特許第6797300号(P6797300)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6797300
(24)【登録日】2020年11月19日
(45)【発行日】2020年12月9日
(54)【発明の名称】回転開閉型化粧品容器
(51)【国際特許分類】
   A45D 34/04 20060101AFI20201130BHJP
【FI】
   A45D34/04 525Z
   A45D34/04 525B
【請求項の数】4
【全頁数】12
(21)【出願番号】特願2019-525839(P2019-525839)
(86)(22)【出願日】2017年9月26日
(65)【公表番号】特表2019-535402(P2019-535402A)
(43)【公表日】2019年12月12日
(86)【国際出願番号】KR2017010575
(87)【国際公開番号】WO2018093040
(87)【国際公開日】20180524
【審査請求日】2019年5月14日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0153502
(32)【優先日】2016年11月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】515033496
【氏名又は名称】ヨンウー カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000660
【氏名又は名称】Knowledge Partners 特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ジョン,ヒョ−ソン
(72)【発明者】
【氏名】ハム,キーヨン
【審査官】 石井 茂
(56)【参考文献】
【文献】 韓国公開特許第10−2015−0047200(KR,A)
【文献】 韓国登録特許第10−1537543(KR,B1)
【文献】 特開平11−332645(JP,A)
【文献】 特開2001−238726(JP,A)
【文献】 特開2016−106863(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2016/0249726(US,A1)
【文献】 特開2004−000441(JP,A)
【文献】 特開平11−164729(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A45D 33/00−40/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内容物を貯蔵する容器本体と、
前記容器本体の上部に結合し、前記容器本体に貯蔵した内容物を排出する排出部を具備する楕円形状の容器ネックと、
前記容器ネックの上部に結合する楕円形状上で形成され、前記排出部を包むように位置し、外周面の両側に支持突起を具備する固定管と、
前記固定管の内側に延長され、内容物移動ホールが形成される閉鎖用突出部と、前記固定管の上部に延長し形成され、外周面の両側にそれぞれ上段から下方向に螺旋形ガイド溝が形成される延長部を含む固定体と、
前記閉鎖用突出部を包んで、前記延長部に挿入されて昇降するように構成され、昇降に伴って前記閉鎖用突出部により開閉される吐出孔が形成され、外周面には、前記螺旋形ガイド溝に挿入されて、前記螺旋形ガイド溝に沿って移動するガイド突起を具備するシールキャップと、
前記固定体に回転可能に結合して回転運動によって前記シールキャップが昇降するようにガイドし、内側には、前記ガイド突起が挿入されて移動する空間を形成する垂直ガイド溝及び水平ガイド溝が相互接続し形成され、上部には、前記吐出孔を介して吐出する内容物をアプリケーターに移動させるノズルを具備し、内側下部には、回転によって前記支持突起を乗り越えるように係止突起が形成された弾性部を具備する楕円形状の昇降ガイド部材と、
前記昇降ガイド部材を包む楕円形状に形成され、前記固定体に対して一方向または他方向に180度回転可能に結合して、一方向または他方向回転によって、前記昇降ガイド部材を回転させる回転体と、そして、前記昇降ガイド部材の前記ノズルに結合して、ユーザー皮膚に内容物を塗布するアプリケーターと、を含み、
前記回転体を回転する過程で、前記支持突起と前記係止突起が形成された弾性部構造によって発生する音によってユーザーが前記吐出孔の開閉状態を認知することができるように構成されることを特徴とし、
前記弾性部は、前記昇降ガイド部材の側面下部から左、右が切開された状態で位置し、前記回転体を回転して前記支持突起と前記係止突起が当接する時点で後方に移動して復元されるように構成されることを特徴とする回転開閉型化粧品容器。
