特許第6798383号(P6798383)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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特許6798383データ処理装置、データ処理方法およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6798383
(24)【登録日】2020年11月24日
(45)【発行日】2020年12月9日
(54)【発明の名称】データ処理装置、データ処理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   A61B 5/22 20060101AFI20201130BHJP
【FI】
   A61B5/22 100
【請求項の数】12
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2017-58726(P2017-58726)
(22)【出願日】2017年3月24日
(65)【公開番号】特開2018-161167(P2018-161167A)
(43)【公開日】2018年10月18日
【審査請求日】2019年11月15日
(73)【特許権者】
【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100140958
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 学
(74)【代理人】
【識別番号】100137888
【弁理士】
【氏名又は名称】大山 夏子
(74)【代理人】
【識別番号】100190942
【弁理士】
【氏名又は名称】風間 竜司
(72)【発明者】
【氏名】▲桜▼田 孔司
(72)【発明者】
【氏名】仲川 啓
【審査官】 北島 拓馬
(56)【参考文献】
【文献】 特開平06−217946(JP,A)
【文献】 特開平04−367653(JP,A)
【文献】 特表2015−502624(JP,A)
【文献】 特開平06−189914(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 5/06 − 5/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のセンサから取得される第1のセンサデータおよび第2のセンサから取得される第2のセンサデータそれぞれが第1の利用者の活動に連動しているか否かを示すデータ連動情報を検出する活動検出部と、
前記データ連動情報が所定の条件を満たす場合、前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの関係性と前記第2のセンサデータとに基づいて、出力対象のデータを生成するデータ統合部と、
第3のセンサから取得される第3のセンサデータと第4のセンサから取得される第4のセンサデータとが第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合、前記第3のセンサから時系列に取得される第1の時系列データと前記第4のセンサから時系列に取得される第2の時系列データとに基づいて、前記関係性を推定する関係推定部と、を備え、
前記関係推定部は、
前記第1の時系列データと前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される第1の生成データ群との第1の関係による第1の誤差を算出するとともに、前記第1の時系列データと前記第1の生成データ群の前段階に生成されるデータに応じた第2の生成データ群との第2の関係による第2の誤差を算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との大小関係に応じて、前記第1の関係および前記第2の関係のいずれかを前記関係性として選択する、
データ処理装置。
【請求項2】
前記データ統合部は、
前記第1のセンサデータが前記第1の利用者の活動に連動していない場合、前記関係性と前記第2のセンサデータとに基づいて、前記出力対象のデータを生成する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項3】
前記データ統合部は、
前記第1のセンサデータが前記第1の利用者の活動に連動している場合、前記第1のセンサデータに基づいて、前記出力対象のデータを生成する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項4】
前記活動検出部は、前記第1のセンサから取得される所定の第1のデータが所定の範囲に収まるか否かに応じて、前記第1のセンサデータが前記第1の利用者の活動に連動しているか否かを検出する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項5】
前記活動検出部は、前記第1のセンサと同一または前記第1のセンサと異なるセンシング手段から取得されるデータに基づいて前記第1の利用者を認証し、前記第1の利用者の認証に成功したか否かに応じて、前記第1のセンサデータが前記第1の利用者の活動に連動しているか否かを検出する、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項6】
前記第1のセンサデータは、前記第1の利用者の身体活動または生命活動に関するデータを含む、
請求項1に記載のデータ処理装置。
【請求項7】
前記第1の生成データ群は、前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される最終データ群を含み、
前記第2の生成データ群は、前記最終データ群の前段階に生成されるデータに応じた中間データ群を含む、
請求項に記載のデータ処理装置。
【請求項8】
前記第1の時系列データは、前記第2の利用者の身体活動または生命活動に関するデータ群を含む、
請求項に記載のデータ処理装置。
【請求項9】
前記第2の時系列データは、前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される最終データ群および前記最終データ群の前段階に生成されるデータに応じた中間データ群の少なくともいずれか一方を含む、
請求項に記載のデータ処理装置。
【請求項10】
前記関係推定部は、
前記第3のセンサデータおよび前記第4のセンサデータそれぞれが前記第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合であっても、前記第3のセンサデータと前記第4のセンサデータとが類似しない場合、前記関係性を推定しない、
請求項に記載のデータ処理装置。
【請求項11】
第1のセンサから取得される第1のセンサデータおよび第2のセンサから取得される第2のセンサデータそれぞれが第1の利用者の活動に連動しているか否かを示すデータ連動情報を検出することと、
前記データ連動情報が所定の条件を満たす場合、前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの関係性と前記第2のセンサデータとに基づいて、出力対象のデータを生成することと、
第3のセンサから取得される第3のセンサデータと第4のセンサから取得される第4のセンサデータとが第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合、前記第3のセンサから時系列に取得される第1の時系列データと前記第4のセンサから時系列に取得される第2の時系列データとに基づいて、前記関係性を推定することと、を含み、
前記第1の時系列データと前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される第1の生成データ群との第1の関係による第1の誤差を算出するとともに、前記第1の時系列データと前記第1の生成データ群の前段階に生成されるデータに応じた第2の生成データ群との第2の関係による第2の誤差を算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との大小関係に応じて、前記第1の関係および前記第2の関係のいずれかを前記関係性として選択すること、
を含む、データ処理方法。
