特許第6797988号(P6797988)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6797988マルチメディアシステムにおけるメディアパケットを受信する受信装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6797988
(24)【登録日】2020年11月20日
(45)【発行日】2020年12月9日
(54)【発明の名称】マルチメディアシステムにおけるメディアパケットを受信する受信装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/434 20110101AFI20201130BHJP
   H04N 21/2362 20110101ALI20201130BHJP
【FI】
   H04N21/434
   H04N21/2362
【請求項の数】4
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-168940(P2019-168940)
(22)【出願日】2019年9月18日
(62)【分割の表示】特願2018-214479(P2018-214479)の分割
【原出願日】2013年11月28日
(65)【公開番号】特開2019-220992(P2019-220992A)
(43)【公開日】2019年12月26日
【審査請求日】2019年9月18日
(31)【優先権主張番号】61/731,360
(32)【優先日】2012年11月29日
(33)【優先権主張国】US
(31)【優先権主張番号】14/091,243
(32)【優先日】2013年11月26日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】イメド・ボアジジ
(72)【発明者】
【氏名】ヨン−クウォン・リム
(72)【発明者】
【氏名】コング・ポッシュ・バト
【審査官】 富樫 明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2004−007533(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0188182(US,A1)
【文献】 国際公開第2012/099400(WO,A2)
【文献】 特表2010−531590(JP,A)
【文献】 特表2011−528868(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00−21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチメディアシステムにおけるメディアデータを受信する受信装置であって、
一つ又は複数のサブユニットのデータをペイロード内に含む少なくとも一つのメディアパケットを受信する受信器と、
前記少なくとも一つのメディアパケットのペイロードから前記一つ又は複数のサブユニットのデータを獲得する制御器と、を備え、
前記ペイロードは、前記ペイロードに含まれたサブユニットが属するサンプルにおける前記サブユニットの位置を示すオフセット情報と、前記サンプルに割り当てられたサンプル番号と、を含むことを特徴とする受信装置。
【請求項2】
前記サブユニットは、前記メディアデータに基づいて識別されるデータユニットを分割することで生成され、
前記データユニットは、前記メディアデータのアセット識別子(asset ID)により識別されることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
【請求項3】
前記メディアデータは、時間基盤(timed)データを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
【請求項4】
前記サブユニットは、前記メディアデータに基づいて識別されるデータユニットを分割することで生成され、
前記データユニットは、映像信号又は音声信号の処理の単位であり、前記映像信号又は音声信号を復号処理を行える単位であることを特徴とする請求項1乃至3のうち何れか一項に記載の受信装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、一般的に、国際標準化機構(International Organization for Standardization、ISO)基盤メディアファイル内のモーションピクチャーエクスパーツグループ(Motion Picture Experts Group、MPEG)メディアトランスポート(MPEG Media Transport、MMT)アセットのカプセル化のためにメディアコンテンツを転送する方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
MPEGメディアトランスポート(MMT)は、異種インターネットプロトコル(IP)ネットワーク環境を通したマルチメディアサービスのために符号化されたメディアデータの配信のための技術を特定する。配信される符号化されたメディアデータは、(i)データユニットが固有のタイムラインを有するオーディオビジュアルメディアデータ(すなわち、タイム(timed)データ)及び(ii)自身のデータユニットの間で固有のタイムラインを有しない他のタイプのデータ(すなわち、非タイム(non-timed)データ)のすべてを含む。
