(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
表示部と、前記表示部に表示された画像に対するスクロール操作を受け付ける受付部とを備えた情報処理装置のコンピュータが読み取り可能な常駐プログラムと非常駐プログラムとのうちの非常駐プログラムであって、
前記常駐プログラムは、前記情報処理装置が作動することで起動するプログラム、若しくは、前記情報処理装置が作動し、オペレーティングシステムが起動することで起動するプログラムであり、
前記非常駐プログラムは、前記情報処理装置が作動した後に、ユーザによる所定の操作によって起動するプログラムであり、
前記コンピュータを、
第1画像を前記表示部に表示させる第1表示制御手段と、
前記第1画像に対するスクロール操作を前記受付部によって受け付けた場合に、前記第1画像をスクロールさせる第1スクロール手段と、
前記第1画像に対するスクロール操作を前記受付部によって受け付けた場合に、前記常駐プログラムの処理により前記表示部に表示された画像である第2画像を前記第1画像のスクロールに基づいてスクロールさせる旨の指令を前記常駐プログラムに出力する第1出力手段と、
して機能させることを特徴とする非常駐プログラム。
表示部と、前記表示部に表示された画像に対するスクロール操作を受け付ける受付部とを備えた情報処理装置のコンピュータが読み取り可能な常駐プログラムと非常駐プログラムとのうちの常駐プログラムであって、
前記常駐プログラムは、前記情報処理装置が作動することで起動するプログラム、若しくは、前記情報処理装置が作動し、オペレーティングシステムが起動することで起動するプログラムであり、
前記非常駐プログラムは、前記情報処理装置が作動した後に、ユーザによる所定の操作によって起動するプログラムであり、
前記コンピュータを、
前記常駐プログラムの処理により前記表示部に表示可能な画像に関する情報である画像情報と、前記画像情報を識別可能な識別情報とを関連付けて前記非常駐プログラムに出力する第5出力手段と、
前記第5出力手段の出力に応じて、前記非常駐プログラムの処理により出力された前記識別情報と、前記識別情報に関連付けられた前記画像情報に応じた画像の表示指令とを受け付けた場合に、前記表示指令に従って前記画像情報に応じた画像である第2画像を前記表示部に表示させる第2表示制御手段と、
前記非常駐プログラムの処理により出力された前記第2画像をスクロールさせる旨の指令を受け付けた場合に、前記第2画像をスクロールさせる第2スクロール手段と、
して機能させることを特徴とする常駐プログラム。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<通信システムの構成>
図1に、本願に係る実施形態として例示される携帯電話(本発明の情報処理装置の一例)10のブロック図を示す。携帯電話10は、CPU(Central Processing Unitの略)(本発明のコンピュータ及び制御部の一例)12、記憶部(本発明の記憶部の一例)14、ネットワークI/F16、携帯電話通信I/F18、LCD(liquid crystal displayの略)(本発明の表示部の一例)20、タッチパネル(本発明の受付部の一例)22を主に備えている。これらの構成要素は、バス28を介して互いに通信可能とされている。
【0011】
CPU12は、記憶部14内のプログラム30に従って処理を実行する。プログラム30は、常駐アプリケーション(本発明の常駐プログラムの一例)32、非常駐アプリケーション(本発明の非常駐プログラムの一例)34、オペレーティングシステム36を含む。常駐アプリケーション32は、携帯電話10が作動することで起動するアプリケーション、若しくは、携帯電話10が作動し、オペレーティングシステム36が起動することで起動するアプリケーションであり、携帯電話10の作動している間、常時、起動状態となる。なお、起動状態とは、アプリケーションが起動した後に、アプリケーションによる処理を実行可能な状態である。また、非常駐アプリケーション34は、携帯電話10が作動した後に、ユーザによる所定の操作、例えば、非常駐アプリケーション34のアイコンへの操作によって起動するアプリケーションであり、所定の操作により、起動状態と非起動状態とで切り替えられる。なお、非起動状態とは、アプリケーションが起動されておらず、アプリケーションによる処理を実行不能な状態である。また、オペレーティングシステム36は、常駐アプリケーション32,非常駐アプリケーション34に利用される基本的な機能を提供するプログラムである。
【0012】
なお、常駐アプリケーション32など、プログラムを実行するCPU12のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「常駐アプリケーション32が」という記載は、「常駐アプリケーション32を実行するCPU12が」ということを意味する場合がある。また、記憶部14は、データ記憶領域38を備える。データ記憶領域38は、常駐アプリケーション32等の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。なお、記憶部14は、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、フラッシュメモリー、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU12が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。
