【文献】
良品Web サービス&アプリ集,Windows100%,日本,株式会社晋遊舎,2008年 9月 1日,第11巻, 第9号,p.113
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
商品またはサービス(以下、商品等)の購入の受付終了までの時間または受付終了の時刻を含む前記商品等の情報を参照し、前記時間または前記時刻に基づいて商品等を選択し、前記受付終了までの時間が短いほど、または前記受付終了の時刻が現在の時刻に近いほど、前記商品等の情報を、端末装置の表示部に長く表示させることを決定する選択部と、
前記選択部の決定の結果と前記選択部により選択された前記商品等の情報とを対応付けた情報を前記端末装置に送信する提供部と、
を備える情報処理装置。
前記提供部は、前記端末装置の表示部に表示させた商品等に対する購入申し込みに関する情報を、前記端末装置とは異なる端末装置から取得した場合、前記購入申し込みに関する情報を、前記端末装置に送信する、
請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
【0010】
[概要]
実施形態の情報処理装置は、一以上のプロセッサによって実現される。情報処理装置は、商品またはサービス(以下、商品等)の購入の受付終了までの時間または受付終了の時刻を含む前記商品等の情報を参照し、前記時間または前記時刻に基づいて商品等を選択し、選択された商品等の情報を端末装置に送信する。
【0011】
情報処理装置は、例えば、ネットワークを介して行われるオークションやフリーマーケット、電子商取引により売買される商品等を販売する電子店舗などを管理するサービスサーバである。
【0012】
「商品等の購入の受付終了までの時間」とは、購入する意思を表明することができるまでの時間であり、例えば、オークションサイトにおける入札や、フリーマーケットサイトまたは電子店舗のサイトにおける購入の申し込み、購入予約の受付終了までの時間である。商品等の情報において、「時間」でなく「時刻」で表現されてもよい。以下の説明では、情報処理装置は、オークションを管理するオークションサーバであり、「商品等の購入の受付終了までの時間」は、入札の受付終了までの時間であるものとして説明する。
【0013】
端末装置は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの可搬型端末装置である。また、端末装置は、ノートパソコンやデスクトップパソコンであってもよい。以下の説明では、端末装置はスマートフォンであるものとする。
【0014】
<第1実施形態>
図1は、情報処理システム1の構成の一例を示す図である。情報処理システム1は、例えば、端末装置10と、情報処理装置100とを備える。これらの装置は、ネットワークNWを介して互いに通信する。ネットワークNWは、例えば、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)、インターネット、専用回線、無線基地局、プロバイダなどを含む。なお、情報処理装置100に含まれる構成または機能の一部または全部は、端末装置10に含まれてもよい。また、情報処理装置100の記憶部に記憶されている情報のうち、一部または全部は端末装置10の記憶部に記憶されていてもよい。
【0015】
[端末装置]
端末装置10は、例えば、通信部12と、タッチパネル14と、情報処理部16と、記憶部20とを備える。記憶部20は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SDカード、RAM(Random Access Memory)等によって実現される。記憶部20には、例えば、サービスアプリ22などのアプリケーションプログラムや、選択情報24などが記憶されている。サービスアプリ22は、例えば、ネットワークNWを介してアプリケーションサーバからダウンロードされてもよいし、予め端末装置10にプリインストールされていてもよい。各アプリや各情報の詳細については後述する。
【0016】
通信部12は、無線通信モジュール等の通信インターフェースを含む。タッチパネル14は、受付部と表示部とを含む。受付部は、検知面において利用者が操作した位置を検出することで、利用者からの操作入力を受け付ける。表示部は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)表示装置である。
【0017】
情報処理部16は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のハードウェアプロセッサがサービスアプリ22を実行することにより実現される。情報処理部16は、情報処理装置100と協働して、オークションに関する情報をタッチパネル14の表示部に表示させたり、利用者がタッチパネル14に対して行った操作に応じた情報を情報処理装置100に送信したりする。情報処理部16は、選択情報24を参照し、タッチパネル14の表示部に商品等の情報を表示させる。
