【課題を解決するための手段】
【0008】
そこで、本発明は、画像内の場所に情報を配置するためのデバイスであって、画像を記録するための検出器であって、画像は光源を含み、光源の照明特性は、情報と、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含む、検出器と、コードを取得するために画像を処理し、コードによって示される情報を取得し、コードによって示される場所を取得し、画像内の場所に情報を配置することによって、画像を処理済み画像に処理するように構成されたプロセッサと、処理済み画像をレンダリングするための画像レンダリングデバイスと、を含む、デバイスを提供する。
【0009】
記録された光源の照明特性が、情報を示し、かつ情報を配置する画像内の場所を示すコードを含むことから、発明の概念によって、このようなデバイスは、画像内の場所に情報を配置する。コードは、画像を処理することによって取得される。したがって、何れもコードによって示される情報及び場所は、画像内の場所に情報を配置することによって画像が処理済み画像に処理され得るように、取得されてもよい。その後、画像レンダリングデバイスは処理済み画像をレンダリングしてもよい。
【0010】
したがって、画像を検出器によって単に記録することにより、デバイスは、光源の照明特性によって、画像内の指示された場所に指示された情報を配置するように促される。したがって、光源はデバイスのビューを管理することができる。デバイスは、光源が拡張現実デバイスのビュー内の情報の非乱雑化を促すことができる、又は拡張現実デバイスのビュー内にまだこれからレンダリングされる情報のレイアウトを促すことができるように、拡張現実デバイスの一部であってもよい。したがって、本発明は、自動化ビュー管理における有利に強力な、簡単明瞭かつ発明的な概念を提供する。
【0011】
明確にするために、非限定的な例は、例えば、本発明によるデバイスの検出器は、以下のようであってもよい:危険かつ混雑した交差点の光源を含む画像を記録することができる。光源の照明特性、例えば、可視光通信(Visible Light Communication;VLC)に基づく変調光は、情報と、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含み得る。ここで、例えば、コードを具体的に決定するための安全性の配慮では、(記録された)画像の左上隅にナビゲーション情報を配置することを示すことを基礎としてもよく、画像は拡張現実ビュー、例えば、レンダリングされた拡張ビューを有するヘッドアップディスプレイの一部であってもよい。したがって、本発明によって、危険かつ混雑した交差点にある光源は、例えば、(交差点を横断して走行する間)拡張現実ビューで使用するための光源の画像を記録する本発明によるデバイスのビューを管理してもよい。したがって、例えば、記録された光源は、どの情報を拡張現実デバイスの拡張現実ビュー内のどの場所に配置するかを決定する。
【0012】
前述したような、及び以下で(例えば、例で)更に説明されるような本発明によるデバイスの利点は、画像内の場所に情報を配置するための改良されたデバイスが提供されることである。なぜなら、記録された画像内に含まれる光源が、どの情報を処理済み画像内の、したがって例えば拡張現実ビュー内の、どこに配置するかを決定することができるからである。したがって、処理済み画像及び/又は拡張現実ビューは、情報を非乱雑化する及び/又はレイアウトするように、光源によって有利に管理されてもよい。更なる利点は、本発明による光源は、都市又は建物インフラストラクチャ内に普及し、戦略的に配置され得ることである。したがって、都市インフラストラクチャ内の様々な光源(例えば、道路照明又はファサード照明)の特定の分布は、例えば拡張現実デバイスのビューを管理するために有利に用いられてもよい。したがって、照明インフラストラクチャの広範囲に及ぶ性質は、安全性を向上させるために、及び拡張現実デバイスなどの本発明によるデバイスの人間工学性を提供するために有利に用いられてもよい。
【0013】
更なる利点は、情報を配置するための専用の場所が光源によって促され得ることであり、これにより、例えば、拡張現実情報が画像又はビューの他の部分を遮断することを防ぎ、かつ経験豊富なユーザが情報をより容易に見つけるのにも役立ち得る。これは、このようなユーザはそうした情報が各光源によりどこに配置されるかを学習している可能性があるからである。
【0014】
その結果、画像内の場所に情報を配置するための、したがって、ビュー、例えば拡張現実ビューを管理するための自動化された、より効果的かつより効率的なデバイスが提供される。
【0015】
デバイスは、例えば、拡張現実デバイス、仮想現実デバイス、ヘッドアップディスプレイ、プロジェクタデバイス、スマートフォン、スマートグラス、双方向型バイザー、ナビゲーションデバイス、又はタブレットの一部であってもよい。デバイスはまた、組み合わせて又は接続して単一デバイスを形成する複数の別個の構成要素を含んでもよく、例えば、各構成要素は互いの間で通信するための送受信機を含み、例えば、検出器、プロセッサ、及び/又は画像レンダリングデバイスは、Wi−Fi、Bluetooth、ZigBee、又はRFなどの無線接続によって通信する。
【0016】
