【文献】
Ericsson,Physical layer aspects of short TTI for uplink transmissions,3GPP TSG-RAN WG1#83 R1-157149,フランス,3GPP,2015年11月 6日,Section 2.2
【文献】
ZTE,L1 considerations on latency reduction[online],3GPP TSG-RAN WG1#83 R1-157151,<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_83/Docs/R1-157151.zip>,2015年11月22日
【文献】
Ericsson,Study of shorter TTI for latency reduction,3GPP TSG-RAN WG2#91bis R2-154740,<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_91bis/Docs/R2-154740.zip>,2015年10月 9日
【文献】
Ericsson,Study of shorter TTI for latency reduction,3GPP TSG-RAN WG2#91bis R2-154740,URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_91bis/Docs/R2-154740.zip,2015年10月 9日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記復調参照信号および前記第1物理チャネルが、同一のTTIに位置するとき、前記構成情報は、前記復調参照信号が前記TTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される、請求項1または2に記載の方法。
前記復調参照信号および前記第1物理チャネルは、同一のタイムスロットに位置し、前記構成情報は、前記タイムスロットにおけるa番目のシンボルに前記復調参照信号が位置することを指示するために使用され、aは7より大きくない正の整数である、請求項1または2に記載の方法。
前記方法はさらに、前記端末デバイスが、前記構成情報に従って、前記第1物理チャネルの前記シンボルを決定する段階を備える、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
前記構成情報が、前記復調参照信号および前記第1物理チャネルが同一のTTIに位置することを指示するとき、前記第1物理チャネルは、前記復調参照信号によって占有されるシンボルを除く、前記TTIにおけるすべてのシンボルを占有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
前記物理層シグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)であり、前記DCIは、前記第1物理チャネルをスケジューリングするために使用される、または、前記DCIは、半永続スケジューリング(SPS)DCIである、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
前記TTIの長さは、0.5ms、1つのシンボルの長さ、2つのシンボルの長さ、または、3つのシンボルの長さのうちの1つである、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
前記第1復調参照信号および前記第1物理チャネルが、同一のTTIに位置するとき、前記第1構成情報は、前記第1復調参照信号が前記TTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される、請求項10または11に記載の方法。
前記第1復調参照信号および前記第1物理チャネルは、同一のタイムスロットに位置し、前記第1構成情報は、前記タイムスロットにおけるa番目のシンボルに前記第1復調参照信号が位置することを指示するために使用され、aは7より大きくない正の整数である、請求項10または11に記載の方法。
前記第1構成情報が、前記第1復調参照信号および前記第1物理チャネルが同一のTTIに位置することを指示するとき、前記第1物理チャネルは、前記第1復調参照信号によって占有されるシンボルを除く、前記TTIにおけるすべてのシンボルを占有する、請求項10から14のいずれか一項に記載の方法。
前記物理層シグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)であり、前記DCIは、前記第1物理チャネルをスケジューリングするために使用される、または、前記DCIは、半永続スケジューリング(SPS)DCIである、請求項10から15のいずれか一項に記載の方法。
物理層シグナリングを受信するように構成され、前記物理層シグナリングは構成情報を含み、前記構成情報は復調参照信号のシンボルの番目および周波数領域リソースを指示するために使用される、受信モジュールと、
前記受信モジュールによって受信された前記構成情報に従って、前記復調参照信号の前記シンボルを決定するように構成されている決定モジュールと、
前記決定モジュールによって決定された前記復調参照信号および第1物理チャネルを送信するように構成される送信モジュールであって、前記復調参照信号は前記第1物理チャネルの復調のために使用され、前記構成情報が、前記復調参照信号および前記第1物理チャネルが異なる伝送時間間隔(TTI)に位置することを指示するとき、前記第1物理チャネルは、前記第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有する、送信モジュールと
を備え、
前記構成情報は、N種類の復調参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、前記N種類の復調参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、前記復調参照信号によって占有される異なるシンボルを指示する、
端末デバイス。
前記復調参照信号および前記第1物理チャネルが、同一のTTIに位置するとき、前記構成情報は、前記復調参照信号が前記TTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される、請求項18または19に記載の端末デバイス。
前記復調参照信号および前記第1物理チャネルは、同一のタイムスロットに位置し、前記構成情報は、前記タイムスロットにおけるa番目のシンボルに前記復調参照信号が位置することを指示するために使用され、aは7より大きくない正の整数である、請求項18または19に記載の端末デバイス。
前記復調参照信号および前記第1物理チャネルは、同一のタイムスロットに位置し、前記構成情報は、前記タイムスロットにおける1番目のシンボル、または、前記タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに前記復調参照信号が位置することを指示するために使用される、請求項18または19に記載の端末デバイス。
前記構成情報が、前記復調参照信号および前記第1物理チャネルが同一のTTIに位置することを指示するとき、前記第1物理チャネルは、前記復調参照信号によって占有されたシンボルを除く、前記TTIにおけるすべてのシンボルを占有する、請求項18から23のいずれか一項に記載の端末デバイス。
前記物理層シグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)であり、前記DCIは、前記第1物理チャネルをスケジューリングするために使用される、または、前記DCIは半永続スケジューリング(SPS)DCIである、請求項18から24のいずれか一項に記載の端末デバイス。
第1物理層シグナリングを送信するように構成され、前記第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、前記第1構成情報は、第1復調参照信号のシンボルの番目および周波数領域リソースを指示するために使用される、送信モジュールと、
前記第1復調参照信号および第1物理チャネルを受信するように構成されている受信モジュールと、
前記受信モジュールによって受信される前記第1復調参照信号に従って、前記第1物理チャネルを復調するように構成されている復調モジュールと
を備え、
前記第1構成情報が、前記第1復調参照信号および前記第1物理チャネルが異なる伝送時間間隔(TTI)に位置することを指示するとき、前記第1物理チャネルは、前記第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有し、
前記第1構成情報は、N種類の復調参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、前記N種類の復調参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、前記復調参照信号によって占有される異なるシンボルを指示する、
ネットワークデバイス。
前記第1復調参照信号および前記第1物理チャネルが、同一のTTIに位置するとき、前記第1構成情報は、前記第1復調参照信号が前記TTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される、請求項27または28に記載のネットワークデバイス。
前記第1復調参照信号および前記第1物理チャネルは、同一のタイムスロットに位置し、前記第1構成情報は、前記タイムスロットにおけるa番目のシンボルに前記第1復調参照信号が位置することを指示するために使用され、aは7より大きくない正の整数である、請求項27または28に記載のネットワークデバイス。
前記第1構成情報が、前記第1復調参照信号および前記第1物理チャネルが同一のTTIに位置することを指示するとき、前記第1物理チャネルは、前記第1復調参照信号によって占有されるシンボルを除く、前記TTIにおけるすべてのシンボルを占有する、請求項27から31のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
前記物理層シグナリングは、ダウンリンク制御情報(DCI)であり、前記DCIは、前記第1物理チャネルをスケジューリングするために使用される、または、前記DCIは半永続スケジューリング(SPS)DCIである、請求項27から32のいずれか一項に記載のネットワークデバイス。
【発明の概要】
【0005】
参照信号構成を比較的柔軟に実装するために、本発明の実施形態は、参照信号伝送方法、装置およびシステムを提供する。技術的解決法は以下の通りである。
【0006】
第1態様によれば、参照信号伝送方法が提供され、当該方法は、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信する段階であって、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、段階と、端末デバイスが、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定する段階と、端末デバイスが、参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信する段階であって、参照信号は第1物理チャネルの復調のために使用される、段階とを備える。
【0007】
ネットワークデバイスが物理層シグナリングを端末デバイスへ送信した後に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し得て、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は物理層シグナリングによってスケジューリングされた物理チャネルに対応する参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、物理層シグナリングに含まれる構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し得る。具体的には、参照信号のN種類の予め定められた参照信号時間領域構成は、端末デバイスに予め記憶され得て、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、物理層シグナリングに含まれる構成情報によって指示された構成方式に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し得る。次に、端末デバイスは参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得て、参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用される。
【0008】
第1態様に関連して、第1態様の第1の可能な実装において、構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0009】
第1態様に関連して、第1態様の第2の可能な実装において、構成情報は、参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0010】
端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置すると、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置すると決定し、kは正の整数である。例えば、kは1、2、または3である。言い換えれば、端末デバイスは、参照信号の時間領域リソースのための構成情報に従って、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置すると決定し、kは非負整数である。例えば、kは0、1、2、または3である。任意で、構成情報が、kは0であることを指示するとき、端末デバイスは、第1物理チャネルが、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるいくつかのシンボルを占有する(参照信号は当該いくつかのシンボルを占有しない)と決定する、または、構成情報が、kは0より大きいことを指示するとき、端末デバイスは、第1物理チャネルが、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有すると決定する。
【0011】
第1態様に関連して、第1態様の第3の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、構成情報は、参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0012】
端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置すると、および、参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置すると決定する。すなわち、参照信号は、第1物理チャネルの前のシンボルに位置するか、または、参照信号は、第1物理チャネルの後のシンボルに位置する。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルを占有しないと決定する。
【0013】
第1態様に関連して、第1態様の第4の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8または11である。
【0014】
端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置すると決定し、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。例えば、構成情報は、第1物理チャネルが位置するタイムスロットにおける1番目のシンボルまたは4番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。例えば、構成情報は、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボル、または11番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルを占有しないと決定する。
【0015】
第1態様に関連して、第1態様の第5の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0016】
端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号がタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルに位置すると決定し、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルを占有しないと決定する。
【0017】
第1態様、または、第1態様の第1から第5の可能な実装に関連して、第1態様の第6の可能な実装において、方法はさらに、端末デバイスが、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信する段階であって、参照信号は、第2物理チャネルの復調に使用され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する、段階を備える。
【0018】
端末デバイスはさらに、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得て、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置し、同一の参照信号に対応する。すなわち、参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用され得て、また、第2物理チャネルの復調に使用され得る。
【0019】
このように、参照信号のオーバヘッドを減少させるべく、同一の参照信号は、同一の端末デバイスの異なる物理チャネルのために構成され得る。
【0020】
第1態様、または、第1態様の第1から第6の可能な実装に関連して、第1態様の第7の可能な実装において、構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用され、端末デバイスが構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定することは、端末デバイスが、構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定することを含む。
【0021】
構成情報はさらに、参照信号の周波数領域リソースを指示するために使用される。具体的には、構成情報は、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。この場合、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定するように構成され得る。
【0022】
このように、同一のシンボル上の参照信号は、周波数領域リソースを使用することによって分離できる。さらに、参照信号のオーバヘッドを減少させるべく、異なる端末デバイスに対応する参照信号を同一のシンボル上で構成できる。
【0023】
第1態様、または、第1態様の第1から第7の可能な実装に関連して、第1態様の第8の可能な実装において、物理層シグナリングはダウンリンク制御情報DCIであり、DCIはマルチキャストシグナリングである、または、DCIはユニキャストシグナリングである。
