特許第6792913号(P6792913)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6792913
(24)【登録日】2020年11月11日
(45)【発行日】2020年12月2日
(54)【発明の名称】物干し具及びそれを用いた物干し方法
(51)【国際特許分類】
   D06F 55/00 20060101AFI20201119BHJP
   D06F 57/00 20060101ALI20201119BHJP
【FI】
   D06F55/00 G
   D06F57/00 380
【請求項の数】4
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2019-9942(P2019-9942)
(22)【出願日】2019年1月24日
(65)【公開番号】特開2020-116145(P2020-116145A)
(43)【公開日】2020年8月6日
【審査請求日】2019年2月19日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】506218734
【氏名又は名称】水川 裕雄
(72)【発明者】
【氏名】水川裕雄
(72)【発明者】
【氏名】水川紀子
【審査官】 村山 睦
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭62−046077(JP,U)
【文献】 実開昭48−032116(JP,U)
【文献】 実開昭48−080617(JP,U)
【文献】 実開昭54−144181(JP,U)
【文献】 特開2003−191676(JP,A)
【文献】 実開昭48−104417(JP,U)
【文献】 実開昭48−45933(JP,U)
【文献】 実公昭45−19892(JP,Y2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
D06F 55/00
D06F 57/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物干し具本体(1)に複数個の押え部形成手段(9a)と複数個の保持部(13)が形成された物干し具であって、前記物干し具本体(1)は略円形の形状の可撓性薄板(1a)からなり、複数個の前記保持部(13)は、略円形の止め部孔(2)とそれに連接した帯状の溝(3)から形成され、略円形の押え曲板(4)とそれに連接した帯状の突出部(5)を備えている複数個の前記押え部形成手段(9a)の外周(20)に沿って切り抜かれている切り込み(14)が施され、複数個の前記押え部形成手段(9a)を切り抜かれて形成した前記略円形の押え曲板(4)と、前記物干し具本体(1)の外周(10)のかどで干し物(12)を押える部分である押え受け部(15)と前記帯状の溝(3)と前記略円形の止め部孔(2)とで前記干し物(12)を保持し、複数個の前記押え部形成手段(9a)と複数個の前記保持部(13)が前記物干し具本体(1)の中心から放射状に設けられ、複数個の前記押え部形成手段(9a)は、前記略円形の押え曲板(4)と前記帯状の突出部(5)から形成され、複数個の前記保持部(13)の前記止め部孔(2)の形状は略円形であり、前記止め部孔(2)に連接して設けられている前記溝(3)の形状は、前記帯状の溝(3)になっており、複数個の前記保持部(13)は前記略円形の止め部孔(2)とそれに連接した前記帯状の溝(3)から形成され、前記帯状の溝(3)の一端は前記略円形の止め部孔(2)に連接し、他端は前記物干し具本体(1)の前記外周(10)に向けて幅が広がるように開放されており、前記略円形の押え曲板(4)と連接したその一端から外方に続く前記帯状の突出部(5)からなる押え部(9)が形成されており、複数個の前記保持部(13)は、前記略円形の止め部孔(2)とそれに連接した前記帯状の溝(3)から形成され、複数個の前記押え部形成手段(9a)は、前記略円形の押え曲板(4)と前記帯状の突出部(5)を備え、その前記外周(20)を前記物干し具本体(1)から切り抜かれて形成され、前記帯状の突出部(5)の一端は前記押え曲板(4)に連接し、他端は前記物干し具本体(1)と折り曲げ部(8)を介して連接されており、複数個の前記押え部形成手段(9a)を切り抜いて前記押え部(9)とし、その前記突出部(5)を前記折り曲げ部(8)の部分で前記物干し具本体(1)の下面方向に曲げ、前記帯状の溝(3)の間に差し込んで、前記略円形の止め部孔(2)まで通し、前記物干し具本体(1)の上面に前記略円形の押え曲板(4)を配しており、略円形の前記押え曲板(4)の直径(D)が略円形の前記止め部孔(2)の直径(d)より大きい寸法で設けられていることを特徴とする物干し具。
【請求項2】