【請求項2】
前記昇降ガイド部材の下面には、前記弾性部が後方に移動の時に干渉が発生することを防止するように移動溝が形成されることを特徴とする請求項に記載の回転開閉型化粧品容器。
【請求項3】
前記固定管の外側には、前記昇降ガイド部材の内周面に密着するように前記固定管の外周面一部を包んで突出し形成され、前記回転体及び前記昇降ガイド部材の回転の時に揺れる現象を防止する揺れ防止突起を具備することを特徴とする請求項1に記載の回転開閉型化粧品容器。
【請求項4】
前記容器ネックの外周面の両側には、前記固定体が前記容器ネックに結合した状態で回転することを防止するように回転防止突起を具備し、前記固定体の内側には、前記回転防止突起が挿入される挿入溝が形成されることを特徴とする請求項1に記載の回転開閉型化粧品容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転開閉型化粧品容器に関し、より詳細には、回転体を回転する過程で固定体に形成された支持突起構造と、昇降ガイド部材に形成された左、右が切開され、係止突起を具備した弾性部構造を用いて、音を発生させ、ユーザーが音を介した吐出孔の開閉状態を認知することができるように構成することにより、ユーザーに使いやすさを提供することができる回転開閉型化粧品容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に化粧品容器には、スキン、ローション、アイクリームなどが収容される。特に、ローション、アイクリームなどのジェル(GEL)タイプの化粧品には使用が簡便であり、製造原価が安いチューブ型化粧品容器が広く使用されている。このような既存の化粧品容器には、ジェル(GEL)タイプの化粧品をさらに便利に塗布することができるようにスポンジなどの多孔性弾性材質で構成されるブラシなどのアプリケーターが吐出口に付着されている形態が多数存在する。
【0003】
しかし、このようなアプリケーターを付着したチューブ型化粧品容器の場合に、適切な開閉手段がない場合は、保管中の容器本体が予期しなく加圧されて化粧品が漏出される現象が発生するという問題があった。
【0004】
前記のような問題点をして解消するために、本出願人が2010年09月17日先出願して登録受けた「回転開閉型ブラシチューブ型化粧品容器」が大韓民国登録特許第10-1192211号(以下、「特許文献1」とする。)に開示されている。
【0005】
前記特許文献1は、回転キャップを90度回転する動作によりシールキャップが昇降し、吐出孔を開閉するように構成されることにより、閉鎖用突出部によって吐出孔を閉鎖した状態では、保管中のチューブ容器が予期しなく加圧されても、化粧品が漏出される現象が発生することを防止することはできるものの、チューブネック、固定体、回転キャップが楕円形で形成される場合に、アプリケーターの方向性を提供することができなくなるので、ユーザーに不便さをもたらすという問題があった。
【0006】
【0007】
前記のような問題点をして解消するために、本出願人が2013年10月24日先出願して登録受けた「回転開閉型容器本体」が大韓民国登録特許第10-1530580号(以下、「特許文献2」とする。)に開示されている。
【0008】
前記特許文献2は、回転キャップを一方向または他方向に180度回転する動作によって、シールキャップが昇降し、シールキャップに形成された吐出孔を開閉するように構成することにより、チューブネック、固定体及び回転体が楕円形で形成された容器本体において、アプリケーターの方向性を提示してユーザーに使いやすさを提供することができるのが特徴である。
【0009】
しかし、前記特許文献2には、回転キャップの前面と後面には、「open」及び「close」がそれぞれ表示され、固定体の正面には、吐出孔の開閉状態を認知することができるように表示部を具備し、回転キャップの回転によって表示部を介して吐出孔の開閉状態を認知することができように構成され、「open」及び「close」状態、すなわち、吐出孔の開閉状態を視覚的にのみ確認できるという構造的な問題があった。
【0010】
また、回転キャップの回転を支持する構造が存在しなくて、回転キャップの回転の時に揺れる現象が発生して脱離するおそれがあるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上述した問題点を解決するために創作されたもので、本発明の目的は、回転体を回転する過程で固定体に形成された支持突起構造と、昇降ガイド部材に形成された左、右が切開され、係止突起を具備した弾性部構造を用いて音を発生させ、音を介した吐出孔の開閉状態を認知することができるように構成することにより、ユーザーに使いやすさを提供することができる回転開閉型化粧品容器を提供することである。