【0024】
第2態様によれば、参照信号伝送方法が提供され、当該方法は、ネットワークデバイスが、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信する段階であって、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、段階と、ネットワークデバイスが、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号および第1物理チャネルを受信する段階と、ネットワークデバイスが、第1参照信号に従って、第1物理チャネルを復調する段階とを備える。
【0025】
物理層シグナリングはDCIであり得る。
【0026】
ネットワークデバイスは、
第1参照信号の時間領域リソースを決定し得て、第1物理層シグナリングを第1端末デバイス(任意の端末デバイスであってよい)へ送信し得て、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、すなわち、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される情報を含む。第1端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、第1参照信号の時間領域リソースを決定し得て、第1参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得る。ネットワークデバイスは、第1端末デバイスが第1参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信した後に、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号および第1物理チャネルを受信し得る。次に、ネットワークデバイスは、第1参照信号に従って、第1物理チャネルを復調し得る。
【0027】
第2態様に関連して、第2態様の第1の可能な実装において、第1構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成は、参照信号によって占有された異なる時間領域リソースのうちの任意の2種類を指示する。
【0028】
第2態様に関連して、第2態様の第2の可能な実装において、第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0029】
第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。例えば、kは1、2、または3である。言い換えれば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは非負整数である。例えば、kは0、1、2、または3である。任意で、第1構成情報が、kは0であることを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるいくつかのシンボルを占有する(第1参照信号は当該いくつかのシンボルを占有しない)、または、
第1構成情報が、kは0より大きいことを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有する。
【0030】
第2態様に関連して、第2態様の第3の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0031】
第1
情報参照信号および第1物理チャネルは、同一のTTIに位置し、第1参照信号は、TTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置する。すなわち、第1参照信号は、第1物理チャネルの前のシンボルに位置するか、または、第1参照信号は、第1物理チャネルの後のシンボルに位置する。任意で、第1構成情報は、第1物理チャネルがTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルを占有しないことを指示するために使用され得る。
【0032】
第2態様に関連して、第2態様の第4の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8または11である。
【0033】
第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。例えば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するタイムスロットにおける1番目のシンボルまたは4番目のシンボルに第1参照信号が位置することを指示するために使用され得る。例えば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボル、または11番目のシンボルに第1参照信号が位置することを指示するために使用され得る。任意で、第1構成情報は、第1物理チャネルが、タイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルを占有しないことを指示するために使用され得る。
【0034】
第2態様に関連して、第2態様の第5の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0035】
第2態様、または、第2態様の第1から第5の可能な実装に関連して、第2態様の第6の可能な実装において、方法はさらに、ネットワークデバイスが、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信する段階であって、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する、段階と、ネットワークデバイスが、第1参照信号に従って、第2物理チャネルを復調する段階とを備える。
【0036】
第1端末デバイスが第2物理チャネルを送信するケースについては、ネットワークデバイスはさらに、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信し得て、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。次に、ネットワークデバイスは、第1参照信号に従って第2物理チャネルを復調し得る。
【0037】
このように、参照信号のオーバヘッドを減少させるべく、同一の参照信号は、同一の端末デバイスの異なる物理チャネルのために構成され得る。
【0038】
第2態様、または、第2態様の第1から第6の可能な実装に関連して、第2態様の第7の可能な実装において、第1構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに第1参照信号が位置することを指示するために使用される。
【0039】
このように、同一の時間領域リソースに位置する参照信号は、周波数領域リソースを使用することによって有効に分離できる。
【0040】
第2態様、または、第2態様お第1から第7の可能な実装に関連して、第2態様の第8の可能な実装において、方法はさらに、ネットワークデバイスが、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信する段階であって、第2物理層シグナリングは第2構成情報を含み、第2構成情報は、第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、段階と、ネットワークデバイスが、第2端末デバイスによって送信された、第2参照信号および第3物理チャネルを受信する段階であって、第2参照信号および第1参照信号は同一の時間領域リソースに位置し、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置する、段階と、ネットワークデバイスが、第2参照信号に従って第3物理チャネルを復調する段階とを備える。
【0041】
ネットワークデバイスは、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信し得て、第2物理層シグナリングは、第2構成情報を含み得て、第2構成情報は、第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され得る。第2端末デバイスは、第2参照信号の時間領域リソースを決定し、第2参照信号および第3物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得る。第3物理チャネルは、第2物理層シグナリングによってスケジューリングされる物理チャネルであり得て、第2参照信号に対応する物理チャネルである。ネットワークデバイスは、第2端末デバイスによって送信される第2参照信号および第3物理チャネルを受信し得て、第2参照信号および第1参照信号は、同一の時間領域リソースに位置し、異なる周波数領域リソースまたは符号領域リソースに位置し得て、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置する。次に、ネットワークデバイスは、第2参照信号に従って第3物理チャネルを復調し得る。
【0042】
このように、参照信号のオーバヘッドを減少させるべく、異なる端末デバイスの物理チャネルにそれぞれ対応する参照信号は、同一の時間領域リソース上で構成され得る。
【0043】
第2態様、または、第2態様の第1から第8の可能な実装に関連して、第2態様の第9の可能な実装において、第1物理層シグナリングは第1DCIであり、第2物理層シグナリングは第2DCIであり、第1DCIもしくは第2DCIもしくは両方はユニキャストシグナリングであり、または、第1DCIおよび第2DCIは同一のDCIであり、マルチキャストシグナリングである。
【0044】
第3態様によれば、端末デバイスが提供され、端末デバイスは、受信器、プロセッサおよび送信器を備え、受信器は、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信するように構成され、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、プロセッサは、受信器によって受信された構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定するように構成され、送信器は、プロセッサによって決定された参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するように構成され、参照信号は第1物理チャネルの復調に使用される。
【0045】
第3態様に関連して、第3態様の第1の可能な実装において、構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0046】
第3態様に関連して、第3態様の第2の可能な実装において、構成情報は、参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0047】
第3態様に関連して、第3態様の第3の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、構成情報は、参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0048】
第3態様に関連して、第3態様の第4の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8または11である。
【0049】
第3態様に関連して、第3態様の第5の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0050】
第3態様、または、第3態様の第1から第5の可能な実装に関連して、第3態様の第6の可能な実装において、送信器はさらに、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するように構成され、参照信号は、第2物理チャネルの復調に使用され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。
【0051】
第3態様、または、第3態様の第1から第6の可能な実装に関連して、第3態様の第7の可能な実装において、構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用され、プロセッサは具体的には、構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定するように構成されている。
【0052】
第3態様、または、第3態様の第1から第7の可能な実装に関連して、第3態様の第8の可能な実装において、物理層シグナリングはダウンリンク制御情報DCIであり、DCIはマルチキャストシグナリングである、または、DCIはユニキャストシグナリングである。
【0053】
第4態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、当該ネットワークデバイスは、送信器、受信器およびプロセッサを備え、送信器は、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信するように構成され、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、受信器は、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号および第1物理チャネルを受信するように構成され、プロセッサは、受信器によって受信された第1参照信号に従って、第1物理チャネルを復調するように構成されている。
【0054】
第4態様に関連して、第4態様の第1の可能な実装において、第1構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0055】
第4態様に関連して、第4態様の第2の可能な実装において、第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0056】
第4態様に関連して、第4態様の第3の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0057】
第4態様に関連して、第4態様の第4の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8または11である。
【0058】
第4態様に関連して、第4態様の第5の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0059】
第4態様、または、第4態様の第1から第5の可能な実装に関連して、第4態様の第6の可能な実装において、受信器はさらに、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信するように構成され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置し、プロセッサはさらに、第1参照信号に従って第2物理チャネルを復調するように構成されている。
【0060】
第4態様、または、第4態様の第1から第6の可能な実装に関連して、第4態様の第7の可能な実装において、第1構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに第1参照信号が位置することを指示するために使用される。
【0061】
第4態様、または、第4態様の第1から第7の可能な実装に関連して、第4態様の第8の可能な実装において、送信器はさらに、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信するように構成され、第2物理層シグナリングは第2構成情報を含み、第2構成情報は第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、受信器はさらに、第2端末デバイスによって送信された第2参照信号および第3物理チャネルを受信するように構成され、第2参照信号および第1参照信号は同一の時間領域リソースに位置し、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置し、プロセッサはさらに、第2参照信号に従って第3物理チャネルを復調するように構成されている。
【0062】
第4態様、または、第4態様の第1から第8の可能な実装に関連して、第4態様の第9の可能な実装において、第1物理層シグナリングは第1DCIであり、第2物理層シグナリングは第2DCIであり、第1DCIもしくは第2DCIもしくは両方はユニキャストシグナリングであり、または、第1DCIおよび第2DCIは同一のDCIであり、マルチキャストシグナリングである。
【0063】
第5態様によれば、端末デバイスが提供され、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信するように構成されている、受信器を使用することによって具体的に実装され得る受信モジュールであって、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、受信モジュールと、受信モジュールによって受信された構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定するように構成されている、プロセッサを使用することによって具体的に実装され得る決定モジュールと、決定モジュールによって決定された参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するように構成されている、送信器を使用することによって具体的に実装され得る送信モジュールであって、参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用される、送信モジュールとを備える。
【0064】
第5態様に関連して、第5態様の第1の可能な実装において、構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0065】
第5態様に関連して、第5態様の第2の可能な実装において、構成情報は、参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0066】
第5態様に関連して、第5態様の第3の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、構成情報は、参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0067】
第5態様に関連して、第5態様の第4の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8または11である。
【0068】
第5態様に関連して、第5態様の第5の可能な実装において、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0069】
第5態様、または、第5態様の第1から第5の可能な実装に関連して、第5態様の第6の可能な実装において、送信モジュールはさらに、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するように構成され、参照信号は、第2物理チャネルの復調に使用され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。
【0070】
