特許第6801735号(P6801735)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6801735
(24)【登録日】2020年11月30日
(45)【発行日】2020年12月16日
(54)【発明の名称】熱交換器
(51)【国際特許分類】
   F28F 3/08 20060101AFI20201207BHJP
   F28F 3/10 20060101ALI20201207BHJP
   F28D 9/00 20060101ALI20201207BHJP
【FI】
   F28F3/08 311
   F28F3/10
   F28D9/00
【請求項の数】6
【全頁数】41
(21)【出願番号】特願2019-72734(P2019-72734)
(22)【出願日】2019年4月5日
(65)【公開番号】特開2020-169781(P2020-169781A)
(43)【公開日】2020年10月15日
【審査請求日】2020年3月25日
(73)【特許権者】
【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】葛西 勝哉
(72)【発明者】
【氏名】中澤 武馬
【審査官】 河野 俊二
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2008/0283217(US,A1)
【文献】 国際公開第2013/157056(WO,A1)
【文献】 特開2003−314983(JP,A)
【文献】 特開2013−257106(JP,A)
【文献】 国際公開第2018/132014(WO,A1)
【文献】 特開2008−122042(JP,A)
【文献】 特開2007−285691(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F28F 3/08
F28D 9/00
F28F 3/10
F24F 7/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平坦なシート状の複数の仕切り部材(15)と、
上記仕切り部材(15)と交互に積層されて隣り合う上記仕切り部材(15)の間隔を保持する間隔保持部材(25,55)とを備え、
上記仕切り部材(15)を挟んで第1流路(21)と第2流路(51)とが交互に形成された熱交換器であって、
上記間隔保持部材(25,55)は、上記仕切り部材(15)の周縁に沿った枠部(30,60)を有し、
上記第1流路(21)を形成する上記間隔保持部材である第1間隔保持部材(25)は、
上記第1間隔保持部材(25)の上記枠部(30)に形成され、該枠部(30)に囲われた上記第1流路(21)を該枠部(30)の外部に連通させる第1連通用開口(22)と、
上記第1連通用開口(22)から該第1連通用開口(22)と交わる方向に延び且つ上記第1間隔保持部材(25)の両隣の上記仕切り部材(15)と接する第1内側リブ(40)とを備え、
上記第2流路(51)を形成する上記間隔保持部材である第2間隔保持部材(55)は、
上記第2間隔保持部材(55)の上記枠部(60)に形成され、該枠部(60)に囲われた上記第2流路(51)を該枠部(60)の外部に連通させる第2連通用開口(52)と、
上記第2連通用開口(52)から該第2連通用開口(52)と交わる方向に延び且つ上記第2間隔保持部材(55)の両隣の上記仕切り部材(15)と接する第2内側リブ(70)とを備え、
上記第1間隔保持部材(25)は、上記第1内側リブ(40)と交わり且つ上記第2間隔保持部材(55)の上記第2内側リブ(70)に沿う方向に延び、隣に位置する上記第2間隔保持部材(55)の上記第2内側リブ(70)との間に上記仕切り部材(15)を挟む第1保持リブ(41a,41b)を更に備え、
上記第2間隔保持部材(55)は、上記第2内側リブ(70)と交わり且つ上記第1間隔保持部材(25)の上記第1内側リブ(40)に沿う方向に延び、隣に位置する上記第1間隔保持部材(25)の上記第1内側リブ(40)との間に上記仕切り部材(15)を挟む第2保持リブ(71a,71b)を更に備え、
上記第1間隔保持部材(25)は、該第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の一方に接する一方側の上記第1保持リブ(41a)と、他方に接する他方側の上記第1保持リブ(41b)とを備え、
上記第2間隔保持部材(55)は、該第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の一方に接する一方側の上記第2保持リブ(71a)と、他方に接する他方側の上記第2保持リブ(71b)とを備える
ことを特徴とする熱交換器。
【請求項2】
請求項1において、
上記第1間隔保持部材(25)は、一方側の上記第1保持リブ(41a)と他方側の上記第1保持リブ(41b)とに接続する第1支柱部(42)を備え、
上記第2間隔保持部材(55)は、一方側の上記第2保持リブ(71a)と他方側の上記第2保持リブ(71b)とに接続する第2支柱部(72)を備える
ことを特徴とする熱交換器。
【請求項3】
請求項2において、
上記第1間隔保持部材(25)には、複数の上記第1内側リブ(40)が互いに平行に設けられ、
上記第1間隔保持部材(25)では、隣り合う上記第1内側リブ(40)の間において、
一方側の上記第1保持リブ(41a)が、隣り合う上記第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出し、
他方側の上記第1保持リブ(41b)が、隣り合う上記第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出し、
上記第1支柱部(42)が、一方側の上記第1保持リブ(41a)の突端と、他方側の上記第1保持リブ(41b)の突端とに接続し、
上記第2間隔保持部材(55)には、複数の上記第2内側リブ(70)が互いに平行に設けられ、
上記第2間隔保持部材(55)では、隣り合う上記第2内側リブ(70)の間において、
一方側の上記第2保持リブ(71a)が、隣り合う上記第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出し、
他方側の上記第2保持リブ(71b)が、隣り合う上記第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出し、
上記第2支柱部(72)が、一方側の上記第2保持リブ(71a)の突端と、他方側の上記第2保持リブ(71b)の突端とに接続する
ことを特徴とする熱交換器。
【請求項4】
請求項1又は2において、
上記第1間隔保持部材(25)には、複数の上記第1内側リブ(40)が互いに平行に設けられ、
上記第1間隔保持部材(25)の隣り合う上記第1内側リブ(40)の間では、
隣り合う上記第1内側リブ(40)の一方の伸長方向に、隣り合う上記第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出する一方側の上記第1保持リブ(41a)と、隣り合う上記第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出する他方側の上記第1保持リブ(41b)とが交互に設けられ、
隣り合う上記第1内側リブ(40)の他方の伸長方向に、隣り合う上記第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出する他方側の上記第1保持リブ(41b)と、隣り合う上記第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出する一方側の上記第1保持リブ(41a)とが交互に設けられ、
上記第2間隔保持部材(55)には、複数の上記第2内側リブ(70)が互いに平行に設けられ、
上記第2間隔保持部材(55)の隣り合う上記第2内側リブ(70)の間では、
隣り合う上記第2内側リブ(70)の一方の伸長方向に、隣り合う上記第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出する一方側の上記第2保持リブ(71a)と、隣り合う上記第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出する他方側の上記第2保持リブ(71b)とが交互に設けられ、
隣り合う上記第2内側リブ(70)の他方の伸長方向に、隣り合う上記第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出する他方側の上記第2保持リブ(71b)と、隣り合う上記第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出する一方側の上記第2保持リブ(71a)とが交互に設けられる
ことを特徴とする熱交換器。
【請求項5】
平坦なシート状の複数の仕切り部材(15)と、
上記仕切り部材(15)と交互に積層されて隣り合う上記仕切り部材(15)の間隔を保持する間隔保持部材(25,55)とを備え、
上記仕切り部材(15)を挟んで第1流路(21)と第2流路(51)とが交互に形成された熱交換器であって、
上記間隔保持部材(25,55)は、上記仕切り部材(15)の周縁に沿った枠部(30,60)を有し、
上記第1流路(21)を形成する上記間隔保持部材である第1間隔保持部材(25)は、
上記第1間隔保持部材(25)の上記枠部(30)に形成され、該枠部(30)に囲われた上記第1流路(21)を該枠部(30)の外部に連通させる第1連通用開口(22)と、
上記第1連通用開口(22)から該第1連通用開口(22)と交わる方向に延び且つ上記第1間隔保持部材(25)の両隣の上記仕切り部材(15)と接する第1内側リブ(40)とを備え、
上記第2流路(51)を形成する上記間隔保持部材である第2間隔保持部材(55)は、
上記第2間隔保持部材(55)の上記枠部(60)に形成され、該枠部(60)に囲われた上記第2流路(51)を該枠部(60)の外部に連通させる第2連通用開口(52)と、
上記第2連通用開口(52)から該第2連通用開口(52)と交わる方向に延び且つ上記第2間隔保持部材(55)の両隣の上記仕切り部材(15)と接する第2内側リブ(70)とを備え、
上記第1間隔保持部材(25)は、上記第1内側リブ(40)と交わり且つ上記第2間隔保持部材(55)の上記第2内側リブ(70)に沿う方向に延び、隣に位置する上記第2間隔保持部材(55)の上記第2内側リブ(70)との間に上記仕切り部材(15)を挟む第1保持リブ(41a,41b)を更に備え、
上記第2間隔保持部材(55)は、上記第2内側リブ(70)と交わり且つ上記第1間隔保持部材(25)の上記第1内側リブ(40)に沿う方向に延び、隣に位置する上記第1間隔保持部材(25)の上記第1内側リブ(40)との間に上記仕切り部材(15)を挟む第2保持リブ(71a,71b)を更に備え、
上記第1間隔保持部材(25)の上記第1保持リブ(41b)は、該第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の一方と接し、
上記第1間隔保持部材(25)は、上記第1保持リブ(41b)から突出し、該第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の他方に突端が接する第1支柱部(42)を備え、
上記第2間隔保持部材(55)の上記第2保持リブ(71b)は、該第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の一方と接し、
上記第2間隔保持部材(55)は、上記第2保持リブ(71b)から突出し、該第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の他方に突端が接する第2支柱部(72)を備える
ことを特徴とする熱交換器。
【請求項6】
平坦なシート状の複数の仕切り部材(15)と、
上記仕切り部材(15)と交互に積層されて隣り合う上記仕切り部材(15)の間隔を保持する間隔保持部材(25,55)とを備え、
上記仕切り部材(15)を挟んで第1流路(21)と第2流路(51)とが交互に形成された熱交換器であって、
上記間隔保持部材(25,55)は、上記仕切り部材(15)の周縁に沿った枠部(30,60)を有し、
上記第1流路(21)を形成する上記間隔保持部材である第1間隔保持部材(25)は、
上記第1間隔保持部材(25)の上記枠部(30)に形成され、該枠部(30)に囲われた上記第1流路(21)を該枠部(30)の外部に連通させる第1連通用開口(22)と、
上記第1連通用開口(22)から該第1連通用開口(22)と交わる方向に延び且つ上記第1間隔保持部材(25)の両隣の上記仕切り部材(15)と接する第1内側リブ(40)とを備え、
上記第2流路(51)を形成する上記間隔保持部材である第2間隔保持部材(55)は、
上記第2間隔保持部材(55)の上記枠部(60)に形成され、該枠部(60)に囲われた上記第2流路(51)を該枠部(60)の外部に連通させる第2連通用開口(52)と、
上記第2連通用開口(52)から該第2連通用開口(52)と交わる方向に延び且つ上記第2間隔保持部材(55)の両隣の上記仕切り部材(15)と接する第2内側リブ(70)とを備え、
上記第1間隔保持部材(25)は、上記第1内側リブ(40)と交わり且つ上記第2間隔保持部材(55)の上記第2内側リブ(70)に沿う方向に延び、隣に位置する上記第2間隔保持部材(55)の上記第2内側リブ(70)との間に上記仕切り部材(15)を挟む第1保持リブ(41a,41b)を更に備え、
上記第2間隔保持部材(55)は、上記第2内側リブ(70)と交わり且つ上記第1間隔保持部材(25)の上記第1内側リブ(40)に沿う方向に延び、隣に位置する上記第1間隔保持部材(25)の上記第1内側リブ(40)との間に上記仕切り部材(15)を挟む第2保持リブ(71a,71b)を更に備え、
上記第1間隔保持部材(25)は、
該第1間隔保持部材(25)の上記枠部(30)によって囲まれた上記第1流路(21)に設けられ、該第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)と接する第1流路内リブ(45)と、
上記第1流路内リブ(45)と交わる方向に延び、該第1間隔保持部材(25)の隣に位置する一つの上記仕切り部材(15)と接する第1支持リブ(46a,46b)とを備え、
上記第2間隔保持部材(55)は、
該第2間隔保持部材(55)の上記枠部(60)によって囲まれた上記第2流路(51)に設けられ、上記第1間隔保持部材(25)の上記第1流路内リブ(45)に沿って延び、該第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)と接する第2流路内リブ(75)と、
上記第2流路内リブ(75)と交わる方向に延び、該第2間隔保持部材(55)の隣に位置する一つの上記仕切り部材(15)と接する第2支持リブ(76a,76b)とを備える
ことを特徴とする熱交換器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、換気装置に用いられる熱交換素子が開示されている。この熱交換素子は、給気と排気を熱交換させる熱交換器である。この熱交換器では、樹脂枠と伝熱板とが交互に複数ずつ積層される。この熱交換器では、樹脂枠と伝熱板の積層方向に、給気側の空気流路と排気側の空気流路が交互に形成される。隣り合う空気流路は、伝熱板によって仕切られる。そして、この熱交換器では、給気側の空気流路を流れる空気と、排気側の空気流路を流れる空気とが、伝熱板を介して顕熱と潜熱(水分)を交換する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−100997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の熱交換器において、伝熱板は、接着剤によって樹脂枠に接着される。しかし、接着不良や接着剤の経年劣化に起因して、伝熱板が樹脂枠から剥がれることがある。伝熱板が樹脂枠から剥がれると、剥がれた伝熱板によって空気の流通が妨げられるおそれがある。
