(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6795639
(24)【登録日】2020年11月16日
(45)【発行日】2020年12月2日
(54)【発明の名称】低プロファイルのアクセスポート
(51)【国際特許分類】
A61M 39/02 20060101AFI20201119BHJP
A61M 37/00 20060101ALI20201119BHJP
A61L 31/04 20060101ALI20201119BHJP
A61L 31/02 20060101ALI20201119BHJP
【FI】
A61M39/02 114
A61M37/00 550
A61M39/02 110
A61L31/04
A61L31/02
【請求項の数】17
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2019-29074(P2019-29074)
(22)【出願日】2019年2月21日
(62)【分割の表示】特願2015-555266(P2015-555266)の分割
【原出願日】2014年1月23日
(65)【公開番号】特開2019-107472(P2019-107472A)
(43)【公開日】2019年7月4日
【審査請求日】2019年3月25日
(31)【優先権主張番号】61/755,913
(32)【優先日】2013年1月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】591018693
【氏名又は名称】シー・アール・バード・インコーポレーテッド
【氏名又は名称原語表記】C R BARD INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100120112
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100167243
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 充
(72)【発明者】
【氏名】スタッツ,ジェイソン・アール
(72)【発明者】
【氏名】ハマタケ,ブレット
(72)【発明者】
【氏名】ヒブドン,ドワイト・ティー
(72)【発明者】
【氏名】クリスチャン,ケリー・ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】オローム,アミール
(72)【発明者】
【氏名】スナイダー,スコット・ウォルター
【審査官】
川島 徹
(56)【参考文献】
【文献】
特表平05−506591(JP,A)
【文献】
特開2004−242957(JP,A)
【文献】
特開昭61−265146(JP,A)
【文献】
特表平08−501008(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 39/02
A61L 31/02
A61L 31/04
A61M 37/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の皮下に配置するための低プロファイルのアクセスポートであって、
本体を備え、
前記本体は、
導管と、
上部平面にある上部開口と、幅よりも大きい長さを有する凹形状面と、を形成し、カテーテル付きニードルを受け入れるように構成された受入カップと
を備え、
前記受入カップは、
前記導管に連通する下部開口と、
前記受入カップの前記凹形状面に、前記上部開口に向けて開口する凹部を形成するガイド溝であって、前記ガイド溝に衝突する前記ニードルの遠位先端を、前記下部開口を介して前記導管内に方向付けるために前記受入カップの近位部分から前記下部開口まで前記長さに沿って延在するガイド溝と
を備え、
前記本体は、さらに、前記受入カップの近位端に触診突起部を備え、
前記触診突起部は、前記上部平面を通って前記上部平面より上方に延在し、
前記アクセスポートは、さらに、前記導管内に配置されるバルブ/シールアセンブリであって、該バルブ/シールアセンブリを通って前記カテーテルが通過することができるバルブ/シールアセンブリを備える
アクセスポート。
【請求項2】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
前記導管は、第1の導管部分と第2の導管部分とを備え、
前記第2の導管部分は、前記第1の導管部分に対して遠位側に前記第1の導管部分に対して角度付けられて位置決めされる
アクセスポート。
【請求項3】
請求項2に記載のアクセスポートであって、
前記第2の導管部分は、前記第1の導管部分に対して約37度未満の角度で配置される
アクセスポート。
【請求項4】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
前記上部平面は、前記アクセスポートが皮下に埋め込まれるときに、皮膚表面と実質的に平行に位置決めされる
アクセスポート。
【請求項5】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
前記導管は、前記下部開口に連通する第1の部分と、前記第1の部分に連通する第2の部分と、を備え、
前記第1の部分は、前記アクセスポートの底面に向けて角度付けられ、
前記第2の部分は、前記アクセスポートの上面に向けて角度付けられる
