特許第6795503号(P6795503)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニーの特許一覧
<>
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000003
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000004
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000005
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000006
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000007
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000008
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000009
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000010
  • 特許6795503-おむつ付属品及び関連方法 図000011
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6795503
(24)【登録日】2020年11月16日
(45)【発行日】2020年12月2日
(54)【発明の名称】おむつ付属品及び関連方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 13/505 20060101AFI20201119BHJP
   A61F 13/56 20060101ALI20201119BHJP
   A61F 13/62 20060101ALI20201119BHJP
【FI】
   A61F13/505 100
   A61F13/56 210
   A61F13/62 110
【請求項の数】13
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2017-532789(P2017-532789)
(86)(22)【出願日】2015年12月14日
(65)【公表番号】特表2018-503426(P2018-503426A)
(43)【公表日】2018年2月8日
(86)【国際出願番号】US2015065431
(87)【国際公開番号】WO2016100149
(87)【国際公開日】20160623
【審査請求日】2018年12月5日
(31)【優先権主張番号】62/093,525
(32)【優先日】2014年12月18日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】505005049
【氏名又は名称】スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬
(74)【代理人】
【識別番号】100087413
【弁理士】
【氏名又は名称】古賀 哲次
(74)【代理人】
【識別番号】100146466
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 正俊
(74)【代理人】
【識別番号】100202418
【弁理士】
【氏名又は名称】河原 肇
(74)【代理人】
【識別番号】100173107
【弁理士】
【氏名又は名称】胡田 尚則
(74)【代理人】
【識別番号】100128495
【弁理士】
【氏名又は名称】出野 知
(72)【発明者】
【氏名】レイ イー.ウッド
(72)【発明者】
【氏名】マイケル ジェイ.マクナマラ
(72)【発明者】
【氏名】ロリ−アン エス.プリオロー
【審査官】 西本 浩司
(56)【参考文献】
【文献】 特開2003−299689(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2002/0143316(US,A1)
【文献】 特表平11−502730(JP,A)
【文献】 米国特許第04022210(US,A)
【文献】 特開2009−034270(JP,A)
【文献】 特開2002−143214(JP,A)
【文献】 国際公開第2008/004639(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 13/15 − 13/84
A61L 15/16 − 15/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内側表面及び後縁部を備える、おむつと、
前記後縁部にほぼ平行な方向に沿って細長く伸び、前記内側表面の一部分に結合された、阻止部材と、を備え、
前記阻止部材が
記内側表面の前記一部分と同一の広がりをもつ弾性パッドと、
前記弾性パッドに接合されており、複数の場所で再配置可能に前記内側表面に取り付けることが可能な、取り付け層と、を備え、
前記弾性パッドが、弾性コアと、前記弾性コアを囲みかつ上部シェル層及び底部シェル層を有するシェルとを備え、かつ、前記内側表面に垂直な方向に沿って画定された、5ミリメートル〜20ミリメートルの範囲の厚さを有し、前記弾性コアが、250グラム毎平方センチメートルの荷重下で、前記弾性コアの非圧縮厚さの少なくとも50パーセントまで圧縮し、かつ、前記弾性コアの元の厚さの50パーセントまで10分間にわたって圧縮された後、前記弾性コアの元の厚さの少なくとも80パーセントまで回復し、回復が、前記荷重の解除後の30秒以内に生じ、
前記上部シェル層の周縁部は、シームに沿って、前記底部シェル層の周縁部で封止されることにより、前記弾性コアに密接に適合するエンクロージャが提供される、
おむつ組立品。
【請求項2】
前記取り付け層が、前記シェルに接合されている、請求項1に記載のおむつ組立品。
【請求項3】
前記シェルが、不織布ウェブを備える、請求項1に記載のおむつ組立品。
【請求項4】
前記取り付け層が、外側表面と、前記外側表面上に配設された、機械的締結具の雄型要素とを有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
【請求項5】
前記機械的締結具の前記雄型要素が、網状の複製フック材料を備える、請求項4に記載のおむつ組立品。
【請求項6】
前記おむつが、前記機械的締結具の前記雄型要素に係合して、機械的に保持する、不織布トップシートを備える、請求項4又は5に記載のおむつ組立品。
【請求項7】
前記取り付け層が、感圧性接着剤を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
【請求項8】
前記取り付け層が、非連続的である、請求項1〜7のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
