特許第6800308号(P6800308)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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  • 特許6800308-電気めっき用の組み合わせ機構 図000002
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6800308
(24)【登録日】2020年11月26日
(45)【発行日】2020年12月16日
(54)【発明の名称】電気めっき用の組み合わせ機構
(51)【国際特許分類】
   C25D 17/18 20060101AFI20201207BHJP
   C25D 21/00 20060101ALI20201207BHJP
   C25D 21/10 20060101ALI20201207BHJP
【FI】
   C25D17/18
   C25D21/00 F
   C25D21/10 301
【請求項の数】6
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2019-503564(P2019-503564)
(86)(22)【出願日】2017年12月26日
(65)【公表番号】特表2020-506284(P2020-506284A)
(43)【公表日】2020年2月27日
(86)【国際出願番号】CN2017118619
(87)【国際公開番号】WO2019127014
(87)【国際公開日】20190704
【審査請求日】2019年1月18日
(73)【特許権者】
【識別番号】519020465
【氏名又は名称】▲漢▼▲瑪▼科技股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】黄 愽道
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼ 耀崇
【審査官】 菅原 洋平
(56)【参考文献】
【文献】 特開平08−239799(JP,A)
【文献】 特開昭59−205499(JP,A)
【文献】 特開2011−208204(JP,A)
【文献】 特開2007−056360(JP,A)
【文献】 特公昭41−020684(JP,B1)
【文献】 特開2011−190492(JP,A)
【文献】 米国特許第03359195(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C25D 17/00−17/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の小型部品を電気めっきするための電気めっき用の組み合わせ機構であって、
前記小型部品を収納するための電気めっきバレルを含み、
前記電気めっきバレルは、
環形円筒体と、
第1端が前記環形円筒体に設けられる回転軸と、
前記環形円筒体の底部に設けられて、駆動器により回転駆動される係合部と、
前記環形円筒体の底部に設けられる複数の渦流形成羽根と、
を備え
前記環形円筒体は、ベース、周壁、上蓋、及び陰極リングを含み、前記ベースが前記周壁に結合され、前記上蓋が前記周壁に被せられて内部空間を形成し、前記回転軸が前記ベースから前記上蓋に接続されて外へ延び、前記陰極リングが前記周壁内に設けられ、
前記電気めっきバレルは、前記環形円筒体内に設けられ、且つ前記周壁と間隔を有する電力線ガイドリングをさらに含むことを特徴とする、電気めっき用の組み合わせ機構。
【請求項2】
前記電気めっきバレルが取り付けられる移動フレームをさらに含み、
前記移動フレームは、
固定板と、
前記固定板の両側に取り付けられる2つの側板と、
前記2つの側板の間に設けられる2つの補助レバーであって、前記補助レバーの上方に前記環形円筒体が位置する、2つの補助レバーと、
前記固定板に枢着され、前記回転軸の第2端と一体に組み合わせられるロータリージョイントと、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の電気めっき用の組み合わせ機構。
【請求項3】
前記移動フレームは、それぞれ前記固定板の底部の両側に設けられ、陰極リングに電気的に接続される2つの陰極ホルダをさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載の電気めっき用の組み合わせ機構。
【請求項4】
前記移動フレームは、前記2つの陰極ホルダに接続され、前記陰極リングに電気的に接続される陰極ワイヤをさらに含むことを特徴とする、請求項3に記載の電気めっき用の組み合わせ機構。
【請求項5】
前記電気めっきバレルは、前記環形円筒体のベースに設けられる電流伝達層をさらに含む、ことを特徴とする、請求項1に記載の電気めっき用の組み合わせ機構。
【請求項6】