【0013】
ネットワークI/F16は、インターネット50を介して、サーバ等の他の装置と情報の送受信を行うためのI/Fである。携帯電話通信I/F18は、基地局52との間で携帯電話通信方式の無線通信を行うためのI/Fである。
【0014】
LCD20は、携帯電話10の各種機能を表示する表示面を備える。タッチパネル22は、タッチセンサを有し、LCD20の表示面を覆うように配置されている。タッチパネル22は、ユーザの指、タッチペン等のタッチパネル22への接近・接触を検出し、検出に応じて電気信号を出力する。
【0015】
<携帯電話10の動作>
携帯電話10では、携帯電話10の作動に伴って、常駐アプリケーション32が起動し、常時、起動状態となっている。また、所定の操作、例えば、非常駐アプリケーション34のアイコンへの操作によって、非常駐アプリケーション34が起動し、起動状態となる。つまり、携帯電話10の作動中に、所定の操作が実行されることで、常駐アプリケーション32と非常駐アプリケーション34とが同時に起動状態となる。そして、常駐アプリケーション32の処理によって、画像がLCD20に表示され、非常駐アプリケーション34の処理によって、画像がLCD20に表示される。そして、画像に対するスクロール操作が行われると、常駐アプリケーション32の処理により表示された画像と、非常駐アプリケーション34の処理により表示された画像とが、常駐アプリケーション32と非常駐アプリケーション34との共同した処理によって、スクロール表示される。
【0016】
以下に、常駐アプリケーション32と非常駐アプリケーション34との共同処理について、
図2及び
図3に示すシーケンス図を用いて、詳しく説明する。なお、常駐アプリケーション32による処理は、常駐アプリケーション32に従うCPU12によって実行され、非常駐アプリケーション34による処理は、非常駐アプリケーション34に従うCPU12によって実行される。
【0017】
携帯電話10では、常駐アプリケーション32と非常駐アプリケーション34とが同時に起動状態となっている際に、非常駐アプリケーション34が、画像情報(本発明の画像情報の一例)の取得要求を常駐アプリケーション32に出力する(M100:
図2参照)。画像情報は、常駐アプリケーション32の処理によってLCD20に表示可能な画像に関する情報であり、テキストデータ,バイナリデータなどを含む。画像情報は、画像情報を識別可能な識別ID(本発明の識別情報の一例)と関連付けられており、常駐アプリケーション32は、画像情報の取得要求を受け付けると、画像情報と、その画像情報に関連付けられている識別IDとを、非常駐アプリケーション34に出力する(M102)。なお、常駐アプリケーション32は、画像情報及び識別IDとともに、画像情報に基づく画像のサイズに関する情報,画像情報の種類(テキストデータ,バイナリデータ等)を示す情報も出力する。
【0018】
次に、非常駐アプリケーション34が、画像を表示させるための操作を受け付けると(M104)、画像の表示指令を常駐アプリケーション32に出力する(M106)。この表示指令に従って、常駐アプリケーション32は、LCD20に画像を表示するが、この画像は、非常駐アプリケーション34の処理により表示される画像と関連付けて表示される。
【0019】
具体的には、
図4に示すように、非常駐アプリケーション34の処理によって、LCD20に画像(以下、「第1非常駐アプリ画像」と記載する)(本発明の第1画像の一例)100が表示されるが、その第1非常駐アプリ画像100の内容を説明するための吹き出し画像として、常駐アプリケーション32の処理によって、LCD20に画像(以下、「第1常駐アプリ画像」と記載する)(本発明の第2画像の一例)110が表示される。なお、常駐アプリケーション32の処理によって表示される画像と、非常駐アプリケーション34の処理によって表示される画像とを、図で区別し易くするために、常駐アプリケーション32の処理によって表示される画像を点線で示し、非常駐アプリケーション34の処理によって表示される画像を実線で示している。ただし、実際のLCD20では、常駐アプリケーション32の処理によって表示される画像と、非常駐アプリケーション34によって表示される画像とは、同じ態様、つまり、例えば、実線で表示される。
【0020】
このように、第1常駐アプリ画像110を、第1非常駐アプリ画像100の吹き出し画像として表示するために、非常駐アプリケーション34は、M102で受け付けた画像情報の中から、第1非常駐アプリ画像100の吹き出し画像として適切な画像に応じた情報を抽出する。そして、その抽出した画像情報に関連付けられている識別IDを特定する。また、非常駐アプリケーション34は、抽出した画像情報に基づく画像のサイズ、つまり、第1常駐アプリ画像110の画像サイズも特定する。
