【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた本願発明の請求項1は、可撓性薄版(1a)からなる所定の形状の物干し具であって、複数個の押え部形成手段(9a)と、複数個の保持部(13)が一直線上に物干し具本体(1)の所定の位置に設けられており、前記保持部(13)の一端が前記物干し具本体(1)の外周(10)に向けて開放されており、止め部孔(2)とその外方に向けて連接して設けられている溝(3)が形成され、前記押え部形成手段(9a)の外周(20)に沿って切り込み(14)が施され、前記押え部形成手段(9a)と押え受け部(15)と前記溝(3)と前記止め部孔(2)とで干し物(12)を保持することを特徴とする。
係る構成によれば、可撓性薄版(1a)からなる物干し具の外周(10)に複数の前記押え部形成手段(9a)と、複数個の前記保持部(13)が設けられており、前記押え部形成手段(9a)と前記押え受け部(15)と前記溝(3)で前記干し物(12)をしっかり保持できるという効果がある。
【0009】
本願発明の請求項2は、前記可撓性薄版(1a)の形状が略円形であり一直線上に配置された複数個の前記押え部形成手段(9a)と、複数個の前記保持部(13)が、前記物干し具本体(1)の中心から放射線状に設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記押え部形成手段(9a)が前記押え曲板(4)と前記突出部(5)からなり、前記保持部(13)として前記止め部孔(2)と前記溝(3)が設けられているため干し物(12)を保持することができるという効果がある。
【0010】
本願発明の請求項3は、前記押え部形成手段(9a)から形成される押え曲板(4)とその一端から外方に続く突出部(5)からなる押え部(9)が形成されており、前記保持部(13)は前記止め部孔(2)と前記溝(3)からなり、前記止め部孔(2)の前記物干し具本体(1)の外周(10)に向いた一端が開放し、前記止め部孔(2)と連接して前記溝(3)が設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記干し物(12)を巻き付ける前記押え曲板(4)の直径(D)が保持する前記止め部孔(2)の直径(d)より大きい寸法で設けられているため、前記干し物(12)が抜けずに保持できるという効果がある。
【0011】
本願発明の請求項4は、押え曲板(4)の直径(D)は前記止め部孔(2)の直径(d)より、多分に大きい寸法で設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)と前記溝(3)、及び前記保持部(13)として前記止め部孔(2)と前記溝(3)があり、さらに前記押え曲板(4)の直径(D)が前記止め部孔(2)の直径(d)より大きな寸法で設けられているため、前記干し物(12)を抜けずにしっかり保持することができるという効果がある。
【0012】
本願発明の請求項5は、前記可撓性薄版(1a)からなる物干し具であって、前記物干し具本体(1)の形状が略円形であり複数の前記押え部形成手段(9a)と、複数個の前記保持部(13)が前記物干し具本体(1)の中心から放射状に設けられており、前記押え部形成手段(9a)の前記外周(20)に沿って前記切り込み(14)が施され、前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)と前記溝(3)と前記止め部孔(2)で干し物(12)を保持し、前記押え部形成手段(9a)の前記切り込み(14)を利用し、引き起こして前記押え曲板(4)を形成し、前記押え曲板(4)とその一端から外方に続く前記突出部(5)からなる押え部(9)が構成されており、前記突出部(5)の先端に折り曲げ部(8)が設けられており、前記折り曲げ部(8)と前記保持部(13)との間に所定の寸法が設けられており、前記保持部(13)は前記止め部孔(2)と前記溝(3)からなり、前記止め部孔(2)の前記物干し具本体(1)の外周(10)に向いた一端が開放し、前記止め部孔(2)に連接して前記溝(3)が設けられており、前記押え曲板(4)の直径(D)は前記止め部孔(2)の直径(d)より、多分に大きい寸法で設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記押え曲板(4)の直径(D)が保持する前記止め部孔(2)の直径(d)より大きい寸法で設けられており、前記押え受け部(15)と前記押え曲板(4)との間の保持スペースが設けられているため前記干し物(12)が抜けずに保持できるという効果がある。
【0013】
本願発明の請求項6は、前記押え曲板(4)の直径(D)が、前記止め部孔(2)の直径(d)より大きく、前記止め部孔(2)に前記押え曲板(4)を差し入れることで前記押え受け部(15)の表面と前記押え曲板(4)の裏面との間に保持スペースが形成されていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記溝(3)を通し、前記止め部孔(2)に差し入れた前記干し物(12)を前記押え曲板(4)に巻き付け、前記止め部孔(2)と前記溝(3)に差し込み、前記押え部(9)と前記押え受け部(15)に挟持されるため、前記干し物(12)がしっかり保持できるという効果がある。
【0014】
本願発明の請求項7は、前記押え曲板(4)に前記干し物(12)を巻き付け、前記干し物(12)が、前記溝(3)を通り、前記止め部孔(2)に入り前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)の間に挟持され前記押え部(9)によって保持されることを特徴とする。
係る構成によれば、前記物干し具本体(1)に前記吊るし具(7)を備えることにより前記干し物(12)を有効に干せるという効果がある。
【0015】
本願発明の請求項8は、略円形の前記可撓性薄版(1a)からなる前記物干し具本体(1)は、使用時において吊るし具(7)を備えていることを特徴とする。
【0016】
本願発明の請求項9は、前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の物干し具を用いた物干しの手順として、下記の手順とすることを特徴とする、
(手順1)前記押え部形成手段(9a)を前記物干し具本体(1)より切り抜いて前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を形成する手順と、
(手順2)前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記折り曲げ部(8)で下方に折り曲げる手順と、
(手順3)前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記溝(3)の中に差し込みはめ込む手順と、
(手順4)前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記止め部孔(2)の中に差し込みはめ込む手順と、
(手順5)前記干し物(12)を前記止め部孔(2)と前記溝(3)に通してはめ込む手順と、
(手順6)前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)に巻き込む手順と、
(手順7)前記干し物(12)を前記溝(3)と前記止め部孔(2)に通しはめ込む手順と、
(手順8)前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)で保持する手順、
とからなることを特徴とする物干し方法。
係る構成によれば、しっかり強固に前記干し物(12)を保持でき前記干し物(12)をはずす際は、前記干し物(12)と前記押え曲板(4)を上にあげることにより簡単にはずすことができるという効果がある。
【0017】
本願発明の請求項10は、前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の物干し具を用いた物干しの手順として、下記の手順とすることを特徴とする、
(手順1)前記押え部形成手段(9a)を前記物干し具本体(1)より切り抜いて前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を形成する手順と、
(手順2)前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記折り曲げ部(8)で上方に折り曲げる手順と、
(手順3)前記干し物(12)を前記止め部孔(2)と前記溝(3)に通しはめ込む手順と、
(手順4)前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)に巻き込む手順と、
(手順5)前記干し物(12)を前記溝(3)と前記止め部孔(2)に通しはめ込む手順と、
(手順6)前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)で保持する手順、
とからなることを特徴とする物干し方法。
係る構成によれば、簡単にしっかり前記干し物(12)を保持でき前記干し物(12)をはずす際は前記干し物(12)と前記押え曲板(4)を上にあげると簡単にはずすことができるという効果がある。