【0003】
MMTは、符号化されたメディアデータが実時間トランスポートプロトコル(RealTime Transport Protocol、RTP)、送信制御プロトコル(Transmission Control Protocol 、TCP)、及びユーザデータグラムプロトコル(User Datagram Protocol、UDP)のようなインターネットプロトコルを用いてパケット基盤配信ネットワークを通して配信されるという仮定の下で考案されたものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した課題もしくは不都合な点を解決し、少なくとも以下に示す優位性を提供する。すなわち、本発明の目的は、国際標準化機構(ISO)基盤メディアファイル内のモーションピクチャーエクスパーツグループ(MPEG)メディアトランスポート(MMT)アセットのカプセル化のための方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記のような目的を達成するために、第1の実施形態において、装置は、MMTコンテナを受信するように構成される受信経路回路を含む。また、この装置は、MMTコンテナ内のヒントトラックを用いてMMTコンテナ内の1つ以上のメディアフラグメントユニット(MFU)の位置を識別するように構成される処理装置を含むことを特徴とする。
【0006】
第2の実施形態において、装置は、MMTコンテナを送信するように構成される送信経路回路を含む。また、この装置は、MMTコンテナ内のヒントトラックを用いてMMTコンテナ内の1つ以上のメディアフラグメントユニット(MFU)の位置を識別するように構成される処理装置を含むことを特徴とする。
【0007】
第3の実施形態において、方法は、MMTコンテナを受信するステップを含む。また、この方法は、MMTコンテナ内のヒントトラックを用いてMMTコンテナ内の1つ以上のメディアフラグメントユニット(MFU)の位置を識別するステップを含むことを特徴とする。
【0008】
第4の実施形態において、方法は、MMTコンテナのMFUを受信するステップと、欠落したMFUを識別するステップと、正確の処理のためにこれらを適切にマークするか又はメタデータを調整するステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
他の技術的な特徴は、以下の図面、詳細な説明、及び特許請求の範囲から当該分野の当業者に明確になるはずである。
【0010】
本発明を詳細に説明するのに先立って、本明細書の全般にわたって使用される特定の単語及び語句の定義を開示することが望ましい。”含む”及び “備える”という語句だけではなく、その派生語は、限定ではなく、包含を意味する。”又は”という用語は、”及び/又は”の意味を包含する。”関連した”及び”それと関連した”という語句だけではなく、その派生語句は、”含む”、”含まれる”、”相互に連結する”、”包含する”、”包含される”、”連結する”、”結合する”、”疎通する”、”協力する”、”相互配置する”、”並置する”、”近接する”、”接する”、”有する”、及び”特性を有する”などを意味することができる。 “制御部”は、少なくとも1つの動作を制御する装置、システム又はその部分を意味するもので、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらのうちの2つ以上の組合せで実現することができる。特定の制御部に関連する機能は、集中しているか、あるいは近距離、または遠距離に分散されることもあることに留意すべきである。”少なくとも1つの〜”という語句は、項目のリストとともに使用される時、リストされた項目の中の1つ以上の相互に異なる組み合せが使用されることができ、そのリスト内の1つの項目だけが必要とされることを意味する。例えば、”A、B、及びCの中の少なくとも1つ”は、次のような組み合せ、すなわち、A、B、C、A及びB、A及びC、B及びC、及びA及びB及びCの中のいずれか1つを含む。特定の単語及び語句に関するこのような定義は、本明細書の全般にわたって規定されるもので、当業者には、大部分の場合ではなくても、多くの場合において、このような定義がそのように定義された単語及び語句の先行使用にはもちろん、将来の使用にも適用されるものであることが自明である。
【発明の効果】
【0011】
本発明とそれによって存在するより完全な理解と、それに従う多くの利点のより完全な理解は容易に明らかになり、添付された図面との結合を考慮すれば、後述する詳細な説明を参照してよりよく理解できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本開示による異種ネットワークを通した様々なクライアントへの例示的なスケーラブルビデオ配信を示す図である。
図2】本開示による例示的なMMT装置を示す図である。
図3】本開示によるモーションピクチャーエクスパーツグループ(MPEG)メディアトランスポート(MMT)により提供される例示的な機能を示す図である。
図4】本開示による例示的なMMTカプセル化を示す図である。
図5】本開示によるタイム(timed)メディアのサンプルレベルメディアトラック及びサンプルレベルヒントトラックを使用する例示的MMTカプセル化を示す図である。
