特許第6799688号(P6799688)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6799688ディスプレイスクリーン、ディスプレイスクリーンを有するモバイル端末、ディスプレイスクリーンの制御方法および制御装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6799688
(24)【登録日】2020年11月25日
(45)【発行日】2020年12月16日
(54)【発明の名称】ディスプレイスクリーン、ディスプレイスクリーンを有するモバイル端末、ディスプレイスクリーンの制御方法および制御装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/02 20060101AFI20201207BHJP
   H04M 1/00 20060101ALI20201207BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20201207BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20201207BHJP
   G09G 5/10 20060101ALI20201207BHJP
【FI】
   H04M1/02 C
   H04M1/00 R
   G09F9/00 302
   G09F9/00 313
   G09F9/00 366G
   G09G5/00 550C
   G09G5/10 Z
【請求項の数】13
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2019-535349(P2019-535349)
(86)(22)【出願日】2017年12月15日
(65)【公表番号】特表2020-504516(P2020-504516A)
(43)【公表日】2020年2月6日
(86)【国際出願番号】CN2017116397
(87)【国際公開番号】WO2018161674
(87)【国際公開日】20180913
【審査請求日】2019年6月27日
(31)【優先権主張番号】201710132551.7
(32)【優先日】2017年3月7日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(72)【発明者】
【氏名】チャン、ハイピン
【審査官】 大橋 達也
(56)【参考文献】
【文献】 特表2019−506766(JP,A)
【文献】 特開2010−122414(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0135328(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0258773(US,A1)
【文献】 特開2012−098726(JP,A)
【文献】 特開2012−137738(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第106453726(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04M 1/00
G09F 9/00
G09G 5/00
G06F 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイパネルを備えるディスプレイスクリーンにおいて、
前記ディスプレイパネルは、アクティブ領域と機能領域とを備え、
前記アクティブ領域は、情報を表示するように設定され、
前記機能領域は、情報を表示するための第1のモードまたは光を透過させるための第2のモードで動作可能であり、
前記機能領域は、前記ディスプレイスクリーンを備えたモバイル端末のカメラ、近接センサ、および周囲光センサを覆い、
前記近接センサは、光を発射するように構成された発光部と、発光部によって発射され外部の物体によって反射された光を受光するように構成された受光部とを備え、
前記発光部、前記受光部、前記カメラ、および前記周囲光センサは、前記携帯端末の筐体の底板に並列で配置され、前記発光部および前記受光部は、前記カメラの反対する両側に配置され、前記周囲光センサは、前記受光部の前記カメラから離れた側に配置され、
前記機能領域の領域は、前記カメラ、前記近接センサ、および前記周囲光センサの領域の合計以上である、
ディスプレイスクリーン。
【請求項2】
請求項1に記載のディスプレイスクリーンにおいて、
前記機能領域は、アクティブ領域に隣接する。
【請求項3】
請求項1に記載のディスプレイスクリーンにおいて、
前記機能領域は、アクティブ領域に囲まれる。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか一項に記載のディスプレイスクリーンにおいて、
前記機能領域はディスプレイパネルの頂部または底部に配置される。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のディスプレイスクリーンにおいて、
