(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
実施形態の一態様に係るLED照明装置は、設置面の被取付部材に引掛刃が取付けられて使用するLED照明装置であり、前記引掛刃が前記被取付部に取り付けられる前の状態で、前記引掛刃を保持する引掛刃保持部がベース板と一体化されたベース部材と、複数のLED素子がLED基板に実装されてなり且つ前記ベース板に搭載されるLEDモジュールと、前記LEDモジュールを覆うカバーとを備え、前記カバーは、前記LEDモジュールと対向する状態で、前記ベース部材に固着されている。ここでいう「対向する」とは、カバーとLEDモジュールとの間に空気以外の物質・物体が存在しないことをいう。また「固着されている」とは、通常では取り外すことができず、道具を用いるとカバーをベース部材から取り外すことができるような取り付けをいう。
実施形態の別態様に係るLED照明装置において、前記引掛刃保持部は透過性を有し、前記カバーは前記引掛刃保持部に対応する部分に開口を有する。ここでいう「透過性を有する」とは、表側から引掛刃の位置を確認できるような透過度を有することをいう。
実施形態の別態様に係るLED照明装置において、前記LEDモジュールへ電力を供給する電源回路ユニットが前記ベース部材の裏面に装着されている。これにより、電源回路ユニットからLEDモジュールへ給電するための給電ケーブルを短くできる。
実施形態の別態様に係るLED照明装置において、前記電源回路ユニットは有底筒状の電源回路カバーにより覆われ、前記電源回路カバーは電源回路カバーの内外を連通可能とする貫通孔を有する。これにより、電源回路ユニットの温度上昇を抑制できる。
【0009】
<実施形態>
1.概要
実施形態に係るLED照明装置1は、
図1に示すように、図外の天井等の設置面の引掛シーリングや引掛ローゼット等の被取付部材に取り付けられて使用する、所謂、シーリングライトである。なお、LED照明装置1から光が出射される主出射方向側を表側とし、設置面側を裏側とする。また、LED照明装置1の中心を通り設置面と直交する仮想線を中心軸とする。
LED照明装置1は、
図1〜
図4、特に
図3及び
図4に示すように、ベース部材2を備え、ベース部材2の表側にLEDモジュール3を備える。LED照明装置1はLEDモジュール3の点灯を制御する電源回路ユニット4を備える。LED照明装置1は電源回路ユニット4を覆う電源回路カバー5を備える。LED照明装置1はLEDモジュール3を覆う透光性カバー6を備える。透光性カバー6は中央に開口6aを有しており、LED照明装置1は開口6aを塞ぐセンターカバー9を備える。なお、透光性カバー6は本発明の「カバー」の一例に相当する。
本実施形態では電源回路ユニット4がベース部材2の裏側に配されている。また、本実施形態では透光性カバー6は、フレーム7及びシェード8から構成されている。
以下、各部について説明する。
【0010】
2.各部構成
(1)ベース部材
図3〜
図7、特に
図5〜
図7を用いて説明する。
ベース部材2は金属製のベース板21と樹脂製の引掛刃保持部25とを一体に備える一体成形品である。ベース板21と引掛刃保持部25とは例えばインサート成形やアウトサート成形等により一体化されている。成形型の費用を考慮するとアウトサート成形の方が好ましい。
ベース板21は、
図8に示すように、LEDモジュール3及び電源回路ユニット4を搭載する機能を有する。引掛刃保持部25は、
図5の(b)に示すように、一対の引掛刃281,281を保持する機能を有する。
【0011】
(1−1)ベース板
主に
図5及び
図7を用いて説明する。
ベース板21は、平板をプレス加工したもので、凹凸を有している。
ベース板21は中央部分に引掛刃保持部25用の貫通孔211(
図6参照)を有する環状をしている。ここでは、貫通孔211は円形状に似た形状をし、外周形状も円形状をしているため、ベース板21は全体として円環状に近い形状をしている(この形状も円環状に含むものとする。)。
ベース板21は貫通孔211の周りに円環状の平坦部213を有している。平坦部213には裏側に凹入する凹入部215が形成されている。凹入部215は、周方向に等間隔をおいて径方向に延伸する径方向凹入部215aと、径方向凹入部215aの外周側で周方向に延伸する周方向凹入部215bとから構成される。なお、凹入部215はベース板21を補強する機能を有する。なお、平坦部213の外周縁は周方向凹入部215bよりも外周側に位置する。
【0012】
ベース板21は平坦部213の外周側に平坦部213よりも裏側に凹入する外周方向凹入部217を有している。ベース板21は外周方向凹入部217を構成する外側周壁217aに連続して表側に突出する外周方向突出部219を有している。なお、外周方向凹入部217は凹入底に平坦部分を、外周方向突出部219の突出先端に平坦部分219aをそれぞれ有している。
平坦部213の表面にはLEDモジュール3が搭載される(
図8の(a)参照)。平坦部213の裏側には電源回路ユニット4が搭載される(
図8の(b)参照)。平坦部213の裏側は電源回路カバー5により覆われ、当該電源回路カバー5は平坦部213に固定される(
図9の(a)参照)。外周方向突出部219には透光性カバー6の一部を構成するフレーム7が固定される(
図12の(a))。
換言すると、ベース板21は、LEDモジュール3を搭載するモジュール搭載部を表面に、電源回路ユニット4を搭載するユニット搭載部を裏面に、フレーム7を装着するフレーム装着部を外周側にそれぞれ有している。
