特許第6792214号(P6792214)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6792214ディスプレイ装置用の通知プロファイルに基づくライブインタラクティブイベント表示
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6792214
(24)【登録日】2020年11月10日
(45)【発行日】2020年11月25日
(54)【発明の名称】ディスプレイ装置用の通知プロファイルに基づくライブインタラクティブイベント表示
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/431 20110101AFI20201116BHJP
   H04N 21/488 20110101ALI20201116BHJP
【FI】
   H04N21/431
   H04N21/488
【請求項の数】20
【外国語出願】
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2019-17063(P2019-17063)
(22)【出願日】2019年2月1日
(65)【公開番号】特開2019-161642(P2019-161642A)
(43)【公開日】2019年9月19日
【審査請求日】2019年2月18日
(31)【優先権主張番号】15/912,963
(32)【優先日】2018年3月6日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】000002185
【氏名又は名称】ソニー株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100092093
【弁理士】
【氏名又は名称】辻居 幸一
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】スティーヴン マーティン リッチマン
【審査官】 後藤 嘉宏
(56)【参考文献】
【文献】 特開2002−288135(JP,A)
【文献】 特開平06−051930(JP,A)
【文献】 特開2015−153379(JP,A)
【文献】 特開2009−253337(JP,A)
【文献】 特表2004−517532(JP,A)
【文献】 特表2004−500770(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0088622(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0105540(US,A1)
【文献】 韓国公開特許第10−2010−0084386(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
一時的な信号でなくかつ指令を備える少なくとも1つのコンピュータプログラム記憶媒体を備え、前記指令は少なくとも1つのプロセッサによって、
少なくとも1つのディスプレイ組立品上に、放送映像の情報源から受信した映像と、それぞれの第1および第2の通知プロファイルと関連付けられた少なくとも第1および第2のインジケータとを提示するように構成された現在の映像ウィンドウを備える、少なくとも1つのユーザインターフェース(UI)を提示し、
前記放送映像と関連づけられたインタラクティブイベントであって、コンピュータ入力装置を用いてユーザが対話できる少なくとも第1のインタラクティブイベントを表す信号を受信し、および
少なくとも第1のインタラクティブイベントを表す信号および第1及び第2の通知プロファイルにおける情報を使用して、前記第1のインタラクティブイベントに応答して前記第1および第2のインジケータの提示状態を自動的に変更するかどうかを判定し、
前記第1の通知プロファイルにおける情報は、前記第1のインタラクティブイベントに応答して第1の方法で前記第1のインジケータをユーザの介入なしに自動的に修正するのに使用され、前記第2の通知プロファイルにおける情報は前記第1のインタラクティブイベントに応答して第2の方法で前記第2のインジケータをユーザの介入なしに自動的に修正するのに使用され、前記第2の方法は前記第1の方法とは異なるものである、
ことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのプロセッサを備える、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのディスプレイ組立品を備える、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記第1及び第2のインジケータの少なくとも一方は可視インジケータである、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記提示状態は、色、大きさ、移動、瞬きの少なくとも1つを備える、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記ディスプレイ組立品は、少なくとも1つの映像ディスプレイ及び少なくとも1つのスピーカを備え、前記第1及び第2のインジケータの少なくとも一方は、前記少なくとも1つのスピーカに出力される可聴インジケータである、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記指令は、
少なくとも前記第1のインタラクティブイベントと、前記第1の通知プロファイル内にあり前記第1のインタラクティブイベントを通知に相関させる情報とを表す前記信号に応答して前記第1のインジケータの前記提示状態を変更し、前記第1のインタラクティブイベントを通知に相関させない前記第2の通知プロファイルに応答して、前記第2のインジケータの提示状態を変更しないように実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記指令は、
少なくとも第2のインタラクティブイベントと、前記第1の通知プロファイル内にあり前記第2のインタラクティブイベントを通知に相関させない情報とを表す信号に応答して、前記第1のインジケータの前記提示状態を変更せず、前記第2のインタラクティブイベントを通知に相関させる前記第2の通知プロファイルに応答して、前記第2のインジケータの提示状態を変更するように実行可能である、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記指令は、
前記第1および第2のインジケータならびに前記現在の映像ウィンドウと一緒に、前記少なくとも1つのディスプレイ組立品上に、前記第1のインタラクティブイベントにアクセスするために選択可能な少なくとも1つの領域を提示するように実行可能である、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
