【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様では、本発明は、被験体における細菌性膣炎(BV)の存在または非存在を決定するための方法を提供する。一部の実施形態では、方法は、一般に以下のステップ:(a)BVを有することが疑われる被験体からの試料を用意するステップ;(b)試料中のLactobacillus sp.、G.vaginalis、およびEggerthella sp.の検出のためのアッセイを行うステップ;(c)Lactobacillus sp.、G.vaginalis、およびEggerthella sp.のそれぞれに陽性または陰性のいずれかのステータスを検出アッセイに基づいて割り当てるステップ;ならびに(d)ステップ(c)からの割り当てられたLactobacillus sp.ステータス、G.vaginalisステータスおよびEggerthella sp.ステータスの組合せに基づいて被験体におけるBVの存在または非存在を決定するステップであって、(i)G.vaginalisとEggerthella sp.両方について陰性のステータスは、被験体におけるBVの非存在を示し、(ii)G.vaginalisとEggerthella sp.両方について陽性のステータスは、被験体におけるBVの存在を示し、(iii)Lactobacillus sp.のステータスが陽性である場合には、G.vaginalisおよびEggerthellaの少なくとも一方について陰性のステータスは、被験体におけるBVの非存在を示し、(iv)Lactobacillus sp.のステータスが陰性である場合には、G.vaginalisおよびEggerthellaの少なくとも一方について陽性のステータスは、被験体におけるBVの存在を示す、ステップを含む。他の実施形態では、方法は、一般に以下のステップ:(a)BVを有することが疑われる被験体からの試料を用意するステップ;(b)試料中のLactobacillus sp.およびG.vaginalisの検出のためのアッセイを行うステップ;(c)Lactobacillus sp.およびG.vaginalisのそれぞれに陽性または陰性のいずれかのステータスを検出アッセイに基づいて割り当てるステップ;ならびに(d)ステップ(c)からの割り当てられたLactobacillus sp.ステータスおよびG.vaginalisステータスの組合せに基づいて被験体におけるBVの存在または非存在を決定するステップであって、(i)G.vaginalisについて陰性のステータスは、被験体におけるBVの非存在を示し、(ii)G.vaginalisのステータスが陽性である場合には、Lactobacillus sp.について陽性のステータスは被験体におけるBVの非存在を示し、Lactobacillus sp.について陰性のステータスは被験体におけるBVの存在を示す、ステップを含む。
【0010】
上記のとおりのBVを診断するための方法の一部の実施形態では、Lactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.の検出のためのアッセイ、またはLactobacillus sp.およびG.vaginalisの検出のためのアッセイは、核酸に基づく検出アッセイである。一部の実施形態では、Lactobacillus sp.は、膣マイクロバイオームからのものである。一部の実施形態では、Eggerthella sp.は、膣マイクロバイオームからのものである。特に適切な核酸に基づく検出アッセイには、例えば、リアルタイムで行われ得る、等温増幅反応(例えば、転写媒介性増幅(TMA)反応)を含むアッセイなどの、増幅に基づくアッセイが含まれる。ある特定の実施形態では、核酸に基づく検出アッセイは、Lactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.の16S rRNA、またはLactobacillus sp.およびG.vaginalisの16S rRNAを標的とする。特定のバリエーションでは、核酸に基づく検出アッセイは、(i)配列番号1の約91位のヌクレオチドから約265位のヌクレオチドの領域に対応するLactobacillus sp.16S rRNA領域、(ii)配列番号3の約964位のヌクレオチドから約1036位のヌクレオチドの領域に対応するG.vaginalis 16S rRNA領域、および/または(iii)配列番号4の約165位のヌクレオチドから約259位のヌクレオチドの領域に対応するEggerthella sp.16S rRNA領域を標的とする。
【0011】
核酸に基づく検出アッセイを含む上記のとおりのBVを診断するための方法の、ある特定の実施形態では、アッセイは、以下のステップ:
(1)試料を、
Lactobacillus sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列または配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列(target-hybridizing sequence)を含み、(ii)第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号6のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、
G.vaginalis標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号12のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマー、ならびに
Eggerthella sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のEggerthella特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号16のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のEggerthella特異的増幅オリゴマー
と接触させるステップ;
(2)in vitro核酸増幅反応を行うステップであって、任意のLactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.標的核酸が、試料中に存在する場合、Lactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.標的領域に対応する1つまたは複数の増幅産物を生成するための鋳型として使用される、ステップ;ならびに
(3)1つまたは複数の増幅産物の存在または非存在を検出するステップ
を含む、増幅に基づくアッセイである。
【0012】
核酸に基づく検出アッセイを含む、BVを診断するための方法の他の実施形態では、アッセイは、以下のステップ:
(1)試料を、
Lactobacillus sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列または配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号6のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、ならびに
G.vaginalis標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号12のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマー
と接触させるステップ;
(2)in vitro核酸増幅反応を行うステップであって、任意のLactobacillus sp.およびG.vaginalis標的核酸が、試料中に存在する場合、Lactobacillus sp.およびG.vaginalis標的領域に対応する1つまたは複数の増幅産物を生成するための鋳型として使用される、ステップ;ならびに
(3)1つまたは複数の増幅産物の存在または非存在を検出するステップ
を含む、増幅に基づくアッセイである。
【0013】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイを含む、BVを診断するための方法の一部のバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45もしくは配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列を含み;第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号6のヌクレオチド配列を含み;第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列を含み;第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号12のヌクレオチド配列を含み;第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列を含み;および/または第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号16のヌクレオチド配列を含む。一部のそのような実施形態では、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45もしくは配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列からなり;第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号6のヌクレオチド配列からなり;第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列からなり;第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号12のヌクレオチド配列からなり;第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列からなり;および/または第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号16のヌクレオチド配列からなる。
【0014】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイを含む、BVを診断するための方法の一部のバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させ、ここで、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む。一部のそのような実施形態では、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列を含む。特定のバリエーションでは、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列からなる。
【0015】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイを含む、BVを診断するための方法の一部の実施形態では、第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーおよび第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーの少なくとも1つ(または第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーおよび第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーの少なくとも一方)は、それぞれの、標的にハイブリダイズする配列(the respective target-hybridizing sequence)の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列が、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させる、一部のそのような実施形態では、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。特に適切なプロモーター配列は、例えば、配列番号7の残基1〜27のヌクレオチド配列を有するプロモーター配列などの、T7プロモーター配列である。具体的なバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7のヌクレオチド配列を有し、第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13のヌクレオチド配列を有し、および/または第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号17のヌクレオチド配列を有する。試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させる上記のとおりの一部の実施形態では、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号8のヌクレオチド配列を有する。