第5態様、または、第5態様の第1から第6の可能な実装に関連して、第5態様の第7の可能な実装において、構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用され、決定モジュールは具体的には
、構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定するように構成されている。
【0071】
第5態様、または、第5態様の第1から第7の可能な実装に関連して、第5態様の第8の可能な実装において、物理層シグナリングはダウンリンク制御情報DCIであり、DCIはマルチキャストシグナリングである、または、DCIはユニキャストシグナリングである。
【0072】
第6態様によれば、ネットワークデバイスが提供され、ネットワークデバイスは、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信するように構成されている、送信器を使用することによって具体的に実装され得る送信モジュールであり得て、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、送信モジュールと、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号および第1物理チャネルを受信するように構成されている、受信器を使用することによって具体的に実装され得る受信モジュールと、受信モジュールによって受信された第1参照信号に従って、第1物理チャネルを復調するように構成されている、プロセッサを使用することによって具体的に実装され得る復調モジュールとを備える。
【0073】
第6態様に関連して、第6態様の第1の可能な実装において、第1構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0074】
第6態様に関連して、第6態様の第2の可能な実装において、第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0075】
第6態様に関連して、第6態様の第3の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0076】
第6態様に関連して、第6態様の第4の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8または11である。
【0077】
第6態様に関連して、第6態様の第5の可能な実装において、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0078】
第6態様、または、第6態様の第1から第5の可能な実装に関連して、第6態様の第6の可能な実装において、受信モジュールはさらに、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信するように構成され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置し、復調モジュールはさらに、第1参照信号に従って第2物理チャネルを復調するように構成されている。
【0079】
第6態様、または、第6態様の第1から第6の可能な実装に関連して、第6態様の第7の可能な実装において、第1構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに第1参照信号が位置することを指示するために使用される。
【0080】
第6態様、または、第6態様の第1から第7の可能な実装に関連して、第6態様の第8の可能な実装において、送信モジュールはさらに、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信するように構成され、第2物理層シグナリングは第2構成情報を含み、第2構成情報は第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、受信モジュールはさらに、第2端末デバイスによって送信された第2参照信号および第3物理チャネルを受信するように構成され、第2参照信号および第1参照信号は同一の時間領域リソースに位置し、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置し、復調モジュールはさらに、第2参照信号に従って第3物理チャネルを復調するように構成されている。
【0081】
第6態様、または、第6態様の第1から第8の可能な実装に関連して、第6態様の第9の可能な実装において、第1物理層シグナリングは第1DCIであり、第2物理層シグナリングは第2DCIであり、第1DCIもしくは第2DCIもしくは両方はユニキャストシグナリングであり、または、第1DCIおよび第2DCIは同一のDCIであり、マルチキャストシグナリングである。
【0082】
第7の態様によれば、参照信号伝送システムが提供され、当該システムは端末デバイスおよびネットワークデバイスを備え、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信するように構成され、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを指示し、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し、参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するために使用され、参照信号は第1物理チャネルの復調のために使用され、ネットワークデバイスは、物理層シグナリングを端末デバイスへ送信するように構成され、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを指示し、端末デバイスによって送信された参照信号および第1物理チャネルを受信し、参照信号に従って第1物理チャネルを復調するために使用される。
【0083】
本発明の実施形態によって提供される技術的解決法によってもたらされる有利な影響は以下の通りである。
【0084】
本発明の実施形態において、ネットワークデバイスは、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される構成情報を含み、そして、第1端末デバイスは、構成情報に従って、第1参照信号の時間領域リソース、および/または、第1物理チャネルの時間領域リソースを決定し得る。したがって、ネットワークデバイスは、参照信号構成の柔軟性を向上させるべく、参照信号の時間領域リソースを動的に構成できる。例えば、参照信号のオーバヘッドを減少させ、システム容量を増加させるべく、ネットワークデバイスは、特にTTIの長さが1msより短いとき、1つの参照信号が複数の物理チャネルの復調に使用されるように構成し得る。例えば、チャネル推定性能が低く、かつ、参照信号のオーバヘッドを増加させる必要があるとき、ネットワークデバイスは、1つのタイムスロットにおいて、参照信号が少なくとも2つのシンボルの時間領域リソースを占有するように構成し得る。
【発明を実施するための形態】
【0112】
本発明の目的、技術的解決法、および利点をより明確にするべく、以下ではさらに、添付図面に関連して本発明の実装を詳細に説明する。
【0113】
本発明の実施形態は、参照信号伝送方法を提供する。当該方法は、端末デバイスおよびネットワークデバイスを使用することによって、共同で実装され得る。端末デバイスは、ユーザ機器(
UE)、移動局(
MS)、または移動端
末などとも呼ばれ得る。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(
RAN)を使用することで、1または複数のコアネットワークと通信し得る。例えば、端末デバイスは、携帯電話(または「セルラ」電話とも呼ばれる)、または、移動端末を備えたコンピュータなどであり得る。例えば、端末デバイスは、ポータブル型、ポケットサイズ型、ハンドヘルド型、コンピュータ内蔵型、または車載型の移動体装置でもあり得て、無線アクセスネットワークとの間で音声および/またはデータを交換する。ネットワークデバイスは基地局であり得る。基地局は、GSM(登録商標)もしくはCDMAにおける無線基地局装置(
BTS)、または、WCDMA(登録商標)におけるノードB(
NB)、または、LTEにおける進化型ノードB(
eNodeB)であり得る。
図1に示されるように、ネットワークデバイスは、DCIを端末デバイスへ送信し得て、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信した後に、DCIによって指示された参照信号の時間領域リソースのための構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し、参照信号と、参照信号に対応する物理チャネルとをネットワークデバイスへ送信し、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された、参照信号と、参照信号に対応する物理チャネルとを受信し得て、これにより、参照信号に従って物理チャネルを復調し得る。
【0114】
図2に示されるように、端末デバイスは、受信器210、プロセッサ220および送信器230を備え得て、受信器210および送信器230は、プロセッサ220に接続され得る。受信器210は、メッセージまたはデータを受信するように構成され得て、受信器210は、これらに限定されないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、チューナ、1または複数の発振器、カプラ、
低雑音増幅器(LNA)、デュプレクサ、および同様のものを含み得る。プロセッサ220は端末デバイスの制御中心であり得て、様々なインタフェースおよび回路を使用することによって、端末デバイス全体のうちの各部分、例えば受信器210および送信器230などに接続し得る。本発明において、プロセッサ220は、参照信号の時間領域リソースの決定に関する処理を実行するように構成され得る。任意で、プロセッサ220は、1または複数の処理ユニットを含み得る。好ましくは、プロセッサ220は、アプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサと一体化され得る。アプリケーションプロセッサは主に、オペレーティングシステムを処理し、モデムプロセッサは主に、無線通信を処理する。プロセッサ220はまた、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ、別のプログラマブルロジックデバイスまたは同様のものであり得る。
【0115】
図3に示されるように、ネットワークデバイスは、送信器310、受信器320およびプロセッサ330を備え得る。送信器310および受信器320は、プロセッサ330に接続され得る。受信器320は、メッセージまたはデータを受信するように構成され得て、受信器320は、これらに限定されないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、チューナ、1または複数の発振器、カプラ、
低雑音増幅器(LNA)、デュプレクサ、および同様のものを含み得る。本発明において、プロセッサ330は、参照信号に従って物理チャネルの復調に関する処理を実行するように構成され得る。プロセッサ330は、1または複数の処理ユニットを含み得る。プロセッサ330は、中央演算処理装置(
CPU)もしくはネットワークプロセッサ(
NP)などの汎用プロセッサであり得るか、または、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、別のプログラマブルロジックデバイス、または同様のものであり得る。具体的には、プログラムは、プログラムコードを含み得て、プログラムコードはコンピュータ動作命令を含む。
【0116】
本発明の実施形態の技術的解決法は、様々な通信システム、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(
GSM(登録商標))、符号分割多元接続(
CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(
WCDMA(登録商標))システム、汎用パケット無線サービス(
GPRS)
システム、ロングタームエボリューション(
LTE)システム、LTE周波数分割複信(
FDD)システム、LTE時分割複信(
TDD)
システム、ユニバーサルモバイル通信システム(
UMTS)、および、直交周波数分割
多重(OFDM)技術を使用する別の無線通信システムなどに適用され得る。
【0117】
本発明の実施形態の理解を容易にするべく、以下では最初に、本発明の実施形態における基本的な概念を説明する。説明のための例としてLTEシステムが使用される。しかしながら、このことは、本発明の実施形態がLTEシステムのみに適用されることを意味するものではない。実際には、本発明の実施形態において提供される解決法は、スケジューリングを用いてデータ伝送を実行する任意の無線通信システムにおいて使用できる。
【0119】
LTEシステムにおいて、各無線フレームは、10個のサブフレー
ムを含み、各サブフレームは1msの長さであり、2つのタイムスロット(
スロットとも呼ばれる)を含む。
【0120】
標準サイクリックプレフィックス(
normal CP)の場合、各スロットは、7つのシンボ
ルを含む、すなわち、各スロットは、番号{#0、#1、#2、#3、#4、#5、#6}を有するシンボルを含む。
拡張巡回プレフィックス(extended CP)の場合、各スロットは、6つのシンボ
ルを含む、すなわち、各スロットは、番号{#0、#1、#2、#3、#4、#5}を有するシンボルを含む。
【0121】
本発明の実施形態において、アップリンクシンボルおよびダウンリンクシンボルは両方とも、簡単にシンボルと呼ばれる。アップリンクシンボルは、シングルキャリア周波数分割多元接続(
SC−FDMA)シンボルと呼ばれ、ダウンリンクシンボルは、
直交周波数分割多重(OFDM)シンボルと呼ばれる。直交周波数分割多元接続(
OFDMA)のアップリンク多元接続方式が以降の技術に導入される場合、アップリンクシンボルは、OFDMシンボルとも呼ばれ得ることに留意されたい。アップリンク多元接続方式およびダウンリンク多元接続方式は、本発明において限定されない。
【0123】
物理チャネ
ルは、上位
層からのデータ情報を搬送する。物理チャネルは、物理アップリンク共有チャネル(
PUSCH)、物理アップリンク制御チャネル(
PUCCH)、または、物理ダウンリンク共有チャネル(
PDSCH)であり得る。
【0124】
参照信号(
RS)は、チャネル推定またはチャネル測定に使用される。例えば、参照信号はアップリンクのために使用される復調参照信号(
DMRS)、サウンディング参照信号(
SRS)、ダウンリンクに使用されるセル固有参照信号(
CRS)、ダウンリンクに使用されるUE固有参照信号(
URS)、または、ダウンリンクに使用されるグループ固有参照信号(
GRS)であり得る。PUCCH復調に使用されるDMRSは、PUCCH DMRSと呼ばれ、PUSCH復調に使用されるDMRSは、PUSCH DMRSと呼ばれる。CRSは、セル内のすべての端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるRSであり、GRSは、一組の端末デバイスのためにネットワークデバイスによって構成されるRSであり、URSは、特定の端末デバイスのために構成されるRSである。
【0125】
各物理チャネルは対応するRSを有し、これにより、ネットワークデバイスはRSに従ってチャネル推定を実行し、次に、推定されたチャネル値に従って物理チャネルを復調できる。したがって、本発明において、物理チャネルに対応するRSは、物理チャネルの復調に使用されるRSである。
【0126】
以下では、具体的な実装に関連して、
図4に示される処理手順を詳細に説明する。処理手順の内容は以下の通りであり得る。
【0127】
段階401:端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0128】
段階402:端末デバイスが構成情報に従って、参照信号の時間領域リソース、および/または、第1物理チャネルの時間領域リソースを決定する。
【0129】
段階403:端末デバイスが、第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信する、または、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された第1物理チャネルを受信し、参照信号は第1物理チャネルの復調に使用される。
【0130】
物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、すなわち、物理層シグナリングは、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される情報を含む。任意で、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを明示的に指示し得る。任意で、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを暗黙的に指示し得る。例えば、構成情報は、第1物理チャネルによって占有される時間領域リソースを直接的に指示し、さらに、第1物理チャネルによって占有される時間領域リソースは、参照信号によって占有される時間領域リソースに暗黙的に対応し得る。
【0131】
参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用される。任意で、第1物理チャネルは、例えばPUSCHなどのアップリンク物理チャネルである。この場合、ネットワークデバイスは、参照信号に従って第1物理チャネルを復調する。任意で、第1物理チャネルはダウンリンク物理チャネル、例えばPDSCHである。この場合、端末デバイスは参照信号に従って第1物理チャネルを復調する。
【0132】
任意で、物理層シグナリングはDCIである。この場合、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信されたDCIを受信する。DCIは構成情報を含み、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。任意で、DCIはさらに、第1物理チャネルの伝送を指示するために使用される。すなわち、DCIはさらに、第1物理チャネルをスケジューリングするために使用される。任意で、DCIは物理ダウンリンク制御チャネル(PDCC
H)上で搬送され、PDCCHは、Rel−8において定義されるPDCCH、Rel−11において定義されるEPDCCH、または、DCIを搬送するために使用され、別のリリースにおいて定義されるチャネルであり得る。任意で、DCIは半永続スケジューリング(SP
S)DCIである。
【0133】
任意で、物理層シグナリングはマルチキャストシグナリングであり、すなわち、物理層シグナリングは一組の端末デバイスへ送信されるか、または、物理層シグナリングはユニキャストシグナリングであり、すなわち、物理層シグナリングは1個の端末デバイスへ送信される。
【0134】
任意で、本発明のこの実施形態において、TTIの長さは1msより短い。例えば、TTIの長さは、0.5ms、1つのシンボルの長さ、2つのシンボルの長さ、3つのシンボルの長さ、または、4つのシンボルの長さである。
【0135】
任意で、構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。すなわち、参照信号はN種類の異なる時間領域リソースを占有し得る。
【0136】
