(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記多次元センサーの前記出力が、前記口腔内撮像センサーの加速度の大きさを含み、前記電子プロセッサによって実行されるとき、指示が、前記加速度の大きさが定義された期間にわたってゼロであったという判定に応答して、前記口腔内撮像センサーを低電力状態で動作させることにより、前記撮像システムに、前記撮像システムの前記動作を変更させる、請求項1に記載の撮像システム。
前記電子プロセッサが、第一の定義されたジェスチャーパターンが前記口腔内撮像センサーを用いて実施されたことを、前記多次元センサーの前記出力に基づいて判定するようにさらに構成される、請求項1に記載の撮像システム。
前記電子プロセッサが、前記第一の定義されたジェスチャーパターンが前記口腔内撮像センサーを用いて実施されたという判定に応答して、前記画像検出構成要素を作動することによって、前記撮像システムの前記動作を変更するようにさらに構成される、請求項3に記載の撮像システム。
前記電子プロセッサが、前記口腔内撮像センサーが定義された回数、連続して上昇し、下降したことを判定することにより、前記第一の定義されたジェスチャーパターンが前記口腔内撮像センサーで実施されたと判定するように構成される、請求項3に記載の撮像システム。
前記電子プロセッサが、前記口腔内撮像センサーが誤操作されたという判定に応答して、エラー状態チェックルーチンを開始することにより、前記口腔内撮像センサーの動きのタイプが発生したという判定に応答して、前記撮像システムの動作を変更するように構成され、
前記エラー状態チェックルーチンが、前記口腔内撮像センサーの、電圧チェック、電流チェック、温度チェック、又は、加速度チェック、の少なくとも1つを実行することを含む、
請求項9に記載の撮像システム。
前記電子プロセッサが、前記口腔内撮像センサーが落下したと判定することにより、前記口腔内撮像センサーが誤操作されたと判定するように構成される、請求項9に記載の撮像センサー。
口腔内撮像センサー、口腔内撮像センサーハウジング、前記口腔内撮像センサーハウジングの中に少なくとも部分的に収容される画像検出構成要素、および前記口腔内撮像センサーハウジングの中に少なくとも部分的に収容される多次元センサーを含む撮像システムを操作する方法であって、前記画像検出構成要素が、患者の口の外側に配置されたx線源から射出されたx線放射から画像データを取り込むように構成されるx線検出器を備える一方、前記口腔内撮像センサハウジングが、前記患者の前記口の中に固定されて配置され、
前記口腔内撮像センサーの動きを示す前記多次元センサーの出力を受信することと、
前記出力を動きのタイプを示す所定の移動基準と比較することと、
前記比較に基づく、前記口腔内撮像センサーの動きのタイプが発生したという判定に応答して、前記撮像システムの動作を変更することと、を含む、方法。
前記多次元センサーの前記出力に基づいて、前記口腔内撮像センサーで第一の定義されたジェスチャーパターンが実施されたと判定することをさらに含む、請求項13に記載の方法。
前記撮像システムの前記動作を変更することが、前記口腔内撮像センサーで前記第一の定義されたジェスチャーパターンが実施されたという判定に応答して、前記画像検出構成要素を作動することを含む、請求項15に記載の方法。
前記第一のジェスチャーパターンが前記口腔内撮像センサーで実施されたと判定することは、前記口腔内撮像センサーが定義された回数、連続して上昇し、下降したことを判定することを含む、請求項15に記載の方法。
前記口腔内撮像センサーの前記動きのタイプが発生したという判定に応答して、前記撮像システムの動作を変更することが、前記口腔内撮像センサーが誤操作されたという判定に応答して、エラー状態チェックルーチンを開始することを含み、
前記エラー状態チェックルーチンが、前記口腔内撮像センサーの、電圧チェック、電流チェック、温度チェック、又は、加速度チェック、の少なくとも1つを実行することを含む、
請求項21に記載の方法。
前記口腔内撮像センサーの前記動きのタイプが発生したという判定に応答して、前記撮像システムの動作を変更することが、前記口腔内撮像センサーが誤操作されたという判定に応答して、前記画像検出構成要素の動作を停止することを含む、請求項21に記載の方法。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明のあらゆる実施形態が詳細に説明される前に、本発明は、その適用において、以下の説明に記載されるかまたは以下の図面に示される構造の詳細および構成要素の配置に限定されないことを理解されたい。実践または実施されるその他の実施形態および方法が可能である。
【0013】
図1Aは、撮像システム100の実施例を図示する。本明細書に記述した実施例では、撮像システム100は、口腔内撮像センサーと併用するための歯科撮像システムである。しかし、他の実装では、撮像システム100は、その他の医療的または非医療的撮像目的のために構成され得る。撮像システム100は、撮像システムコントローラコンピュータ101を含み、これはいくつかの実装では、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、またはその他のコンピューティングデバイス上で実行されるソフトウェアを含む。撮像システムコントローラコンピュータ101は、電子プロセッサ103およびメモリ105を含む。一実施例では、メモリ105のすべてまたは一部は、非一時的およびコンピュータ可読であり、また電子プロセッサ103によって実行される命令を格納して、例えば、本開示に提示されるように、撮像システムコントローラコンピュータ101の機能を提供する。
【0014】
図1Aの実施例では、撮像システムコントローラコンピュータ101は、ディスプレイ106に通信可能に結合される。システムコントローラコンピュータ101は、ディスプレイ106上に出力されるグラフィカルユーザーインタフェースを生成する。以下でより詳細に論じるように、グラフィカルユーザーインタフェースは、ユーザーから様々な入力を受信し、指示、データ、およびその他の情報をユーザーに出力するよう構成される。ディスプレイ106は、
図1Aの実施例では、撮像システムコントローラコンピュータ101に結合された別個のユニットとして示されているが、他の実装では、ディスプレイ106は撮像システムコントローラコンピュータ101と同じハウジングに統合され、例えばその場合、撮像システムコントローラコンピュータ101がラップトップコンピュータまたはタブレットコンピュータとして実装される。
【0015】
図1Aの実施例では、撮像システムコントローラコンピュータ101は、X線源107および撮像センサー108に通信可能に結合される。撮像センサー108(この例では、口腔内歯科撮像センサー)は、撮像センサーハウジング109を含む。画像検出構成要素は、撮像センサーハウジング109内に配置され、次いで画像を生成するために使用されるデータを取り込むように構成される。
図1Aの実施例は、撮像センサーハウジング内に配置される画像検出構成要素として、シンチレータ111、光ファイバープレート113、および画像センサーアレイ115を含む。X線放射の受信に応答して、シンチレータ111は、光ファイバープレート113を通過する光子を生成する。画像センサーアレイ115は、光ファイバープレート113によって指向された光子を検出し、X線画像を生成するために使用されるデータを出力する。他の実装には、例えばシンチレータおよび/または光ファイバープレートなしで動作するように構成された直接変換検出器(例えば、光子カウンタ)を含む、他の画像検出構成要素が含まれ得る。
【0016】
センサー電子プロセッサ117もまた、撮像センサーハウジング109内に配置され、検出されたX線放射を示す信号を受信するために、画像センサーアレイ115に通信可能に結合される。いくつかの実装では、センサー電子プロセッサ117はセンサーメモリ119にも結合される。特定の実施形態において、センサー電子プロセッサ117は、フィールドプログラマブルゲートアレイとして提供されているが、他の実施形態では、センサー電子プロセッサ117は異なるタイプのプロセッサであり、センサーメモリ119は、本明細書に記載されるような特定の機能を提供または実行するようにセンサー電子プロセッサ117によって実行される非一時的コンピュータ可読メモリである。
【0017】
図1Aの実施例では、センサー電子プロセッサ117は、インタフェースマイクロコントローラ121と通信可能に結合される。図示した例では、インタフェースマイクロコントローラ121も撮像センサーハウジング109内に配置され、また下記でより詳細に検討するように、センサー電子プロセッサ117と撮像システムコントローラコンピュータ101との間の通信を提供するように構成される。いくつかの実装では、撮像システムコントローラコンピュータ101は、例えば、USBケーブルまたはWi−Fi接続を含む有線または無線接続によって、センサー電子プロセッサ117および/またはインタフェースマイクロコントローラ121に選択的に連結可能である。
