【文献】
株式会社日立製作所ICT事業統括本部,日立アドバンストサーバHA8000シリーズユーザーズガイド〜リモートマネジメント編〜,2016年 4月,第2版,pp.2,93−94,特にpp.93−94参照,URL,http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/ha8000/hard/xn/9_remotemanagement/r44bn01600/R44BN01600-2.pdf
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
候補サーバーの既に起動されたIFにおけるAgentがRAID設定を完成したことをモニターすると、前記サーバー管理装置は該候補サーバーにIF終了コマンドを送信すること
を更に含む請求項1に記載の方法。
サーバー管理装置であって、プロセッサと機械読取可能な記録媒体とを備え、前記機械読取可能な記録媒体に前記プロセッサによって実行されることができる機械実行可能なコマンドを記憶しており、前記機械実行可能なコマンドによって、前記プロセッサに、
該サーバー管理装置が管理した全てのサーバーからRAID設定を実行すべき1つ又は複数の候補サーバーを選択することと、
バッチ式で各候補サーバーに集積高速インテリジェント拡張なツールキットIF起動コマンドを送信し、前記各候補サーバーに設置されたSDカードを先に起動し、前記SDカードから前記各候補サーバーに関連付けられたIFにアクセスすることで、前記IFを起動することと、
候補サーバーにより前記IF起動コマンドに基づいてIFの起動が完成された後に、IFにおけるエージェントAgentに関連付けられた指定ポートにIPアドレスを割り当てることと、
前記指定ポートに割り当てられたIPアドレスに基づいて前記指定ポートとネットワーク接続を確立し、前記ネットワーク接続によってRAID設定コマンドを送信することにより、前記AgentにRAID設定を実行させることと、
を実行させるサーバー管理装置。
機械読取可能な記録媒体であって、機械実行可能なコマンドを記憶しており、前記機械実行可能なコマンドは、プロセッサによって呼び出されて実行される際に、前記プロセッサに請求項1に記載のRAID設定方法を実行させる機械読取可能な記録媒体。
【発明を実施するための形態】
【0006】
以下、本開示の実施例における図面を参照して、本開示の実施例に係る技術案を明確かつ完全に説明する。無論、説明される実施例は全部の実施例ではなく、ただ本開示の一部の実施例だけである。本開示における実施例に基づいて、当業者にとって、創造的な労働を行わない前提で得られるすべての他の実施例は、いずれも本開示が特許請求する範囲に入る。
【0007】
図1は本開示によるRAID設定方法を示すフローチャートである。
図1に示すように、該方法は以下のステップを含む。
【0008】
ステップ101において、サーバー管理装置は該装置に管理されている全てのサーバーからRAID設定を実行する必要がある候補サーバーを選択する。
【0009】
実際の応用では、1つのサーバー管理装置が多数のサーバーを管理できるが、各サーバーはいずれもRAID設定を実行する必要があるわけではない。これにより、本開示において、実際のニーズに応じて、管理している全てのサーバーからRAID設定を実行する必要があるサーバーを選択することができる。ここで、RAID設定を実行する必要がない他のサーバーと区別しやすいために、RAID設定を実行する必要があるサーバーを候補サーバーと略称する。
【0010】
ステップ102において、サーバー管理装置は集積高速インテリジェント拡張なツールキット(IF:Integrated Fast Intelligent Scalable Toolkit)起動コマンドをバッチ式で各候補サーバーに送信する。
【0011】
ステップ103において、候補サーバーは、サーバー管理装置から送ってきたIF起動コマンドを受信し、受信したIF起動コマンドに基づいてIFを起動する。
【0012】
