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特許6793788マルチグループ通話セットアップ方法およびマルチグループ通話セットアップ装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6793788
(24)【登録日】2020年11月12日
(45)【発行日】2020年12月2日
(54)【発明の名称】マルチグループ通話セットアップ方法およびマルチグループ通話セットアップ装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/08 20090101AFI20201119BHJP
   H04W 4/10 20090101ALI20201119BHJP
   H04W 68/12 20090101ALI20201119BHJP
【FI】
   H04W4/08
   H04W4/10
   H04W68/12
【請求項の数】9
【外国語出願】
【全頁数】47
(21)【出願番号】特願2019-127650(P2019-127650)
(22)【出願日】2019年7月9日
(62)【分割の表示】特願2017-552884(P2017-552884)の分割
【原出願日】2015年4月9日
(65)【公開番号】特開2019-186958(P2019-186958A)
(43)【公開日】2019年10月24日
【審査請求日】2019年8月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ ▲艷▼梅
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ ▲義▼壮
(72)【発明者】
【氏名】葛 翠▲麗▼
【審査官】 伊東 和重
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2011/0151917(US,A1)
【文献】 特開2008−109202(JP,A)
【文献】 特表2018−512000(JP,A)
【文献】 米国特許第7933621(US,B1)
【文献】 3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Mission Critical Puch To Talk (MCPTT) over LTE; Stage 1 (Rlease 13),3GPP TS 22.179,3GPP,2015年 3月,V13.1.0,pp.43-45
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24−7/26
H04W 4/00−99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信方法であって、
第1のミッション・クリティカル・プッシュツートーク(MCPTT)サーバが、第2のMCPTTユーザによって要求されたN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するステップであって、Nは2以上の整数である、前記ステップと、
前記第1のMCPTTサーバが、第2のMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信するステップであって、前記第4のページングメッセージは第1のUEを前記マルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、第1のMCPTTユーザは前記第1のUEの関連付けられたユーザであり、前記第1のMCPTTユーザは前記N個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザであり、前記第2のMCPTTサーバは前記第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバであり、前記第4のページングメッセージは、前記第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループの識別子を含み、前記第1のMCPTTユーザの識別子を含まない、前記ステップと、
前記第2のMCPTTサーバが、前記第4のページングメッセージに従って前記第1のUEに第5のページングメッセージを送信するステップであって、前記第5のページングメッセージは前記第1のUEを前記マルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる、前記ステップと、
を含む、通信方法。
【請求項2】
第1のMCPTTサーバが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定する前記ステップの前に、
前記第1のMCPTTサーバが、第2のUEからマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するステップであって、前記マルチグループ通話セットアップメッセージは、前記第2のMCPTTユーザによって、前記第1のMCPTTサーバに、前記N個のMCPTTグループが関与する前記マルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、前記第2のMCPTTユーザは前記第2のUEの関連付けられたユーザであり、前記第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループは前記N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである、前記ステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1のMCPTTサーバが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定する前記ステップは、
前記第1のMCPTTサーバが、前記マルチグループ通話セットアップメッセージに従って前記マルチグループ通話をセットアップすることを決定するステップを含み、
前記第1のMCPTTユーザは、前記第2のMCPTTユーザを除く前記N個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
通信システムであって、第1のミッション・クリティカル・プッシュツートーク(MCPTT)サーバと、第2のMCPTTサーバと、を含み、
前記第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザによって要求されたN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するように構成され、Nは2以上の整数であり、前記第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信するように構成され、前記第4のページングメッセージは第1のUEを前記マルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、第1のMCPTTユーザは前記第1のUEの関連付けられたユーザであり、前記第1のMCPTTユーザは前記N個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザであり、前記第2のMCPTTサーバは前記第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバであり、前記第4のページングメッセージは、前記第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループの識別子を含み、前記第1のMCPTTユーザの識別子を含まず、
前記第2のMCPTTサーバは前記第4のページングメッセージに従って前記第1のUEに第5のページングメッセージを送信するように構成され、前記第5のページングメッセージは前記第1のUEを前記マルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる、通信システム。
【請求項5】
前記第1のMCPTTサーバは、
第2のUEからマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するようにさらに構成され、前記マルチグループ通話セットアップメッセージは、前記第2のMCPTTユーザによって、前記第1のMCPTTサーバに、前記N個のMCPTTグループが関与する前記マルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、前記第2のMCPTTユーザは前記第2のUEの関連付けられたユーザであり、前記第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループは前記N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記第1のMCPTTサーバは、
前記マルチグループ通話セットアップメッセージに従って前記マルチグループ通話をセットアップすることを決定するようにさらに構成され、
前記第1のMCPTTユーザは、前記第2のMCPTTユーザを除く前記N個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
通信デバイスであって、
第2のMCPTTユーザによって要求されたN個のミッション・クリティカル・プッシュツートーク(MCPTT)グループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するように構成されたプロセッサであって、Nは2以上の整数である、プロセッサと、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが第1のユーザ機器(UE)に第5のページングメッセージを送信するように、前記第1のMCPTTユーザが属する前記MCPTTグループの前記MCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信するように構成された送受信機であって、前記第4のページングメッセージは前記第1のUEを前記マルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、前記第5のページングメッセージは前記第1のUEを前記マルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、前記第1のMCPTTユーザは前記第1のUEの関連付けられたユーザであり、前記第1のMCPTTユーザは前記N個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザであり、前記第4のページングメッセージは、前記第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループの識別子を含み、前記第1のMCPTTユーザの識別子を含まない、送受信機と、
を含む、通信デバイス。
【請求項8】
前記送受信機は、前記プロセッサが前記N個のMCPTTグループが関与する前記マルチグループ通話をセットアップすることを決定する前に、第2のUEからマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するようにさらに構成され、前記マルチグループ通話セットアップメッセージは、前記第2のMCPTTユーザによって、前記N個のMCPTTグループが関与する前記マルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、前記第2のMCPTTユーザは前記第2のUEの関連付けられたユーザであり、前記第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループは前記N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである、請求項7に記載の通信デバイス。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記N個のMCPTTグループが関与する前記マルチグループ通話をセットアップすることを決定するときに、前記マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、前記マルチグループ通話をセットアップすることを決定するようにさらに構成され、
前記第1のMCPTTユーザは、前記第2のMCPTTユーザを除く前記N個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである、請求項8に記載の通信デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は通信技術の分野に関し、詳細には、マルチグループ通話セットアップ方法およびマルチグループ通話セットアップ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
実際の適用に際しては、許可されたミッション・クリティカル・プッシュツートーク(Mission critical push to talk over、略称:MCPTT)ユーザが複数のMCPTTグループが関与するグループ通話を開始しなければならない必要が生じる。例えば、ある緊急事態においては、消防団と警官隊が相互に協力し合う。現場の指揮官は同じ命令および任務を伝えるために複数のMCPTTグループの行動を調整する必要があるため、複数のMCPTTグループが関与する通話が開始される。先行技術では、まだそうしたマルチグループ通話機能をサポートすることができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本発明の実施形態は、複数のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行するための、マルチグループ通話セットアップ方法およびマルチグループ通話セットアップ装置を提供する。
【0004】
第1の態様によれば、本発明の一実施形態はマルチグループ通話セットアップ方法を提供し、本方法は、
第1のMCPTTサーバが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するステップであって、Nは2以上の整数である、ステップと、
第1のMCPTTサーバが、第1のユーザ機器(User Equipment、略称:UE)に呼び出しメッセージを送信するステップであって、呼び出しメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加えるのに用いられる、ステップと、
を含み、
第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0005】
第2の態様に関連して、第1の態様の第1の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するステップの前に、本方法は、
第1のMCPTTサーバが、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するステップであって、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる、ステップ、
をさらに含み、
第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つであり、
第1のMCPTTサーバが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するステップは、
マルチグループ通話セットアップメッセージに従って第1のMCPTTサーバが、マルチグループ通話をセットアップすることを決定するステップ、
を含み、第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0006】
第1の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第2の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0007】
第1の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第3の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するステップは、
第1のMCPTTサーバが、第2のUEが送信し、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが転送したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するステップ、
を含む。
【0008】
第1の態様の第2の可能な実施態様または第1の態様の第3の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第4の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するステップの前に、本方法は、
第1のMCPTTサーバが、一時的なグループの識別子に従って一時的なグループに関する情報を取得するステップ、
をさらに含み、一時的なグループに関する情報は一時的なグループの識別子およびN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0009】
第1の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第5の可能な実施態様において、
一時的なグループに関する情報は、
N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報、
をさらに含む。
【0010】
第1の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第6の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0011】
第1の態様の第6の可能な実施態様に関連して、第1の態様の第7の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するステップの前に、本方法は、
第1のMCPTTサーバが、N個のMCPTTグループの識別子に従ってN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報を取得するステップ、
をさらに含む。
【0012】
第1の態様または第1の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の第8の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するステップは、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに第1のページングメッセージを送信するステップ、
を含み、第1のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のUEは第1のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0013】
第1の態様、または第1の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の第9の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するステップは、
第1のMCPTTサーバが、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信するステップ、
を含み、第2のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第1のUEは第3のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0014】
