特許第6797918号(P6797918)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6797918TDDサブフレーム構造における共通アップリンクバーストを使用してアップリンクレイテンシを分離するための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6797918
(24)【登録日】2020年11月20日
(45)【発行日】2020年12月9日
(54)【発明の名称】TDDサブフレーム構造における共通アップリンクバーストを使用してアップリンクレイテンシを分離するための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/06 20090101AFI20201130BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20201130BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20201130BHJP
【FI】
   H04W28/06 110
   H04W72/04 136
   H04W72/04 137
   H04W72/12 150
   H04W72/12 130
【請求項の数】15
【全頁数】19
(21)【出願番号】特願2018-526757(P2018-526757)
(86)(22)【出願日】2016年11月11日
(65)【公表番号】特表2018-536355(P2018-536355A)
(43)【公表日】2018年12月6日
(86)【国際出願番号】US2016061593
(87)【国際公開番号】WO2017095607
(87)【国際公開日】20170608
【審査請求日】2019年10月24日
(31)【優先権主張番号】62/263,466
(32)【優先日】2015年12月4日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】15/211,604
(32)【優先日】2016年7月15日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ・ゼン
(72)【発明者】
【氏名】ティンファン・ジ
(72)【発明者】
【氏名】ジョセフ・ビナミラ・ソリアガ
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・スミー
(72)【発明者】
【氏名】ナガ・ブーシャン
【審査官】 久松 和之
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2014/0092921(US,A1)
【文献】 特表2016−534595(JP,A)
【文献】 特表2015−523785(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 − 7/26
H04W 4/00 − 99/00
3GPP TSG RAN WG1−4
SA WG1−4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信のための方法であって、
ダウンリンク(DL)中心サブフレームおよびアップリンク(UL)中心サブフレームに組み込まれた同じ構造を有する共通ULバーストを用いて、DL中心サブフレームおよびUL中心サブフレームにわたってユーザ機器(UE)と基地局(BS)との間で通信するステップであって、
DL中心サブフレームは、前記共通ULバーストの継続時間よりも長い継続時間を有するDLバーストを備え、
UL中心サブフレームは、ULバーストの継続時間よりも短い継続時間を有するDLバーストを備える、
ステップと、
前記UEから前記BSに、前記UEと前記BSとの間で通信される各DL中心サブフレームおよび各UL中心サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを送信するステップであって、
前記共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記UEから、前記UEと前記BSとの間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバーストで、スケジュールされたULペイロードデータを送信するステップであって、前記UEに利用可能なULパワーヘッドルームに基づいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)データを送信するステップを含む、ステップ
を含む、方法。
【請求項2】
前記DL中心サブフレームおよび前記UL中心サブフレームが、時分割複信(TDD)サブフレームである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEにおいて、前記サブフレームの物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上で送信されるダウンリンク(DL)データを受信するステップと、
前記DLデータに応答して前記UEから、前記サブフレームの前記共通ULバーストで前記PHY ACKを送信するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
DLバーストが前記UEに送信される前に、前記UEによって、前記サブフレームの前記共通ULバースト内で前記SRSを送信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UEによって、前記BSに前記少なくとも1つの共通ULバーストで前記スケジュールされたULペイロードデータの送信の要求を送信するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記UEから、ダウンリンク(DL)中心サブフレーム内の別の共通ULバーストの別のUEからの送信と同時に、UL中心サブフレーム内で前記共通ULバーストを送信するステップと、
前記UEから、UL中心サブフレーム内の別の共通ULバーストの別のUEからの送信と同時に、ダウンリンク(DL)中心サブフレーム内で前記共通ULバーストを送信するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
別のUEによって、別のPDCCHおよび別の共通ULバーストを有するUL中心サブフレームを通信するのと同時に、前記UEによって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および前記共通ULバーストを有するダウンリンク(DL)中心サブフレームを通信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
装置であって、
ダウンリンク(DL)中心サブフレームおよびアップリンク(UL)中心サブフレームに組み込まれた同じ構造を有する共通ULバーストを用いて、DL中心サブフレームおよびUL中心サブフレームにわたってユーザ機器(UE)と基地局(BS)との間で通信するための手段であって、
DL中心サブフレームは、前記共通ULバーストの継続時間よりも長い継続時間を有するDLバーストを備え、
UL中心サブフレームは、ULバーストの継続時間よりも短い継続時間を有するDLバーストを備える、
手段と、