【0012】
また、固定管の外周面一部を包んで突出し形成されて、昇降ガイド部材の内周面に密着される揺れ防止突起構造を介して昇降ガイド部材の安定的な支持ができるので、回転体及び昇降ガイド部材の回転の時に揺れる現象を防止することができる回転開閉型化粧品容器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記のような問題点を解決するために、本発明に係る回転開閉型化粧品容器は、内容物を貯蔵する容器本体と、前記容器本体の上部に結合し、前記容器本体に貯蔵した内容物を排出する排出部を具備する楕円形状の容器ネックと、前記容器ネックの上部に結合する楕円形状で形成され、前記排出部を包むように位置し、外周面の両側に支持突起を具備する固定管と、前記固定管の内側に延長され、内容物移動ホールが形成される閉鎖用突出部と、前記固定管の上部に延長し形成され、外周面の両側にそれぞれ上段から下方向に螺旋形ガイド溝が形成される延長部を含む固定体と、前記閉鎖用突出部を包んで、前記延長部に挿入されて昇降するように構成され、昇降に伴って前記閉鎖用突出部によって開閉される吐出孔が形成され、外周面には、前記螺旋形ガイド溝に挿入され、前記螺旋形のガイド溝に沿って移動するガイド突起を具備するシールキャップと、前記固定体に回転可能に結合して、回転運動によって前記シールキャップが昇降するようにガイドし、内側には、前記ガイド突起が挿入されて移動する空間を形成する垂直ガイド溝及び水平ガイド溝が相互連結し形成され、上部には、前記吐出孔を介して吐出する内容物をアプリケーターに移動させるノズルを具備し、内側下部には、回転により前記支持突起に乗り越えるように係止突起が形成された弾性部を具備する楕円形状の昇降ガイド部材と、前記昇降ガイド部材を包む楕円形状で形成され、前記固定体に対して一方向または他方向に180度回転可能に結合して、一方向または他方向の回転により前記昇降ガイド部材を回転させる回転体と、そして、前記昇降ガイド部材のノズルに結合し、ユーザーの肌に内容物を塗布するアプリケーターと、を含み、
【0014】
前記回転体を回転する過程で、前記支持突起と前記係止突起が形成された弾性部構造によって発生する音によってユーザーが吐出孔の開閉状態を認知することができるように構成されることを特徴とする。
【0015】
また、前記弾性部は、前記昇降ガイド部材の側面下部から左、右が切開された状態で位置し、前記回転体を回転して前記支持突起と前記係止突起が当接する時点で後方に移動して復元されるように構成されることを特徴とする。
【0016】
また、前記昇降ガイド部材の下面には、前記弾性部が後方に移動の時に、干渉が発生することを防止するように移動溝が形成されることを特徴とする。
【0017】
また、前記固定管の外側には、前記昇降ガイド部材の内周面に密着するように前記固定管の外周面一部を包んで突出し形成され、前記回転体及び昇降ガイド部材の回転の時に揺れる現象を防止する揺れ防止突起を具備することを特徴とする。
【0018】
また、前記容器ネックの外周面の両側には、前記固定体が容器ネックに結合した状態で回転することを防止するように回転防止突起を具備し、前記固定体の内側には、前記回転防止突起が挿入される挿入溝が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
以上のように、本発明によれば、回転体を回転する過程で固定体に形成された支持突起構造と、昇降ガイド部材に形成された左、右が切開され、係止突起を具備した弾性部構造を用いて音を発生させ、ユーザーが音を介した吐出孔の開閉状態を認知することができるように構成することにより、ユーザーに使いやすさを提供することができるという長所がある。
【0020】
また、固定管の外周面一部を包んで突出し形成されて、昇降ガイド部材の内周面に密着される揺れ防止突起構造を介して昇降ガイド部材の安定的な支持ができるので、回転体及び昇降ガイド部材の回転の時に揺れる現象を防止することができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の構成を示す分解斜視図である。
図2】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の構成を示す組立斜視図である。
図3】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の構成を示す組立断面図である。