【請求項12】
コンピュータを、
第1のセンサから取得される第1のセンサデータおよび第2のセンサから取得される第2のセンサデータそれぞれが第1の利用者の活動に連動しているか否かを示すデータ連動情報を検出する活動検出部と、
前記データ連動情報が所定の条件を満たす場合、前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの関係性と前記第2のセンサデータとに基づいて、出力対象のデータを生成するデータ統合部と、
第3のセンサから取得される第3のセンサデータと第4のセンサから取得される第4のセンサデータとが第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合、前記第3のセンサから時系列に取得される第1の時系列データと前記第4のセンサから時系列に取得される第2の時系列データとに基づいて、前記関係性を推定する関係推定部と、を備え、
前記関係推定部は、
前記第1の時系列データと前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される第1の生成データ群との第1の関係による第1の誤差を算出するとともに、前記第1の時系列データと前記第1の生成データ群の前段階に生成されるデータに応じた第2の生成データ群との第2の関係による第2の誤差を算出し、
前記第1の誤差と前記第2の誤差との大小関係に応じて、前記第1の関係および前記第2の関係のいずれかを前記関係性として選択する、
データ処理装置として機能させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ処理装置、データ処理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ひとりの利用者が複数の同種センサを利用して利用者の行動情報および生体情報を記録し、これらを相互に補完することによって利用者の日常の生活状況を詳細に把握することが可能である。例えば、屋内では運動器具で利用者の消費カロリーを計測し、屋外では活動量計で利用者の消費カロリーを計測し、両者を組み合わせて情報を利用者に提示することによって、利用者は日々の身体活動の状況を把握することが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
かかる技術においては、複数の同種センサを時系列で切り替えて利用する形態が採用されるのが通例であるが、他方において、複数の同種センサを同時に使う形態が採用される場合もある。例えば、スマートフォンおよび活動量計が同時に利用される場合、スマートフォンおよび活動量計が同一の計測データ(例えば、歩数、消費カロリーなど)を計測する機能を有する場合がある。かかる場合、それぞれのセンサが有する機能または特性の違い、利用者の生活習慣または意思などによって、計測データに差異が生じ得る。このような変化をもたらす具体的な要因の例を以下に示す。
【0004】
・スマートフォンが利用者によって利用される場合、利用者は外出時にスマートフォンを持ち歩くことが多いが、家の中では持ち歩かないことが多い。
・活動量計が利用者によって利用される場合、利用者は24時間活動量計を携帯することが多いが、時々自身の身体に装着し忘れる場合がある。
・活動量計が利用者によって利用される場合、活動量計の機種によって計測値の差異がある(例えば、一日あたり500kcal程度の計測値の差異がある)。
・活動量計が利用者によって利用される場合、利用者の身体への装着位置または利用者の歩行の癖によって計測値に差異が生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2014−161514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記したように、複数の同種センサが利用者によって同時に携帯されて利用される場合、計測データに差異が生じ得る。そのため、複数の同種センサが利用者によって同時に携帯されて利用される場合、例として以下に示すような状況が生じ得る。
【0007】
・利用者がセンサを携帯し忘れた場合、当該センサからは正しいセンサデータが取得され得ない。
・複数のセンサの動作特性が機種ごとに異なる場合、複数のセンサのいずれから取得されるセンサデータが採用されるべきかを判断するのが困難である。また、単純に複数のセンサデータを切り替えて用いるようにした場合、複数のセンサデータ間の連続性が高まらない。
・複数のセンサデータ間の連続性が高まらないため、例えば、複数のセンサデータを利用して身体活動の改善計画を実践する場合に、複数のセンサデータから計画を正しく実践しているのか否かを判断するのが困難となる。
【0008】
そこで、複数のセンサの動作特性が機種ごとに異なる場合、または、複数のセンサのいずれかに不携帯が発生した場合であっても、より連続性の高いセンサデータを記録することが可能な技術が提供されることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、第1のセンサから取得される第1のセンサデータおよび第2のセンサから取得される第2のセンサデータそれぞれが第1の利用者の活動に連動しているか否かを示すデータ連動情報を検出する活動検出部と、前記データ連動情報が所定の条件を満たす場合、前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの関係性と前記第2のセンサデータとに基づいて、出力対象のデータを生成するデータ統合部と、第3のセンサから取得される第3のセンサデータと第4のセンサから取得される第4のセンサデータとが第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合、前記第3のセンサから時系列に取得される第1の時系列データと前記第4のセンサから時系列に取得される第2の時系列データとに基づいて、前記関係性を推定する関係推定部と、を備え、前記関係推定部は、前記第1の時系列データと前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される第1の生成データ群との第1の関係による第1の誤差を算出するとともに、前記第1の時系列データと前記第1の生成データ群の前段階に生成されるデータに応じた第2の生成データ群との第2の関係による第2の誤差を算出し、前記第1の誤差と前記第2の誤差との大小関係に応じて、前記第1の関係および前記第2の関係のいずれかを前記関係性として選択する、を備える、データ処理装置が提供される。
【0010】
前記データ統合部は、前記第1のセンサデータが前記第1の利用者の活動に連動していない場合、前記関係性と前記第2のセンサデータとに基づいて、前記出力対象のデータを生成してもよい。
【0011】
前記データ統合部は、前記第1のセンサデータが前記第1の利用者の活動に連動している場合、前記第1のセンサデータに基づいて、前記出力対象のデータを生成してもよい。
【0012】
前記活動検出部は、前記第1のセンサから取得される所定の第1のデータが所定の範囲に収まるか否かに応じて、前記第1のセンサデータが前記第1の利用者の活動に連動しているか否かを検出してもよい。
【0013】
前記活動検出部は、前記第1のセンサと同一または前記第1のセンサと異なるセンシング手段から取得されるデータに基づいて前記第1の利用者を認証し、前記第1の利用者の認証に成功したか否かに応じて、前記第1のセンサデータが前記第1の利用者の活動に連動しているか否かを検出してもよい。
【0014】
前記第1のセンサデータは、前記第1の利用者の身体活動または生命活動に関するデータを含んでもよい。
【0018】
前記第1の生成データ群は、前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される最終データ群を含み、前記第2の生成データ群は、前記最終データ群の前段階に生成されるデータに応じた中間データ群を含んでもよい。
【0019】
前記第1の時系列データは、前記第2の利用者の身体活動または生命活動に関するデータ群を含んでもよい。
【0020】
前記第2の時系列データは、前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される最終データ群および前記最終データ群の前段階に生成されるデータに応じた中間データ群の少なくともいずれか一方を含んでもよい。