【0018】
[情報処理装置]
情報処理装置100は、端末装置10において動作するアプリケーションプログラム(情報処理部16)と協働して、オークションサイトを端末装置10に提供する。情報処理装置100は、商品等の出品を受け付けたり、出品された商品等に対する入札を受け付けたり、落札者を決定したりする。なお、情報処理装置100は、端末装置10の機能であるブラウザからのリクエストに応答してウェブページを提供するものであってもよく、その場合、アプリケーションプログラムに相当する機能のうち一部または全部が、ウェブページに埋め込まれるスクリプトによって実装されてもよい。
【0019】
情報処理装置100は、例えば、通信部102と、選択部104と、提供部106と、記憶部120とを備える。選択部104および提供部106は、例えば、CPU等のハードウェアプロセッサが、記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。また、上記のプログラムは、予め記憶装置に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体が情報処理装置100のドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
【0020】
記憶部120は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、SDカード、RAM、HDD(Hard Disc Drive)、レジスタ等によって実現される。また、記憶部120の一部または全部は、NAS(Network Attached Storage)や外部ストレージサーバ装置等であってもよい。記憶部120には、例えば、商品等情報122、および選択情報124(選択情報24)が記憶されている。各情報の詳細については後述する。
【0021】
通信部102は、例えば、端末装置10と通信するNIC(Network Interface Card)などの通信インターフェースである。選択部104は、商品等の購入の受付終了までの時間または受付終了の時刻を含む商品等の情報を参照し、受付終了までの時間または受付終了の時刻に基づいて商品等を選択する。例えば、選択部104は、商品等情報122の中から商品を選択し、選択した商品等の情報である選択情報124を生成する。
【0022】
図2は、商品等情報122の内容の一例を示す図である。商品等情報122は、オークションに出品された商品等のうち、落札前の商品等の情報の一覧である。商品等情報122は、商品等IDに対して、商品等の画像(または動画)や、商品等のカテゴリ、入札数、入札額(価額)、入札の終了時刻までの残り時間(終了時刻そのものでもよい)等が対応付けられた情報(以下、商品等の情報)である。
【0023】
図3は、選択情報124の内容の一例を示す図である。選択情報124は、選択部104により選択された情報であり、端末装置10のタッチパネル14の表示部において商品等の情報が表示される順序が規定された順序情報を含む。選択情報124は、例えば、特定基準を満たし、且つ入札されている一以上の商品等の情報である。特定基準を満たすとは、例えば、残り時間が所定時間(例えば1〜5分)であることや、現在時刻が終了時刻の所定時間前(例えば1〜5分前)であることである。選択部104は、受付終了の時刻が重複しないように商品等を選択する。更に、選択部104は、選択した商品等において時間的に隣接する受付終了の時刻が設定時間(例えば10秒)間隔、または所定の範囲内になるように商品等を選択する。また、例えば、選択部104は、商品等の情報(商品等に関する画像)を端末装置10の表示部に表示させる順序を、商品等の購入の受付終了の時刻が現在の時刻から近い順に規定した順序情報を含む選択情報124を生成する。
【0024】
提供部106は、選択部104により選択された商品等に関する画像を順次、端末装置の表示部に表示させる。提供部106は、端末装置10に選択情報124を送信することで商品等の画像等を順次、端末装置10の表示部に表示させる。
【0025】
[処理(その1)]
図4は、情報処理システム1により実行される処理の流れを示す図である。本処理では、途中で入札額が変更されない場合の処理について説明する。まず、利用者が所定の操作を行うことによって、サービスアプリが起動する(S10)。次に、情報処理部16が、選択情報124の送信を情報処理装置100に依頼する(S12)。
【0026】
次に、情報処理装置100の選択部104が、商品等情報122の中から商品等の情報を選択し、選択情報124を生成する(S14)。次に、提供部106が、生成した選択情報124を端末装置10に送信する(S16)。次に、情報処理部16が、S16で送信された選択情報24を取得し、取得した選択情報24に基づいて、商品等の情報を受付終了の時刻が現在から近い順にタッチパネル14の表示部に表示させる(S18)。
【0027】