アクセスポート。
【請求項6】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
さらに、前記本体の遠位キャビティ内に位置決めされる近位部分を有するステムを備え、
前記近位部分は、前記バルブ/シールアセンブリに連通する入口を備える
アクセスポート。
【請求項7】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
さらに、前記受入カップの前記触診突起部とは反対側に配置された触診頂部を備える
アクセスポート。
【請求項8】
請求項7に記載のアクセスポートであって、
前記触診頂部は、前記受入カップの前記上部開口および前記下部開口の上に延在する
アクセスポート。
【請求項9】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
さらに、前記本体を取り囲むハウジングを備え、
前記ハウジングは、前記アクセスポートの上面および底面を形成する
アクセスポート。
【請求項10】
請求項9に記載のアクセスポートであって、
前記底面は平坦であり、
前記底面は、前記上面に平行である
アクセスポート。
【請求項11】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
前記バルブ/シールアセンブリは、互いに対して挟まれた構成で位置決めされる、第1のシール部、第1のスリットバルブおよび第2のスリットバルブを備える
アクセスポート。
【請求項12】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
前記受入カップの少なくとも一部分は、ニードルが突き通すことができない材料を含有する
アクセスポート。
【請求項13】
請求項12に記載のアクセスポートであって、
前記ニードルが突き通すことができない材料には、金属とガラスとセラミックとのうちの少なくとも1つが含まれる
アクセスポート。
【請求項14】
請求項1に記載のアクセスポートであって、
前記本体は、金属と熱可塑性物質とのうちの少なくとも一方を含有する
アクセスポート。
【請求項15】
請求項14に記載のアクセスポートであって、
前記本体の少なくとも一部分は、チタンとアセチル樹脂とのうちの少なくとも一方を含有する
アクセスポート。
【請求項16】
請求項15に記載のアクセスポートであって、
前記触診突起部は、前記凹形状面上の前記ガイド溝の近位の部分を備え、該部分は、前記受入カップにおいて実質的に中央に位置する
アクセスポート。
【請求項17】
患者の皮下に配置するための低プロファイルのアクセスポートを製造するための方法であって、
導管を形成する本体を用意する工程を備え、
前記本体は、上部平面にある上部開口と、凹形状面と、を形成する受入カップと、前記受入カップの近位端に設けられる触診突起部と、を備え、
前記触診突起部は、前記上部平面を通って前記上部平面より上方に延在し、
前記受入カップは、
前記導管に連通する下部開口と、
カテーテル付きニードルの衝突遠位先端を、前記下部開口を介して前記導管内に方向付けるために前記凹形状面に凹部を形成するガイド溝と
を備え、
前記本体は、さらに、前記導管に連通する遠位キャビティを備え、
前記方法は、さらに、本体のまわりにシリコーン製ハウジングを被覆して、前記低プロファイルのアクセスポート上面および底面を形成する工程を備え、
前記底面は、前記上部平面に平行であり、
前記方法は、さらに、
前記遠位キャビティ内にバルブ/シールアセンブリを配置する工程と、
ステムの近位端を前記遠位キャビティ内に挿入して、前記導管と前記ステムとの間で前記本体内に前記バルブ/シールアセンブリを捕捉する工程と
を備える方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本願は、2013年1月23日に出願された、「低プロファイルのアクセスポート」という表題の米国仮特許出願第61/755,913号の利益を主張する。この出願の全ての内容は、参照によって本明細書に組み入れられる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
[0002]簡単に要約すると、本発明の実施形態は、患者の体内に皮下移植(埋め込み)するための低プロファイルのアクセスポートを対象としている。このアクセスポートは、カテーテル付きニードルが困難性なくポートにアクセスすることができるようにするために、比較的大きな皮下ターゲットを提供する受入カップを備えている。さらに、アクセスポートは、逆流を防止しつつ、ポートを通る加圧流体の注入を許容するために、バルブ/シールアセンブリを備えている。
【0003】
[0003]したがって、一実施形態では、低プロファイルのアクセスポートは、導管を有する本体を備えている。導管は、その近位端に入口ポートを備えている。本体は、さらに、受入カップを備えている。受入カップは、入口ポートを介してカテーテル付きニードルを導管に方向付けるために、窪んだ形状を有している。受入カップは、ニードルを皮膚表面に容易に衝突させるために、患者内に皮下に埋め込まれるときに実質的に皮膚表面に向けられる。導管内に配置されるバルブ/シールアセンブリは、逆流を防止しつつ、カテーテルがバルブ/シールアセンブリを通ることを可能にする。
【0004】
