(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明を実施するための形態】
【0019】
<成分(A):一般式(1)で表されるアミノ酸界面活性剤>
本発明で用いる成分(A)のアミノ酸界面活性剤は、下記一般式(1)で表される。
【0021】
〔式中、R
1は炭素数6以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R
2及びR
3は水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基を示し、少なくとも一方はメチル基である。M
+はカチオン性基を示す。〕
【0022】
一般式(1)において、R
1の炭素数は、毛髪洗浄時の泡立ちの観点から、好ましくは8以上、より好ましくは10以上であり、また、好ましくは16以下、より好ましくは14以下である。R
2及びR
3は、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみ感のなさ、ばらけやすさを向上させる観点から、水素原子、メチル基が好ましい。M
+としては、界面活性剤の分散安定性の観点から、ナトリウムイオン、カリウムイオン等の金属イオン、トリエタノールアミン等の有機塩基が好ましい。
【0023】
好適な成分(A)としては、下記一般式(1a)で表されるアシルアラニン塩、一般式(1b)で表されるアシルメチルアラニン塩、一般式(1c)で表されるアシルサルコシン塩が挙げられる。
【0025】
〔式中、R
1aは炭素数10以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、X
+はナトリウムイオン、カリウムイオン及びトリエタノールアミン4級塩から選ばれるカチオン性基を示す。〕
【0026】
成分(A)のアミノ酸界面活性剤は、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。毛髪用洗浄剤組成物中における成分(A)の含有量は、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ及びばらけやすさの観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは12質量%以下、更に好ましくは9質量%以下である。また、毛髪用洗浄剤組成物中における成分(A)の含有量の具体的範囲は、好ましくは0.1〜50質量%、より好ましくは1〜20質量%、更に好ましくは2〜12質量%、更に好ましくは5〜9質量%である。
【0027】
<成分(B):カチオン性基含有共重合体>
成分(B)のカチオン性基含有共重合体は、次の単量体(b1)、(b2)及び(b3)を含有するモノマー混合物を共重合することにより得られる架橋型カチオン性ポリマーである。
【0028】
〔単量体(b1)〕
単量体(b1)は、一般式(2)で表されるビニル単量体から選ばれる少なくとも1種である。
【0030】
〔式中、R
4は水素原子又はメチル基を示し、R
5は水素原子、炭素数1以上4以下の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルケニル基を示し、R
6は炭素数1以上4以下の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕
【0031】
〔単量体(b2)〕
単量体(b2)は、一般式(3)で表されるビニル単量体から選ばれる少なくとも1種である。
【0033】
〔式中、R
4は前記の意味を示し、R
7及びR
8は、それぞれ独立に炭素数1以上4以下のアルキル基又はアルケニル基を示し、R
9は水素原子又は炭素数1以上4以下のアルキル基を示し、Y
1は−O−、−NH−、−CH
2−又は−O−CH
2CH(OH)−基を示し、Y
1が−CH
2−のとき、Z
1は単結合又は炭素数1以上3以下の直鎖状若しくは分岐状の二価の飽和炭化水素基を示し、Y
1が−CH
2−以外のとき、Z
1は炭素数1以上4以下の直鎖状又は分岐状の二価の飽和炭化水素基を示す。Qは酸の共役塩基を示す。〕
【0034】
〔単量体(b3)〕
単量体(b3)は、2個以上の反応性不飽和基を有する架橋性単量体である。単量体(b3)としては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレートが好ましい。
【0035】
成分(B)の架橋型カチオン性ポリマーとしては、N,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩/N,N-ジメチルアクリルアミド/ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体(INCI名:ポリクオタニウム-52)が好ましい。ポリクオタニウム-52の市販品としては、ソフケアKG-301W、ソフケアKG-101W-E(以上、花王社製)が挙げられる。
【0036】
これら成分(B)の架橋型カチオン性ポリマーは、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。毛髪用洗浄剤組成物中における成分(B)の含有量は、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ及びばらけやすさの観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上である。また、同様の観点及び配合の容易性の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下である。また、毛髪用洗浄剤組成物中における成分(B)の含有量の具体的範囲は、好ましくは0.01〜10質量%、より好ましくは0.05〜5質量%、更に好ましくは0.1〜2質量%、更に好ましくは0.3〜1質量%である。
【0037】
