【実施例】
【0244】
例示
以下の実施例に記載されるように、特定の例示的実施形態において、化合物は、以下の一般手順に従って調製される。本発明の化合物の合成を記載するが、以下の一般方法および当業者に公知である他の方法が、全ての化合物、ならびに本明細書中に記載されるようなこれらの化合物の各々のサブクラスおよび種に適用され得ることが、理解される。
【0245】
実施例1。I−1 2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(3−モルホリノ−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−5−オンの合成
【化16】
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【化17】
[この文献は図面を表示できません]
【0246】
化合物1.2の合成。1.1(0.3g,1.73mmol,1.0eq)、1−ブロモ−2−(2−ブロモエトキシ)エタン(0.441g,1.90mmol,1.1eq)、DIPEA(0.55g,4.32mmol,2.5eq)およびジメチルアミン(2.0mL)の混合物を、マイクロ波内で1時間加熱した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラム(volumn)クロマトグラフィーにより精製して、化合物1.2(0.34g,80.7%)を得た。MS (ES): m/z 243.31 [M+H]
+。
【0247】
化合物1.3の合成。化合物1.2(0.190g)、Pd(OH)
2(0.190g)、1NのHCl溶液(0.2mL)およびメタノール(5.0mL)の混合物を、オートクレーブ内H
2の3kgの圧力で、50℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、この混合物をセライトで濾過し、そして濃縮して残渣を得、これを酢酸エチルに溶解させた。pHを、飽和NaHCO
3によって7.0に調整した。有機層を分離し、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.3(0.,62.7%)を得た。MS(ES): m/z 153.19 [M+H]
+。
【0248】
化合物1.5の合成。1.4(0.075g,0.196mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(2.5mL)中の混合物に、化合物1.3(0.036g,0.236mmol,1.2eq)およびK
2CO
3(0.081g,0.588mmol,3.0eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.017g,0.019mmol,0.1eq)およびXantphos(0.022g,0.038mmol,0.2eq)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を100℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.5(0.070g,71.4%)を得た。MS(ES): m/z 497.50 [M+H]
+。
【0249】
化合物I−1の合成。化合物1.5(0.070g,0.140mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.5mL)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−1(0.040g,71.5%)を得た。MS(ES): m/z 397.39 [M+H]
+,
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (s,1H), 9.09 (m, 1H), 8.05 (s,1H), 7.63−7.59 (m,1H), 7.31−7.27 (t,2H), 6.36 (s,1H), 4.49 (s,2H), 3.71−3.69 (t,4H), 3.27−3.24 (t,4H)。
【0250】
実施例2。2−(1−(2−(2,6−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−N−エチルアセトアミド,I−2の合成
【化18】
[この文献は図面を表示できません]
【0251】
化合物2.2の合成。2.1(1.0g,6.3mmol,1.0eq)のn−ブタノール(15mL)中の溶液に、ヒドラジン水和物(1.58g,31.6mmol,5.0eq)を添加し、そしてこの反応混合物を110℃で3時間加熱した。この反応が完了したら、過剰な溶媒を減圧下で濃縮して粗製物を得、これを摩砕により精製して、2.2(0.70g,79.0%)を得た。MS(ES): m/z 140.15 [M+H]
+。
【0252】
化合物2.3の合成。化合物2.2(0.7g,4.99mmol,1.0eq)の溶液に濃HCl(20mL)を添加し、そしてこの反応物を100℃で3時間加熱した。この反応が完了したら、不溶性沈殿物を濾別し、そしてその濾液を減圧下で蒸留して粗製物質を得、これを分取HPLCにより精製して、2.3(0.40g,63.5%)を得た。MS(ES): m/z 126.12 [M+H]
+。
【0253】
化合物2.4の合成。化合物2.3(0.250g,1.984mmol,1.0eq)およびエチルアミン(0.178g,3.96mmol,2.0eq)の乾燥CH
2Cl
2(4mL)中の溶液に、0℃で、EDCI−HCl(0.571g,2.97mmol,1.5eq)およびHOBt(0.151g,0.99mmol,0.5eq)およびDIPEA(17mL,9.92mmol,5.0eq)を添加した。この反応物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。分離した水層を減圧下で濃縮して粗製物質を得、これを分取HPLCにより精製して、2.4(0.1g,32.9%)を得た。MS(ES): m/z 153.19 [M+H]
+。
【0254】
化合物2.5の合成。1.4(0.082g,0.215mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3ml)中の混合物に、2.4(0.033g,0.215mmol,1.0eq)およびK
2CO
3(0.074g,0.539mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.020g,0.021mmol,0.1eq)およびXantphos(0.025g,0.043mmol,0.2eq)を添加し、再度5分間脱気した。次いで、この反応物を100℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、2.5(0.035g,32.67%)を得た。MS(ES): m/z 497.50 [M+H]
+。
【0255】
化合物I−2の合成。化合物2.5(0.035g,0.070mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和Na
2CO
3溶液で塩基性にし、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物を摩砕により精製して、I−2(0.021g,75.1%)を得た。MS(ES): m/z 397.39 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.62−9.61 (d,1H), 9.18 (s,1H), 8.12−8.10 (m,2H), 7.65−7.61 (m,1H), 7.32−7.28 (t,2H), 6.53 (d,1H), 4.54 (s,2H), 3.51 (s,2H), 3.12−3.05 (m,2H), 1.03−1.00 (t,3H)。
【0256】
実施例3。1−(2−(2,6−ジフルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−N−エチル−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド,I−3の合成
【化19】
[この文献は図面を表示できません]
【0257】
化合物3.2の合成。化合物1(0.5g,4.46mmol,1.0eq)およびエチルアミン(3.5mL,6.69mmol,1.5eq)の乾燥DMF(5mL)中の溶液に、0℃で、EDCI(1.28g,6.69mmol,1.5eq)およびHOBt(0.341g,2.23mmol,0.5eq)を添加し、そして15分間撹拌し、次いでDIPEA(2.3mL,13.4mmol,3.0eq)を添加した。この反応混合物を室温で12時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、3.2(0.3g,48.3%)を得た。MS (ES): m/z 139.16 [M+H]
+。
【0258】
化合物3.3の合成。1.4(0.1g,0.262mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3mL)中の混合物に、化合物3.2(0.036g,0.262mmol,1.0eq)およびK
2CO
3(0.090g,0.656mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.030g,0.026mmol,0.1eq)およびXantphos(0.030g,0.051mmol,0.2eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を100℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、3.3(0.075g,59.1%)を得た。MS(ES): m/z 483.48 [M+H]
+。
【0259】
化合物I−3の合成。化合物3.3(0.075g,0.155mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋なI−3(0.035g,58.9%)を得た。MS (ES): m/z 383.36 [M+H]
+ 1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.74 (d,1H), 9.28 (s,1H), 8.60−8.57 (m,1H), 8.38 (s,1H), 7.67−7.61 (m,1H), 7.37−7.32 (dd,2H), 6.95−6.94 (d,1H), 4.57 (s, 2H), 3.34−3.25 (m,2H), 1.13−1.09 (t,3H)。
【0260】
実施例4。3−フルオロ−2−(4−(3−モルホリノ−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−4の合成
【化20】
[この文献は図面を表示できません]
【0261】
化合物4.2の合成。4.1(0.073g,0.185mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3ml)中の混合物に、1.3(0.034g,0.222mmol,1.0eq)およびK
2CO
3(0.077g,0.555mmol,3.0eq)を添加した。この反応物を、アルゴンを使用して10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.018g,0.018mmol,0.1eq)およびXantphos(0.026g,0.044mmol,0.2eq)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を110℃で0.5時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な4.2(0.080g,84.2%)を得た。MS(ES): m/z 505.27 [M+H]
+。
【0262】
化合物I−4の合成。化合物4.2(0.080g,0.158mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−4(0.038g,59.3%)を得た。MS(ES): m/z 405.43 [M+H]
+ ;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78−9.77 (d,1H), 9.15 (s,1H), 8.19 (s,1H), 7.92−7.90 (d,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.38 (d,1H), 4.50 (s,2H), 3.71−3.69 (t,4H), 3.27−3.25 (t,4H)。
【0263】
実施例5。2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−5−オン,I−5の合成
【化21】
[この文献は図面を表示できません]
【0264】
化合物5.1の合成。化合物1.1(0.1g,0.578mmol,1.0eq)のジメチルアセトアミド(5mL)中の溶液に、2−クロロ−N−(2−クロロエチル)−N−メチルエタン−1−アミン(0.132g,0.693mmol,1.2eq)およびDIPEA(0.5mL,2.77mmol,4.0eq)を添加した。この反応物をマイクロ波照射下120℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、混合物を水でクエンチし、そしてその生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、5.1(0.061g,41.22%)を得た。MS(ES): m/z 256.35 [M+H]
+。
【0265】
化合物5.2の合成。Pd(OH)
2(0.061g)のMeOH(3mL)中の懸濁物に、化合物5.1(0.061g,0.238mmol,1.0eq)および1NのHCl溶液(0.1mL)を窒素下で添加した。この反応物を50℃で3時間加熱した。この反応が完了したら、混合物をセライトで濾過し、メタノールで洗浄し、そして得られた濾液を減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物を炭酸テトラアルキルアンモニウムで中和し、そしてMilliporeで濾過し、そして減圧下で濃縮して、純粋な5.2(0.027g,68.26%)を得た。MS(ES): m/z 166.23 [M+H]
+。
【0266】
化合物5.3の合成。1.4(0.068g,0.178mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(2.5mL)中の混合物に、5.2(0.030g,0.178mmol,1.0eq)およびK
2CO
3(0.061g,0.447mmol,2.0eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.016g,0.017mmol,0.1eq)およびXantphos(0.021g,0.035mmol,0.2eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を100℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、5.3(0.04g,43.9%)を得た。MS(ES): m/z 510.55 [M+H]
+。
【0267】
化合物I−5の合成。化合物5.3(0.040g,0.078mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性にし、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。得られた粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋なI−5(0.02g,62.2%)を得た。MS(ES): m/z 410.43 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75(d, 1H), 9.01 (s,1H), 8.04 (s,1H), 7.63−7.59 (m,1H), 7.31−7.27 (t,2H), 6.35−6.34 (d,1H), 4.48 (s,2H), 3.28−3.26 (t,4H), 2.40 (t,4H), 2.21 (s,3H)。
【0268】
実施例6。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−6の合成
【化22】
[この文献は図面を表示できません]
【0269】
化合物6.1の合成。4.1(0.070g,0.180mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3.0mL)中の混合物に、5.2(0.030g,0.180mmol,1.0eq)およびK
2CO
3(0.062g,0.452mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物を、アルゴンを使用して10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.017g,0.018mmol,0.1eq)およびXantphos(0.020g,0.036mmol,0.2eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を100℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、6.1(0.065g,69.6%)を得た。MS(ES): m/z 517.57 [M+H]
+。
【0270】
化合物I−6の合成。化合物6.1(0.065g,0.125mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−6(0.025g,47.7%)を得た。MS(ES): m/z 417.45 [M+H]
+ ;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.77 (d,1H), 9.13 (s,1H), 8.18 (d,1H), 7.92−7.73 (m, 3H), 6.37−6.36 (s,1H), 4.50 (s,2H), 3.29 (t,4H), 2.42 (t,4H), 2.22 (s,3H)。
【0271】
実施例7。2−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−N−エチルアセトアミド,I−7の合成
【化23】
[この文献は図面を表示できません]
【0272】
化合物7.1の合成。4.1(0.1g,0.25mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3.0mL)中の混合物に、2.4(0.039g,0.25mmol,1.0eq)およびK
2CO
3(0.086g,0.625mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物を、アルゴンを使用して10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.022g,0.025mmol,0.1eq)およびXantphos(0.028g,0.05mmol,0.2eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を100℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、7.1(0.06g,46.1%)を得た。MS(ES): m/z 504.52 [M+H]
+。
【0273】
化合物I−7の合成。化合物1.1(0.060g,0.098mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(2mL)に溶解させ、そしてトリフルオロ酢酸(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に注ぎ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性にし、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋なI−7(0.052g,86.7%)を得た。MS(ES): m/z 404.41 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.63−9.62(d, 1H), 9.24 (s,1H), 8.27−8.26 (d,1H), 8.11 (m,1H), 7.94−7.92 (dd,1H), 7.84−7.77 (m,2H), 6.55−6.54 (d,1H), 4.55 (s,2H), 3.52 (s,2H), 3.12−3.05 (q,2H), 1.04−1.00 (t,3H)。
【0274】
実施例9。4−(3−(3−オキサ−9−アザスピロ[5.5]ウンデカン−9−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−(2,6−ジフルオロフェニル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−5−オン,I−9の合成
【化24】
[この文献は図面を表示できません]
【0275】
化合物9.2の合成。1.4(0.4g,1.05mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(5.0ml)中の混合物に、3−ブロモ−1H−ピラゾール(0.169g,1.15mmol,1.1eq)およびK
2CO
3(0.29g,2.10mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.096g,0.01mmol,0.1eq)およびXantphos(0.121g,0.2mmol,0.2eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。次いで、この反応物を100℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、9.2(0.11g,21.4%)を得た。MS(ES): m/z 491 [M+H]
+。
【0276】
化合物9.3の合成。9.2(0.05g,0.10mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(2.0ml)中の混合物に、3−オキサ−9−アザスピロ[5.5]ウンデカン(0.02g,0.12mmol,1.2eq) K
2CO
3(0.03g,0.20mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.010g,0.01mmol,0.1eq)およびXantphos(0.011g,0.02mmol,0.2eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。次いで、この反応物を110℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、9.2(0.011g,19.29%)を得た。MS(ES): m/z 566 [M+H]
+。
【0277】
化合物I−9の合成。化合物9.2.(0.011g,0.019mmol,1.0eq)をDCM(2.0mL)に溶解させ、そしてTFA(0.1mL)をこの反応混合物に添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−9(0.005g,55.6%)を得た。MS(ES): m/z 466 [M+H]
+ ;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.70−9.69 (d,1H), 8.24 (s,1H), 7.45−7.41 (m,1H), 7.08−7.04 (m,2H), 6.09−6.08 (d,1H), 6.46 (s,1H), 4.61 (s,2H), 3.72−3.69 (m,4H), 3.38−3.35 (m,4H), 1.82−1.66 (m,4H), 1.58−1.56 (m,4H)。
【0278】
実施例16。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−16の合成
【化25】
[この文献は図面を表示できません]
【化26】
[この文献は図面を表示できません]
【0279】
化合物16.2の合成。16.1(0.5g,3.9mmol,1eq)のDMF−DMA(5mL)中の溶液を100℃まで16時間加熱した。この反応が完了したら、溶媒を減圧下で除去して、粗製の16.2(0.45g,62.95%)を得た。MS(ES): m/z 184.12 [M+H]
+。この粗生成物をさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0280】
化合物16.3の合成。16.2(0.45g,2.45mmol,1eq)のEtOH(5.0mL)中の溶液に、水中のヒドラジン水和物(0.147g,2.9mmol,1.2eq).)を添加した。この反応混合物を80℃まで3時間加熱した。完了したら、反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、16.3(0.27g,72.24%)を得た。MS(ES): m/z 153.10 [M+H]
+。
【0281】
化合物16.4の合成。化合物を、16.3および4.1から、実施例7に記載される手順を使用して調製した。
【0282】
化合物I−16の合成。化合物を、16.4から、実施例7に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 404.56 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.64−9.63 (d,1H), 9.22 (s,1H), 8.29 (s,1H), 7.93−7.91 (m,1H), 7.84−7.75 (m,2H), 6.60−6.59 (d,1H), 4.54 (s,2H), 3−2.94 (m,1H), 1.88−1.84 (m,2H), 1.76−1.66 (m,2H)。
【0283】
実施例55。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(ピロリジン−1−カルボニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−55の合成
【化27】
[この文献は図面を表示できません]
【0284】
化合物54.1の合成。3.1(0.30g,2.67mmol,1.0eq)のTHF(3mL)中の溶液に、DIPEA(0.50g,4.0mmol,1.5eq)を室温で添加した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてEDCI(0.96g,6.2mmol,1.2eq)を添加した。反応混合物を室温で15分間撹拌し、そしてこれに、ピロリジン(0.19g,2.67mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応物を一晩撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷中に移し、そしてEtOAcを用いた。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、54.1(0.12g,27.0%)を得た。MS(ES): m/z 166.5 [M+H]
+。
【0285】
化合物54.2の合成。4.1(0.13g,0.33mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3.0ml)中の混合物に、1.2(0.050g,0.33mmol,1.0eq)およびK
2CO
3(0.116g,1.839mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.031g,0.033mmol,0.1eq)およびXantphos(0.039g,0.067mmol,0.2eq)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を120℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、54.2(0.050g,21.6%)を得た。MS(ES): m/z 517. [M+H]
+。
【0286】
化合物I−54の合成。化合物54.2(0.06g,0.116mmol,1.0eq)をDCM(5mL)に溶解させ、そしてTFA(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−54(0.020g,60.17%)を得た。MS(ES): m/z 417.7 [M+H]
+,
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.66−9.67 (d,1H), 8.45 (d,1H), 7.82−7.83 (m,1H), 7.69−7.75 (m, 3H), 7.00 (d,1H), 4.63−4.65 (s,2H), 4.04−4.07 (t,2H), 3.65−3.68 (t,2H), 1.98−2.08 (m,5H)。
【0287】
実施例56。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−56の合成
【化28】
[この文献は図面を表示できません]
【0288】
化合物56.1の合成。1.1(0.3g,1.73mmol,1.0eq.)のDMA(3mL)中の溶液に、1,5−ジクロロペンタン−3−オン(0.295g,1.9mmol,1.1eq.)およびDIPEA(0.447g,3.46mmol,2.0eq.)を添加した。この反応混合物をマイクロ波内120℃で2時間維持した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な56.1(0.2g,45.23%)を得た。MS(ES): m/z 256.5 [M+H]
+。
【0289】
化合物56.2の合成。MeOH(5.0mL)中の56.2(0.2g,0.784mmol,1.0eq)に、0℃でNaBH
4(0.15g,3.92mmol,5.0eq)を添加した。反応混合物を3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、純粋な56.2(0.15g,74.41%)を得た。MS(ES): m/z 258.4 [M+H]
+。
【0290】
化合物56.3の合成。Pd(OH)
2(0.15g)のMeOH(5.0mL)中の懸濁物に、56.2(0.15g,0.58mmol,1.0eq)を添加し、その後、1NのHCl(触媒)を添加した。反応物を50psiのH
2ガス下で6時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な56.3(0.051g,52.33%)を得た。MS(ES): m/z 168 [M+H]
+。
【0291】
化合物56.4の合成。4.1(0.140g,0.374mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3.0ml)中の混合物に、56.3(0.055g,0.29mmol,1.0eq)およびK
2CO
3(0.129g,0.936mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.034g,0.037mmol,0.1eq)およびXantphos(0.043g,0.074mmol,0.2eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。この反応物を100℃で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、56.4(0.080g,41.9%)を得た。MS(ES): m/z 519.5 [M+H]
+。
【0292】
化合物I−56の合成。化合物1.4(0.080g,0.154mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(1.0mL)に溶解させ、そしてTFA(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−56(0.030g,66.4%)を得た。MS(ES): m/z 419.61[M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHZ): 9.71−9.70 (d,1H), 8.29−8.28 (d,1H), 7.80−7.78 (m, 1H), 7.74−7.63 (m,2H), 6.28 (s,1H), 4.56 (s,2H), 3.84−3.77 (m,3H), 3.09−3.01 (m,3H), 1.97−1.93 (m,2H), 1.65−1.58 (m,2H)。
【0293】
実施例57。3−フルオロ−2−(4−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−3−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−57の合成
【化29】
[この文献は図面を表示できません]
【0294】
化合物57.2の合成。57.1(1.0g,5.14mmol,1.0eq)のDMF(5mL)中の溶液に、NaH(0.180g,7.7mmol,1.5eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして2−ヨードプロパンを撹拌しながら室温で16時間で滴下により添加した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して57.2(0.39g,32%)を得た。粗製化合物をいかなる精製もせずに次の工程に使用した。
【0295】
化合物57.3の合成。4.1(0.46g,1.18mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(10.0ml)および水(2.5mL)中の混合物に、57.2(0.365g,1.54mmol,1.3eq)およびK
2CO
3(0.492g,3.56mmol,3.0eq)を添加した。反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(PPh3)
4(0.068g,0.059mmol,0.1eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。次いで、この反応物を110℃で1時間加熱した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、57.3(0.21g,38.3%)を得た。MS(ES): m/z 462.5 [M+H]
+。
【0296】
化合物I−57の合成。化合物を、実施例56に記載される手順を使用して調製した。(0.098g,60.2%)。MS(ES): m/z 362.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 8.96 (s, 1H), 8.27 (s,1H), 7.92−7.90 (m,2H), 7.82−7.75 (m,3H), 4.64−4.58 (m,1H), 4.50 (s,2H), 1.48−1.46 (d,6H)。
【0297】
実施例58。2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−5−オン,I−58の合成
【化30】
[この文献は図面を表示できません]
【0298】
化合物58.1(0.025g,0.06mmol,1.0eq)をDCM(2.0mL)に溶解させ、そしてTFA(0.1mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−58(0.015g,83.3%)を得た。MS(ES): m/z 313 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.69−9.68 (d,1H), 9.20 (s,1H), 8.19 (s,1H), 7.93−7.92 (d,1H), 7.64−7.60 (m,1H), 7.33−7.28 (m,2H), 6.66−6.65 (m,1H), 4.54 (m,2H)。
【0299】
実施例59。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−モルホリノピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−59の合成
【化31】
[この文献は図面を表示できません]
【化32】
[この文献は図面を表示できません]
【0300】
化合物59.2の合成。56.1.(0.2g,0.92mmol,1.0eq)およびモルホリン(0.161g,1.85mmol,2.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.1g)を添加した。反応混合物を40psiのH