[0004]本発明の実施形態のこれらおよび他の特徴は、以下の説明および添付の特許請求の範囲から更に明らかになり、あるいは、本発明の実施形態を以下に説明するように実施することによってわかるであろう。
【0005】
[0005]添付図面に示す本開示の特定の実施形態を参照して、本開示を更に詳細に説明する。添付図面は、本発明の典型的な実施形態を図示しているに過ぎず、従って、本発明の範囲を限定するものではないと捉えられることが理解されよう。添付図面を使用して本発明の例示的な実施例について更に詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1A】[0006]一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【
図1B】一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【
図1C】一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【
図1D】一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【
図1E】一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【
図2】[0007]
図1A〜1Eのアクセスポート断面図である。
【
図3A】[0008]一実施形態による低プロファイルのアクセスポートの様々な図を示す。
【
図3B】一実施形態による低プロファイルのアクセスポートの様々な図を示す。
【
図3C】一実施形態による低プロファイルのアクセスポートの様々な方向からの図を示す。
【
図4】[0009]一実施形態による低プロファイルのアクセスポートの上面図である。
【
図5】[0010]一実施形態による低プロファイルのアクセスポートの斜視図である。
【
図6】[0011]一実施形態による低プロファイルのアクセスポートの斜視図である。
【
図7A】[0012]一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【
図7B】一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【
図8A】[0013]一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【
図8B】一実施形態によるアクセスポートの様々な図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[0014]次に添付図面を参照すると、これらの図では、同様の構造に同じ参照符号が付してある。添付図面は、本発明の例示的な実施形態の概略図であり、限定を意図したものではなく、必ずしも縮尺通りではないということが理解されよう。
【0008】
[0015]明瞭にするために、「近位」という用語は、本明細書中に説明するデバイスを使用する臨床医に相対的に近い方向をいうのに対し、「遠位」という用語は、臨床医から相対的に離れる方向をいうことを理解されるべきである。例えば、患者の体内に配置されたカテーテルの端部は、カテーテルの遠位端であると見なされるのに対し、体外に留まるカテーテルの端部は、カテーテルの近位端であると見なされる。また、特許請求の範囲を含む本明細書中で使用されているように、「備える」(including)、「有する」(has)および「有している」(having)といった用語は、「備える」(comprising)という用語と同じ意味を有する。
【0009】
[0016]本発明の実施形態は、概して、患者の体内に皮下に埋め込むためのアクセスポートを対象としている。埋め込まれるアクセスポートは、カテーテル付きニードル(例えば、末梢静脈(「PIV」)カテーテルによって経皮的にアクセス可能である。その結果、PIVカテーテルは、アクセスポートと流体連通する。アクセスポートの流体出口は、一実施形態では、PIVカテーテルを介して患者の血管系から流体を注入および/または除去することができるようにするために、患者の血管系内に配置される留置カテーテルに動作可能に接続される。
【0010】
[0017]一実施形態にしたがって、アクセスポートは、患者の皮下組織内に容易に配置することができるように、低プロファイルに形成される。さらに、アクセスポートは、PIVカテーテルまたは他の適切なカテーテル付きニードルが困難性なくポートにアクセスできるようにするために、比較的大きな皮下ターゲットを提供するように構成される。さらに、アクセスポートは、比較的高流量(例えば、約300psiの圧力において5ml/秒)でアクセスポートを通る流体の注入(本明細書では、「高圧注入」とも呼ぶ)を許容するために、バルブ/シールアセンブリを備えている。本明細書で説明されるアクセスポートのための実施可能な用途には、薬剤および他の流体を患者に投与すること、フェレーシス、流体吸引などが含まれる。
【0011】
[0018]まず、
図1A〜1Eを参照すると、一実施形態にしたがったアクセスポートの様々な詳細が全体的に符号10を付して示されている。図示するように、ポート10は、本体12を備えている。本体12は、本実施形態では、第1の部分12Aと第2の部分12Bとによって形成されている(