前記ディスプレイスクリーンは、前記ディスプレイパネルを覆うカバープレートをさらに備え、カバープレートは透明な材料で作られる。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載のディスプレイスクリーンにおいて、
前記機能領域と前記アクティブ領域は異なる材料で作られる。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載のディスプレイスクリーンと機能アセンブリとを備えるモバイル端末において、
前記機能アセンブリは前記機能領域の下に配置され、
前記機能領域が第2のモードで動作する場合、前記機能アセンブリは前記機能領域を通して発光および受光することができ、
前記機能アセンブリは、カメラ、近接センサ、および周囲光センサを備え、
前記近接センサは、光を発射するように構成された発光部と、発光部によって発射され外部の物体によって反射された光を受光するように構成された受光部とを備え、
前記発光部、前記受光部、前記カメラ、および前記周囲光センサは、前記携帯端末の筐体の底板に並列で配置され、前記発光部および前記受光部は、前記カメラの反対する両側に配置され、前記周囲光センサは、前記受光部の前記カメラから離れた側に配置され、
前記機能領域の領域は、前記カメラ、前記近接センサ、および前記周囲光センサの領域の合計以上である、
モバイル端末。
【請求項8】
請求項7に記載のモバイル端末において、
機能領域は、機能アセンブリの面積以上の面積を有する。
【請求項9】
モバイル端末のディスプレイスクリーンの制御方法において、
前記ディスプレイスクリーンはディスプレイパネルを備え、当該ディスプレイパネルはアクティブ領域と機能領域とを備え、前記モバイル端末は、カメラ、近接センサ、および周囲光センサを備え、
当該方法は、
前記モバイル端末の現在の動作状態を判定することと、
前記モバイル端末の現在の動作状態に応じ、前記機能領域を第1のモードまたは第2のモードで動作するように設定することと、
前記モバイル端末の現在の動作状態に応じ、前記カメラ、前記近接センサおよび前記周囲光センサを動作させることと、を含み、
前記機能領域は、前記ディスプレイスクリーンを備えたモバイル端末のカメラ、近接センサ、および周囲光センサを覆い、
前記近接センサは、光を発射するように構成された発光部と、発光部によって発射され外部の物体によって反射された光を受光するように構成された受光部とを備え、
前記発光部、前記受光部、前記カメラ、および前記周囲光センサは、前記携帯端末の筐体の底板に並列で配置され、前記発光部および前記受光部は、前記カメラの反対する両側に配置され、前記周囲光センサは、前記受光部の前記カメラから離れた側に配置され、
前記機能領域の領域は、前記カメラ、前記近接センサ、および前記周囲光センサの領域の合計以上である、
制御方法。
【請求項10】
請求項に記載の制御方法において、
前記機能領域が前記第1のモードで動作する場合、前記機能領域は情報を表示するように設定され、
前記機能領域が前記第2のモードで動作する場合、前記機能領域は光を透過させるように設定される。
【請求項11】
請求項10に記載の制御方法において、
前記モバイル端末はさらにカメラを備え、
前記モバイル端末の現在の動作状態を判定することは、前記カメラが起動されたかどうかを判定することをさらに含み、
前記機能領域を前記第1のモードまたは第2のモードで動作するように設定することは、
前記カメラが前記機能領域を通して外部画像を取り込むことができるように、前記カメラが起動された場合、前記機能領域を前記第2のモードで動作するように設定することをさらに含む。
【請求項12】
請求項10に記載の制御方法において、
前記モバイル端末は、近接センサをさらに備え、
前記モバイル端末の現在の動作状態を判定することは、前記モバイル端末が通信中であるかどうかを判定することを含み、
前記機能領域を前記第1のモードまたは第2のモードで動作するように設定することは、
前記モバイル端末が通信中である場合、前記機能領域を前記第2のモードで動作するように設定することで、前記近接センサは前記機能領域を通して発光及び受光し、前記モバイル端末と光を反射する外部の物体との間の距離を判定することができるようにすることを含む。
【請求項13】
請求項10に記載の制御方法において、
前記モバイル端末は、周囲光センサをさらに備え、
前記モバイル端末の現在の動作状態を判定することは、前記周囲光センサが起動されたかどうかを判定することを含み、
前記機能領域を前記第1のモードまたは第2のモードで動作するように設定することは、
前記周囲光センサが起動された場合、前記機能領域を前記第2のモードで動作するように設定することで、前記周囲光センサは前記機能領域を通して周囲光をセンシングし、周囲光に応じてディスプレイスクリーンの輝度を調整することができるようにすることを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、端末技術に関し、より詳細には、ディスプレイスクリーン、ディスプレイスクリーンを有するモバイル端末、ディスプレイスクリーンを制御する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