第1の態様、または第1の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の第10の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するステップは、
第1のMCPTTサーバが、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信するステップ、
を含み、第4のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、第1のUEは第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第5のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる。
【0015】
第1の態様、または第1の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の第11の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するステップは、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに第1の通知メッセージを送信するステップ、
を含み、第1の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第1の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0016】
第1の態様、または第1の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の第12の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するステップは、
第1のMCPTTサーバが、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2の通知メッセージを送信するステップ、
を含み、第2の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第2の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0017】
第1の態様、または第1の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第1の態様の第13の可能な実施態様において、
第1のMCPTTサーバが、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するステップは、
第1のMCPTTサーバが、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信するステップ、
を含み、第4の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第4の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0018】
第2の態様によれば、本発明の一実施形態はマルチグループ通話セットアップ方法を提供し、本方法は、
第1のUEが、呼び出しメッセージを受信するステップであって、呼び出しメッセージは第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられ、
Nは2以上の整数であり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである、ステップと、
第1のUEが、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるステップと、
を含む。
【0019】
第2の態様の第1の可能な実施態様において、
第1のUEが、呼び出しメッセージを受信するステップは、
第1のUEが、通知メッセージを受信するステップであって、通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含む、ステップ、
を含み、
通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、
第1のUEが、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるステップは、
第1のUEが、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるステップ、
を含む。
【0020】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第2の態様の第2の可能な実施態様において、
N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話は第2のMCPTTユーザによって開始され、
第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0021】
第2の態様、第2の態様の第1の可能な実施態様、または第2の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第2の態様の第3の可能な実施態様において、
第1のUEが、呼び出しメッセージを受信するステップは、
第1のUEが、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、または
第1のUEが、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、または
第1のUEが、N個のMCPTTグループを含む一時的なグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、
を含む。
【0022】
第2の態様2の可能な実施態様に関連して、第2の態様の第4の可能な実施態様において、
第1のUEが、呼び出しメッセージを受信するステップは、
第1のUEが、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、
を含む。
【0023】
第3の態様によれば、本発明の一実施形態はマルチグループ通話セットアップ方法を提供し、本方法は、
第2のUEが、マルチグループ通話セットアップメッセージを生成するステップであって、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、
Nは2以上の整数であり、第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである、ステップと、
第2のUEが、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するステップと、
を含む。
【0024】
第3の態様に関連して、第3の態様の第1の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0025】
第3の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第3の態様の第2の可能な実施態様において、
第2のUEが、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するステップは、
第2のUEが、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するステップ、
を含む。
【0026】
第3の態様の第1の可能な実施態様または第3の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第3の態様の第3の可能な実施態様において、
第2のUEが、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するステップの前に、本方法は、
第2のUEが、一時的なグループを作成するステップ、
をさらに含む。
【0027】
第3の態様に関連して、第3の態様の第4の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0028】
第4の態様によれば、本発明の一実施形態は、第1のMCPTTサーバとして働き、
N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するように構成された処理部であって、Nは2以上の整数である、処理部と、
第1のユーザ機器UEに呼び出しメッセージを送信するように構成された送受信部であって、呼び出しメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加えるのに用いられる、送受信部と、
を含むMCPTTサーバを提供し、
第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0029】
第4の態様に関連して、第4の態様の第1の可能な実施態様において、
送受信部は、処理部が、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定する前に、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するようにさらに構成されており、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、
第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つであり、
処理部は、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するときに、
マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、マルチグループ通話をセットアップすることを決定する、
ように特に構成されており、第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0030】
第4の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第4の態様の第2の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0031】
第4の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第4の態様の第3の可能な実施態様において、
送受信部は、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するときに、
第2のUEが送信し、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが転送したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信する、
ように特に構成されている。
【0032】
第4の態様の第2の可能な実施態様または第4の態様の第3の可能な実施態様に関連して、第4の態様の第4の可能な実施態様において、
処理部は、送受信部が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する前に、一時的なグループの識別子に従って一時的なグループに関する情報を取得するようにさらに構成されており、
一時的なグループに関する情報は一時的なグループの識別子およびN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0033】
第4の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第4の態様の第5の可能な実施態様において、
一時的なグループに関する情報は、
N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報、
をさらに含む。
【0034】
第4の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第4の態様の第6の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0035】
第4の態様の第6の可能な実施態様に関連して、第4の態様の第7の可能な実施態様において、
処理部は、送受信部が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する前に、N個のMCPTTグループの識別子に従ってN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報を取得するようにさらに構成されている。
【0036】
第4の態様、または第4の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第4の態様の第8の可能な実施態様において、
送受信部は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のUEに第1のページングメッセージを送信する、
ように特に構成されており、第1のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のUEは第1のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0037】
第4の態様、または第4の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第4の態様の第9の可能な実施態様において、
送受信部は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信する、
ように特に構成されており、第2のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第1のUEは第3のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0038】
第4の態様、または第4の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第4の態様の第10の可能な実施態様において、
送受信部は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信する、
ように特に構成されており、第4のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、第1のUEは第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第5のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる。
【0039】
第4の態様、または第4の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第4の態様の第11の可能な実施態様において、
送受信部は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のUEに第1の通知メッセージを送信する、
ように特に構成されており、第1の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第1の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0040】
第4の態様、または第4の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第4の態様の第12の可能な実施態様において、
送受信部は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2の通知メッセージを送信する、
ように特に構成されており、第2の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第2の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0041】
第4の態様、または第4の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第4の態様の第13の可能な実施態様において、
送受信部は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信する、
ように特に構成されており、第4の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第4の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0042】
第5の態様によれば、本発明の一実施形態は、第1のUEとして働き、
呼び出しメッセージを受信するように構成された送受信部であって、呼び出しメッセージは第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられ、
Nは2以上の整数であり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである、送受信部と、
呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるように構成された、処理部と、
を含む、UEを提供する。
【0043】
第5の態様に関連して、第5の態様の第1の可能な実施態様において、
送受信部は、呼び出しメッセージを受信するときに、
マルチグループ通話のセッション識別子を含む通知メッセージを受信する、
ように特に構成されており、
通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、
処理部は、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるときに、
セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる、
ように特に構成されている。
【0044】
第5の態様または第5の態様の第1の可能な実装方法に関連して、第5の態様の第2の可能な実装方法において、
N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話は第2のMCPTTユーザによって開始され、
第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0045】
第5の態様、第5の態様の第1の可能な実施態様、または第5の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第5の態様の第3の可能な実施態様において、
送受信部は、呼び出しメッセージを受信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信し、または
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信し、または
N個のMCPTTグループを含む一時的なグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信する、
ように特に構成されている。
【0046】
第5の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第5の態様の第4の可能な実施態様において、
送受信部は、呼び出しメッセージを受信するときに、
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信する、
ように特に構成されている。
【0047】
第6の態様によれば、本発明の一実施形態は、第2のUEとして働き、