図1E)。本実施形態では、ポート本体12は、チタンなどの金属を含有しており、第2の部分12Bは、圧入されて第1の部分12Aと係合し、それによって本体を形成する。ただし、ポート本体は、金属、熱可塑性物質、セラミックスなど、他の様々な材料を含有していてもよい。
【0012】
[0019]本実施形態では、ポート本体12は、以下でさらに説明されるようにカテーテル付きニードル(
図2)を受け入れて方向付けてポート10と動作可能に接続するための実質的に窪んだ形状を有する受入カップ14を備えている。詳細には、実質的に窪んだ形状の受入カップ14は、カテーテル付きニードル(
図2)を方向付けて、入口ポート16に向けて受入カップ14に衝突させるように構成されている。入口ポート16は、ポート本体12によって形成される導管18のための開口として機能する。受入カップ14の開口
した浅い特質は、その実質的に上向きの方向性(すなわち、患者の皮膚表面に向かう)と相まって、患者の皮膚の下に経皮的に埋め込まれるときに皮膚表面と実質的に平行になり(すなわち、受入カップは、皮膚が指圧または触診によって静止または変形していないときに、皮膚表面と実質的に平行である)、それによって、
図2に示されるように、皮膚内に導入されるときに、受入カップは、ニードルのための大きな容易にアクセス可能なターゲットを提供することができる。
図2は、さらに、ポート10が比較的低プロファイルの高さを形成することを示している。これによって、埋め込み後にポートにアクセスするために使用されるニードルの長さを比較的短くすることができる。
【0013】
[0020]ポート本体12は、臨床医が、患者の皮膚の下への埋め込みの後、指での触診によってポート10の位置特定および/または同定を行うことを補助するために、触診構造26を備えている。詳細には、本実施形態における触診構造26は、受入カップ14の近位端の近傍に配置された突起部26Aと、受入カップの遠位部分の上方に配置されるとともに当該遠位部分の周りで湾曲した頂部26Bと、を備えている。
図1Bは、触診構造が、受入カップ14の位置および/または向きを特定するための臨床医による触診構造の触診を容易にするように、ポート10によって形成される全体的に上部の平面の上方に延在することを示している。本明細書で図示され説明されているものに加えて、ポート上には、触診構造の他の様々なサイズ、構成、数などが備えられていてもよいことに留意されたい。
【0014】
[0021]ガイド溝28が、受入カップ14に形成されており、導管18の入口ポート16と長手方向に整合している。ガイド溝28は、受入カップ14の表面の隣接する部分に対して高さが低くなった部分として形成されており、ニードルがガイド溝に衝突されるとカテーテル付きニードルの遠位先端を入口ポート16に向けて案内するための案内経路を提供するように、受入カップの近位端から受入カップの表面に沿って遠位方向に延在している。これによって、挿入中にニードルが受入カップ14を横切って滑り、受入カップ14から外れることが抑制される。形状および構成が異なっていても、これらおよび他の類似の構成が本明細書に開示される他のポートにも備えられていてもよい。
【0015】
[0022]
図1Eで最もよく分かるように、ポート本体12は、さらに、カテーテルをポート10に流体連通させるように経皮的に挿入されるカテーテルが通ることができる経路としての導管18を形成する。図示するように、導管18は、入口ポート16を介して受入カップ14に連通する。導管18の第1の導管部分18Aは、
図1Eに示される全体視から下向きに角度付けられた方向に、入口ポート16から遠位方向に屈曲部30まで延在する。屈曲部30では、導管の第2の導管部分18Bが、わずかに上向きに角度付けられ、予め定められた角度θ
1で方向が変化している。一実施形態における配向角度θ
1は、約37度であるが、他の実施形態ではこれから変えることができ、一実施形態では、37度未満の角度が含まれることに留意されたい。角度θ
1の大きさは、一実施形態では、様々な要因に依存し、このような要因には、ポート導管に挿入されるべきカテーテルおよび/またはニードルのサイズ、導管そのもののサイズなどが含まれる。
【0016】
[0023]次いで、導管18は、ポート本体のバルブハウジング20によって形成されるキャビティ20Aまで、当該キャビティ20Aを通って延在している。導管18は、ポート10のステム24の遠位解放端まで延在している。導管18は、理解されるように、カテーテル40(
図2)が導管18を通ることができるようなサイズを有している。
【0017】
[0024]既に述べたように、バルブハウジング20は、導管が通るキャビティ20Aを形成する。キャビティ20Aは、バルブ/シールアセンブリ22を収容する。バルブ/シールアセンブリ22は、シール要素すなわちシール部32を備えている。シール部32は、カテーテル40が通ることができる中央穴を形成する。バルブ/シールアセンブリ22は
、さらに、第1のスリットバルブ34Aと第2のスリットバルブ34Bとを備えている。一実施形態では、
図1Eに示されるように、シール部32およびバルブ34A,34Bは、一緒に挟み込まれ、キャビティ20A内の適所に固定される。スリットバルブ34A,34Bのスリットは、本実施形態では、約90度だけ互いから回転的にオフセットされているが、他の関係も可能である。
【0018】
[0025]バルブ/シールアセンブリ22のシール部32およびバルブ34A,34Bは、協働して、バルブ/シールアセンブリを通る流体の逆流も防止しつつ、カテーテル40(
