特許第6795306号(P6795306)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6795306美白剤、小じわ改善剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤。
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6795306
(24)【登録日】2020年11月16日
(45)【発行日】2020年12月2日
(54)【発明の名称】美白剤、小じわ改善剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤。
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/60 20060101AFI20201119BHJP
   A61Q 19/02 20060101ALI20201119BHJP
   A61Q 19/08 20060101ALI20201119BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20201119BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20201119BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20201119BHJP
   A61P 29/00 20060101ALI20201119BHJP
   A61P 37/08 20060101ALI20201119BHJP
   A61K 31/7032 20060101ALI20201119BHJP
   A61K 8/97 20170101ALN20201119BHJP
   A61K 8/99 20170101ALN20201119BHJP
   A61K 36/06 20060101ALN20201119BHJP
   A61K 36/064 20060101ALN20201119BHJP
   A61K 36/04 20060101ALN20201119BHJP
【FI】
   A61K8/60
   A61Q19/02
   A61Q19/08
   A61Q19/00
   A61P17/00
   A61P43/00 107
   A61P29/00
   A61P37/08
   A61K31/7032
   !A61K8/97
   !A61K8/99
   !A61K36/06 Z
   !A61K36/064
   !A61K36/04
【請求項の数】1
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2016-14971(P2016-14971)
(22)【出願日】2016年1月29日
(65)【公開番号】特開2017-132725(P2017-132725A)
(43)【公開日】2017年8月3日
【審査請求日】2018年12月10日
(73)【特許権者】
【識別番号】000166959
【氏名又は名称】御木本製薬株式会社
(72)【発明者】
【氏名】前山 薫
(72)【発明者】
【氏名】服部 文弘
【審査官】 駒木 亮一
(56)【参考文献】
【文献】 仏国特許出願公開第02946878(FR,A1)
【文献】 欧州特許出願公開第01743628(EP,A1)
【文献】 特表2005−508999(JP,A)
【文献】 特開平09−104633(JP,A)
【文献】 KIM MinJeong et al.,BMB Reports,2013年,46(8),398-403
【文献】 LI Yong-Xin et al.,J. Agric. Food Chem.,2010年,58,578-586
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00−8/99
A61Q 1/00−90/00
C07H1/00−99/00
A61K35/00−35/768
A61K31/33−33/44
A61K 36/00−36/05
A61K 36/07−36/9068
A61P1/00−43/00
A61K31/00−31/327
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
2-グリセリルα-D-ガラクトピラノシドを有効成分とする抗アレルギー剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、美白、小じわ改善、抗炎症、抗アレルギーに有効な製剤に関する。
【背景技術】
【0002】
海苔は、紅藻亜門・ウシケノリ綱・ウシケノリ目・ウシケノリ科・アマノリ属のアサクサノリ、スサビノリ (Pyropia yezoensis)、ウップルイノリ (Pyropia pseudolinearis) を主として広く、日本各地や韓国で養殖されている。
勿論、食用が中心であるが、さらに高度に利用が図られ一部、日焼け防止剤や美白剤に利用されている。(特許文献1〜2)
一方、主要な生産地で栄養塩不足による色落ち(品質の低下)が頻繁に発生し、ノリ養殖業の経営のみならず地域経済に深刻な影響を与えていることもあり、色落ちの原因の除去対策は勿論、色落ちした海苔の利用方法も課題となっている。
また、グリセリルα-D-ガラクトピラノシドは、保湿剤として食品や化粧品に応用されている。(特許文献3)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平07−242523号公報
【特許文献2】特開2000−212056号公報
【特許文献3】特開平10−245333号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、本発明の目的は、美白、小じわ改善、抗炎症、抗アレルギー等に有効な成分を見出すことにあり、さらには海苔養殖の大半を占めるアマノリ属の海藻の高度な利用方法を見つけることにあり、色落ちした海苔をも対象にした高度な利用を考えた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
アマノリ属の海藻に含まれる2-グリセリルα-D-ガラクトピラノシドが美白作用、小じわ改善、抗炎症作用、抗アレルギー作用があることがわかった。