本開示において、各候補サーバーは1つの対応するIFに関連付けられる。これにより、ステップ103において、候補サーバーがその受信したIF起動コマンドに基づいて起動したIFは、候補サーバーに関連付けられるIFである。本開示において、IFは例えばLinux、windows又はその他のシステム等などの一般的なオペレーティングシステムでよく、エージェント(Agent)とRAID設定ツールを有して、起動アイテムをカスタマイズしているため、起動後にAgentを自動に実行することができる。
【0013】
本開示の一実施例として、本開示において、各候補サーバーのローカルに1つのセキュアデジタルカード(SDcard)を設置し、候補サーバーに関連付けられるIFをSDカードに記憶することができる。これにより、上記ステップ103において、候補サーバーがその受信したIF起動コマンドに基づいてIFを起動することは、具体的に、候補サーバーはその受信したIF起動コマンドに基づいて本サーバーに設置されたSDカードを先に起動し、SDカードから本候補サーバーに関連付けられたIFにアクセスすることで、候補サーバーに関連付けられたIFを起動することを実現する。
【0014】
本開示の他の実施例として、候補サーバーに関連付けられたIFはSDカードに記憶しなくてもよく、従って、各候補サーバーにSDカードを設置する必要がない。例えば、候補サーバーに関連付けられたIFは、遠隔プレブート実行環境(Pre−boot Execution Environment、PXE)サーバーに記憶されたり、オプティカルドライブによりイメージファイルをマウントする方式でロードされたり、その他の記憶媒体等に記憶されたりする。本開示において、IFから起動することを確保すればよく、本開示はIFの記憶場所に制限がない。IFが遠隔PXEサーバーに記憶されたり、オプティカルドライブによりイメージファイルをマウント方式でロードされたり、その他の記憶媒体等に記憶されたりする際のIFの起動方法について、本開示は具体的に制限しなく、IFから起動することを前提として、当業者は如何なる実現可能な方法を使用することができる。
【0015】
ステップ104において、候補サーバーがIFの起動を完成した後に、サーバー管理装置はIFにおけるエージェント(Agent)に関連付けられた指定ポートにIPアドレスを割り当てる。
【0016】
ステップ105において、サーバー管理装置は指定ポートに割り当てられたIPアドレスに基づいて指定ポートとネットワーク接続を確立し、前記ネットワーク接続によってRAID設定コマンドを送信することにより、該AgentにRAID設定を実行させる。
【0017】
これにより、
図1に示すフローを完成する。
【0018】
図1に示すフローから分かるように、本開示において、RAID設定を実行する必要がある際に、バッチ式でRAID設定が必要な各サーバーにIF起動コマンドを送信することにより、各サーバーがその受信したIF起動コマンドに基づいてIFを起動し、起動を完成した各IFにおけるAgentにRAID設定コマンドを送信してRAID設定を実行させる。従って、バッチ式でRAIDを設定することにより、各サーバーがそれぞれにBIOSに入ってRAID設定を実行する必要がなくなり、RAID設定の効率を向上させた。そして、サーバー管理装置によってRAID設定が必要なサーバーのそれぞれを制御してRAID設定を実行することにより、操作が簡単になり、人件費を節約できる。
【0019】
応用において、サーバーに1つの専用のサービスプロセッサがあり、センサによってコンピュータ、ネットワークサーバー、或いはその他のハードウェア駆動装置の状態をモニターし、独立した接続回線によってシステム管理者と通信することができる。該サービスプロセッサは基板管理コントローラ(BMC:Baseboard Management Controller)と略称する。BMCはインテリジェントプラットフォーム管理インターフェイス(IPMI:Intelligent Platform Management Interface)の一部であり、通常、テンプレート或いはモニターされる装置のメイン回路基板に含まれる。
【0020】
これにより、本開示の一実施例として、上記ステップ102において、バッチ式で各候補サーバーにIF起動コマンドを送信することは、具体的に、バッチ式で各候補サーバーにおけるBMCにIF起動コマンドを送信することである。一実施例として、ここでのIF起動コマンドは一回限り有効なコマンドであるが、デフォルトで永久に有効なものではない。
【0021】