人々はモバイル端末で学習したり娯楽を求めたりすることができます。モバイル端末技術の急速な発展に伴い、モバイル端末はますます普及し、人々の生活に欠かせない設備となっている。人々はモバイル端末を用いて学んだり、娯楽を求めたりすることができる。
【0003】
現在、モバイル端末のディスプレイスクリーンは、通常、表示領域と表示領域の上方に位置する非表示領域とを備える。非表示領域の長さは表示領域の長さと同じである。非表示領域は、主にカメラ、マイク、センサーなどを配置するためのスルーホールを設けるために使用される。従って、非表示領域の幅をより狭くすることができず、表示領域の占める割合は高くならない。
【発明の概要】
【0004】
本開示は、ディスプレイスクリーン、ディスプレイスクリーンを有するモバイル端末、ディスプレイスクリーンを制御する方法および装置を提供することを意図している。
【0005】
本開示の一態様では、ディスプレイスクリーンが提供される。ディスプレイスクリーンはディスプレイパネルを備える。ディスプレイパネルはアクティブ領域と機能領域とを備える。アクティブ領域は情報を表示するように設定され、機能領域は情報を表示するための第1のモードまたは光を透過させるための第2のモードで動作可能である。
【0006】
本開示の別の態様では、モバイル端末が提供される。モバイル端末は、上述のディスプレイスクリーンと機能アセンブリとを備える。機能アセンブリは機能領域の下に配置されている。機能領域が第2のモードで動作するとき、機能アセンブリは機能領域を通して発光および受光することができる。
【0007】
本開示のさらに別の態様では、モバイル端末のディスプレイスクリーンを制御する方法が提供される。ディスプレイスクリーンはディスプレイパネルを備え、ディスプレイパネルはアクティブ領域と機能領域とを備える。当該方法は、モバイル端末の現在の動作状態を確定することと、モバイル端末の現在の動作状態に従って、機能領域を第1のモードまたは第2のモードで動作するように設定する。
【0008】
本開示によれば、ディスプレイスクリーンは、アクティブ領域と機能領域とを有するディスプレイパネルを備える。機能領域が第1のモードで動作するとき、機能領域はアクティブ領域と共に情報を表示するように設定される。機能領域が第2のモードで動作するとき、機能領域は透明であるように設定されるので、機能アセンブリは、透明な機能領域を通して発光および受光することができる。従って、スルーホールをディスプレイスクリーンに規定しないことが可能であり、それによって、ディスプレイスクリーン全体に情報を表示することが可能になる。さらに、機能領域は光を透過させることができ、それによって表示領域の占める割合を効果的に向上させ、モバイル端末の美観が効果的に改善される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本開示の一実施形態に係るモバイル端末の正面図である。
図2図2は、本開示の一実施形態に係るモバイル端末の断面図である。
図3図3は、本開示の一実施形態に係るモバイル端末の概略分解図である。
図4図4は、本開示の一実施形態に係るモバイル端末の筐体の概略構造図である。
図5図5は、本開示の一実施形態に係るモバイル端末のディスプレイパネルの概略構造図である。
図6図6は、本開示の一実施形態に係るディスプレイスクリーンを制御する方法のフローチャートである。
図7図7は、本開示の別の実施形態に係るディスプレイスクリーンを制御する方法のフローチャートである。
図8図8は、本開示のさらに別の実施形態に係るディスプレイスクリーンを制御する方法のフローチャートである。
図9図9は、本開示のさらに別の実施形態に係るディスプレイスクリーンを制御する方法のフローチャートである。
図10図10は、本開示の一実施形態に係るディスプレイスクリーンを制御するデバイスの概略構造図である。
図11図11は、本開示の別の実施形態に係るディスプレイスクリーンを制御する装置の概略構造図である。
図12図12は、本開示のさらに別の実施形態によるディスプレイスクリーンを制御する装置の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図面を参照すると、同一または類似の参照番号は同一または類似の部分を表し、本開示の原理はシナリオでの実施によって示される。以下の説明は、本開示の示された実施形態に基づいており、本明細書で詳述されていない本開示の他の実施形態に対する限定として解釈されるべきではない。
【0011】
説明で使用されている「実施形態」という用語は、例えば実例、実施例または例示を指すことを意図している。さらに、明細書および添付の特許請求の範囲で使用される冠詞「一」、「一つ」は、特に明示しない限り、または文脈によって明らかに矛盾しない限り、一般に「1つまたは複数」として解釈され得る。