別の装置に、前記装置と前記別の装置との間で通信される各DL中心サブフレームおよび各UL中心サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを送信するための手段
を備え、
前記共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含み、前記送信するための手段が、
前記装置と前記別の装置との間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバーストで、スケジュールされたULペイロードデータを送信することであって、前記スケジュールされたULペイロードデータが、前記装置に利用可能なULパワーヘッドルームに基づいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)データを送信することを含む、送信することを行う
ようにさらに構成される、装置。
【請求項9】
プログラムコードを記録したコンピュータ可読記録媒体であって、前記プログラムコードが、
ダウンリンク(DL)中心サブフレームおよびアップリンク(UL)中心サブフレームに組み込まれた同じ構造を有する共通ULバーストを用いて、DL中心サブフレームおよびUL中心サブフレームにわたってユーザ機器(UE)と基地局(BS)との間で通信するようにするためのコードであって、
DL中心サブフレームは、前記共通ULバーストの継続時間よりも長い継続時間を有するDLバーストを備え、
UL中心サブフレームは、ULバーストの継続時間よりも短い継続時間を有するDLバーストを備える、
コードと、
ユーザ機器(UE)が基地局(BS)に、前記UEと前記BSとの間で通信される各DL中心サブフレームおよび各UL中心サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを送信するようにするためのコードであって、
前記共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含む、コードと、
前記UEが、前記UEと前記BSとの間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバーストで、スケジュールされたULペイロードデータを送信するようにするためのコードであって、前記UEが、前記UEに利用可能なULパワーヘッドルームに基づいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)データを送信するようにするためのコードを含む、コード
を含む、コンピュータ可読記録媒体。
【請求項10】
ワイヤレス通信のための方法であって、
ダウンリンク(DL)中心サブフレームおよびアップリンク(UL)中心サブフレームに組み込まれた同じ構造を有する共通ULバーストを用いて、DL中心サブフレームおよびUL中心サブフレームにわたってユーザ機器(UE)と基地局(BS)との間で通信するステップであって、
DL中心サブフレームは、前記共通ULバーストの継続時間よりも長い継続時間を有するDLバーストを備え、
UL中心サブフレームは、ULバーストの継続時間よりも短い継続時間を有するDLバーストを備える、
ステップと、
基地局(BS)においてユーザ機器(UE)から、前記UEと前記BSとの間で通信される各DL中心サブフレームおよび各UL中心サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを受信するステップであって、
前記共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、
前記BSにおいて、前記UEと前記BSとの間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバースト内でULペイロードデータを受信するステップであって、前記UEのパワーヘッドルームに基づいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)データを受信するステップを含む、ステップ
を含む、方法。
【請求項11】
前記BSにおいて、前記サブフレームの前記共通ULバーストで前記SRまたは前記BSRのうちの少なくとも1つを受信するステップと、
前記BSによって、前記SRまたは前記BSRのうちの前記少なくとも1つに基づいてダウンリンク(DL)データの送信をスケジュールするステップと
をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記BSにおいて、前記UEから前記ULペイロードデータの送信の要求を受信するステップであって、前記UEの前記パワーヘッドルームまたは前記BSに関連するリソースの利用可能性のうちの少なくとも1つに基づいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)データを受信するステップと、
前記要求に応答して前記BSによって、前記UEのパワーヘッドルームまたは前記BSに関連するリソースの利用可能性のうちの少なくとも1つに基づいて前記ULペイロードデータの送信をスケジュールするステップと
をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
トラフィックに基づいて前記BSによって、スケジュールされたUL中心サブフレームの通信を物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)および前記共通ULバーストを有するダウンリンク(DL)中心サブフレームの通信に切り替えるステップと、
別のBSによって、別のPDCCHおよび別の共通ULバーストを有する別のUL中心サブフレームを通信するのと同時に、前記BSによって、前記PDCCHおよび前記共通ULバーストを有する前記DL中心サブフレームを通信するステップと
をさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
装置であって、
ダウンリンク(DL)中心サブフレームおよびアップリンク(UL)中心サブフレームに組み込まれた同じ構造を有する共通ULバーストを用いて、DL中心サブフレームおよびUL中心サブフレームにわたってユーザ機器(UE)と基地局(BS)との間で通信するための手段であって、
DL中心サブフレームは、前記共通ULバーストの継続時間よりも長い継続時間を有するDLバーストを備え、
UL中心サブフレームは、ULバーストの継続時間よりも短い継続時間を有するDLバーストを備える、
手段と、
別の装置から、前記別の装置と前記装置との間で通信される各DL中心サブフレームおよび各UL中心サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを受信するための手段
を備え、
前記共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含み、前記受信するための手段が、
前記別の装置と前記装置との間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバースト内でULペイロードデータを受信することであって、前記別の装置のパワーヘッドルームに基づいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)データを受信すること含む、受信することを行う
ようにさらに構成される、装置。
【請求項15】
プログラムコードを記録したコンピュータ可読記録媒体であって、前記プログラムコードが、
