(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記表示部は、前記投稿情報の投稿の実施において指定された前記価値ボリュームの大きさに基づく優先度に応じて前記地点情報に関連する複数の前記投稿情報の中から所定の投稿情報を決定し、当該決定した投稿情報を示す前記話題性評価指標を表示する、
請求項7から請求項9の何れか一項に記載のSNSシステム。
ユーザの所在地点に関する地点情報を端末装置から取得した場合に、前記ユーザが前記所在地点に居ることの評価に基づく対価情報の価値ボリュームを算出し前記端末装置へ送信する対価付与部と、
前記所在地点に関する投稿情報と、前記価値ボリュームのうち当該投稿情報の投稿の実施に必要な価値ボリュームとを含む投稿要求の前記端末装置からの取得に基づいて、前記ユーザの識別情報と、当該投稿要求に含まれる情報との関連付けを示す情報を記録するSNS処理部と、
を備えるSNSサーバ。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態によるSNSシステム(適宜、トークン消費型SNSシステムという)を図面を参照して説明する。
図1は同実施形態によるトークン消費型SNSシステムの概要を示す図である。トークン消費型SNSシステム100は、複数のユーザで記事を共有するSNS(ソーシャル ネットワーキング サービス)を提供する。この図で示すように、トークン消費型SNSシステム100は、端末1、SNSサーバ2、ブロックチェーンシステム3を含んで構成される。端末1は、SNSに参加するユーザの利用するコンピュータである。コンピュータは、スマートフォン、タブレット端末、PC、又はその他の形態の装置のいずれでもよい。SNSサーバ2はSNSサービスを提供するコンピュータである。端末1とSNSサーバ2は、インターネット4等の通信ネットワークを介して通信接続する。SNSサーバ2はまた、ブロックチェーンシステム3と通信接続する。SNSサーバ2とブロックチェーンシステム3を繋ぐ通信接続もまた、インターネット4であってよい。ブロックチェーンシステム3は複数のノード装置31が通信接続して構成される。ブロックチェーンシステム3を構成する複数のノード装置31の1又は2以上は、端末1とSNSサーバ2との一方または双方と通信接続される。なお、本実施形態において、分散型台帳としてブロックチェーンシステム3を用いるが、分散型台帳はブロックチェーン以外の形態(例えば、タングル)でもよい。端末1と、SNSサーバ2に含まれる端末との一方又は双方は、分散型台帳を構成するノード装置を含んでもよい。なお、情報の記憶先は、分散型台帳でなくてもよく、例えば1又は2以上のストレージでもよい。
【0016】
図2は、端末1とSNSサーバ2のハードウェア構成図である。
図2で示すように、端末1やSNSサーバ2は、それぞれ、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、記憶部104、通信モジュール105(適宜、通信部という)、ユーザインタフェース106等の各ハードウェアを備えたコンピュータである。なお、ブロックチェーンシステム3を構成するノード装置31も、同様のハードウェア構成を備えたコンピュータである。
【0017】
CPUは、プログラムに従って処理をすることによって、各種処理部(例、演算部、判定部、制御部)として機能する。上記のプログラムは、コンピュータの内部(例、ROM102、RAM103、又は記憶部104)に記憶されてもよいし、コンピュータにより読み取り可能な記憶媒体(例、光学ディスク、磁気ディスク)に記憶されてもよく、コンピュータの外部(例、コンピュータと通信可能な記憶部)に記憶されてもよい。上記のプログラムは、コンピュータの内部、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体、及びコンピュータの外部の2以上に分かれて記憶されてもよい。なお、実施形態に係る端末装置の少なくとも一部の処理部は、実行する処理が予め定められたハードウェアにより実現されてもよい。上記ハードウェアは、例えば、application specific integrated circuit(適宜、ASICという)等の特定用途向け集積回路でもよい。また、トークン消費型SNSシステム100の各部の処理に使われる情報の少なくとも一部は、トークン消費型SNSシステム100を構成する装置のいずれの記憶部に記憶されてもよいし、トークン消費型SNSシステム100の外部の装置の記憶部に記憶されてもよい。例えば、トークン消費型SNSシステム100は、その少なくとも一部の処理を、その外部の装置の記憶部から取得される情報に基づいて、実行してもよい。
【0018】
図3は、端末1とSNSサーバ2の機能ブロック図である。
端末1は予め記憶するSNSプログラムを実行する。これにより端末1は、制御部11、表示部12、トークン処理部13(対価取得部)、投稿処理部14の各機能を発揮する。
【0019】
制御部11は、他の機能部を制御する。
表示部12は、端末1の画面にSNSサーバ2から取得したSNSに関するアプリケーション表示のための情報や、ユーザから入力された情報を表示する。
トークン処理部13は、端末1のユーザの所在地点に関する位置情報を取得した場合に、ユーザが所在地点に居ることの評価に基づく対価情報をSNSサーバ2(外部装置)から取得する。対価情報の一例としてはトークンである。トークン処理部13はトークンの他ユーザに対する付与に関する処理も行う。
投稿処理部14は、所在地点に関する投稿情報の入力と、投稿情報の投稿の実施に必要な対価情報のうちの価値ボリュームの指定とを受け付けて、投稿情報と投稿の実施に必要な価値ボリュームとをSNSサーバ2へ送信する。
【0020】
SNSサーバ2は、SNSプログラムを実行する。これによりSNSサーバ2は、制御部21、対価付与部22、トークン管理部23、SNS処理部24の各機能を発揮する。
【0021】
制御部21は、SNSサーバ2の他の機能部を制御する。
対価付与部22は、ユーザの所在地点に関する地点情報を端末1から取得した場合に、ユーザが所在地点に居ることの評価に基づく対価情報の価値ボリュームを算出し端末1へ送信する。
トークン管理部23は、投稿情報の投稿の実施に必要な価値ボリュームや、当該価値のユーザ間の送受信を可能にするトークンを管理する。
SNS処理部25は、対価付与部22、トークン管理部23、以外のSNSに関する情報処理を行う。
【0022】
このような端末1やSNSサーバ2と、ブロックチェーンシステム3とを、トークン消費型SNSシステム100が有することにより、SNSの活発の利用を促進する、トークン消費型SNSシステム100を提供する。
【0023】
図4は、トークン消費型SNSシステム100の処理概要を示す図である。