任意で、N種類の参照信号時間領域構成は予め定められる。端末デバイスはN種類の参照信号時間領域構成を予め記憶し得て、次に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し、物理層シグナリングに含まれる構成情報に従って、参照信号によって占有される時間領域リソースを決定する。
【0137】
任意で、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された上位層シグナリン
グを受信し、上位層シグナリングは、N種類の参照信号時間領域構成を指示するために使用される。次に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し、物理層シグナリングに含まれる構成情報に従って、参照信号によって占有される時間領域リソースを決定する。
【0138】
任意で、端末デバイスによって受信されたDCIに含まれる構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示し得て、Nは正の整数である。構成情報は、
【数1】
または
【数2】
ビットであり、すなわち、
【数1】
または
【数2】
ビットのN種類の状態は、N種類の参照信号時間領域リソース構成に対応し、
【数3】
は切り上げを表す。例えば、Nが4であるとき、参照信号時間領域構成を指示するために2ビットの値が使用され得て、すなわち、4種類の状態、00、01、10、11を使用することによって、4種類の異なる参照信号時間領域構成が指示され得る。
【0139】
実装において、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された、構成情報を含む物理層シグナリングを受信した後に、構成情報
に従って、参照信号の時間領域リソース、および/または、第1物理チャネルの時間領域リソースを決定し得る。例えば、構成情報が、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置することを指示するとき、第1物理チャネルは、参照信号によって占有されるシンボルを除く、TTIにおけるすべてのシンボルを占有する、または、構成情報が、参照信号および第1物理チャネルが異なるTTIに位置することを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有する。
【0140】
以下では具体的に、参照信号の時間領域リソースのための構成情報によって指示される、参照信号の複数の任意の時間領域リソースを説明する。
【0141】
任意で、構成情報は、参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置する、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0142】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置すると、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置すると決定し、kは正の整数である。例えば、kは1、2、または3である。言い換えれば、端末デバイスは、参照信号の時間領域リソースのための構成情報に従って、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置すると決定し、kは非負整数である。例えば、kは0、1、2、または3である。任意で、構成情報が、kは0であることを指示するとき、端末デバイスは、第1物理チャネルが、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるいくつかのシンボルを占有する(参照信号は当該いくつかのシンボルを占有しない)と決定し、または、構成情報が、kは0より大きいことを指示するとき、端末デバイスは、第1物理チャネルが、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有すると決定する。
【0143】
参照信号が位置するTTIと、第1物理チャネルが位置するTTIとの間の関係に基づいて、以下では、複数の任意の参照信号時間領域構成の解決法を提供する。
【0144】
解決法1:Nは2である。この場合、構成情報は1ビットであり、すなわち、1ビットの2種類の異なる状態は、2種類の異なる参照信号時間領域構成を指示し得る。具体的には、1ビットの値「0」は、構成1を指示し得て、1ビットの値「1」は、構成2を指示し得る、または、1ビットの値「1」は、構成1を指示し得て、1ビットの値「0」は、構成2を指示し得る。
図5aに示されるように、構成1では、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置し得る。構成2では、参照信号および第1物理チャネルが異なるTTIに位置し得る。例えば、
図5bに示されるように、参照信号は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のTTIに位置し得る。この場合、参照信号によって占有され、構成情報によって指示される時間領域リソースは、構成1または構成2であり得る。
【0145】
解決法2:Nは4である。この場合、構成情報は2ビットであり、すなわち、2ビットの4種類の異なる状態は、4種類の異なる参照信号時間領域構成を指示し得る。具体的には、4種類の異なる参照信号時間領域構成では、参照信号は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに位置し得て、kは自然数であり、kは0、1、2、または3であり得る。すなわち、4種類の異なる参照信号時間領域構成は、参照信号が、第1物理チャネルが位置するTTIの前の3番目のTTIに位置すること、参照信号が、第1物理チャネルが位置するTTIの前の2番目のTTIに位置すること、参照信号が、第1物理チャネルが位置するTTIの前の1番目のTTIに位置すること、ならびに、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置することであり得る。例えば、第1物理チャネルがTTIi+3に位置する場合、構成1は、
図6aに示されるように、参照信号がTTIiに位置することであり得て、構成2は、
図6bに示されるように、参照信号がTTIi+1に位置することであり得て、構成3は、
図6cに示されるように、参照信号がTTIi+2に位置することであり得て、構成4は、
図6dに示されるように、参照信号がTTIi+3に位置し、すなわち、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置することであり得る。TTIi、TTIi+1、TTIi+2、および、TTIi+3は、同一のサブフレームに位置し得るか、または、異なるサブフレームに位置し得る。これは、本発明において限定されない。この場合、参照信号によって占有され、構成情報によって指示される時間領域リソースは、4種類の構成のうちの1つである。ネットワークデバイスは、要件に従って、構成の1つを選択し、物理層シグナリングを使用することによって端末デバイスに通知し得る。
【0146】
任意で、参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、構成情報は、参照信号がTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0147】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置すると、および、参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置すると決定する。すなわち、参照信号は、第1物理チャネルの前のシンボルに位置するか、または、参照信号は、第1物理チャネルの後のシンボルに位置する。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルを占有しないと決定する。この参照信号時間領域構成の解決法は、解決法3と呼ばれ得る。以下では、例を使用することによって解決法3を説明する。
【0148】
解決法3:Nは2である。この場合、構成情報は1ビットである。1ビットの指示方法は、解決法1と同一である。ここでは詳細を再度説明しない。構成1は、参照信号がTTIにおける1番目のシンボルに位置することであり得て、構成2は、参照信号がTTIにおける最後のシンボルに位置することであり得る。例えば、TTIが4つのシンボルを含み、かつ、第1物理チャネルが3つのシンボルを占有する場合、
図7aに示されるように、参照信号は、TTIにおける1番目のシンボルに位置し得る、または、
図7bに示されるように、参照信号は、TTIにおける4番目のシンボルに位置し得る。
【0149】
任意で、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは6または7より大きくない正の整数であり、bは12または14より大きくない正の整数である。例えば、aは1または4であり、bは1、4、8または11である。別の例については、aは1または3であり、bは1、3、7または9である。好ましくは、参照信号および第1物理チャネルは、同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置する。
【0150】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置すると決定し、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。例えば、構成情報は、第1物理チャネルが位置するタイムスロットにおける1番目のシンボルまたは4番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。例えば、構成情報は、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボル、または11番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルを占有しないと決定する。この参照信号時間領域構成の解決法は、解決法4または解決法5と呼ばれ得る。以下では、例を使用することによって解決法4または解決法5を説明する。
【0151】
解決法4:Nは2である。この場合、構成情報は1ビットである。1ビットの指示方法は、解決法1と同一である。ここでは詳細を再度説明しない。構成1は、
図8aに示されるように、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボルに位置することであり得る。構成2は、
図8bに示されるように、参照信号がタイムスロットにおける4番目のシンボルに位置することであり得る。
【0152】
解決法5:Nは4である。この場合、2ビットの値は、参照信号時間領域構成を指示するために使用され得て、すなわち、2ビットの4種類の異なる状態は、4種類の異なる参照信号時間領域構成を指示し得る。具体的には、4種類の異なる参照信号時間領域構成は、
図9aに示されるように、参照信号が、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける1番目のシンボルに位置すること、
図9bに示されるように、参照信号が、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける4番目のシンボルに位置すること、
図9cに示されるように、参照信号が、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける8番目のシンボルに位置すること、および、
図9dに示されるように、参照信号が、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける11番目のシンボルに位置することであり得る。ネットワークデバイスは、要件に従って、構成の1つを選択し、物理層シグナリングを使用することによって端末デバイスに通知し得る。
【0153】
任意で、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、cは6または7より大きくない正の整数であり、dは12または14より大きくない正の整数である。好ましくは、参照信号および第1物理チャネルは、同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置する。例えば、cは1または2であり、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。例えば、dは2または4であり、構成情報は、サブフレームにおける1番目のシンボルおよび8番目のシンボル、または、サブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボルおよび11番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用される。
【0154】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号がタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルに位置すると決定し、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルを占有しないと決定する。この参照信号時間領域構成の
解決法は、解決法6または解決法7と呼ばれ得る。以下では、例を使用することによって解決法6または解決法7を説明する。
【0155】
解決法6:Nは2である。この場合、構成情報は1ビットである。1ビットの指示方法は、解決法1と同一である。ここでは詳細を再度説明しない。構成1は、
図10aに示されるように、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボルに位置することであり得て、構成2は、
図10bに示されるように、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することであり得る。
【0156】
解決法7:Nは2である。この場合、参照信号の時間領域リソースのための構成情報は1ビットである。1ビットの指示方法は、解決法1と同一である。ここでは詳細を再度説明しない。構成1は、参照信号がサブフレームにおける1番目のシンボルおよび8番目のシンボルに位置することであり得る。構成2は、参照信号がサブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボルおよび11番目のシンボルに位置することであり得る。
【0157】
任意で、構成情報はさらに、参照信号の周波数領域リソースを指示するために使用される。これに対応して、段階402における処理プロセスは、端末デバイスが構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースおよび周波数領域リソースを決定することであり得る。任意で、構成情報は1または複数の情報フィールドを含む。例えば、構成情報は1つの情報フィールドを含み、情報フィールドは共同的な方式で、参照信号の時間領域リソースおよび周波数領域リソースを指示する。例えば、構成情報は2つの情報フィールドを含み、一方は、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され(情報フィールドに含まれるビットの数、および、参照信号の時間領域リソースを指示する方式の詳細については、上述の解決法を参照されたい)、他方は、参照信号の周波数領域リソースを指示するために使用される。
【0158】
任意で、構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。これに対応して、段階402における処理プロセスは、以下の通りであり得る。端末デバイスが構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定する。任意で、構成情報は1または複数の情報フィールドを含む。具体的な内容については、上述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0159】
任意で、第1物理チャネルはアップリンク物理チャネル(例えば、PUSCHまたはPUCCH)であり、段階403は、端末デバイスが、参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信する段階であって、参照信号は第1物理チャネルの復調に使用される、段階を含む。参照信号の送信と、第1物理チャネルの送信との間に時間的順序の関係は無いことに留意されたい。すなわち、端末デバイスは最初に参照信号を送信し、次に第1物理チャネルを送信し得る、または、最初に第1物理チャネルを送信し、次に参照信号を送信し得る。
【0160】
任意で、第1物理チャネルはダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)であり、段階403は、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された参照信号および第1物理チャネルを受信する段階であって、参照信号は第1物理チャネルの復調に使用される、段階を含む。参照信号の受信と、第1物理チャネルの受信との間に時間的順序の関係は無いことに留意されたい。
【0161】
任意で、第1物理チャネルはアップリンク物理チャネル(例えば、PUSCHまたはPUCCH)であり、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信する前、または、受信するとき、処理手順はさらに、端末デバイスが参照信号をネットワークデバイスへ送信することを含む。この場合、段階403は、端末デバイスが第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信することを含む。参照信号は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTI(kは0より大きい)に位置し得るので、端末デバイスによって受信された物理層シグナリングによって指示される参照信号は、端末デバイスによって送信された、または、送信されている参照信号であり得ることに留意されたい。この解決法は、現在の物理層シグナリングによってスケジューリングされた物理チャネルに対応する参照信号が、以前の物理層シグナリングによってスケジューリングされた物理チャネルに対応する参照信号と同一であるケースに適用される。この場合、端末デバイスが現在の物理層シグナリングを受信する前、または、受信するとき、現在の物理層シグナリングによってスケジューリングされた物理チャネルに対応する参照信号は、ネットワークデバイスへ送信済みである。したがって、現在の物理層シグナリングについては、端末デバイスは、物理チャネルのみを送信し得る。
【0162】
任意で、第1物理チャネルはダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)であり、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信する前、または、受信するとき、処理手順は、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された参照信号を受信することをさらに含む。この場合、段階403は、端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された第1物理チャネルを受信することを含む。参照信号は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTI(kは0より大きい)に位置し得るので、端末デバイスによって受信された物理層シグナリングによって指示される参照信号は、端末デバイスによって受信された、または、受信されている参照信号であり得ることに留意されたい。
