(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記サーバは、前記車載器から前記リストおよび前記動画データを取得したときは、当該リストおよび当該動画データを既にサーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データに上書きする、
ことを特徴とする請求項1に記載の車両動画送信システム。
クライアントが、所定時間長の動画データおよび当該動画データと撮影された時刻とを対応付けたリストを車載器から無線通信により取得するサーバに対し、前記リストの送信要求と、受信した当該リストに含まれる前記動画データの送信要求とを行い、
前記サーバは、前記クライアントから前記リストおよび前記動画データの送信要求があった場合には、前記車載器から当該リストおよび当該動画データを無線通信により取得して、前記クライアントに送信するとともにサーバ側記憶部に記憶し、前記クライアントから送信要求があった前記リストおよび前記動画データが前記サーバ側記憶部に記憶されている場合には、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データを前記クライアントに送信すると共に前記リストおよび前記動画データを取得するための前記車載器との前記無線通信を行わない、
ことを特徴とする車両動画送信方法。
クライアントが、所定時間長の動画データおよび当該動画データと撮影された時刻および場所とを対応付けたリストを車載器から無線通信により取得するサーバに対し、前記リストの送信要求と、受信した当該リストに含まれる前記動画データの送信要求とを行い、
前記クライアントは、受信した前記リストを表示し、前記クライアントのユーザが前記リストに含まれるいずれかの動画データを選択した場合に、当該動画データに対応付けられた場所を含む地図を表示し、
前記サーバは、前記クライアントから前記リストおよび前記動画データの送信要求があった場合には、前記車載器から当該リストおよび当該動画データを無線通信により取得して、前記クライアントに送信するとともにサーバ側記憶部に記憶し、前記クライアントから送信要求があった前記リストおよび前記動画データが前記サーバ側記憶部に記憶されている場合には、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データを前記クライアントに送信すると共に前記リストおよび前記動画データを取得するための前記車載器との前記無線通信を行わない、
ことを特徴とする車両動画送信方法。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、デジタルタコグラフに対し、本社や営業所等の複数の拠点にある事務所PCから同時に動画データの取得要求があった場合、デジタルタコグラフは、処理が間に合わず、これらの取得要求に円滑に応えることができなかった。この場合、ある拠点の事務所PCはデジタルタコグラフにアクセスできたが、別の拠点の事務所PCは、アクセスできず、タイムアウトによりデジタルタコグラフとの通信を遮断していた。
また、ある拠点の事務所PCで所定時間長の動画データを受信したが、この動画データに基づく映像に苦情の対象が映っていない場合、何度も、所定時間長の動画データの取得要求を繰り返すこととなった。この場合、1つの動画データを受信完了して、内容を確認してから、次の動画データの取得要求を行うため、所望の動画データが取得されるまでに長時間かかるという問題が起きた。また、繰り返しの取得要求に起因して、デジタルタコグラフへのアクセスがより一層集中し、長時間ユーザを待たせることに繋がった。
また、デジタルタコグラフから複数の拠点の事務所PCに対し、同じ動画データを送信することは、通信の無駄であり、通信費の増加、トラフィックの増加、デジタルタコグラフの負荷の増加等が生じた。
【0007】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、クライアントから車両で撮像された映像の動画データの取得要求があった場合、速やかにその動画データを送信できる車両動画送信システムおよび車両動画送信方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両動画送信システムおよび車両動画送信方法は、下記(1)〜(6)を特徴としている。
(1) 車両の周辺および車内の少なくとも一方を撮影して所定時間長毎に動画データを生成する撮像部と、前記撮像部により生成された動画データと当該動画データが撮影された時刻とを対応付けたリストを生成するリスト生成部と、前記動画データおよび前記リストを記憶可能な車載器側記憶部と、を有する車載器と、サーバ側記憶部を有し、前記車載器から前記動画データおよび前記リストを取得するサーバと、前記サーバに対し、前記リストの送信要求と、受信した当該リストに含まれる前記動画データの送信要求とを行うクライアントと、を備えた車両動画送信システムであって、前記サーバは、前記クライアントから前記リストおよび前記動画データの送信要求があった場合には、前記車載器から当該リストおよび当該動画データを無線通信により取得して、前記クライアントに送信するとともに前記サーバ側記憶部に記憶し、前記クライアントから送信要求があった前記リストおよび前記動画データが前記サーバ側記憶部に記憶されている場合には、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データを前記クライアントに送信する
と共に前記リストおよび前記動画データを取得するための前記車載器との前記無線通信を行わない、こと。