【0016】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイを含む、BVを診断するための方法の、ある特定の実施形態では、方法は、ステップ(2)の前に試料中の他の構成成分から、存在する場合には、Lactobacillus、G.vaginalisおよびEggerthella標的核酸を精製するまたはLactobacillusおよびG.vaginalis標的核酸を精製するステップをさらに含む。一部のそのような実施形態では、精製するステップは、試料を、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合した(covalently attached)、標的にハイブリダイズする配列を含む少なくとも1つの捕捉プローブオリゴマーと接触させるステップを含む。例えば、試料を、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマー、G.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマー、およびEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーと接触させてもよく、ここで、Lactobacillus特異的、G.vaginalis特異的、およびEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーのそれぞれは、Lactobacillus、G.vaginalisまたはEggerthella標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列(capture probe target-hybridizing sequence)をそれぞれ含み、ここで、Lactobacillus特異的、G.vaginalis特異的、およびEggerthella特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列のそれぞれは、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。Lactobacillus sp.およびG.vaginalisの検出を対象とする一部の実施形態では、試料を、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマーおよびG.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーと接触させてもよく、ここで、Lactobacillus特異的およびG.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーのそれぞれは、LactobacillusまたはG.vaginalis標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列をそれぞれ含み、ここで、Lactobacillus特異的およびG.vaginalis特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列のそれぞれは、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。具体的なバリエーションでは、Lactobacillus特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号5の残基1〜12のヌクレオチド配列に実質的に対応し、G.vaginalis特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号11の残基1〜17のヌクレオチド配列に実質的に対応し、および/またはEggerthella特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号15の残基1〜21のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部の実施形態では、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号5のヌクレオチド配列を有し、G.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号11のヌクレオチド配列を有し、および/またはEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号15のヌクレオチド配列を有する。
【0017】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイを含む、BVを診断するための方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、(i)1つまたは複数の増幅産物を、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のLactobacillus特異的検出プローブ、G.vaginalis標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のG.vaginalis特異的検出プローブ、およびEggerthella sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のEggerthella特異的検出プローブと、接触させるステップ、ならびに(ii)標的にハイブリダイズした任意のLactobacillus特異的、G.vaginalis特異的および/またはEggerthella特異的検出プローブの存在または非存在を検出するステップを含む。上記のとおりのLactobacillus sp.およびG.vaginalisの検出のための増幅に基づく検出アッセイを含む、BVを診断するための方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、(i)1つまたは複数の増幅産物を、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のLactobacillus特異的検出プローブ、およびG.vaginalis標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のG.vaginalis特異的検出プローブと、接触させるステップ、ならびに(ii)標的にハイブリダイズした任意のLactobacillus特異的および/またはG.vaginalis特異的検出プローブの存在または非存在を検出するステップを含む。一部の実施形態では、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号9に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、配列番号14の残基1〜19に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み、および/または第1のEggerthella特異的検出プローブは、配列番号18に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含む。具体的なバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号9のヌクレオチド配列を有し、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、配列番号14のヌクレオチド配列を有し、および/または第1のEggerthella特異的検出プローブは、配列番号18のヌクレオチド配列を有する。上記のとおりの一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、1つまたは複数の増幅産物を、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第2のLactobacillus特異的検出プローブと接触させるステップをさらに含み、ここで、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号10の残基6〜21に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み;一部のそのような実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号10のヌクレオチド配列を有する。
【0018】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイと第1のLactobacillus特異的検出プローブ、第1のG.vaginalis特異的検出プローブおよび第1のEggerthella特異的検出プローブの使用(または第1のLactobacillus特異的検出プローブおよび第1のG.vaginalis特異的検出プローブの使用)とを含む、BVを診断するための方法の、ある特定の実施形態では、前記プローブのそれぞれは標識を含む。1つまたは複数の増幅産物を第2のLactobacillus特異的検出プローブと接触させることをさらに含む一部の実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは標識を含む。特に適切な標識には、化学発光標識および蛍光標識が含まれる。
【0019】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイと標識された検出プローブの使用とを含む、BVを診断するための方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、増幅するステップ(2)の間に行われる。一部のそのようなバリエーションでは、各検出プローブは、蛍光標識およびクエンチャーを含む。蛍光標識およびクエンチャーを含む、特に適切な検出プローブには、分子トーチ、分子ビーコン、およびTaqMan検出プローブが含まれる。
【0020】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイと検出プローブの使用とを含む、BVを診断するための方法の、ある特定の実施形態では、第1のLactobacillus特異的検出プローブ、第1のG.vaginalis特異的検出プローブおよび第1のEggerthella特異的検出プローブの少なくとも1つ(または第1のLactobacillus特異的検出プローブおよび第1のG.vaginalis特異的検出プローブの少なくとも一方)は、標的にハイブリダイズしない配列をさらに含む。1つまたは複数の増幅産物を第2のLactobacillus特異的検出プローブと接触させることをさらに含む一部の実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、標識にハイブリダイズしない配列をさらに含む。上記のとおりの一部のそのようなバリエーションでは、検出プローブのいずれか1つ(例えばそれぞれ)は、分子トーチまたは分子ビーコンである。
【0021】
上記のとおりの増幅に基づく検出アッセイを含む、BVを診断するための方法の一部の実施形態では、ステップ(2)での増幅反応は、等温増幅反応である。特定のバリエーションでは、等温増幅反応は、転写媒介性増幅(TMA)反応である。ある特定の実施形態では、等温増幅反応は、リアルタイム増幅反応である。
【0022】
上記のとおりのBVを診断するための方法の一部の実施形態では、方法は、BVに関連する10以下の細菌属の検出を含む。例えば、ある特定のバリエーションでは、方法は、BVに関連する5以下の細菌属の検出を含む。具体的なバリエーションでは、方法は、Lactobacillus、GardnerellaおよびEggerthella以外のBVに関連する細菌属の検出を含まない。別の具体的なバリエーションでは、方法は、LactobacillusおよびGardnerella以外のBVに関連する細菌属の検出を含まない。
【0023】
上記のとおりのBVを診断するための方法の一部の実施形態では、BVの存在が被験体において示された場合には、方法は、BVのための処置レジメン(treatment regime)を被験体に施すステップをさらに含む。
【0024】
上記のとおりのBVを診断するための方法の一部の実施形態では、方法は、被験体におけるBVを監視するための方法であり、被験体は、ステップ(a)の前にBVのための処置レジメンを受けている。一部のそのようなバリエーションでは、BVの存在が被験体において示された場合には、方法は、(i)BVのための処置レジメンを被験体に施すステップまたは(ii)BVのための異なる処置レジメンを被験体に施すステップのいずれかをさらに含む。
【0025】
別の態様では、本発明は、多重検出方法を提供する。一部の実施形態では、多重検出方法は、試料中のLactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.のそれぞれ(each of each of)についての存在または非存在を決定するためのものである。方法は、一般に以下のステップ:
(1)Lactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.の少なくとも1つを含有することが疑われる試料を、
(a)Lactobacillus sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列または配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号6のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、
(b)G.vaginalis標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号12のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマー、ならびに
(c)Eggerthella sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のEggerthella特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号16のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のEggerthella特異的増幅オリゴマー
と接触させるステップ;
(2)in vitro核酸増幅反応を行うステップであって、任意のLactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.標的核酸が、試料中に存在する場合、Lactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.標的領域に対応する1つまたは複数の増幅産物を生成するための鋳型として使用される、ステップ;ならびに
(3)1つまたは複数の増幅産物の存在または非存在を検出し、それにより試料中のLactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.の存在または非存在を決定するステップ
を含む。
【0026】
他の実施形態では、多重検出方法は、試料中のLactobacillus sp.およびG.vaginalisのそれぞれ(each of each of)についての存在または非存在を決定するためのものである。方法は、一般に以下のステップ:
(1)Lactobacillus sp.およびG.vaginalisの少なくとも一方を含有することが疑われる試料を、
(a)Lactobacillus sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列または配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号6のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、ならびに
(b)G.vaginalis標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号12のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマー
と接触させるステップ;
(2)in vitro核酸増幅反応を行うステップであって、任意のLactobacillus sp.およびG.vaginalis標的核酸が、試料中に存在する場合、Lactobacillus sp.およびG.vaginalis標的領域に対応する1つまたは複数の増幅産物を生成するための鋳型として使用される、ステップ;ならびに
(3)1つまたは複数の増幅産物の存在または非存在を検出し、それにより試料中のLactobacillus sp.およびG.vaginalisの存在または非存在を決定するステップ
を含む。
【0027】