【0163】
任意で、端末デバイスはさらに、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得る。これに対応して、処理プロセスは、以下の通りであり得る。端末デバイスが第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し、参照信号は第2物理チャネルの復調に使用され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。この場合、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは、同一の参照信号に対応し、参照信号は、ネットワークデバイスへ送信済みである。したがって、この場合、端末デバイスは、第2物理チャネルのみを送信し得る。
【0164】
任意で、端末デバイスはさらに、ネットワークデバイスによって送信された第2物理チャネルを受信し得る。これに対応して、処理プロセスは以下の通りであり得る。端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された第2物理チャネルを受信し、参照信号は第2物理チャネルの復調に使用され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。
【0165】
参照信号の時間領域リソースの上述の構成方式に基づいて、同一の端末デバイスについては、ネットワークデバイスが、異なる物理チャネルが異なるTTIに位置するように構成する必要がある場合でも、同一の参照信号を異なる物理チャネルに構成できる。例えば、
図11に示されるように、同一の端末デバイスにスケジューリングされた第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは、異なるシンボルに位置し、第1物理チャネルに対応する参照信号、および、第2物理チャネルに対応する参照信号は、同一の参照信号であり、すなわち、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルに対応する参照信号は同一の時間領域リソースに位置する。従来技術において、各物理チャネルは、少なくとも1つの参照信号に対応する必要があり、すなわち、2つの異なる物理チャネルは少なくとも2つの参照信号を必要とする。従来技術と比較して、本発明における構成方式では、参照信号のオーバヘッドを減少させることができる。
【0166】
本発明のこの実施形態において、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し(物理層シグナリングは、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される構成情報を含む)、次に、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソース、および/または、第1物理チャネルの時間領域リソースを決定する。したがって、ネットワークデバイスは、参照信号構成の柔軟性を向上させるべく、参照信号の時間領域リソースを動的に構成できる。例えば、参照信号のオーバヘッドを減少させ、システム容量を増加させるべく、ネットワークデバイスは、特にTTIの長さが1msより短いとき、1つの参照信号が複数の物理チャネルの復調に使用されるように構成し得る。例えば、チャネル推定性能が低く、かつ、参照信号のオーバヘッドを増加させる必要があるとき、ネットワークデバイスは、1つのタイムスロットにおいて、参照信号が少なくとも2つのシンボルの時間領域リソースを占有するように構成し得る。
【0167】
以下では、具体的な実装に関連して、
図12に示される処理手順を詳細に説明する。処理手順の内容は以下の通りであり得る。
【0168】
段階1201:ネットワークデバイスが第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0169】
段階1202:ネットワークデバイスが、第1端末デバイスによって送信された第1物理チャネルを受信し、第1参照信号に従って第1物理チャネルを復調する、または、ネットワークデバイスが、第1物理チャネルを第1端末デバイスへ送信し、第1参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用される。
【0170】
本発明のこの実施形態において、第1物理層シグナリング、第1DCI、第1構成情報、および、第1参照信号はそれぞれ、段階401から段階403における、物理層シグナリング、DCI、構成情報および参照信号に対応することに留意されたい。したがって、別段の規定が無い限り、第1物理層シグナリング、第1DCI、第1構成情報および第1参照信号の
内容は、段階401から段階403における物理層シグナリング、DCI、構成情報および参照信号の
内容と一致する。
【0171】
実装において、ネットワークデバイスは、参照信号の時間領域リソースを決定し、第1物理層シグナリングを第1端末デバイス(任意の端末デバイス、すなわち、
図4において示されている手順において説明されている端末デバイスであり得る)へ送信し得て、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、すなわち、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される情報を含む。第1物理層シグナリングの具体的な内容については、段階401から段階403における物理層シグナリングの説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0172】
第1参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用される。任意で、第1物理チャネルはアップリンク物理チャネル、例えばPUSCHである。この場合、ネットワークデバイスは、第1参照信号に従って第1物理チャネルを復調する。任意で、第1物理チャネルはダウンリンク物理チャネル、例えばPDSCHである。この場合、端末デバイスは、第1参照信号に従って第1物理チャネルを復調する。
【0173】
任意で、第1物理層シグナリングは第1DCIである。ネットワークデバイスは第1DCIを第1端末デバイスへ送信し、第1DCIは第1構成情報を含み、第1構成情報は第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。第1DCIの具体的な内容については、段階401から段階403におけるDCIの説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0174】
任意で、第1物理層シグナリングはマルチキャストシグナリングであり、すなわち、第1物理層シグナリングは一組の端末デバイスへ送信されるか、または、第1物理層シグナリングはユニキャストシグナリングであり、すなわち、第1物理層シグナリングは1個の端末デバイスへ送信される。
【0175】
任意で、本発明のこの実施形態において、TTIの長さは1msより短い。例えば、TTIの長さは、0.5ms、1つのシンボルの長さ、2つのシンボルの長さ、3つのシンボルの長さ、または、4つのシンボルの長さである。
【0176】
任意で、第1構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。すなわち、第1参照信号はN種類の異なる時間領域リソースを占有し得る。
【0177】
任意で、N種類の参照信号時間領域構成は予め定められ、すなわち、ネットワークデバイスは、N種類の参照信号時間領域構成を予め記憶し得る、または、任意で、ネットワークデバイスは、N種類の参照信号時間領域構成を構成し、上位層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し、上位層シグナリングはN種類の参照信号時間領域構成を指示するために使用される。次に、ネットワークデバイスは、N種類の参照信号時間領域構成から1種類を選択し、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し、第1物理層シグナリングは、選択された参照信号時間領域構成を指示するために使用される。
【0178】
任意で、ネットワークデバイスによって送信された第1DCIに含まれる第1構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示し得て、Nは正の整数である。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における構成情報の説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0179】
実装において、ネットワークデバイスは、第1参照信号の時間領域リソースを決定した後に、第1構成情報を含む第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し得る。例えば、第1構成情報が、第1参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置することを指示するとき、第1物理チャネルは、第1参照信号によって占有されるシンボルを除く、TTIにおけるすべてのシンボルを占有する、または、第1構成情報が、第1参照信号および第1物理チャネルが異なるTTIに位置することを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有する。
【0180】
以下では具体的に、参照信号の時間領域リソースのための構成情報によって指示される、参照信号の複数の任意の時間領域リソースを説明する。
【0181】
任意で、第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。例えば、kは1、2、または3である。言い換えれば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは非負整数である。例えば、kは0、1、2、または3である。任意で、第1構成情報が、kは0であることを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるいくつかのシンボルを占有する(第1参照信号は当該いくつかのシンボルを占有しない)、または、
第1構成情報が、kは0より大きいことを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有する。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法1および解決法2を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0182】
任意で、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法3を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0183】
任意で、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは6または7より大きくない正の整数であり、bは12または14より大きくない正の整数である。例えば、aは1または4であり、bは1、4、8または11である。別の例については、aは1または3であり、bは1、3、7または9である。好ましくは、第1参照信号および第1物理チャネルは、同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置する。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法4および解決法5を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0184】
任意で、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、cは6または7より大きくない正の整数であり、dは12または14より大きくない正の整数である。好ましくは、第1参照信号および第1物理チャネルは、同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置する。例えば、cは1または2であり、第1構成情報は、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。例えば、dは2または4であり、第1構成情報は、サブフレームにおける1番目のシンボルおよび8番目のシンボル、または、サブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボルおよび11番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用される。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法6および解決法7を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0185】
任意で、第1構成情報はさらに、第1参照信号の周波数領域リソースを指示するために使用され得る。任意で、第1構成情報は1または複数の情報フィールドを含み得る。具体的な内容については、構成情報がさらに
参照信号の周波数領域リソースを指示するために使用される、段階401から段階403における
内容を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0186】
任意で、第1構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに第1参照信号が位置することを指示するために使用され得る。任意で、構成情報は1または複数の情報フィールドを含む。具体的な内容については、上述の実施形態を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0187】
任意で、第1物理チャネルはアップリンク物理チャネル(例えば、PUSCHまたはPUCCH)であり、段階1202は、ネットワークデバイスが、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号および第1物理チャネルを受信し、第1参照信号に従って第1物理チャネルを復調することを含み、第1参照信号は第1物理チャネルの復調に使用される。第1参照信号の受信と第1物理チャネルの受信との間に時間的順序の関係は無いことに留意されたい。すなわち、ネットワークデバイスは、最初に第1参照信号を受信し、次に第1物理チャネルを受信し得る、または、最初に第1物理チャネルを受信し、次に第1参照信号を受信し得る。
【0188】
任意で、第1物理チャネルはダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)であり、段階1202は、ネットワークデバイスが、第1参照信号および第1物理チャネルを第1端末デバイスへ送信することを含み、第1参照信号は第1物理チャネルの復調に使用される。第1参照信号の送信と、第1物理チャネルの送信との間に時間的順序の関係は無いことに留意されたい。
【0189】
任意で、第1物理チャネルはアップリンク物理チャネル(例えば、PUSCHまたはPUCCH)であり、ネットワークデバイスが第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信する前、または、送信するとき、処理手順はさらに、ネットワークデバイスが、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号を受信することを含む。この場合、段階1202は、ネットワークデバイスが、第1端末デバイスによって送信された第1物理チャネルを受信し、第1参照信号に従って第1物理チャネルを復調することを含む。第1参照信号は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTI(kは0より大きい)に位置し得るので、ネットワークデバイスによって送信された第1物理層シグナリングによって指示される第1参照信号は、ネットワークデバイスによって受信された、または、受信されている第1参照信号であり得ることに留意されたい。これは、第1物理チャネルのみが第1端末デバイスの側で送信されるケースに対応する。
【0190】
任意で、第1物理チャネルはダウンリンク物理チャネル(例えば、PDSCH)であり、ネットワークデバイスが第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信する前、または、送信するとき、処理手順はさらに、ネットワークデバイスが第1参照信号を第1端末デバイスへ送信することを含む。この場合、段階1202は、ネットワークデバイスが第1物理チャネルを第1端末デバイスへ送信することを含む。第1参照信号は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTI(kは0より大きい)に位置し得るので、ネットワークデバイスによって第1端末デバイスへ送信された第1物理層シグナリングによって指示される第1参照信号は、ネットワークデバイスによって送信された、または、送信されている第1参照信号であり得ることに留意されたい。
【0191】
任意で、ネットワークデバイスはさらに、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信し得る。これに対応して、処理プロセスは以下の通りであり得る。ネットワークデバイスが第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信し、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。ネットワークデバイスが第1参照信号に従って第2物理チャネルを復調する。
【0192】
任意で、ネットワークデバイスはさらに、第2物理チャネルを第1端末デバイスへ送信し得る。これに対応して、処理プロセスは以下の通りであり得る。ネットワークデバイスが第2物理チャネルを第1端末デバイスへ送信し、第1参照信号は第2物理チャネルの復調に使用され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。この場合、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは、同一の第1参照信号に対応し、第1参照信号は第1端末デバイスへ送信済みである。したがって、この場合、ネットワークデバイスは、第2物理チャネルのみを送信し得る。
【0193】
参照信号の時間領域リソースの上述の構成方式に基づいて、同一の端末デバイスについては、ネットワークデバイスが、異なる物理チャネルが異なるTTIに位置するように構成する必要がある場合でも、同一の参照信号を異なる物理チャネルに構成できる。例えば、