本発明の毛髪用洗浄剤組成物において、成分(A)と成分(B)との質量比(A)/(B)は、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ、ばらけやすさ及び配合の容易性の観点から、4以上であって、好ましくは5以上、より好ましくは6以上、更に好ましくは7以上、更に好ましくは10以上であり、また、500以下であって、好ましくは200以下、より好ましくは100以下、更に好ましくは60以下、更に好ましくは40以下である。また、質量比(A)/(B)の具体的範囲は、4〜500であって、好ましくは5〜200、より好ましくは6〜100、更に好ましくは7〜60、更に好ましくは10〜40である。
【0038】
<成分(C):シリコーン油>
本発明の洗浄剤組成物は、すすぎ時の髪のばらけやすさを向上させる観点から、更に成分(C)として、シリコーン油を含有することができる。
【0039】
シリコーン油としては、ジメチコン(ジメチルポリシロキサン)、ジメチコノール(末端にヒドロキシ基を有するジメチルポリシロキサン)、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、シリコーンワックス、シリコーンエラストマーが挙げられ、中でもポリエーテル変性シリコーンが好ましい。シリコーン油の粘度は、すすぎ時の髪のばらけやすさ、及び調製時の分散性の観点から、10mm
2/s以上1500万mm
2/s以下が好ましい。これらシリコーン油は、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
【0040】
毛髪用洗浄剤組成物中における成分(C)の含有量は、すすぎ時の髪のばらけやすさの観点から、毛髪用洗浄剤組成物中、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.1質量%以上が更に好ましい。毛髪用洗浄剤組成物による処理乾燥後の毛髪のべたつき感を抑制する観点から、30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましく、15質量%以下が更に好ましい。毛髪用洗浄剤組成物中における成分(C)の含有量の具体的範囲は、0.01〜30質量%が好ましく、0.05〜20質量%がより好ましく、0.1〜15質量%が更に好ましい。
【0041】
本発明の毛髪用洗浄剤組成物において、成分(A)と成分(C)との質量比(A)/(C)は、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、ばらけやすさ及び濡れた毛髪をタオルでふき取った後の毛髪の乾燥の速さの観点から、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、更に好ましくは4以上であり、また、好ましくは200以下、より好ましくは100以下、更に好ましくは50以下である。また、質量比(A)/(C)の具体的範囲は、好ましくは2〜200、より好ましくは3〜100、更に好ましくは4〜50である。
【0042】
<成分(D):両性界面活性剤>
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、洗浄性、洗浄時の泡量、泡質、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ及びばらけやすさの観点から、更に成分(D)として、両性界面活性剤を含有することができる。
【0043】
両性界面活性剤としては、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活性剤、アルキルジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド型界面活性剤等が挙げられる。
【0044】
これらのうち、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタインが好ましく、具体的には、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリルカルボキシメチルヒドロキシイミダゾリウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタインが好ましい。
【0045】
これら成分(D)の両性界面活性剤は、いずれかを単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。毛髪用洗浄剤組成物中における成分(D)の含有量は、洗浄性、洗浄時の泡量、泡質、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ及びばらけやすさの観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また、同様の観点から、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。また、毛髪用洗浄剤組成物中における成分(D)の含有量の具体的範囲は、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは0.5〜5質量%である。
【0046】
<成分(E):アルキルエーテルカルボン酸塩>
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ及びばらけやすさの観点から、更に成分(E)として、アルキルエーテルカルボン酸塩を含有することができる。アルキルエーテルカルボン酸塩としては、次の一般式(4)で表される化合物が挙げられる。
【0047】
R
10-W-(CH
2CH
2O)
q-CH
2COOM
2 (4)
〔式中、R
10は炭素数7以上19以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Wは−O−又は−CONH−を示し、M
2は水素原子、アルカリ金属、トリエタノールアミン又はアンモニウムを示し、qは1以上20以下の数を示す。〕
【0048】
上記一般式(4)において、R
10の炭素数は11以上が好ましく、また15以下が好ましい。また、qは2以上が好ましく、4以上がより好ましく、また、15以下が好ましく、12以下がより好ましい。一般式(4)で表される化合物の具体例としては、ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテル酢酸(一般式(4)中、R
10=C
12H
25、W=−O−、q=4.5)、ポリオキシエチレン(8)ミリスチルエーテル酢酸(一般式(4)中、R