【0005】
本開示の目的は、熱交換器の信頼性を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1,第2,第6態様は、平坦なシート状の複数の仕切り部材(15)と、上記仕切り部材(15)と交互に積層されて隣り合う上記仕切り部材(15)の間隔を保持する間隔保持部材(25,55)とを備え、上記仕切り部材(15)を挟んで第1流路(21)と第2流路(51)とが交互に形成された熱交換器(10)を対象とする。これらの態様において、上記間隔保持部材(25,55)は、上記仕切り部材(15)の周縁に沿った枠部(30,60)を有する。
【0007】
第1,第2,第6態様において、上記第1流路(21)を形成する上記間隔保持部材である第1間隔保持部材(25)は、上記第1間隔保持部材(25)の上記枠部(30)に形成され、該枠部(30)に囲われた上記第1流路(21)を該枠部(30)の外部に連通させる第1連通用開口(22)と、上記第1連通用開口(22)から該第1連通用開口(22)と交わる方向に延び且つ上記第1間隔保持部材(25)の両隣の上記仕切り部材(15)と接する第1内側リブ(40)とを備える。
【0008】
第1,第5,第6態様において、上記第2流路(51)を形成する上記間隔保持部材である第2間隔保持部材(55)は、上記第2間隔保持部材(55)の上記枠部(60)に形成され、該枠部(60)に囲われた上記第2流路(51)を該枠部(60)の外部に連通させる第2連通用開口(52)と、上記第2連通用開口(52)から該第2連通用開口(52)と交わる方向に延び且つ上記第2間隔保持部材(55)の両隣の上記仕切り部材(15)と接する第2内側リブ(70)とを備える。
【0009】
第1,第5,第6態様において、上記第1間隔保持部材(25)は、上記第1内側リブ(40)と交わり且つ上記第2間隔保持部材(55)の上記第2内側リブ(70)に沿う方向に延び、隣に位置する上記第2間隔保持部材(55)の上記第2内側リブ(70)との間に上記仕切り部材(15)を挟む第1保持リブ(41a,41b)を更に備える。
【0010】
第1,第5,第6態様において、第2間隔保持部材(55)は、上記第2内側リブ(70)と交わり且つ上記第1間隔保持部材(25)の上記第1内側リブ(40)に沿う方向に延び、隣に位置する上記第1間隔保持部材(25)の上記第1内側リブ(40)との間に上記仕切り部材(15)を挟む第2保持リブ(71a,71b)を更に備える。
【0011】
第1,第5,第6態様の熱交換器(10)では、仕切り部材(15)と間隔保持部材(25,55)が交互に積層され、第1流路(21)と第2流路(51)が交互に形成される。各仕切り部材(15)は、第1間隔保持部材(25)と第2間隔保持部材(55)に挟まれる。熱交換器(10)では、第1流路(21)を流れる流体と第2流路(51)を流れる流体が、仕切り部材(15)を介して少なくとも顕熱を交換する。
【0012】
第1,第5,第6態様において、第1間隔保持部材(25)は、第1内側リブ(40)と第1保持リブ(41a,41b)とを備える。第1内側リブ(40)と第1保持リブ(41a,41b)とは、第1流路(21)に位置する。一方、第2間隔保持部材(55)は、第2内側リブ(70)と第2保持リブ(71a,71b)とを備える。第2内側リブ(70)と第2保持リブ(71a,71b)とは、第2流路(51)に位置する。
【0013】
第1,第5,第6態様において、第1間隔保持部材(25)の第1保持リブ(41a,41b)は、第2間隔保持部材(55)の第2内側リブ(70)に沿って延びる。また、第2間隔保持部材(55)の第2保持リブ(71a,71b)は、第1間隔保持部材(25)の第1内側リブ(40)に沿って延びる。第1流路(21)と第2流路(51)を仕切る仕切り部材(15)は、隣り合う第1保持リブ(41a,41b)と第2内側リブ(70)に挟まれると共に、隣り合う第2保持リブ(71a,71b)と第1内側リブ(40)に挟まれる。その結果、仕切り部材(15)のうち間隔保持部材(25,55)の枠部(30,60)の内側に位置する部分は、隣り合う第1保持リブ(41a,41b)と第2内側リブ(70)に保持されると共に、隣り合う第2保持リブ(71a,71b)と第1内側リブ(40)に保持される。
【0014】
第1,第2,第6態様によれば、接着不良や接着剤の劣化等が生じた場合であっても、仕切り部材(15)を、その両隣の間隔保持部材(25,55)によって保持することができる。従って、これらの態様によれば、間隔保持部材(25,55)に保持されなくなった仕切り部材(15)が空気の流通を阻害するのを、未然に防止できる。その結果、熱交換器(10)の信頼性を向上させることができる。
【0015】
本開示の第1の態様は、上記の構成に加えて、上記第1間隔保持部材(25)は、該第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の一方に接する一方側の上記第1保持リブ(41a)と、他方に接する他方側の上記第1保持リブ(41b)とを備え、上記第2間隔保持部材(55)は、該第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の一方に接する一方側の上記第2保持リブ(71a)と、他方に接する他方側の上記第2保持リブ(71b)とを備えることを特徴とする。
【0016】
第1の態様において、第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの仕切り部材(15)の一方は、一方側の第1保持リブ(41a)と、その第1保持リブ(41a)と隣り合う第2内側リブ(70)に挟まれて保持される。第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの仕切り部材(15)の他方は、他方側の第1保持リブ(41b)と、その第1保持リブ(41b)と隣り合う第2内側リブ(70)に挟まれて保持される。
【0017】
また、第1の態様において、第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの仕切り部材(15)の一方は、一方側の第2保持リブ(71a)と、その第2保持リブ(71a)と隣り合う第1内側リブ(40)に挟まれて保持される。第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの仕切り部材(15)の他方は、他方側の第2保持リブ(71b)と、その第2保持リブ(71b)と隣り合う第1内側リブ(40)に挟まれて保持される。
【0018】
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記第1間隔保持部材(25)は、一方側の上記第1保持リブ(41a)と他方側の上記第1保持リブ(41b)とに接続する第1支柱部(42)を備え、上記第2間隔保持部材(55)は、一方側の上記第2保持リブ(71a)と他方側の上記第2保持リブ(71b)とに接続する第2支柱部(72)を備えることを特徴とする。
【0019】
第2の態様の第1間隔保持部材(25)では、一方側の第1保持リブ(41a)と他方側の第1保持リブ(41b)とに第1支柱部(42)が接続する。一方側の第1保持リブ(41a)と他方側の第1保持リブ(41b)の間隔は、第1支柱部(42)によって保持される。そのため、第1保持リブ(41a,41b)の撓みが抑えられ、第1保持リブ(41a,41b)と第2内側リブ(70)によって仕切り部材(15)が保持される。
【0020】
また、第2の態様の第2間隔保持部材(55)では、一方側の第2保持リブ(71a)と他方側の第2保持リブ(71b)とに第2支柱部(72)が接続する。一方側の第2保持リブ(71a)と他方側の第2保持リブ(71b)の間隔は、第2支柱部(72)によって保持される。そのため、第2保持リブ(71a,71b)の撓みが抑えられ、第2保持リブ(71a,71b)と第1内側リブ(40)によって仕切り部材(15)が保持される。
【0021】
本開示の第3の態様は、上記第2の態様において、上記第1間隔保持部材(25)には、複数の上記第1内側リブ(40)が互いに平行に設けられ、上記第1間隔保持部材(25)では、隣り合う上記第1内側リブ(40)の間において、一方側の上記第1保持リブ(41a)が、隣り合う上記第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出し、他方側の上記第1保持リブ(41b)が、隣り合う上記第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出し、上記第1支柱部(42)が、一方側の上記第1保持リブ(41a)の突端と、他方側の上記第1保持リブ(41b)の突端とに接続することを特徴とする。
【0022】
また、本開示の第3の態様は、上記第2の態様において、上記第2間隔保持部材(55)には、複数の上記第2内側リブ(70)が互いに平行に設けられ、上記第2間隔保持部材(55)では、隣り合う上記第2内側リブ(70)の間において、一方側の上記第2保持リブ(71a)が、隣り合う上記第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出し、他方側の上記第2保持リブ(71b)が、隣り合う上記第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出し、上記第2支柱部(72)が、一方側の上記第2保持リブ(71a)の突端と、他方側の上記第2保持リブ(71b)の突端とに接続することを特徴とする。
【0023】
第3の態様の第1間隔保持部材(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から突出する第1保持リブ(41a)の突端と、それらの他方から突出する第1保持リブ(41b)の突端とに、第1支柱部(42)が接続する。第1支柱部(42)は、一方側の第1保持リブ(41a)の突端と、他方側の第1保持リブ(41b)の突端との間隔を保持し、各第1保持リブ(41a,41b)の撓みを抑える。
【0024】
また、第3の態様の第2間隔保持部材(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から突出する第2保持リブ(71a)の突端と、それらの他方から突出する第2保持リブ(71b)の突端とに、第2支柱部(72)が接続する。第2支柱部(72)は、一方側の第2保持リブ(71a)の突端と、他方側の第2保持リブ(71b)の突端との間隔を保持し、各第2保持リブ(71a,71b)の撓みを抑える。
【0025】
本開示の第4の態様は、上記第1又は第2の態様において、上記第1間隔保持部材(25)には、複数の上記第1内側リブ(40)が互いに平行に設けられ、上記第1間隔保持部材(25)の隣り合う上記第1内側リブ(40)の間では、隣り合う上記第1内側リブ(40)の一方の伸長方向に、隣り合う上記第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出する一方側の上記第1保持リブ(41a)と、隣り合う上記第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出する他方側の上記第1保持リブ(41b)とが交互に設けられ、隣り合う上記第1内側リブ(40)の他方の伸長方向に、隣り合う上記第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出する他方側の上記第1保持リブ(41b)と、隣り合う上記第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出する一方側の上記第1保持リブ(41a)とが交互に設けられることを特徴とする。
【0026】
また、本開示の第4の態様は、上記第1又は第2の態様において、上記第2間隔保持部材(55)には、複数の上記第2内側リブ(70)が互いに平行に設けられ、上記第2間隔保持部材(55)の隣り合う上記第2内側リブ(70)の間では、隣り合う上記第2内側リブ(70)の一方の伸長方向に、隣り合う上記第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出する一方側の上記第2保持リブ(71a)と、隣り合う上記第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出する他方側の上記第2保持リブ(71b)とが交互に設けられ、隣り合う上記第2内側リブ(70)の他方の伸長方向に、隣り合う上記第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出する他方側の上記第2保持リブ(71b)と、隣り合う上記第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出する一方側の上記第2保持リブ(71a)とが交互に設けられることを特徴とする。
【0027】
第4の態様の第1間隔保持部材(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の一方の伸長方向に、その第1内側リブ(40)から突出する一方側の第1保持リブ(41a)と他方側の第1保持リブ(41b)とが交互に設けられる。また、この第1間隔保持部材(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の他方の伸長方向に、その第1内側リブ(40)から突出する他方側の第1保持リブ(41b)と一方側の第1保持リブ(41a)とが交互に設けられる。
【0028】
第4の態様において、第1間隔保持部材(25)に隣接する一方の仕切り部材(15)は、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から突出する一方側の第1保持リブ(41a)と、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から突出する一方側の第1保持リブ(41a)とによって支持される。また、第1間隔保持部材(25)に隣接する他方の仕切り部材(15)は、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から突出する他方側の第1保持リブ(41b)と、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から突出する他方側の第1保持リブ(41b)とによって支持される。
【0029】
第4の態様の第2間隔保持部材(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の一方の伸長方向に、その第2内側リブ(70)から突出する一方側の第1保持リブ(41a)と他方側の第1保持リブ(41b)とが交互に設けられる。また、この第2間隔保持部材(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の他方の伸長方向に、その第2内側リブ(70)から突出する他方側の第1保持リブ(41b)と一方側の第1保持リブ(41a)とが交互に設けられる。
【0030】
第4の態様において、第2間隔保持部材(55)に隣接する一方の仕切り部材(15)は、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から突出する一方側の第2保持リブ(71a)と、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から突出する一方側の第2保持リブ(71a)とによって支持される。また、第2間隔保持部材(55)に隣接する他方の仕切り部材(15)は、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から突出する他方側の第2保持リブ(71b)と、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から突出する他方側の第2保持リブ(71b)とによって支持される。