出力装置に少なくとも1つのユーザインターフェイス(UI)を提示する工程を備え、前記少なくとも1つのユーザインターフェイスは、
ユーザに使用のための識別を入力させ、
ユーザに第1のインジケータをユーザの第1のプロファイルと関連づけさせ、
ユーザに、少なくとも1つの種類の通知されるべきインタラクティブイベントを選択させ、
映像を少なくとも1つのディスプレイ上に提示する工程と、
前記ディスプレイ上に前記第1のインジケータを含む複数のインジケータを提示する工程と、ここで、前記ユーザは第1のユーザであり、複数のインジケータは少なくとも第1及び第2のインジケータを含み、第1のインジケータは第1のユーザの第1の通知プロファイルと関連づけられ、第2のインジケータは第1の通知プロファイルとは独立に第2のユーザの第2の通知プロファイルと関連づけられ、
コンピュータ入力装置を用いてユーザが対話して応答できる少なくとも1種類のインタラクティブイベントを表す信号を受信する工程と、
それぞれのインジケータに関連づけられた第1のプロファイルを含む複数のプロファイルにアクセスする工程と、
前記プロファイルにおける情報に基づいて、前記少なくとも1つのインタラクティブイベントを示すために前記それぞれのインジケータの状態をユーザの介入なしに自動的に変更するかどうかを決定する工程とを備え、
前記第1の通知プロファイルにおける情報は、少なくもと1つのインタラクティブイベントに応答して第1の方法で前記第1のインジケータをユーザの介入なしに自動的に修正するのに使用され、前記第2の通知プロファイルにおける情報は少なくとも1つのインタラクティブイベントに応答して第1の方法とは異なる第2の方法で前記第2のインジケータをユーザの介入なしに自動的に修正するのに使用されることを特徴とする方法。
【請求項11】
前記複数のプロファイルのうち第1のプロファイルの情報に基づいて、前記信号に応答して、前記複数のプロファイルのうち前記第1のプロファイルに関連するインジケータの状態を変更しない工程を備える、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記複数のプロファイルのうち第2のプロファイルの情報に基づいて、前記複数のプロファイルのうち前記第2のプロファイルに関連するインジケータの状態を、前記信号に応答して変更する工程を備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記インジケータを提示する工程は、前記インジケータの少なくともと1つを目に見えるように提示する工程を備える、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記インジケータを提示する工程は、前記インジケータの少なくとも1つを聞こえるようにスピーカに出力する工程を備える、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記インジケータおよび前記映像と一緒に、前記少なくとも1つのインタラクティブイベントにアクセスするために選択可能な少なくとも一つの領域を提示する工程を備える、請求項10に記載の方法。
【請求項16】
装置であって、
少なくとも1つのディスプレイ組立品と、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記プロセッサにアクセス可能でかつ指令を備える少なくとも1つのコンピュータ記憶装置とを備え、前記指令は、前記プロセッサに
前記少なくとも1つのディスプレイ組立品の表示領域にインタラクティブイベントにアクセスするために選択可能なインタラクティブイベントの記号を提示させ、
前記ディスプレイ組立品上に、複数のインジケータを、各インジケータを通知が望まれるインタラクティブイベントを定めるそれぞれのプロファイルに関連付けて提示させ、ここで、複数のインジケータには、それぞれが第1及び第2のプロファイルに関連づけられた第1及び第2のインジケータが含まれ、
前記ディスプレイ組立品上に放送コンテンツを提示する間に、インタラクティブイベントを示す信号を受信させ、
前記インタラクティブイベントに関する通知が望まれることを示すプロファイルに応答して、前記それぞれの関連するインジケータの状態を変更させ、ここで、第1のプロファイルにおける情報は、インタラクティブイベントに応答して第1の方法で前記第1のインジケータをユーザの介入なしに自動的に修正するのに使用され、前記第2のプロファイルにおける情報はインタラクティブイベントに応答して第1の方法とは異なる第2の方法で前記第2のインジケータをユーザの介入なしに自動的に修正するのに使用され、
インジケータの修正に続くインタラクティブイベントの記号の選択に応答して、利用可能なインタラクティブイベントの少なくもと1つのインジケータを提示させる、
よう構成されていることを特徴とする装置。
【請求項17】
前記インジケータの少なくとも1つは目に見える、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記インジケータの少なくとも1つは音声として聞こえるものである、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記指令は、前記プロセッサを、
前記インジケータと一緒に、前記少なくとも1つのディスプレイ組立品上に、前記インタラクティブイベントにアクセスするために選択可能な少なくとも1つの領域を提示するように構成する、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記状態は、色、大きさ、移動、瞬きを備える提示状態である、請求項16に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本特許出願は、一般的に、映像ディスプレイ装置用の通知プロファイルに基づくライブインタラクティブイベント表示に関する。
【背景技術】
【0002】
高品位テレビシステム委員会(ATSC)の3.0規格は、インターネットプロトコル(IP)ベースの放送規格であり、放送法規は、IPベースのコンテンツのエンドツーエンド配信を提供する。ハイパーテキスト転送プロトコル(DASH)を通じた動画専門家集団(MPEG)の動的適応ストリーミングは、広帯域配信に適したプロトコルであり、その理由は、放送用の単方向エンドツーエンドコンテンツ配信ATSC 3.0は、メディアセグメントを含むファイルの配信をサポートし、配信には単方向トランスポート(ROUTE)プロトコルを通じたリアルタイムオブジェクト配信、および単方向のトランスポート(FLUTE)プロトコルを通じてファイル配信から引き出されたATSC3.0定義プロトコルを使用し、FLUTEプロトコルは、インターネット技術調査特別委員会(IETF)によって定められる。ATSC3.0はまた、動画専門家集団(MPEG)のメディア転送プロトコル(MMTP)を用いるメディアの配信をサポートしている。
