(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
施設内に配置されるとともにその施設内の前記撮像装置とネットワークを介して接続されて、前記撮像装置から前記計測データを収集して、当該施設を対象とした前記統計データを生成する第1のサーバ装置と、
この第1のサーバ装置とネットワークを介して接続されて、前記第1のサーバ装置から前記統計データを収集して、複数の施設全体を対象とした前記統計データを生成する第2のサーバ装置と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載の施設運営支援システム。
【発明を実施するための形態】
【0011】
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、1以上の施設の出入口における人物の入退場の変化に関する統計データをユーザに提示する施設運営支援システムであって、施設内に配置された複数の撮像装置と、この撮像装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置と、を備え、
複数の前記撮像装置は、それぞれ、施設の出入口の周辺を撮像する撮像部と、この撮像部から順次出力される撮像画像に基づいて、出入口から入退場する人物を検知して、
単位期間ごとの入退場人数に関する計測データを生成するプロセッサと、このプロセッサから出力される
前記単位期間ごとの前記計測データを記憶する記憶部と、前記サーバ装置からの前記計測データの送信要求に応じて、前記記憶部に記憶された前記単位期間ごとの前記計測データを前記サーバ装置に送信する通信部と、を有し、前記サーバ装置は、
複数の前記撮像装置に対する前記計測データの前記送信要求を制御し、この送信要求に応じて、
複数の前記撮像装置から送信される
前記単位期間ごとの前記計測データを受信する通信部と、この通信部で受信した
前記単位期間ごとの前記計測データを蓄積する記憶部と、集計期間を指定するユーザの操作入力に基づいて、その集計期間で
前記単位期間ごとの前記計測データを集計すると共に所定の
基準期間に対する変化量を算出し、1つの施設
または複数の施設全体を対象とした前記入退場人数に関する前記集計期間の統計値及びその基準期間の統計値に対する増減数を含む前記統計データが示された閲覧画面を生成するプロセッサと、を有する構成とする。
【0012】
これによると、
サーバ装置の送信要求の制御にしたがって、撮像装置に記憶された単位期間ごとの計測データをタイミングよく収集するとともに、
入退場人数に関する集計期間の統計値及びその基準期間の統計値に対する増減数を含む統計データをサーバ装置で効率よく生成してユーザに提示することができる。
【0013】
また、第2の発明は、施設内に配置されるとともにその施設内の前記撮像装置とネットワークを介して接続されて、前記撮像装置から前記計測データを収集して、当該施設を対象とした前記統計データを生成する第1のサーバ装置と、この第1のサーバ装置とネットワークを介して接続されて、前記第1のサーバ装置から前記統計データを収集して、複数の施設全体を対象とした前記統計データを生成する第2のサーバ装置と、を備えた構成とする。
【0014】
これによると、施設側のユーザが、第1のサーバ装置で、自分が担当する施設を対象とした統計データを閲覧することができ、また、複数の店舗を統括する本部側のユーザが、第2のサーバ装置で、複数の施設全体を対象とした統計データを閲覧することができる。
【0015】
また、第3の発明は、前記サーバ装置の前記プロセッサは、1つの施設に設けられた複数の出入口ごとの入退場人数を含む前記統計データを生成する構成とする。
【0016】
これによると、施設内の複数の出入口ごとの入退場人数をユーザが把握することができる。
【0017】
また、第4の発明は、前記サーバ装置の前記プロセッサは、前記入退場人数に基づいて、施設における滞在人数および滞在時間の少なくともいずれかを含む前記統計データを生成する構成とする。
【0018】
これによると、施設における滞在人数や滞在時間をユーザが把握することができる。
【0019】
また、第5の発明は、前記統計データとして、
前記基準期間の統計値に対する増減状況を表すアイコンを含む前記閲覧画面を生成する構成とする。
【0020】
これによると、
基準期間の統計値に対する増減状況を表すアイコンを含む閲覧画面により、入退場の変化状況を容易に把握することができる。
【0021】
また、第6の発明は、1以上の施設の出入口における人物の入退場の変化に関する統計データをユーザに提示する施設運営支援方法であって、施設内に配置された複数の撮像装置において、施設の出入口の周辺を撮像部で撮像し、前記撮像部から順次出力される撮像画像に基づいて、出入口から入退場する人物を検知して、
単位期間ごとの入退場人数に関する計測データを生成し、
前記単位期間ごとの前記計測データを記憶部に記憶し、前記記憶部に記憶された前記単位期間ごとの前記計測データを、前記撮像装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置に送信し、前記サーバ装置において、
