(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
さて、モバイル装置のうちには、モバイル装置が出力する画面を車載システムにおいて表示することなく、モバイル装置のコンテンツの再生動作を車載システムから制御することを制限するものがある(たとえば、Google社のAndroid Auto)。
【0005】
一方、上述した車載システムにおいて、モバイル装置のオーディオコンテンツの再生動作の操作受け付け用の画面を作成して表示し、当該画面上で受け付けたユーザの操作に応じて、モバイル装置のオーディオコンテンツの再生動作を制御する技術は、モバイル装置が出力する画面を車載システムにおいて表示することなく行われるものである。
【0006】
したがって、この技術によっては、上述したようなモバイル装置が出力する画面を表示することなくモバイル装置のコンテンツの再生動作を車載システムから制御することを制限するモバイル装置については、車載システムにおいて作成した画面を用いてモバイル装置のコンテンツの再生動作の操作を受け付けて、モバイル装置のコンテンツの再生動作を制御することができない。
【0007】
そこで、本発明は、接続されたモバイル装置のコンテンツ再生動作を制御する車載システムにおいて、モバイル装置が出力する画面を表示することなくモバイル装置のコンテンツの再生動作を制御することを制限するモバイル装置についても、車載システムにおいて作成した画面を用いたモバイル装置のコンテンツの再生動作の操作の受け付けと当該操作に応じたモバイル装置のコンテンツの再生動作の制御を行うことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題達成のために、本発明は、コンテンツの再生を行うモバイル装置を接続可能な車載システムに、第1のディスプレイと、第2のディスプレイと、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがあるかどうかを表す表示有無情報を管理する既表示有無管理手段と、接続されたモバイル装置で再生されたコンテンツを出力すると共に、接続されているモバイル装置の操作受付用の画面を生成して、前記第1のディスプレイに表示し、前記画面に対するユーザの操作に応じて、前記モバイル装置のコンテンツの再生動作を制御する再生制御動作を行うモバイル装置コンテンツ再生制御手段と、モバイル装置出力映像表示制御手段とを設けたものである。ここで、前記モバイル装置出力映像表示制御手段は、当該車載システムにおいて、前記モバイル装置のコンテンツの利用を開始する際に、前記既表示有無管理手段が管理している前記表示有無情報が、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがあることを表している場合に、前記モバイル装置コンテンツ再生制御手段に前記再生制御動作を開始させ、前記既表示有無管理手段が管理している前記表示有無情報が、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがないことを表している場合に、接続されているモバイル装置が出力する映像を前記第2のディスプレイへの表示を制御するモバイル装置映像表示処理を行った上で、前記モバイル装置コンテンツ再生制御手段に前記再生制御動作を開始させる。また、前記既表示有無管理手段は、前記モバイル装置出力映像表示制御手段が前記モバイル装置映像表示処理を行ったときに、前記表示有無情報を、当該表示有無情報が接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがあることを表すように更新する。
【0009】
こここで、このような車載システムは、前記モバイル装置出力映像表示制御手段において、当該車載システムにおいて、前記モバイル装置のコンテンツの利用を開始する際に、前記既表示有無管理手段が管理している前記表示有無情報が、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがないことを表している場合に、モバイル装置が出力する映像の表示を行うかどうかをユーザに問い合わせ、ユーザから表示を行う旨の指示を受けた場合にのみ、前記モバイル装置映像表示処理を行った上で、前記モバイル装置コンテンツ再生制御手段に前記再生制御動作を開始させる動作を行うように構成してもよい。
【0010】