【0018】
撮像センサーハウジング109はまた、撮像センサー108の配置、動き、および動作に関する情報を提供する多次元センサー123を含む。
図1Aの実施例では、多次元センサー123は、三次元空間の加速度の大きさおよび方向を示す信号を出力するように構成された三次元加速度計125を含む。多次元センサー123は、三次元ジャイロスコープセンサー127および三次元磁気計129も含む。
【0019】
様々な実装で、撮像センサー108はまた、追加的なセンサー構成要素を含み得る。
図1Aの特定の実施例では、多次元センサー123は、撮像センサー108の温度を示す信号を出力するように構成された温度センサー131を含む。撮像センサー108はまた、撮像センサー108に供給される電力の電流および/または電圧を示す信号を出力するように構成された電流/電圧モニタ回路133を含む。撮像センサー108はまた、撮像センサー108内の空気圧を示す信号を出力するように構成された空気圧センサー135を含む。いくつかの実装では、電流/電圧モニタ回路133は、撮像センサーハウジング109内に配置されず、代わりに撮像センサーハウジング109に外部的に結合された別個のハウジング内に提供される。
【0020】
図1Aの実施例では、電流/電圧モニタ回路133および空気圧センサー135は、別個の構成要素として提供され、多次元センサー123に組み込まれない。しかし、他の実装では、電流/電圧モニタ回路133、空気圧センサー135、および温度センサー131は、多次元センサー123に組み込まれてもよい。逆に、いくつかの実装では、加速度計125、ジャイロスコープセンサー127、磁気計129、温度センサー131、電流/電圧モニタ回路133、および空気圧センサー135は、すべて、「多次元センサー」として識別可能な単一の内部構造またはハウジングのない別個の構成要素として、撮像センサーハウジング109内に提供される。それらの実装では、多次元センサー123は、撮像センサーハウジング109内に提供された一つ以上のセンサー構成要素を集合的に指す。最後に、
図1Aの実施例は、撮像センサーハウジング109内のセンサー構成要素のタイプの特定のリストを示すが、他の実装では、撮像センサー108は、より多いか、より少ないか、または異なるセンサー構成要素を含み得る。
【0021】
図1Aに示す撮像システム100では、撮像システムコントローラコンピュータ101は、撮像センサーハウジング109内に配置されたセンサーからの出力を監視し、センサーからの出力に少なくとも部分的に基づいて様々な構成要素を動作させる。特に、以下でより詳細に説明するように、撮像システムコントローラコンピュータ101は、複数の異なる動作状態のうちの一つにおいて撮像センサー108を動作させ、撮像センサー108のセンサーからの出力に少なくとも部分的に基づいて、動作状態の間で移行する。いくつかの実装では、複数の異なる動作状態は、一つ以上の「低電力」状態、一つ以上の「準備完了」状態、および一つ以上の「作動」状態を含む。
【0022】
「低電力」状態で動作する場合、撮像センサー108に提供される電力および/または撮像センサー108の様々な構成要素によって消費される電力は低減され、撮像センサー108の一部の機能/動作が禁止されるか、または制限される(手動のオーバーライドを妨げる)。例えば、いくつかの実装では、撮像センサー108(特に画像センサーアレイ115)は、撮像センサー108が「低電力」状態で動作するときには作動できない。代わりに、撮像センサー108は、第一の状態移行基準が満たされていると判定することに応答して、まず「準備完了」状態へと移行する必要がある。「準備完了」状態で動作する場合、撮像センサー108はまだ作動していないが、撮像システムコントローラコンピュータ101によって検出された第二の状態移行基準が満足されていることを示す入力または状態に応じて、「作動」動作状態に移行され得る。いくつかの実装では、撮像センサー108が「低電力」状態で動作する間、撮像センサーハウジング109内のセンサー構成要素のうち一つ以上に提供される電力も低減または切断される。
【0023】
いくつかの実装では、撮像センサー108と撮像システムコントローラコンピュータ101との間の通信インタフェースは、撮像センサー108が「低電力」状態で動作している時に無効になる。例えば、
図1Aのシステムでは、撮像センサー108が「低電力」状態に入ると、インタフェースマイクロコントローラ121はオフまたは電源ダウンされ得る。別の方法として、いくつかの実装では、インタフェースマイクロコントローラ121は、撮像センサー108が「低電力」状態で動作しているかどうかに基づいて、撮像システムコントローラコンピュータ101とインタフェースマイクロコントローラ121との間の接続を制御する方法を調節するようにそれ自体が構成される。
【0024】
図1Aの実施例では、センサー電子プロセッサ117は、様々なセンサー構成要素の出力を監視し、状態移行基準が下記にさらに詳細に記述されているように満たされていることを検出するのに応答して、「割込み」ルーチンを開始し、および/または「割込み」フラグを出力するようにトリガされてもよい。この例では、インタフェースマイクロコントローラ121は、センサー電子プロセッサ117による割込みフラグ出力に応答して動作を再開し、撮像センサー108と撮像センサーコントローラコンピュータ101との間の通信を回復させる。したがって、以下に提示される実施例のいくつかは、撮像システムコントローラコンピュータ101の電子プロセッサ103によって行われ、実行される機能について述べるが、他の実装では、この機能(状態移行基準の検出および動作状態の移行を含む)は、別の電子プロセッサ、例えば、センサー電子プロセッサ117によって、全部または一部が提供される。
【0025】
図1Aは、センサー電子プロセッサ117(これは画像センサーアレイ115から取り込まれた画像データを受信し、撮像センサー108内の他のセンサー構成要素の出力を監視することの両方を行う)、およびインタフェースマイクロコントローラ121(これは撮像センサー108と撮像システムコントローラコンピュータ101との間の通信を制御する)として撮像センサー108内の制御ロジックを概して図示している。しかし、この制御機能は、一つ以上の他の処理装置を使用して実装されてもよい。例えば、いくつかの実装では、センサー電子プロセッサ117およびインタフェースマイクロコントローラ121に関連して説明した機能は、撮像センサーハウジング内に配置された単一のマイクロコントローラ構成要素によって提供される。逆に、他の実装では、センサー電子プロセッサ117を参照して説明した機能は、撮像センサーハウジング109内および/または多次元センサー123内に位置する二つ以上のコントローラにわたって分散される。
【0026】
図1Bは、三つの別個のコントローラを含む撮像センサー150の実施例を図示する。第一のコントローラは、データバス153に通信可能に結合され、撮像センサー150と撮像システムコントローラコンピュータ(図示せず)との間の通信を管理するように構成されている、インタフェースマイクロコントローラ151である。いくつかの実装では、インタフェースコントローラ151はUSBコントローラであり、有線USBケーブルインタフェースを介して撮像センサー150と外部コンピュータシステムとの間の通信を提供するように構成される。インタフェースコントローラ151は、ストレージメモリ155に直接結合され、データバス153を通してブートメモリ157に結合される。
【0027】
図1Bの実施例の第二のコントローラは、画像取得フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)159である。画像取得FPGA159は、画像センサーアレイ161(または他の画像検出構成要素)に直接結合される。画像センサーアレイ161によって取り込まれた画像データは、画像取得FPGA159を介して画像メモリ163にストリーミングされる。この実施例では、画像メモリ163はSRAMデバイスを含む。画像取得FPGA159は、画像センサーアレイ161、画像メモリ163、およびインタフェースマイクロコントローラ151間の画像データ転送を処理するように構成される。いくつかの実装では、画像取得FPGAはまた、例えば、線量検出アルゴリズムを含む画像センサーアレイ161に対して様々な制御およびモニタリング機能を実装するように構成される。
【0028】
様々なその他のセンサー構成要素も、