【0021】
次に、非常駐アプリケーション34は、第1常駐アプリ画像110の表示位置を決定する。詳しくは、非常駐アプリケーション34は、第1非常駐アプリ画像100を自身の処理によりLCD20に表示するため、非常駐アプリケーション34には、予め設定された第1非常駐アプリ画像100の表示位置(以下、「非常駐表示位置」と記載する)(本発明の設定表示位置の一例)がプログラミングされている。このため、第1非常駐アプリ画像100の非常駐表示位置の隣に、第1常駐アプリ画像110が表示されるように、第1非常駐アプリ画像100の非常駐表示位置と、第1常駐アプリ画像110が画像サイズとに基づいて、第1常駐アプリ画像110の表示位置が決定される。
【0022】
そして、非常駐アプリケーション34は、特定した識別IDと、その識別IDと関連付けられている画像情報に基づく画像の表示指令と、決定した表示位置に関する情報(以下、「表示位置情報」と記載する)とを、常駐アプリケーション32に出力する。また、吹き出し画像の内部に、記号,イラストなどを表示する際には、吹き出し画像の内部の画像を示す画像情報の識別IDも出力される。なお、吹き出し画像の内部の画像を示す画像情報が、M102で受け付けた画像情報に含まれていない場合には、吹き出し画像の内部の画像を示すテキストデータ,バイナリデータ等を、非常駐アプリケーション34が、画像の表示指令とともに常駐アプリケーション32に出力してもよい。
【0023】
常駐アプリケーション32は、識別IDと表示指令と表示位置情報とを受け付けると、識別IDに関連付けられている画像情報に基づく画像、つまり、第1常駐アプリ画像110を、
図5に示すように、表示位置情報に応じた表示位置(以下、「常駐表示位置」と記載する)においてLCD20に表示する。また、非常駐アプリケーション34は、第1非常駐アプリ画像100を非常駐表示位置においてLCD20に表示する。なお、
図5では、常駐アプリケーション32の処理によって第1常駐アプリ画像110が表示されるLCD20と、常駐アプリケーション32の処理によって第1非常駐アプリ画像100が表示されるLCD20とが別々に記されている。これは、常駐アプリケーション32と非常駐アプリケーション34とが、個別にLCD20に画像を表示することを概念的に示すためであり、実際のLCD20は、当然、1つである。
【0024】
このように、非常駐アプリケーション34の処理により第1非常駐アプリ画像100が非常駐表示位置に表示され、常駐アプリケーション32の処理により第1常駐アプリ画像110が常駐表示位置に表示されることで、
図4に示すように、第1常駐アプリ画像110が、第1非常駐アプリ画像100の吹き出し画像として、LCD20に表示される。
【0025】
また、非常駐アプリケーション34は、第1常駐アプリ画像110の表示指令とともに、第1常駐アプリ画像110と別の画像(以下、「第2常駐アプリ画像」と記載する)112の表示指令も常駐アプリケーション32に出力する。この第2常駐アプリ画像112は、第1非常駐アプリ画像100と関連付けられることなく、LCD20に表示される。このため、第2常駐アプリ画像112の表示位置は、第1常駐アプリ画像110の表示位置と異なり、第1非常駐アプリ画像100の非常駐表示位置と関係なく、決定される。そして、非常駐アプリケーション34は、決定された表示位置と、第2常駐アプリ画像112に対応する識別IDと、識別IDと関連付けられている画像情報に基づく画像、つまり、第2常駐アプリ画像112の表示指令とを、常駐アプリケーション32に出力する。これにより、
図4に示すように、LCD20に、第1常駐アプリ画像110とともに、第2常駐アプリ画像112が、常駐アプリケーション32の処理により表示される。
【0026】
また、上述した説明では、非常駐アプリケーション34の処理により1つの画像、つまり、第1非常駐アプリ画像100のみが表示され、その第1非常駐アプリ画像100に関連付けて表示される第1常駐アプリ画像110の表示位置は、第1非常駐アプリ画像100の表示位置に基づいて決定されるため、非常駐アプリ画像と常駐アプリ画像とが重なった状態で表示されることはない。しかしながら、非常駐アプリケーション34の処理により複数の画像が表示される場合には、非常駐アプリ画像と常駐アプリ画像とが重なって表示される虞がある。
【0027】
詳しくは、例えば、非常駐アプリケーション34の処理によって、
図6に示すように、LCD20に、第1非常駐アプリ画像100だけでなく、第1非常駐アプリ画像100の上方に第2非常駐アプリ画像102が表示され、第1非常駐アプリ画像100の下方に第3非常駐アプリ画像104が表示される場合がある。このような場合に、第1常駐アプリ画像110を第1非常駐アプリ画像100に関連付けて表示するために、上述した手順に従って第1常駐アプリ画像110の常駐表示位置が決定され、その常駐表示位置に第1常駐アプリ画像110が表示されると、第1常駐アプリ画像110の表示位置は、