【0013】
(1−2)引掛刃保持部
主に
図5〜
図7を用いて説明する。
引掛刃保持部25はベース板21に一体成形で設けられた樹脂成形体251を有する。樹脂成形体251は透過性を有する樹脂材料で構成されている。樹脂成形体251は絶縁性を有する樹脂材料で構成されている。ここでは、樹脂成形体251はポリカーボネートが使用されている。
引掛刃保持部25は設置面側の被取付部材に取り付けられる一対の引掛刃281,281を樹脂成形体251に有する。引掛刃保持部25は、引掛刃281,281が被取付部から外れるのを規制するロック機構283を樹脂成形体251に有している。
【0014】
樹脂成形体251は有底筒状に似た形状をしている。樹脂成形体251は、少なくとも、筒部と底部と外鍔部とを有している。なお、樹脂成形体251の開口は表側に存在する。ここでの樹脂成形体251は、段付き筒部253と、段付き筒部253の開口側端に設けられた外鍔部255と、段付き筒部253における開口側端と反対側に設けられた底部257とを有する。なお、段付き筒部253の中心軸はLED照明装置1の中心軸と一致する。
【0015】
段付き筒部253は中心軸と直交する断面が円環状をした円筒状をしている。段付き筒部253は、開口側に設けられた大径筒部分253aと、底部258側に設けられた小径筒部分253bとを備え、大径筒部分253aと小径筒部分253bとの間に段差が存在する。ここで、大径筒部分253aと小径筒部分253bとの間に存在し且つ段付き筒部251aの中心軸と略直交する平坦部分を段底部分253cとする。
大径筒部分253aには、
図11の(a)に示すように、透光性カバー6の一部を構成するシェード8の開口(6a)周辺に存する内周部85が嵌ると共に内周部85が固定される。つまり、段付き筒部253の大径筒部分253a側はシェード8の内周部85を固定する固定部となっている。
【0016】
外鍔部255はベース板21の貫通孔211の周辺部に密着する。ここでの外鍔部255はベース板21の貫通孔211の周辺部の表側に密着する。ここでの外鍔部255の外周縁形状は表側から見たときにLEDモジュール3に対応した正八角形状をしている。
外鍔部255はベース板21の貫通孔を挿通する突出部分255aを周方向に沿って複数個有している。突出部分255aは貫通孔を通過してベース板21の裏側で貫通孔よりも大きくなっている(
図5及び
図6参照)。これによりベース板21と樹脂成形体251とを強固に結合できる。
外鍔部255は電源回路ユニット4とLEDモジュール3とを接続する給電ケーブル(図示省略)を通すための孔255bを有している(
図5及び
図7参照)。なお、ここでの孔255bは周方向に長い形状をしている。
外鍔部255は樹脂成形体251を形成する際にベース板21を支持するために生じる孔255dを有している。孔255dは、虫・粉塵等が透光性カバー6とLEDモジュール3の間に侵入しないように封止材料(例えば、ポリ塩化ビニル(PVC)等により塞がれている(図示省略)。
【0017】
底部257は内部に空間を有する状態で表側に突出する突出部分257aを有している。突出部分257aには一対の引掛刃281,281が固定具の一例であるねじ体285に(
図6の(b)参照)より固定されたり、ロック機構283が設けられたりする。底部257は突出部分257aの基部から外周へと延びる凹入溝257bを有している(
図5及び
図7参照)。この凹入溝257bには、一対の引掛刃281,281と電源回路ユニット4とを接続する受電ケーブル29が配される(
図5及び
図7参照)。このとき、受電ケーブル29を、電源回路ユニット4に近接させないように配線することにより、電源回路ユニット29の誤動作を防止することができる。
【0018】
(2)LEDモジュール
主に
図8の(a)を用いて説明する。
図8の(a)では、ベース板21の径方向凹入部215aとLEDモジュール3との位置関係が分かるように、右側のLEDモジュール3を取り外している。
LEDモジュール3は複数個、例えば8個ある(
図3及び
図4参照。)。8個のLEDモジュール3はベース板21の中央の引掛刃保持部25を囲んで環状に配されている。
LEDモジュール3は、複数個のLED素子31と、当該複数個のLED素子31が実装されるLED基板33とを有する。ここでの複数個のLED素子31は調色点灯するために発光色の異なる複数種類(例えば昼白色と電球色の2種類っである)が用いられている。
【0019】
各LED基板33は正八角環形状の8分の1個を形成する外側拡がりの台形状に似た形状(この形状も台形状に含まれる)をしている。各LED基板33は内周側と外周側であって周方向の略中央でベース板21に固定具の一例であるねじ体36により固定されている。
周方向に隣接するLED基板33は内周側で2本のリード線(ジャンパー線)34a,34bで接続されている。なお、2本のリード線34a,34bは発光色が異なる2種類のLED素子31への給電用である。ほとんどのリード線34a,34bは、ベース板21の径方向凹入部215a上に設けられて、ベース板21と離間距離を取ることができる構成となっている。なお、LED基板33のグランドは金属製のベース板21を利用している。
【0020】
8個のLED基板33のうち、1つのLED基板33Aには、電源回路ユニット4に接続された給電ケーブルと接続するためのソケット(図示省略)が設けられている。ソケットはLED基板33Aにおけるベース板21の孔255b(
