【文献】
Nokia Networks,Enhancements related to precoded CSI-RS based schemes[online],3GPP TSG-RAN WG1#80b R1-151911,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_80b/Docs/R1-151911.zip>,2015年 4月10日,pp.1-2
【文献】
LG Electronics,Beamformed CSI-RS related enhancements based on the identified approaches[online],3GPP TSG-RAN WG1#82 R1-154274,インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_82/Docs/R1-154274.zip>,2015年 8月15日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記基地局により、前記ポート番号、前記ポート番号に対応するCSI-RS及び前記プリコーディング行列に基づいて、前記ポート番号に対応する前記時間周波数リソースのそれぞれの上で送出される前記ターゲットCSI-RSを決定するステップは、
前記基地局により、前記端末の第1のRank及び前記プリコーディング行列を決定するステップと、
前記基地局により、前記第1のRankに基づいて前記ポート番号を前記端末に割り当てるステップであり、前記割り当てられたポート番号の個数は、前記第1のRankの値と同じである、ステップと、
前記基地局により、前記ポート番号に対応するコードを使用することにより、前記ポート番号に対応する前記CSI-RSに対してスペクトル拡散を実行し、前記プリコーディング行列を使用することにより、スペクトル拡散後に取得された各CSI-RSをプリコーディングし、前記ポート番号に対応する前記時間周波数リソースのそれぞれの上で送出される前記ターゲットCSI-RSを取得するステップと
を含み、前記ポート番号に対応する前記コードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードである、請求項2に記載の方法。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施例は、端末のリソース消費を低減するためのチャネル品質インデックス測定方法及び装置を提供する。
【0005】
前述の目的を達成するために、本発明の実施例において以下の技術的解決策が使用される。
【0006】
第1の態様によれば、CQI測定方法が提供される。方法は、
基地局により、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを決定するステップであり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSであり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントである、ステップと、
基地局により、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを端末に時間周波数リソース上で送出するステップと、
基地局により、端末のリソース番号を示すために使用される指示情報を端末に送出するステップと、
基地局により、端末により送出され且つチャネル品質を示すために使用されるCQIを受信するステップと
を含む。
【0007】
任意選択で、基地局により、指示情報を端末に送出するステップは、
基地局により、指示情報を端末にPDCCH上で送出するステップであり、異なるサブフレームにおいて基地局により端末にPDCCH上で送出された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる、ステップを含む。
【0008】
端末は、基地局によりPDCCH上で送出された情報を迅速に決定し得る。したがって、基地局は、各サブフレームにおいて指示情報を送出してもよく、それにより、端末は、基地局により端末に割り当てられたリソース番号に基づいてチャネル品質を測定する。
【0009】
任意選択で、指示情報により示されるリソース番号の数は、第1のRankの値と同じであり、方法は、
基地局により、端末により送出されたRIを受信するステップであり、RIは、指示情報により示されるリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で受信された情報に基づいて端末により測定された第2のRankに基づいて、端末により決定されたRIである、ステップと、
基地局により、RIに基づいて第2のRankを決定するステップと、
基地局により、端末に対応するプリコーディング行列を使用することにより、端末に送出されるデータストリームをプリコーディングし、データポート上でデータストリームを送出するステップであり、データポートの数は、第1のRankの値と同じであり、データストリームのレイヤ数は、第2のRankの値と同じであり、第2のRankは、第1のRank以下であり、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである、ステップと
を更に含む。
【0010】
RankとCQIとの間の高い相関のため、端末がCQIを再びフィードバックした後に、基地局が依然として第1のRankに基づいてデータを端末に送出する場合、端末は、データを正確に復号化しない可能性がある。したがって、端末は、ターゲット情報に基づいて第2のRankを決定し、RIを基地局にフィードバックする。基地局は、第2のRankを端末に対応するRankとして最終的に決定し、それにより、端末がデータを正確に復号化できることを確保する。
【0011】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数であり、リソースプールは、基地局により規定されたリソースプールであり、方法は、
基地局により、RRCシグナリングを使用することにより、リソースプールを端末に送出するステップを更に含む。
【0012】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0013】
任意選択で、基地局により、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを決定するステップは、
基地局により、リソース番号、リソース番号に対応するCSI-RS及びプリコーディング行列に基づいて、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定するステップを含む。
【0014】
任意選択で、基地局により、リソース番号、リソース番号に対応するCSI-RS及びプリコーディング行列に基づいて、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定するステップは、
基地局により、端末の第1のRank及びプリコーディング行列を決定するステップと、
基地局により、第1のRankに基づいてリソース番号を端末に割り当てるステップであり、リソース番号の数は、第1のRankの値と同じである、ステップと、
基地局により、リソース番号に対応するコードを使用することにより、リソース番号に対応するCSI-RSに対してスペクトル拡散を実行し、プリコーディング行列を使用することにより、スペクトル拡散後に取得された各CSI-RSをプリコーディングし、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを取得するステップと、
を含み、リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0015】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、指示情報は、R個のビットを含み、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは指示情報は、3ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、3ビットの値が異なるときに異なるか、或いは指示情報は、4ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、4ビットの値が異なるときに異なる。
【0016】
第2の態様によれば、CQI測定方法が提供される。方法は、
端末により、基地局により各時間周波数リソース上で送出された情報を受信するステップと、
端末により、基地局により送出され且つ端末のリソース番号を端末に示すために使用される指示情報を受信するステップと、
端末により、指示情報に基づいて端末のリソース番号を決定するステップと、
端末により、端末のリソース番号に基づいて情報からターゲット情報を決定するステップであり、ターゲット情報は、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で基地局により端末に送出された受信情報であり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントであり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSである、ステップと、
端末により、ターゲット情報に基づいてチャネル品質を測定し、測定されたチャネル品質に基づいてCQIを決定するステップと、
端末により、CQIを基地局に送出するステップと
を含む。
【0017】
任意選択で、端末により、基地局により送出された指示情報を受信するステップは、
端末により、基地局により送出された指示情報をPDCCH上で受信するステップであり、基地局により送出され且つ異なるサブフレームにおいて端末によりPDCCH上で受信された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる、ステップを含む。
【0018】
端末は、基地局によりPDCCH上で送出された情報を迅速に決定し得る。したがって、基地局は、各サブフレームにおいて指示情報を送出してもよく、それにより、端末は、基地局により端末に割り当てられたリソース番号に基づいてチャネル品質を測定する。
【0019】
任意選択で、指示情報により示されるリソース番号の数は、第1のRankの値と同じであり、端末により、指示情報に基づいて端末のリソース番号を決定した後に、方法は、
端末により、リソース番号の数が第1のRankの値であると決定するステップであり、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである、ステップと、
端末により、ターゲット情報及び第1のRankに基づいて第2のRankを測定し、測定された第2のRankに基づいてRIを決定するステップであり、RIに対応する第2のRankは、第1のRank以下である、ステップと、
端末により、RIを基地局に送出するステップと
を更に含む。
【0020】
RankとCQIとの間の高い相関のため、端末がCQIを再びフィードバックした後に、基地局が依然として第1のRankに基づいてデータを端末に送出する場合、端末は、データを正確に復号化しない可能性がある。したがって、端末は、ターゲット情報に基づいて第2のRankを決定し、RIを基地局にフィードバックする。基地局は、第2のRankを端末に対応するRankとして最終的に決定し、それにより、端末がデータを正確に復号化できることを確保する。
【0021】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数であり、方法は、
端末により、RRCシグナリングを使用することにより、基地局により送出されたリソースプールを受信するステップを更に含む。
【0022】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0023】
任意選択で、端末により、端末のリソース番号に基づいて情報からターゲット情報を決定するステップは、
端末により、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を決定するステップと、
端末により、端末のリソース番号に対応するコードを使用することにより、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を逆拡散し、ターゲット情報を取得するステップと
を含み、リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0024】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、端末により、指示情報に基づいて端末のリソース番号を決定するステップは、
端末により、指示情報に含まれるR個のビットに基づいて端末のリソース番号を決定するステップであり、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数である、ステップ、又は
端末により、指示情報に含まれる3ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するステップ、又は
端末により、指示情報に含まれる4ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するステップを含む。
【0025】
第3の態様によれば、CQI測定装置が提供される。装置は、
端末のリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを決定するように構成された第1の決定ユニットであり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSであり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントである、第1の決定ユニットと、
リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを端末に時間周波数リソース上で送出するように構成された第1の送出ユニットと、
