【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 平成30年10月30日にhtts://peraichi.com/landing_pages/view/sentakuclip、平成30年10月31日にhttps://peraichi.com/landing_pages/view/sentakuclipshop、平成30年10月3日、10月7日、10月17日にhttps://www.facebook.com/sentakuclip/にて発表
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した構造体においては、同構造体の骨格に用いられる複数の部材を連結することができる連結部材や構造体を組み立てるために用いられる組み立てキットの提供が強く望まれていた。
【0005】
本願発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、構造体に用いられる複数の部材を連結することができる連結部材、同連結部材により組み立てられる構造体、および同構造体を組み立てるために用いられる組み立てキットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る連結部材は、構造体に用いられる複数の部材を連結する立体形状部を有する連結部材であって、前記立体形状部は、一定の方向に延びる第1の穴と第2の穴を有し、前記第1の穴は、前記複数の部材のうち一の部材を挿入し、前記第2の穴は、前記複数の部材のうち他の部材を挿入することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、前記立体形状部は、一定の方向に延びる第1の穴と第2の穴を有し、前記第1の穴は、前記複数の部材のうち一の部材を挿入し、前記第2の穴は、前記複数の部材のうち他の部材を挿入することとしたので、構造体に用いられる複数の部材を連結することができる。
【0008】
前記立体形状部は、長尺部と短尺部を有し、前記長尺部の前記短尺部に対する比を所定の値とすることができ、前記比を2とすることができる。
【0009】
前記第1の穴と前記第2の穴は、相互に交差するように設けられることとすれば、連結部材を介して複数の部材を交差させて組み付けることができる。
【0010】
前記一の部材の側周面に凹部を設け、前記第1の穴に前記一の部材を挿入しつつ、前記第2の穴に前記他の部材を挿入した状態で、前記一の部材の凹部に前記他の部材の先端部側を挿入させることができる。
【0011】
前記他の部材は、前記一の部材に先端部側を挿入した状態で回転可能とすることができる。
【0012】
前記他の部材の側周面に外方に突出する突出部を設けるとともに、前記第2の穴と前記立体形状部の外側とを連通させる連通部を設け、前記連通部は、前記他の部材の前記第2の穴に対する挿入の挿入方向と前記他の部材の前記一の部材に対する回転の回転方向に対応する前記突出部の移動軌跡に対応する形状に形成されることとすれば、突出部が連通部に案内されるように他の部材を挿入することができる。
【0013】
前記連通部は、第1の溝部と、前記第1の溝部と交差する方向に設けられる第2の溝部と、を有し、前記第1の溝部は、前記挿入方向に対応した形状に形成され、前記第2の溝部は、前記回転方向に対応した形状に形成されることとすれば、第1の溝部に対し交差する第2の溝部に突出部が案内されることにより、他の部材の第2の穴に対する挿入の挿入方向における移動を規制することができる。
【0014】
前記立体形状部は、直方体状とし、前記直方体状の前記立体形状部は、上面、下面、左側面、右側面、前面、後面を有し、前記上面、前記下面、前記前面、前記後面を長尺な面とするとともに、前記左側面、前記右側面を短尺な面とし、前記第1の穴は、前記長尺な面となる前記前面および/または前記後面の一端部寄りに設けられ、前記第2の穴は、前記短尺な面となる左側面、右側面のうち前記前面、前記後面の他端部側にあるいずれかの面に設けられることとすることができる。
【0015】
前記第1の穴と前記第2の穴は、相互に並行して延びるように設けられることとすれば、連結部材を介して複数の部材を相互に並行するように組み付けることができる。
【0016】
前記立体形状部は、直方体状とし、前記直方体状の前記立体形状部は、上面、下面、左側面、右側面、前面、後面を有し、前記上面、前記下面、前記前面、前記後面を長尺な面とするとともに、前記左側面、前記右側面を短尺な面とし、前記第1の穴および前記第2の穴は、前記長尺な面となる前記前面、前記後面を貫通するように設けられることができる。
【0017】
前記短尺な左側面および右側面のうち少なくともいずれか一方を曲面とすることができ、前記曲面は、外側に突出する円弧状の面とすることができる。更に、前記円弧状の面は、半円弧状の面とすることができる。
【0018】
前記一の部材および前記他の部材は、前記部材の中心軸線と直交する面に沿った断面形状が円形の長尺な丸棒状とするとともに、前記第1の穴および前記第2の穴は、前記部材の中心軸線と直交する面に沿った断面形状が円形の形状とし、前記半円弧状の面の円中心は、前記第1の穴および前記第2の穴のうち隣り合う側の穴の円中心と一致することとすれば、連結部材における半円弧状の短尺な面を他の連結部材の所定の面に当接させながら、前記短尺な面に隣り合う側の穴に前記丸棒状の部材を挿入しつつ、前記部材の中心軸線回りに回転させることができる。すなわち、扉等の構造体の回転を要する部位に半円弧状の短尺な面を有する連結部材を用いることにより、構造体の回転を要する構成を可能とすることができる。
【0019】
