12は、ユーザが引出口座を契約している銀行により使用されるものである。また、IB用サーバ12は、一又は複数のサーバ装置で構成される。なお、複数のサーバ装置で構成される場合は、後述するIB用サーバ12の機能が分散的に実現される。また、IB用サーバ12は、通信ネットワークNを介して携帯電話10や勘定系サーバ16と通信可能に構成される。また、IB用サーバ12は、いわゆるインターネットバンキングサービスをユーザに提供する機能を有する。
【0017】
第1実施形態では、インターネットバンキングサービスの中に現金引出システム1による現金の引出サービス「スマホ引出」が追加されている。このスマホ引出では、IB用サーバ12は、携帯電話10から引出情報を受信した場合に当該引出情報をコード化して情報コードを生成し、当該情報コードを携帯電話10に返信する機能を有する。
なお、情報コードとしては、例えばバーコード(登録商標)等の一次元コードや、QRコード(登録商標)等の二次元コードが挙げられる。以下では、情報コードが二次元コードである場合を説明する。
【0018】
ATM14は、第1実施形態に係る現金引出装置の一例である。現金引出装置としては、その他にも現金の引出と残高照会のみを扱う現金自動支払い機等であってもよい。このATM14は、通信ネットワークNを介して勘定系サーバ16と通信可能に構成されている。また、ATM14は、携帯電話10により出力された二次元コードを取得して当該二次元コードに基づき現金を引出す機能を有する。
なお、
図1では通信ネットワークNが各装置で共通のものとして記載しているが、ATM14と勘定系サーバ16との間の通信ネットワークNは、他の通信ネットワークとは独立した専用の通信ネットワークであってもよい。また、IB用サーバ12と勘定系サーバ16との間の通信ネットワークNも、他の通信ネットワークとは独立した専用の通信ネットワークであってもよい。
【0019】
勘定系サーバ16は、ユーザが引出口座を契約している銀行により使用されるものである。この勘定系サーバ16は、通信ネットワークNを介してIB用サーバ12やATM14と通信可能に構成されている。また、勘定系サーバ16は、ユーザの引出口座を管理する機能や、ATM14から受信した情報(例えば二次元コード或いは当該二次元コードから解読された引出情報)の正当性を認証する機能を有する。なお、ATM14は、勘定系サーバ16により正当性が有ると確認された場合にのみ現金を引出す。
【0020】
図2は、
図1に示す携帯電話10の機能構成の一例を説明するためのブロック図である。
【0021】
携帯電話10は、記憶部20と、入力部22と、送信部24と、受信部26と、出力部28と、を備える。
【0022】
記憶部20は、メモリ等で構成される。入力部22は、ハードウェアキー或いはソフトウェアキーとしての、テンキー、オンフックキー及びオフフックキーを含む機能キー等で構成される。送信部24及び受信部26は、通信回路やアンテナ等で構成されると共にメモリ等に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。出力部28は、ディスプレイ等で構成される。
【0023】
記憶部20は、各種データや各種プログラムを記憶する機能を有する。この記憶部20には、IB用サーバ12から受信部26が受信した二次元コードのデータ20Aが入力部22により一時的に或いは継続的に記憶される。
【0024】
入力部22は、各種情報を入力する機能を有する。例えば入力部22は、引出情報を入力する。第1実施形態では、入力部22は、ユーザによる入力操作や選択操作に応答して引出情報を入力する。なお、入力部22のその他の例としては、受信部26が受信した情報をそのまま引出情報として入力したり、口頭で引出情報を入力したりする等が挙げられる。
【0025】
送信部24は、通信ネットワークNを介して各種データを送信する機能を有する。例えば送信部24は、入力された引出情報をIB用サーバ12に送信する。
【0026】
受信部26は、通信ネットワークNを介して各種データを受信する機能を有する。例えば受信部26は、IB用サーバ12から二次元コードを受信する。
【0027】
出力部28は、各種データを出力する機能を有する。例えば出力部28は、二次元コードのデータ20に基づいて当該二次元コードをディスプレイに表示することで当該二次元コードを出力する。なお、出力部28による出力のその他の例としては、印刷やメール等が挙げられる。
【0028】
図3は、
図1に示すIB用サーバ12の機能構成の一例を説明するためのブロック図である。
【0029】
IB用サーバ12は、記憶部30と、受信部32と、認証部34と、コード生成部36と、送信部38と、を備える。