マルチグループ通話セットアップメッセージを生成するように構成された処理部であって、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、
Nは2以上の整数であり、第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである、処理部と、
第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するように構成された、送受信部と、
を含む、UEを提供する。
【0048】
第6の態様に関連して、第6の態様の第1の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0049】
第6の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第6の態様の第2の可能な実施態様において、
送受信部は、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するときに、
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する、
ように特に構成されている。
【0050】
第6の態様の第1の可能な実施態様または第6の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第6の態様の第3の可能な実施態様において、
処理部は、送受信部が第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する前に一時的なグループを作成するようにさらに構成されている。
【0051】
第6の態様に関連して、第6の態様の第4の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0052】
第7の態様によれば、本発明の一実施形態は、第1のMCPTTサーバとして働き、
N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するように構成されるプロセッサであって、Nは2以上の整数である、プロセッサと、
第1のユーザ機器UEに呼び出しメッセージを送信するように構成される送受信機であって、呼び出しメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加えるのに用いられる、送受信機と、
を含む、MCPTTサーバを提供し、
第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0053】
第7の態様に関連して、第7の態様の第1の可能な実施態様において、
送受信機は、プロセッサが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定する前に、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するようにさらに構成され、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、
第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つであり、
プロセッサは、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するときに、
マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、マルチグループ通話をセットアップすることを決定する、
ように特に構成され、第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0054】
第7の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第7の態様の第2の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0055】
第7の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第7の態様の第3の可能な実施態様において、
送受信機は、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するときに、
第2のUEが送信し、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが転送したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信する、
ように特に構成される。
【0056】
第7の態様の第2の可能な実施態様または第7の態様の第3の可能な実施態様に関連して、第7の態様の第4の可能な実施態様において、
プロセッサは、送受信機が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する前に、一時的なグループの識別子に従って一時的なグループに関する情報を取得するようにさらに構成され、
一時的なグループに関する情報は一時的なグループの識別子およびN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0057】
第7の態様の第4の可能な実施態様に関連して、第7の態様の第5の可能な実施態様において、
一時的なグループに関する情報は、
N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報、
をさらに含む。
【0058】
第7の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第7の態様の第6の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0059】
第7の態様の第6の可能な実施態様に関連して、第7の態様の第7の可能な実施態様において、
プロセッサは、送受信機が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する前に、N個のMCPTTグループの識別子に従ってN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報を取得するようにさらに構成される。
【0060】
第7の態様、または第7の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第7の態様の第8の可能な実施態様において、
送受信機は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のUEに第1のページングメッセージを送信する、
ように特に構成され、第1のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のUEは第1のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0061】
第7の態様、または第7の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第7の態様の第9の可能な実施態様において、
送受信機は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信する、
ように特に構成され、第2のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第1のUEは第3のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0062】
第7の態様、または第7の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第7の態様の第10の可能な実施態様において、
送受信機は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信する、
ように特に構成され、第4のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、第1のUEは第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第5のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる。
【0063】
第7の態様、または第7の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第7の態様の第11の可能な実施態様において、
送受信機は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のUEに第1の通知メッセージを送信する、
ように特に構成され、第1の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第1の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0064】
第7の態様、または第7の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第7の態様の第12の可能な実施態様において、
送受信機は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに、第2の通知メッセージを送信する、ように特に構成され、第2の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、
第2の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0065】
第7の態様、または第7の態様の第1から第7の可能な実施態様のいずれか1つに関連して、第7の態様の第13の可能な実施態様において、
送受信機は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信する、
ように特に構成され、第4の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第4の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0066】
第8の態様によれば、本発明の一実施形態は、第1のUEとして働き、
呼び出しメッセージを受信するように構成される送受信機であって、呼び出しメッセージは第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられ、
Nは2以上の整数であり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである、送受信機と、
呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるように構成される、プロセッサと、
を含む、UEを提供する。
【0067】
第8の態様に関連して、第8の態様の第1の可能な実施態様において、送受信機は、呼び出しメッセージを受信するときに、
マルチグループ通話のセッション識別子を含む通知メッセージを受信する、
ように特に構成され、
通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、
プロセッサは、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるときに、
セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる、
ように特に構成される。
【0068】
第8の態様または第8の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第8の態様の第2の可能な実施態様において、
N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話は第2のMCPTTユーザによって開始され、
第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0069】
第8の態様、第8の態様の第1の可能な実施態様、または第8の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第8の態様の第3の可能な実施態様において、
送受信機は、呼び出しメッセージを受信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信し、または
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信し、または
N個のMCPTTグループを含む一時的なグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信する、
ように特に構成される。
【0070】
第8の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第8の態様の第4の可能な実施態様において、
送受信機は、呼び出しメッセージを受信するときに、
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信する、
ように特に構成される。
【0071】
第9の態様によれば、本発明の一実施形態は、第2のUEとして働き、
マルチグループ通話セットアップメッセージを生成するように構成されるプロセッサであって、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、
Nは2以上の整数であり、第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである、プロセッサと、
第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するように構成される、送受信機と、
を含む、UEを提供する。
【0072】
第9の態様に関連して、第9の態様の第1の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0073】
第9の態様の第1の可能な実施態様に関連して、第9の態様の第2の可能な実施態様において、
送受信機は、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するときに、
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する、
ように特に構成される。
【0074】
第9の態様の第1の可能な実施態様または第9の態様の第2の可能な実施態様に関連して、第9の態様の第3の可能な実施態様において、
プロセッサは、送受信機が第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する前に一時的なグループを作成するようにさらに構成される。
【0075】
第9の態様に関連して、第9の態様の第4の可能な実施態様において、
マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、
第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0076】
本発明の実施形態において提供されるマルチグループ通話セットアップ方法およびマルチグループ通話セットアップ装置によれば、第1のMCPTTサーバは、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定し、第1のUEに呼び出しメッセージを送信し、そのため、第1のUEは呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0077】
本発明の実施形態における、または先行技術における技術的解決策をより明確に説明するために、以下で、各実施形態または先行技術を説明するのに必要な添付の図面について簡単に記述する。明らかに、以下の説明の添付の図面は本発明の一部の実施形態を示すものであり、当業者はこれら添付の図面から難なく他の図面をさらに導出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
図1】本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第1の実施形態の流れ図である。
図2】本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第2の実施形態の流れ図である。
図3】本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第3の実施形態の流れ図である。
図4】本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第4の実施形態の流れ図である。
図5】本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第5の実施形態の流れ図である。
図6】本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第6の実施形態の流れ図である。
図7】本発明によるMCPTTサーバの第1の実施形態の概略構造図である。
図8】本発明によるUEの第1の実施形態の概略構造図である。
図9】本発明によるUEの第2の実施形態の概略構造図である。
図10】本発明によるMCPTTサーバの第2の実施形態の概略構造図である。
図11】本発明によるUEの第3の実施形態の概略構造図である。
図12】本発明によるUEの第4の実施形態の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0079】
本発明の実施形態の目的、技術的解決策、および利点をより明確にするために、以下で、本発明の実施形態の添付の図面に関連して本発明の実施形態の技術的解決策を明確かつ十分に説明する。明らかに、説明される実施形態は本発明の実施形態の全部ではなく一部にすぎない。本発明の実施形態に基づいて当業者によって難なく得られる他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に含まれるものとする。
【0080】
図1は、本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第1の実施形態の流れ図である。図1に示すように、本実施形態の方法は以下のステップを含む。
【0081】
S101.第1のMCPTTサーバが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定し、Nは2以上の整数である。
【0082】
S102.第1のMCPTTサーバは、第1のUEに呼び出しメッセージを送信し、呼び出しメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加えるのに用いられる。
【0083】
本実施形態では、第1のMCPTTサーバが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定することができる。第1のMCPTTサーバは、事前設定ポリシに従って、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定することができ、または
第1のMCPTTサーバは、タイマのタイミングに従って、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定し、または
第1のMCPTTサーバは、本発明の第2の方法実施形態に記載される方法で、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定することができる。本発明の本実施形態では、第1のMCPTTサーバがどのようにしてN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするかを限定しない。