上記目的を達成するために、本発明に係る構造体は、複数の部材と、前記複数の部材を連結する立体形状部を有する第1の連結部材および第2の連結部材と、を有し、前記複数の部材と前記第1の連結部材および前記第2の連結部材により組み立てられる構造体であって、前記第1の連結部材の前記立体形状部は、一定の方向に延びる第1の穴と第2の穴を有し、前記第1の穴は、前記複数の部材のうち一の部材を挿入し、前記第2の穴は、前記複数の部材のうち他の部材を挿入し、前記第1の穴と前記第2の穴は、相互に交差するように設けられ、前記第2の連結部材の前記立体形状部は、一定の方向に延びる第1の穴と第2の穴を有し、前記第1の穴は、前記複数の部材のうち一の部材を挿入し、前記第2の穴は、前記複数の部材のうち他の部材を挿入し、前記第1の穴と前記第2の穴は、相互に並行して延びるように設けられ、前記第1の連結部材の立体形状部および前記第2の連結部材の立体形状部は、長尺部と短尺部を有し、前記長尺部の前記短尺部に対する比を同じ値とすることを特徴とする。
【0020】
前記複数の部材を連結する立体形状部を有する第3の連結部材を有し、前記第3の連結部材の前記立体形状部は、一定の方向に延びる第1の穴と第2の穴を有し、前記第1の穴は、前記複数の部材のうち一の部材を挿入し、前記第2の穴は、前記複数の部材のうち他の部材を挿入し、前記短尺な左右の側面を曲面とし、前記曲面と前記第1の連結部材および/または前記第2の連結部材とを当接させて設けられ、前記第3の連結部材の立体形状部は、長尺部と短尺部を有し、前記第3の連結部材の立体形状部の前記長尺部の前記短尺部に対する比を、前記第1の連結部材の立体形状部および前記第2の連結部材の立体形状部の前記長尺部の前記短尺部に対する比と同じ値とすることができる。
【0021】
前記長尺部の前記短尺部に対する比を2とすることができる。
【0022】
構造体に用いられ所定の間隔を置いて設けられる所定の部材間に設けられる棚板を有し、前記棚板は、前記部材に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部に設けられる棚板部と、を有することができる。
【0023】
前記棚板は、前記嵌合部の投影形状と同形状の欠け部を有し、前記欠け部は、前記嵌合部を嵌め込み可能とするとともに、前記連結部材を嵌め込み可能とすることとすれば、棚板に他の棚板や連結部材を嵌め込むことが可能となる。
【0024】
上記目的を達成するために、本発明に係る組み立てキットは、構造体を組み立てるために用いられる組み立てキットであって、複数の部材と、前記複数の部材を連結する立体形状部を有する第1の連結部材および第2の連結部材と、を有し、前記第1の連結部材の前記立体形状部は、一定の方向に延びる第1の穴と第2の穴を有し、前記第1の穴は、前記複数の部材のうち一の部材を挿入し、前記第2の穴は、前記複数の部材のうち他の部材を挿入し、前記第1の穴と前記第2の穴は、相互に交差するように設けられ、前記第2の連結部材の前記立体形状部は、一定の方向に延びる第1の穴と第2の穴を有し、前記第1の穴は、前記複数の部材のうち一の部材を挿入し、前記第2の穴は、前記複数の部材のうち他の部材を挿入し、前記第1の穴と前記第2の穴は、相互に並行して延びるように設けられ、前記第1の連結部材の立体形状部および前記第2の連結部材の立体形状部は、長尺部と短尺部を有し、前記長尺部の前記短尺部に対する比を同じ値とすることを特徴とする。
【0025】
前記複数の部材を連結する立体形状部を有する第3の連結部材を有し、前記第3の連結部材の前記立体形状部は、一定の方向に延びる第1の穴と第2の穴を有し、前記第1の穴は、前記複数の部材のうち一の部材を挿入し、前記第2の穴は、前記複数の部材のうち他の部材を挿入し、前記短尺な左右の側面を曲面とし、前記曲面と前記第1の連結部材および/または前記第2の連結部材とを当接させて設けられ、前記第3の連結部材の立体形状部は、長尺部と短尺部を有し、前記第3の連結部材の立体形状部の前記長尺部の前記短尺部に対する比を、前記第1の連結部材の立体形状部および前記第2の連結部材の立体形状部の前記長尺部の前記短尺部に対する比と同じ値とすることができる。
【0026】
前記長尺部の前記短尺部に対する比を2とすることができる。
【0027】
構造体の所定の部材間に設けられる棚板を有し、前記棚板は、前記複数の部材に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部に設けられる棚板部と、を有することができる。
【0028】
前記棚板は、前記嵌合部の投影形状と同形状の欠け部を有し、前記欠け部は、前記嵌合部を嵌め込み可能とするとともに、前記連結部材を嵌め込み可能とすることができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、構造体に用いられる複数の部材を連結することができる。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。本発明は、構造体に用いられる複数の棒状部材を連結することができる連結部材、同構造体に用いられる棚板、同連結部材により組み立てられる構造体、同構造体を組み立てるために用いられる組み立てキットに関する。なお、以下においては、各方向は図中に明示された方向を基準とする。
【0032】
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る組み立てキットの構成を示す図、
図2は、本発明の第1実施形態に係る構造体の構成を示す斜視図、
図3は、同構造体の一部を拡大して示す斜視図、
図4は、同構造体に用いられる第1の棒状部材の構成を示す図、
図5は、同構造体に用いられる第2の棒状部材の構成を示す図、
図6は、同構造体に用いられる第3の棒状部材の構成を示す図、