対応する画像レンダリングデバイスはディスプレイであってもよい。ディスプレイは、LEDディスプレイ、又はLCD、CRT、OLED、AMOLED、スーパーAMOLED、又はRetinaであってもよい。ディスプレイは、更に、タッチスクリーン、3Dスクリーン、又はホログラフィックディスプレイであってもよい。画像レンダリングデバイスは更に、例えば、ディスプレイ、スクリーン、窓、ガラス、ポリマー若しくはセラミックなどの透明材料、レンズ、又は眼上に投影が行われ得る投影デバイスであってもよい。画像レンダリングデバイスは更に、ヘッドアップディスプレイ、レーザ投影などの画像をレンダリングするのに適した車両窓、又はスマートグラスのガラスであってもよい。
【0017】
検出器は、好ましくは、画像を記録するように構成されたカメラ、又は受光した光に基づいて画像を記録する及び/若しくは再構成するように構成された光ダイオードなどの光検出器であってもよい。
【0018】
検出器によって記録される画像は、写真、写真のセット、又はビデオであってもよい。画像はフォーマットを含んでもよい。画像は、画像の輪郭及び/又はサイズを画定する縁部を含んでもよい。縁部及び/又は輪郭は、フレームとしての、例えば、画像内に情報を配置するための基準系としての、又は画像が処理され得るフレームとしての役割を果たしてもよい。画像は透明な画像に更に処理されてもよい。
【0019】
プロセッサは、情報、場所、コード、画像、又は画像の処理を記憶するためのローカルメモリを含んでもよい。プロセッサは、画像内に含まれる光源の照明特性内に含まれるコードを復号するための計算能力を含んでもよい。プロセッサは更に、記録された画像を、写真、複数の写真、ビデオ、又は熱マッピング若しくは周波数マッピングなどの画像内に観察された特徴の他のマッピングなどの異なるタイプの画像に処理するための計算能力を含んでもよい。プロセッサは更に、画像処理及び/又は画像編集を実施するための計算能力を含んでもよい。
【0020】
言及したように、プロセッサは、画像内の場所に情報を配置することによって、画像を処理済み画像に処理するように構成される。処理済み画像は、例えば、場所に情報が配置される記録された画像であってもよい、又は処理済み画像は、場所に情報が配置される、例えば、記録された画像と関連する新しい画像であってもよい。前者は、現実の画像が記録され、記録された画像が、本発明による、場所に情報が配置された状態で表示されて処理済み画像を生じさせる、例えば、スマートフォンディスプレイに関連し得る。後者は、現実の画像が記録され、記録された画像は、例えば、情報を配置する場所を決定するために、及びその後、新しい画像内に情報を配置するために単に使用され、情報は含むが、元の記録された画像は含まない処理済み画像を生じさせる、例えば、ヘッドアップディスプレイデバイスに関連し得る。このような処理済み画像は投影デバイス専用であり、この例では、ヘッドアップディスプレイデバイスによって投影され得る。したがって、このような場合、プロセッサは、画像内の場所に及び/又は画像に関連する場所に情報を配置することによって、画像を処理済み画像に処理するように構成されてもよい。したがって、本発明は、物理的なディスプレイデバイスから投影デバイスまでに及ぶ全てのデバイスに有利に適用可能である。
【0021】
前述のように、画像内の場所に情報を配置するためのデバイスが提供される。記録された光源の照明特性は、情報を示し、かつ情報を配置する画像内の場所を示すコードを含む。
【0022】
光源は、動作中、光、したがって照明特性を発し得る。光源は、LED、OLED、LEDストリップ、TLED、画素化LEDスポットなどの半導体照明デバイスであってもよい。半導体照明デバイスは、有利には、小型化されてもよく、実装されてもよく、耐久性があってもよく、かつ有利には、VLCなどによってコードを提供することができてもよい。いくつかの例では、光源は、白熱電球などの従来の白熱光源、蛍光光源、又はハロゲンスポットであってもよい。光源はまた、光ガイド、レンズ、反射器、又はフィルタ、又は(調整可能な)カバーなどの光学系を含んでもよい。光源はまた、例えば、交通において適用されるような蛍光塗料などの蛍光材料であってもよい、又は例えば、そのような蛍光材料を含んでもよい。
【0023】
照明特性は、色、強度、色温度、及び変調の群からのものであってもよい。照明特性はまた、光源のフットプリントによって引き起こされる影、パターン、又は、視覚的境界などの、発せられた光の間接効果によって引き起こされてもよい。
【0024】
例においては、光源を含む画像とは、物理的光源は見えないが、コードが受信され得るように、生じる光(すなわち、例えば、光効果、光フットプリント、照明特性)は見える画像を指し得る。例えば、壁面照明器具は、画像内に記録された壁の壁面照明光を復号するときには存在しない場合がある。したがって、例において、光源を含む画像は、光源の発せられた(又は生じた)光を含む画像であってもよい。
【0025】
光源の照明特性内に含まれるコードは、赤外線若しくは高周波などの不可視光によって通信されるコード又は可視光通信(VLC)によって通信されるコードの何れかを指し得る。可視光通信は、可視光に埋め込まれた信号によるデータの通信である。より具体的には、データは、可視光の特性、典型的には強度を、任意の適切な変調技術に従って変調することによって埋め込まれ得る。「符号化光」中の情報は、変調に基づき、光検出器を用いて検出されてもよい。更に、発せられた光内に含まれるコードは、色符号化スキームに更に関連し得る。
【0026】