端末のリソース番号を示すために使用される指示情報を端末に送出するように構成された第2の送出ユニットと、
端末により送出され且つチャネル品質を示すために使用されるCQIを受信するように構成された第1の受信ユニットと
を含む。
【0026】
任意選択で、第2の送出ユニットは、
指示情報を端末にPDCCH上で送出するように具体的に構成され、異なるサブフレームにおいて第2の送出ユニットにより端末にPDCCH上で送出された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0027】
端末は、基地局によりPDCCH上で送出された情報を迅速に決定し得る。したがって、基地局は、各サブフレームにおいて指示情報を送出してもよく、それにより、端末は、基地局により端末に割り当てられたリソース番号に基づいてチャネル品質を測定する。
【0028】
任意選択で、装置は、第2の受信ユニットと、第2の決定ユニットと、プリコーディングユニットと、第3の送出ユニットとを更に含み、
第2の受信ユニットは、端末により送出されたRIを受信するように構成され、RIは、指示情報により示されるリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で受信された情報に基づいて端末により測定された第2のRankに基づいて、端末により決定されたRIであり、
第2の決定ユニットは、RIに基づいて第2のRankを決定するように構成され、
プリコーディングユニットは、端末に対応するプリコーディング行列を使用することにより、端末に送出されるデータストリームをプリコーディングするように構成され、
第3の送出ユニットは、データポート上でデータストリームを送出するように構成され、データポートの数は、第1のRankの値と同じであり、データストリームのレイヤ数は、第2のRankの値と同じであり、第2のRankは、第1のRank以下であり、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである。
【0029】
RankとCQIとの間の高い相関のため、端末がCQIを再びフィードバックした後に、基地局が依然として第1のRankに基づいてデータを端末に送出する場合、端末は、データを正確に復号化しない可能性がある。したがって、端末は、ターゲット情報に基づいて第2のRankを決定し、RIを基地局にフィードバックする。基地局は、第2のRankを端末に対応するRankとして最終的に決定し、それにより、端末がデータを正確に復号化できることを確保する。
【0030】
任意選択で、装置は、第4の送出ユニットを更に含み、
第4の送出ユニットは、RRCシグナリングを使用することにより、リソースプールを端末に送出するように構成され、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である。
【0031】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0032】
任意選択で、第1の決定ユニットは、
リソース番号、リソース番号に対応するCSI-RS及びプリコーディング行列に基づいて、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定するように具体的に構成される。
【0033】
任意選択で、第1の決定ユニットは、
端末の第1のRank及びプリコーディング行列を決定し、
第1のRankに基づいてリソース番号を端末に割り当て、リソース番号の数は、第1のRankの値と同じであり、
リソース番号に対応するコードを使用することにより、リソース番号に対応するCSI-RSに対してスペクトル拡散を実行し、プリコーディング行列を使用することにより、スペクトル拡散後に取得された各CSI-RSをプリコーディングし、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを取得するように具体的に構成され、
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0034】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、指示情報は、R個のビットを含み、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは指示情報は、3ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、3ビットの値が異なるときに異なるか、或いは指示情報は、4ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、4ビットの値が異なるときに異なる。
【0035】
第4の態様によれば、CQI測定装置が提供される。装置は、
基地局により各時間周波数リソース上で送出された情報を受信するように構成された第1の受信ユニットと、
基地局により送出され且つ端末のリソース番号を端末に示すために使用される指示情報を受信するように構成された第2の受信ユニットと、
指示情報に基づいて端末のリソース番号を決定するように構成された第1の決定ユニットと、
端末のリソース番号に基づいて情報からターゲット情報を決定するように構成された第2の決定ユニットであり、ターゲット情報は、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で基地局により端末に送出された受信情報であり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントであり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSである、第2の決定ユニットと、
ターゲット情報に基づいてチャネル品質を測定し、測定されたチャネル品質に基づいてCQIを決定するように構成された第1の実行ユニットと、
CQIを基地局に送出するように構成された第1の送出ユニットと
を含む。
【0036】
任意選択で、第2の受信ユニットは、
基地局により送出された指示情報をPDCCH上で受信するように具体的に構成され、基地局により送出され且つ異なるサブフレームにおいて第2の受信ユニットによりPDCCH上で受信された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0037】
端末は、基地局によりPDCCH上で送出された情報を迅速に決定し得る。したがって、基地局は、各サブフレームにおいて指示情報を送出してもよく、それにより、端末は、基地局により端末に割り当てられたリソース番号に基づいてチャネル品質を測定する。
【0038】
任意選択で、装置は、第3の決定ユニットと、第2の実行ユニットと、第2の送出ユニットとを更に含み、
第3の決定ユニットは、リソース番号の数が第1のRankの値であると決定するように構成され、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankであり、
第2の実行ユニットは、ターゲット情報及び第1のRankに基づいて第2のRankを測定し、測定された第2のRankに基づいてRIを決定するように構成され、RIに対応する第2のRankは、第1のRank以下であり、
第2の送出ユニットは、RIを基地局に送出するように構成される。
【0039】
RankとCQIとの間の高い相関のため、端末がCQIを再びフィードバックした後に、基地局が依然として第1のRankに基づいてデータを端末に送出する場合、端末は、データを正確に復号化しない可能性がある。したがって、端末は、ターゲット情報に基づいて第2のRankを決定し、RIを基地局にフィードバックする。基地局は、第2のRankを端末に対応するRankとして最終的に決定し、それにより、端末がデータを正確に復号化できることを確保する。
【0040】
任意選択で、装置は、
RRCシグナリングを使用することにより、基地局により送出されたリソースプールを受信するように構成された第3の受信ユニットであり、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である、第3の受信ユニットを更に含む。
【0041】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0042】
任意選択で、第2の決定ユニットは、
端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を決定し、
端末のリソース番号に対応するコードを使用することにより、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を逆拡散し、ターゲット情報を取得するように具体的に構成され、
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0043】
任意選択で、第1の決定ユニットは、
指示情報に含まれるR個のビットに基づいて端末のリソース番号を決定し、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは
指示情報に含まれる3ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するか、或いは
指示情報に含まれる4ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するように具体的に構成される。
【0044】
第5の態様によれば、CQI測定装置が提供される。装置は、メモリと、プロセッサと、送信機と、受信機とを含み、
メモリは、コードを記憶するように構成され、プロセッサは、コードに基づいて以下の動作、すなわち、
端末のリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを決定する動作であり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSであり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントである、動作を実行し、
送信機は、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを端末に時間周波数リソース上で送出するように構成され、
送信機は、端末のリソース番号を示すために使用される指示情報を端末に送出するように更に構成され、
受信機は、端末により送出され且つチャネル品質を示すために使用されるCQIを受信するように構成される。
【0045】
任意選択で、送信機は、
指示情報を端末にPDCCH上で送出するように具体的に構成され、異なるサブフレームにおいて送信機により端末にPDCCH上で送出された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0046】
端末は、基地局によりPDCCH上で送出された情報を迅速に決定し得る。したがって、基地局は、各サブフレームにおいて指示情報を送出してもよく、それにより、端末は、基地局により端末に割り当てられたリソース番号に基づいてチャネル品質を測定する。
【0047】
任意選択で、受信機は、端末により送出されたRIを受信するように更に構成され、RIは、指示情報により示されるリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で受信された情報に基づいて端末により測定された第2のRankに基づいて、端末により決定されたRIであり、
プロセッサは、RIに基づいて第2のRankを決定するように更に構成され、
プロセッサは、端末に対応するプリコーディング行列を使用することにより、端末に送出されるデータストリームをプリコーディングするように更に構成され、
送信機は、データポート上でデータストリームを送出するように更に構成され、データポートの数は、第1のRankの値と同じであり、データストリームのレイヤ数は、第2のRankの値と同じであり、第2のRankは、第1のRank以下であり、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである。
【0048】
RankとCQIとの間の高い相関のため、端末がCQIを再びフィードバックした後に、基地局が依然として第1のRankに基づいてデータを端末に送出する場合、端末は、データを正確に復号化しない可能性がある。したがって、端末は、ターゲット情報に基づいて第2のRankを決定し、RIを基地局にフィードバックする。基地局は、第2のRankを端末に対応するRankとして最終的に決定し、それにより、端末がデータを正確に復号化できることを確保する。
【0049】
任意選択で、送信機は、
RRCシグナリングを使用することにより、リソースプールを端末に送出するように更に構成され、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である。
【0050】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0051】
任意選択で、プロセッサは、
リソース番号、リソース番号に対応するCSI-RS及びプリコーディング行列に基づいて、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定するように具体的に構成される。
【0052】
任意選択で、プロセッサは、
端末の第1のRank及びプリコーディング行列を決定し、
第1のRankに基づいてリソース番号を端末に割り当て、リソース番号の数は、第1のRankの値と同じであり、
リソース番号に対応するコードを使用することにより、リソース番号に対応するCSI-RSに対してスペクトル拡散を実行し、プリコーディング行列を使用することにより、スペクトル拡散後に取得された各CSI-RSをプリコーディングし、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを取得するように具体的に構成され、