図6】本開示によるタイムメディアを含まないメディアの例示的なMMTカプセル化を示す図である。
図7】本開示によるメディアフラグメントユニット(MFUs)を受信する例示的な方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に論議される図1乃至図7、及び本特許文献において本開示の原理を説明するために使用される様々な実施形態は、例示としてのみ提供され、本開示の範囲を限定するいかなる方法として理解されてはならない。本開示の原理が任意の適切な装置又はシステムで実施可能であることは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には理解できることであろう。
【0014】
図1は、本開示による異種ネットワークを通した様々なクライアントへの例示的なスケーラブルビデオ配信を示す図である。図1に示す実施形態は、単なる1つの実施形態にすぎない。本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態も使用可能である。
【0015】
異種ネットワーク102は、イメージ、オーディオ、及びビデオコンテンツのようなメディアコンテンツをMMTクライアント106〜114にサービスするモーションピクチャーエクスパーツグループ(MPEG)メディアトランスポート(MMT)サーバ104を含む。MMTサーバ104及びMMTクライアント106〜114は、MMT装置を示し、図2に示すように具現されるか、任意の他の適切な方式で具現されることができる。MMTサーバ104は、異種ネットワーク102を通してMMTクライアント106〜114に全解像度ビデオストリーム116を送信することができる。MMTクライアント106〜114は、その中でも、異種ネットワーク102への接続タイプ及びMMTクライアントのタイプに基づいて1つ以上のビットレート118〜126及び1つ以上の解像度130〜138のビデオストリーム116の一部又は全体を受信する。異種ネットワーク102への接続タイプ及びビットレートは、高速バックボーンネットワーク接続128、秒あたり1000メガビット(Mbps)接続118、秒あたり312キロビット(kbps)接続120、1Mbps接続122、4Mbps接続124、2Mbps接続126などを含むことができる。解像度130〜138は、60ヘルツでの1080プログレッシブ(1080p)(1080p@60Hz)130、10HzでのQCIF(quarter common intermediate format)132、24HzでのSD(standard definition)134、60Hzでの720プログレッシブ(720p)136などを含むことができる。クライアント106〜114のタイプは、デスクトップコンピュータ106、移動電話108、PDA(personal digital assistant)110、ラップトップ112、及びタブレット114を含むことができる。
【0016】
MMTアセットとも呼ばれるメディアコンテンツは、MMTコンテナを通してMMTサーバ104から1つ以上のMFUを通したMMTクライアント106〜114に送信される。MMTアセットは、MFUがMMTクライアント106〜114によりすべて受信されない時にもMMTクライアント106〜114により消費されることができる。MMTコンテナが受信されたMFU及び受信されなかったMFUを識別するので、MMTクライアント106〜114が受信されたMFUをレンダリングし、受信されなかったMFUをレンダリングしないことがある。
【0017】
図2は、本開示による例示的なMMT装置202を示す図である。図2に示すMMT装置202の実施形態は、単なる1つの実施形態にすぎない。本開示の範囲から逸脱することなくMMT装置の他の実施形態が使用されることができる。
【0018】
MMT装置202は、アンテナ205、無線周波数(RF)送受信器210、送信(TX)処理回路215、マイクロフォン220、及び受信(RX)処理回路225を含む。また、MMT装置202は、スピーカ230、処理部240、入力/出力(I/O)インターフェース(IF)245、キーパッド250、ディスプレイ255、及びメモリ260を含む。MMT装置202は、このような任意の数の構成要素を含むことができる。
【0019】
処理部240は、メモリ260に記憶されるか又は処理部240内に内部的に記憶される命令語のような命令語を実行するように構成される処理回路を含む。メモリ260は、基本オペレーティングシステム(OS)プログラム261及び1つ以上のアプリケーション262を含む。MMT装置202は、MMTクライアント106〜114又はMMTサーバ104のようにMMTを使用する任意の適切な装置を示すことができる。特定の実施形態において、MMT装置202は、携帯電話、スマートフォン、パーソナルディジタルアシスタント(personal digital assistant:PDA)、又はタブレットコンピュータを示す。MMT装置202は、MMTを通してメディアコンテンツの送信、受信、又はディスプレイを行う。
【0020】