図1Bの実施例のデータバス153に結合される。入力電力測定回路165は、撮像センサー150に供給される電圧および電流動作電力を監視し、測定された電圧および電流を示す信号をデータバス153に出力するように構成される。空気圧センサー167は、撮像センサー150のハウジング内に配置され、データバス153に出力信号を提供するように結合される。いくつかの実装では、空気圧センサー167は、絶対空気圧力を測定し、測定された値をデータバス153に出力するよう構成されている一方、他の実装では、空気圧センサー167は、データバス153に内部空気圧の変化を示す信号を出力し、閾値を超える空気圧の変化を検知することに応答してデータバス153に空気圧割込みフラグを出力するよう構成されている。
【0029】
図1Bの実施例では、九次元(9D)センサー169もデータバス153に通信可能に結合される。
図1Aの実施例の多次元センサー123と同様に、9Dセンサー169は、撮像センサー150の動き、位置、配向の九次元を示す測定データを提供する三次元ジャイロスコープセンサー171、三次元加速度計173、および、三次元磁気計175を含む。9Dセンサー169はまた、温度センサー177を含む。
【0030】
図1Bの実施例の第三のコントローラは、9Dセンサー169内に位置する9Dセンサーコントローラ179である。9Dセンサーコントローラ179は、9Dセンサー169の様々なセンサー構成要素を監視および制御するように構成され、センサー構成要素によって測定された状態およびパラメータを示すデータ/信号をデータバス153に出力するように構成される。9Dセンサーコントローラ179は、インタフェースマイクロコントローラ151に直接結合された一つ以上の専用の「割込み」ピンも含む。いくつかの実装では、9Dセンサーコントローラ179は、9Dセンサー169のセンサー構成要素の一つ以上からの出力を監視し、特定の状態移行基準が満足されているかどうかを判定し、状態移行基準が満足されていると判定することに応答して「割込み」フラグ信号をインタフェースマイクロコントローラ151に出力するよう構成される。9Dセンサーコントローラ179によるインタフェースマイクロコントローラ151へのこの「割込み」フラグ信号出力は、いくつかの実装では、インタフェースマイクロコントローラ151を、一つの動作状態から別の動作状態へと(例えば、上述のように「低電力」状態から「準備完了」状態に)移行させることができる。
【0031】
したがって、本開示に提示される特定の実施例は、一般的にセンサー電子プロセッサ117によってなされる判定またはそれによって提供される機能を参照するが、様々な他の実装では、この機能は、実施される特定の制御ロジックアーキテクチャに応じて、撮像センサー108/150に内部的に、またはいくつかの場合には撮像システムコントローラコンピュータ101内に実装され得る。例えば、「割込みルーチン」は、検出された状態に応答して提供されるサブルーチンまたは機能を指してもよい。「割込み信号」または「割込みフラグ」は、別の論理構成要素で受信されたときに、構成要素がシステムの機能を実行または変更する(例えば、「割込みルーチン」の実行を開始する)一つのコントローラまたはセンサーの出力(例えば、バイナリ出力)を意味する。
【0032】
いくつかの実装では、「低電力」状態から「準備完了」状態に移行する前に、または他の実装では、「準備完了」状態から「作動」状態に移行する前に、撮像システムコントローラコンピュータ101またはセンサー電子プロセッサ117は、撮像センサー108が適切に動作していることを確認するために、エラー状態チェックルーチンを実施する。他の実装では、エラー状態チェックルーチンは、画像センサー108が単一の動作状態で動作している間に定期的に実施され、例えば、「作動」状態で動作中に各画像が取り込まれた後である。さらに他の実装では、エラー通知によって、電子プロセッサは、他のシステムチェックルーチンまたは自動自己補正ルーチンを自動的に起動させることができる。以下の考察では、「撮像システム」によって実施されると説明される機能またはステップは、様々な実施形態において、例えば、センサー電子プロセッサ117、インタフェースマイクロコントローラ121、撮像システムコントローラコンピュータ101の電子プロセッサ103、または9Dセンサー169の9Dセンサーコントローラ179を含む、撮像システムのコントローラのうちの一つ以上によって実施される。
【0033】
例示的なエラー状態チェックルーチンが、
図2A〜2Eに示される。まず
図2Aでは、エラー状態チェックルーチンが開始された後(ブロック201)、撮像システム100は、最初に「電圧」チェックを行う(ブロック203)。撮像センサー108が電圧チェックに合格する場合、撮像システム100は「電流」チェックを行う(ブロック205)。撮像センサー108が電流のチェックに合格すると、撮像システム100は「温度」チェックを実行する(ブロック207)。撮像センサー108が温度チェックに合格すると、撮像システム100は「加速」チェックを実行する(ブロック209)。撮像センサー108がエラー状態チェックルーチンのそれぞれに合格する場合、撮像システム100は、撮像センサー108の動作を続けられる(例えば、「作動」状態での動作または「作動」状態への移行を継続する)。
【0034】
図2Bは、より詳細に「電圧チェック」ルーチンの実施例を図示する。電流/電圧モニタ回路133からの出力に基づいて、撮像システム100は、撮像センサー108に、例えば撮像システムコントローラコンピュータ101に結合されたUSBケーブルを通して供給される電力の電圧を判定する(ブロック211)。検出された電圧が第一の電圧閾値(V1)を超えない場合(ブロック213)、撮像システム100は、撮像センサー108内または撮像センサー108をその電源に接続するケーブルのいずれかにエラー状態があると判定する。この検出された状態に応答して、撮像システム100はセンサーを解除し、いくつかの実装では、センサーが「作動」状態へと移行するのを防止する(ブロック215)。「低電圧」通知は、ユーザーに出力される(ブロック217)。「低電圧」通知は、例えば、撮像システムコントローラコンピュータ101に結合されたディスプレイに示されるグラフィカル通知として出力することができる。いくつかの実装では、「低電圧」通知は、検出された電圧の値を表示し、考えられる是正措置について使用者に指示する。例えば、「低電圧」通知は、撮像センサー108を別のUSBポートに接続するか、撮像センサー108を異なるコンピュータ/撮像システムコントローラコンピュータ101に接続するか、または異なるUSBケーブルを使用して撮像センサー108を撮像システムコントローラコンピュータ101に接続するように指示することができる。「低電圧」通知は、状態が持続する場合、技術サポートに連絡するようユーザーに指示することもできる。いくつかの実装では、検出されたエラー/故障状態(例えば、「低電圧」状態および下記のその他の状態)は、撮像センサー108のエラー/障害を追跡するために使用されるログファイルに記録される。
【0035】
同様に、検出された電圧が第一の電圧閾値よりも高い第二の電圧閾値(V2)を超えると撮像システム100が判定すると(ブロック219)、撮像システム100は、撮像センサー108上の「高電圧」状態を検出する。撮像システム100は、センサーを解除し、いくつかの実装では、センサーが「作動」状態(ブロック221)へ移行するのを防止する。「高電圧」通知は、ユーザーに出力される(ブロック223)。「高電圧」状態は撮像センサー108のハードウェアに損傷を与える可能性があり得るため、「高電圧」通知によって、撮像センサー108を電源から直ちに抜いて損傷を防止するようにユーザーに指示する。いくつかの実装では、例えば、検出された電圧の大きさを含む情報に基づいて、「高電圧」通知は、異なるコンピュータに撮像センサー108を接続してみること、または技術サポートに連絡することをユーザーに伝えるユーザー指示を含む。さらに他の実装では、撮像システム100は、エラーメッセージを直接的に技術サポートシステムに送信し、エラーメッセージに、エラー状態を検出した撮像システムコントローラコンピュータ101の識別および位置、および検出された電圧の大きさの表示を含むように構成され得る。
【0036】
ただし、撮像センサー108に供給される電力の検出された電圧が第一の電圧閾値と第二の電圧閾値との間である場合、撮像センサー108は、試験の「電圧チェック」部分に合格している。次に、撮像システム100は「電流チェック」ルーチンに続く(ブロック225)。
【0037】
図2Cは、エラー状態チェックルーチンの電流チェックの構成要素(
図2Aのブロック205)を示す。いくつかの実装では、撮像センサー108が「電圧チェック」構成要素(
図2Aのブロック203)に合格しない場合、撮像システム100は電流チェック構成要素を実行することなく、撮像センサー108を解除する。しかし、「電圧チェック」構成要素に合格した後、撮像システム100は、撮像センサー108に提供される電力の電流を判定することによって電流チェック構成要素を開始する(ブロック227)。電流が第一の電流閾値(I1)を下回る場合(ブロック229)、撮像システム100は、「低電流」状態が存在すると判定し、それに応答して、撮像センサー108が解除されるか作動を妨げられ(ブロック231)、そして「低電流」通知が撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェース上に出力される(ブロック233)。「低電流」通知は、判定された電流の大きさ、検出された問題のトラブルシューティングの指示(例えば、別のUSBポート、別のコンピュータ、または別のUSBケーブルを試すこと)、または技術サポートに連絡する指示を含み得る。