2圧力下で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して粗製の59.2(0.19g,73.1%)を得た。MS(ES): m/z 327 [M+H]
+。
【0301】
化合物59.3の合成。59.2.(0.19g,0.58mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2/C(0.1g)および1NのHCl(触媒量)を反応物に添加した。反応混合物を40psiのH
2で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、59.3を得た。(0.07g,51.1%)。MS (ES): m/z 237 [M+H]
+。
【0302】
化合物59.4の合成。化合物59.4を、化合物59.3および4.1から、実施例56に記載される手順を使用して調製した。
【0303】
化合物I−59の合成。化合物I−59を、化合物59.4から、実施例56に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 488 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.37 (s, 1H), 4.49 (s,2H), 3.89−3.86 (m,2H), 3.56 (s,4H), 2.83−2.75 (t,2H), 2.50−2.45 (m,4H), 1.82−1.80 (m,2H), 1.46−1.40 (m,2H)。
【0304】
実施例60。2−(4−(3−(4,4−ジメチル−4,5−ジヒドロオキサゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−60の合成
【化33】
[この文献は図面を表示できません]
【0305】
化合物60.2の合成。60.1(0.14g,1.50mmol,1.0eq)およびアミノアルコール(0.20g,2.25mmol,1.5eq)の混合物に、ZnCl
2(0.041g,0.30mmol,0.2eq)を添加し、そして95℃でマイクロ波照射下で4時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水でクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。その残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な60.2(0.10g,41.6%)を得た。MS(ES): m/z 166.2 [M+H]
+。
【0306】
化合物60.3の合成。4.1(0.15g,0.387mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3.0ml)中の混合物に、60.2(0.058g,0.348mmol,0.9eq)およびK
2CO
3(0.133g,0.968mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.035g,0.0387mmol,0.1eq)およびXantphos(0.045g,0.077mmol,0.2eq)を添加し、次いで再度5分間脱気した。この反応物を120℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、60.3(0.070g,53.2%)を得た。MS(ES): m/z 517.5 [M+H]
+。
【0307】
化合物I−60の合成。化合物60.3(0.070g,0.135mmol,1.0eq)をDCM(2.0mL)に溶解させ、そしてTFA(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−60(0.026g,53.2%)を得た。MS(ES): m/z 417.44 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHZ): 9.70−9.71 (d,1H), 9.33 (s,1H), 8.30 (s,1H), 7.92−7.94 (m,1H), 7.78−7.85 (m,2H), 7.01−7.02 (d,1H), 4.59 (s,2H), 4.12 (s,2H), 1.13 (s,6H)。
【0308】
実施例61。3−フルオロ−2−(4−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−61の合成
【化34】
[この文献は図面を表示できません]
【0309】
化合物I−61を、61.1および4.1から、実施例57に記載される手順を使用して調製した。(0.035g,44.7%)。MS(ES): m/z 362.27 [M+H]
+ ;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.08 (s,1H), 8.91 (s,1H), 8.53 (s,1H), 8.09 (s,1H), 7.92−7.91 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 4.58−4.55 (m,1H), 4.46 (s,2H), 1.48−1.46 (d,6H)。
【0310】
実施例62。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−62の合成
【化35】
[この文献は図面を表示できません]
【化36】
[この文献は図面を表示できません]
【0311】
化合物62.2の合成。62.1(0.75g,2.93mmol,1.0eq)のTHF(10.0mL)中の溶液に、MeMgBr(1.05g,8.80mmol,3eq)を−78℃で添加した。反応物を−78℃で3時間撹拌し、次いで0℃まで冷却した。この反応が完了したら、反応混合物を、NH
4Cl溶液を使用してクエンチした。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、62.2(0.35g,43.9%)を得た。MS(ES): m/z 272 [M+H]
+。
【0312】
化合物62.3の合成。62.2(0.35g,1.29mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に。20%のPd(OH)
2/C(0.75g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を40psiのH
2ガス下で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、62.2を得た。(0.2g,86.5%)。MS(ES): m/z 182 [M+H]
+。
【0313】
化合物62.4の合成。化合物62.4を、化合物4.1および62.3から、実施例56の手順を使用して調製した。
【0314】
化合物I−62の合成。化合物I−62を、化合物62.4から、実施例56に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 433 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.76 (m,2H), 6.34−6.33 (d, 1H), 4.49 (s,3H), 3.31−3.28 (m,1H), 3.24−3.20 (m,1H), 3.11 (s,2H), 1.78−1.77 (m,1H), 1.52 (s,3H), 1.13 (s,3H)。
【0315】
実施例63。3−フルオロ−2−(4−(3−((2−モルホリノエチル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−63の合成
【化37】
[この文献は図面を表示できません]
【0316】
化合物63.2の合成。63.1(1.0g,12.0mmol,1.0eq)および酢酸(5ml)の混合物に、クロロアセトアルデヒド(1.6ml,12.0mmol,1.1eq)を0℃で添加した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(0.9g,14.4mmol,1.2eq)を0℃でゆっくりと添加した。この反応物を室温で5時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な63.2を得た。(0.2g,11.4%)。MS(ES): m/z 146 [M+H]
+。
【0317】
化合物63.3の合成。63.2(0.1g,0.68mmol,1.0eq)のモルホリン(1mL)中の溶液を100℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、63.3(0.065g,48.1%)を得た。MS(ES): m/z 197 [M+H]
+。
【0318】
化合物63.4の合成。化合物を、実施例56に記載される手順を使用して調製した。
【0319】
化合物I−63の合成。化合物を、実施例56に記載される手順を使用して調製した。(0.025g,56.81%)。MS(ES): m/z 448 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.73(d, 1H), 9.08 (s, 1H), 8.14 (d,1H), 7.92 (d,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.11−6.04 (m,2H), 4.48 (d,2H), 3.55 (t,4H), 3.30−3.26 (m,2H), 2.51−2.33 (m,6H)。
【0320】
実施例64。3−フルオロ−2−(4−(3−((2−ヒドロキシエチル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−64の合成
【化38】
[この文献は図面を表示できません]
【0321】
化合物64.1の合成。1.1(0.35g,2.023mmol,1.0eq)のDMF(5mL)中の溶液に、60%のNaH(0.089g,2.225mmol,1.1eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてブロモ酢酸エチル(0.37g,2.225mmol,1.1eq)を同じ温度で添加した。この反応混合物を70℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な64.1(0.30g,60.0%)を得た。MS(ES): m/z 260.3 [M+H]
+。
【0322】
化合物64.2の合成。64.1(0.30g,1.158mmol,1.0eq)の乾燥THF(5.0mL)中の溶液に、LiAlH
4(THF中1.0M)(3mL,3.474mmol,3.0eq.)を−78℃で添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応が完了したら、反応混合物を氷水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、64.2(0.2g,79.0%)を得た。MS(ES): m/z 218.2 [M+H]
+。
【0323】
化合物64.3の合成。64.2.(0.20g,0.621mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に。20%のPd(OH)
2/C(0.25g)および1NのHCl(触媒)を反応物に添加した。反応混合物を40psiのH
2下で20時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な64.3(0.025g,21.34%)を得た。MS(ES): m/z 128.5 [M+H]
+。
【0324】
化合物64.4の合成。4.1(0.080g,0.206mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(4.0ml)中の混合物に、64.3(0.023g,0.186mmol,0.9eq)を添加し、その後、K
2CO
3(0.071g,0.51mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd
2(dba)
3(0.019g,0.02mmol,0.1eq)およびXantphos(0.024g,0.04mmol,0.2eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。次いで、この反応物を100℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な64.4(0.043g,43.4%)を得た。MS(ES): m/z [M+H]
+。
【0325】
化合物I−64の合成。化合物1.4(0.040g,0.168mmol,1.0eq)をCH
2Cl
2(2.0mL)に溶解させ、そしてTFA(0.2mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na2SO4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−64(0.020g,63.23%)を得た。MS(ES): m/z 379.51 [M+H]
+ ;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz) : 9.72 (d,1H), 9.07 (s,1H), 8.12 (s,1H), 7.92−7.90 (d,1H), 7.81−7.77 (m,2H), 6.03 (d,1H), 4.47 (s,2H), 3.56−3.53 (t,2H), 3.25−3.22 (t,2H)。
【0326】
実施例65。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−65の合成
【化39】
[この文献は図面を表示できません]
【化40】
[この文献は図面を表示できません]
【0327】
化合物65.2の合成。65.1(15g,178.5mmol,1.0eq)のMeOH(75mL)中の溶液に、Br
2(28.6g,178mmol,1eq)を0℃で滴下により20分間かけて添加した。この反応物を室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEt
2Oで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の65.2(14.4g,49.54%)を得た。MS(ES): m/z 163.97 [M+H]
+。粗製化合物65.2をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0328】
化合物65.3の合成。65.2(14.4g,88.9mmol,1eq)に、水中40%のHBr(45mL)を50℃で添加した。得られた混合物を50℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷水に注ぎ、そしてEt
2Oで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の65.3(11.7g,54.19%)を得た。MS(ES): m/z 241.89 [M+H]
+。粗製化合物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0329】
化合物62.1の合成。65.3(1g,5.78mmol,1eq)のDMA(10mL)中の溶液に、1.1(1.56g,6.2mmol,1.1eq)を添加し、その後、DIPEA(2mL,14.44mmol,2.5eq)を添加した。得られた混合物をマイクロ波内で90℃で1時間加熱した。完了したら、反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、そして溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、62.1(0.6g,41.2%)を得た。MS(ES): m/z 256.14 [M+H]
+。
【0330】
化合物65.4の合成。62.1(0.6g,2.34mmol,1.0eq)のMeOH(3.0mL)中の溶液に、水素化器内でPd(OH)
2(0.05g)、1NのHCl(0.05mL)を添加した。反応混合物を水素下(50psi)室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、溶媒を除去し、そして得られた粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、65.4(0.17g,43.4%)を得た。MS(ES): m/z 168.11 [M+H]
+。
【0331】
化合物65.5の合成。化合物を、4.1および65.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0332】
化合物I−65の合成。化合物を、65.5から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 419.51 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.77−9.76 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.9 (dd,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.35−6.34 (d,1H), 4.86−4.85 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.79−3.75 (m,1H), 3.62−3.53 (m,2H), 2.85−2.78 (m,1H), 2.68−2.65 (m,1H), 1.91−1.88 (m,1H), 1.75−1.72 (m,1H), 1.53−1.48 (m,1H), 1.35−1.29 (m,1H)。
【0333】
実施例66。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(4−(ピロリジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−66の合成
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
【0334】
化合物66.1の合成。56.1(0.3g,1.17mmol,1.0eq)のMeOH(10ml)中の溶液に、ピロリジン(0.091g,1.29mmol,1.1eq)および10%のPd/C(0.1g)を添加した。反応混合物を40psiの水素圧力下で室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、66.1を得た。(0.22g,60.3%)。MS(ES): m/z 311.5 [M+H]
+。
【0335】
化合物66.2の合成。66.2(0.2g,0.708mmol,1.0eq)のMeOH(10mL)中の溶液に、20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.1g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を50psiのH
2下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.2を得た。(0.12g,76.9%)。MS(ES): m/z 221.4 [M+H]
+。
【0336】
化合物66.3の合成。化合物を、4.1および66.2から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0337】
化合物I−66の合成。化合物を、66.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.023g,44.2%)。MS(ES): m/z 472.61 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.73−9.72 (d,1H), 8.29 (s,1H), 7.81−7.79 (m,1H), 7.76−7.64 (m,2H), 6.29 (d, 1H), 4.57 (s,2H), 4.12−4.09 (m,2H), 3.36 (m,3H), 3.00−2.94 (m,2H), 2.21−2.17 (m,2H), 2.0 (bs, 4H), 1.82−1.73 (m,3H)。
【0338】
実施例67。2−(4−(3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)アミノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−67の合成
【化43】
[この文献は図面を表示できません]
【0339】
化合物67.1の合成。1−ベンジル−1H−ピラゾール−3−アミン(0.5g,2.89mmol,1.0eq)のMeOH(15mL)中の溶液に、氷酢酸(1.5mL)を添加し、そして混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてNaCNBH
3(0.911g,14.45mmol,5.0eq)を少しずつ添加した。この反応混合物を室温で12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な67.1(0.4g,46%)を得た。MS(ES): m/z 299.5 [M+H]
+。
【0340】
化合物67.2の合成。Pd(OH)
2(0.5g)のMeOH(10mL)中の懸濁物に、化合物67.1(0.4g,1.34mmol,1.0eq)を添加し、その後、1NのHCl(触媒)を水素化器内で添加し、50psiの水素圧力下で12時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して、67.2(0.220g,78%)を得た。MS(ES): m/z 209.4 [M+H]
+。
【0341】
化合物67.3の合成。67.2のラセミ混合物(0.22g)をキラルカラムクロマトグラフィーを使用して分離して、67.3(0.073g)を得た。MS (ES): m/z 209.3 [M+H]
+。
【0342】
化合物67.4の合成。化合物67.4を、67.3および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0343】
化合物I−67の合成。化合物I−67を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 460.20 [M+H]
+ 1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.61−9.60 (d,1H), 8.21 (s,1H), 7.81−7.79 (m,1H), 7.76−7.64 (m, H), 6.00 (s,1H), 4.56 (s,2H), 2.85 (s,6H), 2.40−2.37 (m, 3H), 2.14−2.11 (m,3H), 1.73−1.65 (m,2H), 1.43−1.34 (m,3H)。
【0344】
実施例68。2−(4−(3−(3−アミノピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル I−68の合成
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
【0345】
化合物68.2の合成。68.1(0.5g,1.9mmol,1.0eq)のTHF(10mL)中の溶液に、Et
3N(0.42g,39mmol,2.0eq)およびジ炭酸ジ−tert−ブチル(0.64g,2.9mmol,1.5eq)を室温で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製した。68.2。(0.35g,50.6%)。MS(ES): m/z 357.35 [M+H]
+。
【0346】
化合物68.3の合成。68.2(0.35g,0.981mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2(0.06g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を40psiの水素下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そしてMeOHで洗浄した。溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、68.3(0.16g,61.2%)を得た。MS(ES): m/z 167.21 [M+H]
+。
【0347】
化合物68.4の合成。化合物を、68.3および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0348】
化合物I−68の合成。化合物を、68.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 418.3 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d6, 400 MHz): 9.77−9.76 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.81−7.76 (m,2H), 6.33 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.77 (d, 1H), 3.68 (d,1H), 2.79−2.67 (m,1H), 1.85−1.82 (m,1H),1.72−1.68 (m,1H), 1.55−1.49 (m,1H), 1.37−1.35 (m,4H)。
【0349】
実施例69。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−69の合成
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
【0350】
化合物I−69を、化合物I−65のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 434 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.1 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.91−7.89 (dd,1H), 7.82−7.75 (m,2H), 6.34−6.33 (d,1H), 4.84−4.83 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.79−3.75 (m,1H), 3.62−3.52 (m,2H), 2.85−2.78 (m,1H), 2.68−2.65 (m,1H), 1.91−1.88 (m,1H), 1.75−1.72 (m,1H), 1.53−1.48 (m,1H), 1.35−1.29 (m,1H)。
【0351】
実施例70。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−70の合成
【化46】
[この文献は図面を表示できません]
【0352】
化合物I−70を、化合物I−65のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 434 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.1 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.91−7.89 (dd,1H), 7.82−7.75 (m,2H), 6.34−6.33 (d,1H), 4.84−4.83 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.79−3.75 (m,1H), 3.62−3.52 (m,2H), 2.85−2.78 (m,1H), 2.68−2.65 (m,1H), 1.91−1.88 (m,1H), 1.75−1.72 (m,1H), 1.53−1.48 (m,1H), 1.35−1.29 (m,1H)。
【0353】
実施例71。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−71の合成
【化47】
[この文献は図面を表示できません]
【0354】
化合物I−71を、化合物I−62のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 433 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.33 (d,1H), 4.49 (s,3H), 3.31−3.28 (m,1H), 3.24−3.20 (m,1H), 3.11(s, 2H), 1.78−1.77 (m,1H), 1.52 (s,3H), 1.13 (s,3H)。
【0355】
実施例72。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−72の合成
【化48】
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【0356】
化合物I−72を、化合物I−62のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 433 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.81−7.75 (m,2H), 6.33 (d,1H), 4.49 (s,3H), 3.31−3.28 (m,1H), 3.24−3.20 (m,1H), 3.11 (s, 2H), 1.78−1.77 (m,1H), 1.52 (s,3H), 1.13 (s,3H)。
【0357】
実施例73。(R)−2−(4−(3−(3−アミノピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−73の合成
【化49】
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【0358】
化合物I−73を、化合物I−68のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 418.6 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78−9.77(d,1H), 9.11 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.91(d, 1H), 7.83−7.76 (m,2H), 6.17−6.16 (d,1H), 5.80−5.75 (m,2H), 4.49 (s,2H), 3.80−3.72 (m,4H), 3.48−3.45 (m,4H), 2.38−2.33 (m,1H), 2.08 (s,1H), 1.86−1.83 (m,2H), 1.75−1.72 (m,2H)。
【0359】
実施例74。(S)−2−(4−(3−(3−アミノピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−74の合成
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
【0360】
化合物I−68を、化合物I−68のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 418.6 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78−9.77(d,1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92(d,1H), 7.83−7.74 (m,2H), 6.17−6.16 (d,1H), 5.80−5.75 (m,2H), 4.49 (s,2H), 3.80−3.72 (m,4H), 3.48−3.45 (m,4H), 2.38−2.33 (m,1H), 2.08 (s,1H), 1.86−1.83 (m,2H), 1.75−1.72 (m,2H)。
実施例75。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−75の合成
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
【0361】
化合物75.2の合成。化合物75.1(0.5g,4.2mmol,1.0eq)のTFA(5.0mL)中の溶液に、PtO
2(0.095g,0.42mmol,0.1eq.)を水素化器内で添加し、100psiの水素圧力下で8時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して物質を得、これをDCMで希釈し、そしてメタノール性アンモニアで塩基性にした。溶媒を減圧下で除去し、そして得られた粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、75.2(0.4g,77.33%)を得た。MS(ES): m/z 124.5 [M+H]
+。
【0362】
化合物75.3の合成。化合物75.3を、化合物75.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0363】
化合物I−75の合成。化合物I−75を、化合物75.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 375.46[M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.53 (s,1H), 9.03 (s,1H), 8.04 (s,1H), 7.90−7.88 (m,1H), 7.79−7.74 (m,2H), 6.40 (s,1H), 4.45 (s,2H), 3.19 (br,2H), 2.67−2.61 (m,2H), 1.79 (br,2H)。
【0364】
実施例76。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−76の合成
【化52】
[この文献は図面を表示できません]
【0365】
化合物87.1の合成。1.1(2g,11.56mmol,1eq)のDMA(10mL)中の溶液に、1,4−ジブロモブタン−2−オール(3g,12.66mmol,1.1eq)を添加し、その後、DIPEA(5.0mL,28.9mmol,2.5eq)を添加した。反応物を90℃でマイクロ波内で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをクロマトグラフィーにより精製して、87.1(2.0g,71.2%)を得た。MS(ES): m/z 244.14 [M+H]
+。
【0366】
化合物76.1の合成 87.1(2g,8.23mmol,1.0eq)のMeOH(3.0mL)中の溶液に、Pd(OH)
2(0.5g)および1NのHCl(0.5mL)を添加した。この混合物を水素化器内で、水素下(50psi)室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を濾過し、溶媒を減圧下で除去して、76.1(0.65g,51.6%)を得た。MS(ES): m/z 154.09 [M+H]
+。
【0367】
化合物76.2の合成 化合物を、76.1および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0368】
化合物I−76の合成。化合物を、76.2から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 405.12 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.924−7.904 (d,1H), 7.81−7.77 (m,2H), 6.14 (d,1H), 4.94−4.93 (d,1H), 4.48 (s,2H), 4.36 (s,1H), 3.48−3.41 (m,3H), 3.23−3.21 (m,1H), 2.09 (s,1H), 2.01−1.99 (s,1H), 1.87−1.85 (m,1H)。
【0369】
実施例77。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−77の合成
【化53】
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【0370】
化合物77.2の合成。77.2(0.1g,0.81mmol,1.0eq)のMeOH(4mL)中の溶液に、(BOC)
2O(0.212g,0.975mmol,1.2eq)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、77.2(0.105g,57.9%)を得た。MS(ES): m/z 224.14 [M+H]