図2)がそこを通る流体密な通過を可能にする。実際、一実施形態では、本明細書に開示されるシール部によって、カテーテルがシールを通って配置されるときのカテーテルの外部の周りでの流体流れを防止する。一方、バルブは、カテーテルがバルブを通らないときに流体流れを防止するのに適している。このようにして、カテーテル40が挿入されていないときに、バルブ/シールアセンブリ22は、空気または流体の通過を防止するためにシールする。本実施形態では、シール部32およびバルブ34A,34Bは、シリコーンを含有しているが、他の適切な順応性のある材料が使用されてもよい。
【0019】
[0026]本実施形態におけるポート10は、ポート本体12を覆う被覆部36を備えている。被覆部36は、シリコーンまたは他の適切な順応性のある材料を含有しており、ポート10のための比較的柔軟な表面を提供するとともにポートの埋め込みの後に患者の不快感を低減するように、図示するように本体12を取り囲む。被覆部36は、
図1Cで最もよく分かるように、ポート10を患者の組織に縫い合わせるために、予め定められた2つの縫合位置38を備えている。ただし、縫合部は、必要に応じて、被覆部の他の部分を通されてもよい。被覆部36は、さらに、埋め込みの後に組織ポケット内でのその位置におけるポート10のための安定表面を提供するように、比較的平坦な底面36Aを備えている。これとは対照的に、
図3Cに示されるポートは、わずかに丸みのあるプロファイルを有する底面を備えている。
【0020】
[0027]
図2は、一実施形態による、ニードル42上に配置されたカテーテル40の挿入に関する詳細を示している。触診構造26の皮膚触診によってポート10の位置を特定した後、臨床医は、図示するように、カテーテル付きニードル42を使用して皮膚表面44を穿刺し、ニードルの遠位先端42Aが受入カップ14の一部分に衝突するまでニードルを挿入する。受入カップ14の向きが皮膚表面と実質的に平行なので、ニードル42は、比較的急な挿入角度θ
2で受入カップに衝突することができることに留意されたい。これによって、身体内へのニードルの挿入が容易になる。実際、一実施形態では、患者の皮膚を通って実質的に直角に挿入されるニードルは、アクセスポートの受入カップに衝突することができる。
【0021】
[0028]ニードル42は、遠位先端42Aがガイド溝28内に受け入れられるまで操作される。これによって、遠位先端が溝に沿って入口ポート16まで案内され得る。次いで、ニードル42は、屈曲部30によって停止されるまで、入口ポート16を通って導管18の第1の部分18Aに挿入される。次いで、ニードル42は、僅かな距離だけ近位方向に後退され、カテーテル40は、カテーテルが曲がって屈曲部30を越えて前進し、導管18の第2の部分18Bに入るように、ニードルを越えて前進される。カテーテル40の遠位端40Aが前進してシール部32の穴に入り、当該穴を越えて、バルブ/シールアセンブリ40のスリットバルブ34A,34Bの両方のスリットを通るように、カテーテルの前進が継続される。カテーテル40の遠位端40Aがバルブ/シールアセンブリ22を越えて遠位方向に延在すると、さらなる前進が中止され、カテーテル40およびポート10を通る流体移送(ステム24を介しての注入および/または吸引が含まれる)が開始され得る。流体移送が完了されると、カテーテル40は、バルブ/シールアセンブリ22を通って近位方向に引き抜かれることができ、次いで、導管は、皮膚の表面44を通って患者の外部に引き抜かれる。
【0022】
[0029]
図3A〜3Cは、他の実施形態によるアクセスポート110の詳細を示している。ポート10と、図示され本明細書で説明される他のポートと、の間には、様々な類似点が存在する。このように、選択されたポートの態様のみが以下で説明される。図示するように、ポート110は、
図3Cで最もよく分かるように、第1の本体部分112Aと第2の本体部分112Bとを有する本体112を備えている。本実施形態における本体112は、熱可塑性物質(例えば、本実施形態ではアセチル樹脂)を含有している。このように、本実施形態では、第1の本体部分112Aおよび第2の本体部分112Bは、互いに超音波溶接されて、本体12を形成する。上述したように、本体112は、受入カップ114を備えており、受入カップ114は、入口ポート116を介して導管118に動作可能に接続される。また、ポート本体、受入カップ、導管などを形成するために様々な材料を使用することができることに留意されたい。
【0023】
[0030]バルブ/シールアセンブリ122は、バルブハウジング120によって形成されるキャビティ120A内に配置される。キャビティ120Aは、本実施形態では、第1の本体部分112Aによって形成される。バルブ/シールアセンブリ122は、カテーテルが通過するための中央穴を有する近位シール部132と、互いに対して90度オフセットされて配置されたスリットをそれぞれが有する2つのスリットバルブ134A,134Bと、中央穴を有する遠位シール部135(本明細書では、括約筋シール部とも呼ぶ)と、を備えている。
【0024】
