【課題を解決するための手段】
【0006】
上記に鑑み、本発明では、下記のような事柄を目的に、請求項1〜請求項
6を開示する。
【0007】
「A」 本発明では、炭酸ガス発生装置と送風装置との一体化を達成する。これにより、装置の小型化を達成すること、経済面の課題解決を図ること、等を目的とする。
【0008】
「B」 本発明では、炭酸ガス発生装置と送風装置との一体化を達成する。これにより、ハウス内の移動の自由化と、作業の迅速化等を図ること、等を目的とする。
【0009】
「C」 本発明では、燃焼ガスと空気との混合で、炭酸ガスを生成する。これにより、萎凋化の回避を図ることと、作物の効率的な生育と、収穫量の拡充とを図ること、等を目的とする。
【0010】
「D」 本発明では、燃焼筒に併設して吸込み通路を形成する。これにより、炭酸ガス(炭酸ガス)と空気との熱交換が図れる。
【0011】
「E」 本発明では、燃焼筒に併設して、上部屋から下部屋に向かった吸込み通路を形成する。これにより、炭酸ガスと空気との熱交換と、炭酸ガスの降温化を確保し、前記「D」の効果を確実にすることを目的とする。
「F」 本発明では、少なくとも、下部屋の第2空気吸込み口より、外郭体内に、空気を取込む構成である。これにより、炭酸ガス、及び/又は、炭酸ガスと空気との熱交換の促進と、燃焼機の空冷化等に寄与することを目的とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明は、箱型の外郭体は中板で上下部屋に区画し、下部屋に送風機を、上部屋に燃焼機をそれぞれ設けた炭酸ガス発生装置であって、
上部屋には、中板に載架した燃焼筒を収容するとともに、上部屋の内周面と燃焼筒の外周面の間に空間を形成し、
上部屋の高さに対し、燃焼筒の上部開口部の高さを低くし、迂回通路を形成し、
空間と迂回通路を連通し、
外郭体には、第1空気吸込み口を開設し、
上部屋には、上部開口部を備えた燃焼筒を設け、
上部屋と下部屋との間には吸込み通路を形成するとともに、吸込み通路は、燃焼筒に併設し、かつ吸込み通路の第1開口部は、燃焼筒の上部開口部に開口し、吸込み通路の第2開口部は、送風機の吸込み口に開口
し、
外郭体には、下部屋に貫通するハウス内の空気を吸込む第2空気吸込み口を形成するとともに、中板には、上下部屋に貫通する貫通孔を開設する構成とした炭酸ガス発生装置。
【0013】
従って、前述した、下記の目的を達成できる。
【0014】
「A」 炭酸ガス発生装置と送風装置との一体化を達成する。これにより、装置の小型化を達成すること、経済面の課題解決を図ること、等を目的とする。
【0015】
「B」 炭酸ガス発生装置と送風装置との一体化を達成する。これにより、ハウス内の移動の自由化と、作業の迅速化等を図ること、等を目的とする。
【0016】
「C」 炭酸ガスと空気との混合で、適温、かつ適度の濃度(適濃)の炭酸ガスを生成する。これにより、萎凋化の回避を図ることと、作物の効率的な生育と、収穫量の拡充とを図ること、等を目的とする。
【0017】
「D」 燃焼筒に併設して吸込み通路を形成する。これにより、炭酸ガスと空気との熱交換が図れる。
【0018】
「E」 燃焼筒に併設して、上部屋から下部屋に向かった吸込み通路を形成する。これにより、炭酸ガスと
ハウス内の空気との熱交換と、炭酸ガスの降温化を確保し、前記「D」の効果を確実にすることを目的とする。
「F」 少なくとも、下部屋の第2空気吸込み口より、外郭体内に、ハウス内の空気を取込む構成である。これにより、炭酸ガス、及び/又は、燃焼ガスと空気との熱交換の促進と、燃焼機の空冷化等に寄与することを目的とする。