【請求項9】
前記弾性パッドが、独立気泡ポリエチレン発泡体、連続気泡ポリウレタン発泡体、又はポリエステル中綿を備える、請求項1〜8のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
【請求項10】
おむつからの漏れを低減する方法であって、
前記おむつの後縁部にほぼ平行な方向に沿って細長く伸び、かつ、弾性パッドと、前記弾性パッドに接合された取り付け層とを有する、阻止部材を提供するステップであって、前記取り付け層が、前記おむつの内側表面に取り付け可能である、ステップと、
前記取り付け層を、前記内側表面の一部分に結合して、おむつ組立品を提供するステップであって、前記阻止部材が、前記内側表面の前記一部分と同一の広がりをもつ、ステップと、
前記おむつ組立品を着用者に締結することにより、前記阻止部材が、前記着用者の背部の輪郭に適合して、放出されたあらゆる排泄物が、前記おむつから漏出することを防ぐ、ステップと、を含み、
前記弾性パッドが、弾性コアと、前記弾性コアを囲みかつ上部シェル層及び底部シェル層を有するシェルとを備え、かつ、前記内側表面に垂直な方向に沿って画定された、5ミリメートル〜20ミリメートルの範囲の厚さを有し、前記弾性コアが、250グラム毎平方センチメートルの荷重下で、前記弾性コアの非圧縮厚さの少なくとも50パーセントまで圧縮し、かつ、前記弾性コアの元の厚さの50パーセントまで10分間にわたって圧縮された後、前記弾性コアの元の厚さの少なくとも80パーセントまで回復し、回復が、前記荷重の解除後の30秒以内に生じ、
前記上部シェル層の周縁部は、シームに沿って、前記底部シェル層の周縁部で封止されることにより、前記弾性コアに密接に適合するエンクロージャが提供される、
方法。
【請求項11】
前記取り付け層が、前記おむつの前記内側表面に、剥離可能に取り付け可能である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記阻止部材を前記内側表面から後で取り外して、同じおむつ又は異なるおむつの、前記内側表面の異なる部分に再び取り付けることができるように、前記取り付け層が再配置可能である、請求項10又は11に記載の方法。
【請求項13】
容器と、
前記容器内に収容された、複数の阻止部材であって、各阻止部材が、弾性パッドと、前記弾性パッドに接合された取り付け層とを備え、前記取り付け層が、おむつの内側表面への剥離可能な取り付けを可能にする構成を有する、複数の阻止部材と、を備え、
前記弾性パッドが、弾性コアと、前記弾性コアを囲みかつ上部シェル層及び底部シェル層を有するシェルとを備え、かつ、前記内側表面に垂直な方向に沿って画定された、5ミリメートル〜20ミリメートルの範囲の厚さを有し、前記弾性コアが、250グラム毎平方センチメートルの荷重下で、前記弾性コアの非圧縮厚さの少なくとも50パーセントまで圧縮し、かつ、前記弾性コアの元の厚さの50パーセントまで10分間にわたって圧縮された後、前記弾性コアの元の厚さの少なくとも80パーセントまで回復し、回復が、前記荷重の解除後の30秒以内に生じ、
前記上部シェル層の周縁部は、シームに沿って、前記底部シェル層の周縁部で封止されることにより、前記弾性コアに密接に適合するエンクロージャが提供される、
おむつ付属品
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書では、吸収性物品用の付属品に関する、組立品及び方法が提供される。より詳細には、これらの吸収性物品は、着用型吸収性物品である。
【背景技術】
【0002】
おむつは、トイレを使用せずに、個別の排便又は排尿を可能にする、下着の一種である。一般に、おむつは、乳幼児によって着用されるが、失禁問題に対処している大人によってもまた使用されるように構成される場合もある。おむつを使用する人々は、昼夜を問わずいつでも、かつ長時間にわたって、おむつを着用することがある。便宜上、おむつは、任意選択的に使い捨てであり、着用者のサイズ、着用者の性別、企図される具体的なおむつの用途、及び、皮膚感受性若しくはユーザーの嗜好などの他の考慮事項に従って、設計されている。
【0003】
おむつを着用している人々は、一般的に、自身の排泄を制御することが不可能であるため、体液及び他の排泄物は随時、おむつ内に堆積する可能性がある。このことが生じた場合、それらの体液及び他の排泄物を、おむつの内部に保持して、漏れを防ぐことが望ましい。乳幼児の排泄物を、おむつ内に封じ込めることは、技術的に容易ではない場合があり、特に、その乳幼児が、水様便を生じさせることが多い母乳で育てられている場合に困難である。この封じ込めの問題は、疾病によって一層悪化する恐れがあり、これにより、体が汚れるような便通がもたらされる恐れがある。乳幼児はまた、一般に「噴出」と称される、突然かつ予期せぬ仕方の便通がある場合もあり、有効な漏れ防止を極めて困難にさせる。
【発明の概要】
【0004】
上述の問題を解決するための従来の試みでは、着用者の胴回りの周囲に改善されたシールを有する、強化されたおむつを提供することに焦点が合わせられてきた。そのような強化策には、例えば、おむつが着用されている場合に、乳幼児の胴回りの周囲で密接に適合する、折り畳み式、積層式、若しくはプリーツ式の腰部シール又は他の防漏ガードが含まれていた。これらの解決策は、有効な場合もあるが、汎用性を欠くものである。これらの組み込み型シールは、おむつの嵩を著しく増大させ、それが必要か否かに関わりなく存在するものである。使い捨ておむつの場合、これらのシールは、おむつの他の部分と共に処分されて、廃棄物となる。更には、それらのシールは、着用者の身体の特定の輪郭に適合するように、移動又は調節することができない。最後に、これらのおむつは、広範囲の既存のおむつ構成に勝る使用の容易性を提供するものではない。提供されるおむつ付属品は、これらの欠点の全てに対処する。
【0005】
第1の態様では、おむつ組立品が提供される。このおむつ組立品は、内側表面を備える、おむつと、この内側表面の一部分に結合された、阻止部材とを備え、この阻止部材は、内側表面の一部分と同一の広がりをもつ弾性パッドと、この弾性パッドに接合されており、複数の場所で再配置可能に内側表面に取り付けることが可能な、取り付け層とを備える。
【0006】
第2の態様では、おむつからの漏れを低減する方法が提供され、この方法は、弾性パッドと、この弾性パッドに接合された取り付け層とを有する、阻止部材を提供するステップであって、この取り付け層が、おむつの内側表面に取り付け可能である、ステップと、取り付け層を、内側表面の一部分に結合して、おむつ組立品を提供するステップであって、阻止部材が、その内側表面の一部分と同一の広がりをもつ、ステップと、このおむつ組立品を着用者に締結することにより、阻止部材が、着用者の背部の輪郭に適合して、放出されたあらゆる排泄物が、おむつから漏出することを防ぐ、ステップとを含む。
【0007】
第3の態様では、パッケージ化組立品が提供され、このパッケージ化組立品は、容器と、
