特許第6794471号(P6794471)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6794471ポリプロピレンハウジング用の二重ロック構造
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6794471
(24)【登録日】2020年11月13日
(45)【発行日】2020年12月2日
(54)【発明の名称】ポリプロピレンハウジング用の二重ロック構造
(51)【国際特許分類】
   H05K 5/03 20060101AFI20201119BHJP
【FI】
   H05K5/03 D
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-563142(P2018-563142)
(86)(22)【出願日】2016年6月1日
(65)【公表番号】特表2019-519925(P2019-519925A)
(43)【公表日】2019年7月11日
(86)【国際出願番号】IB2016053211
(87)【国際公開番号】WO2017208054
(87)【国際公開日】20171207
【審査請求日】2019年1月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】508097870
【氏名又は名称】コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Continental Automotive GmbH
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100191835
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 真介
(72)【発明者】
【氏名】コン・ヒャン・キート・ジェフ
(72)【発明者】
【氏名】ホル・ジュー・ホウ
(72)【発明者】
【氏名】モーリー・ケビンドラン・ピレー
(72)【発明者】
【氏名】リム・コック・ヒー・アベル
【審査官】 齊藤 健一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭54−84058(JP,U)
【文献】 実開昭62−128685(JP,U)
【文献】 特開平9−136970(JP,A)
【文献】 実開昭52−132728(JP,U)
【文献】 特開平9−210019(JP,A)
【文献】 特開2004−48862(JP,A)
【文献】 実開昭60−27049(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K5/03
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のプラスチック構成要素と、第2のプラスチック構成要素と、該第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素に固定するためのプラスチックのロック機構とを含むプラスチックの装置であって、前記プラスチックのロック機構は、
記第2のプラスチック構成要素と一体的に結合されるU字状のカンチレバー部材と、該U字状のカンチレバー部材と一体的に結合されるキャッチ要素と、前記第1のプラスチック構成要素と一体的に結合されるキャッチ要素保持部とを備える第1のロックユニットと、
記U字状のカンチレバー部材と一体的に結合される突出部材と、前記第1のプラスチック構成要素と一体的に結合される突出部材保持部とを備える第2のロックユニットと
備え、前記プラスチックのロック機構が解除位置とロック位置を提供し、
記解除位置では、前記キャッチ要素は固定されない位置に位置決めされ、前記キャッチ要素は、前記キャッチ要素保持部が前記キャッチ要素をブロックしないように位置決めされていて、前記突出部材は、前記第2のプラスチック構成要素を前記第1のプラスチック構成要素から固定を解除するために前記突出部材保持部が前記突出部材を保持しないように位置決めされていて
記ロック位置では、前記キャッチ要素が固定位置に位置決めされていて、前記キャッチ要素保持部は、前記第2のプラスチック構成要素を前記第1のプラスチック構成要素に固定するために前記キャッチ要素をブロックし、前記キャッチ要素を固定位置に維持するために、前記突出部材保持部が前記突出部材を保持している、
プラスチックの装置。
【請求項2】
前記第1のプラスチック構成要素、前記第2のプラスチック構成要素及び前記プラスチックのロック機構が、タルクで満たされたポリプロピレン材料を含んでいることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックの装置。
【請求項3】
前記プラスチックのロック機構が、前記プラスチックのロック機構を前記ロック位置に位置決めするために前記U字状のカンチレバー部材の第1の端部が前記U字状のカンチレバー部材の第2の端部から離れるよう押圧されるように適合されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックの装置。