ダウンリンク(DL)中心サブフレームおよびアップリンク(UL)中心サブフレームに組み込まれた同じ構造を有する共通ULバーストを用いて、DL中心サブフレームおよびUL中心サブフレームにわたってユーザ機器(UE)と基地局(BS)との間で通信するようにするためのコードであって、
DL中心サブフレームは、前記共通ULバーストの継続時間よりも長い継続時間を有するDLバーストを備え、
UL中心サブフレームは、ULバーストの継続時間よりも短い継続時間を有するDLバーストを備える、
コードと、
基地局(BS)が、ユーザ機器(UE)から、前記UEと前記BSとの間で通信される各DL中心サブフレームおよび各UL中心サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを受信するようにするためのコードであって、
前記共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含む、コードと、
前記BSが、前記UEと前記BSとの間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバースト内でULペイロードデータを受信するようにするためのコードであって、前記BSが、前記UEのパワーヘッドルームに基づいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)データを受信するようにするためのコードを含む、コード
を含む、コンピュータ可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれている、2015年12月4日に出願した米国仮特許出願第62/263,466号の優先権および利益を主張するものである。
【0002】
本出願は、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、時分割複信(TDD)サブフレーム構造における共通アップリンクバーストを使用してアップリンクレイテンシを分離する(decouple)ことに関する。
【背景技術】
【0003】
より広い周波数スペクトルを必要とする第5世代(5G)ネットワークでは、データおよびスループットの需要が増大すると想定されている。高周波数帯域において、極めて多くの不対スペクトルが利用可能であり、これはまた、2GHz以下の周波数における対スペクトルよりも安価である。不対スペクトル上のワイヤレス通信は、一般的には、時分割複信(TDD)モードで行われ、アップリンク送信(たとえば、ユーザ機器(UE)から発展型ノードB(eNB)への送信)およびダウンリンク送信(たとえば、eNBからUEへの送信)は、同じ周波数スペクトルを共用するが、時間で分けられている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
以下に、説明する技術の基本的な理解をもたらすように本開示のいくつかの態様を要約する。この概要は、本開示のすべての企図された特徴の広範な概観ではなく、本開示のすべての態様の主要または重要な要素を識別するものでもなく、本開示のいずれかまたはすべての態様の範囲を定めるものでもない。その唯一の目的は、後で提示するより詳細な説明の前置きとして、本開示の1つまたは複数の態様のいくつかの概念を概要の形で提示することである。
【0005】
たとえば、本開示の一態様では、ワイヤレス通信のための方法が、ユーザ機器(UE)から基地局(BS)に、UEとBSとの間で通信される各サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを送信するステップであって、共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、UEから、UEとBSとの間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバーストで、スケジュールされたULペイロードデータを送信するステップとを含む。
【0006】
本開示の追加の態様では、装置が、別の装置に、装置とその別の装置との間で通信される各サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを送信するように構成されるトランスミッタを含み、共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含み、トランスミッタが、装置とその別の装置との間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバーストで、スケジュールされたULペイロードデータを送信するようにさらに構成される。
【0007】
本開示の追加の態様では、装置が、別の装置に、装置とその別の装置との間で通信される各サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを送信するための手段を含み、共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含み、送信するための手段が、装置とその別の装置との間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバーストで、スケジュールされたULペイロードデータを送信するようにさらに構成される。
【0008】
本開示の追加の態様では、プログラムコードを記録したコンピュータ可読媒体が、ユーザ機器(UE)が基地局(BS)に、UEとBSとの間で通信される各サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを送信するようにするためのコードであって、共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含む、コードと、UEが、UEとBSとの間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバーストで、スケジュールされたULペイロードデータを送信するようにするためのコードとを含むプログラムコードを含む。
【0009】
本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信のための方法が、基地局(BS)においてユーザ機器(UE)から、UEとBSとの間で通信される各サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを受信するステップであって、共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含む、ステップと、BSにおいて、UEとBSとの間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバースト内でULペイロードデータを受信するステップとを含む。
【0010】
本開示の追加の態様では、装置が、別の装置から、別の装置と装置との間で通信される各サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを受信するように構成されるレシーバを含み、共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含み、レシーバが、別の装置とその装置との間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバースト内でULペイロードデータを受信するようにさらに構成される。
【0011】