複数の前記撮像装置に対する前記計測データの送信要求を制御し、この送信要求に応じて、
複数の前記撮像装置から送信される
前記単位期間ごとの前記計測データを受信し、受信した
前記単位期間ごとの前記計測データを記憶部に蓄積し、集計期間を指定するユーザの操作入力に基づいて、その集計期間で
前記単位期間ごとの前記計測データを集計すると共に所定の
基準期間に対する変化量を算出し、1つの施設
または複数の施設全体を対象とした前記入退場人数に関する前記集計期間の統計値及びその基準期間の統計値に対する増減数を含む前記統計データが示された閲覧画面を生成する構成とする。
【0022】
これによると、第1の発明と同様に、
サーバ装置の送信要求の制御にしたがって、撮像装置に記憶された単位期間ごとの計測データをタイミングよく収集するとともに、
入退場人数に関する集計期間の統計値及びその基準期間の統計値に対する増減数を含む統計データをサーバ装置で効率よく生成してユーザに提示することができる。
【0023】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は、本実施形態に係る施設運営支援システムの全体構成図である。
【0025】
この施設運営支援システムは、店舗(施設)の出入口における人物の入退店の状況に関する統計データをユーザに提示するものであり、各店舗に設置されたカメラ1(撮像装置)および店舗サーバ2(第1のサーバ装置)と、複数の店舗を統括する本部に設置された本部サーバ3(第2のサーバ装置)と、気象データ提供サーバ4と、を備えている。
【0026】
カメラ1は、店舗の出入口を撮像するように設置されており、撮像画像で出入口から入退店する人物を検知して、出入口での入退店人数を計測する。また、カメラ1は、施設内ネットワークを介して店舗サーバ2と通信を行うことができ、入退店人数の計測データを店舗サーバ2に提供する。
【0027】
店舗サーバ2は、施設内のカメラ1から計測データを収集して、そのカメラ1ごとの計測データを統計処理して、1つの店舗を対象にした統計データを生成して、その統計データを店舗側のユーザ(店長など)に提示する。具体的には、1つの店舗における開店時刻から現在時刻までの人物の入退店や滞在の状況(入退店人数や滞在人数など)をリアルタイムに提示する閲覧画面や、1つの店舗における1日分、1か月分、1年分の入退店や滞在の状況を提示する閲覧画面を表示する。
【0028】
また、店舗サーバ2は、ルータ6およびインターネットなどの外部ネットワークを介して、気象データ提供サーバ4と通信を行うことができる。気象データ提供サーバ4は、各地の気象データ(気温、天気など)を提供するものであり、店舗サーバ2は、店舗が設置された地域の気象データを気象データ提供サーバ4から取得する。
【0029】
また、店舗サーバ2は、ルータ6およびインターネットなどの外部ネットワークを介して、本部サーバ3と通信を行うことができ、店舗サーバ2で取得した店舗の統計データや、気象データ提供サーバ4から取得する気象データを本部サーバ3に提供する。
【0030】
本部サーバ3は、店舗サーバ2から店舗ごとの統計データを収集して、その店舗ごとの統計データを統計処理して、複数の店舗全体を対象にした統計データを生成して、その統計データを本部側のユーザ(スーパーバイザーなど)に提示する。具体的には、複数の店舗における開店時刻から現在時刻までの人物の入退店や滞在の状況をリアルタイムに提示する閲覧画面や、複数の店舗における1日分、1か月分、1年分の入退店や滞在の状況を提示する閲覧画面を表示する。
【0031】
次に、店舗のレイアウトおよびカメラ1の配置状況について説明する。
図2は、店舗のレイアウトおよびカメラ1の配置状況の一例を示す説明図である。
【0032】
店舗は、ショッピングモールなどの大型の商業施設であり、複数の出入口を備えている。
図2に示す例では、直営店、専門店街、映画館などがそれぞれ設置されるA館、B館およびC館に分かれており、東口、西口および南口の3つの出入口が設けられている。
【0033】
カメラ1は、全方位カメラであり、店舗の各出入口に設置されており、出入口から入退店する人物を撮像する。このカメラ1では、撮像画像で各出入口から入退店する人物を検知して、各出入口における入退店人数を計測する。カメラ1で取得した入退店人数の計測データは店舗サーバ2に提供され、店舗サーバ2では、各出入口(各館)の入退店人数や、ショッピングモール全体の入退店人数を取得する。
【0034】
ここで、本実施形態では、カメラ1の撮像画像上に、出入口に対応する位置に計測ラインを予め設定しておく。そして、撮像画像から人物を検出して、人物ごとの移動軌跡(動線)を取得し、その人物ごとの移動軌跡と計測ラインとの交差状況に基づいて、入退店する人物を検知して、入退店人数をカウントする。すなわち、計測ラインに対して移動軌跡が入店方向に交差した場合には入店と判定し、退店方向に交差した場合には退店と判定して、入店人数および退店人数をカウントする。
【0035】