ユーザは、端末1を携帯する。ユーザは、SNSを利用する場合は端末1のSNSプログラムを実行する。すると端末1はSNSサーバ2と通信接続する。SNSサーバ2がユーザに対して提供するSNSにおける処理の一つは、ユーザが投稿情報を投稿する際に、ユーザが所定の店舗などの興味対象に移動したことを示すチェックイン動作を検知することである(ステップS1)。チェックインとは、所定位置(適宜、チェックインポイントという)にユーザが移動して端末1で所定位置に関する識別情報(適宜、チェックインポイントIDという)を取得する動作のことと定義する。またSNSサーバ2がユーザに対して提供するSNSにおける処理の一つは、端末1がチェックインの処理を行った際に、SNSサーバ2が、端末1に対してトークンの価値ボリュームを付与することである(ステップS2)。またSNSサーバ2がユーザに対して提供するSNSにおける処理の一つは、店舗などの興味対象に関する記事やコメントなどの投稿情報の投稿や、他ユーザの投稿情報の表示である(ステップS3)。本実施形態によるSNSサーバ2がユーザに対して提供するSNSにおける処理の一つは、ユーザ間でトークンの価値ボリュームの付与を行うことである(ステップS4)。
【0024】
図5は、端末1の表示例を示す第一の図である。
図5は端末1が画面に表示する投稿ページの表示例を示す図である。
図5で示すように、投稿ページ(
図5)には、ユーザが指定した画像の追加欄、ユーザが入力した投稿に関するタイトルの入力欄、ユーザが入力した投稿に関する本文の入力欄、ユーザがチェックインした際の位置を示す地図表示欄、ユーザが指定した投稿の実施に必要な価値ボリュームの入力欄、などが含まれる。
【0025】
図6は、端末1の表示例を示す第二の図である。
上述のステップS4において、端末1が、投稿情報一覧をSNSサーバ2から取得して、表示する場合の投稿情報閲覧ページの表示例を
図6に示す。端末1は、端末1の現在位置を基準とした所定範囲のチェックインポイントのチェックインに基づいて投稿された投稿情報を、SNSサーバ2から取得する。端末1の表示部12は、投稿情報閲覧ページ(
図6)を画面に表示する。この際、端末1の表示部12は、チェックインした所定位置(チェックインポイント)に応じた投稿情報ごとに、投稿情報の数や、投稿情報の投稿時に指定のあったトークンの価値ボリュームの値に基づく態様で、チェックインの位置に応じた投稿情報を投稿情報閲覧ページに表示する。具体的には、端末1の表示部12は、あるチェックインポイントに応じた複数の投稿情報を一つのオブジェクトとして示すチェックインポイントアイコン(a1〜a6)を投稿情報閲覧ページに表示する。この時、端末1の表示部12は、チェックインに応じた投稿情報の数をアイコンに投稿情報閲覧ページに表示する。また端末1の表示部12は、チェックインに応じた投稿情報の数に応じた大きさでアイコンを投稿情報閲覧ページに表示する。また端末1の表示部12は、投稿時に最も価値ボリュームを多く指定して投稿された投稿情報の投稿ユーザの顔などの写真を投稿情報閲覧ページ上のアイコンに表示する。なお端末1の表示部12は、この処理において、端末1に表示された投稿チェーンのオブジェクトにおいて、当該オブジェクトに含まれる投稿情報の投稿時の消費トークンの最高値が更新されると、当該チェーンの表示を消費量が最高値となる投稿情報を投稿したユーザ(トークン消費者)を示すアイコンの表示に更新するようにしてよい。これは、チェーンにおける投稿の消費トークンの最高値が更新されると、当該チェーンの表示を最高値のトークン消費者を示す表示に更新する更新部(適宜、更新手段という)の処理に相当する。または端末1の表示部12は、投稿情報の投稿時に指定のあったトークンの価値ボリュームの合計値に基づく大きさで、各チェックインポイントに対応した大きさのアイコンを表示する。
【0026】
図7は、トークン消費型SNSシステム100の処理フローを示す第一の図である。
次に
図7を用いて、チェックイン動作、チェックインにおけるトークンの価値ボリュームの付与動作における各装置の処理、各装置間での情報のやり取りを説明する。
【0027】
地域の各地点には、チェックインポイントが設けられる。チェックインポイントには、端末1によって読み取り可能な識別情報を提供する識別情報提供部が配置される。本実施形態において、識別情報提供部は、NFC(Near Field Communication)の規格によって識別情報を送信する部材(以下、NFC端末という)を含む。NFC端末は、ユーザが端末1を翳した際に、端末1との間で非接触通信を行い、チェックインポイントIDを端末1に送信する。識別情報提供部は、チェックインポイントIDが情報として格納された一次元コードまたは二次元コードを有する部材でもよい。この部材は、二次元コードが印刷されたステッカでもよい。ユーザは端末1を操作して、端末1に備わるカメラを利用して二次元コードを読み取る。端末1の投稿処理部14は、識別情報提供部(例、NFC端末、二次元コードが印刷されたステッカ)から読み取ったチェックインポイントIDを検知する(ステップS101)。なおこの処理は、端末1における、識別情報を読み込んでチェックインするチェックイン部(適宜、チェックイン手段という)の処理に相当する。また投稿処理部14は、端末1に備わる位置検出装置から緯度経度等の現在位置を取得する。位置検出装置は、例えばGNSS(Global Navigation Satellite System)から得られた信号に基づいて端末1の緯度、経度を検出する装置である。
【0028】
SNSサーバ2は、チェックポイントIDを提供する識別情報提示部が配置される位置に関する情報と、チェックインポイントIDとを対応付けて予め記憶する。例えば、SNSサーバ2は、チェックインポイントIDと、そのチェックインポイントIDを送信するNFC端末の設置位置とを対応付けた情報(例、テーブル)を記憶している。SNSサーバ2は、チェックポイントIDと、そのチェックインポイントIDの情報を含む二次元コードのステッカが貼られた位置とを対応付けた情報(例、テーブル)記憶してもよい。従って、チェックインポイントIDは位置情報の、そのチェックインポイントIDを検知した端末1のユーザの所在地点に関する地点情報の一態様である。投稿処理部14は、チェックインポイントID、ユーザID、現在位置、を少なくとも含む対価付与要求を、SNSサーバ2へ送信する(ステップS102)。
【0029】
SNSサーバ2は対価付与要求を受信する。SNSサーバ2の対価付与部22は、対価付与要求を取得する。対価付与部22は、対価付与要求からチェックインポイントIDとユーザIDと端末1の現在位置とを取得する。対価付与部22は、チェックインポイントIDまたはユーザIDまたはその両方を用いて、対価付与の条件を満たしているかを判定する(ステップS103)。例えば、SNSサーバ2のSNS処理部25は、チェックインポイントIDに対応して記憶するチェックインポイントの位置をデータベースから取得する。SNS処理部25は、チェックインポイントの位置と、端末1の現在位置との距離が所定の距離以下である場合には、対価付与の条件を満たしていると判定する。SNS処理部25は、端末1の現在位置を参照し、チェックインポイントから一定距離以内であることを確認することにより、チェックインポイントの位置とは全く異なる位置からの端末1からの対価付与要求の送信などの不正防止を防ぐことができる。一定距離は例えば1kmなどであってよい。SNS処理部25は、他の処理によって、対価付与要求を送信した端末1が対価付与の条件を満たしているかを判定してよい。
【0030】
