(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
装置のプロセッサに動作を実行させるように構成されたプロセッサ実行可能ソフトウェア命令が記憶された持続性プロセッサ読み取り可能な記憶媒体において、前記動作が、
前のフォントに対して新たなフォントを作成することと、
フォントあたり1回複数のグリフのうちの各グリフを反転することにより、反転変更フォントを含むように前記新たなフォントを変更して、前記変更された新たなフォントを有する少なくとも1つの画像を提供することと、
前記少なくとも1つの画像を書き込むことと、
前記少なくとも1つの画像に関連付けられている現在の色を白色に設定することと、
前記少なくとも1つの画像に関して少なくとも1つの相関マーク画像又は光沢マークを生成するように前記反転変更フォントを含む前記新たなフォントを使用して前記少なくとも1つの画像の上面に書き込むことと
を備える、持続性プロセッサ読み取り可能な記憶媒体。
【背景技術】
【0002】
セキュリティは、文書及びディジタル製品及び/又はその複製分野において重要な問題である。公知のディジタル画像印刷/複写システムは、チケット、金融商品、セキュリティパス、医薬処方箋などを含む高価値の印刷物などの所定の文書の実効的な印刷/複写を防止する必要性が特定されているような高品質の文書を生成する。公知の技術は、従来の紙及びトナー又はインクのみを使用した「透かし」を含むようなオリジナル文書の印刷を含む。文書のセキュリティを強化するために開発されて知られているそのような透かし技術の1つは、 相関マークの使用及び実装を含む。
【0003】
相関マークは、文書の保護及び追跡のためのユニーク且つ簡便な方法を提供する。ディジタルスクリーニング技術に基づいて、相関マークは、視認できない隠れた画像を含む自己認証のセキュア文書を作成するためにハーフトーンスクリーンにおける空間的相関を利用する。相関マークを使用して、視認できない画像は、特別に設計されたハーフトーンスクリーンを使用して写真などの通常の可視画像内に隠すことができる。相関マークを埋め込むために利用されるハーフトーンスクリーンは、任意の従来のハーフトーンスクリーンのように使用されることができ、追加の画像処理を必要としない。
【0004】
ディジタル透かし技術とは異なり、相関マーク技術は、印刷プロセス中に不可視画像を隠す。オリジナル画像データに対するいかなる変更も必要とされない。そして、隠しマークは、印刷プロセス中に挿入されることから、文書の各コピーは、固有の隠れた画像を有することができる。
【0005】
相関マーク技術を使用して作成された隠れた画像は、人間の目にはみえない。そのような隠れた画像は、印刷された画像を走査して処理するか又は隠された画像を明らかにするために文書の上面に「鍵」を含むトランスペアレンシを重ねることによって検出されることができる。それゆえに、相関マークは、複写や歪みに対してロバストであり、ハーフトーン画像の再生において検出されることができる。
【0006】
文書のセキュリティの分野において、文書は、これらに限定されるものではないが、透かし、相関マークなどを含む複数の技術を使用して、複写、でっちあげ及び偽造から保護される。文書を保護するための1つのアプローチは、紙、インク、トナーなどの標準的な材料を使用することを含む、しかしながら、典型的には、ほとんどの市場におけるセキュリティ印刷企業は、特別な(そして高価な)材料を必要とする。セキュリティを必要とする文書の1つの例は、文書が本物であることを薬剤師が高い信頼レベルとすることができるようにしたい処方箋である。
【0007】
図1及び
図2に示されている相関マークは、復号するためのスクリーン又は鍵を必要とする文書セキュリティ技術の例である。
図1は、バーコードの上に位置する相関マークの従来技術の画像1を図示しており、
図2は、スクリーンに対する相関マークの従来技術の画像2を図示している。
【0008】
図1〜
図2に示されているアプローチは、一般に、後の処理ステップにおけるライトニング効果を補償するように画像を変更すること(画像のみが1回装置に送信される必要がある)と、画像によるパターンインクを形成することと、画像に垂直及び水平の空白を追加することと、現在の色となるようにパターンインクを設定すること(書き込まれるものが空白を有する画像に書き込む)と、画像全体が書き込まれるまで光沢(又は相関)マーク可変テキストを書き込むこととを含む。最後のステップは、可変データあたりに1回をN回繰り返されることができる。
【0009】
しかしながら、このアプローチによる主要な問題の1つは、この技術は一部の製造装置や作業フローにおいて機能するが、新たなアプリケーションに実装された場合、この技術はターゲットのオフィス装置に関してメモリ不足エラーによって機能しなくなるということである。この問題は、パターンキャッシュ(例えば、メモリ)が上記ステップからの画像について設計されなかったために発生する。パターンキャッシュを増やすか又はそれの使用を回避することは問題を解決しない。
【発明を実施するための形態】
【0017】