上記のとおりの多重方法の一部のバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45もしくは配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列を含み;第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号6のヌクレオチド配列を含み;第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列を含み;第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号12のヌクレオチド配列を含み;第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列を含み;および/または第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号16のヌクレオチド配列を含む。一部のそのような実施形態では、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45もしくは配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列からなり;第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号6のヌクレオチド配列からなり;第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列からなり;第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号12のヌクレオチド配列からなり;第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列からなり;および/または第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号16のヌクレオチド配列からなる。
【0028】
上記のとおりの多重方法の一部のバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させ、ここで、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む。一部のそのような実施形態では、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列を含む。特定のバリエーションでは、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列からなる。
【0029】
上記のとおりの多重方法の一部の実施形態では、第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーおよび第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーの少なくとも1つ(第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーおよび第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーの少なくとも一方)は、それぞれの、標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列が、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させる、一部のそのような実施形態では、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。特に適切なプロモーター配列は、例えば、配列番号7の残基1〜27のヌクレオチド配列を有するプロモーター配列などの、T7プロモーター配列である。具体的なバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7のヌクレオチド配列を有し、第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13のヌクレオチド配列を有し、および/または第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号17のヌクレオチド配列を有する。試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させる上記のとおりの一部の実施形態では、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号8のヌクレオチド配列を有する。
【0030】
上記のとおりの多重方法の、ある特定の実施形態では、方法は、ステップ(2)の前に試料中の他の構成成分から、存在する場合、Lactobacillus、G.vaginalisおよびEggerthella標的核酸を精製するまたはLactobacillusおよびG.vaginalis標的核酸を精製するステップをさらに含む。一部のそのような実施形態では、精製するステップは、試料を、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合した、標的にハイブリダイズする配列を含む少なくとも1つの捕捉プローブオリゴマーと接触させるステップを含む。例えば、試料を、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマー、G.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマー、およびEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーと接触させてもよく、ここで、Lactobacillus特異的、G.vaginalis特異的、およびEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーのそれぞれは、Lactobacillus、G.vaginalisまたはEggerthella標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列をそれぞれ含み、ここで、Lactobacillus特異的、G.vaginalis特異的、およびEggerthella特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列のそれぞれは、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。Lactobacillus sp.およびG.vaginalisの検出を対象とする一部の実施形態では、試料を、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマーおよびG.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーと接触させてもよく、ここで、Lactobacillus特異的およびG.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーのそれぞれは、LactobacillusまたはG.vaginalis標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列をそれぞれ含み、ここで、Lactobacillus特異的およびG.vaginalis特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列のそれぞれは、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。具体的なバリエーションでは、Lactobacillus特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号5の残基1〜12のヌクレオチド配列に実質的に対応し、G.vaginalis特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号11の残基1〜17のヌクレオチド配列に実質的に対応し、および/またはEggerthella特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号15の残基1〜21のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部の実施形態では、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号5のヌクレオチド配列を有し、G.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号11のヌクレオチド配列を有し、および/またはEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号15のヌクレオチド配列を有する。
【0031】
上記のとおりの多重方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、(i)1つまたは複数の増幅産物を、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のLactobacillus特異的検出プローブ、G.vaginalis標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のG.vaginalis特異的検出プローブ、およびEggerthella sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のEggerthella特異的検出プローブと接触させるステップ、ならびに(ii)標的にハイブリダイズした任意のLactobacillus特異的、G.vaginalis特異的および/またはEggerthella特異的検出プローブの存在または非存在を検出するステップを含む。上記のとおりのLactobacillus sp.およびG.vaginalisの検出のための多重方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、(i)1つまたは複数の増幅産物を、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のLactobacillus特異的検出プローブ、およびG.vaginalis標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のG.vaginalis特異的検出プローブと接触させるステップ、ならびに(ii)標的にハイブリダイズした任意のLactobacillus特異的および/またはG.vaginalis特異的検出プローブの存在または非存在を検出するステップを含む。一部の実施形態では、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号9に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、配列番号14の残基1〜19に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み、および/または第1のEggerthella特異的検出プローブは、配列番号18に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含む。具体的なバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号9のヌクレオチド配列を有し、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、配列番号14のヌクレオチド配列を有し、および/または第1のEggerthella特異的検出プローブは、配列番号18のヌクレオチド配列を有する。上記のとおりの一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、1つまたは複数の増幅産物を、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第2のLactobacillus特異的検出プローブと接触させるステップをさらに含み、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号10の残基6〜21に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み;一部のそのような実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号10のヌクレオチド配列を有する。
【0032】
上記のとおりの第1のLactobacillus特異的検出プローブ、第1のG.vaginalis特異的検出プローブおよび第1のEggerthella特異的検出プローブの使用(または第1のLactobacillus特異的検出プローブおよび第1のG.vaginalis特異的検出プローブの使用)を含む多重方法の、ある特定の実施形態では、プローブのそれぞれは標識を含む。1つまたは複数の増幅産物を第2のLactobacillus特異的検出プローブと接触させることをさらに含む一部の実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは標識を含む。特に適切な標識には、化学発光標識および蛍光標識が含まれる。
【0033】
上記のとおりの標識された検出プローブの使用を含む多重方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、増幅するステップ(2)の間に行われる。一部のそのようなバリエーションでは、各検出プローブは、蛍光標識およびクエンチャーを含む。蛍光標識およびクエンチャーを含む、特に適切な検出プローブには、分子トーチ、分子ビーコン、およびTaqMan検出プローブが含まれる。
【0034】
上記のとおりの検出プローブの使用を含む多重方法の、ある特定の実施形態では、第1のLactobacillus特異的検出プローブ、第1のG.vaginalis特異的検出プローブおよび第1のEggerthella特異的検出プローブの少なくとも1つ(または第1のLactobacillus特異的検出プローブおよび第1のG.vaginalis特異的検出プローブの少なくとも一方)は、標的にハイブリダイズしない配列をさらに含む。1つまたは複数の増幅産物を第2のLactobacillus特異的検出プローブと接触させることをさらに含む一部の実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、標識にハイブリダイズしない配列をさらに含む。上記のとおりの一部のそのようなバリエーションでは、検出プローブのいずれか1つ(例えばそれぞれ)は、分子トーチまたは分子ビーコンである。
【0035】
上記のとおりの多重方法の一部の実施形態では、ステップ(2)での増幅反応は、等温増幅反応である。特定のバリエーションでは、等温増幅反応は、転写媒介性増幅(TMA)反応である。ある特定の実施形態では、等温増幅反応は、リアルタイム増幅反応である。
【0036】
別の態様では、本発明は、オリゴマーの組合せを提供する。一部の実施形態では、オリゴマーの組合せは、試料中のLactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.のそれぞれ(each of each of)についての存在または非存在を決定するためのものである。オリゴマーの組合せは、一般に以下のオリゴマー:
(a)Lactobacillus sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列または配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号6のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、