図6に示す位置になる。
【0028】
このように、非常駐アプリケーション34の処理により非常駐アプリ画像100,102,104と、常駐アプリケーション32の処理により第1常駐アプリ画像110とが表示されると、
図7に示すように、第2非常駐アプリ画像102と第1常駐アプリ画像110とが重なって表示される。このため、このような場合には、第1常駐アプリ画像110に重なって表示される第2非常駐アプリ画像102が、非常駐表示位置と異なる位置に表示される。
【0029】
詳しくは、第1常駐アプリ画像110を第1非常駐アプリ画像100に関連付けて表示するために、上述した手順に従って第1常駐アプリ画像110の常駐表示位置が決定されると、第1常駐アプリ画像110の常駐表示位置と、非常駐アプリ画像100,102,104の非常駐表示位置とが重なるか否かが判定される。そして、第1常駐アプリ画像110の常駐表示位置と重なると判断された非常駐表示位置の非常駐アプリ画像は、非常駐表示位置と異なり、第1常駐アプリ画像110の常駐表示位置に重ならない位置に表示される。つまり、例えば、
図7に示す状況では、第2非常駐アプリ画像102の常駐表示位置と、第2非常駐アプリ画像102の非常駐表示位置とが重なると判断される。このため、第2非常駐アプリ画像102は、
図8に示すように、第2非常駐アプリ画像102の非常駐表示位置と異なり、第1常駐アプリ画像110の常駐表示位置に重ならない位置に表示される。これにより、常駐アプリケーション32の処理によって表示される常駐アプリ画像と、非常駐アプリケーション34の処理によって表示される非常駐アプリ画像との重なった状態での表示を防止することが可能となる。
【0030】
なお、上述した常駐アプリ画像と非常駐アプリ画像との表示について、シーケンス図を用いて、以下に簡略的に説明する。非常駐アプリケーション34は、画像を表示させるための操作を受け付けると(M104:
図2参照)、画像の表示指令を常駐アプリケーション32に出力する(M106)。この際、非常駐アプリケーション34は、画像の表示指令とともに、識別IDと表示位置情報とを出力する。そして、常駐アプリケーション32は、画像の表示指令を受け付けると、識別IDに応じた画像情報に基づく画像、つまり、第1常駐アプリ画像110及び第2常駐アプリ画像112を、表示位置情報に応じた位置に表示する(M108)。
【0031】
また、非常駐アプリケーション34は、出力した表示位置情報に含まれる常駐表示位置と、非常駐アプリ画像の非常駐表示位置とが重なるか否かを判断する(M110)。この際、常駐表示位置と非常駐表示位置とが重なる場合(M110:YES)に、非常駐アプリケーション34は、常駐表示位置と重なると判断された非常駐表示位置の非常駐アプリ画像を、非常駐表示位置と異なる位置に表示する(M112)。一方、常駐表示位置と非常駐表示位置とが重ならない場合(M110:NO)に、非常駐アプリケーション34は、非常駐アプリ画像を非常駐表示位置に表示する(M114)。これにより、LCD20に常駐アプリ画像と非常駐アプリ画像とが表示される。
【0032】
このように、常駐アプリ画像と非常駐アプリ画像とがLCD20に表示されている際に、非常駐アプリ画像に対してスクロール操作が行われると、非常駐アプリ画像とともに、常駐アプリ画像もスクロールする。ただし、上述したように、常駐アプリ画像のうちの第1常駐アプリ画像110は、第1非常駐アプリ画像100に関連付けて表示される画像であり、第2常駐アプリ画像112は、第1非常駐アプリ画像100に関連付けられることなく表示される画像である。このため、非常駐アプリ画像がスクロール操作に伴ってスクロールする際に、第1常駐アプリ画像110も、第1非常駐アプリ画像100と同様にスクロールするが、第2常駐アプリ画像112は、スクロールしない。
【0033】
このため、第1常駐アプリ画像110は、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像であることを示す情報が、第1常駐アプリ画像110の識別IDと関連付けて記憶され、第2常駐アプリ画像112は、非常駐アプリ画像とともにスクロールしない画像であることを示す情報が、第2常駐アプリ画像112の識別IDと関連付けて記憶されている。つまり、常駐アプリケーション32の処理により表示される画像の識別ID毎に、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像であるか否かを示す情報(以下、「スクロール対応情報」と記載する)(本発明のスクロール対応情報の一例)がデータ記憶領域38に記憶されている。
【0034】
なお、スクロール対応情報とともに、常駐アプリケーション32に出力された表示位置情報も記憶されている。つまり、常駐アプリケーション32の処理により表示される画像の識別ID毎に、スクロール対応情報と表示位置情報とがデータ記憶領域38に記憶されている。そして、非常駐アプリ画像に対してスクロール操作が行われると、非常駐アプリケーション34は、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像、つまり、第1常駐アプリ画像110を指定して、その第1常駐アプリ画像110をスクロールさせる旨の指令を非常駐アプリケーション34に出力する。
