【実施例1】
【0016】
「キー押し装置2の盤面における清音キー4および濁音キー5の配列」に関しては、「
図2」を参照図として、
1、「清音キー4のひらがな配列」に関しては、「
図2」に図示するキー名のとおりであ る。
2、「濁音キー5の配列」に関しては、「
図2」に図示するように、
イ、「第一濁音キー5」は「第二列のかきくけこ列」の上部の位置に、
ロ、「第二濁音キー5」は「第五列のなにぬねの列」の上部の位置に、
ハ、「第三濁音キー5」は「第八列のやゆよわん列」の上部の位置に、
それぞれ配列される。
【0017】
「キー押し装置2の盤面における清音キー4および濁音キー5を使ってのひらがなの入力方法」については、以下の1〜8のとおりである。
1、「清音」としての「あ・い・う・え・お・か・き・く・け・こ・さ・し・す・せ・そ ・た・ち・つ・て・と・な・に・ぬ・ね・の・は・ひ・ふ・へ・ほ・ま・み・む・め・ も・や・ゆ・よ・わ・ら・り・る・れ・ろ」および「撥音」としての「ん」の入力方法 については、
イ、「『
図2で図示する当該のキー名の清音キー4』を単独で押すこと」によってそれ ぞれ入力する。
2、「濁音」としての「が・ぎ・ぐ・げ・ご・ざ・じ・ず・ぜ・ぞ」の入力方法について は、
イ、「第一濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『か・き・く・け・こ・さ・ し・す・せ・そ』のそれぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
3、「濁音」としての「だ・ぢ・づ・で・ど・ば・び・ぶ・べ・ぼ」の入力方法について は、
イ、「第二濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『た・ち・つ・て・と・は・ ひ・ふ・へ・ほ』のそれぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
4、「半濁音」としての「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の入力方法については、
イ、「第二濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『な・に・ぬ・ね・の』のそ れぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
5、「拗音」としての「ぁ・ぃ・ぅ・ぇ・ぉ」の入力方法については、
イ、「第一濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『あ・い・う・え・お』のそ れぞれのキーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
6、「拗音」としての「ゃ・ゅ・ょ」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『や・ゆ・よ』のそれぞれの キーを押すこと」によってそれぞれ入力する。
7、「促音」としての「っ」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『ま』のキーを押すこと」に よって入力する。
8、「長音」としての「ー」の入力方法については、
イ、「第三濁音キー5を押した直後に清音キー4としての『ら』のキーを押すこと」に よって入力する。
【0018】
「発声障害者が携帯した九列五段キー入力発声器1のキー押し装置2の盤面の清音キー4および濁音キー5に対するキー押し操作を行ない発声装置3における『相応の言葉の発声』を行なう様相に関する例」としては、以下の「1におけるイ〜ホ」および「2におけるイ〜リ」のとおりである。
1、「発声障害者が『こんにちは』という言葉を発声しようとする場合」においては、以 下のイ〜ホのように、「該当の1個の清音キー4を単独で押すこと」によって順次に発 声がなされる。
イ、「『こ』の発声」は、「『こ』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ロ、「『ん』の発声」は、「『ん』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ハ、「『に』の発声」は、「『に』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ニ、「『ち』の発声」は、「『ち』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ホ、「『は』の発声」は、「『わ』の清音キーを押すこと」によってなされる。
2、「発声障害者が『ピッチングフォーム』という言葉を発声しようとする場合」におい ては、以下のイ〜リのように、「該当の1個の清音キー4を単独で押すこと」もしくは 「該当の1個の濁音キー5を押した直後に該当の1個の清音キー4を押すこと」によっ て順次に発声がなされる。
イ、「『ぴ』の発声」は、「第二濁音キーを押した直後に『に』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
ロ、「『っ』の発声」は、「第三濁音キーを押した直後に『ま』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
ハ、「『ち』の発声」は、「『ち』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ニ、「『ん』の発声」は、「『ん』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ホ、「『ぐ』の発声」は、「第一濁音キーを押した直後に『く』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
ヘ、「『ふ』の発声」は、「『ふ』の清音キーを押すこと」によってなされる。
ト、「『ぉ』の発声」は、「第一濁音キーを押した直後に『お』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
チ、「『ー』の発声」は、「第三濁音キーを押した直後に『ら』の清音キーを押すこと 」によってなされる。
リ、「『む』の発声」は、「『む』の清音キーを押すこと」によってなされる。
【0019】
発声障害者は、「携帯した九列五段キー入力発声器1のキー押し装置2の盤面の清音キー4および濁音キー5に対する上記の『1のイ〜ホ』および『2のイ〜リ』に示すようなキー押し操作を行ない発声装置3における相応の発声を行なうこと」によって、他者に対して「『こんにちは』および『ピッチングフォーム』という言葉」を言葉として伝達することができ、本願発明の機能と効果・利便性を得ることができる。
【0020】
昨今の電子機器部品の著しい能力的進化から、発声装置3における発声精度については今後もさらに向上することは確実であり、当然、将来時点においては「本願発明における発声機能の精密性・正確性・高速性」もいっそう向上し、
「発声障害者における幼少年男女・青年男女・壮年男女・老年男女それぞれの声色・声質に対応した人工音声」を発声することによって「発声障害者における言葉の伝達機器としての信頼性・利便性」も十二分に確立されるはずである。
【0021】
もとより、発声障害者が「九列五段キー入力発声器1におけるキー押し操作」において自身の意思や情報を自在に正確に迅速に他者に伝達するためには、事前に「相応の正確かつ迅速なキー押し訓練」を行なっておくことは絶対的に必要であり、「早口な言葉使いにも対応できる程度の迅速なキー押し操作」に習熟しておく必要があることは言うまでもないことである。