(b)G.vaginalis標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号12のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマー、ならびに
(c)Eggerthella sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のEggerthella特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号16のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のEggerthella特異的増幅オリゴマー
を含む。
【0037】
他の実施形態では、オリゴマーの組合せは、試料中のLactobacillus sp.およびG.vaginalisのそれぞれ(each of each of)についての存在または非存在を決定するためのものである。オリゴマーの組合せは、一般に以下のオリゴマー:
(a)Lactobacillus sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列または配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号6のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、ならびに
(b)G.vaginalis標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーであって、(i)第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含み、(ii)第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号12のヌクレオチド配列に実質的に対応する第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む、第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマー
を含む。
【0038】
上記のとおりのオリゴマーの組合せの一部のバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45もしくは配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列を含み;第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号6のヌクレオチド配列を含み;第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列を含み;第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号12のヌクレオチド配列を含み;第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列を含み;および/または第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号16のヌクレオチド配列を含む。一部のそのような実施形態では、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45もしくは配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列からなり;第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号6のヌクレオチド配列からなり;第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列からなり;第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号12のヌクレオチド配列からなり;第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列からなり;および/または第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号16のヌクレオチド配列からなる。
【0039】
上記のとおりのオリゴマーの組合せの一部のバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、オリゴマーの組合せは、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーをさらに含み、ここで、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む。一部のそのような実施形態では、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列を含む。特定のバリエーションでは、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列からなる。
【0040】
上記のとおりのオリゴマーの組合せの一部の実施形態では、第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマー、第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーおよび第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーの少なくとも1つ(または第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーおよび第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーの少なくとも一方)は、それぞれの、標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列が、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させる、一部のそのような実施形態では、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。特に適切なプロモーター配列は、例えば、配列番号7の残基1〜27のヌクレオチド配列を有するプロモーター配列などの、T7プロモーター配列である。具体的なバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7のヌクレオチド配列を有し、第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13のヌクレオチド配列を有し、および/または第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号17のヌクレオチド配列を有する。試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させる上記のとおりの一部の実施形態では、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号8のヌクレオチド配列を有する。
【0041】
上記のとおりのオリゴマーの組合せの、ある特定の実施形態では、オリゴマーの組合せは、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合した、標的にハイブリダイズする配列を含む少なくとも1つの捕捉プローブオリゴマーをさらに含む。例えば、オリゴマーの組合せは、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマー、G.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマー、およびEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーを含んでもよく、ここで、Lactobacillus特異的、G.vaginalis特異的、およびEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーのそれぞれは、Lactobacillus、G.vaginalisまたはEggerthella標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列をそれぞれ含み、ここで、Lactobacillus特異的、G.vaginalis特異的、およびEggerthella特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列のそれぞれは、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。Lactobacillus sp.およびG.vaginalisのそれぞれ(each of each of)についての存在または非存在を決定するためのオリゴマーの組合せを対象とする一部の実施形態では、オリゴマーの組合せは、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマーおよびG.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーを含んでもよく、ここで、Lactobacillus特異的およびG.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーのそれぞれは、LactobacillusまたはG.vaginalis標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列をそれぞれ含み、Lactobacillus特異的およびG.vaginalis特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列のそれぞれは、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。具体的なバリエーションでは、Lactobacillus特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号5の残基1〜12のヌクレオチド配列に実質的に対応し、G.vaginalis特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号11の残基1〜17のヌクレオチド配列に実質的に対応し、および/またはEggerthella特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号15の残基1〜21のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部の実施形態では、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号5のヌクレオチド配列を有し、G.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号11のヌクレオチド配列を有し、および/またはEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号15のヌクレオチド配列を有する。
【0042】
上記のとおりのオリゴマーの組合せの一部の実施形態では、オリゴマーの組合せは、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のLactobacillus特異的検出プローブ、G.vaginalis標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のG.vaginalis特異的検出プローブ、およびEggerthella sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のEggerthella特異的検出プローブをさらに含む。上記のとおりのLactobacillus sp.およびG.vaginalisのそれぞれ(each of each of)についての存在または非存在を決定するためのオリゴマーの組合せの一部の実施形態では、オリゴマーの組合せは、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のLactobacillus特異的検出プローブ、およびG.vaginalis標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のG.vaginalis特異的検出プローブをさらに含む。一部の実施形態では、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号9に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、配列番号14の残基1〜19に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み、および/または第1のEggerthella特異的検出プローブは、配列番号18に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含む。具体的なバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号9のヌクレオチド配列を有し、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、配列番号14のヌクレオチド配列を有し、および/または第1のEggerthella特異的検出プローブは、配列番号18のヌクレオチド配列を有する。上記のとおりの一部の実施形態では、オリゴマーの組合せは、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第2のLactobacillus特異的検出プローブをさらに含み、ここで、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号10の残基6〜21に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み;一部のそのような実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号10のヌクレオチド配列を有する。
【0043】
上記のとおりの第1のLactobacillus特異的検出プローブ、第1のG.vaginalis特異的検出プローブおよび第1のEggerthella特異的検出プローブ(または第1のLactobacillus特異的検出プローブおよび第1のG.vaginalis特異的検出プローブ)を含むオリゴマーの組合せの、ある特定の実施形態では、プローブのそれぞれは標識を含む。第2のLactobacillus特異的検出プローブをさらに含む一部の実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは標識を含む。特に適切な標識には、化学発光標識および蛍光標識が含まれる。
【0044】
上記のとおりの標識された検出プローブを含むオリゴマーの組合せの一部の実施形態では、各検出プローブは、蛍光標識およびクエンチャーを含む。蛍光標識およびクエンチャーを含む、特に適切な検出プローブには、分子トーチ、分子ビーコン、およびTaqMan検出プローブが含まれる。
【0045】