【0030】
記憶部30はメモリやハードディスク等で構成される。受信部32及び送信部38は、ネットワークインターフェースカード等を備え、メモリ等に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。認証部34及びコード生成部36は、メモリ等に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
【0031】
記憶部30は、各種データや各種プログラムを記憶する機能を有する。この記憶部30には、受信部32が過去に受信した引出情報が引出情報履歴30Aとして記憶される。この引出情報履歴30Aは、携帯電話10から参照可能となっている。また、記憶部30には、インターネットバンキングに係る各種画面情報30Bを備えている。この各種画面情報30Bは、例えばウェブサイトで構成される。
【0032】
受信部32は、通信ネットワークNを介して各種データを受信する機能を有する。例えば受信部32は、携帯電話10から引出情報を受信する。
【0033】
認証部34は、各種の認証をする機能を有する。例えば認証部34は、携帯電話10から送信されるインターネットバンキングのログイン情報の正当性を認証したり、ログインしたユーザがスマホ引出のサービスを受ける権利を有するか否かを認証したりする。
【0034】
コード生成部36は、受信部32が受信した引出情報をコード化して二次元コードを生成する機能を有する。
【0035】
送信部38は、通信ネットワークNを介して各種データを送信する機能を有する。例えば送信部38は、コード生成部36が生成した二次元コードを携帯電話10に送信する。
【0036】
図4は、
図1に示すATM14の機能構成の一例を説明するためのブロック図である。
【0037】
ATM14は、表示部40と、操作部42と、コード取得部44と、コード解析部46と、通信部48と、引出部50と、を備える。
【0038】
表示部40は、タッチパネルの表示装置等で構成される。操作部42は、タッチパネルのタッチセンサやテンキー等で構成される。コード取得部44は、カメラ等を備え、メモリ等に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。コード解析部46は、メモリ等に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。通信部48は、ネットワークインターフェースカード等を備え、メモリ等に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。引出部50は、現金を払い出す装置等を備え、メモリ等に記憶されているプログラムをプロセッサが実行することにより実現される。
【0039】
表示部40は、各種現金取引に関する画面を表示する機能を有する。例えば表示部40は、スマホ引出のメニューを含んだメニュー画面を表示する。
【0040】
操作部42は、ユーザによる操作に応答して各種情報を入力する機能を有する。
【0041】
コード取得部44は、携帯電話10に表示された二次元コードを取得する機能を有する。例えばコード取得部44は、カメラで二次元コードを撮影することにより取得する。
【0042】
コード解析部46は、コード取得部44が取得した二次元コードを解析して引出情報を取得する機能を有する。
【0043】
通信部48は、通信ネットワークNを介して各種データを送受信する機能を有する。例えば通信部48は、コード解析部46により取得した引出情報等を勘定系サーバ16に送信し、また勘定系サーバ16による引出情報等の正当性の確認結果を受信する。
【0044】
引出部50は、通信部48が受信した正当性の確認結果が、正当性が有るという結果である場合に、引出情報に基づき引出金額に相当する現金を引出す。
【0045】
図5は、第1実施形態に係る現金引出システム1の処理の流れのうち特に携帯電話10とIB用サーバ12との間の一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。
図6は、
図5に示す一連の処理の続きを説明するためのフローチャートである。
【0046】
(ステップSP10)
まず、携帯電話10のユーザは、ATM14から現金の引出を所望したときに、IB用サーバ12が提供するインターネットバンキングのホームページにアクセスする。この結果、携帯電話10の受信部26は、インターネットバンキングのログイン画面情報を受信する。そして、出力部28は、ログイン画面情報に基づき、ログイン画面を表示する。入力部22は、ログイン画面においてユーザによるユーザ名やパスワードの入力操作に応答して、これらのユーザ名やパスワードをログイン情報として入力する。そして、送信部24は、入力されたログイン情報を含むログイン要求をIB用サーバ12に送信する。そして、処理がステップSP12の処理に移行する。