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0053】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、指示情報は、R個のビットを含み、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは指示情報は、3ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、3ビットの値が異なるときに異なるか、或いは指示情報は、4ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、4ビットの値が異なるときに異なる。
【0054】
第6の態様によれば、CQI測定装置が提供される。装置は、受信機と、メモリと、プロセッサと、送信機とを含み、
受信機は、基地局により各時間周波数リソース上で送出された情報を受信するように構成され、
受信機は、基地局により送出され且つ端末のリソース番号を端末に示すために使用される指示情報を受信するように更に構成され、
メモリは、コードを記憶するように構成され、プロセッサは、コードに基づいて以下の動作、すなわち、
指示情報に基づいて端末のリソース番号を決定する動作と、
端末のリソース番号に基づいて情報からターゲット情報を決定する動作であり、ターゲット情報は、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で基地局により端末に送出された受信情報であり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントであり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSである、動作と、
ターゲット情報に基づいてチャネル品質を測定し、測定されたチャネル品質に基づいてCQIを決定する動作とを実行し、
送信機は、CQIを基地局に送出するように構成される。
【0055】
任意選択で、受信機は、
基地局により送出された指示情報をPDCCH上で受信するように具体的に構成され、基地局により送出され且つ異なるサブフレームにおいて受信機によりPDCCH上で受信された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0056】
端末は、基地局によりPDCCH上で送出された情報を迅速に決定し得る。したがって、基地局は、各サブフレームにおいて指示情報を送出してもよく、それにより、端末は、基地局により端末に割り当てられたリソース番号に基づいてチャネル品質を測定する。
【0057】
任意選択で、プロセッサは、リソース番号の数が第1のRankの値であると決定するように更に構成され、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankであり、
プロセッサは、ターゲット情報及び第1のRankに基づいて第2のRankを測定し、測定された第2のRankに基づいてRIを決定するように更に構成され、RIに対応する第2のRankは、第1のRank以下であり、
送信機は、RIを基地局に送出するように更に構成される。
【0058】
RankとCQIとの間の高い相関のため、端末がCQIを再びフィードバックした後に、基地局が依然として第1のRankに基づいてデータを端末に送出する場合、端末は、データを正確に復号化しない可能性がある。したがって、端末は、ターゲット情報に基づいて第2のRankを決定し、RIを基地局にフィードバックする。基地局は、第2のRankを端末に対応するRankとして最終的に決定し、それにより、端末がデータを正確に復号化できることを確保する。
【0059】
任意選択で、受信機は、
RRCシグナリングを使用することにより、基地局により送出されたリソースプールを受信するように更に構成され、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である。
【0060】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0061】
任意選択で、プロセッサは、
端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を決定し、
端末のリソース番号に対応するコードを使用することにより、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を逆拡散し、ターゲット情報を取得するように具体的に構成され、
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0062】
任意選択で、プロセッサは、
指示情報に含まれるR個のビットに基づいて端末のリソース番号を決定し、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは
指示情報に含まれる3ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するか、或いは
指示情報に含まれる4ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するように具体的に構成される。
【0063】
本発明の実施例において提供される方法及び装置によれば、基地局は、端末に割り当てられたリソース番号を端末に動的に示す。全ての時間周波数リソース上で受信された情報に基づいてCQIを測定した後に、全ての測定されたCQIを基地局にフィードバックする代わりに、基地局により示されたリソース番号を受信した後に、端末は、リソース番号に基づいて、各時間周波数上で受信された情報からターゲット情報を決定し、ターゲット情報に基づいてCQIを測定し、CQIを基地局にフィードバックする。したがって、端末のリソース消費がかなり低減される。
【発明を実施するための形態】
【0065】
以下に、本発明の実施例における添付図面を参照して本発明の実施例における技術的解決策を明確且つ完全に説明する。明らかに、説明する実施例は、本発明の実施例の全てではなく、単なる一部である。創造的取り組みなしに本発明の実施例に基づいて当業者により取得される全ての他の実施例は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
【0066】
本発明の実施例において提供される技術的解決策を当業者により明確に理解してもらうために、この出願に関する従来技術について、まず簡単に説明する。
【0067】
MIMOシナリオでは、基地局は、複数の端末のそれぞれに対応するCSI-RSを端末に送出する。複数の端末のそれぞれは、基地局により送出されたCSI-RSを受信し、SU-MIMOの仮定及びCSI-RSに基づいてチャネル推定を実行し、推定を通じて取得されたPMI、初期RI(RIを以下のRIと区別するため、ここではRIは初期RIと呼ばれる)及び初期CQI(CQIを以下のCQIと区別するため、ここではCQIは初期CQIと呼ばれる)を基地局にフィードバックする。複数の端末により送出されたPMI、初期RI及び初期CQIを受信した後に、基地局は、MMOシステムが最大スループット又は最小干渉度を有するという原理に基づいて、複数の端末の中のN個の端末を使用することによりMU-MIMOを形成するか否かを決定する。そうである場合、基地局は、N個の端末によりフィードバックされたPMI、初期RI及び初期CQIに基づいて、N個の端末の間の干渉を除去又は低減する原理を使用することにより、端末についてN個の端末のそれぞれに対応するプリコーディング行列及びRankを再決定する。この場合、Rankは、以下の第1のRankである。本発明の実施例において提供される方法は、このシナリオに適用されてもよく、方法がこのシナリオに適用される例が、説明のために以下で使用される。しかし、本発明の実施例において提供される方法はまた、他のシナリオにも適用されてもよい点に留意すべきである。例えば、基地局がMU-MIMOを形成しないことを決定したとき、方法は、依然として基地局と端末との間に適用されてもよい。したがって、本発明の実施例における端末は、MU-MIMOを形成する複数の端末のうちいずれか1つでもよく、或いは他の端末でもよい。
【0068】
本発明の実施例において提供される方法は、主にLTEシステム及びLTE-Advancedシステムに適用され、主に下りリンクMIMOシナリオに適用される。
【0069】
本発明の実施例は、CQI測定方法を提供する。
図1A及び
図1Bに示すように、方法は以下のステップを含む。
【0070】
101.基地局は、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを決定する。
【0071】
ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSであり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントである。
【0072】
具体的には、ターゲットCSI-RSは、リソース番号に対応するCSI-RSが端末に対応するプリコーディング行列を使用することによりプリコーディングされた後に取得されたCSI-RSでもよい。端末に対応するプリコーディング行列は、基地局により決定されてもよい。リソース番号に対応するCSI-RSは、予め設定されたCSI-RSでもよく、他の方式で基地局により決定されたCSI-RSでもよい。しかし、CSI-RSは、基地局及び端末にとって周知である点に留意すべきである。
【0073】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0074】
ターゲットCSI-RSポート番号は、ターゲットCSI-RSポートの番号であり、ターゲットCSI-RSポートの番号は、異なるターゲットCSI-RSポートの間を区別するために使用される。
【0075】
N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているため、リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号は、時間ドメインリソースとコードドメインリソースとの双方を示してもよく、リソース番号が直交行列の行(又は列)番号であるとき、基地局は、異なるリソース番号について異なる時間周波数リソースを予め設定してもよく、或いは異なるリソース番号に対応する時間周波数リソースは、同じ時間ドメインリソースである。
【0076】
図2に示すように、LTEシステム及びLTE-Advancedシステムにおけるエアインタフェースリソース割り当ての基本単位は、物理リソースブロック(Physical Resource Block, 略称PRB)である点に留意すべきである。1つのPRBは、周波数ドメインにおいて12個の連続サブキャリアを含み、時間ドメインにおいて7個の連続直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing, 略称OFDM)シンボル周期を含む。1つのOFDMシンボル周期及び1つのサブキャリアを含むリソースは、1つのリソースエレメント(Resource Element, 略称RE)と呼ばれる。1つのPRBに含まれる複数のREの中で、いくつかのREは、データを送信するために使用され、いくつかのREは、参照信号を送信するために使用される。例えば、
図2に示すリソースエレメント1(以下ではRE1と呼ばれる)、リソースエレメント2(以下ではRE2と呼ばれる)、リソースエレメント3(以下ではRE3と呼ばれる)及びリソースエレメント4(以下ではRE4と呼ばれる)は、参照信号を送信するために使用される。
【0077】
リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号でもよい。例えば、LTE及びLTE-Advanceでは、1つのCSI-RSポートは、2つのRE(又は4個のRE)を占有してもよい。この場合、リソース番号は、2つ(又は4個)のREと長さが2(又は4)である直交コードとの組み合わせでもよい。ターゲットCSI-RSポートの場合もこれと同様である。例えば、
図2に記載の例に基づいて、基地局が4個のターゲットCSI-RSポートを有する場合、番号が1であるターゲットCSI-RSポートはRE1及びRE2に対応しており、直交コードの予め規定されたグループにおいて番号がa1である直交コードを使用してもよく、番号が2であるターゲットCSI-RSポートはRE1及びRE2に対応しており、直交コードの予め規定されたグループにおいて番号がa2である直交コードを使用してもよく、番号が3であるターゲットCSI-RSポートはRE3及びRE4に対応しており、直交コードの予め規定されたグループにおいて番号がa1である直交コードを使用してもよく、番号が4であるターゲットCSI-RSポートはRE3及びRE4に対応しており、直交コードの予め規定されたグループにおいて番号がa2である直交コードを使用してもよい。
【0078】
リソース番号は、直交行列の行(又は列)番号でもよい。リソース番号が直交行列の行(又は列)番号であるとき、直交行列の要素のいずれか2つの行(又は列)は直交する。この場合、直交行列の要素の複数の行(又は列)は同じ時間周波数リソースに対応していてもよく、或いは直交行列の要素の行(又は列)に対応する時間周波数リソースは予め設定されてもよい。
図2に示すように、直交行列の第1の列が4個の要素を含む場合、直交行列の第1の列に対応する時間周波数リソースは、RE1、RE2、RE3及びRE4でもよい。直交行列の2の列が4個の要素を含み、直交行列の第2の列に対応する時間周波数リソースもまた、RE1、RE2、RE3及びRE4でもよい。
【0079】
さらに、リソース番号は、リソースエレメント番号、直交コードの予め規定されたグループにおける直交コードのコード番号、又は予め規定された直交行列の行番号若しくは列番号でもよく、或いはリソースエレメントと直交コードの予め規定されたグループにおける直交コードのコード番号及び/又は予め規定された直交行列の行(若しくは列)番号との組み合わせでもよい。
【0080】
リソース番号は、リソースエレメント番号でもよい。例えば、リソース番号は、リソースエレメント1、リソースエレメント2、リソースエレメント3及びリソースエレメント4の中の1つ以上のリソースエレメントのリソースエレメント番号でもよい。リソースエレメント番号は、異なるリソースエレメントの間を区別するために使用される。
【0081】