情報処理部16は、商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させる処理を継続する。この際に、所定のタイミングにおいて、情報処理部16は、選択情報の送信を依頼する(S20)。所定のタイミングとは、例えば、選択情報24に含まれる所定の数の商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させたタイミングや、選択情報24に含まれ且つタッチパネル14の表示部に表示されていない商品等の数が所定数に到達したタイミングである。
【0028】
次に、情報処理装置100の選択部104が、商品等情報122の中から商品等の情報を選択し、選択情報124を生成する(S22)。次に、提供部106が、生成した選択情報124を端末装置10に送信する(S24)。利用者が端末装置10に対して処理の終了を指示する操作を行うまで上述した処理が繰り返される。
【0029】
なお、情報処理装置100は、端末装置10の依頼に依らずに、所定間隔で選択情報124を送信してもよい。また、上述した処理では、選択部104は、複数の商品等の情報を選択情報124に含めるものとして説明したが、これに代えて、1つの商品等の情報を選択情報124として端末装置10に送信してもよい。更に、選択情報124において残り時間の情報は省略されてもよい。例えば、情報処理装置100が、1つの商品等の情報を所定間隔(例えば10間隔)等で送信する場合、端末装置10は、送信された商品等の情報を次の商品等の情報が情報処理装置100により送信されるまでの間、当該商品等の情報を表示部に表示させる。この場合、選択部104は、商品等の購入の受付終了の時刻が現在の時刻から設定時間以内(例えば10秒以内)、所定の時間の範囲内(例えば10〜15秒の範囲以内)、または設定時間(例えば10秒)の商品等を選択する。
【0030】
[表示例(その1)]
図5は、タッチパネル14の表示部に商品等の情報が表示される場面(その1)の一例を示す図である。例えば、時刻tにおいて、情報処理部16は、選択情報24に基づいて、残り時間が10秒前の商品等ID002の商品等の情報の画像IM1をタッチパネル14の表示部に表示させる。画像IM1には、商品等の画像や、タイトル、商品等の型番、入札額等の情報が含まれる。
【0031】
時刻t+1(例えば時刻tから5秒経過後の時刻)では、情報処理部16は、商品等ID002の残り時間が5秒になったことを示す情報を含む画像IM2をタッチパネル14の表示部に表示させる。時刻t+2(例えば時刻tから10秒経過後の時刻)では、情報処理部16は、商品等ID002の残り時間がゼロになり、落札がされたことを示す情報を含む画像IM3をタッチパネル14の表示部に表示させる。
【0032】
[表示例(その2)]
図6は、タッチパネル14の表示部に商品等の情報が表示される場面(その2)の一例を示す図である。例えば、時刻t+3(時刻t+2経過直後の時刻)において、情報処理部16は、選択情報24に基づいて、残り時間が10秒前の商品等ID010の商品等の情報の画像IM4をタッチパネル14の表示部に表示させる。
【0033】
時刻t+4(例えば時刻t+3から5秒経過後の時刻)では、情報処理部16は、商品等ID010の残り時間が5秒になったことを示す情報を含む画像IM5をタッチパネル14の表示部に表示させる。時刻t+5(例えば時刻t+3から10秒経過後の時刻)では、情報処理部16は、商品等ID010の残り時間がゼロになり、落札がされたことを示す情報を含む画像IM6をタッチパネル14の表示部に表示させる。
【0034】
なお、例えば、利用者が商品等をオークションに出品する際に自動延長を行うことを設定することができる。この場合、自動延長の条件を満たした場合は、落札や終了の表示に代えて、自動延長がされることを示す情報がタッチパネル14の表示部に表示される。自動延長がされる条件は、例えば、入札の終了から終了の設定時間前までの間において、入札額が上昇したことである。自動延長された場合、受付終了の時刻は、自動延長が行われた際に再設定される。
【0035】
上述したように、情報処理部16が、選択情報24に基づいて、落札される所定時間前から商品等の情報を表示部に表示させることを繰り返し行うため、利用者の興味をより強く喚起することができる。
【0036】
また、タッチパネル14の表示部には、商品等の情報に加え、入札を行うための入札GUI(Graphical User Interface/図中、「+100円で入札」)が表示されてもよい。
図7は、入札GUIを含む画像IM7の一例を示す図である。利用者が入札GUIをタップすると、例えば、現在の入札額を100円上回った額で、利用者は入札することができる。なお、商品等の情報は、受付終了の時刻の数十秒前〜数分前から受付終了の時刻までの間、タッチパネル14の表示部に表示されてもよい。
【0037】
[表示例(その3)]
例えば、利用者によって、タッチパネル14の表示部に対して、所定の操作(例えばフリック操作やスワイプ操作)が行われた場合、情報処理部16は、次に表示部に表示させる予定の商品等を表示部に表示させる。