【0021】
請求項
2の発明は、第1空気吸込み口は、
外郭体の側面に開設する構成とした炭酸ガス発生装置である。
【0022】
従って、前述した、請求項1の特徴の他に、下記の目的を達成できる。
「
G」 燃焼ガスと空気との混合が図れることと、燃焼ガスから炭酸ガスの生成(変換)に有効である。
【0023】
請求項
3の発明は、燃焼筒と上部屋とに貫設したホースの吸込み口は、外郭体の正面に開設する構成とした炭酸ガス発生装置である。
【0024】
従って、前述した、請求項1の特徴の他に、下記の目的を達成できる。
「
H」 ダクトへの損傷回避と、ハウスへの炭酸ガスの確実な供給が図れる。
【0025】
請求項
4の発明は、燃焼筒の上部の何れかの面には、炭酸ガス吐出用の開口孔を開設する構成とした炭酸ガス発生装置である。
【0026】
従って、前述した、請求項1の特徴の他に、下記の目的を達成できる。
「
I」 燃焼ガスと空気との効率的で、かつ確実な混合が図れることと、ダクトへの損傷回避と、ハウスへの炭酸ガスの確実な供給が図れる。
【0030】
請求項
5の発明は、外郭体の天板の下側と、燃焼筒の上部開口部とのスペースに、迂回通路を形成し、迂回通路において、炭酸ガスは、第1空気吸込み口からの空気で、希釈、かつ降温されて、吸込み通路に送る炭酸ガス発生装置である。
【0031】
従って、前述した、請求項1の特徴の他に、下記の目的を達成できる。
「
J」 迂回通路により、炭酸ガス、及び/又は、燃焼ガスと空気との熱交換の促進にさらに寄与することを目的とする。
【0032】
請求項
6の発明は、請求項1に記載の炭酸ガス発生装置を利用するハウス内への炭酸ガス供給方法であって、
燃焼筒で生成した炭酸ガスは、燃焼筒の上部開口部に向かって上昇し、上昇した炭酸ガスは、上部開口部に到る前に、燃焼筒の上側に設けた開口孔より、外郭体の内周面と燃焼筒の外周面とで形成される空間に到り、外郭体に設けた第1吸込み口から取込まれた空気の一部と混合し、第1希釈及び第1降温した炭酸ガスを生成し、
また、上部開口部に到った炭酸ガスは、第1空気吸込み口より取込まれた他部の空気と混合し、第2希釈及び第2降温した炭酸ガスを生成し、
第1希釈及び第1降温した炭酸ガスと、第2希釈及び第2降温した炭酸ガスとを、上部開口部で混合し、混合炭酸ガスは、下部屋に備えた送風機の吸引で、吸込み通路の上側の第1開口部より、吸込み通路に導き、熱交換し、第3降温を生成し、第3降温した炭酸ガスは、吸込み通路の下側の第2開口部から、送風機の内部に到り、送風機の吐出口から前記ダクトに供給するハウス内への炭酸ガス供給方法である。
【0033】
従って、前述した、下記の目的を達成できる。
【0034】
「A」 炭酸ガス発生装置と送風装置との一体化を達成する。これにより、装置の小型化を達成すること、経済面の課題解決を図ること、等を目的とする。
【0035】
「B」 炭酸ガス発生装置と送風装置との一体化を達成する。これにより、ハウス内の移動の自由化と、作業の迅速化等を図ること、等を目的とする。
【0036】
「C」 燃焼ガスと空気との混合で、炭酸ガスを生成する。これにより、萎凋化の回避を図ることと、作物の効率的な生育と、収穫量の拡充とを図ること、等を目的とする。
【0037】
「D」 燃焼筒に併設して吸込み通路を形成する。これにより、燃焼ガス(炭酸ガス)と空気との熱交換が図れる。
【0038】
「E」 燃焼筒に併設して、上部屋から下部屋に向かった吸込み通路を形成する。これにより、炭酸ガスと空気との熱交換と、炭酸ガスの降温化を確保し、前記「D」の効果を確実にすることを目的とする。