【0021】
前記関係推定部は、前記第3のセンサデータおよび前記第4のセンサデータそれぞれが前記第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合であっても、前記第3のセンサデータと前記第4のセンサデータとが類似しない場合、前記関係性を推定しなくてもよい。
【0022】
また、本発明の別の観点によれば、第1のセンサから取得される第1のセンサデータおよび第2のセンサから取得される第2のセンサデータそれぞれが第1の利用者の活動に連動しているか否かを示すデータ連動情報を検出することと、前記データ連動情報が所定の条件を満たす場合、前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの関係性と前記第2のセンサデータとに基づいて、出力対象のデータを生成することと、第3のセンサから取得される第3のセンサデータと第4のセンサから取得される第4のセンサデータとが第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合、前記第3のセンサから時系列に取得される第1の時系列データと前記第4のセンサから時系列に取得される第2の時系列データとに基づいて、前記関係性を推定することと、を含み、前記第1の時系列データと前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される第1の生成データ群との第1の関係による第1の誤差を算出するとともに、前記第1の時系列データと前記第1の生成データ群の前段階に生成されるデータに応じた第2の生成データ群との第2の関係による第2の誤差を算出し、前記第1の誤差と前記第2の誤差との大小関係に応じて、前記第1の関係および前記第2の関係のいずれかを前記関係性として選択すること、を含む、データ処理方法が提供される。
【0023】
また、本発明の別の観点によれば、コンピュータを、第1のセンサから取得される第1のセンサデータおよび第2のセンサから取得される第2のセンサデータそれぞれが第1の利用者の活動に連動しているか否かを示すデータ連動情報を検出する活動検出部と、前記データ連動情報が所定の条件を満たす場合、前記第1のセンサデータと前記第2のセンサデータとの関係性と前記第2のセンサデータとに基づいて、出力対象のデータを生成するデータ統合部と、第3のセンサから取得される第3のセンサデータと第4のセンサから取得される第4のセンサデータとが第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合、前記第3のセンサから時系列に取得される第1の時系列データと前記第4のセンサから時系列に取得される第2の時系列データとに基づいて、前記関係性を推定する関係推定部と、を備え、前記関係推定部は、前記第1の時系列データと前記第4のセンサによる検出に基づいて生成される第1の生成データ群との第1の関係による第1の誤差を算出するとともに、前記第1の時系列データと前記第1の生成データ群の前段階に生成されるデータに応じた第2の生成データ群との第2の関係による第2の誤差を算出し、前記第1の誤差と前記第2の誤差との大小関係に応じて、前記第1の関係および前記第2の関係のいずれかを前記関係性として選択する、データ処理装置として機能させるプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0024】
以上説明したように本発明によれば、複数のセンサの動作特性が機種ごとに異なる場合、または、複数のセンサのいずれかに不携帯が発生した場合であっても、より連続性の高いセンサデータを記録することが可能な技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本実施形態に係るデータ処理システムの構成例を示す図である。
図2】本実施形態に係る変換規則決定部の詳細構成例を示すブロック図である。
図3】本実施形態に係るデータ処理システムの動作例を示すフローチャートである。
図4】第1の変換規則推定部の動作説明図である。
図5】第2の変換規則推定部の動作説明図である。
図6】本実施形態に係るデータ処理システムの動作の具体例を示す図である。
図7】本発明の実施形態に係るデータ処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0027】
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する場合がある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合がある。ただし、異なる実施形態の類似する構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
【0028】
[1−1.システムの概要]
まず、本実施形態に係るデータ処理システムの構成例について説明する。
【0029】
図1は、本実施形態に係るデータ処理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るデータ処理システム1は、第1の活動量計110−1、第2の活動量計110−2、活動検出部120、変換規則決定部130、データ統合部140および提示部150を備える。
【0030】
本実施形態においては、活動検出部120は、第1のセンサから取得された第1のセンサデータおよび第2のセンサから取得された第2のセンサデータそれぞれが第1の利用者の活動に連動しているか否かを示すデータ連動情報を検出する。このデータ連動情報によって、第1の利用者が第1のセンサおよび第2のセンサそれぞれを携帯しているか否かが把握される。そして、データ統合部140は、データ連動情報が所定の条件を満たす場合、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの関係性と第2のセンサデータとに基づいて、出力対象のデータを生成する。
【0031】
より具体的には、第1のセンサデータが第1の利用者の活動に連動している場合、第1のセンサデータに第1の利用者の活動がより正確に反映されていると考えられる。そこで、データ統合部140は、かかる場合、第1のセンサデータに基づいて、出力対象のデータを生成する。
【0032】
一方、第1のセンサデータが第1の利用者の活動に連動していない場合、かつ、第2のセンサデータが第1の利用者の活動に連動している場合、第2のセンサデータに第1の利用者の活動がより正確に反映されていると考えられる。そこで、データ統合部140は、かかる場合、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの関係性と第2のセンサデータとに基づいて、出力対象のデータを生成する。
【0033】
以下の説明においては、第1のセンサの例として第1の活動量計110−1を挙げ、第1のセンサデータの例として第1の活動量データ(例えば、加速度に基づく消費カロリー)を挙げる。しかし、後にも説明するように、第1のセンサの代わりに他のセンサが用いられてもよいし、第1のセンサデータの代わりに他のセンサデータが用いられてもよい。
【0034】
また、本実施形態においては、活動検出部120によって、第2のセンサから第2のセンサデータが取得される。以下の説明においては、第2のセンサの例として第2の活動量計110−2を挙げ、第2のセンサデータの例として第2の活動量データ(例えば、加速度に基づく消費カロリー)または第2の加速度指標データ(例えば、加速度分散値)を挙げる。ただし、第2のセンサの代わりに他のセンサが用いられてもよいし、第2のセンサデータの代わりに他のセンサデータが用いられてもよい。
【0035】
ここで、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの関係性は、変換規則決定部130によって推定されている。変換規則決定部130は、第3のセンサから取得される第3のセンサデータと第4のセンサから取得される第4のセンサデータとが第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの関係性を推定する。
【0036】