10=C
14H
29、W=−O−、q=8)、ラウリン酸アミドポリオキシエチレン(6)エーテル酢酸(一般式(4)中、R
10=C
11H
23、W=−CONH−、q=6)、ラウリン酸アミドポリオキシエチレン(10)エーテル酢酸(一般式(4)中、R
10=C
11H
23、W=−CONH−、q=10)等が挙げられる。またその中和度は60〜120%であるのが好ましく、M
2としては、アルカリ金属、特にナトリウム、カリウムが好ましい。
【0049】
毛髪用洗浄剤組成物中における成分(E)の含有量は、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ及びばらけやすさの観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また、同様の観点から、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。また、毛髪用洗浄剤組成物中における成分(E)の含有量の具体的範囲は、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは0.5〜5質量%である。
【0050】
<成分(F):成分(A)以外のアミノ酸系界面活性剤>
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ及びばらけやすさの観点から、更に成分(F)として、成分(A)以外のアミノ酸系界面活性剤を含有することができる。成分(A)以外のアミノ酸系界面活性剤としては、N-ココイルグリシン、N-ラウロイルグリシン、N-ココイル-N-カルボキシエチルグリシン、N-ラウロイルグルタミン酸、N-ミリストイルグルタミン酸、N-パルミトイルグルタミン酸、N-ステアロイルグルタミン酸、N-ココイルグルタミン酸、N-ラウロイルアスパラギン酸、N-ココイルアスパラギン酸、N-ミリストイルアスパラギン酸、N-パルミトイルアスパラギン酸、N-ステアロイルアスパラギン酸、N-ラウロイル-N-イソプロピルグリシン等及びこれらの塩が挙げられ、これらの塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩等の好ましくは炭素数2〜9のアルカノールアンモニウム塩、トリメチルアンモニウム塩等の好ましくは炭素数1〜9のアルキルアンモニウム塩、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩が挙げられる。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩が好ましい。
【0051】
これらの中でも、酸性アミノ酸であるアスパラギン酸、グルタミン酸を用いた、N-ヤシ油脂肪酸グルタミン酸又はその塩、N-ラウロイルグルタミン酸又はその塩、N-ヤシ油脂肪酸アスパラギン酸又はその塩、N-ラウロイルアスパラギン酸又はその塩等のN-アシル酸性アミノ酸がより好ましい。
【0052】
毛髪用洗浄剤組成物中における成分(F)の含有量は、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ及びばらけやすさの観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また、同様の観点から、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。また、毛髪用洗浄剤組成物中における成分(F)の含有量の具体的範囲は、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは0.5〜5質量%である。
【0053】
<成分(G):その他の界面活性剤>
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、更に成分(G)として、成分(A)、(D)、(E)、(F)以外の界面活性剤、すなわち、成分(A)、(D)、(E)、(F)以外のアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤を含有することができる。
【0054】
成分(A)、(E)、(F)以外のアニオン界面活性剤としては、疎水性部位を有する硫酸エステル塩、スルホン酸塩、高級脂肪酸塩、リン酸エステル塩が挙げられる。具体的には、アルキル硫酸塩、アルケニル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩等の疎水性部位を有する硫酸エステル塩;スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル塩、アルカンスルホン酸塩、アシルイセチオネート、アシルメチルタウレート等の疎水性部位を有するスルホン酸塩;炭素数8以上16以下の高級脂肪酸塩;アルキルリン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩等の疎水性部位を有するリン酸エステル塩などが挙げられる。
【0055】
これらアニオン界面活性剤は、毛髪用洗浄剤組成物の洗浄性、起泡性及び泡質の観点、すすぎ時のばらけやすさを得る観点から、疎水性部位として炭素数8以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有することが好ましい。該アルキル基又はアルケニル基は、より好ましくは炭素数10以上であり、また、より好ましくは炭素数16以下である。
【0056】
これらのうち、毛髪用洗浄剤組成物の洗浄性、起泡性及び泡質の観点、すすぎ時のばらけやすさを得る観点から、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ラウリン酸カリウム等の炭素数8以上16以下の高級脂肪酸塩、ラウレス-2スルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸アルキルエステル塩が好ましい。
【0057】
