特許第6799206号(P6799206)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6799206
(24)【登録日】2020年11月25日
(45)【発行日】2020年12月16日
(54)【発明の名称】鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備
(51)【国際特許分類】
   F42D 1/12 20060101AFI20201207BHJP
   E21C 37/22 20060101ALI20201207BHJP
【FI】
   F42D1/12
   E21C37/22
【請求項の数】8
【全頁数】13
(21)【出願番号】特願2019-145827(P2019-145827)
(22)【出願日】2019年8月7日
【審査請求日】2019年8月15日
(31)【優先権主張番号】201910637029.3
(32)【優先日】2019年7月15日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】519407736
【氏名又は名称】磐安斯元智能装備科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】屠敏杰
【審査官】 諸星 圭祐
(56)【参考文献】
【文献】 特開2019−113199(JP,A)
【文献】 特開2015−067956(JP,A)
【文献】 特開2013−238322(JP,A)
【文献】 特開2008−014584(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2003/0180098(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F42D 1/00− 1/28
E21C 37/00−37/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
発破用込物貯蔵箱を含み、
前記発破用込物貯蔵箱が外部の作業車に固定されることができ、前記発破用込物貯蔵箱の中には下方に開口した発破用込物貯蔵チャンバが設置され、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には粘土を貯蔵して加圧輸送することができる粘土注射装置が設置され、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には前記粘土注射装置と連通し、且つ前記粘土注射装置の下側に位置している発破用込物貯蔵装置が設置され、前記発破用込物貯蔵装置は装薬孔の中に粘土を注射することで装薬孔を塞げ、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には連動装置が設置され、前記連動装置が前記粘土注射装置の左側に位置し、且つ発破用込物管を貯蔵位置から作業位置へ輸送でき、前記連動装置の中にはジグが設置され、前記ジグは前記連動装置の中に設置された挟み箱と、前記挟み箱の中に設置され、且つ後方と下方に開口したジグチャンバと、前記ジグチャンバの右側内壁に固定的に連結された挟持爪と、前記ジグチャンバの右側内壁にスライドできるように連結されたスライド筒と、前記スライド筒の右側端面に固定的に連結された挟持ブロックと、前記ジグチャンバの前側内壁にスライドできるように連結された移動ブロックと、前記移動ブロックの上側端面に固定的に連結されたU型ロッドと、前記移動ブロックの上側端面に固定的に連結され、且つ前記U型ロッドの左側に位置している縦ロッドとを含み、前記U型ロッドの他端が前記挟持ブロックと固定的に連結され、前記縦ロッドが上方へ伸びて前記ジグチャンバの端面の外部に至り、且つ前記スライド筒によって前記挟持ブロックを連動させて右方へ移動させ、これにより前記挟持ブロックと前記挟持爪とによって前記発破用込物管を挟んで固定することを実現し、
同時に前記発破用込物貯蔵装置で前記縦ロッドを押し動かして左方へ移動させることで前記発破用込物管の機能を発揮でき、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には前記連動装置の左下側に位置し、且つ前記発破用込物管を貯蔵できる供給装置が設置され、また前記供給装置が前記連動装置に駆動されることを特徴とする鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備。
【請求項2】
前記粘土注射装置は前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁に回転できるように連結され、且つ下方へ伸びているモータ軸を含み、前記モータ軸には前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁に固定的に連結された主モータが伝動できるように連結され、前記モータ軸には平プーリが固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバの右側内壁には前記もータ軸の右側に位置している粘土箱が固定的に連結され、前記粘土箱の中には上方に開口し、且つ粘土を貯蔵できる粘土チャンバが設置され、前記粘土チャンバの開口部には密封ドアが回転できるように連結され、前記粘土チャンバの下側内壁には推動板がスライドできるように連結され、前記推動板の右側端面には右方へ伸びて前記発破用込物貯蔵チャンバの端面外に至ったラックが固定的に連結され、前記