【0035】
詳しくは、例えば、
図4に示す第1非常駐アプリ画像100に対してスクロール操作が行われると、データ記憶領域38に記憶されているスクロール対応情報に基づいて、常駐アプリケーション32の処理によりLCD20に表示されている画像、つまり、常駐アプリ画像が、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像であるか否かが判断される。そして、非常駐アプリケーション34は、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像であると判断された常駐アプリ画像の識別IDを特定する。続いて、非常駐アプリケーション34は、特定した識別IDと、その識別IDにより識別される画像情報に基づく画像、つまり、第1常駐アプリ画像110をスクロールさせる旨のスクロール指令とを、常駐アプリケーション32に出力する。一方、第2常駐アプリ画像112は、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像でないため、識別IDは特定されず、第2常駐アプリ画像112の識別IDは、スクロール指令とともに出力されない。
【0036】
なお、非常駐アプリケーション34は、スクロール指令とともに、スクロール操作に応じた情報(以下、「スクロール情報」と記載する)も出力する。スクロール情報には、スクロール操作の方向、及び、スクロール操作の操作量が含まれる。そして、常駐アプリケーション32は、識別IDとスクロール指令とスクロール情報とを受け付けると、受け付けた識別IDに応じた画像、つまり、第1常駐アプリ画像110を、スクロール情報に応じてスクロールさせる。これにより、
図9に示すように、常駐アプリ画像のうちの第1常駐アプリ画像110がスクロールし、第2常駐アプリ画像112はスクロールしない。
【0037】
また、非常駐アプリケーション34は、第1非常駐アプリ画像100に対してスクロール操作が行われると、第1非常駐アプリ画像100を、スクロール情報に応じてスクロールさせる。これにより、第1非常駐アプリ画像100も、
図9に示すように、第1常駐アプリ画像110と同様にスクロールする。なお、
図9では、常駐アプリケーション32の処理によって常駐アプリ画像が表示されるLCD20と、非常駐アプリケーション34の処理によって非常駐アプリ画像が表示されるLCD20とが別々に記されている。これは、常駐アプリケーション32と非常駐アプリケーション34とが、LCD20に表示されている画像を個別にスクロールさせることを概念的に示すためであり、実際のLCD20は、当然、1つである。
【0038】
このように、非常駐アプリケーション34の処理により第1非常駐アプリ画像100がスクロールし、常駐アプリケーション32の処理により第1常駐アプリ画像110がスクロールすることで、
図10に示すように、第1非常駐アプリ画像100と第1常駐アプリ画像110とが同期してスクロールする。これにより、非常駐アプリケーション34の処理により表示された第1非常駐アプリ画像100と、常駐アプリケーション32の処理により表示された第1常駐アプリ画像110とが、互いに重ならず、干渉することなく、スクロールする。なお、第2常駐アプリ画像112は、スクロールしない状態で表示される。
【0039】
そして、
図10に示す状態の第1非常駐アプリ画像100に対して、更に、スクロール操作が行われると、第1常駐アプリ画像110はLCD20の表示範囲の外部にスクロールする。このような場合に、第1常駐アプリ画像110は、LCD20の表示範囲の内部から外部に移動するため、通常、非表示とされる。ただし、携帯電話10では、第1常駐アプリ画像110がLCD20の表示範囲の外部にスクロールする場合に、第1常駐アプリ画像110を非表示とする態様と、第1常駐アプリ画像110をLCD20の表示範囲の内部に再表示する態様とを選択することが可能となっている。
【0040】
詳しくは、非常駐アプリケーション34の起動状態において、非常駐アプリケーション34の処理によって、選択画面(図示省略)がLCD20に表示される。選択画面では、常駐アプリ画像がLCD20の表示範囲の外部にスクロールする場合に、常駐アプリ画像を非表示とする態様と、常駐アプリ画像をLCD20の表示範囲の内部に再表示する態様とを選択する選択ボタン(図示省略)が表示されている。この際、選択ボタンが操作されることで、常駐アプリ画像を非表示とする態様と、常駐アプリ画像をLCD20の表示範囲の内部に再表示する態様との何れが選択され、選択された態様(以下、「選択表示態様」と記載する)がデータ記憶領域38に記憶される。
【0041】
