(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6794870
(24)【登録日】2020年11月16日
(45)【発行日】2020年12月2日
(54)【発明の名称】建設機械用ケーブルリール
(51)【国際特許分類】
B66C 13/12 20060101AFI20201119BHJP
【FI】
B66C13/12 J
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2017-29045(P2017-29045)
(22)【出願日】2017年2月20日
(65)【公開番号】特開2018-135166(P2018-135166A)
(43)【公開日】2018年8月30日
【審査請求日】2019年10月11日
(73)【特許権者】
【識別番号】000246273
【氏名又は名称】コベルコ建機株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001841
【氏名又は名称】特許業務法人梶・須原特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】安和 薫広
(72)【発明者】
【氏名】後藤 伸介
【審査官】
八板 直人
(56)【参考文献】
【文献】
登録実用新案第3036835(JP,U)
【文献】
特開平04−007293(JP,A)
【文献】
登録実用新案第3039428(JP,U)
【文献】
実開昭51−122373(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B66C 13/00−15/06
H01R 39/00−39/64
H02G 11/00−11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーブルが巻かれる巻胴と、前記巻胴を前記巻胴の軸方向側から挟み込む側板と、を有し、前記ケーブルの一端が前記側板に固定される建設機械用ケーブルリールであって、
前記ケーブルの一端に取付けられたコネクタを固定するパネルが前記側板に脱着可能に設けられており、
前記側板は開口部を有し、かつ、前記パネルは前記コネクタの種類に応じた専用の開口部を有し、
前記コネクタは、前記側板の開口部および前記専用の開口部を通じて、前記側板の表側に向かって電気的接続が可能なように配置されることを特徴とする建設機械用ケーブルリール。
【請求項2】
前記側板の開口部は、前記側板の表側から前記巻胴の中に向かって開いていることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用ケーブルリール。
【請求項3】
前記パネルは、
前記専用の開口部と、
前記専用の開口部の縁から前記パネルの表面に対して直交するように延出した片持ち梁形状の板部と、を有し、
前記片持ち梁形状の板部には、前記コネクタに設けられたクランプ部が挿入可能なスルークランプ差し込み孔が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械用ケーブルリール。
【請求項4】
前記パネルは、
前記専用の開口部と、
前記専用の開口部の相対する縁から前記パネルの表面に対してそれぞれ直交するように延出した側片と、
前記側片の各端を繋ぐ底片と、を有し、
前記底片には、前記コネクタを挿入し固定するための孔が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の建設機械用ケーブルリール。
【請求項5】
一方の側板に脱着可能に設けられた前記パネルに、前記コネクタが固定され、他方の側板に前記パネルとは別のパネルが脱着可能に設けられ、
前記別のパネルには、前記コネクタとは別のコネクタが固定または保持されることを特徴とする請求項1に記載の建設機械用ケーブルリール。
【請求項6】
前記巻胴の上に周方向を向いた仕切りが設けられていることを特徴とする請求項5に記載の建設機械用ケーブルリール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械用ケーブルリールに関する。
【背景技術】
【0002】
クレーンのアタッチメントには、機種や仕様に応じた渦巻ケーブル、航空障害灯および風力発電装置などのケーブルが配策されている。
【0003】
また、LBCC(ラチスブームクローラクレーン)の場合には、中間ブームの個数によって、アタッチメントの長さが変わる。したがって、最長ケーブルを常時設置して、ケーブルリールに巻取り、必要な分だけ繰り出す構造になっている。また、ケーブルには多数の種類があり、ケーブルに応じて使用されるコネクタの極数や種類も変える必要がある。
【0004】
上述したケーブルの一端に取付けられたコネクタをケーブルリールに固定する方法の一つとして、ケーブルリールの側板に、使用される前記コネクタの極数や種類に応じた専用の孔を設け、この専用の孔に前記コネクタを直接挿入し固定する方法が従来から知られている。
【0005】
また、移動式クレーン等の建設機械用ケーブルリールにおいて、極数の多いケーブルに対応した技術も知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0006】