図5参照)の近傍に設けられ、コネクタカバー39により覆われている。
コネクタカバー39は、LED基板33の内周側の一部を覆うと共にベース板21の孔255bも覆う。これによりベース部材2の裏側からLEDモジュール3のある表側への虫・粉塵等の侵入を防止できるとともに、電安法の配線同士の離間距離の問題も解決できる。コネクタカバー39は固定具の一例であるねじ体391によりベース板21に固定されている。
【0021】
コネクタカバー39は、コネクタを覆うカバー本体部39aと、カバー本体部39aに連結して設けられた筒状部39bとを有している。8個のLED基板33のうち、1つのLED基板33Aには常夜灯35が設けられている。常夜灯35は、コネクタカバー39の筒状部39b内に位置するように設けられている。これにより、常夜灯35が点灯した際に、コネクタカバー39等の影がシェード8に映るのを防止できる。
8個のLED基板33のうち、1つのLED基板33Aにはリモコン用の送信素子37と受信素子38とが設けられている。
【0022】
(3)電源回路ユニット
主に
図8の(b)を用いて説明する。
電源回路ユニット4は、LED素子31に供給する電力を交流電力(商用電源)から生成するための電力変換回路や、調光点灯するための調光回路や、調色点灯するための調色回路等を備える。なお、調光を各発光色のLED素子31単位で行うことが可能なので、各発光色のLED素子31に給電する電流をそれぞれ調整することで調色することができる。
電源回路ユニット4は、複数個の回路部品(図示省略)と、回路部品が実装される回路基板43とを備える。なお、言うまでもなく、回路部品は上記回路を構成する電子部品である。
回路基板43はベース板21と対向する面(表面)に回路部品実装用の配線パターンを有している。背の低い電子部品は回路基板43の表側に実装されている。背の高い電子部品は回路基板43の裏面側に配されている。背の高い電子部品のリード線は回路基板43を貫通して表側で配線パターンと接続されている。この構成により、回路基板43を片面の基板とすることができてコストを削減することができる。なお、受電ケーブル29は回路基板41の裏面のコネクタ45に接続されている。
【0023】
回路基板43は、矩形状に近い形状をし、一方の長辺の中央部分が引掛刃保持部25の外周形状に対応して円弧状に凹入している。回路基板43は長手方向の両端に受電ケーブル29用のコネクタ45や給電ケーブル用のコネクタが設けられている。これにより、受電ケーブル29や給電ケーブルの長さを短くできる。なお、給電ケーブル用のコネクタは回路基板43の表面であってベース板21の孔255bの近くに設けられており、
図8(b)に現れていない。
【0024】
回路基板43は、円弧状に凹入した部分の近くであって回路基板43の長手方向に離れた位置に貫通孔を有している。この貫通孔には外鍔部255に形成されている突起部分255c(
図5の(b)参照)が挿通する。突起部分255cはベース板21の表側からベース板21の貫通孔を通過して裏側に突出している。これにより、回路基板43の位置決めを容易に行うことができる。
突起部分255cの基部から突起方向の途中までの領域にはリブが形成されている。突起部分255cの先端部が回路基板43の貫通孔を挿通し、回路基板43の表面がリブにより支持することで、ベース板21と回路基板43との間に回路部品用の空間を容易に設けることができる。
ベース部材2(ベース板21)における径方向凹入部215aのうち、回路基板43と対向する径方向凹入部215aは、
図5に示すように、さらに裏側に凹入する深凹入部215cをベース板21の中央側端部に有している。回路基板43は、絶縁シート49を介して深凹入部215cに当接し、突起部分255cにより支持された状態で固定されている。この深凹入部215cと突起部分255cとにより回路基板43とベース板21の平坦部213との間に空間が確保できる。なお、回路基板43の固定には固定具の一例であるねじ体47により行われている。
【0025】
(4)電源回路カバー
主に
図9及び
図10を用いて説明する。
電源回路カバー5は、
図9に示すように、引掛刃保持部25の底部257とベース板21の外周部分(外周方向凹入部217と外周方向突出部219)を露出する状態で、ベース部材2に取り付けられている。これにより、電源回路ユニット4及び引掛刃保持部25の底部257を除く大部分が覆われる。
【0026】
電源回路カバー5は高さの低い(深さの浅い)有底筒状部51を有する。有底筒状部51は筒状部511と底部513とを有している。筒状部511の表裏方向の寸法(高さや深さである)は少なくとも収容する電源回路ユニット4の表裏方向の寸法より大きい。
有底筒状部51は底部513の中央部に開口51aを有している。有底筒状部51は開口51aの周辺部に底部513よりもベース部材2側に位置する平坦部515を有している。
有底筒状部51の開口51aには、
図9の(b)に示すように、引掛刃保持部25の段付き筒部253が嵌合する。ここでは、段付き筒部253における小径筒部分253bが開口51aに嵌合する。底部513は、引掛刃保持部25の底部257よりも設置面側に位置し、引掛刃281における設置面側端と略同じ位置にある。平坦部515には欠け部分515a(
図10参照)を有している。欠け部分515aは段付き筒部253の外周にある凸部分253d(