更に、コードは、情報、及び情報を配置する画像内の場所を示す。コードは、例えば、識別子を含んでもよい。識別子は、例えば、場所及び情報の両方を示してもよい。例えば、(前の例で述べたような)危険かつ混雑した交差点にある特定の光源の識別は、場所及び情報を示してもよい、すなわち、識別子は、更なる処理ステップにおいて、場所及び情報を導出するために使用されてもよい。こうしたコードは、場所及び情報がバックエンドシステムによって取得され得る一方で、コードは情報及び場所を示す識別子のみに限定され得るため、計算効率的であり得る。
【0027】
更に、コードは、例えば、情報を配置する画像内の場所を明示的に含んでもよく、コードは、例えば、座標に定義されるような位置を示すコードのコーディングの文字列を含んでもよい。場所は、例えば、画像のスケーラブルフレーム内の相対位置、例えば、画像の正方形フレームの左上隅、アスペクト比4:3の画像の矩形フレームの上部5%、アスペクト比16:9の画像の矩形フレームの右半分、左下隅が原点である画像の正方形フレーム内の位置X;Y等であってもよい。したがって、コードは、場所を定義してもよい。上述したように、例において、場所は、コードに明示的に定義されてもよい。
【0028】
更に、コードは、例えば、情報を明示的に含んでもよく、コードは、情報を示すコードのコーディングの文字列を含み、例えば、文字列は、情報の種類又は情報のグループを定義する。したがって、情報は、情報の種類又は情報のグループを示すラベルであってもよい。例えば、文字列は、情報を「ナビゲーション情報」として示す。あるいは、いくつかの例では、計算能力が利用可能な場合、コードは、本発明に定義されるように情報を提供するだけでなく、情報の内容も提供してよい。例えば、情報を「ナビゲーション情報」として示す文字列はまた、デバイスに対するナビゲーション方向などの内容を提供してもよい。したがって、例においては、コードは、情報を定義してもよい。情報は、述べたように、例においては、コードに明示的に定義されてもよい。
【0029】
コードは、画像を処理することによって取得される。コードによって示される位置は、プロセッサによって取得されてもよい。
【0030】
第1に、例えば、コードに対応する場所を示すリストを含むデータベースから場所を取得すると有利であり得る。例えば、コードは、データベースから対応する場所を取得するために使用されてもよい光源の識別子を含んでもよい。したがって、一実施形態において、プロセッサは、コードに対応する位置を示すリストを含むデータベースにアクセスすること、及びデータベース内のリストからコードに対応する場所を取得することによって、コードによって示される場所を取得するように構成される。このような実施形態は、コードがより短くなり得るので、コードを取得するために画像を処理するための計算労力を減らすのに有利である。また、コードを発する光源は、より少ない処理労力を必要とし得る。こうしたデータベースの別の利点は、コードに対応する場所を示すリストがより効果的かつ一様に更新され得ることである。すなわち、コードに対応する位置を示すリスト内のエントリを変更するための優先として、入力が提供されてもよい。
【0031】
データベースは、外部サーバ内に含まれてもよい。例えば、データベースは、都市照明、道路照明、近隣照明、又は建物照明などの光源群に関連するサーバによってホストされてもよい。データベースは、照明柱又は光源物体内に含まれてもよい。データベースはまた、スマートフォン、タブレット、スマートウェアラブルデバイス、又はコンピュータなどの別のデバイスにホストされてもよい。データベースはまた、ソーシャルメディアをホストするサーバの一部であってもよい。外部サーバは、コードに対応する位置を示すリスト内のエントリを変更するための入力手段を更に含んでもよい。外部サーバは、コードが更新された所望の場所に対応するように、単一の更新セッション中に更新されてもよい。
【0032】
例えば、こうしたデータベースは、外部の場所(例えばクラウド)からデバイス上にダウンロードされてもよい、又はリストを作成するためにユーザエントリによって追加されてもよい。したがって、デバイスは、ユーザエントリを提供するためのユーザ入力手段を含んでもよい。これは、本発明によるデバイスを使用するユーザが画像内のどこに情報を配置するかに関する自身の好みを有効にすることができ、したがって、拡張現実デバイスであってもよいデバイスのビュー管理に関する自身の好みを有効にすることができるため、有利である。
【0033】
デバイスは、データベースと通信するための送受信機を含んでもよい。通信は、Wi−Fi、Bluetooth、ZigBee、RF、GSM、又はVLCによって無線で実施されてもよい。
【0034】
データベースはまた、本発明によるデバイスのメモリ内に含まれてもよく、プロセッサは、コードに対応する位置を示すリストを取得するためにメモリにアクセスしてもよい。メモリは内蔵されてもよく、ローカルワーキングメモリなど、プロセッサの一部であってもよい。したがって、一実施形態では、本発明によるデバイスであって、データベースを含む、デバイスが提供される。こうした実施形態は、デバイスが、データベースにアクセスすること、及びコードに対応する場所を取得することによって場所を自律的に取得することができるため、有利である。このような場合、コードが場所を明示的に含む必要はないので、コードはより短くてもよく、計算的に有利である。
【0035】