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレン(硬化)ヒマシ油等のポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤;ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリルエーテル、モノグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリンアルキルエーテル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、アルキルグリコシド等の多価アルコール型非イオン界面活性剤;脂肪酸アルカノールアミドが挙げられる。
【0058】
非イオン界面活性剤は、毛髪用洗浄剤の洗浄性及び洗浄時の泡量、泡質の観点、すすぎ時のばらけやすさを得る観点から、疎水性部位として炭素数8以上20以下のアルキル基又はアルケニル基を有することが好ましい。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、モノグリセリンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシドが好ましく、炭素数8以上12以下のアルキルグルコシド、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、モノグリセリンアルキルエーテル、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸N-メチルモノエタノールアミドがより好ましい。
【0059】
カチオン界面活性剤としては、アミド基、エステル基又はエーテル基で分断されていてもよい炭素数12以上28以下の炭化水素基を有する第4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、又は3級アミンの鉱酸又は有機酸の塩が挙げられる。具体的には、セチルトリメチルアンモニウム塩、ステアリルトリメチルアンモニウム塩、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩、オクタデシロキシプロピルトリメチルアンモニウム塩等のモノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩や、ジステアリルジメチルアンモニウム塩、ジイソテトラデシルジメチルアンモニウム塩等のジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩や、ステアリルジメチルアミン、ベヘニルジメチルアミン、オクタデシロキシプロピルジメチルアミンの塩酸、クエン酸又は乳酸塩等のモノ長鎖アルキルジメチルアミン塩が挙げられる。これらのうち、すすぎ時の髪のばらけやすさの観点から、モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩が好ましい。
【0060】
毛髪用洗浄剤組成物中における成分(G)の含有量は、すすぎ時の髪のばらけやすさの観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また、同様の観点から、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である。また、毛髪用洗浄剤組成物中における成分(G)の含有量の具体的範囲は、好ましくは0.1〜20質量%、より好ましくは0.5〜10質量%、更に好ましくは0.5〜5質量%である。
【0061】
<成分(H):成分(B)以外のカチオン性ポリマー>
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ、ばらけやすさの観点から、更に成分(H)として、成分(B)以外のカチオン性ポリマーを含有することができる。ここで、カチオン性ポリマーとは、水に溶解したときに陽イオンになる置換基を含有しているポリマーをいう。
【0062】
成分(B)以外のカチオン性ポリマーとしては、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ、ばらけやすさの観点から、例えば、カチオン性ガラクトマンナン、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化デンプン、ラジカル重合より合成されるカチオン性合成ポリマーが挙げられる。
【0063】
(カチオン性ガラクトマンナン)
カチオン性ガラクトマンナンは、ガラクトマンナン多糖にカチオン性基、好ましくは第4級窒素含有基を導入したカチオン性ポリマーである。カチオン性ガラクトマンナンは、ガラクトマンナン多糖とカチオン化剤とを反応させることにより得ることができる。
【0064】
好適なカチオン性ガラクトマンナンとしては、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ、ばらけやすさの観点から、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化コロハガム、カチオン化グアーガム、カチオン化カッシアガム、カチオン化フェヌグリークガム、カチオン化アメリカサイカチガム、カチオン化ゴウシュウアオギリ等が挙げられる。このうち、カチオン化タラガム、カチオン化ローカストビーンガム、カチオン化コロハガム、カチオン化グアーガム、カチオン化カッシアガム、カチオン化フェヌグリークガムがより好ましく、カチオン化グアーガム、カチオン化カッシアガムが更に好ましい。
【0065】
カチオン化タラガムの市販品としては、カチナールCTR-100(東邦化学工業株式会社製)が挙げられる。カチオン化ローカストビーンガムの市販品としては、カチナールCLB-100(東邦化学工業株式会社製)が挙げられる。カチオン化コロハガムの市販品としては、カチナールCG-100(東邦化学工業株式会社製)が挙げられる。カチオン化グアーガムの市販品としては、ジャガーC-13S、ジャガーC-14S、ジャガーC-17、ジャガーC-500、ジャガーC-162、ジャガーEXCEL(以上ローディア社製)、N-Hance BF17、N-Hance 3215、N-Hance CCG450、N-Hance 3196、N-Hance BF13、N-Hance CG13、N-Hance CCG45、N-Hance 3000、AquaCat PF618、AquaCat CG518、N-Hance HPCG1000(以上アシュランド社製)等が挙げられる。カチオン化カッシアガムの市販品としては、Sensomer CT-250 polymer、Sensomer ST-400 polymer(以上ルーブリゾール社製)等が挙げられる。