この容器内に収容された、複数の阻止部材であって、各阻止部材が、弾性パッドと、その弾性パッドに接合された取り付け層とを備え、この取り付け層が、おむつの内側表面への剥離可能な取り付けを可能にする構成を有する、複数の阻止部材とを備える。
【図面の簡単な説明】
【0008】
以下の図面を参照して、例示的実施形態を更に説明するものとする。
図1】例示的な完成おむつ組立品の平面図である。
図2】例示的実施形態による、図1の完成おむつ内で使用されるおむつ付属品の、その上面を示す平面図である。
図3図2のおむつ付属品の、その底面を示す平面図である。
図4図1の平面4−4を表す、図1図2のおむつ付属品の側断面図である。
図5図2図4のおむつ付属品を製造する、例示的な連続方法を示す概略図である。
図6】別の例示的実施形態による、おむつ付属品の、その上面を示す平面図である。
図7図6の平面7−7を表す、おむつ付属品の側断面図である。
図8】更に別の例示的実施形態による、おむつ付属品の平面図である。
図9図8の平面9−9を表す、おむつ付属品の側断面図である。
【0009】
本明細書で使用するとき、
「おむつ」とは、一般に乳幼児又は失禁者によって着用され、その着用者の下部胴体の周囲に着用される、吸収性物品を指す。
【0010】
「使い捨て」とは、使用後に、洗濯されること、又は他の方法で修復若しくは再使用されることが意図されていない、物品を指す。
【0011】
「弾性的に圧縮可能な」材料とは、250グラム毎平方センチメートルの荷重下で、その非圧縮厚さの少なくとも50パーセントまで圧縮し、かつ、その元の厚さの50パーセントまで10分間にわたって圧縮された後、その元の厚さの少なくとも80パーセントまで回復し、この回復が、圧縮力の解除後の30秒以内に生じる、材料を指す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書及び図面中で繰り返し使用される参照符合は、本開示の同じ又は類似の特徴部若しくは要素を表すことを意図するものである。本開示の原理の範囲及び趣旨に含まれる、他の多くの修正形態及び実施形態が、当業者によって考案され得ることを理解されたい。これらの図は、縮尺どおりに描かれていない場合がある。
【0013】
1つの例示的実施形態による、おむつ組立品が図1に示され、以降では数字100によって参照される。おむつ組立品100は、その平坦化状態で示されている。着用者に面するように又は接触するように意図された、おむつ組立品100の諸部分は、図1では、閲覧者の方向に向けられている。
【0014】
図示のように、おむつ組立品100は、一般的に、おむつ102と、おむつ102に結合された阻止部材104とを含む。また、おむつ102は、前縁部109及び後縁部111を有する、概して矩形形状の本体部106と、前縁部109に隣接して、本体部106の外側部に結合された、一対の対向する前側耳部108と、後縁部111に隣接して、本体部106の外側部に結合された、一対の対向する後側耳部110とで構成される。任意選択的な構成要素として、おむつ102は、本体部102の後縁部111に沿って位置合わせされた、後側弾性ウエストバンド112を更に含む。この実施形態では、阻止部材104は、ウエストバンド112の細長形状に、又は、より一般的には、おむつ102の後縁部111に、ほぼ平行に方向付けられた、細長形状を有する。
【0015】
多くの変異形が可能であることが理解されよう。例えば、阻止部材104は、部分的又は完全に、ウエストバンド112と重なり合う場合がある。ウエストバンド112は、任意の妥当な長さ及び幅を有し得るものであり、図1に示されるものとは全く異なる形状を有する場合がある。
【0016】
本体部106は、吸収性の内側表面114を有する。ここで限定することを意図するものではないが、内側表面114は、この図では不可視の、本体部106の追加的構成要素の上に延びる、水透過性トップシートを備え得る。例えば、この透過性トップシートは、吸収性部材の上に延び得るものであり、その吸収性部材は同様に、液体不透過性の裏材の上に延びる。おむつ102に関する、更なる選択肢及び有利な特徴が、米国特許第7,842,021号(Woodら)で説明されている。
【0017】
着用された場合、おむつ組立品100は、本体部106の前縁部及び後縁部が、着用者の腰部を共同して取り囲む、「U字」形状を呈する。
【0018】
阻止部材104は、本体部106の内側表面114に、剥離可能に取り付け可能であり、おむつ102が着用されている場合、内側表面114と、着用者の腰のくびれの若干下方の臀裂との間のシールを形成する。突然の便通の場合には、このシールは、排泄物が外向きに放出されて、本体部106の後縁部111に到達することを防ぐ。このシールはまた、その後の、おむつに対する圧力、及び着用者の身体動作の結果として、そのような排泄物が後縁部111に到達することを防ぐためにも役立ち得る。
【0019】
阻止部材104は、一般的に、おむつ102が着用される前に、おむつ102上に定置されるが、特定のパンツ式おむつでは、おむつを引き上げた後に、おむつ内に阻止部材を定置することが好ましい場合もある。好ましくは、阻止部材104は、再配置可能であることにより、本体部106上に阻止部材104を最初に定置した後に、内側表面114に沿った阻止部材104の場所及び向きを、手作業で調節することができる。そのような場合には、阻止部材104を取り外して、後縁部111により近接するか又はより遠く離れた、複数の異なる場所に再び取り付けることにより、着用者に対するシールを改善することができる。
【0020】
おむつ組立品100の阻止部材104を、図2図4でより詳細に示す。最初に図2を参照すると、その上向き表面の図が示されており、阻止部材104は、埋め込みコア部材118を囲むシェル116で構成された、弾性パッド115を含む。コア部材118は、通常は隠れているが、図2及び図3では、例示の目的のために点線で示されている。
【0021】
任意選択的に、また図示のように、シェル116は、上部シェル層120及び底部シェル層122を有する、2部品構成要素である。図4の断面図で示されるように、上部シェル層120の周縁部は、シーム124に沿って、底部シェル層122の周縁部で恒久的に封止されることにより、コア部材118に密接に適合するエンクロージャが提供される。シーム124は、コア部材118が適切に固定される限り、コア部材118の外周の全体、又はその一部分のみに延び得る。上部シェル層120と底部シェル層122との間のシーム124は、例えば、ラミネート加工、接着剤接合、超音波接合、圧着、表面結合、縫製、テーピング、及びこれらの組み合わせを含めた、当該技術分野において既知の、数多くの方法のうちのいずれかを使用して封止することができる。
【0022】
簡略化のために、シェル116及びコア部材118は、互いに直接接触して示されているが、所望により、それらの間には、機能的及び/又は装飾的な目的のために、1つ以上の追加層を介在させることが可能であり、いずれの構成要素も、それ自体が2つ以上の層を含み得ることが理解されよう。例えば、シェル116にコア部材118を接合する接着剤層によって、コア部材118を、部分的又は完全に囲むことにより、これらの構成要素の、互いに対する望ましくない滑動を、低減又は排除することが可能である。
