(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記トレーニングモードでは、前記複数の処理装置のうち前記貨幣処理装置に該当する処理装置に貨幣を出金させる出金処理と、該処理装置に貨幣を入金する入金処理とが行われ、
前記トレーニング制御部は、前記トレーニングモードにおいて前記貨幣処理装置に該当する処理装置から貨幣が出金されてから予め定められた所定時間が経過するまでに該処理装置に貨幣が入金されることを条件として該トレーニングモードを終了する
ことを特徴とする請求項7に記載の貨幣処理システム。
前記トレーニング制御部は、前記トレーニングモードにおいて前記貨幣処理装置に該当する処理装置から貨幣が出金されてから前記所定時間が経過するまでに該処理装置に貨幣が入金されていない場合に、該処理装置に貨幣が入金されていないことを報知するため情報を出力する
ことを特徴とする請求項8に記載の貨幣処理システム。
前記トレーニング制御部は、前記トレーニングモードにおいて前記貨幣処理装置に該当する処理装置から貨幣が出金されてから前記所定時間が経過するまでに該処理装置に貨幣が入金され、且つ、該処理装置から出金された貨幣の金額と該処理装置に入金された貨幣の金額とが互いに一致することを条件として該トレーニングモードを終了する
ことを特徴とする請求項8または9に記載の貨幣処理システム。
前記トレーニングモードでは、前記複数の処理装置のうち前記貨幣処理装置に該当する処理装置に貨幣を出金させる出金処理と、該処理装置に貨幣を入金する入金処理とが行われ、
前記トレーニング制御部は、前記トレーニングモードにおいて前記貨幣処理装置に該当する処理装置から出金された貨幣の金額と該処理装置に入金された貨幣の金額とが互いに一致することを条件として該トレーニングモードを終了する
ことを特徴とする請求項7に記載の貨幣処理システム。
前記トレーニング制御部は、前記トレーニングモードにおいて前記貨幣処理装置に該当する処理装置から出金された貨幣の金額と該貨幣処理装置に入金された貨幣の金額とが互いに一致しない場合に、該貨幣の金額の不一致を報知するための情報を出力する
ことを特徴とする請求項10または11に記載の貨幣処理システム。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
【0031】
(貨幣処理システム)
図1は、実施形態による貨幣処理システム1の構成を例示している。貨幣処理システム1は、出納機10と、貨幣保管装置20と、オートキャッシャ30(入出金機)と、管理コンピュータ40とを備えている。例えば、貨幣処理システム1は、銀行などの金融機関に設置されている。
【0032】
〔出納機〕
図2は、出納機10の構成を例示している。出納機10は、紙幣処理装置11と、硬貨処理装置12と、有価媒体処理装置13と、出納機管理端末14とを備えている。
【0033】
〈紙幣処理装置〉
図3は、紙幣処理装置11の構成を例示している。紙幣処理装置11は、紙幣および紙幣束を処理する処理装置(貨幣処理装置の一例)である。具体的には、紙幣処理装置11は、紙幣の入出金処理,紙幣束の生成処理,紙幣束の出金処理などを行うように構成されている。なお、紙幣束は、所定枚数(例えば100枚)の紙幣によって構成され、これらの所定枚数の紙幣は、帯封紙で帯封されている。
【0034】
《筐体》
紙幣処理装置11は、筐体100を備えている。筐体100は、直方体型の箱状に形成されている。また、紙幣処理装置11は、紙幣投入部101と、紙幣投出部102と、出金リジェクト部103と、紙幣一時保留部104と、複数(この例では4つ)の紙幣収納部105と、紙幣搬送部106と、紙幣識別部107と、表裏反転部108と、紙幣束生成部109と、紙幣束投出部110と、複数(この例では4つ)の紙幣束収納部111と、紙幣束搬送部112と、紙幣束識別部113とを備えている。これらの構成部材は、筐体100に収納されている。
【0035】
《紙幣投入部》
紙幣投入部101は、紙幣が投入されるように構成されている。この例では、紙幣投入部101は、紙幣処理装置11の前方(
図3では左方)に開口する投入口を有し、この投入口を介して紙幣が投入されるように構成されている。また、紙幣投入部101は、複数枚の紙幣を受け入れ可能に構成されている。この例では、紙幣投入部101には、紙幣投入部101に投入された複数枚の紙幣を1枚ずつ紙幣搬送部106に繰り出す繰出部が設けられている。
【0036】
《紙幣投出部》
紙幣投出部102は、紙幣を投出するように構成されている。この例では、紙幣投出部102は、複数枚の紙幣を保持可能に構成されている。また、紙幣投出部102は、紙幣処理装置11の前方(
図3では左方)に開口する投出口を有し、この投出口を介して紙幣が投出されるように構成されている。この例では、紙幣投出部102の投出口には、シャッタが設けられている。なお、紙幣投出部102は、紙幣の入金処理において入金リジェクト部(入金処理において識別できない紙幣である入金リジェクト紙幣を返却する部分)として利用されてもよい。
【0037】
《出金リジェクト部》
出金リジェクト部103は、紙幣の出金処理において出金すべきではないと判定される紙幣(すなわち出金リジェクト紙幣)を集積するように構成されている。この例では、出金リジェクト部103は、複数枚のリジェクト紙幣を保持可能に構成されている。また、出金リジェクト部103は、所定の権限を有する操作者の操作により開放される前扉を有している。
【0038】
《紙幣一時保留部》
紙幣一時保留部104は、紙幣(例えば入金処理において入金された紙幣)を一時的に保留(収納)するように構成されている。また、紙幣一時保留部104は、紙幣搬送部106との間において紙幣の受け渡しを行うように構成されている。
【0039】
《紙幣収納部》
紙幣収納部105は、紙幣を収納するように構成されている。また、紙幣搬送部106との間において紙幣の受け渡しを行うように構成されている。この例では、紙幣収納部105は、金種別収納部を構成している。具体的には、紙幣収納部105は、その紙幣収納部105に予め割り当てられた金種の紙幣を収納するように構成されている。なお、紙幣収納部105は、異なる金種の紙幣を混合した状態で収納するように構成されていてもよい。
【0040】
《紙幣搬送部》
紙幣搬送部106は、紙幣投入部101と紙幣投出部102と出金リジェクト部103と紙幣一時保留部104と紙幣収納部105と紙幣束生成部109とに接続されて紙幣を搬送するように構成されている。例えば、紙幣搬送部106は、紙幣を搬送するための搬送ベルト,搬送ベルトを駆動するための駆動機構,紙幣の搬送を案内するためのガイド機構,紙幣の搬送方向を切り換えるための分岐機構などによって構成されている。
【0041】
《紙幣識別部》
紙幣識別部107は、紙幣搬送部106によって搬送される紙幣に対して識別処理と計数処理を行うように構成されている。識別処理では、紙幣識別部107は、紙幣の金種,真偽,正損,新旧,搬送状態,表裏などを識別する。計数処理では、紙幣識別部107は、紙幣の枚数を種別毎に計数する。例えば、紙幣識別部107は、ラインセンサ,磁気センサ,画像センサなどの各種センサ,CPUなどの演算処理部,演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部などによって構成されている。なお、紙幣識別部107による識別処理の結果および計数処理の結果は、後述する制御部406に送信される。
【0042】
《表裏反転部》
表裏反転部108は、紙幣搬送部106によって搬送される紙幣の表裏を選択的に反転させるように構成されている。具体的には、表裏反転部108は、紙幣搬送部106によって搬送される紙幣の表裏に関する情報(例えば紙幣識別部107による紙幣の表裏の識別結果)に基づいて、紙幣の表裏の向きが予め定められた向きと一致している場合に、その紙幣を反転させずに通過させ、紙幣の表裏の向きが予め定められた向きと一致していない場合に、その紙幣を反転させて通過させる。
【0043】
《紙幣束生成部》
紙幣束生成部109は、紙幣束を生成するように構成されている。この例では、紙幣束生成部109は、1つまたは複数(この例では2つ)の紙幣集積部109aと、帯封部109bと、アーム機構109cとを有している。紙幣集積部109aは、所定枚数の紙幣を集積するように構成されている。帯封部109bは、所定枚数の紙幣の集合体に帯封紙を巻き付けて紙幣束を生成するように構成されている。アーム機構109cは、上下一対のアーム部を有し、紙幣集積部109aに集積された所定枚数の紙幣の集合体をアーム部により保持して帯封部109bに移動させるように構成されている。また、アーム機構109cは、帯封部109bによって生成された紙幣束をアーム部により保持して紙幣束搬送部112に移動させるように構成されている。
【0044】
《紙幣束投出部》
紙幣束投出部110は、紙幣束を投出するように構成されている。この例では、紙幣束投出部110は、紙幣処理装置11の前方(
図3では左方)に開口する紙幣束投出口を有し、この紙幣束投出口を介して紙幣束が投出されるように構成されている。また、この例では、紙幣束投出部110の紙幣束投出口には、シャッタが設けられている。
【0045】
《紙幣束収納部》
紙幣束収納部111は、紙幣束を収納するように構成されている。また、紙幣束収納部111は、紙幣束搬送部112との間において紙幣束の受け渡しを行うように構成されている。この例では、紙幣束収納部111は、金種別束収納部を構成している。具体的には、紙幣束収納部111は、その紙幣束収納部111に予め割り当てられた金種の紙幣束を収納するように構成されている。なお、紙幣束収納部111は、異なる金種の紙幣束を混合した状態で収納するように構成されていてもよい。
【0046】
《紙幣束搬送部》