同様に、上記ステップ103において、候補サーバーがサーバー管理装置から送ってきたIF起動コマンドを受信し、受信したIF起動コマンドに基づいてIFを起動することは、具体的に、候補サーバーにおけるBMCは、サーバー管理装置から送ってきたIF起動コマンドを受信し、受信したIF起動コマンドに基づいて関連付けられたIFを起動することである。一実施例として、候補サーバーにおけるBMCは、サーバー管理装置から送ってきたIF起動コマンドを受信した後に、この時にサーバーが既にその他のシステムを起動した可能性がある。このような場合に、候補サーバーにおけるBMCは、まず基本入出力システム(BIOS:Basic Input Output System)を再起動し、その後に関連付けられたIFを起動しなければならない。
【0022】
一実施例として、以上で説明したステップ104において、起動を完成したIFにおけるAgentに関連付けられた指定ポートにIPアドレスを割り当てることは、具体的に、以下のことを含んでもよい。
【0023】
ステップa1において、起動を完成したIFにおけるカスタマイズの起動アイテムによって該IFにおけるAgentを起動する。
【0024】
ステップa2において、起動後のAgentを指定ポートに関連付ける。
【0025】
ステップa3において、動的ホスト設定プロトコル(DHCP:Dynamic Host ConfigurationProtocol)によってAgentに関連付けられた指定ポートにIPアドレスを割り当てる。具体的に、本開示において、如何にDHCPによってAgentに関連付けられた指定ポートにIPアドレスを割り当てるかについては、従来のIPアドレスの割り当て方法を使用することができ、本開示は具体的に制限しない。
【0026】
上記のように、上記のIF起動コマンドは一回限り有効なコマンドであり、RAID設定を完成すると無効となる。具体的に、本開示において、サーバー管理装置はIFにおけるAgentがRAID設定を完成したことをモニターすると、該IFに関連付けられた候補サーバー(具体的にBMCである)にIF終了コマンド(exit command)を送信する。
【0027】
候補サーバー(具体的にBMCである)はIF終了コマンドを受信した後に、IFを終了する。
【0028】
以下、候補サーバーのローカルにSDカードを設置しており且つ候補サーバーに関連付けられたIFがSDカードに記憶されていることを例として、本開示による上記方法を説明する。
【0029】
図2は本開示による実施例の模式図である。
図2では、Server201〜Server203との3つのサーバーがある。Server201〜Server203はいずれもBMC20を含む。Server201〜Server203はBMC20以外のモジュールも含んでいるが、本実施例との関連が薄いため、ここで詳細に説明しない。
【0030】
図2では、Server201〜Server203にそれぞれSDカードを予め設置しており、Server201に設置されたSDカードをSD1とし、Server202に設置されたSDカードをSD2とし、Server203に設置されたSDカードをSD3とする。
【0031】
図2では、SD1は、SD1に関連付けられたIF(IF1とする)が予め記憶されており、SD2はSD2に関連付けられたIF(IF2とする)が予め記憶されており、SD3はSD3に関連付けられたIF(IF3とする)が予め記憶されている。
【0032】
図2に示すサーバー管理装置200はServer201〜Server203を管理する。
図2に示すServer201〜Server203はいずれもRAID設定を実行する必要がある。
【0033】
図2に示すように、サーバー管理装置200はバッチ式でServer201〜Server203におけるBMC20にIF起動コマンドを送信する。
【0034】
Server201におけるBMC20はIF起動コマンドを受信した後に、既にその他のオペレーティングシステムを起動したことを発見すると、BIOSを再起動し、その後にSD1を起動し、SD1からIF1に入ることにより、IF1を起動するようにする。
【0035】
Server202におけるBMC20はIF起動コマンドを受信した後に、既にその他のオペレーティングシステムを起動したことを発見すると、BIOSを再起動し、その後にSD2を起動し、SD2からIF2に入ることにより、IF2を起動するようにする。