【0047】
(ステップSP12)
IB用サーバ12の受信部32は、ログイン要求を受信する。これに応答して、認証部34は、ログイン要求に含まれるログイン情報の正当性を認証する。そして、認証部34は、ログイン情報に正当性が有る場合にログイン要求を受ける。これに応答して、送信部38は、各種画面情報30Bを参照してインターネットバンキングのメニュー画面を表示するためのメニュー画面情報を携帯電話10に送信する。そして、処理がステップSP14の処理に移行する。なお、ログイン情報に正当性が無い場合には携帯電話10とIB用サーバ12との一連の処理が終了する。
【0048】
(ステップSP14)
携帯電話10の受信部26は、IB用サーバ12からメニュー画面情報を受信する。これに応答して、出力部28は、当該メニュー画面情報に基づきメニュー画面を出力(表示)する。このメニュー画面には、スマホ引出のメニューの選択ボタンを含む。
【0049】
ただし、ログインしたユーザがスマホ引出のサービスを受ける権利がなければ、スマホ引出のメニューの選択ボタンは表示されないか、当該選択ボタンが表示されても押下された場合にエラーメッセージが表示されるか、或いは、グレーアウトされている。なお、このサービスを受ける権利は、認証部34が例えば送信部38を介して予めその権利の有無を示すフラグ等が登録されている勘定系サーバ16に問い合わせを行うことにより行う。また、このフラグは、ユーザが所有する引出口座毎に設定されていてもよい。この場合、メニューの選択ボタンは表示されるものの、スマホ引出として利用できる引出口座が限定されるようになる。そして、処理がステップSP16の処理に移行する。
【0050】
(ステップSP16)
入力部22は、例えばユーザによるスマホ引出のメニュー選択操作に応答してメニュー選択要求を入力する。これに応答して、送信部24は、メニュー選択要求をIB用サーバ12に送信する。そして、処理がステップSP18の処理に移行する。
【0051】
(ステップSP18)
IB用サーバ12の受信部32は、メニュー選択要求を受信する。これに応答して、送信部38は、各種画面情報30Bを参照してスマホ引出のサービスを申し込むための入力画面であってログインしたユーザに対応する引出情報の入力画面を表示するための入力画面情報を生成する。そして、送信部38は、生成した入力画面情報を携帯電話10に送信する。そして、処理がステップSP20の処理に移行する。
【0052】
(ステップSP20)
携帯電話10の受信部26は、IB用サーバ12から入力画面情報を受信する。これに応答して、出力部28は、当該入力画面情報に基づき入力画面を出力する。この入力画面の一例として、
図7に示す入力画面70について説明する。
【0053】
入力画面70には、ATM14から引出を希望する口座情報(口座番号や口座名義人)を決定するための引出口座決定欄72と、ATM14から引出を希望する金額を入力するための引出金額入力欄74と、ATM14から現金を引出す引出予定日を入力するための引出予定日入力欄76と、確認ボタン78と、が設けられている。なお、引出口座決定欄72に最初に表示される口座情報は、ユーザが所有している引出口座のうち何れか一つの引出口座の情報である。上記引出予定日は、引出期間としての日付であり、その日付のみ現金を引き出すことが可能となっている。
【0054】
以上のような入力画面70が出力された後、処理がステップSP22の処理に移行する。
【0055】
(ステップSP22)
入力部22は、入力画面70において引出口座決定欄72のタップ操作により、引出口座の一覧要求の入力が有るか否かを判定する。そして、肯定判定された場合には処理がステップSP24の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP38の処理に移行される。なお、ユーザが所有する引出口座が一つしかない場合には引出口座決定欄72のタップ操作が有る場合でも引出口座の一覧要求の入力がされずに否定判定と同様に処理がステップSP38の処理に移行される。
【0056】
(ステップSP24)
送信部24は、引出口座の一覧要求をIB用サーバ12に送信する。そして、処理がステップSP26の処理に移行される。
【0057】
(ステップSP26)