【0031】
本開示の第5の態様は、上記の構成に加えて、上記第1間隔保持部材(25)の上記第1保持リブ(41b)は、該第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の一方と接し、上記第1間隔保持部材(25)は、上記第1保持リブ(41b)から突出し、該第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の他方に突端が接する第1支柱部(42)を備えることを特徴とする。
【0032】
また、本開示の第5の態様は、上記の構成に加えて、上記第2間隔保持部材(55)の上記第2保持リブ(71b)は、該第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の一方と接し、上記第2間隔保持部材(55)は、上記第2保持リブ(71b)から突出し、該第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)の他方に突端が接する第2支柱部(72)を備えることを特徴とする。
【0033】
第5の態様の第1間隔保持部材(25)では、その両隣に位置する二つの仕切り部材(15)のうちの一方に第1保持リブ(41b)が接し、他方に第1支柱部(42)の突端が接する。第1間隔保持部材(25)に隣接する一方の仕切り部材(15)は、第1保持リブ(41b)と、その仕切り部材(15)に接する第2間隔保持部材(55)の第2内側リブ(70)とに挟まれる。第1間隔保持部材(25)に隣接する他方の仕切り部材(15)は、第1支柱部(42)と、その仕切り部材(15)に接する第2間隔保持部材(55)の第2内側リブ(70)とに挟まれる。
【0034】
また、第5の態様の第2間隔保持部材(55)では、その両隣に位置する二つの仕切り部材(15)のうちの一方に第2保持リブ(71b)が接し、他方に第2支柱部(72)の突端が接する。第2間隔保持部材(55)に隣接する一方の仕切り部材(15)は、第2保持リブ(71b)と、その仕切り部材(15)に接する第1間隔保持部材(25)の第1内側リブ(40)とに挟まれる。第2間隔保持部材(55)に隣接する他方の仕切り部材(15)は、第2支柱部(72)と、その仕切り部材(15)に接する第1間隔保持部材(25)の第1内側リブ(40)とに挟まれる。
【0035】
本開示の第6の態様は、上記の構成に加えて、上記第1間隔保持部材(25)は、該第1間隔保持部材(25)の上記枠部(30)によって囲まれた上記第1流路(21)に設けられ、該第1間隔保持部材(25)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)と接する第1流路内リブ(45)と、上記第1流路内リブ(45)と交わる方向に延び、該第1間隔保持部材(25)の隣に位置する一つの上記仕切り部材(15)と接する第1支持リブ(46a,46b)とを備えることを特徴とする。
【0036】
また、本開示の第6の態様は、上記の構成に加えて、上記第2間隔保持部材(55)は、該第2間隔保持部材(55)の上記枠部(60)によって囲まれた上記第2流路(51)に設けられ、上記第1間隔保持部材(25)の上記第1流路内リブ(45)に沿って延び、該第2間隔保持部材(55)と隣り合う二つの上記仕切り部材(15)と接する第2流路内リブ(75)と、上記第2流路内リブ(75)と交わる方向に延び、該第2間隔保持部材(55)の隣に位置する一つの上記仕切り部材(15)と接する第2支持リブ(76a,76b)とを備えることを特徴とする。
【0037】
第6の態様の熱交換器(10)では、第1間隔保持部材(25)に第1流路内リブ(45)が設けられ、第2間隔保持部材(55)に第2流路内リブ(75)が設けられる。第1流路内リブ(45)は、第1間隔保持部材(25)の両側に位置する二つの仕切り部材(15)と接する。第2流路内リブ(75)は、第2間隔保持部材(55)の両側に位置する二つの仕切り部材(15)と接する。また、第2流路内リブ(75)は、第1流路内リブ(45)に沿っている。そのため、第1間隔保持部材(25)と第2間隔保持部材(55)の間に位置する仕切り部材(15)は、第1流路内リブ(45)と第2流路内リブ(75)に挟まれる。
【0038】
また、第6の態様の熱交換器(10)では、第1間隔保持部材(25)に第1支持リブ(46a,46b)が設けられ、第2間隔保持部材(55)に第2支持リブ(76a,76b)が設けられる。第1支持リブ(46a,46b)は、第1間隔保持部材(25)に隣接する一方の仕切り部材(15)と接し、この仕切り部材(15)を支持する。第2支持リブ(76a,76b)は、第2間隔保持部材(55)に隣接する一方の仕切り部材(15)と接し、この仕切り部材(15)を支持する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1図1は、実施形態1の熱交換器の斜視図である。
図2図2は、実施形態1の熱交換器の平面図である。
図3図3は、実施形態1の熱交換器の一部を抜き出して示す平面図である。
図4図4は、図3のXI−XI断面の周辺を示す斜視図である。
図5図5は、実施形態1の第1フレームの平面図である。
図6図6は、実施形態1の第1フレームの一部を表(おもて)面側から見た状態を示す斜視図である。
図7図7は、実施形態1の第1フレームの一部を裏面側から見た状態を示す斜視図である。
図8図8は、実施形態1の第2フレームの平面図である。
図9図9は、実施形態1の第2フレームの一部を表(おもて)面側から見た状態を示す斜視図である。
図10図10は、実施形態1の第2フレームの一部を裏面側から見た状態を示す斜視図である。
図11図11は、図3のXI−XI断面を示す熱交換器の一部の断面図である。
図12図12は、実施形態1の第1エレメントおよび第2エレメントの図11に対応する断面を並べて示す断面図である。
図13図13は、図3のXIII−XIII断面を示す熱交換器の一部の断面図である。
図14図14は、実施形態1の第1エレメントおよび第2エレメントの図13に対応する断面を並べて示す断面図である。
図15図15は、図3のXV−XV断面を示す熱交換器の一部の断面図である。
図16図16は、実施形態1の第1エレメントおよび第2エレメントの図15に対応する断面を並べて示す断面図である。
図17図17は、実施形態2の第1フレームの図6に対応する斜視図である。
図18図18は、実施形態2の第1フレームの一部を拡大して示す平面図である。
図19図19は、実施形態2の第2フレームの一部を拡大して示す平面図である。
図20図20は、実施形態2の熱交換器の図11に対応する断面を示す断面図である。
図21図21は、実施形態3の第1フレームの図6に対応する斜視図である。
図22図22は、実施形態3の第1フレームの一部を拡大して示す平面図である。
図23図23は、実施形態3の第2フレームの一部を拡大して示す平面図である。
図24図24は、実施形態3の熱交換器の図11に対応する断面を示す断面図である。
図25図25は、実施形態3の変形例1の第1フレームの図6に対応する斜視図である。
図26図26は、実施形態3の変形例1の第1フレームの一部を拡大して示す平面図である。
図27図27は、実施形態3の変形例1の第2フレームの一部を拡大して示す平面図である。
図28図28は、実施形態4の第1フレームの図6に対応する斜視図である。
図29図29は、実施形態4の第1フレームの一部を拡大して示す平面図である。
図30図30は、実施形態4の第2フレームの一部を拡大して示す平面図である。
図31図31は、実施形態4の熱交換器の図11に対応する断面を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
《実施形態1》
実施形態1について説明する。本実施形態の熱交換器(10)は、いわゆる全熱交換器である。この熱交換器(10)は、換気装置に設けられ、室内へ供給される室外空気(給気)と、室外へ排出される室内空気(排気)との間で、顕熱と潜熱(水分)を交換させる。
【0041】
−熱交換器の全体構成−
図1に示すように、熱交換器(10)は、端面が多角形の柱状に形成される。本実施形態の熱交換器(10)の端面は、横長の八角形状である。図2にも示すように、熱交換器(10)には、一つの主熱交換部(11)と、二つの副熱交換部(12a,12b)とが形成される。
【0042】
主熱交換部(11)は、熱交換器(10)のうち図2の左右方向の中央に位置する。図2に示す熱交換器(10)の平面図において、主熱交換部(11)は、横長の長方形状の部分である。副熱交換部(12a,12b)は、熱交換器(10)のうち図2の左右方向における主熱交換部(11)の側方に位置する。熱交換器(10)では、図2の左右方向における主熱交換部(11)の両側に、副熱交換部(12a,12b)が一つずつ配置される。図2に示す熱交換器(10)の平面図において、各副熱交換部(12a,12b)は、台形状の部分である。
【0043】
熱交換器(10)は、第1エレメント(20)及び第2エレメント(50)を複数ずつ備える。熱交換器(10)において、第1エレメント(20)と第2エレメント(50)は、交互に重なり合っている。第1エレメント(20)は、第1流路(21)を形成する。第1流路(21)は、給気が流れる流路である。第2エレメント(50)は、第2流路(51)を形成する。第2流路(51)は、排気が流れる流路である。熱交換器(10)では、第1エレメント(20)及び第2エレメント(50)の積層方向に、第1流路(21)と第2流路(51)が交互に形成される。
【0044】
熱交換器(10)の側面(第1エレメント(20)及び第2エレメント(50)の積層方向に沿った面)には、第1流入口(22a)と、第1流出口(22b)と、第2流入口(52a)と、第2流出口(52b)とが形成される。第1流入口(22a)及び第1流出口(22b)は、第1エレメント(20)に形成されて第1流路(21)に連通する。第2流入口(52a)及び第2流出口(52b)は、第2エレメント(50)に形成されて第2流路(51)に連通する。
【0045】
図2及び図3にも示すように、第1流入口(22a)と、第1流出口(22b)と、第2流入口(52a)と、第2流出口(52b)とは、それぞれが熱交換器(10)の異なる側面に形成される。熱交換器(10)の一方の副熱交換部(12a)では、一つの側面に第1流入口(22a)が開口し、他の側面に第2流出口(52b)が開口する。熱交換器(10)の他方の副熱交換部(12b)では、一つの側面に第1流出口(22b)が開口し、他の側面に第2流入口(52a)が開口する。
【0046】
熱交換器(10)の側面は、積層された第1エレメント(20)及び第2エレメント(50)の外周面によって構成される。熱交換器(10)の側面は、実質的な平面である。
【0047】
−空気の流れと熱交換作用−
図2に示すように、熱交換器(10)では、第1流入口(22a)へ室外空気OAが流入し、第2流入口(52a)に室内空気RAが流入する。第1流入口(22a)へ流入した室外空気OAは、給気として第1流路(21)を流れ、一方の副熱交換部(12a)と、主熱交換部(11)と、他方の副熱交換部(12b)とを順に通過し、その後に第1流出口(22b)から流出して室内へ供給される。第2流入口(52a)へ流入した室内空気RAは、排気として第2流路(51)を流れ、他方の副熱交換部(12b)と、主熱交換部(11)と、一方の副熱交換部(12a)とを順に通過し、その後に第2流出口(52b)から流出して室外へ排出される。
【0048】
熱交換器(10)の各副熱交換部(12a,12b)において、第1流路(21)を流れる給気と第2流路(51)を流れる排気とは、互いに交差する方向に流れる。熱交換器(10)の主熱交換部(11)において、第1流路(21)を流れる給気と第2流路(51)を流れる排気とは、互いに逆向きに流れる。
【0049】
熱交換器(10)では、第1流路(21)を流れる給気と第2流路(51)を流れる排気との間で、顕熱と潜熱(水分)の交換が行われる。熱交換器(10)では、給気と排気のうち温度が高い方から温度が低い方へ熱が移動する。また、熱交換器(10)では、給気と排気のうち湿度が高い方から湿度が低い方へ水分が移動する。
【0050】
−第1エレメント、第2エレメント−
図4図12図14図16に示すように、第1エレメント(20)は第1フレーム(25)と仕切りシート(15)とを備え、第2エレメント(50)は第2フレーム(55)と仕切りシート(15)とを備える。
【0051】
詳しくは後述するが、第1フレーム(25)と第2フレーム(55)のそれぞれは、射出成形によって形成された樹脂製の扁平な部材である。以下の説明では、図4図12図14図16における第1フレーム(25)及び第2フレーム(55)の上面を「表(おもて)面」とし、図4図12図14図16における第1フレーム(25)及び第2フレーム(55)の下面を「裏面」とする。
【0052】
仕切りシート(15)は、透湿性が高くて通気性が低いシート状の部材である。この仕切りシート(15)は、第1流路(21)と第2流路(51)を仕切る仕切り部材である。仕切りシート(15)の材質は、親水基と疎水基を含む高分子材料(例えば、ポリウレタン)である。仕切りシート(15)の厚さは、例えば1〜30μm程度である。
【0053】
なお、仕切りシート(15)は、紙や不織布などによって構成されていてもよい。仕切りシート(15)を構成する紙または不織布の材質としては、繊維状の樹脂、繊維状の金属、ガラス繊維、パルプが例示される。
【0054】
第1エレメント(20)において、仕切りシート(15)は、接着剤によって第1フレーム(25)の裏面に接着される。仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の裏面のほぼ全体を覆う。第2エレメント(50)において、仕切りシート(15)は、接着剤によって第2フレーム(55)の裏面に接着される。仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の裏面のほぼ全体を覆う。
【0055】
−第1フレーム−
図5に示すように、第1フレーム(25)は、平面視で横長の八角形状に形成される。平面視における第1フレーム(25)の外形は、熱交換器(10)の端面の形状と実質的に同じである。第1フレーム(25)は、隣り合う仕切りシート(15)の間隔を保つ第1間隔保持部材である。
【0056】
第1フレーム(25)には、一つの中央エリア(26)と、二つの端部エリア(27a,27b)とが形成される。中央エリア(26)は、横長の長方形状のエリアであって、図5の左右方向の中央に位置する。第1フレーム(25)において、端部エリア(27a,27b)は、中央エリア(26)の両側に一つずつ形成される。端部エリア(27a,27b)は、図5の左右方向における中央エリア(26)の側方に位置する台形状のエリアである。
【0057】
〈枠部〉
第1フレーム(25)は、枠部(30)を備える。枠部(30)は、第1フレーム(25)の外周に沿って延びる部分であって、第1フレーム(25)の全周に亘って形成される。言い換えると、枠部(30)は、横長の八角形の枠状に形成される。枠部(30)は、第1フレーム(25)によって形成される第1流路(21)の周囲を囲う。また、枠部(30)は、仕切りシート(15)の周縁に沿っている。
【0058】
第1フレーム(25)の枠部(30)には、二つの第1連通用開口(22)が形成される。各第1連通用開口(22)は、枠部(30)に囲まれた第1流路(21)を、枠部(30)の外側と連通させる。図5に示す枠部(30)において、一方の第1連通用開口(22)は、左側の端部エリア(27a)に位置する下向きの斜辺のほぼ全長に亘って形成され、第1流入口(22a)を構成する。また、図5に示す枠部(30)において、他方の第1連通用開口(22)は、右側の端部エリア(27b)に位置する上向きの斜辺のほぼ全長に亘って形成され、第1流出口(22b)を構成する。
【0059】
図5図7に示すように、第1フレーム(25)の枠部(30)は、閉塞部(31)と、外側リブ(33)と、補助リブ(32)とを備える。外側リブ(33)は、その一部が凸条部(34)を構成する。閉塞部(31)には、凹条部(35)が形成される。