また、この場合には、前記モバイル装置出力映像表示制御手段において、前記問い合わせを当該問い合わせ用の画面を前記第1のディスプレイに表示することにより行うと共に、当該問い合わせ用の画面に対するユーザの操作によって前記表示を行う旨の指示を受け付けるようにしてもよい。
【0011】
または、以上の車載システムは、前記モバイル装置出力映像表示制御手段において、前記モバイル装置映像表示処理で、接続されているモバイル装置が出力する映像を前記第2のディスプレイの表示した後に、所定期間経過したときに、当該第2のディスプレイの表示を、前記接続されているモバイル装置が出力する映像を表示する前に当該第2のディスプレイに表示されていた映像の表示に復帰するように構成してもよい。
【0012】
また、前記課題達成のために、本発明は、コンテンツの再生を行うモバイル装置を接続可能な車載システムに、ディスプレイと、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがあるかどうかを表す表示有無情報を管理する既表示有無管理手段と、接続されたモバイル装置で再生されたコンテンツを出力すると共に、接続されているモバイル装置の操作受付用の画面を生成して、前記ディスプレイに表示し、前記画面に対するユーザの操作に応じて、前記モバイル装置のコンテンツの再生動作を制御する再生制御動作を行うモバイル装置コンテンツ再生制御手段と、モバイル装置出力映像表示制御手段とを備えたものである。ここで、前記モバイル装置出力映像表示制御手段は、当該車載システムにおいて、前記モバイル装置のコンテンツの利用を開始する際に、前記既表示有無管理手段が管理している前記表示有無情報が、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがあることを表している場合に、前記モバイル装置コンテンツ再生制御手段に前記再生制御動作を開始させ、前記既表示有無管理手段が管理している前記表示有無情報が、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがないことを表している場合に、接続されているモバイル装置が出力する映像の前記ディスプレイへの所定期間のみの表示を制御するモバイル装置映像表示処理を行った上で、前記モバイル装置コンテンツ再生制御手段に前記再生制御動作を開始させる。また、前記既表示有無管理手段は、前記モバイル装置出力映像表示制御手段が前記モバイル装置映像表示処理を行ったときに、前記表示有無情報を、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがあることを表すように更新する。
【0013】
ここで、以上の車載システムは、前記既表示有無管理手段において、前記モバイル装置の接続が解除されたときに、前記表示有無情報を、当該表示有無情報が、接続されているモバイル装置が出力した映像を当該モバイル装置が接続された後に表示したことがないことを表すように更新するようにしてもよい。
【0014】
また、以上の車載システムにおいて、前記モバイル装置が再生するコンテンツは、オーディオコンテンツであってよい。
以上のような車載システムによれば、モバイル装置のコンテンツの利用を開始する際に、当該モバイル装置が接続されてから当該モバイル装置が出力する映像の表示を1度も行っていない場合には当該映像を表示した上で、モバイル装置のコンテンツの利用を開始するので、モバイル装置が出力する映像を車載システムにおいて表示することなくモバイル装置のコンテンツの再生動作を車載システムから制御することを制限するモバイル装置についても車載システムにおいて生成した操作受付用の画面を用いて、その再生動作を制御することができるようになる。
【0015】
また、モバイル装置が出力する映像の表示は、当該モバイル装置が接続されている期間中、1度だけ行われるので、モバイル装置の利用を開始する度に、毎回、モバイル装置が出力する映像が表示されてしまうことによる煩雑さを回避することができる。
【発明の効果】
【0016】
以上のように、本発明によれば、接続されたモバイル装置のコンテンツ再生動作を制御する車載システムにおいて、モバイル装置が出力する画面を表示することなくモバイル装置のコンテンツの再生動作を制御することを制限するモバイル装置についても、車載システムにおいて作成した画面を用いたモバイル装置のコンテンツの再生動作の操作の受け付けと当該操作に応じたモバイル装置のコンテンツの再生動作の制御を行うことが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る車載システムの構成を示す。