粘土チャンバの後側内壁には前記推動板の右側に位置しているギヤ回転軸が回転できるように連結され、前記ギヤ回転軸には前記ラックと噛み合うように連結された大型ギヤが固定的に連結され、前記ギヤ回転軸には前記大型ギヤの前側に位置している大型ベベルギヤが固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁には下方へ伸びて前記粘土チャンバの中に至った伝動軸が回転できるように連結され、且つ前記伝動軸が前記モータ軸の右側に位置しており、前記伝動軸には前記発破用込物貯蔵チャンバの中に位置している小型プーリが固定的に連結され、前記小型プーリと前記平プーリとの間には平ベルトが連結され、前記伝動軸には前記粘土チャンバの中に位置し、且つ前記大型ベベルギヤと噛み合うように連結されたベベルギヤが固定的に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備。
【請求項3】
前記発破用込物貯蔵装置は前記発破用込物貯蔵チャンバの後側内壁に固定的に連結され、且つ前記粘土チャンバの左側に位置している注射箱を含み、前記注射箱の中には注射チャンバが設置され、前記注射チャンバと前記粘土チャンバとの間には連通管が連通するように連結され、前記モータ軸が下方へ前記注射チャンバの中に延在し、前記モータ軸には前記注射チャンバの中に位置しているネジロッドが固定的に連結され、前記注射チャンバの下側内壁には左方と下方に開口した輸送管が連通するように連結され、前記輸送管の左側の開口部には曲面ロッドがヒンジで連結され、前記曲面ロッドのヒンジで連結されたところにはトルクばねが設置され、前記輸送管の右側端面には前記輸送管を遮断できる遮断板が固定的に連結され、前記輸送管の端面には前記曲面ロッドの下側に位置している遮りリングが固定的に連結され、前記輸送管の外側端面には上下に貫通し、且つ前記遮りリングの下側に位置している注射筒がスライドできるように連結され、前記注射筒と前記遮りリングとの間にはばねが連結され、前記注射筒の下側の開口部には密封板がヒンジで連結されていることを特徴とする請求項2に記載の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備。
【請求項4】
前記曲面ロッドと前記遮断板とがいずれも前記輸送管の左側の開口を閉鎖でき、前記ばねの弾性係数が小さく、前記密封板を開けるための減衰が大きく、これにより前記輸送管の中の粘土が前記注射筒を押し動かして下方へ一定の距離で移動させた後に、前記密封板を開けられることを特徴とする請求項3に記載の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備。
【請求項5】
前記連動装置は前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁に回転できるように連結され、且つ下方へ伸びている回転軸を含み、前記回転軸が前記モータ軸の左側に位置し、前記回転軸には前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁に固定的に連結されたモータが伝動できるように連結され、前記回転軸には同期プーリが固定的に連結され、前記回転軸には前記同期プーリの下側に位置している転輪が固定的に連結され、前記転輪の右側端面には挟み箱が固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁には下方へ伸びているプーリ軸が回転できるように連結され、前記プーリ軸にはプーリが固定的に連結され、前記プーリと前記同期プーリとの間には同期ベルトが連結されていることを特徴とする請求項2に記載の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備。
【請求項6】
前記同期プーリと前記プーリとがいずれも前記同期ベルトと噛み合うように連結され、且つ前記同期プーリと前記プーリとの歯車比が三対一であることを特徴とする請求項5に記載の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備。
【請求項7】
前記ジグは前記ジグチャンバの下側内壁にスライドできるように連結され、且つ前記挟持ブロックと前記挟持爪との間に位置している押しブロックを含み、前記押しブロックの前側端面には前方へ伸びて前記ジグチャンバの端面外に至ることができる副ラックが固定的に連結され、また前記副ラックと前記ジグチャンバの下側内壁とがスライドできるように連結され、前記副ラックの右側端面には前記ジグチャンバの右側内壁とスライドできるように連結された復帰ロッドが固定的に連結され、前記復帰ロッドと前記ジグチャンバの前側端面との間には伸縮ばねが連結され、前記ジグチャンバの下側内壁には上方へ伸びている短軸が回転できるように連結され、前記短軸には前記副ラックと噛み合うように連結された円柱ギヤが固定的に連結され、前記円柱ギヤの左側端面には長ロッドが固定的に連結され、前記長ロッドには上下に貫通したスライド溝が形成され、前記縦ロッドの上端には前記ジグチャンバの端面外に位置し、且つ前記曲面ロッドと当接できる曲面ブロックが固定的に連結され、前記ジグチャンバの左側内壁にはスライダがスライドできるように連結され、前記スライダの上側端面には前記スライド溝とスライドできるように連結された留め釘が固定的に連結され、前記スライダの上側端面には前記留め釘の後側に位置しているコンロッドがヒンジで連結され、前記スライド筒の中にはスライドロッドがスライドできるように連結され、前記スライドロッドと前記コンロッドの後端が互いにヒンジで連結され、前記スライドロッドと前記スライド筒の右側内壁との間には圧縮ばねが連結され、また前記圧縮ばねの弾性係数が大きく、これにより前記スライドロッドが右方へ移動する時に前記圧縮ばねを押し動かすことができないことを特徴とする請求項4に記載の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備。