なお、幅広な出入口では、複数のカメラ1で撮像する場合があり、この場合、各カメラ1で計測された入退店人数を合算することで1つの出入口の入退店人数を求める。また、1つのカメラ1で複数の出入口を撮像する場合もあり、この場合、撮像画像上に、各出入口に対応する複数の計測ラインを設定して、各計測ラインを通過する人物をカウントして、各出入口の入退店人数を求める。
【0036】
次に、カメラ1、店舗サーバ2および本部サーバ3の概略構成について説明する。
図3は、カメラ1、店舗サーバ2および本部サーバ3の概略構成を示すブロック図である。
【0037】
カメラ1は、撮像部11と、通信部12と、プロセッサ13と、記憶部14と、を備えている。
【0038】
撮像部11は、店舗の出入口の周辺を撮像し、時間的に連続する撮像画像(フレーム)を順次出力する。
【0039】
記憶部14は、撮像部11から出力される撮像画像や、プロセッサ13で生成した計測データを記憶する。また、記憶部14は、プロセッサ13で実行するプログラムを記憶する。
【0040】
プロセッサ13は、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することで各種の処理を行う。本実施形態では、撮像部11から順次出力される撮像画像から、出入口から入退場する人物を検知して、単位期間(例えば15分間)ごとの入退場人数に関する計測データを生成する(人数計測)。なお、単位期間は、15分間の他に5分間や30分間など、適宜な時間に設定すればよい。
【0041】
通信部12は、施設内ネットワークを介して店舗サーバ2との間で通信を行う。本実施形態では、プロセッサ13で生成した計測データを店舗サーバ2に送信する。
【0042】
店舗サーバ2は、通信部21と、プロセッサ22と、記憶部23と、ディスプレイ24(表示装置)と、を備えている。
【0043】
通信部21は、施設内ネットワークを介してカメラ1との間で通信を行う。本実施形態では、カメラ1から定期的に送信される計測データを受信する。また、通信部21は、外部ネットワークを介して気象データ提供サーバ4との間で通信を行う。本実施形態では、気象データ提供サーバ4から送信される気象データを受信する。また、通信部21は、外部ネットワークを介して本部サーバ3との間で通信を行う。本実施形態では、プロセッサ22で生成した統計データや気象データ提供サーバ4から取得した気象データを本部サーバ3に送信する。
【0044】
記憶部23は、通信部21で受信したカメラ1ごとの計測データや、通信部21で受信した気象データや、プロセッサ22で生成した統計データを記憶する。また、記憶部23は、プロセッサ22で実行するプログラムを記憶する。
【0045】
また、記憶部23は、プロセッサ22で行われる統計処理に必要な各種の設定情報を記憶する。この設定情報は、開店時刻および閉店時刻や、ディスプレイ24の閲覧画面に表示する統計項目や、閲覧画面に時間帯ごとの統計データを表示する場合の時間帯の間隔などに関するものである。これらの情報は、設定画面でユーザが指定することで設定される。
【0046】
プロセッサ22は、記憶部23に記憶されたプログラムを実行することで各種の処理を行う。本実施形態では、通信部21で受信したカメラ1ごとの計測データを取得し(カメラデータ取得)、また、通信部21で受信した当日の気象データ(天気、気温、日照時間)を取得して(気象データ取得)、そのカメラ1ごとの計測データおよび気象データに対して、ユーザが指定した集計期間や統計項目などの集計条件にしたがって統計処理を行う。この統計処理では、まず、開店時刻から現在時刻までの各カメラ1の単位期間(例えば15分)ごとの計測データ(入退店人数)を集計して、指定時刻の統計データであるダッシュボードデータを生成する。
【0047】
また、プロセッサ22は、1日分の計測データ、すなわち、各カメラ1の単位期間ごとの計測データ(入退店人数)を集計する統計処理により、1日分の統計データである日報データを生成する(日次集計)。また、1ヶ月分の計測データや日報データの統計処理により1ヶ月分の統計値を算出して、1ヶ月分の統計データである月報データを生成する(月次集計)。また、1年分の計測データや日報データや月報データの統計処理により1年分の統計値を算出して、1年分の統計データである年報データを生成する(年次集計)。
【0048】
ここで、本実施形態では、全体入退店人数の統計項目として、対象期間における全ての出入口での単位期間ごとの入店人数および退店人数をそれぞれ合計した全体入店人数および全体退店人数を求める。また、出入口別入退店人数の統計項目として、対象期間における各出入口での単位期間ごとの入店人数および退店人数をそれぞれ合計した出入口別入店人数および出入口別退店人数を求める。
【0049】
また、滞在人数の統計項目として、対象期間における各時刻(単位時間に対応する時刻)の滞在人数(店舗内に滞在している人物の人数)の最大値である最大滞在人数や、各時刻の滞在人数の平均値である平均滞在人数を求める。なお、各時刻の滞在人数は、単位時間ごとの全体入店人数と全体退店人数との差分を開店時刻から累積することで推定することができる。
【0050】