前記物干し具本体(1)の上面に配した前記押え曲板(4)に前記干し物(12)を巻き付け、前記干し物(12)が、前記溝(3)を通り、前記止め部孔(2)に入り前記押え曲板(4)と前記物干し具本体(1)の外周(10)のかどで干し物(12)を押える部分である前記押え受け部(15)の間に挟持され前記押え曲板(4)と連接したその一端から外方に続く帯状の前記突出部(5)からなる前記押え部(9)によって保持される構造を備えたことを特徴とする請求項1に記載の物干し具。
【請求項3】
略円形の前記可撓性薄板(1a)からなる前記物干し具本体(1)は、直線部とその先につながるフック部が連続して形成されており直線部の下端と物干し具本体(1)の中央部と連結できる吊るし具(7)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の物干し具。
【請求項4】
前記請求項1〜3のいずれか1項に記載の物干し具を用いた物干しの手順として、
(手順1)前記干し物(12)を前記略円形の止め部孔(2)と前記帯状の溝(3)に通してはめ込む手順と、
(手順2)前記干し物(12)を前記押え部(9)の先端に設けられている前記略円形の押え曲板(4)に巻き込む手順と、
(手順3)前記干し物(12)を前記帯状の溝(3)と前記略円形の止め部孔(2)に通しはめ込む手順と、
(手順4)前記干し物(12)を前記押え部(9)の先端に設けられている前記略円形の押え曲板(4)と前記押え受け部(15)の間に狭持し前記略円形の押え曲板(4)と連接したその一端から外方に続く前記帯状の突出部(5)からなる前記押え部(9)によって保持する手順と、
からなることを特徴とする物干し方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ピンチを使わずに、洗濯物の大小種類にかかわることなく、力を入れず簡単に干したりはずしたりすることができる物干し具及び物干し方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の物干し具は、概ねピンチを使用する。
【0003】
物干し具に関しては、特許や実用新案や意匠届など数多く出願されているが、ピンチを使用しないものの代表的なものとしては以下の文献が上げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案出願公開昭62−46077
【特許文献2】実用新案出願公開平2−59791
【特許文献3】特開2009−195448
【0005】
上記文献1は、細長い小物掛けであり、抜け落ちをなくすことを目的としたもので、細長い小物以外への対応は難しい。
文献2は弾力性のある舌状の挟部を持ち、洗濯物を挟んで干すものである。
文献3はリング外周部に溝を設け、それに対応して溝より幅広の押え部に洗濯物を巻き付けて挟持するものだが、抜け落ちる場合もある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来一般的に使用されている物干し具は、洗濯物を挟む手段としてピンチを使用しているが、ピンチにはバネがついているため、握力の弱い人々や手指に障害を持つ人々にとっては操作が難しかった。挟む手段としてピンチを使用しないものもあるが、はずし易いが抜け落ちる場合があった。
【0007】
本発明は上記の問題を解決し、誰でも簡単に使用できる吊るし方式の物干し具を開発することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するためになされた本願発明の請求項1は、可撓性薄版(1a)からなる所定の形状の物干し具であって、複数個の押え部形成手段(9a)と、複数個の保持部(13)が一直線上に物干し具本体(1)の所定の位置に設けられており、前記保持部(13)の一端が前記物干し具本体(1)の外周(10)に向けて開放されており、止め部孔(2)とその外方に向けて連接して設けられている溝(3)が形成され、前記押え部形成手段(9a)の外周(20)に沿って切り込み(14)が施され、前記押え部形成手段(9a)と押え受け部(15)と前記溝(3)と前記止め部孔(2)とで干し物(12)を保持することを特徴とする。
係る構成によれば、可撓性薄版(1a)からなる物干し具の外周(10)に複数の前記押え部形成手段(9a)と、複数個の前記保持部(13)が設けられており、前記押え部形成手段(9a)と前記押え受け部(15)と前記溝(3)で前記干し物(12)をしっかり保持できるという効果がある。
【0009】
本願発明の請求項2は、前記可撓性薄版(1a)の形状が略円形であり一直線上に配置された複数個の前記押え部形成手段(9a)と、複数個の前記保持部(13)が、前記物干し具本体(1)の中心から放射線状に設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記押え部形成手段(9a)が前記押え曲板(4)と前記突出部(5)からなり、前記保持部(13)として前記止め部孔(2)と前記溝(3)が設けられているため干し物(12)を保持することができるという効果がある。