【0012】
本開示の説明において、理解されるべくことは、「中央」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計回り」等の用語によって示される方向または位置関係は、添付の図面に示されたものであり、本発明を便利に説明し且つ説明を簡略化するためのものに過ぎず、ある装置または素子が特定の方位を有し、特定の方位で構造され、操作される必要があると意味または示唆しないと理解されたいため、本発明を制限するものと見なされない。
【0013】
本開示において、他に明記しない限り、用語「装着」、「接続」、「結合」などは広義に理解されるべきであり、例えば、取り外し不可能な接続、取り外し可能な接続、または一体な接続であってよく、機械的接続、電気的接続、または相互通信を指すことができ、あるいは直接な接続、中間媒体を介した間接的接続、または2つの要素間の連通もしくは2つの要素間の相互作用の関係を指すことができる。当業者にとって、本開示における前述の用語の具体的な意味は、具体的な状況に照らして理解されるべきである。
【0014】
本開示において、特に明記しない限り、第一特徴が第二特徴の「上」または「下」に位置するという表現は、第一特徴及び第二特徴が直接接触すると意味してもよく、第一特徴及び第二特徴が直接接触せず、別の特徴を介して接触すると意味してもよい。且つ、第一特徴が第二特徴の「上」、「上方」または「上側」に位置するという表現は、第一特徴の水平レベルが第二特徴の水平レベルよりも高いと意味するに過ぎない。第一特徴が第二特徴の「下」、「下方」または「下側」に位置するという表現は、第一特徴の水平レベルが第二特徴の水平レベルよりも低いと意味するに過ぎない。
【0015】
本開示様々な実施形態または実施例が提供され、本開示の異なる構造が実現される。本開示の説明を簡略化するために、以下、特定の実施例の構成要素及び配置が述べられる。言うまでもなく、これらは、例に過ぎず、本発明を制限すると意図しない。また、本開示は、異なる実施例において、参照番号及び/又は参照文字が繰り返し用いられてもよい。この繰り返しは、簡略化及び明瞭のためのものであり、様々な実施例及び/又は配置の間の関係を意味しない。また、本開示は、様々な特定のプロセス及び材料の例を提供するが、当業者にとって、他のプロセス及び材料の応用を想到することができる。
【0016】
以下、本発明の実施形態に係るモバイル端末について説明する。説明の便宜上、本開示の実施形態に関連する部分のみを図示する。
【0017】
図1は、本開示の一実施形態によるモバイル端末100の正面図であり、図3は、本開示の一実施形態によるモバイル端末100の概略分解図である。図1に示すモバイル端末100はスマートフォンであるが、本開示のモバイル端末は、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、携帯情報端末(PDA)等のディスプレイスクリーンを有する端末であってもよい。
【0018】
図1および図3に示すように、モバイル端末100は、筐体11と、ディスプレイスクリーン12と、プリント回路基板13と、機能アセンブリ15とを備える。筐体11およびディスプレイスクリーン12で取り囲まれた収容空間14に、プリント回路基板13と機能アセンブリ15が収容されている。
【0019】
図4は、本開示の一実施形態によるモバイル端末100の筐体11の概略構造図である。図4に示すように、筐体11は、底板111と、底板111の周囲から底板111に垂直な方向に延びるサイドフレーム112とを有する。少なくとも一実施形態では、機能アセンブリ15は底板111上に配置される。
【0020】
筐体11は、プラスチック材料、セラミック材料、および金属材料のうちの少なくとも1つから製造されてよい。
【0021】
ディスプレイスクリーン12は、画像、ビデオ、またはテキストなどの電子ファイルを表示するように構成されている。ディスプレイスクリーン12は、プリント回路基板13と電気的に接続されている。
【0022】
図3に示すように、モバイル端末100は、さらにバッテリー50を備える。ディスプレイスクリーン12は、フレキシブルプリント回路基板を介してプリント回路基板13に電気的に接続してよい。
【0023】
図2は本開示の一実施形態によるモバイル端末の断面図である。少なくとも一実施形態では、図2および図3に示すように、機能アセンブリ15は、カメラ150、近接センサ、および周囲光センサ153を具備する。機能アセンブリ15は、プリント回路基板13に電気的に接続されている。
【0024】
少なくとも一実施形態では、機能アセンブリ15は、カメラ150、近接センサ、および周囲光センサ153から選択された少なくとも一つを有する。
【0025】
本実施形態において、近接センサは、光を外部に発射するように構成された発光部151と、発光部151によって発射され外部の物体によって反射された光を受光するように構成された受光部152とを備えてよい。