上記特許文献1に開示された技術は、ケーブルリール側に巻き付けた導電ケーブル6の各芯線の一端が接続されたブラシ17と導入ケーブル18の各芯線の一端が接続されたスリップリング14が接触するような構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平7−330225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述したような、ケーブルリールの側板にコネクタの極数や種類に応じた専用の孔を設けた構成では、前記コネクタの極数や種類に応じた専用のケーブルリールが必要となる。
【0009】
これでは、上記専用の孔の形状のみが異なる側板を有したケーブルリールを多数用意しなければならない。したがって、これら多数のケーブルリールを保管するための広いスペースが必要になるばかりか、在庫管理のコストも高額になるという問題点があった。
【0010】
また、上記特許文献1に開示された技術では、ブラシ17とスリップリング14との間の接触不良を起こし易いという問題点もあった。
【0011】
本発明の目的は、巻胴に巻かれるケーブルの一端に電気的な接触が良好なコネクタを採用可能であり、かつ、保管するためのスペースが狭く、在庫管理のコストも抑えることが可能である建設機械用ケーブルリールを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
この目的を達成するために、本発明の建設機械用ケーブルリールは、ケーブルが巻かれる巻胴と、前記巻胴を前記巻胴の軸方向側から挟み込む側板と、を有し、前記ケーブルの一端に取付けられたコネクタを固定するパネルが前記側板に脱着可能に設けられて
おり、前記側板は開口部を有し、かつ、前記パネルは前記コネクタの種類に応じた専用の開口部を有し、前記コネクタは、前記側板の開口部および前記専用の開口部を通じて、前記側板の表側に向かって電気的接続が可能なように配置される。
【発明の効果】
【0013】
上記構成により、巻胴に巻かれるケーブルの一端に電気的な接触が良好なコネクタを採用可能であり、かつ、保管するためのスペースが狭く、在庫管理のコストも抑えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本実施形態1の建設機械用ケーブルリールを備えたラチスブームクローラクレーンを示した側面図である。
【
図2】
図1に示すラチスブームクローラクレーンの下部ラチスブーム付近の拡大側面図である。
【
図3】
図2に示す建設機械用ケーブルリールを拡大した拡大斜視図ある。
【
図4】
図3に示す建設機械用ケーブルリールの左側板へパネルとコネクタを組み付ける方法を説明するための分解斜視説明図である。
【
図5】本実施形態2の建設機械用ケーブルリールの左側板へパネルとコネクタを組み付ける方法を説明するための分解斜視説明図である。
【
図6】本実施形態3の建設機械用ケーブルリールの左側板へパネルとコネクタを組み付ける方法を説明するための分解斜視説明図である。
【
図7】本実施形態4の建設機械用ケーブルリールの拡大斜視図ある。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明に係る建設機械用ケーブルリールの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施形態1)
図1は本実施形態1の建設機械用ケーブルリールを備えたラチスブームクローラクレーンを示した側面図、
図2は
図1に示すラチスブームクローラクレーンの下部ラチスブーム付近の拡大側面図、
図3は
図2に示す建設機械用ケーブルリールを拡大した拡大斜視図、
図4は
図3に示す建設機械用ケーブルリールの左側板へパネルとコネクタを組み付ける方法を説明するための分解斜視説明図である。
【0017】
図1および
図2において、1は建設機械としてのラチスブームクローラクレーン(LBCCと称す)、2は下部走行体、3は旋回ベアリング、4は旋回フレーム、5は上部旋回体、6はアタッチメント、6aは下部ラチスブーム、6bは中間ラチスブーム、6cは上部ラチスブーム、10はLBCC用ケーブルリールである。アタッチメント6は、下部ラチスブーム6a、中間ラチスブーム6b、上部ラチスブーム6c等を有する。また、LBCC用ケーブルリール10は、例えば、下部ラチスブーム6aに溶接されている板(図示せず)にUボルト(図示せず)等で固定されている。
【0018】
図3および
図4において、20は総括支持体、21はハンドル、22はハンドル21が取り付けられた支軸、23aは左側フレーム、23bは右側フレーム、23cは左側フレーム23aと右側フレーム23bとに溶接され、支軸22が貫通するための貫通孔が設けられたプレート、30はLBCC用ケーブルリールを説明するための説明主体、31は左側板、31aは左側板31に開けられた開口部としての矩形状の開口部、32は右側板、33はケーブル39が巻かれる巻胴、34は例えば、巻胴33を巻胴33の軸方向側から左側板31と右側板32で挟み込み固定するためのボルト、35はケーブル39の一端に取付けられたコネクタ37が固定されるパネル、35aはパネル35に少なくともコネクタの種類(例えば、外周にネジ部と平面部を有した6極のコネクタとしてのプラグ37)に応じて開けられた専用の開口部、36はパネル35を左側板31の表側に脱着可能に設けるためのボルト、38はナットである。このように、パネル35を左側板31の表側に脱着可能に設ける構成の場合には、例えば、パネル35を左側板31の表側に取り付け、次に巻胴33の中にプラグ37を挿入し、左側板31の裏側からプラグ37をパネル35の表側に向かって挿入し、パネル35の表側からナット38でプラグ37を固定すればよい。また、ケーブル39は、アタッチメント6が最長となる場合に合わせて選定されており、中間ラチスブーム6bの構成を変更した際などに、ハンドル21を回すことによって、適切な長さに調節される。また、ケーブル39の他端(図示せず)は、上部ラチスブーム6cのジャンクションボックスに向かって配策される。また、プラグ37には、旋回フレーム4から配策されるケーブル(図示せず)が嵌合する(詳細は、後記する)。