【0010】
本願発明の請求項3は、前記押え部形成手段(9a)から形成される押え曲板(4)とその一端から外方に続く突出部(5)からなる押え部(9)が形成されており、前記保持部(13)は前記止め部孔(2)と前記溝(3)からなり、前記止め部孔(2)の前記物干し具本体(1)の外周(10)に向いた一端が開放し、前記止め部孔(2)と連接して前記溝(3)が設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記干し物(12)を巻き付ける前記押え曲板(4)の直径(D)が保持する前記止め部孔(2)の直径(d)より大きい寸法で設けられているため、前記干し物(12)が抜けずに保持できるという効果がある。
【0011】
本願発明の請求項4は、押え曲板(4)の直径(D)は前記止め部孔(2)の直径(d)より、多分に大きい寸法で設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)と前記溝(3)、及び前記保持部(13)として前記止め部孔(2)と前記溝(3)があり、さらに前記押え曲板(4)の直径(D)が前記止め部孔(2)の直径(d)より大きな寸法で設けられているため、前記干し物(12)を抜けずにしっかり保持することができるという効果がある。
【0012】
本願発明の請求項5は、前記可撓性薄版(1a)からなる物干し具であって、前記物干し具本体(1)の形状が略円形であり複数の前記押え部形成手段(9a)と、複数個の前記保持部(13)が前記物干し具本体(1)の中心から放射状に設けられており、前記押え部形成手段(9a)の前記外周(20)に沿って前記切り込み(14)が施され、前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)と前記溝(3)と前記止め部孔(2)で干し物(12)を保持し、前記押え部形成手段(9a)の前記切り込み(14)を利用し、引き起こして前記押え曲板(4)を形成し、前記押え曲板(4)とその一端から外方に続く前記突出部(5)からなる押え部(9)が構成されており、前記突出部(5)の先端に折り曲げ部(8)が設けられており、前記折り曲げ部(8)と前記保持部(13)との間に所定の寸法が設けられており、前記保持部(13)は前記止め部孔(2)と前記溝(3)からなり、前記止め部孔(2)の前記物干し具本体(1)の外周(10)に向いた一端が開放し、前記止め部孔(2)に連接して前記溝(3)が設けられており、前記押え曲板(4)の直径(D)は前記止め部孔(2)の直径(d)より、多分に大きい寸法で設けられていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記押え曲板(4)の直径(D)が保持する前記止め部孔(2)の直径(d)より大きい寸法で設けられており、前記押え受け部(15)と前記押え曲板(4)との間の保持スペースが設けられているため前記干し物(12)が抜けずに保持できるという効果がある。
【0013】
本願発明の請求項6は、前記押え曲板(4)の直径(D)が、前記止め部孔(2)の直径(d)より大きく、前記止め部孔(2)に前記押え曲板(4)を差し入れることで前記押え受け部(15)の表面と前記押え曲板(4)の裏面との間に保持スペースが形成されていることを特徴とする。
係る構成によれば、前記溝(3)を通し、前記止め部孔(2)に差し入れた前記干し物(12)を前記押え曲板(4)に巻き付け、前記止め部孔(2)と前記溝(3)に差し込み、前記押え部(9)と前記押え受け部(15)に挟持されるため、前記干し物(12)がしっかり保持できるという効果がある。
【0014】
本願発明の請求項7は、前記押え曲板(4)に前記干し物(12)を巻き付け、前記干し物(12)が、前記溝(3)を通り、前記止め部孔(2)に入り前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)の間に挟持され前記押え部(9)によって保持されることを特徴とする。
係る構成によれば、前記物干し具本体(1)に前記吊るし具(7)を備えることにより前記干し物(12)を有効に干せるという効果がある。
【0015】
本願発明の請求項8は、略円形の前記可撓性薄版(1a)からなる前記物干し具本体(1)は、使用時において吊るし具(7)を備えていることを特徴とする。
【0016】
本願発明の請求項9は、前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の物干し具を用いた物干しの手順として、下記の手順とすることを特徴とする、
(手順1)前記押え部形成手段(9a)を前記物干し具本体(1)より切り抜いて前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を形成する手順と、