+。
【0371】
化合物77.3の合成。化合物を、77.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0372】
化合物I−77の合成。化合物を、77.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 375.12[M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.16 (s,1H), 9.08 (s,1H), 8.2 (s,1H), 7.9 (m,1H), 7.81−7.74 (m,2H), 5.27 (s,1H), 4.47 (m,2H), 3.07 (m,2H), 2.74−2.67 (m,2H), 1.87−1.86 (m,2H)。
【0373】
実施例78。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−78の合成
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
【0374】
化合物I−78を、化合物I−76のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 434 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.1 (s, 1H), 8.17 (s,1H), 7.91−7.89 (d,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.14−6.13 (d,1H), 4.95−4.94 (d,1H), 4.48 (s,2H), 4.36 (s,1H), 3.47−3.44 (m,3H), 3.23−3.2 (m,1H), 2.09 (s,1H), 2.01−1.99 (s,1H), 1.87−1.85 (m,1H)。
【0375】
実施例79。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−79の合成
【化55】
[この文献は図面を表示できません]
【0376】
化合物I−79を、化合物I−76のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 434 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.1 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.91−7.89 (d,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.14−6.13 (d, 1H), 4.95−4.94 (d,1H), 4.48 (s,2H), 4.36 (s,1H), 3.47−3.44 (m,3H), 3.23−3.2 (m,1H), 2.09 (s,1H), 2.01−1.99 (s,1H), 1.87−1.85 (m,1H)。
【0377】
実施例80。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−80の合成
【化56】
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【0378】
化合物80.1の合成。62.1(2.0g,7.83mmol,1.0eq)のTHF(20.0ml)中の溶液に、トリフルオロメチルトリメチルシラン(5.56g,39.1mmol,5.0eq)およびTBAF(0.204g,0.78mmol,0.1eq)を添加した。反応物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、EtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、80.1(2.1g,67.7%)を得た。MS(ES): m/z 398 [M+H]
+。
【0379】
化合物80.2の合成。80.1(2.0g,5.03mmol,1.0eq)のMeOH(20.omL)中の溶液に。Pd(OH)
2/C(0.4g)および1.0 NHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を40psiのH
2下で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、80.2を得た。(0.32g,27.11%)。MS(ES): m/z 236 [M+H]
+。
【0380】
化合物80.3および80.4の合成。化合物を、80.2のキラル精製によって調製した。
【0381】
化合物80.5の合成。化合物80.5を、化合物80.2および4.1.から、実施例56に記載される手順を使用して調製した。
【0382】
化合物I−80の合成。化合物を、80.5から、実施例56に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 487 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.16 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.38 (d,1H), 6.02 (s,1H), 4.49 (s,2H), 3.85 (d,1H), 3.75 (d,1H), 3.08 (d,1H), 2.88−2.82 (m,1H), 1.90−1.79 (m,2H), 1.73−1.70 (m,1H), 1.66−1.60 (m,1H)。
【0383】
実施例81。3−フルオロ−2−(4−(3−(メチルスルホニル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−81の合成
【化57】
[この文献は図面を表示できません]
【0384】
化合物81.2の合成。n−ブチルリチウム(3.9mL,1.1eq)のTHF(4.0mL)中の溶液に、テトラヒドロフラン(2mL)中の81.1(1g,5.71mmol,1eq)を−78℃で添加した。この混合物に1,2−ジメチルジスルファン(0.6mL,1.5eq)を添加し、そして得られた混合物を室温で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、81.2(1,0g,79.2%)を得た。MS(ES): m/z 223.10 [M+H]
+。
【0385】
化合物81.3の合成。81.2(0.4g,1.8mmol,1eq)のアセトン(8mL)中の溶液に、NaHCO
3(0.76g,9.04mmol,5.0eq)、オキソン(2.77g,4.52mmol,2.5eq)を0℃で添加し、そして得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、81.3(0.25g,54.6%)を得た。MS(ES): m/z 255.12 [M+H]
+。
【0386】
化合物81.4の合成。化合物1.3(0.13g,0.51mmol,1.0eq)をDCM(1.0mL)に溶解させ、そしてTFA(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製の81.4を得た。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。(0.07g,93%)。MS(ES): m/z 147 [M+H]
+。
【0387】
化合物81.5の合成。化合物を、81.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0388】
化合物I−81の合成。(0.018g,34.1%)。MS(ES): m/z 398.2 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.6−9.59 (d,1H), 9.36 (s.1H), 8.32 (m,1H), 7.95−7.93 (dd,1H), 7.86−7.79 (m,2H), 7.18−1.17 (d,1H), 4.61 (s,2H), 3.4 (s,3H)。
【0389】
実施例82。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(2−メトキシエトキシ)アゼチジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−82の合成
【化58】
[この文献は図面を表示できません]
【0390】
化合物82.1の合成。1.1(1.0g,5.78mmol,1.0eq)の2−プロパノール(5.0mL)中の溶液に、2−(クロロメチル)オキシラン(0.7g,7.51mmol,1.3eq)を添加した。この反応混合物を90℃で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、82.1(0.8g,60.44%)を得た。MS(ES): m/z 230.5 [M+H]
+。
【0391】
化合物82.2の合成。DMF(5mL)中の82.1(0.8g,3.49mmol,1.0eq)に、1−ブロモ−2−メトキシエタン(0.53g,3.84mmol,1.10eq)およびCs
2CO
3(1.7g,5.24mmol,1.5eq.)を添加した。反応混合物を50℃で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、純粋な82.2(0.45g,44.9%)を得た。MS(ES): m/z 288.4 [M+H]
+。
【0392】
化合物82.3の合成。Pd(OH)
2(0.25g)のMeOH(5.0mL)中の懸濁物に、化合物82.2(0.45g,1.57mmol,1.0eq)を添加し、その後、1NのHCl(触媒)を水素化器内で添加し、そして水素圧力下(1atm)で18時間撹拌した。反応混合物をセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、82.3(0.21g,%)を得た。MS(ES): m/z 139.9 [M+H]
+。
【0393】
化合物82.4の合成。化合物82.4を、化合物82.3および4.1から、実施例64からの手順を使用して調製した。
【0394】
化合物I−82の合成。化合物I−82を、化合物82.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 449.28[M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 7.84−7.82 (m,1H), 7.74−7.63 (m,2H), 7.52 (s,1H), 7.26 (s,1H), 5.65 (s,1H), 5.43 (s,1H), 4.52 (s, 2H), 4.42−4.41 (m,1H), 3.74−3.52 (m,4H), 3.45−3.39 (m,2H), 3.33−3.32 (m,2H), 3.22 (s,3H)。
【0395】
実施例83。2−(4−(3−(1,4−オキサゼパン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−83の合成
【化59】
[この文献は図面を表示できません]
【0396】
化合物83.2の合成。83.1(10.0g,99mmol,1.0eq)の濃HCl(52mL)中の冷混合物に、0℃でアジ化ナトリウム(11g,167mmol,1.69eq)を少しずつ添加した。反応混合物を室温で8時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、炭酸ナトリウムによりpH=9.0まで塩基性にし、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。83.2。(4.0g,34.8%)。MS(ES): m/z 116.3 [M+H]
+。
【0397】
化合物83.3の合成。1−ベンジル−3−ブロモ−1H−ピラゾール(0.5g,2.9mmol,1.0eq)の1,4ジオキサン(10ml)中の溶液に、83.2(0.686g,4.3mmol,1.5eq)、CuI(0.027g,0.14mmol,0.05eq)、K
2CO
3(0.8g,5.80mmol,2.0eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.02g,0.14mmol,0.05eq)を室温で添加し、そして反応混合物を140℃で18時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な83.3(0.16g,20.4%)を得た。MS(ES): m/z 272.4 [M+H]
+。
【0398】
化合物83.4の合成。83.2(0.16g,0.58mmol 1.0eq)のTHF(5ml)中の溶液に、ボランジメチルスルフィド(0.23mL,2.32mmol,4eq)を0℃で添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な83.4(0.1g,65.9%)を得た。MS(ES): m/z 258.4 [M+H]
+。
【0399】
化合物83.5の合成。83.4(0.1g,0.388mmol,1.0eq)のMeOH(10mL)中の溶液に、20%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.03g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を40psiの水素下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そしてメタノールで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、83.5(0.06g,92.34%)を得た。MS(ES): m/z 168.21 [M+H]
+。
【0400】
化合物83.6の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0401】
化合物I−83の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.020g,49.57%)。MS(ES): m/z 419.28 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d6, 400 MHz): 9.77−9.76 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.89 (m,1H), 7.83−7.72 (m,2H), 6.30−6.29 (d,1H), 4.48 (s, 2H), 3.73−3.71 (m,2H), 3.53−3.58 (m,6H), 1.91−1.86 (m,2H)。
【0402】
実施例84。2−(4−(3−(3−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−84の合成
【化60】
[この文献は図面を表示できません]
【化61】
[この文献は図面を表示できません]
【0403】
化合物84.2の合成。84.1(10g,18.18mmol,1.0eq)のDCM(80mL)中の溶液に、Et
3N(55.5mL,54.5mmol,3eq)およびTMSI(39.3g,36.36mmol,2eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で12時間撹拌した。完了したら、反応を水でクエンチし、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層をブライン溶液で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。84.2。(10.0g,27.6%)。MS(ES): m/z 200.4 [M+H]
+。
【0404】
化合物84.4の合成。84.3(10g,64.0,1.0eq)のDCM(100mL)中の溶液に、カルバミン酸tert−ブチル(7.5g,64mmol,1.0eq)を室温で添加し、そして72時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製の84.4を得た。(10g,57.1%)。MS(ES): m/z 274.21 [M+H]
+。
【0405】
化合物84.5の合成。84.4(7.7g,28mmol,1.0eq)のEt
2O(100ml)中の溶液に、トリフル酸無水物(6.0g,28mmol,1.02eq)およびピリジン(4.5g,57mmol,2.04eq)を0℃で90分間で滴下により添加した。反応が完了したら、反応混合物を濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これを摩砕により精製して、純粋な84.5(5.2g,72.3%)を得た。MS(ES): m/z 256.19 [M+H]
+。
【0406】
化合物84.6の合成。84.2(3.2g,16.4mmol,1.2eq)のTHF(20ml)中の溶液に、n−BuLi(ヘキサン中2.4M)(6.8mL,16.4mmol,1.2eq)を−78℃で10分間で滴下により添加した。10分後、84.5(3.5g,13.7mmol,1.0eq)のTHF(10mL)中の溶液を−78℃で30分間で滴下により添加し、そして反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応をNH
4Clでクエンチし、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。1.5(3.7g,86.95%)。MS(ES): m/z 311.36 [M+H]
+。
【0407】
化合物84.7の合成。1.5(3.2g,10.31mmol,1.0eq)のメタノール(30mL)中の溶液に、10%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.5g)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで48時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そしてメタノールで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物を40%の酢酸エチルおよびヘキサン中に溶出して、純粋にして、1.6を得た。(1.2g,41.22%)。MS(ES): m/z 283.21 [M+H]
+。
【0408】
化合物84.8の合成。1−ベンジル−3−ブロモ−1H−ピラゾール(0.7g,2.9mmol,1.0eq)の1,4ジオキサン(10ml)中の溶液に、1.6(0.1.2g,4.4mmol,1.5eq)、ヨウ化銅(0.027g,0.14mmol,0.05eq)、炭酸カリウム(0.8g,5.80mmol,2.0eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.02g,0.14mmol,0.05eq)を室温で添加し、そして反応混合物を140℃で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物を酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをcombi flashによってさらに精製し、その化合物を40%の酢酸エチルおよびヘキサン中に溶出して、純粋な1.6(0.4g,21.2%)を得た。MS(ES): m/z 439.5 [M+H]
+。
【0409】
化合物84.9の合成。1.6(0.4g,0.91,1.0eq)のテトラヒドロフラン(5ml)中の溶液に、ボランジメチルスルフィド(0.35mL,3.6mmol,4eq)を0℃で添加し、そして室温で2時間撹拌した。反応が完了したら、反応混合物にメタノールを添加し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物を30%の酢酸エチルおよびヘキサンで溶出して純粋にして、純粋な1.8を得た。(0.165g,42.6%)。MS(ES): m/z 424.2 [M+H]
+。
【0410】
化合物84.91の合成。1.7(0.16g,0.388mmol,1.0eq)のメタノール(10mL)中の溶液に、20%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.03g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そしてメタノールで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をジクロロメタン中5%のメタノール中に溶出して純粋にして、1.8を得た。(0.1g,79.35%)。MS(ES): m/z 335.21 [M+H]
+。
【0411】
化合物84.92の合成。この化合物を、83.6と同じ方法によって調製した。
【0412】
化合物I−84の合成。この化合物を、84.92をTFAで処理してBOC基を除去し、I−84を得ることによって調製した(0.011g,47.08%)。MS(ES): m/z 486.33 [M+H]
+。LCMS純度: 100%, HPLC純度: 98.40%, キラルHPLC純度: 98.41。
1H NMR (DMSO−d6, 400MHZ): 9.75−9.74(d, 1H), 9.12 (s, 1H), 8.16 (s, 1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.83−7.76(m, 2H), 6.41 (d, 1H), 4.40 (d, 1H), 3.83 (d, 1H), 3.62(d, 1H), 3.55 (d, 1H),, 2.83(t, 1H), 1.97−1.96(m, 3H), 1.70−1.67 (m, 2H), 1.61−1.58(m, 1H)。
【0413】
実施例85。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−85の合成
【化62】
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【化63】
[この文献は図面を表示できません]
【0414】
化合物85.1の合成。1.1(2.5g,14.3mmol,1.0eq)のDCM(10mL)中の溶液に、3−オキソペンタン二酸ジメチル(5g,28mmol,2eq)およびアセトアルデヒド(1.6mL,36.0mmol,2.1eq)を−30℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。反応が完了したら、減圧下で濃縮して粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製し、そしてその化合物をヘキサン中5%の酢酸エチル中に溶出して、純粋な85.1を得た。(0.9g,15.6%)。MS(ES): m/z 400.35 [M+H]
+。
【0415】
化合物85.2の合成。85.1(0.9g,2.2mmol,1.0eq)のEtOH(5mL)中の溶液に、2NのNaOH(2.8ml,5.6mmol,2.5eq)を室温で添加した。反応混合物を80℃で24時間撹拌した。反応が完了したら、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをクロマトグラフィーにより精製した。85.2(0.28g,39.16%)。MS(ES): m/z 284.35 [M+H]
+。
【0416】
化合物85.3の合成。1.2(0.28g,0.98mmol,1.0eq)のエタノール(10ml)中の溶液に、水素化ホウ素ナトリウム(0.056g,1.5mmol,1.5eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、水中に移し、そしてジクロロメタンで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これを精製して、85.3を得た。(0.25g,88.68%)。MS(ES): m/z 286.35 [M+H]
+。
【0417】
化合物85.4の合成。85.3(0.23g,1.7mmol,1.0eq)のメタノール(10mL)中の溶液に、20%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.06g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を40psiの水素下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そしてメタノールで洗浄し、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、85.4を得た。(0.12g,76.2%)。MS(ES): m/z 196.21 [M+H]
+。
【0418】
化合物85.5の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して合成した。
【0419】
化合物I−85の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して合成した。(0.03g,45.9%)。MS(ES): m/z 447.28 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d6, 400MHZ): 9.71(d, 1H), 9.12 (s, 1H), 8.15 (s, 1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.81−7.76(m, 2H), 6.37 (d, 1H), 4.62(s, 1H), 4.50 (s, 2H), 4.00−3.99 (m, 1H), 3.85−3.84(m, 1H), 3.51−3.50(m, 1H), 1.91−1.92 (m, 1H),1.79−1.77 (m, 1H), 1.61−1.60(m, 1H), 1.34(d, 3H), 1.03(d, 3H)。
【0420】
実施例86。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−86の合成
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
【0421】
化合物62.1の合成。1.1(1g,5.78mmol,1.0eq)のDMA(7ml)中の溶液に、DIPEA(1.9g,14.45mmol,2.5eq)および1,5−ジブロモペンタン−2−オン(1.6g,6.36mmol,1.1eq)を添加した。反応混合物をマイクロ波内100℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、86.1を得た。(1g,68%)。MS(ES): m/z 256 [M+H]
+。
【0422】
化合物86.2の合成。(メトキシメチル)トリフェニルホスホニウムブロミド(4g,11.75mmol,1.0eq)のトルエン(30mL)中の混合物に、KHMDS溶液(25ml,11.75mmol,3eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、そして86.1(1g,3.92mmol,1eq)を添加した。この反応が完了したら、混合物をNH
4Cl溶液中に移し、Et
2Oで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な86.2(0.4g,38%)を得た。MS(ES): m/z 270 [M+H]
+。
【0423】
化合物86.3の合成。86.2(0.4g,14.86mmol,1eq)のTHF(8ml)中の溶液に、NaBH
4(0.14g,36.84mmol,1.0eq)を0℃で添加し、その後、MeOH(1.0ml)を添加した。反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、86.3(0.35g,87.5%)を得た。MS(ES): m/z 272 [M+H]
+。
【0424】
化合物86.4の合成。86.3(0.25g,92.2mmol,1.0eq)のメタノール(15.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2/C(0.13g)および1.0NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで48時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そしてMeOHで洗浄し、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、(0.1g,60.24%)を得た。MS(ES): m/z 182 [M+H]
+。
【0425】
化合物86.5の合成。化合物86.5を、化合物86.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0426】
化合物86.6の合成。化合物86.6を、86.5から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0427】
化合物I−86の合成。86.6(0.06g,0.11mmol,1eq)のMeOH(3.0ml)中の溶液に、K
2CO
3(0.15g,0.10mmol,4.0eq)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を減圧下で濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−86(0.022g,44.9%)を得た。MS(ES): m/z 433 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.69−9.68 (d,1H), 8.27 (s,1H), 7.80−7.65 (m, 1H), 7.73−7.63 (m,2H), 6.22−6.21 (d,1H) 3.98−3.94 (m,1H), 3.82−3.79 (m,1H), 3.53−3.42 (m, 2H), 2.90−2.84 (m,1H), 2.68−2.62 (m,1H), 1.81−1.76 (m,3H), 1.67−1.60 (m,1H), 1.30−1.16 (m,3H)。
【0428】
実施例87。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−87の合成
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
【0429】
化合物87.1の合成。1.1(2.0g,11.56mmol,1.0eq)および1,4−ジブロモブタン−2−オール(3g,12.93mmol,2.0eq)のDMA(10.0ml)中の溶液、反応混合物をマイクロ波内100℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、87.1を得た。(1.2g,42.9%)。MS(ES): m/z 244 [M+H]
+。
【0430】
化合物87.2の合成。87.1(0.9g,37.0mmol,1.0eq)およびEt
3N(2.24g,22.2mmol,6eq)のDCM(10mL)中の混合物に、三酸化硫黄ピリジン錯体(1.76g,11.1mmol,3eq)を室温でゆっくりと添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をNH
4Cl溶液中に移し、DCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、87.2を得た。(0.5g,50.50%)。MS(ES): m/z 242 [M+H]
+。
【0431】
化合物87.3の合成。87.2(0.5g,2.0mmol,1.0eq)のTHF(5mL)中の混合物を−78℃まで冷却し、そしてMeMgI(THF中3M)(1.38ml,4.1mmol,2eq)を添加した。反応混合物をゆっくりと室温まで温め、そして1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を飽和NH
4Cl溶液中に移し、EtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で36℃で濃縮して、87.3(0.4g,78.0%)を得た。MS(ES): m/z 258 [M+H]
+。
【0432】
化合物87.4の合成。87.2(0.4g,1.5mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、Pd(OH)
2/C(0.2g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を40psiの水素圧力下で12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、87.4を得た。(0.16g,61.5%)。MS(ES): m/z 168 [M+H]
+。
【0433】
化合物87.5の合成。化合物87.5を、化合物87.4のキラル分離によって調製した。
【0434】
化合物87.6の合成。化合物87.6を、化合物87.4のキラル分離によって調製した。
【0435】
化合物87.5の合成。化合物87.7を、化合物87.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0436】
化合物I−87の合成。化合物I−87を、化合物87.7から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 419 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.16 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.12−6.11 (d, 1H), 4.78 (s,1H), 4.48 (s,2H), 3.49−3.38 (m,2H), 3.33−3.22 (m,2H), 1.89−1.83 (m,2H), 1.32−1.31 (d, H)。
【0437】
実施例88。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−88の合成
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
【0438】
化合物I−88を、化合物80.3および4.1から、実施例56に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 487 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (d,1H), 9.11(s, 1H), 8.15 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.38 (d,1H), 6.02 (s,1H), 4.49 (s,2H), 3.85 (d,1H), 3.75 (d,1H), 3.08 (d,1H), 2.88−2.82 (m,1H), 1.90−1.79 (m,2H), 1.73−1.70 (m,1H), 1.66−1.60 (m,1H)。
【0439】
実施例89。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−89の合成
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
【0440】
化合物I−89を、化合物80.4および4.1から、実施例56に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 487 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.15 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.38 (d,1H), 6.02 (s,1H), 4.49 (s,2H), 3.85 (d,1H), 3.75 (d,1H), 3.08 (d,1H), 2.88−2.82 (m,1H), 1.90−1.79 (m,2H), 1.73−1.70 (m,1H), 1.66−1.60 (m,1H)。
【0441】
実施例90。2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(3−(3−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−5−オン,I−90の合成
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
【0442】
化合物90.2の合成。naOH(15.2g,0.38mmol,1eq)の水(250mL)中の溶液に、90.1(40g,0.38mmol,1eq)を10℃で添加した。これに4−メトキシベンズアルデヒド(92.1g,0.761mmol,2eq)を添加し、そして30分間撹拌した。これにNaBH