図7は、同構造体に用いられる第1の連結部材の構成を示す斜視図、
図8は、同構造体に用いられる第1の連結部材の構成を示す図、
図9は、同構造体に用いられる第2の連結部材の構成を示す斜視図、
図10は、同構造体に用いられる第2の連結部材の構成を示す図、
図11は、同構造体に用いられる棚板の下面側を上向きにしたときの斜視図、
図12は、同構造体に用いられる棚板の構成を示す図、
図13は、同構造体の棚板を一部拡大して示す平面図、
図14は、同構造体の棚板を一部拡大して示す正面図、
図15は、同構造体の棚板にける第2の棚板部の第2の突出部の構成を拡大して示す正面図、
図16は、同構造体の棚板を複数列並べた状態を示す平面図、
図17は、同構造体の棚板の欠け部に連結部材を嵌め込んだ状態を示す図、
図18は、同構造体の一の棚板に他の棚板を垂直に立てた状態を示す正面図である。
【0033】
図1乃至
図3に示すように、構造体1の概要を説明すると、構造体1は、同構造体1を組み立てるために用いられる組み立てキット100により組み立てることができる。構造体1および組み立てキット100は、複数の棒状部材10,20,30と、第1の連結部材40および第2の連結部材50と、棚板60と、を有し、第1の連結部材40および第2の連結部材50は、複数の棒状部材10,20,30を連結する立体形状部40´,50´を有している。
【0034】
すなわち、構造体1は、複数の棒状部材10,20,30と第1の連結部材40および第2の連結部材50により組み立てられる骨格を有する構造体1となっており、棚板60は、一の棒状部材10,20,30と他の棒状部材10,20,30との間に懸架するように設けることができる。
図2および
図3に示す構造体1は、シューズラックの例を示しており、シューズ(図示せぬ)を棚板60の上面64側に載置することができる。
【0035】
棒状部材10,20,30は、第1の棒状部材10、第2の棒状部材20、第3の棒状部材30を含んでいる。第1の棒状部材10、第2の棒状部材20、第3の棒状部材30は、木製となっている。
【0036】
第1の棒状部材10は、
図4に示すように、棒状より詳しくは丸棒状となっており、円柱形状となっている。第1の棒状部材10の外径寸法は、12mmとなっており、第1の棒状部材10の両先端部10aは側周面10bと直交する平坦な面となっている。
【0037】
第1の棒状部材10は、側周面10bに複数の凹状の凹部11を有しており、凹部11は、円柱形状となっている。複数の凹部11は、第1の棒状部材10の側周面10bの両端部10a側および中間部に設けられており、同一の径方向を向くように設けられている。
【0038】
第2の棒状部材20は、
図5に示すように、棒状より詳しくは丸棒状となっており、第2の棒状部材20の外径寸法は、12mmとなっている。第2の棒状部材20は、円柱形状の両先端部20aは尖がった形状より詳しくは円錐形状更に詳しくは円錐台形状となっている。
【0039】
第2の棒状部材20は、両先端部20aの円錐台形状の側周面20bに外方に突出する突出部21を有しており、突出部21は、同一の径方向を向くように設けられている。
【0040】
第3の棒状部材30は、
図6に示すように、棒状より詳しくは丸棒状となっており、第3の棒状部材30の外径寸法は、12mmとなっている。第3の棒状部材30は、円柱形状の両先端部30aは尖がった形状より詳しくは円錐形状更に詳しくは円錐台形状となっている。
【0041】
第3の棒状部材30は、両先端部30aの円錐台形状の側周面30a´に外方に突出する突出部31を有しており、突出部31は、同一の径方向を向くように設けられている。
【0042】
また、第3の棒状部材30は、円柱形状の側周面30bに複数の凹状の凹部32を有しており、凹部32は、円柱形状となっている。複数の凹部32は、第3の棒状部材30の側周面30bの両端部30a側および中間部に設けられており、同一の径方向を向くように設けられている。第3の棒状部材30の両端部30a側の凹部32は、第1の棒状部材10の両先端部10a側の凹部11よりも中間部寄りに設けられている。
【0043】
ここで、円錐台形状となっている第2の棒状部材20の両先端部20aおよび第3の棒状部材30の両先端部30a側は、該先端部20a,30aの中間部まで円柱形状の第1の棒状部材10の凹部11および第3の棒状部材30の凹部32に挿入可能な構成となっている。棒状部材20,30の先端部20a,30aを円錐台形状として、棒状部材10,30の円柱形状の凹部11,32に挿入可能とすることとしたので、棒状部材20,30の挿入位置を先端部20a,30aの中間位置で固定することができる。
なお、棒状部材20,30の先端部20a,30aは、市販の鉛筆削りで削ることが可能な寸法となっている。
【0044】
第1の連結部材40は、
図7および
図8に示すように、立体形状部40´を有しており、立体形状部40´は、複数の棒状部材10,20,30を連結する機能を有している。
【0045】
立体形状部40´は、一定の方向に延びる第1の穴41と第2の穴42を有している。すなわち、立体形状部40´は、第1の穴41に、複数の棒状部材10,20,30のうち一の棒状部材より詳しくは第1の棒状部材10を挿入し、第2の穴42に、複数の棒状部材10,20,30のうち先端部20a,30aが尖がった他の棒状部材より詳しくは第2の棒状部材20または第3の棒状部材30を挿入することにより、複数の棒状部材10,20,30を連結することができる。
【0046】