本開示の追加の態様では、装置が、別の装置から、別の装置と装置との間で通信される各サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを受信するための手段を含み、共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含み、受信するための手段が、別の装置と装置との間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバースト内でULペイロードデータを受信するようにさらに構成される。
【0012】
本開示の追加の態様では、プログラムコードを記録したコンピュータ可読媒体が、基地局(BS)が、ユーザ機器(UE)から、UEとBSとの間で通信される各サブフレームにおいて共通アップリンク(UL)バーストを受信するようにするためのコードであって、共通ULバーストが、物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)、スケジューリング要求(SR)、バッファステータス報告(BSR)、またはサウンディング基準信号(SRS)のうちの少なくとも1つを含む、コードと、BSが、UEとBSとの間で通信される少なくとも1つのサブフレームの少なくとも1つの共通ULバースト内でULペイロードデータを受信するようにするためのコードとを含むプログラムコードを含む。
【0013】
添付の図面とともに本開示の特定の例示的な実施形態の以下の説明を検討すれば、本開示の他の態様、特徴、および実施形態が当業者に明らかになろう。本開示の特徴は、以下のいくつかの実施形態および図面に対して説明されることがあるが、本開示のすべての実施形態は、本明細書で説明する有利な特徴のうちの1つまたは複数を含むことができる。言い換えれば、1つまたは複数の実施形態は、いくつかの有利な特徴を有するものとして説明されることがあるが、そのような特徴のうちの1つまたは複数はまた、本明細書で説明する本開示の様々な実施形態に従って使用されてよい。同様に、例示的な実施形態がデバイス実施形態、システム実施形態、または方法実施形態として以下で説明されることがあるが、そのような例示的な実施形態が様々なデバイス、システム、および方法において実装される場合があることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の実施形態による、例示的なワイヤレス通信環境の図である。
図2】本開示の実施形態による、例示的なユーザ機器(UE)のブロック図である。
図3】本開示の実施形態による、例示的な基地局のブロック図である。
図4】本開示の実施形態による、自己完結型時分割複信(TDD)サブフレームの図である。
図5】本開示の実施形態による、異なるサブフレームタイプ間の共通アップリンク(UL)バーストの構造を示す図である。
図6】本開示の実施形態による、異なるセルの間に混合干渉を引き起こす例示的な通信の図である。
図7】本開示の実施形態による、混合干渉を防ぐための異なるセルの間のTDD通信を示す図である。
図8】本開示の実施形態による、ユーザ機器(UE)によって実行される場合がある、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャートである。
図9】本開示の実施形態による、基地局(BS)によって実行される場合がある、ワイヤレス通信のための例示的な方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
添付の図面に関連して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明とするものであり、本明細書で説明する概念が実践される場合がある唯一の構成を表そうとするものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの概念がこれらの具体的な詳細なしに実践される場合があることは当業者には明らかであろう。場合によっては、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
【0016】
本明細書で説明する技法は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAおよび他のネットワークなど、様々なワイヤレス通信ネットワークのために使用される場合がある。「ネットワーク」および「システム」という用語はしばしば互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線技術を実装する場合がある。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。cdma2000は、IS-2000標準規格、IS-95標準規格、およびIS-856標準規格を包含する。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルスシステム(GSM(登録商標))などの無線技術を実装する場合がある。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMA、その他などの無線技術を実装する場合がある。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE-A)は、E-UTRAを使用するUMTSの新しい(たとえば、4Gネットワーク)リリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述のワイヤレスネットワークおよび無線技術、ならびに、次世代(たとえば、第5世代(5G))ネットワークなどの他のワイヤレスネットワークおよび無線技術のために使用される場合がある。
【0017】
図1は、本開示の様々な態様によるワイヤレス通信ネットワーク100を示す。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかの基地局104と、いくつかのユーザ機器(UE)106とを含んでもよく、図1に示すように、すべてが1つまたは複数のセル102内にある。たとえば、図1は、セル102a、102b、および102cにそれぞれ関連する基地局104a、104b、および104cを示す。通信環境100は、複数のキャリア(たとえば、異なる周波数の波形信号)上での動作をサポートしてもよい。マルチキャリアトランスミッタは、変調された信号を複数のキャリア上で同時に送信することができる。たとえば、各変調された信号は、上記で説明した様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリアチャネルであってもよい。各変調された信号は、異なるキャリア上で送信されてもよく、制御情報(たとえば、パイロット信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送してもよい。通信環境100は、ネットワークリソースを効率的に割り振ることが可能なマルチキャリアLTEネットワークであってもよい。通信環境100は、本開示の様々な態様が適用されるネットワークの一例である。
【0018】