【請求項8】
前記供給装置は前記発破用込物貯蔵チャンバの左側内壁に固定的に連結され、且つ前記回転軸の左側に位置している貯蔵箱を含み、前記貯蔵箱の中には左方へ開口し、且つ外部空間に連通できる貯蔵チャンバが設置され、前記貯蔵チャンバが前記発破用込物管を貯蔵でき、前記貯蔵チャンバの開口部には箱ドアが回転できるように連結され、前記貯蔵チャンバの下側内壁には楕円盤が回転できるように連結され、前記楕円盤の回転連結のところには捻りばねが設置され、前記貯蔵チャンバの下側内壁には前記楕円盤と当接するスライド板がスライドできるように連結され、前記プーリ軸が下方へ伸びて前記貯蔵チャンバの中に至り、且つ前記楕円盤の右前側に位置しており、前記プーリ軸には前記貯蔵チャンバの中に位置している回転盤が固定的に連結され、前記貯蔵箱の右側端面には固定スタンドが固定的に連結され、前記固定スタンドの中には下方に開口し、且つ前記貯蔵チャンバと連通しているスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの前側内壁には前方に開口した方形溝が形成され、前記方形溝の下側内壁には左右対称の楔形ブロックが二つスライドできるように連結され、前記楔形ブロックのうち対称中心から離れた片側と前記方形溝の左側内壁あるいは右側内壁との間には復帰ばねが連結されていることを特徴とする請求項5に記載の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は鉱山発破の装薬孔を塞ぐ技術分野を取り上げて、具体的には鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備である。
【背景技術】
【0002】
現在、炭鉱分野において、石炭を採掘する時、よく火薬を利用して鉱山を発破し、鉱体の中の一定の深さまで到着した後に火薬を装薬孔に塞ぎ、発破の質と効率を上げるために、装薬孔の外端に粘土や他の物を塞ぐという方式を採用し、孔部の発破に対するの抵抗力を増やし、装薬孔の中にエネルギーを蓄積させ、衝撃波の衝撃力を上げ、高圧の発破気体が装薬孔から出すことを阻止し、装薬孔の孔部を塞ぐには発破用込物を使用しなければならなく、孔部以外の部分を塞ぐことには粘土や不燃性または可塑性を有する材料で製造された物を使用し、現在、装薬孔を塞ぐ作業が主に人力で行われ、操作者にとって込物を装薬孔に入れた後に、粘土などで装薬孔を塞ぐ必要があるため、労働強度が大きく、また粘土や発破用込物で装薬孔を塞ぐと、装薬孔を塞ぐ作業の質を保証しにくく、発破の質も保証できなく、本発明は上記の問題を解決できる設備である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第107894194号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:
現在、装薬孔を塞ぐ作業が主に人力で操作され、操作者にとって労働強度が大きく、また粘土や発破用込物で装薬孔を塞ぐと、装薬孔を塞ぐ作業の質を保証しにくく、発破の質も保証できない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するために、本例は鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備を設計し、本発明の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備は、発破用込物貯蔵箱を含み、前記発破用込物貯蔵箱が外部の作業車に固定されることができ、前記発破用込物貯蔵箱の中には下方に開口した発破用込物貯蔵チャンバが設置され、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には粘土を貯蔵して加圧輸送することができる粘土注射装置が設置され、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には前記粘土注射装置と連通し、且つ前記粘土注射装置の下側に位置している発破用込物貯蔵装置が設置され、前記発破用込物貯蔵装置は装薬孔の中に粘土を注射することで装薬孔を塞げ、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には連動装置が設置され、前記連動装置が前記粘土注射装置の左側に位置し、且つ発破用込物管を貯蔵位置から作業位置へ輸送でき、前記連動装置の中にはジグが設置され、前記ジグは前記連動装置の中に設置された挟み箱と、前記挟み箱の中に設置され、且つ後方と下方に開口したジグチャンバと、前記ジグチャンバの右側内壁に固定的に連結された挟持爪と、前記ジグチャンバの右側内壁にスライドできるように連結されたスライド筒と、前記スライド筒の右側端面に固定的に連結された挟持ブロックと、前記ジグチャンバの前側内壁にスライドできるように連結された移動ブロックと、前記移動ブロックの上側端面に固定的に連結されたU型ロッドと、前記移動ブロックの上側端面に固定的に連結され、且つ前記U型ロッドの左側に位置している縦ロッドとを含み、前記U型ロッドの他端が前記挟持ブロックと固定的に連結され、前記縦ロッドが上方へ伸びて前記ジグチャンバの端面の外部に至り、且つ前記スライド筒によって前記挟持ブロックを連動させて右方へ移動させ、これにより前記挟持ブロックと前記挟持爪とによって前記発破用込物管を挟んで固定することを実現し、同時に前記発破用込物貯蔵装置で前記縦ロッドを押し動かして左方へ移動させることで前記発破用込物管の機能を発揮でき、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には前記連動装置の左下側に位置し、且つ前記発破用込物管を貯蔵できる供給装置が設置され、また前記供給装置が前記連動装置に駆動される。