(手順2)前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記折り曲げ部(8)で下方に折り曲げる手順と、
(手順3)前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記溝(3)の中に差し込みはめ込む手順と、
(手順4)前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記止め部孔(2)の中に差し込みはめ込む手順と、
(手順5)前記干し物(12)を前記止め部孔(2)と前記溝(3)に通してはめ込む手順と、
(手順6)前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)に巻き込む手順と、
(手順7)前記干し物(12)を前記溝(3)と前記止め部孔(2)に通しはめ込む手順と、
(手順8)前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)で保持する手順、
とからなることを特徴とする物干し方法。
係る構成によれば、しっかり強固に前記干し物(12)を保持でき前記干し物(12)をはずす際は、前記干し物(12)と前記押え曲板(4)を上にあげることにより簡単にはずすことができるという効果がある。
【0017】
本願発明の請求項10は、前記請求項1〜8のいずれか1項に記載の物干し具を用いた物干しの手順として、下記の手順とすることを特徴とする、
(手順1)前記押え部形成手段(9a)を前記物干し具本体(1)より切り抜いて前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を形成する手順と、
(手順2)前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記折り曲げ部(8)で上方に折り曲げる手順と、
(手順3)前記干し物(12)を前記止め部孔(2)と前記溝(3)に通しはめ込む手順と、
(手順4)前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)に巻き込む手順と、
(手順5)前記干し物(12)を前記溝(3)と前記止め部孔(2)に通しはめ込む手順と、
(手順6)前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)と前記押え受け部(15)で保持する手順、
とからなることを特徴とする物干し方法。
係る構成によれば、簡単にしっかり前記干し物(12)を保持でき前記干し物(12)をはずす際は前記干し物(12)と前記押え曲板(4)を上にあげると簡単にはずすことができるという効果がある。
【発明の効果】
【0018】
本発明の物干し具は、軽量簡単な構造で使いやすく、洗濯物の種類や大小にかかわらず、概ね対応できる。挟み込みも取り付けも極めて簡単であり、抜け落ちにくい構造で干し物も外し易い。さらに全体を平型にすることにより、重ね置きができて保管に場所をとらず、携帯用としても適している。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は本発明の物干し具を示す平面図である。
図2図2は本発明の物干し具を示す斜視図である。
図3図3は本発明の物干し具を示す平面図である。
図4図4は本発明の物干し具を示す底面図である。
図5図5は本発明の物干し具を示す前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)と前記止め部孔(2)と前記溝(3)の斜視図の拡大図である。
図6図6は本発明の物干し具を示す前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)と前記止め部孔(2)と前記溝(3)の平面図の拡大図である。
図7図7は本発明の物干し具の前記押え部形成手段(9a)が構成された状態での平面図の拡大図である。
図8図8は本発明の物干し具の前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を折り曲げたときの平面図である。
図9図9は本発明の物干し具の前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を折り曲げたときの斜視図の拡大図である。
図10図10は本発明の物干し具の前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を前記溝(3)と前記止め部孔(2)の中に差し込みはめ込み前記干し物(12)を干した状態の斜視図の拡大図である。
図11図11は本発明の物干し具の前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)を折り曲げ前記干し物(12)を干した状態での斜視図の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