本明細書で説明する基地局(BS)104は、様々な特性を有することができる。いくつかのシナリオでは、それは、たとえば、LTEコンテキストでは発展型ノードB(eノードBまたはeNB)を含む場合がある。基地局104はまた、基地トランシーバ局またはアクセスポイントと呼ばれる場合がある。1基地局から多数の基地局まで存在する可能性があり、ならびにマクロ、ピコ、および/またはフェムト基地局など、異なるタイプの取り合わせが存在する可能性があることが認識されよう。基地局104は、1つまたは複数のバックホールリンクを介して、互いおよび他のネットワーク要素と通信してもよい。基地局104は、直接的ワイヤレス通信によって、または間接的な、たとえば、中継デバイスによって、図示のようにUE106と通信する。UE106は、アップリンクおよびダウンリンクによって基地局104と通信してもよい。ダウンリンク(または順方向リンク)は、基地局104からUE106への通信リンクを指す。アップリンク(または逆方向リンク)は、UE106から基地局104への通信リンクを指す。
【0019】
UE106は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散している場合があり、各UE106は固定またはモバイルである場合がある。UEは、端末、移動局、加入者ユニットなどと呼ばれる場合もある。UE106は、携帯電話、スマートフォン、携帯情報端末、ワイヤレスモデム、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、エンターテインメントデバイス、医療デバイス/機器、バイオメトリックデバイス/機器、フィットネス/エクササイズデバイス、車両部品/センサーなどであってもよい。ワイヤレス通信ネットワーク100は、本開示の様々な態様が適用されるネットワークの一例である。
【0020】
図2は、本開示の実施形態による、UE106のブロック図である。UE106は、プロセッサ202と、メモリ204と、送信アクセスリソース選択モジュール208と、トランシーバ210と、アンテナ216とを含んでもよい。これらの要素は、たとえば1つまたは複数のバスを介して互いに直接的または間接的に通信していてもよい。
【0021】
プロセッサ202は、中央処理装置(CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、コントローラ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)デバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または、本明細書で説明する動作を実行するように構成されるその任意の組合せを含んでもよい。プロセッサ202はまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されてもよい。
【0022】
メモリ204は、キャッシュメモリ(たとえば、プロセッサ442のキャッシュメモリ)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、磁気抵抗RAM(MRAM)、読取り専用メモリ(ROM)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、固体メモリデバイス、ハードディスクドライブ、他の形態の揮発性および不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組合せを含んでもよい。一実施形態では、メモリ204は、非一時的コンピュータ可読媒体を含む。メモリ204は、命令206を記憶してもよい。命令206は、プロセッサ202によって実行されるとき、本開示の実施形態に関連してUE106を参照して本明細書で説明する動作をプロセッサ202に実行させる命令を含んでもよい。命令206は、コードと呼ばれる場合もある。「命令」および「コード」という用語は、すべてのタイプのコンピュータ可読ステートメントを含む場合がある。たとえば、「命令」および「コード」という用語は、1つまたは複数のプログラム、ルーチン、サブルーチン、関数、プロシージャなどを指す場合がある。「命令」および「コード」は、単一のコンピュータ可読ステートメント、または多くのコンピュータ可読ステートメントを含む場合がある。送信アクセスリソース選択モジュール208は、以下でより詳細に説明する、UE106からのアップリンクバーストの送信のために、リソース(たとえば、時間リソースおよび/または周波数リソース)を選択し、割り当てるように構成されてもよい。
【0023】
トランシーバ210は、モデムサブシステム212および無線周波数(RF)ユニット214を含んでもよい。トランシーバ210は、基地局104などの他のデバイスと両方向に通信するように構成される。モデムサブシステム212は、変調およびコーディング方式(MCS)、たとえば、低密度パリティチェック(LDPC)コーディング方式、ターボコーディング方式、畳み込みコーディング方式などに従って、メモリ204および/または送信アクセスリソース選択モジュール208から(および/または、何らかのタイプのセンサーなど、別のソースから)のデータを変調および/または符号化するように構成されてもよい。RFユニット214は、(アウトバウンド送信における)モデムサブシステム212からの、または基地局104などの別のソースから発する送信の、変調/符号化されたデータを処理する(たとえば、アナログ-デジタル変換またはデジタル-アナログ変換などを実行する)ように構成されてもよい。トランシーバ210の中で合わせて一体化されるように示されるが、モデムサブシステム212およびRFユニット214は、UE106が他のデバイスと通信することを可能にするためにUE106において互いに結合されている別個のデバイスであってもよい。
【0024】
RFユニット214は、変調および/または処理されたデータ、たとえば、データパケット(または、より一般的には、1つまたは複数のデータパケットおよび他の情報を含む場合があるデータメッセージ)を1つまたは複数の他のデバイスに送信するためにアンテナ216に供給してもよい。これは、たとえば、本開示の実施形態による、基地局104へのデータの送信を含んでもよい。アンテナ216はさらに、基地局104から送信されたデータメッセージをさらに受信し、受信したデータメッセージをトランシーバ210における処理および/または復調のために提供してもよい。図2はアンテナ216を単一のアンテナとして示すが、アンテナ216は、複数の送信リンクを維持するために、同様のまたは異なる設計の複数のアンテナを含んでもよい。
【0025】
図3は、本開示の実施形態による、例示的な基地局104のブロック図である。基地局104は、プロセッサ302、メモリ304、リソース協調モジュール308、トランシーバ310、およびアンテナ316を含んでもよい。これらの要素は、たとえば1つまたは複数のバスを介して互いに直接的または間接的に通信していてもよい。基地局104は、発展型ノードB(eノードBまたはeNB)、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、中継局、アクセスポイント、または基地局104に関して本明細書で説明する動作を実行するように動作可能な別の電子デバイスであってもよい。基地局104は、第3世代(3G)ワイヤレス通信規格、第4世代(4G)ワイヤレス通信規格、ロングタームエボリューション(LTE)ワイヤレス通信規格、LTE-アドバンストワイヤレス通信規格、または(たとえば、5Gプロトコルに従って動作する次世代ネットワークといった)現在知られているもしくは後に開発される別のワイヤレス通信規格などの、1つまたは複数の通信規格に従って動作してもよい。
【0026】