【0006】
中で、前記粘土注射装置は前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁に回転できるように連結され、且つ下方へ伸びているモータ軸を含み、前記モータ軸には前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁に固定的に連結された主モータが伝動できるように連結され、前記モータ軸には平プーリが固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバの右側内壁には前記もータ軸の右側に位置している粘土箱が固定的に連結され、前記粘土箱の中には上方に開口し、且つ粘土を貯蔵できる粘土チャンバが設置され、前記粘土チャンバの開口部には密封ドアが回転できるように連結され、前記粘土チャンバの下側内壁には推動板がスライドできるように連結され、前記推動板の右側端面には右方へ伸びて前記発破用込物貯蔵チャンバの端面外に至ったラックが固定的に連結され、前記粘土チャンバの後側内壁には前記推動板の右側に位置しているギヤ回転軸が回転できるように連結され、前記ギヤ回転軸には前記ラックと噛み合うように連結された大型ギヤが固定的に連結され、前記ギヤ回転軸には前記大型ギヤの前側に位置している大型ベベルギヤが固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁には下方へ伸びて前記粘土チャンバの中に至った伝動軸が回転できるように連結され、且つ前記伝動軸が前記モータ軸の右側に位置しており、前記伝動軸には前記発破用込物貯蔵チャンバの中に位置している小型プーリが固定的に連結され、前記小型プーリと前記平プーリとの間には平ベルトが連結され、前記伝動軸には前記粘土チャンバの中に位置し、且つ前記大型ベベルギヤと噛み合うように連結されたベベルギヤが固定的に連結されている。
【0007】
中で、前記発破用込物貯蔵装置は前記発破用込物貯蔵チャンバの後側内壁に固定的に連結され、且つ前記粘土チャンバの左側に位置している注射箱を含み、前記注射箱の中には注射チャンバが設置され、前記注射チャンバと前記粘土チャンバとの間には連通管が連通するように連結され、前記モータ軸が下方へ前記注射チャンバの中に延在し、前記モータ軸には前記注射チャンバの中に位置しているネジロッドが固定的に連結され、前記注射チャンバの下側内壁には左方と下方に開口した輸送管が連通するように連結され、前記輸送管の左側の開口部には曲面ロッドがヒンジで連結され、前記曲面ロッドのヒンジで連結されたところにはトルクばねが設置され、前記輸送管の右側端面には前記輸送管を遮断できる遮断板が固定的に連結され、前記輸送管の端面には前記曲面ロッドの下側に位置している遮りリングが固定的に連結され、前記輸送管の外側端面には上下に貫通し、且つ前記遮りリングの下側に位置している注射筒がスライドできるように連結され、前記注射筒と前記遮りリングとの間にはばねが連結され、前記注射筒の下側の開口部には密封板がヒンジで連結されている。
【0008】
好ましくは、前記曲面ロッドと前記遮断板とがいずれも前記輸送管の左側の開口を閉鎖でき、前記ばねの弾性係数が小さく、前記密封板を開けるための減衰が大きく、これにより前記輸送管の中の粘土が前記注射筒を押し動かして下方へ一定の距離で移動させた後に、前記密封板を開けられる。
【0009】
中で、前記連動装置は前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁に回転できるように連結され、且つ下方へ伸びている回転軸を含み、前記回転軸が前記モータ軸の左側に位置し、前記回転軸には前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁に固定的に連結されたモータが伝動できるように連結され、前記回転軸には同期プーリが固定的に連結され、前記回転軸には前記同期プーリの下側に位置している転輪が固定的に連結され、前記転輪の右側端面には挟み箱が固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバの上側内壁には下方へ伸びているプーリ軸が回転できるように連結され、前記プーリ軸にはプーリが固定的に連結され、前記プーリと前記同期プーリとの間には同期ベルトが連結されている。
【0010】
好ましくは、前記同期プーリと前記プーリとがいずれも前記同期ベルトと噛み合うように連結され、且つ前記同期プーリと前記プーリとの歯車比が三対一である。
【0011】