【0084】
次いで、第1のMCPTTサーバは、第1のUEに呼び出しメッセージを送信し、呼び出しメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加えるのに用いられる。第1のUEの関連付けられたユーザを第1のMCPTTユーザと呼び、第1のUEの関連付けられたユーザは、第1のUEを使用するMCPTTユーザを指す。第1のMCPTTユーザは、N個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザであってよい。このように、第1のMCPTTサーバは、N個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザが使用するUEをマルチグループ通話に加えることができ、このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0085】
S102の任意選択の実施方法は、本発明の第4の方法実施形態における第1のMCPTTサーバが第1のUEをマルチグループ通話に加える実施態様と同様である。詳細については、以下の説明を参照されたい。ここでは詳細を述べない。
【0086】
本実施形態で提供されるマルチグループ通話セットアップ方法によれば、第1のMCPTTサーバは、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定し、第1のUEに呼び出しメッセージを送信し、そのため、第1のUEは呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0087】
図2は、本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第2の実施形態の流れ図である。図2に示すように、本実施形態の方法は以下のステップを含む。
【0088】
S201.第1のMCPTTサーバが、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信し、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0089】
S202.第1のMCPTTサーバは、マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、マルチグループ通話をセットアップすることを決定する。
【0090】
本実施形態では、第2のMCPTTユーザは、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話を開始するユーザである。第2のMCPTTユーザは少なくとも1つのMCPTTグループに属するため、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループは、N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つであり、すなわち、N個のMCPTTグループは第2のMCPTTユーザを含む。第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、すなわち、第2のUEは第2のMCPTTユーザによって使用されるUEである。
【0091】
第1のMCPTTサーバは、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信し、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。第1のMCPTTサーバは、マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、マルチグループ通話をセットアップすることを決定する。Nは2以上の整数であり、各MCPTTグループは少なくとも1人のMCPTTユーザを含む。
【0092】
任意選択で、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、一時的なグループの識別子に従って、識別子に対応する一時的なグループを形成しているN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0093】
任意選択で、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループの識別子に従って、N個の識別子に対応するN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0094】
S203.第1のMCPTTサーバは、第1のUEに呼び出しメッセージを送信する。
【0095】
本実施形態では、第1のMCPTTユーザは第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザであり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザである。マルチグループ通話セットアップメッセージを受信する第1のMCPTTサーバは、マルチグループ通話に第1のUEを加えるために、第1のUEに呼び出しメッセージを送信することができる。別のMCPTTユーザが使用するUEがマルチグループ通話に加わるプロセスも同様であり、ここでは詳細を述べない。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0096】
S202の任意選択の実施方法については、本発明の第4の方法実施形態の関連説明を参照されたい。
【0097】
本実施形態で提供されるマルチグループ通話セットアップ方法によれば、第1のMCPTTサーバが、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信し、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、次いで、第1のMCPTTサーバは第1のUEに呼び出しメッセージを送信し(第1のUEの関連付けられたユーザは、第1のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである)、そのため、第1のUEはマルチグループ通話に加わる。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0098】
図3は、本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第3の実施形態の流れ図である。図3に示すように、本実施形態の方法は以下のステップを含む。
【0099】
S301.第2のUEがマルチグループ通話セットアップメッセージを生成し、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0100】
本実施形態では、第2のUEの関連付けられたユーザは第2のMCPTTユーザであり、すなわち、第2のUEは第2のMCPTTユーザによって使用されるUEである。第2のMCPTTユーザが、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話を開始すると、第2のUEは、ユーザ操作に従って、第2のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話を開始したと判定することができる。第2のUEはマルチグループ通話セットアップメッセージを生成することができ、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、Nは2以上の整数であり、各MCPTTグループは少なくとも1人のMCPTTユーザを含む。第2のMCPTTユーザは少なくとも1つのMCPTTグループに属するため、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである。
【0101】
S302.第2のUEは、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する。
【0102】
本実施形態では、第2のUEは第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する。マルチグループ通話セットアップメッセージを受信した後で、第1のMCPTTサーバは、マルチグループ通話セットアップメッセージに従って第1のUEに呼び出しメッセージを送信することができ(第1のUEの関連付けられたユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである)、そのため、第1のUEはN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加わる。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0103】
任意選択で、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、一時的なグループの識別子に従って、識別子に対応する一時的なグループを形成しているN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0104】
任意選択で、第1のMCPTTサーバは一時的なグループのサーバである。
【0105】
任意選択で、第2のUEは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて一時的なグループのサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信することができる。
【0106】
任意選択で、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループの識別子に従って、N個の識別子に対応するN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0107】
本発明の本実施形態で提供されるマルチグループ通話セットアップ方法によれば、第2のUEがマルチグループ通話セットアップメッセージを生成し、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信し、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTサーバは、第1のUEに呼び出しメッセージを送信することができ(第1のUEの関連付けられたユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである)、第1のUEはマルチグループ通話に加わる。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0108】
図4は、本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第4の実施形態の流れ図である。図4に示すように、本実施形態のマルチグループ通話セットアップメッセージは、N個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。本実施形態の方法は以下のステップを含む。
【0109】
S401.第2のUEが、マルチグループ通話セットアップメッセージを生成する。
【0110】
本実施形態では、S401の具体的な実施プロセスについては、本発明の第3の方法実施形態の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を述べない。
【0111】
S402.第2のUEは、一時的なグループのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する。
【0112】
本実施形態では、N個のMCPTTグループが一時的なグループを形成する。一時的なグループには、一時的なグループのMCPTTサーバがある。したがって、第2のUEは、一時的なグループのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する。
【0113】
任意選択の実施方法では、第2のUEは、別のネットワーク要素デバイスを用いずに、一時的なグループのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを直接送信することができる。
【0114】
別の任意選択の実施方法では、第2のUEは、別のネットワークデバイス(例えば、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバ)を用いて一時的なグループのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信することができ、すなわち、第2のUEは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信し、第2のMCPTTユーザのサーバは一時的なグループのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを転送する。
【0115】
本実施形態では、マルチグループ通話セットアップメッセージは、N個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含む。
【0116】
任意選択で、第2のUEは、S402を実行する前に、一時的なグループの識別子をさらに取得することができる。
【0117】
任意選択で、第2のUEは、S402を実行する前に、一時的なグループをさらに作成することができる。
【0118】
S403.一時的なグループのMCPTTサーバは、マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、マルチグループ通話をセットアップすることを決定する。
【0119】
S404.一時的なグループのMCPTTサーバは、一時的なグループの識別子に従って一時的なグループに関する情報を取得する。
【0120】
本実施形態では、一時的なグループのMCPTTサーバは、マルチグループ通話セットアップメッセージを受信した後で、一時的なグループを形成するN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定し、次いで、マルチグループ通話セットアップメッセージ内の一時的なグループの識別子に従って一時的なグループに関する情報を取得することができる。
【0121】
一時的なグループに関する情報は一時的なグループの識別子およびN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0122】
任意選択で、一時的なグループに関する情報は、N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報をさらに含むことができる。
【0123】
次いで、一時的なグループのMCPTTサーバは、マルチグループ通話に第1のUEを加えるために、第1のUEに呼び出しメッセージを送信することができ、第1のUEの関連付けられたユーザは第1のMCPTTユーザであり、第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のユーザである。
【0124】
一時的なグループのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第1の実行可能な実施態様は、S405を含む。
【0125】
S405.一時的なグループのMCPTTサーバは第1のUEに第1のページングメッセージを送信する。
【0126】
本実施形態では、第1のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため第1のUEは第1のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0127】
第1の任意選択の実施方法では、一時的なグループに関する情報が第1のMCPTTユーザに関する情報を含む場合、一時的なグループのMCPTTサーバは第1のMCPTTユーザに関する情報に従って第1のUEに第1のページングメッセージを送信する。第1のMCPTTユーザに関する情報は、第1のMCPTTユーザの識別子および第1のMCPTTユーザの位置情報を含むことができる。
【0128】
第2の任意選択の実施方法では、一時的なグループに関する情報が第1のMCPTTユーザに関する情報を含む場合、第1のMCPTTユーザに関する情報が第1のMCPTTユーザの識別子を含むが、第1のMCPTTユーザの位置情報を含まないときに、一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザの識別子に従って、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバまたはMCPTTユーザに関する情報を記憶したデータベースから第1のMCPTTユーザの位置情報を取得し、次いで、第1のUEに第1のページングメッセージを送信する。
【0129】
任意選択で、第1のページングメッセージは一時的なグループの識別子を含む。
【0130】
任意選択で、第1のページングメッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0131】
一時的なグループのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第2の実行可能な実施態様は、S406およびS407を含む。
【0132】
S406.一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信する。
【0133】
本実施形態では、第2のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第3のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のUEは第3のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0134】
任意選択の実施方法では、一時的なグループに関する情報が第1のMCPTTユーザに関する情報を含む場合、第1のMCPTTユーザに関する情報が第1のMCPTTユーザの識別子を含むが、第1のMCPTTユーザの位置情報を含まず、一時的なグループのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバではないときに、一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザの識別子およびマルチグループ通話セットアップメッセージに従って第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信する。
【0135】
任意選択で、第2のページングメッセージは一時的なグループの識別子を含む。
【0136】
任意選択で、第2のページングメッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0137】
S407.第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信する。
【0138】
本実施形態では、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信した第2のページングメッセージを受信し、次いで、第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第3のページングメッセージは、第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる。
【0139】
任意選択で、第3のページングメッセージは一時的なグループの識別子を含む。
【0140】
任意選択で、第3のページングメッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0141】