リソース番号は、直交コードの予め規定されたグループにおける直交コードのコード番号でもよい。この場合、直交コードのグループにおける複数の直交コードは同じ時間周波数リソースに対応していてもよく、或いは指定のコード番号を有する直交コードに対応する時間周波数リソースは予め設定されてもよい。
図2に記載の例に基づいて、コード番号Aを有する直交コードが4個の要素を含む場合、コード番号Aを有する直交コードに対応する時間周波数リソースは、RE1、RE2、RE3及びRE4でもよい。コード番号Bを有する直交コードが4個の要素を含み、コード番号Bを有する直交コードに対応する時間周波数リソースもまた、RE1、RE2、RE3及びRE4でもよい。
【0082】
リソース番号に対応する時間周波数リソースは、リソース番号により示されることができる時間周波数リソースである点に留意すべきである。端末のリソース番号は、リソースプールに基づく基地局による割り当てを通じて取得されてもよく、リソースプールは、端末及び基地局の双方で設定される。
【0083】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である。リソースプールは、基地局により規定されたリソースプールである。基地局は、無線リソース制御(Radio Resource Control, 略称RRC)シグナリングを使用することにより、リソースプールを端末に送出してもよい。対応して、端末は、RRCシグナリングを使用することにより、リソースプールを受信してもよい。
【0084】
具体的には、リソースプールを規定した後に、基地局は、静的/半静的なシグナリング(例えば、RRCシグナリング)を使用することにより、リソースプールを端末に示してもよい。基地局は、リソースプール内のリソース番号に対応する時間周波数リソース上でデータを送出しない。リソースプールを受信した後に、端末は、リソースプール内の全てのリソース番号が1つ以上の端末に割り当てられると考え、それにより、端末は干渉を決定する。
【0085】
任意選択で、具体的な実現方式では、ステップ101は、基地局により、リソース番号、リソース番号に対応するCSI-RS及びプリコーディング行列に基づいて、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定することを含んでもよい。
【0086】
任意選択で、
図3に示すように、基地局により、リソース番号、リソース番号に対応するCSI-RS及びプリコーディング行列に基づいて、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定するプロセスは、以下のステップ301〜303を使用することにより具体的に実現されてもよい。
【0087】
301.基地局は、端末の第1のRank及びプリコーディング行列を決定する。
【0088】
端末がMU-MIMOを形成する複数の端末のうち1つであるとき、基地局により決定され且つMU-MIMOを形成する複数の端末のそれぞれに対応している第1のRank及びプリコーディング行列は、複数の端末の間の干渉を比較的小さくすることができる。
【0089】
302.基地局は、第1のRankに基づいてリソース番号を端末に割り当て、リソース番号の数は、第1のRankの値と同じである。
【0090】
303.基地局は、リソース番号に対応するコードを使用することにより、リソース番号に対応するCSI-RSに対してスペクトル拡散を実行し、プリコーディング行列を使用することにより、スペクトル拡散後に取得された各CSI-RSをプリコーディングし、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを取得する。
【0091】
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0092】
具体的には、基地局により異なるPRB上で送信されるCSI-RSは、CSI-RS系列において異なるシンボル又は同じシンボルでもよい。
【0093】
例1では、端末に対応する第1のRankは1である。この場合、基地局により端末に割り当てられたターゲットCSI-RSポート番号が1である場合、
図2に記載の例に基づいて、ターゲットCSI-RSポート1は2つのリソースエレメントに対応しており、2つのリソースエレメントはRE1及びRE2であり、ターゲットCSI-RSポート1もまた、長さが2であるコードに対応している。長さが2であるコードを使用することにより、リソース番号に対応するCSI-RSに対してスペクトル拡散が実行された後に、RE1上のCSI-RSはCSI-RS1であり、RE2上のCSI-RSはCSI-RS2である。基地局が合計で2つのアンテナポートを有し、端末に対応するプリコーディング行列が
【数1】
である場合、プリコーディング行列は、RE1上の参照信号CSI-RS1により乗算されてもよく(乗算結果は、RE1上のターゲットCSI-RSである)、基地局は、アンテナポート1及びアンテナポート2を使用することにより、RE1上の乗算結果を送信し、また、プリコーディング行列は、RE2上の参照信号CSI-RS2により乗算されてもよく(乗算結果は、RE2上のターゲットCSI-RSである)、基地局は、アンテナポート1及びアンテナポート2を使用することにより、RE2上の乗算結果を送信する。CSI-RS1及びCSI-RS2の双方は、スペクトル拡散がCSI-RSに基づいて実行された後に取得されるため、CSI-RS1及びCSI-RS2は、CSI-RSの基本的に異なる形式である。ターゲットCSI-RSは、リソース番号に対応するCSI-RSによりプリコーディング行列を乗算した結果であり、基地局によりRE1上で送出されるデータ及び基地局によりRE2上で送出されるデータは、ターゲットCSI-RSの基本的に異なる形式であることが習得できる。
【0094】
全明細書の理解を助けるために、例1は、リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するターゲットCSI-RSを決定する例示的なプロセスを単に示している。リソース番号が直交行列の行番号又は列番号であるとき、ターゲットCSI-RSは、従来技術における関係する方法を使用することにより決定されてもよい。
【0095】
102.基地局は、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを端末に時間周波数リソース上で送出する。
【0096】
具体的には、例1に基づいて、基地局が2つのアンテナポートを有する場合、H
1・CSI-RS1は、基地局のアンテナポート1を使用することによりRE1上で送出され、H
1・CSI-RS2は、基地局のアンテナポート1を使用することによりRE2上で送出され、H
2・CSI-RS1は、基地局のアンテナポート2を使用することによりRE1上で送出され、H
2・CSI-RS2は、基地局のアンテナポート2を使用することによりRE2上で送出される。
【0097】
103.基地局は、指示情報を端末に送出し、指示情報は、リソース番号を端末に示すために使用される。
【0098】
任意選択で、具体的な実現方式では、ステップ103は、基地局により、指示情報を端末に物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel, 略称PDCCH)上で送出することを含み、異なるサブフレームにおいて基地局により端末にPDCCH上で送出された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0099】
端末は、基地局によりPDCCH上で送出された情報を迅速に決定し得る。したがって、基地局は、各サブフレームにおいて指示情報を送出してもよく、それにより、端末は、基地局により端末に割り当てられたリソース番号に基づいてチャネル品質を測定する。
【0100】
104.端末は、基地局により各時間周波数リソース上で送出された情報を受信する。
【0101】
105.端末は、基地局により送出された指示情報を受信する。
【0102】
任意選択で、具体的な実現方式では、ステップ105は、端末により、基地局により送出された指示情報をPDCCH上で受信することを含み、基地局により送出され且つ異なるサブフレームにおいて端末によりPDCCH上で受信された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0103】
106.端末は、指示情報に基づいて端末のリソース番号を決定する。
【0104】
107.端末は、端末のリソース番号に基づいて情報からターゲット情報を決定し、ターゲット情報は、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で基地局により端末に送出された受信情報である。
【0105】
具体的には、例1に基づいて、ターゲット情報は、RE1上で受信された情報と、RE2上で受信された情報とを含む。RE1上で受信された情報は、チャネルに含まれるH
1・CSI-RS1及びH
2・CSI-RS1を重畳することにより取得され、RE2上で受信された情報は、チャネルに含まれるH
1・CSI-RS2及びH
2・CSI-RS2を重畳することにより取得される。
【0106】
任意選択で、具体的な実現方式では、ステップ107は、端末により、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を決定し、端末により、端末のリソース番号に対応するコードを使用することにより、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を逆拡散し、ターゲット情報を取得することを含む。
【0107】
リソース番号に対応するコードの説明については、前述の説明を参照する。
【0108】
基地局は、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定するプロセスにおいて、端末のリソース番号に対応するCSI-RSに対してスペクトル拡散を実行するため、端末が端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で情報を受信した後に、端末は、ターゲット情報を取得するために情報を逆拡散する必要がある点に留意すべきである。
【0109】
108.端末は、ターゲット情報に基づいてチャネル品質を測定し、測定されたチャネル品質に基づいてCQIを決定する。
【0110】
端末は、ターゲット情報に基づいてCQIを測定するプロセスにおいて、干渉を決定する必要がある。具体的には、端末は、各時間周波数リソース上で送出された情報からターゲット情報を減算し、残りの情報を、MU-MIMOにおける端末以外の端末からの干渉と周辺セルユーザからの干渉との和として考慮してもよい。
【0111】
109.端末は、CQIを基地局に送出する。
【0112】
110.基地局は、端末により送出されたCQIを受信する。
【0113】
CQIは、チャネル品質を示すために使用される。
【0114】
本発明のこの実施例において提供される方法によれば、基地局は、端末に割り当てられたリソース番号を端末に動的に示す。全ての時間周波数リソース上で受信された情報に基づいてCQIを測定した後に、全ての測定されたCQIを基地局にフィードバックする代わりに、基地局により示されたリソース番号を受信した後に、端末は、リソース番号に基づいて、各時間周波数上で受信された情報からターゲット情報を決定し、ターゲット情報に基づいてCQIを測定し、CQIを基地局にフィードバックする。したがって、端末のリソース消費がかなり低減される。
【0115】
任意選択で、ステップ110の後に、方法は以下のステップを更に含む。
【0116】
(11)基地局は、CQIに基づいて、端末に対応する変調及び符号化ポリシーを決定し、変調及び符号化ポリシーを端末に送出し、端末は、基地局により送出された変調及び符号化ポリシーを受信する。
【0117】
(12)端末は、変調及び符号化ポリシーに基づいて、基地局により送出されたデータを復調及び復号化するために使用される復調及び復号化ポリシーを決定する。
【0118】
具体的には、CQIに基づいて変調及び符号化ポリシーを決定するための方法については、従来技術を参照する。
【0119】
基地局により端末に送出される変調及び符号化ポリシーは、制御シグナリングを使用することにより送出されてもよく、基地局により送出されるデータは、変調及び符号化ポリシーにより変調及び符号化されたデータである。
【0120】
任意選択で、基地局により、指示情報を端末にPDCCH上で送出することは、基地局により、上りリンクスケジューリング指示情報を端末に送出し、上りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むこと、又は基地局により、下りリンクスケジューリング指示情報を端末に送出し、下りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むことを含む。
【0121】
対応して、端末により、基地局により送出された指示情報をPDCCH上で受信することは、端末により、基地局により送出された上りリンクスケジューリング指示情報を受信し、上りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むこと、又は端末により、基地局により送出された下りリンクスケジューリング指示情報を受信し、下りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むことを含む。
【0122】
任意選択で、下りリンクスケジューリング指示情報が指示情報を含むとき、方法は以下のステップを更に含む。
【0123】
(21)基地局は、第Mのサブフレームにおいて指示情報、ターゲットCSI-RS及び下りリンクデータリソース割り当て方式を端末に送出し、それにより、端末は、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されたデータのチャネル品質を測定し、M及びKの双方は1以上の整数である。
【0124】
(22)基地局は、第(M+K)のサブフレームにおいて端末に対応する変調及び符号化ポリシーを端末に送出し、第Mのサブフレームにおいて基地局によりターゲットCSI-RSに割り当てられた物理リソースブロックPRBの数及び位置は、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されるデータチャネルにより占有されるPRBの数及び位置と同じである。