より具体的には、変換規則決定部130は、第3のセンサデータおよび第4のセンサデータそれぞれが第2の利用者の活動に連動していることが検出された場合、第3のセンサから時系列に取得される第1の時系列データと第4のセンサから時系列に取得される第2の時系列データとに基づいて、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの関係性を推定する。
【0037】
以下の説明においては、「第3のセンサ」から取得される「第3のセンサデータ」として、第1の活動量計110−1から取得される第1の活動量データを用い、「第1の時系列データ」として、第1の活動量計110−1から時系列に取得される第1の活動量データ群を用いることにする。また、「第4のセンサ」から取得される「第4のセンサデータ」として、第1の活動量計110−2から取得される第2の活動量データまたは第2の加速度指標データを用い、「第2の時系列データ」として第2の活動量データ群または第2の加速度指標データ群を用いることにする。
【0038】
なお、変換規則決定部130は、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの関係性を推定する関係推定部として機能し得る。また、以下の説明において、出力対象のデータが生成される場合における「第1の利用者」と関係性が生成される場合における「第2の利用者」とは、同一の「利用者」である場合を想定する。しかし、「第2の利用者」と「第1の利用者」とは、異なる利用者であってもよい。また、以下の説明において、第1のセンサデータと第2のセンサデータとの関係性を、特に「変換規則」または「変換規則データ」と言う場合がある。
【0039】
図1に示すように、第1の活動量計110−1は、変換規則決定部130に第1の活動量データを出力する。第1の活動量データについては、後に説明する。また、第1の活動量計110−1は、活動検出部120に第1の加速度指標データを出力する。第1の加速度指標データについても、後に説明する。また、第1の活動量計110−1は、データ統合部140に第1の活動量データを出力する。
【0040】
また、図1に示すように、第2の活動量計110−2は、変換規則決定部130に第2の活動量データおよび第2の加速度指標データを出力する。第2の活動量データおよび第2の加速度指標データについては、後に説明する。また、第2の活動量計110−2は、活動検出部120に第2の加速度指標データを出力する。また、第2の活動量計110−2は、データ統合部140に第2の活動量データおよび第2の加速度指標データを出力する。
【0041】
また、図1に示すように、活動検出部120は、第1の活動量計110−1から第1の加速度指標データを入力する。また、図1に示すように、活動検出部120は、第2の活動量計110−2から第2の加速度指標データを入力する。また、図1に示すように、活動検出部120は、変換規則決定部130に変換規則更新指示データを出力する。変換規則更新指示データについては、後に説明する。また、図1に示すように、活動検出部120は、データ統合部140に活動量計選択指示データを出力する。活動量計選択指示データについては、後に説明する。
【0042】
また、図1に示すように、変換規則決定部130は、第1の活動量計110−1から第1の活動量データを入力する。また、図1に示すように、変換規則決定部130は、第2の活動量計110−2から第2の活動量データおよび第2の加速度指標データを入力する。また、図1に示すように、変換規則決定部130は、活動検出部120から変換規則更新指示データを入力する。また、図1に示すように、変換規則決定部130は、変換規則データをデータ統合部140に出力する。変換規則データについては、後に説明する。
【0043】
また、図1に示すように、データ統合部140は、第1の活動量計110−1から第1の活動量データを入力する。また、図1に示すように、データ統合部140は、第2の活動量計110−2から第2の活動量データおよび第2の加速度指標データを入力する。また、図1に示すように、データ統合部140は、変換規則決定部130から変換規則データを入力する。また、図1に示すように、データ統合部140は、活動検出部120から活動量計選択指示データを入力する。また、図1に示すように、データ統合部140は、提示部150に活動量統合データを出力する。
【0044】
また、図1に示すように、提示部150は、データ統合部140から活動量統合データを入力する。
【0045】
以上、本実施形態に係るデータ処理システム1の構成例について説明した。
【0046】
[1−2.変換規則決定部の詳細構成例]
続いて、本実施形態に係る変換規則決定部130の詳細構成例について説明する。図2は、本実施形態に係る変換規則決定部130の詳細構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る変換規則決定部130は、第1の変換規則推定部131−1、第2の変換規則推定部131−2および変換規則更新部132を備える。
【0047】
図2に示すように、第1の変換規則推定部131−1は、第1の活動量計110−1から第1の活動量データを入力する。また、図2に示すように、第1の変換規則推定部131−1は、第2の活動量計110−2から第2の活動量データを入力する。また、図2に示すように、第1の変換規則推定部131−1は、活動検出部120から変換規則更新指示データを入力する。また、図2に示すように、第1の変換規則推定部131−1は、変換規則更新部132に第1の変換パラメータを出力する。
【0048】
また、図2に示すように、第2の変換規則推定部131−2は、第1の活動量計110−1から第1の活動量データを入力する。また、図2に示すように、第2の変換規則推定部131−2は、第2の活動量計110−2から第2の加速度指標データを入力する。また、図2に示すように、第2の変換規則推定部131−2は、活動検出部120から変換規則更新指示データを入力する。また、図2に示すように、第2の変換規則推定部131−2は、変換規則更新部132に第2の変換パラメータを出力する。
【0049】
また、図2に示すように、変換規則更新部132は、第1の変換規則推定部131−1から第1の変換パラメータを入力する。また、図2に示すように、変換規則更新部132は、第2の変換規則推定部131−2から第2の変換パラメータを入力する。また、図2に示すように、変換規則更新部132は、活動検出部120から変換規則更新指示データを入力する。また、図2に示すように、変換規則更新部132は、データ統合部140に変換規則データを出力する。
【0050】
なお、図1に示したデータ処理システム1が有する各機能ブロックは、どのようなハードウェア構成によって実現されてもよい。一例として、本実施形態においては、第1の活動量計110−1および提示部150が携帯端末(例えば、スマートフォン)に内蔵され、第2の活動量計110−2がリストバンド型活動量計に内蔵され、活動検出部120、変換規則決定部130およびデータ統合部140がデータ処理装置(例えば、サーバ)に内蔵される場合を主に想定する。また、携帯端末とデータ処理装置との間、および、リストバンド型活動量計とデータ処理装置との間においてネットワークを介してデータの送受信が可能である場合を想定する。
【0051】
以上、本実施形態に係る変換規則決定部130の詳細構成例について説明した。
【0052】
[1−3.データ処理システム1の動作例]
続いて、本実施形態に係るデータ処理システム1の動作例について説明する。図3は、本実施形態に係るデータ処理システム1の動作例を示すフローチャートである。図4は、第1の変換規則推定部131−1の動作説明図である。図5は、第2の変換規則推定部131−2の動作説明図である。
【0053】
なお、本実施形態においては、利用者が、通常は第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2の両方を携帯する場合を想定する。また、本実施形態においては、利用者が、時々、第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2のいずれか一方を携帯しない状況が発生する場合を想定する。利用者によって携帯される活動量計から入力されるデータは、利用者の活動に連動し得る。一方、利用者によって携帯されない活動量計から入力されるデータは、利用者の活動に連動し得ない。