図11に示されるように、同一の端末デバイスにスケジューリングされた第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは、異なるシンボルに位置し、第1物理チャネルに対応する参照信号、および、第2物理チャネルに対応する参照信号は、同一の参照信号であり、すなわち、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルに対応する参照信号は同一の時間領域リソースに位置する。従来技術において、各物理チャネルは、少なくとも1つの参照信号に対応する必要があり、すなわち、2つの異なる物理チャネルは少なくとも2つの参照信号を必要とする。従来技術と比較して、本発明における構成方式では、参照信号のオーバヘッドを減少させることができる。
【0194】
任意で、ネットワークデバイスはさらに、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信し得る。これに対応して、処理プロセスは、ネットワークデバイスが第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信することであって、第2物理層シグナリングは第2構成情報を含み、第2構成情報は第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、こと、および、ネットワークデバイスが、第2端末デバイスによって送信された第3物理チャネルを受信し、第2参照信号に従って第3物理チャネルを復調する、または、ネットワークデバイスが、第3物理チャネルを第2端末デバイスへ送信することであって、第2参照信号は第3物理チャネルの復調に使用され、第2参照信号および第1参照信号は同一の時間領域リソースに位置し、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置する、ことであり得る。
【0195】
第2端末デバイスは、第1端末デバイス以外の任意の端末デバイスであり得る。
【0196】
実装において、ネットワークデバイスは、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信し得て、第2物理層シグナリングは、第2構成情報を含み得て、第2構成情報は、第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され得る。第2端末デバイスは、段階401から段階403に記載された方法に従って、第2参照信号の時間領域リソースを決定し、第2参照信号および第3物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得る、または、ネットワークデバイスによって送信された第2参照信号および第3物理チャネルを受信し得る。第3物理チャネルは、第2物理層シグナリングによってスケジューリングされる物理チャネルであり得て、第2参照信号に対応する物理チャネルである。ネットワークデバイスは、第2端末デバイスによって送信された第2参照信号および第3物理チャネルを受信し得るか、または、第2参照信号および第3物理チャネルを第2端末デバイスへ送信し得る。第2参照信号および第1参照信号は同一の時間領域リソースに位置し得て、異なる周波数領域リソースまたは符号領域リソースに位置し、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置する。
【0197】
参照信号の時間領域リソースの上述の構成方式に基づき、異なる端末デバイスについては、ネットワークデバイスが、異なる端末デバイスの物理チャネルが異なるTTIに位置するように構成する必要がある場合でも、異なる端末デバイスの物理チャネルに対応する参照信号が同一の時間領域リソースに位置するように構成できる。例えば、
図13に示されるように、第1端末デバイスにスケジューリングされた第1物理チャネル、および、第2端末デバイスにスケジューリングされた第2物理チャネルは、異なるシンボルに位置し、第1物理チャネルに対応する第1参照信号、および、第2物理チャネルに対応する第2参照信号は、同一のシンボルに位置する。さらに、第1参照信号および第2参照信号は、異なる周波数領域リソースに位置し得る。例えば、第1参照信号は、番号が偶数であるサブキャリアに位置し得て、第2参照信号は、番号が奇数であるサブキャリアに位置し得る。代替的に、第1参照信号および第2参照信号は、異なる符号領域リソースに位置し得る。従来技術において、異なる時間領域リソースに位置する物理チャネルは、異なる参照信号に対応する必要があり、すなわち、2つの時間領域リソースに位置する物理チャネルは、少なくとも2つの参照信号を必要とする。従来技術と比較して、本発明における構成方式では、参照信号のオーバヘッドを減少させることができる。
【0198】
任意で、物理層シグナリングがDCIであるケースについては、第2物理層シグナリングは第2DCIであり得る。
【0199】
任意で、第2物理層シグナリングはマルチキャストシグナリングであり、すなわち、第2物理層シグナリングは一組の端末デバイスへ送信されるか、または、第2物理層シグナリングはユニキャストシグナリングであり、すなわち、第2物理層シグナリングは1個の端末デバイスへ送信される。
【0200】
任意で、第1物理層
シグナリングおよび第2物理層シグナリングは同一の物理層シグナリングである。
【0201】
任意で、第1DCIおよび第2DCIは同一のDCIである。DCIは複数の構成情報を含み、異なる構成情報は、異なる端末デバイスの参照信号の時間領域リソースおよび/または周波数領域リソースを指示する。例えば、複数の構成情報のうちの2つは、第1構成情報および第2構成情報である。
【0202】
本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される構成情報を含み、そして、第1端末デバイスは、構成情報に従って、第1参照信号の時間領域リソース、および/または、第1物理チャネルの時間領域リソースを決定し得る。したがって、ネットワークデバイスは、参照信号構成の柔軟性を向上させるべく、参照信号の時間領域リソースを動的に構成できる。例えば、参照信号のオーバヘッドを減少させ、システム容量を増加させるべく、ネットワークデバイスは、特にTTIの長さが1msより短いとき、1つの参照信号が複数の物理チャネルの復調に使用されるように構成し得る。例えば、チャネル推定性能が低く、かつ、参照信号のオーバヘッドを増加させる必要があるとき、ネットワークデバイスは、1つのタイムスロットにおいて、参照信号が少なくとも2つのシンボルの時間領域リソースを占有するように構成し得る。
【0203】
以下では、実行主体がネットワークデバイスおよび端末デバイスである例を使用することによって、具体的な実装に関連して、
図14に示される、システムの処理手順を詳細に説明する。処理手順の内容は以下の通りであり得る。
【0204】
段階1401:ネットワークデバイスが物理層シグナリングを端末デバイスへ送信し、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0205】
物理層シグナリングはDCIであり得る。
【0206】
実装において、ネットワークデバイスは、参照信号の時間領域リソースを決定し、物理層シグナリングを端末デバイス(任意の端末デバイス、すなわち、
図4に示される手順に記載されている端末デバイスであり得る)へ送信し得て、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、すなわち、物理層シグナリングは、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される情報を含む。物理層シグナリングの具体的な内容については、段階401から段階403における物理層シグナリングの説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0207】
段階1402:端末デバイスが、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0208】
実装において、ネットワークデバイスが物理層シグナリングを端末デバイスへ送信した後に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し得て、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は物理層シグナリングによってスケジューリングされた物理チャネルに対応する参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0209】
段階1403:端末デバイスが構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定する。
【0210】
実装において、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、物理層シグナリングに含まれる構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し得る。具体的には、参照信号のN種類の予め定められた参照信号時間領域構成は、端末デバイスに予め記憶され得て、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、物理層シグナリングに含まれる構成情報によって指示された構成方式に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し得る。
【0211】
段階1404:端末デバイスが参照信号および物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し、参照信号は、物理チャネルの復調に使用される。
【0212】
実装において、端末デバイスは、参照信号の時間領域リソースを決定した後に、参照信号および物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得て、参照信号は、物理チャネルの復調に使用され、すなわち、参照信号は、物理層シグナリングによってスケジューリングされる物理チャネルに対応する参照信号である。
【0213】
段階1405:ネットワークデバイスが、端末デバイスによって送信された参照信号および物理チャネルを受信する。
【0214】
実装において、端末デバイスが参照信号および物理チャネルをネットワークデバイスへ送信した後に、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された参照信号および物理チャネルを受信し得る。
【0215】
段階1406:ネットワークデバイスが参照信号に従って物理チャネルを復調する。
【0216】
実装において、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された参照信号および物理チャネルを受信した後に、物理チャネルに対応する参照信号に従って、物理チャネルを復調し得る。
【0217】
本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される構成情報を含み、そして、第1端末デバイスは、構成情報に従って、第1参照信号の時間領域リソース、および/または、第1物理チャネルの時間領域リソースを決定し得る。したがって、ネットワークデバイスは、参照信号構成の柔軟性を向上させるべく、参照信号の時間領域リソースを動的に構成できる。例えば、参照信号のオーバヘッドを減少させ、システム容量を増加させるべく、ネットワークデバイスは、特にTTIの長さが1msより短いとき、1つの参照信号が複数の物理チャネルの復調に使用されるように構成し得る。例えば、チャネル推定性能が低く、かつ、参照信号のオーバヘッドを増加させる必要があるとき、ネットワークデバイスは、1つのタイムスロットにおいて、参照信号が少なくとも2つのシンボルの時間領域リソースを占有するように構成し得る。
【0218】
同一の概念に基づき、本発明の実施形態はさらに、端末デバイスを提供する。
図2に示されているように、この実施形態において提供される端末デバイスは、本発明の
図4および
図14に示される実施形態における手順を実装し得て、端末デバイスは受信器210、プロセッサ220および送信器230を備える。
【0219】
受信器210は、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信するように構成され、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0220】
プロセッサ220は、受信器210によって受信された構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定するように構成されている。
【0221】
送信器230は、プロセッサ220によって決定された参照信号、および、第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するように構成され、参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用される。
【0222】
実装において、ネットワークデバイスが物理層シグナリングを端末デバイスへ送信した後に、受信器210は、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し得て、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は物理層シグナリングによってスケジューリングされた物理チャネルに対応する参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。受信器210がネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、プロセッサ220は、物理層シグナリングに含まれる構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し得る。具体的には、参照信号のN種類の予め定められた参照信号時間領域構成は、端末デバイスに予め記憶され得て、受信器210が、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、プロセッサ220は、物理層シグナリングに含まれる構成情報によって指示された構成方式に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し得る。次に、送信器230は参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得て、参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用される。
【0223】
任意で、構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0224】
任意で、構成情報は、参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0225】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置すると、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置すると決定し、kは正の整数である。例えば、kは1、2、または3である。言い換えれば、端末デバイスは、参照信号の時間領域リソースのための構成情報に従って、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置すると決定し、kは非負整数である。例えば、kは0、1、2、または3である。任意で、構成情報が、kは0であることを指示するとき、端末デバイスは、第1物理チャネルが、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるいくつかのシンボルを占有する(参照信号は当該いくつかのシンボルを占有しない)と決定する、または、構成情報が、kは0より大きいことを指示するとき、端末デバイスは、第1物理チャネルが、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有すると決定する。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法1および解決法2を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0226】
任意で、参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、構成情報は、参照信号がTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0227】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置すると、および、参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置すると決定する。すなわち、参照信号は、第1物理チャネルの前のシンボルに位置するか、または、参照信号は、第1物理チャネルの後のシンボルに位置する。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルを占有しないと決定する。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法3を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0228】
任意で、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8、または11である。
【0229】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置すると決定し、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。例えば、構成情報は、第1物理チャネルが位置するタイムスロットにおける1番目のシンボルまたは4番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。例えば、構成情報は、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボル、または11番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルを占有しないと決定する。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法4および解決法5を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0230】
任意で、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0231】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号がタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルに位置すると決定し、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルを占有しないと決定する。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法6または解決法7を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0232】