【0125】
(23)端末は、基地局により送出された受信した第Mのサブフレームに基づいて、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されたデータのチャネル品質を測定する。
【0126】
この任意選択の方法では、ターゲットCSI-RSの帯域幅は、データの帯域幅と一致しており、
端末は、ターゲットCSI-RSを測定し、対応する帯域幅内でCQIをフィードバックしてもよく、それにより、上りリンクフィードバックのリソース消費を低減する。
【0127】
従来技術では、データリソース割り当て方式並びに変調及び符号化ポリシーは、下りリンクスケジューリング指示情報を使用することにより、制御チャネル上で一緒に配信される。本発明のこの実施例では、基地局が指示情報を下りリンクスケジューリング指示情報に追加するときに、基地局は、端末に割り当てられたリソース番号に基づいて、参照信号が端末に送出される時間周波数リソース位置を決定してもよく、CQIに基づいて変調及び符号化ポリシーを決定する必要がある。したがって、データリソース割り当て方式及び指示情報は、1つのサブフレームにおいて端末にPDCCH上で送出されてもよく、端末の変調及び符号化ポリシーが決定された後に、変調及び符号化ポリシーは、他のサブフレームにおいて端末にPDCCH上で送出される。
【0128】
任意選択で、方法は、基地局により、トリガー情報を端末に送出し、トリガー情報は、指示情報により示されるリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で受信された情報に基づいてチャネル品質及び/又は第2のRankを測定するように端末をトリガーするために使用され、端末により、基地局により送出されたトリガー情報を受信し、端末により、トリガー情報に基づいてチャネル品質及び/又は第2のRankを測定することを決定することを更に含む。第2のRankの説明については、以下の説明を参照する。
【0129】
指示情報(又はトリガー情報)は、上りリンクスケジューリング指示情報に含まれてもよく、或いはトリガー情報(又は指示情報)は、下りリンクスケジューリング指示情報に含まれる点に留意すべきである。明らかに、指示情報及びトリガー情報は、同じメッセージに含まれてもよい。
【0130】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、指示情報は、R個のビットを含み、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは指示情報は、3ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、3ビットの値が異なるときに異なるか、或いは指示情報は、4ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、4ビットの値が異なるときに異なる。
【0131】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、具体的な実現方式では、ステップ106は、
端末により、指示情報に含まれるR個のビットに基づいて端末のリソース番号を決定し、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは端末により、指示情報に含まれる3ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するか、或いは端末により、指示情報に含まれる4ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定することを含む。
【0132】
例えば、基地局が4個のターゲットCSI-RSポートを有する場合、4個のCSI-RSポートは、4ビットの値を使用することにより示されてもよい。ビットi(iは0以上且つ3以下の整数である)は、第iのターゲットCSI-RSポートを示す。0001はターゲットCSI-RSポート0を表し、0010はターゲットCSI-RSポート1を表し、1010はターゲットCSI-RSポート3及びターゲットCSI-RSポート1を表す。指示情報に含まれる4ビットが0101であると端末が決定した場合、端末は、端末のリソース番号がターゲットCSI-RSポート0及びターゲットCSI-RSポート2であると決定する。
【0133】
この例では、ビットの値が1であるとき、これは、基地局がビットに対応するリソースを端末に割り当てることを示す点に留意すべきである。実際の実現方式では、ビットの値が0であるとき、これはまた、基地局がビットに対応するリソースを端末に割り当てることを示してもよい。さらに、R個のビットのうち1つは、R個のリソースのうち1つを端末に割り当てるか否かを示すために使用されてもよい。具体的には、基地局(又は基地局及び端末)は、どのビットがどのリソースを示すために使用されるかを決定してもよい。
【0134】
例えば、基地局が4個のターゲットCSI-RSポートを有する場合、4個のターゲットCSI-RSポートは、3ビットの値を使用することにより示されてもよい。3ビットの異なる値は、異なるターゲットCSI-RSポート番号に対応している。具体的な対応関係については、表1を参照する。表1におけるリソース番号の列の0、1、2及び3は、4個のターゲットCSI-RSポートのポート番号である。1つのポート番号は、1つのターゲットCSI-RSポートに対応している。
【表1】
【0135】
例えば、基地局が8個のターゲットCSI-RSポートを有する場合、8個のターゲットCSI-RSポートは、4ビットの値を使用することにより示されてもよい。4ビットの異なる値は、異なるターゲットCSI-RSポート番号に対応している。具体的な対応関係については、表2を参照する。表2におけるリソース番号の列の数字0〜7は、8個のターゲットCSI-RSポートのポート番号である。1つのポート番号は、1つのターゲットCSI-RSポートに対応している。
【表2】
【0136】
任意選択で、方法は以下のステップを更に含む。
【0137】
(31)端末は、リソース番号の数が第1のRankの値であると決定し、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである。
【0138】
(32)端末は、ターゲット情報及び第1のRankに基づいて第2のRankを測定し、測定された第2のRankに基づいてRIを決定し、RIに対応する第2のRankは、第1のRank以下である。
【0139】
(33)端末は、RIを基地局に送出する。
【0140】
(34)基地局は、端末により送出されたRIを受信する。
【0141】
(35)基地局は、RIに基づいて第2のRankを決定する。
【0142】
(36)基地局は、端末に対応するプリコーディング行列を使用することにより、端末に送出されるデータストリームをプリコーディングし、データポート上でデータストリームを送出し、データポートの数は、第1のRankの値と同じであり、データストリームのレイヤ数は、第2のRankの値と同じであり、第2のRankは、第1のRank以下である。
【0143】
データポートは、アンテナポートがプリコーディング行列を使用することにより重み付けされた後に取得されたポートである。データポートは、データを送出するために使用される。同じ端末について、端末のターゲットCSI-RSポートに使用されるプリコーディング行列と、アンテナポートを重み付けするために使用されるプリコーディング行列とは、同じプリコーディング行列である。
【0144】
前述の方法では、端末がMU-MIM
Oを形成する複数の端末のうち1つであるとき、基地局が複数の端末を使用することによりMU-MIMOを形成することを決定した後に、基地局は、各端末のプリコーディング行列を再決定し、したがって、端末がMU-MIMOを形成する前に端末により報告されたCQIは不正確である。したがって、各端末は、CQIを再びフィードバックする必要がある。しかし、RankとCQIとの間の高い相関のため、CQIが変化した後に、基地局が依然として第1のRankに基づいてデータを端末に送出する場合、端末は、データを正確に復号化しない可能性がある。したがって、本発明のこの実施例では、端末は、ターゲット情報に基づいて第2のRankを更に決定し、RIを基地局にフィードバックする。基地局は、第2のRankを端末に対応するRankとして最終的に決定し、それにより、端末がデータを正確に復号化できることを確保する。しかし、データストリームを端末に送出するときに、基地局は、依然として数が第1のRankの値と同じであるデータポートを使用することによりデータを送出し、データポートに使用されるプリコーディング行列は、ターゲットCSI-RSポートに使用されるプリコーディング行列と同じである。このように、複数の端末の間の干渉の安定性が確保できる。
【0145】
具体的には、端末は、指示情報により示されるリソース番号の数に基づいて第1のRIを決定してもよく、リソース番号の数は、第1のRIの値である。
【0146】
この場合、端末がターゲット情報に基づいて第2のRankを測定するとき、且つ第1のRankの値が1である(換言すると、指示情報により示されるリソース番号の数が1である)とき、端末に対応するRankの最小値は1であるため、端末が指示情報を受信した後に、端末は、ターゲット情報に基づいてCQIのみを決定してもよく、第2のRankを再決定しない。第1のRankの値が1より大きい(換言すると、指示情報により示されるリソース番号の数が1より大きい)とき、端末が指示情報を受信した後に、端末は、最大値が第1のRankの値であるRankの異なる値(Rankの値は1以上の整数である)に対応するCQIを順次決定し、第2のRankとして、最大スループットレートに対応するRankを最終的に選択し、第2のRankに対応するRI及びCQIを基地局にフィードバックしてもよい。
【0147】
以下の複数のシナリオでは、端末により、RIに対応する第2のRank及びCQIを決定するための方法について、簡単に説明する。
【0148】
シナリオ1:基地局により端末に割り当てられたリソース番号の数は2である。この場合、端末は、Rank=2及びRank=1のときにCQIを別々に計算し、端末は、Rank=2及びRank=1のときに測定されたスループットレートを比較し、最大スループットレートに対応するRank(すなわち、第2のRank)並びにRankに対応するRI及びCQIを基地局に報告する。
【数2】
【0149】
端末は、この仮定に基づいて、各データストリームに対応するCQIを計算する。x
(0)(i)は第1のデータストリーム内の第iのデータシンボルを表し、x
(1)(i)は第2のデータストリーム内の第iのデータシンボルを表し、y
(0)(k)は第1のデータポート上で送出される第kのデータシンボルを表し、y
(1)(k)は第2のデータポート上で送出される第kのデータシンボルを表し、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0150】
Rank=1のときに端末がCQIを計算したとき、端末は、LTEシステムにおいて規定された送信ダイバーシチ方式でデータを送出する。具体的には、基地局が1つのデータストリームを端末に割り当てることを仮定すると、2つのデータポート上で送信されるデータは、それぞれ以下の通りである。
【数3】
【0151】
端末は、この仮定に基づいて、各データストリームに対応するCQIを計算する。x(p)はデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、pは2i又は2i+1に等しく、y
(0)(q)は第1のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(1)(q)は第2のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、qは2k又は2k+1に等しく、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0152】
Rank=1のときに端末がCQIを計算したとき、データストリームが2つのデータポート上で交互に送出されることが仮定されてもよく、すなわち、以下の通りである。
【数4】
【0153】
端末は、この仮定に基づいて、データストリームに対応するCQIを計算する。x(p)はデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、pは2i又は2i+1に等しく、y
(0)(q)は第1のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(1)(q)は第2のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、qは2k又は2k+1に等しく、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0154】
シナリオ2:基地局により端末に割り当てられたリソース番号の数は3である。この場合、端末は、Rank=3、Rank=2及びRank=1のときにCQIを別々に計算し、端末は、Rank=3、Rank=2及びRank=1のときに測定されたスループットレートを比較し、最大スループットレートに対応するRank(すなわち、第2のRank)並びにRankに対応するRI及びCQIを基地局に報告する。
【0155】
Rank=3のときに端末がCQIを計算したとき、基地局が2つのデータストリームを端末に割り当て、第1のデータストリームが第1のデータポート及び第2のデータポート上で別々に送信され、第2のデータストリームが第3のデータポート上で送信されることを仮定すると、基地局により各データポート上で送信されるデータは以下の通りである。
【数5】
【0156】
端末は、この仮定に基づいて、各データストリームに対応するCQIを計算する。x
(0)(2i)は第1のデータストリーム内の第(2i)のデータシンボルを表し、x
(1)(i)は第2のデータストリーム内の第iのデータシンボルを表し、x
(0)(2i+1)は第1のデータストリーム内の第(2i+1)のデータシンボルを表し、y