【発明の概要】
【0003】
本明細書で理解されるように、ATSC 3.0は、広告や他の自動トリガプログラミングイベントのようなインタラクティブイベントの配信をサポートする。これらのイベントは、ATSC放送(ROUTE/MMTコマンド)のようないくつかのやり方で例示化可能である。しかしながら、本原理は、トランスポート制御プロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)を用いて広帯域映像を(ジャバクリプトまたはジャバクリプトオブジェクト表記(JSON)コマンドで)配信するためのインタラクティブイベントの配信、あるいは例えばケーブルサービスインターフェイス仕様(DOCSIS)またはDOCSISサービスゲートウェイ(DSG/DOCSIS)コマンドを通じたデータを用いるケーブルテレビチャネル帯域信号の配信にも適用する。インタラクティブイベントは、重ね合せた図形ボタン、通常は文字「i」のようなプログラムキューまたはアクションのきっかけを用いてテレビ視聴者に示すことができる。
【0004】
本明細書でさらに理解されるように、視聴者は、インタラクティブイベントが存在してプログラムキューまたはアクションのきっかけによって考慮されるときのみ知る。どの特定のイベントが準備完了であるのかを知るためには、視聴者は、キューをクリックするために視聴を中断する必要があり、これはイベントが特定の視聴者にとって興味のないものであるとき、特に悩ましくなることがある。
【0005】
したがって、通常、特定の視聴者に関連付けられた通知プロファイルが、プログラムストリーム上に現れるスクリーン上のアイコンまたは図形オブジェクト、メニューテンプレート、またはポップアップテレビインターフェース内のタイル表示で、インタラクティブトリガーとは別個に表すことができる。プロファイルアイコンは、放送セッションの間に視聴者に選択的に見えるようにされ、筋の展開(action)が応答を待ち状態であることを生の信号で知らせることができる。さらに、応答に利用可能なライブイベントの状態は、放送会社がどの種類の即時応答をそのイベントにプログラムしているかに基づいて、ユーザプロファイルを用いて特殊化可能である。例には、広告からのクーポンオファーへの応答またはクロスプロモーション広告からの将来のプログラミングリマインダの送信または投票やコメントをするためのインスタントメッセージの送信などが含まれる。ユーザのアクティブなプロファイルを通じて、ユーザは、各イベントに対して実行するアクションを決定する。インタラクティブテレビの機会に応えるには、複数の選択肢がある。したがって、応答は個人化することができ、ユーザによる応答の構文は、プロファイルがどのように設定されるかに基づいて変化する。すると、応答は、動的になり個別化される。
【0006】
スマートテレビ上に目で見える対話式(interactive)で、生放送の、情報処理能力がある(smart)プロファイルは、テレビ用の通信ビーコンである。通信ビーコンは、視聴者にテレビ視聴体験の中断を制限する情報を与えるように動作して、対話性に備えて事前設定された構成に基づいて応答を迅速に管理する。ライブプロファイルはまた、同じホームネットワークにある他の装置にホームメッセージを配信するために、個人化された通信機能を有する。そのため、ライブプロファイルは、そのコンテンツの好みのプロファイルを追跡するだけでなく、テレビを通して対話するとき、その個人的なデジタル識別として機能することもできる。
【0007】
本発明の原理によると、スマート図形は、生放送でかつ自動化されかつ動的にすることができ、カーソルをその上に置いたとき、単に映像を再生するだけでなく、以下に記載する状態変化に関して異なる色または他の手段を示すことによって、クリックされることなく視聴者にライブ通知を配信する。これにより視聴者は、イベントに応答するためにテレビの視聴を中断するかどうかについて決定するのを援助される。本原理により、ホーム内の他のスマート装置にホームネットワークを用いてメッセージを送信することを含む、カスタマイズされた通知およびカスタマイズされた応答が可能になる。スマートプロファイルを使用すると、視聴者に、キューにあるイベントの数、保存されているイベントの数、およびプログラミングまたはウェブイベントに関連するその他の集計などの情報を与えることができる。スマートプロファイルは、イベント管理用のライブラリとしても役立ち得る。
【0008】
本原理は、このように普通のテレビトリガーの使用に基づいて、視聴者にインタラクティブイベントを通知する。トリガーに対する応答は、視聴されている番組、テレビ動作システムの種類、およびこの種類により可能になる機能性に基づくことができる。イベントの種類は異なることができ、コンテンツまたは放送会社のみが管理または監督する必要はない。複数イベントは、非ライブで、実際の視聴機会とは分離して、非連続的にインターネットプロトコルを通じて独立して配信することができる。映像を録画のためにハードドライブに送信するなどのイベントは、ライブ視聴に基づくことができる。ホーム内のファミリメンバーに将来の番組リマインダー要求を送信すること、またはインスタントチャットメッセージを送信することは、不連続になし得る。アクティブなユーザプロファイルは、スクリーン上に異なる色のアイコンとして描くことができ、それにより現在の視聴者に、取るべきアクションがあること、利用可能なアクション、そのアクションがライブであるかどうかなどが示される。したがって、アイコンの状態には、点灯または消灯、およびどの対話式動作が求められているかを視聴者にどの色で合図するのかを含み得る。たとえば、緑色は、ライブイベントが応答を求めており、選択可能であることを意味する。青く点灯したプロファイルアイコンは、ホームのファミリメンバーからのメッセージが待ち状態であることを意味する。アイコンの状態は、視聴者が彼のプロファイルでどのアイテムを選択したか、および視聴者がどのアクションに適用するためにどの色を選択したかに応じて、テレビ上のインタラクティブトリガーに関係させることができ、またはインスタントメッセージング(IM)のような他の利用可能なアクションとすることができる。コンテンツを見ている人のアクティブなユーザプロファイルを表すアイコンは、視聴者に現在どの種類のアクションが可能であるかを知らせるために特殊化して、異なる半透明の色または強調表示にすることができる。プロファイルアイコンを強調表示またはクリックすると、テレビのそのライブコンテンツまたは現在の状態に対して選択可能なアクションがアクティブになる。アイコンの「背後」または周囲の持続的な明るさは、プロファイルがアクティブで「オンライン」であることを意味し得る。アイコンの周囲のより明るい強調表示は、ナビゲーション目的に適することができる。アイコン上の右クリックを使用して、現在、ホームの誰かに送信された一般的なメッセージのような、見ているコンテンツに関連しないどの追加のオプションまたはアクションが利用可能であるかを示すことができる。アイコンにカーソルを置きまたはアイコンを強調表示すると、イベントベースのライブアクションが示され、その一方、アイコンを選択すると利用可能なアクション全体が開かれる。本質的には、インタラクティブアイコンで描かれた目に見えるユーザプロファイルは、情報処理能力があり、プログラムが対話式になる時期と、プログラムまたはユーザによってイベントがトリガーされたときに利用可能なオプションとを認識している。