【0060】
閉塞部(31)は、枠部(30)のうち第1連通用開口(22)が形成されていない六つの辺に沿って延びる。図13図16に示すように、閉塞部(31)の断面の形状は、矩形の一つの角部を切り欠いた形状である。閉塞部(31)は、枠部(30)に囲まれた第1流路(21)を枠部(30)の外部から仕切る。閉塞部(31)の厚さは、第1流路(21)の厚さと実質的に等しい。
【0061】
図5に示すように、外側リブ(33)は、枠部(30)の外周に沿って延びる部分であって、枠部(30)の全周に亘って形成される。外側リブ(33)は、枠部(30)の八つの辺の全てに沿って形成される。外側リブ(33)は、閉塞部(31)の表(おもて)面側に配置され、閉塞部(31)と一体に形成される。
【0062】
図13図16に示すように、外側リブ(33)は、閉塞部(31)に隣接する部分が凸条部(34)を構成する。凸条部(34)は、閉塞部(31)の最外周縁に沿って延び、閉塞部(31)の表面から突出する。凸条部(34)の外周面は、閉塞部(31)の外周面と共に一つの平面を形成する。
【0063】
図13図16に示すように、凹条部(35)は、閉塞部(31)の裏面に開口する凹溝である。凹条部(35)は、閉塞部(31)の全長に亘って、閉塞部(31)の最外周縁に沿って形成される。凹条部(35)は、閉塞部(31)の外周面にも開口する。凹条部(35)の断面の形状は、後述する第2フレーム(55)の凸条部(64)の断面に対応した形状である。第1フレーム(25)の凹条部(35)には、第2フレーム(55)の外側リブ(63)が嵌り込む。従って、第1フレーム(25)の凹条部(35)には、第2フレーム(55)の外側リブ(63)の一部である凸条部(64)が嵌り込む。
【0064】
図5図7に示すように、補助リブ(32)は、第1連通用開口(22)に沿って延びる部分である。補助リブ(32)は、枠部(30)の裏面側に配置される。図11図12に示すように、補助リブ(32)の断面の形状は、扁平な長方形状である。補助リブ(32)の表(おもて)面は、隣り合う第2フレーム(55)の凸条部(64)の突端面(図11における上面)と、同一平面上に位置する。補助リブ(32)の裏面は、閉塞部(31)の裏面と同一平面上に位置する。
【0065】
〈第1内側リブ、第1保持リブ〉
図5図7に示すように、第1フレーム(25)は、第1内側リブ(40)と、第1保持リブ(41a,41b)とを備える。第1内側リブ(40)及び第1保持リブ(41a,41b)は、第1フレーム(25)の各端部エリア(27a,27b)に設けられる。
【0066】
第1内側リブ(40)は、真っ直ぐな棒状に形成され、第1連通用開口(22)と交わる方向に延びる。本実施形態において、第1内側リブ(40)は、枠部(30)の第1連通用開口(22)が形成された辺から、その辺と実質的に直交する方向に延びる。第1内側リブ(40)の高さは、第1流路(21)の厚さと実質的に等しい(図11を参照)。
【0067】
本実施形態の第1フレーム(25)の各端部エリア(27a,27b)には、四本の第1内側リブ(40)が、互いに平行な姿勢で、互いに概ね一定の間隔をおいて配置される。各端部エリア(27a,27b)において、四本の第1内側リブ(40)は、補助リブ(32)によって互いに連結される。各第1内側リブ(40)は、補助リブ(32)と一体に形成される。各第1内側リブ(40)の裏面は、補助リブ(32)の裏面と同一平面上に位置する。
【0068】
第1保持リブ(41a,41b)は、真っ直ぐな棒状に形成され、第1内側リブ(40)と実質的に直交する方向に延びる。第1保持リブ(41a,41b)は、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から他方に亘って形成される。言い換えると、第1保持リブ(41a,41b)は、第1流路(21)のうち隣り合う第1内側リブ(40)の間の部分を横断する。
【0069】
図6図7に示すように、隣り合う第1内側リブ(40)の間において、第1保持リブ(41a,41b)は、第1フレーム(25)の表(おもて)面側と裏面側に一つずつ配置される。第1フレーム(25)の表面側の第1保持リブ(41a)は、その表(おもて)面が、第1内側リブ(40)及び閉塞部(31)の表(おもて)面と同一平面上に位置する。第1フレーム(25)の裏面側の第1保持リブ(41b)は、その裏面が、第1内側リブ(40)及び閉塞部(31)の裏面と同一平面上に位置する。
【0070】
図11に示すように、第1保持リブ(41a,41b)は、後述する第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に沿って設けられる。平面視において、各第1保持リブ(41a,41b)は、その全長に亘って、隣り合う第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)と重なり合う。また、第1フレーム(25)の表面側の第1保持リブ(41a)と、その裏面側の第1保持リブ(41b)は、平面視において互いに重なり合わない位置に設けられる。
【0071】
各第1保持リブ(41a,41b)の厚さは、第1内側リブ(40)の厚さの半分未満である。第1フレーム(25)の表面側の第1保持リブ(41a)と、その裏面側の第1保持リブ(41b)は、第1内側リブ(40)の厚さ方向において離れている。
【0072】
〈第1流路内リブ、第1支持リブ〉
図5図7に示すように、第1フレーム(25)は、第1流路内リブ(45)と、第1支持リブ(46a,46b)とを備える。第1流路内リブ(45)及び第1支持リブ(46a,46b)は、第1フレーム(25)の中央エリア(26)に設けられる。
【0073】
第1流路内リブ(45)は、真っ直ぐな棒状に形成され、中央エリア(26)の長辺と平行な方向に延びる。言い換えると、第1流路内リブ(45)は、一方の端部エリア(27a)から他方の端部エリア(27b)に向かって延びる。第1流路内リブ(45)の高さは、第1流路(21)の厚さと実質的に等しい(図15を参照)。本実施形態の第1フレーム(25)の中央エリア(26)には、九本の第1流路内リブ(45)が、互いに平行な姿勢で、互いに概ね一定の間隔をおいて配置される。
【0074】
図5図15に示すように、第1支持リブ(46a,46b)は、真っ直ぐな棒状に形成され、第1流路内リブ(45)と実質的に直交する方向に延びる。第1支持リブ(46a,46b)は、隣り合う第1流路内リブ(45)の一方から他方に亘って形成される。言い換えると、第1支持リブ(46a,46b)は、第1流路(21)のうち隣り合う第1流路内リブ(45)の間の部分を横断する。
【0075】
図15に示すように、隣り合う第1流路内リブ(45)の間において、第1支持リブ(46a,46b)は、第1フレーム(25)の表(おもて)面側と裏面側に一つずつ配置される。第1フレーム(25)の表面側の第1支持リブ(46a)は、その表(おもて)面が、第1流路内リブ(45)及び閉塞部(31)の表(おもて)面と同一平面上に位置する。第1フレーム(25)の裏面側の第1支持リブ(46b)は、その裏面が、第1流路内リブ(45)及び閉塞部(31)の裏面と同一平面上に位置する。
【0076】
各第1支持リブ(46a,46b)の厚さは、第1流路内リブ(45)の厚さの半分未満である。第1フレーム(25)の表面側の第1支持リブ(46a)と、その裏面側の第1支持リブ(46b)は、第1流路内リブ(45)の厚さ方向において離れている。また、第1フレーム(25)の表面側の第1支持リブ(46a)と、その裏面側の第1支持リブ(46b)は、平面視において互いに重なり合わない位置に設けられる。
【0077】
−第2フレーム−
図8に示すように、第2フレーム(55)は、平面視で横長の八角形状に形成される。平面視における第2フレーム(55)の外形は、熱交換器(10)の端面の形状と実質的に同じである。第2フレーム(55)は、隣り合う仕切りシート(15)の間隔を保つ第2間隔保持部材である。
【0078】
第2フレーム(55)には、一つの中央エリア(56)と、二つの端部エリア(57a,57b)とが形成される。中央エリア(56)は、横長の長方形状のエリアであって、図8の左右方向の中央に位置する。第2フレーム(55)において、端部エリア(57a,57b)は、中央エリア(56)の両側に一つずつ形成される。端部エリア(57a,57b)は、図8の左右方向における中央エリア(56)の側方に位置する台形状のエリアである。
【0079】
〈枠部〉
第2フレーム(55)は、枠部(60)を備える。枠部(60)は、第2フレーム(55)の外周に沿って延びる部分であって、第2フレーム(55)の全周に亘って形成される。言い換えると、枠部(60)は、横長の八角形の枠状に形成される。枠部(60)は、第2フレーム(55)によって形成される第2流路(51)の周囲を囲う。また、枠部(60)は、仕切りシート(15)の周縁に沿っている。
【0080】
第2フレーム(55)の枠部(60)には、二つの第2連通用開口(52)が形成される。各第2連通用開口(52)は、枠部(60)に囲まれた第2流路(51)を、枠部(60)の外側と連通させる。図8に示す枠部(60)において、一方の第2連通用開口(52)は、左側の端部エリア(57a)に位置する上向きの斜辺のほぼ全長に亘って形成され、第2流出口(52b)を構成する。また、図8に示す枠部(60)において、他方の第2連通用開口(52)は、右側の端部エリア(57b)に位置する下向きの斜辺のほぼ全長に亘って形成され、第2流入口(52a)を構成する。
【0081】
図8図10に示すように、第2フレーム(55)の枠部(60)は、閉塞部(61)と、外側リブ(63)と、補助リブ(62)とを備える。外側リブ(63)は、その一部が凸条部(64)を構成する。閉塞部(61)には、凹条部(65)が形成される。
【0082】
閉塞部(61)は、枠部(60)のうち第2連通用開口(52)が形成されていない六つの辺に沿って延びる。図11図12図15図16に示すように、閉塞部(61)の断面の形状は、矩形の一つの角部を切り欠いた形状である。閉塞部(61)は、枠部(60)に囲まれた第2流路(51)を枠部(60)の外部から仕切る。閉塞部(61)の厚さは、第2流路(51)の厚さと実質的に等しい。
【0083】
図8に示すように、外側リブ(63)は、枠部(60)の外周に沿って延びる部分であって、枠部(60)の全周に亘って形成される。外側リブ(63)は、枠部(60)の八つの辺の全てに沿って形成される。外側リブ(63)は、閉塞部(61)の表(おもて)面側に配置され、閉塞部(61)と一体に形成される。
【0084】
図11図12図15図16に示すように、外側リブ(63)は、閉塞部(61)に隣接する部分が凸条部(64)を構成する。凸条部(64)は、閉塞部(61)の最外周縁に沿って延び、閉塞部(61)の表面から突出する。凸条部(64)の外周面は、閉塞部(61)の外周面と共に一つの平面を形成する。
【0085】
図11図12図15図16に示すように、凹条部(65)は、閉塞部(61)の裏面に開口する凹溝である。凹条部(65)は、閉塞部(61)の全長に亘って、閉塞部(61)の最外周縁に沿って形成される。凹条部(65)は、閉塞部(61)の外周面にも開口する。凹条部(65)の断面の形状は、第1フレーム(25)の凸条部(34)の断面に対応した形状である。第2フレーム(55)の凹条部(65)には、第1フレーム(25)の外側リブ(33)が嵌り込む。従って、第2フレーム(55)の凹条部(65)には、第1フレーム(25)の外側リブ(33)の一部である凸条部(34)が嵌り込む。
【0086】
図8図10に示すように、補助リブ(62)は、第2連通用開口(52)に沿って延びる部分である。補助リブ(62)は、枠部(60)の裏面側に配置される。図13図14に示すように、補助リブ(62)の断面の形状は、扁平な長方形状である。補助リブ(62)の表(おもて)面は、隣り合う第1フレーム(25)の凸条部(34)の突端面(図13における上面)と、同一平面上に位置する。補助リブ(62)の裏面は、閉塞部(61)の裏面と同一平面上に位置する。
【0087】
〈第2内側リブ、第2保持リブ〉
図8図10に示すように、第2フレーム(55)は、第2内側リブ(70)と、第2保持リブ(71a,71b)とを備える。第2内側リブ(70)及び第2保持リブ(71a,71b)は、第2フレーム(55)の各端部エリア(57a,57b)に設けられる。
【0088】
第2内側リブ(70)は、真っ直ぐな棒状に形成され、第2連通用開口(52)と交わる方向に延びる。本実施形態において、第2内側リブ(70)は、枠部(60)の第2連通用開口(52)が形成された辺から、その辺と実質的に直交する方向に延びる。第2内側リブ(70)の高さは、第2流路(51)の厚さと実質的に等しい(図13を参照)。
【0089】
本実施形態の第2フレーム(55)の各端部エリア(57a,57b)には、四本の第2内側リブ(70)が、互いに平行な姿勢で、互いに概ね一定の間隔をおいて配置される。各端部エリア(57a,57b)において、四本の第2内側リブ(70)は、補助リブ(62)によって互いに連結される。各第2内側リブ(70)は、補助リブ(62)と一体に形成される。各第2内側リブ(70)の裏面は、補助リブ(62)の裏面と同一平面上に位置する。
【0090】
第2保持リブ(71a,71b)は、真っ直ぐな棒状に形成され、第2内側リブ(70)と実質的に直交する方向に延びる。第2保持リブ(71a,71b)は、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から他方に亘って形成される。言い換えると、第2保持リブ(71a,71b)は、第2流路(51)のうち隣り合う第2内側リブ(70)の間の部分を横断する。
【0091】
図9図10に示すように、隣り合う第2内側リブ(70)の間において、第2保持リブ(71a,71b)は、第2フレーム(55)の表(おもて)面側と裏面側に一つずつ配置される。第2フレーム(55)の表面側の第2保持リブ(71a)は、その表(おもて)面が、第2内側リブ(70)及び閉塞部(61)の表(おもて)面と同一平面上に位置する。第2フレーム(55)の裏面側の第2保持リブ(71b)は、その裏面が、第2内側リブ(70)及び閉塞部(61)の裏面と同一平面上に位置する。
【0092】
図13に示すように、第2保持リブ(71a,71b)は、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に沿って設けられる。平面視において、各第2保持リブ(71a,71b)は、その全長に亘って、隣り合う第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)と重なり合う。また、第2フレーム(55)の表面側の第2保持リブ(71a)と、その裏面側の第2保持リブ(71b)は、平面視において互いに重なり合わない位置に設けられる。
【0093】
各第2保持リブ(71a,71b)の厚さは、第2内側リブ(70)の厚さの半分未満である。第2フレーム(55)の表面側の第2保持リブ(71a)と、その裏面側の第2保持リブ(71b)は、第2内側リブ(70)の厚さ方向において離れている。
【0094】
〈第2流路内リブ、第2支持リブ〉
図8図10に示すように、第2フレーム(55)は、第2流路内リブ(75)と、第2支持リブ(76a,76b)とを備える。第2流路内リブ(75)及第2支持リブ(76a,76b)は、第2フレーム(55)の中央エリア(56)に設けられる。
【0095】
第2流路内リブ(75)は、真っ直ぐな棒状に形成され、中央エリア(56)の長辺と平行な方向に延びる。言い換えると、第2流路内リブ(75)は、一方の端部エリア(57a)から他方の端部エリア(57b)に向かって延びる。第2流路内リブ(75)の高さは、第2流路(51)の厚さと実質的に等しい(図15を参照)。本実施形態の第2フレーム(55)の中央エリア(56)には、九本の第2流路内リブ(75)が、互いに平行な姿勢で、互いに概ね一定の間隔をおいて配置される。
【0096】