そして、非常駐アプリケーション34は、常駐アプリケーション32にスクロール指令を出力する前に、スクロール操作に応じて第1常駐アプリ画像110をスクロールさせた場合に、第1常駐アプリ画像110がLCD20の表示範囲の外部にスクロールするか否かを判断する。具体的には、データ記憶領域38に記憶されている第1常駐アプリ画像110の表示位置情報と、スクロール操作に応じたスクロール情報とに基づいて、非常駐アプリケーション34は、スクロール操作に応じて第1常駐アプリ画像110をスクロールさせた場合に、第1常駐アプリ画像110がLCD20の表示範囲の外部にスクロールするか否かを判断する。
【0042】
この際、第1常駐アプリ画像110がLCD20の表示範囲の外部にスクロールしないと判断された場合には、上述した手順に従って、非常駐アプリケーション34は、スクロール指令を常駐アプリケーション32に出力する。これにより、第1常駐アプリ画像110は、
図10に示すように、第1非常駐アプリ画像100と同期してスクロールする。一方、第1常駐アプリ画像110がLCD20の表示範囲の外部にスクロールすると判断された場合に、非常駐アプリケーション34は、データ記憶領域38に記憶された選択表示態様が常駐アプリ画像を非表示とする態様と、常駐アプリ画像をLCD20の表示範囲の内部に再表示する態様との何れであるかを確認する。
【0043】
そして、選択表示態様が常駐アプリ画像を非表示とする態様である場合に、非常駐アプリケーション34は、スクロール指令の対象となる画像の識別IDと、その識別IDに応じた画像、つまり、第1常駐アプリ画像110を非表示とする旨の指令とを、常駐アプリケーション32に出力する。そして、常駐アプリケーション32は、第1常駐アプリ画像110を非表示とする旨の指令を受け付けると、その第1常駐アプリ画像110を非表示、つまり、LCD20から消去する。なお、非常駐アプリケーション34は、第1常駐アプリ画像110を非表示とする旨の指令を常駐アプリケーション32に出力するととともに、非常駐アプリ画像をスクロール操作に応じてスクロールさせる。これにより、
図11に示すように、第1非常駐アプリ画像100がスクロール操作に応じてスクロールするとともに、第1常駐アプリ画像110がLCD20から消去される。
【0044】
また、第1常駐アプリ画像110がLCD20の表示範囲の外部にスクロールすると判断された際に、選択表示態様が常駐アプリ画像をLCD20の表示範囲の内部に再表示する態様である場合に、非常駐アプリケーション34は、常駐アプリ画像をLCD20の表示範囲の内部に再表示する旨の指令を常駐アプリケーション32に出力する。具体的には、非常駐アプリケーション34は、第1常駐アプリ画像110を、第1非常駐アプリ画像100を挟んで、スクロール方向の反対側の方向に反転させた状態で再表示する旨の指令を常駐アプリケーション32に出力する。つまり、非常駐アプリケーション34は、スクロール指令の対象となる画像の識別IDと、その識別IDに応じた画像、つまり、第1常駐アプリ画像110をスクロール方向の反対側の方向に反転させた状態で再表示する旨の指令と、再表示する位置に関する情報(以下、「再表示位置情報」と記載する)とを、常駐アプリケーション32に出力する。なお、再表示する位置として、第1常駐アプリ画像110をスクロール操作に応じてスクロールさせたと仮定した場合の位置の、第1非常駐アプリ画像100を中心として、スクロール方向の反対側の位置が演算される。
【0045】
そして、常駐アプリケーション32は、第1常駐アプリ画像110を再表示する旨の指令を受け付けると、その第1常駐アプリ画像110をスクロール方向の反対側の方向に反転させた状態で、再表示位置情報に応じた位置に再表示する。なお、非常駐アプリケーション34は、第1常駐アプリ画像110を再表示する旨の指令を常駐アプリケーション32に出力するととともに、非常駐アプリ画像をスクロール操作に応じてスクロールさせる。これにより、
図12に示すように、第1非常駐アプリ画像100がスクロール操作に応じてスクロールするとともに、第1常駐アプリ画像110が、LCD20の表示範囲の内部に、反転した状態で表示される。このように、第1常駐アプリ画像110を、LCD20の表示範囲の内部に反転した状態で表示することで、第1非常駐アプリ画像100と第1常駐アプリ画像110とを、できる限り同時にLCD20に表示することが可能となる。
【0046】
ただし、
図4に示すLCD20では、非常駐アプリケーション34の処理により1つの画像、つまり、第1非常駐アプリ画像100のみが表示されているため、スクロールに伴って第1常駐アプリ画像110がLCD20の外部にスクロールする際に、第1常駐アプリ画像110を反転表示しても、反転表示された第1常駐アプリ画像110と、他の画像とが重なることはない。しかしながら、
図8に示すLCD20では、非常駐アプリケーション34の処理により3つの画像、つまり、非常駐アプリ画像100,102,104が表示されており、スクロールに伴って第1常駐アプリ画像110がLCD20の外部にスクロールする際に、第1常駐アプリ画像110を反転表示すると、
図13に示すように、
反転表示された第1常駐アプリ画像110と、第3非常駐アプリ画像104とが重なって表示される。
【0047】