対価付与部22は、対価付与要求を送信した端末1が対価付与の条件を満たしているとSNS処理部25により判定された場合、チェックインポイントIDとユーザIDとに基づいて付与するトークンの価値ボリュームを決定する(ステップS104)。一例としては、対価付与部22は、チェックインポイントIDに紐づいてSNSサーバ2が記憶する価値ボリュームを、付与するトークンの価値ボリュームと決定する。または、対価付与部22は、ユーザIDに対して設定されているランクやレベル、アクセス頻度、仮想的な地位、などの属性に応じて付与するトークンの価値ボリュームと決定してもよい。なおこの処理は、SNSサーバ2における、トークンを付与する付与部(適宜、付与手段という)の処理に相当する。
【0031】
トークン管理部23は、データベースにおいて、チェックインポイントIDの示すチェックインポイントで保有するトークンの価値ボリュームの値を記憶している。トークン管理部23は、チェックインポイントIDの示すチェックインポイントで保有するトークンの価値ボリュームの値のうち、端末1に付与すると決定した価値ボリュームの値を、送信元となるチェックインポイントから、送信先となる端末1のユーザに送信することを示す価値移転情報を、ブロックチェーンシステム3に送信する(ステップS105)。ブロックチェーンシステム3の各ノード装置31は、公知のブロックチェーンを構築する処理を用いて、価値移転情報が示す、送信元から送信先へ価値ボリュームが送信されたことの情報を記憶する。
【0032】
トークン管理部23は、チェックインポイントIDが示すチェックインポイントが保有するトークンの価値ボリュームをデータベースに記録されている保有トークンテーブルから取得し、その価値ボリュームから端末1に付与した価値ボリュームを減じて、保有トークンテーブルの値を更新する。またトークン管理部23は、端末1を利用するユーザを示すユーザIDが保有するトークンの価値ボリュームをデータベースに記録されている保有トークンテーブルから取得し、その価値ボリュームに端末1に付与した価値ボリュームを加算、保有トークンテーブルの値を更新する。これにより、トークン管理部23は、SNSサーバ2において記憶するチェックインポイントと端末1の保有するトークンの価値ボリュームを更新する(ステップS106)。
【0033】
またトークン管理部23は、対価付与要求から取得したチェックインポイントID、ユーザID、端末1の現在位置、対価付与要求を取得した時刻、当該端末に付与したトークンの価値ボリュームを紐づけて、データベースの、処理履歴テーブルに記録してもよい。対価付与部22は、以上の対価付与処理が完了すると、SNS処理部24に対価付与処理の完了を通知する。
【0034】
SNS処理部24は、端末1に対して対価付与完了情報を送信する(ステップS107)。この対価付与完了情報には、当該端末1を利用するユーザが保有する更新後のトークンの価値ボリュームと、新たに付与されたトークンの価値ボリュームの情報が含まれる。端末1は対価付与完了情報を受信する。端末1のトークン処理部13は、対価付与完了情報を受信すると、表示部12は、付与されたトークンの価値ボリュームと、その付与によって現在ユーザが保有する更新後のトークンの価値ボリュームとを表示する(ステップS108)。
【0035】
以上の処理により、ユーザは、チェックインポイントにおいて、チェックインポイントIDを端末1で読み込むチェックイン動作を行うことにより、そのチェックインポイントに移動したことによる対価の付与を受けることができる。
【0036】
図8は、トークン消費型SNSシステム100の処理フローを示す第二の図である。
次に
図8を用いて、投稿情報の投稿時における各装置の処理、各装置間での情報のやり取りを説明する。
【0037】
ユーザは、チェックインポイントにおいてチェックイン動作を行った後、所在地点にあるチェックインポイントが自身の興味対象となる場合、その興味対象についての記事を含む投稿情報を投稿してよい。この投稿を行う場合、ユーザは、端末1を操作して、投稿ページの表示を指示する。端末1の投稿処理部14は、投稿ページの表示の指示を検出する(ステップS201)。投稿処理部14は、予め記憶する投稿ページの表示を表示部12に指示する。表示部12は投稿ページ(
図5)をディスプレイに表示する(ステップS202)。
【0038】
ユーザは、端末1を操作して、投稿ページの本文の入力欄に興味対象に関する記事やコメントを入力する。またユーザは、端末1を操作して、タイトルの入力欄に投稿情報に関するタイトルを入力する。またユーザは、端末1を操作して、画像の追加欄に端末1の撮影機能で撮影した興味対象の画像を追加してもよい。端末1の投稿処理部14は、端末1の位置情報に基づいて地図サーバから現在位置を含む地図情報を取得して、投稿ページの地図表示欄に当該地図情報を表示する。またユーザは、端末1を操作して、投稿の実施に必要な価値ボリュームの入力欄に、トークンの価値ボリュームの値を入力する。当該価値ボリュームは、ユーザがその値を自由に決めることができてよい。また当該価値ボリュームの最低値は予め定められていてよい。
【0039】
ユーザは、端末1を操作して、投稿ページに表示される投稿ボタンを押下する。すると端末1の投稿処理部14は、投稿ボタンの押下を検知する(ステップS203)。投稿処理部14は、ユーザID、チェックインポイントID、入力されたタイトル、記事やコメントなどの本文、追加された画像、投稿の実施に必要なトークンの価値ボリューム、端末1が検出した現在位置、等の情報を含む投稿情報を、SNSサーバ2へ送信する(ステップS204)。
【0040】
端末1の投稿処理部14は、投稿情報をSNSサーバ2に送信する前に、投稿条件を満たしているかを判定してもよい。例えば、投稿処理部14は、端末1のチェックインポイントIDが示すチェックインポイントの位置情報をSNSサーバ2から取得する。投稿処理部14は、チェックインポイントの位置情報と、端末1の現在位置との距離が所定の距離以下である場合には、投稿条件を満たしていると判定してよい。この場合、端末1はチェックインポイントの近くに端末1が未だ位置する場合にのみ、投稿情報を送信することができる。また、投稿処理部14は、入力されたトークンの価値ボリュームが最低値以上かを判定する。投稿処理部14は、入力されたトークンの価値ボリュームが最低値以上である場合には、投稿条件を満たしていると判定してよい。または、投稿処理部14は、チェックインポイントにチェックイン動作を行った時刻と現在時刻との差を算出する。投稿処理部14は、その差が24時間以内である場合には、投稿条件を満たしていると判定してよい。投稿処理部14は、投稿情報の投稿が投稿条件を満たしている場合にのみ、投稿情報をSNSサーバ2へ送信してもよい。なおこの処理は、端末1における、チェックインされた場所に紐づいた記事を投稿するための権利を付与する付与手段の処理に相当する。
【0041】
SNSサーバ2は投稿情報を受信する。そしてSNS処理部24は投稿情報を取得する。SNS処理部24は、取得した投稿情報に対する投稿IDを生成する(ステップS205)。SNS処理部24は、投稿情報に含まれる、ユーザID、チェックインポイントID、入力されたタイトル、記事やコメントなどの本文、追加された画像、投稿の実施に必要なトークンの価値ボリューム、端末1が検出した現在位置、等の情報を、新たに生成した投稿IDに紐づけて、データベースが保有する投稿情報テーブルに記録する(ステップS206)。以上の処理は、端末1とSNSサーバ2による、付与された権利を行使させて、消費するトークンを指定させて、他ユーザが投稿した他記事に繋がるチェーンとして記事を投稿させる投稿部(適宜、投稿手段という)の処理に相当する。