車載システムは自動車に搭載されるシステムであり、図示するように、車載システム1は、下部タッチパネルディスプレイ11、上部ディスプレイ12、スピーカ13、制御装置14、記憶装置やディスクドライブやラジオ放送受信器やGPS受信器などの周辺装置15を備えている。
【0019】
ここで、下部タッチパネルディスプレイ11は、ディスプレイとタッチパネルとを一体化した装置である。
そして、
図2に示すように、下部タッチパネルディスプレイ11はフロントシート前方の左右方向について中央の位置においてダッシュボード内に設置され、上部ディスプレイ12は下部タッチパネルディスプレイ11の上方の位置に設置されている。
【0020】
図1に戻り、車載システム1の制御装置14は、下部タッチパネルディスプレイ11のタッチパネルに対して行われたユーザのタッチ操作の入力を受け付けるタッチ操作入力部141、下部タッチパネルディスプレイ11と上部ディスプレイ12の表示を制御するビデオ出力制御部142、スピーカ13へのオーディオ出力を制御するオーディオ出力制御部143、周辺装置15の制御を行う周辺装置制御部144、モバイル装置2とUSBやBluetooth(登録商標)やWi-Fi等の通信インタフェースで接続しモバイル装置2と通信を行うモバイル装置インタフェース145、以上の各部を制御する制御部146、プレイヤアプリケーション147やナビゲーションアプリケーション148などの複数のアプリケーションを備えている。
【0021】
なお、モバイル装置2は、スマートフォンやタブレット装置などの、ユーザによって携帯される装置である。また、本実施形態において対象とするモバイル装置2は、モバイル装置2が出力する映像を車載システム1において表示することなく、モバイル装置2のコンテンツの再生動作を車載システム1から制御することを制限するものである。また、このモバイル装置2は、モバイル装置2が出力する映像を、1度でも車載システム1において表示した後は、制御装置14との接続が解除されるまで、モバイル装置2が出力する映像を車載システム1において表示していない状態においても、モバイル装置2のコンテンツの再生動作を車載システム1から制御できるものである。
【0022】
ここで、各アプリケーションは、制御部146を介してビデオ出力制御部142の機能を利用して下部タッチパネルディスプレイ11や上部ディスプレイ12への表示を行ったり、制御部146を介してタッチ操作入力部141の機能を利用して下部タッチパネルディスプレイ11に対して行われたタッチ操作を受け付けて所定の処理を行ったり、制御部146を介してオーディオ出力制御部143の機能を利用してスピーカ13に音声を出力したり、制御部146を介して周辺装置制御部144の機能を利用して各周辺装置15を使用したり、制御部146を介してモバイル装置インタフェース145の機能を利用してモバイル装置2と通信を行ったりすることができる。
【0023】
また、プレイヤアプリケーション147は、周辺装置15として備えた記憶装置やディスクドライブに格納されたオーディオコンテンツの再生出力動作の制御や、周辺装置15として備えたラジオ放送受信器で受信するオーディオコンテンツの再生出力動作の制御や、制御装置14に接続されたモバイル装置2のオーディオコンテンツの再生出力動作の制御などを行うアプリケーションである。
【0024】
また、ナビゲーションアプリケーション148は、周辺装置15として備えたGPS受信器等を用いて現在位置を算出すると共に、地図上に現在位置や目的地やルートを表したナビゲーション画面を表示することにより道案内を行うアプリケーションである。
【0025】
なお、以上の制御装置14は、CPUやメモリや周辺回路を備えたコンピュータを用いて構成されるものであってよく、この場合、制御装置14の各部はCPUがコンピュータプログラムを実行することにより実現されるものであってよい。
【0026】
さて、プレイヤアプリケーション147は、所定のユーザ操作に応答して、
図5a1に示すオーディオソース選択画面を下部タッチパネルディスプレイ11に表示し、再生出力するオーディオコンテンツの出力元であるオーディオソースとする機器の選択を受け付ける。
【0027】
そして、オーディオソースとして、モバイル装置2が選択された場合には、
図3に示すモバイル装置コンテンツ再生開始時処理を開始する。なお、オーディオソースとして、モバイル装置2以外の機器が選択された場合、プレイヤアプリケーション147は、その機器の再生動作の操作を受け付けるための画面を下部タッチパネルディスプレイ11に表示し、当該画面に対するユーザ操作を受け付けて、オーディオソースとして選択された機器のオーディオコンテンツの再生出力動作を制御する。