また、滞在時間の統計項目として、店舗内に滞在していた人物の滞在時間の平均値である平均滞在時間や、店舗内に滞在していた人物の滞在時間の最大値である最大滞在時間を求める。なお、この平均滞在時間や最大滞在時間は、各時刻の滞在人数から推定することができる。また、滞在時間の統計項目として、対象期間における滞在人数が最も多い時刻である最大滞在時刻を求めるようにしてもよい。
【0051】
なお、対象期間は、ダッシュボードデータでは、開店時刻から指定時刻(リアルタイムでは現在時刻)までの期間となり、日報データや月報データや年報データでは、1日、すなわち、開店時刻から閉店時刻までの期間となる。
【0052】
また、プロセッサ22は、カメラ1から取得した計測データ、および気象データ提供サーバ4から取得した気象データを所定の間隔(15分)で本部サーバ3に送信する(データ送信)。また、1日毎に統計処理(日次集計)で生成した日報データを本部サーバ3に送信する(データ送信)。また、1月毎に統計処理(月次集計)で生成した月報データを本部サーバ3に送信する(データ送信)。また、1年毎に統計処理(年次集計)で生成した年報データを本部サーバ3に送信する(データ送信)。
【0053】
また、プロセッサ22は、ディスプレイ24に表示させる画面を生成する(画面生成)。本実施形態では、プロセッサ22で行われる統計処理により生成したダッシュボードデータ、日報データ、月報データ、年報データに基づいて、ダッシュボード画面(
図7,
図8参照)、日報画面(
図9〜
図11参照)、月報画面(
図12参照)、および年報画面(
図13参照)を生成する。
【0054】
本部サーバ3は、通信部31と、プロセッサ32と、記憶部33と、ディスプレイ34(表示装置)と、を備えている。
【0055】
通信部31は、店舗サーバ2との間で通信を行う。本実施形態では、各店舗の店舗サーバ2から所定の間隔(例えば15分)で定期的に送信される店舗ごとの計測データおよび統計データを受信する。
【0056】
記憶部33は、通信部31で受信した店舗ごとの計測データおよび統計データや、プロセッサ32で生成した統計データを記憶する。また、記憶部33は、プロセッサ32で実行するプログラムを記憶する。
【0057】
また、記憶部33は、プロセッサ32で行われる統計処理に必要な各種の設定情報を記憶する。この設定情報は、ディスプレイ24の閲覧画面に表示する統計項目や、閲覧画面に時間帯ごとの統計データを表示する場合の時間帯の間隔や、ディスプレイ24の閲覧画面に表示する地域ごとの店舗に関する情報などである。これらの情報は、設定画面でユーザが指定することで設定される。
【0058】
プロセッサ32は、記憶部33に記憶されたプログラムを実行することで各種の処理を行う。本実施形態では、通信部31で受信した店舗ごとの計測データおよび統計データを取得して(店舗データ取得)、店舗ごとの計測データおよび統計データに対して、ユーザが指定した集計期間や統計項目などの集計条件にしたがって統計処理を行う。この統計処理では、全ての店舗ごとの統計データを対象にして、日次集計、月次集計、および年次集計を行って、全体日報データ、全体月報データ、および全体年報データを生成する。
【0059】
また、プロセッサ32は、ディスプレイ34に表示させる画面を生成する(画面生成)。本実施形態では、プロセッサ32で行われる統計処理により生成した統計データ(全体日報データ、全体月報データ、全体年報データ)に基づいて、全体日報画面(
図15参照)、全体月報画面(
図16参照)、全体年報画面(
図17参照)を生成する。また、店舗サーバ2から取得した統計データ(ダッシュボードデータ、日報データ、月報データ、年報データ)に基づいて、店舗別ダッシュボード画面(
図18参照)、店舗別日報画面(
図19参照)、店舗別月報画面(
図20参照)、店舗別年報画面(
図21参照)を生成する。
【0060】
次に、カメラ1、店舗サーバ2および本部サーバ3の動作手順について説明する。
図4は、カメラ1、店舗サーバ2および本部サーバ3の動作手順を示すシーケンス図である。
【0061】
店舗サーバ2では、所定の間隔(例えば15分)で定期的に送信要求をカメラ1に送信し、カメラ1では、店舗サーバ2からの送信要求に応じて計測データを送信する。また、所定の間隔(例えば1時間)で気象データ提供サーバ4に送信要求を送信し、気象データ提供サーバ4では、店舗サーバ2からの送信要求に応じて気象データを送信する。
【0062】
店舗サーバ2では、カメラ1から取得した計測データおよび気象データ提供サーバ4から取得した気象データを記憶部23に蓄積する。また、店舗サーバ2では、計測データおよび気象データを自発的に本部サーバ3に送信する。
【0063】
なお、データ取得間隔(送信間隔)は、ユーザが指定することができ、設定情報として記憶部23に記憶される。また、このデータ取得間隔は、カメラ1で入退場人数の計測データを生成する間隔(単位期間)と同一とするとよい。
【0064】
このように本実施形態では、カメラ1からの計測データの送信タイミングを店舗サーバ2が制御するため、計測データを取得するタイミングで、カメラ1から計測データが一斉に送信されることを避けることができ、カメラ1から店舗サーバ2に計測データを円滑に送信することができる。また、カメラ1のアドレスを店舗サーバ2に登録すればよく、カメラ1に対して逐一、送信先の店舗サーバ2のアドレスを登録する必要がないため、カメラ1が多数ある場合にカメラ1に関する設定の手間を減らすことができる。