【0054】
(1−3−1.第1の活動量計と第2の活動量計のデータ取得)
図3に示すように、データ処理システム1において、センサデータ処理が開始されると(S10)、第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2それぞれからデータが取得される(S11)。
【0055】
具体的に、第1の活動量計110−1は、内蔵されている加速度センサが計測する加速度に基づいて、所定時間ごとの消費カロリーと所定時間ごとの加速度分散値とを計算して、消費カロリーと加速度分散値とを蓄積する。所定時間の長さは限定されないが、以下では、所定時間の例として「1分」を用いる。利用者が第1の活動量計110−1を操作すると、蓄積された消費カロリーが第1の活動量データとして変換規則決定部130およびデータ統合部140それぞれに出力されるとともに、蓄積された加速度分散値が第1の加速度指標データとして活動検出部120に出力される。
【0056】
同様に、第2の活動量計110−2は、内蔵されている加速度センサが計測する加速度に基づいて、1分ごとの消費カロリーと1分ごとの加速度分散値とを計算して、消費カロリーと加速度分散値とを蓄積する。利用者が第2の活動量計110−2を操作すると、蓄積された消費カロリーが第2の活動量データとして変換規則決定部130およびデータ統合部140それぞれに出力されるとともに、蓄積された加速度分散値が第2の加速度指標データとして、活動検出部120、変換規則決定部130およびデータ統合部140それぞれに出力される。
【0057】
なお、第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2からのデータ出力は、利用者の操作によらずに、定期的に実行されるように構成してもよい。また、第2の活動量計110−2からのデータを第1の活動量計110−1が中継するようにし、第1の活動量計110−1が、第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2それぞれのデータを出力するようにしてもよい。
【0058】
(1−3−2.利用者の活動の検出)
続いて、利用者の活動の検出が実行される(S12)。
【0059】
具体的に、活動検出部120は、第1の活動量計110−1から第1の加速度指標データを入力すると、第1の加速度指標データが所定の範囲(以下、「変動範囲」とも言う。)に収まるか否かに応じて、第1の活動量データが利用者の活動に連動しているか否かを検出する。例えば、活動検出部120は、第1の加速度指標データが変動範囲に収まる時間区間を、第1の活動量データが利用者の活動に連動している時間区間として検出する。
【0060】
例えば、変動範囲は、その上限値または下限値の少なくともいずれか一方が、一般の人の活動時における加速度分散値に基づいてあらかじめ実験的に設定される。本実施形態においては、第1の加速度指標データは、1分ごとの加速度分散値を示すが、1分ごとの加速度分散値は、利用者の活動が、停止であるか、歩行であるか、走行であるかによって異なる。そこで、例えば、変動範囲は、歩行および走行それぞれに対応する範囲を含むように設定される。
【0061】
なお、本実施形態では、第1の活動量データが利用者の活動に連動しているか否かが、第1の加速度指標データに基づいて検出される場合を主に説明する。しかし、第1の活動量データが利用者の活動に連動しているか否かは、第1の加速度指標データの代わりに、第1の活動量計110−1から取得される何らかの所定の第1のデータ(例えば、第1の活動量データ)に基づいて検出されてもよい。
【0062】
同様に、活動検出部120は、第2の活動量計110−2から第2の加速度指標データを入力すると、第2の加速度指標データが変動範囲に収まるか否かに応じて、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データが利用者の活動に連動しているか否かを検出する。例えば、活動検出部120は、第2の加速度指標データが変動範囲に収まる時間区間を、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データが利用者の活動に連動している時間区間として検出する。
【0063】
このように、活動検出部120によって、第1の加速度指標データが変動範囲に収まるか否かが検出され、第2の加速度指標データが変動範囲に収まるか否かが検出される。このとき、これらの変動範囲は、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
【0064】
なお、本実施形態では、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データが利用者の活動に連動しているか否かが、第2の加速度指標データに基づいて検出される場合を主に説明する。しかし、第2の活動量データが利用者の活動に連動しているか否かは、第2の加速度指標データの代わりに、第2の活動量計110−2から取得される何らかの所定の第2のデータ(例えば、第2の活動量データ)に基づいて検出されてもよい。
【0065】
活動検出部120は、第1の活動量データが利用者の活動に連動しているか否か、および、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データが利用者の活動に連動しているか否かに基づいて、第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2のいずれかを選択するための活動量計選択指示データをデータ統合部140に出力する。これによって、第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2のうち、利用者の活動がより正しく記録された活動量計が選択され得る。
【0066】
本実施形態において、活動検出部120は、第1の活動量データのみが利用者の活動に連動していることを検出した場合、第1の活動量計110−1の選択を示す活動量計選択指示データをデータ統合部140に出力する。一方、活動検出部120は、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データのみが利用者の活動に連動していることを検出した場合、第2の活動量計110−2の選択を示す活動量計選択指示データをデータ統合部140に出力する。
【0067】
また、活動検出部120が、第1の活動量データ、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データのすべてが利用者の活動に連動していることを検出した場合も想定される。かかる場合には、活動検出部120は、第1の活動量計110−1の選択を示す活動量計選択指示データをデータ統合部140に出力する。
【0068】
以上のようにして、利用者の活動の検出が実行されると、S13に動作が移行されるが、上記したように、活動検出部120によって、変換規則更新指示データが変換規則決定部130に出力される場合もある(S20において「Yes」)。かかる場合には、変換規則決定部130によって、変換規則更新処理も開始され(S30)、S13と並行して、S31も実行される。
【0069】
(1−3−3.2種類の変換規則と変換誤差の計算)
S31に動作が移行された場合、2種類の変換規則と変換誤差の計算が実行される。
【0070】
具体的に、変換規則決定部130は、活動検出部120から変換規則更新指示データを入力し、第1の活動量計110−1から第1の活動量データを入力し、第2の活動量計110−2から第2の活動量データおよび第2の加速度指標データを入力すると、2種類の変換規則の一方または両方を更新し、更新後の変換規則による誤差を計算する。本実施形態においては、変換規則決定部130に入力される各種データが、一例として1分の時間区間ごとのデータである場合を想定する。なお、かかる2種類の変換規則は、第2の活動量データから第1の活動量データを推定するための規則、および、第2の加速度指標データから第1の活動量データを推定するための規則に該当する。
【0071】