【0009】
カスタマイズされた通知および通信機能を備えた情報処理能力があるユーザプロファイルは、ユーザにテレビの状態を選択的に知らせ、イベントトリガーが対応することを可能にし、そしてそのようなマルチビュー環境と同様に、コンテンツの機会をカスタマイズするのに役立つ。マルチビューテレビは、コンテンツのうち主要な生放送と一緒に同時に視聴できる特別なライブ映像へのアクセスを可能にするために放送会社によってアクティブにすることができる。これらの監督されたライブビューテンプレートは個人向けのプロファイルに基づいて追加することができ、個人向けのプロファイルは、コンテンツ視聴を個人向けにするためにテレビコンテンツ制作者が多数の視聴者実行を配信している間に、標準的な方法で使用する。
【0010】
ある実施形態では、装置は一時的な信号でなくかつ指令を備える少なくとも1つのコンピュータプログラム記憶媒体を含み、指令は少なくとも1つのプロセッサによって、少なくとも1つのディスプレイ組立品上に、放送映像の情報源から受信した映像と、それぞれの第1および第2の通知プロファイルと関連付けられた少なくとも第1および第2のインジケータとを提示するように構成された現在の映像ウィンドウを含む、少なくとも1つのユーザインターフェース(UI)を提示する。指令は、少なくとも第1のインタラクティブイベントを表す信号を受信し、ならびに第1および第2の通知プロファイル内のそれぞれの第1および第2のインジケータの提示状態を変更するかどうかを判定するために、少なくとも第1のインタラクティブイベントおよび情報を表す信号を使用するように実行可能である。
【0011】
インジケータは、可視インジケータとすることができ、提示の状態は、1または複数の色、大きさ、動き、瞬きを含むことができる。代わりに、ディスプレイ組立品は、少なくとも1つの映像ディスプレイおよび少なくとも1つのスピーカを含むことができ、インジケータは、少なくとも1つのスピーカ上に提示される可聴インジケータにし得る。複数可聴インジケータは、それぞれが特定のインタラクティブ機能に関連付けられた様々な種類の音楽、またはどのインタラクティブ機能がちょうど利用可能になったかを明言する話し言葉などにし得る
【0012】
一部の実施形態では、指令は、少なくとも第1のインタラクティブイベントと、第1の通知プロファイル内にあり第1のインタラクティブイベントを通知に相関させる情報とを表す信号に応答して第1のインジケータの提示状態を変更し、第1のインタラクティブイベントを通知に相関させない第2の通知プロファイルに応答して、第2のインジケータの提示状態を変更しないように実行可能である。そのような実装では、指令は、少なくとも第2のインタラクティブイベントと、第1の通知プロファイル内にあり第2のインタラクティブイベントを通知に相関させない情報とを表す信号に応答して、第1のインジケータの提示状態を変更せず、第1のインタラクティブイベントを通知に相関させる第2の通知プロファイルに応答して、第2のインジケータの提示状態を変更するように実行可能である。
【0013】
必要に応じて、指令は、第1および第2のインジケータならびに現在の映像ウィンドウと一緒に、少なくとも1つのディスプレイ組立品上に、第1のインタラクティブイベントにアクセスするために選択可能な少なくとも1つの領域を提示するように実行可能である。
【0014】
別の態様では、方法は、放送映像を受信する工程と、映像を少なくとも1つのディスプレイ上に提示する工程と、ディスプレイ上に複数のインジケータを提示する工程とを含む。方法は、少なくとも1つのインタラクティブイベントを表す信号を受信する工程を含む。方法は、さらに信号に応答して、それぞれのインジケータに関連するプロファイルにアクセス工程と、プロファイル内の情報に基づいて、少なくとも1つのインタラクティブイベントを示すためにそれぞれのインジケータの状態を変更するかどうかを決定する工程とを含む。
【0015】
別の態様では、装置は、少なくとも1つのディスプレイ組立品と、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサにアクセス可能でかつ指令を備える少なくとも1つのコンピュータ記憶装置とを含む。指令は、プロセッサを、ディスプレイ組立品上に、複数のインジケータを、各インジケータを通知が望まれるインタラクティブイベントを定めるそれぞれのプロファイルに関連付けて提示するように構成する。指令は、ディスプレイ組立品上に放送コンテンツを提示する間に、インタラクティブイベントを示す信号を受信することに応答してプロファイルにアクセスするように実行可能である。指令は、インタラクティブイベントに関する通知が望まれることを示すプロファイルに応答して、それぞれの関連するインジケータの状態を変更し、およびインタラクティブイベントに関する通知が望まれないことを示すプロファイルに応答して、それぞれの関連するインジケータの状態を変更しないように実行可能である。
【0016】
本出願の詳細事項は、その構造および動作の両方に関して、類似の参照数字が類似の部品を指す添付図面を参照することによって最も良く理解可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本原理による例を含む例示的なシステムのブロック図である。
図2】通知プロファイルを設定するための例示的なユーザインターフェース(UI)のスクリーンショットを示す図である。
図3】ライブイベントに関する3つの通知インジケータの例示的なスクリーンショットを示す図である。
図4】本原理と一致する例示的な論理のフローチャートを示す図である。
図5】通知インジケータに関する例示的な状態変化の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