任意で、送信器230はさらに、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するように構成され、参照信号は、第2物理チャネルの復調に使用され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは、異なるTTIに位置する。
【0233】
実装において、送信器230はさらに、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得て、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置し、同一の参照信号に対応する。すなわち、参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用され得て、また、第2物理チャネルの復調に使用され得る。
【0234】
任意で、構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用される。
【0235】
プロセッサ220は、具体的には、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定するように構成される。
【0236】
実装において、構成情報はさらに、参照信号の周波数領域リソースを指示するために使用される。具体的には、構成情報は、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。この場合、プロセッサ220は、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定するように構成され得る。
【0237】
任意で、物理層シグナリングは、ダウンリンク制御情報DCIであり、DCIはマルチキャストシグナリングである、または、DCIはユニキャストシグナリングである。
【0238】
同一の概念に基づき、本発明の実施形態はさらに、ネットワークデバイスを提供する。
図3に示されるように、この実施形態において提供されるネットワークデバイスは、本発明の
図12および
図14において示される実施形態における手順を実装し得て、ネットワークデバイスは送信器310、受信器320およびプロセッサ330を含む。
【0239】
送信器310は、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信するように構成され、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0240】
受信器320は、第1端末デバイスによって送信された、第1参照信号および第1物理チャネルを受信するように構成されている。
【0241】
プロセッサ330は、受信器320によって受信された第1参照信号に従って第1物理チャネルを復調するように構成されている。
【0242】
物理層シグナリングはDCIであり得る。
【0243】
実装において、プロセッサ330は、参照信号の時間領域リソースを決定し得て、送信器310は、第1物理層シグナリングを第1端末デバイス(任意の端末デバイス、すなわち、
図4に示された手順に記載された端末デバイスであり得る)へ送信し得て、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、すなわち、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される情報を含む。第1端末デバイスは、送信器310によって送信された物理層シグナリングを受信した後に、段階401から段階403における上述の方式に従って処理を実行し得る。第1端末デバイスが第1参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するとき、受信器320は、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号および第1物理チャネルを受信し得る。プロセッサ330は、受信器320によって受信された第1参照信号に従って第1物理チャネルを復調し得る。
【0244】
任意で、第1構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0245】
任意で、第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0246】
実装において、第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。例えば、kは1、2、または3である。言い換えれば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは非負整数である。例えば、kは0、1、2、または3である。任意で、第1構成情報が、kは0であることを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるいくつかのシンボルを占有する(第1参照信号は当該いくつかのシンボルを占有しない)、または、
第1構成情報が、kは0より大きいことを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有する。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法1および解決法2を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0247】
任意で、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0248】
実装において、第
1情報参照信号および第1物理チャネルは、同一のTTIに位置し、第1参照信号は、TTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置する。すなわち、第1参照信号は、第1物理チャネルの前のシンボルに位置するか、または、第1参照信号は、第1物理チャネルの後のシンボルに位置する。任意で、第1構成情報は、第1物理チャネルがTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルを占有しないことを指示するために使用され得る。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法3を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0249】
任意で、第1参照信号および第1物理チャネルは、同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8、または11である。
【0250】
実装において、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。例えば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するタイムスロットにおける1番目のシンボルまたは4番目のシンボルに第1参照信号が位置することを指示するために使用され得る。例えば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボル、または11番目のシンボルに第1参照信号が位置することを指示するために使用され得る。任意で、第1構成情報は、第1物理チャネルが、タイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルを占有しないことを指示するために使用され得る。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法4および解決法5を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0251】
任意で、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法6または解決法7を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0252】
任意で、受信器320はさらに、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信するように構成され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。
【0253】
プロセッサ330はさらに、第1参照信号に従って第2物理チャネルを復調するように構成されている。
【0254】
実装において、第1端末デバイスが第2物理チャネルを送信するケースについては、受信器320はさらに、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信し得て、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。次に、プロセッサ330は、第1参照信号に従って第2物理チャネルを復調し得る。
【0255】
任意で、第1構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに第1参照信号が位置することを指示するために使用される。
【0256】
任意で、送信器310はさらに、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信するように構成され、第2物理層シグナリングは第2構成情報を含み、第2構成情報は第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0257】
受信器320はさらに、第2端末デバイスによって送信された第2参照信号および第3物理チャネルを受信するように構成され、第2参照信号および第1参照信号は同一の時間領域リソースに位置し、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置する。
【0258】
プロセッサ330はさらに、第2参照信号に従って、第3物理チャネルを復調するように構成されている。
【0259】
第2端末デバイスは、第1端末デバイス以外の任意の端末デバイスであり得る。
【0260】
実装において、送信器310は、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信し得て、第2物理層シグナリングは、第2構成情報を含み得て、第2構成情報は、第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され得る。第2端末デバイスは、段階401から段階403に記載された方法に従って、第2参照信号の時間領域リソースを決定し、第2参照信号および第3物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得る。第3物理チャネルは、第2物理層シグナリングによってスケジューリングされる物理チャネルであり得て、第2参照信号に対応する物理チャネルである。受信器320は、第2端末デバイスによって送信される第2参照信号および第3物理チャネルを受信し得て、第2参照信号および第1参照信号は、同一の時間領域リソースに位置し、異なる周波数領域リソースまたは符号領域リソースに位置し得て、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置する。次に、プロセッサ330は、第2参照信号に従って、第3物理チャネルを復調し得る。
【0261】
任意で、第1物理層シグナリングは第1DCIであり、第2物理層シグナリングは第2DCIであり、第1DCIまたは第2DCIまたは両方はユニキャストシグナリングである、または、第1DCIおよび第2DCIは同一のDCIであり、マルチキャストシグナリングである。
【0262】
本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される構成情報を含み、そして、第1端末デバイスは、構成情報に従って、第1参照信号の時間領域リソース、および/または、第1物理チャネルの時間領域リソースを決定し得る。したがって、ネットワークデバイスは、参照信号構成の柔軟性を向上させるべく、参照信号の時間領域リソースを動的に構成できる。例えば、参照信号のオーバヘッドを減少させ、システム容量を増加させるべく、ネットワークデバイスは、特にTTIの長さが1msより短いとき、1つの参照信号が複数の物理チャネルの復調に使用されるように構成し得る。例えば、チャネル推定性能が低く、かつ、参照信号のオーバヘッドを増加させる必要があるとき、ネットワークデバイスは、1つのタイムスロットにおいて、参照信号が少なくとも2つのシンボルの時間領域リソースを占有するように構成し得る。
【0263】
同一の技術的概念に基づき、本発明の実施形態はさらに、端末デバイスを提供する。
図15に示されるように、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信するように構成されている受信モジュール1510であって、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、受信モジュール1510と、受信モジュール1510によって受信された構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定するように構成されている決定モジュール1520と、決定モジュール1520によって決定された参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するように構成されている送信モジュール1530であって、参照信号は第1物理チャネルの復調に使用される、送信モジュール1530とを備える。
【0264】
実装において、ネットワークデバイスが物理層シグナリングを端末デバイスへ送信した後に、受信モジュール1510は、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し得て、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は物理層シグナリングによってスケジューリングされた物理チャネルに対応する参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。受信モジュール1510がネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、決定モジュール1520は、物理層シグナリングに含まれる構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し得る。具体的には、参照信号のN種類の予め定められた参照信号時間領域構成は、端末デバイスに予め記憶され得て、受信モジュール1510がネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、決定モジュール1520は、物理層シグナリングに含まれる構成情報によって指示された構成方式に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し得る。次に、送信モジュール1530は参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得て、参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用される。
【0265】
任意で、構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0266】
任意で、構成情報は、参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0267】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置すると、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置すると決定し、kは正の整数である。例えば、kは1、2、または3である。言い換えれば、端末デバイスは、参照信号の時間領域リソースのための構成情報に従って、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに参照信号が位置すると決定し、kは非負整数である。例えば、kは0、1、2、または3である。任意で、構成情報が、kは0であることを指示するとき、端末デバイスは、第1物理チャネルが、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるいくつかのシンボルを占有する(参照信号は当該いくつかのシンボルを占有しない)と決定する、または、構成情報が、kは0より大きいことを指示するとき、端末デバイスは、第1物理チャネルが、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有すると決定する。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法1および解決法2を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0268】
任意で、参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、構成情報は、参照信号がTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0269】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号および第1物理チャネルが同一のTTIに位置すると、および、参照信号がTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置すると決定する。すなわち、参照信号は、第1物理チャネルの前のシンボルに位置するか、または、参照信号は、第1物理チャネルの後のシンボルに位置する。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがTTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルを占有しないと決定する。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法3を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0270】
任意で、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8、または11である。
【0271】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置すると決定し、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。例えば、構成情報は、第1物理チャネルが位置するタイムスロットにおける1番目のシンボルまたは4番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。例えば、構成情報は、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボル、または11番目のシンボルに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルを占有しないと決定する。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法4および解決法5を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0272】