IB用サーバ12の受信部32は、引出口座の一覧要求を受信する。これに応答して、送信部38は、各種画面情報30Bを参照してログインしたユーザに対応する口座一覧画面を表示するための口座一覧画面情報を生成する。そして、送信部38は、生成した口座一覧画面情報を携帯電話10に送信する。そして、処理がステップSP28の処理に移行する。
【0058】
(ステップSP28)
携帯電話10の受信部26は、IB用サーバ12から口座一覧画面情報を受信する。これに応答して、出力部28は、当該口座一覧画面情報に基づき口座一覧画面を出力する。この口座一覧画面の一例として、
図8に示す口座一覧画面80について説明する。
【0059】
口座一覧画面80には、複数の引出口座選択欄82が設けられている。各引出口座選択欄82には、ユーザが所有している複数の引出口座にそれぞれ対応した口座情報が記述されている。
【0060】
以上のような口座一覧画面80が出力された後、処理がステップSP30の処理に移行する。
【0061】
(ステップSP30)
入力部22は、口座一覧画面80において何れか一つの引出口座選択欄82のタップ操作により、引出口座の選択決定要求の入力が有るか否かを判定する。そして、肯定判定された場合には処理がステップSP32の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP30の処理に戻る。
【0062】
(ステップSP32)
送信部24は、タップ操作された引出口座選択欄82の口座情報を含む引出口座の選択要求をIB用サーバ12に送信する。そして、処理がステップSP34の処理に移行される。
【0063】
(ステップSP34)
IB用サーバ12の受信部32は、携帯電話10から引出口座の選択要求を受信する。これに応答して、送信部38は、各種画面情報30Bを参照して選択要求に含まれる口座情報に基づいて入力画面情報を生成する。そして、送信部38は、生成した入力画面情報を携帯電話10に送信する。そして、処理がステップSP36の処理に移行する。
【0064】
(ステップSP36)
携帯電話10の受信部26は、IB用サーバ12から入力画面情報を受信する。これに応答して、出力部28は、当該入力画面情報に基づき
図7に示す入力画面70と同様の入力画面を出力する。ただし、この入力画面では、引出口座決定欄72に記述されていた口座情報が、ステップSP30で選択された口座情報に変更される。そして、処理がステップSP38の処理に移行する。
【0065】
(ステップSP38)
入力部22は、出力された入力画面において確認ボタン78が押下されることにより確認要求の入力があるか否かを判定する。そして、肯定判定された場合には処理がステップSP40の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP22の処理に戻る。なお、以下では、確認ボタン78が押下される前には、引出口座決定欄72での引出口座の決定操作と、引出金額入力欄74への引出金額の入力操作と、引出予定日入力欄76の入力操作がユーザにより行われているものとする。そして、決定操作や入力操作された情報は、入力部22が引出情報として入力する。
【0066】
(ステップSP40)
送信部24は、入力部22により入力された引出情報を含む確認要求をIB用サーバ12に送信する。そして、処理がステップSP42の処理に移行される。
【0067】
(ステップSP42)
IB用サーバ12の受信部32は、携帯電話10から確認要求を受信する。これに応答して、送信部38は、各種画面情報30Bを参照して確認要求に含まれる引出情報に基づいてユーザが引出情報を最終確認する確認画面を表示するための確認画面情報を生成する。そして、送信部38は、生成した確認画面情報を携帯電話10に送信する。そして、処理がステップSP44の処理に移行する。
【0068】
(ステップSP44)
携帯電話10の受信部26は、IB用サーバ12から確認画面情報を受信する。これに応答して、出力部28は、当該確認画面情報に基づき確認画面を出力する。この確認画面の一例として、
図9に示す確認画面90について説明する。
【0069】
確認画面90には、引出情報の確認欄92と、取引パスワードの入力欄94と、二次元コードを生成するためのコード生成ボタン96と、が設けられている。
【0070】
以上のような確認画面90が出力された後、処理がステップSP46の処理に移行する。
【0071】
(ステップSP46)
入力部22は、出力された確認画面90においてコード生成ボタン96が押下されることによりコード生成要求の入力があるか否かを判定する。そして、肯定判定された場合にはステップSP48の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP46の処理に戻る。なお、以下では、コード生成ボタン96が押下される前には、入力欄94に取引パスワードの入力操作がユーザにより行われているものとする。そして、決定操作や入力操作された情報は、入力部22が引出情報として入力する。