【0026】
少なくとも1つの実施形態では、発光部151は、赤外線を外部に放射するように構成された赤外線発光ダイオード(IR LED)などの赤外線発信部であってよく、受光部152は、赤外線を受光するように構成された赤外線受信部であってよい。
【0027】
少なくとも1つの実施形態では、発光部151は、外部にレーザーを発射するように構成されたレーザー発信部であってよく、受光部152は、レーザーを受信するように構成されたレーザー受信部であってよい。
【0028】
少なくとも1つの実施において、近接センサの受光部152はさらに周囲光センサ153と一体化されてもよく、すなわち近接センサの受光部152および周囲光センサ153は1つのモジュールに一体化されてもよい。このように、モジュールは、発光部151によって放射された不可視光(例えば赤外光)を受光できるだけでなく、外部からの可視光も受光できる。
【0029】
少なくとも1つの実施形態では、受光部152と周囲光センサ153とは別々で独立に配置されてもよい。少なくとも1つの実施形態では、受光部152と周囲光センサ153とは、並列で配置されてもよい。
【0030】
実際には、近接センサは、モバイル端末100が通信中である場合、発光部151から発射されてユーザの顔によって反射された光を検出することによって、モバイル端末100がユーザの顔に近接しているかどうかを判定できる。ディスプレイスクリーン12のバックライトは、モバイル端末100がユーザの顔に近接しているときにオフされることで、電力消費が低減され、誤操作が防止される。
【0031】
周囲光センサ153は、周囲光がディスプレイスクリーン12を透過するときに周囲光をセンシングすることができる。ディスプレイスクリーン12の輝度は、周囲光センサ153によってセンシングされた周囲光の強度に従って調整される。
【0032】
図2及び図3に示すように、ディスプレイスクリーン12は、情報を表示するディスプレイパネル31と、ディスプレイパネル31を覆うカバープレート32とを備える。カバープレート32は、透明材料からなり、ディスプレイパネル31を保護する。ユーザは、モバイル端末を制御し対応する機能を実現するように、カバープレート32の表面上でジェスチャ操作(タップまたはスワイプなど)を行うことができる。
【0033】
図3に示すように、ディスプレイパネル31は、アクティブ領域122と機能領域123とを具備する。少なくとも1つの実施形態では、機能領域123はアクティブ領域122に隣接している。アクティブ領域122は情報を表示するように設定される。一方、機能領域123は情報を表示するように、または透明になるように設定される。
【0034】
機能領域123は、第1のモード(表示モード)で動作しているときに情報を表示するように設定されている。一方、機能領域123は、第2のモード(機能モード)で動作しているときに、光を透過させるように透明に設定されている。
【0035】
少なくとも一実施形態では、機能領域123はディスプレイパネル31の頂部または底部に設けられる。少なくとも一実施形態では、機能領域123はディスプレイパネル31の頂部または底部の中央に設けられる。少なくとも1つの実施形態では、機能領域123はディスプレイパネル31の端部に設けられ、普通、ディスプレイパネル31の端部は情報を表示しないので、表示された情報の連続性は破壊されない。
【0036】
図3に示すように、機能領域123は、半円形状をしている。
【0037】
図5は、本開示の一実施形態によるモバイル端末100のディスプレイパネル31の別の概略構造図である。少なくとも一実施形態では、図5に示すように、機能領域123はアクティブ領域122によって囲まれ、楕円形状を有するが、本開示はそれに限定されない。少なくとも1つの実施形態では、機能領域123は、角丸長方形、角丸正方形、円形などであってよい。これらの形状は、モバイル端末100の美観を効果的に向上させることができる。
【0038】
機能アセンブリ15は、機能領域123の下に配置されている。機能領域123は、第1のモードで動作しているときに、アクティブ領域122と共に情報を表示するように設定されている。一方、第2のモードで動作しているとき、機能領域123は透明であり、機能アセンブリ15が透明な機能領域123を通して発光および受光することを可能にするように設定されている。
【0039】
少なくとも1つの実施形態では、第1のモードで動作する機能領域123は、アクティブ領域122に表示される情報に対応する1つ以上のサムネイルを表示するように設定される、または第1のモードで動作する機能領域123はアクティブ領域122と共に情報を表示するように設定される。
【0040】
機能領域123は、機能アセンブリ15の面積以上の面積を有する。少なくとも一実施形態では、機能領域123の領域は、カメラ150、近接センサ、および周囲光センサ153の領域の合計以上である。そのため、機能領域123が第1のモードで動作しているときには、ディスプレイパネル31は、カメラによる外部画像の撮像を妨げず、近接センサおよび周囲光センサの機能領域123を通した発光及び受光を妨げない。