【0009】
(2) 車両の周辺および車内の少なくとも一方を撮影して所定時間長毎に動画データを生成する撮像部と、前記撮像部により生成された動画データと当該動画データが撮影された時刻および場所とを対応付けたリストを生成するリスト生成部と、前記動画データおよび前記リストを記憶可能な車載器側記憶部と、を有する車載器と、
サーバ側記憶部を有し、前記車載器から前記動画データおよび前記リストを無線通信により取得するサーバと、前記サーバに対し、前記リストの送信要求を行うとともに、当該リストに含まれる前記動画データの送信要求を行うクライアントと、を備えた車両動画送信システムであって、前記クライアントは、前記リストを表示するリスト表示部と、前記クライアントのユーザが前記リストに含まれるいずれかの動画データを選択した場合に、当該動画データに対応付けられた場所を含む地図を表示する地図表示部と、を有
し、前記サーバは、前記クライアントから前記リストおよび前記動画データの送信要求があった場合には、前記車載器から当該リストおよび当該動画データを無線通信により取得して、前記クライアントに送信するとともに前記サーバ側記憶部に記憶し、前記クライアントから送信要求があった前記リストおよび前記動画データが前記サーバ側記憶部に記憶されている場合には、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データを前記クライアントに送信すると共に前記リストおよび前記動画データを取得するための前記車載器との前記無線通信を行わない、こと。
【0010】
(3) 上記(1)の構成の車両動画送信システムであって、前記サーバは、前記車載器から前記リストおよび前記動画データを取得したときは、当該リストおよび当該動画データを既にサーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データに上書きする、こと。
【0011】
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれかの構成の車両動画送信システムであって、前記クライアントは、前記リストに含まれる複数の動画データを纏めて前記サーバに送信要求可能である、こと。
【0012】
(5) クライアントが、所定時間長の動画データおよび当該動画データと撮影された時刻とを対応付けたリストを車載器から無線通信により取得するサーバに対し、前記リストの送信要求と、受信した当該リストに含まれる前記動画データの送信要求とを行い、
前記サーバは、前記クライアントから前記リストおよび前記動画データの送信要求があった場合には、前記車載器から当該リストおよび当該動画データを無線通信により取得して、前記クライアントに送信するとともにサーバ側記憶部に記憶し、前記クライアントから送信要求があった前記リストおよび前記動画データが前記サーバ側記憶部に記憶されている場合には、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データを前記クライアントに送信する
と共に前記リストおよび前記動画データを取得するための前記車載器との前記無線通信を行わない、
ことを特徴とする車両動画送信方法。
【0013】
(6) クライアントが、所定時間長の動画データおよび当該動画データと撮影された時刻および場所とを対応付けたリストを車載器から無線通信により取得するサーバに対し、前記リストの送信要求と、受信した当該リストに含まれる前記動画データの送信要求とを行い、
前記クライアントは、受信した前記リストを表示し、前記クライアントのユーザが前記リストに含まれるいずれかの動画データを選択した場合に、当該動画データに対応付けられた場所を含む地図を表示
し、
前記サーバは、前記クライアントから前記リストおよび前記動画データの送信要求があった場合には、前記車載器から当該リストおよび当該動画データを無線通信により取得して、前記クライアントに送信するとともにサーバ側記憶部に記憶し、前記クライアントから送信要求があった前記リストおよび前記動画データが前記サーバ側記憶部に記憶されている場合には、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データを前記クライアントに送信すると共に前記リストおよび前記動画データを取得するための前記車載器との前記無線通信を行わない、
ことを特徴とする車両動画送信方法。
【0014】
上記(1)の構成の車両動画送信システムによれば、クライアントから車両で撮像された映像の動画データの取得要求があった場合、速やかにその動画データを送信できる。従って、クライアントが動画データに基づく映像を再生するまでの時間を短縮できる。
【0015】
上記(2)の構成の車両動画送信システムによれば、クライアントのユーザは、地図上の車載器の位置から探している動画データを見つけ易く、所望の動画データを早期に探し出すことができる。従って、多くの動画データの中から所望の動画データを探し出す確率(ヒット率)を上げることができ、操作性が向上する。
【0016】
上記(3)の構成の車両動画送信システムによれば、サーバは、最新のリスト及び動画データをサーバ側記憶部に保存するので、多くの車載器から受信したリスト及び動画データを記憶する場合であっても、サーバ側記憶部のメモリ容量を必要以上に消費しなくて済み、小容量のもので対応できる。従って、サーバ側記憶部の設備費用を抑えることができる。また、サーバ側記憶部は、残容量が少なくなり、データを保存できなくなるといった事態を回避できる。
【0017】
