特許第6799310号(P6799310)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6799310
(24)【登録日】2020年11月25日
(45)【発行日】2020年12月16日
(54)【発明の名称】十字型防振台
(51)【国際特許分類】
   F16F 15/02 20060101AFI20201207BHJP
   F16C 29/04 20060101ALI20201207BHJP
   E04H 9/02 20060101ALI20201207BHJP
【FI】
   F16F15/02 L
   F16F15/02 M
   F16C29/04
   E04H9/02 331D
【請求項の数】6
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-74982(P2016-74982)
(22)【出願日】2016年4月4日
(65)【公開番号】特開2017-187083(P2017-187083A)
(43)【公開日】2017年10月12日
【審査請求日】2019年4月2日
(73)【特許権者】
【識別番号】513207932
【氏名又は名称】李 茂▲どぅん▼
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100080252
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 征四郎
(72)【発明者】
【氏名】李茂▲どぅん▼
【審査官】 保田 亨介
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3204778(JP,U)
【文献】 特開平10−280730(JP,A)
【文献】 特開2013−068328(JP,A)
【文献】 特開2004−353747(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2010−0012940(KR,A)
【文献】 特開2000−193024(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H9/00−9/16
F16C29/00−31/06
F16F15/00−15/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
十字型防振台であって、
スライダー本体と、
前記スライダー本体上端面に滑設される上側ガイドレールと、
前記スライダー本体下面に滑設される下側ガイドレールと、
記スライダー本体上端面と前記上側ガイドレールとの間に設けられる上側保持装置と、
前記スライダー本体下端面と前記下側ガイドレールとの間に設けられる下側保持装置と、
前記上側保持装置および前記下側保持装置に取り付けられ、前記スライダー本体上端面と前上側ガイドレールとの間、および、前記スライダー本体下端面と前記下側ガイドレールとの間、で転がる多数のボールスクリューと、を含み
前記スライダー本体の上端面と下端面にそれぞれ軌道溝を凹設し、それぞれの前記軌道溝は断面視で矩形状であって、かつ、当該スライダー本体を平面視したときに上端面の前記軌道溝と下端面の前記軌道溝が互いに十字交差するように配置し、
このとき、前記スライダー本体上端面に凹設された前記軌道溝を上側軌道溝とし、
前記スライダー本体下端面に凹設された前記軌道溝を下側軌道溝とし、
前記上側軌道溝の底および前記下側軌道溝の天面は、該軌道溝と並行する第1ボールスクリュー案内溝が形され、
このとき、前記上側軌道溝に設けられた前記第1ボールスクリュー案内溝を上側第1ボールスクリュー案内溝とし、
前記下側軌道溝に設けられた前記第1ボールスクリュー案内溝を下側第1ボールスクリュー案内溝とし、
前記上側軌道溝および前記下側軌道溝両側に垂直する壁面には、該軌道溝と並行する第2ボールスクリュー案内溝が形され、
このとき、前記上側軌道溝に設けられた前記第2ボールスクリュー案内溝を上側第2ボールスクリュー案内溝とし、
