【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した第1の課題を解決するため、本開示の第1実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき、前記給電を制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記測定値が第1閾値以上且つ該第1閾値より大きい第2閾値未満の場合、前記電源の給電量を第1の値とし、前記測定値が前記第2閾値以上の場合、前記給電量を前記第1の値より大きくするように制御する、エアロゾル生成装置が提供される。
【0011】
一実施形態において、前記第1の値の給電量により、前記エアロゾル源又は香味源からエアロゾルは生成されない。
一実施形態において、前記制御部は、前記測定値が前記第1閾値以上になってから又は前記第1の値の給電の開始から、既定時間内に前記第2閾値以上にならない場合、給電を停止する。
【0012】
一実施形態において、前記第1の値の給電量を与えるための電力又は単位時間当たりの電力量と前記既定時間の少なくとも一方は、前記第1の値が、前記エアロゾル源又は前記香味源から、エアロゾルの生成が開始される給電量以下になるように設定される。
【0013】
一実施形態において、前記測定値が前記第1閾値以上且つ前記第2閾値未満の場合の単位時間当たりの給電量は、0値と、前記測定値が前記第2閾値以上の場合の単位時間当たりの給電量との間にあり、且つ、前者より後者に近い。
【0014】
一実施形態において、前記制御部は、前記測定値が前記第2閾値以上の前記第3閾値を下回った場合、給電を停止する。
一実施形態において、前記第2閾値は、前記第3閾値より前記第1閾値に近い。
【0015】
一実施形態において、前記第2閾値は、前記第1閾値より前記第3閾値に近い。
一実施形態において、前記第2閾値は、前記第3閾値と等しい。
一実施形態において、前記第2閾値と前記第1閾値の差分は、前記第1閾値より大きい。
【0016】
一実施形態において、前記エアロゾル源及び前記香味源の一方又は双方をある位置へ輸送すること及び該位置で保持することの一方又は双方を、内部に備えた細孔により行う多孔質体を含み、前記位置は、前記電源からの給電で動作する負荷が霧化及び加熱の一方又は双方を可能な位置である。
【0017】
また、本開示の第1実施形態によれば、センサから出力された測定値に基づき、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、前記測定値が第1閾値以上且つ該第1閾値より大きい第2閾値未満の場合、前記電源の給電量を第1の値とするステップと、前記測定値が前記第2閾値以上の場合、前記給電量を前記第1の値より大きくするステップとを含むエアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0018】
また、本開示の第1実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるためのプログラムが提供される。
また、本開示の第1実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき、前記給電を制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記測定値が第1閾値以上且つ該第1閾値より大きい第2閾値未満の場合、前記電源から第1電力を給電させ、前記測定値が前記第2閾値以上の場合、前記電源から前記第1電力より大きい電力を給電させるように制御する、エアロゾル生成装置が提供される。
【0019】
また、本開示の第1実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき、前記給電を制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記測定値が第1閾値を越えた場合、前記電源の給電量を第2の値とし、前記電源が前記第2の値を給電した後に、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値を下回った場合、前記給電を停止し、前記測定値が前記第1閾値を越える前の前記給電量を前記第2の値より小さくするように制御する、エアロゾル生成装置が提供される。
【0020】
また、上述した第2の課題を解決するため、本開示の第2実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき、前記電源の給電を制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件及び前記第1条件と前記第2条件とは異なる第3条件を満たす場合に、前記単位給電量を減少させるように制御する、エアロゾル生成装置が提供される。
【0021】
一実施形態において、前記第3条件は、前記第1条件と同時に満たされない。
一実施形態において、前記第2条件は、前記第3条件より先に満たすことが可能である。
【0022】
一実施形態において、前記第3条件は、前記測定値に基づく条件である。
一実施形態において、前記第3条件は、前記測定値の時間微分に基づく条件である。