【0038】
電流が第一の電流閾値(I1)を超える場合、撮像システム100は、検出された電流が第一の電流閾値よりも大きい第二の電流閾値(I2)を超えるかどうかを判定する(ブロック235)。そうである場合、撮像システム100は、「高電流」状態が存在すると判定し、それに応答して、撮像センサー108を解除し、いくつかの実装では、撮像センサー108が作動するのを防ぐ(ブロック237)。「高電流」通知はユーザーに出力される(ブロック239)。高電流は撮像センサー108のハードウェアに損傷を与える可能性があり得るため、いくつかの実装では、「高電流」通知によって、センサーを直ちに切断して損傷を防止するようにユーザーに指示する。「高電流」通知は、撮像センサー108を別のコンピュータ(例えば、撮像システムコントローラコンピュータ101)に接続してみるか、別のケーブルを使用して接続するか、または技術サポートに連絡するように、ユーザーに指示することもできる。
【0039】
検出された電流が第一の電流閾値と第二の電流閾値との間である場合、撮像システム100は検出された電流の変化率を判定する。検出された電流の変化率は、一番最近検出された電流および一つ以上の以前に検出された電流に基づいて判定される。いくつかの実装では、ログファイルからのデータを抽出するかまたは読み取ることによって、検出された電流の変化率をより長期間にわたって追跡することができるように、電流ログファイルが維持される。電流の変化率は、変化率電流閾値(I3)と比較される(ブロック241)。いくつかの実装では、この比較は、撮像センサー108が電源(例えば、撮像システムコントローラコンピュータ101)に差し込まれた時点で判定されたベースライン電流に対して定義された閾値よりも大きく増加しているかどうかを示す。変化率が変化率電流閾値を超える場合、撮像センサー108は解除されるか、またはいくつかの実装では作動が防止される(ブロック243)。「高電流変化」通知は、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェース上でユーザーに出力される(ブロック245)。「高電流変化」通知は、損傷を防止するために撮像センサー108を切断するようユーザーに指示し、いくつかの実装では、例えば、技術サポートに連絡することを含むトラブルシューティング/軽減のためのさらなる指示を提供する。
【0040】
撮像センサー108がこれらのチェックのすべてに合格し、センサーがすでに作動している場合(ブロック247)、撮像システム100はその現在の動作状態で撮像センサー108を動作させ続けるか、またはエラー状態チェックルーチンの他の構成要素(ブロック249)を続ける。しかし、撮像センサー108がまだ作動していない場合(ブロック247で)、電流チェック構成要素は別の検証試験を含む。撮像システム100は、撮像センサー108を作動させ(ブロック251)、撮像センサー108を作動した直後に電流を測定する(ブロック253)。撮像センサー108を作動させた直後に検出された電流が第四の電流閾値(I4)を超える場合(ブロック255)、撮像センサー108は解除され(ブロック257)、作動プロセスの間に検出された電流に基づいてエラー状態が検出されたことを示す「作動未完了」通知がユーザーに出力される(ブロック259)。「作動未完了」通知は、撮像センサー108が正常に作動しておらず、X線画像が取り込まれないことをユーザーに示す。いくつかの実装では、「作動未完了」通知は、例えば、別のUSBポート、コンピュータ、またはUSBケーブルを試すか、または技術サポートに連絡することを含む、エラー状態を軽減/トラブルシューティングするための追加的な指示も提供し得る。
【0041】
しかしながら、撮像センサー108を作動させた直後に検出された電流が第四の電流閾値(I4)を下回る場合(ブロック255)、撮像システム100は、「作動」状態で撮像センサー108を動作させることに進み、および/またはエラー状態チェックルーチンの次の試験に進む。
図2A〜2Eの実施例では、「準備完了」状態から「作動」状態に移行する撮像センサー108は、電流チェック機構の間に「作動」され、そして「温度」チェック構成要素(
図2Aのブロック207)および加速チェック(
図2Aのブロック209)のために作動したままとなる。しかしながら、いくつかの他の実装では、撮像センサー108が作動した直後に検出される電流を第四の電流閾値(I4)と比較する電流チェック構成要素の一部(ブロック255)は、撮像センサー108が解除されている間に一つ以上の追加的な試験が実施されるまで遅延される。
【0042】
電圧チェック構成要素(
図2Aのブロック203)および電流チェック構成要素(
図2Aのブロック205)を完了した後、撮像システム100は撮像センサー108に温度チェックを適用する。この例では、撮像センサー108が作動した後に温度チェックが適用される。しかしながら、他の実装では、撮像システム100は、撮像センサー108を作動させる前に温度チェックを行う。撮像センサー108が電圧チェックおよび電流チェック構成要素に合格する場合、温度チェック中に検出された異常な温度は、撮像センサー108の電流および電圧/電流モニタ回路133の両方に対する問題を示し得る。
【0043】
温度チェック構成要素を実行するにあたり、撮像システム100は、最初にセンサーの温度を判定し(ブロック261)、次に、検出された温度を第一の温度閾値(T1)と比較する(ブロック263)。検出された温度が第一の温度閾値を超える場合、撮像システム100は、エラー状態が存在すると判定し、撮像センサー108を解除し(または、いくつかの実装では、撮像センサー108を作動させないようにし)(ブロック265)、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェース上でユーザーに「高温」通知を出力する(ブロック267)。高温は、撮像センサー108の回路内の高電流または電気短絡を示す場合があるため、高温通知はいくつかの実装では、撮像センサー108を電源(例えば、撮像システムコントローラコンピュータ101)から直ちに切断し、技術サポートに連絡するように、ユーザーに指示する。いくつかの実装では、撮像システム100は次に、撮像センサー108を冷却することを可能にするために、定められた遅延期間の間は画像センサー108が再作動されるのを防止し続ける(ブロック268)。
【0044】
撮像センサー108の温度が第一の温度閾値(T1)を下回る場合、撮像システム100は次に、撮像センサー108に異常な温度変化率があるかどうかを考慮する。撮像システム100は、一番最近検出された温度および一つ以上の以前に検出された温度に基づいて温度変化率を判定し(ブロック269)、計算された温度変化率を温度変化閾値(T2)と比較する(ブロック271)。温度変化率が温度変化閾値を下回る場合、撮像センサー108はエラー状態チェックルーチンの温度構成要素に合格しており、撮像システム100は撮像センサー108を動作させ続ける(ブロック273)。しかしながら、温度変化率が閾値を超える場合、撮像システム100は、撮像センサー108を解除し(または撮像センサー108を作動させないようにし)(ブロック273)、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェース上でユーザーに「温度変化」通知を出す(ブロック277)。「温度変化」通知は、ユーザーが撮像センサー108を直ちに切断して損傷を防止するように指示してもよく、また技術サポートに連絡するようユーザーに指示することもできる。
【0045】
