特許第6793982号(P6793982)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 横浜空調株式会社の特許一覧

<>
  • 特許6793982-ボードアンカー 図000002
  • 特許6793982-ボードアンカー 図000003
  • 特許6793982-ボードアンカー 図000004
  • 特許6793982-ボードアンカー 図000005
  • 特許6793982-ボードアンカー 図000006
  • 特許6793982-ボードアンカー 図000007
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6793982
(24)【登録日】2020年11月13日
(45)【発行日】2020年12月2日
(54)【発明の名称】ボードアンカー
(51)【国際特許分類】
   F16B 13/04 20060101AFI20201119BHJP
   F16B 13/08 20060101ALI20201119BHJP
   F16B 13/12 20060101ALI20201119BHJP
   E04B 1/48 20060101ALI20201119BHJP
【FI】
   F16B13/04 B
   F16B13/08 A
   F16B13/12 A
   E04B1/48 G
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-195248(P2019-195248)
(22)【出願日】2019年10月28日
【審査請求日】2019年10月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】519385319
【氏名又は名称】横浜空調株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100108062
【弁理士】
【氏名又は名称】日向寺 雅彦
(74)【代理人】
【識別番号】100168332
【弁理士】
【氏名又は名称】小崎 純一
(74)【代理人】
【識別番号】100146592
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100157901
【弁理士】
【氏名又は名称】白井 達哲
(74)【代理人】
【識別番号】100172188
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 敬人
(74)【代理人】
【識別番号】100197538
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 功
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 明
【審査官】 鵜飼 博人
(56)【参考文献】
【文献】 特開2015−194202(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3209554(JP,U)
【文献】 特開平9−25915(JP,A)
【文献】 特開2000−238585(JP,A)
【文献】 特許第3933178(JP,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16B 13/04, 13/14,
13/08, 13/12,
37/04
E04B 1/48
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状の第1端子と、前記第1端子と重ね合わされた板状の第2端子と、を有し、前記第1端子と前記第2端子とが重ね合わされた部分に開口部を有する金属部材と、
前記開口部に嵌合した筒状の樹脂部材と、
を備え、
前記樹脂部材の内周面にタッピングネジがねじ込まれることで、前記第1端子および前記第2端子が互いに離間するように拡開するボードアンカー。
【請求項2】
前記金属部材は、前記第1端子および前記第2端子の一端に設けられた環状のフランジ部と、前記フランジ部の内側に突出したストッパー部と、をさらに有し、
前記樹脂部材は、前記タッピングネジが嵌合される中央孔を有する本体部と、前記本体部の外周面との間に隙間を隔てて前記本体部に片持ち支持された傾倒部と、をさらに有し、
前記傾倒部を内側に傾倒させつつ前記樹脂部材は前記フランジ部の内側から前記開口部に挿入され、前記樹脂部材が前記開口部に嵌合した状態において前記傾倒部は外側に復元し、前記ストッパー部の下方に位置する請求項1記載のボードアンカー。
【請求項3】
前記金属部材は、前記開口部に対し内側に突出したリブをさらに有し、
前記樹脂部材は、前記リブが入り込むスリットをさらに有する請求項1または2に記載のボードアンカー。
【請求項4】
前記第1端子は、前記第2端子に向かって突出した第1突出部を有し、
前記第2端子は、前記第1端子に向かって突出した第2突出部を有し、
前記第1端子の正面視において、前記第2突出部は前記第1突出部の左側に位置し、前記第1突出部は前記第2突出部の右側に位置し、