一実施形態において、前記第3条件は、前記測定値の時間微分が0以下であるという条件である。
【0023】
一実施形態において、前記第3条件は、前記測定値の時間微分が0より小さい第3閾値以下であるという条件である。
一実施形態において、前記制御部は、前記第2条件及び前記第3条件が満たされてから、既定の復帰期間内に前記測定値の時間微分が0を越えた場合に、前記単位給電量を増加させる。
【0024】
一実施形態において、前記制御部は、前記第1条件を満たす場合に、前記単位給電量を、0値から第2単位給電量へ,該第2単位給電量から該第2単位給電量より大きい第3単位給電量へ、段階的に変化させ、前記第2条件及び前記第3条件が満たされてから、前記復帰期間内に前記測定値の時間微分が0を越えた場合に、前記単位給電量を、0値から前記第3単位給電量へ増加させる。
【0025】
一実施形態において、前記第3条件は、前記測定値が前記第2閾値以上の第4閾値を越えた後で前記第2閾値を下回ったという条件である。
一実施形態において、前記制御部は、前記第1条件が満たされてから既定の判定期間の内で前記第3条件が満たされない場合に、前記測定値が第1閾値未満という条件が満たされたら前記単位給電量を減少させる。
【0026】
一実施形態において、前記制御部は、前記給電を開始してから停止するまでの期間毎に、前記測定値の最大値を算出し、算出した複数の前記最大値に基づき、前記第4閾値を更新する。
【0027】
一実施形態において、前記制御部は、算出した複数の前記最大値の平均値に基づき、前記第4閾値を更新する。
一実施形態において、前記制御部は、算出した複数の前記最大値の加重平均値に基づき、前記第4閾値を更新し、前記加重平均値の算出において、より最近の前記給電を開始してから開始した当該給電が停止するまでの期間について算出された前記最大値に、より大きな重みが割り当てられる。
【0028】
一実施形態において、前記制御部は、前記給電を開始してから停止するまでの期間毎に、前記測定値の最大値を算出し、算出した複数の前記最大値に基づき、前記第2閾値を更新し、更新した前記第2閾値以上となるように、前記第4閾値を更新する。
【0029】
一実施形態において、前記制御部は、前記給電を開始してから停止するまでの期間毎に、前記測定値の変化を記憶し、記憶した複数の前記測定値の変化に基づき、前記第2閾値を更新し、更新した前記第2閾値以上となるように、前記第4閾値を更新する。
【0030】
一実施形態において、前記制御部は、記憶した複数の前記測定値の変化に基づき、前記測定値の変化の持続時間の平均値から規定値を引いた値に基づき、前記第2閾値を更新する。
【0031】
一実施形態において、前記第3条件は、前記第1条件が満たされてから、既定の不感期間が経過したという条件である。
一実施形態において、前記制御部は、前記給電を開始してから停止するまでの期間毎に、前記第1条件が満たされてから前記測定値が最大値に至るまでの第1所要時間と、前記第1条件が満たされてから前記第1条件が満たされなくなるまでの第2所要時間の少なくとも一方を算出し、複数の前記第1所要時間と複数の前記第2所要時間の少なくとも一方に基づき、前記不感期間を更新する。
【0032】
一実施形態において、前記制御部は、複数の前記第1所要時間の平均値と複数の前記第2所要時間の平均値の少なくとも一方に基づき、前記不感期間を更新する。
一実施形態において、前記制御部は、複数の前記第1所要時間の加重平均値と複数の前記第2所要時間の加重平均値の少なくとも一方に基づき、前記不感期間を更新し、前記加重平均値の算出において、より最近の前記給電を開始してから開始した当該給電が停止するまでの期間について算出された前記第1所要時間と前記第2所要時間の少なくとも一方に、より大きな重みが割り当てられる。
【0033】
一実施形態において、前記制御部は、前記給電を開始してから停止するまでの期間毎に、前記測定値の最大値を算出し、算出した複数の前記最大値に基づき、前記第2閾値を更新する。
【0034】
一実施形態において、前記制御部は、前記給電を開始してから停止するまでの期間毎に、前記測定値の変化を記憶し、記憶した複数の前記測定値の変化に基づき、前記第2閾値を更新する。
【0035】
一実施形態において、制御部は、複数の前記第3条件を備えた第3条件群から、1以上の前記第3条件を選択可能な選択モードを実行可能である。
一実施形態において、前記選択モードにおいて前記制御部は、前記測定値を記憶し、記憶した前記測定値に基づき、前記第3条件群から1以上の前記第3条件を選択する。
【0036】
一実施形態において、前記選択モードにおいて前記制御部は、記憶した前記測定値の時間微分に基づき、前記第3条件群から1以上の前記第3条件を選択する。
一実施形態において、前記選択モードにおいて前記制御部は、記憶した前記測定値の最大値に基づき、前記第3条件群から1以上の前記第3条件を選択する。
【0037】
一実施形態において、前記選択モードにおいて前記制御部は、記憶した前記測定値の変化の持続時間に基づき、前記第3条件群から1以上の前記第3条件を選択する。
一実施形態において、前記選択モードにおいて前記制御部は、前記エアロゾル生成装置に対する操作に基づき、前記第3条件群から1以上の前記第3条件を選択する。