【0065】
また、店舗サーバ2では、1日に1回、1日分の計測データが揃ったタイミングで、その1日分の計測データを集計する日次集計を行う。そして、生成した日報データを本部サーバ3に送信する。また、1ヶ月に1回、1ヶ月分の計測データや日報データが揃ったタイミングで、その1ヶ月分のデータを集計する月次集計を行う。そして、生成した月報データを本部サーバ3に送信する。また、1年に1回、1年分の計測データや日報データや月報データが揃ったタイミングで、その1年分のデータを集計する年次集計を行う。そして、生成した年報データを本部サーバ3に送信する。
【0066】
本部サーバ3では、店舗サーバ2から取得したデータを用いて、店舗サーバ2と同様に、1日に1回、日次集計を行い、1ヶ月に1回、月次集計を行い、1年に1回、年次集計を行う。
【0067】
次に、店舗サーバ2で表示される画面について説明する。
図5は、店舗サーバ2で表示される画面の遷移状況を示す説明図である。
図6は、ログイン画面を示す説明図である。
図7および
図8は、ダッシュボード画面を示す説明図である。
図9、
図10および
図11は、日報画面を示す説明図である。
図12は、月報画面を示す説明図である。
図13は、年報画面を示す説明図である。
【0068】
図5に示すように、店舗サーバ2で人数計測アプリケーションを起動すると、まず、ログイン画面が表示される。
図6に示すように、ログイン画面には、ユーザIDの入力部41と、パスワードの入力部42とが設けられている。この入力部41,42にユーザIDおよびパスワードをユーザが入力して、「ログイン」のボタン43を操作すると、入力された内容でユーザ認証が行われる。このログイン画面でユーザが入力した内容でユーザ認証が成功すると、閲覧画面に遷移する。
【0069】
図5に示したように、閲覧画面には、ダッシュボード画面(
図7,
図8参照)と、日報画面(
図9〜
図11参照)と、月報画面(
図12参照)と、年報画面(
図13参照)と、がある。
【0070】
図7,
図9,
図12,
図13に示すように、各閲覧画面には、「ダッシュボード」のタブ51と、「1日分」のタブ52と、「1ヶ月分」のタブ53と、「1年分」のタブ54とが設けられており、これらのタブ51〜54を操作することで、閲覧画面を切り替えることができる。すなわち、「ダッシュボード」のタブ51を操作すると、ダッシュボード画面に遷移し、「1日分」のタブ53を操作すると、日報画面に遷移し、「1ヶ月分」のタブ53を操作すると、月報画面に遷移し、「1年分」のタブ54を操作すると、年報画面に遷移する。なお、ログインした際に最初に表示される初期画面はダッシュボード画面である。
【0071】
各閲覧画面には、統計データ表示部55が設けられており、この統計データ表示部55に、店舗サーバ2のプロセッサ22で生成した統計データが表示される。
【0072】
また、各閲覧画面には、集計期間表示部56が設けられており、この集計期間表示部56には、統計データ表示部55に表示される統計データの集計期間が表示される。この集計期間は閲覧画面ごとに異なる。すなわち、ダッシュボード画面(
図7参照)では、集計期間が、当日の開店時刻から指定時刻(リアルタイムでは現在時刻)までの期間となり、指定時刻が集計期間表示部56に表示される。また、日報画面(
図9参照)では、集計期間が日となり、月報画面(
図12参照)では、集計期間が月となり、年報画面(
図13参照)では、集計期間が年となり、日、月、年が集計期間表示部56にそれぞれ表示される。
【0073】
この集計期間表示部56を操作すると、集計期間選択画面(図示せず)がポップアップ表示される。この集計期間選択画面には、日付を選択するカレンダーや、時刻を選択するボタンなどが設けられており、この集計期間選択画面で必要な操作を行うことで、集計期間を変更することができる。
【0074】
また、各閲覧画面には、「設定」のボタン61が設けられており、このボタン61を操作すると、設定画面(図示せず)に遷移する。この設定画面では、各閲覧画面に表示する統計項目などをユーザが指定することができる。
【0075】
また、各閲覧画面には、「ログアウト」のボタン62が設けられており、このボタン62を操作すると、ログアウトしてログイン画面(
図6参照)に戻る。
【0076】
また、各閲覧画面には、ログイン中ユーザ表示部63が設けられており、このログイン中ユーザ表示部63には、現在ログインしているユーザの情報(ユーザID)が表示される。
【0077】
また、ダッシュボード画面には、「更新」のボタン64が設けられており、このボタン64を操作すると、集計期間が現在の日時に対応するものに設定され、ダッシュボード画面に表示される統計データが最新のものに更新される。すなわち、集計期間が今日の開店時刻から現在時刻までの期間となり、今日の開店時刻から現在時刻までの期間の統計データが表示される。
【0078】