右回りでねじ込まれる前記タッピングネジが前記第1突出部および前記第2突出部にくさび状に当たることで、前記第1端子と前記第2端子が拡開する請求項1〜3のいずれか1つに記載のボードアンカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボードアンカーに関する。
【背景技術】
【0002】
石膏ボードなどの脆い材質のボードに取付物をネジで固定する際にボードアンカーが用いられている。石膏ボードに打ち込まれたボードアンカーにタッピングネジをねじ込むことで、ボードアンカーの2つの端子の先端部が、石膏ボード内や、石膏ボード裏の空間で拡開し、取付物とボードアンカーが石膏ボードに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3933178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、タッピングネジを選ばずに使い勝手の良いボードアンカーを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、ボードアンカーは、金属部材と、筒状の樹脂部材とを備えている。前記金属部材は、板状の第1端子と、前記第1端子と重ね合わされた板状の第2端子とを有し、前記第1端子と前記第2端子とが重ね合わされた部分に開口部を有する。前記樹脂部材は、前記開口部に嵌合する。前記樹脂部材の内周面にタッピングネジがねじ込まれることで、前記第1端子および前記第2端子が互いに離間するように拡開する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、タッピングネジを選ばずに使い勝手の良いボードアンカーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施形態のボードアンカーの斜視図である。
図2】(a)は本発明の実施形態のボードアンカーの正面図であり、(b)は図2(a)におけるA方向から見た平面図であり、(c)は図2(a)におけるB方向から見た側面図である。
図3】本発明の実施形態のボードアンカーにおける金属部材の斜視図である。
図4図3に示す金属部材の加工前の展開図である。
図5】(a)は本発明の実施形態のボードアンカーにおける樹脂部材の側面図であり、(b)は図5(a)におけるC方向から見た平面図であり、(c)は図5(a)におけるD−D断面図である。
図6】(a)は本発明の実施形態のボードアンカーおよびタッピングネジの石膏ボードへの取付状態を示す断面図であり、(b)は図6(a)の下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。なお、各図面中、同じ要素には同じ符号を付している。
【0009】
図1は、本発明の実施形態のボードアンカー1の斜視図である。
図2(a)は、ボードアンカー1の正面図であり、図2(b)は図2(a)におけるA方向から見た平面図であり、図2(c)は図2(a)におけるB方向から見た側面図である。
【0010】
ボードアンカー1は、金属部材10と、樹脂部材50と、を有する。金属部材10は、板状の第1端子11と、第1端子11と重ね合わされた板状の第2端子12と、を有し、第1端子11と第2端子12とが重ね合わされた部分に開口部26が形成されている。樹脂部材50は筒状に形成され、その内周面にタッピングネジがねじ込まれることで、金属部材10の第1端子11および第2端子12が互いに離間するように拡開する。
【0011】
図3は、金属部材10の斜視図である。
図4は、金属部材10の加工前の展開図である。
【0012】
金属部材10は、図4に示す金属(例えば冷間圧延鋼板)の板状部材を加工して得られる。第1端子11と第2端子12は、連結部17を介して一体につながって形成され、その連結部17が折り曲げられることで、第1端子11と第2端子12とは互いに重ね合わされる。例えば、図4において右側に位置する第1端子11が紙面奥側に折り返され、第2端子12に重ね合わされる。
【0013】
第1端子11と第2端子12とが重ねられた状態で、第1端子11の側縁部に設けられた突出片18が折り曲げられ、図3に示すように、互いに重ねられた第1端子11の側縁部および第2端子12の側縁部を挟み込むように、第2端子12に係合される。
【0014】
第1端子11および第2端子12において連結部17によって連結された部分、および突出片18によってクランプされた部分は、タッピングネジの挿入を受けても拡開せず、重ね合わされた状態が保持される固定部41、42となる。第1端子11および第2端子12において、固定部41、42よりも下方の部分(先端部61、62を含む部分)が拡開可能となる。
【0015】
図4に示す状態において、第1端子11と第2端子12のそれぞれは半円状のフランジ部23、24を有する。第1端子11と第2端子12が重ね合わされると、図3に示すように、それぞれのフランジ部23、24は外側に向けて折り曲げられる。折り曲げられた2つのフランジ部23、24が環状に組み合わさって、その内側に円形の開口25が形成される。その開口25の下方には、開口部26が形成されている。
【0016】
図4に示すように、第1端子11には第1開口部26aが形成され、第2端子12には第2開口部26bが形成されている。第1端子11と第2端子12とが重ね合わされると、第1開口部26aと第2開口部26bも重なり、図3に示す開口部26となる。第1端子11と第2端子12が重ね合わされた部分に、開口部26が形成される。