第2に、上で一部述べたように、コードによって示される場所は、プロセッサによって取得されてもよい。いくつかの例では、場所は、コード自体によって有利に提供されてもよく、このことは、光源の照明特性内に含まれるコードによりデバイスに対するより多くの制御を光源に提供する。したがって、一実施形態では、プロセッサは、コードを処理することによって、コードによって示される場所を取得するように構成されており、場所はコード内に含まれている。したがって、コードは、情報を配置する画像内の場所を直接的に(明示的に)示してもよい、又は定義してもよい、又は決定してもよい。コードは、場所が、検出器、画像、又はデバイスのパラメータに対する相対座標若しくは一般座標で符号化されたデータ信号であってもよい。例えば、非限定的な場合では、コードは、「記録された画像のサイズの上部20パーセント」によって相対的に示される場所の一般コマンドを含んでもよい。他の例が提供されてもよい。
【0036】
前述のように、画像内の場所に情報を配置するためのデバイスが提供される。記録された光源の照明特性は、情報を示し、かつ情報を配置する画像内の場所を示すコードを含む。コードは、画像を処理することによって取得される。コードによって示される情報は、プロセッサによって取得されてもよい。
【0037】
上で一部述べたように、情報を示すコードは、コードが、情報を示す(コードのコーディングの)データ列を含むことを意味する。情報を示すことは、情報の種類を示すこと、又は特定の種類の情報を示すことを含む。そのため、デバイスは、特定の種類の情報を、画像内の場所に配置してもよい。例えば拡張現実ビューにおける、例えば安全性及び/又は人間工学性を確実にするために、本発明によるデバイスは、特定の種類の情報を画像内の場所に配置するのに有利に適し得る。したがって、一実施形態では、情報は、ナビゲーション情報、旅行者用情報、広告情報、通信情報、及びデバイス情報のうちの少なくとも1つを含む。更に、情報の内容は、例えば、デバイスによって生成、ホスト、適用、作成、又は受信されたときに、プロセッサによって取得されてもよい。
【0038】
したがって、一部述べたように、コードは、どの種類の情報を画像内のどこに配置するかの命令を含んでもよい。例では、命令は、種類の情報を含まず、別のソースから取得される。
【0039】
したがって、一部述べたように、情報は、分類子を含む情報であってもよく、分類子は、例えばナビゲーション情報又は広告情報などの情報の種類を示す。このため、情報を配置する画像内の場所は、分類子を含む情報を配置する画像内の場所を意味し、分類子はまた、光源のコードによって示される。
【0040】
ナビゲーション情報は、ポジショニング、ナビゲーション、及び/又はロケーションベースのサービスに必要な情報を含んでもよい。処理済み画像、例えば拡張現実ビュー内のナビゲーション情報の乱雑さは安全性に影響するおそれがあるため、情報がナビゲーション情報である本発明によるデバイスを提供することは有利である。したがって、安全性の考慮のため、本発明は、画像内の場所にナビゲーション情報を配置するための改良されたデバイスを提供する。
【0041】
更に、光源が本発明による処理済み画像のレンダリングを促す、ゆえに、光源がナビゲーション情報ビューを管理するため、画像内の場所にナビゲーション情報を配置するために本発明を使用すると有利である。なぜなら、光源は、ナビゲーション中に記録された検出器の画像内に一般に広く存在するからである(例えば道路照明)。したがって、例えば、拡張現実デバイスなどの本発明によるデバイスのビューを管理するための照明インフラストラクチャは、広く適用可能であり得る。
【0042】
旅行者用情報は、(i)例えば、観光提案、格付け、自治体ニュース更新、街の施設の施設メッセージ、ホテルデータ、住所、都市内の配管及び/又はケーブルレイアウト、街のイベント情報、旅行者統計、待ち合わせ場所の情報、旅行者のデジタル付箋、レストラン情報等などの街の情報、(ii)天気予報、空のレーダビュー、地域の熱力学的性質の提示、天候に基づく衣服の提案等などの天気情報、(iii)ホテルの稼働率、住民プロファイル、物件価格等などの住宅情報、(iv)歴史情報、開店時間、写真、動画等などの観光情報、(v)入場料金決済、駐車券決済等などの決済を含んでもよい。旅行者用情報は広範にわたって提供され得るため、拡張現実ビューは容易に乱雑化し得る。したがって、本発明によるデバイスは、例えば、拡張現実ビューが、旅行者の活動に対して広範に利用可能であり得る光源の照明特性内に含まれるコードに基づき効果的に管理され得るように、画像内の場所に旅行者用情報を配置するための発明概念を提供する。
【0043】
広告情報は、デジタル広告板、店情報、広告写真又はビデオ、値引き情報、販売促進情報、クーポン券の提供、買い物リスト、金融取引等を含んでもよい。小売業者は拡張現実デバイスに情報を詰め込みすぎることが予想されるため、このことは拡張現実デバイスのビューを乱雑にし得ることも予想される。したがって、前述のように、本発明によるデバイスは、光源の照明特性内に含まれるコードに基づいて画像内の場所に情報を配置することができるため、本発明によるデバイスは、情報の詰め込みすぎに対する解決策を提供することができる。より具体的には、例えば、本発明によるデバイスの検出器は、街中の混雑した商店街にある複数の光源を含む画像を記録してもよい。画像は、広告情報の内容を含んでもよい。これは、商店街内の多くの店に関連する多くのポップアップ広告であってもよい。混雑した商店街のせいで、広告情報の内容(ポップアップ)は画像内のビューを乱雑にする場合がある。複数の光源それぞれの照明特性、例えば、可視光通信(VLC)に基づく変調光は、情報と、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含み得る。ここで、例えば、ビューの機能的な非乱雑化では、コードを具体的に決定するために、記録された画像の下部5%にのみ広告情報を配置することを示すことを基礎としてもよく、画像は拡張現実ビューの一部であってもよい。このため、本発明により、商店街内の複数の光源のそれぞれは、広告情報の内容を含む画像が広告情報の内容によって乱雑化しないように、本発明によるデバイスのビューを効果的に管理することができる。複数の光源は、例えば、道路照明又はショーウィンドウ照明であってもよい。