また、各閲覧画面には、基準期間表示部65が設けられている。各閲覧画面では、集計期間の統計値の他に、この集計期間の統計値に対する基準期間(基準となる集計期間)の統計値の変化量(増減数や増減率)が表示されるようになっており、基準期間表示部65には、基準期間として指定された日、月または年が表示される。すなわち、ダッシュボード画面および日報画面では、基準期間として基準日、例えば前年の同月の直近の同一曜日が指定される。また、月報画面では、基準期間として基準月、例えば前年の同月が指定される。また、年報画面では、基準期間として基準年、例えば前年が指定される。
【0079】
基準期間表示部65を操作すると、基準期間設定画面(図示せず)が表示され、基準期間(基準日、基準月、基準年)をユーザが指定することができる。
【0080】
また、ダッシュボード画面を除く各閲覧画面(日報画面(
図9参照)、月報画面(
図12参照)、年報画面(
図13参照))には、「ダウンロード」のボタン66が設けられている。このボタン66を操作すると、現在表示中の閲覧画面に関するデータファイルがダウンロードされる。これにより、ユーザがグラフの作成などの編集を行うことができる。なお、「ダウンロード」のボタン66を操作すると、ダウンロード可能なファイルを一覧表示する画面が表示されて、この画面でファイルをユーザが選択することができるようにしてもよい。
【0081】
また、ダッシュボード画面を除く各閲覧画面(日報画面(
図9参照)、月報画面(
図12参照)、年報画面(
図13参照))には、集計期間切り替え部57が設けられている。この集計期間切り替え部57は、集計期間を変更するものであり、閲覧画面ごとに異なる。
【0082】
すなわち、
図9に示す日報画面では、集計期間切り替え部57に、6つの集計日切り替えボタン81が設けられており、この集計日切り替えボタン81をそれぞれ操作することで、集計日(集計期間)を1年前(前年の直近同一曜日)、1ヶ月前(前月の直近同一曜日)、1日前(前日)、1日後(翌日)、1ヶ月後(翌月の直近同一曜日)、1年後(翌年の直近同一曜日)に変更することができる。また、
図12に示す月報画面では、集計期間切り替え部57に、4つの集計月切り替えボタン82が設けられており、この集計月切り替えボタン82をそれぞれ操作することで、集計月(集計期間)を1年前(前年同月)、1ヶ月前(前月)、1ヶ月後(翌月)、1年後(翌年同月)に変更することができる。また、
図13に示す年報画面では、集計期間切り替え部57に、2つの集計年切り替えボタン83が設けられており、この集計年切り替えボタン83をそれぞれ操作することで、集計年(集計期間)を1年前(前年)、1年後(翌年)に変更することができる。
【0083】
なお、集計期間切り替え部57の代わりに、集計期間設定画面(図示せず)をポップアップ表示させるボタンを設けて、集計期間設定画面で集計期間をユーザが選択することができるようにしてもよい。また、集計期間切り替え部57で集計期間を変更すると、集計期間と基準期間との間隔が一定に保持されるように、基準期間が自動的に変更されるようにするとよい。
【0084】
また、
図7,
図8に示すように、ダッシュボード画面では、統計データ表示部55に、拡大表示部71と、グラフ表示部72と、詳細表示部73と、が設けられている。この拡大表示部71、グラフ表示部72および詳細表示部73には、予め指定した統計項目の統計データが表示される。また、このダッシュボード画面では、統計データがリアルタイムに表示される。すなわち、当日の開店時刻から現在時刻までの単位時間(例えば15分間)ごとの計測データを集計した統計データが表示され、時間の経過に伴って最新の統計データに更新される。
【0085】
なお、拡大表示部71、グラフ表示部72および詳細表示部73の表示の有無や順番、また、拡大表示部71、グラフ表示部72および詳細表示部73にそれぞれ表示させる統計項目や表示の順番は、ユーザが指定することができ、設定情報として記憶部23に記憶される。
【0086】
また、ダッシュボード画面では、以下に説明するように、集計期間の統計値の他に、この集計期間の統計値に対する基準期間の統計値の変化量(増減数)が表示される。ここで、集計期間の統計値は、開店時刻から表示時刻までの期間における当日の単位時間ごとの計測データを集計したものであり、集計期間の基準期間に対する変化量は、集計期間の統計値と、それと同一の時刻の基準期間の統計値との差分となる。
【0087】
拡大表示部71には、予め指定した統計項目の集計期間の統計値が大サイズの文字で表示される。
図7に示す例では、全体入店人数および滞在人数の各統計項目の統計値が表示されている。また、拡大表示部71には、集計期間の基準期間に対する増減状況を表すアイコン(上向きの矢印、下向きの矢印)と、集計期間の基準期間に対する変化量(増減数)を表す数値と、が表示される。なお、集計期間の基準期間に対する変化量が0の場合は、アイコンおよび数値を表示させない。
【0088】
グラフ表示部72には、予め指定した統計項目の統計値の推移状況を表すグラフが表示される。このグラフ表示部72では、カメラ1から取得した単位時間(例えば15分)ごとの計測データが、折れ線グラフで表示される。また、集計期間および基準期間の2つのグラフが表示される。