まず、第2の活動量データから第1の活動量データを推定するための規則の計算方法について、図2および図4を用いて説明する。上記したように、変換規則更新指示データは、1分の時間区間ごとのデータであるため、変換規則決定部130における第1の変換規則推定部131−1は、この時間区間に対応した第1の活動量データおよび第2の活動量データの組を新たに蓄積する。
【0072】
そして、第1の変換規則推定部131−1は、現在蓄積されている第1の活動量データ群(第1の時系列データ)と第2の活動量データ群(第1の生成データ群)との各組を用いて、第1の活動量データと第2の活動量データとの関係(第1の関係)を直線近似による変換関数として求める。例えば、変換関数は、第1の活動量データ=a1×(第2の活動量データ)として算出される。さらに、第1の変換規則推定部131−1は、この変換関数によって第2の活動量データから第1の活動量データに変換したときの誤差(第1の誤差)を計算する。例えば、誤差は、標準偏差であってよい。
【0073】
第1の変換規則推定部131−1は、このようにして求めた近似パラメータと誤差とを第1の変換パラメータとして変換規則更新部132に出力する。例えば、近似パラメータは、変換関数を、第1の活動量データ=a1×(第2の活動量データ)とした場合における係数「a1」に該当する。図4には、第1の活動量データと第2の活動量データによって構成される空間上に、現在蓄積されているデータの組をプロットした様子がハッチングで示されており、変換関数が直線で示されている。
【0074】
続いて、第2の加速度指標データから第1の活動量データを推定するための規則の計算方法について、図2および図5を用いて説明する。上記したように、変換規則更新指示データは、1分の時間区間ごとのデータであるため、変換規則決定部130における第2の変換規則推定部131−2は、この時間区間に対応した第1の活動量データおよび第2の加速度指標データの組を新たに蓄積する。
【0075】
そして、第2の変換規則推定部131−2は、現在蓄積されている第1の活動量データ群(第1の時系列データ)と第2の加速度指標データ群(第2の生成データ群)との各組を用いて、第1の活動量データと第2の加速度指標データとの関係(第2の関係)を直線近似による変換関数として求める。例えば、変換関数は、第1の活動量データ=a×(第2の加速度指標データ)として算出される。さらに、第2の変換規則推定部131−2は、この変換関数によって第2の加速度指標データから第1の活動量データに変換したときの誤差(第2の誤差)を計算する。例えば、誤差は、標準偏差であってよい。
【0076】
第2の変換規則推定部131−2は、このようにして求めた近似パラメータと誤差とを第2の変換パラメータとして変換規則更新部132に出力する。例えば、近似パラメータは、変換関数を、第1の活動量データ=a2×(第2の加速度指標データ)とした場合における係数「a2」に該当する。図5には、第1の活動量データと第2の加速度指標データによって構成される空間上に、現在蓄積されているデータの組をプロットした様子がハッチングで示されており、変換関数が直線で示されている。
【0077】
なお、上記においては、変換規則決定部130が、直線近似による変換関数によって各関係を求める場合を主に説明した。しかし、変換規則決定部130は、直線近似以外によって各関係を求めてもよい。例えば、変換規則決定部130は、曲線近似による変換関数によって各関係を求めてもよい。曲線近似による変換関数は、指数関数であってもよいし、2次関数であってもよい。
【0078】
また、上記においては、変換規則決定部130が、変換規則更新指示データの入力によって1つのデータの組が新たに蓄積されるたびに、各関係を求める場合を主に説明した。しかし、変換規則決定部130によって各関係が求められるタイミングは、かかる場合に限定されない。例えば、変換規則決定部130は、新たなデータの組が一定量蓄積されてから、現在蓄積されているデータの組に基づいて、各関係を求めてもよい。
【0079】
(1−3−4.変換規則の更新)
続いて、変換規則の更新が実行され(S32)、変換規則更新処理が終了する(S33)。
【0080】
具体的に、変換規則決定部130における変換規則更新部132は、第1の変換規則推定部131−1から第1の変換パラメータを入力し、第2の変換規則推定部131−2から第2の変換パラメータを入力すると、第1の変換パラメータに含まれる誤差と第2の変換パラメータに含まれる誤差とを比較する。そして、変換規則更新部132は、両者の誤差の大小関係に基づいて、近似パラメータを選択する。例えば、変換規則更新部132は、より誤差の小さいほうの近似パラメータを選択し、これによって変換規則データを更新し、データ統合部140に出力する。
【0081】
(1−3−5.活動量データの推定)
S13に動作が移行された場合、活動量データの推定が実行される。
【0082】
具体的に、データ統合部140は、活動検出部120から活動量計選択指示データを入力し、第1の活動量計110−1から第1の活動量データを入力し、第2の活動量計110−2から第2の活動量データおよび第2の加速度指標データを入力すると、活動量計選択データに基づいて活動量データを計算し、計算した活動量データを活動量統合データ(出力対象のデータ)として提示部150に出力する。
【0083】
ここで、活動量計選択データに基づく活動量データの計算方法は、以下の通りである。
・活動量計選択指示データが第1の活動量計110−1の選択を示す場合、第1の活動量データを活動量統合データとして出力する。
・活動量計選択指示データが第2の活動量計110−2の選択を示す場合、変換規則決定部130から入力される変換規則データに従って、第2の活動量データまたは第2の加速度指標データに基づいて活動量データを計算し、計算した活動量データを活動量統合データ(出力対象のデータ)として提示部150に出力する。
【0084】
(1−3−6.活動量データの提示)
続いて、活動量データの提示が実行される(S14)。
【0085】
具体的に、提示部150は、データ統合部140から活動量統合データが入力されると、活動量統合データを利用者に提示する。提示部150によって活動量統合データが利用者に提示されるタイミングは、活動量統合データが一定量入力されたタイミングであってもよいし、利用者による明示的な指示があったタイミングであってもよい。例えば、提示部150による活動量統合データの提示は、画面などを用いて利用者によって視認され得るようになされる。
【0086】
本実施形態においては、提示部150が、活動量統合データに基づいて消費カロリーの時系列の推移を生成し、生成した消費カロリーの時系列の推移を、グラフなどを用いて提示する場合を想定する。提示部150による活動量データの提示が終わった場合、利用者による終了指示がなければ(S15において「No」)、S11に動作が移行される。一方、利用者による終了指示があれば(S15において「Yes」)、センサデータ処理が終了する(S16)。
【0087】
以上、本実施形態に係るデータ処理システム1の動作例について説明した。
【0088】
[1−4.データ処理システム1の動作の具体例]
続いて、本実施形態に係るデータ処理システム1の動作の具体例について説明する。図6は、本実施形態に係るデータ処理システム1の動作の具体例を示す図である。図6には、利用者が携帯する第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2それぞれの状態が時系列に遷移する例を示す。
【0089】
最初の時間帯では、利用者が第1の活動量計110−1と第2の活動量計110−2との両方を携帯する場合を想定する。かかる場合には、活動検出部120が第1の活動量計110−1の選択を示す活動量計選択指示データをデータ統合部140に出力するため、データ統合部140から活動量統合データとして第1の活動量データが出力される(図6には、最初の時間帯における「活動量統合データ」が「A」として示されている)。
【0090】
また、最初に時間帯において、活動検出部120から変換規則更新指示データが出力されるため、変換規則データが更新される。図6には、最初の時間帯の途中まで「変換規則データ」として「第2の活動量データに基づく変換規則データ」が選択されているが、最初の時間帯の途中で変換規則データが更新された後、「第2の加速度指標データに基づく変換規則データ」が選択されている例が示されている。
【0091】