中で、前記ジグは前記ジグチャンバの下側内壁にスライドできるように連結され、且つ前記挟持ブロックと前記挟持爪との間に位置している押しブロックを含み、前記押しブロックの前側端面には前方へ伸びて前記ジグチャンバの端面外に至ることができる副ラックが固定的に連結され、また前記副ラックと前記ジグチャンバの下側内壁とがスライドできるように連結され、前記副ラックの右側端面には前記ジグチャンバの右側内壁とスライドできるように連結された復帰ロッドが固定的に連結され、前記復帰ロッドと前記ジグチャンバの前側端面との間には伸縮ばねが連結され、前記ジグチャンバの下側内壁には上方へ伸びている短軸が回転できるように連結され、前記短軸には前記副ラックと噛み合うように連結された円柱ギヤが固定的に連結され、前記円柱ギヤの左側端面には長ロッドが固定的に連結され、前記長ロッドには上下に貫通したスライド溝が形成され、前記縦ロッドの上端には前記ジグチャンバの端面外に位置し、且つ前記曲面ロッドと当接できる曲面ブロックが固定的に連結され、前記ジグチャンバの左側内壁にはスライダがスライドできるように連結され、前記スライダの上側端面には前記スライド溝とスライドできるように連結された留め釘が固定的に連結され、前記スライダの上側端面には前記留め釘の後側に位置しているコンロッドがヒンジで連結され、前記スライド筒の中にはスライドロッドがスライドできるように連結され、前記スライドロッドと前記コンロッドの後端が互いにヒンジで連結され、前記スライドロッドと前記スライド筒の右側内壁との間には圧縮ばねが連結され、また前記圧縮ばねの弾性係数が大きく、これにより前記スライドロッドが右方へ移動する時に前記圧縮ばねを押し動かすことができない。
【0012】
中で、前記供給装置は前記発破用込物貯蔵チャンバの左側内壁に固定的に連結され、且つ前記回転軸の左側に位置している貯蔵箱を含み、前記貯蔵箱の中には左方へ開口し、且つ外部空間に連通できる貯蔵チャンバが設置され、前記貯蔵チャンバが前記発破用込物管を貯蔵でき、前記貯蔵チャンバの開口部には箱ドアが回転できるように連結され、前記貯蔵チャンバの下側内壁には楕円盤が回転できるように連結され、前記楕円盤の回転連結のところには捻りばねが設置され、前記貯蔵チャンバの下側内壁には前記楕円盤と当接するスライド板がスライドできるように連結され、前記プーリ軸が下方へ伸びて前記貯蔵チャンバの中に至り、且つ前記楕円盤の右前側に位置しており、前記プーリ軸には前記貯蔵チャンバの中に位置している回転盤が固定的に連結され、前記貯蔵箱の右側端面には固定スタンドが固定的に連結され、前記固定スタンドの中には下方に開口し、且つ前記貯蔵チャンバと連通しているスライドチャンバが設置され、前記スライドチャンバの前側内壁には前方に開口した方形溝が形成され、前記方形溝の下側内壁には左右対称の楔形ブロックが二つスライドできるように連結され、前記楔形ブロックのうち対称中心から離れた片側と前記方形溝の左側内壁あるいは右側内壁との間には復帰ばねが連結されている。
【発明の効果】
【0013】
本発明の有益効果は:本発明の発破用込物の貯蔵装置は発破用込物を自動的に供給でき、発破用込物の輸送装置が挟持爪を回転連動させることで発破用込物を貯蔵装置から取り出して装薬孔のところに移動させ、発破用込物の注射装置がまず下方へ注射ヘッドを移動させ、挟持爪に発破用込物を放させ、発破用込物を装薬孔の中に送り、そして発破用込物が加圧された後に装薬孔の中に注射され、これにより自動で装薬孔を塞ぐ機能を実現し、また装薬孔を塞ぐ作業の質を保証でき、そのため、本発明は自動で装薬孔を塞げ、操作者の労働強度を下げ、装薬孔を塞ぐ作業の質を保証しやすく、これにより発破の質を保証できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜6をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本発明の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備の全体構成模式図
図2図2図1の「A―A」方向からの構成模式図
図3図3図1の「B―B」方向からの構成模式図
図4図4図2の「C―C」方向からの構成模式図
図5図5図1の「D」のところの構成の拡大模式図
図6図6図1の「E」」のところの構成の拡大模式図
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備を取り上げ、主に鉱山発破において装薬孔を塞ぐ作業に用いられ、以下に本発明の付図を交えて本発明について更なる説明をする。
【0017】
本発明の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備は、発破用込物貯蔵箱11を含み、前記発破用込物貯蔵箱11が外部の作業車に固定されることができ、前記発破用込物貯蔵箱11の中には下方に開口した発破用込物貯蔵チャンバ12が設置され、前記発破用込物貯蔵チャンバ12の中には粘土を貯蔵して加圧輸送することができる粘土注射装置101が設置され、前記発破用込物貯蔵チャンバ12の中には前記粘土注射装置101と連通し、且つ前記粘土注射装置101の下側に位置している発破用込物貯蔵装置102が設置され、前記発破用込物貯蔵装置102は装薬孔の中に粘土を注射することで装薬孔を塞げ、前記発破用込物貯蔵チャンバ12の中には連動装置103が設置され、前記連動装置103が前記粘土注射装置101の左側に位置し、且つ発破用込物管19を貯蔵位置から作業位置へ輸送でき、前記連動装置103の中にはジグ104が設置され、前記ジグ104は前記連動装置103の中に設置された挟み箱13と、前記挟み箱13の中に設置され、且つ後方と下方に開口したジグチャンバ43と、前記ジグチャンバ43の右側内壁に固定的に連結された挟持爪77と、前記ジグチャンバ43の右側内壁にスライドできるように連結されたスライド筒55と、前記スライド筒55の右側端面に固定的に連結された