【0042】
SNS処理部24は、投稿情報からユーザIDと、トークンの価値ボリュームの値とを取得する。SNS処理部24は、ユーザIDが示すユーザの保有するトークンの価値ボリュームをデータベースに記録されている保有トークンテーブルから取得し、その価値ボリュームから、投稿情報に含まれる価値ボリュームを減算し、保有トークンテーブルの値を更新する。またSNS処理部24は、自サーバを管理する管理者の保有するトークンの価値ボリュームをデータベースに記録されている保有トークンテーブルから取得し、その価値ボリュームに、投稿情報から取得した価値ボリュームを加算して、保有トークンテーブルの値を更新する。これにより、SNS処理部24は、SNSサーバ2において記憶する端末1とSNSサーバ2の保有するトークンの価値ボリュームを更新する(ステップS207)。
【0043】
またSNS処理部24は、データベースにおいて、投稿情報から取得した価値ボリュームを、送信元となるユーザIDのユーザの利用する端末1から、送信先となるSNSサーバ2に送信することを示す価値移転情報を、ブロックチェーンシステム3に送信する(ステップS208)。ブロックチェーンシステム3の各ノード装置31は、公知のブロックチェーンを構築する処理を用いて、価値移転情報が示す、送信元から送信先へ価値ボリュームが送信されたことの情報を記憶する。
【0044】
以上の処理により、ユーザは、所定のトークンの価値ボリュームを指定することにより、端末1を用いて、チェックインポイントの興味対象に関する投稿情報を投稿することができる。
【0045】
図9は、トークン消費型SNSシステム100の処理フローを示す第三の図である。
次に
図9を用いて、端末1が、トークン消費型SNSシステム100において投稿された投稿情報を取得して投稿情報閲覧ページ(
図6)を表示する際の処理フローについて説明する。
端末1は、投稿情報閲覧ページの表示指示に基づいて、SNSサーバ2へ閲覧ページ要求を送信する(ステップS301)。閲覧ページ要求は、端末1が投稿情報を投稿していない状況であっても、他の端末の投稿情報を自端末に表示して閲覧するために行うことができる。閲覧ページ要求には、ユーザID、端末1の現在位置などが含まれる。
【0046】
SNSサーバ2は閲覧ページ要求を受信する。SNS処理部24は、閲覧ページ要求から、ユーザIDと、閲覧ページ要求を送信した端末1の現在位置とを取得する。SNS処理部24は、端末1の現在位置から所定距離以内のチェックインポイントIDを特定する(ステップS302)。具体的にはSNS処理部24は、端末1の現在位置と、チェックインポイントIDに紐づいてデータベースに登録されている各チェックインポイントの位置との距離を算出し、その距離が所定距離以内のチェックインポイントのチェックインポイントIDを特定する。SNS処理部24は、特定したチェックインポイントIDに紐づいて投稿情報テーブルに記録されている投稿情報のうち、現在時刻を基準として24時間以内に記録された投稿情報を取得する(ステップS303)。SNS処理部24は、取得した投稿情報に基づいて、投稿情報に含まれる投稿ID、投稿IDに紐づくチェックインポイントID、投稿IDに紐づくユーザID、投稿時刻、投稿時に指定されたトークンの価値ボリュームの値などの関係を投稿IDごとにリスト化した閲覧ページ情報を生成する(ステップS304)。SNS処理部24は、閲覧ページ情報を、端末1へ送信する(ステップS305)。
【0047】
なお、SNS処理部24は、閲覧ページ情報に含まれるリスト化された情報において、端末1に近い所定数のチェックインポイントや、投稿情報を特定し、それらの情報のみをリスト化した閲覧ページ情報を送信するようにしてもよい。これにより、端末1の表示部に表示される情報を制限して、無駄に多くの情報が表示されないようにしてもよい。例えば、SNS処理部24は、現在地に近い順にチェックインポイントを特定し、所定の数のチェックインポイントに関する情報のみを示すリスト化した閲覧ページ情報を生成する。または、SNS処理部24は、投稿時にユーザが指定したトークンの価値ボリュームが大きい順に投稿情報を特定し、その投稿情報に関する情報のみを示すリスト化した閲覧ページ情報を生成してもよい。
【0048】
端末1は閲覧ページ情報を受信する。端末1の表示部12は閲覧ページ情報に基づいて、閲覧ページを生成する(ステップS306)。具体的には表示部12は、閲覧ページ情報に含まれるリストから、チェックインポイントIDごとの投稿IDの数(投稿数)を算出する。また表示部12は端末1の現在位置を基準として地図情報をSNSサーバ2または、他の地図情報配信サーバから取得する。表示部12は取得した地図と、その地図にチェックインポイントIDごとの円形のチェックポイントアイコンをちりばめて表示する閲覧ページを生成する。表示部12は閲覧ページをディスプレイに表示する(ステップS307)。
【0049】
表示部12はチェックインポイントIDごとのチェックポイントアイコンに、対応するチェックインポイントについて投稿IDの数(投稿数)を表示する。また表示部12は、閲覧ページ情報に含まれるリストにおいて、同じチェックインポイントIDに紐づく投稿IDのうち、最も価値ボリュームの値が大きい投稿IDを特定し、その投稿IDに紐づくユーザIDのアカウント画像をSNSサーバ2から取得する。表示部12は、チェックインポイントIDごとのチェックポイントアイコンに、チェックインポイントIDごとの投稿IDの数と、そのチェックインポイントIDにおける投稿情報の投稿時に最も価値ボリュームの値を多く指定したユーザのアカウント画像とを交互に表示する。
【0050】
表示部12は、閲覧ページ情報に含まれるリストにおいて同じチェックインポイントIDに紐づく投稿IDに基づいて、その投稿IDが示す投稿情報の投稿が実施されたときに指定された価値ボリュームをSNSサーバ2から取得する。表示部12はそれら価値ボリュームの合計値などの値に応じて、チェックポイントアイコンの円形の大きさや色を変えてよい。例えば合計値が大きいほど、チェックポイントアイコンの円形の大きさが大きくなるよう、チェックポイントアイコンを表示する処理を行ってもよい。ユーザは、チェックポイントアイコンの大きさや色によって、チェックインポイントが示す興味対象の話題性の大小を認識することができる。
【0051】
以上の処理により、
図6に示すような閲覧ページが端末1のディスプレイに表示される。ユーザは、チェックポイントアイコンをクリック操作することにより、そのチェックポイントアイコンが示すチェックインポイントについての投稿情報を確認することができる。一例として、ユーザが端末1においてチェックポイントアイコンをクリック操作する。端末1はチェックポイントアイコンのクリック操作を検出する(ステップS308)。すると、端末1の表示部12は、そのチェックポイントアイコンに対応するチェックインポイントIDを特定し、そのチェックインポイントIDに紐づいて閲覧ページ情報内のリストに保持されている情報を取得する。表示部12は、そのチェックインポイントIDに関するリスト内の情報の一覧を表示する(ステップS309)。この一覧には、ユーザ名、投稿情報のタイトル、投稿時刻などが表示されている。ユーザはその一覧の中から所望のユーザの投稿を選択する。端末1は選択を受け付けて、端末1は選択された情報についての投稿IDを含む投稿情報送信要求をSNSサーバ2へ送信する(ステップS310)。