プロセッサ302は、CPU、DSP、ASIC、コントローラ、FPGAデバイス、別のハードウェアデバイス、ファームウェアデバイス、または上記の図1において採用した基地局104に関して本明細書で説明する動作を実行するように構成されるそれらの任意の組合せを含んでもよい。プロセッサ302はまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえばDSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されてもよい。
【0027】
メモリ304は、キャッシュメモリ(たとえば、プロセッサ302のキャッシュメモリ)、RAM、MRAM、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュメモリ、ソリッドステートメモリデバイス、1つまたは複数のハードディスクドライブ、他の形の揮発性メモリおよび不揮発性メモリ、または異なるタイプのメモリの組合せを含んでもよい。一実施形態において、メモリ304は、非一時的コンピュータ可読媒体を含む。メモリ304は、命令306を記憶してもよい。命令306は、プロセッサ302によって実行されるとき、本開示の実施形態に関連して基地局104に関して本明細書で説明する動作をプロセッサ302に実行させる命令を含んでもよい。命令306はまたコードと呼ばれる場合があり、コードは、図2に関して上記で説明したように、任意のタイプのコンピュータ可読ステートメントを含めるように広く解釈される場合がある。リソース協調モジュール308は、基地局104の間の干渉を緩和するまたは少なくとも低減させるなど、UE106と通信するとき、基地局104の間でリソース使用(たとえば、時間リソースおよび/または周波数リソース)を協調させるように構成されてもよい。
【0028】
トランシーバ310は、モデムサブシステム312および無線周波数(RF)ユニット314を含んでもよい。トランシーバ310は、UE106などの他のデバイスと両方向に通信するように構成される。モデムサブシステム312は、MCSに従ってデータを変調および/または符号化するように構成されてもよく、MCSのいくつかの例は、図2に関して上記に記載している。RFユニット314は、(アウトバウンド送信上の)モデムサブシステム312からの、またはUE106などの別のソースから発する送信の、変調/符号化されたデータを処理する(たとえば、アナログ-デジタル変換またはデジタル-アナログ変換などを実行する)ように構成されてもよい。トランシーバ310内に一緒に一体化されるものとして示されているが、モデムサブシステム312およびRFユニット314は、基地局104が他のデバイスと通信することを可能にするために、基地局104において一緒に結合された別々のデバイスであってもよい。
【0029】
RFユニット314は、変調および/または処理されたデータ、たとえばデータパケットをUE106など、1つまたは複数の他のデバイスに送信するためにアンテナ316に提供してもよい。モデムシステム312は、送信に備えて、データを変調および/または符号化してもよい。RFユニット314は、変調および/または符号化されたデータパケットを受信し、データパケットをアンテナ316に送る前にデータパケットを処理してもよい。これは、たとえば、本開示の実施形態による、UE106への、または別の基地局104へのデータメッセージの送信を含んでもよい。アンテナ316はさらに、UE106から送信されたデータメッセージを受信し、受信されたデータメッセージをトランシーバ310での処理および/または復調のために提供してもよい。図3はアンテナ316を単一のアンテナとして示すが、アンテナ316は、複数の送信リンクを維持するために、同様のまたは異なる設計の複数のアンテナを含んでもよい。
【0030】
図4は、本開示の実施形態による、共通アップリンクバースト設計を有する自己完結型時分割複信(TDD)サブフレーム構造400である。図4に示すように、TDDサブフレーム構造400は、eNB(たとえば、eNB104)とUE(たとえば、UE106)との間の各通信サイクル406に、複数のダウンリンク(DL)中心サブフレーム402と、少なくとも1つのアップリンク(UL)中心サブフレーム404とを含んでもよい。各DL中心サブフレーム402は、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)408(長いDLバースト)と、共通ULバースト410(短いULバースト)とを含んでもよい。各UL中心サブフレーム404は、短いDLバースト412と、長いULバースト414とを含んでもよい。一般に、DLトラフィックとULトラフィックとの非対称性により、通信サイクル406あたりのDL中心サブフレーム402の数は、UL中心サブフレーム404の数よりも大きいことが可能である。比率は、固定または可変とすることができる。いくつかの事例では、UL中心サブフレーム404の数は、DL中心サブフレーム402の数よりも大きい。いくつかの実施形態では、TDDサブフレーム構造400のDL中心サブフレーム402およびUL中心サブフレーム404各々が、0.25msの継続時間(たとえば、短いサブフレーム構造)で送信時間間隔(TTI)の間に通信されてもよい。この場合、各共通ULバースト構造(たとえば、共通ULバースト412、および共通ULバースト418)が、たとえば、(たとえば、60kHzのサブキャリア間隔では)約33μsの継続時間を有する2つの短い直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを含んでもよい。フレーム構造、ならびにTTI、PDSCH、DLバースト、ULバースト、および/または共通ULバーストの関連する時間の長さは変わる場合があることを理解されたい。
【0031】
本開示の実施形態は、共通ULバーストを使用して、UL/DL切替えパターンからアップリンク制御レイテンシを分離することに関する。時間制約型情報を有するいくつかのULチャネルがある場合がある。いくつかの実施形態では、DL中心サブフレーム402内の物理レイヤ(PHY)肯定応答(ACK)または否定応答(NACK)が、時間制約型情報である場合がある。ACK/NACKは、PDSCH上で送信されたDLデータを肯定応答(または否定応答)するために送信される場合がある。その目的は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)遅延を減少させるために、PDSCHと同じサブフレーム内でACK/NACKを送信する(自己完結型を実現する)ことであってもよい。
【0032】
いくつかの実施形態では、スケジューリング要求(SR)ビットが、時間制約型情報である場合がある。SRビットは、UEが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を送信することができるように、eNBにULグラントを提供するよう求める要求を示す場合がある。その目的は、UL中心サブフレーム404を待つ際の余分のレイテンシを防ぐために、DL中心サブフレーム402またはUL中心サブフレーム404のいずれかにおいて、UEからeNBに、SRを送信することであってもよい。1つまたは複数の実施形態では、SRはまた、UEにおけるバッファステータス報告(BSR)に関する情報を含んでもよい。BSRは、UEのULバッファでの送信のために利用可能なデータの量に関する情報をサービングeNBに提供してもよい。
【0033】