4(7.9g,0.20mmol,0.55eq)を少しずつ、20分間で0℃で添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をEt
2Oで洗浄し、そして水性物質を2NのHClによってPh=4.5に酸性にした。析出した固体を濾過し、そしてEt
2Oで洗浄して、90.2(25.0g,29.2%)を得た。MS(ES): m/z 226.10 [M+H]
+。
【0443】
化合物90.3の合成。NaOH(5.54g,138mmol,1eq)の水(300mL)中の溶液に、90.2(24g,106mmol,1.0eq)を0℃で添加した。これにクロロアセチルクロリド(24g,213mmol,2eq)を滴下により、20分間かけて添加した。この混合物に水性NaOHを添加して、pH=12を維持した。この反応塊を45℃で4時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を0℃まで冷却し、そして希HClでPh=4まで酸性にした。その生成物をEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして濃縮して、粗製の90.3を得た。この粗製物質をさらに精製せずに次の工程に使用した。(粗製Wt,:18.0g,63.7%)。MS(ES): m/z 266.10 [M+H]
+。
【0444】
化合物90.4の合成。90.3(18g,67.92mmol,1eq)のアセトン(500mL)中の溶液に、BnBr(17.4mmol,423.5mmol,1.5eq)、DIPEA(43g,339.6mmol,5eq)を添加した。得られた混合物を室温で18時間撹拌した。完了したら、反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、90.4(8.0g,33.2%)を得た。MS(ES): m/z 356.15 [M+H]
+。
【0445】
化合物90.5の合成。90.4(8.0g,22.53mmol,1eq)のアセトニトリル(200mL)、水(200mL)中の溶液に、硝酸アンモニウムセリウム(62g,112.67mmol,5eq)を0℃で1時間で添加した。この反応物にDIPEAを添加してPh=7に調整し、そして室温で一晩撹拌した。完了したら、反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これを摩砕により精製して、90.5(2.0g,37.8%)を得た。MS(ES): m/z 236[M+H]
+。
【0446】
化合物90.6の合成。90.5(2g,8.43mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(10mL)中の溶液に、1−ベンジル−3−ブロモ−1H−ピラゾール(2.97g,12.65mmol,1.5eq)、CuI(1.62g,8.51mmol,1.0eq)、K
2CO
3(2.34g,17.02mmol,2.0eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(1.2g,8.5mmol,1.0eq)を室温で添加し、そして反応混合物を100℃で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、90.6(0.7g,21.2%)を得た。MS(ES): m/z 392.16 [M+H]
+。
【0447】
化合物90.7の合成。LAH(0.226g,5.95mmol,2eq)のTH(5mL)中の懸濁物に、90.6 0.7g,1.78mmol,1eq)のTHF(5.0mL)中の溶液を添加した。この反応混合物を18時間加熱還流させた。この反応が完了したら、混合物を室温まで冷却し、そしてNa
2SO
4中でクエンチした。この粗製混合物をセライトで濾過し、そしてTHFで洗浄した。溶媒を減圧下で除去して、90.7(0.108g,22.0%)を得た。MS(ES): m/z 274.15 [M+H]
+。
【0448】
化合物90.8の合成。90.7(0.108g,0.395mmol,1.0eq)のMeOH(5mL)中の溶液に。20%のPd(OH)
2(0.1g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)30psiで24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、溶媒を減圧下で除去し、そして粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、90.8を得た。(0.048g,66.3%)。MS(ES): m/z 184.1 [M+H]
+。
【0449】
化合物90.9の合成。化合物を、90.8から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0450】
化合物I−90の合成。化合物を、90.9から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 435 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.77−9.76 (d,1H), 9.05 (s,1H), 8.01 (s,1H), 7.620−7.58 (m,1H), 7.3−7.26 (m,2H), 6.29−6.28 (d,1H), 4.79−4.76 (m, 1H), 4.47 (s,2H), 4−3.97 (s,1H), 3.84−3.82 (m,1H), 3.75−3.71 (m,1H), 3.59−3.46 (m,5H), 3.14−3.09 (m,1H)。
【0451】
実施例91。1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−3−カルボン酸,I−91の合成
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
【0452】
化合物91.1の合成。化合物86.5(0.08g,0.015mmol,1.0eq)のDCM(5.0mL)中の溶液に、Et3N(0.09g,0.90mmol,6.0eq)およびDMSO(0.117g,1.5mmol,10eq)を添加し、その後、三酸化硫黄ピリジン錯体(0.072g,0.45mmol,3eq)を少しずつ添加した。この反応物を室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をNH
4Cl溶液中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、91.1(0.08g,90.0%)を得た。MS(ES): m/z 531 [M+H]
+。
【0453】
化合物91.2の合成。91.1(0.080g,0.15mmol,1eq)のt−ブチルアルコール(1.0ml)および2−メチル−2−ブテン(0.3ml)中の溶液に、亜塩素酸ナトリウム(0.030g,0.34mmol,10eq)を添加し、その後、リン酸二水素ナトリウム(20%w/v,0.3ml)を室温で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質91.2(0.048g,58.24%)を得た。MS(ES): m/z 547 [M+H]
+。
【0454】
化合物I−91の合成。化合物I−91を、化合物91.2から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 447 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 12.38 (s,1H), 9.75−9.75 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.11 (s,1H), 7.91−7.89 (d,1H), 7.82−7.75 (m,2H), 6.38−6.37 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.86−3.83 (m,1H), 3.68−3.65 (m,1H), 3.04−2.88 (m,3H), 1.93 (s, 1H), 1.71 (s,1H), 1.55 (s,2H)。
【0455】
実施例92。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−92の合成
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
【0456】
化合物I−92を、化合物87.5および92.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 419 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.16 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.12−6.11 (d,1H), 4.78 (s,1H), 4.48(s, 2H), 3.49−3.38 (m,2H), 3.33−3.22 (m,2H), 1.89−1.83 (m,2H), 1.32−1.31 (d,3H)。
【0457】
実施例93。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−93の合成
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
【0458】
化合物I−93を、化合物87.6および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 419 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.08 (s,1H), 8.16 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.12−6.11 (d,1H), 4.77 (s,1H), 4.48 (s,2H), 3.49−3.38 (m,2H), 3.33−3.22 (m,2H), 1.88−1.84 (m,2H), 1.32−1.31 (d,3H)。
【0459】
実施例94。3−フルオロ−2−(4−(3−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−94の合成
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
【0460】
化合物94.2の合成。94.1(1g,6.1mmol,1.0eq)のTHF(10mL)中の溶液に、LAH(1m)(24.6g,24.6mmol,4eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を硫酸ナトリウム十水和物中に移し、そしてセライト床で濾過し、酢酸エチルで洗浄し、そして濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、94.2を得た。(0.5g,72.49%)。MS(ES): m/z 113.35 [M+H]
+。
【0461】
化合物94.3の合成。化合物を、94.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0462】
化合物I−94の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.011g,56.1%)。MS(ES): m/z 364.3 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d6, 400MHZ): 9.63 (d, 1H), 9.12 (s,1H), 8.28 (s,1H), 7.92−7.91 (m,1H), 7.81−7.69 (m,2H), 6.55 (d,1H), 4.74 (d,1H), 4.54 (s,2H), 3.773−3.69 (m,2H), 2.82−2.79 (m,2H)。
【0463】
実施例95。1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−3−カルボニトリル,I−95の合成
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
【0464】
化合物95.1の合成。91.1(0.07g,0.13mmol,1.0eq)のDCM(2.0ml)中の混合物に、I
2(0.05g,0.19mmol,1.5eq)およびNH
4OH(0.2ml)を添加した。反応物を室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、95.1(0.06g,86.95%)を得た。MS(ES): m/z 528 [M+H]
+。
【0465】
化合物I−95の合成。化合物を、95.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.025g,52.1%)。MS(ES): m/z 428 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.77 (d,1H), 9.14 (s,1H), 8.20 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.76 (m,2H), 6.44 (d,1H), 4.50 (s,2H), 3.59−3.54 (m,2H), 3.39−3.37 (m,1H), 3.30−3.26 (m,1H), 3.13−3.10 (m,1H), 1.89−1.84 (m,2H), 1.72−1.69 (m,1H), 1.64−1.62 (m,1H)。
【0466】
実施例96。3−フルオロ−2−(4−(3−(5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−96の合成
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
【0467】
化合物96.2の合成。N,O−ジメチルヒドロキシルアミンHCl(10.0g,95.69mmol,1.0eq)およびEt
3N(19.36g,191.6mmol,2.0eq)のCH
2Cl
2(60mL)中の溶液に、反応混合物を0℃で30分間撹拌した。化合物96.1を0℃で添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、有機層を水、ブライン、飽和NaHCO
3溶液および1.0NのHClで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、96.2(9.0g,72.9%)を得た。
【0468】
化合物96.3の合成。96.2(9.0g,69.76mmol,1.0eq)のテトラヒドロフラン(100.0mL)中の混合物に。反応混合物を−70℃でまで冷却し、そしてEtMgBr(THF中1M)(72ml,73.25mmol,1.05eq)を添加した。反応混合物をゆっくりと室温まで温め、そして18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を飽和NH
4Cl中に移し、ジエチルエーテルで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、96.3(6.0g,88.3%)を得た。
【0469】
化合物96.4の合成。96.3(6.0g,71.42mmol,1.0eq)のMeOH(70.0mL)中の溶液に。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてBr
2(11.4g,71.42mmol,1.0eq)を添加した。反応物を0℃で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、CH
2Cl
2で抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これを蒸留により精製して、純粋な96.4(1.0g,10%)を得た。
【0470】
化合物96.5の合成。96.4(1.0g,5.6mmol,1.0eq)中の溶液に、水中のHBr(水中47%)(10mL)を添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてCH
2Cl
2で抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、96.5を得た。(1.0g,68.96%)。
【0471】
化合物96.6の合成。96.5(1.0g,3.8mmol,1.0eq)および1.1(0.67g,3.8mmol,1.0eq)のDMA(6.0ml)中の溶液に、DIPEA(2.0ml,11.6mmol,3.0eq)を添加し、反応混合物を100℃でマイクロ波内で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、96.6(0.7g,67.96%)を得た。MS(ES): m/z 269.6 [M+H]
+。
【0472】
化合物96.7の合成。96.6(0.7g,2.6mmol,1.0eq)のMeOH(10mL)中の溶液に。NaBH
4(0.2g,5.2mmol,2.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をNH
4Cl中に移し、EtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、96.7(0.7g,98.0%)を得た。MS(ES): m/z 272 [M+H]
+。
【0473】
化合物96.8の合成。96.7(0.65g,2.39mmol,1.0eq)のMeOH(10.0mL)中の溶液に、活性炭担持Pd(OH)
2(0.5g)および1NのHCl(cat.)を添加した。反応混合物を40psiのH
2圧力下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、96.8を得た。(0.2g,46.0%)。MS(ES): m/z 182 [M+H]
+。
【0474】
化合物96.9の合成。化合物96.9を、化合物96.8のキラル分離によって調製した(0.050g)。MS (ES): m/z 182 [M+H]
+。
【0475】
化合物96.91の合成。化合物96.91を、化合物96.8のキラル精製によって調製した。MS (ES): m/z 182 [M+H]
+。
【0476】
化合物96.92の合成。化合物96.92を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0477】
化合物I−96の合成。化合物I−96を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 433 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (s,1H), 9.08 (s, 1H), 8.14 (s,1H), 7.91−7.76 (m,4H), 6.3 (s,1H), 4.85 (s,1H), 4.08−4.05 (m,1H), 3.67−3.54 (m, 2H), 2.91−2.82 (m,2H), 1.65−1.62 (m,4H), 1.01−0.99 (d,3H)。
【0478】
実施例97。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−97の合成
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
【0479】
化合物I−97を、化合物I−86のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 433 [M+H]
+; 1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.69−9.68 (d,1H), 8.28 (s,1H), 7.79−7.72 (m,1H), 7.71−7.62 (m,2H), 6.23−6.22 (d,1H) 3.98−3.95 (m,1H), 3.83−3.80 (m,1H), 3.53−3.43 (m,2H), 2.91−2.85 (m,1H), 2.68−2.62 (m,1H), 1.85−1.76 (m,3H), 1.70−1.64 (m,1H), 1.23−1.17 (m,3H)。
【0480】
実施例98。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(ヒドロキシメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−98の合成
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
【0481】
化合物I−98を、化合物I−86のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 433 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.69−9.68 (d,1H), 8.27 (s,1H), 7.78−7.71 (m,1H), 7.69−7.62 (m,2H), 6.23−6.22 (d,1H) 3.98−3.95 (m,1H), 3.82−3.79 (m,1H), 3.53−3.43 (m,2H), 2.90−2.84 (m,1H), 2.68−2.64 (m,1H), 1.81−1.76 (m,3H), 1.71−1.60 (m,1H), 1.30−1.17 (m,3H)。
【0482】
実施例99。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−((1−メチルアゼチジン−3−イル)スルホニル)ピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−99の合成
【化79】
[この文献は図面を表示できません]
【化80】
[この文献は図面を表示できません]
【0483】
99.2の合成。99.1(5.0g,24.15mmol,1eq)のDCM(100mL)中の溶液に、Et
3N(5g,49.5mmol,2eq)を添加した。これにMsCl(2.89g,25.35mmol,1.05eq)を0℃で滴下により添加した。この反応混合物を0℃で30分間撹拌した。この反応が完了したら、反応をDCMでクエンチし、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、99.2(5.0g,48%)を得た。MS(ES): m/z 285 [M+H]
+。
【0484】
99.3の合成。K
2CO
3(3.63g,26.31mmol,1.5eq)のDMF(100mL)中の懸濁物に、エタンチオールS−酸(1.99g,26.31mmol,1.5eq)を0℃で添加した。これに99.2(5g,17.54mmol,1eq)を添加した。得られた混合物を60℃まで6時間加熱した。完了したら、この反応を水でクエンチし、次いで酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、99.3(2.1g,48.5%)を得た。MS(ES): m/z 266.12 [M+H]
+。
【0485】
99.4の合成。99.3(2.1g,7.92mmol,1eq)のDCM(100mL)、水(30mL)中の溶液に通して、0℃でCl
2ガスを1時間吹き込んだ。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、99.4(1.4g,29.96%)を得た。MS(ES): m/z 291.01 [M+H]
+。
【0486】
99.5の合成。1.1(5.0g,28.9mmol,1eq)のDMA(15mL)中の溶液に、ビス(2−クロロエチル)アミン(5.1g,28.65mmol,1eq)、DIPEA(11.15g,86.43mmol,3eq)を添加した。得られた混合物を90℃でマイクロ波内で2時間加熱した。完了したら、この反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、99.5(0.5g,4.29%)を得た。MS(ES): m/z 243.16 [M+H]
+。
【0487】
99.6の合成。99.5(0.5g,2.01mmol,1.0eq)のDCM(20.0mL)中の溶液に、Et
3N(0.521g,5.16mmol,2.5eq)を0℃で添加した。これに99.4(0.716g,2.47mmol,1.2eq)を添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。完了したら、この反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、99.6(0.45g,60.7%)を得た。MS(ES): m/z 359 [M+H]
+。
【0488】
99.7の合成。99.6(0.45g,0.909mmol,1.0eq)のMoOH(3mL)中の溶液に、Pd(OH)
2(0.15g)および1NのHCl(0.5mL)を添加した。この混合物を水素化器内で、水素下(50psi)室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノール(10mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、99.7(0.2g,55.3%)を得た。MS(ES): m/z 266.25 [M+H]
+。
【0489】
99.8の合成。99.7(0.3g,0.831mmol,1eq)のMeOH(15mL)中の溶液に、パラホルムアルデヒド(0.25g,8.31mmol,10eq)、NaCNBH
3(0.06g,0.9141mmol,1.1eq)を0℃で添加した。得られた反応塊を室温で16時間撹拌した。完了したら、この反応を酢酸エチルでクエンチし、酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、次いでNa
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、99.8(0.18g,57.8%)を得た。MS(ES): m/z 376.15 [M+H]
+。
【0490】
99.9の合成。99.8(0.18g,0.48mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、Pd(OH)
2(0.15g)および1NのHCl(0.5mL)を添加した。この混合物を水素化器内で、水素下(50psi)室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノール(10mL)で洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、99.9(0.044g,32.2%)を得た。MS(ES): m/z 285.11 [M+H]
+。
【0491】
99.91の合成。化合物を、99.9および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0492】
I−99の合成。化合物を、99.91から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 537.11 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 8.16 (s,1H), 7.85−7.83 (d,1H), 7.73−7.71 (m,2H), 7.51 (s,1H), 6.99 (s,1H), 6.07 (s,1H), 5.75 (m,2H), 5.04 (m,2H), 4.3 (m,2H), 3.22−3.14 (m,4H), 3.09−3.05 (m,4H)。
【0493】
実施例100。2−(4−(3−(1,4−ジオキサ−7−アザスピロ[4.4]ノナン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−100の合成
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
【0494】
化合物100.1の合成。100.1(0.53g,2.19mmol,1.0eq)のベンゼン(10.0mL)中の溶液に、エチレングリコール(0.817g,13.2mmol,6.0eq)、p−TsOH(0.037g,0.21mmol,0.1eq)を添加した。反応物をDean−Stark装置内で90℃で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、100.1(0.41g,65.5%)を得た。MS(ES): m/z 286 [M+H]
+。
【0495】
化合物100.2の合成。100.1(0.4g,1.40mmol,1.0eq)のMeOH(10.0mL)中の溶液に。20%のPd(OH)
2(0.1g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、そして溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、100.2(0.13g,47.6%)を得た。MS(ES): m/z 196 [M+H]
+。
【0496】
化合物100.3の合成。化合物を、100.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0497】
化合物I−100の合成。化合物を、100.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 447 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78 (s,1H), 9.10 (s,1H), 8.10 (s,1H), 7.91(d, 1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.16 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.92 (s,4H), 3.44 (t,2H), 3.39 (s,2H), 2.10 (t,2H)。
【0498】
実施例101。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−101の合成
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
【0499】
化合物101.2の合成。101.1(4g,36.3mmol,1.0eq)のEt
2O(20mL)中の溶液に、10%のPd/C(0.25g)を添加した。反応混合物を室温で30psiのH
2下で5時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、101.1を得た。(2.8g,67.6%)。MS(ES): m/z 115 [M+H]
+。
【0500】
化合物101.3の合成。101.2(2.4g,21.0mmol,1.0eq)および1,1−ジメトキシ−N,N−ジメチルメタンアミン(5.0g,42.1mmol,2.0eq)の混合物を、密封チューブ内で100℃で12時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、101.3(2.5g,70.4%)を得た。MS(ES): m/z 170 [M+H]
+。
【0501】
化合物101.4の合成。101.3(2.0g,11.8mmol,1.0eq)のEtOH(20ml)中の溶液に、ヒドラジン一水和物(0.7g,14.2mmol,1.2eq)を添加した。反応混合物を80℃で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、101.4(0.9g,55.2%)を得た。MS(ES): m/z 139 [M+H]
+。
【0502】
化合物101.5の合成。化合物を、101.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0503】
化合物I−101の合成。化合物を、101.5から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.1g,31.4%)。MS(ES): m/z 390 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.65 (d,1H), 8.48 (d,1H), 7.69 (d,1H), 7.60−7.55 (m,1H), 7.51−7.47 (m,1H), 6.68 (s,1H), 6.54 (d,1H), 5.07 (t,1H), 4.66 (s,2H), 4.10−4.05 (m,1H), 3.97−3.92 (m,1H), 2.37−2.33 (m,1H), 2.17−2.03 (m,3H)。
【0504】
実施例102。2−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)酢酸,I−102の合成
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
【0505】
化合物102.1の合成。94.3(0.4g,0.86mmol,1.0eq)のDMSO(0.067g,8.6mmol,10.0eq)およびDCM(5.0mL)中の溶液に、Et
3N(0.7mL,24.6mmol,6eq)および三酸化硫黄ピリジン錯体(0.4mL,2.5mmol,3eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物120.1を得た。(0.12g,29.0%)。MS(ES): m/z 464.68 [M+H]
+。粗製物を精製せずに次の工程に使用した。
【0506】
化合物102.2の合成。120.1(0.1g,0.21mmol,1.0eq)のt−ブタノール中の溶液に、亜塩素酸ナトリウム(0.29g,2.1mmol,10eq)およびリン酸水素二ナトリウム二水和物(1.5mL)を添加し、その後、2−メチル−2−ブテン(1.5mL)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これを分取HPLCにより精製して、20.2を得た。(0.02g,16.1%)。MS(ES): m/z 478.5 [M+H]
+。
【0507】
化合物I−102の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.010g,63.27%)。MS(ES): m/z 378.18 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.62 (s,1H), 8.42 (s,1H), 7.82−7.80 (m,1H), 7.76−7.65 (m,3H), 6.59 (s,1H), 4.62 (s,2H), 3.68 (s, 2H)。
【0508】
実施例103。(R)−3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−103の合成
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
【0509】
化合物I−103を、化合物I−101のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 390 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.65 (d,1H), 8.48 (d,1H), 7.69 (d,1H), 7.60−7.55 (m,1H), 7.51−7.47 (m,1H), 6.68 (s,1H), 6.54 (d,1H), 5.07 (t,1H), 4.66 (s,2H), 4.10−4.05 (m,1H), 3.97−3.92 (m,1H), 2.37−2.33 (m,1H), 2.17−2.03 (m,3H)。
【0510】
実施例104。(S)−3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(テトラヒドロフラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−104の合成
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
【0511】
化合物I−103を、化合物I−101のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 390 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.65 (d,1H), 8.48 (d,1H), 7.69 (d,1H), 7.60−7.55 (m,1H), 7.51−7.47 (m,1H), 6.68 (s,1H), 6.54 (d,1H), 5.07 (t,1H), 4.66 (s,2H), 4.10−4.05 (m,1H), 3.97−3.92 (m,1H), 2.37−2.33 (m,1H), 2.17−2.03 (m,3H)。
【0512】