(p)(k)は第(p+1)のデータポート上で送出される第kのデータシンボルを表し、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0157】
Rank=2のときに端末がCQIを計算したとき、基地局が2つのデータストリームを端末に割り当て、第1のデータストリームが第1のデータポート上で送信され、第2のデータストリーム及び第3のデータストリームが第2のデータポート及び第3のデータポート上で交互に送信されることを仮定すると、基地局により3つのデータポートのそれぞれの上で送出される第(2k)のデータシンボルは以下の通りである(kは1以上の整数である)。
【数6】
【0158】
基地局により3つのデータポートのそれぞれの上で送出される第(2k+1)のデータシンボルは以下の通りである。
【数7】
【0159】
端末は、この仮定に基づいて、2つのデータストリームに対応するCQIを計算する。x
(p)(2i)は第(p+1)のデータストリーム内の第(2i)のデータシンボルを表し、x
(p)(2i+1)は第(p+1)のデータストリーム内の第(2i+1)のデータシンボルを表し、pは0又は1であり、y
(q)(2k)は第(q+1)のデータポート上で送出される第(2k)のデータシンボルを表し、y
(q)(2k+1)は第(q+1)のデータポート上で送出される第(2k+1)のデータシンボルを表し、qは0、1又は2であり、iは0以上の整数である。
【0160】
Rank=1のときに端末がCQIを計算したとき、基地局が1つのデータストリームを端末に割り当て、データストリームが3つのデータポート上で交互に送信されることを仮定すると、基地局により各データポート上で送出される第(2k)のデータは以下の通りである。
【数8】
【0161】
端末は、この仮定に基づいて、各データストリームに対応するCQIを計算する。x(p)はデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、pは3i、3i+1又は3i+2に等しく、y
(0)(q)は第1のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(1)(q)は第2のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(2)(q)は第3のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、qは3k、3k+1又は3k+2であり、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0162】
シナリオ3:基地局により端末に割り当てられたリソース番号の数は4である。この場合、端末は、Rank=4、Rank=3、Rank=2及びRank=1のときにCQIを別々に計算し、端末は、Rank=4、Rank=3、Rank=2及びRank=1のときに測定されたスループットレートを比較し、最大スループットレートに対応するRank(すなわち、第2のRank)並びにRankに対応するRI及びCQIを基地局に報告する。
【0163】
Rank=4のときに端末がCQIを計算したとき、基地局が2つのデータストリームを端末に割り当て、第1のデータストリームが第1のデータポート及び第2のデータポート上で別々に送信され、第2のデータストリームが第3のデータポート及び第4のデータポート上で送信されることを仮定すると、基地局により各データポート上で送信されるデータは以下の通りである。
【数9】
【0164】
端末は、この仮定に基づいて、2つのデータストリームに対応するCQIを計算する。x
(0)(p)は第1のデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、x
(1)(p)は第2のデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、pは2i又は2i+1であり、y
(q)(k)は第(q+1)のデータポート上で送出される第kのデータシンボルを表し、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0165】
Rank=3のときに端末がCQIを計算したとき、基地局が2つのデータストリームを端末に割り当て、第1のデータストリームが第1のデータポート及び第2のデータポート上で別々に送信されることを仮定すると、基地局により第1のデータポート及び第2のデータポート上で送出されるデータは以下の通りである。
【数10】
【0166】
第2のデータストリームは、第3のデータポート及び第4のデータポート上で送信され、基地局により第3のデータポート及び第4のデータポート上で送出されるデータは以下の通りである。
【数11】
【0167】
端末は、この仮定に基づいて、2つのデータストリームに対応するCQIを計算する。x
(0)(p)は第1のデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、x
(1)(p)は第2のデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、pは2i又は2i+1であり、y
(q)(2k)は第(q+1)のデータポート上で送出される第(2k)のデータシンボルを表し、y
(2)(2k+1)は第3のデータポート上で送出される第(2k+1)のデータシンボルを表し、y
(3)(2k+1)は第4のデータポート上で送出される第(2k+1)のデータシンボルを表し、qは0、1、2又は3であり、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0168】
Rank=2のときに端末がCQIを計算したとき、基地局が2つのデータストリームを端末に割り当て、第1のデータストリームが第1のデータポート及び第2のデータポート上で別々に且つ交互に送信されることを仮定すると、基地局により第1のデータポート及び第2のデータポート上で送出されるデータは以下の通りである。
【数12】
【0169】
第2のデータストリームは、第3のデータポート及び第4のデータポート上で別々に且つ交互に送信され、基地局により第3のデータポート及び第4のデータポート上で送出されるデータは以下の通りである。
【数13】
【0170】
端末は、この仮定に基づいて、2つのデータストリームに対応するCQIを計算する。x
(0)(p)は第1のデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、x
(1)(p)は第2のデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、pは2i又は2i+1であり、y
(q)(2k)は第(q+1)のデータポート上で送出される第(2k)のデータシンボルを表し、y
(q)(2k+1)は第(q+1)のデータポート上で送出される第(2k+1)のデータシンボルを表し、qは0、1、2又は3であり、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0171】
Rank=1のときに端末がCQIを計算したとき、基地局が1つのデータストリームを端末に割り当て、4個のデータポートを使用することにより送信ダイバーシチ方式でデータストリームを送信することを仮定すると、基地局により4個のデータポート上で送出されるデータは以下の通りである。
【数14】
【0172】
端末は、この仮定に基づいて、データストリームに対応するCQIを計算する。x(p)はデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、pは4i、4i+1、4i+2又は4i+3であり、y
(0)(q)は第1のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(1)(q)は第2のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(2)(q)は第3のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(3)(q)は第4のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、qは4k、4k+1、4k+2又は4k+3であり、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0173】
Rank=1のときに端末がCQIを計算したとき、基地局が4個のデータストリームを交互に使用することによりデータストリームを送信することが仮定されてもよく、基地局により4個のデータポート上で送出されるデータは以下の通りである。
【数15】
【0174】
端末は、この仮定に基づいて、データストリームに対応するCQIを計算する。x(p)はデータストリーム内の第pのデータシンボルを表し、pは4i、4i+1、4i+2又は4i+3であり、y
(0)(q)は第1のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(1)(q)は第2のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(2)(q)は第3のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、y
(3)(q)は第4のデータポート上で送出される第qのデータシンボルを表し、qは4k、4k+1、4k+2又は4k+3であり、i及びkの双方は0以上の整数である。
【0175】
本発明の実施例は、CQI測定装置40を更に提供する。
図4に示すように、装置40は、
端末のリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを決定するように構成された第1の決定ユニット401であり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSであり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントである、第1の決定ユニット401と、
リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを端末に時間周波数リソース上で送出するように構成された第1の送出ユニット402と、
指示情報を端末に送出するように構成された第2の送出ユニット403であり、指示情報は、リソース番号を端末に示すために使用される、第2の送出ユニット403と、
端末により送出されたCQIを受信するように構成された第1の受信ユニット404であり、CQIは、チャネル品質を示すために使用される、第1の受信ユニット404と
を含む。
【0176】
任意選択で、第2の送出ユニット403は、
指示情報を端末にPDCCH上で送出するように具体的に構成され、異なるサブフレームにおいて第2の送出ユニット403により端末にPDCCH上で送出された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0177】
任意選択で、
図5に示すように、装置40は、第2の受信ユニット405と、第2の決定ユニット406と、プリコーディングユニット407と、第3の送出ユニット408とを更に含む。
【0178】
第2の受信ユニット405は、端末により送出されたRIを受信するように構成される。RIは、指示情報により示されるリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で受信された情報に基づいて端末により測定された第2のRankに基づいて、端末により決定されたRIである。
【0179】
第2の決定ユニット406は、RIに基づいて第2のRankを決定するように構成される。
【0180】
プリコーディングユニット407は、端末に対応するプリコーディング行列を使用することにより、端末に送出されるデータストリームをプリコーディングするように構成される。
【0181】
第3の送出ユニット408は、データポート上でデータストリームを送出するように構成される。データポートの数は、第1のRankの値と同じであり、データストリームのレイヤ数は、第2のRankの値と同じであり、第2のRankは、第1のRank以下であり、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである。
【0182】
任意選択で、
図5に示すように、装置40は、第4の送出ユニット409を更に含む。
【0183】
第4の送出ユニット409は、RRCシグナリングを使用することにより、リソースプールを端末に送出するように構成される。リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である。
【0184】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0185】
任意選択で、第1の決定ユニット401は、
リソース番号、リソース番号に対応するCSI-RS及びプリコーディング行列に基づいて、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定するように具体的に構成される。
【0186】
任意選択で、第1の決定ユニット401は、
端末の第1のRank及びプリコーディング行列を決定し、
第1のRankに基づいてリソース番号を端末に割り当て、リソース番号の数は、第1のRankの値と同じであり、
リソース番号に対応するコードを使用することにより、リソース番号に対応するCSI-RSに対してスペクトル拡散を実行し、プリコーディング行列を使用することにより、スペクトル拡散後に取得された各CSI-RSをプリコーディングし、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを取得するように具体的に構成される。
【0187】
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0188】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、指示情報は、R個のビットを含み、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは指示情報は、3ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、3ビットの値が異なるときに異なるか、或いは指示情報は、4ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、4ビットの値が異なるときに異なる。