第1の穴41と第2の穴42は、相互に交差するように設けられ、より詳しくは、相互に直交するように設けられており、立体形状部40´の内部で相互に連通する構成となっている。したがって、第1の穴41と第2の穴42は、立体形状部40´の内部で一の棒状部材10と他の棒状部材20,30を相互に交差するように、より詳しくは相互に直交するように連結することができる。なお、第1の穴41は、一の棒状部材10の挿入方向に沿って立体形状部40´を貫通するように設けられている。第1の穴41および第2の穴42の穴径は12.5mmとしている。
【0047】
ここで、立体形状部40´は、角柱状より詳しくは四角柱状更に詳しくは直方体状また更に詳しくは側面を正方形とした直方体状となっている。
すなわち、直方体状の立体形状部40´は、上面40a´、下面40b´、左側面40c´、右側面40d´、前面40e´、後面40fを有し、上面40a´、下面40b´、前面40e´、後面40f´を長尺な面とするとともに、左側面40c´および右側面40d´を短尺な面とし、第1の穴41は、長尺な面となる前面40e´および後面40f´の一端部40e1´,40f1´寄りに設けられ、第2の穴42は、短尺な面となる左側面40c´および右側面40d´のうち前面40e´および後面40f´の他端部40e2´,40f2´側にあるいずれかの側面(図では右側面40d´)に設けられている。
【0048】
立体形状部40´は、短尺な面40c´,40d´を正方形とするとともに、数1に示すように、最大の長さとなる長尺な面40a´,40b´,40e´,40f´の長尺部の長さl1の最小の長さとなる短尺な面40c´,40d´の短尺部の長さl2に対する比lを2としている。なお、本実施形態にあっては、長尺部の長さl1は、34mmとし、短尺部の長さl2は、17mmとしている。
[数1]
l=l1/l2
【0049】
ここで、立体形状部40´には、第1の穴41と立体形状部40´の外側とを連通させる第1の連通部43が下面40b´に設けられるとともに、第2の穴42と立体形状部40´の外側とを連通させる第2の連通部44が上面40a´に設けられている。
【0050】
すなわち、第1の穴41に一の棒状部材10を挿入した状態で、第1の連通部43を介して一の棒状部材10に木螺子や画鋲等で構成される留め部材を突き刺して留めることができ、第1の穴41に挿入した一の棒状部材10を固定することができる。
【0051】
第2の連通部44は、他の棒状部材20,30の第2の穴42に対する挿入時における突出部21,31の移動軌跡に対応する形状に形成されている。すなわち、突出部21,31の移動軌跡は、他の棒状部材20,30の第2の穴42に対する挿入の挿入方向と他の棒状部材20,30の一の棒状部材10に対する回転の回転方向に対応する軌跡となっている。
【0052】
より詳しくは、第2の連通部44は、第1の溝部44aと、第1の溝部44aと交差する方向より詳しくは平面から見て直交する方向に設けられる第2の溝部44bと、を有しており、第1の溝部44aは、他の棒状部材20,30の挿入方向に沿った形状に形成され、第2の溝部44bは、回転方向に沿った形状に形成されている。
【0053】
第2の連結部材50は、
図9および
図10に示すように、立体形状部50´を有しており、立体形状部50´は、複数の棒状部材10,20,30を連結する機能を有している。
【0054】
立体形状部50´は、一定の方向に延びる第1の穴51と第2の穴52を有している。すなわち、立体形状部50´は、第1の穴51に、複数の棒状部材10,20,30のうち一の棒状部材10,20,30を挿入し、第2の穴52に、複数の棒状部材10,20,30のうち他の棒状部材10,20,30を挿入することにより、複数の棒状部材10,20,30を連結することができる。
【0055】
第1の穴51と第2の穴52は、相互に並行して延びるように設けられている。より詳しくは、第1の穴51と第2の穴52は、一の棒状部材10,20,30と他の棒状部材10,20,30の挿入方向に沿って立体形状部50´を貫通するように相互に並行して延びて同一の面上に並ぶように設けられている。第1の穴51および第2の穴52の穴径は12.5mmとしている。すなわち、第2の連結部材50の穴51,52の穴径は、第1の連結部材40の穴41,42の穴径と同じ寸法としている。
【0056】
ここで、立体形状部50´は、角柱状より詳しくは四角柱状また更に詳しくは直方体状また更に詳しくは側面を正方形とした直方体状となっている。
すなわち、直方体状の立体形状部50´は、上面50a´、下面50b´、左側面50c´、右側面50d´、前面50e´、後面50f´を有し、上面50a´、下面50b´、前面50e´、後面50f´を長尺な面とするとともに、左側面50c´、右側面50d´を短尺な面とし、第1の穴51および第2の穴52は、長尺な面となる前面50e´、後面50f´を貫通するように設けられている。
【0057】
なお、立体形状部50´は、短尺な面50c´,50d´を正方形とするとともに、数2に示すように、最大の長さとなる長尺な面50a´,50b´,50e´,50f´の長尺部の長さm1の最小の長さとなる短尺な面50c´,50d´の短尺部の長さm2に対する比mを2としている。なお、本実施形態にあっては、長尺部の長さm1は、34mmとし、短尺部の長さm2は、17mmとしている。すなわち、第2の連結部材50の立体形状部50´は、第1の連結部材40の立体形状部40と、外形の輪郭形状を同形状かつ同寸法とし、最大の長さとなる長尺部の長さm1の最小の長さとなる短尺部の長さm2に対する比mを同じ値とすることとしている。
[数2]
m=m1/m2
【0058】
ここで、立体形状部50´には、第1の穴51と立体形状部50´の外側とを連通させる第1の連通部53が設けられるとともに、第2の穴52と立体形状部50´の外側とを連通させる第2の連通部54が設けられている。
【0059】