図8図15に示すように、第2支持リブ(76a,76b)は、真っ直ぐな棒状に形成され、第2流路内リブ(75)と実質的に直交する方向に延びる。第2支持リブ(76a,76b)は、隣り合う第2流路内リブ(75)の一方から他方に亘って形成される。言い換えると、第2支持リブ(76a,76b)は、第2流路(51)のうち隣り合う第2流路内リブ(75)の間の部分を横断する。
【0097】
図15に示すように、隣り合う第2流路内リブ(75)の間において、第2支持リブ(76a,76b)は、第2フレーム(55)の表(おもて)面側と裏面側に一つずつ配置される。第2フレーム(55)の表面側の第2支持リブ(76a)は、その表(おもて)面が、第2流路内リブ(75)及び閉塞部(61)の表(おもて)面と同一平面上に位置する。第2フレーム(55)の裏面側の第2支持リブ(76b)は、その裏面が、第1流路内リブ(45)及び閉塞部(61)の裏面と同一平面上に位置する。
【0098】
各第2支持リブ(76a,76b)の厚さは、第2流路内リブ(75)の厚さの半分未満である。第2フレーム(55)の表面側の第2支持リブ(76a)と、その裏面側の第2支持リブ(76b)は、第2流路内リブ(75)の厚さ方向において離れている。また、第2フレーム(55)の表面側の第2支持リブ(76a)と、その裏面側の第2支持リブ(76b)は、平面視において互いに重なり合わない位置に設けられる。
【0099】
−仕切りシートの保持構造−
第1エレメント(20)では、第1フレーム(25)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。具体的に、第1フレーム(25)の枠部(30)では、閉塞部(31)の裏面と補助リブ(32)の裏面とに、仕切りシート(15)が接着される(図12図14図16を参照)。閉塞部(31)では、凹条部(35)の壁面に仕切りシート(15)が接着される。凹条部(35)の壁面は、仕切りシート(15)に覆われる。第1フレーム(25)の各端部エリア(27a,27b)では、第1内側リブ(40)と、裏面側の第1保持リブ(41b)とに、仕切りシート(15)が接着される。第1フレーム(25)の中央エリア(26)では、第1流路内リブ(45)と、裏面側の第1支持リブ(46b)とに、仕切りシート(15)が接着される。
【0100】
第2エレメント(50)では、第2フレーム(55)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。具体的に、第2フレーム(55)の枠部(60)では、閉塞部(61)の裏面と補助リブ(62)の裏面とに、仕切りシート(15)が接着される(図12図14図16を参照)。閉塞部(61)では、凹条部(65)の壁面に仕切りシート(15)が接着される。凹条部(65)の壁面は、仕切りシート(15)に覆われる。第2フレーム(55)の各端部エリア(57a,57b)では、第2内側リブ(70)と、裏面側の第2保持リブ(71b)とに、仕切りシート(15)が接着される。第2フレーム(55)の中央エリア(56)では、第2流路内リブ(75)と、裏面側の第2支持リブ(76b)とに、仕切りシート(15)が接着される。
【0101】
熱交換器(10)では、第1エレメント(20)と第2エレメント(50)が複数ずつ交互に積層される。各エレメント(20,50)の仕切りシート(15)は、隣り合う第1フレーム(25)と第2フレーム(55)に挟まれる。
【0102】
〈副熱交換部における保持構造(1)〉
図11に示すように、熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)の第1連通用開口(22)が形成された部分では、第1フレーム(25)の外側リブ(33)のうち第1連通用開口(22)に沿った部分が、その第1フレーム(25)の表(おもて)面側に位置する隣の第2フレーム(55)の閉塞部(61)の凹条部(65)に嵌まり込む。第2フレーム(55)の閉塞部(61)では、凹条部(65)の壁面が仕切りシート(15)で覆われる。このため、第2フレーム(55)の閉塞部(61)に接着された仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の外側リブ(33)の表(おもて)面と、第2フレーム(55)の凹条部(65)の壁面とに挟まれる。このように、第2エレメント(50)の仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の閉塞部(61)に接着されると共に、第1フレーム(25)の外側リブ(33)と第2フレーム(55)の閉塞部(61)に挟まれる。
【0103】
熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)の第1連通用開口(22)が形成された部分では、第1フレーム(25)の補助リブ(32)の裏面が、その第1フレーム(25)の裏面側に位置する隣の第2フレーム(55)の閉塞部(61)の表(おもて)面と向かい合う。第1フレーム(25)では、補助リブ(32)の裏面が仕切りシート(15)で覆われる。このため、第1フレーム(25)の補助リブ(32)に接着された仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の補助リブ(32)の裏面と、第2フレーム(55)の閉塞部(61)の表(おもて)面とに挟まれる。このように、第1エレメント(20)の仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の補助リブ(32)に接着されると共に、第1フレーム(25)の補助リブ(32)と第2フレーム(55)の閉塞部(61)に挟まれる。
【0104】
熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)では、第1フレーム(25)の表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)の表面が、その第1フレーム(25)の表面側に位置する隣の第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の裏面と向かい合う。第2フレーム(55)では、第2内側リブ(70)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に接着された仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1保持リブ(41a)の表(おもて)面と、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の裏面とに挟まれる。このように、第2エレメント(50)の仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に接着されると共に、第1フレーム(25)の第1保持リブ(41a)と第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に挟まれる。
【0105】
熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)では、第1フレーム(25)の裏面側の第1保持リブ(41b)の裏面が、その第1フレーム(25)の裏面側に位置する隣の第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の表(おもて)面と向かい合う。第1フレーム(25)では、第1保持リブ(41b)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第1フレーム(25)の第1保持リブ(41b)に接着された仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1保持リブ(41a)の裏面と、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の表(おもて)面とに挟まれる。このように、第1エレメント(20)の仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1保持リブ(41b)に接着されると共に、第1フレーム(25)の第1保持リブ(41a)と第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に挟まれる。
【0106】
〈副熱交換部における保持構造(2)〉
図13に示すように、熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)の第2連通用開口(52)が形成された部分では、第2フレーム(55)の外側リブ(63)のうち第2連通用開口(52)に沿った部分が、その第2フレーム(55)の表(おもて)面側に位置する隣の第1フレーム(25)の閉塞部(31)の凹条部(35)に嵌まり込む。第1フレーム(25)の閉塞部(31)では、凹条部(35)の壁面が仕切りシート(15)で覆われる。このため、第1フレーム(25)の閉塞部(31)に接着された仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の外側リブ(63)の表(おもて)面と、第1フレーム(25)の凹条部(35)の壁面とに挟まれる。このように、第1エレメント(20)の仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の閉塞部(31)に接着されると共に、第2フレーム(55)の外側リブ(63)と第1フレーム(25)の閉塞部(31)に挟まれる。
【0107】
熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)の第2連通用開口(52)が形成された部分では、第2フレーム(55)の補助リブ(62)の裏面が、その第2フレーム(55)の裏面側に位置する隣の第1フレーム(25)の閉塞部(31)の表(おもて)面と向かい合う。第2フレーム(55)では、補助リブ(62)の裏面が仕切りシート(15)で覆われる。このため、第2フレーム(55)の補助リブ(62)に接着された仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の補助リブ(62)の裏面と、第1フレーム(25)の閉塞部(31)の表(おもて)面とに挟まれる。このように、第2エレメント(50)の仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の補助リブ(62)に接着されると共に、第2フレーム(55)の補助リブ(62)と第1フレーム(25)の閉塞部(31)に挟まれる。
【0108】
熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)では、第2フレーム(55)の表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)の表面が、その第2フレーム(55)の表面側に位置する隣の第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の裏面と向かい合う。第1フレーム(25)では、第1内側リブ(40)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に接着された仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2保持リブ(71a)の表(おもて)面と、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の裏面とに挟まれる。このように、第1エレメント(20)の仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に接着されると共に、第2フレーム(55)の第2保持リブ(71a)と第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に挟まれる。
【0109】
熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)では、第2フレーム(55)の裏面側の第2保持リブ(71b)の裏面が、その第2フレーム(55)の裏面側に位置する隣の第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の表(おもて)面と向かい合う。第2フレーム(55)では、第2保持リブ(71b)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第2フレーム(55)の第2保持リブ(71b)に接着された仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2保持リブ(71a)の裏面と、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の表(おもて)面とに挟まれる。このように、第2エレメント(50)の仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2保持リブ(71b)に接着されると共に、第2フレーム(55)の第2保持リブ(71a)と第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に挟まれる。
【0110】
〈主熱交換部における保持構造〉
熱交換器(10)の主熱交換部(11)では、第1フレーム(25)の第1流路内リブ(45)の裏面が、その第1フレーム(25)の裏面側に位置する隣の第2フレーム(55)の第2流路内リブ(75)の表(おもて)面と向かい合う。第1フレーム(25)では、第1流路内リブ(45)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第1フレーム(25)の第1流路内リブ(45)に接着された仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1流路内リブ(45)の裏面と、第2フレーム(55)の第2流路内リブ(75)の表(おもて)面とに挟まれる。このように、第1エレメント(20)の仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に接着されると共に、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)と第2フレーム(55)の第2流路内リブ(75)に挟まれる。
【0111】
熱交換器(10)の主熱交換部(11)では、第1フレーム(25)の裏面側の第1支持リブ(46b)の裏面が、その第1フレーム(25)の裏面側に位置する隣の第2フレーム(55)の表(おもて)面側の第2支持リブ(76a)の表面と向かい合う。第1フレーム(25)では、第1支持リブ(46b)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第1フレーム(25)の第1支持リブ(46b)に接着された仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1支持リブ(46b)の裏面と、第2フレーム(55)の第2支持リブ(76a)の表(おもて)面とに挟まれる。このように、第1エレメント(20)の仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1支持リブ(46b)に接着されると共に、第1フレーム(25)の第1支持リブ(46b)と第2フレーム(55)の第2支持リブ(76a)に挟まれる。
【0112】