【0038】
図8は、タッチパネル14の表示部に商品等の情報が表示される場面(その3)の一例を示す図である。例えば、時刻tにおいて、上記の所定の操作が行われた場合、情報処理部16は、選択情報24に基づいて、次に表示部に表示させる予定であった商品等ID010の商品等の情報の画像IM8をタッチパネル14の表示部に表示させる。この場合、商品等ID010の残り時間は、実際の残り時間(例えば19秒)である。
【0039】
[処理(その2)]
図9は、情報処理システム1により実行される処理の流れを示す図である。本処理では、途中で入札額が変更される場合の処理について説明する。情報処理部16が、前述した
図4のS16で送信された選択情報24を取得し、取得した選択情報24に基づいて、商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させる(S18)。その際に、端末装置10とは異なる端末装置の利用者が新たに商品等ID010に対して入札を行った場合、情報処理装置100の選択部104が、入札に関する情報を取得し(S19)、取得した入札に関する情報に基づいて選択情報を更新するための情報を生成する(S21)。入札に関する情報(例えば入札額)は、「購入申し込みに関する情報」の一例である。
【0040】
図10は、選択情報124を更新するための情報を説明するための図である。例えば、時刻t+3と時刻t+4との間において、商品等ID010の商品等に対して、新たな入札「1500円」が行われた場合、選択部104が、選択情報124の商品等ID010の入札額に対して入札「1500円」の情報を対応付ける。そして、選択部104は、商品等IDと入札額とを対応づけた情報を、選択情報を更新するための情報として生成する。
【0041】
図9の説明に戻る。次に、提供部106が、選択情報を更新するための情報を端末装置10に送信する(S23)。次に、端末装置10の情報処理部16が、選択情報を更新するための情報を取得し、取得した情報に基づいて、商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させる(S25)。これにより、入札額が端末装置10において更新される。
【0042】
[表示例(その2)]
図11は、タッチパネル14の表示部に商品等の情報が表示される場面(その3)の一例を示す図である。例えば、時刻t+3と時刻t+4との間において、商品等ID010の商品等に対して、新たな入札が行われた場合、時刻t+4では、情報処理部16は、商品等ID010の残り時間が5秒になったことを示す情報と、入札額が「1500円」であることを示す情報、および入札が行われたことを示す情報を含む画像IM5#をタッチパネル14の表示部に表示させる。時刻t+5では、情報処理部16は、商品等ID010の残り時間がゼロになり、「1500円」で落札がされたことを示す情報を含む画像IM6#をタッチパネル14の表示部に表示させる。
【0043】
上述したように、新たに入札等が行われた場合、情報処理部16が、入札に関する情報に基づいて、入札額等を更新することにより、リアルタイムの情報を利用者に提供することができる。
【0044】
なお、上述した例では、主に受付終了までの時間が数〜数十秒後である商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させるものとして説明したが、これに代えて、受付終了までの時間が数分〜数時間後である商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させてもよい。この場合、例えば、利用者が、タッチパネル14の表示部に商品等の情報が表示された状態でロングタップ操作やダブルタップ操作等を行った場合、その商品等の情報は、利用者が注目している商品等であることを示すリストに格納され、記憶部20に記憶される。
【0045】
また、提供部106は、受付終了の時刻に至る前までの所定時間の間、選択部104により選択された商品等に関する画像を端末装置10の表示部に表示させてもよい(後述する
図18等参照)。受付終了の時刻に至る前までの所定時間の間とは、例えば、受付終了の時刻が12時である場合、11時50分〜11時55分などの間である。この場合、選択情報124において、商品等に関する画像を表示させるタイミングや長さが規定されている。
【0046】
以上説明した第1実施形態によれば、情報処理装置100が、商品等の購入の受付終了までの時間または受付終了の時刻を含む商品等の情報を参照し、前記時間または前記時刻に基づいて商品等を選択し、選択された商品等に関する画像を含む選択情報124を端末装置10に送信する。そして、端末装置10は、情報処理装置100により送信された選択情報24を参照して、商品等の情報を表示部に表示させる。これにより、より利用者が興味を持つような情報を提供することができる。
【0047】