上記のとおりの検出プローブを含むオリゴマーの組合せの、ある特定の実施形態では、第1のLactobacillus特異的検出プローブ、第1のG.vaginalis特異的検出プローブおよび第1のEggerthella特異的検出プローブの少なくとも1つ(または第1のLactobacillus特異的検出プローブおよび第1のG.vaginalis特異的検出プローブの少なくとも一方)は、標的にハイブリダイズしない配列をさらに含む。第2のLactobacillus特異的検出プローブをさらに含む一部の実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、標的にハイブリダイズしない配列をさらに含む。上記のとおりの一部のそのようなバリエーションでは、検出プローブのいずれか1つ(例えばそれぞれ)は、分子トーチまたは分子ビーコンである。
【0046】
なお別の態様では、本発明は、試料中のLactobacillus sp.の存在または非存在を決定するための方法を提供する。方法は、一般に以下のステップ:
(1)Lactobacillus sp.を含有することが疑われる試料を、Lactobacillus sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーと接触させるステップであって、ここで、第1および第2のLactobacillus特異的増幅オリゴマーが、第1および第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列をそれぞれ含み、ここで、第1および第2の増幅オリゴマーが、配列番号1の約91位のヌクレオチドから約265位のヌクレオチドの領域に対応するLactobacillus sp.16S rRNA領域を標的とする、ステップ;
(2)in vitro核酸増幅反応を行うステップであって、任意のLactobacillus sp.標的核酸が、試料中に存在する場合、Lactobacillus sp.標的領域に対応する1つまたは複数の増幅産物を生成するための鋳型として使用される、ステップ;ならびに
(3)1つまたは複数の増幅産物の存在または非存在を検出し、それにより試料中のLactobacillus sp.の存在または非存在を決定するステップ
を含む。
【0047】
上記のとおりのLactobacillus sp.を検出するための方法の一部のバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45もしくは配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、および/または第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号6のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部のそのような実施形態では、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45もしくは配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列を含む、またはそれからなり、および/または第2のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号6のヌクレオチド配列を含む、またはそれからなる。
【0048】
上記のとおりのLactobacillus sp.を検出するための方法の一部の実施形態では、第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させ、ここで、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応する第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列を含む。一部のそのような実施形態では、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号8の残基28〜45のヌクレオチド配列を含む、またはそれからなる。
【0049】
上記のとおりのLactobacillus sp.を検出するための方法の一部の実施形態では、第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、第1のLactabacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含む。第1のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列が、配列番号7の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させる、一部のそのような実施形態では、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、第3のLactobacillus特異的な標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。特に適切なプロモーター配列は、例えば、配列番号7の残基1〜27のヌクレオチド配列を有するプロモーター配列などの、T7プロモーター配列である。具体的なバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号7のヌクレオチド配列を有する。試料を、Lactobacillus sp.標的領域を増幅させるための第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーとさらに接触させる上記のとおりの一部の実施形態では、第3のLactobacillus特異的増幅オリゴマーは、配列番号8のヌクレオチド配列を有する。
【0050】
上記のとおりのLactobacillus sp.を検出するための方法の、ある特定の実施形態では、方法は、ステップ(2)の前にLactobacillus標的核酸を、存在する場合、試料中の他の構成成分から精製するステップをさらに含む。一部のそのような実施形態では、精製するステップは、試料を、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合した、標的にハイブリダイズする配列を含む少なくとも1つの捕捉プローブオリゴマーと接触させるステップを含む。例えば、試料を、Lactobacillus標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列を含むLactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマーと接触させてもよく、ここで、Lactobacillus特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。具体的なバリエーションでは、Lactobacillus特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号5の残基1〜12のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部の実施形態では、Lactobacillus特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号5のヌクレオチド配列を有する。
【0051】
上記のとおりのLactobacillus sp.を検出するための方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、(i)1つまたは複数の増幅産物を、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のLactobacillus特異的検出プローブと接触させるステップ、および(ii)標的にハイブリダイズした任意のLactobacillus特異的検出プローブの存在または非存在を検出するステップを含む。一部のそのような実施形態では、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号9に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含む。具体的なバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号9のヌクレオチド配列を有する。上記のとおりの一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、1つまたは複数の増幅産物を、Lactobacillus sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第2のLactobacillus特異的検出プローブと接触させるステップをさらに含み、ここで、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号10の残基6〜21に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み;一部のそのような実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは、配列番号10のヌクレオチド配列を有する。
【0052】
上記のとおりのLactobacillus sp.を検出するための方法の、ある特定の実施形態では、方法が第1のLactobacillus特異的検出プローブの使用を含む場合、第1のLactobacillus特異的検出プローブは標識を含む。1つまたは複数の増幅産物を第2のLactobacillus特異的検出プローブと接触させることをさらに含む一部の実施形態では、第2のLactobacillus特異的検出プローブは標識を含む。特に適切な標識には、化学発光標識および蛍光標識が含まれる。
【0053】
上記のとおりのLactobacillus sp.を検出するための方法の一部の実施形態では、方法が標識された検出プローブの使用を含む場合、検出するステップ(3)は、増幅するステップ(2)の間に行われる。一部のそのようなバリエーションでは、検出プローブは、蛍光標識およびクエンチャーを含む。蛍光標識およびクエンチャーを含む、特に適切な検出プローブには、分子トーチ、分子ビーコン、およびTaqMan検出プローブが含まれる。
【0054】
上記のとおりのLactobacillus sp.を検出するための方法の、ある特定の実施形態では、方法が標識された検出プローブの使用を含む場合、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、標的にハイブリダイズしない配列をさらに含む。方法の一部のバリエーションでは、第1のLactobacillus特異的検出プローブは、分子トーチまたは分子ビーコンである。
【0055】
なお別の態様では、本発明は、試料中のG.vaginalisの存在または非存在を決定するための方法を提供する。方法は、一般に以下のステップを含む:
(1)G.vaginalisを含有することが疑われる試料を、G.vaginalis標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーと接触させるステップであって、ここで、第1および第2のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーが、第1および第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列をそれぞれ含み、ここで、第1および第2の増幅オリゴマーが、配列番号3の約964位のヌクレオチドから約1036位のヌクレオチドの領域に対応するG.vaginalis 16S rRNA領域を標的とする、ステップ;
(2)in vitro核酸増幅反応を行うステップであって、ここで、任意のG.vaginalis標的核酸が、試料中に存在する場合、G.vaginalis標的領域に対応する1つまたは複数の増幅産物を生成するための鋳型として使用される、ステップ;ならびに
(3)1つまたは複数の増幅産物の存在または非存在を検出し、それにより試料中のG.vaginalisの存在または非存在を決定するステップ。
【0056】
上記のとおりのG.vaginalisを検出するための方法の一部のバリエーションでは、第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列に実質的に対応し、および/または第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号12のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部のそのような実施形態では、第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号13の残基28〜45のヌクレオチド配列を含み、もしくはそれからなり、および/または第2のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号12のヌクレオチド配列を含む、もしくはそれからなる。
【0057】
上記のとおりのG.vaginalisを検出するための方法の一部の実施形態では、第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、第1のG.vaginalis特異的な標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。特に適切なプロモーターは、例えば、配列番号7の残基1〜27のヌクレオチド配列を有するプロモーター配列などの、T7プロモーター配列である。具体的なバリエーションでは、第1のG.vaginalis特異的増幅オリゴマーは、配列番号13のヌクレオチド配列を有する。
【0058】
上記のとおりのG.vaginalisを検出するための方法の、ある特定の実施形態では、方法は、ステップ(2)の前にG.vaginalis標的核酸を、存在する場合、試料中の他の構成成分から精製するステップをさらに含む。一部の実施形態では、精製するステップは、試料を、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合した、標的にハイブリダイズする配列を含む少なくとも1つの捕捉プローブオリゴマーと接触させるステップをさらに含む。例えば、試料を、G.vaginalis標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列を含むG.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーと接触させてもよく、ここで、G.vaginalis特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。具体的なバリエーションでは、G.vaginalis特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号11の残基1〜17のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部の実施形態では、G.vaginalis特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号11のヌクレオチド配列を有する。
【0059】
