【課題を解決するための手段】
【0005】
このような目的を達成するために、本発明の第1の態様は、コンピュータが、TVCMの効果を評価するための方法であって、評価の対象である前記TVCMの放映時刻を受信するステップと、前記放映時刻から定まる放映の曜日又はその属性及び時間帯又はその属性の少なくとも一方に対応する1又は複数の区分について、前記TVCMに関連づけられたウェブサイトの1又は複数の標準偏差を取得するステップと、前記放映時刻の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記放映時刻の以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数との差Δを取得された前記1又は複数の標準偏差又は前記1又は複数の標準偏差を用いて定まる値σと比較して前記TVCMの効果を評価するステップとを含み、取得された前記1又は複数の標準偏差は、過去のN個の時点t
i(Nは1以上の整数であり、iは1以上N以下の整数である。)の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記N個の時点t
iの以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数とのそれぞれの差Δ
iの分布について、前記N個の時点t
iを区分した区分ごとに算出された値であって、前記コンピュータが取得可能に記憶されていることを特徴とする。
【0006】
また、本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記比較は、Δ−σ>1.5σを満たすか否かの判定であることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様において、前記第1及び第2の期間は所定の分数の単位又は所定の秒数の単位で表されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明の第4の態様は、第3の態様において、前記第1及び第2の期間は1分から5分の間の単位で表されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の第5の態様は、第1から第3のいずれかの態様において、前記TVCMの放映地域を受信するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明の第6の態様は、コンピュータに、TVCMの効果を評価するための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、評価の対象である前記TVCMの放映時刻を受信するステップと、前記放映時刻から定まる放映の曜日又はその属性及び時間帯又はその属性の少なくとも一方に対応する1又は複数の区分について、前記TVCMに関連づけられたウェブサイトの1又は複数の標準偏差を取得するステップと、前記放映時刻の以後又は後の第1の期間におけるウェブサイトに対するアクセス数と前記放映時刻の以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数との差Δを取得された前記1又は複数の標準偏差又は前記1又は複数の標準偏差を用いて定まる値σと比較して前記TVCMの効果を評価するステップとを含み、取得された前記1又は複数の標準偏差は、過去のN個の時点t
i(Nは1以上の整数であり、iは1以上N以下の整数である。)の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記N個の時点t
iの以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数とのそれぞれの差Δ
iの分布について、前記N個の時点t
iを区分した区分ごとに算出された値であって、前記コンピュータが取得可能に記憶されていることを特徴とする。
【0011】
また、本発明の第7の態様は、TVCMの効果を評価するための装置であって、評価の対象である前記TVCMの放映時刻を受信し、前記放映時刻から定まる放映の曜日又はその属性及び時間帯又はその属性の少なくとも一方に対応する1又は複数の区分について、前記TVCMに関連づけられたウェブサイトの1又は複数の標準偏差を取得し、前記放映時刻の以後又は後の第1の期間におけるウェブサイトに対するアクセス数と前記放映時刻の以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数との差Δを取得された前記1又は複数の標準偏差又は前記1又は複数の標準偏差を用いて定まる値σと比較して前記TVCMの効果を評価し、取得された前記1又は複数の標準偏差は、過去のN個の時点t
i(Nは1以上の整数であり、iは1以上N以下の整数である。)の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記N個の時点t
iの以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数とのそれぞれの差Δ
iの分布について、前記N個の時点t
iを区分した区分ごとに算出された値であって、前記装置が取得可能に記憶されていることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の第8の態様は、コンピュータが、TVCMの効果を評価するための方法であって、評価の対象である前記TVCMの放映時刻を受信するステップと、前記放映時刻から定まる放映の曜日又はその属性及び時間帯又はその属性の少なくとも一方に対応する1又は複数の区分について、前記TVCMに関連づけられたウェブサイトの1又は複数のしきい値を取得するステップと、前記放映時刻の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記放映時刻の以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数との差Δを取得された前記1又は複数のしきい値又は前記1又は複数のしきい値を用いて定まる値εと比較して前記TVCMの効果を評価するステップとを含み、取得された前記1又は複数のしきい値は、過去のN個の時点t
i(Nは1以上の整数であり、iは1以上N以下の整数である。)の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記N個の時点t
iの以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数とのそれぞれの差Δ
iの値について、前記N個の時点t
iを区分した区分ごとに算出された値であって、前記コンピュータが取得可能に記憶されていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明の第9の態様は、コンピュータに、TVCMの効果を評価するための方法を実行させるためのプログラムであって、前記方法は、評価の対象である前記TVCMの放映時刻を受信するステップと、前記放映時刻から定まる放映の曜日又はその属性及び時間帯又はその属性の少なくとも一方に対応する1又は複数の区分について、前記TVCMに関連づけられたウェブサイトの1又は複数のしきい値を取得するステップと、前記放映時刻の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記放映時刻の以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数との差Δを取得された前記1又は複数のしきい値又は前記1又は複数のしきい値を用いて定まる値εと比較して前記TVCMの効果を評価するステップとを含み、取得された前記1又は複数のしきい値は、過去のN個の時点t
i(Nは1以上の整数であり、iは1以上N以下の整数である。)の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記N個の時点t
iの以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数とのそれぞれの差Δ
iの値について、前記N個の時点t
iを区分した区分ごとに算出された値であって、前記コンピュータが取得可能に記憶されていることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の第10の態様は、TVCMの効果を評価するための装置であって、評価の対象である前記TVCMの放映時刻を受信し、前記放映時刻から定まる放映の曜日又はその属性及び時間帯又はその属性の少なくとも一方に対応する1又は複数の区分について、前記TVCMに関連づけられたウェブサイトの1又は複数のしきい値を取得し、前記放映時刻の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記放映時刻の以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数との差Δを取得された前記1又は複数のしきい値又は前記1又は複数のしきい値を用いて定まる値εと比較して前記TVCMの効果を評価し、取得された前記1又は複数のしきい値は、過去のN個の時点t
i(Nは1以上の整数であり、iは1以上N以下の整数である。)の以後又は後の第1の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数と前記N個の時点t
iの以前又は前の第2の期間における前記ウェブサイトに対するアクセス数とのそれぞれの差Δ
iの値について、前記N個の時点t
iを区分した区分ごとに算出された値であって、前記コンピュータが取得可能に記憶されていることを特徴とする。