(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
複数の箱体で構成される電気機器収納用箱の選定システムであって、電気機器収納用箱に収納する機器を入力する機器入力手段と、入力された機器を収納する箱体を選定する箱体選定手段と、選定された箱体に対して修正を指示する手段を備える修正指示手段と、修正指示手段の指示に応じて、入力された機器を再配置する配置変更手段を備えた電気機器収納用箱の選定システム。
入力された機器を機器特性ごとにグループ分けするグルーピング手段と、グループ分けされた機器同士を同じ箱体に収納可能であるか否かを判定する同一収納判定手段を備えた請求項1乃至3の何れかに記載の電気機器収納用箱の選定システム。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】複数の箱体を組み合わせて構成される電気機器収納用箱の箱体選定手順を示すフロー図である。
【
図2】機器の入力時に利用される画面の例を表した図である。
【
図3】機器の入力時に利用される画面の他の例を表した図である。
【
図4】機器の入力時に利用される画面の他の例を表した図である。
【
図5】箱体の選定に用いられるプログラムの内容例を示すイメージ図である。
【
図6】箱体の選定に用いられるプログラムの他の内容例を示すイメージ図である。
【
図7】入力された機器情報を基に、箱体の組み合わせを選定した結果を表示した画面の例を表した図である。
【
図8】入力された機器情報を基に、箱体の組み合わせを選定した結果を表示した画面の他の例を表した図である。
【
図9】入力された機器情報を基に、箱体の組み合わせを選定した結果を表示した画面の他の例を表した図である。
【
図10】修正内容を入力可能な画面の例を示した図である。
【
図11】修正内容を入力可能な画面の例を示した図である。
【
図12】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図13】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図14】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図15】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図16】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図17】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図18】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図19】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図20】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図21】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示の結果により得られた箱体と機器の位置関係とを表示した画面の例である。
【
図22】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示が不適切であることを表示した画面の例である。
【
図23】修正指示を出す際に利用される画面の例と、その修正指示に対する代替案を表示した画面の例である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に発明を実施するための形態を示す。本実施形態の電気機器収納用箱の箱体選定システムは、複数の箱体で構成される電気機器収納用箱を選定するものであり、電気機器収納用箱に収納する機器を入力する機器入力手段と、入力された機器を収納する箱体を選定する箱体選定手段と、選定された箱体に対して修正を指示する手段を備える修正指示手段と、修正指示手段の指示に応じて、入力された機器を再配置する配置変更手段を備えている。したがって、機器を入力することで、箱体が選定されるとともに、必要に応じて箱体の修正を指示することが可能であるため、箱体への機器の収納に関する知識に係わらず、箱体数やサイズを変更して適切な箱体の選定をすることが可能な電気機器収納用箱の選定システムとすることが可能となる。