紙幣束搬送部112は、紙幣束生成部109と紙幣束投出部110と紙幣束収納部111とに接続されて紙幣束を搬送するように構成されている。この例では、紙幣束搬送部112は、昇降通路112aと、昇降ステージ112bと、搬送ベルト112cとを有している。昇降通路112aは、紙幣束を上下方向に搬送するために設けられている。昇降ステージ112bは、昇降通路112aに設けられている。そして、昇降ステージ112bは、紙幣束が載置されて上下に昇降するように構成されている。搬送ベルト112cは、紙幣束を水平方向に搬送するように構成されている。具体的には、搬送ベルト112cには、紙幣束に搬送ベルト112cの搬送力を伝達するための突起112dが設けられており、搬送ベルト112cが駆動すると搬送ベルト112cの突起112dが紙幣束に当接して搬送ベルト112cとともに紙幣束が移動する。
【0047】
《紙幣束識別部》
紙幣束識別部113は、紙幣束搬送部112によって搬送される紙幣束に対して識別処理と計数処理とを行うように構成されている。識別処理では、紙幣束識別部113は、紙幣の金種や束生成状態などを識別する。計数処理では、紙幣束識別部113は、紙幣の枚数を種別毎に計数する。例えば、紙幣束識別部113は、搬送される紙幣束の厚み方向の端面(この例では下面)の画像を取得する画像センサ、CPUなどの演算処理部、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部などによって構成されている。この例では、紙幣束識別部113は、紙幣束収納部111と昇降通路112aとの間に設けられ、搬送ベルト112cによって搬送される紙幣束に対して識別処理と計数処理とを行うように構成されている。なお、紙幣束識別部113による識別処理の結果および計数処理の結果は、後述する制御部406に送信される。
【0048】
〈硬貨処理装置〉
図4および
図5は、硬貨処理装置12の構成を例示している。硬貨処理装置12は、硬貨および包装硬貨を処理する処理装置(貨幣処理装置の一例)である。具体的には、硬貨処理装置12は、硬貨の入出金処理,包装硬貨の生成,包装硬貨の出金処理などを行うように構成されている。なお、包装硬貨は、所定枚数(例えば50枚)の硬貨によって構成され、これらの所定枚数の硬貨は、包装紙で包装されている。
【0049】
《筐体》
硬貨処理装置12は、筐体200を備えている。筐体200は、直方体型の箱状に形成されている。また、硬貨処理装置12は、硬貨投入部201と、硬貨識別部202と、硬貨選別部203と、硬貨一時保留部204と、硬貨収納部205と、入金リジェクト部206と、返却箱207と、硬貨搬送部208と、出金識別部209と、出金箱210と、回収部211と、包装部212と、包装硬貨収納部213と、包装硬貨一括収納部214と、包装硬貨出金部215と、包装硬貨投出部216と、包装硬貨搬送部217とを備えている。これらの構成部材は、筐体200に収納されている。
【0050】
《硬貨投入部》
硬貨投入部201は、硬貨が投入されるように構成されている。また、硬貨投入部201は、投入された硬貨を1枚ずつ繰り出すように構成されている。
【0051】
《硬貨識別部》
硬貨識別部202は、硬貨投入部201から繰り出された硬貨に対して識別処理(硬貨の金種,真偽,正損などの識別)を行うように構成されている。例えば、硬貨識別部202は、磁気センサや画像センサなどの各種センサと、CPUなどの演算処理部と、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部とによって構成されている。なお、硬貨識別部202による識別処理の結果は、後述する制御部406に送信される。
【0052】
《硬貨選別部》
硬貨選別部203は、硬貨識別部202を通過した硬貨を選別して硬貨一時保留部204に放出するように構成されている。例えば、硬貨選別部203は、硬貨を搬送するための硬貨通路と、硬貨通路において硬貨を搬送する搬送ベルトと、硬貨通路に設けられて該当する硬貨を落とし込ませて分岐させるための分岐孔とによって構成されている。なお、硬貨選別部203において、硬貨識別部202において正常な硬貨に該当しないと識別された硬貨(入金リジェクト硬貨)は、硬貨選別部203の下方に設けられた返却シュートC1を通じて入金リジェクト部206に導かれる。また、硬貨識別部202において予め指定された硬貨に該当すると識別された硬貨は、硬貨選別部203の下方に設けられた袋取りシュートC2を通じて筐体200の前面に設けられた袋装着部に装着された袋220に導かれるか、または、硬貨選別部203の下方に設けられたダイレクト包装用シュートC3を通じて包装部212に導かれる。
【0053】
《硬貨一時保留部》
硬貨一時保留部204は、硬貨選別部203から放出された貨幣を金種別に収納して一時的に保留するように構成されている。また、硬貨一時保留部204は、一時的に保留している硬貨を硬貨収納部205または返却箱207に放出するように構成されている。
【0054】
《硬貨収納部》
硬貨収納部205は、硬貨一時保留部204から放出された硬貨を金種別に収納するように構成されている。また、硬貨収納部205は、収納している硬貨を硬貨搬送部208に金種別に1枚ずつ繰り出すように構成されている。
【0055】
《入金リジェクト部》
入金リジェクト部206は、返却シュートC1を通じて導かれた硬貨(すなわち入金リジェクト硬貨)を集積するように構成されている。
【0056】
《返却箱》
返却箱207は、硬貨一時保留部204から放出された硬貨(返却すべき硬貨)を収納するように構成されている。具体的には、返却箱207は、上方に開口する直方体型の箱状に形成されている。また、返却箱207は、硬貨処理装置12の筐体200に対して着脱可能に構成され、筐体200の前面から引き出し可能となっている。
【0057】
《硬貨搬送部》
硬貨搬送部208は、硬貨収納部205から繰り出された硬貨を出金箱210または包装部212へ搬送するように構成されている。例えば、硬貨搬送部208は、筐体200の奥行き方向(前後方向)に硬貨を搬送するコンベヤと、コンベヤ上の硬貨を包装部212に払い出す払出機構(図示を省略)とによって構成されている。この例では、硬貨搬送部208の前端部に搬送された硬貨は、硬貨搬送部208の前端部の下方に設けられた出金シュートC4を通じて出金箱210に導かれる。
【0058】
《出金識別部》
出金識別部209は、硬貨搬送部208から出金箱210へ向けて搬送される硬貨に対して識別処理と計数処理とを行うように構成されている。識別処理では、出金識別部209は、硬貨の金種,真偽,正損などを識別する。計数処理では、出金識別部209は、硬貨の枚数を種別毎に計数する。例えば、出金識別部209は、磁気センサや画像センサなどの各種センサと、CPUなどの演算処理部と、演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部とによって構成されている。なお、出金識別部209による識別処理の結果は、後述する制御部406に送信される。
【0059】
《出金箱》
出金箱210は、硬貨収納部205から繰り出されて硬貨搬送部208によって搬送されてきた硬貨(払い出すべき硬貨)を収納するように構成されている。また、出金箱210は、収納している硬貨を回収部211に放出するように構成されている。具体的には、出金箱210は、上方に開口する直方体型の箱状に形成され、その底板210aが開閉可能に構成されている。そして、出金箱210の底板210aの開放によって出金箱210から放出された硬貨は、出金箱210の下方に設けられた回収シュートC5を通じて回収部211に導かれる。また、出金箱210は、硬貨処理装置12の筐体200に対して着脱可能に構成され、筐体200の前面から引き出し可能となっている。
【0060】
《回収部》
回収部211は、回収すべき貨幣を収納するように構成されている。具体的には、回収部211は、上方に開口する直方体型の箱状に形成され、出金箱210から放出されて回収シュートC5を経由して導かれた硬貨と、後述の排出シュートC6を通じて導かれた硬貨とを収納するように構成されている。また、回収部211は、硬貨処理装置12の筐体200に対して着脱可能に構成され、筐体200の前面から引き出し可能となっている。
【0061】
《包装部》
包装部212は、包装硬貨を生成するように構成されている。具体的には、包装部212は、硬貨収納部205から繰り出されて硬貨搬送部208によって搬送されてきた硬貨(またはダイレクト包装用シュートC3を通じて導かれた硬貨)を用いて包装硬貨を生成するように構成されている。また、包装部212は、包装硬貨を包装硬貨搬送部217に放出するように構成されている。なお、包装部212において包装硬貨の生成に用いられなかった硬貨は、包装部212の下方に設けられた排出シュートC6を通じて回収部211に導かれる。
【0062】
《包装硬貨収納部》
包装硬貨収納部213は、包装硬貨を金種別に収納するように構成されている。また、包装硬貨収納部213は、包装硬貨搬送部217との間において包装硬貨の受け渡しを行うように構成されている。
【0063】
《包装硬貨一括収納部》
包装硬貨一括収納部214は、包装硬貨搬送部217によって搬送されてきた包装硬貨を収納するように構成されている。また、包装硬貨一括収納部214は、硬貨処理装置12の筐体200に対して着脱可能に構成され、筐体200の前面から引き出し可能となっている。
【0064】
《包装硬貨出金部》
包装硬貨出金部215は、包装硬貨搬送部217によって搬送されてきた包装硬貨(払い出すべき包装硬貨)を集積するように構成されている。また、包装硬貨出金部215には、硬貨処理装置12の筐体200の前面に開口する出金口が設けられ、その出金口にはシャッタが設けられている。そして、その出金口のシャッタが開状態となることにより、操作者は、包装硬貨出金部215から包装硬貨を取り出すことができる。
【0065】
《包装硬貨投出部》
包装硬貨投出部216は、包装硬貨搬送部217によって搬送されてきた包装硬貨を払い出すように構成されている。包装硬貨投出部216から払い出された包装硬貨は、例えば、硬貨処理装置12の外部に置かれた回収容器(図示を省略)に受け入れられる。このような包装硬貨の回収は、多量の包装硬貨が投出される回収処理などに適している。
【0066】