【0052】
SNSサーバ2は投稿情報送信要求を受信する。SNSサーバ2のSNS処理部24は投稿情報送信要求から投稿IDを取得する。SNS処理部24は投稿IDが示す投稿情報を投稿情報テーブルから取得する。SNS処理部24は投稿情報を端末1に送信する(ステップS311)。端末1は投稿情報を受信する。すると端末1の表示部は、投稿情報に基づいて投稿内容確認ページを生成して、投稿内容確認ページをディスプレイに表示する(ステップS312)。投稿内容確認ページは、投稿情報の内容である、ユーザ名、ユーザのアカウント画像、投稿時刻、タイトル、記事やコメントの本文、投稿の興味対象であるチェックインポイントの位置などの情報を表示する。
【0053】
以上の処理により、ユーザは、自身または他者の投稿した投稿情報を確認することができる。なお上述の処理においては、SNSサーバ2において、24時間以内に記録された投稿に関する情報を抽出しているが、特定されたチェックインポイントIDに紐づいて投稿情報テーブルに記録されている投稿情報全てについての閲覧ページ情報が端末1に送信され、端末1において24時間以内に記録された投稿された情報に関する情報を抽出するようにしてもよい。なおSNSサーバ2は、記録された情報が24時間以上経過した場合には、その情報を、投稿情報テーブルから削除するようにしてもよい。
【0054】
上述の処理において、端末の表示部12は、閲覧ページ情報に含まれる情報に基づいて、チェックインポイント毎の投稿情報の価値ボリュームの合計を算出し、その価値ボリュームの合計値の高い順に、チェックインポイントをソートしてランキング表示した、投稿内容確認ページを生成してディスプレイに表示してもよい。または上述の処理において、端末1の表示部12は、閲覧ページ情報に含まれる情報に基づいて、投稿IDに応じた価値ボリュームの高い順に、投稿情報をソートしてランキング表示した投稿内容確認ページを生成してディスプレイに表示してもよい。それらランキングの情報はSNSサーバ2のSNS処理部24が予め生成し、端末1からの要求に基づいて、端末1に送信するようにしてもよい。
【0055】
上述のステップS201〜ステップS208の処理において説明した投稿情報の投稿において、投稿情報は、チェックインポイントの興味対象に関する投稿情報を新規に投稿する場合の例を示している。ユーザは、ステップS301〜ステップS312の処理により、端末1に表示された投稿情報を引用して、新たな投稿情報を投稿することができる。この場合、例えば、上述のステップS312により端末1に表示された投稿内容確認ページには、引用投稿のボタンが表示されている。ユーザは端末1を操作して、引用投稿をクリック操作する。端末1の投稿処理部14は、引用投稿のクリック操作を検出する。
【0056】
すると、端末1の投稿処理部14は、予め記憶する投稿ページの表示を表示部12に指示する。表示部12は、上述のステップS202の処理と同様に、投稿ページ(
図5)をディスプレイに表示する。以降の処理は上述のステップS202以降の処理と同様である。ただし、引用投稿の場合には、投稿情報に、引用元の投稿情報の投稿IDが含まれてよい。この場合、SNSサーバ2は投稿情報を受信し、SNS処理部24は投稿情報を取得する。SNS処理部24は、取得した投稿情報に対する投稿IDを生成し、投稿情報に含まれる、ユーザID、チェックインポイントID、入力されたタイトル、記事やコメントなどの本文、追加された画像、投稿の実施に必要なトークンの価値ボリューム、端末1が検出した現在位置、引用元の投稿情報の投稿ID、等の情報を、新たに生成した投稿IDに紐づけて、データベースが保有する投稿情報テーブルに記録する。
【0057】
上述のステップS307において、端末1がディスプレイに表示する閲覧ページ上のチェックポイントアイコンの投稿数は、引用元の投稿情報のIDによって繋がる、関連ある複数の投稿情報(投稿ID)の数の合計を示す投稿数であってよい。例えば投稿情報A、投稿情報Aを引用元とする投稿情報B、投稿情報Bを引用元とする投稿情報C、の3つの投稿情報が、あるチェックインポイントについて投稿されたとする。この場合、そのチェックポイントアイコンには投稿数3を示す数値が表示される。また例えば、投稿情報A〜Cを引用元としない投稿情報Dが投稿され、この投稿情報Dを引用元とする投稿情報E、投稿情報Eを引用元とする投稿情報F、投稿情報Fを引用元とする投稿情報G、の4つの投稿情報が、あるチェックインポイントについて投稿されたとする。この場合、そのチェックポイントアイコンには投稿数4を示す数値が表示される。投稿情報A〜投稿情報Cと、投稿情報D〜Gとは、投稿情報の引用関係が無いため、端末1の投稿処理部14は異なるチェックポイントアイコンにより、投稿情報A〜投稿情報Cを表す第一チェックポイントアイコンと、投稿情報D〜Gを示す第二チェックポイントアイコンを、それぞれ別々に表示してもよい。なお、端末1の表示部12は、ユーザの操作に基づいて、引用元の投稿情報のIDによって繋がる、関連ある複数の投稿情報の数の合計に基づいて、それら関連のある複数の投稿情報の纏まりの単位ごとにソートしたランキング情報を表示するようにしてもよい。当該ランキングの情報はSNSサーバ2のSNS処理部24が予め生成し、端末1からの要求に基づいて、端末1に送信するようにしてもよい。
【0058】
図10は、トークン消費型SNSシステム100の処理フローを示す第四の図である。
次に
図10を用いて、端末1のユーザが、他の端末を利用するユーザに対してトークンの価値ボリュームを付与する処理について説明する。ユーザがトークンの価値ボリュームを他のユーザに付与する場合、ユーザは端末1において、端末1に表示されている投稿内容確認ページ上のユーザのアイコンを指定するか、または、端末1に送信先のユーザのプロフィール一覧ページを表示させることにより、トークンを付与する。プロフィール一覧ページは、端末1からの要求によりSNSサーバが端末1に送信した情報である。
【0059】
投稿内容確認ページ上のユーザのアイコンの指定、またはプロフィール一覧ページにおけるあるユーザの指定を、端末1のトークン処理部13が検出する。トークン処理部13は、表示部12にトークン付与ページの表示を指示する。表示部12はディスプレイにトークン付与ページを出力する(ステップS401)。当該トークン付与ページには、付与するトークンの価値ボリュームの値を指定する価値ボリューム入力欄がある。ユーザは、端末1を操作して、価値ボリューム入力欄に、付与する価値ボリュームの値を入力する。とうがいトークン付与ページには付与ボタンが表示されている。ユーザは端末1を操作して付与ボタンの押下操作を行う。トークン処理部13は、付与ボタンの押下操作を検出する(ステップS402)。すると、トークン処理部13は、端末1を利用するユーザIDを示す付与元情報、付与先のユーザのユーザIDを示す付与先情報、付与するトークンの価値ボリュームの値、を含むトークン付与情報を、SNSサーバ2へ送信する(ステップS403)。
【0060】