上記のとおりのG.vaginalisを検出するための方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、(i)1つまたは複数の増幅産物を、G.vaginalis標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のG.vaginalis特異的検出プローブと接触させるステップ、および(ii)標的にハイブリダイズした任意のG.vaginalis特異的検出プローブの存在または非存在を検出するステップを含む。一部のそのような実施形態では、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、配列番号14の残基1〜19に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含む。具体的なバリエーションでは、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、配列番号14のヌクレオチド配列を有する。
【0060】
上記のとおりのG.vaginalisを検出するための方法の、ある特定の実施形態では、第1のG.vaginalis特異的検出プローブ(detection probe detection probe)は、標識を含む。特に適切な標識には、化学発光標識および蛍光標識が含まれる。
【0061】
上記のとおりのG.vaginalisを検出するための方法の一部の実施形態では、方法が標識された検出プローブの使用を含む場合、検出するステップ(3)は、増幅するステップ(2)の間に行われる。一部のそのようなバリエーションでは、検出プローブは、蛍光標識およびクエンチャーを含む。蛍光標識およびクエンチャーを含む、特に適切な検出プローブには、分子トーチ、分子ビーコン、またはTaqMan検出プローブが含まれる。
【0062】
上記のとおりのG.vaginalisを検出するための方法の、ある特定の実施形態では、方法が標識された検出プローブの使用を含む場合、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、標的にハイブリダイズしない配列をさらに含む。方法の一部のバリエーションでは、第1のG.vaginalis特異的検出プローブは、分子トーチまたは分子ビーコンである。
【0063】
さらに別の態様では、本発明は、試料中のEggerthella sp.の存在または非存在を決定するための方法を提供する。方法は、一般に以下のステップを含む:
(1)Eggerthella sp.を含有することが疑われる試料を、Eggerthella sp.標的核酸の標的領域を増幅させるための第1および第2のEggerthella特異的増幅オリゴマーと接触させるステップであって、ここで、第1および第2のEggerthella特異的増幅オリゴマーが、第1および第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列をそれぞれ含み、ここで、第1および第2の増幅オリゴマーが、配列番号4の約165位のヌクレオチドから約259位のヌクレオチドの領域に対応するEggerthella sp.16S rRNA領域を標的とする、ステップ;
(2)in vitro核酸増幅反応を行うステップであって、任意のEggerthella sp.標的核酸が、試料中に存在する場合、Eggerthella sp.標的領域に対応する1つまたは複数の増幅産物を生成するための鋳型として使用される、ステップ;ならびに
(3)1つまたは複数の増幅産物の存在または非存在を検出し、それにより試料中のEggerthella sp.の存在または非存在を決定するステップ。
【0064】
上記のとおりのEggerthella sp.を検出するための方法の一部のバリエーションでは、第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列に実質的に対応し、および/または第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号16のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部のそのような実施形態では、第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号17の残基28〜51のヌクレオチド配列を含み、もしくはそれからなり、および/または第2のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列は、配列番号16のヌクレオチド配列を含む、もしくはそれからなる。
【0065】
上記のとおりのEggerthella sp.を検出するための方法の一部の実施形態では、第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、第1のEggerthella特異的な標的にハイブリダイズする配列の5’側に位置するプロモーター配列をさらに含むプロモータープライマーまたはプロモータープロバイダーである。特に適切なプロモーター配列は、例えば、配列番号7の残基1〜27のヌクレオチド配列を有するプロモーター配列などの、T7プロモーター配列である。具体的なバリエーションでは、第1のEggerthella特異的増幅オリゴマーは、配列番号17のヌクレオチド配列を有する。
【0066】
上記のとおりのEggerthella sp.を検出するための方法の、ある特定の実施形態では、方法は、ステップ(2)の前にEggerthella sp.標的核酸を、存在する場合、試料中の他の構成成分から精製するステップをさらに含む。一部の実施形態では、精製するステップは、試料を、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合した、標的にハイブリダイズする配列を含む少なくとも1つの捕捉プローブオリゴマーと接触させるステップをさらに含む。例えば、試料を、Eggerthella sp.標的核酸内の標的配列に特異的にハイブリダイズする、捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列を含むEggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーと接触させてもよく、ここで、Eggerthella特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、固定化プローブに結合する配列または部分に共有結合されている。具体的なバリエーションでは、Eggerthella特異的捕捉プローブの標的にハイブリダイズする配列は、配列番号15の残基1〜12のヌクレオチド配列に実質的に対応する。一部の実施形態では、Eggerthella特異的捕捉プローブオリゴマーは、配列番号15のヌクレオチド配列を有する。
【0067】
上記のとおりのEggerthella sp.を検出するための方法の一部の実施形態では、検出するステップ(3)は、(i)1つまたは複数の増幅産物を、Eggerthella sp.標的領域に特異的にハイブリダイズする第1のEggerthella特異的検出プローブと接触させるステップ、および(ii)標的にハイブリダイズした任意のEggerthella特異的検出プローブの存在または非存在を検出するステップを含む。一部のそのような実施形態では、第1のEggerthella特異的検出プローブは、配列番号18に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含む。具体的なバリエーションでは、第1のEggerthella特異的検出プローブは、配列番号18のヌクレオチド配列を有する。
【0068】
上記のとおりのEggerthella sp.を検出するための方法の、ある特定の実施形態では、第1のEggerthella特異的検出プローブ(detection probe detection probe)は、標識を含む。特に適切な標識には、化学発光標識および蛍光標識が含まれる。
【0069】
上記のとおりのEggerthella sp.を検出するための方法の一部の実施形態では、方法が標識された検出プローブの使用を含む場合、検出するステップ(3)は、増幅するステップ(2)の間に行われる。一部のそのようなバリエーションでは、検出プローブは、蛍光標識およびクエンチャーを含む。蛍光標識およびクエンチャーを含む、特に適切な検出プローブには、分子トーチ、分子ビーコン、またはTaqMan検出プローブが含まれる。
【0070】
上記のとおりのEggerthella sp.を検出するための方法の、ある特定の実施形態では、方法が標識された検出プローブの使用を含む場合、第1のEggerthella特異的検出プローブは、標的にハイブリダイズしない配列をさらに含む。方法の一部のバリエーションでは、第1のEggerthella特異的検出プローブは、分子トーチまたは分子ビーコンである。
【0071】
上記のとおりのLactobacillus sp.、G.vaginalis、またはEggerthella sp.のいずれか1つを検出するための方法の一部の実施形態では、ステップ(2)での増幅反応は、等温増幅反応である。特定のバリエーションでは、等温増幅反応は、転写媒介性増幅(TMA)反応である。ある特定の実施形態では、等温増幅反応は、リアルタイム増幅反応である。
【0072】
さらに他の態様では、本発明は、試料中のLactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.のいずれか1つの存在または非存在を決定するためのオリゴマーの組合せを提供する。様々な実施形態では、オリゴマーの組合せは、試料中のLactobacillus sp.、G.vaginalisおよびEggerthella sp.の存在または非存在を決定するための方法について上で述べたとおりのオリゴマーを含む。
【0073】
なお他の態様では、本発明は、被験体における細菌性膣炎(BV)の存在または非存在を決定するための組成物またはキットを提供する。組成物またはキットは、一般に、(a)Lactobacillus sp.標的核酸に特異的にハイブリダイズする第1の検出プローブ、および(b)G.vaginalis標的核酸に特異的にハイブリダイズする第2の検出プローブを含み、ここで、第1および第2の検出プローブの少なくとも一方は標識を含み、ここで、組成物またはキットは、(i)いずれの真菌種からの標的核酸に特異的にハイブリダイズする検出プローブも含まず、(ii)Lactobacillus sp.またはG.vaginalis以外のいずれの細菌種からの標的核酸に特異的にハイブリダイズする検出プローブも含まない。一部の実施形態では、第1の検出プローブは、L.gasseri標的核酸、L.crispatus標的核酸およびL.jensenii標的核酸の少なくとも1つに特異的にハイブリダイズする。一部の実施形態では、第1の検出プローブは、配列番号1の約91位のヌクレオチドから約265位のヌクレオチドの領域に対応するLactobacillus sp.16S rRNA領域を標的とし、および/または第2の検出プローブは、配列番号3の約964位のヌクレオチドから約1036位のヌクレオチドの領域に対応するG.vaginalis 16S rRNA領域を標的とする。特定のバリエーションでは、第1の検出プローブは、配列番号9に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み、および/または第2の検出プローブは、配列番号14の残基1〜19に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含み;一部のそのような実施形態では、第1の検出プローブは、配列番号9のヌクレオチド配列を有し、および/または第2の検出プローブは、配列番号14のヌクレオチド配列を有する。ある特定の実施形態では、組成物またはキットは、Lactobacillus sp.標的核酸に特異的にハイブリダイズする第3の検出プローブ、例えば、配列番号10の残基6〜21に実質的に対応する、標的にハイブリダイズする配列を含む、第3の検出プローブをさらに含む。具体的なバリエーションでは、第3の検出プローブは、配列番号10のヌクレオチド配列を有する。
【0074】
本発明のこれらの態様および他の態様は、本発明の以下の詳細な記載を参照することにより明らかになる。
定義
【0075】
他に定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語および科学用語は、記載される方法および組成物に関係する当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で使用するとき、以下の用語および語句は、他に特定されない限り、それらに帰する意味を有する。
【0076】
用語「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」は、文脈が他に明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。
【0077】
「試料」は、Lactobacillus sp., Gardnerella vaginalis,もしくはEggerthella sp.またはその構成成分、例えば、核酸または核酸断片を含み得る任意の検体を含む。
試料には、Lactobacillus sp.、Gardnerella vaginalisもしくはEggerthella sp.またはそれらの構成成分(例えば、それら由来の標的核酸)を含有し得る、生きているまたは死亡したヒト由来の任意の組織または材料を含む「生物学的試料」が含まれ、例えば、膣スワブ試料、子宮頸部ブラシ試料、気管支鏡検査、気管支肺胞洗浄物(BAL)もしくは肺生検などの呼吸器組織もしくは呼吸器滲出物、痰、唾液、末梢血、血漿、血清、リンパ節、胃腸組織、糞便、尿、精液または他の体液もしくは材料を含む。生物学的試料を処理して、物理的または機械的に組織または細胞構造を破壊し、こうして細胞内の構成成分を、酵素、緩衝剤、塩、界面活性剤などをさらに含有してもよい溶液中に放出してもよく、それらは、標準的な方法を用いて、分析用に生物学的試料を調製するために使用される。また、試料は、加工された試料、例えば、試料を濾過デバイス上でもしくは濾過デバイスを通過させて得られたもの、または続く遠心分離、または媒体、マトリックスもしくは支持体への付着によって得られたものを含んでもよい。
【0078】
「核酸」は、窒素含有複素環塩基または塩基類似体を有する、2つまたはそれ超の共有結合したヌクレオシドまたはヌクレオシド類似体を含み、該ヌクレオシドがホスホジエステル結合または他の連結によってともに連結されてポリヌクレオチドを形成している、多量体化合物を指す。核酸には、RNA、DNAまたはキメラDNA−RNAポリマーもしくはオリゴヌクレオチド、およびそれらの類似体が含まれる。核酸「主鎖」は、多様な連結で構成されてもよく、該連結には、糖−ホスホジエステル連結、ペプチド−核酸結合(「ペプチド核酸」またはPNAにおいて、PCT番号WO95/32305号を参照されたい)、ホスホロチオエート連結、メチルホスホネート連結またはそれらの組合せの1つまたは複数が含まれる。核酸の糖部分は、リボースもしくはデオキシリボース、または公知の置換、例えば、2’−メトキシ置換および2’−ハロゲン化物置換(例えば2’−F)などを有する同様の化合物であってもよい。窒素含有塩基(nitrogenous base)は、慣用的な塩基(A、G、C、T、U)、それらの類似体(例えば、イノシン、5−メチルイソシトシン、イソグアニン;The Biochemistry of the Nucleic Acids 5〜36頁、Adamsら、編集、第11版、1992年;Abrahamら、2007年、BioTechniques 43巻:617〜24頁)であってもよく、これにはプリンまたはピリミジン塩基の誘導体(例えば、N