【0028】
さて、
図3に示すように、このモバイル装置コンテンツ再生開始時処理において、プレイヤアプリケーション147は、まず、制御部146に、モバイル装置利用許可問い合わせを発行する(ステップ302)。
【0029】
ここで、制御部146は、プレイヤアプリケーション147からモバイル装置利用許可問い合わせを受け取ったならば、後述するモバイル装置コンテンツ利用開始処理を行って、プレイヤアプリケーション147にモバイル装置利用不許可、または、モバイル装置利用許可のいずれかを応答する。
【0030】
そして、プレイヤアプリケーション147は、制御部146からモバイル装置利用不許可が応答された場合には(ステップ304)、モバイル装置2が利用できない旨を表す利用不可メッセージをオーディオソース選択画面に重畳させた形態で、下部タッチパネルディスプレイ11に所定期間のみ表示し(ステップ310)、モバイル装置コンテンツ再生開始時処理を終了する。
【0031】
一方、プレイヤアプリケーション147は、制御部146からモバイル装置利用許可が応答された場合には(ステップ306)、モバイル装置コンテンツ再生処理を開始し(ステップ308)、モバイル装置コンテンツ再生開始時処理を終了する。
【0032】
ここで、ステップ308で開始したモバイル装置コンテンツ再生処理において、プレイヤアプリケーション147は、モバイル装置2にオーディオコンテンツの再生開始を指示し、モバイル装置2から制御装置14に転送されたオーディオコンテンツのスピーカ13からの再生出力を開始すると共に、
図5a3に示すような再生情報画面を生成して、下部タッチパネルディスプレイ11に表示し、当該再生情報画面で、モバイル装置2の再生動作の操作をユーザから受け付け、受け付けたユーザ操作に応じて、モバイル装置2のオーディオコンテンツの再生動作を制御する。
【0033】
ここで、
図5a3に示すように、再生情報画面には、モバイル装置2から取得した、再生出力中のオーディオコンテンツの情報501を表示する。また、再生情報画面には、スキップ、ポーズ、再生などの、モバイル装置2の再生動作の操作をユーザから受け付けるためのボタン502が設けられている。
【0034】
なお、オーディオコンテンツの再生開始を指示されたモバイル装置2は、モバイル装置2のオーディオコンテンツの制御装置14への転送を開始すると共に、転送中のオーディオコンテンツに関する情報をプレイヤアプリケーション147に提供する。また、モバイル装置2は、プレイヤアプリケーション147の制御に従って、スキップ、ポーズ、再生などの再生動作を行う。
【0035】
以上、プレイヤアプリケーション147が行うモバイル装置コンテンツ再生開始時処理について説明した。
次に、以上のモバイル装置コンテンツ再生開始時処理のステップ302でプレイヤアプリケーション147から発行されたモバイル装置利用許可問い合わせを受けた、制御部146が行うモバイル装置コンテンツ利用開始処理について説明する。
【0036】
図4に、このモバイル装置コンテンツ利用開始処理の手順を示す。
図示するように、制御部146は、モバイル装置コンテンツ利用開始処理において、既表示フラグが設定されているかどうかを調べる(ステップ402)。
ここで、既表示フラグは初期状態ではクリアされておりセットされていない。また、制御部146は、制御装置14とモバイル装置2との接続が解除されたときに既表示フラグをクリアする。
【0037】
そして、既表示フラグが設定されていれば(ステップ402)、モバイル装置利用許可をプレイヤアプリケーション147に応答し(ステップ418)、モバイル装置コンテンツ利用開始処理を終了する。
【0038】
一方、既表示フラグが設定されていない場合には、下部タッチパネルディスプレイ11に、
図5a2に示すような、モバイル装置2のオーディオコンテンツを利用するためにはモバイル装置2の出力映像を表示する必要のある旨の通知と、モバイル装置2の出力映像を表示するかどうかの問い合わせを行うモバイル装置映像表示可否問い合わせ画面を表示する(ステップ404)。
【0039】
そして、モバイル装置映像表示可否問い合わせ画面に対するユーザの操作の発生を待ち(ステップ406)、発生したユーザの操作がモバイル装置2の出力映像の表示を指示する操作でなく、非表示を指示する操作であれば(ステップ408)、モバイル装置利用不許可をプレイヤアプリケーション147に応答し(ステップ420)、モバイル装置コンテンツ利用開始処理を終了する。