【0072】
(ステップSP48)
送信部24は、確認画面90の確認欄92に記述されている引出情報と入力欄94に入力された取引パスワードとを含むコード生成要求をIB用サーバ12に送信する。そして、処理がステップSP50の処理に移行される。
【0073】
(ステップSP50)
IB用サーバ12の受信部32は、携帯電話10からコード生成要求を受信する。これに応答して、認証部34は、コード生成要求に含まれる取引パスワードの正当性を認証する。この結果、取引パスワードの正当性が有る場合には、受信部32がコード生成要求に含まれる引出情報を引出情報履歴30Aとして記憶部30に記憶すると共に、コード生成部36がコード生成要求に含まれる引出情報をコード化して二次元コードを生成する。
なお、コード生成部36は、コード化する前に引出情報を暗号化してもよい。また、コード生成部36は、生成した二次元コードも引出情報履歴30Aの一部として記憶部30に記憶してもよい。
【0074】
そして、処理がステップSP52の処理に移行される。また、取引パスワードの正当性が無い場合には、送信部38が携帯電話10にエラーを返信した後、例えばステップSP44の処理に戻る。
【0075】
(ステップSP52)
送信部38は、各種画面情報30Bを参照して二次元コードや引出情報を含む受付完了画面を表示するための受付完了画面情報を生成する。そして、送信部38は、生成した受付完了画面を携帯電話10に送信する。そして、処理がステップSP54の処理に移行する。
【0076】
(ステップSP54)
携帯電話10の受信部26は、IB用サーバ12から受付完了画面情報を受信する。これに応答して、出力部28は、当該受付完了画面情報に基づき受付完了画面を出力する。この受付完了画面の一例として、
図10に示す受付完了画面100について説明する。
【0077】
受付完了画面100には、二次元コードの表示欄102と、二次元コードの保存ボタン104と、引出情報の確認欄106と、が設けられている。
【0078】
以上のような受付完了画面100が出力された後、処理がステップSP56の処理に移行する。なお、受付完了画面情報は一時的に記憶部20に記憶されるので、受付完了画面100を閉じた後、再び受付完了画面100に表示されていた二次元コードを出力するためには、ユーザは、以下のように保存ボタン104を押下して受付完了画面100に表示される情報をPDFファイルで保存するか、或いは、スクリーンショットで受付完了画面100をそのまま画像ファイルとして保存する。この結果、記憶部20には、二次元コードのデータ20Aを含むPDFファイルや画像ファイルが継続的に記憶される。
【0079】
(ステップSP56)
入力部22は、出力された受付完了画面100において保存ボタン104が押下されることにより二次元コードの保存要求の入力があるか否かを判定する。肯定判定された場合にはステップSP58の処理に移行され、否定判定された場合には携帯電話10とIB用サーバ12の一連の処理が終えられる。
【0080】
(ステップSP58)
入力部22は、受付完了画面100に表示される情報をPDFファイルとして記憶部20に保存(記憶)する。そして、携帯電話10とIB用サーバ12の一連の処理が終えられる。
【0081】
以上のような携帯電話10とIB用サーバ12の一連の処理が終えられて、スマホ引出のサービスの申し込みが完了する。その後、ユーザは、携帯電話10を所持したままATM14のところまで向かう。そして、ATM14に着くと、ユーザは、ATM14の画面をタッチする。それ以降の処理は、
図11を用いて説明する。
【0082】
図11は、第1実施形態に係る現金引出システム1の処理の流れのうち特にATM14と勘定系サーバ16との間の一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。なお、当該一連の処理には、一部携帯電話10の処理も含まれる。
【0083】
(ステップSP60)
ATM14の表示部40は、ユーザのタッチに応答してメニュー画面を表示する。このメニュー画面には、スマホ引出のメニューが含まれる。そして、操作部42は、メニュー画面においてユーザによるスマホ引出のメニュー選択操作を受け付けてメニュー選択要求を入力する。そして、処理がステップSP62の処理に移行する。
【0084】
(ステップSP62)