上記(4)の構成の車両動画送信システムによれば、サーバは、リストに登録された複数の動画データを纏めてクライアントに送信するので、例えば、60秒ごとの動画データを合計5分ぶん必要とする場合であっても、サーバは、複数回の動画取得要求に応じて、60秒毎の動画データを複数回送信しなくて済み、動画データを効率的に送信できる。
【0018】
上記(5)の構成の車両動画送信方法によれば、クライアントから車両で撮像された映像の動画データの取得要求があった場合、速やかにその動画データを送信できる。従って、クライアントが動画データに基づく映像を再生するまでの時間を短縮できる。
【0019】
上記(6)の構成の車両動画送信方法によれば、クライアントのユーザは、地図上の車載器の位置から探している動画データを見つけ易く、所望の動画データを早期に探し出すことができる。従って、多くの動画データの中から所望の動画データを探し出す確率(ヒット率)を上げることができ、操作性が向上する。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、クライアントから車両で撮像された映像の動画データの取得要求があった場合、速やかにその動画データを送信できる。
【0021】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。本実施形態の車両動画送信システムは、バス会社等の事業者の設備として導入される。
【0024】
図1は本発明の実施形態における車両動画送信システム5の構成の一例を示す図である。車両動画送信システム5は、バス等の車両の運行状況を管理するシステムに搭載され、ネットワーク70を介して接続される運行記録装置(以下、デジタルタコグラフという)10と、少なくとも1つのクライアント30と、サーバ50とを含む構成を有する。クライアント30は、営業所60Bや本社60A等に設置された事務所PCである。ここでは、営業所60Bに設置される場合を示す。また、クライアントは、ユーザの苦情をまとめて処理する苦情処理センタに設置されてもよい。
【0025】
クライアント30は、汎用のコンピュータ装置で構成され、車両の運行状況を管理する。ネットワーク70は、デジタルタコグラフ10と広域通信を行う無線基地局8、クライアント30、及びサーバ50が接続されるインターネット等のネットワーク(パケット通信網)であり、デジタルタコグラフ10とクライアント30とサーバ50との間で行われるデータ通信を中継する。デジタルタコグラフ10と無線基地局8との間の通信は、LTE(Long Term Evolution)/4G((4th Generation)等のモバイル通信網(携帯回線網)で行われてもよいし、無線LAN(Local Area Network)で行われてもよい。
【0026】
デジタルタコグラフ10は、車両に搭載され、出入庫時刻、走行距離、走行時間、走行速度、速度オーバー、エンジン回転数オーバー、急発進、急加速、急減速等の運行データを記録するとともに、映像を撮像可能なカメラ機能を有するデジタルタコグラフである。デジタルタコグラフ10は、CPU11、揮発メモリ26B、不揮発メモリ26A、記録部17、カードI/F18、音声I/F19、RTC(時計IC)21、SW入力部22及び表示部27を有する。
【0027】
CPU11は、デジタルタコグラフ10の各部を統括的に制御する。不揮発メモリ26Aは、CPU11によって実行される動作プログラム等を格納する。
【0028】
記録部17は、運行データや動画データ等のデータを記録する。カードI/F18には、乗務員が所持するメモリカード65が挿抜自在に接続される。CPU11は、カードI/F18に接続されたメモリカード65に対し運行データ、60秒毎の動画データ(以下、単に60秒動画データという)、サーチリストSLT等のデータを書き込む。メモリカード65には、例えばSDカードが用いられる。通常は、車両が営業所に戻ると、乗務員がSDカードを取り外し、後述するクライアント30のカードI/F35に挿入してデータを移行する。
【0029】
音声I/F19には、内蔵スピーカ20が接続される。内蔵スピーカ20は、警報等の音声を発する。
RTC21(計時部)は、現在時刻を計時する。SW入力部22には、出庫ボタン、入庫ボタン等の各種ボタンのON/OFF信号が入力される。表示部27は、LCD(liquid crystal display)で構成され、通信や動作の状態の他、警報等を表示する。
【0030】
また、デジタルタコグラフ10は、速度I/F12A、エンジン回転I/F12B、外部入力I/F13、センサ入力I/F14、アナログ入力I/F29、GPS受信部15、カメラI/F16、通信部24、リスト生成部28及び電源部25を有する。
【0031】
速度I/F12Aには、車両の速度を検出する車速センサ(図示せず)からの速度パルスが入力される。エンジン回転I/F12Bには、エンジン回転数センサ(図示せず)からの回転パルスが入力される。外部入力I/F13には、外部機器(図示せず)が接続され、外部機器からの信号が入力される。センサ入力I/F14には、加速度(G値)等の信号が入力される。
【0032】
アナログ入力I/F29には、エンジン温度(冷却水温)を検知する温度センサ(図示せず)、燃料量を検知する燃料量センサ(図示せず)等の信号が入力される。CPU11は、これらのI/Fを介して入力される情報を基に、各種の運転状態を検出する。
GPS受信部15は、GPSアンテナ15aに接続され、GPS衛星から送信される信号を受信し、現在位置(GPS位置情報)を取得する。
【0033】