本発明の実施の形態を実施例に基づき、図面を参照しつつ以下詳細に説明する。実施例の製作に先立ち、本発明の大きさや素材などについて検討した。
先ず、第1実施形態について説明する。
【0021】
(実施例1)
図2は本発明の物干し具の斜視図である。実施例1の試作にあたっては、厚さ0.75ミリの折り曲げて反転可能な前記可撓性薄版(1a)のポリプロピレン性のPPシート板を切り抜いて製作した。前記物干し具本体(1)の外側の直径は180.0ミリの円形状のものとし、中心角45度ごとに、直径10.0ミリの曲線状の前記止め部孔(2)とそれに連接した幅が3.0ミリで長さが7.0ミリの前記溝(3)を前記外周(10)に向けて一端を開放して8か所設けた。
【0022】
8か所の前記止め部孔(2)とそれに連接した前記溝(3)から8,5ミリの位置に中心角45度で対応した、直径20.0ミリの前記押え曲板(4)とそれに連接した幅が3.0ミリで長さが10.0ミリの前記突出部(5)で構成された前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分を残して前記物干し具本体(1)より切り抜いた。
【0023】
切り抜いた8か所の前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分で前記物干し具本体(1)下面方向に折り曲げ、前記止め部孔(2)と3.0ミリの幅の前記溝(3)の間に差し込んで通し、前記物干し具本体(1)の上面に、前記押え部(9)を配した。前記物干し具本体(1)に前記は孔(6)ができた。また前記物干し具本体(1)の中心部には前記吊るし具(7)を設けた。
【0024】
これで一応の完成を見たのであるが、重いものや厚物を干すのに少し難点があることが分かった。
【0025】
実施例2の試作では、厚さ1.2ミリの折り曲げて反転可能な前記可撓性薄版(1a)のポリプロピレン製のPPシート板を使用した。前記物干し具本体(1)の外側の直径は180.0ミリの曲線状のものとし、中心角が45度ごとに直径10.0ミリの曲線状の前記止め部孔(2)とそれに連接した幅が3.0ミリで長さが7.0ミリの前記溝(3)を前記外周(10)に向けて一端を開放して8か所設けた。
【0026】
8か所の前記止め部孔(2)とそれに連接する前記溝(3)から8,5ミリの位置に中心角45度で対応した、直径20.0ミリの前記押え曲板(4)とそれに連接した幅が3.0ミリで長さが10.0ミリの前記突出部(5)で構成された前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分を残して前記物干し具本体(1)より切り抜いた。
【0027】
切り抜いた8か所の前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分で前記物干し具本体(1)下面方向に曲げ、前記止め部孔(2)と前記溝(3)の間に差し込んで通し、前記物干し具本体(1)の上面に、前記押え部(9)を配した。前記押え部(9)を折り返して前記物干し具本体(1)には前記孔(6)ができた。また前記物干し具本体(1)の中心部には前記吊るし具(7)を設けた。
【0028】
実施例2において厚さ1.2ミリの折り曲げて反転可能な前記可撓性薄版(1a)のポリプロピレン製のPPシートを使用したことで、強度不足は解消したが、前記溝の幅が3.0ミリの場合では、厚物の材質によって前記干し物(12)の中には前記溝(3)と前記止め部孔(2)に差し込みにくくなることが分かった
【0029】
そこで前記溝(3)の幅を3.0ミリから5.0ミリに広げたら、厚物の前記干し物(12)を前記溝(3)と前記止め部孔(2)へ楽に差し込むことが可能となり、前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)へも楽に巻き付けることが可能になった。さらに前記干し物(12)を干しやすく、はずしやすくするために前記溝(3)の角に丸味をつけ、また、溝の両側端(S)が前記物干し具本体(1)の中心に向かって前記溝幅(11)が狭まる方向にテーパをつけて、前記干し物(12)を楽に干せるようにした。
これで本発明が完成した。
【0030】
以上のことから前記干し物具本体(1)の大きさが180.0ミリの場合、前記押え曲板(4)の直径(D)は15.0ミリ〜20.0ミリを好適範囲とし、前記突出部(5)の長さは8.5ミリ〜14.5ミリを好適範囲とした。また前記押え曲板(4)の直径(D)と前記溝幅(11)3.0ミリ〜5.0ミリにともない、前記押え曲板(4)の直径(D)が20.0ミリの場合は前記止め部孔(2)の直径(d)は8.0ミリ〜17.0ミリを好適範囲とし、前記溝(3)の長さは3.0ミリ〜12.0ミリを好適範囲とした。また前記押え曲板(4)の直径(D)が15.0ミリの場合は前記止め部孔(2)の直径(d)は8.0ミリ〜17.0ミリを好適範囲とし、前記溝(3)の長さは3.0ミリ〜7.0ミリを好適範囲とした。