SNSサーバ2はトークン付与情報を受信する。トークン管理部23はトークン付与情報を取得する。トークン管理部23は、トークン付与情報から、付与元のユーザのユーザIDと、付与先のユーザのユーザIDと、付与先のユーザに付与するトークンの価値ボリュームの値とを取得する。トークン管理部23は、付与元のユーザIDが示すユーザの保有するトークンの価値ボリュームをデータベースに記録されている保有トークンテーブルから取得し、その価値ボリュームに、トークン付与情報から取得した価値ボリュームを減算し、保有トークンテーブルの値を更新する。またトークン管理部23は、付与先のユーザIDが示すユーザの保有するトークンの価値ボリュームをデータベースに記録されている保有トークンテーブルから取得し、その価値ボリュームに、トークン付与情報から取得した価値ボリュームを加算し、保有トークンテーブルの値を更新する。これにより、トークン管理部23は、SNSサーバ2において記憶する付与元と付与先のユーザの保有するトークンの価値ボリュームを更新する(ステップS404)。
【0061】
またSNS処理部24は、データベースにおいて、トークン付与情報から取得した価値ボリュームを、付与元となるユーザIDのユーザから、付与先となるユーザIDのユーザに付与することを示す価値移転情報を、ブロックチェーンシステム3に送信する(ステップS405)。ブロックチェーンシステム3の各ノード装置31は、公知のブロックチェーンを構築する処理を用いて、価値移転情報が示す、付与元から付与先へ価値ボリュームが付与されたことの情報を記憶する。
【0062】
以上の処理により、ユーザは、所定のトークンの価値ボリュームを指定することにより、端末1を用いて、所望の他のユーザに対してトークンの価値ボリュームを付与することができる。
【0063】
上述の処理によれば、端末1は、自端末の現在地点に関連する投稿情報の取得要求の送信後に、その取得要求に応じて取得した投稿情報についての話題性評価指標を表示している。話題性評価指標は、一例としては、上述のチェックポイントアイコンが示す、投稿数である。この投稿数によって、ユーザは、チェックインポイントが示す興味対象の話題性を指標として認識することができる。チェックインポイントは、例えば、店舗、公共施設など様々であってよい。また話題性指標は、一例としては、上述の投稿情報の投稿の実施において指定された価値ボリュームの値の大きさを示す。ユーザは、上述したように、チェックポイントアイコンの大きさによって、チェックインポイントが示す興味対象の話題性の大小を認識することができる。
【0064】
上述の処理においてSNSサーバ2のSNS処理部24は、端末1から引用元を引用する投稿情報の投稿を受信した場合には、その新たな投稿情報が引用する、1つまたは複数の引用元との投稿情報との記事やコメントの連続性があるか否かを判定し、連続性がある場合にのみ新たな投稿情報の投稿を許可するようにしてもよい。この場合、例えば、SNS処理部24は、予め既に投稿された投稿情報が示す記事やコメントの内容を自動認識して分類し、分類結果を示す分類フラグを各投稿IDに紐づけて投稿情報テーブルに記録しておく。そして、SNS処理部24は、引用元の投稿情報を引用する新たな投稿情報を受信した場合には、その新たな投稿情報が引用する、1つまたは複数の引用元との投稿情報との記事やコメントの分類フラグと、新たな投稿情報に含まれる記事やコメントを解析して付与した分類フラグとが一致するかを判定する。SNS処理部24は、分類フラグが一致した場合にのみ、新たな投稿情報の投稿を許可して、上述のステップS205〜ステップS208の処理を行うようにしてもよい。
【0065】
以上、本実施形態によるトークン消費型SNSシステム100について説明したが、上述の処理によれば、SNSの活発な利用を促進することができる。
【0066】
図11は、端末1の最小構成を示す図である。
図12は、最小構成を示す端末1による処理フローを示す図である。
図11に示すように端末1は少なくとも、トークン処理部13(対価取得部)と、投稿処理部14とを備える。
トークン処理部13は、ユーザの所在地点に関する地点情報を取得した場合に、ユーザが所在地点に居ることの評価に基づく対価情報を、SNSサーバ2などの外部装置から取得する(ステップS501)。
投稿処理部14は、所在地点に関する投稿情報の入力と、対価情報が示す価値ボリュームのうち当該投稿情報の投稿の実施に必要な価値ボリュームの指定とを受け付けて、投稿情報と投稿の実施に必要な価値ボリュームとを記憶先であるSNSサーバ2へ送信する(ステップS502)。
【0067】
図13は、SNSサーバ2の最小構成を示す図である。
図14は、最小構成を示すSNSサーバ2による処理フローを示す図である。
SNSサーバ2は少なくとも対価付与部22と、SNS処理部24とを備える。
対価付与部22は、ユーザの所在地点に関する地点情報を端末1から取得した場合に、ユーザが所在地点に居ることの評価に基づく対価情報の価値ボリュームを算出し、端末1へ送信する(ステップS601)。
SNS処理部24は、所在地点に関する投稿情報と、価値ボリュームのうち当該投稿情報の投稿の実施に必要な価値ボリュームとを含む投稿要求の端末1からの取得に基づいて、ユーザIDと、当該投稿要求に含まれる情報との関連付けを示す情報を記録する(ステップS602)。
【0068】
上述の各装置は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
【0069】
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
【0070】
実施形態に係るSNSシステムは、例えば、複数のユーザで記事を共有するSNSを提供するSNSシステムであって、ユーザの端末装置によって読み取られた識別情報に基づいて、識別情報に紐づけられた場所へのチェックインを検出するチェックイン部と、チェックイン部の検出結果に基づいて、SNSにおいて、ユーザが保持するトークンを消費して記事を投稿する権利をユーザへ付与する付与部と、権利の行使による記事の投稿とトークンの消費量の指定とを受け付ける投稿部と、を備えるSNSシステムである。
【0071】
ここでは、チェックイン部、付与部、及び投稿部は、SNSサーバ2に設けられるものとして説明する。ユーザの端末装置は、読み取ったチェックインIDと、ユーザIDとを送信する。SNSサーバ2の記憶部は、チェックポイントIDとチェックインポイントとを紐づけたテーブル情報を予め記憶する。SNSサーバ2の通信部は、端末装置が送信したチェックインIDを受信する。SNSサーバ2の処理部は、このチェックインIDを上記テーブル情報に照合し、チェックインIDに紐づけられたチェックポイントがテーブル情報に含まれるか否かを判定する。SNSサーバ2の処理部は、端末装置によって読み取られたチェックインIDに対応するチェックインポイントがテーブル情報に含まれると判定した場合、チェックイン動作がなされたと判定する(チェックインを検出する)。SNSサーバ2の処理部は、チェックインIDに紐づけられたチェックポイントがテーブル情報に含まれると判定した場合、ユーザの端末装置が送信したユーザIDに基づいてユーザのアカウントを特定し、このアカウントに対して記事を投稿する権利を付与する。また、SNSサーバ2の処理部は、記事を投稿する権利が付与された旨の通知(適宜、権利付与通知)をSNSサーバ2の通信部によって送信する。