《包装硬貨搬送部》
包装硬貨搬送部217は、包装部212と包装硬貨収納部213と包装硬貨一括収納部214と包装硬貨出金部215と包装硬貨投出部216とに接続されて包装硬貨を搬送するように構成されている。
【0067】
〈有価媒体処理ユニット〉
図6は、有価媒体処理装置13の構成を例示している。有価媒体処理装置13は、有価媒体を処理する処理装置(貨幣処理装置の一例)である。具体的には、有価媒体処理装置13は、有価媒体の入出金処理を行うように構成されている。なお、有価媒体処理装置13に投入される有価媒体は、損券や旧券や小切手や手形など、紙幣処理装置11において処理することができない紙葉類のことである。損券は、損傷や汚損が著しく紙幣処理装置11では受け付けることができない紙幣のことであり、旧券は、現在発行されている紙幣よりも古いタイプの紙幣のことである。
【0068】
《筐体》
有価媒体処理装置13は、筐体300を備えている。筐体300は、直方体型の箱状に形成されている。また、有価媒体処理装置13は、有価媒体投入部301と、有価媒体投出部302と、有価媒体一時保留部303と、複数(この例では9つ)の有価媒体収納部304と、有価媒体搬送部305と、撮像部306とを備えている。これらの構成部材は、筐体300に収納されている。
【0069】
《有価媒体投入部》
有価媒体投入部301は、有価媒体が投入されるように構成されている。この例では、有価媒体投入部301には、有価媒体投入部301に投入された有価媒体を1枚ずつ有価媒体搬送部305に繰り出す繰出部が設けられている。
【0070】
《有価媒体投出部》
有価媒体投出部302は、有価媒体を投出するように構成されている。この例では、有価媒体投出部302には、有価媒体搬送部305から有価媒体を1枚ずつ繰り入れて有価媒体投出部302へ1枚ずつ繰り出す羽根車が設けられている。
【0071】
《有価媒体一時保留部》
有価媒体一時保留部303は、有価媒体を一時的に保留(収納)するように構成されている。この例では、有価媒体一時保留部303は、巻き取り式の収納部によって構成されている。具体的には、有価媒体一時保留部303は、有価媒体を1枚ずつ巻き取って収納し、その収納した順番とは逆順で有価媒体を1枚ずつ繰り出す(いわゆる先入れ後出しとなる)ように構成されている。
【0072】
《有価媒体収納部》
有価媒体収納部304は、有価媒体を収納するように構成されている。この例では、有価媒体収納部304は、その有価媒体収納部304に予め割り当てされた種別の有価媒体を収納するように構成されている。また、いくつかの有価媒体収納部304には、その有価媒体収納部304に収納されている有価媒体を1枚ずつ有価媒体搬送部305に繰り出す繰出部が設けられている。
【0073】
《有価媒体搬送部》
有価媒体搬送部305は、有価媒体投入部301と有価媒体投出部302と有価媒体収納部304とに接続されて有価媒体を搬送するように構成されている。例えば、有価媒体搬送部305は、有価媒体を搬送するための搬送ベルト,搬送ベルトを駆動するための駆動機構,有価媒体の搬送を案内するためのガイド機構,有価媒体の搬送方向を切り換えるための分岐機構などによって構成されている。
【0074】
《撮像部》
撮像部306は、有価媒体を撮像して有価媒体の撮像画像を取得するように構成されている。この例では、撮像部306は、有価媒体搬送部305に設けられ、有価媒体投入部301の下流側であって有価媒体投出部302と有価媒体一時保留部303と有価媒体収納部304の上流側に配置されている。なお、撮像部306によって取得された有価媒体の撮像画像は、後述する制御部406に送信される。
【0075】
〈出納機管理端末〉
出納機管理端末14は、出納機10を管理する処理装置である。
図2に示すように、出納機管理端末14は、操作表示部401と、記憶部402と、カードリーダ403と、プリンタ404と、通信部405とを備えている。
【0076】
《操作表示部》
操作表示部401は、操作部401aと表示部401bとを有している。操作部401aは、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応じて情報を入力するように構成されている。これにより、操作者は、操作部401aを操作して出納機10に各種処理を行わせることができる。すなわち、出納機10は、操作部401aに与えられた操作者による操作に応答して動作するように構成されている。また、表示部401bは、出納機10における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報を表示するように構成されている。例えば、操作表示部401は、タッチパネルによって構成されている。
【0077】
《記憶部》
記憶部402は、貨幣処理システム1において行われる各種処理に関する情報や貨幣処理システム1において取り扱われる貨幣に関する情報などを記憶するように構成されている。例えば、記憶部402は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリなどの汎用ストレージデバイスによって構成されている。
【0078】
この例では、記憶部402は、貨幣処理システム1における貨幣および有価媒体の在高を示す在高情報と、トレーニングモードにおいて使用されるトレーニング情報とを記憶している。在高情報には、紙幣処理装置11における紙幣および紙幣束の在高を示す紙幣在高情報や、硬貨処理装置12における硬貨および包装硬貨の在高を示す硬貨在高情報や、有価媒体処理装置13における有価媒体の在高を示す有価媒体在高情報や、貨幣保管装置20における貨幣の在高を示す貨幣保管在高情報や、オートキャッシャ30における貨幣の在高を示すオートキャッシャ在高情報などが含まれている。有価媒体在高情報では、有価媒体の画像と有価媒体の種別とが対応付けられている。なお、トレーニング情報については、後で詳しく説明する。
【0079】
《カードリーダとプリンタ》
カードリーダ403は、カード(例えば操作者が所持するIDカードやキャッシュカード)から情報を読み取るように構成されている。プリンタ404は、出納機10おける貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報をレシートに印字して各種情報が印字されたレシートを発行するように構成されている。
【0080】
《通信部》
通信部405は、出納機10(具体的には制御部406)が貨幣処理システム1の各部(具体的には貨幣保管装置20と管理コンピュータ40)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)との間で有線通信や無線通信を行うために設けられている。
【0081】
《制御部》
制御部406は、出納機管理端末14の各部(具体的には操作表示部401と記憶部402とカードリーダ403とプリンタ404と通信部405)と信号を伝送可能に接続されている。また、制御部406は、出納機10の各部(具体的には紙幣処理装置11と硬貨処理装置12と有価媒体処理装置13)と信号を伝送可能に接続されている。そして、制御部406は、通信部405を経由して、貨幣処理システム1の各部(具体的には貨幣保管装置20とオートキャッシャ30と管理コンピュータ40)や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能となっている。また、出納機10の各部には、貨幣の通過を検出する通過センサなどの各種センサが設けられており、これらの各種センサの検出信号は、制御部406に送信される。
【0082】
そして、制御部406は、出納機10の各部において各種処理が行われるように、操作表示部401の操作部401aに与えられた操作や、出納機10の各部(各部に設けられた各種センサを含む),貨幣処理システム1の各部,タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器から受信した信号や情報に基づいて、出納機10の各部を制御して出納機10の動作を制御するように構成されている。例えば、制御部406は、CPUなどの演算処理部,演算処理部を動作させるためのプログラムや情報を記憶するメモリなどの記憶部などによって構成されている。
【0083】
また、制御部406は、撮像部306によって取得された有価媒体の撮像画像に基づいて、有価媒体の種別を推定する。例えば、記憶部402には、有価媒体の種別毎にサンプル画像が記憶されており、制御部406は、撮像部306によって取得された有価媒体の撮像画像と記憶部402に記憶されたサンプル画像とを比較して有価媒体の種別を推定する。
【0084】
〔トレーニング制御部〕
また、制御部406には、トレーニング制御部50が含まれている。トレーニング制御部50は、貨幣処理システム1において行われる各種処理の操作手順を操作者に体験させるトレーニングモードにおいて貨幣処理システム1の各部を制御する。なお、トレーニング制御部50による制御については、後で詳しく説明する。
【0085】
〔貨幣保管装置〕
貨幣保管装置20は、貨幣を保管する処理装置である。具体的には、貨幣保管装置20は、貨幣(具体的には硬貨,包装硬貨,紙幣,紙幣束)を引き出し状の収納部に収納するとともに、各収納部における貨幣の収納状況を検出するように構成されている。また、貨幣保管装置20は、貨幣保管装置20における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報を記憶するように構成されている。
【0086】
また、貨幣保管装置20は、操作者による操作が与えられ、操作者による操作に応答して動作するように構成されている。さらに、貨幣保管装置20は、貨幣保管装置20における貨幣の在高などの各種情報を表示するように構成されている。
【0087】
また、貨幣保管装置20は、貨幣処理システム1の各部(具体的には出納機10とオートキャッシャ30と管理コンピュータ40)や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能に構成されている。