挟持ブロック58と、前記ジグチャンバ43の前側内壁にスライドできるように連結された移動ブロック47と、前記移動ブロック47の上側端面に固定的に連結されたU型ロッド46と、前記移動ブロック47の上側端面に固定的に連結され、且つ前記U型ロッド46の左側に位置している縦ロッド48とを含み、前記U型ロッド46の他端が前記挟持ブロック58と固定的に連結され、前記縦ロッド48が上方へ伸びて前記ジグチャンバ43の端面の外部に至り、且つ前記スライド筒55によって前記挟持ブロック58を連動させて右方へ移動させ、これにより前記挟持ブロック58と前記挟持爪77とによって前記発破用込物管19を挟んで固定することを実現し、同時に前記発破用込物貯蔵装置102で前記縦ロッド48を押し動かして左方へ移動させることで前記発破用込物管19の機能を発揮でき、前記発破用込物貯蔵チャンバ12の中には前記連動装置103の左下側に位置し、且つ前記発破用込物管19を貯蔵できる供給装置105が設置され、また前記供給装置105が前記連動装置103に駆動される。
【0018】
実施例によって、以下に粘土注射装置101について詳しく説明し、前記粘土注射装置101は前記発破用込物貯蔵チャンバ12の上側内壁に回転できるように連結され、且つ下方へ伸びているモータ軸30を含み、前記モータ軸30には前記発破用込物貯蔵チャンバ12の上側内壁に固定的に連結された主モータ31が伝動できるように連結され、前記モータ軸30には平プーリ29が固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバ12の右側内壁には前記もータ軸30の右側に位置している粘土箱33が固定的に連結され、前記粘土箱33の中には上方に開口し、且つ粘土を貯蔵できる粘土チャンバ34が設置され、前記粘土チャンバ34の開口部には密封ドア83が回転できるように連結され、前記粘土チャンバ34の下側内壁には推動板37がスライドできるように連結され、前記推動板37の右側端面には右方へ伸びて前記発破用込物貯蔵チャンバ12の端面外に至ったラック42が固定的に連結され、前記粘土チャンバ34の後側内壁には前記推動板37の右側に位置しているギヤ回転軸39が回転できるように連結され、前記ギヤ回転軸39には前記ラック42と噛み合うように連結された大型ギヤ41が固定的に連結され、前記ギヤ回転軸39には前記大型ギヤ41の前側に位置している大型ベベルギヤ40が固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバ12の上側内壁には下方へ伸びて前記粘土チャンバ34の中に至った伝動軸35が回転できるように連結され、且つ前記伝動軸35が前記モータ軸30の右側に位置しており、前記伝動軸35には前記発破用込物貯蔵チャンバ12の中に位置している小型プーリ36が固定的に連結され、前記小型プーリ36と前記平プーリ29との間には平ベルト32が連結され、前記伝動軸35には前記粘土チャンバ34の中に位置し、且つ前記大型ベベルギヤ40と噛み合うように連結されたベベルギヤ38が固定的に連結され、前記主モータ31によって前記モータ軸30と前記平プーリ29とを回転連動させ、これにより前記伝動軸35は前記ベベルギヤ38と前記大型ベベルギヤ40との噛み合いによる運動で前記ラック42と前記推動板37とを連動させて左方へ移動させ、これにより粘土の加圧輸送を実現できる。
【0019】
実施例によって、以下に発破用込物貯蔵装置102について詳しく説明し、前記発破用込物貯蔵装置102は前記発破用込物貯蔵チャンバ12の後側内壁に固定的に連結され、且つ前記粘土チャンバ34の左側に位置している注射箱28を含み、前記注射箱28の中には注射チャンバ27が設置され、前記注射チャンバ27と前記粘土チャンバ34との間には連通管78が連通するように連結され、前記モータ軸30が下方へ前記注射チャンバ27の中に延在し、前記モータ軸30には前記注射チャンバ27の中に位置しているネジロッド26が固定的に連結され、前記注射チャンバ27の下側内壁には左方と下方に開口した輸送管73が連通するように連結され、前記輸送管73の左側の開口部には曲面ロッド71がヒンジで連結され、前記曲面ロッド71のヒンジで連結されたところにはトルクばね72が設置され、前記輸送管73の右側端面には前記輸送管73を遮断できる遮断板74が固定的に連結され、前記輸送管73の端面には前記曲面ロッド71の下側に位置している遮りリング79が固定的に連結され、前記輸送管73の外側端面には上下に貫通し、且つ前記遮りリング79の下側に位置している注射筒75がスライドできるように連結され、前記注射筒75と前記遮りリング79との間にはばね80が連結され、前記注射筒75の下側の開口部には密封板76がヒンジで連結され、前記ネジロッド26の回転によって粘土を前記輸送管73の中に輸送し、前記遮断板74と前記密封板76とを押し動かすことによって、粘土を装薬孔に注射して装薬孔を塞ぐことを実現する。
【0020】
有益的には、前記曲面ロッド71と前記遮断板74とがいずれも前記輸送管73の左側の開口を閉鎖でき、前記ばね80の弾性係数が小さく、前記密封板76を開けるための減衰が大きく、これにより前記輸送管73の中の粘土が前記注射筒75を押し動かして下方へ一定の距離で移動させた後に、前記密封板76を開けられる。
【0021】