これらの非限定的な例において説明される特定の値及び構成は変更することができ、少なくとも1つの実施形態を例示するために単に引用され、その範囲を限定するものではない。
【0018】
上述した及び他の特徴及び機能の変形例、又は、それらの代替例は、望ましくは多くの他の異なるシステム又は用途に組み合わせることができることが理解されるであろう。また、様々な現在は予見できない又は予期しない代替例、変更例、変形例又は改良例は、当業者によってその後になされることができ、以下の特許請求の範囲によって包含されるようにも意図される。
【0019】
本発明の本実施形態(例示的な実施形態)が詳細に参照され、その例が添付図面に図示されている。可能な限り、同一の又は同様の部分を指すために図面全体を通して同じ参照符号が使用される。以下の説明において、その一部を形成する添付図面が参照され、本発明を実施することができる特定の例示的な実施形態によって示されている。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施するのを可能とするために十分に詳細に記載されており、他の実施形態が利用可能であり且つ本発明の範囲から逸脱することなく変更がなされ得ることが理解されるべきである。したがって、以下の説明は、単なる例示である。
【0020】
本発明は、1つ以上の実施形態に関して説明されるが、代替例及び/又は変更例は、添付した特許請求の範囲の精神及び範囲から逸脱することなく説明された例に対して行うことができる。さらに、本発明の特定の特徴は、いくつかの実装のうちの1つのみに関して開示されることがあるが、そのような特徴は、任意の所定の又は特定の機能について望ましく且つ有利であり得ることから、他の実装の1つ以上の他の特徴と組み合わせてもよい。さらにまた、用語「含む(including)」、「含む(includes)」、「有する(having)」、「有する(has)」、「有する(with)」又はそれらの異形が詳細な説明及び特許請求の範囲のいずれかにおいて使用される範囲で、そのような用語は、用語「備える(comprising)」と同様に包括的であることが意図される。用語「のうちの少なくとも1つ(at least one of)」は、選択されることができる記載された項目のうちの1つ以上を意味するように使用される。
【0021】
図3は、好ましい実施形態にかかる、低メモリ装置についての実時間相関マーク画像を作成するための方法10の論理的ステップを示す動作のフローチャートを図示している。方法10は、相関マークの文脈において説明されるが、このアプローチは、光沢又は相関のために同様に良好に動作することに留意されたい。
図3に示された方法10は、メモリ集約型ではなくターゲットの装置上で機能するように実時間相関及び/又は光沢マーク画像の作成をもたらすことができる。方法10は、一般に、2つのフォント変更、1つの画像変更及びノックアウトモードにおける変更されたフォントの書き込みを含む。1つのフォント変更(例えば、ブロック14を参照)は、画質を向上させる。他のフォント変更(例えば、ブロック16を参照)は、本願明細書においてより詳細に説明されるように、ノックアウトモードの機能を可能とする。それゆえに、1つのフォント変更(例えば、より太い前景)のみが従来のアプローチを超えて画質を向上させるために実装される必要がある。ブロック14及び18において示された動作は、画質を向上させることに留意されたい。しかしながら、1000個の可変データ列を有する1000個のディプロマを作成するために、例えば、1つの画像のみが必要とされる(例えば、方法10の全体の流れ/動作を参照)。
【0022】
本願明細書において利用される場合、ノックアウト(例えば、ノックアウトモード)という用語は、除去された画像の部分を指すことに留意されたい。2つの色が重なっている場合、例えば、それらは、通常、互いの上に印刷しない。例えば、底面色は、他の色が重なる領域からノックアウトされる−印刷されない。重なった色が印刷された場合、画像の一部は、潜在的にインクによって過度に充たされることができ、また、画像の色に影響を与えることができた。ノックアウトタイプは、通常、タイプが紙の色で現れるようにノックアウトされるか又は暗い背景から反転されるテキストである。
【0023】
ブロック12に示されるように、処理が開始される。次に、ブロック14に示されるように、空間周波数を維持しながら(フォントあたりに1回)、新たなフォントが現在のフォントよりも広い前景を有して作成されるステップ又は論理演算が実行されることができる。その後、ブロック16に示されるように、新たなフォントが各グリフを反転することによって変更されるステップ又は論理演算が処理されることができる(フォントあたりに1回)。そして、ブロック18に示されるように、ステップ又は論理演算が後のステップ動作においてライトニング効果を補償するために画像を変更するように実行されることができる。すなわち、画像のみが、1回装置に送信される必要がある。
【0024】