【0088】
そして、貨幣保管装置20は、操作者による操作や、貨幣保管装置20の各部(各部に設けられた各種センサを含む),貨幣処理システム1の各部,タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器から受信した信号や情報に基づいて、各種処理を行うように構成されている。
【0089】
〔オートキャッシャ〕
オートキャッシャ30は、貨幣を処理する処理装置(貨幣処理装置の一例)である。具体的には、オートキャッシャ30は、貨幣の入出金処理や精査処理を行うように構成されている。また、オートキャッシャ30は、オートキャッシャ30における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報を記憶するように構成されている。
【0090】
また、オートキャッシャ30は、操作者による操作が与えられ、操作者による操作に応答して動作するように構成されている。さらに、オートキャッシャ30は、貨幣保管装置20における貨幣の処理状況や貨幣の在高などの各種情報を表示するように構成されている。
【0091】
また、オートキャッシャ30は、貨幣処理システム1の各部(具体的には出納機10と貨幣保管装置20と管理コンピュータ40)や、タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器と通信可能に構成されている。
【0092】
そして、オートキャッシャ30は、操作者による操作や、オートキャッシャ30の各部(各部に設けられた各種センサを含む),貨幣処理システム1の各部,タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器から受信した信号や情報に基づいて、各種処理を行うように構成されている。
【0093】
〔管理コンピュータ〕
管理コンピュータ40は、貨幣処理システム1の各部(具体的には出納機10と貨幣保管装置20とオートキャッシャ30)や外部機器(例えば操作者により操作されるタブレット端末2やスマートフォン3など)と通信可能に構成されている。また、管理コンピュータ40は、貨幣処理システム1の各部の処理状況などの各種情報を記憶するように構成されている。
【0094】
また、管理コンピュータ40は、操作者による操作が与えられ、その操作者による操作に応答して動作するように構成されている。さらに、管理コンピュータ40は、貨幣処理システム1の各部の処理状況などの各種情報を表示するように構成されている。
【0095】
そして、管理コンピュータ40は、操作者による操作や、管理コンピュータ40の各部(各部に設けられた各種センサを含む),貨幣処理システム1の各部,タブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器から受信した信号や情報に基づいて、各種処理を行うように構成されている。
【0096】
〔現金バス振分処理〕
貨幣処理システム1では、現金バス振分処理が行われる。現金バス振分処理は、入金管理すべき貨幣を貨幣保管装置20(現金バス)に収納すべき貨幣と操作者(例えば銀行員)の手持ちにより管理すべき貨幣とに振り分け、貨幣保管装置20に振り分けられた貨幣の金額(金種別の枚数)と操作者の手持ちに振り分けられた貨幣の金額(金種別の枚数)とを示す金額振分情報を出納機10に入力し、貨幣保管装置20に振り分けられた貨幣を貨幣保管装置20に収納する処理のことである。すなわち、現金バス振分処理は、出納機10と貨幣保管装置20とが連携して行われる処理である。なお、手持ちとは、操作者の手元で貨幣を管理することであり、操作者の手持ちにより管理すべき貨幣は、金庫(図示を省略)などに収納される。
【0097】
〔現金バス振分処理のトレーニング〕
次に、現金バス振分処理の操作手順を操作者に体験させるトレーニングモード(以下「現金バス振分処理に関するトレーニングモード」と記載)について説明する。
【0098】
記憶部402は、現金バス振分処理の操作手順を説明するための操作説明情報(現金バス振分処理に関する操作説明情報)を記憶している。具体的には、記憶部402に記憶されているトレーニング情報には、現金バス振分処理に関する操作説明情報を示す操作説明画像(現金バス振分処理に関する操作説明画像)が含まれている。また、記憶部402に記憶されているトレーニング情報には、現金バス振分処理に関する操作画面を示す操作画面画像(現金バス振分処理に関する操作画面画像)が含まれている。
【0099】
トレーニング制御部50は、現金バス振分処理に関するトレーニングモードにおいて記憶部402に記憶されている現金バス振分処理に関する操作説明情報を出力する。具体的には、トレーニング制御部50は、現金バス振分処理に関する操作説明画像を操作表示部401の表示部401bに表示させる。
【0100】
また、トレーニング制御部50は、現金バス振分処理に関するトレーニングモードにおいて操作者による画像遷移操作(表示部401bに表示された操作説明画像を遷移させるための操作)が操作表示部401の操作部401aに与えられると、画像遷移操作に応答して操作表示部401の表示部401bに表示されている操作説明画像(現金バス振分処理に関する操作説明画像)を遷移させる。
【0101】
また、トレーニング制御部50は、現金バス振分処理に関するトレーニングモードにおいて現金バス振分処理に関する操作画面画像とともに現金バス振分処理に関する操作説明画像を操作表示部401の表示部401bに表示させる。
【0102】
〔現金バス振分処理のトレーニングの具体例〕
次に、
図7〜
図16を参照して、現金バス振分処理に関するトレーニングモードについて詳しく説明する。
【0103】
まず、
図7に示したトレーニングモードを含む各種処理を選択することができる操作画面画像P1が操作表示部401に表示され、操作画面画像P1において「トレーニングモード」を選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図8に示したトレーニングモードの種別を選択するための操作画面画像P2が操作表示部401に表示される。
【0104】
操作画面画像P2において「現金バス振分の処理方法」を選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図9に示した操作画面画像P11と操作説明画像Q11が操作表示部401に表示される。操作説明画像Q11には、現金バス振分処理に関するトレーニングモードを開始することを説明する説明文と、現金バス振分処理に関するトレーニングモードを開始するための開始アイコン(「開始」と記載されたアイコン)とが設けられている。なお、トレーニングモードにおける操作画面画像は、通常の操作画面画像(実際に処理が行われる通常モードにおける操作画面画像)とは異なる態様で操作表示部401に表示される。例えば、トレーニングモードにおける操作画面画像の背景色は、通常の操作画面画像の背景色とは異なる色に設定されている。また、トレーニングモードにおける操作画面画像には、トレーニングモード中であることを示すメッセージが付加されていてもよい。この例では、トレーニングモードにおける操作画面画像のヘッダ部(上端部)の色が通常の操作画面画像のヘッダ部の色(例えば黒色)とは異なる色(通常の色よりも明るい色、例えば緑色)に設定されている。また、トレーニングモードにおいて操作画面画像の左上部には、トレーニングモードを終了するための終了アイコン(「終了」と記載されたアイコン)が設けられている。
【0105】
図9に示した操作説明画像Q11において開始アイコンを選択するための操作(画像遷移操作)が操作表示部401に与えられると、
図10に示した次の操作画面画像P12と次の操作説明画像Q12が操作表示部401に表示される。操作説明画像Q12には、操作画面画像P12の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q13に遷移するための前進アイコン(「次へ」と記載されたアイコン)と、1つ前の操作説明画像Q11に遷移するための後退アイコン(「戻る」と記載されたアイコン)とが設けられている。また、操作画面画像P12では、操作すべき領域が破線で囲われて強調されている。
【0106】
図10に示した操作説明画像Q12において前進アイコンを選択するための操作(画像遷移操作)が操作表示部401に与えられると、
図11に示した次の操作画面画像P13と次の操作説明画像Q13が操作表示部401に表示される。操作説明画像Q13には、操作画面画像P13の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q14に遷移するための前進アイコンと、1つ前の操作説明画像Q12に遷移するための後退アイコンとが設けられている。
【0107】
一方、
図10に示した操作説明画像Q12において後退アイコンを選択するための操作(画像遷移操作)が操作表示部401に与えられると、
図9に示した1つ前の操作画面画像P11と1つ前の操作説明画像Q11が操作表示部401に表示される。
【0108】
以降、同様に、
図11〜
図14に示した操作説明画像Q13〜Q16において前進アイコンを選択するための操作(画像遷移操作)が操作表示部401に与えられると、
図12〜
図15に示した次の操作画面画像P14〜P17と次の操作説明画像Q14〜Q17が表示される。また、
図11〜
図15に示した操作画面画像P13〜P17では、操作すべき領域が破線で囲われて強調されている。
【0109】
図15に示した操作説明画像Q17において前進アイコンを選択するための操作(画像遷移操作)が操作表示部401に与えられると、
図16に示した次の操作画面画像P18と次の操作説明画像Q18が操作表示部401に表示される。操作説明画像Q18には、貨幣保管装置20(現金バス)の操作に関する説明文と、現金バス振分処理に関するトレーニングモードを終了するための終了アイコン(「終了」と記載されたアイコン)と、1つ前の操作説明画像Q17に遷移するための後退アイコンとが設けられている。