【0031】
本発明の物干し具は素材、厚さ、大きさ、形状において条件さえ満たされておれば、限定されるものではない。物干し具の形状については、円形を中心に延べたが円形の他に楕円形、正方形、三角形、多角形等であってもよく限定されるものではない。又、この物干し具の使用方法について、本来の干し物を干す以外に外周等の備えている機能を利用し物掛けとしても使用可能である。更にビニール袋やポリ袋等を取り付けてごみ袋、物入れ袋としても使用可能となる。
大型の物干し具であれば複数枚取り付けて、分別用等としても使用可能である。この限りではない。
作成方法については条件が満たされればこの方法に限定されるものではない。
【0032】
次に本発明の物干し具の使い方を順序立てて説明する。
前記干し物(12)を本発明の物干し具の片方の前記溝(3)から前記止め部孔(2)まで差し込み、差し込んだ前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)に巻き付けた後、再び他方の前記止め部孔(2)と前記溝(3)に差し込む。取り外すときは前記干し物(12)を上方に引っ張ることで簡単に取りはずすことができる。
【0033】
前記物干し具本体(1)の直径が180.0ミリで8つの前記押え部(9)を持つ場合の実施サンプルと比較例サンプルを作成して3種類の試験をし、それを比較検討した。
【0034】
第1の試験は前記押え曲板(4)の直径(D)についてである。前記押え曲板(4)の直径(D)を決める際まず考慮しなければならないことは、前記押え部形成手段(9a)を切り抜いたときできる8つの前記孔(6)による前記物干し具本体(1)の強度不足である。
【0035】
(実施例1)
第1実施形態の実施例1について以下のように試験した。
実施例1のサンプルについて説明する。前記押え曲板(4)の直径(D)が20.0ミリの場合について述べる。試験サンプルの試験方法は、手で干したり外したりするなどして試験した。実施に当たり使用する材料として厚さ1,2ミリの折り曲げて反転可能な前記可撓性薄版(1a)のポリプロピレン製のPPシート板、油性サインペン、定規、分度器、コンパス、カッター、はさみなどを使用した。作る手順としては、前記外周(10)と前記押え部形成手段(9a)と前記止め部孔(2)と前記溝(3)の下書きを行い、切り抜いた。前記押え曲板(4)の直径(D)の大きさは20.0ミリとし、前記孔(6)と前記孔(6)の間を5・0ミリとすると、前記押え部(9)は中心より33.0ミリの位置に配されることとなり、前記押え部(9)を折り曲げて前記押え曲板(4)の先端が前記外周(10)とほぼ同じ位置になるためには、前記押え部形成手段(9a)を切り抜いた部分と前記押え部(9)はそれぞれ28,5ミリとなり、前記突出部(5)は8,5ミリとした。前記止め部孔(2)と前記溝(3)は前記外周(10)より20.0ミリ以内の位置に配されることとなり、ここでは前記止め部孔(2)の直径(d)と前記溝(3)の長さをそれぞれ10.0ミリとした。また前記溝幅(11)は5.0ミリとした。
(実施例2)
第1実施形態の実施例2について以下のように試験した。
実施例2のサンプルについて説明する。前記押え曲板(4)の直径(D)の大きさを15.0ミリとし、前記孔(6)と前記孔(6)の間を10.0ミリとすると、前記押え部(9)は中心より31.0ミリの位置に配されることとなり、前記押え部(9)を折り曲げて前記押え曲板(4)の先端が前記外周(10)とほぼ同じ位置になるためには、前記押え部形成手段(9a)を切り抜いた部分と前記押え部(9)はそれぞれ29,5ミリとなり、前記突出部(5)の長さは14.5ミリとした。前記止め部孔(2)と前記溝(3)は前記外周(10)より15.0ミリ以内の位置に配されることとなり、ここでは前記止め部孔(2)の直径を10・0ミリ、前記溝(3)の長さを5.0ミリとした。また前記溝幅(11)は5.0ミリとした。
(比較例1)
前記押え曲板(4)の直径(D)が、15.0ミリよりも小さい10.0ミリとし、その他は実施例1と同様にした。
(比較例2)
前記押え曲板(4)の直径(D)が、20.0ミリよりも大きい25.0ミリとし、その他は実施例1と同様にした。
【0036】
次に試験方法について説明する。各実施例サンプルについて物干し具本体(1)を用意した。用意した前記物干し具本体(1)に前記干し物(12)を片方の前記溝(3)から前記止め部孔(2)まで差し込み、差し込んだ前記干し物(12)を前記押え部(9)に巻き付けたあと、再び他方の前記止め部孔(2)と前記溝(3)に差し込む。
【0037】
考察について述べる。前記押え曲板(4)の直径(D)の大きさにより、以下の結果を得た。
【0038】
【表1】
【0039】
第1の試験結果から考えると、前記押え曲板(4)の直径(D)の大きさは15.0ミリ〜20.0ミリが好適と思われる。
【0040】