熱交換器(10)の主熱交換部(11)では、第2フレーム(55)の第2流路内リブ(75)の裏面が、その第2フレーム(55)の裏面側に位置する隣の第1フレーム(25)の第1流路内リブ(45)の表(おもて)面と向かい合う。第2フレーム(55)では、第2流路内リブ(75)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第2フレーム(55)の第2流路内リブ(75)に接着された仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2流路内リブ(75)の裏面と、第1フレーム(25)の第1流路内リブ(45)の表(おもて)面とに挟まれる。このように、第2エレメント(50)の仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に接着されると共に、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)と第1フレーム(25)の第1流路内リブ(45)に挟まれる。
【0113】
熱交換器(10)の主熱交換部(11)では、第2フレーム(55)の裏面側の第2支持リブ(76b)の裏面が、その第2フレーム(55)の裏面側に位置する隣の第1フレーム(25)の表(おもて)面側の第1支持リブ(46a)の表面と向かい合う。第2フレーム(55)では、第2支持リブ(76b)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第2フレーム(55)の第2支持リブ(76b)に接着された仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2支持リブ(76b)の裏面と、第1フレーム(25)の第1支持リブ(46a)の表(おもて)面とに挟まれる。このように、第2エレメント(50)の仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2支持リブ(76b)に接着されると共に、第2フレーム(55)の第2支持リブ(76b)と第1フレーム(25)の第1支持リブ(46a)に挟まれる。
【0114】
−実施形態1の特徴(1)−
本実施形態の熱交換器(10)は、平坦なシート状の複数の仕切りシート(15)と、仕切りシート(15)と交互に積層されて隣り合う仕切りシート(15)の間隔を保持するフレーム(25,55)とを備える。この熱交換器(10)では、仕切りシート(15)を挟んで第1流路(21)と第2流路(51)とが交互に形成される。フレーム(25,55)は、仕切りシート(15)の周縁に沿った枠部(30,60)を有する。
【0115】
第1流路(21)を形成するフレームである第1フレーム(25)は、第1連通用開口(22)と、第1内側リブ(40)とを備える。第1連通用開口(22)は、第1フレーム(25)の枠部(30)に形成され、枠部(30)に囲われた第1流路(21)を、枠部(30)の外部に連通させる。第1内側リブ(40)は、第1連通用開口(22)から第1連通用開口(22)と交わる方向に延び、第1フレーム(25)の両隣の仕切りシート(15)と接する。
【0116】
第2流路(51)を形成するフレームである第2フレーム(55)は、第2連通用開口(52)と、第2内側リブ(70)とを備える。第2連通用開口(52)は、第2フレーム(55)の枠部(60)に形成され、枠部(60)に囲われた第2流路(51)を、枠部(60)の外部に連通させる。第2内側リブ(70)は、第2連通用開口(52)から第2連通用開口(52)と交わる方向に延び、第2フレーム(55)の両隣の仕切りシート(15)と接する。
【0117】
第1フレーム(25)は、第1保持リブ(41a,41b)を更に備える。第1保持リブ(41a,41b)は、第1内側リブ(40)と交わり且つ第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に沿う方向に延び、隣に位置する第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)との間に仕切りシート(15)を挟む。
【0118】
第2フレーム(55)は、第2保持リブ(71a,71b)を更に備える。第2保持リブ(71a,71b)は、第2内側リブ(70)と交わり且つ第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に沿う方向に延び、隣に位置する第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)との間に仕切りシート(15)を挟む。
【0119】
本実施形態の熱交換器(10)では、仕切りシート(15)とフレーム(25,55)が交互に積層され、第1流路(21)と第2流路(51)が交互に形成される。各仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)と第2フレーム(55)に挟まれる。熱交換器(10)では、第1流路(21)を流れる給気と第2流路(51)を流れる排気が、仕切りシート(15)を介して顕熱と潜熱(水分)を交換する。
【0120】
本実施形態の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)は、第1内側リブ(40)と第1保持リブ(41a,41b)とを備える。第1内側リブ(40)と第1保持リブ(41a,41b)とは、第1流路(21)に位置する。一方、第2フレーム(55)は、第2内側リブ(70)と第2保持リブ(71a,71b)とを備える。第2内側リブ(70)と第2保持リブ(71a,71b)とは、第2流路(51)に位置する。
【0121】
本実施形態の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)の第1保持リブ(41a,41b)は、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に沿って延びる。また、第2フレーム(55)の第2保持リブ(71a,71b)は、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に沿って延びる。第1流路(21)と第2流路(51)を仕切る仕切りシート(15)は、隣り合う第1保持リブ(41a,41b)と第2内側リブ(70)に挟まれると共に、隣り合う第2保持リブ(71a,71b)と第1内側リブ(40)に挟まれる。その結果、仕切りシート(15)のうちフレーム(25,55)の枠部(30,60)の内側に位置する部分は、隣り合う第1保持リブ(41a,41b)と第2内側リブ(70)に保持されると共に、隣り合う第2保持リブ(71a,71b)と第1内側リブ(40)に保持される。
【0122】
本実施形態によれば、接着不良や接着剤の劣化等が生じた場合であっても、仕切りシート(15)を、その両隣のフレーム(25,55)によって保持することができる。従って、本実施形態によれば、フレーム(25,55)に保持されなくなった仕切りシート(15)が空気の流通を阻害するのを、未然に防止できる。その結果、熱交換器(10)の信頼性を向上させることができる。
【0123】
−実施形態1の特徴(2)−
本実施形態の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)は、この第1フレーム(25)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の一方に接する一方側の第1保持リブ(41a)と、他方に接する他方側の第1保持リブ(41b)とを備える。また、この熱交換器(10)において、第2フレーム(55)は、この第2フレーム(55)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の一方に接する一方側の第2保持リブ(71a)と、他方に接する他方側の第2保持リブ(71b)とを備える。
【0124】
本実施形態の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の一方は、一方側の第1保持リブ(41a)と、その第1保持リブ(41a)と隣り合う第2内側リブ(70)に挟まれて保持される。第1フレーム(25)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の他方は、他方側の第1保持リブ(41b)と、その第1保持リブ(41b)と隣り合う第2内側リブ(70)に挟まれて保持される。
【0125】
また、本実施形態の熱交換器(10)において、第2フレーム(55)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の一方は、一方側の第2保持リブ(71a)と、その第2保持リブ(71a)と隣り合う第1内側リブ(40)に挟まれて保持される。第2フレーム(55)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の他方は、他方側の第2保持リブ(71b)と、その第2保持リブ(71b)と隣り合う第1内側リブ(40)に挟まれて保持される。
【0126】
このように、本実施形態の熱交換器(10)では、各仕切りシート(15)のうち熱交換器(10)の主熱交換部(11)に位置する部分が、隣接する第1支持リブ(46a,46b)と第2支持リブ(76a,76b)に挟まれて確実に保持される。
【0127】
−実施形態1の特徴(3)−
本実施形態の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)は、第1流路内リブ(45)と、第1支持リブ(46a,46b)とを備える。第1流路内リブ(45)は、第1フレーム(25)の枠部(30)によって囲まれた第1流路(21)に設けられ、第1フレーム(25)と隣り合う二つの仕切りシート(15)と接する。第1支持リブ(46a,46b)は、第1流路内リブ(45)と交わる方向に延び、第1フレーム(25)の隣に位置する一つの仕切りシート(15)と接する。
【0128】
また、本実施形態の熱交換器(10)において、第2フレーム(55)は、第2流路内リブ(75)と、第2支持リブ(76a,76b)とを備える。第2流路内リブ(75)は、第2フレーム(55)の枠部(60)によって囲まれた第2流路(51)に設けられ、第1フレーム(25)の第1流路内リブ(45)に沿って延び、第2フレーム(55)と隣り合う二つの仕切りシート(15)と接する。第2支持リブ(76a,76b)は、第2流路内リブ(75)と交わる方向に延び、第2フレーム(55)の隣に位置する一つの仕切りシート(15)と接する。
【0129】
本実施形態の熱交換器(10)では、第1フレーム(25)に第1流路内リブ(45)が設けられ、第2フレーム(55)に第2流路内リブ(75)が設けられる。第1流路内リブ(45)は、第1フレーム(25)の両側に位置する二つの仕切りシート(15)と接する。第2流路内リブ(75)は、第2フレーム(55)の両側に位置する二つの仕切りシート(15)と接する。また、第2流路内リブ(75)は、第1流路内リブ(45)に沿っている。そのため、第1フレーム(25)と第2フレーム(55)の間に位置する仕切りシート(15)は、第1流路内リブ(45)と第2流路内リブ(75)に挟まれる。
【0130】
また、本実施形態の熱交換器(10)では、第1フレーム(25)に第1支持リブ(46a,46b)が設けられ、第2フレーム(55)に第2支持リブ(76a,76b)が設けられる。第1支持リブ(46a,46b)は、第1フレーム(25)に隣接する一方の仕切りシート(15)と接し、この仕切りシート(15)を支持する。第2支持リブ(76a,76b)は、第2フレーム(55)に隣接する一方の仕切りシート(15)と接し、この仕切りシート(15)を支持する。
【0131】
《実施形態2》
実施形態2について説明する。本実施形態の熱交換器(10)は、実施形態1の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)及び第2フレーム(55)を変更したものである。ここでは、本実施形態の熱交換器(10)について、実施形態1の熱交換器(10)と異なる点を説明する。
【0132】
−第1フレーム−
図17図20に示すように、本実施形態の熱交換器(10)では、第1フレーム(25)に第1支柱部(42)が設けられる。第1支柱部(42)は、第1フレーム(25)の各端部エリア(27a,27b)に設けられる。各端部エリア(27a,27b)には、表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)及び裏面側の第1保持リブ(41b)のそれぞれと同数の第1支柱部(42)が設けられる。
【0133】
各第1支柱部(42)は、第1フレーム(25)の厚さ方向に隣り合う一対の第1保持リブ(41a,41b)の間に設けられる。各第1支柱部(42)は、対応する一対の第1保持リブ(41a,41b)を連結する。各第1支柱部(42)は、小さな長方形板状の部材であって、対応する一対の第1保持リブ(41a,41b)と一体に形成される。各第1支柱部(42)の長辺は、対応する第1保持リブ(41a,41b)の長手方向(隣り合う第1内側リブ(40)と直交する方向)と実質的に直交する。各第1支柱部(42)は、対応する第1保持リブ(41a,41b)の長手方向の概ね中央に設けられる。
【0134】
−第2フレーム−
図19図20に示すように、本実施形態の熱交換器(10)では、第2フレーム(55)に第2支柱部(72)が設けられる。第2支柱部(72)は、第2フレーム(55)の各端部エリア(57a,57b)に設けられる。各端部エリア(57a,57b)には、表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)及び裏面側の第2保持リブ(71b)のそれぞれと同数の第2支柱部(72)が設けられる。
【0135】
各第2支柱部(72)は、第2フレーム(55)の厚さ方向に隣り合う一対の第2保持リブ(71a,71b)の間に設けられる。各第2支柱部(72)は、対応する一対の第2保持リブ(71a,71b)を連結する。各第2支柱部(72)は、小さな長方形板状の部材であって、対応する一対の第2保持リブ(71a,71b)と一体に形成される。各第2支柱部(72)の長辺は、対応する第2保持リブ(71a,71b)の長手方向(隣り合う第2内側リブ(70)と直交する方向)と実質的に直交する。各第2支柱部(72)は、対応する第2保持リブ(71a,71b)の長手方向の概ね中央に設けられる。
【0136】
−実施形態2の特徴−
本実施形態の熱交換器(10)では、第1フレーム(25)が第1支柱部(42)を備え、第2フレーム(55)が第2支柱部(72)を備える。第1フレーム(25)において、第1支柱部(42)は、一方側の第1保持リブ(41a)と他方側の第1保持リブ(41b)とに接続する。第2フレーム(55)において、第2支柱部(72)は、一方側の第2保持リブ(71a)と他方側の第2保持リブ(71b)とに接続する。
【0137】
本実施形態の第1フレーム(25)では、一方側の第1保持リブ(41a)と他方側の第1保持リブ(41b)とに第1支柱部(42)が接続する。一方側の第1保持リブ(41a)と他方側の第1保持リブ(41b)の間隔は、第1支柱部(42)によって保持される。そのため、第1保持リブ(41a,41b)の撓みが抑えられ、第1保持リブ(41a,41b)と第2内側リブ(70)によって仕切りシート(15)が保持される。
【0138】
また、本実施形態の第2フレーム(55)では、一方側の第2保持リブ(71a)と他方側の第2保持リブ(71b)とに第2支柱部(72)が接続する。一方側の第2保持リブ(71a)と他方側の第2保持リブ(71b)の間隔は、第2支柱部(72)によって保持される。そのため、第2保持リブ(71a,71b)の撓みが抑えられ、第2保持リブ(71a,71b)と第1内側リブ(40)によって仕切りシート(15)が保持される。
【0139】
−実施形態2の変形例−
本実施形態の熱交換器(10)では、各フレーム(25,55)の中央エリア(26,56)に支柱部が設けられていてもよい。中央エリア(26,56)に設けられる支柱部は、端部エリア(27a,27b,57a,57b)に設けられた支柱部(42,72)と同様の小さな長方形板状の部材である。本変形例の第1フレーム(25)では、対応する表(おもて)面側の第1支持リブ(46a)と裏面側の第1支持リブ(46b)が、支柱部によって連結される。また、本変形例の第2フレーム(55)では、対応する表(おもて)面側の第2支持リブ(76a)と裏面側の第2支持リブ(76b)が、支柱部によって連結される。