【請求項4】
前記プラスチックのロック機構が、前記プラスチックのロック機構を前記解除位置に位置決めするために前記U字状のカンチレバー部材の第1の端部が前記U字状のカンチレバー部材の第2の端部へ向けて押圧されるように適合されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックの装置。
【請求項5】
前記ロック位置においては、前記キャッチ要素保持部が、第1の方向における前記キャッチ要素の、キャッチ要素の固定を解除する移動をブロックし、前記突出部材保持部が、第2の方向における前記突出部材の、突出部材の固定を解除する移動を制限することを特徴とする請求項1に記載のプラスチックの装置。
【請求項6】
前記第2の方向が前記第1の方向に対して垂直であることを特徴とする請求項5に記載のプラスチックの装置。
【請求項7】
前記突出部材が、前記キャッチ要素と前記U字状のカンチレバー部材の第1の端部の間に位置決めされていることを特徴とする請求項3又は4に記載のプラスチックの装置。
【請求項8】
前記突出部材が、ディスク要素を備えることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックの装置。
【請求項9】
前記突出部材保持部が一対の保持アームを備え、該保持アーム及び前記ディスク要素がソケット及びボール結合機構を提供していることを特徴とする請求項8に記載のプラスチックの装置。
【請求項10】
前記U字状のカンチレバー部材の移動を制限する偏向制限部を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックの装置。
【請求項11】
前記第1のプラスチック構成要素を前記第2のプラスチック構成要素に結合するためのプラスチックの一体成形ヒンジを更に備えることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックの装置。
【請求項12】
前記第1のプラスチック構成要素、前記第2のプラスチック構成要素及び前記プラスチックのロック機構が、プラスチック射出成形によって生産されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチックの装置。
【請求項13】
電子的な構成要素を格納するためのプラスチックハウジングであって、該プラスチックハウジングが、
1のプラスチック構成要素と、
2のプラスチック構成要素と、
第2のプラスチック構成要素を前記第1のプラスチック構成に固定するためのプラスチックのロック機構と
備える、請求項1に記載のプラスチック装置を備える
ラスチックハウジング。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、プラスチックハウジング用の改善されたロックに関するものである。プラスチックハウジングは、タルクで満たされたポリプロピレン(PP)を含んでいる。
【背景技術】
【0002】
現在、多くのスナップフィットキャッチ機構は、高延性のプラスチック製品のために使用可能である。これら高延性のプラスチック製品は、ポリカーボネート(PC)材料、アクリルニトリルブタジエンスチレン(ABS)材料又はポリプロピレン(PP)材料で構成されることが可能である。
【0003】
ポリプロピレンは、そのコストを低減するためにタルクで満たされることができる。満たされていないポリプロピレンと比較して、タルクで満たされたポリプロピレンは、より剛直であるとともに低い降伏強さを有しており、これにより、延び又はひずみの増大を伴って永久変形が始まる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の課題は、タルク充填されたポリプロピレン(PP)プラスチックハウジングのための改善されたロック機構を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は、プラスチックハウジングのためのプラスチックの装置を提供するものである。プラスチックハウジングは、例えば電子的な構成要素を格納するために用いられることができる。プラスチックの装置は、第1のプラスチック構成要素と、第2のプラスチック構成要素と、第2のプラスチック構成要素の一部を第1のプラスチック構成要素の一部と固定又はロックするためのプラスチックのロック機構とを含んでいる。
【0006】
一実施例では、第1のプラスチック構成要素はプラスチックケーシングと呼ばれる一方、第2のプラスチック構成要素は保守点検ドアと呼ばれる。プラスチックのロック機構は、保守点検ドアをプラスチックケーシングに固定するためのプッシュトゥロック機構の役割を果たす。プッシュトゥロックロック機構は、スナップフィット機構とは異なる。
【0007】
スナップフィット機構は、フックのような1つの構成要素の突出部を含んでいるとともに、結合操作中に一時的に偏向されるか、又は曲げられる。そして、突出部は、相手方構成要素のくぼみ又はアンダーカットにおいて係合する。
【0008】