図5の(b)参照)と嵌合する。これにより電源回路カバー5が引掛刃保持部25に対して周方向に位置決めされる。なお、欠け部分515aと凸部分253dとの形状は互いに対応している。また、欠け部分515aと凸部分253dとを設ける部材は逆であってもよい。
有底筒状部51は開口51aの周辺に引掛刃保持部25側と係合するための係合部を有している。ここでの係合部515bは平坦部515の裏面からベース部材2側に延伸し、引掛刃保持部25の被係合部253e(
図5の(b)参照)に係合する。
【0027】
底部513は、電源回路ユニット4に対向する部位に回路基板43側に延伸する延伸片513aを複数個(例えば2個)有している(
図10の(a)参照)。延伸片513aの延伸先端は回路基板43に当接する。なお、延伸片513aは「十」状の横断面を有する。
有底筒状部51は底部513と平坦部515との間であって開口51aを挟んで対向する2領域に傾斜部517を有している。傾斜部517は開口51aに近づくにしたがって設置面から離れるように傾斜する。これにより、被取付部が耳付き埋込ローゼットの場合でもLED照明装置1の取り付けが可能となる。
なお、電源回路カバー5の裏面(設置面側の面)には弾性部材(ここではスポンジ55である。)が設けられている。これにより、LED照明装置1の設置面に対する隙間を埋めてガタツキをなくすることができる。
【0028】
有底筒状部51は電源回路カバー5の内外を連通可能にする連通部519を有している。ここでの連通部519は筒状部511における底部513に近い部位に周方向に沿って複数個設けられている。連通部519は中心軸に向かって凹入する凹み519aの側板に形成された孔(隙間)519bにより構成されている。なお、孔519bの大きさを0.2[mm]以下とし、放熱効果を妨げずに虫・粉塵等の侵入を防止している。
【0029】
電源回路カバー5は有底筒状部51以外にベース部53を有している。ここでのベース部53は有底筒状部51の開口側端から径方向の外方へと延伸する。つまり、ベース部53は有底筒状部51の開口側端部に外鍔状に設けられている。
ベース部53は、有底筒状部51の開口側端部から筒状部511の中心軸と直交する方向に延伸する段付き環状部531と、段付き環状部531の外周端から表側に延伸する筒部533とを有している。
段付き環状部531は、筒状部511の外周側に位置し且つ表側に位置する第1環状部分531aと、第1環状部分531aの外周側に位置し且つ第1環状部分531aよりも裏側に位置する第2環状部分531bとを段差状に有している。
第1環状部分531aは、
図9に示すように、ベース部材2の周方向凹入部215bに当接する。電源回路カバー5のベース部材2への固定は第1環状部分531aが周方向凹入部215bに当接する状態で固定具より行われる。なお、固定具はねじ体57(
図9参照)である。
【0030】
電源回路カバー5はベース部材2に対して位置決め部535を有している。位置決め部535は第2環状部分531bの表面から表側に延伸する延伸片535aにより構成されている。延伸片535aは、延伸方向の基部側の横断面は「+」状をし、その先端側が円柱状をしている。
図9に示すように、横断面が「+」状の部分がベース板21と当接し、円柱状の部分がベース板21の貫通孔213b(
図5参照)とLED基板33の貫通孔33a(
図8の(a)参照)を挿通する。なお、電源回路カバー5の位置決め部535によりLED基板33も位置決めされる。
ベース部53の筒部533の延伸先端は
図9に示すようにベース板21の平坦部213と当接する。ベース部53の段付き環状部531がベース板21の周方向凹入部215bと当接し、ベース部53の筒部533がベース板21に当接する。これにより、電源回路カバー5内に虫・粉塵等が侵入するのを防止できる。
【0031】
(5)透光性カバー
主に
図3及び
図4を用いて説明する。
透光性カバー6は複数の部材により構成されている。ここでは、透光性カバー6は2個の樹脂部材より構成されている。これにより透光性カバー6の形状設計の自由度を高めることができる。
透光性カバー6は引掛刃保持部25と対向する部位に開口6aを有している。つまり、透光性カバー6は環状をしている。ここでは透光性カバー6は表側(被照射面側)から見たときに円環状をしている。
透光性カバー6は、外周側に位置するフレーム7と、フレーム7の内周側に位置するシェード8とから構成される。
【0032】
(5−1)フレーム
主に
図11及び
図12の(a)を用いて説明する。
フレーム7は例えば導光タイプの樹脂により構成されている。導光タイプの樹脂として例えばアクリル(PMMA)、汎用ポリスチレン(GPPS)等を利用できる。フレーム7は、LEDモジュール3を収容する空間に面する部分から入射した光を導光させて周囲へと出射する。
フレーム7はベース部材2の外周部に装着される。ここでは、フレーム7は、LED照明装置1を設置面の被取付部に取り付ける前の状態において、ベース部材2に固定されている。
【0033】
フレーム7は、開口が設置面に向いた「V」字状に近い形状をしたV字状部をベース部材2の中心を通る仮想回転軸の周りを回転させてなる回転体構造をしている。なお、仮想回転軸は中心軸と一致する。