次の第2の試験は前記押え曲板(4)の直径(D)が20.0ミリでの前記溝幅(11)についてである。試験方法手順は第1の試験と同一である。
(実施例3)
前記溝幅(11)を3.0ミリとした。その他は実施例1と同様にした。
(実施例4)
前記溝幅(11)を5.0ミリとした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例3)
前記溝幅(11)を2.0ミリとした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例4)
前記溝幅(11)を6.0ミリとした。その他は実施例1と同様にした。
【0041】
考察について述べる。前記溝幅(11)の大きさにより、以下の結果を得た。
【0042】
【表2】
【0043】
第2の試験結果から考えると、前記押え曲板(4)の直径(D)が20.0ミリの場合、前記溝幅(11)は3.0ミリ〜5.0ミリが好適と思われる。
【0044】
次の第3の試験は前記押え曲板(4)の直径(D)が15.0ミリでの前記溝幅(11)についてである。試験方法手順は第1の試験と同一である。
(実施例5)
前記溝幅(11)を3.0ミリとした。その他は実施例1と同様にした。
(実施例6)
前記溝幅(11)を5.0ミリとした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例5)
前記溝幅(11)を2.0ミリとした。その他は実施例1と同様にした。
(比較例6)
前記溝幅(11)を6.0ミリとした。その他は実施例1と同様にした。
【0045】
考察について述べる。前記溝幅(11)の大きさにより、以下の結果を得た。
【0046】
【表3】
【0047】
第3の試験結果から考えると、前記押え曲板(4)の直径(D)が15.0ミリの場合、前記溝幅(11)は3.0ミリ〜5.0ミリが好適と思われる。
【0048】
試験結果から考えると、前記押え曲板(4)の直径(D)の大きさは15.0ミリ〜20.0ミリが好適であり、前記溝幅(11)は前記押え曲板(4)の直径(D)の大きさが15.0ミリ〜20.0ミリの場合、3.0ミリ〜5.0ミリが好適となる。ただし前記物干し具本体(1)の形状などにより、これに限定されるものではない。
【0049】
本発明の実施形態を実施例に基づき、図面を参照しつつ以下詳細に説明する。実施例の製作に先立ち、本発明の大きさや素材などについて検討した。
次に、第2実施形態について説明する。
【0050】
(実施例1)
図2は本発明の物干し具の斜視図である。実施例1の試作にあたっては、厚さ0.75ミリの折り曲げて反転可能な前記可撓性薄版(1a)のポリプロピレン性のPPシート板を切り抜いて製作した。前記物干し具本体(1)の外側の直径は180.0ミリの円形状のものとし、中心角45度ごとに、直径10.0ミリの曲線状の前記止め部孔(2)とそれに連接した幅が3.0ミリで長さが7.0ミリの前記溝(3)を前記外周(10)に向けて一端を開放して8か所設けた。
【0051】
8か所の前記止め部孔(2)とそれに連接した前記溝(3)から8,5ミリの位置に中心角45度で対応した、直径20.0ミリの前記押え曲板(4)とそれに連接した幅が3.0ミリで長さが10.0ミリの前記突出部(5)で構成された前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分を残して前記物干し具本体(1)より切り抜いた。
【0052】
切り抜いた8か所の前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分で前記物干し具本体(1)上面方向に折り曲げ、前記押え部(9)を配した。前記物干し具本体(1)に前記は孔(6)ができた。また前記物干し具本体(1)の中心部には前記吊るし具(7)を設けた。
【0053】
これで一応の完成を見たのであるが、重いものや厚物を干すのに少し難点があることが分かった。
【0054】
(実施例2)
実施例2の試作では、厚さ1.2ミリの折り曲げて反転可能な前記可撓性薄版(1a)のポリプロピレン製のPPシート板を使用した。前記物干し具本体(1)の外側の直径は180.0ミリの曲線状のものとし、中心角が45度ごとに直径10.0ミリの曲線状の前記止め部孔(2)とそれに連接した幅が3.0ミリで長さが7.0ミリの前記溝(3)を前記外周(10)に向けて一端を開放して8か所設けた。
【0055】
8か所の前記止め部孔(2)とそれに連接する前記溝(3)から8,5ミリの位置に中心角45度で対応した、直径20.0ミリの前記押え曲板(4)とそれに連接した幅が3.0ミリで長さが10.0ミリの前記突出部(5)で構成された前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分を残して前記物干し具本体(1)より切り抜いた。
【0056】