図4】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の昇降ガイド部材の内側構成図である。
図5】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の使用状態を示す状態図である。
図6】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の使用状態を示す状態図である。
図7】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の使用状態を示す状態図である。
図8】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器のシールキャップの昇降による吐出孔の開閉状態を示す説明図である。
図9】本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器のシールキャップの昇降による吐出孔の開閉状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照し、本発明を詳細に説明する。各図面に提示された同一の参照符号は、同一の部材を示す。
【0023】
図1は、本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の構成を示す分解斜視図であり、図2は、本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の構成を示す組立斜視図である。
【0024】
図3は、本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の構成を示す組立断面図であり、図4は、本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の昇降ガイド部材の内側構成図である。
【0025】
【0026】
図1〜4を参照すると、本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器は、容器本体(100)、容器ネック(200)、固定体(300)、シールキャップ(400)、昇降ガイド部材(500)、回転体(600)、アプリケーター(700)を含む。
【0027】
前記容器本体(100)は、内部に化粧品のような内容物が貯蔵されるものとして、前記容器本体(100)は、ユーザーの加圧可否によって、変形された多様な材質で構成されることができる。
【0028】
【0029】
前記容器ネック(200)は、前記容器本体(100)の上部に結合して、容器本体(100)を支持するものとして、楕円形状で形成され、中央部に、前記容器本体(100)に貯蔵した内容物を排出する排出部(210)を具備し、前記排出部(210)の外周面の両側には、固定体(300)が容器ネック(200)に結合した状態で回転することを防止するように回転防止突起(211)を具備する。
【0030】
【0031】
前記固定体(300)は、前記容器ネック(200)の上部に結合する楕円形状で形成されるものとして、中央部には、前記排出部(210)を包むように上方向に突出し形成されて排出部(210)に固定体(300)を固定させる固定管(310)を具備する。
【0032】
本発明において、前記固定管(310)の外周面の両側には、ユーザーが音を介して吐出孔(410)の開閉状態を認知することができるようにガイドする支持突起(311)を具備することが特徴として、前記支持突起(311)は、後述する昇降ガイド部材(500)の回転の時に、係止突起(551)と接触されることによって音を発生させるように構成され、昇降ガイド部材(500)が180度回転して回転が完了する時点で係止突起(551)との接触が行われ、音を発生させることと同時に係止突起(551)が支持突起(311)を乗り越える過程で、手に伝達される感覚を介して回転完了をユーザーが認知することができる。
【0033】
また、本発明において、前記固定管(310)の外側には、回転体(600)及び昇降ガイド部材(500)の回転の時に揺れる現象を防止するように揺れ防止突起(312)を具備することが特徴として、前記揺れ防止突起(312)は、前記一対の支持突起(311)の間で固定管(310)の外周面を包んで突出し形成されて、昇降ガイド部材(500)の内周面一部に密着するように構成される。これによって、昇降ガイド部材(500)の安定的な支持ができるので、固定管(310)と昇降ガイド部材(500)との離間空間によって発生する揺れ現象を防止することができるだけでなく、昇降ガイド部材(500)が脱離される現象を防止することができる。