【0040】
一方、発生したユーザの操作がモバイル装置2の出力映像の表示を指示する操作である場合には(ステップ408)、モバイル装置2に映像の転送開始を要求する(ステップ410)。
【0041】
ここで、制御部146から、映像の転送開始を要求されたモバイル装置2は、所定の映像の制御装置14への転送を開始する。
そして、制御部146は、モバイル装置2から転送された映像の受信が開始したならば(ステップ412)、上部ディスプレイ12の表示をモバイル装置2から転送された映像の表示に切り替える(ステップ414)。
【0042】
そして、既表示フラグをセットし(ステップ416)、モバイル装置利用許可をプレイヤアプリケーション147に応答し(ステップ418)、モバイル装置コンテンツ利用開始処理を終了する。
【0043】
以上、制御部146が行うモバイル装置コンテンツ利用開始処理について説明した。
以下、このような、プレイヤアプリケーション147が行うモバイル装置コンテンツ再生開始時処理と、制御部146が行うモバイル装置コンテンツ利用開始処理による車載システム1の動作例を示す。
【0044】
いま、制御装置14においてプレイヤアプリケーション147とナビゲーションアプリケーション148とが稼働しており、
図5a1に示すように下部タッチパネルディスプレイ11にプレイヤアプリケーション147の出力画面であるオーディオソース選択画面が表示されており、
図5b1に示すように上部ディスプレイ12にナビゲーションアプリケーション148の出力画面であるナビゲーション画面が表示されているものとする。
【0045】
また、この時点において、既表示フラグはクリアされておりセットされていないものとする。
この状態において、下部タッチパネルディスプレイ11のオーディオソース選択画面に対して、タッチ操作によりユーザがオーディオソースとしてモバイル装置2を選択すると、既表示フラグはクリアされているので、
図5a2に示すように、下部タッチパネルディスプレイ11には、モバイル装置2のオーディオコンテンツを利用するためにはモバイル装置2の出力映像を表示する必要のある旨の通知と、モバイル装置2の出力映像を表示するかどうかの問い合わせを行うモバイル装置映像表示可否問い合わせ画面が表示される。
【0046】
なお、この状態においては、上部ディスプレイ12の表示は
図5b2に示すようにナビゲーション画面の表示に維持される。
そして、
図5a2のモバイル装置映像表示可否問い合わせ画面に対して「はい」ボタン511の操作により、モバイル装置2の出力映像の表示の指示が発生したならば、
図5b3に示すように、上部ディスプレイ12の表示は、ナビゲーション画面の表示から、モバイル装置2から転送された映像の表示に切り替わると共に、既表示フラグがセットされる。
【0047】
また、このモバイル装置2から転送された映像の表示により、モバイル装置2を制御装置14から制御可能な状態となり、プレイヤアプリケーション147のモバイル装置2の制御によって、モバイル装置2のオーディオコンテンツのスピーカ13への再生出力が開始され、下部タッチパネルディスプレイ11に、
図5a3に示すように、再生出力中のオーディオコンテンツの情報501の表示と、モバイル装置2の再生動作の操作をユーザから受け付けるためのボタン502が設けられた再生情報画面が表示される。
【0048】
そして、以降、ユーザは、下部タッチパネルディスプレイ11の再生情報画面のボタン502に操作によって、モバイル装置2のオーディオコンテンツの再生動作を操作することができるようになる。
【0049】
なお、
図5a2のモバイル装置映像表示可否問い合わせ画面に対して「いいえ」ボタン512の操作により、モバイル装置2の出力映像の非表示の指示が発生した場合には、下部タッチパネルディスプレイ11に所定期間、モバイル装置2が利用できない旨を表す利用不可メッセージが、オーディオソース選択画面に重畳した形態で表示されることとなる。
【0050】
次に、プレイヤアプリケーション147が行うモバイル装置コンテンツ再生開始時処理と、制御部146が行うモバイル装置コンテンツ利用開始処理による車載システム1の他の動作例を示す。
【0051】
いま、制御装置14においてプレイヤアプリケーション147とナビゲーションアプリケーション148とが稼働しており、
図6a1に示すように下部タッチパネルディスプレイ11にプレイヤアプリケーション147の出力画面であるオーディオソース選択画面が表示されており、