【0189】
任意選択で、装置40は、第5の送出ユニット410を更に含む。
【0190】
第5の送出ユニット410は、トリガー情報を端末に送出するように構成される。トリガー情報は、指示情報により示されるリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で受信された情報に基づいてチャネル品質及び/又は第2のRankを測定するように端末をトリガーするために使用される。
【0191】
任意選択で、第2の送出ユニット403は、
上りリンクスケジューリング指示情報を端末に送出し、上りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むか、或いは
下りリンクスケジューリング指示情報を端末に送出し、下りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むように具体的に構成される。
【0192】
任意選択で、
図5に示すように、装置40は、
第Mのサブフレームにおいて指示情報、ターゲットCSI-RS及び下りリンクデータリソース割り当て方式を端末に送出し、それにより、端末は、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されたデータのチャネル品質を測定し、M及びKの双方は1以上の整数であり、
第(M+K)のサブフレームにおいて端末に対応する変調及び符号化ポリシーを端末に送出し、第Mのサブフレームにおいて基地局によりターゲットCSI-RSに割り当てられたPRBの数及び位置は、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されるデータチャネルにより占有されるPRBの数及び位置と同じである
ように構成された第6の送出ユニット411を更に含む。
【0193】
本発明のこの実施例において提供される装置は、端末に割り当てられたリソース番号を端末に動的に示す。全ての時間周波数リソース上で受信された情報に基づいてCQIを測定した後に、全ての測定されたCQIを基地局にフィードバックする代わりに、基地局により示されたリソース番号を受信した後に、端末は、リソース番号に基づいて、各時間周波数上で受信された情報からターゲット情報を決定し、ターゲット情報に基づいてCQIを測定し、CQIを基地局にフィードバックする。したがって、端末のリソース消費がかなり低減される。
【0194】
ハードウェアの実現方式では、CQI測定装置40の各ユニットは、ハードウェアの形式ではCQI測定装置40のプロセッサ内に或いはそれとは独立して構築されてもよく、或いはソフトウェアの形式ではCQI測定装置40のメモリに記憶されてもよく、それにより、プロセッサは、前述のユニットに対応する動作を呼び出して実行する。プロセッサは、中央処理装置(Central Processing Unit, 略称CPU)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit, 略称ASIC)、又は本発明のこの実施例を実現するように構成された1つ以上の集積回路でもよい。
【0195】
本発明の実施例は、CQI測定装置60を更に提供する。
図6に示すように、装置60は、メモリ601と、プロセッサ602と、送信機603と、受信機604とを含む。
【0196】
メモリ601、プロセッサ602、送信機603及び受信機604は、バスシステム605を使用することにより一緒に結合される。メモリ601は、ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリを更に含んでもよい。バスシステム605は、業界標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture, 略称ISA)バス、ペリフェラル・コンポーネント・インターコネクト(Peripheral Component Interconnect, 略称PCI)バス、拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture, 略称EISA)バス等でもよい。バスシステム605は、アドレスバス、データバス、制御バス等に分類されてもよい。表示を容易にするために、1つのみの太線が
図6において表示のために使用されているが、これは、1つのバス又は1つの種類のバスのみが存在することを示すのではない。
【0197】
メモリ601は、コードを記憶するように構成され、プロセッサ602は、コードに基づいて以下の動作、すなわち、
端末のリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを決定する動作であり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSであり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントである、動作を実行する。
【0198】
送信機603は、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上のターゲットCSI-RSを端末に時間周波数リソース上で送出するように構成される。
【0199】
送信機603は、指示情報を端末に送出するように更に構成される。指示情報は、リソース番号を端末に示すために使用される。
【0200】
受信機604は、端末により送出されたCQIを受信するように構成される。CQIは、チャネル品質を示すために使用される。
【0201】
任意選択で、送信機603は、
指示情報を端末にPDCCH上で送出するように具体的に構成され、異なるサブフレームにおいて送信機603により端末にPDCCH上で送出された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0202】
任意選択で、受信機604は、端末により送出されたRIを受信するように更に構成される。RIは、指示情報により示されるリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で受信された情報に基づいて端末により測定された第2のRankに基づいて、端末により決定されたRIである。
【0203】
プロセッサ602は、RIに基づいて第2のRankを決定するように更に構成される。
【0204】
プロセッサ602は、端末に対応するプリコーディング行列を使用することにより、端末に送出されるデータストリームをプリコーディングするように更に構成される。
【0205】
送信機603は、データポート上でデータストリームを送出するように更に構成される。データポートの数は、第1のRankの値と同じであり、データストリームのレイヤ数は、第2のRankの値と同じであり、第2のRankは、第1のRank以下であり、第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである。
【0206】
任意選択で、送信機603は、
RRCシグナリングを使用することにより、リソースプールを端末に送出するように更に構成され、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である。
【0207】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0208】
任意選択で、プロセッサ602は、
リソース番号、リソース番号に対応するCSI-RS及びプリコーディング行列に基づいて、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを決定するように具体的に構成される。
【0209】
任意選択で、プロセッサ602は、
端末の第1のRank及びプリコーディング行列を決定し、
第1のRankに基づいてリソース番号を端末に割り当て、リソース番号の数は、第1のRankの値と同じであり、
リソース番号に対応するコードを使用することにより、リソース番号に対応するCSI-RSに対してスペクトル拡散を実行し、プリコーディング行列を使用することにより、スペクトル拡散後に取得された各CSI-RSをプリコーディングし、リソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で送出されるターゲットCSI-RSを取得するように具体的に構成される。
【0210】
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0211】
任意選択で、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、指示情報は、R個のビットを含み、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは指示情報は、3ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、3ビットの値が異なるときに異なるか、或いは指示情報は、4ビットを含み、指示情報により示されるリソース番号は、4ビットの値が異なるときに異なる。
【0212】
任意選択で、送信機603は、
トリガー情報を端末に送出するように更に構成され、トリガー情報は、指示情報により示されるリソース番号に対応する時間周波数リソースのそれぞれの上で受信された情報に基づいてチャネル品質及び/又は第2のRankを測定するように端末をトリガーするために使用される。
【0213】
任意選択で、送信機603は、
上りリンクスケジューリング指示情報を端末に送出し、上りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むか、或いは
下りリンクスケジューリング指示情報を端末に送出し、下りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むように具体的に構成される。
【0214】
任意選択で、送信機603は、
第Mのサブフレームにおいて指示情報、ターゲットCSI-RS及び下りリンクデータリソース割り当て方式を端末に送出し、それにより、端末は、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されたデータのチャネル品質を測定し、M及びKの双方は1以上の整数であり、
第(M+K)のサブフレームにおいて端末に対応する変調及び符号化ポリシーを端末に送出し、第Mのサブフレームにおいて基地局によりターゲットCSI-RSに割り当てられたPRBの数及び位置は、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されるデータチャネルにより占有されるPRBの数及び位置と同じである
ように更に構成される。
【0215】
本発明のこの実施例において提供される装置は、端末に割り当てられたリソース番号を端末に動的に示す。全ての時間周波数リソース上で受信された情報に基づいてCQIを測定した後に、全ての測定されたCQIを基地局にフィードバックする代わりに、基地局により示されたリソース番号を受信した後に、端末は、リソース番号に基づいて、各時間周波数上で受信された情報からターゲット情報を決定し、ターゲット情報に基づいてCQIを測定し、CQIを基地局にフィードバックする。したがって、端末のリソース消費がかなり低減される。
【0216】
本発明の実施例は、CQI測定装置70を更に提供する。
図7に示すように、装置70は、
基地局により各時間周波数リソース上で送出された情報を受信するように構成された第1の受信ユニット701と、
基地局により送出された指示情報を受信するように構成された第2の受信ユニット702であり、指示情報は、端末のリソース番号を端末に示すために使用される、第2の受信ユニット702と、
指示情報に基づいて端末のリソース番号を決定するように構成された第1の決定ユニット703と、
端末のリソース番号に基づいて情報からターゲット情報を決定するように構成された第2の決定ユニット704であり、ターゲット情報は、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で基地局により端末に送出された受信情報であり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントであり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSである、第2の決定ユニット704と、
ターゲット情報に基づいてチャネル品質を測定し、測定されたチャネル品質に基づいてCQIを決定するように構成された第1の実行ユニット705と、
CQIを基地局に送出するように構成された第1の送出ユニット706と
を含む。
【0217】
任意選択で、第2の受信ユニット702は、
基地局により送出された指示情報をPDCCH上で受信するように具体的に構成され、基地局により送出され且つ異なるサブフレームにおいて第2の受信ユニット702によりPDCCH上で受信された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0218】
任意選択で、
図8に示すように、装置70は、第3の決定ユニット707と、第2の実行ユニット708と、第2の送出ユニット709とを更に含む。
【0219】
第3の決定ユニット707は、リソース番号の数が第1のRankの値であると決定するように構成される。第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである。
【0220】
第2の実行ユニット708は、ターゲット情報及び第1のRankに基づいて第2のRankを測定し、測定された第2のRankに基づいてRIを決定するように構成される。RIに対応する第2のRankは、第1のRank以下である。
【0221】
第2の送出ユニット709は、RIを基地局に送出するように構成される。
【0222】
任意選択で、
図8に示すように、装置70は、