【0034】
また、前記固定管(310)の内周面両側には、固定体(300)が容器ネック(200)に結合した状態で回転することを防止する回転防止突起(211)が挿入されるように挿入溝(313)が形成される。
【0035】
【0036】
一方、前記固定管(310)の内側には、後述するシールキャップ(400)の吐出孔(410)を開閉するための閉鎖用突出部(320)が延長し形成され、前記閉鎖用突出部(320)の下部には、前記排出部(210)を介して排出した内容物が上部に移動することができるように内容物移動ホール(321)が形成される。
【0037】
また、前記固定管(310)の上部には、外周面の両側にそれぞれ上段から下方向に螺旋形ガイド溝(331)が形成される延長部(330)が延長し形成されることが特徴として、前記螺旋形ガイド溝(331)は、シールキャップ(400)のガイド突起(420)が挿入されて移動できる空間を形成するのに、前記螺旋形ガイド溝(331)の詳細構成及び作用は、本発明が属する技術分野で公知技術なので、詳細な説明は、略することとする。
【0038】
一方、前記固定体(300)には、回転体(600)の回転によって表示部(630)を介して吐出孔(410)の開閉状態を肉眼で識別することができるように、前面と後面に「ON」及び「OFF」などの文字を表示することが好ましい。
【0039】
また、前記固定体(300)には、アプリケーター(700)の破損を防止するようにアプリケーター(700)を包むオーバーキャップ(800)が着脱できるように結合する。
【0040】
【0041】
前記シールキャップ(400)は、前記閉鎖用突出部(320)を包んで、前記延長部(330)に挿入されて回転体(600)の回転によって昇降するように構成されるものとして、内側にシールキャップ(400)の昇降に伴って、前記閉鎖用突出部(320)によって開閉される吐出孔(410)が形成され、前記吐出孔(410)は、下降の時には、図8に示すように、前記閉鎖用突出部(320)によって閉鎖された状態が維持されて内容物を吐出することを防止し、上昇の時には、図9に示すように、前記閉鎖用突出部(320)から離間され、内容物を吐出することができる。
【0042】
また、前記シールキャップ(400)の外周面には、回転体(600)の回転によって昇降することができるように、前記螺旋形ガイド溝(331)に挿入されて螺旋形ガイド溝(331)に沿って移動するガイド突起(420)を具備する。
【0043】
【0044】
前記昇降ガイド部材(500)は、前記固定体(300)に回転可能に結合して回転運動によって前記シールキャップ(400)が昇降するようにガイドする楕円形状で形成されるものとして、内側上部にはシールキャップ(400)の上部が出入りし、シールキャップ(400)から吐出する内容物が移動する空間を形成する出入管(510)が形成される。
【0045】
本発明において、前記昇降ガイド部材(500)の内側には、前記ガイド突起(420)が挿入されて移動する空間を形成する水平ガイド溝(520)及び垂直ガイド溝(530)が相互連結し形成されることが特徴として、前記水平ガイド溝(520)及び垂直ガイド溝(530)を介して180度回転するように構成して、容器ネック(200)、固定体(300)及び昇降ガイド部材(500)が楕円形で形成される容器本体において、アプリケーター(700)の方向性を提供することができる。
【0046】
前記昇降ガイド部材(500)は、前記固定体(300)の回転可能に結合して回転運動によって前記垂直ガイド溝(530)に挿入されたガイド突起(420)が螺旋形ガイド溝(331)に沿って移動し、シールキャップ(400)が昇降することができる。
【0047】
また、前記昇降ガイド部材(500)の上部には、吐出孔(410)を介して吐出する内容物をアプリケーター(700)に移動するノズル(540)を具備する。
【0048】
一方、本発明において、前記昇降ガイド部材(500)の内側下部には、昇降ガイド部材(500)の回転が完了する時点で、支持突起(311)に乗り越えるように係止突起(551)が形成された弾性部(550)を具備することが特徴として、前記弾性部(550)は、図4に示すように、前記昇降ガイド部材(500)の側面下部で左、右が切開された状態で位置するように構成される。これにより、回転体(600)の回転によって昇降ガイド部材(500)が一緒に回転の時に、内側に形成された係止突起(551)が固定管(310)の支持突起(311)と当接する時点で後方に移動して、弾性力によって復元されるよう構成される。