第2のページングメッセージと第3のページングメッセージとは同じメッセージであってもよく、すなわち、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信したメッセージを転送し、または
第2のページングメッセージと第3のページングメッセージとは異なるメッセージであってもよく、すなわち、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信したメッセージを構文解析し、次いで、第1のUEに構文解析処理後に取得したメッセージを送信することができることに留意されたい。
【0142】
一時的なグループのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第3の実行可能な実施態様は、S408およびS409を含む。
【0143】
S408.一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信する。
【0144】
本実施形態では、第4のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、第1のUEは第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0145】
任意選択の実施方法では、一時的なグループに関する情報が第1のMCPTTユーザに関する情報を含まない場合、一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループの識別子に従って、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信する。
【0146】
任意選択で、第4のページングメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0147】
任意選択で、第4のページングメッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0148】
S409.第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、第1のUEに第5のページングメッセージを送信する。
【0149】
本実施形態では、第4のページングメッセージを受信した後で、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、第1のUEに第5のページングメッセージを送信することができる。第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、別のネットワーク要素デバイスを用いずに第1のUEに第5のページングメッセージを直接送信してもよく、または
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、別のネットワーク要素デバイス(例えば、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバ)を用いて第1のUEに第5のページングメッセージを送信してもよい。
【0150】
任意選択で、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが第1のUEに送信する第5のページングメッセージは、第1のMCPTTユーザの識別子を搬送することができる。
【0151】
第4のページングメッセージと第5のページングメッセージとは同じメッセージであってもよく、すなわち、一時的なグループのMCPTTサーバと第1のUEとの間のMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信したメッセージを転送するにすぎず、または
第4のページングメッセージと第5のページングメッセージとは異なるメッセージであってもよく、すなわち、一時的なグループのMCPTTサーバと第1のUEとの間のMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信したメッセージを構文解析し、次いで、構文解析処理後に取得したメッセージを送信することができることに留意されたい。
【0152】
S410.第1のUEはマルチグループ通話に加わる。
【0153】
本実施形態では、第1のUEは、受信した第1のページングメッセージ、または受信した第3のページングメッセージ、または受信した第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0154】
任意選択で、第1のUEは、第1のUEにページングメッセージ(例えば、第1のページングメッセージや、第2のページングメッセージや、第5のページングメッセージ)を送信したMCPTTサーバにページング応答メッセージをさらに送信することができる。ページング応答メッセージは、第1のUEがマルチグループ通話に加わることに同意したことを指示するのに用いられる。
【0155】
任意選択で、第1のUEがマルチグループ通話に加わらない場合、第1のUEは、やはり、第1のUEにページングメッセージ(例えば、第1のページングメッセージや、第2のページングメッセージや、第5のページングメッセージ)を送信したMCPTTサーバにページング応答メッセージを送信することができる。ページング応答メッセージは、第1のUEがマルチグループ通話に加わることを拒絶したことを指示するのに用いられる。
【0156】
第1のUEのページング応答メッセージを受信したMCPTTサーバが一時的なグループのMCPTTサーバではない場合、MCPTTサーバは、すべての受信ページング応答メッセージに従って一時的なグループのMCPTTサーバにページング確認応答メッセージを送信する。ページング確認応答メッセージは、マルチグループ通話セットアップ結果、例えば、セットアップの完了やセットアップの失敗を指示し、任意選択で、MCPTTユーザが使用する、マルチグループ通話に加わることに同意したUE、およびマルチグループ通話に加わることを拒絶したMCPTTユーザをさらに指示するのに用いられる。
【0157】
一時的なグループのMCPTTサーバは、前述の第1、第2、または第3の実行可能な実施態様のうちの少なくとも1つに関連して第1のUEに呼び出しメッセージを送信することができ、そのため、第1のUEはマルチグループ通話に加わることに留意されたい。
【0158】
一時的なグループのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第4の実行可能な実施態様は、S411を含む。
【0159】
S411.一時的なグループのMCPTTサーバは第1のUEに第1の通知メッセージを送信する。
【0160】
本実施形態では、第1の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第1の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0161】
任意選択の実施方法では、一時的なグループに関する情報が第1のMCPTTユーザに関する情報を含む場合、一時的なグループのMCPTTサーバは第1のMCPTTユーザに関する情報に従って第1のUEに第1の通知メッセージを送信する。第1のMCPTTユーザに関する情報は、第1のMCPTTユーザの識別子および第1のMCPTTユーザの位置情報を含むことができる。
【0162】
別の任意選択の実施方法では、一時的なグループに関する情報が第1のMCPTTユーザに関する情報を含む場合、第1のMCPTTユーザに関する情報が第1のMCPTTユーザの識別子を含むが、第1のMCPTTユーザの位置情報を含まないときに、一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザの識別子に従って、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバまたはMCPTTユーザに関する情報を記憶したデータベースから第1のMCPTTユーザの位置情報を取得し、次いで、第1のUEに第1の通知メッセージを送信する。
【0163】
任意選択で、第1の通知メッセージは一時的なグループの識別子を含む。
【0164】
任意選択で、第1の通知メッセージは第1のMCPTTユーザの識別子を含む。
【0165】
一時的なグループのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第5の実行可能な実施態様は、S412およびS413を含む。
【0166】
S412.一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2の通知メッセージを送信する。
【0167】
本実施形態では、第2の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第2の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEは第3の通知メッセージ内のセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0168】
任意選択の実施方法では、一時的なグループに関する情報が第1のMCPTTユーザに関する情報を含む場合、第1のMCPTTユーザに関する情報が第1のMCPTTユーザの識別子を含むが、第1のMCPTTユーザの位置情報を含まず、一時的なグループのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバではないときに、一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザの識別子に従って第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2の通知メッセージを送信する。
【0169】
任意選択で、第2の通知メッセージは一時的なグループの識別子を含む。
【0170】
任意選択で、第2の通知メッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0171】
S413.第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信する。
【0172】
本実施形態では、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信した第2の通知メッセージを受信し、次いで、第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられる。
【0173】
任意選択で、第3の通知メッセージは一時的なグループの識別子を含む。任意選択で、第3の通知メッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0174】
第2の通知メッセージと第3の通知メッセージとは同じメッセージであってもよく、すなわち、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信したメッセージを転送し、または
第2の通知メッセージと第3の通知メッセージとは異なるメッセージであってもよく、すなわち、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信したメッセージを構文解析し、次いで、第1のUEに構文解析処理後に取得したメッセージを送信することができることに留意されたい。
【0175】
一時的なグループのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第6の実行可能な実施態様は、S414およびS415を含む。
【0176】
S414.一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信する。
【0177】
本実施形態では、第4の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第4の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、第1のUEは第5の通知メッセージ内のセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0178】
任意選択の実施方法では、一時的なグループに関する情報が第1のMCPTTユーザに関する情報を含まない場合、一時的なグループのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループの識別子に従って、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信する。
【0179】
任意選択で、前述の第1の通知メッセージ、前述の第2の通知メッセージ、または前述の第4の通知メッセージを送信する前に、一時的なグループのMCPTTサーバは、マルチグループ通話のセッション識別子をさらに取得することができる。
【0180】
S415.第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、第1のUEに第5の通知メッセージを送信する。
【0181】
本実施形態では、第4の通知メッセージを受信した後で、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、第1のUEに第5の通知メッセージを送信することができる。第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、別のネットワーク要素デバイスを用いずに第1のUEに第5の通知メッセージを直接送信してもよく、または
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、別のネットワーク要素デバイス(例えば、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバ)を用いて第1のUEに第5の通知メッセージを送信してもよい。
【0182】
任意選択で、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが第1のUEに送信する第5の通知メッセージは、第1のMCPTTユーザの識別子を搬送することができる。
【0183】
第4の通知メッセージと第5の通知メッセージとは同じメッセージであってもよく、すなわち、一時的なグループのMCPTTサーバと第1のUEとの間のMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信したメッセージを転送するにすぎず、または
第4の通知メッセージと第5の通知メッセージとは異なるメッセージであってもよく、すなわち、一時的なグループのMCPTTサーバと第1のUEとの間のMCPTTサーバは、一時的なグループのMCPTTサーバが送信したメッセージを構文解析し、次いで、構文解析処理後に取得したメッセージを送信することができることに留意されたい。
【0184】
S416.第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0185】
本実施形態では、第1のUEがマルチグループ通話に加わる場合、第1のUEは、受信した通知メッセージ(第1の通知メッセージ、または第3の通知メッセージ、または第5の通知メッセージ)内のセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。第1のUEがマルチグループ通話に加わらない場合、第1のUEは通知メッセージを無視し、マルチグループ通話に加わらない。
【0186】
第1のUEは、前述の通知メッセージ(第1の通知メッセージ、または第3の通知メッセージ、または第5の通知メッセージ)を受信した後で、セッション識別子に従ってマルチグループ通話にすぐに加わる場合もあり、または
第1のUEは、前述の通知メッセージ(第1の通知メッセージ、または第3の通知メッセージ、または第5の通知メッセージ)を受信したときに、マルチグループ通話にすぐには加わらない場合もあることに留意されたい。セッション競合により、または別の理由で、第1のUEは、ある期間の遅延の後でセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる場合がある。
【0187】
本実施形態で提供されるマルチグループ通話セットアップ方法によれば、第2のUEが一時的なグループのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信し、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、一時的なグループのMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、次いで、一時的なグループのMCPTTサーバは、一時的なグループの識別子に従って一時的なグループに関する情報を取得し、次いで、マルチグループ通話に第1のUEを加える(第1のUEの関連付けられたユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである)。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0188】
図5は、本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第5の実施形態の流れ図である。図5に示すように、本実施形態のマルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含み、第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。本実施形態の方法は以下のステップを含む。
【0189】
S501.第2のUEが、マルチグループ通話セットアップメッセージを生成する。
【0190】
本実施形態では、S501の具体的な実施プロセスについては、本発明の第4の方法実施形態の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を述べない。
【0191】
S502.第2のUEは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する。
【0192】
S503.第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、マルチグループ通話をセットアップすることを決定する。
【0193】
本実施形態では、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。任意選択で、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、N個のMCPTTグループの識別子に従ってN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報を取得することができる。
【0194】
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバがマルチグループ通話セットアップメッセージを受信した後で、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、マルチグループ通話に第1のUEを加えるために、第1のUEに呼び出しメッセージを送信することができ、第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のユーザである。
【0195】
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第1の実行可能な実施態様は、S504を含む。
【0196】
S504.第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第1のページングメッセージを送信する。
【0197】