前記環形円筒体は、複数の陰極円形シート及び複数の導流斜面をさらに含み、前記陰極円形シート及び前記導流斜面は互いに間隔を空けて前記電流伝達層に設けられ、且つ前記陰極円形シートは隣接する2つの導流斜面の間に位置することを特徴とする、請求項に記載の電気めっき用の組み合わせ機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気めっき用の組み合わせ機構に関し、特に複数の小型部品を電気めっき又は化学めっきするための電気めっき用の組み合わせ機構に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、電気めっきには、ラックめっきとバレルめっきの2種の方式がある。ラックめっきとは、部品を引っ掛け治具に掛けてめっき層の析出処理を行う電気めっき方式であり、大寸法部品の電気めっきに用いられるのが一般的である。形状や大きさなどにより引っ掛けることができなかったり引っ掛けにくかったりする小型部品の場合には、一般的にバレルめっきが用いられる。バレルめっきはバレル電気めっきとも呼ばれ、所定の数の小型部品を専用のバレル内に投入して、回転状態で間接導電方式により部品の表面へ各種の金属めっき層又は合金めっき層を析出させることで、表面保護、装飾又は機能付与の目的を果たす。バレルめっきは、ラックめっきに比べて、めっき部品へのめっき方式が大きく異なっており、ラックめっきが部品を分離させた状態で行われるのに対して、バレルめっきは多数の部品が集まったり分離したりしながら行われ、このような過程において部品の混合周期が発生し、また、ラックめっきが部品を完全に露出させた状態で行われるのに対して、バレルめっきは密閉したバレル(壁板に孔を有する)内において低い溶液濃度で行われる。部品へのめっき方式の相違によって、バレルめっきには、混合周期による欠点及びバレルめっきによる構造上の欠点の2つの欠点がある。上記欠点がバレルめっきの生産効率及び製品の品質向上に悪影響を与えて、バレルめっきの利点を十分に活用することはできない。
【0003】
また、従来のバレルめっき技術は、バレルを駆動装置に接続して、めっきすべきワークをバレルに装填した後、電気めっき槽内に入れて駆動装置を作動させて、めっきすべきワークを反転させ、電解液と接触させて電気化学的作用を生じさせることであり、通常、多数の針状または薄片状のマイクロエレクトロニクス部品の表面電気めっきが電気めっきバレル内で行われているので、従来技術では多くの種類のめっきバレルがあり、ほとんどの電気めっきバレルは水平駆動装置により駆動されるものであり、構造が複雑であり、溶液が繰り替えしにくく、電気めっき効率が低く、メンテナンスコストが高いという問題を抱える場合が多い。
【0004】
また、駆動軸の下端部に電気めっきバレルが配置され、陽極を備えた電気めっき槽が回転駆動され、電気めっきバレルの回転駆動時の遠心力によって電気めっきバレルの内部から外部へ流れ、さらに外部から内部へ流れるものもある。しかし、電気めっきバレルは駆動軸の下端に固定されており、移動や交換ができないため、槽の間で自動的に移動するという電気めっき工程ができない。
【0005】
したがって、上述した従来技術の問題点を解決するために、改良された電気めっき用の組み合わせ機構を提供することが必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上に鑑み、本発明の主たる目的は、渦流形成羽根で環形円筒体内の電気めっき液を渦流にすることで、電気めっき液の繰り替えを加速化し、且つ電力線ガイドリングを介して電気めっき液の流動方向を安定化させ、電気めっき液で小型部品を均一に浸漬し、さらに小型部品の表面を均一に電気めっきするという効果が得られる電気めっき用の組み合わせ機構を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成させるために、本発明は、複数の小型部品を電気めっきするための電気めっき用の組み合わせ機構を提供し、前記電気めっき用組み合わせ機構は、前記小型部品を収納する電気めっきバレルを備え、前記電気めっきバレルは、環形円筒体、回転軸、係合部、及び複数の渦流形成羽根を含む。前記回転軸の第1端が前記環形円筒体に設けられ、前記係合部が前記環形円筒体の底部に設けられて、駆動器により回転駆動され、前記渦流形成羽根が前記環形円筒体の底部に設けられる。
【0008】
本発明の一実施例において、前記電気めっき用の組み合わせ機構は、前記電気めっきバレルが取り付けられる移動フレームをさらに備え、前記移動フレームは、1つの固定板と、前記固定板の両側に取り付けられる2つの側板と、前記2つの側板間に設けられる2つの補助レバーであって、前記補助レバーの上方に前記環形円筒体が位置する、2つの補助レバーと、前記固定板に枢着され、前記回転軸の第2端と一体に組み合わせられるロータリージョイントとを含む。
【0009】
本発明の一実施例において、前記移動フレームは、それぞれ前記固定板の底部の両側に設けられ、陰極リングに電気的に接続される2つの陰極ホルダをさらに含む。