【0036】
Server203におけるBMC20はIF起動コマンドを受信した後に、現在その他のオペレーティングシステムを起動したことを発見すると、BIOSを再起動し、その後にSD3を起動し、SD3からIF3に入ることにより、IF3を起動するようにする。
【0037】
サーバー管理装置200はIF1の起動を完成した後に、IF1におけるカスタマイズの起動アイテムによって該IF1におけるAgent(Agent1とする)を起動し、Agent1を指定ポートに関連付ける(Port1_1とする)。その後、DHCPの規定に従ってPort1_1にIPアドレス(IP1_1とする)を割り当てる。
【0038】
サーバー管理装置200はIF2の起動を完成した後に、IF2におけるカスタマイズの起動アイテムによって該IF2におけるAgent(Agent2とする)を起動し、Agent2を指定ポート(Port1_2とする)に関連付ける。その後、DHCPの規定に従ってPort1_2にIPアドレス(IP1_2とする)を割り当てる。
【0039】
サーバー管理装置200はIF3起動を完成した後に、IF3におけるカスタマイズの起動アイテムによって該IF3におけるAgent(Agent3とする)を起動し、Agent3を指定ポート(Port1_3とする)に関連付ける。その後、DHCPの規定に従ってPort1_3にIPアドレス(IP1_3とする)を割り当てる。
【0040】
その後、サーバー管理装置200はクライアントとして指定ポートPort1_1とネットワーク接続を確立し、確立したネットワーク接続によって予め設定されたデータプロトコルフォーマットに応じて編成されたRAID設定コマンドをAgent1に送信することができる。Agent1はRAID設定コマンドを受信した後に、IF1におけるRAID設定ツールを呼び出してRAID設定を実行する。
【0041】
同様に、サーバー管理装置200はクライアントとして指定ポートPort1_2とネットワーク接続を確立し、確立したネットワーク接続によって予め設定されたデータプロトコルフォーマットに応じて編成されたRAID設定コマンドをAgent2に送信することができる。Agent2はRAID設定コマンドを受信した後に、IF2におけるRAID設定ツールを呼び出してRAID設定を実行する。
【0042】
サーバー管理装置200はクライアントとして指定ポートPort1_3とネットワーク接続を確立し、確立したネットワーク接続によって予め設定されたデータプロトコルフォーマットに応じて編成されたRAID設定コマンドをAgent3に送信することができる。Agent3はRAID設定コマンドを受信した後に、IF3におけるRAID設定ツールを呼び出してRAID設定を実行する。
【0043】
以上の方法はバッチ式でRAIDを設定する目的を達成し、RAID設定の効率を向上させ、且つ該RAIDの設定がサーバー管理装置により動的実現され、操作が簡単になり、人件費のコストを節約する。
【0044】
サーバー管理装置200はAgent1がRAID設定を完成した後に、Server201におけるBMC20にIF終了コマンドを送信する。Server201におけるBMC20はIF終了コマンドを受信した後に、IFを終了する。
【0045】
同様に、サーバー管理装置200はAgent2がRAID設定を完成した後に、Server202におけるBMC20にIF終了コマンドを送信する。Server202におけるBMC20はIF終了コマンドを受信した後に、IFを終了する。サーバー管理装置200はAgent3がRAID設定を完成した後に、Server203におけるBMC20にIF終了コマンドを送信する。Server203におけるBMC20はIF終了コマンドを受信した後に、IFを終了する。
【0046】
これまで、
図2に示す実施例の説明を完成した。
【0047】
以上で本開示による方法を説明した。以下、本開示による装置を説明する。
【0048】
図3は本開示によるサーバー管理装置のハードウェア構造図である。
【0049】