【0140】
《実施形態3》
実施形態3について説明する。本実施形態の熱交換器(10)は、実施形態2の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)及び第2フレーム(55)を変更したものである。ここでは、本実施形態の熱交換器(10)について、実施形態2の熱交換器(10)と異なる点を説明する。
【0141】
−第1フレーム−
図21図24に示すように、本実施形態の第1フレーム(25)は、第1保持リブ(41a,41b)の形状が実施形態2と異なる。
【0142】
表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)は、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から他方に向かって突出する片持ち梁状に形成される。この第1保持リブ(41a)は、隣り合う第1内側リブ(40)の一方と一体に形成される。この第1保持リブ(41a)の形状は、長方形板状である。この第1保持リブ(41a)の突端は、隣り合う二つの第1内側リブ(40)の中央付近に位置する。この第1保持リブ(41a)の幅は、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の幅と概ね等しい。
【0143】
裏面側の第1保持リブ(41b)は、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から一方に向かって突出する片持ち梁状に形成される。この第1保持リブ(41b)は、隣り合う第1内側リブ(40)の他方と一体に形成される。この第1保持リブ(41b)の形状は、長方形板状である。この第1保持リブ(41b)の突端は、隣り合う二つの第1内側リブ(40)の中央付近に位置する。この第1保持リブ(41b)の幅は、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の幅と概ね等しい。
【0144】
実施形態2と同様に、第1支柱部(42)は、小さな長方形板状の部材であって、対応する一対の第1保持リブ(41a,41b)と一体に形成される。第1支柱部(42)は、対応する一対の第1保持リブ(41a,41b)の突端部を連結する。第1支柱部(42)は、対応する一対の第1保持リブ(41a,41b)と実質的に直交する。
【0145】
−第2フレーム−
図23図24に示すように、本実施形態の第2フレーム(55)は、第2保持リブ(71a,71b)の形状が実施形態2と異なる。
【0146】
表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)は、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から他方に向かって突出する片持ち梁状に形成される。この第2保持リブ(71a)は、隣り合う第2内側リブ(70)の一方と一体に形成される。この第2保持リブ(71a)の形状は、長方形板状である。この第2保持リブ(71a)の突端は、隣り合う二つの第2内側リブ(70)の中央付近に位置する。この第2保持リブ(71a)の幅は、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の幅と概ね等しい。
【0147】
裏面側の第2保持リブ(71b)は、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から一方に向かって突出する片持ち梁状に形成される。この第2保持リブ(71b)は、隣り合う第2内側リブ(70)の他方と一体に形成される。この第2保持リブ(71b)の形状は、長方形板状である。この第2保持リブ(71b)の突端は、隣り合う二つの第2内側リブ(70)の中央付近に位置する。この第2保持リブ(71b)の幅は、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の幅と概ね等しい。
【0148】
実施形態2と同様に、第2支柱部(72)は、小さな長方形板状の部材であって、対応する一対の第2保持リブ(71a,71b)と一体に形成される。第2支柱部(72)は、対応する一対の第2保持リブ(71a,71b)の突端部を連結する。第2支柱部(72)は、対応する一対の第2保持リブ(71a,71b)と実質的に直交する。
【0149】
−実施形態3の特徴−
本実施形態の熱交換器(10)では、第1フレーム(25)に、複数の第1内側リブ(40)が互いに平行に設けられる。第1フレーム(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の間において、一方側の第1保持リブ(41a)が、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出し、他方側の第1保持リブ(41b)が、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出し、第1支柱部(42)が、一方側の第1保持リブ(41a)の突端と、他方側の第1保持リブ(41b)の突端とに接続する。
【0150】
また、本実施形態の熱交換器(10)では、第2フレーム(55)に、複数の第2内側リブ(70)が互いに平行に設けられる。第2フレーム(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の間において、一方側の第2保持リブ(71a)が、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出し、他方側の第2保持リブ(71b)が、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出し、第2支柱部(72)が、一方側の第2保持リブ(71a)の突端と、他方側の第2保持リブ(71b)の突端とに接続する。
【0151】
本実施形態の第1フレーム(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から突出する第1保持リブ(41a)の突端と、それらの他方から突出する第1保持リブ(41b)の突端とに、第1支柱部(42)が接続する。第1支柱部(42)は、一方側の第1保持リブ(41a)の突端と、他方側の第1保持リブ(41b)の突端との間隔を保持し、各第1保持リブ(41a,41b)の撓みを抑える。
【0152】
また、本実施形態の第2フレーム(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から突出する第2保持リブ(71a)の突端と、それらの他方から突出する第2保持リブ(71b)の突端とに、第2支柱部(72)が接続する。第2支柱部(72)は、一方側の第2保持リブ(71a)の突端と、他方側の第2保持リブ(71b)の突端との間隔を保持し、各第2保持リブ(71a,71b)の撓みを抑える。
【0153】
本実施形態の第1フレーム(25)において、対応する一対の第1保持リブ(41a,41b)のそれぞれと、その一対の第1保持リブ(41a,41b)に接続する第1支柱部(42)がなす角は、90°以上であるのが望ましい。この第1保持リブ(41a,41b)と第1支柱部(42)がなす角を90°以上にした場合は、第1フレーム(25)を製造する際に用いられる射出成形用の金型として、第1フレーム(25)の表(おもて)面側と裏面側に二分割される単純な金型を用いることができる。従って、この場合は、第1フレーム(25)の製造コストを増やすことなく、第1フレーム(25)に、第1保持リブ(41a,41b)と第1支柱部(42)とを形成できる。
【0154】
また、本実施形態の第2フレーム(55)において、対応する一対の第2保持リブ(71a,71b)のそれぞれと、その一対の第2保持リブ(71a,71b)に接続する第2支柱部(72)がなす角(内角)は、90°以上であるのが望ましい。この第2保持リブ(71a,71b)と第2支柱部(72)がなす角を90°以上にした場合は、第2フレーム(55)を製造する際に用いられる射出成形用の金型として、第2フレーム(55)の表(おもて)面側と裏面側に二分割される単純な金型を用いることができる。従って、この場合は、第2フレーム(55)の製造コストを増やすことなく、第2フレーム(55)に、第2保持リブ(71a,71b)と第2支柱部(72)とを形成できる。
【0155】
−実施形態3の変形例1−
本実施形態の熱交換器(10)では、第1フレーム(25)が図25及び図26に示すように構成され、第2フレーム(55)が図27に示すように構成されていてもよい。
【0156】
〈第1フレーム〉
本変形例の第1フレーム(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の一方の伸長方向に、その第1内側リブ(40)から突出する表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)と、その第1内側リブ(40)から突出する裏面側の第1保持リブ(41b)とが交互に設けられる。隣り合う第1内側リブ(40)の一方から突出する表面側の第1保持リブ(41a)と裏面側の第1保持リブ(41b)とは、それぞれが第1内側リブ(40)と一体の片持ち梁状に形成される。
【0157】
また、本変形例の第1フレーム(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の他方の伸長方向に、その第1内側リブ(40)から突出する裏面側の第1保持リブ(41b)と、その第1内側リブ(40)から突出する表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)とが交互に設けられる。隣り合う第1内側リブ(40)の他方から突出する裏面側の第1保持リブ(41b)と表面側の第1保持リブ(41a)とは、それぞれが第1内側リブ(40)と一体の片持ち梁状に形成される。
【0158】
なお、本変形例の第1フレーム(25)においても、第1支柱部(42)は、対応する一対の第1保持リブ(41a,41b)と一体に形成され、対応する一対の第1保持リブ(41a,41b)の突端部を連結する。
【0159】
〈第2フレーム〉
本変形例の第2フレーム(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の一方の伸長方向に、その第2内側リブ(70)から突出する表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)と、その第2内側リブ(70)から突出する裏面側の第2保持リブ(71b)とが交互に設けられる。隣り合う第2内側リブ(70)の一方から突出する表面側の第2保持リブ(71b)と裏面側の第2保持リブ(71b)とは、それぞれが第2内側リブ(70)と一体の片持ち梁状に形成される。
【0160】
また、本変形例の第2フレーム(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の他方の伸長方向に、その第2内側リブ(70)から突出する裏面側の第2保持リブ(71b)と、その第2内側リブ(70)から突出する表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)とが交互に設けられる。隣り合う第2内側リブ(70)の他方から突出する裏面側の第2保持リブ(71b)と表面側の第2保持リブ(71a)とは、それぞれが第2内側リブ(70)と一体の片持ち梁状に形成される。
【0161】
なお、本変形例の第2フレーム(55)においても、第2支柱部(72)は、対応する一対の第2保持リブ(71a,71b)と一体に形成され、対応する一対の第2保持リブ(71a,71b)の突端部を連結する。
【0162】
〈変形例1の特徴〉
本変形例の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)には、複数の第1内側リブ(40)が互いに平行に設けられる。第1フレーム(25)の隣り合う第1内側リブ(40)の間では、隣り合う第1内側リブ(40)の一方の伸長方向に、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出する表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)と、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から他方へ向かって突出する裏面側の上記第1保持リブ(41b)とが交互に設けられる。また、第1フレーム(25)の隣り合う第1内側リブ(40)の間では、隣り合う第1内側リブ(40)の他方の伸長方向に、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出する裏面側の第1保持リブ(41b)と、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から一方へ向かって突出する表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)とが交互に設けられる。
【0163】
本変形例の熱交換器(10)において、第2フレーム(55)には、複数の第2内側リブ(70)が互いに平行に設けられる。第2フレーム(55)の隣り合う第2内側リブ(70)の間では、隣り合う第2内側リブ(70)の一方の伸長方向に、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出する表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)と、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から他方へ向かって突出する裏面側の第2保持リブ(71b)とが交互に設けられる。また、第2フレーム(55)の隣り合う第2内側リブ(70)の間では、隣り合う第2内側リブ(70)の他方の伸長方向に、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出する裏面側の第2保持リブ(71b)と、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から一方へ向かって突出する表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)とが交互に設けられる。
【0164】
本変形例の第1フレーム(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の一方の伸長方向に、その第1内側リブ(40)から突出する表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)と裏面側の第1保持リブ(41b)とが交互に設けられる。また、この第1フレーム(25)では、隣り合う第1内側リブ(40)の他方の伸長方向に、その第1内側リブ(40)から突出する裏面側の第1保持リブ(41b)と表面側の第1保持リブ(41a)とが交互に設けられる。
【0165】
本変形例の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)の表(おもて)面側に位置する仕切りシート(15)は、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から突出する表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)と、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から突出する表面側の第1保持リブ(41a)とによって支持される。そのため、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から突出する表面側の第1保持リブ(41a)だけによって仕切りシート(15)を支持する場合に比べて、仕切りシート(15)を第1フレーム(25)によって確実に保持できる。