カメラI/F16には、車両に設置され、車両の周辺および車内の少なくとも一方を撮影して所定時間長(本実施形態では、60秒)毎に動画データを生成するカメラ23が接続される。なお、所定時間長とは、2分、4分等、固定時間であってもよく、また、デジタルタコグラフ10のユーザが任意に設定可能な時間であってよい。カメラ23は、例えば魚眼レンズを通して撮像される撮像面に、30万画素、100万画素、200万画素等の画素が配置されたイメージセンサを有する。イメージセンサは、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサで構成されてもよいし、CCD(電荷結合素子)センサで構成されてもよい。カメラ23で撮像された映像の動画データは、記録部17やメモリカード65に時系列に記録される。カメラ23で撮像される映像は、クライアント30の表示部33に表示される。
【0034】
また、カメラ23は、車両の前方の他、車両の後方、左側方、右側方を撮像可能なように、複数設けられたものでもよいし、各方向を撮像する複数のイメージセンサが1つの筐体に収容されたものでもよい。従って、カメラ23は、車両前方の映像の他、左右方向の映像、後方の映像も同時に撮像可能である。また、カメラ23は、車室内を撮像可能である。なお、カメラ23は、任意の角度方向(例えば45°方向)の映像を撮像可能であってもよく、可視光を撮像する以外に、夜間でも撮像可能なように、赤外線カメラを備えてもよい。
【0035】
通信部24は、広域通信を行い、携帯回線網(モバイル通信網)を介して無線基地局8に接続されると、無線基地局8と繋がるインターネット等のネットワーク70を介して、クライアント30と通信を行う。また、通信部24は、モバイル通信網を介して、サーバ50と直接に接続される。
【0036】
リスト生成部28は、サーチリストSLTを定期的に生成する。サーチリストSLTは、カメラ23で撮像された60秒動画データと、撮像日時と、デジタルタコグラフ10の場所(GPS位置情報)と、車両コードとを対応付けたものである。なお、サーチリストSLTは、車両名等、これら以外の情報を60秒動画データと対応付けてもよい。サーチリストSLTは、通信部24によって、サーバ50に送信されて保存される。なお、本実施形態では、リスト生成部28は、デジタルタコグラフ10のハードウェア部品として構成されたが、CPU11がアプリケーションを実行することでリスト生成部28の機能を有するように、ソフトウェアで構成されてもよい。
【0037】
電源部25は、イグニッションスイッチのオン等によりデジタルタコグラフ10の各部に電力を供給する。
【0038】
一方、サーバ50は、クライアント30からの要求に応じて、各車両に搭載されたデジタルタコグラフ10からサーチリストSLT及び60秒動画データを受信し、クライアント30に対し受信したサーチリストSLT及び60秒動画データを送信する。サーバ50は、CPU51、通信部52、記憶部53及びストレージ55を有する。
【0039】
通信部52は、インターネット等のネットワーク70を介して、クライアント30と通信を行う。また、通信部52は、モバイル通信網を介して、デジタルタコグラフ10と直接に接続される。なお、通信部52は、モバイル通信網及び無線基地局8を介してネットワーク70に接続されたデジタルタコグラフ10と接続されてもよい。
【0040】
記憶部53は、各種データを一時的に記憶可能なメモリであり、デジタルタコグラフ10から送信されたサーチリストSLT及び60秒動画データを一時的に記憶する。ストレージ55は、ハードディスクドライブ等、大容量の記憶媒体であり、後述するサーチリストSLTや60秒動画データMVを保存可能である。
【0041】
CPU51は、サーバ50の各部を統括的に制御し、記憶部53に一時的に記憶されたサーチリストSLT及び60秒動画データをストレージ55に転送し、これらのデータを大量に保存させる。
【0042】
また一方、クライアント30は、本社60Aや各営業所60B等に設置され、汎用のオペレーティングシステムで動作し、サーバ50と通信を行う事務所PCである。クライアント30は、運行管理装置として機能し、CPU31、通信部32、表示部33、記憶部34、カードI/F35、操作部36、出力部37、音声I/F38、外部I/F48、動画記憶部46及び地図データベース(DB)45を有する。
【0043】
CPU31は、クライアント30の各部を統括的に制御する。通信部32は、ネットワーク70を介してデジタルタコグラフ10と通信可能である。また、通信部32は、ネットワーク70に接続された他のクライアントとも接続可能であり、必要なデータを送受信可能である。
【0044】
表示部33は、運行管理画面の他、運転状況画面G01、サーチリスト画面G02、プレビュー画面G03等を表示する。記憶部34は、車両の位置情報を地図上に表示するためのシステム解析ソフトウェア等、各種プログラムを格納する。
【0045】
カードI/F35には、メモリカード65が挿抜自在に装着される。カードI/F35は、デジタルタコグラフ10によって計測された運転データや、カメラ23によって撮像された映像の動画データ等を入力する。操作部36は、キーボードやマウス等を有し、クライアント30の管理者の操作を受け付ける。出力部37は、各種データを出力する。音声I/F38には、マイク41及びスピーカ42が接続される。事務所の管理者は、マイク41及びスピーカ42を用いて音声通話を行うことも可能であり、車両の事故が発生した場合、救急や警察等への連絡を行う。
【0046】