【0066】
(カチオン化ヒドロキシエチルセルロース)
本発明において、カチオン化ヒドロキシエチルセルロースとは、カチオン性基とエチレンオキシ基を有するセルロースをいう。カチオン化ヒドロキシエチルセルロースは、セルロースにカチオン性基とエチレンオキシ基を付加させることにより得られる。カチオン性基としては四級アンモニウム基が好ましい。
【0067】
カチオン化ヒドロキシエチルセルロースの市販品例としては、UCARE JR125、UCARE JR400、UCARE JR30M、UCARE LR400、UCARE LR30M(以上ダウケミカル社製)等が挙げられる。
【0068】
(カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース)
本発明において、カチオン化ヒドロキシプロピルセルロースとは、カチオン性基とプロピレンオキシ基を有するセルロースをいう。カチオン化ヒドロキシプロピルセルロースは、セルロースにカチオン性基とプロピレンオキシ基を付加させることにより得られる。カチオン性基としては四級アンモニウム基が好ましい。
【0069】
(ラジカル重合より合成されるカチオン性合成ポリマー)
好適なカチオン性合成ポリマーとしては、例えば、メタクリロキシアルキル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリル酸共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド−アクリル酸共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−ビニルピロリドン−ビニルイミダゾール共重合体等が挙げられる。
【0070】
なかでも、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪のからまりのなさ、きしみのなさ、ばらけやすさの観点から、ジアリル4級アンモニウム塩−アクリルアミド−アクリル酸共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、メタクリルアミドアルキル4級アンモニウム塩−アクリル酸−アクリルアミド共重合体、ジアリル4級アンモニウム塩−ビニルピロリドン−ビニルイミダゾール共重合体がより好ましい。
【0071】
毛髪用洗浄剤組成物中における成分(H)の含有量は、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪のからまりのなさ、きしみのなさ、ばらけやすさの観点から、0.01質量%以上が好ましく、0.03質量%以上がより好ましく、0.05質量%以上が更に好ましい。また、髪のばらけやすさの観点から、1質量%以下が好ましく、0.7質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下が更に好ましい。毛髪用洗浄剤組成物中における成分(H)の含有量の具体的範囲は、0.01〜1質量%が好ましく、0.03〜0.7質量%がより好ましく、0.05〜0.5質量%が更に好ましい。
【0072】
<その他の任意成分、剤型>
本発明の毛髪用洗浄剤組成物には、更に、毛髪洗浄剤に一般に使用されるその他の成分を、目的に応じて配合することができる。例えば、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル油;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリオール、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2-ベンジルオキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン等のアルコール類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ剤;クエン酸、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸等の有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物などのpH調整剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ユーカリの極性溶媒抽出物、コンキオリン又はその加水分解物、シルクから得られる蛋白質又はその加水分解物、マメ科植物の種子から得られる蛋白含有抽出物、オタネニンジン抽出物、米胚芽抽出物、ヒバマタ抽出物、ツバキ抽出物、アロエ抽出物、月桃葉抽出物、クロレラ抽出物等のエキス類;雲母チタン等のパール粉体;香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ(ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS))に記載されている成分等が挙げられる。
【0073】
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、水を媒体とするが、更に、水以外の媒体として、エタノール等の低級アルコールを併用することもできる。
【0074】
本発明の毛髪用洗浄剤組成物の剤型は、液状、乳液状、クリーム状、泡状等いずれの形態をとることもできる。
また、以上の実施形態における毛髪洗浄剤組成物を用いた毛髪の洗浄方法は、たとえば、毛髪洗浄剤を毛髪に適用し、洗い流すことを含む。
【0075】
<製造方法>
本発明の毛髪用洗浄剤組成物は、以下のように製造される。
一部の水に成分(B)を溶解又は均一分散させる。残部の水に成分(A)を加え、20〜100℃に加温して均一混合する。ここに、成分(B)を溶解又は均一分散した水を加え、均一になるように撹拌する。場合によっては、成分(C)〜(H)及びその他の成分を更に混合し、溶解又は均一分散させる。この後、撹拌しながら20〜40℃に冷却する。場合によっては、更に、適正なpHに調整し、本発明の毛髪用洗浄剤組成物とする。