プッシュトゥロック機構においては、相手方構成要素のくぼみ又はアンダーカットと係合又は引っ掛けるためにユーザが突出部を押圧する必要がある。
【0009】
プラスチックのロック機構は、第1のロックユニット及び第2のロックユニットを含んでいる。
【0010】
第1のロックユニットは、U字状のカンチレバー部材、キャッチ要素及びキャッチ要素保持ユニットを含んでいる。
【0011】
偏向装置としての役割を果たすU字状のカンチレバー部材は、第2のプラスチック構成要素の一端部と一体的に結合される。
【0012】
キャッチ要素はU字状のカンチレバー部材と一体的に結合されている一方、キャッチ要素保持部は、第1のプラスチック構成要素と一体的に結合されている。キャッチ要素及びキャッチ要素保持部の両者は、第1の保持機構としての役割を果たし、ロック状態では、キャッチ要素保持部がキャッチ要素の移動をブロック又は制限する。
【0013】
第2のロックユニットは、突出部材及び突出部材保持部を含んでいる。突出部材はU字状のカンチレバー部材と一体的に結合されている一方、突出部材保持部は、第1のプラスチック構成要素の一端部と一体的に結合されている。突出部材及び突出部材保持部は、第2の保持機構として作用し、ロック状態では、突出部材の移動を制限するために、突出部材保持部が突出部材を保持又は把持する。
【0014】
プラスチックのロック機構は、解除位置及びロック位置を提供する。
【0015】
解除位置では、キャッチ要素は、固定されない位置に位置決めされる。この固定されない位置では、キャッチ要素保持部がキャッチ要素をブロックしないようにキャッチ要素が位置決めされる。さらに、突出部材も、突出部材保持部が突出部材を保持しないように位置決めされる。これら部材の位置決めにより、第2のプラスチック構成要素が第1のプラスチック構成要素から固定解除されることが可能である。換言すれば、第2のプラスチック構成要素は、第1のプラスチック構成要素から離れるように移動することが可能である。
【0016】
ロック位置では、キャッチ要素は、固定位置に位置決めされ、第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素に固定するためにキャッチ要素保持部がキャッチ要素の移動をブロック又は制限するようにキャッチ要素保持部がキャッチ要素に隣接して位置決めされる。同時に、突出部材保持部は、キャッチ要素を固定位置に維持するために、突出部材を受け入れるとともに保持する。キャッチ要素は、突出部材保持部が突出部材から離れて位置決めされていないとともに突出部材を保持する限り、固定されない位置へ移動することはできない。
【0017】
プラスチックのロック機構は、プラスチックのロック機構を解除位置からロック位置に位置決めするためにU字状のカンチレバー部材の第1の端部がU字状のカンチレバー部材の第2の端部から離れるよう押圧されるように適合されている。
【0018】
詳細には、ユーザは、第2のプラスチック構成要素の外面が第1のプラスチック構成要素の外面と同一平面であるように第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素に隣接して位置決めすることができる。そして、ユーザは、U字状のカンチレバー部材がキャッチ要素の移動をブロックするキャッチ要素保持部にキャッチ要素を隣接させるようにたわむか、又は曲げられるように、U字状のカンチレバー部材の第2の端部から離れるようにU字状のカンチレバー部材の第1の端部を押圧する。固定されたU字状のカンチレバー部材も、突出部材を受け入れるとともに保持するために、突出部材保持部に対して突出部材を位置決めする。これら部材の位置決めは、プラスチックのロック機構をロック位置に位置決めするものである。
【0019】
第1のプラスチック構成要素、第2のプラスチック構成要素及びプラスチックのロック機構は、低コストで剛直な、タルクで満たされたポリプロピレン材料を含んでいる。換言すれば、これら全ての部材は同一の材料で生産されることができ、これにより、これら部材のセンサをプラスチック射出成形の単一のステップによって生産することが可能である。
【0020】
有利には、プラスチックのロック機構は、第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素に対して固定するためのより安定的なそしてより確実なロック位置を提供するために、2つのロックユニットを備えている。このようなプラスチックのロック機構は、振動試験及び機械的な衝撃試験のような自動車試験要件にも適合し得る。
【0021】
さらに、プラスチックのロック機構は、高耐久性を有し得る。プラスチックのロック機構を、破断することなく多数回ロック及びアンロックすることも可能である。
【0022】
さらに、プラスチックの装置は、単一部材で設けられることができ、この単一部材は、1つの動作ステップで成形され、これにより、短い処理時間及び低コストが得られる。加えて、タルクが充填された低コストのポリプロピレンの使用により、更にコストが削減される。
【0023】