【0017】
第1端子11の先端部61および第2端子12の先端部62は、鋭角状に形成され、第2端子12の先端部62は、第1端子11の先端部61よりも突出している。したがって、第2端子12の先端部62のみが先に石膏ボードに打ち込まれる。これにより、より小さな力でボードアンカー1を石膏ボードに打ち込みやすくできる。
【0018】
前述したように、第1端子11と第2端子12とが重ね合わされた部分は、タッピングネジの挿入を受けても拡開しない固定部41、42を有する。第1固定部41と第2固定部42が、開口部26をX方向に挟んで位置している。
【0019】
X方向は、第1端子11および第2端子12の幅方向に対応する。第1端子11と第2端子11は、Y方向において重なっている。Y方向は、X方向に直交する。Z方向は、X方向およびY方向に直交し、タッピングネジが挿入される方向に対応する。
【0020】
図4に示すように、第1端子11の第1開口部26aのX方向に対向した一対の側縁部には一対の第1リブ31a、32aが形成され、第2端子12の第2開口部26bのX方向に対向した一対の側縁部には一対の第2リブ31b、32bが形成されている。第1端子11と第2端子12とが重ね合わされると、第1端子11の一方の第1リブ31aと第2端子12の一方の第2リブ31bとが重なり、図3に示すリブ31が形成される。また、第1端子11の他方の第1リブ32aと第2端子12の他方の第2リブ32bとが重なり、図3に示すリブ32が形成される。リブ31、32は、開口部26に露出する。
【0021】
図3に示すように、フランジ部23、24の内縁部に一対のストッパー部71、72が設けられている。ストッパー部71、72は、フランジ部23、24の内側の開口25に突出している。一対のストッパー部71、72は、Y方向に互いに対向している。一対のリブ31、32は、一対のストッパー部71、72とは開口25の中心周りに90°回転した位置にあり、X方向に互いに対向している。
【0022】
開口部26の下方には、第1突出部14と第2突出部16が設けられている。
【0023】
図4に示すように、加工前の状態において、第1突出部14は、第1端子11に形成された開口13をX方向に分断する矩形状に設けられ、第2突出部16は、第2端子12に形成された開口15をX方向に分断する矩形状に設けられている。第1端子11と第2端子12が重ね合わされると、開口13と開口15は互いに重なる。
【0024】
それら矩形状の第1突出部14と第2突出部16のそれぞれは、図3に示すように曲げ加工される。すなわち、第1端子11に設けられた第1突出部14は第2端子12に向かって突出し、第2端子12に形成された開口15から第2端子12の外側に突き抜ける。第2端子12に設けられた第2突出部16は第1端子11に向かって突出し、第1端子11に形成された開口13から第1端子11の外側に突き抜ける。
【0025】
図2(a)に示す第1端子11の正面視において、第2突出部16は第1突出部14の左側に位置し、第1突出部14は第2突出部16の右側に位置する。逆に、図2(a)の紙面裏側の正面視(第2端子12の正面視)において、第1突出部14は第2突出部16の左側に位置し、第2突出部16は第1突出部14の右側に位置する。第1突出部14と第2突出部16は交差している。
【0026】
次に、樹脂部材50について説明する。
【0027】
図5(a)は樹脂部材50の側面図であり、図5(b)は図5(a)におけるC方向から見た平面図であり、図5(c)は図5(a)におけるD−D断面図である。
【0028】
樹脂部材50は、円筒状の本体部51と、一対の傾倒部53と、を有する。本体部51と傾倒部53とは一体に形成されている。樹脂部材50の母材は、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)である。また、樹脂部材50は、例えばガラス繊維含有で強化されている。
【0029】
本体部51には、タッピングネジが挿入される中央孔52が形成されている。一対の傾倒部53は、Y方向に離間している。それぞれの傾倒部53は、本体部51の外周面との間に隙間54を隔てて本体部51に片持ち支持されている。図5(a)における傾倒部53の下部が、本体部51に一体に設けられている。
【0030】
また、本体部51の外周面には、一対のスリット55が形成されている。一対のスリット55は、一対の傾倒部53とは中央孔52の中心軸周りに90°回転した位置にあり、X方向に互いに対向している。
【0031】
樹脂部材50は弾性部材であり、自然状態において、傾倒部53は本体部51の外周面との間に隙間54をあけて本体部51の外周面から離間している。そして、傾倒部53を本体部51の外側面に近づけるように内側に傾倒させつつ、樹脂部材50は金属部材10のフランジ部23、24の内側の開口25から開口部26に挿入され、開口部26に嵌合される。樹脂部材50が開口部26に嵌合した状態において傾倒部53は外側に(自然状態に)復元し、金属部材10のストッパー部71、72の下方に位置する。傾倒部53の上端がストッパー部71、72に当たることで、樹脂部材50の金属部材10からの抜けが規制される。