【0076】
以上述べた実施形態に関し、以下に本発明の好ましい態様を更に開示する。
【0077】
<1> 成分(A)及び(B)並びに水を含有し、成分(A)と成分(B)との質量比(A)/(B)が4以上500以下である毛髪用洗浄剤組成物。
(A) 一般式(1)で表されるアミノ酸系界面活性剤
【0079】
〔式中、R
1は炭素数6以上20以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R
2及びR
3は水素原子又は炭素数1以上3以下のアルキル基を示し、少なくとも一方はメチル基である。M
+はカチオン性基を示す。〕
(B) 次の単量体(b1)、(b2)及び(b3)を含有するモノマー混合物を共重合することにより得られるカチオン性基含有共重合体
単量体(b1):一般式(2)で表されるビニル単量体から選ばれる少なくとも1種
【0081】
〔式中、R
4は水素原子又はメチル基を示し、R
5は水素原子、炭素数1以上4以下の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルケニル基を示し、R
6は炭素数1以上4以下の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はアルケニル基を示す。〕
単量体(b2):一般式(3)で表されるビニル単量体から選ばれる少なくとも1種
【0083】
〔式中、R
4は前記の意味を示し、R
7及びR
8は、それぞれ独立に炭素数1以上4以下のアルキル基又はアルケニル基を示し、R
9は水素原子又は炭素数1以上4以下のアルキル基を示し、Y
1は−O−、−NH−、−CH
2−又は−O−CH
2CH(OH)−基を示し、Y
1が−CH
2−のとき、Z
1は単結合又は炭素数1以上3以下の直鎖状若しくは分岐状の二価の飽和炭化水素基を示し、Y
1が−CH
2−以外のとき、Z
1は炭素数1以上4以下の直鎖状又は分岐状の二価の飽和炭化水素基を示す。Qは酸の共役塩基を示す。〕
単量体(b3):2個以上の反応性不飽和基を有する架橋性単量体
【0084】
<2> 一般式(1)において、R
1の炭素数が、好ましくは8以上、より好ましくは10以上、また好ましくは16以下、より好ましくは14以下であり、R
2及びR
3が、好ましくは水素原子又はメチル基であり、M
+が、ナトリウムイオン、カリウムイオン又はトリエタノールアミンである<1>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0085】
<3> 成分(A)が、好ましくは下記一般式(1a)〜(1c)のいずれかで表される化合物である<1>又は<2>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0087】
〔式中、R
1aは炭素数10以上18以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、X
+はナトリウムイオン、カリウムイオン及びトリエタノールアミン4級塩から選ばれるカチオン性基を示す。〕
【0088】
<4> 毛髪用洗浄剤組成物中における成分(A)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは50質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは12質量%以下、更に好ましくは9質量%以下である<1>〜<3>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0089】
<5> 成分(B)が、好ましくはN,N-ジメチルアミノエチルメタクリル酸ジエチル硫酸塩/N,N-ジメチルアクリルアミド/ジメタクリル酸ポリエチレングリコール共重合体(INCI名:ポリクオタニウム-52)である<1>〜<4>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0090】
<6> 毛髪用洗浄剤組成物中における成分(B)の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.3質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下である<1>〜<5>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0091】
<7> 成分(A)と成分(B)との質量比(A)/(B)が、好ましくは5以上、より好ましくは6以上、更に好ましくは7以上、更に好ましくは10以上であり、また、好ましくは200以下、より好ましくは100以下、更に好ましくは60以下、更に好ましくは40以下である<1>〜<6>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0092】
<8> 好ましくは、更に、成分(C)を含有する<1>〜<7>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
(C) シリコーン油
【0093】
<9> 成分(C)が、好ましくはジメチコン、ジメチコノール、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、グリセリル変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、シリコーンワックス及びシリコーンエラストマーから選ばれるものである<8>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0094】
<10> 成分(C)の粘度が、好ましくは10mm
2/s以上1500万mm
2/s以下である<8>又は<9>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0095】
<11> 毛髪用洗浄剤組成物中における成分(C)の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下である<8>〜<10>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0096】