【0041】
少なくとも1つの実施形態では、モバイル端末100がカメラ150を起動すると、機能領域123は透明になるように設定され、機能領域123は透明領域として機能し、カメラ150は透明な機能領域123を通して外部画像を取り込むことができる。
【0042】
少なくとも1つの実施形態では、モバイル端末100が通信しているとき、機能領域123は透明になるように設定され、機能領域123は透明領域として機能し、近接センサは透明な機能領域123を通して発光および受光できることで、モバイル端末100と光を反射する外部の物体との間の距離が確定される。
【0043】
少なくとも1つの実施形態では、モバイル端末100が周囲光センサ153を起動させると、機能領域123は透明になるように設定される。機能領域123は周囲光センサ153が透明な機能領域123を通して周囲光をセンシングできるように透明領域として機能し、周囲光に応じてディスプレイスクリーン12の輝度を調整する。
【0044】
機能領域123とアクティブ領域122は異なる材料から作られてもよい。したがって、アクティブ領域122は単に情報を表示するように設定されるが、機能領域123は情報を表示するかまたは透明になるように設定される。したがって、機能領域123が第1のモードで動作するとき、機能領域123はアクティブ領域122と共に情報を表示するように設定される。機能領域123が第2のモードで動作するとき、機能領域123は、機能アセンブリ15が透明な機能領域123を通して発光および受光できるように透明になるように設定される。
【0045】
少なくとも一実施形態では、アクティブ領域122は液晶ディスプレイパネルであり、機能領域123は透明ディスプレイパネルである。したがって、機能領域123が情報を表示する必要がない場合、機能領域123は、透明になるように設定されて、機能アセンブリ15が透明な機能領域123を通して発光および受光することを可能にする。一方、機能領域123が情報を表示する必要がある場合には、機能領域123に表示すべき情報が機能領域123に出力される。
【0046】
以上のように、本開示のモバイル端末によれば、ディスプレイスクリーンは、アクティブ領域と機能領域とを有するディスプレイパネルを備える。機能領域が第1のモードで動作するとき、機能領域は情報をアクティブ領域と共に表示するように設定される。機能領域が第2のモードで動作するとき、機能領域は透明になり、機能アセンブリが透明な機能領域を通して発光および受光できるように設定され。したがって、スルーホールをディスプレイスクリーンに設ける必要がなく、よって、ディスプレイスクリーン全体に情報を表示することが可能になる。さらに、機能領域は光を透過させることができるので、表示領域の占める割合が効果的に向上され、モバイル端末の美観が効果的に改善される。
【0047】
図6は、本開示の一実施形態によるディスプレイスクリーンを制御する方法のフローチャートである。当該方法は、図1から図5に示すようにモバイル端末100に適用される。図6に示すように、当該方法はブロック101においてスタートしてよい。
【0048】
ブロック101において、モバイル端末の現在の動作状態が判定される。
【0049】
ブロック102において、機能領域は、モバイル端末の現在の動作状態に応じて、第1のモードまたは第2のモードで動作するように設定される。
【0050】
少なくとも一実施形態では、機能領域が第1のモードで動作するとき、機能領域は情報を表示するように設定される。機能領域が第2のモードで動作するとき、機能領域は、透明になるように設定され、機能アセンブリが透明な機能領域を通して発光および受光することを可能にする。
【0051】
少なくとも1つの実施形態では、アクティブ領域は液晶ディスプレイパネルであり、機能領域は透明ディスプレイパネルである。したがって、機能領域が情報を表示する必要がない場合、機能領域は、透明になるように設定され、機能アセンブリが透明な機能領域を通して発光および受光することを可能にする。一方、機能領域に情報を表示する必要がある場合には、機能領域に表示すべき情報が機能領域に出力される。
【0052】
図7は、本開示の別の実施形態によるディスプレイスクリーンを制御するための方法のフローチャートである。当該方法は、カメラとディスプレイスクリーンとを有するモバイル端末に適用される。ディスプレイスクリーンは、アクティブ領域と機能領域とを有するディスプレイパネルを備える。カメラは機能領域の下に配置される。図7に示すように、当該方法はブロック201においてスタートしてよい。
【0053】
ブロック201において、カメラが起動されたかどうかが判定される。
【0054】
ブロック202において、カメラが起動された場合、機能領域は第2のモードで動作するように設定され、よって、カメラは透明な機能領域を通して外部画像を取り込むことができる。
【0055】