図7に示す例では、全体入店人数および滞在人数の各統計項目のグラフが表示されている。また、集計期間のグラフが実線で表示され、基準期間のグラフが点線で表示されている。集計期間のグラフでは、開店時刻から指定時刻(リアルタイムでは現在時刻)までの期間が表示される。
【0089】
詳細表示部73には、予め指定した統計項目の統計値が表示される。
図8に示す例では、全体入退店人数、滞在人数、出入口別入退店人数、および滞在時間の各統計項目を表示するように指定され、各統計項目の統計値と、集計期間の基準期間に対する変化量(増減数)と、が表示される。
【0090】
また、
図9,
図10に示すように、日報画面では、統計データ表示部55に、指定した1日間(集計期間)における指定した各統計項目の時間帯ごとの統計値を表す一覧表が表示される。
図9,
図10に示す例では、全体入退店人数、出入口別入退店人数、滞在人数、滞在時間、天候の各統計項目の統計値が表示される。全体入退店人数、出入口別入退店人数、および滞在人数の統計項目では、人数と、基準日に対する増減数および増減率と、が表示されている。滞在時間の統計項目では、時間と、基準日に対する増減数および増減率と、が表示されている。天候の統計項目では、天気と、気温(最高気温、最低気温、平均気温)と、が表示されている。
【0091】
また、統計データ表示部55には、
図11に示すように、グラフが表示される。
図11に示す例では、入口別入店人数および入口別退店人数が円グラフで表示されている。
【0092】
また、
図12に示すように、月報画面では、統計データ表示部55に、指定した1ヶ月間(集計期間)における指定した各統計項目の1日ごとの統計値を表す一覧表が表示される。
【0093】
また、
図13に示すように、年報画面では、統計データ表示部55に、指定した1年間(集計期間)における指定した各統計項目の1ヶ月ごとの統計値を表す一覧表が表示される。
【0094】
なお、月報画面(
図12参照)や年報画面(
図13参照)では、日報画面(
図9〜
図11参照)と同様に、滞在人数、滞在時間、天候の各統計項目の統計データを表示させることができる。また、月報画面や年報画面では、日報画面と同様に、グラフを表示させることができる。なお、グラフの表示の有無をユーザが選択することができる。
【0095】
また、日報画面や月報画面や年報画面では、一覧表に表示される各統計項目の統計値を、複数のレベル(例えば上位から20%ごとに区分けしたもの)にレベル分けして、レベルごとにセルの塗り潰し色を変更するようにしてもよい。この場合、セルの塗り潰しの有無をユーザが選択できるようにしてもよい。
【0096】
次に、本部サーバ3で表示される画面について説明する。
図14は、本部サーバ3で表示される画面の遷移状況を示す説明図である。
図15は、全体日報画面を示す説明図である。
図16は、全体月報画面を示す説明図である。
図17は、全体年報画面を示す説明図である。
図18は、店舗別ダッシュボード画面を示す説明図である。
図19は、店舗別日報画面を示す説明図である。
図20は、店舗別月報画面を示す説明図である。
図21は、店舗別年報画面を示す説明図である。
【0097】
図14に示すように、本部サーバ3で人数計測アプリケーションを起動すると、まず、ログイン画面が表示される。このログイン画面は、店舗サーバ2で表示されるログイン画面(
図6参照)と同様である。このログイン画面でユーザが入力した内容でユーザ認証が成功すると、閲覧画面に遷移する。
【0098】
閲覧画面には、全ての店舗をまとめた全体の統計データを表す全体閲覧画面と、各店舗の統計データを個別に表す店舗別閲覧画面と、がある。全体閲覧画面には、全体日報画面(
図15参照)と、全体月報画面(
図16参照)と、全体年報画面(
図17参照)と、がある。店舗別閲覧画面には、店舗別ダッシュボード画面(
図18参照)と、店舗別日報画面(
図19参照)と、店舗別月報画面(
図20参照)と、店舗別年報画面(
図21参照)と、がある。
【0099】
図15〜
図21に示すように、各閲覧画面には、「全体」のタブ91と、「店舗個別」のタブ92と、が設けられている。
【0100】
「全体」のタブ91を操作すると、全体閲覧画面が表示される。この全体閲覧画面には、
図15〜
図17に示すように、「1日分」のタブ93と、「1ヶ月分」のタブ94と、「1年分」のタブ95とが設けられており、これらのタブ93〜95を操作することで、全体閲覧画面を切り替えることができる。すなわち、「1日分」のタブ93を操作すると、全体日報画面に遷移し、「1ヶ月分」のタブ94を操作すると、全体月報画面に遷移し、「1年分」のタブ95を操作すると、全体年報画面に遷移する。なお、「全体」のタブ91を操作した際に最初に表示される初期画面は全体日報画面である。
【0101】
また、「店舗個別」のタブ92を操作すると、店舗別閲覧画面が表示される。この店舗別閲覧画面には、
図18〜