この開示は、一般的に、家庭用電化製品(CE)装置を含み得るコンピュータネットワークの態様を含む、コンピュータエコシステムに関する。本明細書におけるシステムは、ネットワークを通じて接続されたサーバ構成部品およびクライアント構成部品を含み、結果としてデータがサーバ構成部品とクライアント構成部品との間で交換される。クライアント構成部品は1つまたは複数のコンピュータ装置を含み、コンピュータ装置は、携帯用のテレビ(例えばスマートテレビ、インターネット機能内蔵のテレビ)と、ラップトップ型コンピュータおよびタブレット型コンピュータのような携帯用のコンピュータと、以下で説明するスマートフォンおよび追加の例を含む他のモバイル携帯機器とを含む。これらのクライアント装置は、様々な動作環境で動作することができる。例えば、一部のクライアントコンピュータは、例として、マイクロソフトからの基本ソフト、あるいはUnix基本ソフト、あるいはアップルコンピュータまたはグーグルによって生産された基本ソフトを採用することができる。これらの動作環境は、マイクロソフトまたはグーグルまたはモジラによって作成されたブラウザのような1つまたは複数のブラウジングプログラム、あるいは以下で説明するインターネットサーバによってホストとして働くウェブアプリケーションにアクセス可能な他のブラウザプログラムを実施するために使用できる。
【0019】
サーバ/ゲートウェーは、指令を実施する1つまたは複数のプロセッサを含み、指令によりサーバは、インターネットのようなネットワークを通じてデータを送受信するように構成される。代わりに、クライアントとサーバとは、ローカルイントラネットまたは仮想プライベートネットワークを通じて接続可能である。サーバまたは制御装置として、Sony PlayStationR(登録商標)、パソコンなどのようなゲーム機を例示することができる。
【0020】
クライアントとサーバとの間のネットワークを通じて情報が交換できる。この目的およびセキュリティのために、サーバおよび/またはクライアントは、ファイアウォール、ロードバランサ、一時記憶装置およびプロキシーサーバ、ならびに信頼度およびセキュリティのための他のネットワークインフラを含むことができる。
【0021】
本明細書で用いるとき、指令は、システム内で情報を処理するためにコンピュータに実装された工程を指す。指令は、ソフトウェア、ファームウェアまたはハードウェアで実装可能であり、システムの構成部品が実行するあらゆる種類のプログラムされた工程を含むことができる。
【0022】
プロセッサは、従来のあらゆる汎用の単一チップ式またはマルチチップ式プロセッサとすることができ、プロセッサは、アドレスライン、データラインおよび制御ラインのような様々な通信ラインならびにレジスタおよびシフトレジスタよって論理を実施可能である。
【0023】
フローチャートおよびユーザインターフェースとして本明細書に記載されたソフトウェアモジュールは、様々なサブルーチン、手順などを含むことができる。開示を制限することなく、具体的なモジュールによって実施するために記述された論理は、他のソフトウェアモジュールに再分配可能でありおよび/または単一のモジュールで一緒に組合せ可能でありおよび/または共有可能なライブラリにおいて利用可能とされる。
【0024】
本明細書に記載された本原理は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの組み合わせとして実装することができ、従って例示的な構成部品、ブロック、モジュール、回路および工程は、それらの機能性の点から記述されている。
【0025】
さらに、以上で示唆したものに加えて、以下で説明する論理的なブロック、モジュールおよび回路が、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセサ(DSP)、特定用途向けIC(ASIC)のような分野プログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラム可能論理装置、別個のゲートまたはトランジスター論理、別個のハードウェア構成部品において、あるいはそれらの任意の組み合わせで実装または実施可能であり、これらは、本明細書に記載された機能を実行するために設計されている。プロセッサは、制御装置または状態機械あるいは複数コンピュータ装置の組み合わせによって実装可能である。
【0026】
以下に記載する機能および方法は、ソフトウェアに実装されたとき、限定されないがC#またはC++のような適切な言語で書込み可能であり、しかもランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、電気的消去可能ROM(EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD−ROM)のようなコンピュータ可読記憶媒体を通して、あるいはデジタル多用途ディスク(DVD)、磁気ディスク記憶装置のような他の光ディスクス記憶装置、あるいは除去可能なサムドライブなどを含む他の磁気記憶装置を通して記憶または伝達可能である。接続によりコンピュータ可読媒体が構成できる。そのような接続は、例として、ファイバー光学および同軸のワイヤーを含むハードワイヤーのケーブルならびにデジタル加入者回線(DSL)およびツイストペアワイヤーを含み得る。
【0027】
1つの実施形態に含まれる構成部品は、他の実施形態において任意の適切な組み合わせで使用可能である。例えば、本明細書に説明しおよび/または図面に描いた様々な構成部品は、何れも他の実施形態において組み合わせ、交換しまたは除外することができる。
【0028】
「A、BおよびCの少なくとも1つを有するシステム」(同様に「A、BまたはCの少なくとも1つを有するシステム」、および「A、B、Cの少なくとも1つを有するシステム」)は、Aを単独で、Bを単独で、Cを単独で、AおよびBを一緒に、AおよびCを一緒に、BおよびCを一緒に、ならびに/あるいはA、B、およびCを一緒に有するシステムを含む。
【0029】
次に、具体的に図1を参照すると、例示的なエコシステム10が示され、エコシステム10は、本原理に従って上述したかつ以下でさらに記載する1つまたは複数の例示的な装置を含むことができる。システム10に含まれる第1の例示的な装置は、例示的な一次ディスプレイ装置として構成された家庭電化製品(CE)装置であり、示した実施形態では、限定されないが、テレビチューナ付き(等価的に、テレビを制御するセットトップボックス)付きのインターネット機能内蔵テレビのような、音声映像ディスプレイ装置(AVDD)12である。AVDD12は、アンドロイド(登録商標)ベースのシステムにすることができる。AVDD12はまた、代わりに、コンピュータ化されたインターネット機能内蔵の(「スマート」)電話、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、例えばコンピュータ化されたインターネット機能内蔵の時計、コンピュータ化されたインターネット機能内蔵の腕輪のようなウェアラブルのコンピュータ化された装置、他のコンピュータ化されたインターネット機能内蔵の装置、コンピュータ化されたインターネット機能内蔵の音楽プレーヤー、コンピュータ化されたインターネット機能内蔵のヘッドホン、移植可能な皮膚装置などのようなコンピュータ化されたインターネット機能内蔵の皮膚装置とすることができる。それとは関係なく、AVDD12および/または本明細書に記載された他のコンピュータは、本原理を実行する(例えば、本原理を実行するためにCE装置と通信して、本明細書に記載された論理を実施し、ならびに本明細書に記載された他のあらゆる機能および/または動作を実行する)ように構成されていることを理解されたい。