【0038】
一実施形態において、前記制御部は、前記第3条件群を予め記憶している。
一実施形態において、前記制御部は、前記エアロゾル生成装置の外部に保存された前記第3条件群から、選択された1以上の前記第3条件を取得する。
【0039】
一実施形態において、前記第3条件は、当該条件を判定する時点で、当該時点までに出力された前記測定値が最大となったときから所定時間以上経過しているという条件である。
【0040】
一実施形態において、前記制御部は、前記第1条件を満たす場合に、前記単位給電量を0値から第1単位給電量に増加させる。
一実施形態において、前記制御部は、前記第2条件及び前記第3条件が満たされた場合に、前記単位給電量を第1単位給電量から0値に減少させる。
【0041】
また、本開示の第2実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき、前記給電を制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの前記給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記第1条件が満たされてから既定の
不感期間では満たされない条件を満たす場合に、前記単位給電量を減少させるように制御する、エアロゾル生成装置が提供される。
【0042】
一実施形態において、前記
不感期間は、前記制御部の制御周期以上の長さである。
また、本開示の第2実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御する制御部とを含み、前記制御部は、第1条件群が含む1以上の条件全てが満たされた場合に、単位時間当たりの前記給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、第2条件群が含む1以上の条件全てが満たされた場合に、前記単位給電量を減少させるように制御し、前記第1条件群が含む条件は、前記第2条件群が含む条件より少ない、エアロゾル生成装置が提供される。
【0043】
一実施形態において、前記第1条件群及び前記第2条件群は、共通の変数に関する条件を、それぞれ少なくとも1つ含む。
一実施形態において、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサを含み、前記共通の変数は、前記測定値に基づく。
【0044】
一実施形態において、前記共通の変数に関する条件は、前記共通の変数の絶対値が、閾値以上である、閾値より大きい、閾値以下である又は閾値未満であるという条件であり、前記第1条件群に含まれる前記共通の変数に関する条件における前記閾値と、前記第2条件群に含まれる前記共通の変数に関する条件における前記閾値は、異なる。
【0045】
一実施形態において、前記第1条件群に含まれる前記共通の変数に関する条件における前記閾値は、前記第2条件群に含まれる前記共通の変数に関する条件における前記閾値より、小さい。
【0046】
一実施形態において、前記エアロゾル源及び前記香味源の一方又は双方をある位置へ輸送すること及び該位置で保持することの一方又は双方を、内部に備えた細孔により行う多孔質体を含み、前記位置は、前記電源からの給電で動作する負荷が霧化及び加熱の一方又は双方を可能な位置である。
【0047】
また、本開示の第2実施形態によれば、エアロゾル源を霧化すること及び香味源を加熱することの一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御する制御部と
を含み、前記制御部は、第1条件が満たされた場合に、単位時間当たりの前記給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記第1条件より厳しい第2条件が満たされた場合に、前記単位給電量を減少させるように給電を制御する、エアロゾル生成装置が提供される。
【0048】
一実施形態において、前記エアロゾル源及び前記香味源の一方又は双方をある位置へ輸送すること及び該位置で保持することの一方又は双方を、内部に備えた細孔により行う多孔質体を含み、前記位置は、前記電源からの給電で動作する負荷が霧化及び加熱の一方又は双方を可能な位置である。
【0049】
また、本開示の第2実施形態によれば、センサから出力された測定値に基づき、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させるステップと、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件及び前記第1条件と前記第2条件とは異なる第3条件を満たす場合に、前記単位給電量を減少させるステップとを含むエアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0050】
また、本開示の第2実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。