【0013】
本実施形態の電気機器収納用箱は、複数の箱体により構成されており、各々の箱体は一つ若しくは複数の機器を収納することができる。特に、本実施形態においては、電気機器収納用箱は、高圧受電設備に使用されるものであり、機器としては、真空遮断器(VCB)、高圧交流負荷開閉器(LBS)、断路器(DS)、カットアウト(PC)、コンデンサ、リアクトル、トランス、ブレーカ、避雷器、計器用変成器など、である。また、温度計、電圧計、電流計などの計測器や小型ファンなどの熱機器などをオプション機器とすることもできる。
【0014】
箱体は、機器を搭載するためのキャビネットなどである。箱体には、幅方向、高さ方向、奥行き方向の何れかが異なるものとした複数種類のサイズがある。例えば、箱体Iは、(W×H×D)がA(mm)×B(mm)×C(mm)であり、箱体IIは、(W×H×D)が2A(mm)×B(mm)×C(mm)であり、箱体IIIは、(W×H×D)がA(mm)×B(mm)×D(mm)である。
【0015】
ここで、
図1に示すフローに沿って電気機器収納用箱の箱体選定システムの概略を説明する。まず、電気機器収納用箱に搭載する機器を入力する(S101)。このとき、箱体に関する情報は入力しない。ステップ101で入力されたデータから箱体を選定する(S102)。ステップ102により選定された箱体を表示する(S103)。ステップ103で表示された内容を基に、選定された箱体の修正が必要であるか否かを使用者が判断する(S104)。修正が不要であれば、箱体の選定作業を終了する(S105)。修正が必要である場合、使用者が修正内容を入力する(S106)。この修正が不可能であれば、箱体の選定作業を終了する(S105)。この修正が可能であれば、箱体の修正を行う(S108)。修正後の箱体を表示する(S109)。再度、選定された箱体の修正が必要であるか否かを使用者が判断する(S104)。修正が不要であれば、箱体の選定作業を終了する(S105)。
【0016】
次に、各ステップについて、より詳しく説明する。ステップ101における機器の入力方法は、1つの機器を特定できるものであるなら如何なるものでもよい。例えば、高圧受電盤に収納される容量がX(kVA)の気中開閉器について、「LBS Xk」と入力することができる。また、高圧受電盤のオプション機器の電力量を指定して「LBS OP ...Wh」などと入力することができる。なお、機器の入力順序は、特に限定されるものではない。
【0017】
また、
図2乃至
図4に示すように、案件No.を入力できるようにすれば、機器の入力を中断した場合でも、選定中のデータと案件No.を紐付けて保存させることができる。選定終了後でも、選定結果のデータと案件No.を紐付けて保存させることができるようにすれば、データを再利用する際に、都合が良い。また、選定終了後に出力される図面に図面番号を付与し、管理できるようにしても良い。
【0018】
本実施形態では、ステップ102における箱体の選定においては、入力された機器それぞれに対して、先ず、1つずつ箱体が用意される(
図5や
図6のステップ1参照)。この際、用意される箱体は、入力された機器に紐付いてサイズが決められている。したがって、箱体サイズがバラバラな状態で箱体が用意される可能性もある。このような場合には、少なくとも箱体の奥行きサイズが最大のものを選択し、全ての箱体サイズをそのサイズに合わせるようにすることも可能である。なお、1つの機器に対して、機器を収納することのできる箱体の候補をあげ、入力された全ての機器のそれぞれの箱体候補の中から、少なくとも奥行き方向のサイズが同じ箱体を選択し、全ての箱体のサイズをそのサイズに合わせるものとしても良い。
【0019】
本実施形態においては、箱体の選定の際にグループ分けを行うことができるように構成されている。つまり、機器が収納された箱体を、機器特性ごとに複数のグループに分けることができる。この際、機器情報の入力内容によって特定のグループに振り分けるルールを設け、当該ルールを基準にグループ分けを行うことが考えられる。例えば、コンデンサの入力があれば、コンデンサ盤のグループにグループ分け、トランスと単相3線式のブレーカの入力があれば、電灯盤のグループにグループ分けるというようにすればよい。
