特許6801234IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

触媒の取り出し方法、フッ素基を有する化合物の製造方法、及び、触媒の保存方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、のように反応系内に存在していたフッ化水素を不活性ガスで置換したとしても、フッ化水素が残存していることもあるため、反応装置の解体作業時において作業者がそのフッ化水素に曝露されるおそれがあり、危険性の高いものであった。また、フッ化水素はフッ素化触媒に吸着しやすい性質を有する。このため、不活性ガスで反応器内に滞留しているフッ化水素をパージできたとしても、取り出した触媒に吸着していたフッ化水素がその後に脱離して作業者に曝露されるおそれもあった。 本発明は、に鑑みてなされたものであり、触媒のフッ素化処理において、当該フッ素化処理で使用した触媒を反応器から簡便、かつ、安全に取り出す方法を提供することを目的とする。また、本発明は、のように取り出したフッ素化触媒を使用したフッ素基を有する化合物の製造方法、並びに、のように取り出したフッ素化触媒を保存する方法を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、反応器内において触媒をフッ化水素と接触させて触媒のフッ素化処理が終了した後に、反応系内を所定の雰囲気温度で加熱する工程と、不活性ガスでパージする工程とを備える方法を採用することにより、目的を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
本発明に係る触媒の取り出し方法によれば、反応器内に残留するフッ化水素濃度を従来よりも低減することができ、特に触媒に付着したフッ化水素を除去することができる。その結果、反応器から触媒を取り出すにあたって作業者がフッ化水素に曝露されるおそれが小さくなるので、反応に使用した装置の解体作業、及び反応に使用した触媒の取り出し作業や交換作業を安全に行うことが可能となる。 本発明に係る含フッ素ハロゲン化炭化水素の製造方法によれば、方法で取り出した触媒を使用するため、触媒に付着したフッ化水素が少なく、安全に反応を行うことができる。 本発明に係る触媒の保存方法によれば、方法で取り出した触媒を保存するため、触媒に付着したフッ化水素が少ない。よって、保存中に触媒からフッ化水素が発生するおそれが低いものである。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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