前記下側軌道溝に設けられた前記第2ボールスクリュー案内溝を下側第2ボールスクリュー案内溝とし、
前記上側ガイドレールの下面には、当該ガイドレールに沿って設けられた案内溝であって、前上側第1ボールスクリュー案内溝に対応する上側第3ボールスクリュー案内溝が設けられ、
前記下側ガイドレールの上面には、当該ガイドレールに沿って設けられた案内溝であって、前記下側第1ボールスクリュー案内溝に対応する下側第3ボールスクリュー案内溝が設けられ、
前記上側ガイドレールの両側面には、当該ガイドレールに沿って設けられた案内溝であって、前記上側第2ボールスクリュー案内溝に対応する上側第4ボールスクリュー案内溝が設けられ、
前記下側ガイドレールの両側面には、当該ガイドレールに沿って設けられた案内溝であって、前記下側第2ボールスクリュー案内溝に対応する下側第4ボールスクリュー案内溝が設けられ、
前記上側第1ボールスクリュー案内溝、前記下側第1ボールスクリュー案内溝、前記上側第3ボールスクリュー案内溝、および、前記下側第3ボールスクリュー案内溝は、矩形ボールスクリュー案内溝であり、
前記上側第2ボールスクリュー案内溝、前記下側第2ボールスクリュー案内溝、前記上側第4ボールスクリュー案内溝、および、前記下側第4ボールスクリュー案内溝は、V形ボールスクリュー案内溝であり、
前記上側保持装置は、U字形プレートであって、当該上側保持装置の下面部には、前記上側第1ボールスクリュー案内溝と前記上側第3ボールスクリュー案内溝との間で転がる多数の円柱状のボールスクリューを1つずつ保持するようにあけられた複数の上側第1制限孔が設けられ、
前記上側保持装置の両側壁には、前記上側第2ボールスクリュー案内溝と前記上側第4ボールスクリュー案内溝との間で転がる多数の円柱状のボールスクリューを1つずつ保持するようにあけられた複数の上側第2制限孔が設けられ、
前記下側保持装置は、逆U字形プレートであって、当該下側保持装置の上面部には、前記下側第1ボールスクリュー案内溝と前記下側第3ボールスクリュー案内溝との間で転がる多数の円柱状のボールスクリューを1つずつ保持するようにあけられた複数の下側第1制限孔が設けられ、
前記下側保持装置の両側壁には、前記下側第2ボールスクリュー案内溝と前記下側第4ボールスクリュー案内溝との間で転がる多数の円柱状のボールスクリューを1つずつ保持するようにあけられた複数の下側第2制限孔が設けられ、
前記上側第1制限孔と前記下側第1制限孔とに配置される前記ボールスクリューは、その中心線の方向が水平と平行になるように配置されており、
さらに、
前記上側第2制限孔に配置される前記ボールスクリューは、その中心線の方向が水平に対して+45度傾斜したものと−45度傾斜したものとがあり、かつ、−45度に傾斜したものの方が+45度に傾斜したものよりも多くなるように配置され、
前記下側第2制限孔に配置される前記ボールスクリューは、その中心線の方向が水平に対して+45度傾斜したものと−45度傾斜したものとがあり、かつ、+45度に傾斜したものの方が−45度に傾斜したものよりも多くなるように配置されている
ことを特徴とする十字型防振台。
【請求項2】
請求項1に記載の十字型防振台において、
前記上側第2制限孔に配置される前記ボールスクリューにおいて、−45度に傾斜したものと、+45度に傾斜したものと、の数の比は、5:1であり、
前記下側第2制限孔に配置される前記ボールスクリューにおいて、+45度に傾斜したものと、−45度に傾斜したものと、の数の比は、5:1である
ことを特徴とする十字型防振台。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の十字型防振台において、
前記上側第1制限孔、前記上側第2制限孔、前記下側第1制限孔、および、前記下側第2制限孔の縁部に、前記ボールスクリューを制限する多数の制限部を設ける
ことを特徴とする十字型防振台。
【請求項4】
請求項から請求項3のいずれかに記載の十字型防振台において、
上側ガイドレールはその上面側に、前記下側ガイドレールはその下面側に、それぞれ取り付けプレートを有しており、
前記上側ガイドレールの前記取り付けプレートが設備の底部に固され、