【0110】
そして、
図16に示した操作説明画像Q18において終了アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、トレーニング制御部50は、トレーニングモードを終了する。
【0111】
〔現金バス振分処理のトレーニングに関する効果〕
以上のように、現金バス振分処理に関するトレーニングモードにおいて、現金バス振分処理の操作手順を説明するための操作説明情報を出力する(具体的には操作説明画像を表示部401bに表示させる)ことにより、操作者は、操作説明情報(具体的には操作説明画像)に基づいて現金バス振分処理の操作手順を確認することができる。これにより、出納機10と貨幣保管装置20とが連携して行われる現金バス振分処理(連携処理)の操作手順を操作者に体験させることができる。
【0112】
また、現金バス振分処理に関するトレーニングモードにおいて、操作者による画像遷移操作に応答して表示部401bに表示されている操作説明画像(現金バス振分処理に関する操作説明画像)を遷移させることにより、操作者に適したタイミングで操作説明画像を遷移させることができる。
【0113】
また、現金バス振分処理に関するトレーニングモードにおいて、現金バス振分処理に関する操作画面画像とともに現金バス振分処理に関する操作説明画像を表示部401bに表示することにより、操作者は、現金バス振分処理に関する操作画面画像と操作説明画像とを同時に確認することができる。これにより、現金バス振分処理の操作手順の確認を円滑に行うことができる。
【0114】
〔損券入金処理〕
また、貨幣処理システム1では、損券入金処理が行われる。損券入金処理は、紙幣処理装置11においてリジェクトされた紙幣(紙幣処理装置11では受け付けることができない紙幣)を有価媒体処理装置13に入金する処理のことである。すなわち、損券入金処理は、紙幣処理装置11と有価媒体処理装置13とが連携して行われる処理である。
【0115】
〔損券入金処理のトレーニング〕
次に、損券入金処理の操作手順を操作者に体験させるトレーニングモード(以下「損券入金処理に関するトレーニングモード」と記載)について説明する。損券入金処理に関するトレーニングモードでは、紙幣処理装置11から出金された紙幣が損券として有価媒体処理装置13に入金され、トレーニングの終了後に、有価媒体処理装置13から出金された紙幣が紙幣処理装置11に入金される。すなわち、損券入金処理に関するトレーニングモードでは、紙幣処理装置11に紙幣を出金させる出金処理と、有価媒体処理装置13に紙幣を入金させる入金処理と、有価媒体処理装置13に紙幣を出金させる出金処理と、紙幣処理装置11に紙幣を入金する入金処理とが行われる。
【0116】
記憶部402は、損券入金処理の操作手順を説明するための操作説明情報(損券入金処理に関する操作説明情報)を記憶している。具体的には、記憶部402に記憶されているトレーニング情報には、損券入金処理に関する操作説明情報を示す操作説明画像(損券入金処理に関する操作説明画像)が含まれている。また、記憶部402に記憶されているトレーニング情報には、損券入金処理に関する操作画面を示す操作画面画像(損券入金処理に関する操作画面画像)が含まれている。
【0117】
トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて記憶部402に記憶されている損券入金処理に関する操作説明情報を出力する。具体的には、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関する操作説明画像を操作表示部401の表示部401bに表示させる。
【0118】
また、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて操作者による画像遷移操作が操作表示部401の操作部401aに与えられると、画像遷移操作に応答して操作表示部401の表示部401bに表示されている操作説明画像(損券入金処理に関する操作説明画像)を遷移させる。
【0119】
また、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて損券入金処理に関する操作画面画像とともに損券入金処理に関する操作説明画像を操作表示部401の表示部401bに表示させる。
【0120】
また、トレーニング制御部50は、複数の処理装置(この例では紙幣処理装置11と硬貨処理装置12と有価媒体処理装置13と出納機管理端末14と貨幣保管装置20とオートキャッシャ30と管理コンピュータ40)のうち損券入金処理において動作させるべき複数の処理装置(損券入金処理では紙幣処理装置11と有価媒体処理装置13)を動作させる。
【0121】
この例では、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて複数の処理装置のうち操作表示部401(操作部401aと表示部401b)が設けられている処理装置(すなわち出納機管理端末14)とは異なる処理装置(具体的には紙幣処理装置11と有価媒体処理装置13)を動作させる。
【0122】
〔損券入金処理のトレーニングの具体例〕
次に、
図7,
図8,
図17〜
図25を参照して、損券入金処理に関するトレーニングモードについて詳しく説明する。
【0123】
まず、
図7に示したトレーニングモードを含む各種処理を選択することができる操作画面画像P1が操作表示部401に表示され、操作画面画像P1において「トレーニングモード」を選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図8に示したトレーニングモードの種別を選択するための操作画面画像P2が操作表示部401に表示される。
【0124】
操作画面画像P2において「損券入金の方法」を選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図17に示した操作画面画像P21と操作説明画像Q21が操作表示部401に表示される。操作説明画像Q21には、損券入金処理に関するトレーニングモードを開始することを説明する説明文と、損券入金処理に関するトレーニングモードを開始するための開始アイコン(「開始」と記載されたアイコン)とが設けられている。
【0125】
図17に示した操作説明画像Q21において開始アイコンを選択するための操作(画像遷移操作)が操作表示部401に与えられると、
図18に示した次の操作画面画像P22と次の操作説明画像Q22が操作表示部401に表示される。操作画面画像P22には、紙幣処理装置11から紙幣を出金させるための出金アイコン(「抜き取り」と記載されたアイコン)と、紙幣処理装置11の紙幣投出部102から出金された紙幣を取り出すことを促す画像とが設けられている。また、操作説明画像Q22には、紙幣処理装置11の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q23に遷移するための前進アイコン(「次へ」と記載されたアイコン)と、1つ前の操作説明画像Q21に遷移するための後退アイコン(「戻る」と記載されたアイコン)とが設けられている。
【0126】
図18に示した操作画面画像P22において出金アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、トレーニング制御部50は、その操作に応答して紙幣処理装置11において紙幣の出金処理が行われるように紙幣処理装置11の動作を制御する。紙幣処理装置11における紙幣の出金処理では、紙幣収納部105に収納されている紙幣が紙幣搬送部106に繰り出されて紙幣投出部102に搬送される。なお、損券入金処理に関するトレーニングモードでは、損券として代用される紙幣の金種と枚数が予め定められている。例えば、記憶部402に記憶されているトレーニング情報には、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて損券として代用される紙幣の金種と枚数を示す代用紙幣情報が含まれている。そして、トレーニング制御部50は、代用紙幣情報に示された金種が割り当てられている紙幣収納部105から代用紙幣情報に示された枚数の紙幣が紙幣搬送部106に繰り出されて紙幣投出部102に搬送されるように、紙幣処理装置11の動作を制御する。この例では、損券として代用される紙幣の金種が「千円札のE券」に設定され、損券として代用される紙幣の枚数が「1枚」に設定されている。
【0127】
そして、紙幣処理装置11から出金された紙幣が取り出された後に、
図18に示した操作説明画像Q22において前進アイコンを選択するための操作(画像遷移操作)が操作表示部401に与えられると、
図19に示した次の操作画面画像P23と次の操作説明画像Q23が操作表示部401に表示される。操作画面画像P23には、紙幣処理装置11から取り出された紙幣を有価媒体投入部301にセットすることを促す画像と、有価媒体投入部301にセットされた紙幣を有価媒体処理装置13に入金するための入金アイコン(「計数開始」と記載されたアイコン)と、有価媒体投入部301にセットされた紙幣の種別を入力するための種別入力領域とが設けられている。この例では、操作画面画像P23の種別入力領域には、「損/旧券」が入力される。また、操作説明画像Q23には、有価媒体処理装置13の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q24に遷移するための前進アイコンと、1つ前の操作説明画像Q22に遷移するための後退アイコンとが設けられている。
【0128】
操作画面画像P23において入金アイコンを選択する操作が操作表示部401に与えられると、トレーニング制御部50は、その操作に応答して有価媒体処理装置13において有価媒体(すなわち紙幣処理装置11から出金されて損券として取り扱われている紙幣)の入金処理が行われるように有価媒体処理装置13の動作を制御する。有価媒体処理装置13における有価媒体の入金処理では、有価媒体投入部301に投入された有価媒体が撮像部306に搬送されて撮像部306において有価媒体の撮像画像が取得され、その後、撮像部306において撮像された有価媒体が有価媒体一時保留部303に搬送されて一時的に保留(収納)される。トレーニング制御部50は、撮像部306において取得された有価媒体の種別を推定する。