RF送受信部210は、アンテナ205から、基地局又は無線ネットワークでの他の装置により送信される入力される(incoming)RF信号を受信する。RF送受信部210は、流入RF信号をダウンコンバートすることにより中間周波数(IF)又は基底帯域信号を生成する。IF又は基底帯域信号は、RX処理回路225に送信され、処理された基底帯域信号を生成する(基底帯域又はIF信号のフィルタリング、デコーディング、及び/又は2進化のような処理により)。RX処理回路225は、処理された基底帯域信号をスピーカ230(音声データの場合)に又はさらなる処理のための処理部240(ウェブブラウジング又は他のデータのような)に提供できる。
【0021】
TX処理回路215は、マイクロフォン220からアナログ又はディジタル音声データ又は処理部240から他の出力される(outgoing)基底帯域データ(ウェブデータ、電子メール、又はインタラクティブビデオゲームデータ)を受信する。TX処理回路215は、出力される基底帯域データのエンコーディング、マルチプレキシング、及び/又は2進化を行うことにより処理された基底帯域又はIF信号を生成する。RF送受信部210は、処理された出力される基底帯域又はIF信号をTX処理回路215から受信し、アンテナ205を通して送信される基底帯域又はIF信号をRF信号にアップコンバートする。
【0022】
一部の実施形態において、処理部240は、1つ以上の離散装置で具現される中央処理ユニット(CPU)242及びグラフィック処理ユニット(GPU)244を含む。一部の実施形態において、CPU242及びGPU244は、1つ以上の印刷回路基板上に配置される1つ以上の集積回路として具現される。メモリ260は、処理部240に結合される。一部の実施形態において、メモリ260の一部は、ランダムアクセスメモリ(random access memory:RAM)を示し、メモリ260の他の一部は、読出し専用メモリ(read-only memory:ROM)として機能するフラッシュメモリを示す。
【0023】
一部の実施形態において、メモリ260は、MMTを通してメディアコンテンツを転送するためにプログラム命令語を記憶するコンピュータ読み取り可能な媒体である。プログラム命令語が処理部240により実行される場合、プログラム命令語は、処理部240、CPU242、及びGPU244の中の1つ以上が本開示の実施形態による様々な機能及びプログラムを実行するようにする。
【0024】
処理部240は、MMT装置202の全般的な動作を制御するために、メモリ260に記憶されている基本OSプログラム261を実行する。例えば、処理部240は、フォワードチャネル信号の受信及びリバースチャネル信号の送信を制御するためによく知られている原理に従ってRF送受信部210、RX処理回路225、TX処理回路215を制御できる。
【0025】
また、処理部240は、以下でより詳細に説明されるようなヒントトラックを通してMFU位置を識別するための動作のように、メモリ260に滞在する他のプロセス及びプログラムを実行できる。また、処理部240は、実行プロセスにより要請される時、メモリ260の内又は外にデータを移動できる。一部の実施形態において、処理部240は、複数のアプリケーション262を実行するように構成される。処理部240は、OSプログラム261に基づくか又は基地局から受信された信号に応答してアプリケーション262を動作させることができる。処理部240は、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、及びサーバコンピュータのような他の装置への接続機能をMMT装置202に提供するI/Oインターフェース245に結合される。I/Oインターフェース245は、これらのアクセサリーと処理部240との間の通信経路である。
【0026】
また、処理部240は、キーパッド250及びディスプレイ部255に選択的に結合される。MMT装置202のオペレータは、キーパッド250を使用してMMT装置202にデータを入力する。ディスプレイ255は、液晶ディスプレイ、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、又はウェブサイトからのテキスト及び/又は少なくとも制限されたグラフィックをレンダリングできる他のディスプレイであり得る。代案的な実施形態は、他のタイプの入出力装置及びディスプレイを使用し得る。
【0027】
異種インターネットプロトコル(IP)ネットワーク環境で符号化されたメディアデータの効率的であり効果的な配信のために、MMTは、次の要素を提供する。
【0028】
− マッシュアップ(mash-up)アプリケーションのための様々な構成要素で構成されるコンテンツを構成するための論理的なモデル;
− パケット化及び適応化のような配信レイヤー処理のために符号化されたメディアデータに関する情報を運搬するデータの構造;
− ハイブリッド配信を含んでTCP又はUDPを通して使用される特定のメディアのタイプ又は符号化方法に無関係にメディアコンテンツを配信するためのパケット化方法及びパケットの構造;
− メディアコンテンツの提供及び配信を管理するためのシグナリングメッセージのフォーマット;
− メディアコンテンツの提供及び配信を管理するためのシグナリングメッセージのフォーマット;
− クロスレイヤー通信を容易にするためにレイヤーにわたって交換されるべき情報のフォーマット;
【0029】
図3は、本開示によるMMTにより提供される例示的な機能を示す図である。図3に示す実施形態は、単なる1つの実施形態にすぎない。本開示の範囲から逸脱することなくMMT装置の他の実施形態が使用されることができる。