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、情報処理装置100が、ストリーミング方式により、選択した商品等に関する画像を端末装置10のタッチパネル14の表示部に表示させる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0048】
第2実施形態の選択部104は、商品等に関する画像を表示部に表示させる順序を、商品等の購入の受付終了の時刻が現在の時刻から近い順に決定する。提供部106は、例えば、ストリーミング方式により、決定した順序に従って商品等に関する画像を端末装置10に送信する。また、提供部106は、受付終了の時刻に至るまでの所定時間の間、選択部104により選択された商品等に関する画像を端末装置10に送信する。なお、提供部106は、受付終了の時刻に至る前までの所定時間の間、選択部104により選択された商品等に関する画像を端末装置10に送信してもよい。
【0049】
図12は、情報処理システム1により実行される処理の流れを示す図である。
図12のS50、S52、S54は、それぞれ前述した
図4のS10、S12、S14と同様の処理のため説明を省略する。
【0050】
次に、提供部106が、生成した選択情報124において最も先に配信すると決定された第1の商品等の情報をストリーミング方式によって端末装置10に送信する(S56)。端末装置10は、配信された商品等の情報(例えば図中、画像IM1##)をタッチパネル14の表示部に表示させる(S58)。例えば、提供部106が配信する情報には、商品等の画像や、タイトル、商品等の型番、入札額等の情報が含まれる。
【0051】
例えば、第1の商品等の受付終了の時刻が経過した直後に、提供部106が、選択情報124において第1の商品等の次に配信すると決定された第2の商品等の情報をストリーミング方式によって端末装置10に送信する(S60)。端末装置10は、配信された商品等の情報(例えば図中、画像IM4##)をタッチパネル14の表示部に表示させる(S62)。提供部106が、生成した選択情報124において規定された順序に従って商品等の情報をストリーミング方式によって端末装置10に送信する処理を繰り返す。
【0052】
以上説明した第2実施形態によれば、情報処理装置100が、ストリーミング方式により、選択した商品等に関する画像を端末装置10のタッチパネル14の表示部に表示させるため、第1実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。なお、ストリーミング方式に依らずに、提供部106は、選択部104により決定された順序に従って画像や動画を含む商品等の情報を、順次、所定の間隔で端末装置10に送信してもよい。この場合、端末装置10は、情報処理装置100により送信された商品等の情報を、例えば、受付終了までの時間、表示部に表示させる。この結果、第1実施形態の効果と同様の効果を奏することができる。
【0053】
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、選択部104が、商品等情報122の中から選択情報124に含める商品等の情報を選択する基準を、利用者が決定する。第3実施形態の処理は、第1および第2実施形態にも適用できる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0054】
図13は、第3実施形態の情報処理装置100Aの機能構成の一例を示す図である。情報処理装置100Aは、例えば、通信部102と、選択部104Aと、提供部106と、記憶部120Aとを備える。通信部102、および提供部106の機能は、それぞれ第1実施形態の通信部102、および提供部106の機能と同様の機能である。
【0055】
記憶部120Aには、商品等情報122および選択情報124の他に、おすすめ抽出アルゴリズム126、利用者履歴情報128、および統計情報130が記憶されている。おすすめ抽出アルゴリズム126は、選択部104Aがおすすめの商品等の情報を抽出する際に用いるアルゴリズムである。
【0056】
選択部104Aは、例えば、おすすめ抽出アルゴリズム126を用いて、商品等情報122の中から利用者に「おすすめする商品等の情報」を抽出し、抽出した商品等の情報に基づいて選択情報124を生成する。おすすめする商品等は、「注目度が高い商品等」の一例である。
【0057】
利用者履歴情報128は、利用者がオークションサイトにおいて検索した検索履歴に関する情報や、取引した履歴に関する情報である。例えば、利用者が検索した商品等のカテゴリや、商品等の検索において指定した金額、入札した金額、成立した取引に係る商品等の情報、成立した取引に係る金額等である。
【0058】
選択部104Aは、例えば、利用者履歴情報128を参照して、商品等情報122の中から利用者の「利用履歴に合致した商品等の情報」を抽出し、抽出した商品等の情報に基づいて選択情報124を生成する。すなわち、選択部104Aは、利用者の行動履歴に基づいて商品等が選択する。例えば、抽出される商品等の情報は、利用者が検索したキーワードとの類似度が高い商品等の情報やカテゴリの商品等の情報、利用者が指定した金額に近似する金額で入札されている商品等の情報である。