切り抜いた8か所の前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分で前記物干し具本体(1)上面方向に曲げ、前記押え部(9)を配した。前記物干し具本体(1)には前記孔(6)ができた。また前記物干し具本体(1)の中心部には前記吊るし具(7)を設けた。
【0057】
実施例2において厚さ1.2ミリの折り曲げて反転可能な前記可撓性薄版(1a)のポリプロピレン製のPPシートを使用したことで、強度不足は解消したが、前記溝の幅が3.0ミリの場合では、厚物の材質によって前記干し物(12)の中には前記溝(3)と前記止め部孔(2)に差し込みにくくなることが分かった
【0058】
そこで前記溝(3)の幅を3.0ミリから5.0ミリに広げたら、厚物の前記干し物(12)を前記溝(3)と前記止め部孔(2)へ楽に差し込むことが可能となり、前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)へも楽に巻き付けることが可能になった。さらに前記干し物(12)を干しやすく、はずしやすくするために前記溝(3)の角に丸味をつけ、また、溝の両側端(S)が前記物干し具本体(1)の中心に向かって前記溝幅(11)が狭まる方向にテーパをつけて、前記干し物(12)を楽に干せるようにした。
これで本発明が完成した。
【0059】
以上のことから前記干し物具本体(1)の大きさが180.0ミリの場合、前記押え曲板(4)の直径(D)は15.0ミリ〜20.0ミリを好適範囲とし、前記突出部(5)の長さは8.5ミリ〜14.5ミリを好適範囲とした。また前記押え曲板(4)の直径(D)と前記溝幅(11)3.0ミリ〜5.0ミリにともない、前記押え曲板(4)の直径(D)が20.0ミリの場合は前記止め部孔(2)の直径(d)は8.0ミリ〜17.0ミリを好適範囲とし、前記溝(3)の長さは3.0ミリ〜12.0ミリを好適範囲とした。また前記押え曲板(4)の直径(D)が15.0ミリの場合は前記止め部孔(2)の直径(d)は8.0ミリ〜17.0ミリを好適範囲とし、前記溝(3)の長さは3.0ミリ〜7.0ミリを好適範囲とした。
【0060】
本発明の物干し具は素材、厚さ、大きさ、形状において条件さえ満たされておれば、限定されるものではない。物干し具の形状については、円形を中心に延べたが円形の他に楕円形、正方形、三角形、多角形等であってもよく限定されるものではない。又、この物干し具の使用方法について、本来の干し物を干す以外に外周等の備えている機能を利用し物掛けとしても使用可能である。更にビニール袋やポリ袋等を取り付けてごみ袋、物入れ袋としても使用可能となる。
大型の物干し具であれば複数枚取り付けて、分別用等としても使用可能である。この限りではない。
作成方法については条件が満たされればこの方法に限定されるものではない。
【0061】
次に本発明の物干し具の使い方を順序立てて説明する。
前記干し物(12)を本発明の物干し具の片方の前記溝(3)から前記止め部孔(2)まで差し込み、差し込んだ前記干し物(12)を前記押え部(9)とその先端に設けられている前記押え曲板(4)に巻き付けた後、再び他方の前記止め部孔(2)と前記溝(3)に差し込む。取り外すときは前記干し物(12)を上方に引っ張ることで簡単に取りはずすことができる。
【0062】
第2実施例の試作においては、切り抜いた8か所の前記押え部(9)を、前記折り曲げ部(8)の部分で前記物干し具本体(1)上面方向に折り返し、前記止め部孔(2)と前記溝(3)の上方所定の位置に、前記押え部(9)が対応するように配して使用することも可能であることがわかった。
物干し具の使い方を順序立てて説明する。
前記干し物(12)を本発明の物干し具の片方の前記溝(3)から前記止め部孔(2)まで差し込み、差し込んだ前記干し物(12)を前記押え部(9)に巻き付けた後、再び他方の前記止め部孔(2)と前記溝(3)に差し込む。取りはずすときは前記干し物(12)を上方に引っ張ることで簡単に取りはずすことができる。
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明の物干し具はピンチを使用しないので、保管場所をとらず、軽量小型であるため旅行などの持ち歩きや、災害時、ちょっとした部屋干しなどに最適である。また干したり取り外したりすることが極めて簡単であるため、老人や手に障害のある人々にも適していて、産業上の利用価値は大きい。
【符号の説明】
【0064】
1 物干し具本体
1a 可撓性薄版
2 止め部孔
d 止め部孔の直径
3 溝
4 押え曲板
D 押え曲板の直径
5 突出部
6 孔
7 吊るし具
8 折り曲げ部
9 押え部
9a 押え部形成手段
10 物干し具本体の外周
11 溝幅
12 干し物
13 保持部
14 切込み
15 押え受け部
S 溝の両側端
20 押え部形成手段の外周
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11