次に、ブロック20に示されるように、画像を書き込むためにステップ又は動作が実行されることができる。ステップ20、22及び24において示される動作は、可変データ記録あたりに1回をN回繰り返されることができることに留意されたい。次のブロック22に示されるように、白色又はノックアウトに現在の色を設定するようにステップ又は動作が処理されることができる。そして、ブロック24に示されるように、反転変更フォントを使用してノックアウトを画像の上面に書き込むようにステップ又はローカル動作が提供されることができる。ブロック24に示される動作の処理に続いて、ブロック26に示されるように、ブロック20、22及び24に示された動作がN回繰り返されたかどうかを判定するためにテストが判定されることができる。そうである場合、ブロック28に示されるように、処理は終了する。好ましい実施形態において、ブロック20、22及び24のループは、例えば、
図11に示される印刷装置204などのプリンタにおいて実行されるであろう。
【0025】
方法10のアプローチは、上述したメモリの問題を解決するのみならず、さらに、より多くのオリジナル画像をそのままにすることができるブロック14に示される動作のために従来技術のアプローチに比べてより良好な品質の画像を提供する。これらの動作のそれぞれは、ここで特定のステップを示す図によってより詳細に説明される。
【0026】
このアプローチは、これらのステップにしたがって以下のように要約することができる。
1)空間周波数を維持する(フォントあたりに1回)現在のフォントよりも広い前景を有する新たなフォントを作成する。
2)各グリフを反転させることによって新たなフォントを変更する(フォントあたりに1回)。
3)後のステップにおいてライトニング効果を補償するように画像を変更する−すなわち、画像のみが1回装置に送信される必要がある。
4)画像を書き込む(
*ステップ4〜6は、可変データ記録あたりに1回をN回繰り返されることに留意されたい)。
5)現在の色を白色又はノックアウトに設定する。
6)我々の反転変更フォントを使用してノックアウトを画像の上面に書き込む。
【0027】
このアプローチは、メモリの問題を解決するのみならず、このアプローチがより多くのオリジナル画像をそのままにすることができるという事実のために従来技術に比べてより良好な品質の画像も提供する。
【0028】
図4は、例としての相関グリフ又はマーク「A」の画像4を図示している。
図5は、
図4に示される現在のフォントに比べてより広い前景及びより小さい背景を有して作成された新たなフォントを有する画像5を図示している。
図5における画像5によって示されるように、
図4の画像4に示された現在のフォントに比べてより広い前景(黒色領域)及びより小さい背景(白色領域)を有する新たなフォントが作成される。前景及び背景の双方の中央は、双方のフォントについて同じであり、周波数が同一であることを意味する。これは、例えば、
図3のブロック14に示される動作又は上述したステップ1に関してフォント全体で1つのグリフを示しており、空間周波数を維持しながら(フォントあたりに1回)、現在のフォントよりも広い前景を有する新たなフォントが作成される。
【0029】
図6は、実施形態にかかる、
図5に示されるが反転された新たなフォントを有するグリフの画像6を図示している。
図6に示される画像6は、
図3のブロック16又は上述したステップ2に示された動作に関連している。
【0030】
図7A及び
図7Bは、実施形態にかかる撮像された暗い1回を図示している。すなわち、暗化効果の前の画像17が
図7Aに示されている。
図7Bに示される画像19は、暗化動作を受けた後の同じ画像17を表している。
図7A及び
図7Bによって示された動作は、1回画像を暗くすることによって画質を向上させることができる任意のステップであることに留意されたい。この動作は、上述したステップ3及び
図3に示されるブロック18に対応している。
【0031】
そして、色は白色に送られ、可変テキストは、例えば、
図6からフォントによって画像をノックアウトする。これは、全ての可変データ記録について繰り返す。
図8は、実施形態にかかる画像25のズームイン図を図示している。
図9は、実施形態にかかるスクリーンを有する同じ例としての画像25を図示している。
図7Bに示される画像19が書き込まれることができることに留意されたい。
図8〜
図9は、同じ画像25を示しており、
図8は、詳細を示すためにズームインされた画像であり、
図9は、右側にわたってスクリーンを有する。テキストは、画像全体で利用可能であるが、
図9の画像25に示されたグレアにより、その領域において不鮮明であることに留意されたい。
【0032】
それゆえに、開示されたアプローチは、(従来のアプローチとは異なり)メモリ集約型ではなくターゲットの装置上で動作するように実時間相関及び光沢マーク画像を作成することが理解されることができる。このユニークなアプローチは、2つのフォント変更、1つの画像変更及びノックアウトモードにおける変更されたフォントの書き込みを含む。フォント変更の1つは、従来のアプローチを介して画質を向上させる。このアプローチによって1000個の可変データ列を有する1000個のディプロマを作成するために、例えば、1つの画像のみが必要とされる。