【0020】
箱体が高圧受電設備を構成する盤の場合は、以下を例とする複数種類の機器特性ごとのグループに分類される。Aグループ(受電盤・・真空遮断器や高圧交流負荷開閉器などが収納され、外部からの電力を受ける)、Bグループ(饋電盤・・真空遮断器や高圧交流負荷開閉器などが収納され、高圧幹線を分岐して送電する)、Cグループ(コンデンサ盤・・コンデンサやリアクトルなどが収納され、設備の力率を調整する)、Dグループ(電灯盤・・トランス、ブレーカなどが収納され、高圧を低圧へ変圧し、電灯などへ送電する)、Eグループ(動力盤・・トランス、ブレーカなどが収納され、高圧を低圧へ変圧し、動力機器などへ送電する)なお、本例では、A乃至Eの5つのグループに分けたが、グループの分け方については、このようなものに限定される必要は無い。
【0021】
機器が収納された箱体を、複数のグループに分ける際、上記したようなルールを設けず、入力欄をグループ毎に設ける方法でもよい(
図4参照)。なお、用意された箱体のサイズ(特に高さ方向と奥行き方向)が、各グループ若しくは、全体で統一されていない場合には、少なくとも奥行きサイズが最も大きい箱体の奥行きサイズに統一されることが好ましい。箱体サイズを大きくすることによって、以降の同時収納が可能となる可能性が高くなる。
【0022】
ところで、一つの箱体に複数の機器を収納可能である場合は、本明細書では、同時収納が可能であるという。同時収納可能か否かを判定する方法として、同じグループ同士で判定するパターンと、異なるグループで判定するパターンの2パターンあるが、両パターンともに、ルールに従い、同時収納可能かを判定する。このようなルールの例としては、複数の機器の外形サイズを合算したサイズと、箱体のサイズとを比較するというルールが考えられる。このとき、機器の単純な外形サイズを合算してもよいが、法規等で、機器同士の間に設けなければならない空間サイズが定められている場合、その空間サイズを考慮することが好ましい。また、法規を考慮する以外にも、扉や側壁からの距離や、筐体内の機器を点検することを考慮し、点検するために確保するべき空間を考慮してもよい。
【0023】
次にステップ103について説明する。ステップ103では、入力した機器がどのサイズの箱体に、どのような状態で搭載されるのかを表示する。具体的には、
図7乃至
図9に示したように表示することができる。同時収納の判定の結果、全ての機器において同時収納不可の場合には、1つの箱体に1つの機器が収納された状態で表示される。また、同時収納可能な機器が存在する場合には、1つの箱体に複数の機器が収納された状態のものが表示される。表示方法としては、レイアウトなどを使用したイメージ図でも、テキスト形式でも構わないが、いずれにしても箱体のサイズや箱体の数量、機器の配置位置などが即座に判断できる表示方法で表示されることが好ましい。また、表示画面上に、機器と箱体の情報から計算された価格を表示してもよい。このようにすれば、ユーザーは、表示された価格を参考にして、修正の要否を判断することも可能となる。
【0024】
次にステップ104について説明する。ステップ104では、表示された箱体のサイズや数量、機器の配置位置に対して、修正が必要かを確認する。この判断結果を反映させるため、例えば、画面上に『修正』ボタンを設けても良い。また、結果画面上で修正を実施するようにしても良い。修正内容の入力があったときに、修正が必要であると判断する構成としてもよい。修正が必要ない場合には、表示された箱体・機器で完了するものと判断すればよく、その判断結果を反映させるために画面上に『完了』ボタンを設けても良い。
【0025】
次にステップ105について説明する。表示された箱体で満足し、修正が必要ない場合には、修正せずに選定を終了する。終了後、必要に応じて、選定された箱体・機器の図面を作成、表示してもよい。このとき、結線図等も作成、表示することが好ましい。また、図面と同時に見積り金額を自動で計算し、表示してもよい。その他、結果を印刷したり、メールで送信したりする機能を備えていてもよい。
【0026】
次にステップ106について説明する。ステップ106では、ステップ104で修正が必要であると判断した場合に、修正内容の入力を行う。修正内容の一例としては、
図10や