[0031]遠位シール部135は、その遠位表面に、シール部の中央穴のまわりに配置された円錐台部分135Aを備えている。円錐台部分135Aは、カテーテルがバルブ/シールアセンブリを通って延在するときに、カテーテルの外表面の周りを括約筋状にシールする。円錐台部分135Aは、より緊密な係合においてでさえ、円錐台部分に衝突する逆流流体によってシール部をカテーテルの外表面の周りで自己固定させるように配置される。したがって、高い流体圧力が存在するとき(例えば、高圧注入の場合)に、カテーテルの外表面を越えて逆流することが防止される。既に述べたように、他のバルブ/シール部の組み合わせもバルブ/シールアセンブリに含まれ得る。
【0025】
[0032]本実施形態では、受入カップ114と、バルブ/シールアセンブリ122に対して近位側の導管118の一部分とは、両方とも、ニードルが突き通すことができないライニングを備えている。このライニングは、そこに衝突するときに、ニードルの遠位端が表面を削り取ることを防止する。これによって、ニードルによって掘られた物質の破片が望ましくなく生成されることが防止される。ニードルが突き通すことができない材料のために、様々な適切な材料を使用することができ、このような材料には、ガラス、セラミック、金属等が含まれる。一実施形態では、ポート110の構成要素は、ポートがMRIで安全と見なされるように、全て非金属であり、それによって、ポートが患者内に埋め込まれている場合に、患者について撮影されるMRI画像において望ましくないアーチファクトが生成されない。
【0026】
[0033]
図4は、他の実施形態によるポート110の追加的な特徴を示している。図示するように、本実施形態では、受入カップ18は、ポート110の特性を表示するために、X線不透過性の印128を備えている。ここで、X線不透過性の印128は、X線撮像技術を使用してポートの埋め込み後に見ることができるように、X線不透過性の材料(例えば、タングステン、三酸化ビスマスなど)によって形成される「C」および「T」を有している。例えば、X線不透過性の材料は、固化前にポート本体のキャビティに注入される最初は流れることができる材料などとして、ポート本体に含まれるインサート成形されたインサートとして形成され得る。ポート本体が金属である場合の実施形態では、X線不透
過性の印は、X線画像において目立つ、X線で識別可能なコントラストを作り出すように、エッチング、彫刻、または、印と、取り囲むポート本体材料と、の間の相対的な厚みの違いを作り出すことによって、形成され得る。
【0027】
[0034]本実施形態では、CTのX線不透過性の印128は、ポートがそこを通る流体の高圧注入を行うことができることを観察者に表示する。当業者には理解されるように、この特性に加えて、他の特性が他の様々な種類の印によって表示されてもよい。
【0028】
[0035]さらに、本実施形態では、
図4のポート110の上面図は、受入カップ114を取り囲む領域においてポート112が略三角形を形成することを示している。この領域は、埋め込みの後に臨床医によって触診され得るとともに、受入カップの位置だけでなく、ポートの特定の特性(例えば、高圧注入のために使用されるその能力)も表示することができる。勿論、受入カップは、他の実施形態では、三角形以外の形状を形成してもよい。
【0029】
[0036]
図4は、さらに、3つの触診構造126、すなわち、ポート本体112に形成された対応する穴に配置される3つの縫合プラグ126Aが、受入カップ114の表面の周りに分散されていることを示している。これらの縫合プラグ126Aは、本実施形態では、立ち上がったシリコーンの突起部を備えており、患者にニードルを挿入する前に臨床医によってそれらが触診されるときに、埋め込み後の受入カップ114の位置を特定するのに役立つ。他の実施形態では、他の様々な触診構造がポートに備えられていてもよい。
【0030】
[0037]
図5は、一実施形態による低プロファイルのポート210の詳細を示している。このポート210は、窪んだ形状の受入カップ214を形成する本体212と、受入カップに対して中央から僅かにずらされて位置決めされた入口ポート216と、を備えている。ステム224が、流体出口として備えられている。
【0031】
[0038]
図6は、一実施形態による低プロファイルのポート210を示している。本体212は、追加的な表面構成を形成し、受入カップ214に対して遠位側で立ち上がった触診構造226を備えている。
図5および
図6を考慮すると、血管アクセスを提供するための低プロファイルの解決策を提供するために、ポートは様々な形状および構成で構成されることができることが理解される。受入カップの形状、デザインおよび構成は、本明細書で明示的に図示され説明されるものから変わり得ることにも留意されたい。
【0032】
[0039]
図7Aおよび
図7Bは、本実施形態による低プロファイルの2つの本体を有する、アクセスポート310の様々な詳細を示している。ポート本体312の各々は、側方を向くとともに導管318の先端に入口ポート316を備える受入カップ314を形成する。導管318は、バルブハウジング320内に配置されたバルブ/シールアセンブリ322まで遠位方向に延在する。導管318は、本実施形態では、本体312の一部分によって形成される。導管318は、ポート324を通って延在する。順応性のある被覆部324がポート310の各々の本体312の部分を覆っており、本体同士を動作可能に連結している。本体312は、任意の適切な材料を含有していてもよく、こうした材料には、金属、熱可塑性物質などが含まれる。
【0033】
[0040]
図8Aおよび