本願は、更にプラスチックの装置も提供する。プラスチックの装置は、第1のプラスチック構成要素と、第2のプラスチック構成要素と、第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素と固定するためのプラスチックのロック機構とを含んでいる。
【0024】
プラスチックのロック機構は、第1のロックユニット及び第2のロックユニットを含んでいる。
【0025】
第1のロックユニットは、U字状のカンチレバー部材、キャッチ要素及びキャッチ要素保持ユニットを含んでいる。U字状のカンチレバー部材は、第2のプラスチック構成要素と一体的に結合される。キャッチ要素はU字状のカンチレバー部材と一体的に結合されており、キャッチ要素保持部は、第1のプラスチック構成要素と一体的に結合されている。
【0026】
第2のロックユニットは、突出部材及び突出部材保持部を含んでいる。突出部材はU字状のカンチレバー部材と一体的に結合されている一方、突出部材保持部は、第1のプラスチック構成要素と一体的に結合されている。
【0027】
プラスチックのロック機構は、解除位置及びロック位置を提供する。
【0028】
解除位置では、キャッチ要素は、固定されない位置に位置決めされる。この固定されない位置では、キャッチ要素保持部がキャッチ要素をブロックしないようにキャッチ要素が位置決めされ、第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素から固定解除するために突出部材保持部が突出部を保持しないように突出部材が位置決めされる。
【0029】
ロック位置では、キャッチ要素は、固定位置に位置決めされる。この固定位置では、キャッチ要素保持部が、第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素に固定するためにキャッチ要素の移動をブロック又は制限し、突出部材保持部は、キャッチ要素を固定位置に維持するために突出部材を保持する。
【0030】
第1のプラスチック構成要素、第2のプラスチック構成要素及びプラスチックのロック機構は、タルクで満たされたポリプロピレン材料を含むことができる。
【0031】
プラスチックのロック機構は、プラスチックのロック機構を解除位置からロック位置に位置決めするためにU字状のカンチレバー部材の第1の端部がU字状のカンチレバー部材の第2の端部から離れるよう押圧されるように適合されることができる。
【0032】
逆に、プラスチックのロック機構は、プラスチックのロック機構を解除位置からロック位置に位置決めするためにU字状のカンチレバー部材の第1の端部がU字状のカンチレバー部材の第2の端部へ向けて押圧されるように適合されることができる。
【0033】
ロック位置では、キャッチ要素保持部は、キャッチ要素の第1の方向への、プラスチック構成要素の固定を解除する移動をブロックすることができる。第1の方向は、第1のプラスチック構成要素の外面に対して垂直な平面における方向と呼ばれる。第1の方向へのキャッチ要素の移動は、第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素から固定解除されるように作用する。
【0034】
ロック位置では、突出部材保持部は、突出部材の第2の方向への、突出部材の固定を解除する移動をブロックすることができる。第2の方向への突出部材の移動は、キャッチ要素を、固定されない位置に位置決めするように作用する。
【0035】
第2の方向は、第1の方向に対して垂直であり得る。
【0036】
上述の2つの異なる直交する方向におけるキャッチ要素及び突出部材の移動の制限により、より確実で安定したロック機構の効果的な実施が可能となる。
【0037】
突出部材は、容易な実施のために、キャッチ要素とU字状のカンチレバー部材の第1の端部の間に位置決めされることが可能である。
【0038】
突出部材はディスク要素を含むことができる一方、突出部材保持部は、一対の保持アームを含むことができる。そして、保持アーム及びディスク要素は、より確実で安定した結合を提供することができるソケット及びボール結合機構を提供する。
【0039】
本願の一形態においては、プラスチックの装置は、U字状のカンチレバー部材の移動を制限するための偏向制限部を含んでおり、偏向制限部は、第2のプラスチック構成要素と一体的に結合されることができる。移動の制限は、U字状のカンチレバー部材の高耐久性のためにU字状のカンチレバー部材への応力を低減するように作用する。
【0040】
プラスチックの装置は、第1のプラスチック構成要素を第2のプラスチック構成要素に結合するためのプラスチックの一体成形ヒンジも含むことができる。プラスチックの一体成形ヒンジにより、射出成形が可能である。
【0041】
第1のプラスチック構成要素、第2のプラスチック構成要素及びプラスチックのロック機構は、短い処理時間及び低い生産コストを有するプラスチック射出成形の単一のステップにより生産されることが可能である。
【0042】
本願は、電子的な構成要素を格納するためのプラスチックハウジングも提供するものである。プラスチックハウジングは、第1のプラスチック構成要素、第2のプラスチック構成要素及びプラスチックのロック機構を含む上述のプラスチックの装置を含んでいる。プラスチックのロック機構は第2のプラスチック構成要素を第1のプラスチック構成要素に固定するために用いられる一方、第2のプラスチック構成要素は、保守点検ドアとしての役割を果たす。