ここで、V字状部の外側に位置する辺により構成される円環状をした部分を外円環部71とする。V字状部の内側に位置する辺は、仮想回転軸と平行に延伸する平行部分と、平行部分の裏側端から仮想回転軸に向かって延伸する延伸部分と、延伸部分の内周端から表側に「コ」字状に延伸するコ字状部分とを有する。上記の平行部分により構成される筒状をした部分を筒状部73とし、上記延伸部分により構成される円環状をした部分を内円環部75とし、コ字状部分により構成される円環状をした部分をコ字円環部77とする。
【0034】
外円環部71はフレーム7内を伝わる光を出射する機能を有している。また、LED照明装置1の意匠性を向上させる機能を有している。外円環部71は筒状部73から離れるにしたがって設置面に近づくように外方へと延伸する。ここでは、外円環部71は表側に凸な曲面状をしている。外円環部71の外周側端部71aは外周側端に近づくにしたがって厚くなる。なお、外円環部71の外周側端面は、表側端を通り且つ設置面と直交する仮想線に対して裏側端が内側(仮想回転軸側)に位置するように構成されている。これにより、外円環部71の外周側端部から設置面側に出射する光を多くでき、設置面側をも照らすことができる。
外円環部71の外周側端面は、表側端を通り且つ設置面と直交する仮想線に対して、30[度]以上80[度]以下の範囲、好ましくは、45[度]以上65[度]以下の範囲内に設定されている。
【0035】
フレーム7はシェード8の外周端部を装着する機能を有している。装着機能は、筒状部73と内円環部75とで構成される。つまり、シェード8の外周端部を装着する装着部78は、
図11の(b)に示すように、内円環部75の表面から筒状部73に沿って立設する立設部分75aと筒状部73とで構成される。つまり、筒状部73と立設部分75aとでシェード8の外周端部が挿入する溝78aが構成される(
図11の(b)及び
図12の(a)参照)。
立設部分75aは、
図11の(b)に示すように、周方向に間隔をおいて複数個設けられている。筒状部73は、隣接する立設部分75a間に対応する部位に、シェード8の外周部83の係合部分83b(
図3及び
図4参照)と係合する被係合部分73aを有している(
図11の(b)参照)。ここでは、係合部分は凸であり、被係合部分73aは凹みである。
筒状部73は、
図11の(b)及び
図12の(a)に示すように、表側端部が外開きの段差73bとなっている。筒状部73の段差73bには、
図12の(a)に示すように、シール用のパッキン65が配される。パッキン65は例えばOリング状の透明のゴムパッキンが利用されている。
【0036】
内円環部75は、平板状をし、筒状部73からコ字円環部77にかけて裏側へと傾斜している。
コ字円環部77は「コ」字の開口が裏側になるように構成されている。コ字円環部77はフレーム7をベース部材2(ベース板21に)に取り付ける機能を有している。コ字円環部77により構成される溝77a内にベース板21の外周方向突出部219が収容される。ここではベース板21の外周方向突出部219の平坦部分219aが、コ字円環部77の底部分に当接する。この当接状態で、フレーム7とベース板21とが固定具により固定されている。なお、ここでの固定具の一例はねじ体79である。
【0037】
(5−2)シェード
主に
図11及び
図12を用いて説明する。
シェード8は主にLEDモジュール3を覆う。シェード8は設置面と反対側に向かって膨出する膨出部を設置面と直交する仮想回転軸廻りに回転させた環状をしている。ここでのシェード8は被照射面側から見ると円環状をしている。なお、シェード8の中央の開口は透光性カバー6の中央の開口6aと同じである。このため、シェード8の開口の符号も「6a」とする。
シェード8は、上記の膨出部により環状に構成されたシェード本体部81と、シェード本体部81の外周端に設けられた外周部83と、シェード本体部81の内周端に設けられた内周部85とを有する。
【0038】
シェード本体部81を構成する膨出部は曲線状に表側に膨出する。シェード本体部81の内周縁は、
図11の(a)及び
図12の(b)に示すように、ベース部材2に実装されているLEDモジュール3のLED基板33の表面近傍に位置する。換言すると、設置面と直交する方向(表裏方向)において、シェード本体部81の内周縁は、LED素子31の表側であってLED素子31に近い位置にある。これにより、LED素子31から透光性カバー6の開口6a側に向けて出射された光はシェード本体部81を通過することとなり、配光特性の調整を容易に行うことができる。また、光の取出効率も向上させることができる。
【0039】
シェード本体部81の外周縁は、
図11の(a)に示すように、LEDモジュール3の最外周に配されているLED素子31とフレーム7におけるコ字円環部77の内周壁の表側端とを結ぶ仮想線X1の線上又は仮想線X1の近傍に位置している。これにより、LED素子31から透光性カバーの外周側に向けて出射され且つベース部材21により遮られない光はシェード本体部81とフレーム7とを通過することとなり、配光特性の調整を容易に行うことができる。
【0040】
ここで、シェード本体部81においてLEDモジュール3の最外周に配されているLED素子31と対向する部位又はその周辺部位を頂部81aとする。なお、頂部81aはシェード本体部81において最も設置面から光出射方向に離れた位置である。
シェード本体部81における内周縁から頂部81aまでの部分は円弧状に膨出し、シェード本体部81における外周縁から頂部81aまでの部分は直線に近い円弧状に膨出している。つまり、内周縁から頂部81aまでの勾配は外周縁から頂部81aまでの勾配よりきつい。換言すると、内周縁から頂部81aまでの半径は外周縁から頂部81aまでの半径よりも小さい。