また、本開示の第2実施形態によれば、センサから出力された測定値に基づき、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの前記給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させるステップと、前記第1条件が満たされてから既定の
不感期間では満たされない条件を満たす場合に、前記単位給電量を減少させるステップとを含むエアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0051】
また、本開示の第2実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。
また、本開示の第2実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために、電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、第1条件群が含む1以上の条件全てが満たされた場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させるステップと、第2条件群が含む1以上の条件全てが満たされた場合に、前記単位給電量を減少させるステップとを含み、前記第1条件群が含む条件は、前記第2条件群が含む条件より少ない、エアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0052】
また、本開示の第2実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。
また、本開示の第2実施形態によれば、エアロゾル源を霧化すること及び香味源を加熱することの一方又は双方を行うために電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、第1条件が満たされた場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させるステップと、前記第1条件より厳しい第2条件が満たされた場合に、前記単位給電量を減少させるステップとを含む、エアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0053】
また、本開示の第2実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。
また、本開示の第2実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき、前記給電を制御する制御部とを含み、前記制御部は、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの前記給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件を、前記第1条件と前記第2条件とは異なる第3条件を満たした後に満たす場合に、前記単位給電量を減少させるように制御する、エアロゾル生成装置が提供される。
【0054】
また、本開示の第2実施形態によれば、センサから出力された測定値に基づき、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させるステップと、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件を、前記第1条件と前記第2条件とは異なる第3条件を満たした後に満たす場合に、前記単位給電量を減少させるステップとを含むエアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0055】
また、本開示の第2実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。
また、上述した第3の課題を解決するため、本開示の第3実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための第1物理量を表す測定値を出力するセンサと、前記センサが出力した前記測定値を取得し、前記測定値のプロファイルを記憶し、取得した前記測定値と、記憶した前記測定値のプロファイルの少なくとも一部とに基づき前記第1物理量とは異なる第2物理量を制御することで前記給電を制御する制御部と、を含む、エアロゾル生成装置が提供される。
【0056】
一実施形態において、前記制御部は、前記電源が給電を開始してから停止するまでの期間を含む給電サイクルに対応する前記測定値のプロファイルを記憶し、記憶した前記測定値のプロファイルである第1プロファイルと複数の該第1プロファイルより導出した平均的な前記測定値のプロファイルである第2プロファイルの少なくとも一方に基づき、前記給電の停止と継続の少なくとも一方を制御する。
【0057】
一実施形態において、前記制御部は、前記第1プロファイルと前記第2プロファイルの少なくとも一方に基づき、前記測定値が変化を開始してから終了するまでに要する第1所要時間を導出し、前記第1所要時間が経過するよりも早いタイミングで、前記給電が停止されるように前記給電を制御する。
【0058】