【0023】
着用者の皮膚との接触が意図されているため、シェル116は、好ましくは、感触が柔らかい材料から作製される。一部の実施形態では、シェル116は、不織布材料から作製される。好ましい不織布材料としては、ポリオレフィン不織布材料が挙げられる。不織布材料のタイプは、制限されるものではなく、例えば、接合カード式不織布ウェブ、スパンボンド不織布ウェブ、スパンレース不織布ウェブ、メルトブローン不織布ウェブ、エアレイド不織布ウェブ、及びこれらの組み合わせを挙げることができる。
【0024】
コア部材118は、弾性的に圧縮可能な多種多様な材料のうちのいずれかから、作製することができる。特に好適な材料としては、独立気泡ポリエチレン発泡体、連続気泡ポリウレタン発泡体、及び高ロフトの中綿材料が挙げられる。しかしながら、概言すれば、可能な材料としては、ガーゼ、布、紙、スポンジ、プラスチック、あるいは、着用者の快適性及び/又は健康に悪影響を及ぼさない、漏れ防止を改善することが可能な任意の他の材料を挙げることができる。
【0025】
発泡体材料は、おむつ組立品100の着用者に、より多大な快適性をもたらす、その著しく圧縮する能力のため、有益である。好ましい実施形態では、この発泡体は、弾性的に圧縮可能である。
【0026】
好適な中綿材料としては、綿、ポリエステル、及び/又は羊毛から作製された、中綿材料が挙げられる。これらの材料もまた、好ましくは、弾性的に圧縮可能である。
【0027】
一部の実施形態では、弾性パッド115は、適切なシールを提供するために十分に厚いが、同時にまた、着用者にとって快適でもあるように十分に薄い、全厚を有する。この厚さは、本明細書では、内側表面に垂直な方向に沿ったものとして画定され、好ましくは、5ミリメートル〜20ミリメートルの範囲である。しかしながら、弾性パッド115の剛性及び圧縮性に応じて、この範囲外の厚さが適切な場合もある。
【0028】
厚さに加えて、弾性パッド115の他の寸法もまた、阻止部材104の性能に影響を及ぼし得る。阻止部材104の周囲での漏れを予防するために、弾性パッド115は、好ましくは、図面に示されるような直方柱の形状などの、細長形状を有する。長さは決定的なものではないが、弾性パッド115の特定の実施形態は、おむつの後縁部111に沿って延びる長さ寸法を有する。この長さは、後縁部111に平行な方向に沿って画定される場合には、例えば、弾性パッドが、その弛緩(非圧縮)構成にあるときに測定された場合、35ミリメートル〜150ミリメートルの範囲とすることが可能である。
【0029】
阻止部材104の形状は、特に限定されるものではない。特定の実施形態では、阻止部材104は、帯、線、点、正方形、矩形、円、円弧、菱形、台形の形状、又は、おむつの漏れ抵抗が改善されるように、おむつ内に配設することが可能な、任意の他の形状にすることができる。
【0030】
弾性パッド115の前後方向の寸法は、おむつ組立品が適正な期間にわたって着用される場合に、固体及び液体の排泄物が、阻止部材104を横断することを防ぐために、十分なものとするべきである。一部の実施形態では、この弾性パッドは、弛緩時に、10ミリメートル〜50ミリメートルの範囲の前後方向の幅を有する。
【0031】
任意選択的に、コア部材118は、少なくとも、ある程度吸収性であることにより、阻止部材104は、液体及び固体の排泄物の通過を阻止するばかりではなく、この排泄物のうちの一部を、その内部に保持するように作用することも可能となる。そのような機能は、例えば、おむつが飽和状態になった場合に、着用者に、向上した快適性を提供することが可能である。この目的に関して有用な材料としては、ポリアクリレート吸収材などの超吸収性ゲル、及び連続気泡親水性発泡体が挙げられる。
【0032】
図3及び図4に示されるように、阻止部材104は、底部シェル層122の外向き表面の上に延びて接触する、取り付け層126を更に含む。取り付け層126は、感圧性接着剤、ホットメルト接着剤、超音波接合、圧着、表面結合を使用して、又は機械的締結機構を使用して、底部シェル層122に締結することができる。更には、取り付け層126のサイズは、決定的なものではなく、使用中の、阻止部材104を固定する必要性と、調節又は再使用が所望される場合の、取り外し性を容易にすることとの兼ね合いを考慮して、より小さい面積又はより大きい面積となるように調節することができる。
【0033】
一部の実施形態では、取り付け層126は、図1に示されるような市販のおむつの内側表面に、剥離可能に結合することを可能にする、構成を有する。多くのそのような構成が可能である。一部の実施形態では、取り付け層126は、その外側表面に取り付けられた、機械的締結具の雄型部材を採用している。これは、ループ及びフック取り付けシステムのフック部分を示す、図4の場合である。この図では、取り付け層126は、基底層128と、その基底層128と一体化されており、基底層128に垂直な方向で外向きに、阻止部材104から離れる方向に突出する、2次元パターンに従って配設された複数の極小複製フック130とを有する。このことにより、有利には、多くの市販のおむつの不織布トップシートへの、阻止部材104の再配置可能な取り付けが、それら阻止部材104にもおむつにも損傷を与えることなく可能になる。
【0034】
1つの例示的な取り付けシステムは、裏材を含む機械的締結ストリップを使用するものであり、この裏材は、繊維状の標的領域に機械的に係合することが可能な、ループ係合突出部を備える、直立フック又は直立ポストを有する。繊維状の標的領域は、典型的には、不織布材料から作製されるが、織布材料もまた、使用することが可能である。好ましくは、この標的領域は、おむつの内側表面に沿った、大きい表面領域にわたって延びることにより、阻止部材104を、広範囲の場所にわたって、再方向付け及び再配置することが可能となる。任意選択的に、この標的領域は、内側表面と本質的に同一の広がりをもつことにより、阻止部材104を、その内側表面に沿った任意の場所に固定し、所望により、おむつの内側表面から阻止部材104を剥離することによって、容易に取り外すことが可能となる。例示的実施形態では、上記の裏材は、米国特許公開第2012/0204383号(Woodら)で説明されるように、2次元パターンを形成するようにスリット加工され、その後、横断方向に沿って伸長されることにより、網状の締結ストリップが形成される。
【0035】
一部の実施形態では、2つ以上の取り付け機構の組み合わせを、使用することができる。例えば、取り付け層126は、フックの2次元配列、及び接着剤の双方を含み得る。これらの取り付け機構は、底部シェル層122の、同じ領域又は異なる領域にわたって配設することができる。網状の締結ストリップが使用される場合には、接着剤層は、その隙間領域内に配設することが可能である。
【0036】