【0041】
外周部83は、
図11の(b)及び
図12(a)に示すように、シェード本体部81の外周縁から裏側に鍔状に突出する。外周部83の外周面におけるシェード本体部81側の端部は外方へと張り出す張出部分83aとなっている。つまり、外周部83の外周面は段差状となっている。
外周部83は、
図12の(a)に示すように、フレーム7の溝78aに挿入される。なお、筒状部73の段差73bに配されるパッキン65は外周部83の張出部分83aにより圧縮されて、シール機能を発揮する。
外周部83は、
図3及び
図4に示すように、周方向に間隔をおいて係合部分83bを有している。係合部分83bは上述したようにフレーム7の筒状部73に設けられている被係合部分73a(
図11の(b)参照)と係合する。
【0042】
内周部85について
図12の(b)及び
図13を用いて説明する。
内周部85は、
図12の(b)に示すように、シェード8をベース部材2の引掛刃保持部25に装着するための装着機能を有している。シェード8は、
図1の(a)に示すように、センターカバー9を着脱自在に装着する装着機能を有している。
内周部85は、シェード本体部81の内周縁から裏側(ベース部材2側)に延伸する筒部851と、筒部851の裏側端部から筒部851の中心軸に向かって延伸する延伸板部853(
図13参照)とを有している。
筒部851は、
図12の(b)に示すように、引掛刃保持部25の大径筒部分253aと当接する又は近接する。なお、シェード8が引掛刃保持部25に装着されると、筒部851は大径筒部分253aと平行となる。
延伸板部853は、周方向に間隔をおいて複数個設けられている。ここでは、等間隔をおいて4個設けられている。延伸板部853は筒部851の裏側端から少し表側の移った位置から延伸する。延伸板部853は筒部851の中心部側が開口する長孔853aを有する。長孔853aには、
図14に示すように、固定具の一例であるねじ体87が表側から挿通する。ねじ体87は引掛刃保持部25の段底部分253cのボス253f(
図6の(b)及び
図7の(b)参照)のねじ孔253g(
図9の(a)参照)に螺合する。
【0043】
内周部85は、複数個の延伸板部853間に、筒部851とで表側が開口する溝855aを形成する溝板部855を有している。溝板部855は、筒部851の裏側端から少し表側に移った位置から中心軸に向かって延伸する底板部分855bと、底板部分855bの内周端から表側に延伸する側板部分855cとを有する。溝855aには
図15に示すセンターカバー9の筒部93が嵌る。
底板部分855bの裏面と側板部分855cとに跨る部分には、
図13の(b)に示すように、裏側に突出する突起855dが設けられている。突起855dは引掛刃保持部25の段底部分253cの貫通孔253hに嵌る。これにより、シェード8のベース部材2に対する中心軸廻りの回転が規制される。
【0044】
内周部85は、シェード8をベース部材2及びフレーム7に装着(固定)したときに、
図12の(b)に示すように、引掛刃保持部25の小径筒部分253bの表面と略面一となるような内周板部857を有する。内周板部857は延伸板部853間に形成されている。これにより、センターカバー9を外したLED照明装置1を設置面の被保持部に取り付ける際、引掛刃保持部25の突出部分257a(
図14参照)を把持したときの安全性が向上する。
【0045】
内周部85は、
図12の(b)に示すように、内周板部857と側板部分855cとを連結する連結板部を有する。連結板部は、
図13の(a)に示すように、内周板部857の表側端で連結する端連結板部859aと、内周板部857の表側端よりも手前で連結する中連結板部859bとがある。
後述するセンターカバー9はシェード8に装着する際に中心軸周りに回転させる。装着させる際に回転させる方向を着方向とし、外す際に回転させる方向を脱方向とする。隣接する延伸板部853間には、
図13の(b)に示すように、中連結板部859b及び端連結板部859aがある。着方向の上流側の端連結板部859aを上端連結板部859aとし、下流側の端連結板部859aを下端連結板部859aとする。なお、端連結板部859aの面積が大きい方が下端連結板部である。
中連結板部859bにおいて脱方向側の端部は、脱方向に隣接する上端連結板部859aに近づくにしたがって表側に移る傾斜面となっている。中連結板部859bは、脱方向に隣接する上端連結板部859aと連続(接続)し、着方向に隣接する下端連結板部859aとに連続(接続)していない。つまり、中連結板部859bと下端連結板部859aとの間に隙間が存在する。
シェード8にセンターカバー9を装着する際にセンターカバー9を中心軸周りに回転させると、センターカバー9の係合片95(
図15参照)が中連結板部859bの傾斜部分にガイドされて着方向に移動し、下端連結板部859aに係合する。なお、下端連結板部859aはセンターカバー9の係合片95の被係合部である。
内周部85は中連結板部859bと底板部分855bとを筒部851の裏側端から少し表側に移った位置に有している(
図13の(b)参照)。このため、シェード8を引掛刃保持部25の段底部分253に固定した際に、筒部の851の裏側端と側板部分855cの裏側端が2重の凸条として段底部分253に当接する。これにより虫の侵入を防止できる。
【0046】
(6)センターカバー
主に
図15を用いて説明する。