任意で、参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、構成情報は、参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0273】
実装において、端末デバイスは、構成情報に従って、参照信号がタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルに位置すると決定し、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。任意で、端末デバイスは、構成情報に従って、第1物理チャネルがタイムスロットにおけるc番目のシンボル、または、サブフレームにおけるd番目のシンボルを占有しないと決定する。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法6または解決法7を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0274】
任意で、送信モジュール1530はさらに、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するように構成され、参照信号は、第2物理チャネルの復調に使用され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは、異なるTTIに位置する。
【0275】
実装において、送信モジュール1530はさらに、第2物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得て、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置し、同一の参照信号に対応する。すなわち、参照信号は、第1物理チャネルの復調に使用され得て、また、第2物理チャネルの復調に使用され得る。
【0276】
任意で、構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用される。
【0277】
決定モジュール1520は、具体的には
、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定するように構成される。
【0278】
実装において、構成情報はさらに、参照信号の周波数領域リソースを指示するために使用される。具体的には、構成情報は、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置することを指示するために使用され得る。この場合、決定モジュール1520は、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し、構成情報に従って、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに参照信号が位置すると決定するように構成され得る。
【0279】
任意で、物理層シグナリングは、ダウンリンク制御情報DCIであり、DCIはマルチキャストシグナリングである、または、DCIはユニキャストシグナリングである。
【0280】
同一の技術的概念に基づき、本発明の実施形態はさらに、ネットワークデバイスを提供する。
図16に示されるように、ネットワークデバイスは、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信するように構成されている送信モジュール1610であって、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、送信モジュール1610と、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号および第1物理チャネルを受信するように構成されている受信モジュール1620と、受信モジュール1620によって受信された第1参照信号に従って、第1物理チャネルを復調するように構成されている復調モジュール1630とを備える。
【0281】
物理層シグナリングはDCIであり得る。
【0282】
実装において、復調モジュール1630は、参照信号の時間領域リソースを決定し得て、送信モジュール1610は、第1物理層シグナリングを第1端末デバイス(任意の端末デバイス、すなわち、
図4に示された手順に記載された端末デバイスであり得る)へ送信し得て、第1物理層シグナリングは第1構成情報を含み、第1構成情報は第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、すなわち、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される情報を含む。第1端末デバイスは、送信モジュール1610によって送信された物理層シグナリングを受信した後に、段階401から段階403における上述の方式に従って処理を実行し得る。第1端末デバイスが第1参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信するとき、受信モジュール1620は、第1端末デバイスによって送信された第1参照信号および第1物理チャネルを受信し得る。復調モジュール1630は、受信モジュール1620によって受信された第1参照信号に従って第1物理チャネルを復調し得る。
【0283】
任意で、第1構成情報は、N種類の参照信号時間領域構成のうちの1種類を指示するために使用され、Nは正の整数であり、N種類の参照信号時間領域構成のうちの任意の2種類は、参照信号によって占有される異なる時間領域リソースを指示する。
【0284】
任意で、第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。
【0285】
実装において、第1構成情報は、第1参照信号および第1物理チャネルが同一の伝送時間間隔TTIに位置すること、または、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは正の整数である。例えば、kは1、2、または3である。言い換えれば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するTTIの前のk番目のTTIに第1参照信号が位置することを指示し、kは非負整数である。例えば、kは0、1、2、または3である。任意で、第1構成情報が、kは0であることを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるいくつかのシンボルを占有する(第1参照信号は当該いくつかのシンボルを占有しない)、または、
第1構成情報が、kは0より大きいことを指示するとき、第1物理チャネルは、第1物理チャネルが位置するTTIにおけるすべてのシンボルを占有する。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法1および解決法2を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0286】
任意で、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のTTIに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルに位置することを指示するために使用される。
【0287】
実装において、第
1情報参照信号および第1物理チャネルは、同一のTTIに位置し、第1参照信号は、TTIにおける1番目のシンボルまたは最後のシンボルに位置する。すなわち、第1参照信号は、第1物理チャネルの前のシンボルに位置するか、または、第1参照信号は、第1物理チャネルの後のシンボルに位置する。任意で、第1構成情報は、第1物理チャネルがTTIにおける1番目のシンボル、または、最後のシンボルを占有しないことを指示するために使用され得る。第1構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法3を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0288】
任意で、第1参照信号および第1物理チャネルは、同一のタイムスロットまたはサブフレームに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、aは1または4であり、bは1、4、8、または11である。
【0289】
実装において、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルに位置することを指示するために使用され、タイムスロットまたはサブフレームは、第1物理チャネルが位置するタイムスロットまたはサブフレームである。例えば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するタイムスロットにおける1番目のシンボルまたは4番目のシンボルに第1参照信号が位置することを指示するために使用され得る。例えば、第1構成情報は、第1物理チャネルが位置するサブフレームにおける1番目のシンボル、4番目のシンボル、8番目のシンボル、または11番目のシンボルに第1参照信号が位置することを指示するために使用され得る。任意で、第1構成情報は、第1物理チャネルが、タイムスロットにおけるa番目のシンボル、または、サブフレームにおけるb番目のシンボルを占有しないことを指示するために使用され得る。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法4および解決法5を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0290】
任意で、第1参照信号および第1物理チャネルは同一のタイムスロットに位置し、第1構成情報は、第1参照信号がタイムスロットにおける1番目のシンボル、または、タイムスロットにおける1番目のシンボルおよび4番目のシンボルに位置することを指示するために使用される。構成情報の具体的な内容については、段階401から段階403における解決法6または解決法7を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。
【0291】
任意で、受信モジュール1620はさらに、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信するように構成され、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。
【0292】
復調モジュール1630はさらに、第1参照信号に従って第2物理チャネルを復調するように構成されている。
【0293】
実装において、第1端末デバイスが第2物理チャネルを送信するケースについては、受信モジュール1620はさらに、第1端末デバイスによって送信された第2物理チャネルを受信し得て、第1物理チャネルおよび第2物理チャネルは異なるTTIに位置する。次に、復調モジュール1630は、第1参照信号に従って第2物理チャネルを復調し得る。
【0294】
任意で、第1構成情報はさらに、番号が偶数であるサブキャリア、または、番号が奇数であるサブキャリアに第1参照信号が位置することを指示するために使用される。
【0295】
任意で、送信モジュール1610はさらに、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信するように構成され、第2物理層シグナリングは第2構成情報を含み、第2構成情報は第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。
【0296】
受信モジュール1620はさらに、第2端末デバイスによって送信された第2参照信号および第3物理チャネルを受信するように構成され、第2参照信号および第1参照信号は同一の時間領域リソースに位置し、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置する。
【0297】
復調モジュール1630はさらに、第2参照信号に従って第3物理チャネルを復調するように構成されている。
【0298】
第2端末デバイスは、第1端末デバイス以外の任意の端末デバイスであり得る。
【0299】
実装において、送信モジュール1610は、第2物理層シグナリングを第2端末デバイスへ送信し得て、第2物理層シグナリングは、第2構成情報を含み得て、第2構成情報は、第2参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され得る。第2端末デバイスは、段階401から段階403に記載された方法に従って、第2参照信号の時間領域リソースを決定し、第2参照信号および第3物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得る。第3物理チャネルは、第2物理層シグナリングによってスケジューリングされる物理チャネルであり得て、第2参照信号に対応する物理チャネルである。受信モジュール1620は、第2端末デバイスによって送信される第2参照信号および第3物理チャネルを受信し得て、第2参照信号および第1参照信号は、同一の時間領域リソースに位置し、異なる周波数領域リソースまたは符号領域リソースに位置し得て、第1物理チャネルおよび第3物理チャネルは異なるTTIに位置する。次に、復調モジュール1630は、第2参照信号に従って、第3物理チャネルを復調し得る。
【0300】
任意で、第1物理層シグナリングは第1DCIであり、第2物理層シグナリングは第2DCIであり、第1DCIまたは第2DCIまたは両方はユニキャストシグナリングである、または、第1DCIおよび第2DCIは同一のDCIであり、マルチキャストシグナリングである。
【0301】
本発明のこの実施形態において、ネットワークデバイスは、第1物理層シグナリングを第1端末デバイスへ送信し、第1物理層シグナリングは、第1参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される構成情報を含み、そして、第1端末デバイスは、構成情報に従って、第1参照信号の時間領域リソース、および/または、第1物理チャネルの時間領域リソースを決定し得る。したがって、ネットワークデバイスは、参照信号構成の柔軟性を向上させるべく、参照信号の時間領域リソースを動的に構成できる。例えば、参照信号のオーバヘッドを減少させ、システム容量を増加させるべく、ネットワークデバイスは、特にTTIの長さが1msより短いとき、1つの参照信号が複数の物理チャネルの復調に使用されるように構成し得る。例えば、チャネル推定性能が低く、かつ、参照信号のオーバヘッドを増加させる必要があるとき、ネットワークデバイスは、1つのタイムスロットにおいて、参照信号が少なくとも2つのシンボルの時間領域リソースを占有するように構成し得る。
【0302】
同一の技術的概念に基づき、本発明の実施形態はさらに、参照信号伝送システムを提供する。この実施形態において提供されるシステムは、本発明の
図4、
図12および
図14に示される実施形態における手順を実装し得る。システムは、端末デバイスおよびネットワークデバイスを備え、端末デバイスは、
図2および
図15に示される実施形態における端末デバイスであり、ネットワークデバイスは、
図3および
図16において示される実施形態におけるネットワークデバイスである。
【0303】
端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信することであって、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される、こと、構成情報に従って、参照信号の時間領域リソースを決定すること、ならびに、参照信号および第1物理チャネルをネットワークデバイスへ送信することであって、参照信号は第1物理チャネルの復調に使用される、ことを行うように構成されている。
【0304】
ネットワークデバイスは、物理層シグナリングを端末デバイスへ送信するように構成され、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを指示し、端末デバイスによって送信された参照信号および第1物理チャネルを受信し、参照信号に従って第1物理チャネルを復調するために使用される。
【0305】
物理層シグナリングはDCIであり得る。
【0306】
実装において、ネットワークデバイスは、参照信号の時間領域リソースを決定し、物理層シグナリングを端末デバイス(任意の端末デバイス、すなわち、
図4に示される手順に記載されている端末デバイスであり得る)へ送信し得て、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用され、すなわち、物理層シグナリングは、参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される情報を含む。物理層シグナリングの具体的な内容については、段階401から段階403における物理層シグナリングの説明を参照されたい。ここでは詳細を再度説明しない。ネットワークデバイスが物理層シグナリングを端末デバイスへ送信した後に、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信し得て、物理層シグナリングは構成情報を含み、構成情報は物理層シグナリングによってスケジューリングされた物理チャネルに対応する参照信号の時間領域リソースを指示するために使用される。端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、物理層シグナリングに含まれる構成情報に従って参照信号の時間領域リソースを決定し得る。具体的には、参照信号のN種類の予め定められた参照信号時間領域構成は、端末デバイスに予め記憶され得て、端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送信された物理層シグナリングを受信した後に、物理層シグナリングに含まれる構成情報によって指示された構成方式に従って、参照信号の時間領域リソースを決定し得る。端末デバイスが、参照信号の時間領域リソースを決定した後に、参照信号および物理チャネルをネットワークデバイスへ送信し得て、参照信号は、物理チャネルの復調に使用され、すなわち、参照信号は、物理層シグナリングによってスケジューリングされる物理チャネルに対応する参照信号である。端末デバイスが参照信号および物理チャネルをネットワークデバイスへ送信した後に、ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された参照信号および物理チャネルを受信し得る。ネットワークデバイスは、端末デバイスによって送信された参照信号および物理チャネルを受信した後に、物理チャネルに対応する参照信号に従って、物理チャネルを復調し得る。
【0307】
当業者であれば、実施形態のステップの全部または一部は、ハードウェアまたは関連するハードウェアに命令するプログラムによって実装され得ることを理解し得る。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体は、リードオンリー
メモリ、磁気ディスク、光ディスク、または同様のものであり得る。
【0308】
上述の説明は、本発明
の実施形態に過ぎず、本発明を限定することは意図されていない。本発明の精神および本質から逸脱することなく行われる、いかなる修正、均等な置換、改善等も本発明の保護範囲内に含まれるものとする。