本実施形態では、第1のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため第1のUEは第1のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0198】
第1の任意選択の実施方法では、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザに関する情報を取得することができる場合、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のMCPTTユーザに関する情報に従って第1のUEに第1のページングメッセージを送信する。第1のMCPTTユーザに関する情報は、第1のMCPTTユーザの識別子および第1のMCPTTユーザの位置情報を含むことができる。
【0199】
第2の任意選択の実施方法では、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザに関する情報を取得することができる場合、第1のMCPTTユーザに関する情報が第1のMCPTTユーザの識別子を含むが、第1のMCPTTユーザの位置情報を含まないときに、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザの識別子に従って、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバまたはMCPTTユーザに関する情報を記憶したデータベースから第1のMCPTTユーザの位置情報を取得し、次いで、第1のUEに第1のページングメッセージを送信する。
【0200】
任意選択で、第1のページングメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0201】
任意選択で、第1のページングメッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0202】
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第2の実行可能な実施態様は、S505およびS506を含む。
【0203】
S505.第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信する。
【0204】
本実施形態では、第2のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第3のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のUEは第3のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0205】
任意選択の実施方法では、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザに関する情報を取得することができる場合、第1のMCPTTユーザに関する情報が第1のMCPTTユーザの識別子を含むが、第1のMCPTTユーザの位置情報を含まず、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバではないときに、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザの識別子に従って第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信する。
【0206】
任意選択で、第2のページングメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0207】
任意選択で、第2のページングメッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0208】
S506.第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信する。
【0209】
本実施形態では、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した第2のページングメッセージを受信し、次いで、第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第3のページングメッセージは、第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる。
【0210】
任意選択で、第3のページングメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0211】
任意選択で、第3のページングメッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0212】
第2のページングメッセージと第3のページングメッセージとは同じメッセージであってもよく、すなわち、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信したメッセージを転送し、または
第2のページングメッセージと第3のページングメッセージとは異なるメッセージであってもよく、すなわち、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信したメッセージを構文解析し、次いで、第1のUEに構文解析処理後に取得したメッセージを送信することができることに留意されたい。
【0213】
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第3の実行可能な実施態様は、S507およびS508を含む。
【0214】
S507.第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信する。
【0215】
本実施形態では、第4のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、第1のUEは第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0216】
任意選択の実施方法では、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザに関する情報を取得しない場合、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループの識別子に従って、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信する。
【0217】
任意選択で、第4のページングメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0218】
任意選択で、第4のページングメッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0219】
S508.第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、第1のUEに第5のページングメッセージを送信する。
【0220】
本実施形態では、第4のページングメッセージを受信した後で、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、第1のUEに第5のページングメッセージを送信することができる。第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、別のネットワーク要素デバイスを用いずに第1のUEに第5のページングメッセージを直接送信してもよく、または
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、別のネットワーク要素デバイス(例えば、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバ)を用いて第1のUEに第5のページングメッセージを送信してもよい。
【0221】
任意選択で、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが第1のUEに送信する第5のページングメッセージは、第1のMCPTTユーザの識別子を搬送することができる。
【0222】
第4のページングメッセージと第5のページングメッセージとは同じメッセージであってもよく、すなわち、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバと第1のUEとの間のMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信したメッセージを転送するにすぎず、または
第4のページングメッセージと第5のページングメッセージとは異なるメッセージであってもよく、すなわち、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバと第1のUEとの間のMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信したメッセージを構文解析し、次いで、構文解析処理後に取得したメッセージを送信することができることに留意されたい。
【0223】
S509.第1のUEはマルチグループ通話に加わる。
【0224】
本実施形態では、第1のUEは、受信した第1のページングメッセージ、または受信した第3のページングメッセージ、または受信した第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0225】
任意選択で、第1のUEは、第1のUEにページングメッセージ(例えば、第1のページングメッセージや、第2のページングメッセージや、第5のページングメッセージ)を送信したMCPTTサーバにページング応答メッセージをさらに送信することができる。ページング応答メッセージは、第1のUEがマルチグループ通話に加わることに同意したことを指示するのに用いられる。
【0226】
任意選択で、第1のUEがマルチグループ通話に加わらない場合、第1のUEは、やはり、第1のUEにページングメッセージ(例えば、第1のページングメッセージや、第2のページングメッセージや、第5のページングメッセージ)を送信したMCPTTサーバにページング応答メッセージを送信することができる。ページング応答メッセージは、第1のUEがマルチグループ通話に加わることを拒絶したことを指示するのに用いられる。
【0227】
第1のUEのページング応答メッセージを受信したMCPTTサーバが第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバではない場合、MCPTTサーバは、すべての受信ページング応答メッセージに従って第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバにページング確認応答メッセージを送信する。ページング確認応答メッセージは、MCPTTユーザが使用する、マルチグループ通話に加わることに同意したUE、およびマルチグループ通話に加わることを拒絶したMCPTTユーザを指示するのに用いられる。
【0228】
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、前述の第1、第2、または第3の実行可能な実施態様のうちの少なくとも1つに関連して、N個のMCPTTグループ内のMCPTTユーザが使用するUEをマルチグループ通話に加えることができることに留意されたい。
【0229】
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第4の実行可能な実施態様は、S510を含む。
【0230】
S510.第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第1の通知メッセージを送信する。
【0231】
本実施形態では、第1の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第1の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0232】
任意選択の実施方法では、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザに関する情報を取得することができる場合、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のMCPTTユーザに関する情報に従って第1のUEに第1の通知メッセージを送信する。第1のMCPTTユーザに関する情報は、第1のMCPTTユーザの識別子および第1のMCPTTユーザの位置情報を含むことができる。
【0233】
別の任意選択の実施方法では、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザに関する情報を取得することができる場合、第1のMCPTTユーザに関する情報が第1のMCPTTユーザの識別子を含むが、第1のMCPTTユーザの位置情報を含まないときに、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザの識別子に従って、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバまたはMCPTTユーザに関する情報を記憶したデータベースから第1のMCPTTユーザの位置情報を取得し、次いで、第1のUEに第1の通知メッセージを送信する。
【0234】
任意選択で、第1の通知メッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0235】
任意選択で、第1の通知メッセージは第1のMCPTTユーザの識別子を含む。
【0236】
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第5の実行可能な実施態様は、S511およびS512を含む。
【0237】
S511.第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2の通知メッセージを送信する。
【0238】
本実施形態では、第2の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第2の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEは第3の通知メッセージ内のセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0239】
任意選択の実施方法では、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザに関する情報を取得することができる場合、第1のMCPTTユーザに関する情報が第1のMCPTTユーザの識別子を含むが、第1のMCPTTユーザの位置情報を含まないときに、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザの識別子に従って第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2の通知メッセージを送信する。
【0240】
任意選択で、第2の通知メッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0241】
任意選択で、第2の通知メッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0242】
S512.第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信する。
【0243】
本実施形態では、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した第2の通知メッセージを受信し、次いで、第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられる。
【0244】
任意選択で、第3の通知メッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0245】
任意選択で、第3の通知メッセージは第1のMCPTTユーザの識別子をさらに含む。
【0246】
第2の通知メッセージと第3の通知ページングメッセージとは同じメッセージであってもよく、すなわち、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信したメッセージを転送し、または
第2の通知メッセージと第3の通知メッセージとは異なるメッセージであってもよく、すなわち、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信したメッセージを構文解析し、次いで、第1のUEに構文解析処理後に取得したメッセージを送信することができることに留意されたい。
【0247】
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のUEに呼び出しメッセージを送信する第6の実行可能な実施態様は、S513およびS514を含む。
【0248】
S513.第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信する。
【0249】
本実施形態では、第4の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第4の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、第1のUEは第5の通知メッセージ内のセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0250】
任意選択の実施方法では、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが第1のMCPTTユーザに関する情報を取得しない場合、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループの識別子に従って、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信する。
【0251】
任意選択で、前述の第1の通知メッセージ、前述の第2の通知メッセージ、または前述の第4の通知メッセージを送信する前に、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバは、マルチグループ通話のセッション識別子をさらに取得することができる。
【0252】
S514.第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、第1のUEに第5の通知メッセージを送信する。
【0253】
本実施形態では、第4の通知メッセージを受信した後で、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、第1のUEに第5の通知メッセージを送信することができる。第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、別のネットワーク要素デバイスを用いずに第1のUEに第5の通知メッセージを直接送信してもよく、または
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは、別のネットワーク要素デバイス(例えば、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバ)を用いて第1のUEに第5の通知メッセージを送信してもよい。
【0254】
任意選択で、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが第1のUEに送信する第5の通知メッセージは、第1のMCPTTユーザの識別子を搬送することができる。
【0255】