すなわち、第1の穴51に一の棒状部材10,20,30を挿入した状態で、第1の連通部53を介して一の棒状部材10,20,30に木螺子や画鋲等で構成される留め部材を突き刺して留めることができる。これにより、第1の穴51に挿入した一の棒状部材10,20,30を固定することができる。
【0060】
また、第2の穴52に他の棒状部材10,20,30を挿入した状態で、第2の連通部54を介して他の棒状部材10,20,30に同様に留め部材を突き刺して留めることができる。これにより、第2の穴52に挿入した他の棒状部材10,20,30を固定することができる。
【0061】
棚板60は、所定の間隔を置いて並行して設けられる一の棒状部材10,20,30と他の棒状部材10,20,30との間に懸架されるように設けられている。
【0062】
棚板60は、
図11乃至
図15に示すように、第1の嵌合部61と、第2の嵌合部62と、棚板部63と、を有している。第1の嵌合部61は、一の棒状部材10,20,30に嵌合し、第2の嵌合部62は、他の棒状部材10,20,30に嵌合し、棚板部63は、平板状で第1の嵌合部61と第2の嵌合部62との間に設けられている。
【0063】
棚板部63は、上述したように、上面64側がシューズ等の物品を載置する載置面64となっており、上面64側は平坦面となっている。また、第1の嵌合部61と第2の嵌合部62の上側の端部61a,61bは、棚板部63(より詳しくは後述する第1の棚板部63c)と左右方向に連続するように設けられるとともに、棚板部63の下面65側から下方に突出するように設けられている。
【0064】
ここで、一の棒状部材10,20,30および他の棒状部材10,20,30は、棒状部材10,20,30の中心軸線10´,20´,30´と直交する面に沿った断面形状が円形となっている。そして、第1の嵌合部61と第2の嵌合部62は、筒形状とするとともに、正面視の形状を棒状部材10,20,30に嵌合可能な円弧状のC字形状としている。この嵌合部61,62の円弧状のC字形状の外径寸法qは、上述した第1の連結部材40および第2の連結部材50の最小の長さとなる短尺部と同等の寸法としており、本実施形態にあっては、17mmとしている。
【0065】
すなわち、第1の嵌合部61と第2の嵌合部62は、円弧状のC字形状の端部61a,61bおよび62a,62bに開口61a´,62a´が形成されており、この開口61a´,62a´を介して円弧状のC字形状の内部空間に一の棒状部材10,20,30および他の棒状部材10,20,30を挿入して嵌め込み嵌合することができる。
【0066】
また、第1の嵌合部61および第2の嵌合部62は、開口61a´,62a´が内側の下方に傾斜する方向に向くこととしている。
すなわち、第1の嵌合部61と第2の嵌合部62は、円弧状のC字形状の円中心61´,62´と開口61a´,62a´の中央61a´´,62a´´とを結ぶ線分L1,L2が下方に行くにしたがって相互に内側に傾斜するように延びており、線分L1と線分L2との間隔が下方に行くにしたがって漸次減少する構成となっている。これにより、嵌合部61,62により棒状部材10,20,30を斜め内側に嵌め込むことができ、棒状部材10,20,30が抜け出ることを少なくすることができる。
【0067】
棚板部63は、第1の嵌合部61のC字形状の上側の端部61aと第2の嵌合部62のC字形状の上側の端部62aと連続して連結するようにかつ嵌合部61,62の外面と棚板部63の上面64が接するように設けられている。そして、第1の嵌合部61および第2の嵌合部62は、上側の端部61a,62aに山型の第1の突出部66を有し、棒状部材10,20,30を嵌め込んだときに、山型の第1の突出部66の内側の傾斜面66aに棒状部材10,20,30を当接可能としている。
【0068】
ここで、第1の嵌合部61と第2の嵌合部62は、筒軸方向Nに沿って前後方向に所定の長さnを有するとともに、棚板部63は、第1の棚板部63cと第2の棚板部63dを有している。
【0069】
より詳しくは、第1の棚板部63cは、第1の嵌合部61と第2の嵌合部62の前後方向の所定の長さnに対応する奥行寸法より詳しくは前記所定の長さnに等しい奥行寸法に設定され、第1の嵌合部61のC字形状の上側の端部61aと第2の嵌合部62のC字形状の上側の端部62aと連続して連結するように設けられている。
【0070】
また、第2の棚板部63dは、第1の棚板部63cの前後方向の端部63´から第1の棚板部63cと水平方向に沿って同一平面上に連続して延在し、第1の嵌合部61と第2の嵌合部62の前後方向の筒端部61´´,62´´から平板状に突出する構成となっている。
【0071】
すなわち、第1の棚板部63cと第1の嵌合部61のC字形状の上側の端部61aおよび第2の嵌合部62のC字形状の上側の端部62aとが連続して連結するとともに、第1の突出部66は、第1の嵌合部61および第2の嵌合部62の筒軸方向Nに沿って延びる山型となっている。
【0072】
山型をなす第1の突出部66の内側の傾斜面66aは、第1の嵌合部61および第2の嵌合部62の円弧状のC字形状と連続する円弧状であって、棒状部材10,20,30と確実な当接を可能としている。これにより、嵌合部61,62から棒状部材10,20,30が抜け出ることを更に少なくすることができる。
【0073】
また、第2の棚板部63dは、第1の嵌合部61および第2の嵌合部62の筒軸方向Nに沿って延びる左右の端部63d´に第2の突出部67を有している。
【0074】
第2の突出部67は、左右の外側に向く側面67´を平板状の第2の棚板部63dに対し直交する面としている。
すなわち、第2の突出部67は、山型とし、山型は、直角三角形状とし、直角三角形状の垂直面側を左右の外側に向く側面67´としている。
【0075】