動画記憶部46は、サーバ50から送信された60秒動画データを記憶する。クライアント30は、動画記憶部46に既に取得済み(記憶済み)の60秒動画データが存在する場合、サーバ50に対し、動画データの送信要求を行わない。なお、本実施形態では、サーバ50は、クライアント30から一番最後に要求された動画データおよびサーチリストを記憶するようになっているが、サーバ50の容量に応じて、動画データやサーチリストを複数記憶するようにしてもよい。
【0047】
地図データベース(DB)45には、車両のGPS位置情報(緯度,軽度)を元に、検索され、表示部33に表示可能な地図データが登録される。
【0048】
図2は車両の運転状況を表示する運転状況画面G01を示す図である。表示部33には、クライアント30のユーザによって特定された車両の運転状況画面G01が表示される。運転状況画面G01には、デジタルタコグラフ10から得られた運転データ及び車両の位置を含む地図が配置される。また、運転状況画面G01の下方には、動画要求ボタンbt1が配置される。ユーザが動画要求ボタンbt1を押下すると、クライアント30は、サーバ50に対し、サーチリストSLTの取得要求を行う。
【0049】
図3はサーチリスト画面G02を示す図である。サーチリスト画面G02は、表示部33に表示される。サーチリスト画面G02の左側には、サーチリストSLTの一部の情報が表示される。サーチリストSLTの一部の情報として、60秒動画データの撮影日時と、車両コードと、車両名とが表示される。また、サーチリスト画面G02の右側には、デジタルタコグラフ10が搭載された車両の位置を中心とする周辺の地図が表示される。
【0050】
また、サーチリスト画面G02の上方には、一覧リスト要求ボタンbt2及び動画要求ボタンbt3が配置され、下方には、プレビューボタンbt4及び閉じるボタンbt5が配置される。ユーザが一覧リスト要求ボタンbt2を押下すると、クライアント30は、サーバ50から最新のサーチリストSLTを取得する。また、ユーザがサーチリストSLTの中から60秒動画データを選択し(図中、網点表示で表す)、動画要求ボタンbt3を押下すると、クライアント30は、サーバ50から60秒動画データを取得し、動画記憶部46に保存する。また、ユーザがプレビューボタンbt4を押下すると、表示部33には、プレビュー画面が表示される。また、ユーザが閉じるボタンbt5を閉じると、表示部33にされたサーチリスト画面G02が閉じられる。
【0051】
図4はプレビュー画面G03を示す図である。プレビュー画面G03には、60秒動画データが子画面cgで再生表示される。ユーザは、子画面cgに再生表示された60秒動画データに基づくプレビュー動画の再生、停止、一時停止、早送り、巻き戻し等を操作可能である。また、プレビュー画面G03の右側に表示される再生情報画面rgには、プレビュー中の60秒動画データの情報が表示される。
【0052】
上記構成を有する車両動画送信システム5の動作を示す。例えば、バスの乗客から「5時頃にバス内で問題が発生した」との苦情が営業所60Bに入った場合を想定する。営業所60Bのクライアント30の管理者は、乗客からの情報を元に、苦情が寄せられたバスを特定する。クライアント30は、特定された車両の識別情報を用いて、次のように対処する。
【0053】
図5はクライアント30によるサーチリスト要求手順を示すフローチャートである。まず、クライアント30のCPU31は、特定された車両の運転状況画面G01(
図2参照)を表示部33に表示する(ステップS1)。CPU31は、運転状況画面G01に配置された動画要求ボタンbt1がユーザによって押下され、サーチリスト取得要求があった否かを判別する(ステップS2)。ユーザ操作によるサーチリスト取得要求が無い場合、CPU31は、ステップS2の処理を繰り返す。
【0054】
一方、ユーザ操作によるサーチリスト取得要求があると、CPU31は、サーバ50に対し、サーチリスト取得要求を送信する(ステップS3)。CPU31は、サーバ50からサーチリストの受信が完了するまで待つ(ステップS4)。
【0055】
サーチリストの受信が完了すると、CPU31は、表示部33にサーチリスト画面G02を表示する(ステップS5)。このとき、地図情報も表示される。なお、ユーザがサーチリスト画面G02上の一覧リスト要求ボタンbt2を押下すると、サーチリスト画面G02に表示されるサーチリストSLTを更新することができる。CPU31は、サーチリスト画面G02において、ユーザによって、サーチリストに登録されたいずれかのレコードが選択されたか否かを判別する(ステップS6)。選択されていない場合、CPU31はステップS6の処理を繰り返す。一方、いずれかのレコードが選択されると、CPU31は、選択されたレコードが複数か個別であるか否かを判別する(ステップS7)。複数のレコードが選択された場合、CPU31は、サーチリストSLTに登録された複数の60秒動画データのレコードを取得し、これらの動画データに対応する地図を表示部33に表示するとともに、各撮像時刻における車両の位置を地図上にポイントPt(
図3参照)として複数表示する(ステップS8)。一方、選択されたレコードが1個、つまり、個別のレコードが選択された場合、CPU31は、サーチリストSLTに登録された個別の60秒動画データのレコードを取得し、この動画データに対応する地図を表示部33に表示するとともに、車両の位置を地図上にポイントPt(
図3参照)として表示する(ステップS9)。ステップS8、S9の処理後、CPU31は本処理を終了する。
【0056】