図8Bは、本実施形態による低プロファイルの2つの本体を有する、アクセスポート410の様々な詳細を示している。ポート本体412は、2つの流体経路を形成する。流体経路の各々は、本体412によって形成されるとともに
図8Aおよび
図8Bに示される全体視から実質的に上向きに向けられた受入カップ414を備えている。受入カップ414の各々は、入口ポート416を備えており、入口ポート416は、導管418への開口を形成する。導管418の各々は、バルブハウジング420内に配置されたバルブ/シールアセンブリ422まで遠位方向に延在する。導管418は、本実施形態では、本体412の一部分によって形成される。導管418は、ポート424を通って延在する。本体412は、任意の適切な材料を含有していてもよく、こうした材料には、金属、熱可塑性物質などが含まれる。
【0034】
[0041]本発明の実施形態は、本開示の趣旨から逸脱することなく、その他の特定の形態で実施されてもよい。説明された実施形態は、全ての点に関し、単なる例示であって限定的ではないと考えられるべきである。従って、本実施形態の範囲は、上記の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲と等価の意味および範囲内の全ての変更は、特許請求の範囲の範疇に含まれる。
また、本発明は、例えば以下の形態としても実現可能である。
[形態1]
患者の皮下に配置するための低プロファイルのアクセスポートであって、
本体を備え、
前記本体は、
導管であって、該導管の近位端に入口ポートを備える導管と、
前記入口ポートと連通する受入カップであって、前記入口ポートを介して前記導管内にカテーテル付きニードルを方向付けるための窪んだ形状を有するとともに、前記患者内に皮下に埋め込まれるときに実質的に皮膚表面に向けられる受入カップと
を備え、
前記アクセスポートは、さらに、前記導管内に配置されるバルブ/シールアセンブリであって、該バルブ/シールアセンブリを通ってカテーテルが通過することができるバルブ/シールアセンブリを備える
アクセスポート。
[形態2]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記導管は、第1の導管部分と第2の導管部分とを備え、
前記第2の導管部分は、前記カテーテルの通過を許容しつつ前記カテーテル付きニードルの前記ニードルの通過を防止するように、前記第1の導管部分に対して遠位側に前記第1の導管部分に対して角度付けられて位置決めされる
アクセスポート。
[形態3]
形態2に記載のアクセスポートであって、
前記第2の導管部分は、前記第1の導管部分に対して約37度未満の角度で配置される
アクセスポート。
[形態4]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記受入カップは、前記アクセスポートが皮下に埋め込まれるときに、前記皮膚表面と実質的に平行に位置決めされる
アクセスポート。
[形態5]
形態4に記載のアクセスポートであって、
前記患者の前記皮膚を通して実質的に垂直に挿入されるニードルは、前記アクセスポートの前記受入カップに衝突することができる
アクセスポート。
[形態6]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記導管は、前記受入カップから前記アクセスポートのステムの出口まで延在し、
前記アクセスポートは、さらに、前記皮下に埋め込まれるアクセスポートの位置を臨床医が触診することができるようにするための少なくとも1つの触診構造を備える
アクセスポート。
[形態7]
形態6に記載のアクセスポートであって、
前記少なくとも1つの触診構造は、前記受入カップの近傍に配置される頂部と突起部とを備える
アクセスポート。
[形態8]
形態6に記載のアクセスポートであって、
前記少なくとも1つの触診構造は、前記受入カップの近傍に配置される少なくとも1つの縫合穴プラグを備える
アクセスポート。
[形態9]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記受入カップは、さらに、前記カテーテル付きニードルの衝突遠位先端を前記入口ポートに向けて方向付けるためのガイド溝を備える
アクセスポート。
[形態10]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記アクセスポートの前記本体は、前記受入カップのまわりに三角形の形状を実質的に形成する
アクセスポート。
[形態11]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記バルブ/シールアセンブリは、互いに対して挟み込まれた構成で位置決めされる、第1のシール部と第1のスリットバルブと第2のスリットバルブとを備える
アクセスポート。
[形態12]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記受入カップの少なくとも一部分は、ニードルが突き通すことができない材料を含有する
アクセスポート。
[形態13]
形態12に記載のアクセスポートであって、
前記ニードルが突き通すことができない材料には、金属とガラスとセラミックとのうちの少なくとも1つが含まれる
アクセスポート。
[形態14]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記本体は、金属と熱可塑性物質とのうちの少なくとも一方を含有する