ここで、第1の棚板部63cと第2の棚板部63dは、前後方向の奥行寸法nより詳しくは筒軸方向Nに沿った長さ寸法nを同等とすることとしている。この長さ寸法は、上述した第1の連結部材40および第2の連結部材50の立体形状部40´,50´の最小の長さとなる短尺部の長さと同等の長さとしており、本実施形態にあっては、17mmとしている。また、第1の棚板部63cと第2の棚板部63dは、筒軸方向Nと水平方向において直交する方向の長さ寸法も同等とすることとしている。
【0076】
そして、第2の棚板部63dの両側方には、第1の欠け部68および第2の欠け部69を有するとともに、第1の欠け部68および第2の欠け部69の筒軸方向Nに沿った長さ寸法は、第2の棚板部63dの奥行寸法nと同等の長さ寸法つまり第1の嵌合部61および第2の嵌合部62の筒軸方向Nの長さ寸法と同等の長さ寸法としている。
【0077】
また、第1の欠け部68および第2の欠け部69の筒軸方向Nと水平方向において直交する方向の長さ寸法も、第2の棚板部63dの奥行寸法nと同等の長さ寸法つまり第1の嵌合部61および第2の嵌合部62の円弧形状の外径寸法qと同等の寸法となっている。
すなわち、本実施形態にあっては、欠け部の筒軸方向Nに沿った長さ寸法および筒軸方向Nと水平方向において直交する方向の長さ寸法は、ともに17mmとしている。
【0078】
つまり、上述した嵌合部61,62は、平面視の投影形状を正方形状とし、正方形状の縦寸法と横寸法を短尺部の寸法と同じ寸法に設定されている。そして、棚板60は、嵌合部61,62の投影形状と同形状の正方形状となる欠け部68,69を有し、欠け部68,69は、他の棚板63の嵌合部61,62を嵌め込み可能とするとともに、連結部材40,50を嵌め込み可能とすることができる。
【0079】
これにより、
図16に示すように、棚板60を複数列並べる場合にあっては、列方向に隣接する棚板60間で欠け部68,69に嵌合部61,62を隙間なく嵌め合わせることができる。また、
図17(a)に示すように、欠け部68,69に連結部材40,50の短尺部を嵌め込んだり、
図17(b)に示すように、棚板60を2枚並べた状態で結合した欠け部68,69に連結部材40,50の長尺部を嵌め込むことができる。つまり、複数の棚板60を有する構造体1において、一の棚板60の欠け部68,69に他の棚板60の嵌合部61,62を確実に嵌め合わせることが可能となる。
【0080】
また、
図18に示すように、一の棚板60に他の棚板60を垂直に立てることができ、例えば、構造体1に側壁を形成する場合にも棚板60を用いることができる。このように、一の棚板60に他の棚板60を垂直に立てるときには、一の棚板60の第1の棚板部63cの上面64に他の棚板60の第2の棚板部63dの側面67´が当接することとなる。このとき、第2の棚板部63dに第2の突出部67を形成することとしたので、安定した立設状態を確保することができる。
【0081】
なお、第1の嵌合部61には第1の連通部61a1が設けられるとともに、第2の嵌合部62には第2の連通部62a2が設けられ、連通部61a1,62a2は、C字形状の内部空間と第1の嵌合部61および第2の嵌合部62の外側とを連通させる機能を有している。
【0082】
すなわち、第1の嵌合部61に一の棒状部材10,20,30を嵌合した状態で、第1の連通部61a1を介して一の棒状部材10,20,30に木螺子や画鋲等で構成される留め部材を突き刺して留めることができる。これにより、第1の嵌合部61に嵌合した一の棒状部材10,20,30を固定することができる。
【0083】
また、第2の嵌合部62に他の棒状部材10,20,30を挿入した状態で、第2の連通部62a1を介して他の棒状部材10,20,30に同様に留め部材を突き刺して留めることができる。これにより、第2の嵌合部62に嵌合した他の棒状部材10,20,30を固定することができる。
【0084】
ここで、以上のように構成された構造体1は、組み立てキット100を用いて、次のように組み立てることができる。
すなわち、
図19に示すように、第1の棒状部材10を2本揃える。次いで、
図20に示すように、各第1の棒状部材10を第2の連結部材50の第1の穴51および第2の穴52にそれぞれ挿入する(第1の穴51に、一の棒状部材10を挿入し、第2の穴52に、他の棒状部材10を挿入する)。第1の棒状部材10を穴51,52に挿入した状態では、第1の棒状部材10の先端部10a側が第2の連結部材50から突出した状態としておく。
【0085】
続いて、
図21に示すように、突出した2本の第1の棒状部材10の先端部10aをそれぞれ別々の第1の連結部材40の第1の穴41に挿入する。
次に、
図22および
図23に示すように、第1の連結部材40の第2の穴42に第2の棒状部材の先端部20a、第3の棒状部材30の先端部30aを挿入する。
【0086】
この第1の連結部材40への棒状部材20,30の先端部20a,30aの挿入をより詳しく説明すると次のようになる。
すなわち、
図24(a)、(b)、および(b´)に示すように、第1の連結部材40の第2の穴42に棒状部材20,30を挿入しつつ第1の棒状部材10の凹部11に棒状部材20,30の先端部20a,30a側を挿入する。次いで、
図24(c)、(c´)に示すように、棒状部材20,30の先端部20a,30a側の円錐形状の側周面20b,30bを第1の棒状部材10の凹部11の端部に当接させながら摺動させ、棒状部材20,30の円錐形状の中心軸線20´,30´回りに回転させる。
【0087】
続いて、
図25に示すように、棒状部材20,30を第2の連結部材50の第1の穴51および第2の穴52に挿入して連結する。次に、
図26に示すように、