材料コストを節減するために、取り付け層126は、非連続的に作製することができる。一実施形態では、取り付け層126は、互いに平行かつ離隔配置された、一対の締結ストリップで構成され、各締結ストリップは、底部シェル層122の対応の周縁部に隣接して、阻止部材104の長さに沿って延びる。
【0037】
これらの実施形態は、網羅的なものではなく、取り付け層126は、弾性パッド115とおむつとの間の摩擦係数を増大させて、相対移動を防ぐ層を含めた、上述の機能を果たす多くの他の構成を呈し得る。
【0038】
阻止部材104の作製方法は、具体的に制限されるものではない。阻止部材104は、手作業で組み立てることができるが、その層状の構造により、連続製造プロセスに関して、特に好適なものとなる。本発明の阻止部材の一実施形態を作製する1つの方法が、図5に示される。
【0039】
図5を参照すると、この連続プロセスは、第1の不織布ロール140、コアロール142、第2の不織布ロール144、及び取り付け層ロール146の、4つの供給ロールを使用する。第1の不織布ロール140から開始して、不織布ウェブ148が巻き出され、ガイドロールを使用して接着剤塗布器150に方向付けられると、その上面上に、接着剤塗布器150が、接着剤152の薄層を堆積させる。次いで、ウェブ148は、切断及び定置装置154に搬送され、この切断及び定置装置154は、コアロール142から連続コア層143を誘導して、その連続層を個別片156へと切断し、それらの個別片156を、間隔をあけて、ウェブ148の接着剤表面上に定置する。次いで、上記と同様のプロセスが、コア層の個別片156の露出表面、不織布ロール144からの接着剤コーティングされた不織布層158、及び接着剤塗布器160に対して行われる。最終的に、連続取り付け層147が、取り付け層ロール146から巻き出される。連続取り付け層147は、第2の切断及び定置装置155に搬送され、この第2の切断及び定置装置155は、取り付け層ロール146から連続取り付け層147を誘導して、その連続取り付け層を個別片162へと切断し、それらの個別片162を、ウェブ148の底面上に定置する。
【0040】
図4に一旦戻って参照すると、取り付け層が、複製フック130を有する機械的締結具である場合には、その取り付け層には、フック130の反対側の基底層128上に、感圧性接着剤をコーティングすることができる。あるいは、取り付け層には、第2の切断及び定置装置155の前に位置決めされた、第3の接着剤塗布器(図示せず)を使用して、インラインで接着剤をコーティングすることもできる。
【0041】
他の実施形態では、取り付け層は、不織布層の存在なしで、コア片156に直接接合することができる。更に他の実施形態では、取り付け層147は、機械的締結具ではなく、接着剤とすることができ、この接着剤は、転写テープとして供給される場合もあり、又は、阻止部材上に直接コーティングされる場合もある。この実施形態では、露出した接着剤を保護するために、剥離ライナーによって接着剤を覆うことができる。更に他の実施形態では、接合は、超音波接合、あるいは、熱及び圧力を使用する接合によって達成することができ、接着剤塗布器を、他の接合ステーションで置き換えることができる。
【0042】
全ての層が、そのように互いに接合されると、ウェブ148は、変換ステーション164に搬送され、この変換ステーション164は、連続ウェブ148(及び、その隣接層)を、複数の個別の阻止部材166へと切断する。一部の実施形態では、この切断プロセスは、ダイ切断(ロータリーダイ切断など)、切断刃を使用する交差スライス、更に又はレーザー変換によって実施することができる。次いで、そのように作製された阻止部材166を、所望されるエンドユーザーの用途に応じて適切に、個包装、又は他の方法でパッケージ化することができる。
【0043】
図6図7は、図1のおむつ102と共に使用することが可能な、阻止部材204に関する代替的構成を示す。阻止部材204は、そのサイズ、形状、及び機能を含めた多くの点で、阻止部材104に類似しているが、半分に折り畳まれることにより、コア部材218を収容する「クラムシェル」ポケットが提供される、一体型シェル216を使用する。次いで、折り畳まれている部分を含めシェル216の3つの側部が封止されるようにすることにより、矩形のポケットに沿って延びる、図7に示されるようなシーム224が形成される。シーム224は、熱接合によって、又はシーム124に関して前述された任意の他の方法によって、固定することができる。次いで、コア部材218を、ポケット内に挿入して、シェル216の第4の側部を封止することができる。
【0044】
阻止部材204と先行の実施形態との別の相違点は、おむつの内側表面に取り付けるための、接着剤層226の使用である。接着剤層226は、好ましくは、指粘着性試験によって、又は従来の測定装置によって判定することができるような、室温(例えば、約20℃〜約25℃)での粘着性を呈する、感圧性接着剤(PSA)で構成される。この感圧性接着剤は、軽い圧力を加えることで、有用な接着接合を容易に形成することができ、その一方で、おむつの内側表面からのその後の剥離を、適度な剥離力のみで可能にするものである。好ましくは、おむつの内側表面に沿って、阻止部材204を繰り返し再配置した場合でさえも、接着剤の残滓又は損傷が、明白となることはない。
【0045】
一部の実施形態では、接着剤層226は、圧縮可能であることにより、粗い表面又は不均一な表面に適合して、良好な接着を達成することが可能となる。一部の実施形態では、接着剤層226は、弾性的に圧縮可能な、発泡体両面テープである。いずれの場合にも、接着剤層226は、コア部材218に対しては恒久的に接合されるが、おむつの内側表面に対しては、剥離可能な接合が可能であることが好ましい。
【0046】
阻止部材204の最適な剥離性及び再配置可能性を提供するために、このPSA層は、非連続的なものとすることができる。用語「非連続的」とは、本明細書で使用するとき、そのPSA層が、空隙部を備えることにより、PSA層に隣接する層(例えば、シェル216)が、そのPSA層によって完全には覆われていないことを意味する。一部の実施形態では、PSA層は、熱接合性キャリアフィルム上に配設された、又はあるいは、シェル216上に直接コーティングされた、PSAの島の形態を取ることができる。
【0047】
そのようなPSAの島は、特定の形状(例えば、点、縞、又は三角形)、又は不規則な形状を有し得る。一部の実施形態では、PSAのシートを、微細孔化又は微細構造化することができる。また更なる実施形態では、非連続的PSA層は、空隙部を画定する、感圧性接着剤繊維のウェブの形態とすることができ、それらの空隙部を通して、シェル216の底面が露出される。
【0048】
阻止部材204の更なる態様は、阻止部材104に関して既に説明されたものと本質的に類似しているため、ここでは繰り返さないものとする。
【0049】