【0030】
MMTにより提供される機能は、3タイプの機能領域、すなわち、カプセル化レイヤー302、配信レイヤー304、及びシグナリングレイヤー306に分類される。カプセル化レイヤー302は、メディアコンテンツの論理的な構造、MMTパッケージ、及びMMTコンプライアントエンティティにより処理されるデータユニットのフォーマットを定義する。MMTパッケージは、メディアコンテンツを有する1つ以上のコンポーネント及びコンポーネント間の関係の説明を含んで適応的な動作のために情報を下位配信レイヤー304に提供する。データユニットのフォーマットは、配信プロトコルのペイロードとして記憶されるか又は運搬され、異なる配信プロトコルの間で容易に転換されるように、メディアコンテンツの符号化されたメディアデータをカプセル化するように定義される。
【0031】
配信レイヤー304は、ペイロードのフォーマット及びアプリケーションレイヤープロトコルを定義する。アプリケーションレイヤープロトコルは、メディアコンテンツ(“マルチメディア”とも称する)の配信のための従来のアプリケーションレイヤープロトコルに比べて、符号化されたメディアデータの配信のために多重化のような改善した特性を提供する。ペイロードフォーマットは、特定のメディアタイプ又はエンコーディング方法に独立した符号化されたメディアデータを運搬するように定義される。
【0032】
シグナリングレイヤー306は、MMTパッケージの配信及び消費を管理するためのメッセージのフォーマットを定義する。消費管理のためのメッセージは、MMTパッケージの構造をシグナリングするために使用される。配信管理のためのメッセージは、プロトコルの構成及びペイロードフォーマットの構造をシグナリングするために使用される。 カプセル化レイヤー302は、ネットワークエンティティによる分散された記憶及び適応的な配信のために国際標準化機構(ISO)基盤メディアファイルフォーマット(ISOBMFF)内でMMTパッケージの論理的な構造及びインスタンス化を定義する。ここで、MMTパッケージは、メディアコンテンツ(すなわち、MMTアセット)の符号化されたメディアデータ及び配信レイヤー処理のための情報をアグリゲーションする論理的なエンティティを定義する。MMTアセットは、符号化されたメディアデータを運搬する論理的な構造を定義する。MMTアセットは、同一のMMTアセット識別子(ID)を用いて様々なメディア処理ユニット(MPUs)を集合的に参照できる。
【0033】
MMTクライアントに直接に接続されたエンティティにより個別に消費されることができる任意のデータのタイプが個別MMTアセットである。これは、1つのメディアコーデックによりデコーディング可能な符号化されたメディアデータだけでなく、すでに多重化された他のデータのタイプも含む。MPUは、MPU内に乗せられるデータの小さなフラグメントの境界及びサイズのような下位配信レイヤーのパケットサイズの制約に従って適応的パケット化のためのメディアデータに関する情報を提供する。そのような小さなフラグメントは、メディアフラグメントユニット(MFUs)として知られている。これは、下位配信レイヤーエンティティが配信レイヤー304の最大送信ユニットのサイズに基づいてMPUを適応的に動的にパケット化できるようにする。MFUは、アドバンスドビデオ符号化(AVC)ビットストリームのネットワーク抽象化レイヤー(NAL)ユニットのように、そのようなフラグメントが独立してデコーディングされるか又は廃棄されることができるようにする符号化されたメディアデータの小さなフラグメントを運搬する。
【0034】
ISOBMFFを通してインスタンス化されるMMTカプセル化フォーマットは、MMTパッケージの論理的な構造を正確にキャプチャーし、次のようなMMT目標及び利点を達成するようにするいくつの特性を含む。
【0035】
− MMTカプセル化ができるだけISOBMFFを再使用し、ISOBMFFがMMTパッケージを記憶するファイルからメディアデータのパーシング及びアクセス/抽出を行うという点での後方互換性(Backwards compatibility);
− MFUを欠落する場合にも初期構造を正確に復旧するエラー強さ;
− MPUの特定の位置なしに上位レイヤー及び配信エンティティにより独立してMP
Uを効率的に位置させアドレッシングする外部アドレッシング;
− タイムデータ及び非タイムデータの記憶及び配信のための統一された構造のサポー
ト;
− 適応的パケット化配信のためにMPUメタデータ及びMFUを容易に抽出し、理想的には、配信フォーマットと記憶フォーマットとが一致する時記憶フォーマットと配信フォーマットとの間の容易な変換を可能にするMPU及びMFUに対するアクセスの容易性;
− MPEG−2転送ストリーム(TS)のようなレガシーデータフォーマットのカプセル化のサポート;
− 低いリダンダンシー
前のMMTデザインは、次のようなものを含む既存の幾つの問題を有する。
− ストリーム上のそれぞれのMFUごとのMFU“ボックス”であり、これは、多い量のMFUボックス及び非常に高いオーバーヘッドをもたらす(10%オーバーヘッドをもたらす100バイトのMFUボックスサイズ及び1000バイトのNALサイズのように);
− その内のメディアデータを参照するMFUボックスであり、これは、配信レイヤーを通してメディアコンテンツをパケット化する方法に対する柔軟性を制限する;