【0019】
また、プラグ37は左側板31に開けられた矩形状の開口部31aおよびパネル35に開けられた専用の開口部35aを通じて、左側板31の表側に向かって電気的接続が可能なように配置できるという作用効果を奏する。
【0020】
また、左側板31に開けられた矩形状の開口部31aは、左側板31の表側から巻胴33の中に向かって開いているため、巻胴33にケーブル39を巻く際に、ケーブル39がプラグ37に当たらないという作用効果を奏する。
【0021】
上述したように、ケーブル39が巻かれる巻胴33と、巻胴33を巻胴33の軸方向側から挟み込む左側板31と右側板32と、を有し、ケーブル39の一端に取付けられたコネクタとしてのプラグ37を固定するパネル35が側板としての左側板31に脱着可能に設けられている。
【0022】
したがって、巻胴33に巻かれるケーブル39の一端に電気的な接触が良好なコネクタ(例えば、プラグ37)を採用可能であり、このコネクタ(プラグ37)とペアをなすコネクタ間の電気的な接触も良好となる。
【0023】
また、プラグ37を固定するパネル35が左側板31に脱着可能に設けられているため、LBCC用ケーブルリール本体は、保管するためのスペースが狭く、在庫管理のコストも抑えることが可能になるという本発明に特有な作用効果を奏する。
【0024】
なお、本実施形態1においては、巻胴として、板を巻いたような巻胴33について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、左側板31と右側板32との間に複数の棒を渡して、巻胴を構成することも可能である。
【0025】
また、本実施形態1においては、パネル35を左側板31の表側に脱着可能に設ける構成について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、パネル35を左側板31の裏側に脱着可能に設けることも可能であり、このような構成の場合は、コネクタとしてのプラグ37の左側板31の表側からの飛出し量を減少させることが可能である。すなわち、左側板31の厚さ分だけ、左側フレーム23aと右側フレーム23bからプラグ37を離すことができるため、干渉回避に効果がある。このような構成にする場合は、例えば、巻胴33の中でプラグ37をパネル35に固定し、左側板31の裏側にパネル35を取り付ければよい。
【0026】
(実施形態2)
図5は本実施形態2の建設機械用ケーブルリールとしてのLBCC用ケーブルリールの左側板へパネルとコネクタを組み付ける方法を説明するための分解斜視説明図である。なお、本実施形態は、
図4に示す左側板31へ組み付けるパネルの形状とコネクタ形状およびそれらの組み付ける方法が異なるだけであるため、異なる部分のみ詳述する。また、実施形態1と同一な構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0027】
図5において、(a)はパネルの分解斜視説明図、(b)はパネルとコネクタを組み付ける方法を説明するための分解斜視説明図である。
【0028】
図5において、40はコネクタとしてのプラグ、41はプラグ40の側面に設けられたクランプ部、42はプラグ40の先端の矩形状の表面、50はパネルである。51はパネル50の表面であり、このパネル50の表面51には、矩形状の専用の開口部53が設けられている。また、前記矩形状の専用の開口部53の縁からパネル50の表面51に対して直交するように延出した片持ち梁形状の板部52を有する。さらに、片持ち梁形状の板部52には、クランプ部41が挿入可能なスルークランプ差し込み孔54が設けられている。
【0029】
また、
図5に示すような構成の場合、左側板31の表側から矩形状の開口部31aに片持ち梁形状の板部52を通し、パネル50を左側板31の表側にナット36で固定する。次に、スルークランプ差し込み孔54にクランプ部41を挿入し固定する。このような構成を採用することで、プラグ40は左側板31に開けられた矩形状の開口部31aおよびパネル50に開けられた矩形状の専用の開口部53を通じて、左側板31の表側に向かって電気的接続が可能なように配置できるという作用効果を奏する。なお、本実施形態においては、パネル50の表面51に矩形状の専用の開口部53が設けられた例について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、丸型の専用の開口部を設けることも可能である。これらのような構成を採用することで(すなわち、パネル50の形状を変更するだけで)、多くの種類のコネクタをパネル50に固定できる。なお、本実施形態においても、実施形態1で記載した本発明の作用効果は、当然に奏する。
【0030】