【0032】
また、金属部材10のリブ31、32が樹脂部材50のスリット55に入り込み、スリット55の上端がリブ31、32の上端に当たることで、樹脂部材50の下方への移動が規制される。さらに、リブ31、32によって、樹脂部材50は回り止めされる。
【0033】
次に、実施形態のボードアンカー1、およびタッピングネジを使って、取付物を石膏ボードに取り付ける方法について説明する。
【0034】
まず、ボードアンカー1が石膏ボードに打ち込まれる。このとき、第1端子11と第2端子12は閉じている。図2(c)において、石膏ボード200を仮想的に2点鎖線で表している。例えばハンマーでボードアンカー1のフランジ部23、24を叩いて、ボードアンカー1を石膏ボード200に打ち込む。ボードアンカー1は石膏ボード200を貫通し、ボードアンカー1の先端部61、62は石膏ボード200の裏側の空間に突き出る。
【0035】
次に、石膏ボード200に打ち込まれたボードアンカー1に、取付物を添えタッピングネジをねじ込む。タッピングネジは、金属部材10の開口25から樹脂部材50の中央孔52に右回りでねじ込まれる。
【0036】
図6(a)は、実施形態のボードアンカー1およびタッピングネジ100の石膏ボード200への取付状態を示す断面図であり、図6(b)は、図6(a)の下面図である。タッピングネジ100の頭部と石膏ボード200との間に、取付物300が取付られる。
【0037】
樹脂部材50の中央孔52の内周面には予め雌ねじは形成されておらず、中央孔52にねじ込まれたタッピングネジ100のネジ山によって中央孔52の内周面に雌ねじが形成される。したがって、使用するタッピングネジ100の種類やネジ山のピッチを選ばず、施工現場での使い勝手が向上する。
【0038】
さらに奥にねじ込まれたタッピングネジ100が、第1突出部14および第2突出部16にくさび状に当たることで、図6(a)に示すように、第1端子11と第2端子12が拡開する。
【0039】
前述したように、図2(a)に示す第1端子11の正面視において、第2端子12に設けられた第2突出部16は、第1端子11に設けられた第1突出部14の左側に位置し、第1突出部14は第2突出部16の右側に位置し、右回りでねじ込まれるタッピングネジ100が第2突出部16の傾斜面および第1突出部14の傾斜面に適切な押圧力を与えることで、タッピングネジ100の回転力が、第1端子11と第2端子12とを広げる力に効率的に変換される。
【0040】
仮に、図2(a)に示す第1端子11の正面視において、第2端子12に設けられた第2突出部16が第1端子11に設けられた第1突出部14の右側に位置し、第1突出部14が第2突出部16の左側に位置していると、タッピングネジ100の回転力は第1突出部14および第2突出部16にうまく伝わらず、第1端子11と第2端子12とは拡開しにくくなる。
【0041】
また、第1突出部14と第2突出部16のX方向の位置をずらして、第1突出部14を第2端子12の外側に突き抜けさせ、第2突出部16を第1端子11の外側に突き抜けさせ、第1突出部14と第2突出部16とを交差させることで、第1端子11と第2端子12の広がる角度を大きくすることができる。これは、ボードアンカー1が石膏ボード200からより抜けにくくする。
【0042】
第1端子11と第2端子12との拡開によりボードアンカー1は石膏ボード200に固定され、タッピングネジ100が樹脂部材50の中央孔52の内周面に螺合することで、ボードアンカー1に対してタッピングネジ100は結合される。タッピングネジ100を、ねじ込むときと逆の左回りに回すとタッピングネジ100はボードアンカー1から外れる。第1端子11および第2端子12はいわゆる板状辺であるので、第1突出部14および第2突出部16がタッピングネジ100から受ける開口力が解除されると、石膏ボード200からボードアンカー1を引き抜くことができる。
【0043】
なお、本実施形態のボードアンカー1を打ち込む対象となるボードは、石膏ボードに限らない。
【0044】
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、それらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0045】
1…ボードアンカー、10…金属部材、11…第1端子、12…第2端子、14…第1突出部、16…第2突出部、23,24…フランジ部、26…開口部、31,32…リブ、50…樹脂部材、51…本体部、52…中央孔、53…傾倒部、54…隙間、55…スリット、71,72…ストッパー部、100…タッピングネジ、200…石膏ボード、300…取付物
【要約】
【課題】タッピングネジを選ばずに使い勝手の良いボードアンカーを提供すること。
【解決手段】ボードアンカーは、金属部材と、筒状の樹脂部材と、を備えている。前記金属部材は、板状の第1端子と、前記第1端子と重ね合わされた板状の第2端子と、を有し、前記第1端子と前記第2端子とが重ね合わされた部分に開口部を有する。前記樹脂部材は、前記開口部に嵌合する。前記樹脂部材の内周面にタッピングネジがねじ込まれることで、前記第1端子および前記第2端子が互いに離間するように拡開する。
【選択図】図6
図1
図2
図3
図4
図5
図6