図11に示すように、箱体の増減、箱体サイズの変更、箱体の位置を交換、機器の搭載位置を交換、機器の搭載位置の変更などが挙げられる。修正内容は上記に限らず、箱体の選定結果に対して、入力された機器の再配置を伴う修正であれば如何なるものでも構わない。修正内容の入力方法は、数値やテキストなどの入力、用意された選択肢からの選択、ドラッグ操作などのマウスによる操作、プルダウンを使用し、マウスによる選択など、特に限定されない。
【0027】
次にステップ107について説明する。ステップ107では、ステップ106で入力された修正内容で修正が可能かを判定する。
【0028】
ここで、修正内容の例について、詳しく説明する。
図12及び
図13に示すことから理解されるように、箱体を増減する修正を行えるようにすることができる。例えば、空の箱体を増加させた場合、箱体を増加させた後に、機器の搭載位置を自動で変更させることで、複数の機器が搭載された箱体から、新しく追加した箱体へ機器を移動させることも可能である。
【0029】
また、
図14に示すことから理解されるように、箱体のサイズの変更を行えるようにすることができる。このようにすれば、箱体のサイズを大きくすることなどが可能となる。原則として、入力された機器に合った最適な箱体(機器が収納できる最小サイズ)を選定しているため、基本的にはサイズを増加させる修正となる。また、特定の箱体のみ、サイズを変更するようにしても良い。なお、通常は、箱体全体のサイズがバラバラのとき、それらのサイズを統一させるようにする。このため、個々の箱体は、最適なサイズが選ばれていない場合がある。そこで、個々に箱体サイズを増減させることで、条件に合った箱体を選定できるようにしても良い。
【0030】
また、
図15に示すことから理解されるように、箱体の位置交換を行えるようにすることができる。この場合、単なる物理的な移動の可否を判断するものとしても良い。しかし、その際、専門的な情報も踏まえたものとすることが好ましい。例えば、物理的な移動が可能であっても、ケーブル配線された機器同士を離れた位置に移動させることは、ケーブル配線を無駄に長くしてしまい好ましくない場合がある。このようなユーザーには判断しづらい専門的な情報も踏まえた上で、修正の可否を判断することが好ましい。なお、
図16に示すように、箱体の移動をできるようにすることも好ましい。
【0031】
また、
図17及び
図18に示すことから理解されるように、機器の増減を行えるようにすることができる。収納する機器が足りない場合には、修正画面上で、機器の追加を行えるようにしてもよいし、入力画面上で、機器の追加を行えるようにしてもよい。また、誤った機器が選択されていた場合には、修正画面上で、機器の削除を行えるようにしてもよい。このとき、機器の削除を行った後に『箱体の選定』を再度実施し、箱体のサイズや数量、機器の配置などを再表示するものとしても良い。
【0032】
また、
図19に示すことから理解されるように、機器の位置交換を行えるようにすることができる。この場合、箱体に搭載された機器の位置を交換する。位置を交換する際に、交換先の箱体に既に別の機器が収納されている場合には、同時収納可能判定を行うようにしても良い。同時収納が可能であると判定された場合には、交換を行い、不可能であると判定された場合には、その旨の表示をするようにしても良い。
【0033】
また、
図20に示すことから理解されるように、機器の向き変更を行えるようにすることができる。横幅サイズの大きな機器を搭載する場合には、幅サイズの大きな箱体を選定しなければならないが、機器の配置方向を変更することで、幅サイズの小さい箱体に収納可能となる場合があるため、機器の配置向きの変更をできるようにすることが好ましい。また、トランス等には、高圧用の電線を接続する端子と、低圧用の電線を接続する端子があるが、それぞれの端子の向きによって、配線作業の効率が変わる場合がある。機器の向きを変更できれば、端子部の向きを基準として、機器の向きを変更することも可能となる。
【0034】
また、
図21に示すことから理解されるように、機器の移動を行えるようにすることができる。より具体的には、機器の搭載位置を移動することである。機器の位置を移動する際、移動先の箱体に既に別の機器が収納されている場合には、同時収納可能判定を行うものとしても良い。判定結果により、同時収納が可能であると判定された場合には、移動を行い、不可能であると判定された場合には、その旨の表示をするようにしても良い。