【0129】
そして、有価媒体処理装置13に有価媒体が入金された後に、
図19に示した操作説明画像Q23において前進アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図20に示した次の操作画面画像P24と次の操作説明画像Q24が操作表示部401に表示される。操作画面画像P24には、撮像部306において取得された有価媒体の撮像画像と、有価媒体の種別を入力するための種別入力領域とが設けられている。なお、操作画面画像P24の種別入力領域には、トレーニング制御部50において推定された有価媒体の種別(この例では千円札のE券)がデフォルト値として予め入力されている。また、操作説明画像Q24には、操作画面画像P24の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q25に遷移するための前進アイコンと、1つ前の操作説明画像Q23に遷移するための後退アイコンとが設けられている。
【0130】
図20に示した操作画面画像P24において種別入力領域に入力されている有価媒体の種別を変更するための操作が操作表示部401に与えられると、操作画面画像P24の種別入力領域に入力されている有価媒体の種別が変更される。
【0131】
そして、
図20に示した操作説明画像Q24において前進アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図21に示した次の操作画面画像P25と次の操作説明画像Q25が操作表示部401に表示される。操作画面画像P25には、1つ前の操作画面画像P24の種別入力領域に入力された有価媒体の種別(この例では千円札のE券)が表示される種別表示領域と、伝票金額を入力するための伝票金額入力欄(「入金伝票」と記載された欄)とが設けられている。操作説明画像Q25には、操作画面画像P25の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q26に遷移するための前進アイコンと、1つ前の操作説明画像Q24に遷移するための後退アイコンとが設けられている。損券入金処理そのもののトレーニングはここで終了し、以降は原状復帰のための後処理が行われる。
【0132】
図21に示した操作画面画像P25の伝票金額入力欄に対する伝票金額の入力が完了して、
図21に示した操作説明画像Q25において前進アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図22に示した次の操作画面画像P26と次の操作説明画像Q26が操作表示部401に表示される。操作画面画像P26は、出納機10における各種処理(損券の出金処理を含む各種処理)を選択することができる操作画面画像である。操作説明画像Q26には、操作画面画像P26の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q27に遷移するための前進アイコンと、1つ前の操作説明画像Q25に遷移するための後退アイコンとが設けられている。
【0133】
そして、
図22に示した操作画面画像P26において損券の出金処理(「損券部」と記載された領域)を選択するための操作が操作表示部401に与えられた後に、
図22に示した操作説明画像Q26において前進アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図23に示した次の操作画面画像P27と操作説明画像Q27が操作表示部401に表示される。操作画面画像P27には、有価媒体処理装置13から出金すべき有価媒体の種別と枚数を入力するための出金情報入力領域が設けられている。なお、操作画面画像P27の出金情報入力領域には、上述のトレーニングによって有価媒体処理装置13に入金された紙幣の金種と枚数(この例では千円札のE券と1枚)がデフォルト値として予め入力されている。また、操作説明画像Q27には、操作画面画像P27の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q28に遷移するための前進アイコンと、1つ前の操作説明画像Q26に遷移するための後退アイコンとが設けられている。
【0134】
図23に示した操作画面画像P27において出金情報入力領域に入力されている有価媒体の種別と枚数を変更するための操作が操作表示部401に与えられると、操作画面画像P27の出金情報入力領域に入力されている有価媒体の種別と枚数が変更される。なお、操作画面画像P27の出金情報入力領域には、上述のトレーニングによって有価媒体処理装置13に入金された紙幣の金種と枚数(この例では千円札のE券と1枚)がデフォルト値として予め入力されているので、通常は、デフォルト値のまま次の処理が行われる。
【0135】
そして、
図23に示した操作説明画像Q27において前進アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図24に示した次の操作画面画像P28と次の操作説明画像Q28が操作表示部401に表示される。操作画面画像P28には、有価媒体処理装置13から有価媒体(すなわち損券入金処理のトレーニングに使用された紙幣)を出金させるための出金アイコン(「抜き取り」と記載されたアイコン)と、有価媒体処理装置13の有価媒体投出部302から出金された紙幣を取り出すことを促す画像とが設けられている。また、操作説明画像Q28には、有価媒体処理装置13の操作に関する説明文と、次の操作説明画像Q29に遷移するための前進アイコンと、1つ前の操作説明画像Q27に遷移するための後退アイコンとが設けられている。
【0136】
図24に示した操作画面画像P28において出金アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、トレーニング制御部50は、その操作に応答して有価媒体処理装置13において有価媒体の出金処理が行われるように有価媒体処理装置13の動作を制御する。有価媒体処理装置13における有価媒体の出金処理では、有価媒体一時保留部303に一時的に保留されている紙幣(この例では1枚の千円札のE券)が有価媒体搬送部305に繰り出されて有価媒体投出部302に搬送される。
【0137】
そして、有価媒体処理装置13から出金された有価媒体が取り出された後に、
図24に示した操作説明画像Q28において前進アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、
図25に示した次の操作画面画像P29と次の操作説明画像Q29が操作表示部401に表示される。操作画面画像P29には、有価媒体処理装置13から取り出された有価媒体(すなわち損券入金処理のトレーニングに使用された紙幣)を紙幣処理装置11の紙幣投入部101にセットすることを促す画像と、紙幣投入部101にセットされた有価媒体を紙幣処理装置11に入金するための入金アイコン(「返却」と記載されたアイコン)とが設けられている。また、操作説明画像Q29には、紙幣処理装置11の操作に関する説明文と、損券入金処理に関するトレーニングモードを終了するための終了アイコン(「終了」と記載されたアイコン)と、1つ前の操作説明画像Q28に遷移するための後退アイコンとが設けられている。
【0138】
図25に示した操作画面画像P29において入金アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、トレーニング制御部50は、その操作に応答して紙幣処理装置11において紙幣の入金処理が行われるように紙幣処理装置11の動作を制御する。紙幣処理装置11における紙幣の入金処理では、紙幣投入部101に投入された紙幣が紙幣識別部107に搬送されて紙幣識別部107において識別され、その後、紙幣識別部107において識別された紙幣が紙幣一時保留部104に搬送されて一時的に保留(収納)される。
【0139】
そして、紙幣処理装置11に紙幣が入金された後に、
図25に示した操作説明画像Q29において終了アイコンを選択するための操作が操作表示部401に与えられると、トレーニング制御部50は、トレーニングモードを終了する。また、トレーニング制御部50は、紙幣一時保留部104に一時的に保留されている紙幣が紙幣識別部107における識別結果に応じて紙幣収納部105(すなわち損券入金処理のトレーニングに使用された紙幣が収納されていた紙幣収納部105)に搬送されて収納されるように紙幣処理装置11の動作を制御する。
【0140】
〔入出金管理処理〕
なお、損券入金処理に関するトレーニングモードでは、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11における紙幣の入出金を管理するための処理(入出金管理処理)を行う。次に、
図26を参照して、出金管理処理について説明する。
【0141】
〈ステップS21,S22〉
トレーニング制御部50は、トレーニングモードにおいて紙幣処理装置11から紙幣が出金されたか否かを監視する。トレーニングモードにおいて紙幣処理装置11から紙幣が出金されると、トレーニング制御部50は、紙幣識別部107における紙幣(紙幣処理装置11から出金された紙幣)の識別結果および計数結果に基づいて紙幣処理装置11から出金された紙幣の金額(具体的には金種別枚数)を示す出金情報を取得し、その出金情報を記憶部402に記憶する。また、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11から紙幣が出金されると計時を開始する。
【0142】
〈ステップS23〉
次に、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11から紙幣が出金されてから予め定められた所定時間が経過しているか否かを判定する。紙幣処理装置11から紙幣が出金されてから所定時間が経過していない場合には、ステップS24へ進み、そうでない場合には、ステップS27へ進む。