実施例105。2−(4−(3−((3S,4R)−3,4−ジヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−105の合成
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
【0513】
化合物105.2の合成。105.1(0.4g,1.46mmol,1.0eq)のMeOH(20mL)中の溶液に、50mLのオートクレーブ内で、Pd(OH)
2(0.45g)、希HCl(0.1mL)を添加した。水素を50psiまでパージした。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応が完了したら、混合物を濾過した。その母液をエバポレートして105.2(0.15g,55.9%)を得た。粗製化合物をいかなる精製もせずに次の工程に使用した。LCMS (ES): m/z 184.21 [M+H]
+。
【0514】
化合物105.3の合成。化合物105.3を、105.2および4.1から、実施例64に記載されるように調製した。
【0515】
化合物I−105の合成。化合物I−105を、105.3から、実施例64に記載されるように調製した。MS(ES): m/z 435.15 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.71−9.70 (d,1H), 8.29 (s,1H), 7.8−7.78 (m,1H), 7.75−7.64 (m,2H), 6.25 (s,1H), 4.54−4.12 (s,2H), 3.9−3.83 (m,1H), 3.82−3.8 (m,1H), 3.54−3.45 (m,3H), 3.43−3.42 (m,1H), 1.97−1.91 (m,1H), 1.83−1.77 (m,1H)。
【0516】
実施例106。3−フルオロ−2−(4−(3−((2R,6R)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−106の合成
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
【0517】
化合物106.1および106.2の合成。化合物を、化合物85.3のキラル精製によって調製した。
【0518】
化合物106.3の合成。106.1(0.24g,0.77mmol,1.0eq)のMeOH(10mL)中の溶液に、20%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.06g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を40psiの水素下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して純粋にして、106.3(0.105g,69.7%)を得た。MS(ES): m/z 195.3 [M+H]
+。
【0519】
化合物106.4の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0520】
化合物I−106の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.015g,47.09%)。MS(ES): m/z 447.28 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.71(d, 1H), 9.13 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75(m,2H), 6.34 (d,1H), 4.69 (s,1H), 4.50 (s,2H), 3.78−3.77 (bs,1H), 3.56−3.52 (m,2H), 1.93−1.89 (m,2H),1.47−1.41 (m,1H), 1.26−1.20 (m, 1H), 1.13−1.11 (d,6H)。
【0521】
実施例107。3−フルオロ−2−(4−(3−((2S,6R)−4−ヒドロキシ−2,6−ジメチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−107の合成
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
【0522】
化合物I−107を、実施例106に記載される手順を使用して調製した。(0.017g,50.76%)。MS(ES): m/z 447.28 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.71 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.15 (s, 1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.84−7.73 (m,2H), 6.36 (d,1H), 4.62−4.60 (d,1H), 4.50 (s,2H), 3.99 (bs, 1H), 3.86−3.83 (m,1H), 3.53−3.51 (m,1H), 1.95−1.93 (m,1H),1.81−1.78 (m,1H), 1.64−1.57 (m,1H), 1.34 (d,3H), 1.03 (d,3H)。
【0523】
実施例108。2−(4−(3−((4R)−3,4−ジヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−108の合成
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
【0524】
化合物108.1の合成。56.1(2.6g,10.18mmol,1.0eq)のTHF(34.0mL)中の溶液に、LHMDS(2.55g,15.2mmol,1.5eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてMeI(2.17g,15.2mmol,1.5eq)を1時間かけて滴下により添加した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、108.1(0.78g,28.05%)を得た。MS(ES): m/z 270 [M+H]
+。
【0525】
化合物108.2の合成。108.1(0.780g,2.89mmol,1.0eq)のアセトニトリル(12.0mL)中の溶液に、NaI(0.868g,5.79mmol,3.0eq)を添加し、その後、Et
3N(0.586g,5.79mmol,2.0eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてTMSCl(0.629g,5.79mmol,2.0eq)を滴下により添加した。反応物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、108.2(0.78g,79.6%)を得た。MS(ES): m/z 342 [M+H]
+。
【0526】
化合物108.3の合成。108.2(0.780g,2.28mmol,1.0eq)のDCM(15.0mL)中の混合物に、メタクロロ過安息香酸(0.786g,4.56mmol,0.1eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、108.3(0.68g,85.1%)を得た。MS(ES): m/z 286 [M+H]
+。
【0527】
化合物108.4の合成。NH
4BH(OAc)
3(2.72g,17.9mmol,8eq)のアセトン(50mL)およびHOAc(2.15g,35.4mmol,16eq)中の溶液に、108.3(0.640g,2.24mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応物を室温で8時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製した。108.4(0.15g,23.0%)。MS(ES): m/z 288 [M+H]
+。
【0528】
化合物108.5の合成。108.4(0.150g,0.52mmol,1.0eq)のMeOH(5mL)中の溶液に。20%のPd(OH)
2(0.03g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、108.5を得た。(0.095g,93.13%)。MS(ES): m/z 198 [M+H]
+。
【0529】
化合物108.6の合成。化合物を、108.5および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0530】
化合物I−108の合成。化合物を、108.6から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 449 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.75 (d,1H), 9.10(s, 1H), 8.15 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.34 (d,1H), 4.73 (d,1H), 4.50 (d,3H), 3.50−3.48 (m,1H), 3.41−3.39 (m,1H), 3.13−3.08 (m,1H), 2.91 (d,1H), 1.92−1.87 (m,1H), 1.46−1.42 (m,1H), 1.08 (s,3H)。
【0531】
実施例109。2−(4−(3−((3S,4R)−3,4−ジヒドロキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−109の合成
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
【0532】
化合物109.1の合成。1.1(1.0g,5.7mmol,1.0eq)のDMF 10mL)中の溶液に、NaH(0.7g,17.3mmol,3eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして3−ブロモプロパン−1−エン(1.1ml,13.2mmol,2.3eq)を滴下により添加し、室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製化合物を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、109.1(1.2g,82.19%)を得た。MS(ES): m/z 254 [M+H]
+。
【0533】
化合物109.2の合成。109.1(0.5g,1.9mmol,1.0eq)のDCM(10.0mL)中の混合物に、ベンジリデン−ビス(トリシクロヘキシルホスフィノ)−ジクロロルテニウム(0.162g,0.19mmol,0.1eq)を添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、109.2(0.25g,56.3%)を得た。MS(ES): m/z 226 [M+H]
+。
【0534】
化合物109.3の合成。OsO
4触媒(水中2%)(0.01eq)の水(2.0mL)中の溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(0.13g,11.1mmol,1.0eq)を0℃で添加し、次いでアセトン(2.0ml)中の109.2(0.13g,11.1mmol,2.3eq)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、純粋な109.3(0.15g,52.26%)を得た。MS(ES): m/z 260 [M+H]
+。
【0535】
化合物109.4の合成。109.3(0.15g,0.57mmol,1.0eq)のMeOH(15.0mL)中の溶液に、20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.15g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、109.4(0.1g,82%)を得た。MS(ES): m/z 170 [M+H]
+。
【0536】
化合物109.5の合成。化合物109.5を、実施例64に記載されるように調製した。
【0537】
化合物I−109の合成。化合物I−109を、実施例64に記載されるように調製した。MS(ES): m/z 421 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78−9.77 (d,1H), 9.10 (s, H), 8.16 (s,1H), 7.91−7.90 (d,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.13−6.12 (d,1H), 4.93 (s,2H), 4.48 (s,2H), 4.11 (s, 2H), 3.51−3.47 (m,2H), 3.23−3.19 (m,2H)。
【0538】
実施例110。3−フルオロ−2−(4−(3−(2−メチル−2,7−ジアザスピロ[3.5]ノナン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−110の合成
【化93】
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【化94】
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【0539】
化合物110.1の合成。56.1(2.4g,10.6mmol,1.0eq)のDME(25.0ml)中の溶液を−10℃で30分間撹拌した。カリウムtert−ブトキシド(3.08g,27.5mmol,2.6eq)およびトルエンスルホニルメチルイソシアニド(2.31g,11.84mmol,1.12eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。完了したら、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン、飽和NaHCO
3溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、110.1(1.2g,48%)を得た。MS(ES): m/z 267 [M+H]
+。
【0540】
化合物110.2の合成。110.1(1.2g,4.39mmol,1.0eq)のTHF(20mL)中の混合物に、LHMDS(2.20g,13.1mmol,3.1eq)を−78℃で添加し、その後、クロロギ酸エチル(1.90g,17.1mmol,4.0eq)を添加した。反応混合物をゆっくりと室温まで温め、そして4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、110.2(1.2g,68.6%)を得た。MS(ES): m/z 389 [M+H]
+。
【0541】
化合物110.3の合成。110.2(1.2g,2.21mmol,1.0eq)のMeOH(10.0mL)中の溶液に、NaBH
4(0.167g,4.40mmol,1.5eq)を0℃で添加し、そして室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、110.3(1.05g,92.1%)を得た。MS(ES): m/z 297 [M+H]
+。
【0542】
化合物110.4の合成。110.3(1.0g,0.33mmol,1.0eq)のDCM(10mL)中の溶液に、Et
3N(1.0g,10.1mmol,3eq)およびp−トルエンスルホニルクロリド(1.25g,6.75mmol,2.0eq)を添加した。反応混合物を室温で36時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、110.4(1.0g,66.66%)を得た。MS(ES): m/z 451 [M+H]
+。
【0543】
化合物110.5の合成。110.4(1.0g,2.22mmol,1.0eq)のTHF(15mL)中の溶液に、LAH(0.2g,5.33mmol,2eq)を0℃で添加し、そして室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、110.5(0.55g,88.7%)を得た。MS(ES): m/z 283 [M+H]
+。
【0544】
化合物110.6の合成。110.5(0.55g,1.94mmol,1.0eq)のMeOH(10ml)中の溶液に、パラホルムアルデヒド(0.35g,11.69mmol,6.0eq)、NaCHBH
3(0.146g,2.32mmol,1.2eq)およびHOAc(0.582g,9.7mmol,5eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン、飽和NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをクロマトグラフィーにより精製して、110.6(0.295g,51.8%)を得た。MS(ES): m/z 297 [M+H]
+。
【0545】
化合物110.7の合成。110.6(0.29g,0.97mmol,1.0eq)のMeOH(10.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2(0.06g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)20psiで16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライトで濾過した。溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、110.7を得た。(0.19g,95.0%)。MS(ES): m/z 207 [M+H]
+。
【0546】
化合物110.8の合成。化合物を、110.7および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0547】
化合物I−110の合成。化合物を、110.8から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 458 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 8.58 (S,1H), 7.86 (d,2H), 7.75−7.70 (m,2H), 7.00 (s,1H), 6.57 (s,1H), 4.66 (s,2H), 3.66 (t,4H), 3.22 (s,4H), 2.18 (s,3H), 1.38 (t,4H)。
【0548】
実施例111。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル−7,7−d2)ベンゾニトリル,I−111の合成
【化95】
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【0549】
金属ナトリウム(0.026g,1.15mmol,10eq)を重水素化メタノール(2mL)中に0℃でゆっくりと添加し、そしてI−71(0.050g,1.15mmol,1.0eq)の重水素化クロロホルム(1ml)中の溶液を添加した。この反応物を室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−111(0.030g,60%)を得た。MS(ES): m/z 435 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.08 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.93−7.90 (m, 1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.33 (d,1H), 3.31−3.28 (m,1H), 3.22−3.20 (m,1H), 3.11 (s,2H), 1.77−1.75 (m,1H), 1.51−149 (m,3H), 1.13 (s,3H)。
【0550】
実施例112。3−フルオロ−2−(4−(3−((2S,5S)−5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−112の合成
【化96】
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【0551】
化合物I−112を、化合物96.9および112.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 433.43 [M+H]
+ 1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (s,1H), 9.11(s, 1H), 8.15 (s,1H), 7.92−7.90 (d,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.32 (s,1H), 4.88 (s,1H), 4.49 (s,2H), 4.10−4.02 (m,1H), 3.67−3.58 (m,2H), 2.85−2.75 (m,1H), 1.65−1.62 (m,2H), 1.48−1.43 (m,2H), 1.01−0.99 (d,3H)。
【0552】
実施例113。3−フルオロ−2−(4−(3−((2S,5R)−5−ヒドロキシ−2−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−113の合成
【化97】
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【0553】
化合物I−113を、化合物96.91および113.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 433.43 [M+H]
+ ;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.77 (s,1H), 9.11(s,1H), 8.14 (s,1H), 7.92−7.90 (d,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.31 (s,1H), 4.88 (s,1H), 4.49 (s, 2H), 4.10−4.02 (m,1H), 3.67−3.58 (m,2H), 2.82 (m,1H), 1.65−1.62 (m,2H), 1.48−1.43 (m,2H), 1.01−0.99 (d,3H)。
【0554】
実施例114。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル−7,7−d2)ベンゾニトリル,I−114の合成
【化98】
[この文献は図面を表示できません]
【0555】
化合物I−114を、化合物I−78から、実施例111に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 407.16 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (s,1H), 9.07 (s,1H), 8.17−8.11 (m,1H), 7.92−7.9 (d,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.14 (s,1H), 4.49 (s,1H), 4.36 (s,1H), 3.48−3.32 (m,3H), 3.17 (m,1H), 2.02−2 (m,1H), 1.99−1.95 (m,1H)。
【0556】
実施例115。2−(4−(3−((3R,4S)−3,4−ジヒドロキシアゼパン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−115の合成
【化99】
[この文献は図面を表示できません]
【0557】
化合物115.1の合成。1.1(5.0g,28.9mmol,1.0eq)のDMF(15mL)中の溶液に、NaH(1.5g,37.5mmol,1.3eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして3−ブロモプロパン−1−エン(2.5ml,28.9mmol,1eq)を滴下により添加し、室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。得られた粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、115.1(3g,48.8%)を得た。MS(ES): m/z 214 [M+H]
+。
【0558】
化合物115.2の合成。115.1(3.0g,14.0mmol,1.0eq)のTHF(30.0mL)中の溶液に、NaH(1.7g,42.2mmol,3eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして5−ブロモ−1−ペンテン(4.19g,28.1mmol,2eq)を滴下により添加し、60〜70℃で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷に注いだ。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、115.2(3.0g,75.6%)を得た。MS(ES): m/z 282 [M+H]+。
【0559】
化合物115.3の合成。115.2(1.5g,5.3mmol,1.0eq)のDCM(15mL)中の混合物に、ベンジリデン−ビス(トリシクロヘキシルホスフィノ)−ジクロロルテニウム(0.43g,0.53mmol,0.1eq)を添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、115.3(0.2g,14.8%)を得た。MS(ES): m/z 254 [M+H]
+。
【0560】
化合物115.4の合成。OsO
4(触媒)(水中2%)(0.01eq)の水(1.0mL)中の溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(0.092g,0.79mmol,1.0eq)を0℃で添加し、次いでアセトン(1.0ml)中の115.3(0.2g,0.79mmol,1eq)を0℃で滴下により添加し、そして室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、115.4(0.13g,57.5%)を得た。MS (ES): m/z 288 [M+H]
+。
【0561】
化合物115.5の合成。115.5(0.12g,0.41mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2(0.15g)および1NのHCl(触媒量)を反応物に添加した。反応混合物を40psiのH
2ガス下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、115.5を得た。(0.020g,24.4%)。MS(ES): m/z 198 [M+H]
+。
【0562】
化合物115.6の合成。化合物115.6を、実施例64に記載されるように調製した。
【0563】
化合物I−115の合成。化合物I−115を、化合物115.6から、実施例64に記載されるように調製した。MS(ES): m/z 449 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.08 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.24 (d,1H), 4.67−4.66 (d,1H), 4.48 (s,2H), 4.43−4.42 (d,1H), 3.69−3.68 (m,2H), 3.59−3.51 (m,2H), 3.31−3.34 (m, 2H), 1.89−1.80 (m,2H), 1.65−1.64 (m,1H), 1.38−1.33 (m,1H)。
【0564】
実施例116。1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピロリジン−3−カルボニトリル,I−116の合成
【化100】
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【0565】
化合物116.2の合成。116.1(1g,0.83mmol,1.0eq)、Et
3N(0.169g,1.67mmol,2.0eq)のDCM(5mL)中の溶液に、MsCl(0.144g,1.25mmol,1.5eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。完了したら、この反応を水でクエンチし、そしてEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、116.2を得た。(0.35g,88.4%)。MS(ES): m/z 471 [M+H]
+。
【0566】
化合物116.3の合成。116.2(0.35g,0.74mmol,1.0eq)のアセトニトリル(5.0ml)中の溶液に、テトラブチルアンモニウムシアニド(0.399g,1.48mmol,2.0eq)を0℃で添加した。反応物を65℃で16時間撹拌し、この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、116.3(0.16g,53.3%)を得た。MS(ES): m/z 405 [M+H]
+。
【0567】
化合物116.4の合成。化合物116.3(0.15g,0.094mmol,1.0eq)をDCM(1.0mL)に溶解させ、そしてTFA(0.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、116.5(0.04g,66.7%)を得た。MS(ES): m/z 163 [M+H]
+。
【0568】
化合物116.5の合成。化合物を、116.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0569】
化合物I−116の合成。化合物を、116.5から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 414 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 8.36 (d,1H), 7.69 (d,1H), 7.60−7.54 (m,1H), 7.52−7.47 (m,1H), 6.28 (s,1H), 5.96 (d,1H), 4.60 (s,2H), 3.85−3.81 (m,1H), 3.73−3.63 (m,2H), 3.56−3.52 (m,1H), 3.28−3.21 (m,1H), 2.74−2.34 (m,2H)。
【0570】
実施例117。2−(4−(3−(((1r,4r)−4−(ジメチルアミノ)シクロヘキシル)オキシ)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−117の合成
【化101】
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【化102】
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【0571】
化合物117.2の合成。117.1(5.0g,33.1mmol,1.0eq)のTHF(50mL)および水(15ml)中の溶液に、炭酸ナトリウム(7.6g,72.8mmol,2.2eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。クロロギ酸ベンジル(6.1g,36.4mmol,2.3eq)を0℃で滴下により添加し、室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.1(5.0g,60.7%)を得た。MS(ES): m/z 250 [M+H]
+。
【0572】
化合物117.3の合成。117.2(0.5g,2.0mmol,1.0eq)のTHF(2.5mL)中の混合物に、3−オキソ−2,3−ジヒドロ−1H−ピラゾール−1−カルボン酸tert−ブチル(0.505g,2.5mmol,0.1eq)およびPPh3(0.655g,2.5mmol,0.1eq)を添加し、反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、117.3(0.25g,30.01%)を得た。MS(ES): m/z 416 [M+H]
+。
【0573】
化合物117.4の合成。117.3(0.250g,0.60mmol,1.0eq)のメタノール(10mL)中の溶液に、10%の活性炭担持パラジウム(0.07g)を添加した。反応混合物を40psiの水素下で2時間撹拌した。ホルムアルデヒド(0.108g,36.1mmol,6.0eq)を添加し、そして反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、117.4を得た。(0.184g,95.12%)。MS(ES): m/z 310[M+H]
+。
【0574】
化合物117.5の合成。117.4(0.184g,0.59mmol,1.0eq)のDCM(3mL)中の溶液に、TFA(0.9ml)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、117.5(0.1g,80.64%)を得た。MS(ES): m/z 210 [M+H]
+。
【0575】
化合物117.6の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0576】
化合物I−117の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.050g,47.16%)。MS(ES): m/z 461 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.66 (d, 1H), 9.18 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.93−7.90 (d,1H), 7.84−7.74 (m,2H), 6.24 (d,1H), 4.57−4.52 (m,3H), 3.17−3.16 (m,1H), 2.23 (s,6H), 2.18 (s,1H), 1.86−1.83 (m,2H), 1.44−1.35 (m,5H)。
【0577】
実施例118。(S)−2−(4−(3−(3−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−118の合成
【化103】
[この文献は図面を表示できません]
【0578】
化合物118.1および118.2の合成。化合物を、88.91のキラル精製によって調製した。
【0579】
化合物118.3の合成。化合物を、4.1および118.2から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0580】
化合物I−118の合成。化合物を、118.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した(0.015g,70.6%)。MS(ES): m/z 486.18 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.76 (m,2H), 6.41 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.84 (d,1H), 3.64−3.61(m,1H), 3.06−2.86 (m,1H), 2.86−2.79 (m,1H), 1.97−1.91 (m,3H), 1.70−1.61 (m,2H), 1.61−1.57(m,1H)。
【0581】
実施例119。(R)−2−(4−(3−(3−アミノ−3−(トリフルオロメチル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−119の合成
【化104】
[この文献は図面を表示できません]
【0582】
化合物I−119を、118.1および4.1から、実施例I−118に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 486.18 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.76 (m,2H), 6.41 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.84 (d,1H), 3.64−3.61 (m,1H), 3.06−2.86 (m,1H), 2.86−2.79 (m,1H), 1.97−1.91 (m,3H), 1.70−1.61 (m,2H), 1.61−1.57 (m,1H)。
【0583】
実施例120。N−(1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピロリジン−3−イル)メタンスルホンアミド,I−120の合成
【化105】
[この文献は図面を表示できません]
【0584】