【0030】
従って、そのような原理を実行するために、AVDD12は、図1に示した構成部品の一部または全てによって構成可能である。例えば、AVDD12は、1つまたは複数のディスプレイ14を含むことができ、ディスプレイ14は、高解像度または超高解像度「4K」またはより高い解像度の平面スクリーンによって実装することができ、しかもディスプレイにおけるタッチによって使用者入力信号を受信するためにタッチ機能内蔵にし、またはしなくても良い。本原理は、ディスプレイ14がタッチ機能内蔵式でない環境において特に有益である。AVDD12は、本原理に従って音声を出力するための1つまたは複数のスピーカ16と、例えば音声受信機/マイクロホンのような、例えばAVDD12に音声コマンドを入力してAVDD12を制御するための少なくとも1つの追加の入力装置18とを含むことができる。例示的なAVDD12はまた、1つまたは複数のプロセッサ24の制御のもとで、インターネット、WAN、LANなどのような少なくとも1つのネットワーク22を通じて通信するための、1つまたは複数のネットワークインターフェース20を含む。したがって、インターフェース20は、限定されないがWi−Fi送受信機とすることができ、Wi−Fi送受信機は、限定されないがメッシュネットワーク送受信機のような無線コンピュータネットワークインターフェースの例である。インターフェース20は、限定されないが、ブルートゥース(登録商標)送受信機、ジグビー送受信機、IrDA送受信機、ワイヤレスUSB送受信機、無線USB送受信機、有線USB、有線LAN、電力線またはMoCAにすることができる。プロセッサ24は、本原理を実行するAVDD12を、本明細書に記載されたAVDD12の他の要素を含んで制御し、例えばディスプレイ14を制御してその上に画像を提示しかつそこから入力を受け取り得ることを理解されたい。さらに、ネットワークインターフェース20は、例えば有線式または無線式のモデムまたはルーターにでき、あるいは例えば無線電話方式送受信機のような、または上述したWi−Fi送受信機などの他の適切なインターフェースにできることに注目されたい。
【0031】
以上のものに加えて、AVDD12はまた、別のCE装置に(例えば、有線接続を用いて)物理的につながるための例えば高品位マルチメディアインターフェース(HDMI(登録商標))ポートまたはUSBポートのような1つまたは複数の入力ポート26、ならびに/あるいは音声をヘッドホンを通してAVDD12からユーザに提示するために、ヘッドホンをAVDD12に接続するためのヘッドホンポートを含む。例えば、入力ポート26は、有線または無線によって音声映像コンテンツのケーブルまたは衛星情報源26aに接続することができる。したがって、情報源26aは、例えば、別個のまたは統合されたセットトップボックス、または衛星受信機とすることができる。代わりに、情報源26aは、以下でさらに説明するチャネル割り当て目的のために、ユーザによってお気に入りとみなされ得るコンテンツを含むゲームコンソールまたはディスクプレーヤとすることができる。
【0032】
AVDD12はさらに、ディスクベースのまたは固形の記憶装置のような、一時的な信号でない1つまたは複数のコンピュータメモリ28を含むことができ、場合によっては、AVDDのシャーシに独立型装置として、あるいはAVDDのシャーシの内部または外部にあるAVプログラムを再生するためのパーソナル映像記録装置(PVR)、または映像ディスクプレーヤとして、または脱着式メモリメディアとして具体化される。さらに、いくつかの実施形態では、AVDD12は、限定されないが、携帯電話受信機、GPS受信機のような位置または場所受信機、および/または高度計30を含むことができ、位置受信機などは、例えば少なくとも1つの衛星または携帯電話の中継塔から地理的位置情報を受信して、情報をプロセッサ24に提供しおよび/またはAVDD12が配置された高度をプロセッサ24と共に決定するように構成されている。しかしながら、携帯電話受信機、GPS受信機および/または高度計以外の別の適切な位置受信機が、本原理に従って、例えば三次元の全てにおいてAVDD12の場所を決定するために使用できることを理解されたい。
【0033】
AVDD12の説明を続けて、いくつかの実施形態では、AVDD12は1つまたは複数のカメラ32を含むことができ、カメラ32は、例えばAVDD12に統合された熱画像カメラ、ウェブカメラのようなデジタルカメラおよび/またはカメラであり、写真/画像および/または映像を集めるためにプロセッサ24によって本原理に従って制御可能である。AVDD12には、ブルートゥース送受信機34および他の近距離無線通信(NFC)要素36も含まれ、それぞれブルートゥースおよび/またはNFCの技術を用いて他の装置と通信する。例示的なNFC要素は、無線自動識別(RFID)要素にすることができる。
【0034】
なおさらに、AVDD12は、1つまたは複数の補助センサー37(例えば加速度計、ジャイロスコープ、走行距離計のような運動センサーまたは磁気センサー、遠隔の制御装置から赤外線コマンドを受け取るための赤外線(IR)センサー、光学センサー、速度および/またはリズムセンサー、身振りセンサー(例えば身振りコマンドを感知するためなどの))を含むことができ、プロセッサ24に入力を供給する。AVDD12は、入力をプロセッサ24に供給するOTAテレビ放送を受信するために、無線テレビ放送ポート38を含むことができる。以上のものに加えて、AVDD12はまた、赤外線通信協会(IRDA)装置のような赤外線(IR線)送信機および/または赤外線受信機および/または赤外線送受信機42を含み得ることに注目されたい。AVDD12に給電するためにバッテリー(図示しない)を設けることができる。
【0035】
引き続き図1を参照して、AVDD12に加えて、システム10は、AVDD12に関して示した構成部品の一部または全部を含み得る、1つまたは複数の他の種類のコンピュータ装置を含むことができる。1つの例では、第1の装置44および第2の装置46が示され、AVDD12の構成部品の一部または全部と類似する構成部品を含むことができる。示した装置よりも少ないまたは多い装置を使用することができる。
【0036】
示した例では、本原理を説明するために、3つの装置12、44、46の全てが、例えば破線で示された住居48内のローカルネットワークのメンバーであると仮定する。
【0037】