第4の通知メッセージと第5の通知メッセージとは同じメッセージであってもよく、すなわち、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバと第1のUEとの間のMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信したメッセージを転送するにすぎず、または
第4の通知メッセージと第5の通知メッセージとは異なるメッセージであってもよく、すなわち、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバと第1のUEとの間のMCPTTサーバは、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信したメッセージを構文解析し、次いで、構文解析処理後に取得したメッセージを送信することができることに留意されたい。
【0256】
S515.第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0257】
本実施形態では、第1のUEがマルチグループ通話に加わる場合、第1のUEは、受信した通知メッセージ(第1の通知メッセージ、または第3の通知メッセージ、または第5の通知メッセージ)内のセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0258】
第1のUEがマルチグループ通話に加わらない場合、第1のUEは通知メッセージを無視し、マルチグループ通話に加わらない。
【0259】
第1のUEは、前述の通知メッセージ(第1の通知メッセージ、または第3の通知メッセージ、または第5の通知メッセージ)を受信した後で、セッション識別子に従ってマルチグループ通話にすぐに加わる場合もあり、または
第1のUEは、前述の通知メッセージ(第1の通知メッセージ、または第3の通知メッセージ、または第5の通知メッセージ)を受信したときに、マルチグループ通話にすぐには加わらない場合もあることに留意されたい。セッション競合により、または別の理由で、第1のUEは、ある期間の遅延の後でセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる場合がある。
【0260】
本実施形態で提供されるマルチグループ通話セットアップ方法によれば、第2のUEが第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信し、次いで、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバはマルチグループ通話に第1のUEを加える(第1のUEの関連付けられたユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである)。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0261】
図6は、本発明によるマルチグループ通話セットアップ方法の第6の実施形態の流れ図である。図6に示すように、本実施形態の方法は以下のステップを含む。
【0262】
S601.第1のUEが、呼び出しメッセージを受信し、呼び出しメッセージは第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられる。
【0263】
本実施形態では、Nは2以上の整数である。各MCPTTグループは少なくとも1人のMCPTTユーザを含む。第1のUEの関連付けられたユーザは第1のMCPTTユーザであり、すなわち、第1のMCPTTユーザが使用するUEが第1のUEである。第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザであり、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである。
【0264】
S602.第1のUEは、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0265】
任意選択で、第1のUEが、呼び出しメッセージを受信するステップは、
第1のUEが、通知メッセージを受信するステップであって、通知メッセージはN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話のセッション識別子を含み、通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられる、ステップ、
を含む。
【0266】
第1のUEが、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるステップは、
第1のUEが、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるステップ、
を含む。
【0267】
任意選択で、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話は第2のMCPTTユーザによって開始され、第1のUEを使用する第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0268】
任意選択で、第1のUEが、呼び出しメッセージを受信するステップは、
第1のUEが、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、または
第1のUEが、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、または
第1のUEが、N個のMCPTTグループを含む一時的なグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、
を含む。
【0269】
任意選択で、呼び出しメッセージは、N個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子をさらに含む。
【0270】
任意選択で、第1のUEが、呼び出しメッセージを受信するステップは、
第1のUEが、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、または
第1のUEが、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、または
第1のUEが、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信するステップ、
を含む。
【0271】
任意選択で、呼び出しメッセージはN個のMCPTTグループの識別子をさらに含む。
【0272】
任意選択で、第1のUEは、S601を実行した後で、S602の代わりに、第1のUEがマルチグループ通話に加わる必要がない場合、第1のUEが、呼び出しメッセージを無視するステップ、を実行する。
【0273】
本実施形態の具体的な実施プロセスについては、本発明の前述の方法実施形態の関連説明を参照されたい。ここでは詳細を述べない。
【0274】
本実施形態で提供されるマルチグループ通話セットアップ方法によれば、第1のUEは、第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられる呼び出しメッセージを受信し、次いで、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0275】
UEが実行する前述のステップは、実行するためのユーザ操作に従ってUEがトリガし、UEが前述のステップを物理的に実行することに留意されたい。
【0276】
インタラクションを実行する前述のMCPTTサーバが異なるMCPTTシステムに属する場合、MCPTTサーバ間のインタラクションを、中間ネットワーク要素エンティティ、例えば、網間接続ゲートウェイ(interworking Gateway)を用いて実行することがさらに必要になりうることに留意されたい。
【0277】
図7は、本発明によるMCPTTサーバの第1の実施形態の概略構造図である。図7に示すように、本実施形態のMCPTTサーバは第1のMCPTTサーバとして働き、処理部11と送受信部12とを含むことができる。
【0278】
処理部11は、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するように構成されており、Nは2以上の整数である。
【0279】
送受信部12は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するように構成されており、呼び出しメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加えるのに用いられる。
【0280】
第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0281】
任意選択で、送受信部12は、処理部11がN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定する前に、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するようにさらに構成されており、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0282】
第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである。
【0283】
処理部11は、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するときに、
マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、マルチグループ通話をセットアップすることを決定する、
ように特に構成されている。
【0284】
第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0285】
1つの実行可能な実施態様において、マルチグループ通話セットアップメッセージは、N個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含み、第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0286】
任意選択で、送受信部12は、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するときに、
第2のUEが送信し、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが転送したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信する、
ように特に構成されている。
【0287】
任意選択で、処理部11は、送受信部12が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する前に、一時的なグループの識別子に従って一時的なグループに関する情報を取得するようにさらに構成されている。
【0288】
一時的なグループに関する情報は一時的なグループの識別子およびN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0289】
任意選択で、一時的なグループに関する情報は、
N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報
をさらに含む。
【0290】
別の実行可能な実施態様において、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0291】
第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0292】
任意選択で、処理部11は、送受信部12が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する前に、N個のMCPTTグループの識別子に従ってN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報を取得するようにさらに構成されている。
【0293】
任意選択で、送受信部12が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する場合、以下の任意選択の実施方法を用いることもできる。
【0294】
第1の任意選択の実施方法では、送受信部12は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のUEに第1のページングメッセージを送信する、
ように特に構成されている。
【0295】
第1のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のUEは第1のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0296】
第2の任意選択の実施方法では、送受信部12は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信する、
ように特に構成されている。
【0297】
第2のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第1のUEは第3のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0298】
第3の任意選択の実施方法では、送受信部12は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信する、
ように特に構成されている。
【0299】
第4のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、第1のUEは第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第5のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる。
【0300】
第4の任意選択の実施方法では、送受信部12は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のUEに第1の通知メッセージを送信する、
ように特に構成されている。
【0301】
第1の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第1の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0302】
第5の任意選択の実施方法では、送受信部12は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2の通知メッセージを送信する、
ように特に構成されている。
【0303】
第2の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第2の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0304】
第6の任意選択の実施方法では、送受信部12は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信する、
ように特に構成されている。
【0305】
第4の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第4の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0306】
本実施形態のMCPTTサーバは、本発明の前述の方法実施形態において第1のMCPTTサーバによって実行される技術的解決策を実行するように構成することができる。その実現原理は同様であり、ここでは詳細を述べない。
【0307】
本実施形態では、MCPTTサーバの処理部11がN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定し、MCPTTサーバの送受信部12が第1のUEに呼び出しメッセージを送信し、そのため、第1のUEは呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0308】
図8は、本発明によるUEの第1の実施形態の概略構造図である。図8に示すように、本実施形態のUEは第1のUEとして働き、送受信部21と処理部22とを含むことができる。
【0309】
送受信部21は呼び出しメッセージを受信するように構成されており、呼び出しメッセージは第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられる。
【0310】
Nは2以上の整数であり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0311】
処理部22は、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるように構成されている。
【0312】
任意選択で、送受信部21は、呼び出しメッセージを受信するときに、
マルチグループ通話のセッション識別子を含む通知メッセージを受信する、
ように特に構成されている。
【0313】
通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられる。
【0314】
処理部22は、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるときに、
セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる、
ように特に構成されている。
【0315】
任意選択で、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話は第2のMCPTTユーザによって開始される。
【0316】
第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0317】
任意選択で、送受信部21は、呼び出しメッセージを受信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信し、または
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信し、または
N個のMCPTTグループを含む一時的なグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信する、
ように特に構成されている。
【0318】
任意選択で、送受信部21は、呼び出しメッセージを受信するときに、
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信する、
ように特に構成されている。
【0319】
本実施形態のUEは、本発明の前述の方法実施形態において第1のUEによって実行される技術的解決策を実行するように構成することができる。その実現原理は同様であり、ここでは詳細を述べない。
【0320】
本実施形態では、UEの送受信部21が呼び出しメッセージを受信し、呼び出しメッセージは第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられ、次いで、UEの処理部22が呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0321】
図9は、本発明によるUEの第2の実施形態の概略構造図である。図9に示すように、本実施形態のUEは第2のUEとして働き、処理部31と送受信部32とを含むことができる。
【0322】
処理部31は、マルチグループ通話セットアップメッセージを生成するように構成されており、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0323】
Nは2以上の整数であり、第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである。