図25の如く連結した棒状部材20,30を第3の連結部材30が内側を向くように対向させて並べるとともに、内側に対向する第3の棒状部材30のそれぞれを第1の連結部材40の第1の穴41に挿入する。
【0088】
次いで、
図27に示すように、第1の連結部材40の第2の穴42に第2の棒状部材20の先端部20a側を挿入する。この挿入は、
図24の如く行う。続いて、
図16に示すように、第2の棒状部材20間に棚板60を懸架するように設ける。
【0089】
以上説明したように、本発明によれば、連結部材40,50の立体形状部40´,50´は、一定の方向に延びる第1の穴41,51と第2の穴42,52を有し、第1の穴41,51は、複数の棒状部材10,20,30のうち一の棒状部材10,20,30を挿入し、第2の穴42,52は、複数の棒状部材のうち他の棒状部材10,20,30を挿入することとしたので、構造体1に用いられる複数の棒状部材10,20,30を連結することができる。
【0090】
更に、第1の連結部材40の第1の穴41と第2の穴42は、相互に交差するように設けることとしたので、第1の連結部材40を介して複数の棒状部材10,20,30を交差させて組み付けることができる。
【0091】
また更に、棒状部材20,30の側周面20b,30bに外方に突出する突出部21,31を設けるとともに、第1の連結部材40の第2の連通部44は、棒状部材20,30の第2の穴42に対する挿入の挿入方向と他の棒状部材20,30の一の棒状部材10,30に対する回転の回転方向に対応する突出部21,31の移動軌跡に対応する形状に形成することとしたので、突出部21,31が連通部44に案内されるように棒状部材20,30を挿入することができる。
【0092】
また、第1の連結部材40の第2の連通部44は、第1の溝部44aと、第1の溝部44aと交差する方向に設けられる第2の溝部44bと、を有し、第1の溝部44aは、挿入方向に対応した形状に形成され、第2の溝部44bは、回転方向に対応した形状に形成されることとしたので、第2の溝部44bまで突出部21,31が案内されることにより、他の棒状部材20,30が第2の穴42から抜け出ることを防止することができる。
【0093】
更に、第2の連結部材50の第1の穴51と第2の穴52は、立体形状部50´を貫通するように相互に並行して延びるように設けられることとしたので、連結部材50を介して複数の棒状部材10,20,30を相互に並行するように組み付けることができる。
更にまた、本発明の棚板60は、棒状部材10,20,30に嵌合する嵌合部61,62と、嵌合部61,62に設けられる棚板部63と、を有することとしたので、嵌合部61,62を介して棒状部材10,20,30に嵌め込み可能とすることができる。
【0094】
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態は、上述した第1実施形態に対し第3の連結部材70を加えた構成を示している。
【0095】
すなわち、
図28に示すように、本第2実施形態の構造体2は、同構造体2を組み立てるために用いられる組み立てキット200により組み立てることができる。構造体2および組み立てキット200は、複数の棒状部材10,20,30と、第1の連結部材40、第2の連結部材50、および第3の連結部材70と、棚板60と、を有し、第1の連結部材40、第2の連結部材50、および第3の連結部材70は、複数の棒状部材10,20,30を連結する立体形状部40´,50´,70´を有している。
【0096】
すなわち、構造体2は、複数の棒状部材10,20,30と第1の連結部材40、第2の連結部材50、および第3の連結部材70により組み立てられる骨格を有する構造体1となっており、棚板60は、一の棒状部材10,20,30と他の棒状部材10,20,30との間に懸架するように設けることができる。
なお、以下においては、主に第3連結部材70の構成について説明し、棒状部材10,20,30、第1の連結部材40、第2の連結部材50、棚板60の構成は、上述した第1実施形態と同様であるとしてその説明を省略することがあるものとする。
【0097】
第3の連結部材70は、
図29および
図30に示すように、立体形状部70´を有しており、立体形状部70´は、構造体1に用いられる複数の棒状部材10,20,30を連結する機能を有している。
【0098】
立体形状部70´は、一定の方向に延びる第1の穴71と第2の穴72を有している。すなわち、立体形状部70´は、第1の穴71に、複数の棒状部材10,20,30のうち一の棒状部材10,20,30を挿入し、第2の穴72に、複数の棒状部材10,20,30のうち他の棒状部材10,20,30を挿入することにより、複数の棒状部材10,20,30を連結することができる。
【0099】
第1の穴71と第2の穴72は、相互に並行して延びるように設けられている。より詳しくは、第1の穴71と第2の穴72は、一の棒状部材10,20,30と他の棒状部材10,20,30の挿入方向に沿って立体形状部70´を貫通するように相互に並行して延びて同一の面上に並ぶように設けられている。第1の穴71および第2の穴72の穴径は12.5mmとしている。すなわち、第3の連結部材70の穴71,72の穴径は、第1の連結部材40および第2の連結部材50の穴41,42,51,52の穴径と同じ寸法としている。
【0100】
ここで、立体形状部70´は、略角柱状より詳しくは略四角柱状更に詳しくは略直方体状また更に詳しくは側面の投影した形状が正方形の略直方体形状となっている。
【0101】