図6はサーバ50によるサーチリスト送信手順を示すフローチャートである。サーバ50のCPU51は、サーチリスト取得要求を受信したか否かを判別する(ステップS11)。サーチリスト取得要求を受信していない場合、CPU51は、ステップS11の処理を繰り返す。一方、サーチリスト取得要求を受信した場合、CPU51は、受信したサーチリスト取得要求に基づく車両のサーチリストがストレージ55に記憶されているか否かを判別する(ステップS12)。このサーチリストが記憶済みである場合、CPU51は、ストレージ55に記憶されたサーチリストSLTを読み出し(ステップS13)、読み出したサーチリストSLTをクライアント30に返信(送信)する(ステップS14)。この後、CPU51は本処理を終了する。
【0057】
一方、ステップS12でサーチリストがストレージ55に記憶されていない場合、CPU51は、デジタルタコグラフ10と通信を行い、デジタルタコグラフ10のメモリカード65に記憶されたサーチリストSLTを取得し(ステップS15)、このサーチリストSLTをストレージ55に記憶する(ステップS16)。さらに、CPU51は、ステップS14において、このサーチリストSLTをクライアント30に送信する。この後、CPU51は本処理を終了する。
【0058】
図7はクライアント30による動画要求手順を示すフローチャートである。この動画要求処理は、
図5のサーチリスト要求処理に引き続いて行われる処理である。即ち、表示部33に表示されたサーチリスト画面G02において、ユーザにより特定のレコードが選択された状態にある。
【0059】
CPU31は、サーチリスト画面G02において選択されたレコードに対し、動画要求ボタンbt3がユーザによって押下され、60秒動画データの取得要求があった否かを判別する(ステップS21)。ユーザ操作による60秒動画データの取得要求が無い場合、CPU31は、ステップS21の処理を繰り返す。
【0060】
一方、ユーザ操作による60秒動画データの取得要求があった場合、CPU31は、同時刻の60秒動画データが動画記憶部46に保存されていないか否かを判別する(ステップS22)。この60秒動画データが動画記憶部46に保存されている場合、CPU31は、ステップS26の処理に進む。一方、同時刻の60秒動画データが動画記憶部46に保存されていない場合、CPU31は、サーバ50に対し、60秒動画データの取得要求を行う(ステップS23)。CPU31は、サーバ50から60秒動画データの受信が完了するまで待つ(ステップS24)。通常、60秒動画データの受信完了までに、数分程度の時間がかかる。
【0061】
60秒動画データの受信が完了すると、CPU31は、60秒動画データを動画記憶部46に保存する(ステップS25)。さらに、CPU31は、60秒動画データのプレビュー画面(
図4参照)を表示部33に表示する(ステップS26)。なお、ここでは、動画要求ボタンbt3が押下され、同時刻の60秒動画データが無い場合に、受信した60秒動画データを保存する際、プレビュー画面が表示されたが、同時刻の60秒動画データがある場合には、動画記憶部46に記憶された60秒動画データを読み出してプレビュー画面が表示される。また、動画を要求する場合に限らず、ユーザがプレビューボタンbt4を押下することで、任意のタイミングでプレビュー画面G03を表示させることも可能である。
【0062】
CPU31は、選択されたレコードが個別であるか複数であるかを判別する(ステップS27)。選択されたレコードが複数である場合、CPU31は、プレビュー画面G03に表示された60秒動画データに対応するレコードが最終のレコードであるか否かを判別する(ステップS28)。最終のレコードでない場合、CPU31はステップS23の処理に戻る。一方、ステップS28で最終レコードである場合、あるいはステップS27で個別と判別された場合、CPU31は、サーチリスト画面G02において、「閉じる」ボタンbt5が押下されたか否かを判別する(ステップS29)。
【0063】
「閉じる」ボタンbt5が押下されない場合、CPU31はステップS21の処理に戻る。一方、「閉じる」ボタンbt5が押下された場合、CPU31は、サーチリスト画面G02を消去し、本動作を終了する。
【0064】
図8はサーバ50による動画送信手順を示すフローチャートである。この動画送信処理は、
図6のサーチリスト送信処理に引き続いて行われる処理である。即ち、表示部33に表示されたサーチリスト画面G02において、ユーザにより動画要求ボタンbt3が押下待ちの状態にある。
【0065】
サーバ50のCPU51は、60秒動画データ取得要求を受信したか否かを判別する(ステップS31)。60秒動画データ取得要求を受信していない場合、CPU51は、ステップS31の処理を繰り返す。一方、60秒動画データ取得要求を受信した場合、CPU51は、受信した60秒動画データ取得要求に基づく60秒動画データがストレージ55に記憶されているか否かを判別する(ステップS32)。この60秒動画データが記憶済みである場合、CPU51は、ストレージ55に記憶された60秒動画データMVを読み出し(ステップS33)、読み出した60秒動画データMVをクライアント30に返信(送信)する(ステップS34)。この後、CPU51は本処理を終了する。
【0066】
一方、ステップS32で60秒動画データがストレージ55に記憶されていない場合、CPU51は、デジタルタコグラフ10と通信を行い、デジタルタコグラフ10のメモリカード65または記録部17に記憶された60秒動画データを取得し(ステップS35)、この60秒動画データをストレージ55に記憶(保存)する(ステップS36)。さらに、CPU51は、ステップS34において、この60秒動画データをクライアント30に送信する。この後、CPU51は本処理を終了する。