図8及び図9は、シェル及びコア部材が、一体構造の弾性パッド315内に統合されている、更に別の実施形態による阻止部材304を示す。取り付け層326が、弾性パッド315の底面に貼り付けられることにより、弾性パッド315は、おむつの内側表面に、剥離可能に結合することが可能となる。取り付け層326は、図2図4の取り付け層126と同様の、フックの2次元パターンを使用するが、当業者には既知の、任意の剥離可能な結合機構を使用することが可能である点を理解されたい。ここでは示されていないが、取り付け層326は、任意選択的に、弾性パッド315内に一体化させることも可能である。
【0050】
阻止部材204は、上記で説明され、図5に示されたものと同様の、連続製造ルートを、任意の必要な適合化と共に使用して、作製することが可能である。
【0051】
本明細書で説明される、おむつ付属品は、任意選択的に、それらの付属品が介護者によって簡便に保管及び使用されるように、組立品としてパッケージ化することができる。1つの例示的なパッケージ化組立品は、箱又は円筒形キャニスタなどの、容器を使用する。任意選択的に、この容器は、開口端を開放可能に取り囲む、蓋を有する。この容器内には、おむつを定置又は交換する場合に、介護者がアクセスすることが容易な、複数の阻止部材が収容されている。任意選択的に、複数の阻止部材は、その容器の開口端からの容易なアクセスのために、積み重ねられている。代替的実施形態では、複数の阻止部材は、細く脆弱なウェビングによって相互接続され、糸巻き状の構成で巻き付けられている。介護者は、必要に応じて、このロールを巻き出し、開口端を通じて、それらの阻止部材を引き出して、一度に1つの阻止部材を切り離すことができる。
【0052】
上記のおむつ組立品及びおむつ付属品は、有利には、数多くの方法のうちのいずれかで使用することができる。着用者が、漏れ防護の追加を必要とし得ると疑われる場合、阻止部材は、おむつの内側表面の一部分に対して、取り付け層を位置決めしてから押し付けることによって、剥離可能におむつに取り付けることができる。好ましくは、阻止部材は、その内側表面の一部分と同一の広がりをもつことにより、おむつ組立品が着用されている際、阻止部材が、目に見える形で、おむつの縁部を越えて突出することはない。おむつ組立品は、おむつ製造業者の取扱説明書に従い、おむつタブを使用して着用者に容易に締結することができる。
【0053】
前述のように、阻止部材は、着用者の身体の形状に適応させるべく、再配置することができる。おむつ組立品が汚れていない場合には、阻止部材は、異なるおむつで再使用するために、その後に取り外すことができる。有利には、この阻止部材は、「要求に応じて」使用することができるため、着用者が病気である場合、又は、任意の他の理由で、粘性が低い便通若しくは体を汚すような便通がある可能性が特に高い場合などの、特別な防護の必要性を介護者が予期する場合にのみ、この阻止部材が実装される。
【0054】
網羅的であることを意図するものではないが、更なる実施形態を、以下で列挙する。
【0055】
1. 内側表面を備える、おむつと、この内側表面の一部分に結合された、阻止部材とを備え、この阻止部材が、その内側表面の一部分と同一の広がりをもつ弾性パッドと、この弾性パッドに接合されており、複数の場所で再配置可能に内側表面に取り付けることが可能な、取り付け層とを備える、おむつ組立品。
【0056】
2. おむつが、水に対して透過性であるトップシートと、水に対して不透過性である裏材と、それらトップシートと裏材との間に配設された吸収性部材とを更に備える、実施形態1のおむつ組立品。
【0057】
3. 弾性パッドが、吸収性材料を備える、実施形態1又は実施形態2のおむつ組立品。
【0058】
4. 弾性パッドが、弾性コアと、この弾性コアを少なくとも部分的に囲むシェルとを備え、取り付け層が、シェルに接合されている、実施形態1又は実施形態2のおむつ組立品。
【0059】
5. シェルが、不織布ウェブを備える、実施形態4のおむつ組立品。
【0060】
6. 不織布ウェブが、5gsm〜50gsmの範囲の坪量を有する、実施形態5のおむつ組立品。
【0061】
7. 不織布ウェブが、ポリオレフィンを含む、実施形態5のおむつ組立品。
【0062】
8. 不織布ウェブが、接合カード式不織布ウェブ、スパンボンド不織布ウェブ、スパンレース不織布ウェブ、メルトブローン不織布ウェブ、エアレイド不織布ウェブ、及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、実施形態5のおむつ組立品。
【0063】
9. 取り付け層が、外側表面と、この外側表面上に配設された、機械的締結具の雄型要素とを有する、実施形態1〜実施形態8のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0064】
10. 機械的締結具の雄型要素が、複製フック材料を備える、実施形態9のおむつ組立品。
【0065】
11. 複製フック材料が網状である、請求項10のおむつ組立品。
【0066】
12. 複製フック材料が、非連続的パターンに従って、弾性パッドに接合されている、請求項10又は請求項11のおむつ組立品。
【0067】
13. おむつが、機械的締結具の雄型要素に係合して、機械的に保持する、不織布トップシートを備える、実施形態9〜実施形態12のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0068】
14. 取り付け層が、感圧性接着剤を備える、実施形態1〜実施形態8のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0069】
15. 感圧性接着剤が、非連続的である、実施形態12のおむつ組立品。
【0070】
16. 取り付け層が、感圧性接着剤、ホットメルト接着剤、超音波接合、圧着、又は表面結合を使用して、弾性パッドに接合されている、実施形態1〜実施形態13のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0071】
17. 弾性パッドが、発泡体又はポリエステル中綿を備える、実施形態1〜実施形態16のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0072】
18. 発泡体が、独立気泡ポリエチレン発泡体、又は連続気泡ポリウレタン発泡体を含む、実施形態17のおむつ組立品。
【0073】
19. 発泡体が、250グラム毎平方センチメートルの荷重下で、その非圧縮厚さの少なくとも50パーセントまで圧縮し、かつ、その元の厚さの50パーセントまで10分間にわたって圧縮された後、その元の厚さの少なくとも80パーセントまで回復し、この回復が、圧縮力の解除後の30秒以内に生じる、実施形態17又は実施形態18のおむつ組立品。
【0074】
20. 弾性パッドが、内側表面に垂直な方向に沿って画定された、5ミリメートル〜20ミリメートルの範囲の厚さを有する、実施形態1〜実施形態19のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0075】