メニュー選択要求に応答して、表示部40は携帯電話10で二次元コードを出力するように案内するための案内画面を表示すると共にコード取得部44はカメラを起動する。ユーザは、案内画面に従って携帯電話10を操作して二次元コードを出力させる。すなわち、携帯電話10の入力部22は、上記操作を受け付けることで二次元コードの出力要求を入力する。これに応答して、出力部28は、二次元コードのデータ20Aに基づき、当該二次元コードを出力する。そして、処理がステップSP64の処理に移行する。
【0085】
(ステップSP64)
コード取得部44は、カメラの撮影範囲に携帯電話10から出力される二次元コードが有るか否かを判定する。そして、肯定判定された場合にはステップSP66の処理に移行し、否定判定された場合にはステップSP64の処理に戻る。
【0086】
(ステップSP66)
コード取得部44は、カメラを制御して二次元コードを撮影することで取得する。そして、処理がステップSP68の処理に移行する。
【0087】
(ステップSP68)
コード解析部46は、コード取得部44により取得された二次元コードを解析して引出情報を取得する。そして、処理がステップSP70の処理に移行する。
【0088】
(ステップSP70)
表示部40は、スマホ引出のサービスで利用する引出口座の暗証番号を入力するための入力画面を表示する。そして、処理がステップSP72の処理に移行する。
【0089】
(ステップSP72)
操作部42は、ユーザによる暗証番号の入力操作を受け付けて当該暗証番号を入力したか否かを判定する。そして、肯定判定された場合にはステップSP74の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP72の処理に戻る。
【0090】
(ステップSP74)
通信部48は、引出情報及び暗証番号を含む認証要求を勘定系サーバ16に送信する。そして、処理がステップSP76の処理に移行する。
【0091】
(ステップSP76)
勘定系サーバ16は、ATM14から認証要求を受信する。そして、勘定系サーバ16は、認証要求に含まれる引出情報及び暗証番号の正当性を認証する。特に第1実施形態では、勘定系サーバ16は、引出情報に含まれる引出予定日と現在の日付が一致するか否かを認証する。そして、勘定系サーバ16は、一致すると判定した場合には引出予定日について正当性が有ると認証し、一致しないと判定した場合には引出予定日について正当性が無いと認証する。すなわち、引出予定日以外であれば、後述するステップSP80で現金が引出せないようになっている。また、認証結果について全て正当性が有る場合には勘定系サーバ16は、引出情報に含まれる引出口座から引出金額を減算する。そして、処理がステップSP78の処理に移行する。
【0092】
(ステップSP78)
勘定系サーバ16は、ATM14に認証結果を送信する。そして、処理がステップSP80の処理に移行する。
【0093】
(ステップSP80)
ATM14の通信部48は、勘定系サーバ16から認証結果を受信する。そして、引出部50は、通信部48が受信した認証結果について全て正当性が有るという場合に引出情報に含まれる引出金額に相当する現金を引出す。
【0094】
(ステップSP82)
表示部40は、スマホ引出による引出完了画面を表示する。そして、ATM14と勘定系サーバ16との間の一連の処理が終了する。
【0095】
以上、第1実施形態によれば、IB用サーバ12が引出口座を含む引出情報をコード化して二次元コードを生成して携帯電話10に送信するので、ユーザは、携帯電話10が受信する二次元コードを出力することで、引出口座に紐付いたキャッシュカードが無くてもATM14から現金を引出すことができる。また、引出情報は引出口座の他に引出金額も含まれるのでATM14の前で引出金額を入力するという手間も省ける。
【0096】
また、二次元コードは、現金を引出すことが可能な期間を示す引出期間を含むので、仮に二次元コードが第三者に流出しても引出期間以外では現金を引出すことができず、セキュリティを確保することができる。
【0097】
また、IB用サーバ12が携帯電話10から受信する引出情報、すなわちユーザが携帯電話10で入力する引出情報は、上記の引出期間を含むので、ユーザは、自身の都合に合わせた引出期間を決定することができる。
【0098】
また、第1実施形態では上記引出期間は、引出予定日であるので、仮に二次元コードが第三者に流出しても引出予定日という短い期間以外では現金を引出すことができず、セキュリティを一層確保することができる。
【0099】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る現金引出システムについて説明する。
【0100】