いくつかの実施形態では、サウンディング基準信号(SRS)が、時間制約型情報である場合がある。UEからeNBに送信されたSRSは、DLトラフィックがあるときはいつでも、eNBがeNBとUEとの間のチャネルを直ちにサウンディングすることを可能にする場合がある。eNBで受信されたSRSはまた、eNBがチャネルフェージングを綿密に追跡することを可能にする場合がある。好ましくは、SRSは、DLバーストがeNBからUEに送信される直前に、eNBによって受信されてもよい。先に説明したように、これらの時間制約型情報(たとえば、ACK、NACK、SR、BSR、またはSRSのうちの少なくとも1つ)は、UL中心サブフレームか、DL中心サブフレームかにかかわらず送信されるべきである。
【0034】
図5は、本開示の実施形態による、異なるサブフレームタイプ間の共通ULバーストを示す図500である。図5に示すように、各DL中心サブフレーム502は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)504と、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)506と、共通ULバースト508とを含んでもよい。各UL中心サブフレーム510は、PDCCH512と、レギュラーULバースト514と、共通ULバースト516とを含んでもよい。同じ共通ULバースト構造が、DL中心サブフレームとUL中心サブフレームの両方に存在してもよく、たとえば、共通ULバースト508および516は、各DL中心サブフレーム502および各UL中心サブフレーム510に組み込まれた同じ構造を含んでもよいことを確認することができる。
【0035】
図5に示すように、共通ULバーストは、すべてのサブフレームに存在してもよい。DL中心サブフレームは、(DLチャネルのほかに)共通ULバースト(たとえば、共通ULバースト508)のみを含む場合があるが、UL中心サブフレームは、レギュラーULバースト(たとえば、図5のレギュラーULバースト514)と、共通ULバースト(たとえば、共通ULバースト516)の両方を含む場合がある。本開示の実施形態では、すべてのサブフレーム内の共通ULバーストは、ネットワーク内で同じ周波数/時間リソースを占めてもよい。
【0036】
本開示の実施形態によれば、時間制約型UL制御情報は、DL中心サブフレーム(たとえば、共通ULバースト508で)またはUL中心サブフレーム(たとえば、共通ULバースト516で)のいずれかの共通ULバーストで送信されてもよい。いくつかの実施形態では、先に説明したように、時間制約型UL制御情報は、PHY ACK/NACK、SR、BSR、またはSRSのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0037】
いくつかの実施形態では、UEが、利用可能なアップリンクヘッドルームに応じて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)データを日和見的に送信することができる。これは、スモールセルまたはマクロセルセンターユーザに適用可能であってもよい。本開示の実施形態によれば、(たとえば、DL中心サブフレームまたはUL中心サブフレームのいずれかにおける)共通ULバーストが、UEによって、低レイテンシを実現するために、スケジュールされたアップリンクペイロードデータ(たとえば、PUSCH)を送信するために使用されてもよい。したがって、低レイテンシアップリンクデータが、共通ULバーストを使用して、UEとeNBとの間で通信されてもよい。
【0038】
いくつかの適用例は、アップリンクデータの許容できる遅延についての要件を有する。たとえば、ダウンリンクにおいて高い伝送制御プロトコル(TCP)スループットをサポートするために、アプリケーションレイヤACKが、短い時間ウィンドウ内で送信される必要がある場合がある。十分なパワーヘッドルームを有するユーザは、低レイテンシアップリンクデータを送信するために共通ULバーストを利用してもよい。これは、スモールセル、またはラージセル内のセルユーザに適用可能であってもよい。いくつかの実施形態では、ペイロードデータを送信するために共通アップリンクバーストを使用することを希望するUEは、適切な要求をeNBに送信する必要がある。次いで、eNBは、受信した要求に基づき、UEのパワーヘッドルームおよびリソース利用可能性に基づいて共通ULバーストでのULペイロードデータの送信をスケジュールしてもよい。
【0039】
本開示のいくつかの実施形態では、混合干渉のない、または少なくとも混合干渉が低減された通信を実現するために、共通ULバーストが利用されてもよい。図6は、本開示の実施形態による、異なるセルの間に混合干渉を引き起こす例示的な通信の図600である。いくつかの実施形態では、eNBは、潜在的に、トラフィックニーズに応じてセル内でいくつかのスケジュールされたDL中心サブフレームの通信をUL中心サブフレームに(その逆も同様)変えることができる。この動的なDL-UL切替えが、異なるセルの間で混合干渉を引き起こす場合がある。たとえば、図6に示すように、基地局604のDL送信602が、基地局610で受信されるUL通信608に干渉する場合がある(たとえば、DLからULへの干渉614が異なるセルの基地局604および基地局610において発生する)。同じ時間に、UE612からのUL送信608が、UE606におけるDL通信602に干渉する場合がある(たとえば、ULからDLへの干渉616が異なるセルのUE606およびUE612において発生する)。本開示の実施形態によれば、共通アップリンク設計が、動的なUL-DL切替え中に混合干渉を引き起こすことなく、アップリンク制御情報が通信されることを可能にしてもよい。
【0040】
図7は、本開示の実施形態による、混合干渉を防ぐための異なるセルの間のTDD通信を示す構造700である。図7に示すように、セル2において、ULからDLへの切替えが、(たとえば、あるトラフィックニーズにより)発生する場合があり、セル1におけるUL中心サブフレーム702およびセル2におけるDL中心サブフレーム704の同時通信が存在する場合がある。図7に示すように、UL中心サブフレーム702は、PDCCH706、レギュラーULバースト708、および共通ULバースト710を含んでもよく、DL中心サブフレーム704は、PDCCH712、DLバースト714、および共通ULバースト716を含んでもよい。各PDCCHは固有の拡散系列に基づいて復号することができる(たとえば、PDCCH706およびPDCCH712は互いに直交していることが可能である)ので、PDCCH706とPDCCH712との間には混合干渉がないことを確認することができる。同様に、各共通ULバーストを固有の拡散系列で拡散することができる(たとえば、共通ULバースト710および共通ULバースト716は互いに直交していることが可能である)ので、共通ULバースト710と共通ULバースト716との間には混合干渉がない。
【0041】
図8は、本開示の実施形態による、例示的な方法800を示すフローチャートである。方法800は、UE106において実施されてもよい。方法800については、考察を簡単にするために単一のUE106に関して説明するが、本明細書で説明する態様は、UEのネットワークを含む、複数のUE106に適用可能である場合があることは認識されよう。方法800のブロックの前、その中、およびその後に、追加の方法ブロックが設けられることが可能であり、説明したブロックのうちのいくつかが方法800の他の実施形態では入れ替えられる、または削除されることが可能であることを理解されたい。
【0042】