図6b1に示すように上部ディスプレイ12にナビゲーションアプリケーション148の出力画面であるナビゲーション画面が表示されているものとする。
【0052】
また、この時点において、既表示フラグはセットされているものとする。
この状態において、下部タッチパネルディスプレイ11のオーディオソース選択画面に対して、タッチ操作によりユーザがオーディオソースとしてモバイル装置2を選択すると、既表示フラグがセットされているので、すぐに、モバイル装置2のオーディオコンテンツのスピーカ13への再生出力が開始され、下部タッチパネルディスプレイ11には、
図6a2に示すように、再生出力中のオーディオコンテンツの情報501の表示と、モバイル装置2の再生動作の操作をユーザから受け付けるためのボタン502が設けられた再生情報画面が表示される。
【0053】
そして、以降、ユーザは、下部タッチパネルディスプレイ11の再生情報画面のボタン502に操作によって、モバイル装置2のオーディオコンテンツの再生動作を操作することができるようになる。
【0054】
また、この場合、上部ディスプレイ12にモバイル装置2が転送する映像の表示は行われず、
図6b2に示すように上部ディスプレイ12の表示は、ナビゲーション画面の表示に維持される。
【0055】
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように本実施形態によれば、モバイル装置2のオーディオコンテンツを利用する際に、当該モバイル装置2が接続されてから当該モバイル装置2が出力する映像の表示を1度も行っていない場合には当該映像を表示した上で、モバイル装置2のオーディオコンテンツの利用を開始するので、モバイル装置2が出力する映像を車載システム1において表示することなく、モバイル装置2を車載システム1から制御することを制限するモバイル装置2についても、車載システム1において生成した再生情報画面を用いて、その再生動作を制御することができるようになる。
【0056】
また、モバイル装置2が出力する映像の表示は、当該モバイル装置2が接続されている期間中、1度だけ行われるので、モバイル装置2をオーディオソースとして利用する度に、毎回、モバイル装置2が出力する映像が表示されてしまうことによる煩雑さを回避することができる。
【0057】
ところで、以上の実施形態において制御部146が行う
図4のモバイル装置コンテンツ利用開始処理のステップ414は、上部ディスプレイ12の表示をモバイル装置2から転送された映像の表示に一定期間だけ切り替え、その後に、上部ディスプレイ12の表示を切り替え前の表示に復帰する処理としてもよい。
【0058】
このようにすることにより、
図5に示した動作例では、
図5b3に示すように、上部ディスプレイ12の表示が、ナビゲーション画面の表示から、モバイル装置2から転送された映像の表示に切り替わった後、所定期間経過後に、自動的に、
図5b4に示すように、ナビゲーション画面の表示に復帰する。
【0059】
また、以上の実施形態は、上部ディスプレイ12と下部タッチパネルディスプレイ11との二つのディスプレイを設けた場合について説明したが、一つのディスプレイのみを設ける場合にも、以下のように修正して本実施形態を適用することができる。
【0060】
すなわち、たとえば、上部ディスプレイ12を設けずに、下部タッチパネルディスプレイ11のみをディスプレイとして設ける場合には、制御部146が行う
図4のモバイル装置コンテンツ利用開始処理のステップ414を、下部タッチパネルディスプレイ11をモバイル装置2から転送された映像の表示に一定期間だけ切り替え、その後に、下部タッチパネルディスプレイ11の表示を、切り替え前に画面を表示していたアプリケーションの出力する画面の表示に復帰する処理とすればよい。
【0061】
このようにすることにより、一つのディスプレイのみを設けた場合にも、モバイル装置2が出力する映像を車載システム1において表示することなく、モバイル装置2を車載システム1から制御することを制限するモバイル装置2についても、車載システム1において生成した再生情報画面を用いて、その再生動作を制御することができるようになる。
【0062】
また、モバイル装置2が出力する映像の表示は、当該モバイル装置2が接続されている期間中、1度だけ行われるので、モバイル装置2をオーディオソースとして利用する度に、毎回、モバイル装置2が出力する映像が表示されてしまうことによる煩雑さを回避することができる。
【0063】
ここで、