【0166】
本変形例の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)の裏面側に位置する仕切りシート(15)は、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から突出する裏面側の第1保持リブ(41b)と、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から突出する裏面側の第1保持リブ(41b)とによって支持される。そのため、隣り合う第1内側リブ(40)の他方から突出する裏面側の第1保持リブ(41b)だけによって仕切りシート(15)を支持する場合に比べて、仕切りシート(15)を第1フレーム(25)によって確実に保持できる。
【0167】
本変形例の第2フレーム(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の一方の伸長方向に、その第2内側リブ(70)から突出する表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)と裏面側の第1保持リブ(41b)とが交互に設けられる。また、この第2フレーム(55)では、隣り合う第2内側リブ(70)の他方の伸長方向に、その第2内側リブ(70)から突出する裏面側の第1保持リブ(41b)と表面側の第1保持リブ(41a)とが交互に設けられる。
【0168】
本変形例の熱交換器(10)において、第2フレーム(55)の表(おもて)面側に位置する仕切りシート(15)は、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から突出する表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)と、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から突出する表面側の第2保持リブ(71a)とによって支持される。そのため、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から突出する表面側の第2保持リブ(71a)だけによって仕切りシート(15)を支持する場合に比べて、仕切りシート(15)を第2フレーム(55)によって確実に保持できる。
【0169】
本変形例の熱交換器(10)において、第2フレーム(55)の裏面側に位置する仕切りシート(15)は、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から突出する裏面側の第2保持リブ(71b)と、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から突出する裏面側の第2保持リブ(71b)とによって支持される。そのため、隣り合う第2内側リブ(70)の他方から突出する裏面側の第2保持リブ(71b)だけによって仕切りシート(15)を支持する場合に比べて、仕切りシート(15)を第2フレーム(55)によって確実に保持できる。
【0170】
−実施形態3の変形例2−
本実施形態の熱交換器(10)の各フレーム(25,55)において、中央エリア(26,56)に設けられた支持リブ(46a,46b,76a,76b)は、端部エリア(27a,27b)の保持リブ(41a,41b,71a,71b)と同様の片持ち梁状に形成されていてもよい。
【0171】
本変形例の第1フレーム(25)では、隣り合う二つの第1流路内リブ(45)の間において、この二つの第1流路内リブ(45)の一方から他方へ向かって表(おもて)面側の第1支持リブ(46a)が突出し、それらの他方から一方へ向かって裏面側の第1支持リブ(46b)が突出する。また、この第1フレーム(25)では、表面側の第1支持リブ(46a)の突端と裏面側の第1支持リブ(46b)の突端とが、支柱部によって連結される。この支柱部は、端部エリア(27a,27b)に設けられた第1支柱部(42)と同様の小さな長方形板状の部材である。
【0172】
本変形例の第2フレーム(55)では、隣り合う二つの第2流路内リブ(75)の間において、この二つの第2流路内リブ(75)の一方から他方へ向かって表(おもて)面側の第2支持リブ(76a)が突出し、それらの他方から一方へ向かって裏面側の第2支持リブ(76b)が突出する。また、この第2フレーム(55)では、表面側の第2支持リブ(76a)の突端と裏面側の第2支持リブ(76b)の突端とが、支柱部によって連結される。この支柱部は、端部エリア(57a,57b)に設けられた第2支柱部(72)と同様の小さな長方形板状の部材である。
【0173】
《実施形態4》
実施形態4について説明する。本実施形態の熱交換器(10)は、実施形態2の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)及び第2フレーム(55)を変更したものである。ここでは、本実施形態の熱交換器(10)について、実施形態2の熱交換器(10)と異なる点を説明する。
【0174】
−第1フレーム−
図28図31に示すように、本実施形態の第1フレーム(25)は、裏面側の第1保持リブ(41b)の形状と、第1支柱部(42)の形状とが、実施形態2と異なる。また、本実施形態の第1フレーム(25)では、表(おもて)面側の第1保持リブ(41a)が省略されている。
【0175】
裏面側の第1保持リブ(41b)は、実施形態2と同様に、隣り合う第1内側リブ(40)の一方から他方に亘って形成される。この第1保持リブ(41b)は、長方形板状に形成される。この第1保持リブ(41b)の幅は、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の幅と概ね等しい。
【0176】
第1支柱部(42)は、小さな長方形板状の部材であって、対応する第1保持リブ(41b)と一体に形成される。第1支柱部(42)は、実施形態2と同様に、その長辺が、対応する第1保持リブ(41b)の長手方向と実質的に直交する。第1支柱部(42)は、第1保持リブ(41b)の表(おもて)面から突出する。第1支柱部(42)の突端面は、第1内側リブ(40)及び閉塞部(31)の表(おもて)面と同一平面上に位置する。
【0177】
−第2フレーム−
図30図31に示すように、本実施形態の第2フレーム(55)は、裏面側の第2保持リブ(71b)の形状と、第2支柱部(72)の形状とが、実施形態2と異なる。また、本実施形態の第2フレーム(55)では、表(おもて)面側の第2保持リブ(71a)が省略されている。
【0178】
裏面側の第2保持リブ(71b)は、実施形態2と同様に、隣り合う第2内側リブ(70)の一方から他方に亘って形成される。この第2保持リブ(71b)は、長方形板状に形成される。この第2保持リブ(71b)の幅は、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の幅と概ね等しい。
【0179】
第2支柱部(72)は、小さな長方形板状の部材であって、対応する第2保持リブ(71b)と一体に形成される。第2支柱部(72)は、実施形態2と同様に、その長辺が、対応する第2保持リブ(71b)の長手方向と実質的に直交する。第2支柱部(72)は、第2保持リブ(71b)の表(おもて)面から突出する。第2支柱部(72)の突端面は、第2内側リブ(70)及び閉塞部(61)の表(おもて)面と同一平面上に位置する。
【0180】
−仕切りシートの保持構造−
図31に示すように、熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)では、第1フレーム(25)の第1支柱部(42)の突端面が、その第1フレーム(25)の表(おもて)面側に位置する隣の第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の裏面と向かい合う。第2フレーム(55)では、第2内側リブ(70)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に接着された仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1支柱部(42)の突端面と、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)の裏面とに挟まれる。このように、第2エレメント(50)の仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に接着されると共に、第1フレーム(25)の第1支柱部(42)と第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)に挟まれる。
【0181】
また、熱交換器(10)の副熱交換部(12a,12b)では、第2フレーム(55)の第2支柱部(72)の突端面が、その第2フレーム(55)の表(おもて)面側に位置する隣の第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の裏面と向かい合う。第1フレーム(25)では、第1内側リブ(40)の裏面に仕切りシート(15)が接着される。このため、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に接着された仕切りシート(15)は、第2フレーム(55)の第2支柱部(72)の突端面と、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)の裏面とに挟まれる。このように、第1エレメント(20)の仕切りシート(15)は、第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に接着されると共に、第2フレーム(55)の第2支柱部(72)と第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)に挟まれる。
【0182】
−実施形態4の特徴−
本実施形態の熱交換器(10)において、第1フレーム(25)の第1保持リブ(41b)は、この第1フレーム(25)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の一方と接する。第1フレーム(25)は、第1支柱部(42)を備える。第1支柱部(42)は、第1保持リブ(41b)から突出する。第1支柱部(42)の突端は、第1フレーム(25)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の他方に接する。
【0183】
また、本実施形態の熱交換器(10)において、第2フレーム(55)の第2保持リブ(71b)は、この第2フレーム(55)と隣り合う二つの上記仕切りシート(15)の一方と接する。第2フレーム(55)は、第2支柱部(72)を備える。第2支柱部(72)は、第2保持リブ(71b)から突出する。第2支柱部(72)の突端は、第2フレーム(55)と隣り合う二つの仕切りシート(15)の他方に接する。
【0184】
本実施形態の第1フレーム(25)では、その両隣に位置する二つの仕切りシート(15)のうちの一方に第1保持リブ(41b)が接し、他方に第1支柱部(42)の突端が接する。第1フレーム(25)に隣接する一方の仕切りシート(15)は、第1保持リブ(41b)と、その仕切りシート(15)に接する第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)とに挟まれる。第1フレーム(25)に隣接する他方の仕切りシート(15)は、第1支柱部(42)と、その仕切りシート(15)に接する第2フレーム(55)の第2内側リブ(70)とに挟まれる。
【0185】
また、本実施形態の第2フレーム(55)では、その両隣に位置する二つの仕切りシート(15)のうちの一方に第2保持リブ(71b)が接し、他方に第2支柱部(72)の突端が接する。第2フレーム(55)に隣接する一方の仕切りシート(15)は、第2保持リブ(71b)と、その仕切りシート(15)に接する第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)とに挟まれる。第2フレーム(55)に隣接する他方の仕切りシート(15)は、第2支柱部(72)と、その仕切りシート(15)に接する第1フレーム(25)の第1内側リブ(40)とに挟まれる。
【0186】
−実施形態4の変形例−
本実施形態の熱交換器(10)では、各フレーム(25,55)の中央エリア(26,56)において、表(おもて)面側の支持リブ(46a,76a)が省略されていてもよい。
【0187】
本変形例の各フレーム(25,55)では、中央エリア(26,56)の各支持リブ(46a,76a)と一体に支柱部が形成される。各フレーム(25,55)の支柱部は、端部エリア(27a,27b,57a,57b)に設けられた支柱部(42,72)と同様の小さな長方形板状の部材である。
【0188】
第1フレーム(25)では、中央エリア(26)に設けられた支柱部が、第1支持リブ(46b)の表(おもて)面から突出する。この支柱部の突端は、第1フレーム(25)の表(おもて)面側に位置する仕切りシート(15)に接する。第2フレーム(55)では、中央エリア(56)に設けられた支柱部が、第2支持リブ(76b)の表(おもて)面から突出する。この支柱部の突端は、第2フレーム(55)の表(おもて)面側に位置する仕切りシート(15)に接する。
【0189】
《その他の実施形態》
上記の各実施形態の熱交換器(10)については、次のような変形例を適用してもよい。なお、以下の変形例は、熱交換器(10)の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
【0190】
上記の各実施形態の熱交換器(10)では、仕切りシート(15)がフレーム(25,55)に接着されていなくてもよい。この場合、仕切りシート(15)は、その両隣に位置する第1フレーム(25)と第2フレーム(55)に挟まれて保持される。
【0191】
上記の各実施形態の熱交換器(10)は、給気と排気の間で顕熱だけを交換させる顕熱交換器であってもよい。この場合、熱交換器(10)の仕切りシート(15)は、透湿性が低い、あるいは透湿性が全く無い材料(例えば、樹脂フィルムや薄板状の金属)で構成される。
【0192】
上記の各実施形態の熱交換器(10)の形状は、八角柱状に限定されない。これらの熱交換器(10)の形状は、例えば六角柱状であってもよいし、四角柱状であってもよい。熱交換器(10)が六角柱状である場合、その熱交換器(10)の平面図(図2に対応する図)において、各副熱交換部(12a,12b)は、三角形状となる。
【0193】
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態および変形例は、本開示の対象の機能を損なわない限り、適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0194】
以上説明したように、本開示は、熱交換器について有用である。
【符号の説明】
【0195】
10 熱交換器
15 仕切りシート(仕切り部材)
21 第1流路
22 第1連通用開口(第1連通用開口)
25 第1フレーム(第1間隔保持部材)
30 枠部
40 第1内側リブ
41a,41b 第1保持リブ
42 第1支柱部
45 第1流路内リブ
46a,46b 第1支持リブ
51 第2流路
52 第2連通用開口(第2連通用開口)
55 第2フレーム(第2間隔保持部材)
60 枠部
70 第2内側リブ
71a,71b 第2保持リブ
72 第2支柱部
75 第2流路内リブ
76a,76b 第2支持リブ
図1
図2
図3
図4
図5
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