21. おむつが、後縁部を有し、阻止部材が、その後縁部に沿って位置合わせされた細長形状を有する、実施形態1〜実施形態20のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0076】
22. 弾性パッドが、後縁部に平行な方向に沿って画定された、35ミリメートル〜150ミリメートルの範囲の長さを有する、実施形態21のおむつ組立品。
【0077】
23. 弾性パッドが、その弛緩した非圧縮状態にある場合、10ミリメートル〜50ミリメートルの範囲の前後方向の幅を有する、実施形態1〜実施形態22のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0078】
24. 阻止部材が、内側表面から離れる方向で阻止部材を剥離することによって、内側表面から取り外し可能である、実施形態1〜実施形態23のうちのいずれか1つのおむつ組立品。
【0079】
25. おむつからの漏れを低減する方法であって、弾性パッドと、この弾性パッドに接合された取り付け層とを有する、阻止部材を提供するステップであって、この取り付け層が、おむつの内側表面に取り付け可能である、ステップと、取り付け層を、内側表面の一部分に結合して、おむつ組立品を提供するステップであって、阻止部材が、その内側表面の一部分と同一の広がりをもつ、ステップと、このおむつ組立品を着用者に締結することにより、阻止部材が、着用者の背部の輪郭に適合して、放出されたあらゆる排泄物が、おむつから漏出することを防ぐ、ステップとを含む、方法。
【0080】
26. 取り付け層が、おむつの内側表面に、剥離可能に取り付け可能である、実施形態25の方法。
【0081】
27. 阻止部材を内側表面から後で取り外して、同じおむつ又は異なるおむつの、内側表面の異なる部分に再び取り付けることができるように、取り付け層が再配置可能である、実施形態25又は実施形態26の方法。
【0082】
28. 取り付け層が、機械的締結具の雄型構成要素を備え、内側表面が、その雄型構成要素に係合することが可能な、機械的締結具の雌型構成要素を備える、実施形態25〜実施形態27のうちのいずれか1つの方法。
【0083】
29. 取り付け層が、おむつの内側表面に接合することが可能な、感圧性接着剤を備える、実施形態25〜実施形態27のうちのいずれか1つの方法。
【0084】
30. 感圧性接着剤が、おむつ又は阻止部材のいずれにも損傷を与えることなく、内側表面の同じ場所又は異なる場所に、繰り返し接着させることが可能な、実施形態29の方法。
【0085】
31. 容器と、この容器内に収容された、複数の阻止部材であって、各阻止部材が、弾性パッドと、その弾性パッドに接合された取り付け層とを備え、この取り付け層が、おむつの内側表面への剥離可能な取り付けを可能にする構成を有する、複数の阻止部材とを備える、パッケージ化組立品。
【0086】
32. 各阻止部材が、直方柱の形状を概して有する、実施形態31のパッケージ化組立品。
【0087】
33. 取り付け層が、外側表面と、この外側表面上に配設された、機械的締結具の雄型要素とを有する、実施形態31又は実施形態32のパッケージ化組立品。
【実施例】
【0088】
本開示の目的及び利点は、以下の非限定的な実施例によって更に例示されるが、これらの実施例で列挙される特定の材料及びそれらの量、並びに他の条件及び詳細は、本開示を不当に限定するものとして解釈されるべきではない。
【0089】
特に指定のない限り、実施例及び本明細書の残部での、全ての部、百分率、比率などは、重量によるものである。
【0090】
試験方法
本発明の阻止部材を備えるおむつを着用している乳幼児の腰のくびれの窪みに沿って、粘性物質が移動することを、有効に防ぐ能力を試験するために、以下の手順を使用した。
【0091】
6インチの内径、及び0.25インチの壁厚を有する、長さ18インチの中空の紙管を調製して、その外表面を、30cm×18cmの、長手方向に定置された厚さ2.5mmのネオプレンゴム片に、一方の端部を位置合わせして適合させ、その管の外周の約半分を覆った。このゴム片は、両面粘着テープを使用して、管に取り付けるものとした。同じ寸法を有する、第2のネオプレンゴム片を、X−ACTOブランドのナイフ(Elmer’s Products,Inc.(Westerville,OH)より入手可能)を使用して、漏斗形状開口部を作り出すことによって調製するものとし、この漏斗形状の小端部は、乳幼児の腰のくびれをシミュレートするように、約45度の角度で、漏斗形状の小端部を切断することによって調製された、長さが約2インチ、並びに、上面で約20mmの幅、及び底面で約18mmの幅のものとした。この形状の幅広端部から離れる方向の、漏斗形状の小端部の末端部が、漏斗形状の切り取り部内に開口部を提供するものとした。漏斗形状の幅広端部は、最大幅が約3インチの幅であり、その漏斗形状の小端部の内側端部にテープ固定するものとした。漏斗形状の幅広端部の長さは、その漏斗の方向で、約3インチとした。このゴムの切断片を、管上の第1のゴム片に、感圧性両面粘着テープを使用して、対面方式で取り付けた。フック及びループシステムのループ材料の一片を、管に取り付けられたゴムの両端部の間の領域内で、その管に取り付けた。
【0092】
約大さじ一杯のチョコレートプディングを、漏斗形状の開口部内の、その形状の狭い幅の端部の上側(内側)端部に定置した。試験対象のおむつは、この上に、そのおむつの後側腰部が管の端部(及び、漏斗形状の外側端部)に隣接するように定置され、管上のループ材料に取り付けるために、おむつのフック閉鎖タブを使用することによって、引張され、定位置に保持される。これにより、おむつは、おむつを着用している乳幼児上に存在している場合のように、張力下に保持されるが、この張力は、おむつの弾性耳部が伸長されることによってもたらされる。おむつと管との間に大さじ一杯のプディングが配置されている場所の下方(後側腰部から離れる方向)で、4.5ポンドのローラ(ゴムで覆われた、外径3インチのもの)を、おむつ上に定置する。このローラを、プディングに重なり合うおむつの領域の上で、おむつの腰端部に至るまで回転させる。この時点で、おむつの腰部を越えて、いくらかでもプディングが押し出されているか否かに関して、観察を実施する。おむつの端部からプディングが押し出されていることが観察されない場合には、ローラを、その領域の上で、腰端部に向けて更に2回通過させる。これらの後続のローラの毎回の通過後に、おむつの端部を越えてプディングが押し出されたか否かの観察が、実施される。試験の終了時に、おむつが取り外され、余分なプディングを拭き取ることによって、試験装置を清浄化する。
【0093】
試験片