【0059】
統計情報130は、オークションサイトにおける商品等の情報ごとの閲覧数や取引内容(例えば取引が成立した商品等や商品等のカテゴリ、取引金額等)を統計的に処理した情報である。
【0060】
選択部104Aは、例えば、統計情報130を参照して、商品等情報122の中から「人気度の高い商品等の情報」を抽出し、抽出した商品等の情報に基づいて選択情報124を生成する。例えば、人気度の高い商品等の情報は、閲覧数が多い商品等の情報やカテゴリの商品等の情報、取引が成立した度合が高い商品等の情報と同一の種別の商品等の情報等である。人気度が高い商品等は、「注目度が高い商品等」の一例である。
【0061】
[処理]
図14および
図15を参照して、第3実施形態の端末装置10と情報処理装置100Aとを含む情報処理システム1Aにより実行される処理について説明する。
図14は、情報処理システム1Aにより実行される処理の流れを示す図である。まず、利用者が所定の操作を行うことによって、サービスアプリが起動する(S100)。次に、情報処理部16が、利用者に商品等の情報を選択する基準を決定させるための画像IM9をタッチパネル14の表示部に表示させる(S102)。
【0062】
図15は、画像IM9の一例を示す図である。画像IM9には、利用者に商品等の情報を選択する基準として、「おすすめする商品等の情報」を選択するためのGUI(図中、領域AR1)、「利用履歴に合致した商品等の情報」を選択するためのGUI(図中、領域AR2)、「人気度の高い商品等の情報」を選択するためのGUI(図中、領域AR3)が含まれる。
【0063】
図14の説明に戻る。利用者が所望のGUIを操作すると、情報処理部16が、操作に応じた基準に基づいて選択情報124を生成することを情報処理装置100Aに依頼する(S104)。次に、情報処理装置100Aの選択部104が、操作に応じた基準に基づいて、商品等情報122の中から商品等の情報を選択し、選択した商品等の情報に応じた選択情報124を生成する(S106)。次に、提供部106が、生成した選択情報124を端末装置10に送信する(S108)。そして、端末装置10の情報処理部16が、提供部106により送信された選択情報24に基づいて、商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させる(S110)。
【0064】
以上説明した第3実施形態によれば、上述したように、選択部104が、利用者が決定した基準に基づいて、選択情報124を生成することにより、利用者の興味に応じた情報を利用者に提供することができる。
【0065】
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について説明する。第4実施形態は、表示部に表示される商品等の画像のレイアウトが、第1実施形態の画像のレイアウトと異なる。第4実施形態の処理は、第1〜第3実施形態にも適用できる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0066】
図16は、第4実施形態の画像IM10のレイアウトの一例を示す図である。画像IM10には、商品等の画像が表示される領域AR4、サムネイル領域AR5〜AR7が含まれる。領域AR5は、領域AR4に表示された商品等の前に表示された商品等のサムネイル画像が表示される領域であり、領域AR6は、領域AR4に表示された商品等のサムネイル画像が表示される領域であり、領域AR7は、領域AR4に表示された商品等の次に表示される商品等のサムネイル画像が表示される領域である。
【0067】
例えば、利用者がサムネイル画像の領域をクリック操作等すると、クリック操作されたサムネイル画像の商品等が領域AR4に表示される。また、利用者がサムネイル画像の領域においてフリック操作やスワイプ操作などを行うと、操作に応じて、領域AR4に表示させる画像が変化する。例えば、利用者が右方向にフリック操作すると、これから表示部に表示する商品等の情報(例えば、領域AR7に表示された商品等の情報)が領域AR4に表示される。例えば、フリック操作された回数が多い場合やフリック操作の度合が大きい場合、より後に表示部に表示される予定であった商品等の情報が領域AR4に表示される。
【0068】
情報処理部16は、上述したようにタッチパネル14の表示された画像と、利用者により操作されタッチパネル14の操作部により検知された操作位置および操作の内容とに基づいて、タッチパネル14の表示部に表示させる画像を制御する。
【0069】
以上説明した第4実施形態によれば、サムネイル画像が表示部に表示され、利用者の操作によって表示される画像が制御されるため、利用者はより迅速に興味がある商品等にアクセスすることができる。
【0070】
<第5実施形態>