<12> 成分(A)と成分(C)との質量比(A)/(C)が、好ましくは2以上、より好ましくは3以上、更に好ましくは4以上であり、また、好ましくは200以下、より好ましくは100以下、更に好ましくは50以下である<8>〜<11>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0097】
<13> 好ましくは、更に、成分(D)を含有する<1>〜<12>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
(D) 両性界面活性剤
【0098】
<14> 成分(D)が、イミダゾリン系ベタイン、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン及びアルキルヒドロキシスルホベタインから選ばれるものである<13>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0099】
<15> 毛髪用洗浄剤組成物中における成分(D)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である<13>又は<14>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0100】
<15> 好ましくは、更に、成分(E)を含有する<1>〜<14>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
(E) アルキルエーテルカルボン酸塩
【0101】
<16> 成分(E)が、好ましくは次の一般式(4)で表される化合物である<15>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
R
10-W-(CH
2CH
2O)
q-CH
2COOM
2 (4)
〔式中、R
10は炭素数7以上19以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Wは−O−又は−CONH−を示し、M
2は水素原子、アルカリ金属、トリエタノールアミン又はアンモニウムを示し、qは1以上20以下の数を示す。〕
【0102】
<17> 毛髪用洗浄剤組成物中における成分(E)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である<15>又は<16>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0103】
<18> 好ましくは、更に、成分(F)を含有する<1>〜<17>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
(F) 成分(A)以外のアミノ酸系界面活性剤
【0104】
<19> 成分(F)が、好ましくはN-ココイルグリシン、N-ラウロイルグリシン、N-ココイル-N-カルボキシエチルグリシン、N-ラウロイルグルタミン酸、N-ミリストイルグルタミン酸、N-パルミトイルグルタミン酸、N-ステアロイルグルタミン酸、N-ココイルグルタミン酸、N-ラウロイルアスパラギン酸、N-ココイルアスパラギン酸、N-ミリストイルアスパラギン酸、N-パルミトイルアスパラギン酸、N-ステアロイルアスパラギン酸、N-ラウロイル-N-イソプロピルグリシン等及びこれらの塩から選ばれるものである<18>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0105】
<20> 毛髪用洗浄剤組成物中における成分(F)の含有量が好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である<18>又は<19>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0106】
<21> 好ましくは、更に成分(G)を含有する<1>〜<20>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
(G) 成分(A)、(D)、(E)、(F)以外のアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤又はカチオン界面活性剤
【0107】
<22> 成分(G)が、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、炭素数8以上16以下の高級脂肪酸塩、スルホコハク酸アルキルエステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、モノグリセリンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド、モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩及びモノ長鎖アルキルジメチルアミン塩から選ばれるものである<21>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0108】
<23> 毛髪用洗浄剤組成物中における成分(G)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下である<21>又は<22>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0109】
<24> 好ましくは、更に、成分(H)を含有する<1>〜<23>のいずれか1項に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
(H) 成分(B)以外のカチオン性ポリマー
【0110】
<25> 成分(H)が、好ましくはカチオン性ガラクトマンナン、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース、カチオン化ヒドロキシプロピルセルロース、カチオン化デンプン、及びラジカル重合より合成されるカチオン性合成ポリマーから選ばれるものである<24>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【0111】