【0072】
ユーザの端末装置の通信部は、SNSサーバ2が送信した権利付与通知を受信する。この場合、端末装置の処理部は、投稿する権利が付与された旨を端末装置の表示部によって表示する。そして、端末装置の処理部は、記事の内容の入力と、投稿に消費するトークンの量(適宜、トークン消費量という)の入力とを、ユーザから受け付ける。端末装置の処理部は、入力された記事の内容およびトークン消費量を、端末装置の通信部によって送信する。SNSサーバ2の通信部は、端末装置が送信した記事の内容およびトークン消費量を受信する。この場合、SNSサーバ2の処理部は、端末装置から送信されたユーザIDによってSNSにおけるユーザのアカウントを特定し、このユーザにより投稿された記事として、端末装置から送信された記事の内容を登録し、このユーザが保持するトークンの量を、トークン消費量を差し引いた量へ更新する。
【0073】
SNSサーバ2の処理部は、プログラムに従って所定の処理を実行することによって、チェックイン部、付与部、及び投稿部として機能する。なお、チェックイン部、付与部、及び投稿部の少なくとも1つは、ユーザの端末装置に設けられてもよい。例えば、端末装置の処理部は、プログラムに従って所定の処理を実行することによって、チェックイン部、付与部、及び投稿部の少なくとも1つとして機能してもよい。
【0074】
実施形態に係る投稿部は、チェックイン部によって場所へのチェックインが検出されてから所定時間が経過した際に、場所へのチェックインに基づく記事をSNSにおける表示対象から除外してもよい。また、投稿部は、場所へのチェックインに基づく記事に関連する他の記事の投稿を受け付けた場合、所定時間を延長してもよい。また、投稿部は、場所へのチェックインに基づく他の記事との類似性に基づいて、投稿の権利の行使による記事の投稿を受け付けてもよい。例えば、SNSサーバ2の処理部は、場所へのチェックインに基づく記事の投稿を検出した場合、この記事と、同じ場所へのチェックインに基づく他の記事とで話題が共通するか否かを判定する。例えば、SNSサーバ2の処理部は、今回の記事から抽出されるキーワードと、他の記事から抽出されるキーワードとを比較し、記事のテーマが共通するか否かを判定する。ここで、チェックインポイントが飲食店であるとする。SNSサーバ2の処理部は、今回の記事のテーマが飲食であり、他の記事のテーマが飲食であると判定した場合、双方でテーマが一致する(類似性が高い)と判定する。また、SNSサーバ2の処理部は、今回の記事のテーマが音楽であり、他の記事のテーマが飲食であると判定した場合、双方でテーマが一致しない(類似性が低い)と判定する。SNSサーバ2の処理部は、今回の記事と、同じ場所に関する他の記事とでテーマが同じであると判定した場合に、今回の記事の投稿を受け付ける。SNSサーバ2の処理部は、今回の記事と、同じ場所に関する他の記事とでテーマが異なると判定した場合に、今回の記事の投稿を受け付けない。
【0075】
実施形態に係るSNSシステムは、場所へのチェックインに基づく記事の投稿によるトークンの消費量に応じて、場所に紐付けられた表示を更新する更新部(適宜、更新手段という)を備えてもよい。場所に紐付けられた表示は、例えば、場所へのチェックインに基づく複数の記事を関連付けたチェーンの表示(例、アイコン)である。更新部は、チェーンの表示として、チェーンに含まれる記事の投稿によるトークンの消費量が複数のユーザうち最大であるユーザを示す表示を用いてもよい。例えば、第1ユーザが所定の場所に複数回(例、3回)チェックインした場合、SNSにおいて所定の場所に対して第1ユーザが記事を投稿する権利が複数回(例、3回)付与される。ここで、第1ユーザが、投稿の権利を2回行使したとすると、所定の場所に関するチェーンには第1ユーザにより投稿された記事が2つ含まれ、記事の投稿に消費されたトークンの量は、1回目の投稿により消費されたトークンと、2回目の投稿により消費されたトークンとの合計である。1つのチェーンに含まれる複数の記事について、第1ユーザの投稿により消費されたトークンの総量が100であり、第2ユーザの投稿により消費されたトークンの総量が50である場合、更新部は、このチェーンの表示として、第1ユーザを示す表示(例、第1ユーザのアイコン)を用いてもよい。なお、更新部は、1つのチェーンに含まれる各記事の投稿に消費されたトークンの量が、このチェーンに含まれる複数の記事のうち最大である記事を投稿したユーザを示す表示を、このチェーンの表示として用いてもよい。
【0076】
また、更新部は、場所へのチェックインに基づく投稿によるトークンの消費量に応じて、場所に紐付けられた表示の注目度を更新してもよい。当該注目度は、話題性評価指標の一例である。例えば、更新部は、チェーンごとに投稿に消費されたトークンの合計を算出する。更新部は、トークンの合計値に基づいて、チェーンの表示の注目度(例、チェーンを表すアイコンの大きさ)を更新してもよい。例えば、第1チェーンの含まれる記事の投稿に消費されたトークンの合計が200であり、第2チェーンに含まれる記事の投稿に消費されたトークンの合計が400である場合、更新部は、第2チェーンを示すアイコンを、第1チェーンを示すアイコンよりも大きく表示してもよい。ユーザの端末装置の処理部は、プログラムに従って所定の処理を実行することで、更新部として機能する。
【0077】
なお、更新部の機能の少なくとも一部は、SNSサーバ2により実行されてもよい。例えば、SNSサーバ2の処理部は、プログラムに従って所定の処理を実行することで更新部として機能し、ユーザの端末装置で表示される画像を生成して、ユーザの端末装置へ提供してもよい。また、更新部は、SNSサーバ2の処理部と、ユーザの端末装置の処理部とが協働することで実現されてもよい。例えば、SNSサーバ2は、場所に紐付けられた表示に必要な情報を送信し、ユーザの端末装置は、SNSサーバ2が送信した情報を受信した場合、この情報に基づいて画像を生成し、この画像を表示部に表示してもよい。
【0078】
実施形態に係るSNSシステムは、ユーザの端末装置によって指定された位置に対して所定の範囲内に存在し、かつSNSに投稿された記事に紐づけられた場所の一覧を表示する一覧表示部(適宜、一覧表示手段という)を備えてもよい。上記の「指定された位置」は、端末装置がGNSSを利用して取得する自装置の位置情報が示す位置でもよい。また、上記の「指定された位置」は、端末装置が表示する地図に対してユーザが入力した位置でもよい。端末装置の処理部は、位置を指定する情報を、端末装置の通信部によって送信する。
【0079】
SNSサーバ2の通信部は、端末装置から送信された、位置を指定する情報を受信する。SNSサーバ2の処理部は、端末装置から送信された情報が示す位置を中心とする所定の半径の円に含まれるチェックポイントを抽出する。例えば、SNSサーバ2の記憶部は、チェックポイントIDとチェックポイントの位置とを関連付けたテーブル情報を予め記憶し、SNSサーバ2の処理部は、このテーブル情報と、端末装置から送信された情報が示す位置とを比較して、所定の範囲内に存在するチェックポイントを抽出する。そして、SNSサーバ2の通信部は、抽出したチェックポイントに関する情報を送信する。
【0080】