【0049】
前記弾性部(550)は、左、右が切開されて後方に移動して、復元されるように構成されることにより、昇降ガイド部材(500)の回転の時に係止突起(551)と支持突起(311)の摩擦を最小化することができる。これにより、持続的な使用の時にも、係止突起(551)と支持突起(311)の摩耗を最小化することができるのが特徴である。
【0050】
一方、前記昇降ガイド部材(500)の下面には、前記弾性部(550)が後方に移動の時に干渉が発生することを防止するように弾性部(500)の移動空間を形成する移動溝(560)が形成される。
【0051】
【0052】
前記回転体(600)は、前記昇降ガイド部材(500)を包んで結合する楕円形状で形成され、前記固定体(300)に対して一方向または他方向に180度回転可能に結合して一方向または他方向回転によって昇降ガイド部材(500)を一緒に回転させるものとして、上部には、アプリケーター(700)が停止される停止部(610)が形成され、停止部(610)の中央部には、前記ノズル(540)が貫通し設置されることができるように貫通ホール(620)が形成される。
【0053】
一方、前記回転体(600)の正面には、吐出孔(410)の開閉状態を認知することができるように表示部(630)を具備し、前記表示部(630)は、回転体(600)の回転によって前記固定体(300)の前面と後面に位置する「ON」または「OFF」の中でどの一つの直上方に位置して吐出孔(410)の開閉状態をユーザーが肉眼で識別することができる。
【0054】
【0055】
前記アプリケーター(700)は、前記昇降ガイド部材(500)のノズル(540)に結合した状態で前記停止部(610)に停止して、ユーザーの肌に内容物を塗布するものとして、内側には、前記ノズル(540)と連通してノズル(540)を介して移動する内容物をアプリケーター(700)に伝達するための連通ホール(710)が形成される。
【0056】
前記アプリケーター(700)は、内容物を吸収して肌に塗布するとか、吐出ホールを介して内容物を吐出した後に、吐出した内容物を肌に塗布するなど、多様なアプリケーターで構成されることができる。
【0057】
【0058】
以下、図5〜7を参照して、本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の作動過程を説明する。図5〜7は、本発明の好ましい実施例に係る回転開閉型化粧品容器の使用状態を示す状態図である。
【0059】
図5〜7を参照すると、表示部(630)が「ON」の直上方に位置した状態では、弾性部(550)の係止突起(551)が一対の支持突起(311)の中で一方向支持突起(311)に支持された状態で位置し、この状態でユーザーが回転体(600)を一方向に回転する場合には、前記係止突起(551)が一方向支持突起(311)に乗り越えて他方向支持突起(311)方向に移動する。
【0060】
前記のような回転体(600)の回転過程で180度回転が行われると、弾性部(550)の係止突起(551)が一対の支持突起(311)の中で他方向支持突起(311)を乗り越えることにより、音を発生させることと同時に係止突起(551)が支持突起(311)を乗り越える過程で手に伝達される感覚を介して回転完了をユーザーが認知することができる。このとき、表示部(630)は、図7の拡大図に示すように、「OFF」の直上方に位置するように構成され、この状態では、内容物の吐出ができない状態となる。
【0061】
【0062】
本発明は、回転体(600)を一方向または他方向に回転する過程で固定体(300)に形成された支持突起(311)構造は、昇降ガイド部材(500)に形成された左、右が切開され、係止突起(551)を具備した弾性部(550)の構造を用いて音を発生させ、ユーザーが音を介して吐出孔(410)の開閉状態を認知することができるように構成することにより、ユーザーに使いやすさを提供することができる。
【0063】
【0064】
図面と明細書で最適の実施例を開示した。ここで特定の用語を用いたが、これは単に本発明を説明するための目的で用いたものであり、意味の限定や特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を制限するために用いたものではない。従って、当該技術分野の通常の知識を有する者であれば、多様な変形および均等な他の実施例が可能であることを理解すべきである。また、本発明の真の技術的保護範囲は、添付された特許請求の範囲の技術的思想によって定められる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9