【0033】
図10は、本願明細書における実施形態によって使用されることができ、且つ、例えば、プリントサーバ、パーソナルコンピュータ、ポータブルコンピュータ装置などを備えることができるコンピュータ装置200を図示している。コンピュータ装置200は、コントローラ/プロセッサ224(例えば、「装置のプロセッサ」)と、装置のプロセッサ224及びコンピュータ装置200の外部のコンピュータネットワークに動作可能に接続された通信ポート(入力/出力)226とを含む。また、コンピュータ装置200は、(電源222を介して)外部電源228から供給される電力で同様に動作するグラフィックユーザインターフェースアセンブリ236などの少なくとも1つの付属機能要素を含むことができる。
【0034】
入力/出力装置226は、コンピュータ装置200に対する通信に使用されることができる。装置のプロセッサ224は、コンピュータ装置の様々な動作を制御する。(光学、磁気、容量ベースなどとすることができる)持続性(不揮発性)コンピュータ記憶媒体装置220は、プロセッサ224によって読み取り可能であり、コンピュータ装置が本願明細書に記載されたものなどのその様々な機能を実行するのを可能とするようにプロセッサ224が実行する命令を記憶する。それゆえに、
図10に示されるように、本体ハウジング200は、電源222によって交流(AC)228から供給される電力で動作する1つ以上の機能要素を有する。電源222は、電力貯蔵素子(例えば、バッテリ)を含むことができ、外部の交流電源228に接続し、様々な要素によって必要とされる種類の電力に外部電力を変換する。
【0035】
図11は、本願明細書における1つ以上の実施形態によって使用されることができ、且つ、例えば、プリンタ、複写機、複合機、多機能装置(MFD)などを含むことができる印刷装置204であるコンピュータ装置を図示している。印刷装置204は、上述した構成要素の多くと、装置のプロセッサ224に動作可能に接続された1つ以上の印刷エンジン210と、シート供給部214から印刷エンジン210まで媒体シートを供給するように配置された媒体経路216などを含むことができる。印刷エンジン(複数可)から様々なマーキングを受信した後、媒体シートは、必要に応じて、様々な印刷されたシートを折り畳み、ステープル、ソートなどすることができる仕上げ部208に渡すことができる。また、印刷装置204は、(すなわち、電源222を介して)外部電源228から供給される電力で同様に動作する少なくとも1つの付属機能要素(例えば、スキャナ/原稿ハンドラ212など)を含むことができる。
【0036】
多くのコンピュータ装置が上述されている。チップベースの中央処理装置(CPU)、入力/出力装置(グラフィックユーザインターフェース(GUI)を含む)、メモリ、比較器、プロセッサなどを含むコンピュータ装置は周知であり、米国テキサス州ラウンドロックのデルコンピュータ社及び米国カリフォルニア州クパチーノのアップルコンピュータ社などの製造業者によって製造された容易に入手可能な装置である。そのようなコンピュータ装置は、一般に、入力/出力装置、電源、プロセッサ、電子記憶メモリ、配線などを含み、その詳細は、読者が本願明細書に記載された実施形態の顕著な態様にフォーカスするのを可能とするために本願明細書において省略されている。同様に、スキャナ及び他の類似の周辺機器は、米国コネティカット州ノーウォークのゼロックス社から入手可能であり、そのような装置の詳細は、簡潔性及び読者のフォーカスの目的のために本願明細書においては記載されない。
【0037】
本願明細書において使用される場合、用語プリンタ又は印刷装置は、任意の目的のために印刷出力機能を実行するディジタル複写機、製本機、ファクシミリ機、多機能機などの任意の装置を包含する。プリンタ、印刷エンジンなどの詳細は、当業者によって周知である。本願明細書における実施形態は、カラー、モノクロを印刷するか又はカラー若しくはモノクロ画像データを処理する実施形態を包含することができる。全ての上述した実施形態は、静電及び/又は電子写真機及び/又は他のレンダリングプロセスに特に適用可能である。
【0038】
当業者によって理解されることがきるように、実施形態は、方法、データ処理システム又はコンピュータプログラム製品の文脈で実施されることができる。したがって、実施形態は、全体がハードウェアの実施形態、全体がソフトウェアの実施形態、又は、一般に全て「回路」又は「モジュール」と本願明細書において言及されることができるソフトウェア及びハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとることができる。さらにまた、実施形態は、いくつかの場合には、媒体に具現化されたコンピュータ使用可能プログラムコードを有するコンピュータ使用可能記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。任意の適切なコンピュータ読み取り可能な媒体は、ハードディスク、USBフラッシュドライブ、DVD、CD−ROM、光記憶装置、磁気記憶装置、サーバストレージ、データベースなどを含めて利用することができる。