− 記憶フォーマットは、配信フォーマットとは異なり、配信フォーマットが明確に定義されていない;
− 非タイムメディアデータが後方互換されない方式で記憶される。
また、IOSBMFFは、次のようなものを含むMMTの様々な特性を提供しない:
− 映画フラグメントを独立してアドレッシングするか又は消費する;
− パケット化された配信の間に欠落した部分又はパケットが存在する場合映画フラグメントを正確にパーシングし消費する;
− 下位配信ネットワークの最大送信ユニット(MTU)のサイズに適応するパケット化をサポートするためのヒントトラックの一般的な使用。
【0036】
本開示の実施形態は、MFU構造に対するヒントトラックを定義することによりISOBMFF内のMMTコンテンツをカプセル化する。それぞれのMFUは、MMTのヒントトラックに対するヒントサンプル内に記述される。MMTヒントトラックのヒントサンプルは、MFUを配信するために使用されるMFUヘッダーに対応する。MMTヒントサンプルは、対応するメディアデータの位置に関する情報を運搬する。MMT装置は、このような情報をMFUシーケンス番号、MPUシーケンス番号、及びアセット識別子とともに使用してこのような配信から欠落したMFUを正確に識別しつつ初期MMTアセット構造を復旧するようにする。
【0037】
一部の実施形態において、MMTヒントサンプルは、図4に関連して図示され論議されるようにMMTフラグメンテーションユニットヘッダーと同等である。また、一部の実施形態は、図5及び6に関連して図示され論議されるように、それぞれのMFUが1つのサンプルであり、それぞれのチャンク(chunk)がヒントトラック及びメディアトラックのすべてに1つのサンプルを含むもののように、サンプル単位でインターリービングされるMMTヒントトラックサンプル及びMMTメディアトラックサンプルを有することができる。
【0038】
図4は、本開示による例示的なMMTカプセル化を示す図である。図4に示す実施形態は、単なる1つの実施形態にすぎない。本開示の範囲から逸脱することなくMMT装置の他の実施形態が使用されることができる。
【0039】
図4に示すように、MMTアセット(mast)402及びMPUボックス(mmpu)404は、個別ボックスにより区切られる。これらのボックスは、外部アドレス機能を容易にする。記憶フォーマットは、配達フォーマットとは異なり、MMTサーバは、パケット化動作の間に記憶フォーマットを配信フォーマットに変換するためにMMTヒントトラック406を使用する。MMTサーバは、単一メディアトラック408を含むISOBMFFのトラックとしてタイムメディアを記憶する。MMTサーバは、ISOBMFF内のメタデータの一部として非タイムメディアを記憶する。
【0040】
ISOBMFFのメディアトラック408は、完全後方互換方式で“moov”ボックス410を通してインデキシングされる。MPUボックス404は、MPUの境界を内在的に示し、ライブコンテンツの編集、記録、及び増大生成のさらなる柔軟性を許容するために、次のMPUの開始の前に又はファイルのエンドで終了する。一部の実施形態において、ISOBMFFのメディアトラック408は、“moof”ボックス(図5のmoofボックス502のような)によりインデキシングされる。
【0041】
MMTヒントトラック406は、記憶されたMMTアセット402をパケット化されたメディアストリームに変換する時、MMTサーバ104又はMMTクライアント106〜114のような配信レイヤーエンティティを案内する。パケット化されたメディアストリームは、配信プロトコルとしてMMTプロトコル(MMTP)を使用してMMTサーバによりMMTクライアントに配信される。
【0042】
MMTヒントトラック406は、MMTサーバ104のように、配信パケットを生成するエンティティに適応的パケット化及び配信決定のためのMPUのMFUの位置情報を提供する。パケット化及び配信決定は、瞬間的なネットワーク輻輳に対処するために一部のMFUの統計的な多重化及び欠落を含む。MMTパケットを生成するために、MMTヒントサンプルとともに、MMTコンテナ内のMMTアセットのメディアデータが抽出される。1つ以上のMFUは、1つのMMTPパケットを構築するために使用され得る。結果的に、記憶フォーマットは、配信フォーマットと正確に同一でなく、これは、MMTPパケットを構築するために即座にメディアデータの抽出及びカプセル化を実行できるアクティブネットワークエンティティを必要とする。メディアデータは、ISOBMFFコンプライアントエンティティがメディアデータをパーシングできる方式で記憶され得る。
【0043】
MMTヒントトラック406は、MFUに関する情報をMMTパケットの生成のためのネットワークエンティティに提供する。配信のためのMPUの追加分割が要求されない場合、ヒントトラック406は、完全に省略され得る。
【0044】
一部の実施形態において、MMTヒントトラック(ヒントトラック406のような)は、“mmth”のサンプル内容内にエントリーフォーマットを有するヒントトラックであり、例えば、次のように定義され得る。
【0045】
aligned(8) class MMTHintSampleEntry() extends SampleEntry('mmtp' {