以下、第5実施形態について説明する。第5実施形態では、商品等の情報がタッチパネル14の表示部に表示される時間が可変である。第5実施形態の処理は、第1〜4実施形態にも適用できる。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0071】
例えば、情報処理装置100の記憶部120には、表示時間情報132が記憶されている。
図17は、表示時間情報132の内容の一例を示す図である。表示時間情報132は、例えば残り時間と、タイトルの長さと、商品等のカテゴリと、商品等の価額(例えば入札額や入札の開始価格等)と、表示時間とが互いに対応付けられた情報である。表示時間は、上記の残り時間(または受付終了の時刻)と、タイトルの長さと、商品等のカテゴリと、商品等の価額とのうち、一以上の項目に基づいて決定される。
【0072】
例えば、残り時間が短い場合、長い場合に比して、表示時間は長い傾向となり、タイトルが長い場合、短い場合に比して、表示時間は長い傾向となるように表示時間情報132は生成されている。
【0073】
また、例えば、商品等のカテゴリが第1分類の場合、第2分類の商品等に比して、表示時間は長い傾向となるように表示時間情報132は生成されている。第1分類のカテゴリは、例えば第2分類のカテゴリに比して、一般的に高額な商品等のカテゴリや、一般的に検討時間が必要な商品等である。例えば、車やバイク等の商品等の表示時間は、自転車や一輪車等の商品等の表示時間に比して長い傾向となるように表示時間情報132が生成されている。また、例えば、商品等の価額が高い場合、低い場合に比して、表示時間は長い傾向となるように表示時間情報132は生成されている。
【0074】
情報処理装置100の選択部104は、表示時間情報132と商品等の情報を参照し、商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させる表示時間を決定し、決定した表示時間を含めた選択情報124を生成する。
【0075】
また、選択部104は、残り時間に応じて、表示部に表示させる商品等の情報を選択してもよい。例えば、選択部104は、残り時間が短いほど、優先的に表示部に商品等の情報を表示させるように、商品等の情報の表示順を決定する。そして、提供部106は、生成された選択情報124を端末装置10に送信する。そして、端末装置10の情報処理部16は、取得した選択情報124に基づいて、商品等の情報をタッチパネル14の表示部に表示させる。
【0076】
図18は、タッチパネル14の表示部に商品等の情報が表示させるタイミングについて説明するための図である。なお、
図18の例では、購入の受付終了の時刻の前までの時間の間に、当該商品等の情報がタッチパネル14の表示部に表示されるものとして説明する。また、ある時刻において、
図18の商品等ID100の残り時間Te1が、商品等ID200の残り時間Te2に比して短く、他の項目(タイトルの長さ等)は同様であるものとして説明する。この場合、商品等ID100の商品等の情報は、この情報が表示されたタイミングからT1の間、タッチパネル14の表示部に表示され、商品等ID200の商品等の情報は、この情報が表示されたタイミングからT2(<T1)の間、タッチパネル14の表示部に表示される。
【0077】
以上説明した第5実施形態によれば、商品等の情報が表示される時間が、残り時間と、タイトルの長さと、商品等のカテゴリと、商品等の価額とのうち、一以上の項目に基づいて決定される。これにより、商品等の特性に応じた時間の間、商品等の情報を利用者に提示することができる。
【0078】
また、情報処理装置100が、電子店舗などを管理する装置である場合、タイムセール(時間帯を区切って行われる商品の販売)において活用されてもよい。この場合、例えば、情報処理装置100の選択部104は、タイムセールが終了する時間に基づいて、商品等を選択する。そして、端末装置10は、選択部104の選択結果に基づいて、商品等の情報を表示部に表示させる。
【0079】
以上説明した各実施形態によれば、商品またはサービス(以下、商品等)の購入の受付終了までの時間または受付終了の時刻を含む前記商品等の情報を参照し、前記時間または前記時刻に基づいて商品等を選択する選択部104と、前記選択部104により選択された商品等に関する画像を端末装置に送信する提供部106とを備えることにより、利用者の興味をより強く喚起することができる。
【0080】
なお、上述した例では、リアルタイムで落札される商品等を表示部に表示させるものとしたが、過去に落札された商品等を表示部に表示させてもよい。この場合、例えば、選択部104は、販売されていた商品等の購入の受付終了の時刻(例えば落札時刻)を含む商品等の情報を参照し、前記時刻に基づいて商品等を選択する。そして、提供部106は、選択部104により選択された商品等に関する画像を端末装置10に送信する。これにより、より利用者が興味を持つような情報を提供することができる。
【0081】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。