センターカバー9は透光性カバー6の中央にある開口6aを塞ぐ機能を有している。
センターカバー9は、開口6aを塞ぐカバー本体部91と、カバー本体部91の周縁から裏側に延伸する筒部93とを有している。筒部93はシェード8の溝855aに挿入される。
センターカバー9はシェード8の被係止部である下端連結板部859aに係合する係合片95を有している。係合片95は周方向に間隔をおいて複数個(例えば4個である。)設けられている。なお、係合片95の周方向の先端部はカバー本体部91と離間している。この離間している部分が下端連結板部859aに係合する。
係合片95は、カバー本体部91の裏面から立設し、周方向へと延びる。複数(ここでは4個である)の係合片95うち、対向する1組の係合片95は中心軸側の面に当該中心軸に向かう凸部分95aを有している。センターカバー9がシェード8に対して着方向に所定量回転したときに、凸部分95aがシェード8の内周板部857の欠け部分857aに嵌まる。これにより、センターカバー9の脱方向の回転を防止できる。また、センターカバー9の回転作業による装着終了を取付者に知らせる合図にもなる。なお、凸部分95aと欠け部分857aとの凹凸関係は逆であってもよい。
【0047】
センターカバー9は、落下防止用の紐体99(
図14参照)と連結される連結部97を有している。紐体99は、例えば紐・ワイヤー等が利用され、
図14に示すように、両端に連結具99a,99bが取り付けられている。連結具99bは引掛刃保持部25とシェード8とを固定するねじ体87Aを利用して固定され、連結具99aは固定具の一例であるねじ体257cを介してセンターカバー9の連結部97(
図15参照)に固定される。
センターカバー9は樹脂材料により構成されている。ここでは、ポリカーボネートが利用されている。センターカバー9は表面にメッキ層を有している。これにより意匠性を高めることができる。
センターカバー9は
図2に示すように透光性カバー6の表側端(頂部81a)よりも設置面側に位置している。換言すると、シェード8における設置面からの最大距離が、センターカバー9における設置面からの最大距離よりも長い。これにより、LEDモジュール3から出射された光がセンターカバー9により遮られるのを防止できる。
【0048】
以上、実施形態を説明したが、この実施形態に限られるものではなく、例えば、以下のような変形例であってもよい。また、実施形態と変形例、変形例同士を組み合わせたものであってよい。
また、実施形態や変形例に記載していていない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
【0049】
<変形例>
1.ベース部材
(1)全体
実施形態に係るベース部材2のベース板21は金属(スチール)製であったが、例えばLED素子への投入電力を小さくして、LED素子の温度上昇を抑制できればベース板を樹脂製構成してもよい(この場合ベース部材すべてを樹脂材料により構成することになる)。この場合、LED基板33や回路基板43との絶縁性を確保しやすくなる。
ベース部材2のベース板21の表面及び裏面に例えば絶縁性の樹脂材料を塗布してもよい。ベース板21の表面に、例えば反射シートを配してもよいし、反射塗料(白色塗料)を塗布してもよいし、熱伝導性の高い熱シートを配してもよい。また、白のカラー鋼板を用いてもよい。
実施形態では、ベース板21と引掛刃保持部25とが一体成形品(アウトサート成形品)で構成されていたが、別体で構成し、引掛刃保持部をベース板にねじ等の固定具を利用して固定する構成であってよい。
【0050】
(2)ベース板
実施形態のベース板21はスチール製であったが、他の金属、例えばアルミニウムを炉用してもよい。ベース板21の外観形状は円形状をしていたが、他の形状、例えば、三角形、四角形(正方形及び長方形を含む)、六角形等の多角形状でもよいし、楕円状や長円状でもよい。
ベース板21の外周部(外周方向凹入部217や外周方向突出部219である。)に透光性カバー6を固定する固定部が構成されている。しかしながら、固定部の形状や固定方法は、特に限定するものでない。例えば、ベース板の外周部を平坦状に構成し、透光性カバーのベース板21の外周部への固定部分を平坦状にし、平坦部分同士を当接させて固定具の一例であるリベットで固定するようにしてもよい。
【0051】
(3)引掛刃保持部
引掛刃保持部25は底部257に少なくとも引掛刃281を有すればよい。例えば、筒部253は段付なし筒部であってもよいし、把持部として機能する突出部分257aを有しなくてもよいし、ロック機構283も別の部位に有してもよい。例えば引掛刃保持部25の筒部253を段付なし筒部とする場合、シェード8の内周部85の筒部851を引掛刃保持部の筒部に固定すれば実施できる。
筒部253の横断面形状は、センターカバー9に対応していればよく、センターカバーの筒部が多角形状であれば、引掛刃保持部の筒部の開口側の断面を多角形状にすればよい。
引掛刃保持部25の筒部253はベース板21の裏側に形成されていたが、表側に延出するように形成されてもよい。但し、LED素子から出射された光の配光制御を考慮すると、ベース板21からの延出量は少ない方が好ましい。
実施形態の筒部253は、センターカバー9を装着・固定する機能を有していないが、引掛刃保持部25はセンターカバー9を装着・固定する機能を有してもよい。この場合、例えば、シェード8の内周部85と同じような構造を引掛刃保持部25の筒部253の大径筒部分253aと段底部分253cを利用して設けることで実施できる。なお、シェード8の内周部85がなくなり、虫・粉塵等が侵入するような場合、シェードの内周部と引掛刃保持部の筒部との間にパッキンを配すればよい。