そこで、第1常駐アプリ画像110がLCD20の表示範囲の外部にスクロールすると判断された際に、第1常駐アプリ画像110を反転して再表示するために、再表示する位置が演算されると、その演算された再表示位置が、常駐アプリ画像の表示位置と重なるか否かが判断される。この際、
図13に示す状態では、第1常駐アプリ画像110の再表示位置が、第3非常駐アプリ画像104の表示位置と重なると判断される。そして、第1常駐アプリ画像110の再表示位置が、第3非常駐アプリ画像104の表示位置と重ならないように、左右方向にズレた位置として、再演算される。これにより、再演算された第1常駐アプリ画像110の再表示位置を、第1常駐アプリ画像110の反転表示指令とともに常駐アプリケーション32に出力することで、反転表示された第1常駐アプリ画像110と、第3非常駐アプリ画像104との重なりを防止することが可能となる。
【0048】
しかしながら、
図14に示すように、再演算された第1常駐アプリ画像110の再表示位置が、第3非常駐アプリ画像104と重ならないが、LCD20の表示範囲からはみ出る場合がある。このような場合には、非常駐アプリケーション34は、再演算された第1常駐アプリ画像110の再表示位置を、第1常駐アプリ画像110の反転表示指令とともに常駐アプリケーション32に出力し、さらに、第1常駐アプリ画像110を縮小させる旨の指令も、常駐アプリケーション32に出力する。この指令に従って、常駐アプリケーション32が第1常駐アプリ画像110を表示することで、第1常駐アプリ画像110は、
図15に示すように、反転された状態で、第3非常駐アプリ画像104と重ならない位置において、縮小して表示される。これにより、第1常駐アプリ画像110を、第3非常駐アプリ画像104と重ならずに、LCD20の表示範囲の内部に反転した状態で表示することが可能となる。
【0049】
なお、上述した常駐アプリ画像と非常駐アプリ画像とのスクロールについて、シーケンス図を用いて、以下に簡略的に説明する。非常駐アプリケーション34は、非常駐アプリ画像をLCD20に表示すると(M112,M114)、M106で出力した識別ID毎に、表示位置情報とスクロール対応情報とを関連付けて、データ記憶領域38に記憶する(M115)。そして、非常駐アプリケーション34は、非常駐アプリ画像に対してスクロール操作が行われたか否かを判断する(M116)。この際、非常駐アプリ画像に対してスクロール操作が行われていない場合(M116:NO)には、M116に戻る。
【0050】
一方、非常駐アプリ画像に対してスクロール操作が行われた場合(M116:YES)には、非常駐アプリケーション34は、非常駐アプリ画像をスクロールさせる(M118)。次に、非常駐アプリケーション34は、LCD20に表示されている常駐アプリ画像が、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像であるか否かを、データ記憶領域38に記憶されているスクロール対応情報に基づいて、判断する(M120)。常駐アプリ画像が、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像でない場合(M120:NO)には、M116に戻る。
【0051】
一方、常駐アプリ画像が、非常駐アプリ画像とともにスクロールする画像である場合(M120:YES)には、非常駐アプリケーション34は、常駐アプリ画像をスクロールさせることで、常駐アプリ画像がLCD20の表示範囲の外部にスクロールするか否かを判断する(M122)。この際、常駐アプリ画像がLCD20の表示範囲の外部にスクロールしない場合(M122:NO)には、非常駐アプリケーション34は、スクロール情報と、スクロールの対象となる常駐アプリ画像の識別IDとを、スクロール指令とともに常駐アプリケーション32に出力する(M124)。そして、M116に戻る。また、常駐アプリケーション32は、スクロール指令を受け付けると、受け付けた識別IDに応じた常駐アプリ画像をスクロール情報に基づいてスクロールさせる(M126)。
【0052】
また、M122で常駐アプリ画像がLCD20の表示範囲の外部にスクロールする場合(M122:YES)に、非常駐アプリケーション34は、データ記憶領域38に記憶されている選択表示態様が、常駐アプリ画像を消去する態様であるか否かを判断する(M128:
図3参照)。選択表示態様が、常駐アプリ画像を消去する態様である場合(M128:YES)に、非常駐アプリケーション34は、表示範囲の外部にスクロールする常駐アプリ画像の識別IDとともに、常駐アプリ画像の非表示指令を常駐アプリケーション32に出力する(M130)。そして、常駐アプリケーション32は、受け付けた識別IDに応じた常駐アプリ画像を非表示とする(M132)。
【0053】
また、M128で選択表示態様が、常駐アプリ画像を消去する態様でない場合(M128:NO)、つまり、選択表示態様が、常駐アプリ画像をLCD20の表示範囲の内部に再表示する態様である場合に、非常駐アプリケーション34は、再表示位置情報と、表示範囲の外部にスクロールする常駐アプリ画像の識別IDとともに、常駐アプリ画像の反転表示指令を常駐アプリケーション32に出力する(M134)。そして、常駐アプリケーション32は、受け付けた識別IDに応じた常駐アプリ画像を、再表示位置に反転表示する(M136)。