すなわち、略直方体状の立体形状部70´は、上面70a´、下面70b´、左側面70c´、右側面70d´、前面70e´、後面70f´を有し、上面70a´、下面70b´、前面70e´、後面70f´を長尺な面とするとともに、左側面70c´、右側面70d´を短尺な面とし、第1の穴71および第2の穴72は、長尺な面となる前面70e´、後面70f´を貫通するように設けられている。第3の連結部材70は、短尺な左側面70c´および右側面70d´を曲面とすることができ、曲面は、外側に突出する円弧状の面とすることができる。更に、円弧状の面は、半円弧状の面とすることができる。
【0102】
すなわち、棒状部材10,20,30の中心軸線10´,20´,30´と直交する面に沿った断面形状が円形の長尺な丸棒状とするとともに、第3の連結部材70の第1の穴71および第2の穴72は、棒状部材10,20,30の中心軸線10´,20´,30´と直交する面に沿った断面形状が円形の形状とし、半円弧状の面の円中心70´´は、第1の穴71および第2の穴72のうち隣り合う側の穴の円中心71´´,72´´と一致することとしている。
【0103】
これにより、
図31および
図32に示すように、例えば、第3の連結部材70における半円弧状の短尺な面70c´を他の連結部材40,50の所定の面に当接させながら、当接させた短尺な面70c´に隣り合う側の穴71に棒状部材10,20,30を挿入しつつ、棒状部材10,20,30の中心軸線10´,20´,30´回りに回転させることができる。
【0104】
すなわち、第3の連結部材70を用いることにより、扉等の回転を要する構成を可能とすることができる。なお、第3の連結部材70の回転可能な範囲は、短尺な面70c´が当接する第1の連結部材40または第2の連結部材50の所定の面に規制されるため、180度となる。
【0105】
ここで、立体形状部70´は、数3に示すように、対向する半円弧状の面の頂点間の距離であって最大の長さとなる左右方向の長尺部の長さr1の最小の長さとなる前後方向の短尺部の長さr2に対する比rを2としている。第3の連結部材70の立体形状部70´は、第1の連結部材40および第2の連結部材50立体形状部40´,50´と、最大の長さとなる長尺部の長さr1の最小の長さとなる短尺部の長さr2に対する比rを同じ値とすることとしている。
[数3]
r=r1/r2
【0106】
また、立体形状部70´には、第1の穴71と立体形状部70´の外側とを連通させる第1の連通部73が設けられるとともに、第2の穴72と立体形状部70´の外側とを連通させる第2の連通部74が設けられている。
【0107】
すなわち、第1の穴71に一の棒状部材10,20,30を挿入した状態で、第1の連通部73を介して一の棒状部材10,20,30に木螺子や画鋲等で構成される留め部材を突き刺して留めることができる。これにより、第1の穴71に挿入した一の棒状部材10,20,30を固定することができる。
【0108】
また、第2の穴72に他の棒状部材10,20,30を挿入した状態で、第2の連通部74を介して他の棒状部材10,20,30に同様に留め部材を突き刺して留めることができる。これにより、第2の穴72に挿入した他の棒状部材10,20,30を固定することができる。
【0109】
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく種々の変形実施、応用実施が可能であることは勿論である。
【0110】
すなわち、上述した実施形態にあっては、第1の連結部材40の第1の穴41は、前面40e´、後面40f´を貫通するように設けられ、前面40e´および後面40f´のいずれにも設けることとしているが、一方側を閉塞することとしてもよい。すなわち、第1の連結部材40の第1の穴41は、長尺な面となる前面40e´および/または後面40f´の一端部寄りに設けることとすれば所要の技術的効果を奏する。
【0111】
また、第3の連結部材70は、短尺な左右の側面70c´,70d´のいずれも曲面とすることとしているが、左右の側面70c´,70d´のいずれか一方のみを曲面とすることとしてもよい。すなわち、短尺な左側面70c´および右側面70d´のうち少なくともいずれか一方を曲面とすることとすれば、所要の技術的効果を奏する。ただし、短尺な左右の側面70c´,70d´のいずれも曲面とする方が、いずれの面を他の連結部材40,50,70に当接させたときにも回転させることができるので好ましい。
【0112】
更に、上述した実施形態にあっては、構造体1,2はシューズラックとすることとしているが、組み立てキット100,200を用いることにより、本棚、テレビ台、洗濯ハンガー、傘立て、キッチンラック、パソコンラック、テーブル、ランドリーラック、椅子等の他の構造体を形成することとしてもよい。
【0113】
本発明の組み立てキット100,200は、連結部材40,50,70の穴41,42,51,52,71,72や長尺部の短尺部に対する比l,m,rを同じ値とし、棚板60の欠け部68,69を、嵌合部61,62を嵌め込み可能とするとともに、連結部材40,50,70を嵌め込み可能とすることとしている。これにより、棒状部材10,20,30、連結部材40,50,70、棚板60を各種組み合わせて各種の構造を形成することができるとともに、各種の寸法に形成することができる等、自由な発想で構造体を組み立てることが可能となる。
【0114】
なお、上述した実施形態において、連結部材40,50,70の穴41,42,51,52,71,72の穴径を12.5mmとし、棒状部材の径を12mmとしている。このため、連結部材40,50,70に棒状部材10,20,30を挿入したときに所定の隙間が形成され、連結部材40,50,70に棒状部材10,20,30を挿入しつつ、連結部材40,50,70を棒状部材10,20,30に沿って移動させることが可能となる。これにより、引き出しやその他スライド移動させる構成を有する構造体を形成することも可能となる。