RRCシグナリングを使用することにより、基地局により送出されたリソースプールを受信するように構成された第3の受信ユニット710であり、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である、第3の受信ユニット710を更に含む。
【0223】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0224】
任意選択で、第2の決定ユニット704は、
端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を決定し、
端末のリソース番号に対応するコードを使用することにより、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を逆拡散し、ターゲット情報を取得するように具体的に構成される。
【0225】
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0226】
任意選択で、第1の決定ユニット703は、
指示情報に含まれるR個のビットに基づいて端末のリソース番号を決定し、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは
指示情報に含まれる3ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するか、或いは
指示情報に含まれる4ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するように具体的に構成される。
【0227】
任意選択で、
図8に示すように、装置70は、第4の受信ユニット711と、第4の決定ユニット712とを更に含む。
【0228】
第4の受信ユニット711は、基地局により送出されたトリガー情報を受信するように構成される。
【0229】
第4の決定ユニット712は、トリガー情報に基づいてチャネル品質及び/又は第2のRankを測定することを決定するように構成される。
【0230】
任意選択で、第2の受信ユニット702は、
基地局により送出された上りリンクスケジューリング指示情報を受信し、上りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むか、或いは
基地局により送出された下りリンクスケジューリング指示情報を受信し、下りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むように具体的に構成される。
【0231】
任意選択で、
図8に示すように、装置70は、
基地局により送出された受信した第Mのサブフレームに基づいて、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されたデータのチャネル品質を測定するように構成された測定ユニット713を更に含む。
【0232】
第Mのサブフレームは、指示情報、ターゲットCSI-RS及び下りリンクデータリソース割り当て方式を含み、第(M+K)のサブフレームは、端末に対応する変調及び符号化ポリシーを含み、第Mのサブフレームにおいて基地局によりターゲットCSI-RSに割り当てられたPRBの数及び位置は、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されるデータチャネルにより占有されるPRBの数及び位置と同じであり、M及びKの双方は1以上の整数である。
【0233】
本発明のこの実施例において提供される装置は、全ての時間周波数リソース上で受信された情報に基づいてCQIを測定した後に、全ての測定されたCQIを基地局にフィードバックする代わりに、基地局により示されたリソース番号を受信し、リソース番号に基づいて、各時間周波数上で受信された情報からターゲット情報を決定し、ターゲット情報に基づいてCQIを測定し、CQIを基地局にフィードバックする。したがって、端末のリソース消費がかなり低減される。
【0234】
ハードウェアの実現方式では、CQI測定装置70の各ユニットは、ハードウェアの形式ではCQI測定装置70のプロセッサ内に或いはそれとは独立して構築されてもよく、或いはソフトウェアの形式ではCQI測定装置70のメモリに記憶されてもよく、それにより、プロセッサは、前述のユニットに対応する動作を呼び出して実行する。プロセッサは、CPU、ASIC、又は本発明のこの実施例を実現するように構成された1つ以上の集積回路でもよい。
【0235】
本発明の実施例は、CQI測定装置90を更に提供する。
図9に示すように、装置90は、受信機901と、メモリ902と、プロセッサ903と、送信機904とを含む。
【0236】
受信機901、メモリ902、プロセッサ903及び送信機904は、バスシステム905を使用することにより一緒に結合される。メモリ902は、ランダムアクセスメモリを含んでもよく、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクメモリを更に含んでもよい。
バスシステム905は、ISAバス、PCIバス、EISAバス等でもよい。
バスシステム905は、アドレスバス、データバス、制御バス等に分類されてもよい。表示を容易にするために、1つのみの太線が
図9において表示のために使用されているが、これは、1つのバス又は1つの種類のバスのみが存在することを示すのではない。
【0237】
受信機901は、基地局により各時間周波数リソース上で送出された情報を受信するように構成される。
【0238】
受信機901は、基地局により送出された指示情報を受信するように更に構成される。指示情報は、端末のリソース番号を端末に示すために使用される。
【0239】
メモリ902は、コードを記憶するように構成され、プロセッサ903は、コードに基づいて以下の動作、すなわち、
指示情報に基づいて端末のリソース番号を決定する動作と、
端末のリソース番号に基づいて情報からターゲット情報を決定する動作であり、ターゲット情報は、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で基地局により端末に送出された受信情報であり、時間周波数リソースは、CSI-RS又はターゲットCSI-RSを送信するために使用されるリソースエレメントであり、ターゲットCSI-RSは、プリコーディングされたCSI-RSである、動作と、
ターゲット情報に基づいてチャネル品質を測定し、測定されたチャネル品質に基づいてCQIを決定する動作とを実行する。
【0240】
送信機904は、CQIを基地局に送出するように構成される。
【0241】
任意選択で、受信機901は、
基地局により送出された指示情報をPDCCH上で受信するように具体的に構成され、基地局により送出され且つ異なるサブフレームにおいて受信機901によりPDCCH上で受信された指示情報により示されるリソース番号は、同じであるか、或いは異なる。
【0242】
任意選択で、プロセッサ903は、リソース番号の数が第1のRankの値であると決定するように更に構成される。第1のRankは、端末について基地局により決定された初期Rankである。
【0243】
プロセッサ903は、ターゲット情報及び第1のRankに基づいて第2のRankを測定し、測定された第2のRankに基づいてRIを決定するように更に構成される。RIに対応する第2のRankは、第1のRank以下である。
【0244】
送信機904は、RIを基地局に送出するように更に構成される。
【0245】
任意選択で、受信機901は、
RRCシグナリングを使用することにより、基地局により送出されたリソースプールを受信するように更に構成され、リソース番号は、リソースプールに含まれるR個のリソースのリソース番号であり、1つのリソースは、1つのリソース番号に対応しており、Rは2以上の整数である。
【0246】
任意選択で、リソース番号は、ターゲットCSI-RSポート番号、直交行列の行番号又は直交行列の列番号であり、N個のリソースエレメントと長さがNである1つのコードとの組み合わせは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しているか、或いは1つのリソースエレメントは、1つのターゲットCSI-RSポートに対応しており、Nは2以上の整数である。
【0247】
任意選択で、プロセッサ903は、
端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を決定し、
端末のリソース番号に対応するコードを使用することにより、端末のリソース番号に対応する時間周波数リソース上で受信された情報を逆拡散し、ターゲット情報を取得するように具体的に構成される。
【0248】
リソース番号がターゲットCSI-RSポート番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、長さがNであり且つターゲットCSI-RSポートに対応しているコードであるか、或いはリソース番号が直交行列の行番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、行番号に対応する行要素であるか、或いはリソース番号が直交行列の列番号であるとき、リソース番号に対応するコードは、列番号に対応する列要素である。
【0249】
任意選択で、プロセッサ903は、
指示情報に含まれるR個のビットに基づいて端末のリソース番号を決定し、R個のビット内の第rのビットは、R個のリソース内の第rのリソースを端末に割り当てるか否かを示すために使用され、Rは2以上の整数であり、rは1以上且つR以下の整数であるか、或いは
指示情報に含まれる3ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するか、或いは
指示情報に含まれる4ビットの値に基づいて端末のリソース番号を決定するように具体的に構成される。
【0250】
任意選択で、受信機901は、基地局により送出されたトリガー情報を受信するように更に構成され、プロセッサ903は、トリガー情報に基づいてチャネル品質及び/又は第2のRankを測定することを決定するように更に構成される。
【0251】
任意選択で、受信機901は、
基地局により送出された上りリンクスケジューリング指示情報を受信し、上りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むか、或いは
基地局により送出された下りリンクスケジューリング指示情報を受信し、下りリンクスケジューリング指示情報は、指示情報を含むように具体的に構成される。
【0252】
任意選択で、プロセッサ903は、
基地局により送出された受信した第Mのサブフレームに基づいて、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されたデータのチャネル品質を測定するように更に構成される。
【0253】
第Mのサブフレームは、指示情報、ターゲットCSI-RS及び下りリンクデータリソース割り当て方式を含み、第(M+K)のサブフレームは、端末に対応する変調及び符号化ポリシーを含み、第Mのサブフレームにおいて基地局によりターゲットCSI-RSに割り当てられたPRBの数及び位置は、第(M+K)のサブフレームにおいて基地局により送出されるデータチャネルにより占有されるPRBの数及び位置と同じであり、M及びKの双方は1以上の整数である。
【0254】
本発明のこの実施例において提供される装置は、全ての時間周波数リソース上で受信された情報に基づいてCQIを測定した後に、全ての測定されたCQIを基地局にフィードバックする代わりに、基地局により示されたリソース番号を受信し、リソース番号に基づいて、各時間周波数上で受信された情報からターゲット情報を決定し、ターゲット情報に基づいてCQIを測定し、CQIを基地局にフィードバックする。したがって、端末のリソース消費がかなり低減される。
【0255】
この出願において提供されるいくつかの実施例において、開示の装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことが理解されるべきである。例えば、記載の装置の実施例は、単なる例である。例えば、モジュールの分割は、単に論理的な機能分割であり、実際の実現方式では他の分割でもよい。例えば、複数のモジュール又はコンポーネントは結合されてもよく、或いは他のシステムに統合されてもよく、或いはいくつかの特徴が無視されてもよく或いは実行されなくてもよい。
【0256】
別々の部分として記載したモジュールは、物理的に別々でもよく或いは別々でなくてもよく、モジュールとして表示された部分は、物理的なモジュールでもよく或いは物理的なモジュールでなくてもよく、1つの場所に位置してもよく、或いは複数のネットワークユニットに分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施例の解決策の目的を達成するために、実際の要件に従って選択されてもよい。
【0257】
さらに、本発明の実施例における機能モジュールは、1つの処理モジュールに統合されてもよく、或いは2つ以上のモジュールが1つのモジュールに統合されてもよい。統合されたモジュールは、ハードウェアの形式で実現されてもよく、或いはソフトウェア機能モジュールに加えてハードウェアの形式で実現されてもよい。
【0258】
前述の統合されたモジュールがソフトウェア機能モジュールの形式で実現されるとき、統合されたモジュールは、コンピュータ読み取り可能記憶媒体に記憶されてもよい。ソフトウェア機能モジュールは、記憶媒体に記憶され、コンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワークデバイス等でもよい)に対して本発明の実施例に記載の方法のいくつかのステップを実行するように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、取り外し可能ハードディスク、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory, 略称ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory, 略称RAM)、磁気ディスク又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶できるいずれかの媒体を含む。