【0010】
本発明の一実施例において、前記移動フレームは、前記2つの陰極ホルダに接続され、前記陰極リングに電気的に接続される陰極ワイヤをさらに含む。
【0011】
本発明の一実施例において、前記環形円筒体は、ベース、周壁、上蓋、及び陰極リングを含み、前記ベースが前記周壁に結合され、前記上蓋が前記周壁に被せられて内部空間を形成し、前記回転軸が前記ベースから前記上蓋に接続されて外へ延び、前記陰極リングが前記周壁内に設けられる。
【0012】
本発明の一実施例において、前記電気めっきバレルは、前記環形円筒体内に設けられ、且つ前記周壁と間隔を有する電力線ガイドリングをさらに含む。
【0013】
本発明の一実施例において、前記電気めっきバレルは、前記環形円筒体のベースに設けられる電流伝達層をさらに含む。
【0014】
本発明の一実施例において、前記環形円筒体は、複数の陰極円形シート及び複数の導流斜面をさらに含み、前記陰極円形シート及び前記導流斜面は互いに間隔を空けて前記電流伝達層に設けられ、且つ前記陰極円形シートは隣接する2つの導流斜面の間に位置する。
【発明の効果】
【0015】
上記のとおり、前記環形円筒体の周壁の陰極リングが前記回転軸によって前記陰極ワイヤを介して前記陰極ホルダに電気的に接続され、前記電気めっきバレルが回転して遠心力を発生させたとき、前記環形円筒体内の前記小型部品が前記陰極リングへ移動するように駆動され、同時に、前記渦流形成羽根が前記環形円筒体内の電気めっき液を渦流にすることで、電気めっき液の繰り替えを加速化し、且つ前記電力線ガイドリングの設計によって、前記電気めっき液の流動方向を安定化させて、前記電気めっき液で前記小型部品を均一に浸漬し、さらに前記小型部品の表面を均一に電気めっきするという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明による電気めっき用の組み合わせ機構の好適な一実施例の断面図である。
図2】本発明による電気めっき用の組み合わせ機構の好適な一実施例の分解図である。
図3】本発明による電気めっき用の組み合わせ機構の別の好適な実施例の分解図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下の各実施例の説明は、図面を参照しながら、本発明の実施可能な特定の実施例を例示する。また、本発明に記載の上、下、頂、底、前、後、左、右、内、外、側面、周辺、中心、水平、横方向、垂直、縦方向、軸方向、径方向、最上層または最下層などの方向に関する用語は図面に基づく方向のみを指す。したがって、使用される方向に関する用語は、本発明の説明および理解のためであり、本発明を制限するものではない。
【0018】
図1及び図2には、例えばチップ型抵抗器、インダクタ、コンデンサ、コネクタ、精密部品などの各種小型部品を電気めっき又は化学めっきするための本発明による電気めっき用の組み合わせ機構の好適な実施例が示されている。電気めっき用組み合わせ機構は、移動フレーム2及び電気めっきバレル3を備える。本発明では、各ユニットの詳細な構造、組立関係、及び動作原理について後に詳述する。
【0019】
さらに、図1及び図2に示されるように、移動フレーム2は、1つの固定板21と、2つの側板22と、2つの補助レバー24と、2つの掴持部材26と、1つのロータリージョイント27と、2つの陰極ホルダ28と、1つの陰極ワイヤ29とを含み、側板22は固定板21の両側に取り付けられ、補助レバー24は側板22の間に設けられ、掴持部材26はそれぞれ間隔を空けて固定板21の頂面の両側に設けられて、引かれることで移動し、ロータリージョイント27は固定板21に枢着されて、回転軸32の第2端322と一体に組み合わせられ、陰極ホルダ28は固定板21の底部の両側に設けられ、陰極ワイヤ29は両側の陰極ホルダ28に接続される。
【0020】
さらに、図1及び図2に示されるように、電気めっきバレル3は小型部品(図示せず)を収納し、且つ移動フレーム2に取り付けられ、電気めっきバレル3は環形円筒体31、回転軸32、係合部33、電流伝達層34、電力線ガイドリング36及び複数の渦流形成羽根37を含み、回転軸32の第1端321が環形円筒体31に設けられ、且つ係合部33が第1端321の下方に位置し、渦流形成羽根37が回転軸32を取り囲んで間隔を空けて配列するようにディスク38に設けられる。さらに、係合部33は環形円筒体31の底部に設けられ、第2端322の一つの端面が挟持爪状であり、且つ補助レバー24は側板22の間に設けられ、環形円筒体31は補助レバー24の上方に位置し、なお、係合部33は駆動器(図示せず)に取り付けられて、駆動器の駆動輪により回転駆動される。
【0021】
なお、電流伝達層34は、チタン金属又はチタンめっき、チタンスプレー物質で製造され、環形円筒体21はプラスチック類材質で製造され、電流伝達層34及び環形円筒体21の間には、プラスチック類材質で製造される中間層(図示せず)が設けられている。