前記下側ガイドレールの前記取り付けプレートが基柱または地面に固定される
ことを特徴とする十字型防振台。
【請求項5】
請求項4に記載の字型防振台において、
前記設備は、建造物、機械、キッチン棚、および、ショーウィンドウのうちから選択される1つである
ことを特徴とする十字型防振台。
【請求項6】
請求項から請求項5のいずれかに記載の十字型防振台において、
前記上側ガイドレールおよび前記下側ガイドレールそれぞれ覆う防塵フードをさらに有し、
前記防塵フードは複数枚の保護カーバーを互いに可動に嵌め合わせて構成されるか、または一つのひだ状の防塵フードより構成される
ことを特徴とする十字型防振台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種の十字型防振台に関し、特に2つが交差して垂直方向運動の線形滑り運動の滑り台構造設計により、防振台に地震が上に伝わる振動ことを軽減できる、免震設備に関する。
【背景技術】
【0002】
地震活動は主に地殻のエネルギー放出現象に振動を引き起こし、地球上の主な自然災害の一つである。地震の震度が一定のクラスに達すると、人類に莫大な財産損失と人のけがをもたらす。さらに、財産損失と人のけや死亡の主因は、建造物の倒壊と家具や重量物の傾倒によるものである。建造物が倒壊に至らない場合であっても、室内の棚またはラックが傾倒すると、居合わせた人員が押しつぶされてけが、またはぶつかってけがを負う、その他に、荷物、高価な芸術品等を壊す恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平8−240033号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
日本は地震被害でもっとも頻繁な国である。そのために業者は建造物に免震効果を提供できる構造が設計されている。特開平8−240033号免震装置(特許文献1)によれば、構造物の重量に耐えられ、かつ強い引抜き力を有し、震動時に免震物の水平を保持し、又、免震物の重量が大幅に変っても固有周期を一定に保てる免震装置を提供する。前記免震構造は、主に梁と基柱との間に免震装置を有し、前記免震構造は鋼板とプラスチック部材を多層に交互して畳設することによって、前記免震装置の底部を基柱に固定し、免震装置の上部を梁の底部端に固定することによって、地震発生時の水平方向の移動力量が引き抜かれる。しかし、係る免震装置の構造のうち、プラスチック部材が複数層を設けられているため、垂直負荷の支え能力は限られており、さらにプラスチック部材は時間経過後、部材の劣化と解離等の問題を引き起こし、建造物の支承機能が大幅に影響される。
【0005】
前述した課題について、考案人より建造物の梁または棚など装置の底部に取付けて、地震の揺れにより、建造物または設備の傾倒を予防して置き、垂直負荷の性能を向上し、使用寿命を長くし、コスト軽減の目的を達成できる十字型防振台を提供する。
【0006】
本発明の目的は、十字型防振台に2つが交差して垂直方向運動する線形の滑り移動構造の設計により、建造物その他設備の支承に適用できる免震台を構成し、地震の揺れによる建造物または設備の傾倒を防止し、垂直負荷の支承性能を向上し、十字型防振台の分離を防止し、使用寿命とコスト軽減等の効果を達成する十字型防振台を提供する。
【0007】
前述目的を達成するため、本発明の十字型防振台の好ましい技術手段は、スライダー本体と、スライダー本体上端の表面及び下端の表面に滑設する2つのガイドレールと、それぞれスライダー本体とガイドレールとの間に設ける一つまたはそれ以上の保持装置と、保持装置に取り付けて、スライダー本体と、ガイドレールとの間に転がる多数のボールスクリューと、を含む。