<26> 毛髪用洗浄剤組成物中における成分(H)の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.03質量%以上、更に好ましくは0.05質量%以上であり、また、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.7質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下である<24>又は<25>に記載の毛髪用洗浄剤組成物。
【実施例】
【0112】
実施例1〜48、比較例1〜3
(実施例1〜42は参考例であって、特許請求の範囲に包含されない) <洗浄性評価>
(シャンプーの製造)
表1〜3に示す組成となるシャンプーを常法により調製した。
実施例1〜14に関しては、成分(B)を水に溶解又は均一分散させ、適量の水及び成分(A)をビーカーに取り、均一混合し、pHを測定した。pH調整剤(50%クエン酸水溶液又は48%水酸化ナトリウム水溶液)でpHを8に調整した。
実施例15〜37に関しては、成分(B)を水に溶解又は均一分散させ、適量の水及び成分(A)及びその他の界面活性剤(成分(C)〜(F))をビーカーに取り、60℃に加温して均一混合し、冷却した。最後に、加温により蒸発した水分を補充し、pHを測定した。pH調整剤(50%クエン酸水溶液又は48%水酸化ナトリウム水溶液)でpHを8に調整した。
実施例38〜42に関しては、成分(B)及び(H)を水に溶解又は均一分散させ、適量の水及び成分(A)をビーカーに取り、60℃に加温して均一混合し、冷却した。最後に、加温により蒸発した水分を補充し、pHを測定した。pH調整剤(50%クエン酸水溶液又は48%水酸化ナトリウム水溶液)でpHを8に調整した。
実施例43〜48に関しては、成分(B)を水に溶解又は均一分散させ、適量の水及び成分(A)をビーカーに取り、均一混合した。そこへ成分(G)を加えて溶解又は均一分散させ、pHを測定した。pH調整剤(50%クエン酸水溶液又は48%水酸化ナトリウム水溶液)でpHを8に調整した。
比較例1〜3に関しては、実施例1の成分(A)に代えて表1に示す種々の界面活性剤を用いたシャンプーを実施例1と同様に調製し、pHを8に調整した。
【0113】
(洗浄性評価)
下記のプレーンシャンプーで毛束(20g、20cmの毛束を下記のブリーチ剤でブリーチ処理することによりダメージを与えたもの)を洗浄し、35〜40℃の温水で十分に湿らせた後、表1〜3のシャンプー1gを塗布し、1分間洗浄した。その後、温水で30秒間すすいだ。
上記処理における「毛髪洗浄時の泡立ち」、「すすぎ時の絡まりのなさ」、「すすぎ時のきしみのなさ」、「すすぎ時のばらけやすさ」について評価を行った。評価は、5人のパネラーにより行い、最低を1、最高を10とし、比較例1を基準スコア3とする10段階評価とした。
5人のパネラーの評価の平均(小数第1位を四捨五入)を表1〜3に示す。5人のパネラーの平均評点が4点以上であれば、その評価において明らかに優れた性能を有するといえる。
【0114】
(ブリーチ剤の組成)
成分 (質量%)
モノエタノールアミン 1.5
28質量%アンモニア水 4.0
重炭酸アンモニウム 1.0
35質量%過酸化水素水 8.2
精製水 残量
計 100.0
20gの毛束に対し20gのブリーチ剤を塗布し、30分静置後、35〜40℃の温水で十分にすすいだ。上記処理を4回繰り返し、評価用の毛束を作製した。
【0115】
(プレーンシャンプーの組成)
成分 (質量%)
ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸Na 11.3(*1)
ヤシ油脂肪酸N-メチルエタノールアミド(*2) 3.0
クエン酸 0.2
メチルパラベン 0.3
精製水 残量
計 100.0
*1:エマールE-27C(花王株式会社製、有効分27質量%)として42.0質量%
*2:アミノーンC-11S(花王株式会社製)
【0116】
【表1】
【0117】
【表2】
【0118】
*1:アミライトACS-12(味の素ヘルシーサプライ社製)
*2:アラノンALE(川研ファインケミカル社製)
*3:ソイポンSLE(川研ファインケミカル社製)
*4:ソフケアKG101W-E(花王社製)
*5:アンヒトール20AB(花王社製)
*6:アンヒトール20YB(花王社製)
*7:アンヒトール20HD(花王社製)
*8:アンヒトール20BS(花王社製)
*9:カオーアキポRLM45NV(花王社製)
*10:アミノサーファクトACDS-L(旭化成社製)
*11:アミノフォーマーFLDS-L(旭化成社製)
*12:アミライトGCS-11(味の素ヘルシーサプライ社製)
*13:エマール0(花王社製)
*14:エマール125A(花王社製)
*15:エマール227(花王社製)
*16:アミゾールCME(川研ファインケミカル社製)
*17:アミノーンC-11S(花王社製)
*18:ペネトールGE-ID(花王社製)
*19:カオーソフケアGP-1(花王社製
*20:エマルゲン103(花王社製)
*21:エマルゲン116(花王社製)
*22:マイドール10(花王社製)
*23:コータミン2285E-E(花王社製)
*24:ファーミンDME-80(花王社製)
*25:ルナックL98(花王社製)
*26:pH調整量
【0119】
【表3】
【0120】
表1〜3から、実施例1〜48のシャンプーは、毛髪洗浄時の泡立ち、すすぎ時の髪の絡まりのなさ、きしみのなさ、ばらけやすさに優れることが分かる。
【0121】
実施例49〜51及び比較例4〜6 <速乾性評価>
前記のプレーンシャンプーで毛束(20g、20cmの毛束を前記のブリーチ剤でブリーチ処理することによりダメージを与えたもの)を洗浄し、35〜40℃の温水で十分に湿らせた後、表4に示すシャンプー1gを塗布し、1分間洗浄した。その後、温水で30秒間すすぎ、タオルで水分を拭き取り、評価用トレスを得た。評価用トレスをドライヤーで乾燥し、乾燥するまでの時間を測定した。結果を表4に示す。なお、実施例49は実施例43と同じものである。
【0122】
【表4】
【0123】
表4から、実施例49〜51のシャンプーは速乾性能に優れたシャンプーであることがわかる。