図7aは、下部タッチパネルディスプレイ11のみをディスプレイとして設けた場合のプレイヤアプリケーション147が行うモバイル装置コンテンツ再生開始時処理と、制御部146が行うモバイル装置コンテンツ利用開始処理による車載システム1の動作例を示したものである。
【0064】
いま、制御装置14においてプレイヤアプリケーション147が稼働しており、
図7a1に示すように下部タッチパネルディスプレイ11にプレイヤアプリケーション147の出力画面であるオーディオソース選択画面が表示されているものとする。
【0065】
また、この時点において、既表示フラグはクリアされておりセットされていないものとする。
この状態において、下部タッチパネルディスプレイ11のオーディオソース選択画面に対して、タッチ操作によりユーザがオーディオソースとしてモバイル装置2を選択すると、既表示フラグはクリアされているので、
図7a2に示すように、下部タッチパネルディスプレイ11には、モバイル装置2のオーディオコンテンツを利用するためにはモバイル装置2の出力映像を表示する必要のある旨の通知と、モバイル装置2の出力映像を表示するかどうかの問い合わせを行うモバイル装置映像表示可否問い合わせ画面が表示される。
【0066】
そして、
図7a2のモバイル装置映像表示可否問い合わせ画面に対して「はい」ボタン511の操作により、モバイル装置2の出力映像の表示の指示が発生したならば、
図7a3に示すように、下部タッチパネルディスプレイ11の表示は、モバイル装置2から転送された映像の表示に切り替わり、既表示フラグがセットされる。また、モバイル装置2から転送された映像の表示により、モバイル装置2を制御装置14から制御可能な状態となり、プレイヤアプリケーション147のモバイル装置2の制御によって、モバイル装置2のオーディオコンテンツのスピーカ13への再生出力が開始される。
【0067】
そして、所定期間経過後に、下部タッチパネルディスプレイ11の表示は、
図7a4に示すように、再生出力中のオーディオコンテンツの情報501の表示と、モバイル装置2の再生動作の操作をユーザから受け付けるためのボタン502が設けられた再生情報画面に切り替わり、以降、ユーザは、下部タッチパネルディスプレイ11の再生情報画面のボタン502に操作によって、モバイル装置2のオーディオコンテンツの再生動作を操作することができるようになる。
【0068】
なお、
図7a2のモバイル装置映像表示可否問い合わせ画面に対して「いいえ」ボタン512の操作により、モバイル装置2の出力映像の非表示の指示が発生した場合には、下部タッチパネルディスプレイ11に所定期間、モバイル装置2が利用できない旨を表す利用不可メッセージが、オーディオソース選択画面に重畳した形態で表示されることとなる。
【0069】
次に、
図7bは、下部タッチパネルディスプレイ11のみをディスプレイとして設けた場合のプレイヤアプリケーション147が行うモバイル装置コンテンツ再生開始時処理と、制御部146が行うモバイル装置コンテンツ利用開始処理による車載システム1の他の動作例を示したものである。
【0070】
いま、制御装置14においてプレイヤアプリケーション147が稼働しており、
図7b1に示すように下部タッチパネルディスプレイ11にプレイヤアプリケーション147の出力画面であるオーディオソース選択画面が表示されているものとする。
【0071】
また、この時点において、既表示フラグはセットされているものとする。
いま、この状態において、下部タッチパネルディスプレイ11のオーディオソース選択画面に対して、タッチ操作によりユーザがオーディオソースとしてモバイル装置2を選択すると、既表示フラグがセットされているので、すぐに、モバイル装置2のオーディオコンテンツのスピーカ13への再生出力が開始され、下部タッチパネルディスプレイ11には、
図7b2に示すように、再生出力中のオーディオコンテンツの情報501の表示と、モバイル装置2の再生動作の操作をユーザから受け付けるためのボタン502が設けられた再生情報画面が表示される。
【0072】
そして、以降、ユーザは、下部タッチパネルディスプレイ11の再生情報画面のボタン502に操作によって、モバイル装置2のオーディオコンテンツの再生動作を操作することができるようになる。
【0073】
ここで、以上では、車載システム1においてモバイル装置2のオーディオコンテンツを利用する場合について示したが、本実施形態は、車載システム1においてモバイル装置2のビジュアルコンテンツやその他のオーディオコンテンツ以外のコンテンツを利用する場合について同様に適用することができる。