【0039】
本発明の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、オブジェクト指向プログラミング言語(例えば、Java(登録商標)、C++など)で記述することができる。しかしながら、特定の実施形態の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードはまた、「C」プログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語で、又は、例えばVisual Basicなどの視覚指向プログラミング環境で記述されてもよい。
【0040】
プログラムコードは、ユーザのコンピュータ上で完全に、ユーザのコンピュータ上で部分的に、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして、ユーザのコンピュータ上で部分的に及びリモートコンピュータ上で部分的に又はリモートコンピュータ上で完全に実行することができる。後者のシナリオにおいて、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)、例えばWi−Fi、WiMAX、802.xxなどの無線データネットワーク、及び、セルラーネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されることができ、又は、ほとんどのサードパーティサポートネットワークを介して(例えば、インターネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して)外部コンピュータに接続されることができる。
【0041】
実施形態は、本発明の実施形態にかかる方法、システム及びコンピュータプログラム製品及びデータ構造のフローチャート図、画像、グラフィックス、及び/又は、ブロック図を参照して、本願明細書において少なくとも部分的に記載されている。図示の各ブロック及びブロックの組み合わせ、及び/又は、疑似コードの行は、コンピュータプログラム命令によって実施されることができることが理解されるであろう。これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサ(例えば、
図10〜
図11に示されたコントローラ/プロセッサ224)を介して実行される命令がブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実行する手段を作成するように、汎用コンピュータ、特殊目的コンピュータ又は機械を生成するための他のプログラム可能データ処理装置のプロセッサに設けられることができる。
【0042】
図10〜
図11に示されるコントローラ/プロセッサ224を介して実行されることができる命令又はステップ/動作の例は、これらに限定されるものではないが、
図3に示された方法10のブロック12、14、16、18、20、22、24、26、28に関して本願明細書に示されて記載されたものを含む。
【0043】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ読み取り可能メモリに記憶された命令がブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実行する命令手段を含む製品を生成するように、特定の方法で機能するようにコンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置を導くことができるコンピュータ読み取り可能メモリ(例えば、
図10〜
図11に示されるコンピュータ記憶媒体220)に記憶されることができる。
【0044】
一般に、プログラムモジュールは、これらに限定されるものではないが、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象データ型及び命令を実行するルーチン、サブルーチン、ソフトウェアアプリケーション、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含む。さらに、当業者は、開示された方法及びシステムが、例えば、ハンドヘルド装置、マルチプロセッサシステム、データネットワーク、マイクロプロセッサベース又はプログラム可能な家庭用電化製品、ネットワークPC、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、サーバなどの他のコンピュータシステム構成によって実施されることができることを理解するであろう。
【0045】
本願明細書において利用される場合、用語モジュールは、特定のタスクを実行するか又は特定の抽象データ型を実行するルーチン及びデータ構造の集合体を指すことができることに留意されたい。モジュールは、他のモジュール又はルーチンによってアクセスされることができる定数、データ型、変数及びルーチンを列挙するインターフェースと、典型的にはプライベートであり(そのモジュールにのみアクセス可能である)且つ実際にはモジュール内のルーチンを実装するソースコードを含む実装の2つの部分から構成されることができる。用語モジュールはまた、ワードプロセッシング、会計、在庫管理などの特定のタスクの実行を支援するように設計されたコンピュータプログラムなどのアプリケーションを単に指すことがある。