【0143】
〈ステップS24〉
紙幣処理装置11から紙幣が出金されてから所定時間が経過していない場合、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11に紙幣が入金されたか否かを判定する。紙幣処理装置11に紙幣が返却されている場合には、ステップS25へ進み、そうでない場合には、ステップS23へ進む。なお、トレーニング制御部50は、トレーニングモードにおいて紙幣処理装置11に紙幣が入金されると、紙幣識別部107における紙幣(紙幣処理装置11に入金された紙幣)の識別結果および計数結果に基づいて紙幣処理装置11に入金された紙幣の金額(具体的には金種別枚数)を示す入金情報を取得する。
【0144】
〈ステップS25〉
紙幣処理装置11に紙幣が返却されている場合、トレーニング制御部50は、出金情報に示された紙幣の金額(具体的には金種別枚数)と入金情報に示された紙幣の金額(具体的には金種別枚数)とが一致するか否かを判定する。出金情報と入金情報とが一致している場合、処理を終了する。一方、出金情報と入金情報とが一致していない場合には、ステップS26へ進む。
【0145】
〈ステップS26〉
紙幣処理装置11の出金情報と入金情報とが一致していない場合、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11の出金情報と入金情報との不一致(紙幣の金額の不一致、具体的には紙幣の金種別枚数の不一致)を報知するため情報(不一致報知情報)を出力する。例えば、トレーニング制御部50は、不一致報知情報を示す画像(不一致報知画像)を操作表示部401の表示部401bに表示させる。なお、トレーニング制御部50は、不一致報知画像を管理コンピュータ40やタブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器に表示させるように構成されてもよい。また、不一致報知画像には、過不足が生じている紙幣の金種および枚数を示す過不足情報が含まれていてもよい。すなわち、トレーニング制御部50は、不一致報知情報とともに過不足情報を出力するように構成されていてもよい。
【0146】
〈ステップS27〉
また、ステップS23において紙幣処理装置11から紙幣が出金されてから所定時間が経過していると判定された場合、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11に貨幣が入金されていないことを報知するため情報(未入金報知情報)を出力する。例えば、トレーニング制御部50は、未入金報知情報を示す画像(未入金報知画像)を操作表示部401の表示部401bに表示させてもよい。なお、トレーニング制御部50は、未入金報知画像を管理コンピュータ40やタブレット端末2やスマートフォン3などの外部機器に表示させるように構成されてもよい。
【0147】
〈ステップS28〉
次に、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11に紙幣が入金されたか否かを判定する。紙幣処理装置11に紙幣が返却されている場合には、ステップS25へ進み、そうでない場合には、ステップS27へ進む。
【0148】
〔損券入金処理のトレーニングに関する効果〕
以上のように、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて、損券入金処理の操作手順を説明するための操作説明情報を出力する(具体的には操作説明画像を表示部401bに表示させる)ことにより、操作者は、操作説明情報(具体的には操作説明画像)に基づいて損券入金処理の操作手順を確認することができる。これにより、紙幣処理装置11と有価媒体処理装置13とが連携して行われる損券入金処理(連携処理)の操作手順を操作者に体験させることができる。
【0149】
また、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて、操作者による画像遷移操作に応答して表示部401bに表示されている操作説明画像(損券入金処理に関する操作説明画像)を遷移させることにより、操作者に適したタイミングで操作説明画像を遷移させることができる。
【0150】
また、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて、損券入金処理に関する操作画面画像とともに損券入金処理に関する操作説明画像を表示部401bに表示することにより、操作者は、損券入金処理に関する操作画面画像と操作説明画像とを同時に確認することができる。これにより、損券入金処理の操作手順の確認を円滑に行うことができる。
【0151】
また、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて、複数の処理装置のうち連携処理において動作させるべき複数の処理装置(具体的には紙幣処理装置11と有価媒体処理装置13)を動作させることにより、操作者は、損券入金処理における処理装置の動作を確認することができる。
【0152】
また、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて紙幣処理装置11から紙幣が出金されてから予め定められた所定時間が経過するまでに紙幣処理装置11に紙幣が入金されることを条件として損券入金処理に関するトレーニングモードを終了する。これにより、紙幣の管理を適切に行うことができる。
【0153】
また、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて紙幣処理装置11から出金された紙幣の金額(具体的には金種別枚数)と紙幣処理装置11に入金された紙幣の金額(具体的には金種別枚数)とが互いに一致することを条件として損券入金処理に関するトレーニングモードを終了する。これにより、紙幣の管理を適切に行うことができる。
【0154】
特に、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて紙幣処理装置11から紙幣が出金されてから所定時間が経過するまでに紙幣処理装置11に紙幣が入金され、且つ、紙幣処理装置11から出金された紙幣の金額(具体的には金種別枚数)と紙幣処理装置11に入金された紙幣の金額(具体的には金種別枚数)とが互いに一致することを条件として損券入金処理に関するトレーニングモードを終了する。これにより、紙幣の管理を厳重に行うことができる。
【0155】
また、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて紙幣処理装置11から貨幣が出金されてから所定時間が経過するまでに紙幣処理装置に紙幣が入金されていない場合に、紙幣処理装置11に紙幣が入金されていないことを報知するため情報を出力する。これにより、紙幣処理装置11に対する紙幣の入金を操作者に促すことができるので、紙幣の管理を適切に行うことができる。
【0156】
また、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて紙幣処理装置11から出金された紙幣の金額と紙幣処理装置11に入金された紙幣の金額とが互いに一致しない場合に、紙幣の金額の不一致を報知するための情報を出力する。これにより、紙幣処理装置11における出金額と入金額とが互いに一致するように紙幣処理装置11に貨幣を入金することを操作者に促すことができるので、紙幣の管理を適切に行うことができる。
【0157】
なお、トレーニング制御部50は、損券入金処理に関するトレーニングモードにおいて紙幣処理装置11における紙幣の在高が確定されていない場合に、紙幣処理装置11による紙幣の出金を禁止するように構成されていてもよい。
【0158】
また、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11の出金情報と入金情報とが一致していない場合(ステップS26のNO)に、紙幣処理装置11に入金された紙幣が紙幣処理装置11から払い出されるように紙幣処理装置11の動作を制御してもよい。
【0159】
また、紙幣処理装置11の出金情報および入金情報には、紙幣の金種別の枚数の他に、紙幣の記番号が含まれていてもよい。この場合、紙幣処理装置11の出金情報と入金情報との一致を判定する際に、紙幣の金種別の枚数だけでなく、紙幣の記番号も考慮してもよい。例えば、ステップS25において、トレーニング制御部50は、紙幣処理装置11の出金情報と入金情報との間において紙幣の金額(金種別枚数)および記番号の全てが一致している場合に紙幣処理装置11の出金情報と入金情報とが一致していると判定し、紙幣処理装置11の出金情報と入金情報との間において紙幣の金額(金種別枚数)および記番号のうち少なくとも1つが一致していない場合に紙幣処理装置11の出金情報と入金情報とが一致していないと判定してもよい。
【0160】
(オートキャッシャの残置運用)
なお、貨幣処理システム1では、オートキャッシャ30を用いた業務が終了した後もオートキャッシャ30から貨幣を回収せずにオートキャッシャ30内に貨幣を残したままにするという運用(残置運用)が行われてもよい。このような運用が行われる場合、出納機10では、出納機10を用いた業務を終了する際に仮想入金処理が行われ、出納機10を用いた業務を再開する際(例えば翌営業日の朝)に仮想出金処理が行われることが好ましい。仮想入金処理は、オートキャッシャ30に収納されている貨幣が回収されて出納機10に入金されたと仮定して出納機10におけるオートキャッシャ30の在高情報を更新する処理(データ上の入金処理)のことである。仮想出金処理は、仮想入金処理において出納機10に入金されたと仮定された貨幣が出金されてオートキャッシャ30に返金されたと仮定して出納機10におけるオートキャッシャ30の在高情報を更新する処理(データ上の出金処理)のことである。
【0161】