図3に示すように、該装置はプロセッサ301と、機械実行可能なコマンドを記憶している機械読取可能な記録媒体302とを含んでいる。プロセッサ301と機械読取可能な記録媒体302とはシステムバス303を介して通信できる。そして、プロセッサ301は、機械読取可能な記録媒体302におけるRAID設定ロジックに対応する機械実行可能なコマンドを読み取り実行することによって、以上で説明したRAID設定方法を実行することができる。
【0050】
本文で言及した機械読取可能な記録媒体302及びその他の記憶媒体は任意の電子、磁気、光学又はその他の物理記憶装置でよく、例えば実行可能なコマンド、データ等の記憶情報を包含又は記憶することができる。例えば、機械読取可能な記録媒体は、RAM(Radom Access Memory、ラドムアクセスメモリ)、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、フラッシュメモリ、記憶ドライブ(例えばハードドライブドライブ)、ソリッドステートハードドライブ、任意のタイプの記憶ディスク(例えば光ディスク、dvd等)、或いは類似の記憶媒体、或いはそれらの組み合わせであってもよい。
【0051】
図4に示すように、機能的に分割されると、上記RAID設定ロジックは、本装置が管理した全てのサーバーからRAID設定を実行しべき候補サーバーを選択するための選択ユニット401と、
バッチ式で各候補サーバーに集積高速インテリジェント拡張なツールキットIF起動コマンドを送信するためのIF起動コマンドユニット402と、
候補サーバーが前記IF起動コマンドに基づいてIFの起動を完成した後に、IFにおけるエージェントAgentの指定ポートにIPアドレスを割り当てるための割り当てユニット403と、
前記指定ポートに割り当てられたIPアドレスに基づいて前記指定ポートとネットワーク接続を確立し、前記ネットワーク接続によってRAID設定コマンドを送信することにより、前記AgentにRAID設定を実行させるためのRAID設定コマンドユニット404と、
を備える。
【0052】
一例として、前記割り当てユニット403が、IFにおけるエージェントAgentに関連付けられた指定ポートにIPアドレスを割り当てることは、
IFにおけるカスタマイズの起動アイテムによって該IFにおけるAgentを起動することと、
起動後のAgentを指定ポートに関連付けることと、
動的ホスト設定プロトコルDHCPを使用して前記指定ポートにIPアドレスを割り当てることとを含む。
【0053】
一例として、該装置は、候補サーバーの既に起動されたIFにおけるAgentがRAID設定を完成したことをモニターすると、該候補サーバーにIF終了コマンドを送信するためのIF終了コマンドユニット405を更に含む。
【0054】
一例として、前記IF起動コマンドユニット402は各候補サーバーにおける基板管理コントローラ(BMC)にIF起動コマンドを送信することにより、前記BMCにその受信した前記IF起動コマンドに基づいて該候補サーバーに関連付けられたIFを起動させる。
【0055】
本開示の例示によれば、サーバー側で実行するRAID設定方法を更に提供する。該RAID設定方法は、
サーバーがサーバー管理装置から送ってきた集積高速インテリジェント拡張なツールキットIF起動コマンドを受信することと、
前記サーバーがその受信した前記IF起動コマンドに基づいてIFを起動することと、
前記サーバーが、前記IFの起動を完成した後に、前記サーバー管理装置により前記IFにおけるエージェントAgentに関連付けられた指定ポートに割り当てられたIPアドレスに基づいて、前記指定ポートと前記サーバー管理装置との間にネットワーク接続を確立することにより、前記Agentに前記ネットワーク接続によって前記サーバー管理装置から送ってきたRAID設定コマンドを受信させ、前記RAID設定コマンドに基づいてRAID設定を実行させることと、
を含む。
【0056】
一例として、前記サーバーは前記IFにおけるAgentがRAID設定を完成した後に、前記サーバー管理装置から送ってきたIF終了コマンドを受信し、前記IF終了コマンドに基づいてIFを終了する。
【0057】
本開示の例示によれば、RAID設定装置を更に提供する。
図5は本開示による他の装置構造図であり、該装置はサーバーに適用される。
【0058】