最後に、撮像センサー108がエラー状態チェックルーチンの電圧構成要素、電流構成要素、および温度構成要素に合格した場合、撮像システム100は加速度計127の出力を評価し、作動プロセスの間または前に撮像センサー108が落下しているかどうかを判定する。撮像システム100は、加速度計125の出力に基づいて加速度の絶対的な大きさを判定する(ブロック281)。いくつかの実装では、撮像システム100は、撮像センサー108が「低電力」状態から「準備完了」状態に移行して以来、または最後の「加速チェック」が実施された以来、検出された最大加速度を判定する。検出された加速度が加速度閾値より小さい場合(ブロック283)、撮像センサー108は作動され、その通常の動作が継続される(ブロック285)。しかしながら、検出された加速度が、突然の落下またはその他の損傷を与える可能性のある衝撃を示す加速度閾値を超える場合、「損傷可能性」通知が、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェース(ブロック287)上でユーザーに対して出力される。「損傷可能性」通知は、損傷の可能性がある事象が検出されたことを示し、目に見える損傷に対して撮像センサーハウジング109を視覚的に検査するように指示する。いくつかの実装では、撮像センサー108は、エラー状態チェックルーチンの他の構成要素に正常に合格している限り、「損傷可能性」事象が検出された後でも「作動」状態で動作し続ける。さらに、上述のように、いくつかの実装では、加速度計の出力が、突然の落下を示す加速度閾値を超えるかどうかの判定は、撮像センサーのハウジング109内に配置されてそれに応じて割込みを出力するように構成された論理構成要素によって実行され、このことにより、「落下」事象を示す加速度が、撮像センサー108と撮像システムコントローラコンピュータ101の間の通信ならびに撮像システムコントローラコンピュータ101によるさらなる処理をする必要なく、短時間に検出されることが可能になる。いくつかの実施形態では、この論理構成要素は、センサー電子プロセッサ117(
図1A)、9Dセンサー制御装置179(
図1B)、または別の論理回路として提供される。
【0046】
図2A〜2Eを参照して上述した例は、撮像センサー108に適用されるエラー状態チェックルーチンの一例である。他の実装では、ステップは別の順序で実施されてもよく、より多いか、より少ないか、または代替的な試験およびステップを含んでもよい。さらに、上述の試験の失敗はほとんどが結果として、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェース上でユーザーに表示される通知に表示されるだけであるが、他の実装では自動化された緩和ステップを提供し得る。例えば、撮像システム100は、一つ以上の特定の試験に合格しない場合、撮像センサー108を電源から自動的に切断するように構成され得る。さらに、問題が解決しない場合、技術サポートに連絡するようにユーザーに指示する代わりに、撮像システム100は、撮像システムコントローラコンピュータ101の識別および/または位置を含んで技術サポートシステムにメッセージを自動的に送信するように構成されてもよい。メッセージは、失敗した試験に関するその他の詳細(撮像センサー108を試験に失敗させたセンサー出力読み取りを含む)も含み得る。
【0047】
上述のように、
図2A〜2Eに図示したエラー状態チェックルーチンのうち一つ以上は、撮像センサー108が「作動」状態で動作する間に定期的に実施されてもよく、または撮像センサー108が一つの状態から別の状態に移行する時に実施されてもよい。しかし、撮像システム100は、撮像センサー108の様々なセンサー構成要素からの出力を使用して、一つの動作状態から別の動作状態へと移行するように構成され得る。例えば、
図3Aおよび3Bは、使用していない時に撮像センサー108を保管するための「ガレージ」303または「保管ホルダー」を含む撮像システムハウジング301を図示する。永久磁石305は、撮像システムハウジング301に組み込まれ、「ガレージ」303に保存された時に磁場を撮像センサー108に印加するように配置される。永久磁石305によって生成される磁場は、撮像センサー108の磁気計129の出力に基づいて検出および特定され得る大きさおよびベクトル方向を持つ。
【0048】
図4に示すように、撮像システム100は、撮像センサー108が撮像システムハウジング301のガレージ303内に配置されていることを、磁気計129の出力が示すかどうかに基づいて、「低電力」状態と「準備完了」状態との間で移行するように構成される。撮像システム100は、磁気計129からの出力信号を定期的に処理して、撮像センサー108に対する磁場の強度およびベクトル方向を検出する(ブロック401)。撮像センサー108が「低電力」状態で現在動作していない場合(ブロック403)、検出された磁場は、検出された磁場が「ガレージ」303または保管ホルダー内の撮像センサー108の配置を示すかどうかを判定するために分析される(ブロック405)。「ガレージ」303での配置を示す磁場が検出された場合、撮像センサー108は「低電力」状態に移行される(ブロック407)。しかし、「ガレージ」303での配置を示す磁場が検出されない場合、撮像センサー108は「準備完了」状態のままである(ブロック409)。
【0049】
撮像センサー108がすでに「低電力」モードで動作している時(ブロック403)、撮像システム100は、検出された磁場が「ガレージ」303からの撮像センサー108の取り外しを示すかどうかを判定する(ブロック411)。いくつかの実施形態では、「ガレージ」303からの撮像センサー108の取り外しを示す磁場は、検出された磁場の大きさが定められた閾値を下回って減り、および/または検出された磁場のベクトル方向が、所定量だけ永久磁石305によって印加されることが予想される磁場のベクトル方向から偏向するものである。「ガレージ」303からの撮像センサー108の取り外しを示す磁場が検出された場合(ブロック411)、撮像センサー108は、「低電力」モードから「準備完了」モードへと移行される(ブロック409)。しかしながら、検出された磁場が、撮像センサー108が「ガレージ」303内に配置されていることを示し続ける場合、撮像センサー108は「低電力」状態のままである(ブロック407)。
【0050】
いくつかの実装では、撮像センサー108は、永久磁石305によって印加される磁場の検出された変化にのみ基づいて、「ウェークアップ」する(例えば「低電力」状態から「準備完了」状態へと移行する)。しかしながら、いくつかの実装では、撮像センサー108のセンサー構成要素によって提供される追加的または代替的な情報は、撮像センサー108を「準備完了」モードに移行するかどうかを決定するために使用される。例えば、
図4にさらに図示されるように、撮像センサー108が「低電力」状態で動作する間、撮像システム100は、加速度計125の出力に基づいて、画像センサー108の加速度を定期的に検出するように構成され得る。検出された加速度が「ウェークアップ」閾値を超える場合(ブロック413)、撮像センサー108は、「準備完了」状態に移行し(ブロック409)、検出された加速度が「ウェークアップ」閾値を下回る場合、撮像センサー108は「低電力」状態のままである(ブロック407)。
図4の実施例に示すように、磁場および加速度の「ウェークアップ」基準はいくつかの実施形態では並行して適用され、いずれかの基準を満たす条件によって撮像センサー108が「準備完了」状態に移行される。しかしながら、他の実装では、磁場および加速度の「ウェークアップ」基準が連続して適用され、撮像センサー108が「準備完了」状態に移行する前に両方の基準を満足する必要がある。
【0051】
上述のように、いくつかの実装では、
図4に関連して説明した判定は、撮像センサー108から受信したデータに基づいて、撮像システムコントローラコンピュータ101によって実施される。しかしながら、他の実装で、例えば、撮像センサー108が低電力モードで動作する間は撮像センサー108と撮像システムコントローラコンピュータ101との間の通信が無効な実装では、状態移行判定の一部またはすべては、撮像センサー108内に含まれる論理構成要素(例えば、
図1Aの実施例のセンサー電子プロセッサ117)によって行われる。さらに他の実装では、撮像センサーハウジング109および/または多次元センサー123(例えば、
図1Bの実施例における9Dセンサーコントローラ179)内に位置する一つの論理構成要素は、特定の測定された状態に応答して「割込み」フラグを生成するよう構成される。例えば、
図4の方法を参照すると、
図1Bの9Dセンサーコントローラ179は、加速度計173の出力が、撮像センサー150の加速が「ウェークアップ」閾値を超えることを示す時に、割込みフラグを生成するように構成されてもよい。この割込みフラグは、撮像センサー150を、部分的に撮像センサー150と撮像システムコントローラコンピュータ101との間の通信を復元するインタフェースマイクロコントローラ151によって、低電力状態から準備完了状態へと移行させる。状態移行条件が(
図1Bの実施例のように)割込みによって開始される時、撮像センサー150は、撮像システムコントローラコンピュータ101が撮像センサー108の加速度を定期的に監視して、「ウェークアップ」閾値を超えているかどうかを判定する場合に必要となるほど頻繁には、撮像システムコントローラコンピュータ101に加速データを伝達する必要がない場合もある。いくつかの実装では、撮像センサー108が低電力状態で動作する間、加速度データは撮像センサー108から撮像システムコントローラコンピュータ101に通信されない。
【0052】