次に、
図27を参照して仮想入金処理および仮想出金処理について説明する。制御部406は、出納機10を用いた業務を終了する場合に仮想入金処理が行われるように出納機10の動作を制御し、出納機10を用いた業務を再開する場合に仮想出金処理が行われるように出納機10の動作を制御する。なお、オートキャッシャ30は、オートキャッシャ30を用いた業務が終了する場合に、オートキャッシャ30に収納されている貨幣を精査してオートキャッシャ30に記憶されている在高情報を更新する処理(精査処理)を行うように構成されている。
【0162】
仮想入金処理では、制御部406は、オートキャッシャ30から在高情報を取得し、オートキャッシャ30から取得された在高情報に基づいて、記憶部402に記憶されているオートキャッシャ在高情報(オートキャッシャ30に関する在高情報)を更新する。具体的には、記憶部402に記憶されているオートキャッシャ在高情報に示された貨幣の在高に、オートキャッシャ30から取得された在高情報に示された貨幣の在高が加算される。これにより、記憶部402に記憶されているオートキャッシャ在高情報は、
図27の左側に図示された在高情報から
図27の右側に図示された在高情報に更新される。なお、制御部406は、仮想入金処理においてオートキャッシャ30から取得された在高情報を記憶部402に別途記憶する。
【0163】
仮想出金処理では、制御部406は、仮想入金処理においてオートキャッシャ30から取得された在高情報に基づいて、記憶部402に記憶されているオートキャッシャ在高情報を更新する。具体的には、記憶部402に記憶されているオートキャッシャ在高情報に示された貨幣の在高から、仮想入金処理においてオートキャッシャ30から取得された在高情報に示された貨幣の在高が減算される。これにより、記憶部402に記憶されているオートキャッシャ在高情報は、
図27の右側に図示された在高情報から
図27の左側に図示された在高情報に更新される。
【0164】
以上のように、出納機10において仮想入金処理および仮想出金処理が行われることにより、オートキャッシャ30の残置運用を行う場合であっても出納機10においてオートキャッシャ30の在高情報を管理することができる。また、操作者の手入力によって出納機10におけるオートキャッシャ30の在高情報を更新する場合よりも、出納機10におけるオートキャッシャ30の在高情報の更新を容易に行うことができる。
【0165】
(硬貨処理装置の回収処理)
また、貨幣処理システム1では、硬貨処理装置12に収納されている貨幣を硬貨処理装置12外へ回収するための処理(硬貨回収処理)が行われてもよい。すなわち、制御部406は、操作表示部401の操作部401aに与えられた硬貨回収操作(硬貨回収処理を行うことを指示するための操作)に応答して、硬貨回収処理が行われるように硬貨処理装置12の動作を制御するように構成されていてもよい。硬貨回収処理では、出金箱210の底板210aが開放され、硬貨収納部205に収納されている硬貨が硬貨搬送部208に繰り出されて硬貨搬送部208と出金識別部209と出金シュートC4と出金箱210と回収シュートC5とを順に通過して回収部211に導かれる。また、制御部406は、硬貨回収処理の開始前に硬貨収納部205における硬貨の在高を示す硬貨在高情報を取得し、硬貨回収処理における計数結果(すなわち出金識別部209の計数結果)に示された硬貨の在高と硬貨回収処理の開始前に取得された硬貨在高情報に示された硬貨の在高(すなわち硬貨回収処理の開始前における硬貨収納部205の硬貨の在高)とが互いに一致している場合に、硬貨回収処理が正常に行われたと判定する。
【0166】
〔非エンプティ対応制御〕
また、制御部406は、非エンプティ対応制御を行うように構成されていてもよい。非エンプティ対応制御では、制御部406は、硬貨回収処理の開始前に回収部211がエンプティ状態(空の状態)になっていない場合に、硬貨回収処理を開始せずに回収部211がエンプティ状態になっていないことを報知するための情報(非エンプティ報知情報)を出力する。例えば、制御部406は、
図28に示すような非エンプティ報知画像(非エンプティ報知情報を示す画像)を表示部401bに表示させる。さらに、非エンプティ対応制御では、制御部406は、非エンプティ報知情報の出力後に操作者による回収強行操作が操作表示部401の操作部401aに与えられると、回収強行操作に応答して硬貨回収処理が行われるように硬貨処理装置12を制御する。例えば、
図28に示すように、硬貨回収処理の強行を指示するためのアイコン(
図28では「はい」)が非エンプティ報知画像に設けられており、そのアイコンが選択されると、制御部406は、硬貨回収処理が行われるように硬貨処理装置12の動作を制御する。この場合、硬貨回収処理の終了後の回収部211には、硬貨回収処理により回収された硬貨と回収部211に元々収納されていた硬貨とが混在しているので、回収部211に収納されている硬貨に対して計数処理や分類処理が必要に応じて行われる。
【0167】
〔在高不定回収制御〕
また、制御部406は、在高不定回収制御を行うように構成されていてもよい。在高不定回収制御では、制御部406は、硬貨回収処理の開始前に硬貨処理装置12における硬貨の在高が確定されていない場合に、硬貨回収処理が行われるように硬貨処理装置12を制御し、且つ、硬貨処理装置12における硬貨の在高が確定されていないことを報知するための情報(在高不定報知情報)を出力する。例えば、制御部406は、
図29に示すような在高不定報知画像(在高不定報知情報を示す画像)を表示部401bに表示させる。
【0168】
〔異常回収制御〕
また、制御部406は、異常回収制御を行うように構成されていてもよい。異常回収制御では、制御部406は、硬貨回収処理の途中において硬貨処理装置12において異常(例えば識別不能硬貨や多重送り硬貨など)が発生した場合に、硬貨処理装置12に硬貨回収処理を継続させた状態で、硬貨処理装置12に異常が発生していることを報知するための情報(異常報知情報)を出力する。例えば、制御部406は、
図30に示すような異常報知画像(異常報知情報を示す画像)を表示部401bに表示させる。
【0169】
〔差額報知制御〕
また、制御部406は、差額報知制御を行うように構成されていてもよい。差額報知制御では、制御部406は、硬貨回収処理の開始前に硬貨収納部205における硬貨の在高を示す硬貨在高情報を取得し、硬貨回収処理における計数結果(すなわち出金識別部209の計数結果)に示された硬貨の在高と硬貨回収処理の開始前に取得された硬貨在高情報に示された硬貨の在高(すなわち硬貨回収処理の開始前における硬貨収納部205の硬貨の在高)との間に差額がある場合に、硬貨回収処理における計数結果と硬貨回収処理の開始前の硬貨収納部205の在高情報との間に差額があることを報知するための情報(差額報知情報)を出力する。例えば、制御部406は、
図31に示すような差額報知画像(差額報知情報を示す画像)を表示部401bに表示させる。
【0170】
〔機内確認報知制御〕
また、制御部406は、機内確認報知制御を行うように構成されていてもよい。機内確認報知制御では、制御部406は、硬貨回収処理の途中において硬貨処理装置12において異常(例えばリジェクト)が発生して硬貨回収処理における計数結果が不定となっている場合(または、硬貨回収処理における計数結果と硬貨回収処理の開始前の硬貨収納部205の在高情報との間に差額がある場合)に、硬貨処理装置12の機内確認が必要であることを報知するための情報(機内確認情報)を出力する。例えば、制御部406は、
図32に示すような機内確認報知画像(機内確認報知情報を示す画像)を表示部401bに表示させる。そして、操作者は、硬貨処理装置12内を確認し、硬貨処理装置12内に硬貨が残留していないかチェックする。このように、硬貨回収処理における計数結果が不定となっている場合や、硬貨回収処理における計数結果と硬貨回収処理の開始前の硬貨収納部205の在高情報との間に差額がある場合に、機内確認情報を出力することにより、違算トラブルを事前に防止することができる。
【0171】
(その他の実施形態)
なお、以上の説明では、トレーニングモードにおいて紙幣に関する処理が行われる場合を例に挙げたが、トレーニングモードにおいて硬貨に関する処理が行われる場合も同様の効果を得ることが可能である。
【0172】
また、貨幣処理システム1では、貨幣処理システム1において管理されていない貨幣(外部貨幣)を用いてトレーニングモードが行われてもよい。このようなトレーニングモードでは、複数の処理装置のうち貨幣処理装置に該当する処理装置(具体的には紙幣処理装置11と硬貨処理装置12と有価媒体処理装置13と貨幣保管装置20とオートキャッシャ30)に外部貨幣が入金され、トレーニングの終了後に、その処理装置から外部貨幣が出金される。この場合、トレーニング制御部50は、トレーニングモードにおいて貨幣処理装置に該当する処理装置から出金された貨幣の金額(具体的には金種別枚数)とその処理装置に入金された貨幣の金額とが互いに一致することを条件としてトレーニングモードを終了するように構成されていてもよい。
【0173】
また、以上の説明では、トレーニング制御部50がトレーニングモードにおいて操作説明情報(連携処理の操作手順を説明するための情報)を示す操作説明画像を操作表示部401の表示部401bに表示させる場合を例に挙げたが、トレーニング制御部50は、トレーニングモードにおいて操作説明情報を画像として出力するとともに(または操作説明情報を画像として出力する代わりに)操作説明情報を音声として出力するように構成されていてもよい。例えば、トレーニング制御部50は、操作説明情報を読み上げる音声をスピーカなどの音声出力部(図示を省略)に出力させるように構成されていてもよい。
【0174】
以上の実施形態を適宜組み合わせて実施してもよい。以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、ここに開示する技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。