例示的な限定されない第1の装置44は、タッチ機能内蔵の映像ディスプレイのような1つまたは複数のタッチセンサ方式の表面50を含むことができ、表面50は、ディスプレイ上でのタッチによりユーザ入力信号を受信する。第1の装置44は、本原理に従って音声を出力するための1つまたは複数のスピーカ52と、例えば音声受信機/マイクロホンのような、例えば第1の装置44に可聴コマンドを入力して装置44を制御する少なくとも1つの追加の入力装置54とを含むことができる。例示的な第1の装置44はまた、1つまたは複数のプロセッサ58に制御されてネットワーク22を通じて通信する、1つまたは複数のネットワークインターフェース56を含むことができる。したがって、インターフェース56は、制限されないがWi−Fi送受信機とすることができ、Wi−Fi送受信機は、メッシュネットワークインターフェースを含む無線コンピュータネットワークインターフェースの例である。プロセッサ58は、本原理を実行するために第1の装置44を、本明細書に記載された第1の装置44の他の要素を含んで制御して、例えばディスプレイ50を制御してその上に画像を提示しかつそこから入力を受け取り得ることを理解されたい。さらに、ネットワークインターフェース56は、例えば有線式または無線式のモデムまたはルーターにでき、あるいは例えば無線電話方式送受信機のような、または上述したWi−Fi送受信機などの他の適切なインターフェースにできることに注目されたい。
【0038】
以上のものに加えて、第1の装置44はまた、別のコンピュータ装置に(例えば、有線接続を用いて)物理的につながるための例えばHDMIポートまたはUSBポートのような1つまたは複数の入力ポート60、および/または音声をヘッドホンを通して第1の装置44からユーザに与えるために、ヘッドホンを第1の装置44に接続するためのヘッドホンポートを含むことができる。第1の装置44はさらに、ディスクベースのまたは固形の記憶装置のような1つまたは複数の触れることができるコンピュータ可読記憶媒体62を含む。さらに、いくつかの実施形態では、第1の装置44は、限定されないが、携帯電話および/またはGPS受信機および/または高度計64を含み、携帯電話などは、例えば少なくとも1つの衛星および/または携帯電話の中継塔から三角測量を用いて地理的位置情報を受信し、情報を装置プロセッサ58に提供しおよび/または第1の装置44が配置された高度を装置プロセッサ58と共に決定するように構成されている。しかしながら、携帯電話および/またはGPS受信機および/または高度計以外の別の適切な位置受信機が、本原理に従って、例えば三次元の全てにおいて第1の装置44の場所を決定するために使用できることを理解されたい。
【0039】
第1の装置44の説明を続けて、いくつかの実施形態では、第1の装置44は、例えば第1の装置44に統合された熱画像カメラ、ウェブカメラのようなデジタルカメラである、1つまたは複数のカメラ66を含むことができる。第1の装置44には、ブルートゥース送受信機68および他の近距離無線通信(NFC)要素70も含まれ、それぞれブルートゥースおよび/またはNFCの技術を用いて他の装置と通信する。例示的なNFC要素は、無線自動識別(RFID)要素にすることができる。
【0040】
なおさらに、第1の装置44は、1つまたは複数の補助センサー72(例えば加速度計、ジャイロスコープ、走行距離計のような運動センサー、または磁気センサー、赤外線(IR)センサー、光学センサー、速度および/またはリズムセンサー、身振りセンサー(例えば身振りコマンドを感知するためなどの))を含むことができ、入力をCE装置プロセッサ58に供給する。第1の装置44は、例えば、1つまたは複数の気候センサー74(例えば気圧計、湿度センサー、風センサー、光センサー、温度センサーなど)および/または1つまたは複数の生物測定センサー76のような他のセンサーをさらに含み、入力を装置プロセッサ58に供給することができる。以上のものに加えて、いくつかの実施形態において、第1の装置44はまた、赤外線通信協会(IRDA)装置のような赤外線(IR線)送信機および/または赤外線受信機および/または赤外線送受信機42を含み得ることに注目されたい。第1の装置44に給電するためにバッテリーを設けることができる。装置44は、上述した通信モードおよび関連構成要素の何れかを介してAVDD12と通信することができる。
【0041】
第2の装置46は、上述した構成部品の一部または全てを含むことができる。
【0042】
次に、前述した少なくとも1つのサーバ80を参照すると、サーバ80は、少なくとも1つのサーバプロセッサー82と、ディスクベースまたは固体の記憶装置のような少なくとも1つのコンピュータメモリ84と、少なくとも1つのネットワークインターフェース86とを含み、これらは、サーバプロセッサー82の制御のもとでネットワーク22を通じて図1の他の装置と通信し、確かに本原理に従ってサーバとクライアント装置との間の通信を容易にすることができる。ネットワークインターフェース86は、例えば有線式または無線式のモデムまたはルーターにすることができ、Wi−Fi送受信機、あるいは例えば無線電話方式送受信機のような他の適切なインターフェースにできることに注目されたい。
【0043】
従って、いくつかの実施形態では、サーバ80は、インターネットサーバにし、「クラウド」機能を含んで実行することができ、結果としてシステム10の装置は、例示的な実施形態のサーバ80を介して「クラウド」環境にアクセスすることができる。代わりに、サーバ80は、図1に示す他の装置と同じ場所または近くにあるゲーム機または他のコンピュータによって実装することができる。
【0044】
以下に説明する装置は、上述した要素の一部または全部を組み込むことができる。
【0045】
上記方法は、プロセッサによって実行されるソフトウェア指令、適切に構成された特定用途向け集積回路(ASIC)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)モジュールあるいは当該分野の当業者によって理解されるような他の任意の便利なやり方として実装することができる。採用される場合、ソフトウェアコマンドはCD-ROMまたはフラッシュドライブのような一時的でない装置で具体化することができる。代わりに、ソフトウェアコード指令が、無線信号または光信号などの一時的な構成で、またはインターネットを通じたダウンロードを介して具体化することができる。
【0046】
図2は、通知プロファイルを設定するために視聴者が使用できるUIの限定的でない例を示す。ユーザは、ユーザ名または写真(たとえば、局在的なまたは遠隔の写真アルバムから選択される)あるいは音声入力(音声認識のための音声指紋として使用される)などの識別を入力ツール200に入力することができる。ユーザはまた、例えばドロップダウンリスト202を用いて、彼のプロファイルに関連付ける通知インジケータを選択することができる。限定されないが、選択のために利用可能なインジケータは、アイコン、写真、映像クリップ、記号、アバターなどを含むことができる。