【図面の簡単な説明】
【0043】
図1】プラスチックハウジングがドア及びロック機構を有するプラスチックハウジング部分を含み、ロック機構がロック位置に位置決めされた、改善されたプラスチックハウジングユニットの前方の斜視図である。
図2図1のロック機構の平面図である。
図3図2のロック機構の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0044】
以下の説明では、詳細は、本願の実施例を説明するためのものである。しかしながら、実施例はこのような詳細なしに実行され得ることは、当業者にとって明らかである。
【0045】
実施例のいくつかの部材は、類似の部材を有している。類似の部材は、同一の名称又は類似の部材番号を有し得る。1つの類似の部材の説明は、適宜他の同様の部分を参照することで適用され、これにより、本開示を限定することなく文章の繰り返しを低減する。
【0046】
図1には、電子機器のためのプラスチックハウジング1が示されている。このプラスチックハウジング1は、射出成形プロセスを用いてタルク充填ポリプロピレンで製造されている。
【0047】
プラスチックハウジング1は、プラスチックの第1のハウジング部分4と、プラスチックの第2のハウジング部分8と、プラスチックのハウジング部分一体成形ヒンジ(作動ヒンジ)16とを含んでいる。
【0048】
第1のハウジング部分4及び第2のハウジング部分8のそれぞれは、リムを有する開放された長方形のボックスの形状を有している。ハウジング部分一体成形ヒンジ(作動ヒンジ)16は、第1のハウジング部分4のリムを第2のハウジング部分8のリムに一体的に結合させるものである。
【0049】
プラスチックハウジング1は、いくつかのハウジングロックユニット19も含んでいる。各ハウジングロックユニット19は、プラスチックの第1のハウジングロック要素と、対応するプラスチックの第2のハウジングロック要素とを含んでいる。第1のハウジングロック要素は第1のハウジング部分4のリブに位置している一方、第2のハウジングロック要素は、第2のハウジング部分8のリムに位置している。第2のハウジングロック要素は、対応する第1のハウジングロック要素とロックするために適合されている。
【0050】
第2のハウジング部分8を参照すると、この第2のハウジング部分は、プラスチックのプッシュトゥロックロック機構5及びプラスチックのドア一体成形ヒンジ(作動ヒンジ)29を有するプラスチックの保守点検ドア又は保守点検カバー25を含んでいる。
【0051】
一体成形ヒンジ(作動ヒンジ)29は、保守点検ドア25を第2のハウジング部分8に一体的に結合させるものである。保守点検ドア25は、プラスチックのドア一体成形ヒンジ(作動ヒンジ)29の長手軸線周りに回転可能である。
【0052】
図2及び図3においてより良好に見て取れるように、ロック機構5が第1のロックユニット35と、第2のロックユニット80と、ロックユニット移動制限部45とを含んでいる。第1のロックユニット35は、ロックユニット移動制限部45の近傍に位置している。
【0053】
第1のロックユニット35は、キャッチ要素48及びキャッチ要素保持ユニット83を有するU字状のカンチレバー41を含んでいる。U字状のカンチレバー41がプラスチックの保守点検ドア25のエッジ部分に一体的に結合されている一方、キャッチ要素48は、U字状のカンチレバー41に一体的に結合されている。キャッチ要素保持ユニット83は、第2のハウジング部分8のエッジ部分に一体的に結合されている。
【0054】
U字状のカンチレバー41は、ほぼU字状の結合部材42と、細長い第1のアーム部材43と、細長い第2のアーム部材44とを含んでいる。
【0055】
第1のアーム部材43の第1の端部53は、プラスチックの保守点検ドア25に一体的に結合されている一方、第1のアーム部材43の第2の端部は、U字状の結合部材42の一端部に一体的に結合されている。U字状の結合部材42の他端部は、第2のアーム部材44の第1の端部59に一体的に結合されている。第1のアーム部材43及び第2のアーム部材44は、これらが互いに対向するように配置されている。第2のアーム部材44は、第1のアーム部材43に対して、U字状の結合部材42周りに数°だけ回転することができる。
【0056】
第1のアーム部材43は、拡大されたストッパ部分55を含んでいる。拡大されたストッパ部分55は、第1のカンチレバーアーム部材43の他の部分の断面積よりも大きな断面積を有している。
【0057】
キャッチ要素48は、ほぼ直角な台形状の断面を有する細長いはりと、平坦な保持面77とを含んでいる。細長いはりは、第2のアーム部材44の外側部分に一体的に結合されている。
【0058】
キャッチ要素保持ユニット83は、第2のハウジング部分8のエッジ部分に一体的に結合されている。ロック位置では、キャッチ要素保持ユニット83は、ドア25が閉鎖されるとともにドア25が第2のハウジング部分8に対してロックされるようにキャッチ要素48をブロックするように適合されている。