実施例1は、38.1cm×43.1cm×2.5cmのサイズの、2つの発泡体クッション材料片を収容する、Pure Foam Cushion(Michaels Stores Inc.により流通)パッケージの発泡体材料を、120mm×40mm×厚さ18mmの層片に切り出し、その層片を、Fitesa製のItem FO546 Style S2802KS1BA01A、28gsmの、不織布片上に定置して、発泡体の上に不織布を折り畳み、発泡体の縁部に隣接する、3つの開放縁部を熱封止し、次いで、余分な不織布を切り取ることにより、例示的な阻止部材を作り出すことによって、調製するものとした。幅13mm×長さ120mmの、2つの接着剤コーティングされたYHK−5830 HVシリーズのフック材料片(3M Company(St.Paul,MN)より入手可能)を、この原型阻止部材の一方の面上の、発泡体の長手方向縁部近辺に定置した。
【0094】
実施例2は、実施例1のとおりに調製したが、ただし、厚さ12mmの発泡体片を使用するものとした。
【0095】
実施例3は、実施例1のとおりに調製したが、ただし、厚さ7mmの発泡体片を使用するものとした。
【0096】
実施例4は、実施例1のとおりに調製したが、ただし、厚さ5mmの発泡体片を使用するものとした。
【0097】
実施例5は、実施例1のとおりに調製したが、ただし、高密度化ポリエステル、POLY−FIL NU−FOAM(Michaels Stores Inc.により流通、かつFairfield(Danbury,CT)製)の、120mm×40mm×22mmの高密度化ポリエステル中綿(クッション)材料片を、38cm×43cm×5cmのポリエステル中綿片から切り出して、実施例1の発泡体の代わりに使用するものとした。
【0098】
実施例6は、実施例5のとおりに調製したが、ただし、ポリエステル中綿は、厚さ19mmとした。
【0099】
実施例7は、実施例5のとおりに調製したが、ただし、ポリエステル中綿は、厚さ14mmとした。
【0100】
実施例8は、実施例5のとおりに調製したが、ただし、ポリエステル中綿は、厚さ8mmとした。
【0101】
実施例9は、実施例1のとおりに調製したが、ただし、発泡体は、厚さ12mm、及び幅20mm×長さ120mmとし、幅13mmのPSAコーティングフックを一片のみ使用するものとした。
【0102】
おむつ1〜おむつ9は、実施例1〜実施例9の阻止部材を、おむつの内側の、左右のほぼ中心、かつおむつの後側腰縁部の内側約8mmに取り付けて、次いで、そのおむつを、上述のような試験装置上に定置することによって調製した。
【0103】
対照は、阻止部材が追加されていないおむつである。全ての被験おむつは、Up and Upブランドのサイズ4のおむつとした。
【表1】
【0104】
特許証のための、上記出願で引用された全ての参考文献、特許文献、及び特許出願は、一貫した方式で、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。組み込まれた参照文献の諸部分と本出願の諸部分との間に、不一致又は矛盾がある場合には、前述の説明における情報が優先されるものとする。特許請求される開示を当業者が実践することを可能にするために示された、前述の説明は、特許請求の範囲及びその全ての均等物によって規定される、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。本開示の実施態様の一部を以下の[項目1]−[項目15]に記載する。
[項目1]
内側表面を備える、おむつと、
前記内側表面の一部分に結合された、阻止部材と、を備え、前記阻止部材が、
前記内側表面の前記一部分と同一の広がりをもつ弾性パッドと、
前記弾性パッドに接合されており、複数の場所で再配置可能に前記内側表面に取り付けることが可能な、取り付け層と、を備える、おむつ組立品。
[項目2]
前記弾性パッドが、弾性コアと、前記弾性コアを少なくとも部分的に囲むシェルとを備え、前記取り付け層が、前記シェルに接合されている、項目1に記載のおむつ組立品。
[項目3]
前記シェルが、不織布ウェブを備える、項目2に記載のおむつ組立品。
[項目4]
前記取り付け層が、外側表面と、前記外側表面上に配設された、機械的締結具の雄型要素とを有する、項目1〜3のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
[項目5]
前記機械的締結具の前記雄型要素が、網状の複製フック材料を備える、項目4に記載のおむつ組立品。
[項目6]
前記おむつが、前記機械的締結具の前記雄型要素に係合して、機械的に保持する、不織布トップシートを備える、項目4又は5に記載のおむつ組立品。
[項目7]
前記取り付け層が、感圧性接着剤を備える、項目1〜6のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
[項目8]
前記取り付け層が、非連続的である、項目1〜7のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
[項目9]
前記弾性パッドが、独立気泡ポリエチレン発泡体、連続気泡ポリウレタン発泡体、又はポリエステル中綿を備える、項目1〜8のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
[項目10]
前記発泡体が、250グラム毎平方センチメートルの荷重下で、前記発泡体の非圧縮厚さの少なくとも50パーセントまで圧縮し、かつ、前記発泡体の元の厚さの50パーセントまで10分間にわたって圧縮された後、前記発泡体の元の厚さの少なくとも80パーセントまで回復し、回復が、圧縮力の解除後の30秒以内に生じる、項目9に記載のおむつ組立品。
[項目11]
前記弾性パッドが、前記内側表面に垂直な方向に沿って画定された、5ミリメートル〜20ミリメートルの範囲の厚さを有する、項目1〜10のいずれか一項に記載のおむつ組立品。
[項目12]
おむつからの漏れを低減する方法であって、
弾性パッドと、前記弾性パッドに接合された取り付け層とを有する、阻止部材を提供するステップであって、前記取り付け層が、前記おむつの内側表面に取り付け可能である、ステップと、
前記取り付け層を、前記内側表面の一部分に結合して、おむつ組立品を提供するステップであって、前記阻止部材が、前記内側表面の前記一部分と同一の広がりをもつ、ステップと、
前記おむつ組立品を着用者に締結することにより、前記阻止部材が、前記着用者の背部の輪郭に適合して、放出されたあらゆる排泄物が、前記おむつから漏出することを防ぐ、ステップと、を含む、方法。
[項目13]
前記取り付け層が、前記おむつの前記内側表面に、剥離可能に取り付け可能である、項目12に記載の方法。
[項目14]
前記阻止部材を前記内側表面から後で取り外して、同じおむつ又は異なるおむつの、前記内側表面の異なる部分に再び取り付けることができるように、前記取り付け層が再配置可能である、項目12又は13に記載の方法。
[項目15]
容器と、
前記容器内に収容された、複数の阻止部材であって、各阻止部材が、弾性パッドと、前記弾性パッドに接合された取り付け層とを備え、前記取り付け層が、おむつの内側表面への剥離可能な取り付けを可能にする構成を有する、複数の阻止部材と、を備える、パッケージ化組立品。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9