一実施形態において、前記制御部は、前記第1プロファイルと前記第2プロファイルの少なくとも一方に基づき、前記測定値が変化を開始してから終了するまでに要する第1所要時間を導出し、前記第1所要時間よりも短い時間だけ、前記給電が継続されるように前記給電を制御する。
【0059】
一実施形態において、前記制御部は、前記第1プロファイルと前記第2プロファイルの少なくとも一方に基づき、前記測定値が変化を開始してから最大値に至るまでに要する第2所要時間を導出し、前記第2所要時間が経過するよりも遅いタイミングで、前記給電が停止されるように前記給電を制御する。
【0060】
一実施形態において、前記制御部は、前記第1プロファイルと前記第2プロファイルの少なくとも一方に基づき、前記測定値が変化を開始してから最大値に至るまでに要する第2所要時間を導出し、前記第2所要時間よりも長い時間だけ、前記給電が継続されるように前記給電を制御する。
【0061】
一実施形態において、前記制御部は、前記第1プロファイルと前記第2プロファイルの少なくとも一方に基づき、前記測定値が変化を開始してから終了するまでに要する第1所要時間と、前記測定値が変化を開始してから最大値に至るまでに要する第2所要時間を導出し、前記第1所要時間が経過するよりも早く且つ前記第2所要時間が経過するよりも遅いタイミングで、前記給電が停止されるように前記給電を制御する。
【0062】
一実施形態において、前記制御部は、前記第1プロファイルと前記第2プロファイルの少なくとも一方に基づき、前記測定値が変化を開始してから終了するまでに要する第1所要時間と、前記測定値が変化を開始してから最大値に至るまでに要する第2所要時間を導出し、前記第1所要時間より短く且つ前記第2所要時間より長い時間だけ、前記給電が継続されるように前記給電を制御する。
【0063】
一実施形態において、前記制御部は、前記測定値とともに該測定値の測定タイミングを取得するように、且つ、前記第1プロファイル又は前記第2プロファイルにおける第1特徴点に基づき前記給電を停止するタイミング又は前記給電を継続する時間を設定する第1アルゴリズムと、前記第1変化又は前記第2変化における前記第1特徴点とは異なる第2特徴点に基づき前記給電を停止するタイミング又は前記給電を継続する時間を設定する第2アルゴリズムと、を実行可能なように構成され、複数の前記第1プロファイル又は前記第2プロファイルそれぞれにおける前記第1特徴点の前記測定タイミングの偏差に基づき、前記第1アルゴリズムと前記第2アルゴリズムの少なくとも一方を実行する。
【0064】
一実施形態において、前記制御部は、複数の前記測定タイミングの偏差に基づく値が閾値以下の場合、前記第1アルゴリズムを実行する。
一実施形態において、前記第1特徴点の前記測定タイミングが取り得る値は、前記第2特徴点の前記測定タイミングが取り得る値より多い。
【0065】
一実施形態において、前記第1特徴点の前記測定タイミングは、前記第2特徴点の前記測定タイミングより遅い。
一実施形態において、前記第1特徴点の測定値は前記第2特徴点の測定値より小さい。
【0066】
一実施形態において、前記第1特徴点は、前記第1プロファイル又は前記第2プロファイルにおける終点である。
一実施形態において、前記第2特徴点は、前記第1プロファイル又は前記第2プロファイルにおける測定値が最大となる点である。
【0067】
一実施形態において、前記制御部は、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件を少なくとも満たす場合に、前記単位給電量を減少させるように前記給電を制御する
一実施形態において、前記エアロゾル源及び前記香味源の一方又は双方をある位置へ輸送すること及び該位置で保持することの一方又は双方を、内部に備えた細孔により行う多孔質体を含み、前記位置は、前記電源からの給電で動作する負荷が霧化及び加熱の一方又は双方を可能な位置である。
【0068】
また、本開示の第3実施形態によれば、センサから出力された測定値に基づき、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、第1物理量を表す前記測定値を取得し、前記測定値のプロファイルを記憶するステップと、取得した前記測定値と記憶した前記測定値のプロファイルの少なくとも一部とに基づき前記第1物理量とは異なる第2物理量を制御することで給電を制御するステップとを含むエアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0069】
また、本開示の第3実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。
また、本開示の第3実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき前記電源の給電を制御し、且つ前記測定値のプロファイルを記憶する制御部とを含み、前記制御部は、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件を少なくとも満たす場合に、前記単位給電量を減少させるように前記給電を制御し、前記第1閾値と前記第2閾値の一方は一定値であり、前記第1閾値と前記第2閾値の他方は前記制御部が記憶した前記測定値のプロファイルの少なくとも一部に基づき更新可能な値である、エアロゾル生成装置が提供される。