図3Aおよび3Bの実施例では、永久磁石305は、「ガレージ」303の上方に配置されるか、またはガレージの壁もしくは表面に永久的に組み込まれる。しかし、他の実装では、永久磁石305は、他の位置に配置することができ、撮像センサー108が「ガレージ」303内に配置される時に、独特の検出可能な磁場を提供することができる。同様に、保管ホルダーが「ガレージ」として
図3Aおよび3Bに図示されているが、保管ホルダーは、他の実装では他の構成で、例えば、撮像システムハウジング301の側面上に配置される「ホルスター」またはクリップとして提供され得る。さらに他の実装では、保管ホルダー、または「ガレージ」303は、撮像システムコントローラコンピュータ101から完全に分離されているハウジングとして提供されてもよく、また歯科医師のワークスペース近くで簡単にアクセスできるように配置可能にしてもよい。例えば、
図3Cおよび3Dは、撮像センサー108がバックプレート313に対して、かつ一対の支持アーム315によって保持される、画像センサー保管場所311の実施例を図示する。この実施例では、永久磁石はバックプレート313に組み込まれて磁場を生成し、撮像センサー108は画像センサー保管場所311内に配置された時に完全には囲まれない。
図3Cは、画像センサー保管場所311のみを示し、
図3Dは、撮像センサー108がその中に配置された画像センサー保管場所311を示す。
【0053】
図3Aおよび3Bの実施例は、永久磁石を使用して撮像センサー108が「ガレージ」303内に配置されているかどうかを検出して、その判定に基づいて動作状態の間で移行することについて論じているが、いくつかの他の実装では、他の機構を使用して撮像センサー108が保管位置にあるかどうかを検出して、それに従って動作状態の間で移行することができる。
【0054】
さらに他の実装では、撮像センサー108が「低電力」状態で動作する時、磁気計129は無効化され得る。したがって、撮像センサー108を「準備完了」状態にいつ移行させるかの判定は、別のセンサーまたは複数センサーからの基準に基づいており、例えば、加速度基準(ブロック413)は、装置を「低電力」状態から「準備完了」状態へといつ移行させるかを判定する唯一の試験として適用され得る。
【0055】
同様に、いくつかの実装では、加速度計125からの出力に基づいて検出される加速度は、撮像センサー108が「ガレージ」303内に配置されているという判定無しでも、「準備完了」状態と「低電力」状態の間での移行を制御し得る。これは、例えば、歯科医師が撮像センサー108をカウンタまたはテーブルに配置する場合に発生し得る。
図5に示すように、撮像システム100は、加速度計125からの出力に基づいて加速度の絶対的な大きさを判定する(ブロック501)。検出された加速度が、ゼロと等しくない場合(装置が移動していることを示す)(ブロック503)、撮像センサー108は「準備完了」状態で動作する。逆に、検出された加速度が撮像センサー108は静止していることを示す場合(ブロック503)、撮像センサー108は「低電力」状態に置かれる(ブロック507)。
【0056】
いくつかの実装では、撮像センサー108は、ゼロに等しい加速度を検出して直ちに「準備完了」状態から「低電力」状態に移行はされず、代わりに、撮像センサー108が、
図5の基準に基づいて「低出力」状態に移行する前に、定義された期間にわたってゼロ加速度を連続的に検出する必要がある。他の実装では、
図5に関連して説明した状態移行基準は、撮像センサー108が「作動」状態で動作している場合は適用されず、撮像センサー108が検出されたゼロの加速度に基づいて「低電力」状態に移行できる前に、撮像センサー108は「準備完了」状態で動作していなければならない。
【0057】
状態移行は、撮像センサー108に作用する他の磁場を検出および識別することによっても制御され得る。例えば、
図6Aおよび6Bはそれぞれ、撮像センサー108を特定のタイプの画像を取り込む位置に保持するように構成されたセンサーポジショナを示す。
図6Aに示す第一のセンサーポジショナ601は、バックプレート603および圧力アーム605を含む。撮像センサー108を第一のセンサーポジショナ601に選択的に結合するために、撮像センサー108は、バックプレート603と圧力アーム605との間に配置される。撮像センサー108は、バックプレート603の形状および圧力アーム605によって加えられる摩擦/圧力によって定位置に保持される。第一の永久磁石607はまた、センサーポジショナ601に結合された時に撮像センサー108に近い場所にある第一のセンサー位置に含まれる。第一の永久磁石607は、撮像センサーが第一のセンサーポジショナ601に結合された時に、撮像センサー108の磁気計129によって検出可能な既知の大きさおよびベクトル方向の磁場を作り出す。
【0058】
図6Bに示す第二のセンサーポジショナ611は、バックプレート613および撮像センサー108を第二のセンサーポジショナ611に選択的に結合するための圧力アーム615も含む。第二のセンサーポジショナ611の形状および配置は、第一のセンサーポジショナ601のそれとは異なるものであり、また患者の口腔内の異なる位置における歯科構造の画像を取り込むために撮像センサーを配置するように構成されている。第二のセンサーポジショナ611はまた、第二の永久磁石617を含む。第二の永久磁石617はまた、第二のセンサーポジショナ611に結合された時に撮像センサー108によって検出可能な既知の大きさおよびベクトル方向の磁場を生成する。しかしながら、第二の永久磁石617のタイプおよび位置決めのため、第二の永久磁石617によって発生し、第二のセンサーのポジショナ611に結合された時に撮像センサー108の磁気計129によって検出される磁場は、第一の永久磁石607によって発生し、撮像センサー108が第一のセンサーポジショナ601に結合された時に磁気計129によって検出される磁場とは異なる。これらの異なる既知の磁場に基づいて、撮像システム102は、磁気計129の出力に基づいて、いつ撮像センサー108がセンサーポジショナに結合されるかを識別し、そして、撮像センサー108が第一のセンサーポジショナ601に結合されているかまたは第二のセンサーポジショナ611に結合されているかを識別するように構成される。
【0059】
図6Aおよび6Bに図示した実施例は、バックプレート603、613内またはその上に配置された永久磁石607、617を示すが、他の実装で他のセンサーポジショナでは、永久磁石は他の固定位置に配置することができる。例えば、永久磁石は、圧力アーム615上に、またはバックプレート613の後ろもしくは下のセンサーポジショナの別の構造部分上に配置されてもよい。
【0060】
図7に図示した通り、センサーポジショナに組み込まれた永久磁場によって印加される磁場は、「準備完了」状態から「作動」状態への移行を制御することができ、いくつかの実装では、複数の異なるセンサーポジショナおよび/またはセンサーポジショナ機構が一連の画像を取り込むために使用され、検出された磁界は撮像システム100のユーザーに自動化された指示を提供するために使用され得る。撮像センサー108が「準備完了」モードで動作している間(ブロック701)、磁場の大きさおよびベクトル方向を判定するために磁気計129の出力を分析する(ブロック703)。検出された磁場は、検出された磁場がセンサーポジショナとの結合を示すかどうかを判定するために分析される(ブロック705)。そうでない場合、撮像センサー108は、「準備完了」状態で動作し続ける(ブロック701)。しかし、検出された磁場がセンサーポジショナとの結合を示す場合(ブロック705)、センサーポジショナのタイプおよび/または構成は、検出された磁場の大きさおよびベクトル方向に基づいて識別される(ブロック707)。これに応じて、撮像センサー108は作動され(ブロック709)、いくつかの実装では、撮像センサー108の配置のための指示が撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェース上に表示される。画像が取り込まれた後(例えば、ユーザーが起動するかまたは自動のトリガに基づく)(ブロック711)、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェースは、取り込まれる次の画像に対する指示を出力する(ブロック713)。いくつかの実施形態では、指示はディスプレイ106上に表示されるテキスト指示として出力されるが、他の実施形態では、指示はスピーカーを介して聞こえるように出力される。
【0061】
いくつかの実施形態では、出力指示はまた、新しいセンサーポジショナまたは新しい構成が、取り込まれる次の画像に必要かどうかも示す。同一のセンサーポジショナおよび同一の構成が次の画像に使用される場合(ブロック715)、撮像センサー108は「作動」状態のままで、次の画像が取り込まれる(ブロック711)。しかし、異なるセンサーポジショナまたは異なる構成が次の画像に対して必要である場合(ブロック715)、撮像センサー108が解除され(ブロック717)、撮像センサーハウジング109とセンサーポジショナ(ブロック705)との間の結合を示す磁場が識別されるまで、検出される磁場が再びモニタされる。