【0044】
通信情報は、電話帳;電話通話又はビデオ通話などの通話情報;テキスト情報;通信アプリケーションフィーチャのレンダリング;メール情報、又は通知メッセージを含んでもよい。
【0045】
デバイス情報は、デバイスステータス情報、電力消費情報、センサ情報、外部デバイス結合情報、又はアプリケーションメニューを含んでもよい。より具体的には、例えば、本発明によるデバイスは、観光オブジェクトを見る拡張現実デバイスの一部であってもよい。拡張現実ビューは、デバイスの電力消費、いくつかのメニューアイコン、及び他のセンサ読み取り情報を示すデバイス情報を含んでもよい。このようなデバイス情報は、ビュー内にあってもよい。観光オブジェクトのはっきりとしたビューを有することが望まれ得るため、ビューを乱雑化していなくても、デバイス情報をレンダリングすることは望ましくない場合がある。したがって、観光オブジェクトは、情報と、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含む照明特性を含む光源を含み得る。ここで、情報はデバイス情報であり、場所は、画像の左下隅、例えば、スクリーン表面全体の3%のみであってもよい。
【0046】
前述のように、画像内の場所に情報を配置するためのデバイスであって、画像は光源を含み、光源の照明特性が、情報と、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含む、デバイスが提供される。一実施形態では、場所は、画像内の光源の位置に対する位置と定義される。このような実施形態は、光源が、情報を配置する画像内の場所を定義するための適切なアンカー点であり得ることから有利である。したがって、画像内の光源の位置に対する位置は、画像内の光源からオフセットした距離であってもよい。更に、コードは画像を処理することによって取得されるため、画像内の光源の位置は既に処理されていてもよく、それゆえ、場所を、画像内の光源の位置に対する位置として定義することが計算効率的であり得る。
【0047】
更に、一実施形態では、場所は、画像内の光源の位置に一致する画像内の位置と定義される。このような実施形態は、画像内の光源の位置が、実際の環境内の光源の配置の本質により、特定の(種類の)情報を固定する又は一致させるのに好適な位置であり得ることから有利である。例えば、実際の環境では、住所情報及び方向情報などの様々な種類の情報を提示するために案内標識及び/又は照明柱が使用されている。したがって、ビュー(ビューは、例えば、本発明では画像によって成り立っている)を非乱雑化するとき、例えば、住所情報又は方向情報を、画像内の光源の位置に一致する画像内の位置に配置すると有利であり得る。このことは、デバイスのユーザに人間工学性及びデバイスの使用の改善を与えることができる。ここで、一致することは、重なり合うことであってもよい。
【0048】
したがって、一実施形態では、本発明の対応する例によるデバイスであって、画像を処理済み画像に処理することは、画像内の場所にナビゲーション情報を配置することを含み、場所は、画像内の光源の位置に一致する画像内の位置と定義され、光源は道路照明インフラストラクチャの一部である、デバイスが提供される。光源は道路照明インフラストラクチャの一部であるため、ナビゲーション情報が画像内の最も人間工学的な位置に配置されることから、画像内の光源の位置に一致する画像内の位置にナビゲーション情報を提供すると有利である。例えば、高速道路上を走行しているとき、案内標識の光源などの道路照明インフラストラクチャの光源に一致させてナビゲーション情報を特に配置すると有利な場合がある。なぜなら、走行している(及び本発明のデバイスを使用している)ユーザは、実世界における経験により、位置を人間工学的であると考える可能性があるからである(案内標識は既に所定の位置にあるが、ここでは、情報を配置するためのユーザのための有益なアンカーとしての役割を果たす)。
【0049】
一実施形態では、場所は、画像レンダリングデバイスの縁部に対する位置と定義される。画像レンダリングデバイスは様々な形状を含み得るが、画像レンダリングデバイスの縁部は物理的に静止していると判断されるので、画像レンダリングデバイスの縁部に対する位置に場所を関連付けると、改良された人間工学性を提供することができるため、そのような実施形態は有利である。
【0050】
一実施形態では、プロセッサは、画像を完全に透明にすることによって、画像を処理済み画像に処理するように構成されている。したがって、そのような実施形態は、処理済み画像がヘッドアップディスプレイ上に投影される場合に有利であり得る。ヘッドアップディスプレイは、検出される画像のフィーチャに対応する実際のフィーチャを示す透明窓を含むため、検出される画像のフィーチャをヘッドアップディスプレイ上に表示させる必要はない。画像を完全に透明にすることなど、透明性を提供することは、本発明による画像レンダリングデバイス及び/又はデバイスの計算効率を向上させることができる。