化合物120.1の合成。116.1(1.0g,4.11mmol,1.0eq)のDCM(20mL)中の溶液に、トリエチルアミン(1.44ml,10.3mmol,2.5eq)を0℃で窒素下で添加し、そして混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃でまで冷却し、そしてMsCl(0.66ml,8.50mmol,2.0eq)を滴下により添加し、室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、120.1(1.2g,90.90%)を得た。MS(ES): m/z 322 [M+H]
+。
【0585】
化合物120.2の合成。120.1(1.2g,3.73mmol,1.0eq)のDMF(20mL)中の溶液に、アジ化ナトリウム(0.970g,14.9mmol,4eq)を0℃で窒素下で添加した。反応混合物を100℃で12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な120.2(1.0g,98.02%)を得た。MS(ES): m/z 269 [M+H]
+。
【0586】
化合物120.3の合成。120.2(1g,3.73mmol,1.0eq)のTHF(50mL)および水(8ml)中の混合物に、PPh
3(1.91g,7.29mmol,2.0eq)を0℃で添加した。反応は、70℃で7時間撹拌した混合物であった。反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、120.3(0.8g,88.88%)を得た。MS(ES): m/z 243 [M+H]
+。
【0587】
化合物120.4の合成。120.3(0.8g,3.30mmol,1eq)のDCM(10mL)中の溶液に、Et
3N(1.2ml,8.36mmol,2.53eq)を0℃で添加し、そして室温で1時間撹拌し、その後、MsCl(0.54ml,6.84mmol,2.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、120.4(1.0g,94.33%)を得た。MS(ES): m/z 321 [M+H]
+。
【0588】
化合物120.5の合成。120.4(0.350g,1.09mmol,1.0eq)のメタノール(5ml)中の溶液に、20%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.270g)および1NのHCl(触媒量)を反応物に添加した。反応混合物を30psiの水素下で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、120.5を得た。(0.280g,72%)。MS(ES): m/z 231 [M+H]
+。
【0589】
化合物120.6の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0590】
化合物I−120の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.02g,30.3%)。MS(ES): m/z 482 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.74 (m,2H), 7.44 (d,1H), 6.17 (d,1H), 4.49 (d, 2H), 4.05−4.00 (m,1H), 3.66−3.62 (m,1H), 3.50−3.44 (m,1H), 3.37−3.35 (m,1H), 3.24−3.20 (m, 1H), 2.97 (s,3H), 2.24−2.18 (m,1H), 1.99−1.92 (m,1H)。
【0591】
実施例121。3−フルオロ−2−(4−(3−(6−ヒドロキシ−1,4−オキサゼパン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−121の合成
【化106】
[この文献は図面を表示できません]
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
【0592】
化合物121.1の合成。1.1(5.0g,28.8mmol,1.0eq)のDMF(50.0mL)中の溶液に、NaH(1.73g,43.3mmol,1eq)を0℃で添加した。反応物を室温で1時間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、そしてブロモ酢酸エチル(7.2g,43.2mmol,1.5eq)を滴下により添加した。混合物を室温で7時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷/水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、121.1(4.0g,52.77%)を得た。MS(ES): m/z 260 [M+H]
+。
【0593】
化合物121.2の合成。121.1(4.0g,15.43mmol,1.0eq)のTHF(40mL)中の溶液に、LiAlH
4(1.75g,46.3mmol,3eq)を−78℃で窒素下で滴下により添加した。次いで、反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、121.2(3.2g,89.0%)を得た。MS(ES): m/z 218 [M+H]
+。
【0594】
化合物121.3の合成。121.2(1.5g,0.69mmol,1.0eq)のイソプロピルアルコール(15.0mL)および水(1.5ml)中の溶液に、エピクロロヒドリン(0.958g,10.35mmol,1.5eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を35%のEt
4NOH溶液中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、121.3(0.5g,26.6%)を得た。MS(ES): m/z 274 [M+H]
+。
【0595】
化合物121.4の合成。121.3(0.5g,1.82mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2(0.1g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)30psiで15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、121.4を得た。(0.26g,77.6%)。MS(ES): m/z 184 [M+H]
+。
【0596】
化合物121.5の合成。化合物を、121.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0597】
化合物I−121の合成。化合物を、121.5から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 435 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.17 (d,1H), 7.92.7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.31(d,1H), 4.96 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.96−3.88 (m,2H), 3.77−3.69 (m,3H), 3.65−3.57 (m,1H), 3.52−3.45 (m,2H), 3.28−3.21 (m,1H)。
【0598】
実施例122。1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−3−カルボキサミド,I−122の合成
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
【0599】
化合物122.1の合成。化合物91.2(0.07g,0.012mmol,1.0eq)をDMF(1.0mL)に溶解させ、そしてHATU(0.09g,0.022mmol,1.2eq)を0℃で添加し、その後、NH
4Cl(0.009g,0.15mmol,1.2eq)およびDIPEA(0.033g,0.25mmol,2eq)添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、122.1(0.07g,90.0%)を得た。MS(ES): m/z 546 [M+H]
+。
【0600】
化合物I−122の合成。化合物I−122を、化合物122.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 446 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.71−9.70 (d,1H), 8.30−8.29 (d,1H), 7.80−7.78 (m,1H), 7.74−7.64 (m,2H), 6.27−6.26 (d,1H), 4.62−4.56 (m,2H), 4.04−4.01 (m,1H), 3.88−3.85 (m,1H), 3.05−2.99 (m,1H), 2.93−2.83 (m,1H), 2.61−2.58 (m,1H), 1.99−1.97 (m,1H), 1.80−1.76 (m,1H), 1.72−1.62 (m,2H)。
【0601】
実施例123。N−(1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−3−イル)アセトアミド,I−123の合成
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
【0602】
化合物123.1の合成。62.1(2g,7.8mmol,1.0eq)のMeOH(10.0mL)中の溶液に、NH
4OAc(6.0g,78.0mmol,10eq)およびNaCNBH
3(1.0g,15mmol,2.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてDCMで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、123.1(0.25g,12.45%)を得た。MS(ES): m/z 257.35 [M+H]
+。
【0603】
化合物123.2の合成。123.1(0.25g,0.889mmol,1.0eq)のDCM(10ml)中の溶液に、Et
3N(0.17g,1.77mmol,2eq)およびAcCl(0.84g,1.08mmol,1.2eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてDCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、123.2(0.13g,48.6%)を得た。MS(ES): m/z 299.32 [M+H]
+。
【0604】
化合物123.3の合成。123.2(0.13g,0.435mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2(0.06g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を40psiの水素ガス下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過した。溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、123.3を得た。(0.075g,82.6%)。MS(ES): m/z 209.21 [M+H]
+。
【0605】
化合物123.4の合成。化合物を、123.3および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0606】
化合物I−123の合成。化合物を、123.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 419.3 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.87 (m,2H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.35 (d,1H), 4.48 (s,2H), 3.76−3.74 (m,1H), 3.70−3.60 (m,2H), 2.92−2.87 (m,1H), 2.75−2.67 (m,1H), 1.80 (s,3H), 1.75−1.74 (m,2H), 1.57−1.54 (m,1H), 1.37−1.35 (m,1H)。
【0607】
実施例124。2−(4−(5,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−2(4H)−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−124の合成
【化110】
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【0608】
化合物I−124を、4.1および2,6−ジヒドロピロロ[3,4−c]ピラゾール−5(4H)−カルボン酸tert−ブチルから、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 461 [M+H]
+, LCMS純度: 100%, HPLC純度: 99.14%,
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (s,1H), 9.57(s,1H), 9.30 (s,1H), 8.29 (d,1H), 7.94−7.92 (m,1H), 7.84−7.78 (m,2H), 4.57 (d,2H), 4.46−4.42 (m,4H)。
【0609】
実施例125。(R)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−3−カルボキサミド,I−125の合成
【化111】
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【0610】
化合物I−125を、化合物I−122のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 446 [M+H]
+; 1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.91−7.81 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 7.36 (s,1H), 6.85 (s,1H), 6.40− 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.89−3.80 (m, 2H), 2.86−2.72 (m,2H), 2.38−2.32 (m,1H), 1.86−1.84 (m,1H), 1.70−1.68 (m,1H), 1.53−1.48 (m,2H)。
【0611】
実施例126。(S)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−3−カルボキサミド,I−126の合成
【化112】
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【0612】
化合物I−126を、化合物I−122のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 446 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.91−7.89 (m,1H), 7.82−7.74 (m,2H), 7.36 (s,1H), 6.85 (s,1H), 6.40− 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.88−3.80 (m, 2H), 2.86−2.66 (m,2H), 2.39−2.32 (m,1H), 1.88−1.85 (m,1H), 1.70−1.68 (m,1H), 1.53−1.48 (m,2H)。
【0613】
実施例127。(R)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピロリジン−3−カルボニトリル,I−127の合成
【化113】
[この文献は図面を表示できません]
【0614】
化合物I−127を、I−116のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 414 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.13 (s,1H), 8.19 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.23 (d,1H), 4.50 (s,2H), 3.85−3.81 (m,1H), 3.73−3.63 (m,2H), 3.56−3.52 (m,1H), 3.28−3.21 (m,1H), 2.74−2.34 (m,2H)。
【0615】
実施例128。(S)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピロリジン−3−カルボニトリル,I−128の合成
【化114】
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【0616】
化合物I−128を、I−116のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 414 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.13 (s,1H), 8.19 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.23 (d,1H), 4.50 (s,2H), 3.85−3.81 (m,1H), 3.73−3.63 (m,2H), 3.56−3.52 (m,1H), 3.28−3.21 (m,1H), 2.74−2.34 (m,2H)。
【0617】
実施例129。(R)−N−(1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−3−イル)アセトアミド,I−129の合成
【化115】
[この文献は図面を表示できません]
【0618】
化合物129.1および129.2の合成。化合物129.1および129.2を、化合物123.3のキラル精製によって調製した。
【0619】
化合物129.3の合成。化合物を、129.1および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0620】
化合物I−129の合成。化合物を、129.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 460.2 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.87 (m,2H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.35 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.76−3.74 (m,1H), 3.70−3.60 (m,2H), 2.93−2.87 (m,1H), 2.72−2.67 (m,1H),1.80 (s,3H), 1.75−1.74 (m,2H), 1.57−1.54 (m,1H), 1.37−1.35 (m,1H)。
【0621】
実施例130。(S)−N−(1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピペリジン−3−イル)アセトアミド,I−130の合成
【化116】
[この文献は図面を表示できません]
【0622】
化合物I−130を、129.2および4.1から、実施例129に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 460.2 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.87 (m,2H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.35 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.76−3.74 (m,1H), 3.70−3.60 (m,2H), 2.93−2.87 (m,1H), 2.72−2.67 (m,1H), 1.80 (s,3H), 1.75−1.74 (m,2H), 1.57−1.54 (m,1H), 1.37−1.35 (m,1H)。
【0623】
実施例131。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(6−ヒドロキシ−1,4−オキサゼパン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−131の合成
【化117】
[この文献は図面を表示できません]
【0624】
化合物I−131を、化合物I−121のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 435 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.15 (d,1H), 7.92.7.90 (m, 1H), 7.81−7.75 (m,2H), 6.31 (d,1H), 4.96 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.96−3.88 (m,2H), 3.77−3.69 (m, 3H), 3.65−3.57 (m,1H), 3.52−3.45 (m,2H), 3.28−3.21 (m,1H)。
【0625】
実施例132。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(6−ヒドロキシ−1,4−オキサゼパン−4−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−132の合成
【化118】
[この文献は図面を表示できません]
【0626】
化合物I−132を、化合物I−121のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 435 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.15 (d,1H), 7.92.7.90 (m, 1H), 7.81−7.75 (m,2H), 6.31(d,1H), 4.96 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.96−3.88 (m,2H), 3.77−3.69 (m, 3H), 3.65−3.57 (m,1H), 3.52−3.45 (m,2H), 3.28−3.21 (m,1H)。
【0627】
実施例133。1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−3−メチルピペリジン−3−カルボニトリル,I−133の合成
【化119】
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【0628】
化合物133.2の合成。133.1(0.82g,2.0mmol,1.0eq)およびEt
3N(0.406g,4.02mmol,2eq)のDCM(15.0ml)中の溶液に、MsClを0℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、133.2(0.790g,81.4%)を得た。MS(ES): m/z 488 [M+H]
+。
【0629】
化合物133.3の合成。133.2(0.79g,1.62mmol,1.0eq)およびテトラブチルアンモニウムシアニド(0.872g,3.24mmol,2.0eq)のCH
3CN(3.0mL)中の混合物を65℃で14時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水溶液中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な133.3(0.47g,69.3%)を得た。MS(ES): m/z 419 [M+H]
+。
【0630】
化合物133.4の合成。133.3(0.2g,0.478mmol,1eq)のTHF(2.0ml)中の溶液に、LHMDS(1.2ml,1.2mmol,2.5eq)を−78℃で添加した。MeI(0.82g,0.57mmol,1.2eq)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、133.4(0.12g,60.0%)を得た。MS(ES): m/z 433 [M+H]
+。
【0631】
化合物133.5の合成。133.54(0.12g,0.27mmol,1.0eq)のDCM(1mL)中の溶液に、TFA(0.1ml)を添加した。反応混合物を0℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、133.5を得た。(0.01g,20.0%)。MS(ES): m/z 191 [M+H]
+。
【0632】
化合物133.6の合成。化合物133.6を、化合物133.5および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0633】
化合物I−133の合成。化合物I−133を、化合物133.6から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 442 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.73−9.72 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.23−8.21 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.28−6.26 (m,1H), 4.49 (s,2H), 3.80−3.77 (m,1H), 3.65−3.62 (m,1H), 3.54−3.44 (m,1H), 2.18−2.06 (m,2H), 1.99−1.90 (m,3H), 1.27−1.17 (m,3H)。
【0634】
実施例134。(R)−N−(1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピロリジン−3−イル)メタンスルホンアミド,I−134の合成
【化120】
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【0635】
化合物を、化合物I−120のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 482 [M+H]
+,
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.74 (m,2H), 7.43 (d,1H), 6.17 (d,1H), 4.49 (d,2H), 4.05−4.00 (m,1H), 3.66−3.62 (m,1H), 3.50−3.44 (m,1H), 3.37−3.35 (m,1H), 3.24−3.20 (m,1H), 2.97 (s,3H), 2.24−2.18 (m,1H), 1.99−1.92 (m,1H)。
【0636】
実施例135。(S)−N−(1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)ピロリジン−3−イル)メタンスルホンアミド,I−135の合成
【化121】
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【0637】
化合物を、化合物I−120のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 482 [M+H]
+,:
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.91−7.90 (m,1H), 7.81−7.77 (m,2H), 7.43 (d,1H), 6.17 (d,1H), 4.48 (d,2H), 4.05−4.00 (m,1H), 3.66−3.62 (m,1H), 3.50−3.44 (m,1H), 3.37−3.35 (m,1H), 3.24−3.20 (m,1H), 2.97 (s,3H), 2.24−2.18 (m,1H), 1.99−1.92 (m,1H)。
【0638】
実施例136。2−(4−(3−((3R,4S)−3,4−ジヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−136の合成
【化122】
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【0639】
化合物I−136を、化合物I−105のキラル分離によって調製した。MS(ES): m/z 435.33 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (s,1H), 9.10 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.347−6.34 (d,1H), 4.63−4.62 (d, 1H), 4.53−4.52 (d,1H), 4.49 (s, 2H), 3.74−3.73 (m,1H), 3.58 (m,1H), 3.28−3.21 (m,4H), 1.76−1.73 (m,1H), 1.62 (m,1H)。
【0640】
実施例137。2−(4−(3−((3S,4R)−3,4−ジヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−137の合成
【化123】
[この文献は図面を表示できません]
【0641】
化合物I−137を、I−105のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 435.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 8.16 (s,1H), 7.91−7.89 (m,1H), 7.83−7.33 (m,2H), 4.65−4.64 (d,1H), 40.55−4.54 (d,1H), 4.49 (s,2H), 4.36−4.35 (d,1H), 3.79−3.73 (m, 2H), 3.59 (m,1H), 3.31−3.16 (m,3H), 1.78−1.74 (m,1H), 1.64−1.59 (m,1H)。
【0642】
実施例138。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(3−オキソモルホリノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−138の合成
【化124】
[この文献は図面を表示できません]
【0643】
化合物138.2の合成。138.1(0.5g,1.76mmol,1.0eq)のDMSO(5.0ml)中の溶液に、モルホリン−3−オン(0.266g,2.63mmol,1.5eq)、CuI(0.033g,0.17mmol,0.1eq)、K
2CO
3(0.6g,4.40mmol,2.5eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.012g,0.81mmol,0.05eq)を室温で添加した。反応混合物を110℃で18時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、138.2(0.55g,74.1%)を得た。MS(ES): m/z 258 [M+H]
+。
【0644】
化合物138.3の合成。138.2(0.5g,1.94mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2/C(0.75g)および1.0NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、次いで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、138.2を得た。(0.15g,46.29%)。MS(ES): m/z 168 [M+H]
+。
【0645】
化合物138.4の合成。化合物を、138.3および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0646】
化合物I−138の合成。化合物を、138.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 419 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (s,1H), 9.29 (s, 1H), 8.29 (s,1H), 7.94−7.92 (m,1H), 7.85−7.75 (m,2H), 7.14 (t,1H), 4.55 (s,2H), 4.28 (s,2H), 4.03−3.99 (m,4H)。
【0647】
実施例139。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(2−オキソピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル I−139の合成
【化125】
[この文献は図面を表示できません]
【0648】
化合物139.2の合成。139.1(0.5g,1.75mmol,1.0eq)のジオキサン(5ml)中の溶液に、ピロリジン−2−オン(0.178g,2.09mmol,1.2eq)、CuI(0.016g,0.08mmol,0.05eq)、K
2CO
3(0.723g,5.20mmol,4.4eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.007g,0.08mmol,0.05eq)を室温で添加し、そして反応混合物を110℃で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、139.2(0.250g,59.38%)を得た。MS(ES): m/z 242 [M+H]
+。
【0649】
化合物139.3の合成。139.2(0.250g,1.03mmol,1.0eq)のMeOH(5mL)中の溶液に。20%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.75g)および1NのHCl(触媒量)を反応物に添加した。反応混合物を40psiの水素下で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、139.2(0.090g,57.69%)を得た。MS(ES): m/z 152 [M+H]
+。
【0650】
化合物139.4の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0651】
化合物I−139の合成。化合物を139.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.035g,35.35%)。MS(ES): m/z 403 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHZ): 9.78 (s,1H), 9.25 (s,1H), 8.26 (s,1H), 7.94−7.92 (m,1H), 7.85−7.75 (m,2H), 7.10 (d,1H), 4.54 (d,2H), 4.05−3.90 (m,2H), 2.67−2.53 (m,2H), 2.13−2.08 (m,2H)。
【0652】
実施例140。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(3−オキソ−1,4−ジアゼパン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−140の合成
【化126】
[この文献は図面を表示できません]
【0653】
化合物140.1の合成。1.1(5.0g,28.9mmol,1.0eq)およびZnCl
2(0.393g,2.8mmol,0.1eq)の水(10.0mL)中の溶液に、アクリロニトリル(2.29g,43.3mmol,1.5eq)を0℃で添加した。この反応物を110℃で18時間撹拌した。反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、140.1(1.6g,24.4%)を得た。MS(ES): m/z 228 [M+H]
+。
【0654】
化合物140.2の合成。140.1(1.6g,7.04mmol,1.0eq)のアセトン(12mL)中の溶液に。NaI(0.211g,1.40mmol,0.2eq)およびK