4−メチルデオキシグアノシン(deoxygaunosine)、デアザプリンまたはアザプリン、デアザピリミジンまたはアザピリミジン、5位または6位に置換基を有するピリミジン塩基、2位、6位および/または8位に変更された置換基または置き換えられた置換基を有するプリン塩基、例えば、2−アミノ−6−メチルアミノプリン、O
6−メチルグアニン、4−チオ−ピリミジン、4−アミノ−ピリミジン、4−ジメチルヒドラジン−ピリミジンおよびO
4−アルキル−ピリミジン、およびピラゾロ化合物、例えば未置換または3−置換ピラゾロ[3,4−d]ピリミジン;米国特許第5,378,825号、同第6,949,367号およびPCT番号WO93/13121号)が含まれる。核酸には、主鎖が、1つまたは複数の残基に関して窒素含有塩基を含まない「無塩基の」残基が含まれてもよい(米国特許第5,585,481号)。核酸は、RNAおよびDNAにおいて見出されるような、慣用的な糖、塩基および連結のみを含んでもよく、または慣用的な構成成分および置換を含んでもよい(例えば、2’−メトキシ主鎖によって連結された慣用的な塩基、または慣用的な塩基および1つまたは複数の塩基類似体の混合物を含む核酸)。核酸には、1つまたは複数のヌクレオチド単量体が、RNA模倣糖コンホメーションにロックされた二環フラノース単位を有する「ロックド核酸」(LNA)が含まれてもよく、これは一本鎖RNA(ssRNA)、一本鎖DNA(ssDNA)または二本鎖DNA(dsDNA)中の相補配列に対するハイブリダイゼーション親和性を増進する(Vesterら、Biochemistry 43巻:13233〜41頁、2004年)。核酸には、核酸の機能または挙動を変える修飾塩基が含まれてもよく、例えば、さらなるヌクレオチドが核酸に付加されるのをブロックするため、3’末端にジデオキシヌクレオチドが付加されてもよい。in vitroで核酸を作製するための合成法は、当該技術分野において周知であるが、ルーチンの技術を用いて、核酸を天然供給源から精製してもよい。
【0079】
用語「ポリヌクレオチド」は、本明細書で使用するとき、核酸鎖を指す。本出願全体を通じて、核酸は5’末端から3’末端までで表される。標準核酸、例えば、DNAおよびRNAは、典型的には、「5’から3’」に、すなわち、成長中の核酸の3’末端へのヌクレオチドの付加によって合成される。
【0080】
「ヌクレオチド」は、本明細書で使用するとき、リン酸基、5炭糖(5-carbon sugar)および窒素含有塩基からなる核酸のサブユニットである。RNA中で見出される5炭糖はリボースである。DNAにおいて、5炭糖は2’−デオキシリボースである。該用語にはまた、このようなサブユニットの類似体、例えば、リボースの2’位でのメトキシ基(2’−O−Me)も含まれる。
【0081】
「核酸に基づく検出アッセイ」は、本明細書で使用するとき、標的核酸内の標的配列を検出するためのアッセイであって、標的配列に特異的にハイブリダイズするもう1つのオリゴヌクレオチドを利用するアッセイである。
【0082】
本発明によるある特定の実施形態では、核酸に基づく検出アッセイは、「増幅に基づくアッセイ」、すなわち、核酸標的配列を増幅させるための1つまたは複数のステップを利用するアッセイである。検出アッセイで使用するための様々な増幅方法が当該技術分野において公知であり、そのうちのいくつかを本明細書中にさらに要約する。明確にするために、増幅に基づくアッセイは、例えば増幅に基づかないアッセイ方法(例えば、ハイブリダイゼーションアッセイ、または切断に基づくアッセイ)で使用されるステップなどの、標的配列を増幅させない1つまたは複数のステップを含み得る。
【0083】
他の実施形態では、核酸に基づく検出アッセイは、「増幅に基づかないアッセイ」、すなわち、核酸標的配列を増幅させるいかなるステップにも依拠しないアッセイである。明確にするために、一切の対応する下流増幅オリゴマーの非存在下でのプライマーの伸長反応(例えば、結果としてRNA標的に相補的な一本鎖cDNAを生ずるがcDNAのコピーを生成しない、RNA:DNA二重鎖を生成するための逆転写酵素によるプライマーの伸長、続いてのRNAのRNアーゼ消化)を含む、核酸に基づく検出アッセイは、増幅に基づかないアッセイであると理解される。
【0084】
例示的な、増幅に基づかないアッセイは、オーバーラップオリゴヌクレオチドの標的核酸への特異的ハイブリダイゼーションによって形成された線状二重鎖切断構造(linear duplex cleavage structure)の、フラップエンドヌクレアーゼによる、特異的切断に依拠するアッセイである、「切断に基づくアッセイ」である。これらのアッセイでは、標的にハイブリダイズしないフラップ領域を含有するプローブオリゴヌクレオチドは、フラップエンドヌクレアーゼによってオーバーラップ依存的な方法で切断されて切断産物を放出し、それは次に検出される。切断に基づくアッセイの原理は当該技術分野において周知であり、例示的なアッセイは、例えば、Lyamichevら(Nat. Biotechnol.17巻:292〜296頁、1999年)、Ryanら(Mol. Diagn.4巻:135〜144頁、1999年)、Allawiら(J. Clin. Microbiol.44巻:3443〜3447頁、2006年)、Browらへの米国特許第5,846,717号および同第6,706,471号ならびにDahlbergらへの米国特許第5,614,402号に記載されている。切断に基づくアッセイには、例えば、市販のInvader(登録商標)アッセイ(Hologic,Inc.、Madison、WI)が含まれる。
【0085】
「標的核酸」は、本明細書で使用するとき、検出されるべき標的配列を含む核酸である。標的核酸は、本明細書で記載されるDNAまたはRNAであってもよく、一本鎖または二本鎖のいずれであってもよい。標的核酸には、標的配列に加えて、他の配列が含まれてもよい。
【0086】
「単離される」は、標的核酸を含有する試料が、その天然の環境から採取されることを意味するが、その用語は、精製のいかなる程度も意味しない。
【0087】
用語「標的配列」は、本明細書で使用するとき、検出しようとする標的核酸の特定のヌクレオチド配列を指す。「標的配列」には、オリゴヌクレオチド(例えば、プローブオリゴヌクレオチド、プライミングオリゴヌクレオチドおよび/またはプロモーターオリゴヌクレオチド)が検出プロセス(例えば、増幅に基づく検出アッセイ、例えばTMAもしくはPCRなど、または増幅に基づかない検出アッセイ、例えば切断に基づくアッセイなど)中に複合体を形成する複合体形成配列が含まれる。標的核酸が元々一本鎖である場合、用語「標的配列」はまた、標的核酸に存在するような「標的配列」に相補的である配列も指す。標的核酸が元々二本鎖である場合、用語「標的配列」は、センス(+)鎖およびアンチセンス(−)鎖の両方を指す。標的配列を選択する際、当業者は、無関係の標的核酸間または近縁の標的核酸間の区別のために「固有の」配列を選択すべきであることを理解されたい。
【0088】
「標的にハイブリダイズする配列(target-hybridizing sequence)」は、標的核酸配列とハイブリダイズするように構成されているオリゴマーの部分を指すように本明細書で使用される。好ましくは、標的にハイブリダイズする配列は、標的核酸配列と特異的にハイブリダイズするように構成されている。標的にハイブリダイズする配列は、それらがハイブリダイズするように構成されている標的配列の部分に100%相補的であってもよいが、必ずしもそうではない。標的にハイブリダイズする配列はまた、標的配列に対して、挿入、欠失および/または置換されたヌクレオチド残基を含んでもよい。標的配列への、標的にハイブリダイズする配列の100%未満の相補性は、例えば、標的核酸が種内の複数の株である場合に生じ得、例えば、Lactobacillusの種々の株にハイブリダイズするように構成されているオリゴマーに関する場合が挙げられる。標的核酸に100%未満の相補性を有するように、標的にハイブリダイズする配列を構成することについて他の理由があることは理解される。
【0089】
Lactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.核酸の領域に言及した用語「配列を標的とする」は、本明細書で使用するとき、オリゴヌクレオチドが、本明細書に記載する検出を可能にする方式で標的配列にハイブリダイズするプロセスを指す。一実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的化されたLactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.核酸配列と相補的であり、ミスマッチを含有しない。別の実施形態では、オリゴヌクレオチドは、標的化されたLactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.核酸配列と相補的であるが、該配列と1つ、2つ、3つ、4つまたは5つのミスマッチを含有する。好ましくは、標的核酸配列にハイブリダイズするオリゴヌクレオチドには、標的配列に相補的な少なくとも10個から最大50個のヌクレオチドが含まれる。少なくとも10個および最大50個は、10個、50個およびそれらの間のそれぞれの整数を含むような包括的範囲であると理解される。好ましくは、オリゴマーは、標的配列に特異的にハイブリダイズする。
【0090】
用語「するよう構成される」は、言及されるオリゴヌクレオチド標的にハイブリダイズする配列のポリヌクレオチド配列構成の実際の配置を示す。例えば、標的配列に特異的にハイブリダイズするように構成されているオリゴヌクレオチドは、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で言及された配列に特異的にハイブリダイズするポリヌクレオチド配列を有する。
【0091】
用語「に特異的にハイブリダイズするように構成されている」とは、本明細書で使用するとき、オリゴヌクレオチドの、標的にハイブリダイズする領域が、言及されたLactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.標的領域の配列を標的とし得るポリヌクレオチド配列を有するように設計されていることを意味する。このようなオリゴヌクレオチドは、その配列だけを標的化することに限定されるものではなく、Lactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.標的核酸を標的化するための組成物として、キットにおいて、または方法においてむしろ有用である。オリゴヌクレオチドは、試料からのLactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.を増幅および検出するためのアッセイの構成成分として機能するように設計され、したがって、試験試料中に一般的に見出される他の核酸の存在下でLactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.を標的化するように設計される。「に特異的にハイブリダイズする」とは、当該技術分野において理解されるように、非標的核酸へのいくらかの小レベルのハイブリダイゼーションが生じ得るため、排他的にハイブリダイズすることを意味しない。むしろ、「に特異的にハイブリダイズする」とは、試料中の標的核酸の正確な検出が決定され得るように、主に標的にハイブリダイズするようにアッセイにおいて機能するようにオリゴヌクレオチドが構成されることを意味する。用語「するように構成されている」は、オリゴヌクレオチドの標的にハイブリダイズする配列のポリヌクレオチド配列構成の実際の配置を示す。
【0092】
用語「断片」は、Lactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.標的化核酸に言及して本明細書で使用するとき、連続する核酸の小片を指す。ある特定の実施形態では、断片には、Lactobacillus sp.、G. vaginalis、またはEggerthella sp.の16SリボソームRNA由来の連続するヌクレオチドが含まれ、ここで、断片中の16Sの連続するヌクレオチドの数は、全16Sについてのものよりも少ない。
【0093】
用語「領域」は、本明細書で使用するとき、全核酸より小さい核酸の部分を指す。例えば、言及される核酸がオリゴヌクレオチドプロモータープライマーである場合、用語「領域」は、全オリゴヌクレオチドのより小さいプロモーター部分を指すように使用されてもよい。同様におよび例のみとして、核酸が16SリボソームRNAである場合、用語「領域」は、核酸のより小さい領域を指すように使用されてもよく、ここで、より小さな領域は本発明の1つまたは複数のオリゴヌクレオチドによって標的化される。別の非限定的な例として、言及される核酸がアンプリコンである場合、領域なる用語は、プローブの標的にハイブリダイズする配列によるハイブリダイゼーションのために同定されるより小さいヌクレオチド配列を指すように使用されてもよい。
【0094】
交換可能な用語「オリゴマー」、「オリゴ」および「オリゴヌクレオチド」は、一般的に1,000ヌクレオチド(nt)残基未満を有する核酸を指し、約5nt残基の下限および約500〜900nt残基の上限を有する範囲のポリマーを含む。一部の実施形態では、オリゴヌクレオチドは、約12〜15ntの下限および約50〜600ntの上限を有するサイズ範囲にあり、そして他の実施形態は、約15〜20ntの下限および約22〜100ntの上限を有する範囲にある。オリゴヌクレオチドは、天然に存在する供給源から精製されてもよく、または多様な周知の酵素的もしくは化学的方法のいずれかを用いて合成されてもよい。オリゴヌクレオチドなる用語は、試薬に対するいかなる特定の機能も示さない;むしろ、一般的に、本明細書に記載される全てのこのような試薬を包括するように使用される。オリゴヌクレオチドは、多様な異なる機能を果たし得る。例えば、オリゴヌクレオチドは、相補鎖に特異的であり、それにハイブリダイズすることができ、さらに核酸ポリメラーゼの存在下で伸長することができる場合には、プライマーとして機能し得る;オリゴヌクレオチドは、RNAポリメラーゼによって認識される配列を含み、転写を可能にする場合には、プライマーとして機能し、プロモーターを提供することができる(例えば、T7プライマー);オリゴヌクレオチドは、標的核酸またはそのアンプリコンにハイブリダイズすることができ、検出可能な部分(例えば、アクリジニウム−エステル化合物)をさらに提供する場合、標的核酸を検出するために機能することができる。
【0095】
本明細書で使用するとき、特定の参照核酸配列に「実質的に対応する」オリゴヌクレオチドとは、オリゴヌクレオチドが、ストリンジェントなハイブリダイゼーション条件下で同じ標的核酸配列とハイブリダイズするという点で、オリゴヌクレオチドが参照核酸配列と類似したハイブリダイゼーション特性を有するように、参照核酸配列に十分に類似していることを意味する。当業者は、「実質的に対応するオリゴヌクレオチド」が、参照配列と異なるが、同じ標的核酸配列になおもハイブリダイズし得ることを理解する。また、第2の核酸に対応する第1の核酸が、そのRNAおよびDNAを含み、文脈が明確に他に指示しない限り、その相補体を含むことが理解される。核酸からのこの変化は、配列内の同一塩基の割合、またはプローブもしくはプライマーとその標的配列との間の完全に相補的な塩基の割合の観点で記述されてもよい。したがって、ある特定の実施形態では、塩基同一性または相補性のこれらの割合が100%から約80%である場合、オリゴヌクレオチドは、参照核酸配列に「実質的に対応する」。好ましい実施形態では、割合は100%から約85%である。より好ましい実施形態では、この割合は、100%から約90%である;他の好ましい実施形態では、この割合は、100%から約95%である。同様に、核酸または増幅された核酸の領域は、参照核酸配列に対応するものとして、本明細書において言及され得る。当業者は、許容できないレベルの非特異的なハイブリダイゼーションを引き起こすことなしに、特異的な標的配列に対するハイブリダイゼーションを可能にする相補性の様々な割合で要求され得るハイブリダイゼーション条件への様々な改変を理解する。