その特徴として、スライダー本体の上端面と下端面にそれぞれ2本の軌道溝を凹設し、かつ上端面の軌道溝と下端面の軌道溝が互いに十字交差するように配置し、各軌道溝の底面に一つまたはそれ以上を係る軌道溝と並行する第1ボールスクリュー案内溝を形成し、軌道溝両側に垂直する壁面はそれぞれ軌道溝と並行する第2ボールスクリュー案内溝を形成し、ガイドレールを滑り自在に軌道溝に嵌め合わせ、ガイドレールにそれぞれ係る第1ボールスクリュー案内溝に対応する一つまたはそれ以上の第3ボールスクリュー案内溝を有し、両側は係る第2ボールスクリュー案内溝に対応する第4ボールスクリュー案内溝を有し、多数のボールスクリューをそれぞれ回転自在にて保持装置に嵌設し、それぞれ第1ボールスクリュー案内溝と第3ボールスクリュー案内溝との間に転がることによって、第2ボールスクリュー案内溝と第4ボールスクリュー案内溝との間に転がることによって、2つのガイドレールがスライダー本体の上端面と下端面向い合って滑り移動される。
【0008】
前述十字型防振台において、第1ボールスクリュー案内溝と第3ボールスクリュー案内溝は、矩形ボールスクリュー案内溝である。
【0009】
前述十字型防振台において、第2ボールスクリュー案内溝と第4ボールスクリュー案内溝は、V形ボールスクリュー案内溝である。
【0010】
前述十字型防振台において、保持装置は逆U字金属プレートであり、保持装置の上部は第1ボールスクリュー案内溝に対応して、多数に配列する第1制限孔を設け、保持装置の両側は第2ボールスクリュー案内溝に対応して、多数に配列する第2制限孔を設け、多数のボールスクリューをそれぞれ第1制限孔と第2制限孔に設けられている。
【0011】
前述十字型防振台において、第2制限孔内部のボールスクリューは、軸心を90度に交差し配置されている。
【0012】
前述十字型防振台において、第1制限孔と第2制限孔の縁部に、ボールスクリューを制限する多数の制限部を設けられている。
【0013】
前述十字型防振台において、それぞれのガイドレールに取り付けプレートと、取り付けプレートの一表面に形成していて、滑り移動自在に軌道溝に嵌め合わせる2つの突出レールを有し、第3ボールスクリュー案内溝を突出レールの上面に形成し、第4ボールスクリュー案内溝を突出レールの両側に形成する。
【0014】
前述十字型防振台において、取り付けプレートに固定素子を穿設するため多数の通り孔を設けられている。
【0015】
前述十字型防振台において、ガイドレールを覆う防塵フードをさらに有し、防塵フードは複数枚の保護カーバーを互いに可動に嵌め合わせて構成するか、または一つのひだ状の防塵フードより構成されても良い。
【0016】
本発明の十字型防振台を適用すれば、スライダー本体上端面のガイドレールを建造物、機械またはショーウィンドウ等の設備の底部に結合し、スライダー本体下端面のガイドレールを基柱または地面に結合し、上下2つのガイドレールが垂直に交差する滑り移動構造によって、地震の揺れが十字型防振台によって引き抜かれ、揺れが建造物、機械またはショーウィンドウ等の設備に伝わる力量を軽減することによって、免震効果を達成する。さらに、本発明において、ボールスクリューを制限するためのボールスクリュー案内溝と、保持装置の制限孔を設けており、多数のボールスクリューを一斉に転がすため、互いに干渉せずに、確実な免震効果を有する。この他に、本発明の保持装置両側のボールスクリューの軸心を90度に交差し配置しており、両側のボールスクリューをスライダー本体と、ガイドレール両側のV形ボールスクリュー案内溝に当接させ、垂直方向の負荷と水平方向の負荷を同時に支承する効果を発揮すると同時に、スライダー本体とガイドレールが振動による分離を防げる。
【課題を解決するための手段】
【0017】
本発明の十字型防振台は、スライダー本体と、2つのガイドレールと、2つの保持装置と、保持装置に取り付ける多数のボールスクリューと、を含む。スライダー本体の上下端面にそれぞれ複数の軌道溝を設け、上下端面の軌道溝は順方向に複数本の凹み形ボールスクリュー案内溝を成形して十字型に交差して設置し、軌道溝の両側の垂直壁面は順方向にそれぞれ案内溝を成形し、ガイドレールのレール上面は順方向に複数本の凹み形ボールスクリュー案内溝を成形し、ボールスクリューを保持装置の上に取り付けて、2つのガイドレールのレールの表面に敷設して、スライダー本体の滑りブッシュを2つのガイドレール上に取付け、2つのガイドレールはスライダー本体の外部表面に伸縮カーバーを取り付け、スライダー本体はボールスクリューの支えによって、ガイドレールにて順調に滑り移動して免震台を構成し、免震台によって、地震が上方の構造に与える振動を軽減し免震効果を達成する。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明の十字型防振台による上視の立体態様図である。