【0047】
視聴者はまた、彼が例えばリスト204から通知を受けることを希望する様々な種類のインタラクティブイベントを選択することができる。イベントは、限定されないが、着信するインスタントメッセージ、電子メールまたは電話、あるいは特定種類の広告、たとえばゴルフ用品、美容器具、強調表示された切り取りなど、本明細書に記載されたインタラクティブイベントの何れにもすることができる。視聴者は、各種類のイベントについて「はい」または「いいえ」を選択することができ、通知を希望する(または希望しない)イベントのカスタマイズされた説明を入力するための欄を備えることができる。
【0048】
UIは、選択された通知インジケータ(202)の所望の状態変化を視聴者のために通知として表示する入力記号206を含むことができる。視聴者は、通知されるために彼が選択したすべてのイベントに対して単一種類の状態変化を選択することができ、または視聴者は、他のイベントについて、各特定の各イベントにつき選択した状態変化とは異なる状態変化を選択することができる。限定されないが、インジケータは、視聴者が通知を受けることを選択したイベントは何れも待ち状態でないとき、目に見えるがグレーで表示されかつ静止した状態から、視聴者が通知を受けることを選択したイベントの着信を検出するとインジケータの色が異なり、インジケータの大きさが異なり(たとえば大きい)、インジケータが点滅しまたは瞬き、インジケータが移動する(たとえば回転または振動)状態に変化させるために選択することができる。
【0049】
本明細書のインジケータは、代わりに可聴式にすることができ、上述した状態変化およびインジケータの種類の選択は、説明したのに似たやり方で提供されることに留意されたい。
【0050】
図3および図4は動作原理を示す図である。図3では、ディスプレイ14が使用されて、現在の映像300を実質的に映像表示領域全体に提示することができる。イタリック体の文字「i」のようなインタラクティブイベントの記号302は、インタラクティブイベントにアクセスするために選択可能な領域304内に提示することができる。しかしながら、記号302は、どの種類のインタラクティブイベントが利用可能であるかを表さない。
【0051】
したがって、上述したように、一つまたは複数の通知インジケータ306がディスプレイ14上に示すように目立たないように提示できる。理解を容易にするために、図3のインジケータ306は複数アイコンであり、各アイコンは、他のアイコンとは異なる幾何学的形状とされるが、本明細書で開示されるように他の種類のインジケータが使用できることを理解されたい。各インジケータ306は、例えば図2のUIを使用して生成され得るそれぞれの通知プロファイルと関連付けられる。インジケータ306は、装置のプロセッサがアクセスする各通知プロファイルについて、または例えばユーザログイン、顔認識、または音声認識によって存在することが検出された視聴者に対応する通知プロファイルのみについて提示することができる。
【0052】
インジケータ306により、インタラクティブイベントが上述したおよび以下に詳述する原理に従ってディスプレイ装置によって受信されたことが表示されると、視聴者は、領域304を選択して、利用可能なインタラクティブイベントの表示308(表示308は、領域304が選択されたときのみ現れることを示すために破線で示す)をディスプレイ14上に提示することができる。表示308は、例えば、遠隔のコマンダーポイントおよびクリック機能を使用すること、スクリーンのカーソルをtの上に停止させること、またはインタラクティブイベントを、ディスプレイ14および/または他の装置上に提示する他の手段を選択することができ、他の装置は、例えばブルートゥースを用いてディスプレイ14に接続できる例えば携帯電話または他のコンピュータ装置である。
【0053】
以上のことを念頭に置いて、次に図4を参照されたい。ブロック400にて始まると、図2を参照して上述したように、1つまたは複数のイベント通知プロファイルが形成される。各通知プロファイルは、通常、それぞれの視聴者に関連付けられる。ブロック402に移って、映像を提示するディスプレイ装置を見る1人または複数人の視聴者が認識されそうでなければ検出され、ブロック404にて、検出された各視聴者の通知プロファイルに関連する通知インジケータが、図3に示すように提示される
【0054】
ブロック406にて、映像(通常、音声映像コンテンツ)が提示される。コンテンツが受信されて提示されると、ブロック408にて、インタラクティブイベント通知が時々ディスプレイ装置によって受信される。イベント通知が受信されると、論理は、現在の視聴者に関連付けられた通知プロファイルに(等価的に、提示された通知インジケータ306に)アクセスするために、ブロック410に移動する。ブロック412に進んで、ブロック408にて受信されたイベント/イベント種類が興味があることを示す(すなわち、通知に値する)通知プロファイルに対応する各通知インジケータの状態が、プロファイル(複数可)内に興味があるとして示されたイベント/イベント種類が受信されて、例えば図3の領域304を選択することによって利用可能である表示として変更される。しかしながら、ブロック408にて受信されたイベント/イベント種類が、興味があることを示さないプロファイルに関連付けたインジケータ(複数可)の状態(複数可)は変更されない。
【0055】
上記論理は、ディスプレイ装置のプロセッサによって実行することができる。
【0056】
図5は、500にて、通知インジケータ306に関する例示的な状態変化を大きさにし得ることを表わす。図5はまた、502にて、通知インジケータ306に関する例示的な状態変化を色(色の変化)にし得ることを示す。図5はさらに、504にて、通知インジケータ306に関する例示的な状態変化を移動にし得る(インジケータは、移動していない状態から移動している状態に変化できる)ことを示す。さらに、図5は、506にて、通知インジケータ306に関する例示的な状態変化が、例えば、グレー表示から瞬きまたは点滅への変化、または定常点灯から点滅への変化などであり得ることを示す。状態変化の組み合わせを使用して、対応するプロファイル内に、興味があるとして示される様々な異なる種類のインタラクティブイベントを示すことができる。
【0057】
本原理がいくつかの例示的な実施形態を参照して説明されてきたが、これらは限定的であることを意図するものではなく、本明細書において請求された主題を実施するために様々な代わりの構成が使用できることを理解されたい。
【符号の説明】
【0058】
10 システム
12 ディスプレイ装置
20 インターフェース
22 ネットワーク
24 プロセッサ
28 コンピュータ記憶装置
44 第1の装置
80 サーバ
306 インジケータ
図1
図2
図3
図4
図5