【0096】
「増幅オリゴマー」は、少なくともその3’末端が標的核酸に相補的であり、標的核酸またはその相補体にハイブリダイズし、核酸増幅反応に関与するオリゴマーである。増幅オリゴマーの例は、標的核酸にハイブリダイズし、増幅プロセスにおいてポリメラーゼによって伸長される3’OH末端を含有する「プライマー」である。増幅オリゴマーの別の例は、(例えば、3’がブロックされた末端を有するため)ポリメラーゼによって伸長されないが、増幅に関与しまたは促進するオリゴマーである。例えば、増幅オリゴヌクレオチドの5’領域は、標的核酸に相補的でないプロモーター配列(「プロモータープライマー」または「プロモータープロバイダー」と称されてもよい)を含み得る。当業者は、プライマーとして機能する増幅オリゴマーが、5’プロモーター配列を含むように改変されてもよく、したがってプロモータープライマーとして機能し得ることを理解する。3’がブロックされた末端の組み込みは、プロモータープライマーをさらに改変し、ここでは、プロモータープライマーは標的核酸にハイブリダイズし、転写を開始させる働きをする上流プロモーター配列を提供することができるが、オリゴ伸長のためのプライマーを提供しない。このような改変されたオリゴは、本明細書において「プロモータープロバイダー」オリゴマーと称される。増幅オリゴヌクレオチドのサイズ範囲には、長さが約10〜約70ntであり(いかなるプロモーター配列もポリAテールも含まない)、標的核酸配列の領域(またはその相補鎖)に相補的である少なくとも約10個の連続する塩基またはさらに少なくとも12個の連続する塩基を含有するものが挙げられる。連続する塩基は、増幅オリゴマーが結合する標的配列に少なくとも80%、または少なくとも90%、または完全に相補的である。増幅オリゴマーは、増幅反応に関与するが、標的核酸もしくは鋳型配列に相補的でなく、それに含有されない、改変されたヌクレオチドもしくは類似体、または追加のヌクレオチドを任意選択で含んでもよい。オリゴヌクレオチド、アンプリコンまたは他の核酸の長さに関する範囲について言及する場合、その範囲は全ての整数を含む(例えば、長さが19〜25個の連続するヌクレオチドには19、20、21、22、23、24および25が含まれる)ことが理解される。
【0097】
本明細書で使用するとき、「プロモーター」は、特定の部位で核酸に結合し、RNAの転写を開始するためのシグナルとして、DNA依存性RNAポリメラーゼ(「転写酵素」)によって認識される特異的核酸配列である。
【0098】
本明細書で使用するとき、「プロモータープロバイダー」または「プロバイダー」は、第1および第2の領域を含み、その3’末端からのDNA合成の開始を防止するよう改変されたオリゴヌクレオチドを指す。プロモータープロバイダーオリゴヌクレオチドの「第1の領域」は、DNA鋳型にハイブリダイズする塩基配列を含み、該ハイブリダイズする配列(hybridizing sequence)は、プロモーター領域の3’に位置するが、必ずしもこれに隣接しない。プロモーターオリゴヌクレオチドのハイブリダイズする部分は、典型的には、長さが少なくとも10ヌクレオチドであり、長さは最長50またはそれ超のヌクレオチドまで伸長可能である。「第2の領域」は、RNAポリメラーゼのためのプロモーター配列を含む。プロモーターオリゴヌクレオチドは、好ましくは上記のようにその3’末端でブロッキング部分を含む、RNAまたはDNA依存性DNAポリメラーゼ、例えば、逆転写酵素によって伸長不能であるように操作される。本明細書で言及されるように、「T7プロバイダー」は、T7 RNAポリメラーゼによって認識されるオリゴヌクレオチド配列を提供するブロックされたプロモータープロバイダーオリゴヌクレオチドである。
【0099】
「増幅」は、標的核酸配列またはその相補体もしくはその断片の複数コピーを得るための任意の公知の手技を指す。複数コピーは、アンプリコンまたは増幅産物と称され得る。公知の増幅方法には、熱サイクリング増幅方法と等温増幅方法の両方が含まれる。一部の実施形態では、等温増幅方法が好ましい。レプリカーゼ媒介性増幅、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、リガーゼ連鎖反応(LCR)、鎖置換増幅(SDA)、および転写媒介性または転写関連増幅は、核酸増幅方法の非限定的な例である。レプリカーゼ媒介性増幅は、自己複製RNA分子、およびQB−レプリカーゼなどのレプリカーゼを用いる(例えば、米国特許第4,786,600号)。PCR増幅は、DNAポリメラーゼ、プライマー対およびサーマルサイクリングを用いて、dsDNAの2つの相補鎖の、またはcDNAから、複数コピーを合成する(例えば、米国特許第4,683,195号、同第4,683,202号および同第4,800,159号)。LCR増幅は、複数のサイクルのハイブリダイゼーション、ライゲーションおよび変性を用いることによって、4つまたはそれ超の異なるオリゴヌクレオチドを用いて、標的およびその相補鎖を増幅する(例えば、米国特許第5,427,930号および同第5,516,663号)。SDAは、制限エンドヌクレアーゼの認識部位を含有するプライマー、および標的配列を含む半改変DNA二重鎖の一方の鎖にニックを入れるエンドヌクレアーゼを用いて、それにより一連のプライマー伸長および鎖置換ステップで増幅が起こる(例えば、米国特許第5,422,252号、同第5,547,861号;および同第5,648,211号)。好ましい実施形態は、RNA標的核酸の増幅に適した増幅方法、例えば、転写媒介性増幅(TMA)またはNASBAを使用するが、本明細書に開示されるオリゴマーが他の増幅方法においてプライマーとして容易に使用され得ることは当業者には明らかである。
【0100】
「転写関連増幅」(本明細書において「転写媒介性増幅」(TMA)ともいう)は、RNAポリメラーゼを用いて、核酸鋳型から複数のRNA転写物を産生する核酸増幅を指す。これらの方法は、一般的に、RNAポリメラーゼ、DNAポリメラーゼ、デオキシリボヌクレオシド三リン酸、リボヌクレオシド三リン酸、およびプロモーター配列を含む鋳型相補性オリゴヌクレオチドを使用し、任意選択で、1つまたは複数の他のオリゴヌクレオチドを含んでもよい。TMAは、本明細書に記載するようなHSV標的配列を増幅および検出するために使用される増幅法の実施形態である。転写関連増幅の変形は、先に詳細に開示されるように、当該技術分野において周知である(例えば、米国特許第4,868,105号;同第5,124,246号;同第5,130,238号;同第5,399,491号;同第5,437,990号;同第5,554,516号;および同第7,374,885号;ならびにPCT公報第WO88/01302号;同第WO88/10315号および同第WO95/03430号)。当業者は、ポリメラーゼによるオリゴマー配列の伸長に基づく増幅法において、開示される組成物を用いてもよいことを理解する。
【0101】
本明細書で使用するとき、用語「リアルタイムTMA」は、リアルタイム検出手段によって監視される標的核酸の単一プライマー転写媒介性増幅(「TMA」)を指す。
【0102】
「増幅産物」と交換可能に使用される用語「アンプリコン」は、標的配列内に含有される配列に相補的または相同である、増幅手技中に生成される核酸分子を指す。これらの用語は、一本鎖増幅産物、二本鎖増幅産物、または二本鎖増幅産物の鎖の一方を指すために使用され得る。
【0103】
「プローブ」、「検出プローブ」、「検出オリゴヌクレオチド」および「検出プローブオリゴマー」は、本明細書において交換可能に使用され、ハイブリダイゼーションを促進して標的配列または増幅された核酸の検出を可能にする条件下で、核酸中または増幅された核酸中の標的配列に特異的にハイブリダイズする核酸オリゴマーを指す。検出は、直接的(例えば、その標的配列に直接ハイブリダイズするプローブ)または間接的(例えば、中間分子構造を介してその標的に連結されるプローブ)のいずれであってもよい。プローブは、DNA、RNA、それらの類似体、またはそれらの組合せであってもよく、これらは標識されていてもよくまたは標識されていなくてもよい。プローブの「標的配列」は、一般的に、標準的塩基対形成によってプローブオリゴマーの少なくとも一部に特異的にハイブリダイズする、より大きい核酸配列内のより小さい核酸配列を指す。プローブは、プローブの三次元立体構造に寄与する標的特異的配列および他の配列を含んでもよい(例えば、それぞれが参照により本明細書に組み込まれる米国特許第5,118,801号;同第5,312,728号;同第6,849,412号;同第6,835,542号;同第6,534,274号;および同第6,361,945号;ならびに米国公開第20060068417号)。好ましい実施形態では、検出プローブは2’メトキシ主鎖を含み、その結果、より強いシグナルを得ることができる。
【0104】
用語「TaqMan(登録商標)プローブ」は、蛍光色素を典型的に5’塩基上に、および非蛍光性の消光色素(クエンチャー)を典型的に3’塩基上に含有する、検出オリゴヌクレオチドを指す。照射されると、励起した蛍光色素は、蛍光を発するのではなく、近くの消光色素分子にエネルギーを伝達し、非蛍光基質を生じる。増幅中、ポリメラーゼのエキソヌクレアーゼ活性がTaqManプローブを切断してフルオロフォアをクエンチャーから分離し、それにより未消光シグナルを増幅の指標としてフルオロフォアから発光させる。
【0105】
本明細書で使用するとき、「標識」は、検出されるまたは検出可能シグナルをもたらす、プローブに直接的または間接的に繋がれた部分または化合物を指す。直接標識は、共有結合または非共有相互作用、例えば、水素結合、疎水性相互作用およびイオン性相互作用、またはキレートもしくは配位錯体の形成を含む、標識をプローブに連結する結合または相互作用を通じて起こってもよい。間接標識は、直接的または間接的のいずれかで標識され、検出可能シグナルを増幅することができる、橋架け部分または「リンカー」、例えば結合対メンバー、抗体またはさらなるオリゴマーの使用を通じて起こってもよい。標識には、任意の検出可能な部分、例えば、放射性核種、リガンド(例えば、ビオチン、アビジン)、酵素または酵素基質、反応性基、または発色団(例えば、色素、粒子、または検出可能な色を与えるビーズ)、発光化合物(例えば、生物発光、燐光または化学発光標識)、またはフルオロフォアが含まれる。標識は、混合物中の結合した標識プローブが、未結合標識プローブのものと異なる検出可能な変化、例えば、不安定性または示差的な分解特性を示す、ホモジニアスアッセイにおいて検出可能であり得る。標識または標識プローブの未結合型から結合型を物理的に除去せずに、「ホモジニアス検出可能標識」を検出してもよい(例えば、米国特許第5,283,174号;同第5,656,207号;および同第5,658,737号)。標識には、化学発光化合物、例えば、標準的アクリジニウムエステル(「AE」)および誘導体を含むAE化合物が含まれる(例えば、米国特許第5,656,207号;同第5,658,737号および同第5,639,604号)。合成および核酸に標識を結合させ、標識を検出する方法は周知である。(例えば、Sambrookら、Molecular Cloning、A Laboratory Manual、第2版(Cold Spring Harbor Laboratory Press、Cold Spring Harbor、NY、1989年)、第10章、米国特許第5,658,737号、同第5,656,207号、同第5,547,842号、同第5,283,174号、および同第4,581,333号)。1を超える標識、および1を超える標識タイプは、特定のプローブ上に存在してもよく、または検出は、検出可能シグナルを生じる化合物で各プローブが標識されている、プローブの混合物を用いてもよい(例えば、米国特許第6,180,340号および同第6,350,579号)。
【0106】
本明細書で使用するとき、「分子トーチ」と称される構造は、別個の自己相補性領域(「閉鎖ドメイン」)を含むように設計され、これらの領域は、繋ぐ領域(joining region)(「標的結合ドメイン」)によって接続されており、所定のハイブリダイゼーションアッセイ条件下で互いにハイブリダイズする。標的閉鎖ドメインを含むヌクレオチド配列の全てまたは一部は、標的結合ドメインとしても機能し得る。したがって、標的閉鎖配列は、標的結合配列、標的に結合しない配列、およびそれらの組合せを含むことができる。
【0107】
「捕捉プローブ」、「捕捉オリゴヌクレオチド」、「標的補足オリゴヌクレオチド」および「捕捉プローブオリゴマー」は、本明細書において交換可能に使用され、標準的塩基対形成によって、標的核酸中の標的配列に特異的にハイブリダイズし、固定されたプローブ上の結合パートナーに繋ぎ、標的核酸を支持体に捕捉する核酸オリゴマーを指す。捕捉オリゴマーの一例には、2つの結合領域を含むオリゴヌクレオチド:標的ハイブリダイジング配列および固定化プローブ結合領域を含む。この例のバリエーションでは、該2つの領域は、1つまたは複数のリンカーによって一緒に繋がれた2種の異なるオリゴマーに存在し得る。捕捉オリゴマーの別の実施形態は、標的ハイブリダイジング配列は、標的核酸に非特異的に結合し、該核酸を支持体上の固定化プローブに連結する、ランダムまたは非ランダムのポリGU配列、ポリGT配列またはポリU配列を含む配列である。固定化プローブ結合領域は、テールと称される核酸配列であり得る。テールには、約10〜40ヌクレオチド(例えば、A
10〜A
40)の、または支持粒子もしくは支持マトリックスに結合された相補的な固定化配列に結合している約14〜33nt(例えば、T
3A
14〜T
3A
30)の、実質的にホモポリマーのテールが含まれる。したがって、好ましい核酸テールの非限定的な例は、一部の実施形態では、T
0〜4A
10〜40配列を含み得る。捕捉オリゴマーの別の例は、標的にハイブリダイズする配列、および核酸配列でない結合対メンバーである、2つの領域を含む。
【0108】
本明細書で使用するとき、「固定化オリゴヌクレオチド」、「固定化プローブ」または「固定化核酸」は、捕捉オリゴマーを支持体に、直接的または間接的に繋ぐ核酸結合パートナーを指す。支持体に繋がれた固定化プローブは、試料中の未結合物質から捕捉プローブに結合した標的の分離を容易にする。固定化プローブの一実施形態は、試料中の未結合物質からの結合標的配列の分離を容易にする、支持体に繋がれるオリゴマーである。支持体には、公知の物質、例えば、マトリックスおよび溶液中の遊離粒子が含まれてもよく、これは、ニトロセルロース、ナイロン、ガラス、ポリアクリレート、混合ポリマー、ポリスチレン、シラン、ポリプロピレン、金属または他の組成物からできていてもよく、その一実施形態は磁気誘引可能粒子(magnetically attractable particle)である。支持体は、固定化プローブが直接的(共有結合、キレート化もしくはイオン性相互作用を介して)または間接的に(1つまたは複数のリンカーを介して)繋がれる、単分散磁気球体(例えば、均一サイズ±5%)であってもよく、この場合、プローブと支持体との間の連結または相互作用は、ハイブリダイゼーション条件中、安定である。