アマノリ属の海藻は化粧品等にも用いられているが、特許文献1の有効成分はポルフィラ−334(別名マイコスポリン様アミノ酸)であり、特許文献2は物質は特定されていないが、水に不溶で、請求項4に記載されているようにシリカゲル薄層クロマトグラフィーにより展開溶媒クロロホルム:メタノール(4:1)にて0.83のRf値を示す物質とあり、本願発明の有効成分(2-グリセリルα-D-ガラクトピラノシド)とは別物質である。
【0006】
さらには本願発明の有効成分の2-グリセリルα-D-ガラクトピラノシドは色落ちした海苔に多く含まれていることも判明し、食用とはならない色落ちした海苔も本願発明の原料として使用できることもわかった。
さらには2-グリセリルα-D-ガラクトピラノシドはアマノリ属の海藻から抽出するだけだはなく、合成も可能であり、特許文献3にその方法が記載されているので、これを参考にできる。
アマノリ属の海藻から抽出する場合は、必要に応じて、乾燥し、細断して抽出する。抽出溶媒は水、或いは水と水溶性有機溶媒の混合液を用いる。水溶性有機溶媒はメタノール、エタノール、ブタノール等の一価のアルコール、グリセリン、1,3ブチレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、アセトン等を使用できるが、本発明の場合は用途が化粧品、医薬品の皮膚外用剤或いは内服剤なので用途にあった水溶性有機溶媒を用いればよい。
【0007】
さらに精製する場合は、ヘキサン、ジエチルエーテル等を使用して、脂質成分を除去する方法や、イオン交換カラム、濾過、限外濾過、ゲル濾過、遠心分離、透析、活性炭、ケイ藻土等による成分吸着等の公知の方法を用いて精製すればよい。
【0008】
2-グリセリルα-D-ガラクトピラノシドの他に、医薬品、食品、化粧品に利用できる原料とともに、製剤を作成するか、既存の医薬品、食品、化粧品にこれらを加えて利用することもできる。 利用できる原料を例示すれば、
アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等の各種油脂類。
ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス等のロウ類。
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス等の鉱物油。
【0009】
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の脂肪酸類。
エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、フェノキシエタノール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等のアルコール類。
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリトリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、ガラクチトール、ソルビトール、ラクチトール、マルチトール等の多価アルコール類。
【0010】
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール等のエステル類。
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛等の金属セッケン類。
アラビアゴム、グアヤク脂、カラヤゴム、トラガントゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン又はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等のガム質、糖類又は水溶性高分子化合物。
アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩、アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、カルボン酸型両性界面活性剤、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤等のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤。
【0011】
レチノール、レチナール、デヒドロレチナール、カロチン、リコピン、チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、ピリドキシン、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC又はその誘導体、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ジヒドロタキステロール、ビタミンE又はその誘導体、ユビキノン類等の各種ビタミン類又はその誘導体。
バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等の各種アミノ酸類。
【0012】
赤芽柏、地黄、木通、地胆頭、一薬草、イチョウ、ウーロン茶、ウイキョウ、ウコン、夏枯草、陳皮、エゾウコギ、決明子、オウレン、白朮、オオバナサルスベリ、オクラ、オタネニンジン又はトチバニンジン (人参)、オリーブ、オレガノ、オレンジ、カミツレ又はローマカミツレ、カムカム、ガラナ、厚朴、ギョリュウ、グースベリー、クララ、クランベリー、グレープフルーツ、クローブ、コブシ、モクレン、威霊仙、サクラ、升麻、サンシチニンジン、山茱萸、山椒、サンズコン、シクンシ、シソ紫蘇、紫蘇、シャクヤク、スイカズラ、セイヨウトチノキ、セロリ、センキュウ、センブリ、ダイオウ、タチジャコウソウ、チクセツニンジン、テングサ、甜茶、テンダイウヤク、トクサ、ドクダミ、トチュウ、トネリコ、ナツメ、桂皮、五倍子、ノイバラ、ノバラ、ハトムギ、バラ、菱実、ビワ、ブラックベリー、プルーン、ホウノキ、ボウフウ(防風)、ホオノキ、ボダイジュ、ボタン、ホップ、ホホバ、マオウ、マカ、マカデミアナッツ、桑白皮、苦参、マンネンタケ、枳実、ミロバラン、ムクロジ、ムラサキ、益母草、メマツヨイグサ、メリッサ、メリロート、モッコウ、ヤーコン、 ユーカリ、ユキノシタ、ユッカ、ユズ、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ、ラベンダー、レモン、レモングラス、ローズマリー、地楡、クロレラ、クロレラ、コンブ、ワカメ、ジャイアントケルプ、ヒジキ、ヒバマタ、キリンサイ、アサクサノリ、スサビノリ、スピルリナ、イシゲ、イロロ、フクロノリ等の植物、海藻、藻類の各種抽出物。