2CO
3(1.9g,13.7mmol,2.0eq)を0℃で添加投入した。ブロモ酢酸エチル(1.7g,10.57mmol,1.5eq)を0℃でゆっくりと添加し、この反応物を56℃で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、140.2(1.0g,45.7%)を得た。MS(ES): m/z 313 [M+H]
+。
【0655】
化合物140.3の合成。140.2.(1.0g,3.20mmol,1.0eq)のMeOH(12.0mL)中の溶液に、PtO
2(0.4g)を添加した。反応混合物を40psiの水素下で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、140.3を得た。(0.45g,52.02%)。MS(ES): m/z 271 [M+H]
+。
【0656】
化合物140.4の合成。140.3.(0.4g,1.48mmol,1.0eq)のメタノール(3.0mL)中の溶液に、20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.6g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を30psiの水素下で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、140.4を得た。(0.1g,37.6%)。MS(ES): m/z 181 [M+H]
+。
【0657】
化合物140.5の合成。化合物を、140.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0658】
化合物I−140の合成。化合物を、140.5から、実施例64に記載される手順を使用して調製した(0.03g,37.0%)。MS(ES): m/z 432 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.72 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.14 (d,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.82−7.76 (m,2H), 7.45 (t,3H), 6.14 (s,1H), 6.25 (d,1H), 4.49 (d,2H), 4.04 (d,2H), 3.68 (t,2H), 3.19 (d,2H), 1.72 (d,2H)。
【0659】
実施例141。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(5−オキソ−1,4−ジアゼパン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−141の合成
【化127】
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【化128】
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【0660】
化合物141.1の合成。59.1(1.0g,3.9mmol,1.0eq.)の溶液を、ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.272g,3.9mmol,1.0eq.)および重炭酸ナトリウム(0.990g,10.7mmol,2.75eq.)のEtOH(10mL)中の撹拌溶液に0℃で滴下により添加した。この反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、141.1(0.6g,25.27%)を得た。MS(ES): m/z 271.19 [M+H]
+。
【0661】
化合物141.2の合成。141.1(0.5g,1.85mmol,1.0eq.)のアセトン(15mL)中の溶液に、Na
2CO
3(0.589g,5.55mmol,1.0eq.)およびp−TsCl(0.530g,2.77mmol,1.5eq.)を室温で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、141.2(0.220g,44.12%)を得た。MS(ES): m/z 271.19 [M+H]
+。
【0662】
化合物141.3の合成。141.2(0.22g,0.85mmol,1.0eq)のMeOH(5mL)中の溶液に、20mLのオートクレーブ内で、水酸化パラジウム(0.05g)、希HCl(触媒)を添加した。水素を50psiまでパージした。この混合物を室温で一晩撹拌した。反応が完了したら、濾過して濃縮して、141.3(0.12g,78.2%)を得た。LCMS(ES): m/z 153.3 [M+H]
+。
【0663】
化合物141.4の合成。化合物を、実施例64の手順を使用して合成した。
【0664】
化合物I−141の合成。化合物を、実施例64の手順を使用して合成した。(0.04g,61.60%)。MS(ES): m/z 440 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.77−9.76 (d,1H), 9.15 (s, 1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 7.64 (t,1H), 6.38 (d,1H), 4.49 (s, 2H), 3.58−3.52 (m,4H), 3.21−3.20 (m,2H), 2.50−2.49 (m,2H)。
【0665】
実施例142。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル−2,2,5,5−d4)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリルI−142の合成
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
【0666】
化合物142.2の合成。142.1(1.0g,6.16mmol,1.0eq)のTHF(5.0mL)中の溶液に、重水素化アルミニウムリチウム(0.906g,21.5mmol,3.5eq)を0℃で添加し、そしてこの反応物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、142.2(0.617g,90.9%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400MHZ): 3.50 (t,1H), 1.60 (d,2H)。
【0667】
化合物142.3の合成。142.2.(0.610g,5.53mmol,1.0eq)のDCM(15.0mL)中の溶液に、PPh
3(2.88g,11.0mmol,2.0eq)を0℃で添加し、その後、NBS(1.97g,11.0mmol,2.0eq)を添加した。この反応物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、142.3(0.35g,26.9%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHZ): 3.90 (t,1H), 1.90 (d,2H)。
【0668】
化合物142.4の合成。142.3(0.125g,0.52mmol,1.0eq)のDMA(3.0mL)中の溶液に、1.1(0.91g,0.52mmol,1.0eq)およびDIPEA(0.170g,1.32mmol,2.5eq)を添加した。反応混合物をマイクロ波内で110℃で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、142.4(0.065g,66.3%)を得た。MS(ES): m/z 248 [M+H]
+。
【0669】
化合物142.5の合成。142.4(0.065g,0.26mmol,1.0eq)のMeOH(2mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2(0.030g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)50psiで15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、142.5(0.035g,85.36%)を得た。MS(ES): m/z 158 [M+H]
+。
【0670】
化合物142.6の合成。化合物を、142.5および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0671】
化合物I−142の合成。MS(ES): m/z 409 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHZ): 9.79(d, 1H), 9.08(s, 1H), 8.17(d, 1H), 7.92−7.89(m, 1H), 7.83−7.73(m, 2H), 6.14(s, 1H), 4.92(d, 1H), 4.48(s, 2H), 4.36−4.33(m, 1H), 2.07−1.96(m, 1H), 1.85−1.81(m, 1H)。
【0672】
実施例143。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−メトキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−143の合成
【化130】
[この文献は図面を表示できません]
【0673】
化合物143.1の合成。109.3(1.0g,3.8mmol,1.0eq)のTHF(10mL)中の溶液に、NaH(0.15g,3.8mmol,1eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてMeI(0.43g,3.0mmol,0.8eq)を滴下により添加し、室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷に注いだ。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、109.3(0.25g,95.0%)を得た。MS(ES): m/z 274 [M+H]
+。
【0674】
化合物143.2の合成。109.3(0.25g,0.91mmol,1.0eq)のMeOH(10.0mL)中の溶液に、20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.2g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライト床で濾過し、MeOHで洗浄し、そして減圧下で濃縮して粗製物を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、143.2を得た。(0.06g,92.0%)。MS(ES): m/z 184 [M+H]
+。
【0675】
化合物143.4の合成。化合物143.4を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0676】
化合物I−143の合成。化合物I−143を、化合物143.4から、実施例64の手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 435 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.70 (d, 1H), 8.27 (s,1H), 7.77 (d,1H), 7.64−7.74 (m,2H), 6.06 (s,1H), 4.53 (s,2H), 4.40−4.44 (m,1H), 3.95−3.99 (m,1H), 3.61−3.67 (m,2H), 3.33−3.48 (m,5H)。
【0677】
実施例144。2−(4−(3−((3S,5R)−3,5−ジヒドロキシ−3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−144の合成
【化131】
[この文献は図面を表示できません]
【0678】
化合物144.2の合成。144.1(1g,10.18mmol,1.0eq)のDCM(10.0ml)中の溶液に、m−クロロ過安息香酸(3.51g,20.36mmol,2.0eq)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてDCMで抽出し、5.0NのNaOHで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製144.2(1.1g,82.5%)を得た。MS(ES): m/z 129.2 [M+H]
+。粗製物質を精製せずに次の工程に使用した。
【0679】
化合物144.3の合成。144.2(1.0g,7.8mmol,1.0eq)のEtOH(10.0mL)中の溶液に、1.1(0.69g,3.9mmol,0.5eq)を添加した。反応物を50℃で5時間撹拌した。この反応が完了したら、溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これを逆相クロマトグラフィーにより精製して、144.3を得た。(0.13g,5.53%)。MS(ES): m/z 302.5 [M+H]
+。
【0680】
化合物144.4および144.5の合成。144.3(0.13g,0.43mmol,1.0eq)のMeOH(2.0mL)中の溶液に、Pd(OH)
2/C(0.05g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を40psiの水素圧力下で12時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を濾過し、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、144.4(0.020g),MS (ES): m/z 212.4 [M+H]
+および144.5(0.035g),MS (ES): m/z 212.3[M+H]
+を得る。
【0681】
化合物144.6の合成。化合物を、化合物144.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0682】
化合物I−144の合成。化合物を、化合物144.6から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 463.43 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.73−9.72 (d,1H), 8.27(s,1H), 7.81−7.80 (m,1H), 7.73−7.67 (m,2H), 6.12−6.11 (d, 1H), 4.63 (s, 1H), 4.56 (s, 2H), 4.42 (m, 1H), 3.53−3.33 (m, 2H), 3.18−3.15 (m, 1H), 2.28−2.15 (m, 1H), 2.09−2.06 (m, 1H), 1.47 (s, 3H), 1.21 (s, 3H)。
【0683】
実施例145。2−(4−(3−((3S,5S)−3,5−ジヒドロキシ−3,5−ジメチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−145の合成
【化132】
[この文献は図面を表示できません]
【0684】
化合物I−145を、化合物144.5および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 463.38 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.72−9.71 (d,1H), 8.23−8.22 (d,1H), 7.81−7.79 (m,1H), 7.73−7.64 (m,3H), 6.10−6.09 (d,1H), 4.55 (s,2H), 4.18−4.15 (m,1H), 3.55−3.49 (m,2H), 2.34−2.31 (m,2H), 1.57 (s,3H), 1.39 (s,3H)。
【0685】
実施例146。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(6−オキソ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル I−146の合成
【化133】
[この文献は図面を表示できません]
【0686】
化合物146.1の合成。116.3(1.3g,5.10mmol,1.0eq)のMeOH(24mL)中の溶液に、ジオキサン中4.0MのHCl(13ml)を0℃で窒素下で添加し、そして混合物を室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、146.1(1.0g,68.02%)を得た。MS(ES): m/z 286 [M+H]
+。
【0687】
化合物146.2の合成。146.1(1.0g,3.50mmol,1.0eq)のTHF(7mL)中の溶液に、LDA(2M)(2.8ml,4.80mmol,1.6eq)を−78℃で窒素下で添加した。反応混合物を−78℃で1時間撹拌した。ブロモアセトニトリル(0.5g,4.20mmol,1.2eq)を−78℃で添加し、そして反応混合物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な146.2(0.7g,61.94%)を得た。MS(ES): m/z 325 [M+H]
+。
【0688】
化合物146.3の合成。146.2(0.7g,2.16mmol,1.0eq)のMeOH(15mL)中の混合物に、PtO
2(0.245g,1.08mmol,0.5eq)を0℃で添加した。反応混合物を水素下で72時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、146.3(0.4g,62.5%)を得た。MS(ES): m/z 297 [M+H]
+。
【0689】
化合物146.4の合成。146.3(0.4g,1.35mmol,1.0eq)のMeOH(5ml)中の溶液に、20%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.340g)および1NのHCl(触媒量)を反応物に添加した。反応混合物を(水素下で)30psiで12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物質を得た。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、146.4を得た。(0.280g,71.94%)。MS(ES): m/z 207 [M+H]
+。
【0690】
化合物146.5の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0691】
化合物I−146の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した(0.0 8g,76.9%)。MS(ES): m/z 458 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d, 1H), 9.11(s,1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,3H), 6.17(d,1H), 4.49 (d,2H), 3.56−3.49 (m,1H), 3.45−3.35 (m,4H), 3.30−3.20 (m,2H), 2.12−2.04 (m,2H), 1.92−1.86 (m,1H)。
【0692】
実施例147。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−147の合成
【化134】
[この文献は図面を表示できません]
【化135】
[この文献は図面を表示できません]
【0693】
化合物147.1の合成。62.1(0.7g,2.7mmol,1.0eq)のDCM(10ml)中の溶液に、N−メチルピペラジン(0.3g,3.0mmol,1.1eq)、HOAc(0.016g,0.027mmol,0.1eq)を添加した。混合物を15分間撹拌し、その後、NaBH(OAC)
3(1.1g,5.4mmol,2.0eq)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をNaHCO
2水溶液中に移し、そしてDCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、147.1を得た。(0.2g,21.5%)。MS(ES): m/z 340.5 [M+H]
+。
【0694】
化合物147.2の合成。147.1(0.2g,0.589mmol,1.0eq)のMeOH(10.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2/C(0.1g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そしてメタノールで洗浄した。溶液を減圧下で濃縮して粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製して、147.2を得る。(0.08g,54.5%)。MS(ES): m/z 250.4 [M+H]
+。
【0695】
化合物147.3の合成。化合物147.3を、化合物147.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0696】
化合物I−147の合成。化合物I−147を、化合物147.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 501.48 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.74−9.73 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.11 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.77−7.73 (m,2H), 7.39−7.36 (m,1H), 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.91−3.88 (m,1H), 3.78−3.75 (m,1H), 2.76−2.67 (m,2H), 2.57 (bs,4H), 2.40 (bs,4H), 2.20 (s,3H), 1.90−1.88 (m,1H), 1.72−1.65 (m,1H), 1.53−1.49 (m,1H), 1.32−1.25 (m,1H)。
【0697】
実施例148。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−2−オキソピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−148の合成
【化136】
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【0698】
化合物148.1の合成。138.1(0.5g,1.75mmol,1.0eq)のジオキサン(5.0ml)中の溶液に、(S)−3−ヒドロキシピロリジン(0.266g,2.63mmol,1.5eq)、CuI(0.016g,0.08mmol,0.05eq)、K
2CO
3(0.728g,5.27mmol,3.0eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.012g,0.81mmol,0.05eq)を室温で添加し、そして反応混合物を110℃で24時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、148.1(0.34g,75.55%)を得た。MS(ES): m/z 258 [M+H]
+。
【0699】
化合物148.2の合成。化合物を、化合物148.1から、実施例138に記載される手順を使用して調製した。
【0700】
化合物148.3の合成。化合物を、化合物148.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0701】
化合物I−148の合成。化合物を、148.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 419 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 8.37 (s,1H), 7.81−7.79 (m,1H), 7.73−7.66 (m,2H), 7.16 (s,1H), 4.60 (s,2H), 4.53−4.47 (m,2H), 4.13−4.08 (m,2H), 3.84−3.78 (m,1H)。
【0702】
実施例149。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−モルホリノピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−149の合成
【化137】
[この文献は図面を表示できません]
【0703】
化合物149.1の合成。62.1(2.0g,7.8mmol,1.0eq)のDCM(20.0ml)中の溶液に、モルホリン(0.74g,8.6mmol,1.1eq)、HOAc(0.04g,0.078mmol,0.1eq)を添加し、そして15分間撹拌し、その後、NaBH(OAc)
3(3.3g,15.6mmol,2.0eq)を添加し、反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をNaHCO
3水溶液中に移し、そしてDCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、149.1を得た。(0.9g,35.2%)。MS(ES): m/z 327.5 [M+H]
+。
【0704】
化合物149.2の合成。149.1(0.9g,2.76mmol,1.0eq)のMeOH(10mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2/C(0.2g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、149.2を得た。(0.5g,76.74%)。MS(ES): m/z 237.35 [M+H]
+。
【0705】
化合物149.3の合成。化合物を、化合物149.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0706】
化合物I−149の合成。化合物を、化合物149.3から、実施例64の手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 488.53 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.74−9.73 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.91 (m,1H), 7.82−7.72(m,2H), 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.93−3.90 (m,1H), 3.77−3.74 (m,1H), 3.55 (s,4H), 2.74−2.67 (m,2H), 2.57 (bs,4H), 2.36−2.32 (m, 1H), 1.92−1.82 (m,1H), 1.52−1.34 (m,3H)。
【0707】
実施例150。3−フルオロ−2−(4−(3−((2S,3R)−3−ヒドロキシ−2−メチルピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−150の合成
【化138】
[この文献は図面を表示できません]
【0708】
化合物150.1の合成。150.1(25.0g,132mmol,1.0eq)のDCM(250ml)中の溶液に、2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン(20g,138mmol,1.05eq)およびCDI(25.6g,0158mmol,1.2eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で72時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水性5%のKHSO
4中に移し、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層を水性NaHCO
3で洗浄した。水層をクエン酸で酸性にし、そしてDCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の150.1を得た。(15.0g,53.24%)。MS(ES): m/z 214.20 [M+H]
+。
【0709】
化合物150.2の合成。150.1(15g,132.6mmol,1.0eq)のDCM(150ml)中の溶液に、HOAc(6.8g,113.5mmol,8.6eq)およびNaBH
4(0.35g,0.94mmol,0.07eq)を0℃で18時間で添加した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてDCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の1.2を得た。(7.5g,26.20%)。MS(ES): m/z 216.5 [M+H]
+。
【0710】
化合物150.3の合成。150.2(7.5g,132.6mmol,1.0eq)のDCM(150.0ml)中の溶液に、ジオキサン中4NのHCl溶液(10mL)を0℃で添加し、そして室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、150.3(2.2g,54.84%)を得た。MS(ES): m/z 116.5 [M+H]
+。
【0711】
化合物150.4の合成。1−ベンジル−3−ブロモ−1H−ピラゾール(2.7g,0.84mmol,1.0eq)の1,4ジオキサン(20ml)中の溶液に、150.3(1.97g,11.39mmol,1.5eq)、CuI(0.216g,1.139mmol,0.1eq)、K
2CO
3(3.14g,22.78mmol,2.0eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.197g,1.139mmol,0.1eq)を添加し、反応混合物を140℃で18時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtAOcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、150.4(0.36g,11.6%)を得た。MS(ES): m/z 272.32 [M+H]
+。
【0712】
化合物150.5の合成。150.4(0.36g,1.32,1.0eq)のTHF(5.0ml)中の溶液に、ボランジメチルスルフィド(0.5g,6.64,5eq)を0℃で添加し、そして室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、MeOHを添加し、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、150.5を得た。(0.30g,87.3%)。MS(ES): m/z 258.3 [M+H]
+。
【0713】
化合物150.6の合成。150.5(0.3g,1.16mmol,1.0eq)のTHF(10ml)中の溶液に、安息香酸(0.17g,1.4mmol,1.2eq)、PPh
3(0.073g,1.4mmol,1.2eq)、およびDEAD(0.22g,1.28mmol,1.1eq)を室温で添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムにより精製して、150.6(0.21g,49.1%)を得た。MS(ES): m/z 362.12 [M+H]
+。
【0714】
化合物150.7の合成。150.6(0.21g,0.58mmol,1.0eq)のMeOH:H
2O(8:2)(5ml)中の溶液に、LiOH(0.03g,0.69mmol,1.2eq)を室温で添加し、そして反応混合物を50℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮し、水を添加し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、150.7(0.14g,93.1%)を得た。MS(ES): m/z 258.32 [M+H]
+。
【0715】
化合物150.8の合成。150.7(0.14g,0.54mmol,1.0eq)のMeOH(10mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2/C(0.06g)および1.0NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を(H
2下)40psiで24時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライトで濾過し、MeOHで洗浄し、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、150.8を得た。(0.065g,71.5%)。MS(ES): m/z 168.21 [M+H]
+。
【0716】
化合物150.9の合成。化合物を、化合物150.8および4.1から、実施例60.4に記載される手順を使用して調製した。(0.08g,46.0%)。MS(ES): m/z 519.5 [M+H]
+。
【0717】
化合物I−150の合成。化合物を、150.9から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(MS(ES): m/z 419.3 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.91 (m,1H), 7.82−7.72 (m,2H), 6.14 (d,1H), 4.92 (d,1H), 4.48 (s,2H), 3.93−3.90 (m,1H), 3.64−3.59 (m,1H), 3.46−3.33 (m,2H), 2.11−2.06 (m,1H), 1.81−1.76(m, 1H),1.34 (d,3H)。
実施例151。3−フルオロ−2−(4−(3−イソプロピル−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−151の合成
【化139】
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【0718】
化合物I−151を、4.1および3−イソプロピル−1H−ピラゾールから、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.025g,54.3%)。MS(ES): m/z 362[M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.63 (d,1H), 9.21 (s,1H), 8.28 (s,1H), 7.98−7.96 (m,1H), 7.84−7.74 (m,2H), 5.27 (s, 1H), 4.54 (m,2H), 3.05−2.98 (m,1H), 1.31−1.16 (m,6H)。
実施例152。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(3−(ピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−152の合成
【化140】
[この文献は図面を表示できません]
【0719】
化合物I−91(0.04g,0.089mmol,1.0eq)をDMF(1.5mL)に溶解させ、そしてHATU(0.041g,0.10mmol,1.2eq)を0℃で添加し、その後、ピロリジン(0.008g,0.10mmol,1.2eq)およびDIPEA(0.023g,0.17mmol,2eq)を添加した。この反応物を室温で16時間撹拌した。完了したら、反応混合物を水溶液中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−152(0.025g,56.8%)を得た。MS(ES): m/z 500 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.13 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.93−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m, 2H), 6.42−6.41 (d, 1H), 4.49 (s,2H), 3.97−3.94 (m,1H), 3.86−3.83 (m,1H), 3.59−3.56 (m,1H), 3.46−3.41 (m,1H), 3.25−3.24 (d,2H), 2.88−2.82 (t,2H), 2.72−2.67 (m,1H), 1.82−1.79 (m,1H), 1.74−1.70 (m,3H), 1.67−1.60 (m,2H), 1.56−1.46 (m,2H)。