【0052】
2.LEDモジュール
実施形態のLEDモジュール3は、表側から見たときに台形状をしているが、他の形状、例えば、台形が2つ結合したような「V」字状であってもよいし、円弧状であってもよいし、長方形状、正方形状であってもよい。
実施形態のLEDモジュール3は全体として円環状(正確には正八角環状である)をしているが、例えば、全体として、長方形状であってもよいし、正方形状であってもよい。
また、LED基板を円弧状にして、全体として円環状をするようにしてもよい。
実施形態のLEDモジュール3は調光・調色可能であったが、発光色を一種類としてもよい。
また、LEDモジュールの出射面(表面)に、LED素子31等に重ならないように白色等の反射シートを配置したり、反射塗装を行って、LEDモジュール3の光の取出効率を上げる施策を実施してもよい。
【0053】
3.電源回路ユニット
実施形態の回路基板43は表面(ベース板21と対向する側の面)に配線パターンを有していたが、裏面に配線パターンを有する回路基板の裏面に回路部品をすべて実装してもよいし、両面に配線パターンを有する回路基板の表裏面に回路部品を実装してもよい。
回路基板43は、ベース板21の裏側の一部領域を占める大きさであったが、例えば、裏側の大部分を占める大きさであってもよい。大きな回路基板を用いて回路部品を分散して実装することで回路部品及び回路部品の周辺の温度上昇を抑制できる場合、電源回路カバー5は連通部519を有しなくてもよい。
実施形態の電源回路ユニット4は1つの回路基板43を有しているが、例えば複数枚の回路基板を有してもよい。この場合、例えば、1つの回路基板に調光回路や電圧変換回路用の回路部品を実装し、他の回路基板に調色回路用の回路部品を実装してもよい。
実施形態の電源回路ユニット4はベース板21の裏面側に配されていたが、表側に配されてもよい。この場合電源回路カバー5が不要となる。また、電源回路ユニットを電源回路カバーに装着するようにしてもよい。
実施形態では、金属製のベース板21との間に絶縁シート49を配しているが、例えば、ベース板の裏面に絶縁塗料を塗布することで絶縁シートを排除してもよいし、例えば、バース板と回路基板との間隔を大きくするために短冊状のスペーサ(絶縁性樹脂材料からなる)を介在させてもよい。さらに、ベース板21と接する回路基板43面にシリコンでコーティングしてもよい。
実施形態のLED照明装置1は電源回路ユニット4を備えているが、例えば、装置外部に配された電源回路ユニットから電力を受電してもよい。
【0054】
4.電源回路カバー
実施形態の電源回路カバー5は、筒状部511と底部513とに跨るように連通部519を有しているが、例えば筒状部に連通部を設けてもよいし、筒状部と底部とに独立した形態で連通部を設けてもよい。
実施形態の電源回路カバー5の筒状部511は円筒状をしているが、例えば、四角筒状等の多角筒状であってもよいし、筒状部を有しない例えばドーム状であってもよい。
【0055】
5.カバー(透光性カバー)
実施形態のカバー6はフレーム7とシェード8とから構成されていたが、主にLEDモジュール3を覆うシャードだけで構成してもよい。また、カバー6は、センターカバー9を含んでもよい。
【0056】
フレーム7は導光性を有する透光性樹脂を利用しているが、例えば、シェード8と同様に透光性樹脂(ポリプロピレン)で構成してもよい。光の導光性を変更する場合は、フレーム7の厚みや形状、シボ加工領域を調整することにより調整することができる。さらに、フレーム7の筒状部73、内円環部75、コ字円環部77の一部または全部にシボ加工をすることにより、シェード8との嵌合部分83bを表側から見えないようにすることもできる。また、フレームは導光性や透光性を有しない材料により構成してもよい。
フレーム7は内円環部75とコ字円環部77と有しているが、例えば、コ字円環部77を有さない構成とし、内円環部をベース板に固定するようにしてもよい。フレーム7は筒状部73と内円環部75とコ字円環部77を有しているが、内円環部75とコ字円環部77とを有さない構成とし、筒状部における裏側端にベース板を固定するようにしてもよい。但し、金属製のベース板を用いた場合、LED照明装置の軽量化を考慮すると、ベース板を小さくして、フレームを大きくする方が好ましい。
【0057】
シェード8は開口(6a)を中央に有していたが、開口を有さない構成であってもよい。この場合、引掛刃の被取付部への取り付けが少し困難になるが、LEDモジュールを覆う保護カバーは不要となり、光の取出効率を向上させることはできる。光の取出効率を高くする場合は、シェード8の厚みや、混入させている拡散剤の量を調整することにより調整することができる。
シェード8のシェード本体部81の頂部81aの位置は、LED照明装置1の使用畳数の配光特性に合わせて適宜決定すればよい。
【0058】
6.センターカバー
実施形態のセンターカバー9は、カバー6に対して着脱自在に装着されているが、例えばセンターカバーを透光性樹脂で構成し、カバーに対して固定するようにしてもよい。この場合、センターカバーは透過性を有することになり、引掛刃の被取付部への取り付けが容易になる。また、センターカバーに照度センサや人感センサを設けて、LED照明装置1の動作を制御する構成にしてもよい。