2つ目の時間帯では、利用者が第1の活動量計110−1を机の上に置いたままにし、第2の活動量計110−2のみを携帯する場合を想定する。かかる場合には、活動検出部120が第2の活動量計110−2の選択を示す活動量計選択指示データをデータ統合部140に出力するため、データ統合部140から活動量統合データとして「第2の加速度指標データに基づく変換規則データ」を用いた第2の活動量データが出力される(図6には、二つ目の時間帯における「活動量統合データ」が「(第2の加速度指標データ)Gに基づく変換データ」として示されている)。
【0092】
また、活動検出部120から変換規則更新指示データが出力されないため、変換規則データが更新されない。図6には、最初の時間帯から引き続いて、2つ目の時間帯において「変換規則データ」として「第2の加速度指標データに基づく変換規則データ」が選択されている例が示されている。
【0093】
3つ目の時間帯では、利用者が第2の活動量計110−2を机の上に置いたままにし、第1の活動量計110−1のみを携帯する場合を想定する。かかる場合には、活動検出部120が第1の活動量計110−1の選択を示す活動量計選択指示データをデータ統合部140に出力するため、データ統合部140から活動量統合データとして第1の活動量データが出力される(図6には、三つ目の時間帯における「活動量統合データ」が「(第1の活動量データ)C」として示されている)。
【0094】
また、活動検出部120から変換規則更新指示データが出力されないため、変換規則データが更新されない。図6には、2つ目の時間帯から引き続いて、3つ目の時間帯において「変換規則データ」として「第2の加速度指標データに基づく変換規則データ」が選択されている例が示されている。
【0095】
以上、本実施形態に係るデータ処理システム1の動作の具体例について説明について説明した。
【0096】
[1−5.ハードウェア構成例]
続いて、本実施形態に係るデータ処理装置のハードウェア構成例について説明する。図7は、本実施形態に係るデータ処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【0097】
図7に示すように、データ処理装置は、CPU(Central Processing Unit)901と、ROM(Read Only Memory)902と、RAM(Random Access Memory)903と、ホストバス904と、ブリッジ905と、外部バス906と、インタフェース907と、入力装置908と、出力装置909と、ストレージ装置910と、通信装置911と、を備える。
【0098】
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、各種プログラムに従ってデータ処理装置内の動作全般を制御する。また、CPU901は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM902は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM903は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。これらはCPUバス等から構成されるホストバス904により相互に接続されている。
【0099】
ホストバス904は、ブリッジ905を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バス等の外部バス906に接続されている。なお、必ずしもホストバス904、ブリッジ905および外部バス906を分離構成する必要はなく、1つのバスにこれらの機能を実装してもよい。
【0100】
入力装置908は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチおよびレバー等ユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU901に出力する入力制御回路等から構成されている。データ処理装置を操作するユーザは、この入力装置908を操作することにより、データ処理装置に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
【0101】
出力装置909は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプ等の表示装置およびスピーカ等の音声出力装置を含む。
【0102】
ストレージ装置910は、データ格納用の装置である。ストレージ装置910は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置910は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)で構成される。このストレージ装置910は、ハードディスクを駆動し、CPU901が実行するプログラムや各種データを格納する。
【0103】
通信装置911は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイス等で構成された通信インタフェースである。また、通信装置911は、無線通信または有線通信のどちらに対応してもよい。
【0104】
以上、本実施形態に係るデータ処理装置のハードウェア構成例について説明した。
【0105】
[1−6.効果]
以上に説明したように、本実施形態に係るデータ処理システム1によれば、活動検出部120によって、第1の活動量計110−1から取得される第1の加速度指標データ、または、第2の活動量計110−2から取得される第2の加速度指標データが、一般の人の活動パタンに合致しない場合、データ統合部140が当該活動量計のデータを破棄するように動作する。したがって、一方の活動量計が不携帯であった場合でも、より正確な活動量データのみを記録することができる。
【0106】
また、活動検出部120によって、第1の活動量計110−1から取得される第1の加速度指標データ、および、第2の活動量計110−2から取得される第2の加速度指標データの両方が一般の人の活動パタンに合致する場合、変換規則決定部130が第2の活動量データまたは第2の加速度指標データと第1の活動量データとの関係性を推定し、データ統合部140がこの関係性に基づいて、第2の活動量データまたは第2の加速度指標データを補正する。そのため、一方の活動量計が不携帯であった場合でも、2種の活動量計の特性の相違を吸収して、連続性を高めた活動量データを記録することができる。
【0107】
さらに、上記補正に際しては、第2の活動量データと第1の活動量データとの関係、および、第2の加速度指標データと第1の活動量データとの関係のうち、推定精度のより高いほうの関係に基づいて、補正がなされる。したがって、活動量データの連続性の精度を高めることができる。
【0108】
以上に説明したように、本実施形態に係るデータ処理システム1によれば、複数の活動量計の動作特性が機種ごとに異なる場合であっても、あるいは、複数の活動量計のいずれかに不携帯が発生した場合であっても、より連続性の高い活動量データを記録することが可能である。
【0109】
[1−7.変形例の説明]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0110】
(1−7−1.ハードウェア構成)
例えば、上記では、第1の活動量計110−1および提示部150が携帯端末(例えば、スマートフォン)に内蔵され、第2の活動量計110−2がリストバンド型活動量計に内蔵され、活動検出部120、変換規則決定部130およびデータ統合部140がデータ処理装置(例えば、サーバ)に内蔵される場合を主に説明した。しかし、図1に示したデータ処理システム1が有する各機能ブロックは、どのようなハードウェア構成によって実現されてもよい。
【0111】
例えば、活動検出部120、変換規則決定部130およびデータ統合部140の全部は、同一のデータ処理装置(例えば、サーバ)に内蔵されていなくてもよく、複数のデータ処理装置(例えば、サーバ)に分散されてもよい。あるいは、活動検出部120、変換規則決定部130およびデータ統合部140の一部または全部は、携帯端末およびリストバンド型活動量計の少なくともいずれか一方に内蔵されてもよい。また、提示部150は、携帯端末とは異なる通信端末(例えば、PC(Personal Computer)など)に内蔵されてもよい。