【0324】
送受信部32は、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するように構成されている。
【0325】
1つの実行可能な実施態様において、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含む。
【0326】
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0327】
任意選択で、送受信部32は、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するときに、
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する、
ように特に構成されている。
【0328】
任意選択で、処理部31は、送受信部32が第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する前に一時的なグループを作成するようにさらに構成されている。
【0329】
別の実行可能な実施態様において、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0330】
第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0331】
本実施形態のUEは、本発明の前述の方法実施形態における第2のUEによって実行される技術的解決策を実行するように構成することができる。その実現原理は同様であり、ここでは詳細を述べない。
【0332】
本実施形態では、UEの処理部31が、マルチグループ通話セットアップメッセージを生成し、UEの送受信部32が、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信し、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTサーバは、第1のUEに呼び出しメッセージを送信することができ(第1のUEの関連付けられたユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである)、第1のUEはマルチグループ通話に加わる。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0333】
図10は、本発明によるMCPTTサーバの第2の実施形態の概略構造図である。図10に示すように、本実施形態のMCPTTサーバは第1のMCPTTサーバとして働き、プロセッサ41と送受信機42とを含むことができる。
【0334】
プロセッサ41は、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するように構成され、Nは2以上の整数である。
【0335】
送受信機42は、第1のユーザ機器UEに呼び出しメッセージを送信するように構成され、呼び出しメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加えるのに用いられる。
【0336】
第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0337】
任意選択で、送受信機42は、プロセッサ41が、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定する前に、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するようにさらに構成され、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0338】
第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである。
【0339】
プロセッサ41は、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定するときに、
マルチグループ通話セットアップメッセージに従って、マルチグループ通話をセットアップすることを決定する、
ように特に構成される。
【0340】
第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0341】
1つの実行可能な実施態様において、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含む。
【0342】
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0343】
任意選択で、送受信機42は、第2のUEが送信したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信するときに、
第2のUEが送信し、第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが転送したマルチグループ通話セットアップメッセージを受信する、
ように特に構成される。
【0344】
任意選択で、プロセッサ41は、送受信機42が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する前に、一時的なグループの識別子に従って一時的なグループに関する情報を取得するようにさらに構成される。
【0345】
一時的なグループに関する情報は一時的なグループの識別子およびN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0346】
任意選択で、一時的なグループに関する情報は、
N個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報
をさらに含む。
【0347】
別の実行可能な実施態様において、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0348】
第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0349】
任意選択で、プロセッサ41は、送受信機42が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する前に、N個のMCPTTグループの識別子に従ってN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つのMCPTTグループ内のMCPTTユーザに関する情報を取得するようにさらに構成される。
【0350】
任意選択で、送受信機42が第1のUEに呼び出しメッセージを送信する場合、以下の任意選択の実施方法を用いることもできる。
【0351】
第1の任意選択の実施方法では、送受信機42は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のUEに第1のページングメッセージを送信する、
ように特に構成される。
【0352】
第1のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のUEは第1のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0353】
第2の任意選択の実施方法では、送受信機42は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2のページングメッセージを送信する、
ように特に構成される。
【0354】
第2のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3のページングメッセージを送信し、第1のUEは第3のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。
【0355】
第3の任意選択の実施方法では、送受信機42は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4のページングメッセージを送信する、
ように特に構成される。
【0356】
第4のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5のページングメッセージを送信し、第1のUEは第5のページングメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第5のページングメッセージは第1のUEをマルチグループ通話に加わるよう呼び出すのに用いられる。
【0357】
第4の任意選択の実施方法では、送受信機42は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のUEに第1の通知メッセージを送信する、
ように特に構成される。
【0358】
第1の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第1の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0359】
第5の任意選択の実施方法では、送受信機42は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバに第2の通知メッセージを送信する、
ように特に構成される。
【0360】
第2の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第2の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバは第1のUEに第3の通知メッセージを送信し、第3の通知メッセージはセッション識別子を含み、第3の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0361】
第6の任意選択の実施方法では、送受信機42は、第1のUEに呼び出しメッセージを送信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバに第4の通知メッセージを送信する、
ように特に構成される。
【0362】
第4の通知メッセージはマルチグループ通話のセッション識別子を含み、第4の通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバは第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、または第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のUEに第5の通知メッセージを送信し、第1のUEはセッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる。
【0363】
本実施形態のMCPTTサーバは、本発明の前述の方法実施形態において第1のMCPTTサーバによって実行される技術的解決策を実行するように構成することができる。その実現原理は同様であり、ここでは詳細を述べない。
【0364】
本実施形態では、MCPTTサーバのプロセッサ41がN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップすることを決定し、MCPTTサーバの送受信機42が第1のUEに呼び出しメッセージを送信し、そのため、第1のUEは呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0365】
図11は、本発明によるUEの第3の実施形態の概略構造図である。図11に示すように、本実施形態のUEは第1のUEとして働き、送受信機51とプロセッサ52とを含むことができる。
【0366】
送受信機51は呼び出しメッセージを受信するように構成され、呼び出しメッセージは第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられる。
【0367】
Nは2以上の整数であり、第1のMCPTTユーザは第1のUEの関連付けられたユーザであり、第1のMCPTTユーザはN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0368】
プロセッサ52は、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるように構成される。
【0369】
任意選択で、送受信機51は、呼び出しメッセージを受信するときに、
マルチグループ通話のセッション識別子を含む通知メッセージを受信する、
ように特に構成される。
【0370】
通知メッセージは第1のUEに、セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わるよう命令するのに用いられる。
【0371】
プロセッサ52は、呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わるときに、
セッション識別子に従ってマルチグループ通話に加わる、
ように特に構成される。
【0372】
任意選択で、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話は第2のMCPTTユーザによって開始される。
【0373】
第1のMCPTTユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである。
【0374】
任意選択で、送受信機51は、呼び出しメッセージを受信するときに、
第1のMCPTTユーザが属するMCPTTグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信し、または
第1のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信し、または
N個のMCPTTグループを含む一時的なグループのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信する、
ように特に構成される。
【0375】
任意選択で、送受信機51は、呼び出しメッセージを受信するときに、
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバが送信した呼び出しメッセージを受信する、
ように特に構成される。
【0376】
本実施形態のUEは、本発明の前述の方法実施形態において第1のUEによって実行される技術的解決策を実行するように構成することができる。その実現原理は同様であり、ここでは詳細を述べない。
【0377】
本実施形態では、UEの送受信機51が呼び出しメッセージを受信し、呼び出しメッセージは第1のUEをN個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話に加えるのに用いられ、次いで、UEのプロセッサ52が呼び出しメッセージに従ってマルチグループ通話に加わる。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0378】
図12は、本発明によるUEの第4の実施形態の概略構造図である。図12に示すように、本実施形態のUEは第2のUEとして働き、プロセッサ61と送受信機62とを含むことができる。
【0379】
プロセッサ61は、マルチグループ通話セットアップメッセージを生成するように構成され、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられる。
【0380】
Nは2以上の整数であり、第2のMCPTTユーザは第2のUEの関連付けられたユーザであり、第2のMCPTTユーザが属するMCPTTグループはN個のMCPTTグループのうちの少なくとも1つである。
【0381】
送受信機62は、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するように構成される。
【0382】
1つの実行可能な実施態様において、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループを含む一時的なグループの識別子を含む。
【0383】
第1のMCPTTサーバは一時的なグループのMCPTTサーバである。
【0384】
任意選択で、送受信機62は、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信するときに、
第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバを用いて第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する、
ように特に構成される。
【0385】
任意選択で、プロセッサ61は、送受信機62が第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信する前に一時的なグループを作成するようにさらに構成される。
【0386】
別の実行可能な実施態様において、マルチグループ通話セットアップメッセージはN個のMCPTTグループの識別子を含む。
【0387】
第1のMCPTTサーバは第2のMCPTTユーザのMCPTTサーバである。
【0388】
本実施形態のUEは、本発明の前述の方法実施形態における第2のUEによって実行される技術的解決策を実行するように構成することができる。その実現原理は同様であり、ここでは詳細を述べない。
【0389】
本実施形態では、UEのプロセッサ61が、マルチグループ通話セットアップメッセージを生成し、UEの送受信機62が、第1のMCPTTサーバにマルチグループ通話セットアップメッセージを送信し、マルチグループ通話セットアップメッセージは、第2のMCPTTユーザによって、第1のMCPTTサーバに、N個のMCPTTグループが関与するマルチグループ通話をセットアップするよう要求するのに用いられ、そのため、第1のMCPTTサーバは、第1のUEに呼び出しメッセージを送信することができ(第1のUEの関連付けられたユーザは、第2のMCPTTユーザを除くN個のMCPTTグループ内の任意のMCPTTユーザである)、第1のUEはマルチグループ通話に加わる。このようにして、N個のMCPTTグループ間でマルチグループ通話を実行することができる。
【0390】
当業者は、前述の方法実施形態の各ステップの全部または一部を関連ハードウェアに命令するプログラムによって実現することができることを理解するであろう。前述のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。プログラムが動作すると、前述の方法実施形態の各ステップが実行される。前述の記憶媒体は、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、略称:ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(Random Access Memory、略称:RAM)、磁気ディスク、光ディスクといった、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0391】
最後に、前述の実施形態は単に本発明の技術的解決策を説明するためのものにすぎず、本発明を限定するためのものではないことに留意すべきである。本発明は前述の実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者は、本発明の実施形態の技術的解決策の範囲を逸脱することなく、さらに、前述の実施形態に記載されている技術的解決策に改変を加え、または前述の実施形態の一部または全部の技術的特徴に対する等価の置換を行うことができることを理解するはずである。
【符号の説明】
【0392】
11 処理部
12 送受信部
21 送受信部
22 処理部
31 処理部
32 送受信部
41 プロセッサ
42 送受信機
51 送受信機
52 プロセッサ
61 プロセッサ
62 送受信機
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12