図5に示すように、該装置はプロセッサ501と、機械実行可能なコマンドを記憶している機械読取可能な記録媒体502とを含む。プロセッサ501と機械読取可能な記録媒体502とはシステムバス503を介して通信できる。そして、プロセッサ501は、機械読取可能な記録媒体502におけるRAID設定ロジックに対応する機械実行可能なコマンドを読み取り実行することによって、以上で説明したRAID設定方法を実行することができる。
【0059】
図6に示すように、機能的に分割されると、上記RAID設定ロジックは、
サーバー管理装置から送ってきた集積高速インテリジェント拡張なツールキットIF起動コマンドを受信するための受信ユニット601と、
受信した前記IF起動コマンドに基づいてIFを起動するための起動ユニット602と、
前記IFの起動を完成した後に、サーバー管理装置により前記IFにおけるエージェントAgentに関連付けられた指定ポートに割り当てられたIPアドレスに基づいて、前記指定ポートとサーバー管理装置との間にネットワーク接続を確立することにより、前記Agentに前記ネットワーク接続によって前記サーバー管理装置から送ってきたRAID設定コマンドを受信させ、前記RAID設定コマンドに基づいてRAID設定を実行させるための設定ユニット603と、
を備える。
【0060】
一例として、前記受信ユニット601は更に前記IFにおけるAgentがRAID設定を完成した後に、前記サーバー管理装置から送ってきたIF終了コマンドを受信する。前記起動ユニット602は更に前記IF終了コマンドに基づいてIFから終了する。
【0061】
本開示の例示によれば、機械実行可能なコマンドを記憶している機械読取可能な記録媒体を更に提供し、前記機械実行可能なコマンドは、呼び出されて実行される際に、前記プロセッサに、
本装置が管理した全てのサーバーからRAID設定を実行すべき候補サーバーを選択することと、
バッチ式で各候補サーバーに集積高速インテリジェント拡張なツールキットIF起動コマンドを送信することと、
候補サーバーが前記IF起動コマンドに基づいてIFの起動を完成した後に、IFにおけるエージェントAgentに関連付けられた指定ポートにIPアドレスを割り当てることと、
前記指定ポートに割り当てられたIPアドレスに基づいて前記指定ポートとネットワーク接続を確立し、前記ネットワーク接続によってRAID設定コマンドを送信することにより、前記AgentにRAID設定を実行させることと、
を実行させる。
【0062】
IFにおけるエージェントAgentに関連付けられた指定ポートにIPアドレスを割り当てることは、
前記サーバー管理装置がIFにおけるカスタマイズの起動アイテムによって該IFにおけるAgentを起動することと、
前記サーバー管理装置が起動後のAgentを指定ポートに関連付けることと、
前記サーバー管理装置が動的ホスト設定プロトコルDHCPを使用して前記指定ポートにIPアドレスを割り当てることと、
を含む。
【0063】
候補サーバーの既に起動されたIFにおけるAgentがRAID設定を完成したことをモニターすると、該候補サーバーにIF終了コマンドを送信することができる。
【0064】
そのうち、バッチ式で各候補サーバーにIF起動コマンドを送信することは、
前記サーバー管理装置が各候補サーバーにおける基板管理コントローラ(BMC)にIF起動コマンドを送信することにより、前記BMCに受信した前記IF起動コマンドに基づいて該候補サーバーに関連付けられたIFを起動させること
を含む。
【0065】
本開示において、RAID設定を実行する必要がある際に、バッチ式でRAID設定が必要な各サーバーにIF起動コマンドを送信することにより、各サーバーがその受信したIF起動コマンドに基づいてIFの起動を完成し、各IFにおけるAgentにRAID設定コマンドを送信してRAID設定を実行させる。従って、バッチ式でRAIDの設定をすることにより、各サーバーがそれぞれにBIOSに入ってRAID設定を実行する必要がなくなり、RAID設定の効率を向上させた。そして、サーバー管理装置によってRAID設定が必要なサーバーのそれぞれを制御してRAID設定を実行することにより、操作が簡単になり、人件費を節約できる。
【0066】
以上のものは本開示の好ましい実施例だけであり、本開示を制限しなく、本開示の精神及び原則を逸脱しない限り、任意の修正、同等な代替 、改善等は、いずれも本開示が特許請求している範囲に入るべきである。