アクセスポート。
[形態15]
形態14に記載のアクセスポートであって、
前記本体の少なくとも一部分は、チタンとアセチル樹脂とのうちの少なくとも一方を含有する
アクセスポート。
[形態16]
形態15に記載のアクセスポートであって、
前記入口ポートは、前記受入カップにおいて実質的に中央に位置する
アクセスポート。
[形態17]
形態1に記載のアクセスポートであって、
前記本体は、少なくとも、第1の受入カップと第2の受入カップとを形成し、
前記第1の受入カップおよび前記第2の受入カップの各々は、入口ポートを介して導管と連通し、
前記導管の各々は、該導管内に配置されたバルブ/シールアセンブリを有する
アクセスポート。
[形態18]
患者の皮下に配置するための低プロファイルのアクセスポートを製造するための方法であって、
前記アクセスポートの第1の本体部分および第2の本体部分を用意する工程を備え、
前記第1の本体部分は、導管の一部分を形成し、
前記導管は、該導管の近位端に入口ポートを備え、
前記第1の本体部分は、さらに、前記入口ポートと連通する受入カップを形成し、
前記受入カップは、前記入口ポートを介してカテーテル付きニードルを前記導管内に方向付けるための窪んだ形状を有し、
前記受入カップは、前記患者内に皮下に埋め込まれるときに、実質的に皮膚表面に向けられるように構成されており、
前記第1の本体部分は、さらに、前記アクセスポートの特性を表すための少なくとも1つの触診構造を備え、
前記方法は、さらに、
前記導管の前記一部分内にバルブ/シールアセンブリを配置する工程と、
前記バルブ/シールアセンブリを前記第1の本体部分と前記第2の本体部分との間に挟むように、前記アクセスポートの前記第2の本体部分を前記第1の本体部分に接合する工程と
を備え、
前記第2の本体部分は、前記導管のための流体出口を提供するステムを備える
方法。
[形態19]
患者の皮下に配置するための低プロファイルのアクセスポートであって、
本体を備え、
前記本体は、
導管であって、該導管の近位端に入口ポートを備える導管と、
前記入口ポートと連通する受入カップであって、前記入口ポートを介して前記導管内にカテーテル付きニードルを方向付けるための窪んだ形状を有する受入カップと、
前記カテーテル付きニードルの遠位先端を前記入口ポートに向けて案内するために前記受入カップに形成されたガイド溝と
を備え、
前記アクセスポートは、さらに、前記導管内に配置されるバルブ/シールアセンブリであって、前記カテーテルが該バルブ/シールアセンブリを通って通過することができるバルブ/シールアセンブリを備え、
前記バルブ/シールアセンブリは、該バルブ/シールアセンブリを通る逆流を防止するための少なくとも1つのシール部を備える
アクセスポート。
[形態20]
形態19に記載のアクセスポートであって、
さらに、前記皮下に埋め込まれたアクセスポートの位置を臨床医が触診することができるようにするための少なくとも1つの触診構造を備え、
前記少なくとも1つの触診構造は、前記受入カップの近傍に配置された頂部と突起部とのうちの少なくとも一方を備える
アクセスポート。
[形態21]
形態20に記載のアクセスポートであって、
前記少なくとも1つのシール部は、該シール部を通る中央穴を形成し、
前記シール部の遠位面は、加圧下で流体が前記カテーテルを通って通過するときに前記カテーテルを越える逆流を防止するために、前記穴のまわりに配置された円錐台部分を備える
アクセスポート。
[形態22]
形態21に記載のアクセスポートであって、
前記受入カップは、前記患者内に皮下に埋め込まれるときに実質的に皮膚表面に向けられ、
順応性のある被覆部分が、前記アクセスポートの前記本体の少なくとも一部分を覆う
アクセスポート。
[形態23]
形態22に記載のアクセスポートであって、
前記被覆部分は、少なくとも1つの予め定められた領域を備え、
前記アクセスポートを前記患者の組織に固定するために、前記予め定められた領域を通って縫合部が通過することができる
アクセスポート。
[形態24]
形態23に記載のアクセスポートであって、
前記バルブ/シールアセンブリは、さらに、前記少なくとも1つのシール部と、第2のシール部と、の間に挟まれた第1のスリットバルブおよび第2のスリットバルブを備える
アクセスポート。
【符号の説明】
【0035】
10,110,210,310,410…アクセスポート
12,112,212,312,412…ポート本体
12A,112A…第1の本体部分
12B,112B…第2の部分
14,114,214,314,414…受入カップ
16,116,216,316,416…入口ポート
18,118,318,418…導管
18A…第1の導管部分
18B…第2の導管部分
20,120,320,420…バルブハウジング
20A,120A…キャビティ
24,224…ステム
26,126,226…触診構造
26A…突起部
26B…頂部
28…ガイド溝
30…屈曲部
32,132…シール部
34A,134A…第1のスリットバルブ
34B…第2のスリットバルブ
36…被覆部
36A…底面
38…縫合位置
40…カテーテル
40A…遠位端
42…ニードル
42A…遠位先端
44…表面
126A…プラグ
128…印
135…遠位シール部
135A…円錐台部分
324…被覆部
424…ポート
22,122,322,422…バルブ/シールアセンブリ