【0051】
一実施形態では、光源は、道路照明インフラストラクチャ、ファサード照明、屋内照明、及び娯楽照明のうちの少なくとも1つの一部であってもよい。このような光源は、広く普及し得るとともに、特定の種類の情報と有利に関連付けられ得る。例えば、道路照明インフラストラクチャは、本発明において、広告情報、旅行者用情報、又は街の情報用のファサード照明と同様に、旅行者用情報用の娯楽照明と同様に、デバイス情報用の屋内照明と同様に、ナビゲーション情報を配置するために有利に実装されてもよい。
【0052】
更に、一実施形態では、本発明によるデバイスが提供され、デバイスは、画像内の更なる場所に更なる情報を配置するように更に構成され、コードは、更なる情報と、更なる情報を配置する画像内の更なる場所とを示し、プロセッサは、コードによって示される更なる情報を取得するように、コードによって示される更なる場所を取得するように、画像内の更なる場所に更なる情報を配置することによって画像を処理済み画像に更に処理するように、構成されている。一実施形態では、更なる情報は、ナビゲーション情報、旅行者用情報、広告情報、通信情報、及びデバイス情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。一実施形態では、情報はナビゲーション情報であり、更なる情報は通信情報である、又は情報はナビゲーション情報であり、更なる情報は広告情報である、又は情報は広告情報であり、更なる情報は通信情報である、又は情報は旅行者用情報であり、更なる情報はデバイス情報である。あるいは、デバイスが存在する環境の状況に基づいて、特定の組み合わせが想定されてもよい。
【0053】
このような実施形態の結果、画像レンダリングデバイスによってレンダリングされた処理済み画像は、処理済み画像内の場所にある情報と、処理済み画像内の更なる場所にある更なる情報との両方をホストしてもよい。人間工学は、2種類の情報が互いに対し特定の配置により良く置かれ得ることを示しているため、これは有利である。例えば、通知情報は、ビューの上部分に示され得ると最良であり、通信情報は、ビューの下部分に示されると最良である。例えば、ナビゲーション情報及び広告情報は、ビューの両側にあると最も好適であり得る。
【0054】
更に、一実施形態では、本発明によるデバイスであって、情報を配置する画像内の場所は更に、デバイスの物理的パラメータに依存し、プロセッサは更に、デバイスの物理的パラメータを取得するように、及び処理済み画像内の場所に情報を配置することによって画像を処理済み画像に処理するように構成され、場所は更に、物理的パラメータに依存する、デバイスが提供される。一実施形態では、物理的パラメータは、デバイスの場所、デバイスの速度、及びデバイスの向きのうちの1つである。あるいは、デバイスの使用もまた、物理的パラメータであってもよい。あるいは更に、物理的パラメータは、デバイスのバッテリレベル、又は例えばディスクリートモードなどのデバイスのアプリケーションモードであってもよい。当該実施形態は、方法のステップが当該実施形態の特徴と関連付けられる、本発明による方法に同様に適用され得る。
【0055】
そのような実施形態の結果、コードが、物理的パラメータに基づいて、情報を配置する画像内の場所を示すデバイスが提供される。これにより、画像内の場所における情報の配置に付加的なパラメータ又は寸法を追加することが可能になる。例えば、デバイスの速度は、プロセッサによって検出及び取得されてもよい。コードは、デバイスが閾値を上回る速度、例えば1m/sで移動しているとき、広告情報が画像の左上隅に配置され得ることを示してもよく、デバイスが閾値を下回る速度、例えば1m/s又は0m/sで移動しているとき、広告情報が画像の中央に配置され得ることを示してもよい。したがって、本発明による拡張現実デバイスを有するユーザが混雑した商店街を歩くために拡張現実ビューを利用するとき、本発明によるデバイスは、急いでいることを特徴とする(デバイスが閾値を超える速度である)ユーザのビューは非乱雑化してもよく、急いでいないこと特徴とする(例えば、店の前に立ち止まっている)ユーザのより顕著なビュー内には広告情報を配置してもよい。ここで、コードはなお、検出された/記録された画像内に含まれる光源の照明特性により含まれる。車両の速度がより高く、したがって、より高い閾値、例えば50km/hを提供し、速度に応じて画像内の異なる場所に情報が配置される、車両に関連する本発明によるデバイス用の類似の例が提供され得る。類似の例にはまた、車両の向きが提供されてもよい。例えば、日没の時刻の間に西に進む自動車は、西の向きに応じて画像内の場所Aに情報が配置され得る一方、反対の東の向きに応じて画像内の場所Bに情報が異なって配置され得る、本発明によるデバイスを用意してもよい。場所Aは、例えば、日没及び当該効果を有利に利用してもよく、場所Bは当該向きにおいて日没はないことを利用してもよい。
【0056】
更に、本実施形態を考慮すると、場所は複数の場所であってもよく、情報を配置する画像内の場所である最適な場所は、デバイスの物理的パラメータに基づいて選択される。
【0057】