【0035】
支持された修正ができない場合、
図22に示すように、単に修正ができない旨を示しても良いし、
図23に示すように、代替案を提示できるようにしても良い。
【0036】
つぎにステップ108について説明する。ステップ107で修正が可能と判定された場合には、ステップ108で、箱体の修正を行う。より具体的には、修正内容に沿って箱体を選定する。
【0037】
ステップ109では、修正内容が反映された箱体を表示する。その後、ステップ104に戻り、再度修正が必要か否かを確認する。
【0038】
ここで、具体的な実施例に沿って説明する。先ず、ステップ101として、
図2乃至
図4に示すような入力画面において、機器の入力を行う。図示した例では、案件No.と、「a1,b1,b2,c1,c2,c3,d1,e1」の8個の機器を入力している。機器の入力が完了後、ステップ102に進むために「実行ボタン」を押す。「実行ボタン」を押すと、機器の入力に即した箱体が選定される。箱体が選定されるまでの実際のプログラムの動きとしては次のようなステップを経たものとしている。まず1つの箱体に1つの機器を収納する(ステップ1)。したがって、本実施例では8個の箱体に「a1,b1,b2,c1,c2,c3,d1,e1」の8個の機器をそれぞれ収納する。次に箱体を機器特性ごとにグループに分ける。実施例では、a1をAグループ、b1とb2をBグループ、c1とc2とc3をCグループ、d1をDグループ、e1をEグループとする(ステップ2)。次に、同じグループ同士の箱体に収納された機器が同時収納可能かを判定する(ステップ3)。実施例では、Bグループのb1とb2が同時収納可能かを判定し、Cグループのc1とc2とc3とが同時収納可能かを判定する。なお、
図6に示すように、各々のグループを分割したり統合させたりして、同時収納可能か否かを判断させても良い。次に、同時収納可能と判定された機器同士を同時に収納する(ステップ4)。実施例では、・Bグループのb1とb2が同時に収納可能なため、同時に収納する。Cグループのc1とc2が同時に収納可能なため、同時に収納する。
【0039】
ステップ103では、
図7乃至9に示すように、選定された筐体のサイズ、筐体の個数、筐体に対する機器の搭載位置などが表示される。なお、表示方法は、イラスト形式でも、テキスト形式でも構わない。
【0040】
ステップ104では、結果画面上の修正ボタンを押すことで、修正が必要だと判定し、修正画面へ移行する。
【0041】
ステップ106では、修正画面上で、修正する項目にチェックと、詳細情報を入力する。
【0042】
ステップ107では、修正情報を入力後、実行ボタンを押すことで、修正の可否の判定を開始する。修正可能な場合は、箱体・機器の表示が修正される。修正不可な場合は、その旨の表示がされる。なお、本実施例では、修正画面上で、繰り返し修正を行うことができる。
【0043】
修正内容に誤りがなければ、修正完了ボタンを押すことで、ステップ108に移り、修正内容に沿って箱体・機器を修正する。
【0044】
その後ステップ109に移り、修正した箱体・機器を表示する。
【0045】
本実施形態では、修正指示手段によって、修正の指示がされた場合に、当該修正の可否を判定する修正可否判定手段と、修正可否の結果を表示する表示手段と、を備えているため、修正可否の結果を視認することができる。また、修正指示手段の指示に応じて、配置変更手段が入力された機器を再配置することができるため、箱体及び機器に関する専門的な知識が不足している者でも利用しやすいものとなる。また、修正指示手段は、機器を収納する箱体の箱体数を修正することができるため、一度の利用で検討できる電気機器収納箱のバリエーションを多くすることができる。
【0046】
本実施形態では、入力された機器を機器特性ごとにグループ分けするグルーピング手段と、グル-プ分けされた機器同士を同じ箱体に収納可能であるか否かを判定する同一収納判定手段を備えているため、グループ毎に同じ箱体に複数の機器を収納可能であるかを判定することができ、利用しやすい電気機器収納用箱を選定することができる。
【0047】
以上、いくつかの実施形態を中心に説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。例えば、修正内容の可否判定は、実施形態に示した例に限定されるわけではない。