また、本実施形態2においては、左側板31の表側から矩形状の開口部31aに片持ち梁形状の板部52を通す構成について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、左側板31には矩形状の開口部31aを設けず、左側板31の裏側からパネル50の表面51を左側板31の裏側に接触させ固定し、スルークランプ差し込み孔54にクランプ部41を挿入し固定させることもできる。
【0031】
(実施形態3)
図6は本実施形態3の建設機械用ケーブルリールとしてのLBCC用ケーブルリールの左側板へパネルとコネクタを組み付ける方法を説明するための分解斜視説明図である。なお、本実施形態は、
図4に示す左側板31へ組み付けるパネルの形状およびその組み付ける方法が異なるだけであるため、異なる部分のみ詳述する。また、実施形態1と同一な構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0032】
図6において、(a)はパネルの分解斜視説明図、(b)はパネルとコネクタを組み付ける方法を説明するための分解斜視説明図である。
【0033】
図6において、60はパネル、61はパネル60の表面であり、このパネル60の表面61には、矩形状の専用の開口部(例えば、
図5に示すような矩形状の専用の開口部53と同一な形状)が設けられている。また、前記矩形状の専用の開口部の縁からパネル60の表面61に対してそれぞれ直交するように延出した側片62、63と、側片62、63の各端を繋ぐ底片64と、を有し、底片64には、前記コネクタ37を挿入し固定するための孔65が設けられている。このような構成を採用することで、左側板31の表側にパネル60を固定する位置と底片64にコネクタ37を固定する位置とに差を設けることが可能になるため、通常ならば、左側フレーム23aおよび右側フレーム23bと左側板31との間に収まらないようなコネクタでも取り付けが可能になる。また、側片62、63の間にそれぞれ開閉可能な扉を設け、箱状のパネルとすることも可能である。なお、本実施形態においては、パネル60の表面61に矩形状の専用の開口部が設けられた例について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、丸型の専用の開口部を設けることも可能である。
【0034】
また、本実施形態においても、実施形態2の場合のように、左側板31には矩形状の開口部31aを設けず、左側板31の裏側からパネル60の表面61を左側板31の裏側に接触させ固定し、底片64に設けられた孔65に前記コネクタ37を挿入し固定させることもできる。なお、本実施形態においても、実施形態1で記載した本発明の作用効果は、当然に奏する。
【0035】
(実施形態4)
図7は本実施形態4の建設機械用ケーブルリールとしてのLBCC用ケーブルリールの拡大斜視図であり、
図3に示す矢印(⇒)Aの方向から見たものである。なお、本実施形態は、
図3に示す右側板32へ組み付けるコネクタ形状およびその組み付ける方法並びに巻胴33の上に周方向を向いた仕切りが設けられていることが異なるだけであるため、異なる部分のみ詳述する。また、実施形態1と同一な構成要素には同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0036】
図7において、45はケーブル39とは別のケーブル(図示せず)の一端に取付けられたコネクタ47が固定されるパネル、46はパネル45を右側板32の表側に脱着可能に設けるためのボルト、48はナット、70は巻胴33の上に周方向を向くように設けられた仕切りである。
【0037】
このような構成を採用することで、例えば、渦巻回路のラインを通電させ、警報を出さないようにするコネクタ47をLBCC用ケーブルリール設けることも可能になる。また、通常使用しない時は、コネクタ47をパネル45の裏に隠すことも可能である。さらに、仕切り70が巻胴33の上に周方向を向くように設けられているため、2種類のケーブルを1つのLBCC用ケーブルリールに巻くことも可能である。
【0038】
なお、本実施形態1〜4においては、LBCC用ケーブルリールの場合について説明したが、本発明は広く建設機械用ケーブルリールに適用可能である。
【0039】
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、本発明の実施形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0040】
1 ラチスブームクローラクレーン(LBCC)
2 下部走行体
3 旋回ベアリング
4 旋回フレーム
5 上部旋回体
6 アタッチメント
6a 下部ラチスブーム
6b 中間ラチスブーム
6c 上部ラチスブーム
10 LBCC用ケーブルリール
21 ハンドル
22 支軸
23a 左側フレーム
23b 右側フレーム
23c プレート
31 左側板
31a 左側板31に開けられた矩形状の開口部
32 右側板
33 巻胴
34、36、46 ボルト
35、45 パネル
35a パネル35に開けられた専用の開口部
37、40、47 プラグ
38、48 ナット
39 ケーブル
41 クランプ部
42 プラグ40の先端の矩形状の表面
50、60 パネル
51 パネル50の表面
52 片持ち梁形状の板部
53 パネル50の表面51に設けられた矩形状の専用の開口部
54 スルークランプ差し込み孔
61 パネル60の表面
62、63 側片
64 底片
65 孔
70 仕切り