本発明の更なる目的は、画像内の場所に情報を配置するための改良されたシステムを提供することである。そこで、本発明は、画像内の場所に情報を配置するためのシステムであって、本発明によるデバイスと、光源とを含む、システムを更に提供する。本発明によるデバイスに当てはまる利点は、本発明によるシステムにもまた当てはまる。
【0058】
一実施形態では、光源は、道路照明インフラストラクチャ、ファサード照明、屋内照明、及び娯楽照明のうちの少なくとも1つの一部であってもよい。
【0059】
本発明の更なる目的は、画像内の場所に情報を配置するための改良された光源を提供することである。そこで、本発明は、画像内の場所に情報を配置するための光源であって、画像は、デバイスによって記録され、加工され、及び表示され、光源は、情報と、デバイスによって記録された、加工された、及び表示された画像内の、情報を配置する場所とを示すコードを含む照明特性を含む、光源を更に提供する。本発明によるデバイスに当てはまる利点は、本発明によるシステムにもまた当てはまる。デバイスは、本発明(の第1の態様)によるデバイスであってもよい。
【0060】
一実施形態では、光源は、道路照明インフラストラクチャ、ファサード照明、屋内照明、及び娯楽照明のうちの少なくとも1つの一部であってもよい。
【0061】
一実施形態では、光源は、複数の照明ユニットを含んでもよい。
【0062】
本発明の更なる目的は、画像内の場所に情報を配置するための改良された方法を提供することである。そこで、本発明は、画像内の場所に情報を配置するための方法であって、画像を記録するステップであって、画像は光源を含み、光源の照明特性は、情報と、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含む、ステップと、コードを取得するために画像を処理するステップと、コードによって示される情報を取得するステップと、コードによって示される場所を取得するステップと、画像内の場所に情報を配置することによって、画像を処理済み画像に処理するステップと、処理済み画像を表示するステップと、を含む、方法を更に提供する。本発明によるデバイス及び本発明によるシステムに当てはまる利点は、ここで定義される本発明による方法にもまた当てはまり得る。
【0063】
方法は、本発明による、画像内の場所に情報を配置するためのデバイスによって実施されてもよい。
【0064】
一実施形態では、コードによって示される場所を取得するステップは、コードに対応する場所を示すリストを含むデータベースにアクセスするステップと、データベース内のリストからコードに対応する場所を取得するステップと、によって実施される。こうした実施形態は、デバイスが、データベースにアクセスすること、及びコードに対応する場所を取得することによって場所を自律的に取得することができるため、有利である。
【0065】
一実施形態では、コードによって示される場所を取得するステップは、コードを処理するステップによって実施され、場所はコード内に含まれている。場所はコード自体によって提供され得るため、このタスク専用のプロセッサにおける特定の処理ステップは必要とされない。更に、光源は、コードによるデバイスに対するより多くの制御を伴って有利に提供される。
【0066】
前述と同様に、一実施形態では、場所は、画像内の光源の位置に対する位置と定義される。このような実施形態は、光源が、情報を配置する画像内の場所を定義するための適切なアンカー点であり得ることから有利である。したがって、画像内の光源の位置に対する位置は、画像内の光源からオフセットした距離であってもよい。更に、コードは画像を処理することによって取得されるため、画像内の光源の位置は既に処理されていてもよく、それゆえ、場所を、画像内の光源の位置に対する位置として定義することが計算効率的であり得る。
【0067】
一実施形態では、画像を処理済み画像に処理するステップは、画像内の場所にナビゲーション情報を配置するステップを含み、場所は、画像内の光源の照明特性に一致する画像内の位置と定義され、光源は道路照明インフラストラクチャの一部である。光源は道路照明インフラストラクチャの一部であるため、ナビゲーション情報が画像内の最も人間工学的な位置に配置されることから、画像内の光源の位置に一致する画像内の位置にナビゲーション情報を提供すると有利である。
【0068】
本発明は、更に、コンピュータプログラム製品に関する。したがって、本発明は、コンピューティングデバイス用のコンピュータプログラム製品であって、コンピュータプログラム製品がコンピューティングデバイスの処理ユニット上で実行されたときに、本発明による方法の何れか1つの方法を実行するためのコンピュータプログラムコードを含む、コンピュータプログラム製品を提供する。例えば、処理ユニットはまた、本発明によるデバイス、又はデバイス内に設けられた別個のプロセッサであってもよい。コンピュータプログラム製品によって上述の方法を実施することは、コンピュータプログラム製品によって実施可能な方法の特徴のみを含んでもよい。
【0069】
したがって、本発明の態様は、コンピュータによって実行され得る、コンピュータ可読記憶デバイス上に記憶されたコンピュータプログラム命令の集合であり得るコンピュータプログラム製品内に実装されてもよい。本発明の命令は、限定するものではないが、スクリプト、解釈可能プログラム、ダイナミックリンクライブラリ(dynamic link library;DLL)、又はJava(登録商標)クラスを含めた、任意の解釈可能又は実行可能なコードメカニズムであってもよい。命令は、完全に実行可能なプログラム、部分的に実行可能なプログラムとして、既存のプログラムに対する修正(例えば、アップデート)として、又は、既存のプログラムに関する拡張(例えば、プラグイン)として提供されてもよい。更には、本発明の処理の部分は、複数のコンピュータ又はプロセッサにわたって分散されてもよい。