図2】本発明の十字型防振台による局所の仰観立体態様図である。
図3】本発明の十字型防振台による正面態様図である。
図4】本発明の十字型防振台による側面態様図である。
図5】本発明の保持装置とボールスクリューの分解の立体態様図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、添付図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明する。
【実施例】
【0020】
図1図2を参照する。本発明の十字型防振台は、建造物の柱または梁、機具、キッチン棚その他物品に適用できる免震装置である。好ましい実施例として、は、スライダー本体1、スライダー本体1の上端面と下端面に滑り移動自在に手設ける2つのガイドレール2、それぞれスライダー本体1とガイドレール2との間に設ける一つまたはそれ以上の保持装置3、保持装置3に取り付け、スライダー本体1と、ガイドレール2との間に転がり、ガイドレール2が滑り移動できる多数のボールスクリュー4、5と、を含む。
【0021】
そのうち、スライダー本体1は金属部材を加工された矩形のブロック体であり、図1ないし図4に示すように、上端面11と下端面12はそれぞれに加工して、2本の軌道溝13、14を凹設し、軌道溝13、14をそれぞれスライダー本体1の両端に延設していて、かつ上端面11の軌道溝13と、下端面12の軌道溝14を互いに十字交差して配置し、それぞれの軌道溝13、14の底面にそれぞれ軌道溝13、14と並行する一つまたはそれ以上の第1ボールスクリュー案内溝131、141を形成し、軌道溝13、14両側の垂直する壁面に軌道溝13、14と並行する第2ボールスクリュー案内溝132、142をそれぞれ形成する。
【0022】
2つのガイドレール2は細長い状を形成しており、図1ないし図4に示すように、その一面はそれぞれ滑り移動自在にて、スライダー本体1の軌道溝13、14に嵌め合わせる2つの突出レール21を設け、突出レール21の上面は第1ボールスクリュー案内溝131、141に対応する一つまたはそれ以上の第3ボールスクリュー案内溝211を有し、突出レール21の両側は第2ボールスクリュー案内溝132、142に対応する第4ボールスクリュー案内溝212を有する。
【0023】
保持装置3はプレス加工により、逆U字金属プレートを形成するか、または射出成形により形成するプラスチックプレートである。図1図2及び図5に示すように、保持装置3をガイドレール2の突出レール21と、スライダー本体1の軌道溝13、14との間に取り付けられ、保持装置3の上部は第1ボールスクリュー案内溝131、141に対応する多数の第1制限孔31を配置され、保持装置3の両側は、第2ボールスクリュー案内溝132、142に対応する多数の第2制限孔32を配置されている。そのうち、第1制限孔31と、第2制限孔32の縁部は、それぞれのボールスクリュー4、5を制限するため、多数の制限部311、321を設けられている。
【0024】
係る多数のボールスクリュー4、5は円柱体であり、図1図2及び図5に示すように、ボールスクリュー4を回動自在にて、それぞれ保持装置3上部の第1制限孔31に設けられ、ボールスクリュー5を回動自在にて、それぞれ両側の第2制限孔32に設けていて、かつボール4がそれぞれ第1ボールスクリュー案内溝131、141と第3ボールスクリュー案内溝211との間で転がすことができるように設け、ボールスクリュー5がそれぞれ両側の第2ボールスクリュー案内溝132、142と第4ボールスクリュー案内溝212との間で転がすことができるように設ける。これにより、本発明の十字型防振台を組み立てられ、2つのガイドレール2がスライダー本体1の上端面と下端面で向い合って滑り移動することができる。