図8は、本開示のさらに別の実施形態によるディスプレイスクリーンを制御する方法のフローチャートである。当該方法は、近接センサとディスプレイスクリーンとを有するモバイル端末に適用される。ディスプレイスクリーンは、アクティブ領域と機能領域とを有するディスプレイパネルを備える。近接センサは機能領域の下に配置されている。図8に示すように、方法はブロック301においてスタートしてよい。
【0056】
ブロック301において、モバイル端末が通信中であるかどうかが判定される。
【0057】
ブロック302において、モバイル端末が通信中である場合に機能領域は第2のモードで動作するように設定され、よって、近接センサが透明な機能領域を通して発光および受光し、モバイル端末と光を反射する外部の物体との間の距離を判定することができる。
【0058】
図9は、本開示のさらに別の実施形態によるディスプレイスクリーンを制御する方法のフローチャートである。当該方法は、周囲光センサとディスプレイスクリーンとを有するモバイル端末に適用される。ディスプレイスクリーンは、アクティブ領域と機能領域とを有するディスプレイパネルを備える。周囲光センサは機能領域の下に配置されている。図9に示すように、方法はブロック401においてスタートしてよい。
【0059】
ブロック401において、周囲光センサが起動されたかどうかが判定される。
【0060】
ブロック402において、周囲光センサが起動された場合に、機能領域は第2のモードで動作するように設定され、よって、周囲光センサは透明な機能領域を通して周囲光をセンシングし、周囲の光に応じてディスプレイスクリーンの輝度を調整することができる。
【0061】
図10は、本開示の一実施形態によるディスプレイスクリーンを制御するための装置600の概略構造図である。説明の便宜上、本開示の実施形態に関連する部分のみを図示する。装置600は、ディスプレイスクリーンを有するモバイル端末内のソフトウェア、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合いでもよい。ディスプレイスクリーンは、アクティブ領域と機能領域とを有するディスプレイパネルを備える。図10に示すように、機器600は、状態判定ユニット601と設定ユニット602とを備える。
【0062】
状態判定ユニット601は、モバイル端末の現在の動作状態を判定するように構成されている。
【0063】
設定ユニット602は、モバイル端末の現在の動作状態に応じて、第1のモード或いは第2のモードで動作するように機能領域を設定するように構成される。
【0064】
図11は、本開示の別の実施形態によるディスプレイスクリーンを制御するための装置の概略構造図である。図11に示すように、設定ユニット602は、第1の設定サブユニット607と第2の設定サブユニット608とを有する。
【0065】
第1の設定サブユニット607は、情報を表示するための第1のモードで動作するように機能領域を設定するように構成されている。
【0066】
第2の設定サブユニット608は、機能アセンブリが透明な機能領域を通して発光および受光することを可能にするために、第2のモードで動作するように機能領域を設定するように構成される。
【0067】
少なくとも1つの実施形態では、モバイル端末が機能領域の下に配置されたカメラをさらに有する場合、図11に示されるように、状態判定ユニット601はカメラ判定サブユニット604を備える。
【0068】
カメラ判定サブユニット604は、カメラが起動されたかどうかを判定するように構成される。
【0069】
第2の設定サブユニット608は、カメラが機能領域を通して外部画像を取り込むことができるため、カメラが起動された場合に機能領域を第2のモードで動作するように設定するように構成される。
【0070】
少なくとも1つの実施において、モバイル端末が機能領域の下に配置された近接センサをさらに有する場合、図11に示されるように、状態判定ユニット601は通信判定サブユニット605を備える。
【0071】
通信判定サブユニット605は、モバイル端末が通信中であるかどうかを判定するように構成される。
【0072】
第2の設定サブユニット608は、モバイル端末が通信中である場合、機能領域を第2のモードで動作するように設定することで、近接センサが透明な機能領域を通して発光および受光し、モバイル端末と光を反射する外部の物体との間の距離を判定することができるように構成される。
【0073】
少なくとも1つの実施形態では、モバイル端末が機能領域の下に配置された周囲光センサをさらに有する場合、図11に示されるように、状態判定ユニット601は周囲光センサ判定サブユニット606を備える。
【0074】
周囲光センサー判定サブユニット606は、周囲光センサーが起動されたかどうかを判定するように構成される。
【0075】
第2の設定サブユニット608は、周囲光センサが起動された場合に機能領域を第2のモードで動作するように設定することで、周囲光センサが透明な機能領域を通して周囲光をセンシングし、周囲光に応じてディスプレイスクリーンの輝度を調整することができるように構成される。
【0076】