【0059】
第2のロックユニット80は、ディスク突出部47と、一対のディスク保持又はホールドアーム90とを含んでいる。ディスク突出部47は、このディスク突出部47がキャッチ要素48と第2のアーム部材44の第2の端部61の間に位置するように、第2のアーム部材44と一体的に結合されている。ディスクホールドアーム90は、キャッチ要素保持ユニット83と一体的に結合されている。
【0060】
ディスク突出部47は、ディスク部分68を含んでいる。ディスクホールドアーム90のそれぞれは湾曲部分を含んでおり、この湾曲部分は、ロック位置において、ディスクラッチ突出部47のディスク部分68を保持するように適合されている。
【0061】
ロックユニット移動制限部45を参照すると、このロックユニット移動制限部は、細長いストッパ部分55の外面近傍に位置するブロック部分49を含んでいる。
【0062】
使用時には、プラスチックのハウジング1は、電子機器のような物体を格納するためのものである。
【0063】
保守点検ドア25により、物体をプラスチックのハウジング1の内部に配置することが可能である。
【0064】
ロックユニット移動制限部45を参照すると、ブロック部分49は、ストッパ部分55の移動をブロック又は制限するように作用する。
【0065】
プッシュトゥロックロック機構5は、ロック位置及び(ロック)解除位置に位置することが可能である。
【0066】
第1のロックユニット35を参照すると、ロック位置においては、キャッチ要素48の保持面77は、保守点検ドア25が開放されるのを防止するために、図3に示されているようにz軸の方向におけるキャッチ要素48の移動をキャッチ要素保持ユニット83が制限又はブロックするように、キャッチ要素保持ユニット83の外面に隣接して配置されている。z軸はドア25の開放の方向に延びている。
【0067】
第2のロックユニット80を参照すると、ディスク突出部47のディスク部分68は、2つのディスクホールドアーム90の間に位置しており、ディスクホールドアーム90は、図2及び図3に示されているようにy軸に沿ったディスク部分68の移動を制限するためのディスク部分68を保持するために設けられている。y軸は、x軸及びz軸の平面に対して垂直な方向に延びている。x軸は、図1に示されているように、一体成形ヒンジ29の長手軸の方向に延びている。ディスク部分68の移動の制限は、第1のロックユニット35がロック位置から移動することを妨げるか、又は遅らせる。
【0068】
換言すれば、ディスクホールドアーム90は、ディスク部分68を包囲するとともに、キャッチ要素48の移動がキャッチ要素保持ユニット83によって制限されないように、キャッチ要素48のキャッチ要素保持ユニット83からの移動を妨げるために、ディスク部分68を所定の位置に保持する。
【0069】
第2のロックユニット80を参照すると、解除位置では、ディスク部分68が、キャッチ要素48がキャッチ要素保持ユニット83から移動するのを許容するためにディスクホールドアーム90から離れて位置決めされている。
【0070】
第1のロックユニット35を参照すると、キャッチ要素48は、キャッチ要素保持ユニット83がz軸方向におけるキャッチ要素48の移動をブロック又は制限しないように、キャッチ要素保持ユニット83から離れて位置決めされている。換言すれば、第1のロックユニット35により、保守点検ドア25を解放することが可能である。
【0071】
要するに、第2のロックユニット80により、ロックユニット35をロック位置から解除位置へ移動させることが可能である。
【0072】
ロック機構5を解除位置からロック位置へ位置させるために、ユーザは、保守点検ドア25を閉鎖位置に位置させ、保守点検ドア25は、この保守点検ドア25の外面が第2のハウジング部分8の外面と同一平面となるまでプラスチックのドア一体成形ヒンジ29周りに回転する。
【0073】
そして、上述のように、保守点検ドア25を第2のハウジング部分8に固定するために、ロック位置においてロック機構5を位置させるよう、ユーザは、第2のアーム部材44の第2の端部61を第1のアーム部材43の第1の端部53から離れるように押圧する。
【0074】
ロック機構5をロック位置から解除位置へ位置させるために、保守点検ドア25が第2のハウジング部分8に固定されないように、ユーザは、第1のアーム部材43の第1の端部53へ向けて第2のアーム部材44の第2の端部61を押圧する。
【0075】
そして、保守点検ドア25は開放位置に位置され、保守点検ドア25は、この保守点検ドア25の外面が第2のハウジング部分8の外面と同一平面とならないまでプラスチックのドア一体成形ヒンジ29周りに回転する。
【0076】
要するに、プラスチックのU字状のカンチレバー41は、偏向機構として作用する。キャッチ要素48及びキャッチ要素保持ユニット83は、第1の保持機構としての役割を果たす。ディスク部分68及び2つのディスクホールドアーム90は、第2の保持機構として作用する。
【0077】