【0062】
図7の実施例は、「準備完了」状態から「作動」状態への移行について説明するが、他の実施形態では、センサーポジショナに組み込まれた永久磁石によって印加される磁場は、例えば、一つの「準備完了」状態から別の「準備完了」状態へ、一つの「作動」状態から別の「作動」状態へ、または「低電力」状態から「準備完了」状態への移行を含む、他のタイプの状態移行を代わりに制御することができる。
【0063】
いくつかの実装では、「準備完了」状態から「作動」状態への移行は、撮像センサー108の他のセンサー構成要素からの出力に基づいて制御され得る。例えば、撮像センサーハウジング109でなされた特定のジェスチャーは、加速度計125および/またはジャイロスコープセンサー127からの出力に基づいて検出され、また「準備完了」状態から「作動」状態へと移行するために使用され得る。このタイプのジェスチャー検出は、アプリケーションソフトウェアの状態を制御するためにも使用できる。
図8は、「準備完了」状態から「作動」状態への移行をトリガできる特定のジェスチャーの一例を検出する方法を図示する。この例では、撮像センサー108は、撮像センサー108が連続的に三回上下する場合、「作動」状態に移行される。
【0064】
加速度および/または位置データは、それぞれ、加速度計125および/またはジャイロスコープセンサー127から受信され(ブロック801)、「上昇および下降」ジェスチャーが撮像センサー108で行われたかどうかを判定する(ブロック803)。そうである場合、カウンタはインクリメントされ(ブロック805)、カウンタが3までインクリメントされていない場合(ブロック807)、撮像システム100は加速度/位置データを監視して(ブロック801)追加の「上昇」および「下降」のジェスチャーを検出し続ける(ブロック803)。三つの連続的な「上昇および下降」のジェスチャーが検出され、カウンタが3までインクリメントされた時(ブロック807)、撮像センサー108は「準備完了」状態から「作動」状態(ブロック809)へと移行する。
【0065】
三つの「上昇」および「下降」のジェスチャーが故意に連続的に行われることを確認するために、タイムアウト機構が適用される。最初の「上昇および下降」のジェスチャーが検出されてから(またはいくつかの実装では、最新の「上昇および下降」ジェスチャーが検出されてから)タイムアウト期間がまだ経過していない場合(ブロック811)、撮像システム100は加速度/位置データを監視し続け(ブロック801)、追加の「上昇および下降」のジェスチャーを検出し続ける(ブロック803)。しかし、タイムアウト期間が切れた場合(ブロック811)、カウンタはゼロにリセットされる(ブロック813)。例えば、暗電流をリセットすることを含む撮像システムの他の動作をトリガするために、特定のジェスチャーおよび移動の検出も使用することができる。
【0066】
図8は、撮像センサー108で実施され、撮像センサーハウジング109内の様々なセンサーからの出力に基づいて検出されるジェスチャーの一例のみを図示する。他の実装では、撮像システム100は、三つの連続した「上昇および下降」のジェスチャーの代わりに、他のタイプのジェスチャーを検出するように構成される。いくつかの実装では、異なるジェスチャーを使用して「作動」状態への移行をトリガすることができるだけでなく、撮像システム100によってどの特定のタイプの画像(または画像シリーズ)が取り込まれるかを撮像システム100に示すこともできる。例えば、第一のジェスチャーパターンの検出は、第一のタイプのX線画像が取り込まれ、それに応答して、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェースが、第一のタイプX線画像に特に関連する指示および情報を出力することを撮像システム100に示す。逆に、第二の異なるジェスチャーパターンの検出は、第二のタイプのX線画像が取り込まれることを撮像システム100に示し、それに応答して、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェースは、第二のタイプX線画像または画像シリーズに特に関連する指示および情報を出力する。別の方法として、撮像システムコントローラコンピュータ101は、検出されたジェスチャーパターンによってどの画像タイプが示されるかに基づいて、取り込まれた画像データを処理または保存してもよい。
【0067】
いくつかの実装では、撮像システム100はまた、撮像センサー108が患者の口腔内に配置された可能性が高い時を検出することによって、一つの状態から別の状態へと移行するように構成され得る。
図9は、温度センサー131からの出力に基づいて、撮像センサー108が患者の口腔内に配置されているかどうかを判定する方法を図示する。温度センサー131によって検出された温度は、撮像センサー108が患者の口腔内に置かれた時に増加する可能性が高いため、撮像システム100は三つの異なる温度ベースの基準を適用して、撮像センサー108が患者の口の外側の位置から患者の口腔内の新しい位置へと移動されたことを確認する。
【0068】
第一に、撮像システム100は、温度センサー131の出力に基づいて温度読み取り値を判定および保存する(ブロック901)。本温度は、温度閾値(例えば、98°F)と比較される。(ブロック903)撮像センサー108が患者の口腔内に配置されている場合、感知された温度はこの温度閾値を超えるべきである。
【0069】
第二に、撮像システム100は、一番最近検出された温度およびメモリ(例えば、メモリ105またはセンサーメモリ119)上に保存された以前に検出された温度に基づいて、感知された温度の一次導関数を確定する(ブロック905)。計算された温度の第一の一次導関数は、変化率の閾値と比較される(ブロック907)。撮像センサー108が患者の口の外側の位置(温度は室温)から患者の口腔内の位置(温度は「体温」)に移動した場合、計算された一次導関数はこの変化率の閾値を超えるべきである。
【0070】
第三に、撮像システム100は、感知された温度の二次導関数を確定する(ブロック909)。この二次導関数は、温度の変化率がどれだけ急速に増加するかを示し、「加速度」閾値と比較される(ブロック911)。前と同じように、撮像センサー108が患者の口の外側の位置(温度は室温)から患者の口腔内の位置(温度は「体温」)へと移動した場合、計算された二次導関数は、温度変化率の急激な増加を示すべきであり、この加速度閾値を超えるべきである。
【0071】
三つの温度ベースのすべての基準が満たされている場合、撮像センサー108は、撮像センサー108が患者の口の内側に配置されているという仮定に基づいて「作動」状態に移行される(ブロック913)。しかし、三つの基準のいずれかが満足されていない場合、撮像システム100は、撮像センサー108が患者の口腔内に配置されていること、したがって撮像センサー108が「準備完了」状態のままであることを確認できない(ブロック915)。周囲温度変動に起因して、感知された温度に基づいて撮像センサー108が患者の口腔内に配置されたかどうかを判定するためのいくつかの方法は、結果として偽「陰性」を発生させて、撮像センサー108が患者の口腔内に実際に置かれた後であっても、撮像センサー108が「準備完了」状態のままである場合がある。いくつかの実施形態では、ユーザーは、偽陰性をオーバーライドし、撮像センサー108を、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザー(ブロック917)上のスイッチまたは入力を使用して「作動」状態へと移行させることができる。
【0072】
図2A〜2Eを参照して上述したように、撮像システム100は、撮像センサー108が、状態移行に応じて(またはその準備中に)撮像システムコントローラコンピュータ101に最初に接続される時、または特定の状態で動作している間に定期的に、一つ以上のエラー状態チェックルーチンを適用するように構成され得る。いくつかの実装では、撮像センサー108には、他のタイプのエラー状態検出のために構成された一つ以上の追加的内部センサーが装備されている。例えば、
図9は、空気圧センサー135によって検出された撮像センサーハウジング109内の空気圧に基づいて、ハウジングへの突然の衝撃または患者によってハウジングが噛まれることに起因した、撮像センサーハウジング109への損傷の可能性を検出する方法を図示する。
【0073】