図12は、本開示のさらに別の実施形態によるディスプレイスクリーンを制御するための装置700の概略構造図である。図12に示すように、装置700は、少なくとも1つのプロセッサ701と、少なくとも1つのコンピュータ可読不揮発性メモリ702と、少なくとも1つの通信インタフェース703とを備える。メモリ702及び通信インタフェース703は、プロセッサ701と電気的および通信可能に接続される。
【0077】
プロセッサ701は、汎用中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、または1つ以上の集積回路としてよい。
【0078】
メモリ702は、読み出し専用メモリ(ROM)、静的情報とインストラクションを格納できる他のタイプの静的メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、動的情報とインストラクションを格納できる他のタイプの動的メモリ、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(CD―ROM)および他の光ディスク(コンパクトディスク、レーザディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイディスクなどを含む)、磁気記憶メモリおよび他の磁気記憶媒体、ならびにインストラクションまたはデータ構造の形態で少なくとも1つのプログラムを記憶するように構成され、コンピュータによってアクセスできる任意の他の記憶媒体を含んでもよいが、それらに限定されない。メモリ702は、独立して設けられ、通信バスを介してプロセッサ701と電気的に接続することができる。少なくとも一実施形態では、メモリ702はプロセッサ701と一体化することもできる。
【0079】
通信インターフェース703は、イーサネット、無線アクセスネットワーク(RAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)などの他のデバイスまたは通信ネットワークと通信するように構成される。
【0080】
メモリ702は、プロセッサ701によって実行される少なくとも1つのプログラムを格納するように構成される。プロセッサ701は、メモリ702に格納された少なくとも1つのプログラムを実行し、図6から図9を参照して説明される方法を行うように構成される。
【0081】
要約すると、ディスプレイスクリーン、ディスプレイスクリーンを有するモバイル端末、ディスプレイスクリーンを制御するための方法および装置が本開示によって提供される。ディスプレイスクリーンは、情報を表示するように設定されたアクティブ領域と、情報を表示するかまたは透明になるように設定された機能領域とを備える。機能アセンブリが機能領域の下に配置されている。機能領域は、第1のモードで動作しているとき、情報をアクティブ領域と一緒に表示するように設定される。一方、機能領域は、第2のモードで動作するとき、透明になるように設定されて、機能アセンブリが透明な機能領域を通して発光および受光することを可能にする。したがって、スルーホールをディスプレイスクリーンに設ける必要がなく、それによってディスプレイスクリーン全体に情報を表示することが可能になる。さらに、機能領域は光を透過させることができ、それによって表示領域の占める割合が効果的に向上され、モバイル端末の美観が効果的に改善される。
【0082】
本開示は特定の1つ以上の実施形態に関して例示および説明されてきたが、この説明および添付の図面を読んで理解すると、当業者には特定の同等の変更および修正が想到されるであろう。本開示は、そのような全ての変更および修正を含み、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。特に上述の構成要素によって実行される様々な機能に関して、そのような構成要素を説明するために使用される用語は、他に明示しない限り、本開示に例示された例示的な実施形態における機能を実行する開示された構造と構造的に等価ではないが、説明される構成要素の特定の機能を実行する任意の構成要素に対応する(即ち、機能的に等価)ことを意図する。さらに、本開示の特定の特徴はいくつかの実施形態のうちの1つのみに関して開示されているが、そのような特徴は、任意の所与のまたは特定の用途に望まれ有利であり得る他の実施形態の1つまたは複数の特徴と組み合わせることができる。さらに、「含む」、「有する」、「備える」、「具備する」、「と」、またはそれらの変形が使用される限りにおいて、そのような用語は「含む」という用語と同様で、ある意味で包括的であることが意図されている。
【0083】
結論として、本開示は実施形態として説明されているが、それらは本開示を限定することを意図しない。当業者であれば、本開示の要旨および範囲から逸脱することなく様々な変形および改良を加えることができる。したがって、本開示の保護範囲は特許請求の範囲に規定された範囲に準じる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12