【0025】
引き続き、図1図2及び図5に示すように、前述したスライダー本体1の第1ボールスクリュー案内溝131、141と、ガイドレール2の第3ボールスクリュー案内溝211は、矩形ボールスクリュー案内溝を実施し、各ボールスクリュー4を水平に第1ボールスクリュー案内溝131、141と第3ボールスクリュー案内溝211との間に設けることが好ましいである。本発明の十字型防振台は、垂直方向の重負荷の支承効果を有する。前述スライダー本体1の第2ボールスクリュー案内溝132、142とガイドレール2の第4ボールスクリュー案内溝212好ましくは、V形ボールスクリュー案内溝を実施し、ボールスクリュー5の軸心が90度を交差して配列し、係る保持装置3及び第2制限孔32に設置することにより、ボールスクリュー5の軸心が90度を交差して配列して、係るボールスクリュー案内溝132、142と、第4ボールスクリュー案内溝212との間で転がすことができるように設ける。これにより、本発明の十字型防振台に垂直方向の負荷と水平方向の負荷を同時に支承する効果を持ち、さらに、スライダー本体1とガイドレール2が振動による分離を防げる。
【0026】
引き続き、図1図2を参照する。前述ガイドレール2を取り付けプレート22に実施し、取り付けプレート22の一面に突出レール21を組み付けるか、または成形する。さらに、係る取り付けプレート22の縁部に固定素子を穿設するため多数の通り孔23を設けて置き、これにより、スライダー本体1上端面のガイドレール2の取り付けプレート22を建造物、機械またはキッチン棚など設備の底部に固定し、スライダー本体1下端面のガイドレール2の取り付けプレート22を基柱または地面に固定することができる。
【0027】
この他に、図3及び図4に示すように、本発明の十字型防振台のボールスクリュー溝と、保持装置3とボールスクリュー4、5の保護及びスライダー本体1と2つのガイドレール2の滑り移動の精密度を維持するため、例えば2つのガイドレール2に防塵フード6をそれぞれに設け、係る防塵フード6は、多数の逆U字の保護カーバー61を互いに可動に嵌め合わせて形成するか、または逆U字のひだ状防塵フードより構成することができる。これにより、防塵フード6の一端または選択した場所をガイドレール2に結合し、もう一端をスライダー本体1に結合することによって、防塵フード6と十字型防振台の精密度の効果を維持できるほか、スライダー本体1と2つのガイドレール2との滑り移動による振動防止機能も影響されない。
【0028】
本発明を建造物の免震構造に適用する場合は、スライダー本体1下方のガイドレール2を基礎または梁または柱に結合し、スライダー本体1上方のガイドレール2を建造物の梁または柱と基礎あるいは下部層の梁または柱に結合して、十字型滑り台を介して、可動に連結する。さらに、建造物の等間隔の箇所に本発明の十字型防振台を複数に設置し、建造物の重量を各十字型防振台に分散して均等に支承して置く。地震発生したとき、建造物の基礎または下部層の梁や柱が影響を受けて移動したとき、建造物に取り付けた十字型滑り台が反対方向の移動を順調に誘導し、平行方向の地震波による移動を引き抜き、建造物が地震の移動に影響されない。同じ道理に、本発明を精密機械または置物(例えば、高価なワイン棚、骨董棚など)の下部に取り付けても、同じく地震による損傷を防ぐ安全効果を達成できる。
【0029】
以上に説明した通り、本発明の十字型防振台は新規性と進歩性を有し、技術手段も新規発想であり、さらに、効果と設計目的も一致しており、明らかに合理な進歩性を有する。
【符号の説明】
【0030】
1 スライダー本体
11 上端面
12 下端面
13、14 軌道溝
131、141 第1ボールスクリュー案内溝
132、142 第2ボールスクリュー案内溝
2 ガイドレール
21 突出レール
211 第3ボールスクリュー案内溝
212 第4ボールスクリュー案内溝
22 取り付けプレート
23 通り孔
3 保持装置
31 第1制限孔
311 制限部
32 第2制限孔
321 制限部
4、5 ボールスクリュー
6 防塵フード
61 保護カーバー
図1
図2
図3
図4
図5