【0022】
さらに、図1及び2に示されるように、環形円筒体31は、ベース311、周壁312、上蓋313、及び陰極リング314を含み、ベース311が周壁312に結合され、上蓋313が周壁312に被せられて内部空間(図示せず)を形成し、内部空間は小型部品を収容し、回転軸32はベース311から上蓋313に接続されて上へ延び、陰極リング314は周壁312の内表面に設けられ、陰極ワイヤ29は回転軸22によって陰極リング314に電気的に接続される。また、ディスク38はベース311に取り付けられ、渦流形成羽根37はベース311の上方に位置する。
【0023】
上記構造によれば、ロータリージョイント27を緩めることにより環形円筒体31と回転軸32を同時に移動フレーム2から取り外すことができ、固定板21の底部の両側にある陰極ホルダ28は、電気的に接触すると、陰極リング314に電気的に接続され、固定板21を移動すると通電が切れる。また、陰極リング314が所定回転数まで加速すると、環形円筒体31内の小型部品(被めっき物)が遠心力により陰極リング314に密着して通電することで電気めっきが行われ、所定時間後、通電が切れて陰極リング314が低回転数に減速され、環形円筒体31内の小型部品(被めっき物)が重力により環形円筒体31の底部に落ちて混合し、続いて小型部品(被めっき物)が混合した後、陰極リング314が所定回転数まで回転し、このように、小型部品(被めっき物)の低速混合及び加速電気めっきの後、低速混合及び加速電気めっきを断続的に行うことによって、小型部品(被めっき物)の表面を均一に電気めっきするという効果が得られる。
【0024】
上記設計によれば、環形円筒体31の周壁312の陰極リング314が回転軸22によって陰極ワイヤ29を介して陰極ホルダ28に電気的に接続され、電気めっきバレル3が回転して遠心力を発生させたとき、環形円筒体21内の小型部品が駆動されて陰極リング314へ移動し、同時に、渦流形成羽根37は環形円筒体21内の電気めっき液を渦流にすることで、電気めっき液の交換を加速化し、且つ電力線ガイドリング36の設計によって、電気めっき液の流動方向を安定化させて、電気めっき液で小型部品を均一に浸漬し、さらに小型部品の表面を均一に電気めっきするという効果が得られる。
【0025】
さらに、係合部33の設計によれば、駆動器に容易に係合でき、且つ駆動器により回転駆動される。また、ロータリージョイント27の設計によれば、電気めっきバレル3を移動フレーム2に容易に取り付けたり移動フレーム2から容易に取り外したりすることができ、さらに電気めっきバレル3の取り外し及び交換の速度を高め、電気めっき作業の効率を向上させる。また、係合部33が連動されることで環形円筒体31を回転させ、回転時の遠心力によって、環形円筒体21における小型部品を駆動して陰極リング314へ移動させ、さらに小型部品を電気めっき液において効率的に移動して切り返す。
【0026】
図3に、本発明による電気めっき用組み合わせ機構の別の好適な実施例が示されており、上記した好適な実施例と同じユニットの名称及び図面の番号が使用されており、これら2つの実施例では以下の特徴が異なる。環形円筒体31は、複数の陰極円形シート317及び複数の導流斜面318を含み、陰極円形シート317及び導流斜面318は互いに間隔を空けて電流伝達層34に設けられ、且つ陰極円形シート317は隣接する2つの導流斜面318の間に位置する。従って、好適な本実施例でも、電気めっきバレル3を容易に移動して交換することができ、且つ各種小型部品による電気めっきの要件に応じて、小型部品の表面を均一に電気めっきするという効果が得られる。
【0027】
上記のとおり、環形円筒体31の周壁312の陰極リング314が回転軸22によって陰極ワイヤ29を介して陰極ホルダ28に電気的に接続され、電気めっきバレル3が回転して遠心力を発生させたとき、環形円筒体21内の小型部品が駆動されて陰極リング314へ移動する。同時に、渦流形成羽根37は環形円筒体21内の電気めっき液を渦流にすることで、電気めっき液の繰り替えを加速化し、且つ電力線ガイドリング36の設計によって、電気めっき液の流動方向を安定化させて、電気めっき液で小型部品を均一に浸漬し、さらに小型部品の表面を均一に電気めっきするという効果が得られる。
【0028】
本発明について上記関連実施例にて説明したが、上記実施例は本発明の好適実施例に過ぎない。なお、開示されている実施例は本発明の範囲を制限するものではない。むしろ、特許請求の趣旨及び範囲に含まれる修正及び同等の構成はいずれも本発明の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0029】
21 環形円筒体
22 側板
24 補助レバー
27 ロータリージョイント
29 陰極ワイヤ
31 環形円筒体
311 ベース
312 周壁
313 上蓋
314 陰極リング
317 陰極円形シート
32 回転軸
36 電力線ガイドリング
図1
図2
図3