【0070】
一実施形態において、前記第1閾値は一定値であり、前記第2閾値は前記制御部が記憶した前記測定値のプロファイルの少なくとも一部に基づき更新可能な値である。
一実施形態において、前記エアロゾル源及び前記香味源の一方又は双方をある位置へ輸送すること及び該位置で保持することの一方又は双方を、内部に備えた細孔により行う多孔質体を含み、前記位置は、前記電源からの給電で動作する負荷が霧化及び加熱の一方又は双方を可能な位置である。
【0071】
また、本開示の第3実施形態によれば、センサから出力された測定値に基づき、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、前記エアロゾル生成装置は、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件を少なくとも満たす場合に、前記単位給電量を減少させるように前記給電を制御し、前記方法は、前記測定値のプロファイルを記憶するステップと、前記第1閾値と前記第2閾値の一方を、記憶した前記測定値のプロファイルの少なくとも一部に基づき更新するステップとを含むエアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0072】
また、本開示の第3実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。
また、本開示の第3実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき前記電源の給電を制御する制御部と
を含み、前記制御部は、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件を少なくとも満たす場合に、前記単位給電量を減少させるように前記給電を制御し、前記第1閾値の更新頻度は、前記第2閾値の更新頻度とは異なる、エアロゾル生成装置が提供される。
【0073】
一実施形態において、前記第1閾値の更新頻度は、前記第2閾値の更新頻度より低い。
一実施形態において、前記エアロゾル源及び前記香味源の一方又は双方をある位置へ輸送すること及び該位置で保持することの一方又は双方を、内部に備えた細孔により行う多孔質体を含み、前記位置は、前記電源からの給電で動作する負荷が霧化及び加熱の一方又は双方を可能な位置である。
【0074】
また、本開示の第3実施形態によれば、センサから出力された測定値に基づき、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、前記エアロゾル生成装置は、前記測定値が第1閾値以上という第1条件を満たす場合に、単位時間当たりの給電量(以下、「単位給電量」という。)を増加させ、前記測定値が前記第1閾値より大きい第2閾値未満という第2条件を少なくとも満たす場合に、前記単位給電量を減少させるように前記給電を制御し、前記方法は、前記第1閾値と前記第2閾値の一方を、他方とは異なる頻度で更新するステップを含むエアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0075】
また、本開示の第3実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。
また、本開示の第3実施形態によれば、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために給電する電源と、前記給電を制御するための第1物理量を表す測定値を出力するセンサと、前記測定値に基づき前記第1物理量とは異なる第2物理量を制御することで前記電源の給電を制御し、且つ前記給電を開始してから停止するまでの期間を含む給電サイクルに対応する前記測定値のプロファイルを記憶する制御部とを含み、前記制御部は、N−1回目以前(Nは2以上の自然数)の給電サイクルのうちの1以上の給電サイクルに対応する前記測定値のプロファイルに基づき、N回目の給電サイクルにおける前記給電を制御する、エアロゾル生成装置が提供される。
【0076】
一実施形態において、前記エアロゾル源及び前記香味源の一方又は双方をある位置へ輸送すること及び該位置で保持することの一方又は双方を、内部に備えた細孔により行う多孔質体を含み、前記位置は、前記電源からの給電で動作する負荷が霧化及び加熱の一方又は双方を可能な位置である。
【0077】
また、本開示の第3実施形態によれば、センサから出力された第1物理量を表す測定値に基づき、エアロゾル源の霧化及び香味源の加熱の一方又は双方を行うために前記第1物理量とは異なる第2物理量を制御することで電源の給電を制御するためのエアロゾル生成装置の制御方法であって、前記電源が給電を開始してから停止するまでの期間を含む給電サイクルに対応する前記測定値のプロファイルを記憶するステップと、N−1(Nは2以上の自然数)回目以前の給電サイクルのうちの1以上の給電サイクルに対応する前記測定値のプロファイルに基づき、N回目の給電サイクルにおける前記給電を制御するステップとを含むエアロゾル生成装置の制御方法が提供される。
【0078】
また、本開示の第3実施形態によれば、プロセッサに、上記の制御方法を実行させるプログラムが提供される。