一般的な意味では、第1のアーム部材43と、ロックユニット移動制限部45のブロック部分49とを第1のアーム部材43の移動を制限するために異なる構成で設けることが可能である。
【0078】
ボール及びソケット保持機構は、ディスク突出部47及び第2のロックユニット80のディスクホールドアーム90を置き換えることが可能である。
【0079】
改善されたロック機構5は、いくつかの利点をもたらす。
【0080】
第1のロックユニット35と、第2のロックユニット80と、ロックユニット移動制限部45のブロック部分49とは、ロック位置において、異なる直交方向においてロック機構5の部分の移動を制限する。そして、これにより、ロック機構5は、安定し、確実なロック位置を有することが可能である。
【0081】
この移動の制限は、ロック機構の部分が細長い破断点(break point)に至るのを妨げ、これにより、ロック機構5の部分の破断が防止される。
【0082】
このようなロック機構5は、振動試験及び機械的な衝撃試験のような自動車試験要件に適合し得る。
【0083】
ロック機構5は、剛直で低い延び破断点を有するプラスチック製品にも適している。なぜなら、ロック機構5の2つのロックユニットはロック位置と解除位置の間で移動する際にわずかにたわむか曲がることのみが必要であるためである。
【0084】
これらの特徴により、破断することなくロック機構5を多数回ロック及びアンロックすることも可能である。換言すれば、ロック機構5は高耐久性を有している。
【0085】
タルクで満たされたポリプロピレン材料は、低い材料コストを有しているとともに、プラスチックのハウジング1を生産するために用いられることができる。
【0086】
ロック機構5は、追加の工具を用いることなく容易に動作されることも可能である。
【0087】
さらに、ロック機構5を有するプラスチックのハウジング1は、単一部材で設けられることができ、この単一部材は、1つの動作ステップで成形され、これにより、短い処理時間及び低コストが得られる。
【0088】
ロック機構5は、全てではないいくつかの上述の利点のみを達成可能な他のプラスチックのロックとは異なっている。
【0089】
実施例は、項目リストにまとめられる特徴又は要素の以下のリストによっても説明され得る。項目リストに開示される特徴の各組合せは、それぞれ、本願の他の特徴とも組み合わせることができる独立した主題とみなされる。
【0090】
1.第1のプラスチック構成要素と、第2のプラスチック構成要素と、該第2のプラスチック構成要素を前記第2のプラスチック構成要素に固定するためのプラスチックのロック機構とを含むプラスチックの装置であって、前記プラスチックのロック機構は、
−前記第2のプラスチック構成要素と一体的に結合されるU字状のカンチレバー部材と、該U字状のカンチレバー部材と一体的に結合されるキャッチ要素と、前記第1のプラスチック構成要素と一体的に結合されるキャッチ要素保持部とを含む第1のロックユニットと、
−前記U字状のカンチレバー部材と一体的に結合される突出部材と、前記第1のプラスチック構成要素と一体的に結合される突出部材保持部とを含む第2のロックユニットと
を含み、前記プラスチックのロック機構が解除位置とロック位置を提供し、
−前記解除位置では、前記キャッチ要素は固定されない位置に位置決めされ、前記キャッチ要素は、前記キャッチ要素保持部が前記キャッチ要素をブロックしないように位置決めされており、前記突出部材は、前記第2のプラスチック構成要素を前記第1のプラスチック構成要素から固定解除するために前記突出部材保持部が前記突出部材を保持しないように位置決めされており、
−前記ロック位置では、前記キャッチ要素が固定位置に位置決めされており、前記キャッチ要素保持部は、前記第2のプラスチック構成要素を前記第1のプラスチック構成要素に固定するために前記キャッチ要素をブロックし、前記キャッチ要素を固定位置に維持するために、前記突出部材保持部が前記突出部材を保持し、前記プラスチックのロック機構が、前記プラスチックのロック機構を前記ロック位置に位置決めするために、前記U字状のカンチレバー部材の第1の端部が前記U字状のカンチレバー部材の第2の端部から離れるように押圧されるように適合されており、前記第1のプラスチック構成要素、前記第2のプラスチック構成要素及び前記プラスチックのロック機構が、タルクで満たされたポリプロピレン材料を含んでいる、前記プラスチックの装置。
【0091】
2.第1のプラスチック構成要素と、第2のプラスチック構成要素と、該第2のプラスチック構成要素を前記第2のプラスチック構成要素に固定するためのプラスチックのロック機構とを含むプラスチックの装置であって、前記プラスチックのロック機構は、
−前記第2のプラスチック構成要素と一体的に結合されるU字状のカンチレバー部材と、該U字状のカンチレバー部材と一体的に結合されるキャッチ要素と、前記第1のプラスチック構成要素と一体的に結合されるキャッチ要素保持部とを含む第1のロックユニットと、
−前記U字状のカンチレバー部材と一体的に結合される突出部材と、前記第1のプラスチック構成要素と一体的に結合される突出部材保持部とを含む第2のロックユニットと
を含み、前記プラスチックのロック機構が解除位置とロック位置を規定し、