図10の実施例では、撮像システム100は、空気圧センサー135の出力を監視する(ブロック1001)。空気圧は温度変化によって自然に変化するため、撮像システム100は温度補正圧力閾値を決定し(ブロック1003)、検出された空気圧を補正した閾値と比較する(ブロック1005)。検出された空気圧が補正された閾値を下回ったままである場合、撮像システム100はその動作を継続する(ブロック1007)。しかしながら、補正された閾値を超える空気圧は、撮像センサーハウジング109を噛むことまたは別の損傷可能性のある衝撃によって引き起こされ得る。したがって、補正閾値よりも高い空気圧を検出することに応答して(ブロック1005)、撮像システム100は、撮像システムコントローラコンピュータ101のグラフィカルユーザーインタフェース上でユーザーに「圧力損傷可能性」通知を出力する(ブロック909)。いくつかの実装では、この通知は、撮像センサーハウジング109を損傷に対して視覚的に点検することをユーザーに指示する。他の実装では、撮像システム100は、損傷の可能性を示す空気圧力を検出することに応答して自動チェックルーチンを実行するよう構成され、自動チェックルーチンの結果に応じて、自動自己修正を適用するかまたはさらなる指示とともにユーザーに通知を出力する。
【0074】
図10の実施例では、損傷可能性事象を示す空気圧力を検出した後でも、撮像システム100は、その動作を継続し(ブロック1007)、撮像センサー108を使用するのを停止すべき程度まで撮像センサーハウジング109が損傷しているかどうかを判定することをユーザーに依存する。しかしながら、他の実装では、撮像システム100は、損傷可能性事象の検出に応答して撮像センサー108を無効にするように構成されてもよく、または操作を継続する前に追加的な緩和措置を取るように構成されてもよい。例えば、撮像システム100は、補正閾値を超える空気圧を検出することに応答して、撮像センサー108のより実質的な検査または試験を要求する技術サポートシステムへの通知を自動的に送信するように構成され得る。他の実装では、撮像システム100は、補正閾値を超える空気圧の検出に応答して、エラー状態チェックルーチン(例えば、
図2A〜2Eに示すルーチンのうち一つ以上)を自動的に開始するように構成され得る。
【0075】
さらに他の実装では、撮像システム100は、それぞれ異なる緩和措置をトリガする複数の空気圧閾値を適用し得る。例えば、撮像システム100は、第一の圧力閾値を超えている場合、撮像センサーハウジング109を視覚的に点検するようにユーザーに指示する、グラフィカルユーザーインタフェース上の通知を出力し、第二の(より高い)圧力閾値を超えている場合、
図2A〜2Eのエラー状態チェックルーチンを適用し、そして第三の(最高の)閾値を超えている場合、技術サポート担当者が完全に検査するまで、撮像センサーハウジング108を無効化するように構成し得る。
【0076】
上述のシステムおよび方法は、エラー状態を検出するための、そして撮像センサー108の動作を制御する状態間の移行のための、撮像システム100によって実施される方法の実施例を提供する。
図11は、撮像センサー108の動作を制御および調節するための上述した様々な方法およびシステムの相互作用を図示した状態図の具体的な例を提供する。
図11の実施例では、撮像センサー108は、低電力状態、準備完了状態、および作動状態の三つの状態のうちの一つで動作する。
【0077】
低電力状態1101で動作する時、撮像センサー108は起動できず、すなわち撮像センサー108は画像データを取り込むことはできず、X線源107は起動してX線放射を射出することはできない。いくつかの実装では、撮像センサー108が低電力状態で動作している時、撮像センサー108の他のセンサーおよび/または論理構成要素の一部もオフまたは電源ダウンされる。
【0078】
準備完了状態1103で動作する時、画像センサーアレイ115はオフになるが、準備完了状態1103から作動状態1105へと移行すると、起動される(すなわち、画像データを取り込むように作動される)。
図11の実施例では、撮像センサー108は、低電力状態1101から作動状態1105へと直接移行できない。
【0079】
作動状態1105で動作する場合、画像センサーアレイ115はオンになり、ユーザー起動または自動トリガに応答して画像データを取り込む。
図11の実施例では、X線源107は起動されて、撮像センサー108が作動状態1105で動作している時に、また多次元センサー123の出力が、撮像センサー108はX線源107と整列していることを示す時に、X線を放射することができる。
【0080】
低電力状態1101で動作する時、撮像センサー108は、撮像センサー108が「ガレージ」303から取り外されたことを検出するのに応答して(例えば、
図4の方法)、または閾値を超える加速度を検出することに応答して(例えば、
図5の方法)、準備完了状態1103へと移行できる。
図11の実施例では、撮像センサー108は、低電力状態1101で動作する時、作動状態1105に直接移行できない。
【0081】
準備完了状態1103で動作する時、撮像センサー108は、ジェスチャーパターンを検出することに応答して(例えば、
図8の方法)、作動状態1105へと移行できる。撮像センサー108は、「ガレージ」303における撮像センサー108の配置を検出することに応答して(例えば、
図4の方法)、または定義された期間にわたるゼロに等しい加速度を検出することに応答して(例えば、
図5の方法)、準備完了状態1103から低出力状態1101へと移行することもできる。
【0082】
作動状態1105で動作する時、撮像センサー108は、X線画像データを取り込むように操作できる。撮像センサー108は、撮像センサー108がセンサーポジショナから取り外されたことを検出するのに応答して(例えば、
図7の方法)、作動状態1105から準備完了状態1103へと移行できる。
図11の実施例では、撮像センサー108はまた、撮像センサー108が保管場所「ガレージ」303に置かれていることを検出するのに応答して(例えば、
図4の方法)、または定義された時間の間のゼロに等しい加速度の検出に応答して(例えば、
図5の方法)、作動状態1105から低電力状態1101に直接移行することもできる。
【0083】
図11の状態図を実装するいくつかの撮像システム100では、撮像システム100は、撮像センサー108が準備完了状態1103から作動状態1105へと移行する時、
図2A〜2Eおよび
図10を参照して上述したエラー状態チェックルーチンの一つ以上を実行するように構成され得る。いくつかの実装では、撮像システム100は、作動状態1105で動作している間定期的に、または作動状態1105で動作中にX線画像の定義された数(例えば、一つ以上)を取り込んだ後、これらのエラー状態チェックルーチンのうち一つ以上も実行する。
【0084】
図11は、撮像システム100によって実施され得る状態図の一つだけの例である。他の実装では、撮像システム100は、一つ以上の「低出力」状態、一つ以上の「準備完了」状態、および一つ以上の「作動」状態を含むより多くの動作状態を実施し得る。他の実施形態では、一つの動作状態から別の動作状態への移行を開始するために、より多いか、より少ないか、または異なる基準が使用され得る。
【0085】
また、上述の実施例は、撮像センサー108のセンサー構成要素からの出力を監視し、状態移行を開始するかどうかを決定する「撮像システム100」を記述する。したがって、様々な異なる実施形態では、これらおよび他の方法は、撮像システム100に含まれる様々なプロセッサまたは撮像システム100に通信可能に結合された他の処理システムのうちの一つ以上によって実行されてもよい。例えば、いくつかの実装では、センサー出力を分析し、状態移行を開始する時を決定し、エラー状態チェックルーチンを実行する方法は、メモリ105に記憶された命令を実行する撮像システムコントローラコンピュータ101の電子プロセッサ103によって提供される。しかしながら、他の実装では、これらの方法は、センサーメモリ119に記憶された命令を実行するセンサー電子プロセッサ117によって提供される。さらに他の実装では、方法のいくつかは、撮像システムコントローラコンピュータ101の電子プロセッサ103によって実施される一方、他の方法は、センサー電子プロセッサ117によって実行されるか、方法は、センサー電子プロセッサ117および撮像システムコントローラコンピュータ101の電子プロセッサ103の両方で実行される命令によって協働して実行される。
【0086】
最後に、添付図面に図示され、上記の実施例で考察されたいくつかの方法が「サブルーチン」として記述されているが、他の実装では、これらの方法の一つ以上がループ化されたプロセスとして実施されてもよい。例えば、
図2B、2C、2D、2E、4、5、および10に図示した個々の方法のうちの一つ以上は、各繰り返し完了時または定義された時間遅延の後で実行を継続的に繰り返すプロセスとして実施され得る。さらに、いくつかの実装では、複数の個別のループ化されたプロセスを実行して、別個のループとして並列に実行できる。
【0087】
したがって、本発明は、とりわけ、撮像センサーハウジングに組み込まれたセンサー構成要素からの出力に基づいて、低電力状態を含む複数の動作状態の間で撮像センサーを移行するように構成された撮像システムを提供する。本発明の様々な特徴および利点が下記の特許請求の範囲に記載されている。