実施例によって、以下に連動装置103について詳しく説明し、前記連動装置103は前記発破用込物貯蔵チャンバ12の上側内壁に回転できるように連結され、且つ下方へ伸びている回転軸16を含み、前記回転軸16が前記モータ軸30の左側に位置し、前記回転軸16には前記発破用込物貯蔵チャンバ12の上側内壁に固定的に連結されたモータ25が伝動できるように連結され、前記回転軸16には同期プーリ24が固定的に連結され、前記回転軸16には前記同期プーリ24の下側に位置している転輪15が固定的に連結され、前記転輪15の右側端面には挟み箱13が固定的に連結され、前記発破用込物貯蔵チャンバ12の上側内壁には下方へ伸びているプーリ軸22が回転できるように連結され、前記プーリ軸22にはプーリ21が固定的に連結され、前記プーリ21と前記同期プーリ24との間には同期ベルト23が連結され、前記モータ25によって前記回転軸16と前記挟み箱13とを回転連動させ、これにより前記発破用込物管19の機能を発揮でき、同時に前記回転軸16は前記同期ベルト23によって前記プーリ軸22を回転連動させ、これにより前記供給装置の作動を駆動できる。
【0022】
有益的には、前記同期プーリ24と前記プーリ21とがいずれも前記同期ベルト23と噛み合うように連結され、且つ前記同期プーリ24と前記プーリ21との歯車比が三対一である。
【0023】
実施例によって、以下にジグ104について詳しく説明し、前記ジグ104は前記ジグチャンバ43の下側内壁にスライドできるように連結され、且つ前記挟持ブロック58と前記挟持爪77との間に位置している押しブロック59を含み、前記押しブロック59の前側端面には前方へ伸びて前記ジグチャンバ43の端面外に至ることができる副ラック60が固定的に連結され、また前記副ラック60と前記ジグチャンバ43の下側内壁とがスライドできるように連結され、前記副ラック60の右側端面には前記ジグチャンバ43の右側内壁とスライドできるように連結された復帰ロッド81が固定的に連結され、前記復帰ロッド81と前記ジグチャンバ43の前側端面との間には伸縮ばね82が連結され、前記ジグチャンバ43の下側内壁には上方へ伸びている短軸44が回転できるように連結され、前記短軸44には前記副ラック60と噛み合うように連結された円柱ギヤ45が固定的に連結され、前記円柱ギヤ45の左側端面には長ロッド51が固定的に連結され、前記長ロッド51には上下に貫通したスライド溝52が形成され、前記縦ロッド48の上端には前記ジグチャンバ43の端面外に位置し、且つ前記曲面ロッド71と当接できる曲面ブロック70が固定的に連結され、前記ジグチャンバ43の左側内壁にはスライダ49がスライドできるように連結され、前記スライダ49の上側端面には前記スライド溝52とスライドできるように連結された留め釘50が固定的に連結され、前記スライダ49の上側端面には前記留め釘50の後側に位置しているコンロッド53がヒンジで連結され、前記スライド筒55の中にはスライドロッド54がスライドできるように連結され、前記スライドロッド54と前記コンロッド53の後端が互いにヒンジで連結され、前記スライドロッド54と前記スライド筒55の右側内壁との間には圧縮ばね57が連結され、また前記圧縮ばね57の弾性係数が大きく、これにより前記スライドロッド54が右方へ移動する時に前記圧縮ばね57を押し動かすことができなく、前記押しブロック59と前記副ラック60とが前方へ移動することで前記円柱ギヤ45を後方へ回転させ、前記円柱ギヤ45が前記長ロッド51と前記スライダ49とによって前記スライドロッド54と前記挟持ブロック58とを連動させて右方へ移動させ、これにより前記発破用込物管19を挟んで固定でき、前記曲面ロッド71が前記曲面ブロック70を押し動かして左方へ移動させることができ、これにより前記挟持ブロック58が左方へ移動し、これにより前記発破用込物管19を放すことができる。
【0024】
実施例によって、以下に供給装置105について詳しく説明し、前記供給装置105は前記発破用込物貯蔵チャンバ12の左側内壁に固定的に連結され、且つ前記回転軸16の左側に位置している貯蔵箱20を含み、前記貯蔵箱20の中には左方へ開口し、且つ外部空間に連通できる貯蔵チャンバ65が設置され、前記貯蔵チャンバ65が前記発破用込物管19を貯蔵でき、前記貯蔵チャンバ65の開口部には箱ドア66が回転できるように連結され、前記貯蔵チャンバ65の下側内壁には楕円盤68が回転できるように連結され、前記楕円盤68の回転連結のところには捻りばね69が設置され、前記貯蔵チャンバ65の下側内壁には前記楕円盤68と当接するスライド板67がスライドできるように連結され、前記プーリ軸22が下方へ伸びて前記貯蔵チャンバ65の中に至り、且つ前記楕円盤68の右前側に位置しており、前記プーリ軸22には前記貯蔵チャンバ65の中に位置している回転盤64が固定的に連結され、前記貯蔵箱20の右側端面には固定スタンド17が固定的に連結され、前記固定スタンド17の中には下方に開口し、且つ前記貯蔵チャンバ65と連通しているスライドチャンバ18が設置され、前記スライドチャンバ18の前側内壁には前方に開口した方形溝61が形成され、前記方形溝61の下側内壁には左右対称の楔形ブロック62が二つスライドできるように連結され、前記楔形ブロック62のうち対称中心から離れた片側と前記方形溝61の左側内壁あるいは右側内壁との間には復帰ばね63が連結され、前記プーリ軸22によって前記回転盤64を回転連動させることで前記貯蔵チャンバ65の中の前記発破用込物管19を前記固定スタンド17に輸送でき、これにより前記発破用込物管19の機能を発揮できる。
【0025】
以下に図1〜6を交えて本文の鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備の使用手順についれ詳しく説明する。
【0026】