【0067】
本実施形態の車両動画送信システム5は、デジタルタコグラフ10と、サーバ50と、クライアント30と、を含む構成を有する。デジタルタコグラフ10は、車両の周辺および車内の少なくとも一方を撮影して所定時間長(例えば60秒)毎に動画データを生成するカメラ23と、カメラ23により生成された60秒動画データとその撮影時刻とを対応付けたサーチリストSLTを生成するリスト生成部28と、60秒動画データおよびサーチリストSLTを記憶可能なメモリカード65と、を有する。サーバ50は、ストレージ55を有し、デジタルタコグラフ10から60秒動画データおよびサーチリストSLTを取得する。クライアント30は、サーバ50に対し、サーチリストSLTの送信要求と、受信したサーチリストSLTに含まれる60秒動画データの送信要求とを行う。
【0068】
サーバ50は、クライアント30からサーチリストSLTおよび60秒動画データの送信要求があった場合には、デジタルタコグラフ10からサーチリストSLTおよび60秒動画データを無線通信により取得して、クライアント30に送信するとともにストレージ55に記憶する。サーバ50は、クライアント30から送信要求があったサーチリストSLTおよび60秒動画データがストレージ55に記憶されている場合には、ストレージ55に記憶されているサーチリストSLTおよび60秒動画データをクライアント30に送信する。
【0069】
これにより、クライアントから車両で撮像された映像の動画データの取得要求があった場合、速やかにその動画データを送信できる。従って、クライアントが動画データに基づく映像を再生するまでの時間を短縮できる。例えば、本社や営業所等の拠点にある複数のクライアント30から同時に60秒動画データの取得要求があった場合でも、サーバ50は、これらの取得要求に円滑に応えることができる。従って、あるクライアントはデジタルタコグラフにアクセスできたが、別のクライアントは、アクセスできず、タイムアウトによりデジタルタコグラフとの通信を遮断してしまい、60秒動画データを取得できなくなることは無い。
【0070】
また、あるクライアントは、60秒動画データを受信したが、苦情の対象がその60秒動画データに映っていない場合、何度も60秒動画データの取得要求を繰り返すことで、別のクライアントへの60秒動画データの配信が遅れることを回避できる。従って、別のクライアントのユーザは、長時間待たなくて済み、操作性が向上する。
【0071】
また、デジタルタコグラフから複数のクライアントに対し、同じ60秒動画データを送信しなくて済むので、通信の無駄が無くなり、通信費やデジタルタコグラフの負荷を低減できる。また、ストレージに動画データが保存されている場合、デジタルタコグラフが送信しなくても済むので、クライアント30がプレビュー画面を表示するまでの時間を短縮できる。
【0072】
また、クライアント30は、表示部33を有する。表示部33は、サーチリスト画面G02を表示する。また、表示部33は、クライアント30のユーザがサーチリストSLTに含まれるいずれかの60秒動画データを選択した場合に、この60秒動画データに対応付けられた場所を含む地図をサーチリスト画面G02に表示する。
【0073】
このように、撮像時刻におけるデジタルタコグラフを搭載した車両が地図に表示されるので、ユーザ(クライアントの管理者)は、地図上の車両の位置から探している60秒動画データを見つけ易く、所望の60秒動画データを早期に探し出すことができる。従って、多くの60秒動画データの中から所望の60秒動画データを探し出す確率(ヒット率)を上げることができ、操作性が向上する。また、サーチ作業に要する時間を短縮でき、例えば、苦情処理センタで苦情を伝えるユーザを長時間待たせなくて済む。
【0074】
また、サーバ50は、デジタルタコグラフ10からサーチリストSLTおよび60秒動画データを取得したときは、サーチリストSLTおよびこの60秒動画データを既にストレージ55に記憶されているサーチリストSLTおよび60秒動画データに上書きする。
【0075】
このように、サーバ50は、最新のサーチリストSLT及び60秒動画データだけをストレージ55に保存するので、多くの車両に搭載されたデジタルタコグラフから受信したサーチリスト及び60秒動画データを記憶する場合であっても、ストレージのメモリ容量を必要以上に消費しなくて済み、小容量のもので対応できる。従って、ストレージの設備費用を抑えることができる。また、ストレージ55は、残容量が少なくなり、データを保存できなくなるといった事態を回避できる。
【0076】
また、クライアント30は、サーチリストSLTに含まれる複数の60秒動画データを一括してサーバ50に送信要求可能である。
【0077】
このように、サーバ50は、サーチリストSLTに登録された複数の60秒動画データを一括でクライアント30に送信するので、例えば、60秒を超える5分くらいの動画データの送信であっても、サーバ50は、複数回の動画取得要求に応じて60秒動画データを複数回送信しなくても済み、5分くらいに及ぶ、複数の60秒動画データを効率的に送信できる。
【0078】
なお、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態は、本発明の技術的範囲内で種々の変形や改良等を伴うことができる。
【0079】