第2実施形態に係る現金引出システムは、第1実施形態に係る現金引出システム1に新たに引出情報履歴30Aに関する処理が追加されている。
【0101】
図12は、第1実施形態に係る現金引出システム1の処理の流れのうち特に携帯電話10とIB用サーバ12との間の一連の処理の流れを説明するためのフローチャートである。この処理は、例えば
図5に示すステップSP20で入力画面70が携帯電話10に表示された後、入力画面70において不図示の履歴一覧ボタンが押下された場合に開始される。
【0102】
(ステップSP100)
送信部24は、引出情報履歴30Aの履歴一覧要求をIB用サーバ12に送信する。そして、処理がステップSP102の処理に移行する。
【0103】
(ステップSP102)
IB用サーバ12の受信部32は、履歴一覧要求を受信する。これに応答して、送信部38は、引出情報履歴30Aを参照してログインしたユーザに対応する履歴一覧画面を表示するための履歴一覧画面情報を生成する。そして、送信部38は、生成した履歴一覧画面情報を携帯電話10に送信する。そして、処理がステップSP104の処理に移行する。
【0104】
(ステップSP104)
携帯電話10の受信部26は、IB用サーバ12から履歴一覧画面情報を受信する。これに応答して、出力部28は、当該履歴一覧画面情報に基づき履歴一覧画面を出力する。この履歴一覧画面では、引出情報の各履歴が選択可能とされている。そして、処理がステップSP106の処理に移行される。
【0105】
(ステップSP106)
入力部22は、履歴一覧画面において表示されている各履歴のうち一つの履歴の選択操作が有ることにより当該一つの履歴の詳細照会要求を入力したか否かを判定する。そして、肯定判定された場合にはステップSP108の処理に移行され、否定判定された場合にはステップSP106の処理に戻る。
【0106】
(ステップSP108)
送信部24は、一つの履歴の詳細照会要求をIB用サーバ12に送信する。そして、処理がステップSP110の処理に移行する。
【0107】
(ステップSP110)
IB用サーバ12の受信部32は、携帯電話10から詳細照会要求を受信する。これに応答して、送信部38は、引出情報履歴30Aを参照して詳細照会要求に対応する履歴に基づき当該履歴の詳細画面を表示するための詳細画面情報を生成する。この際、引出情報履歴30Aにおいて詳細照会要求に対応する履歴の二次元コードが含まれていない場合には、コード生成部36が詳細照会要求に対応する履歴の二次元コードを生成し、詳細画面情報に追加する。そして、送信部38は、生成した詳細画面情報を携帯電話10に送信する。そして、処理がステップSP112の処理に移行する。
【0108】
(ステップSP112)
携帯電話10の受信部26は、IB用サーバ12から詳細画面情報を受信する。これに応答して、出力部28は、当該詳細画面情報に基づき詳細画面を出力する。この詳細画面は、例えば
図10に示すような受付完了画面100と同様の画面であって、少なくとも二次元コードの表示欄102を含む。
【0109】
以上、第2実施形態によれば、IB用サーバ12の送信部38が携帯電話10からの履歴の一覧要求に応答して引出情報履歴30Aを出力するので、ユーザは引出情報履歴30Aを参考にして引出情報を入力することができる。
【0110】
また、送信部38は、引出情報履歴30Aの中で一の履歴の選択要求に応答して当該選択要求に対応する一の履歴に基づいて二次元コードを含む詳細画面情報を送信するので、ユーザは携帯電話10において引出情報の入力作業をすることなく二次元コードを含む詳細画面をスムーズに出力することができる。
【0111】
なお、上記各実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るととともに、本発明にはその等価物も含まれる。
【0112】
例えば、ATM14がコード解析部46を備える場合を説明したが、勘定系サーバ16が備えるようにしてもよい。この場合、ATM14の通信部48は、二次元コードをそのまま勘定系サーバ16に送信する。
【0113】
また、勘定系サーバ16が引出情報に含まれる引出予定日と現在の日付が一致するか否かを認証する場合を説明したが、これをATM14が認証するようにしてもよい。
【0114】
また、引出期間はユーザが入力する場合を説明したが、IB用サーバ12のコード生成部36が二次元コードを生成する前に引出期間を自動的に決定してもよい。
【0115】
また、IB用サーバ12がコード生成部36を備える場合を説明したが、携帯電話10が備えるようにしてもよい。この場合、引出情報をIB用サーバ12に送信することなく、二次元コードを生成することもできる。