【0046】
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ又は他のプログラム可能装置上で実行する命令がブロック又は複数のブロックにおいて指定された機能/動作を実行するためのステップを提供するように、コンピュータ実装プロセスを生成するために一連の動作ステップをコンピュータ又は他のプログラム可能装置上で実行させるためにコンピュータ又は他のプログラム可能データ処理装置にロードされることができる。
【0047】
上記に基づいて、多数の好ましく且つ代替の実施形態が本願明細書に開示されることが理解されることができる。例えば、1つの実施形態において、実時間相関マーク画像を提供するために所定の方法が実装されることができる。そのような方法は、例えば、前フォントに対して新たなフォントを作成し、フォントあたりに1回複数のグリフのうちの各グリフを反転して新たなフォントを有する1つ以上の画像を提供することによって反転変更フォントを含むように新たなフォントを変更し、画像を書き込み、画像に関連付けられている現在の色を白色に設定し、画像(又は複数の画像)に対して1つ以上の相関マーク画像又は光沢マーク画像を生成するために反転変更フォントを含む新たなフォントを使用して画像の上面に書き込むステップ又は動作を含むことができる。
【0048】
いくつかの実施形態において、ステップ又は動作は、ライトニング効果を補償するように画像(複数可)を変更するために実行されることができる。他の実施形態において、前フォントに対して新たなフォントを作成するステップ又は動作は、さらに、前のフォントに対して新たなフォントを作成することを含むことができ、新たなフォントは、フォントあたりに1回前のフォントに関連付けられた空間周波数を維持しながら、前のフォントのものよりも広い前景を含む。
【0049】
他の実施形態において、ステップ又は動作は、印刷装置を介して相関マーク画像又は光沢画像をレンダリングするために実行されることができる。さらに他の実施形態において、ステップ又は動作は、画像を書き込むステップ、画像に関連付けられている現在の色を白色に設定するステップ及び画像に対して相関マーク画像又は光沢マークを生成するために反転変更フォントを含む新たなフォントを使用して画像の上面に書き込むステップをN回繰り返すために設けられることができる。さらに他の実施形態において、画像に関連付けられている現在の色を白色に設定するステップ又は動作は、さらに、画像に関連付けられている現在の色を白色又はノックアウトに設定することを含むことができる。
【0050】
さらに他の実施形態において、実時間相関マーク画像を提供するためにシステムが提供されることができる。そのようなシステムは、例えば、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサ(複数可)と通信することができるコンピュータプログラムコードを具現化する持続性コンピュータ使用可能媒体とを含むことができる。コンピュータプログラムコードは、プロセッサ(複数可)によって実行可能であり、且つ、例えば、前のフォントに対して新たなフォントを作成し、フォントあたりに1回複数のグリフのうちの各グリフを反転して画像を書き込む新たなフォントを有する1つ以上の画像を提供することによって反転変更フォントを含むように新たなフォントを変更し、画像に関連付けられている現在の色を白色に設定し、画像に対して1つ以上の相関マーク画像又は光沢マークを生成するように反転変更フォントを含む新たなフォントを使用して画像の上面に書き込むように構成された命令を含む。
【0051】
さらに他の実施形態において、プロセッサ実行可能ソフトウェア命令が記憶された持続性プロセッサ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、前フォントに対して新たなフォントを作成することと、フォントあたりに1回複数のグリフのうちの各グリフを反転して新たなフォントを有する画像(又は複数の画像)を提供することによって反転変更フォントを含むように新たなフォントを変更することと、画像を書き込むことと、画像に関連付けられている現在の色を白色に設定することと、画像に対して少なくとも1つの相関マーク画像又は光沢マークを生成するために反転変更フォントを含む新たなフォントを使用して画像の上面に書き込むこととを含む動作を装置のプロセッサに実行させるように構成されることができる。
【0052】
上記開示された及び他の特徴及び機能の異形又はそれらの代替は、望ましくは多くの他の異なるシステム又は用途に組み合わせることができることが理解されるであろう。また、その様々な現在は予見できない又は予期しない代替例、変更例、変形例又は改良例は、当業者によってその後になされることができ、以下の特許請求の範囲によって包含されるようにも意図される。