【0013】
馬又は豚の胎盤抽出物、シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導体、牛乳、カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導体、脱脂粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等の動物系原料由来物質。
海洋成分深層水、海水塩、海水乾燥物、死海又は大西洋又は太平洋の海より得た無機塩、海泥等の海洋産物。
酵母菌抽出エキス、細菌代謝物、細菌抽出エキス、カビ又は放線菌代謝物、カビ又は放線菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米発酵エキス、米糠(赤糠、白糠)発酵エキス、生乳又は脱脂粉乳の乳酸発酵物、マメ科植物の乳酸菌発酵物、ココヤシ属植物の乳酸菌発酵物等の菌類由来物質。
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等のα-ヒドロキシ酸類。
無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等の無機顔料。
ベンゾフェノン誘導体、パラアミノ安息香酸誘導体、メトキシ桂皮酸誘導体、サリチル酸誘導体、ウロカニン酸誘導等の紫外線吸収または遮断剤。
【0014】
パラアミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、ハイドロキノン又はその誘導体、ニコチン酸誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス、エラグ酸、ルシノール等の美白剤。
イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d-カンフル、dl-カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩の抗炎症剤。
アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、トリクロサン等の抗菌・殺菌・消毒薬。
ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カルダモン精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、シダーウッド精油、ジャスミン精油、バラ精油、ベルガモット精油、ラベンダー精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油等の動植物性香料、その他合成香料等。
感光素101号、感光素201号、感光素401号、感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体、アラントイン、ペンタデカン酸グリセリド、尿素、グアニジン等の各種薬剤。
その他ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤等が挙げられる。
【0015】
これらより、種々選択し、任意の形態にして利用に供する。形態の例としては、カプセル、粉末、顆粒、固形、液体、ゲル、気泡、乳液、クリーム、軟膏、シート等が挙げられる。
【0016】
製造例1
ラクトース10%(W/V)、グリセロール20%(W/V)水溶液400mlに、アルギン酸カルシウムにて包括固定化したクリプトコッカス ローレンティ バラエティ ローレンティ OKN-4 (Cryptococcus laurentii var.laurentii OKN-4;FERM P-7629)株132単位、パン酵母11gを添加し、pH3.0、40℃、にて48時間反応し、ガラクトシルグリセロール含有糖液400mlを得た。得られたガラクトシルグリセロール含有糖液400mlに対して、遠心分離法により上清を回収した後、80mlまで濃縮を行なった。
これの30mlを用いて、カルシウム型強酸性陽イオン交換樹脂(ダウエックス50W×4、ダウ・ケミカル社、商品名)を充填したクロマトグラフィー分画装置に45℃にてワンパス方式で通液を行ない、ガラクトシルグリセロール区分とグリセロール区分とに分画し、高純度のガラクトシルグリセロール液を得た(100ml)。これを凍結乾燥した。
92%は2-グリセリルα-D-ガラクトピラノシドであった。
【0017】
製造例2
スサビノリ(乾燥品)を粉砕し、その150gに、75v/v %エタノール1Lを加え、90℃の水浴中で30分間加熱した。抽出液は5B濾紙で濾過した。残渣に対して同様の抽出を2回繰り返した。各濾液を約250mLまで減圧濃縮し、ジエチルエーテル250mlによる脂溶成分の抽出除去を2回行なった。各濃縮液を合わせ、60℃にて減圧濃縮した。
これを、強酸性陽イオン交換樹脂(三菱化学ダイヤイオン:HPK25)を充填したカラムと強塩基性陰イオン交換樹脂(三菱化学ダイヤイオン:HPK75)を充填したカラムを連結したものに負荷し(各カラム長30cm、内径2cm)、蒸留水にて、流速1ml/分にて展開し、イオン成分を除去した。その後減圧濃縮後、凍結乾燥した。
91.3%は2-グリセリルα-D-ガラクトピラノシドであった。
【0018】
実施例1
製造例1 10.0重量部
グリセリン 5.0重量部
1.2ペンタンジオール 3.0重量部
パラオキシ安息香酸メチル 0.2重量部
精製水 81.8重量部
【0019】
実施例2

スクワラン 20.0重量部
オリーブ油 2.0重量部
ミンク油 1.0重量部
ホホバ油 5.0重量部
ミツロウ 5.0重量部
セトステアリルアルコール 2.0重量部
グリセリンモノステアレート 1.0重量部
ソルビタンモノステアレート 2.0重量部

精製水 51.4重量部
実施例2 0.5重量部
ジプロピレングリコール 2.0重量部
グリセリン 3.0重量部
ポリオキシエチレン(20E.O.)ソルビタンモノステアレート 2.0重量部
ポリオキシエチレン(60E.O.)硬化ヒマシ油 1.0重量部
L−アスコルビン酸−2−グルコシド 2.0重量部
パラオキシ安息香酸メチル 0.1重量部
製法 AとBそれぞれを80℃まで加温し、ホモミキサーで撹拌しながら、BにAを徐々に加えた後、30℃まで冷却した。