例えば、上記実施形態では、サーチリストと60秒動画データとが、サーバに保存されているか否かに拘わらず、サーバからクライアントにこれらのデータが送信されたが、サーチリストと60秒動画データとがサーバに保存されている場合に限って、サーバからクライアントに送信されるようにしてもよい。これにより、サーバに保存されていない場合には、クライアントは、デジタルタコグラフから直接にサーチリストと60秒動画データを取得してもよく、この場合、サーバを介しないことで、サーチリストと60秒動画データを早く取得することが可能である。
【0080】
また、上記実施形態では、車載器としてカメラを搭載したデジタルタコグラフに適用された場合を示したが、車載器は、ドライブレコーダやカメラ付きのETC機器等であってもよい。
【0081】
また、上記実施形態では、事業者として、バス会社を例示したが、トラック運送会社やタクシー会社等であってもよい。
【0082】
ここで、上述した本発明に係る車両動画送信システムおよび車両動画送信方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[6]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車両の周辺および車内の少なくとも一方を撮影して所定時間長毎に動画データを生成する撮像部(カメラ23)と、
前記撮像部により生成された動画データと当該動画データが撮影された時刻とを対応付けたリスト(サーチリストSLT)を生成するリスト生成部(28)と、
前記動画データおよび前記リストを記憶可能な車載器側記憶部(メモリカード65)と、
を有する車載器(デジタルタコグラフ10)と、
サーバ側記憶部(ストレージ55)を有し、前記車載器から前記動画データおよび前記リストを無線通信により取得するサーバ(50)と、
前記サーバに対し、前記リストの送信要求と、受信した当該リストに含まれる前記動画データの送信要求とを行うクライアント(30)と、
を備えた車両動画送信システム(5)であって、
前記サーバは、前記クライアントから前記リストおよび前記動画データの送信要求があった場合には、前記車載器から当該リストおよび当該動画データを無線通信により取得して、前記クライアントに送信するとともに前記サーバ側記憶部に記憶し、前記クライアントから送信要求があった前記リストおよび前記動画データが前記サーバ側記憶部に記憶されている場合には、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データを前記クライアントに送信する、
ことを特徴とする車両動画送信システム。
[2] 車両の周辺および車内の少なくとも一方を撮影して所定時間長毎に動画データを生成する撮像部(カメラ23)と、
前記撮像部により生成された動画データと当該動画データが撮影された時刻および場所とを対応付けたリスト(サーチリストSLT)を生成するリスト生成部(28)と、
前記動画データおよび前記リストを記憶可能な車載器側記憶部(メモリカード65)と、
を有する車載器(デジタルタコグラフ10)と、
前記車載器から前記動画データおよび前記リストを無線通信により取得するサーバ(50)と、
前記サーバに対し、前記リストの送信要求を行うとともに、当該リストに含まれる前記動画データの送信要求を行うクライアント(30)と、
を備えた車両動画送信システム(5)であって、
前記クライアントは、前記リストを表示するリスト表示部(表示部33)と、前記クライアントのユーザが前記リストに含まれるいずれかの動画データを選択した場合に、当該動画データに対応付けられた場所を含む地図を表示する地図表示部(表示部33)と、を有する
ことを特徴とする車両動画送信システム。
[3] 前記サーバは、前記車載器から前記リストおよび前記動画データを取得したときは、当該リストおよび当該動画データを既にサーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データに上書きする、
ことを特徴とする[1]に記載の車両動画送信システム。
[4] 前記クライアントは、前記リストに含まれる複数の動画データを纏めて前記サーバに送信要求可能である、
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれかに記載の車両動画送信システム。
[5] クライアント(30)が、所定時間長の動画データおよび当該動画データと撮影された時刻とを対応付けたリスト(サーチリストSLT)を車載器(デジタルタコグラフ10)から無線通信により取得するサーバ(50)に対し、前記リストの送信要求と、受信した当該リストに含まれる前記動画データの送信要求とを行い、
前記サーバは、前記クライアントから前記リストおよび前記動画データの送信要求があった場合には、前記車載器から当該リストおよび当該動画データを無線通信により取得して、前記クライアントに送信するとともにサーバ側記憶部に記憶し、前記クライアントから送信要求があった前記リストおよび前記動画データが前記サーバ側記憶部に記憶されている場合には、前記サーバ側記憶部に記憶されている前記リストおよび前記動画データを前記クライアントに送信する、
ことを特徴とする車両動画送信方法。
[6] クライアント(30)が、所定時間長の動画データおよび当該動画データと撮影された時刻および場所とを対応付けたリスト(サーチリストSLT)を車載器(デジタルタコグラフ10)から無線通信により取得するサーバ(50)に対し、前記リストの送信要求と、受信した当該リストに含まれる前記動画データの送信要求とを行い、
前記クライアントは、受信した前記リストを表示し、前記クライアントのユーザが前記リストに含まれるいずれかの動画データを選択した場合に、当該動画データに対応付けられた場所を含む地図を表示する、
ことを特徴とする車両動画送信方法。