初めに、箱ドア66を開け、発破用込物管19を貯蔵チャンバ65の中に送っていっぱい詰め、スライド板67が後ろの位置制限のところに位置し、楕円盤68が後ろの限界回転位置に位置し、押しブロック59が後ろの位置制限のところに位置し、密封ドア83によって粘土を粘土チャンバ34にいっぱい詰め、推動板37とラック42とが右側の位置制限のところに位置し、遮断板74が水平位置にあり、且つ輸送管73を遮断し、曲面ロッド71が鉛直位置に位置することで輸送管73の左側の開口部を閉鎖し、また輸送管73が曲面ブロック70と当接していない。
【0027】
作業する時、外部の作業車が発破用込物貯蔵箱11を装薬孔のところに移動させ、モータ25を始動し、モータ25が回転軸16によって同期プーリ24を回転連動させ、同期プーリ24が同期ベルト23とプーリ21とによってプーリ軸22を回転連動させ、プーリ軸22が回転盤64を連動させて前方へ回転させ、また貯蔵チャンバ65の中の発破用込物管19を固定スタンド17に輸送し、同時に回転軸16が転輪15を回転連動させ、これにより挟み箱13がまず後方へ回転し、挟み箱13が百八十度回転した後に発破用込物管19と当接し、発破用込物管19が押しブロック59を押し動かして後方へ移動させ、副ラック60が噛み合いによる連結で円柱ギヤ45を回転連動させ、円柱ギヤ45が長ロッド51とスライド溝52とによって留め釘50とスライダ49とを連動させて前方へ移動させ、スライダ49がコンロッド53によってスライドロッド54とスライド筒55とを連動させて左方へ移動させ、これにより挟持ブロック58と挟持爪77とが発破用込物管19を挟んで固定でき、そして挟み箱13が発破用込物管19を連動させて前方へ回転させ、発破用込物管19が楔形ブロック62を押し動かして対称中心から離れた側へ移動させ、これにより発破用込物管19が固定スタンド17から離脱し、そして挟み箱13が発破用込物管19を連動させて再び百八十度回転させて初期位置に戻し、モータ25が回転を止め、同時に主モータ31を始動し、主モータ31がモータ軸30によって平プーリ29を回転連動させ、平プーリ29が平ベルト32によって小型プーリ36と伝動軸35とを回転連動させ、伝動軸35がベベルギヤ38と大型ベベルギヤ40との噛み合いによる運動で大型ギヤ41を回転連動させ、大型ギヤ41が噛み合いによる運動でラック42を連動させて左方へ移動させ、そして粘土を連通管78によって注射チャンバ27の中に送り、同時にモータ軸30がネジロッド26を回転連動させて注射チャンバ27の中の粘土を輸送管73の中に輸送し、粘土が遮断板74を押し動かして回転させ、遮断板74が曲面ロッド71を回転連動させて曲面ロッド71と曲面ブロック70とを当接させ、そして曲面ロッド71が曲面ブロック70を押し動かして左方へ移動させ、曲面ブロック70が縦ロッド48によって移動ブロック47を連動させて左方へ移動させ、移動ブロック47がU型ロッド46によって挟持ブロック58を連動させて左方へ移動させ、これによりスライド溝52が発破用込物管19に対する挟持力を減らし、同時に輸送管73の中の粘土がまず注射筒75を押し動かして下方へ移動させ、注射筒75が発破用込物管19を押し動かして下方へ移動させ、且つ発破用込物管19を装薬孔の中に送り、そして密封板76を開け、粘土が注射筒75によって装薬孔の中に送られて装薬孔を塞ぐことを実現し、そして主モータ31が回転を止め、ばね80の作用のもとで注射筒75が上方へ移動して復帰し、トルクばね72の作用のもとで遮断板74が復帰し、伸縮ばね82の作用のもとで副ラック60が復帰し、これにより装置全体の復帰を実現し、外部作業車は発破用込物貯蔵箱11を次の装薬孔のところに移動させると引き続き作業を行うことができ、同時に捻りばね69の作用のもとで楕円盤68がスライド板67を押し動かして前方へ移動させ、且つ貯蔵チャンバ65の中の発破用込物管19を前方へ押し動かし、これにより回転盤64の継続的に発破用込物管19を輸送する機能を発揮する。
【0028】
本発明の有益効果は:本発明の発破用込物の貯蔵装置は発破用込物を自動的に供給でき、発破用込物の輸送装置が挟持爪を回転連動させることで発破用込物を貯蔵装置から取り出して装薬孔のところに移動させ、発破用込物の注射装置がまず下方へ注射ヘッドを移動させ、挟持爪に発破用込物を放させ、発破用込物を装薬孔の中に送り、そして発破用込物が加圧された後に装薬孔の中に注射され、これにより自動で装薬孔を塞ぐ機能を実現し、また装薬孔を塞ぐ作業の質を保証でき、そのため、本発明は自動で装薬孔を塞げ、操作者の労働強度を下げ、装薬孔を塞ぐ作業の質を保証しやすく、これにより発破の質を保証できる。
【0029】
以上の方式により、本分野の技術者が本発明の範囲内に作動モードにより各種な変化をすることができる。
【要約】
【課題】本発明は鉱山発破と採掘用の装薬孔を塞ぐ設備を開示した。
【解決手段】
発破用込物貯蔵箱を含み、前記発破用込物貯蔵箱が外部の作業車に固定されることができ、前記発破用込物貯蔵箱の中には下方に開口した発破用込物貯蔵チャンバが設置され、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には粘土を貯蔵して加圧輸送することができる粘土注射装置が設置され、前記発破用込物貯蔵チャンバの中には連動装置が設置され、本発明の発破用込物の注射装置がまず下方へ注射ヘッドを移動させ、挟持爪に発破用込物を放させ、発破用込物を装薬孔の中に送り、そして発破用込物が加圧された後に装薬孔の中に注射され、これにより自動で装薬孔を塞ぐ機能を実現する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6