【0054】
なお、上記説明では、再表示位置に非常駐アプリが有る場合に、再表示位置が再演算され、再演算された再表示位置に常駐アプリ画像が反転表示されること、及び、再演算された再表示位置に常駐アプリ画像を反転表示し、その反転表示した常駐アプリ画像がLCD20の表示範囲の外部にはみ出す場合に、常駐アプリ画像を縮小して反転表示することが記載されているが、シーケンス図では、説明の簡略化のため、省略する。
【0055】
また、先に説明した例では、非常駐アプリ画像に対してスクロール操作がされた場合に、非常駐アプリケーション34の処理により非常アプリ画像がスクロールし、非常駐アプリケーション34がスクロール指令を常駐アプリケーション32に出力することで、常駐アプリケーション32の処理により常駐アプリ画像がスクロールする。一方、常駐アプリ画像に対してスクロール操作がされた場合には、常駐アプリケーション32の処理により常アプリ画像がスクロールし、常駐アプリケーション32がスクロール指令を非常駐アプリケーション34に出力することで、非常駐アプリケーション34の処理により常駐アプリ画像がスクロールする。
【0056】
つまり、常駐アプリケーション32は、常駐アプリ画像に対してスクロール操作が行われたか否かを判断する(M150:
図3参照)。この際、常駐アプリ画像に対してスクロール操作が行われていない場合(M150:NO)には、M150に戻る。一方、常駐アプリ画像に対してスクロール操作が行われた場合(M150:YES)には、常駐アプリケーション32は、常駐アプリ画像をスクロールさせる(M152)。次に、常駐アプリケーション32は、LCD20に表示されている非常駐アプリ画像をスクロールさせる旨の指令を、スクロール情報とともに、非常駐アプリケーション34に出力する(M154)。そして、非常駐アプリケーション34は、受け付けたスクロール情報に応じて、LCD20に表示されている非常駐アプリ画像をスクロールさせる(M156)。
【0057】
このように、常駐アプリ画像がスクロール操作された場合においても、非常駐アプリケーション34の処理により非常駐アプリ画像がスクロールし、常駐アプリケーション32の処理により常駐アプリ画像がスクロールすることで、非常駐アプリ画像と常駐アプリ画像とが同期してスクロールする。これにより、常駐アプリ画像がスクロール操作された場合においても、非常駐アプリケーション34の処理により表示された非常駐アプリ画像と、常駐アプリケーション32の処理により表示された常駐アプリ画像とが、互いに重ならず、干渉することなく、スクロールする。
【0058】
なお、M102を実行するCPU12は、第1受付手段及び第5出力手段の一例である。M106を実行するCPU12は、第2出力手段の一例である。M108を実行するCPU12は、第2表示制御手段の一例である。M112とM114とを実行するCPU12は、第1表示制御手段の一例である。M118を実行するCPU12は、第1スクロール手段の一例である。M124を実行するCPU12は、第1出力手段の一例である。M126を実行するCPU12は、第2スクロール手段の一例である。M132を実行するCPU12は、第3出力手段の一例である。M134を実行するCPU12は、第4出力手段の一例である。M152を実行するCPU12は、第3スクロール手段の一例である。M154を実行するCPU12は、第6出力手段の一例である。M156を実行するCPU12は、第4スクロール手段の一例である。
【0059】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施形態では、常駐アプリ画像のLCD20の表示範囲の外部へのスクロール時に、常駐アプリ画像を再表示させる場合に、常駐アプリ画像を反転させた状態で再表示させているが、表示位置のみを変更して、反転させることなく、常駐アプリ画像を再表示させてもよい、また、上記実施形態では、常駐アプリ画像を再表示させる際に、常駐アプリ画像を縮小して再表示させているが、常駐アプリ画像を拡大して再表示してもよい。
【0060】
また、上記実施形態では、LCD20への非常駐アプリ画像,常駐アプリ画像等の画像の表示の本発明が適用されているが、LCD20に描画されるものであれば画像に限定されず、例えば、テキストの表示等に本発明を適用することが可能である。
【0061】
また、上記実施形態では、本発明が携帯電話10に適用されているが、表示部を有する情報処理装置であれば、PC(Personal Computerの略),スマートフォンなど、種々の情報処理装置に本発明を適用することが可能である。
【0062】
また、上記実施形態では、CPU12によって
図2及び
図3に示す処理が実行される例を説明したが、これら処理は、CPU12に限らず、ASICや他の論理集積回路により実行されてもよいし、これら処理が、CPU等やASIC、他の論理集積回路が協働することにより実行されてもよい。