【0070】
更なる態様では、本発明は、画像内の場所に情報を配置するためのデバイスであってもよく、画像を記録するための検出器であって、画像は光源を含み、光源の照明特性は、情報のクラスと、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含む、検出器と、コードを取得するために画像を処理し、情報のクラスによって示される情報を取得し、コードによって示される場所を取得し、画像内の場所に情報を配置することによって、画像を処理済み画像に処理するように構成されたプロセッサと、処理済み画像をレンダリングするための画像レンダリングデバイスと、を含む、デバイスを提供する。
【0071】
更なる態様では、本発明は、画像内の場所に情報を配置するためのデバイスであって、画像を記録するための検出器であって、画像は光源を含み、光源の照明特性は、分類子と、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含む、検出器と、コードを取得するために画像を処理し、コードによって示される分類子を取得し、分類子によって示される情報を取得し、コードによって示される場所を取得し、取得された(すなわち、分類子によって示される)情報を画像内の場所に配置することによって、画像を処理済み画像に処理するように構成されたプロセッサと、処理済み画像をレンダリングするための画像レンダリングデバイスと、を含む、デバイスを提供してもよい。
【0072】
一実施形態では、光源は、分類子と、情報を配置する画像内の場所とを示すコードを含む。したがって、コードは、分類子と場所情報とを単に含んでもよい。
【0073】
あるいは、上記のクラス又は分類子は、列、ラベル、タグ、群識別子、選択、下位群と表現されてもよい。
【0074】
上記の本発明の第1の目的の実施形態は、上記の更なる態様に準用されてもよい。本発明の更なる態様は、方法のステップが更なる態様の特徴と関連付けられる、本発明による方法に同様に適用され得る。
【0075】
更に別の態様では、本発明は、処理済み画像内の修正された場所に情報を配置するためのデバイスであってもよく、デバイスは、画像を記録するための検出器であって、画像は光源を含み、光源の照明特性は、情報のクラスと、(特定の)クラスの情報を配置する処理済み画像内の場所とを示すコードを含む、検出器と、コードを取得するために画像を処理し、コードによって示される情報のクラスを取得し、コードによって示される場所を取得し、(特定の)クラスの情報を得、処理済み画像内に(特定の)クラスの情報を配置することによって、画像を処理済み画像に処理するように構成されたプロセッサと、処理済み画像をレンダリングするための画像レンダリングデバイスと、を含む、デバイスを提供してもよい。
【0076】
本発明の一実施形態では、デバイスが提供され、コードが、情報を配置するための画像内の修正された場所を更に示し、情報を配置する処理済み画像内の修正された場所は更に、デバイスの物理的パラメータに依存し、プロセッサは、デバイスの物理的パラメータを取得するように、及び処理済み画像内の修正された場所に(特定の)クラスの情報を配置することによって、画像を処理済み画像に処理するように更に構成され、場所は更に、物理的パラメータに依存する。
【0077】
一実施形態では、物理的パラメータは、デバイスの場所、デバイスの速度、及びデバイスの向きのうちの1つである。あるいは、デバイスの使用もまた、物理的パラメータであってもよい。あるいは更に、物理的パラメータは、デバイスのバッテリレベル、又は例えばディスクリートモードなどのデバイスのアプリケーションモードであってもよい。更に別の態様では、本発明は、処理済み画像内の修正された場所に情報を配置するためのデバイスであって、画像を記録するための検出器であって、画像は光源を含み、光源の照明特性は、情報の分類子と、情報を配置するための画像内の修正された場所とを示すコードを含む、検出器と、コードを取得するために画像を処理し、コードによって示される分類子を取得し、コードによって示される修正された場所を取得し、分類子を含む情報を取得することのみによって情報を得、処理済み画像内の修正された場所に情報を配置することによって画像を処理済み画像に処理するように構成されたプロセッサと、処理済み画像をレンダリングするための画像レンダリングデバイスと、を含む、デバイスを提供してもよい。
【0078】
ここでも、上記の本発明の第1の目的の実施形態は、上記の更なる態様に準用されてもよい。本発明の更なる態様は、方法のステップが更なる態様の特徴と関連付けられる、本発明による方法に同様に適用され得る。
【0079】
全般的に、本願は、本発明によるデバイスが、光源によって示される、特定のクラス/群/ラベル等を含む/に属する特定の種類の情報を、光源によって及び/又はデバイスの物理的パラメータに依存して発せられたコードによって示される画像内の場所に配置するように光源の照明特性により促される発明を提供する。特定の分類である又は分類子を含む情報は、本発明の態様及び実施形態に適用されてもよい。
【0080】
本発明の第1の目的に対して提供される実施形態は、本発明の他の目的に準用されてもよい。