図21に示すように、「ダッシュボード」のタブ51と、「1日分」のタブ52と、「1ヶ月分」のタブ53と、「1年分」のタブ54とが設けられており、これらのタブ51〜54を操作することで、店舗別閲覧画面を切り替えることができる。すなわち、「ダッシュボード」のタブ51を操作すると、店舗別ダッシュボード画面に遷移し、「1日分」のタブ52を操作すると、店舗別日報画面に遷移し、「1ヶ月分」のタブ53を操作すると、店舗別月報画面に遷移し、「1年分」のタブ54を操作すると、店舗別年報画面に遷移する。なお、「店舗個別」のタブ92を操作した際に最初に表示される初期画面は店舗別ダッシュボード画面である。
【0102】
各閲覧画面には、統計データ表示部55が設けられており、全体閲覧画面の統計データ表示部55には、本部サーバ3のプロセッサ32で生成した統計データが表示される。店舗別閲覧画面の統計データ表示部55に、店舗サーバ2のプロセッサ22で生成した統計データが表示される。
【0103】
また、各閲覧画面には、店舗サーバ2で表示される閲覧画面と同様に、「設定」のボタン61が設けられており、このボタン61を操作すると、設定画面(図示せず)に遷移する。
【0104】
また、各閲覧画面には、店舗サーバ2で表示される閲覧画面と同様に、「ログアウト」のボタン62と、ログイン中ユーザ表示部63と、基準期間表示部65と、が設けられている。また、店舗別ダッシュボード画面には、「更新」のボタン64が設けられている。また、店舗別ダッシュボード画面を除く各閲覧画面には、店舗サーバ2で表示される閲覧画面と同様に、「ダウンロード」のボタン66が設けられている。
【0105】
また、店舗別ダッシュボード画面(
図18参照)を除く各閲覧画面には、店舗サーバ2で表示される閲覧画面と同様に、集計期間表示部56と、集計期間切り替え部57と、が設けられている。
【0106】
また、
図15に示すように、全体日報画面には、統計データ表示部55に、指定した1日間(集計期間)における各地域の各店舗における指定した各統計項目の時間帯ごとの統計値を表す一覧表が表示される。
図15に示す例では、入店人数および滞在人数の統計項目を表示するように指定され、入店人数と、その入店人数の基準期間に対する増減数および増減率と、滞在人数と、その滞在人数の基準期間に対する増減数および増減率と、が表示されている。なお、
図16,
図17に示す例もこれと同様である。
【0107】
図16に示すように、全体月報画面では、統計データ表示部55に、指定した1ヶ月間(集計期間)における各地域の各店舗における指定した各統計項目の1日ごとの統計値を表す一覧表が表示される。
【0108】
図17に示すように、全体年報画面では、統計データ表示部55に、指定した1年間に(集計期間)おける各地域の各店舗における指定した各統計項目の1ヶ月ごとの統計値を表す一覧表が表示される。
【0109】
また、「店舗個別」のタブ92を操作した際に表示される店舗別閲覧画面(店舗別ダッシュボード画面(
図18参照)、店舗別日報画面(
図19参照)、店舗別月報画面(
図20参照)、店舗別年報画面(
図21参照))には、店舗リスト96が表示される。この店舗リスト96には、全ての店舗が地域ごとに分けて一覧表示されており、この店舗リスト96でいずれかの店舗を選択すると、選択した店舗に関する統計データが統計データ表示部55に表示される。
【0110】
図18に示すように、店舗別ダッシュボード画面では、統計データ表示部55に、拡大表示部71と、グラフ表示部72と、詳細表示部73と、が設けられている。この拡大表示部71、グラフ表示部72および詳細表示部73は、店舗サーバ2で表示されるダッシュボード画面(
図7,
図8参照)と同様である。
【0111】
図19に示すように、店舗別日報画面では、統計データ表示部55に、指定した1日間(集計期間)における指定した各統計項目の時間帯ごとの統計値を表す一覧表が表示される。この一覧表は、店舗サーバ2で表示される日報画面(
図9〜
図11参照)と同様である。
【0112】
図20に示すように、店舗別月報画面では、統計データ表示部55に、指定した1ヶ月間(集計期間)における指定した各統計項目の1日ごとの統計値を表す一覧表が表示される。この一覧表は、店舗サーバ2で表示される月報画面(
図12参照)と同様である。
【0113】
図21に示すように、店舗別年報画面では、統計データ表示部55に、指定した1年間(集計期間)における指定した各統計項目の1ヶ月ごとの統計値を表す一覧表が表示される。この一覧表は、店舗サーバ2で表示される年報画面(
図13参照)と同様である。
【0114】
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用できる。また、上記の実施形態で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施形態とすることも可能である。
【0115】
例えば、前記の実施形態では、ショッピングモールなどの商業施設の例について説明したが、対象となる施設はこれに限定されるものではなく、サービスエリアや、リゾート施設や、テーマパークなどのレジャー施設などに広く適用することができ、さらに、公共施設などの商業施設以外の施設にも適用することができる。
【0116】
また、前記の実施形態では、
図2に示したように、カメラ1を、魚眼レンズを用いて360度の撮影範囲を有する全方位カメラとしたが、所定の画角を有するカメラ、いわゆるボックスカメラでも可能である。