ユーザの端末装置の通信部は、SNSサーバ2から送信されたチェックポイントに関する情報を受信し、端末装置の処理部は、この情報に基づいて、記事に紐づけられた場所の一覧を表示する。例えば、チェックポイントに関する情報は、チェックポイントの位置情報を含む。端末装置の処理部(一覧表示部)は、SNSサーバ2が送信したチェックポイントの位置に基づいて、地図上にチェックポイントを示すアイコンを配置した画像を端末装置の表示部に表示させる。
【0081】
なお、チェックポイントに関する情報は、チェックポイントに紐づけられた記事またはチェーンの情報を含んでもよい。例えば、端末装置は、地図上でチェックポイントに対応する位置に、このチェックポイントに紐づけられたチェーンを示すアイコンを表示してもよい。本実施形態において、ユーザの端末装置の処理部は、プログラムに従って所定の処理を実行することで一覧表示部として機能する。例えば、ユーザの端末装置は、SNSサーバ2が送信した情報に基づいて処理部によって画像を生成し、この画像を表示部によって表示することで、一覧表示部の機能を実現してもよい。
【0082】
なお、更新部の機能の少なくとも一部は、SNSサーバ2により実行されてもよい。例えば、SNSサーバ2の処理部は、プログラムに従って所定の処理を実行することで更新部として機能し、ユーザの端末装置で表示される画像を生成して、ユーザの端末装置へ提供してもよい。また、更新部は、SNSサーバ2の処理部と、ユーザの端末装置の処理部とが協働することで実現されてもよい。
【0083】
実施形態に係るSNSシステムは、上記一覧から選択された場所に紐付けられた1又は2以上の投稿を閲覧可能に表示する閲覧部(適宜、閲覧手段という)を備えてもよい。例えば、端末装置は、地図上でチェックポイントに対応する位置に、このチェックポイントに紐づけられたチェーンを示すアイコンを表示する。端末装置は、このアイコンがユーザにより選択された場合、このチェーンに含まれる1または2以上の記事を表示してもよい。例えば、端末装置の処理部は、チェーンに含まれる記事の情報をSNSサーバ2から取得して、記事を示す画像を形成してもよい。端末装置の処理部は、形成した画像を、端末装置の表示部に表示させてもよい。閲覧部の少なくとも一部の機能は、SNSサーバ2がプログラムに従って所定の処理を実行することで実現されてもよい。
【0084】
実施形態に係るSNSシステムは、場所へのチェックインに基づく複数の記事を関連付けたチェーンごとに投稿によって消費されたトークンの合計を算出し、複数のチェーンを消費されたトークンの合計の順に表示してもよい。また、実施形態に係るSNSシステムは、場所へのチェックインに基づく複数の記事を関連付けたチェーンごとに記事が閲覧された回数の合計を算出し、複数のチェーンを前記閲覧された回数の合計の順に表示してもよい。例えば、SNSシステムは、チェーンごとのトークンの消費量または閲覧の回数に基づいて、複数のチェーンをランキング形式で表示してもよい。
【0085】
実施形態に係るSNSシステムは、SNSにおいてユーザが保持するトークンを、SNSの外部のサービスで利用可能な形態に変換する利用部(適宜、利用手段という)を備えてもよい。SNSの外部のサービスは、他のSNSでもよいし、電子商取引のサービス、オンラインバンキングサービスなどでもよい。利用部は、SNSにおいてユーザが保持するトークンを、外部のサービスで利用可能なポイントへ所定のレートで変換し、変換したポイントの情報を、外部のサービスを提供するシステムへ提供する。本実施形態において、SNSサーバ2の処理部は、プログラムに従って所定の処理を実行することで利用部として機能する。なお、利用部の機能の少なくとも一部は、ユーザの端末装置により実行されてもよい。また、利用部は、SNSサーバ2の処理部と、ユーザの端末装置の処理部とが協働することで実現されてもよい。
【0086】
実施形態に係るSNSシステムは、SNSにおいてユーザが保持するトークンを他ユーザに譲渡する指示を受け付けて、ユーザの保持するトークンと他ユーザが保持するトークンとを更新するトークン譲渡部(適宜、譲渡手段という)を備えてもよい。例えば、第1のユーザは、トークンを第2のユーザへ譲渡する指示と、譲渡するトークンの量とを端末装置に入力する。端末装置は、第1のユーザのユーザIDと、譲渡の指示と、譲渡するトークンの量とを送信する。SNSサーバ2は、端末装置が送信したユーザIDと、譲渡の指示と、譲渡するトークンの量とを受信した場合、ユーザIDに基づいて第1のユーザのアカウントを特定し、第1のユーザが保有するトークンの量を、譲渡するトークンの量を差し引いた量に更新する。また、SNSサーバ2は、譲渡の指示に基づいて第2のユーザのアカウントを特定し、第2のユーザが保持するトークンの量を、譲渡されるトークンの量を加えた量に更新する。本実施形態において、SNSサーバ2の処理部は、プログラムに従って所定の処理を実行することで譲渡部として機能する。なお、譲渡部の機能の少なくとも一部は、ユーザの端末装置により実行されてもよい。また、譲渡部は、SNSサーバ2の処理部と、ユーザの端末装置の処理部とが協働することで実現されてもよい。
【0087】
本実施形態において、トークンの種類は、SNSに予め登録された複数の場所で共通である。例えば、第1の場所へのチェックインに応じて記事が投稿される場合に消費されるトークンは、第1の場所と異なる第2の場所へのチェックインに応じて記事が投稿される場合に消費されるトークンと同じ種類である。ユーザは、SNSにおいて保持するトークンを、第1の場所へのチェックインに応じた記事の投稿に使用することもできるし、第1の場所と異なる第2の場所へのチェックインに応じた記事の投稿に使用することもできる。なお、トークンの種類は、チェックインする場所ごとに設定されてもよい。また、SNSにおいてユーザが保持するトークンは、法定通貨に換算可能な仮想通貨、電子マネーなどでもよい。
【0088】
実施形態に係る1つのSNS提供方法は、複数のユーザで記事を共有するSNSを提供するSNS提供方法であって、ユーザの端末装置によって読み取られた識別情報に基づいて、識別情報に紐づけられた場所へのチェックインを検出することと、場所へのチェックインの検出結果に基づいて、SNSにおいて、前記ユーザが保持するトークンを消費して記事を投稿する権利を前記ユーザへ付与することと、権利の行使による記事の投稿とトークンの消費量の指定とを受け付けることと、を含む。
【0089】
実施形態に係る1つのプログラム(適宜、SNS提供プログラムという)は、複数のユーザで記事を共有するSNSを提供する処理としてコンピュータに、ユーザの端末装置によって読み取られた識別情報に基づいて、識別情報に紐づけられた場所へのチェックインを検出することと、場所へのチェックインの検出結果に基づいて、SNSにおいて、ユーザが保持するトークンを消費して記事を投稿する権利を前記ユーザへ付与することと、権利の行使による記事の投稿とトークンの消費量の指定とを受け付けることと、を実行させる。
【解決手段】複数のユーザで記事を共有するSNSを提供するSNSシステムが、ユーザの端末装置によって読み取られた識別情報に基づいて、識別情報に紐づけられた場所へのチェックインを検出する。またSNSシステムが、チェックインの検出結果に基づいて、SNSにおいて、ユーザが保持するトークンを消費して記事を投稿する権利をユーザへ付与する。またSNSシステムが、権利の行使による記事の投稿とトークンの消費量の指定とを受け付ける。