unsigned int(16) hinttrackversion = 1;
unsigned int(16) highestcompatibleversion = 1;
unsigned int(1) has_mfus_flag;
unsigned int(1) is_timed;
unsigned int(6) reserved;
MMTAsset asset;
}
【0046】
上述したサンプルディスクリプションフォーマットは、単なる1つの実施形態にすぎない。本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態が使用されることができる。サンプルディスクリプションフォーマットのセマンティックスは、次のようなものを含む。
【0047】
− has_mfus_flagは、MPUがMFUに関する情報を提供するか否かを示し、MPUがMFUに関する情報を提供しない時、ヒントトラックにより識別されたそれぞれのMFUが1つのサンプルを有することができるようにヒントトラックが完全なMPUを提供するか否か、及びMPUがMFUに関する情報を提供する場合それぞれのヒントサンプルがMFUを参照するか否かを示す。
− is_timed:このようなトラックにより暗示されたメディアがタイム(timed)メディアであるか又はタイムメディアでないかを示す。
【0048】
それぞれのメディアサンプルは、1つ以上のMFUに割り当てられる。MMTヒントトラックのそれぞれのサンプルは、次のようなシンタックスを使用できる1つ以上のMFUを生成できる。
【0049】
aligned(8) class MMTHSample {
unsigned int(32) sequence_number; if (is_timed) {
signed int(8) trackrefindex;
unsigned int(32) samplenumber;
unsigned int(16) offset;
unsigned int(32) length;
} else {
unsigned int(16) item_ID;
}
unsigned int(1) mfu_lost_flag;
Unsigned int(7) reserved;
}
【0050】
上述したサンプルフォーマットは、単なる1つの実施形態にすぎない。本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態が使用されることができる。サンプルフォーマットのシンタックスは、次のようなものを含む。
【0051】
− sequence_numberは、MFUに割り当てられたシーケンス番号である。
− trackrefindexは、MFUデータが抽出されるメディアトラックの識別子である。
− samplenumberは、MFUが抽出されるサンプルに割り当てられるシーケンス番号である。
− item_IDは、非タイムメディアデータに対してMFUを生成する項目を参照する。
− offsetは、メディアデータのオフセットを提供し、オフセットベースは、サンプルを含む“mdat”ボックスの開始である。
− lengthは、MFUの長さをバイト単位で提供する。
− mfu_lost_flagは、対応するメディアデータが欠落したか否かのようにMFUが損失されたか否かを示す。
【0052】
図5は、本開示によるタイムメディアのサンプルレベルメディアトラック及びサンプルレベルヒントトラックを使用する例示的なMMTカプセル化を示す図である。図5に示す実施形態は、単なる1つの実施形態にすぎない。本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態が使用されることができる。
【0053】
サンプル配信のためのサンプル基盤インターリービングにあたり、配信フォーマットは、MMTペイロードフォーマットに対応し、MFUヘッダー及びMFUメディアデータを含む。MFUヘッダーは、MMTPペイロード及びパケットの生成を容易にするヒントサンプルのコピーである。
【0054】
図5において、ヒントトラック504及びメディアトラック506は、MMTコンテナ508の“moof”ボックス502の内にサンプルレベルでインターリービングされる。これは、チャンクあたりの1つのサンプル及び簡単なパケット化プロセスにつながる。また、MMTコンテナ508は、“mast”ボックス510、“moov”ボックス512、“mmpu”ボックス514、“moof”ボックス502及び518、及び“mdat”ボックス516及び520を含む。moofボックス502及び518は、MMTヒントトラック504及び522とメディアトラック506及び524とを含む。mdatボックス516及び520は、1つ以上のMFU522を含む。MFU522は、MFUヘッダー524及びペイロード526を含む。それぞれのMFUヘッダー524は、MFUシーケンス番号を含み、選択的にmfu_lost_flagを含む。
【0055】
図6は、本開示によるタイムメディアを含まないメディアの例示的なMMTカプセル化を示す図である。図6に示す実施形態は、単なる1つの実施形態にすぎない。本開示の範囲から逸脱することなく他の実施形態が使用されることができる。
【0056】