【0112】
(1−7−2.活動量計の形態)
上記では、第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2それぞれからセンタデータが取得される場合を主に説明した。しかし、活動量計の数は、2つに限定されない。例えば、活動量計の数は、3つ以上であってもよい。活動量計の数が3つ以上であっても、活動量計の数が2つの場合と同様な効果が享受され得る。
【0113】
(1−7−3.活動量データ)
上記では、第1の活動量計110−1から取得される第1の活動量データ、および、第2の活動量計110−2から取得される第2の活動量データそれぞれが消費カロリーである場合について主に説明した。しかし、第1の活動量データおよび第2の活動量データそれぞれは、消費カロリーに限定されない。
【0114】
例えば、第1の活動量データおよび第2の活動量データそれぞれは、利用者の身体活動に関するデータを含んでよい。例えば、利用者の身体活動に関するデータは、歩数、中強度活動時間、運動強度(例えば、酸素摂取量または心拍数に基づく運動強度)の少なくともいずれか一つを含んでもよい。また、第1の活動量データおよび第2の活動量データそれぞれは、利用者の身体活動以外に関するデータ(例えば、生命活動に関するデータ)を含んでよく、会話量、食事量、睡眠量、ストレス度合いの少なくともいずれか一つを含んでもよい。
【0115】
(1−7−4.加速度指標データ)
上記では、第1の活動量計110−1から取得される第1の加速度指標データ、および、第2の活動量計110−2から取得される第2の加速度指標データそれぞれが加速度分散値である場合について主に説明した。しかし、第1の加速度指標データおよび第2の加速度指標データそれぞれは、加速度分散値に限定されない。
【0116】
例えば、第1の活動量データが、第1の活動量計110−1による検出(例えば、加速度の検出)に基づいて生成される最終データであるとした場合、第1の加速度指標データは、この最終データの前段階に生成されるデータに応じた中間データ(例えば、加速度波形の周波数成分(基本周波数)など)であればよい。同様に、第2の活動量データが、第2の活動量計110−2による検出(例えば、加速度の検出)に基づいて生成される最終データであるとした場合、第2の加速度指標データは、この最終データの前段階に生成されるデータに応じた中間データ(例えば、加速度波形の周波数成分(基本周波数)など)であればよい。
【0117】
(1−7−5.活動検出方法)
上記では、活動検出部120が、第1の加速度指標データに基づいて、第1の活動量データが、利用者の活動に連動するか否かを検出する場合について主に説明した。しかし、活動検出部120は、第1の活動量計110−1が加速度センサ以外のセンシング手段を有する場合、かかるセンシング手段によって検出されたデータにさらに基づいて、第1の活動量データが利用者の活動に連動するか否かを検出してもよい。
【0118】
例えば、第1の活動量計110−1に、心拍数または皮膚温度を計測するセンシング手段が搭載されている場合、活動検出部120は、かかるセンシング手段によって検出されたデータにさらに基づいて、第1の活動量データが利用者の活動に連動するか否かを検出してもよい。あるいは、第1の活動量計110−1に、活動中であることを入力可能である場合、活動検出部120は、かかる入力がなされたか否かによって、第1の活動量データが利用者の活動に連動するか否かを検出してもよい。
【0119】
同様に、上記では、活動検出部120が、第2の加速度指標データに基づいて、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データそれぞれが、利用者の活動に連動するか否かを検出する場合について主に説明した。しかし、活動検出部120は、第2の活動量計110−2が加速度センサ以外のセンシング手段を有する場合、かかるセンシング手段によって検出されたデータにさらに基づいて、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データそれぞれが利用者の活動に連動するか否かを検出してもよい。
【0120】
また、活動検出部120は、第1の加速度指標データおよび第2の加速度指標データの双方から、利用者の活動との連動を検出した場合であっても、第1の加速度指標データと第2の加速度指標データとが時系列に類似するか否かを判定し、第1の加速度指標データと第2の加速度指標データとが時系列に類似しない場合には、変換規則決定部130に変換規則更新指示データを出力しないようにしてもよい。活動検出部120から変換規則決定部130に変換規則更新指示データが出力されなければ、変換規則決定部130によって、変換規則データの更新は行わないことになる(関係性の推定が行われないことになる)。
【0121】
これは、利用者が第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2の双方を携帯する場合には、第1の加速度指標データと第2の加速度指標データとが時系列に類似するはずだからである(すなわち、第1の加速度指標データと第2の加速度指標データとが時系列に類似しない場合には、利用者が第1の活動量計110−1および第2の活動量計110−2の少なくともいずれかを携帯していないと考えられるからである)。なお、類似しているか否かの判定は、第1の加速度指標データと第2の加速度指標データとの間ではなく、他のデータ同士(例えば、活動量データ同士であってもよいし、加速度同士であってもよい)で行われてもよい。
【0122】
また、第1の活動量計110−1に利用者を認証するためのセンシング手段が搭載されている場合、活動検出部120は、かかるセンシング手段から取得されるデータの特徴に基づいて、利用者を認証し、利用者の認証に成功したか否かに応じて、第1の活動量データが利用者の活動に連動しているか否かを検出してもよい。同様に、第2の活動量計110−2に利用者を認証するためのセンシング手段が搭載されている場合、活動検出部120は、かかるセンシング手段から取得されるデータの特徴に基づいて、利用者を認証し、利用者の認証に成功したか否かに応じて、第2の活動量データおよび第2の加速度指標データが利用者の活動に連動しているか否かを検出してもよい。
【0123】
例えば、センシング手段によって検出されるデータは、第1の活動量計110−1(または第2の活動量計110−2)に内蔵されている加速度センサによって検出される加速度であってもよい。あるいは、第1の活動量計110−1(または第2の活動量計110−2)に他のセンサ(例えば、心拍センサ、発汗センサ、臭いセンサなど)が搭載されている場合には、センシング手段によって検出されるデータは、心拍センサによって検出される心拍数であってもよいし、発汗センサによって検出される汗の成分であってもよいし、臭いセンサによって検出される体臭の成分であってもよい。
【0124】
(1−7−6.変換規則)
また、上記では、変換規則決定部130が、2種の変換規則のうち、推定誤差の小さい変換規則を採用し、その変換規則データを週当該力するように構成する場合について主に説明した。しかし、変換規則決定部130は、上記2種の変換規則のいずれか1種の変換規則のみを固定で使用するようにしてもよい。1種の変換規則のみを固定で使用する場合、2種の変換規則から推定誤差の小さい変換規則を採用する場合と比べて、推定誤差低下の可能性があるが、変換規則決定部130の処理量を抑えることができる。
【0125】
また、上記では、変換規則決定部130が、第2の活動量データを第1の活動量データに合わせるように変換するための変換規則データを生成する場合を主に説明した。しかし、変換規則決定部130は、第2の活動量データを第1の活動量データに合わせるように変換するための変換規則データを生成してもよい。
【符号の説明】
【0126】
1 データ処理システム
110−1 第1の活動量計
110−2 第2の活動量計
120 活動検出部
130 変換規則決定部
131−1 第1の変換規則推定部
131−2 第2の変換規則推定部
132 変換規則更新部
140 データ統合部
150 提示部



図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7