ブロック802において、UEが基地局に、UEと基地局との間で通信される各サブフレーム(たとえば、図5のDL中心サブフレーム502、図5のUL中心サブフレーム510)において、共通ULバースト(たとえば、図5の共通ULバースト508、図5の共通ULバースト516)を送信してもよく、共通ULバーストは、PHY ACK、SR、BSR、またはSRSのうちの少なくとも1つを含む。ブロック804において、UEは、UEと基地局との間で通信される少なくとも1つのサブフレーム(たとえば、図5のDL中心サブフレーム502またはUL中心サブフレーム510のうちの少なくとも1つ)の少なくとも1つの共通ULバースト(たとえば、図5の共通ULバースト508または共通ULバースト516のうちの少なくとも1つ)において、スケジュールされたULペイロードデータを送信してもよい。
【0043】
図9は、本開示の実施形態による、例示的な方法900を示すフローチャートである。方法900は、基地局104において実施されてもよい。方法900は、考察を簡単にするために単一のUE106と通信している単一の基地局104に関して説明するが、本明細書で説明する態様が複数のUE106および/または基地局104に適用可能である場合があることが認識されよう。方法900のブロックの前に、その中に、およびその後に、追加の方法ブロックが設けられてよく、記載されるブロックのうちのいくつかが方法900の他の実施形態に対して置換または削除されてよいことが理解される。
【0044】
ブロック902において、基地局がUEから、UEと基地局との間で通信される各サブフレーム(たとえば、図5のDL中心サブフレーム502、図5のUL中心サブフレーム510)において、共通ULバースト(たとえば、図5の共通ULバースト508、図5の共通ULバースト516)を受信してもよく、共通ULバーストは、PHY ACK、SR、BSR、またはSRSのうちの少なくとも1つを含む。ブロック904において、基地局は、UEと基地局との間で通信される少なくとも1つのサブフレーム(たとえば、図5のDL中心サブフレーム502またはUL中心サブフレーム510のうちの少なくとも1つ)の少なくとも1つの共通ULバースト(たとえば、図5の共通ULバースト508または共通ULバースト516のうちの少なくとも1つ)内でULペイロードデータを受信してもよい。
【0045】
情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表される場合がある。たとえば、上記の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁気粒子、光場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せによって表される場合がある。
【0046】
本明細書の本開示に関して説明する様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実施するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実施される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成)として実装されてもよい。
【0047】
本明細書で説明する機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せで実装されてもよい。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてもよい。他の例および実装形態は、本開示の範囲内および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明した機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはそれらの任意の組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装することができる。また機能を実装する特徴は、機能の部分が異なる物理的位置に実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置されてもよい。
【0048】
また、特許請求の範囲内を含む本明細書で使用する場合、項目のリスト(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目のリスト)内で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。一実施形態に関して説明した特徴、構成要素、アクション、および/またはステップが、本明細書で提示したものとは異なる順序で構成され、かつ/あるいは本開示の他の実施形態に関して説明した特徴、構成要素、アクション、および/またはステップと組み合わされる場合があることも企図されている。
【0049】
当業者なら今や了解するように、また当面の特定の適用例に応じて、本開示の主旨および範囲から逸脱することなく、本開示のデバイスの材料、装置、構成、および使用方法において、かつそれらに対して、多くの修正、置換、および変形を行うことができる。このことに照らして、本明細書に図示および記載された特定の実施形態は、それらのいくつかの例によるものにすぎないため、本開示の範囲はそのような特定の実施形態の範囲に限定されるべきではなく、むしろ、下記に添付される特許請求の範囲およびそれらの機能的な均等物の範囲と完全に同じであるべきである。
【符号の説明】
【0050】
100 ワイヤレスネットワーク
102 セル
104 基地局(BS)
106 ユーザ機器(UE)
202 プロセッサ
204 メモリ
206 命令
208 送信アクセスリソース選択モジュール
210 トランシーバ
212 モデムサブシステム
214 無線周波数(RF)ユニット
216 アンテナ
302 プロセッサ
304 メモリ
306 命令
308 リソース協調モジュール
310 トランシーバ
312 モデムサブシステム
314 無線周波数(RF)ユニット
316 アンテナ
400 自己完結型時分割複信(TDD)サブフレーム構造
402 ダウンリンク(DL)中心サブフレーム
404 アップリンク(UL)中心サブフレーム
406 通信サイクル
408 物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)
410 共通ULバースト
412 DLバースト
414 ULバースト
418 共通ULバースト
502 DL中心サブフレーム
504 物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)
506 物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)
508 共通ULバースト
510 UL中心サブフレーム
512 PDCCH
514 レギュラーULバースト
516 共通ULバースト
602 DL送信
604 基地局
606 UE
608 UL送信
610 基地局
612 UE
614 DLからULへの干渉
616 ULからDLへの干渉
702 UL中心サブフレーム
704 DL中心サブフレーム
706 PDCCH
708 レギュラーULバースト
710 共通ULバースト
712 PDCCH
714 DLバースト
716 共通ULバースト
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9