図6において、ヒントトラック602は、MMTコンテナ606の“moov”ボックス604の内にある。MMTコンテナ606は、“mast”ボックス610、“moov”ボックス604、“mmpu”ボックス614、“meta”ボックス632、及び“mdat”ボックス620を含む。moovボックス604は、MMTヒントトラック602を含む。metaボックス632は、“hdlr”ボックス602、“iloc”ボックス630、及び“iinf”ボックス628を含む。mdatボックス620の各々は、MFUヘッダー624及びペイロード626を含む1つ以上のMFU622を含む。
【0057】
図7は、本開示によるメディアフラグメントユニット(MFUs)を受信する例示的な方法を示す図である。図7に説明されるプロセスは、MMTサーバ104、MMTクライアント106〜114、又は他の装置内の処理回路などにより任意の適切な方式で具現されることができる。
【0058】
ブロック702において、MMTサーバ104又はクライアント106〜114のようなMMT装置は、MMTコンテナのMFUを受信する。MFUは、MMTコンテナに含まれたメディアコンテンツを転送するために使用される1つ以上のMFUの中の1つである。ブロック704において、MMT装置は、MFUをMFUヘッダー及びMFUメディアデータに分割する。ブロック706において、MMT装置は、MFUヘッダーからMPUメタデータ及びMFUシーケンス番号を使用してMMTコンテナ内のMFUヒントサンプルを位置させる。一部の実施形態において、MMT装置は、MFUヒントサンプルに対応するMFUヘッダーをパーシングする。
【0059】
ブロック708において、MMT装置は、MMTコンテナのメディアコンテンツがタイムメディアを含むか否かを判定する。メディアコンテンツがタイムメディアを含む場合、プロセスは、ブロック710につながる。メディアコンテンツがタイムメディアを含まない場合、プロセスは、ブロック712につながる。ブロック710において、MMT装置は、受信されたMMTコンテナ内のMFUからMFUメディアデータを検索するために、MPUメタデータ及びMFUサンプル情報を使用する。その後に、プロセスは、ブロック714につながる。ブロック712において、MMT装置は、MMTコンテナ内のメディアデータを検索するために、MPUメタデータ及び項目識別子を使用する。その後に、プロセスは、ブロック714につながる。
【0060】
ブロック714において、MMT装置は、MMTコンテナ内のMPUメタデータに欠落したMFUをマークする。一部の実施形態において、欠落したMFUは、MMTコンテナの“mdat”ボックス内のMFUごとにmfu_lost_flag値の使用を通してマークされる。
【0061】
MMTアセットがタイムメディアを含む場合、MMT装置は、MMTヒントサンプルを処理の間にMMTコンテナ内の正確な位置に配置する。そのような配置は、ヒントサンプル内のサンプル番号に変換するMFUシーケンス番号に基づく。また、MMT装置は、MMTコンテナ内のメディアデータの位置を検索するために、メディアトラックのサンプルテーブル(“stco”“stsz”、及び“stsc”テーブル又は“trun”テーブルのような)とともに、MFUヘッダー内のサンプル及びオフセット情報を使用する。配信の間に欠落した任意のMFUが存在する場合、MMTコンテナ内の対応する領域は、空のままである。このようにすることにより、MMT装置は、正確に受信されMFUに対するデータを安全に検索し、配信の間に欠落したMFUをスキップすることができる。
【0062】
様々な特性が図面に図示され上述されたが、図面に様々な変化があり得る。例えば、図面に示す構成要素のサイズ、形態、整列、及びレイアウトは、ただ例示のためのものである。それぞれの構成要素は、任意の適切なサイズ、形態、及び寸法を有することができ、様々な構成要素が任意の適切な配列及びレイアウトを有することができる。また、図面内の様々な構成要素が結合されるか、さらに細分化されるか、省略され得、特定のニーズに従って追加の構成要素が追加されることができる。また、装置又はシステム内のそれぞれの構成要素は、記述された機能を実行するための任意の適切な構造を使用して具現されることができる。また、図7は、様々な一連のステップを示すが、図7の様々なステップは、オーバーラップされるか、並列に発生するか、複数回発生するか、又は異なる順序に発生可能である。
【0063】
本開示は、所定の実施形態及び一般的に関連した方法を説明したが、これらの実施形態及び方法の変更及び置換例が当業者にとって自明である。したがって、例示的な実施形態の上記説明が本開示を定義するか又は拘束するのではない。以下に述べられる請求範囲により定義されるように、本開示の思想及び範囲から逸脱することなく他の変化、置換、及び変更も可能である。
【符号の説明】
【0064】
202 装置
205 アンテナ
210 送受信器
215 送信処理回路
220 マイクロフォン
225 受信処理回路
230 スピーカ
240 処理部
245 インターフェース
250 キーパッド
255 ディスプレイ
260 メモリ
261 プログラム
262 アプリケーション
302 カプセル化レイヤー
304 配信レイヤー
304 下位配信レイヤー
306 シグナリングレイヤー
402 MMTアセット
404 MPUボックス
406 MMTヒントトラック
408 メディアトラック
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7