−前記解除位置では、前記キャッチ要素は固定されない位置に位置決めされ、前記キャッチ要素は、前記キャッチ要素保持部が前記キャッチ要素をブロックしないように位置決めされており、前記突出部材は、前記第2のプラスチック構成要素を前記第1のプラスチック構成要素から固定解除するために前記突出部材保持部が前記突出部材を保持しないように位置決めされており、
−前記ロック位置では、前記キャッチ要素が固定位置に位置決めされており、前記キャッチ要素保持部は、前記第2のプラスチック構成要素を前記第1のプラスチック構成に固定するために前記キャッチ要素をブロックし、前記キャッチ要素を固定位置に維持するために、前記突出部材保持部が前記突出部材を保持している、前記プラスチックの装置。
【0092】
3.前記第1のプラスチック構成要素、前記第2のプラスチック構成要素及び前記プラスチックのロック機構が、タルクで満たされたポリプロピレン材料を含んでいることを特徴とする項目2に記載のプラスチックの装置。
【0093】
4.前記プラスチックのロック機構が、前記プラスチックのロック機構を前記ロック位置に位置決めするために前記U字状のカンチレバー部材の第1の端部が前記U字状のカンチレバー部材の第2の端部から離れるよう押圧されるように適合されていることを特徴とする項目2又は3に記載のプラスチックの装置。
【0094】
5.前記プラスチックのロック機構が、前記プラスチックのロック機構を前記解除位置に位置決めするために前記U字状のカンチレバー部材の第1の端部が前記U字状のカンチレバー部材の第2の端部へ向けて押圧されるように適合されていることを特徴とする項目2〜4のいずれかに記載のプラスチックの装置。
【0095】
6.前記ロック位置においては、前記キャッチ要素保持部が、第1の方向における前記キャッチ要素の、プラスチック構成要素の固定を解除する移動をブロックし、前記突出部材保持部が、第2の方向における前記突出部材の、突出部材の固定を解除する移動を制限することを特徴とする項目1〜5のいずれかに記載のプラスチックの装置。
【0096】
7.前記第2の方向が前記第1の方向に対して垂直であることを特徴とする項目6に記載のプラスチックの装置。
【0097】
8.前記突出部材が、前記キャッチ要素と前記U字状のカンチレバー部材の第1の端部の間に位置決めされていることを特徴とする項目1〜7のいずれかに記載のプラスチックの装置。
【0098】
9.前記突出部材が、ディスク要素を含んでいることを特徴とする項目1〜8のいずれかに記載のプラスチックの装置。
【0099】
10.前記突出部材保持部が一対の保持アームを含んでおり、該保持アーム及び前記ディスク要素がソケット及びボール結合機構を提供していることを特徴とする項目9に記載のプラスチックの装置。
【0100】
11.前記U字状のカンチレバー部材の移動を制限する偏向制限部を更に含んでいることを特徴とする項目1〜10のいずれかに記載のプラスチックの装置。
【0101】
12.前記第1のプラスチック構成要素を前記第2のプラスチック構成要素に結合するためのプラスチックの一体成形ヒンジを更に含んでいることを特徴とする項目1〜11のいずれかに記載のプラスチックの装置。
【0102】
13.前記第1のプラスチック構成要素、前記第2のプラスチック構成要素及び前記プラスチックのロック機構が、プラスチック射出成形によって生産されていることを特徴とする項目1〜12のいずれかに記載のプラスチックの装置。
【0103】
14.電子的な構成要素を格納するためのプラスチックハウジングであって、該プラスチックハウジングが、
−第1のプラスチック構成要素と、
−第2のプラスチック構成要素と、
−該第2のプラスチック構成要素を前記第1のプラスチック構成に固定するためのプラスチックのロック機構と
を含む項目1〜12のいずれかに記載のプラスチック装置を含んでいる、前記プラスチックハウジング。
【0104】
上記説明は多くの特殊性を含んでいるが、この説明は、実施例の範囲を制限するものとして構成されるべきではなく、予測し得る実施例の実例を単に提供するものである。実施例の上述の利点は、実施例の範囲を制限するものとして構成されるべきではなく、上述の実施例が実施される場合に可能な予測し得る実績を単に説明するものである。したがって、実施例の範囲は、上記例よりはむしろ特許請求の範囲及びこれと同等なものによって規定されるべきである。
【符号の説明】
【0105】
1 プラスチックハウジング
4 第1のハウジング部分
5 ロック機構
8 第2のハウジング部分
16 ハウジング部分一体成形ヒンジ
19 ハウジングロックユニット
25 保守点検ドア25
29 ドア一体成形ヒンジ
35 第1のロックユニット
41 U字状のカンチレバー
42 U字状の結合部材
43 第1のアーム部材
44 第2のアーム部材
45 ロックユニット移動制限部
47 ディスク突出部
48 キャッチ要素
49 ブロック部分
53 第1の端部
54 第2の端部
55 ストッパ部分
59 第1の端部
61 第2の端部
68 ディスク部分
77 保持面
80 第2のロックユニット
83 キャッチ要素保持ユニット
90 ディスク保持アーム
図1
図2
図3