【0720】
実施例153。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−メトキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−153の合成
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
【0721】
化合物I−153を、化合物I−143のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 434 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.70 (d,1H), 8.27 (s,1H), 7.77 (d,1H), 7.63−7.74 (m, 2H), 6.07(s,1H), 4.53 (s,2H), 4.40−4.44 (m,1H), 3.94−3.98 (m,1H), 3.60−3.68 (m,2H), 3.33−3.48 (m,5H)。
【0722】
実施例154。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−メトキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−154の合成
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
【0723】
化合物I−154を、化合物I−143のキラル分離によって調製した。MS(ES): m/z 434 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.70 (d,1H), 8.27 (s,1H), 7.77 (d,1H), 7.63−7.74 (m, 2H), 6.07 (s,1H), 4.53 (s,2H), 4.40−4.44 (m,1H), 3.94−3.98 (m,1H), 3.60−3.68 (m,2H), 3.33−3.48 (m,5H)。
【0724】
実施例155。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−155の合成
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
【0725】
化合物155.1および155.2の合成。化合物155.1および155.2を、化合物147.2のキラル精製によって調製した。
【0726】
化合物155.3の合成。化合物155.3を、化合物155.1および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0727】
化合物I−155の合成。化合物I−155を、化合物155.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 501.65 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.74−9.73 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.11 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.77−7.73 (m,2H), 7.39−7.36 (m,1H), 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.91−3.88 (m,1H), 3.78−3.75 (m,1H), 2.76−2.67 (m,2H), 2.57 (bs,4H), 2.40 (bs,4H), 2.20 (s,3H), 1.90−1.88 (m,1H), 1.72−1.65 (m,1H), 1.53−1.49 (m,1H), 1.32−1.25 (m,1H)。
【0728】
実施例156。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−156の合成
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
【0729】
化合物156.1の合成。化合物156.1を、化合物155.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0730】
化合物I−156の合成。化合物I−156を、化合物156.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 501.65 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.74−9.73 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.11 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.77−7.73 (m,2H), 7.39−7.36 (m,1H), 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.91−3.88 (m,1H), 3.78−3.75 (m,1H), 2.76−2.67 (m,2H), 2.57 (bs,4H), 2.40 (bs,4H), 2.20 (s,3H), 1.90−1.88 (m,1H), 1.72−1.65 (m,1H), 1.53−1.49 (m,1H), 1.32−1.25 (m,1H)。
【0731】
実施例157。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−モルホリノピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−157の合成
【化145】
[この文献は図面を表示できません]
【0732】
化合物I−157を、化合物I−149のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 488.33 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.74−9.73 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.91 (m,1H), 7.82−7.72 (m,2H), 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.93−3.90 (m,1H), 3.77−3.74 (m,1H), 3.55 (s,4H), 2.74−2.67 (m,2H), 2.57 (bs,4H), 2.36−2.32 (m,1H), 1.92−1.82 (m,1H), 1.52−1.34 (m,3H)。
【0733】
実施例158。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−モルホリノピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−158の合成
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
【0734】
化合物I−158を、化合物I−149のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 488.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.74−9.73 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.91 (m,1H), 7.82−7.72 (m,2H), 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.93−3.90 (m,1H), 3.77−3.74 (m,1H), 3.55 (s,4H), 2.74−2.67 (m,2H), 2.57 (bs,4H), 2.36−2.32 (m,1H), 1.92−1.82 (m,1H), 1.52−1.34 (m,3H)。
【0735】
実施例159。1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−N−エチルピペリジン−3−カルボキサミド,I−159の合成
【化147】
[この文献は図面を表示できません]
【0736】
化合物159.1の合成。化合物159.1を、エチルアミンおよび化合物91.2から、実施例152に記載される手順を使用して調製した。
【0737】
化合物I−159の合成。化合物I−159を、化合物159.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS (ES): m/z 474 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.17 (d,1H), 7.92−7.87 (m,2H), 7.82−7.73 (m,2H), 6.40− 6.39 (d, 1H), 4.49 (s,2H), 3.85−3.82 (m,2H), 3.09−3.01 (m,2H), 2.88−2.82 (m,1H), 2.78−.2.72 (m,1H), 2.40−2.33 (m,1H), 1.81−1.80 (m,1H), 1.71−1.69 (m,1H), 1.55−1.51 (m,2H), 1.01−1.00 (m,3H)。
【0738】
実施例160。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−フルオロ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−160の合成
【化148】
[この文献は図面を表示できません]
【0739】
化合物160.1の合成。KOH(2.5g,44.6mmol,2.4eq)のMeOH(50mL)中の溶液に、56.1(2.6g,18.0mmol,1.0eq)を添加し、その後、I
2(5.0g,19.0mmol,1.1eq)を0℃で添加した。反応物を室温で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣をトルエンで摩砕し、濾過し、そしてトルエンで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、160.1(12g,50.0%)を得た。MS(ES): m/z 318 [M+H]
+。
【0740】
化合物160.2の合成。160.1(12g,37.8mmol,1.0eq)のDMF(120mL)中の溶液に、NaH(1.36g,56.7mmol,1.5eq)を0℃で窒素下で添加し、そして混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてBnBr(7.11g,41.5mmol,1.1eq)を滴下により添加した。反応物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、160.2(12.3g,79.87%)を得た。MS(ES): m/z 408 [M+H]
+。
【0741】
化合物160.3の合成。160.2(12.3g,2.28mmol,1.0eq)のDCM(25mL)中の混合物に、ジオキサン中4MのHCl(36ml)を0℃で添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、次いでEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、NaHCO
3溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得た。これをカラムクロマトグラフィーによりさらに精製し、そしてその化合物をヘキサン中20%の酢酸エチル中に溶出して、純粋な160.3(4.5g,31.7%)を得た。MS(ES): m/z 362 [M+H]
+。
【0742】
化合物160.4の合成。160.3(3.2g,8.85mmol,1eq)のDCM(30mL)中の溶液に、三フッ化モルホリノ硫黄(4.65g,26.5mmol,3.0eq)を−78℃で添加した。反応物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、次いでEtAOcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、160.4(0.18g,5.3%)を得た。MS(ES): m/z 384 [M+H]
+。
【0743】
化合物160.5の合成。160.4(0.150g,0.39mmol,1.0eq)のEtOAc(5mL)および水(0.5ml)中の溶液に、20%のPd(OH)
2(0.03g)および1NHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)30psiで15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、160.5を得た。(0.06g,83.33%)。MS(ES): m/z 198 [M+H]
+。
【0744】
化合物160.6の合成。化合物を、160.5および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0745】
化合物I−160の合成。化合物を、160.5から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 437 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.19 (d,1H), 4.49 (d,2H), 3.72−3.62 (m, 2H), 3.58−3.43 (m,4H), 2.19−2.11 (m 2H)。
【0746】
実施例161。3−フルオロ−2−(4−(3−((3aR,6aS)−2−メチルテトラヒドロ−5H−[1,3]ジオキソロ−[4,5−c]ピロール−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−161の合成
【化149】
[この文献は図面を表示できません]
【0747】
化合物161.1の合成。109.3(0.3g,1.15mmol,1.0eq)の1,2−ジクロロエタン(8mL)中の溶液に、ジメチルアセタール(0.5g,57.9mmol,1.0eq)およびp−トルエンスルホン酸(0.002g,0.01mmol,1.0eq)を添加した。懸濁物をマイクロ波内で90℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、161.1(0.085g,25.75%)を得た。MS(ES): m/z 286 [M+H]
+。
【0748】
化合物161.2の合成。161.1(0.080g,0.28mmol,1.0eq)のMeOH(5.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2/C(0.1g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄し、減圧下で濃縮して粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、161.2(0.065g,82.0%)を得た。MS(ES): m/z 196 [M+H]
+。
【0749】
化合物161.3の合成。化合物161.3を、化合物161.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0750】
化合物161.4の合成。化合物161.4を、161.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 447 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.70 (s, 1H), 8.30 (s,1H), 7.64−7.80 (m,3H), 6.16 (s,1H), 4.91 (s,2H), 4.84 (s,2H), 4.56 (s,1H), 3.75 (d,2H), 3.18 (m,2H), 1.36 (d,3H)。
【0751】
実施例162。2−(4−(3−((3S,4R)−3,4−ジヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−162の合成
【化150】
[この文献は図面を表示できません]
【0752】
化合物I−162を、I−108のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 449 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75(d,1H), 9.10 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.34 (d,1H), 4.73 (d,1H), 4.50 (d,3H), 3.50−3.48 (m,1H), 3.41−3.39 (m,1H), 3.13−3.08 (m,1H), 2.91 (d,1H), 1.92−1.87 (m,1H), 1.46−1.42 (m,1H), 1.08 (s,3H)。
【0753】
実施例163。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−163の合成
【化151】
[この文献は図面を表示できません]
【0754】
化合物163.1および163.2の合成。化合物163.1および163.2を、化合物90.8のキラル精製によって調製した。
【0755】
化合物163.3の合成。化合物を、163.1および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0756】
化合物I−163の合成。化合物を、163.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 428.15 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.91−7.89 (dd,1H), 7.83−7.74 (m,2H), 6.31 (d 1H), 4.78 (t, 1H), 4.49 (s,2H), 4.01−3.98 (d,1H), 3.86−3.83 (m,1H), 3.76−3.7 (m,1H), 3.6−3.53 (m,3H), 3.49−3.43 (m,2H), 3.17−3.13 (m,1H)。
【0757】
実施例164。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−(ヒドロキシメチル)モルホリノ)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−164の合成
【化152】
[この文献は図面を表示できません]
【0758】
化合物I−164を、163.2および4.1から、実施例163に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 428.15 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.16 (s, 1H), 7.9−7.89 (dd,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.31 (d,1H), 4.78 (t,1H), 4.49 (s,2H), 4−3.99 (d,1H), 3.86−3.83 (m,1H), 3.76−3.7 (m,1H), 3.6−3.53 (m,3H), 3.49−3.43 (m,2H), 3.17−3.13 (m,1H)。
【0759】
実施例165。(R)−3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(6−オキソ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−165の合成
【化153】
[この文献は図面を表示できません]
【0760】
化合物を、I−165のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 458 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.73 (S,1H), 8.35 (d,1H), 7.67 (d,1H), 7.58−7.53 (m,1H), 7.50−7.46 (m,1H), 6.46 (s,1H), 5.96 (d,1H), 5.81 (s,1H), 4.61 (d,2H), 3.71−3.61 (m,2H), 3.57−3.50 (m,1H), 2.43−2.40 (m,1H), 2.27−2.16 (m,2H), 1.97−1.92 (m,1H), 1.31−1.27 (m,3H)。
【0761】
実施例166。(S)−3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(6−オキソ−2,7−ジアザスピロ[4.4]ノナン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−166の合成
【化154】
[この文献は図面を表示できません]
【0762】
化合物を、I−165のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 458 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.73 (s,1H), 8.35 (d,1H), 7.67 (d,1H), 7.58−7.53 (m,1H), 7.50−7.46 (m,1H), 6.46 (s,1H), 5.96 (d,1H), 5.81 (s,1H), 4.61 (d,2H), 3.71−3.61 (m,2H), 3.57−3.50 (m,1H), 2.43−2.40 (m,1H), 2.27−2.16 (m 2H), 1.97−1.92 (m,1H), 1.31−1.27 (m,3H)。
【0763】
実施例167。(R)−3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(3−(ピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−167の合成
【化155】
[この文献は図面を表示できません]
【0764】
化合物I−167を、化合物I−152のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 500 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.93−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (M,2H), 6.41−6.40 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.97−3.94 (m,1H), 3.85−3.83 (m,1H), 3.58−3.56 (m,1H), 3.47−3.41 (m,1H), 3.25−3.23 (d,2H), 2.88−2.82 (t,2H), 2.71−2.67 (m,1H), 1.82−1.79 (m,1H), 1.74−1.70 (m,3H), 1.67−1.60 (m,2H), 1.56−1.46 (m,2H)。
【0765】
実施例168。(S)−3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(3−(ピロリジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−168の合成
【化156】
[この文献は図面を表示できません]
【0766】
化合物I−168を、化合物I−152のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 500 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.13 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.93−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (M,2H), 6.42−6.41 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.97−3.94 (m,1H), 3.86−3.83 (m,1H), 3.59−3.56 (m,1H), 3.46−3.41 (m,1H), 3.25−3.23 (d,2H), 2.88−2.82 (t,2H), 2.72−2.66 (m,1H), 1.82−1.79 (m,1H), 1.74−1.70 (m,3H), 1.67−1.60 (m,2H), 1.56−1.46 (m,2H)。
【0767】
実施例169。3−フルオロ−2−(4−(3−((4aR,7aS)−ヘキサヒドロ−6H−[1,4]ジオキシノ[2,3−c]ピロール−6−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−169の合成
【化157】
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【化158】
[この文献は図面を表示できません]
【0768】
化合物169.1の合成。109.3(0.7g,2.70mmol,1.0eq)の1,2−ジクロロエタン(14.0mL)中の溶液に、TBAB(0.174g,0.54mmol,1.0eq)および35%のNaOH(14ml)を添加し、マイクロ波内で90℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、169.1(0.125g,16.23%)を得た。MS(ES): m/z 286 [M+H]
+。
【0769】
化合物169.2の合成。化合物169.2を、169.1から、実施例161に記載される手順を使用して調製した。
【0770】
化合物169.3の合成。化合物169.3を、化合物169.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0771】
化合物I−169の合成。化合物I−169を、化合物169.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 447 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78 (s,1H), 9.10 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.69−7.90 (m,3H), 6.16 (s,1H), 4.48 (s,2H), 4.25 (s, 2H), 3.56−3.79 (m,2H), 3.46−3.56 (m,6H)。
【0772】
実施例170。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(メチル−d3)ピロリジン−1−イル−2,2,5,5−d4)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−170の合成
【化159】
[この文献は図面を表示できません]
【化160】
[この文献は図面を表示できません]
【0773】
化合物170.2の合成。LAD(1.8g,43mmol,3.5eq)のTHF(20mL)中の懸濁物に、170.1(2g,13.3mmol,1eq)のTHF(3mL)中の溶液を0℃で添加した。この反応物を室温で18時間撹拌した。完了したら、反応を
D2Oおよび10%の硫酸でクエンチし、EtOAcで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、170.2を得た。(1.45g,95.7%)。MS(ES): m/z 111.09 [M+H]
+。
【0774】
化合物170.3の合成。170.2(1.44g,13.3mmol,1eq)のDCM(3.0mL)中の溶液に、PPh
3(6.97g,5.99mmol,2.0eq)を添加し、その後、NBS(1.06g,5.99mmol,2.0eq)を添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、170.3(0.6g,20.0%)を得た。MS(ES): m/z 236 [M+H]
+。
【0775】
化合物170.4の合成。170.3(0.6g,2.4mmol,1.0eq)および1.12(0.4g,2.4mmol,2.0eq)のDMA(5.0ml)中の溶液に、DIPEA(0.799g,1.98mmol,2.5eq)を添加した。反応混合物をマイクロ波内で90℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、170.4(0.4g,63.53%)を得た。MS(ES): m/z 248 [M+H]
+。
【0776】
化合物170.5の合成。170.4(0.4g,0.9mmol,1.0eq)のDCM(5ml)中の溶液に、Et
3N(0.578g,5.4mmol,6.0eq)およびDMSO(0.7g,9mmol,10.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で10分間撹拌した。この反応混合物に、三酸化硫黄ピリジン錯体(0.438g,2.7mmol,3.0eq)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を飽和NH
4Cl溶液によりクエンチし、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、170.5を得た。(0.09g,50.6%)。MS(ES): m/z 246.15 [M+H]
+。
【0777】
化合物170.6の合成。Mg削り状(0.039g,1.61mmol,3.6eq)のEt
2O(2.0mL)中の撹拌懸濁物に、I
2(触媒)を添加し、そして10分間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして重水素化ヨードメタン(0.195g,1.34mmol,3.0eq)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。この懸濁物を、170.5(0.11g,0.044mmol,1.0eq)のTHF(2.0mL)中の溶液に−78℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を飽和NH
4Cl中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、170.6(0.039g,32.9%)を得た。MS(ES): m/z 267.4 [M+H]
+。
【0778】
化合物170.7の合成。170.7(0.039g,0.146mmol,1.0eq)のメタノール(3.0mL)中の溶液に、Pd(OH)
2(0.02g)、1NのHCl(触媒)を添加した。反応物を室温で水素圧力下で16時間撹拌した。完了したら、反応物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して、170.7(0.016g,62.0%)を得た。LCMS(ES): m/z 177.3 [M+H]
+。
【0779】
化合物170.8の合成。化合物を、170.7および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0780】
化合物I−170の合成。化合物を、170.8から、実施例64に記載される手順を使用して調製した(0.013g,53.48%)。MS(ES): m/z 426 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.81−7.74 (m, 2H), 6.12 (d,1H), 4.77 (s,1H), 4.48 (s,2H), 1.88−1.81 (m,2H)。
【0781】
実施例171。(S)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−N−エチルピペリジン−3−カルボキサミド,I−171の合成
【化161】
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【0782】
化合物I−171を、化合物I−159のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 474 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.17 (d,1H), 7.92−7.87 (m,2H), 7.82−7.73 (m,2H), 6.40− 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.85−3.82 (m,2H), 3.09−3.01 (m,2H), 2.88−2.82 (m,1H), 2.78−.2.72 (m,1H), 2.40−2.33 (m,1H), 1.81−1.80 (m,1H), 1.71−1.69 (m,1H), 1.55−1.51 (m,2H), 1.01−1.00 (m,3H)。
【0783】
実施例172。(R)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−N−エチルピペリジン−3−カルボキサミド,I−172の合成
【化162】
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【0784】
化合物I−171を、化合物I−159のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 474 [M+H]
+; 1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.12 (s,1H), 8.17 (d,1H), 7.92−7.87 (m,2H), 7.82−7.73 (m,2H), 6.40− 6.39 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.85−3.82 (m,2H), 3.09−3.01 (m,2H), 2.88−2.82 (m,1H), 2.78−.2.72 (m,1H), 2.40−2.33 (m,1H), 1.81−1.80 (m,1H), 1.71−1.69 (m,1H), 1.55−1.51 (m,2H), 1.01−0.98 (m,3H)。
【0785】
実施例173。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4R)−4−フルオロ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−173の合成
【化163】
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【0786】
化合物I−173を、化合物I−160のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 437 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.91−7.89 (m, 1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.19 (d,1H), 4.49 (d,2H), 3.72−3.62 (m,2H), 3.58−3.43 (m,4H), 2.18−2.11 (m,2H)。
【0787】
実施例174。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4S)−4−フルオロ−3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−174の合成
【化164】
[この文献は図面を表示できません]
【0788】
化合物I−174を、化合物I−160のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 437 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.91−7.89 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.19 (d,1H), 4.49 (d,2H), 3.72−3.62 (m,2H), 3.58−3.43 (m,4H), 2.17−2.10 (m,2H)。
【0789】
実施例175。3−フルオロ−2−(5−オキソ−4−(3−(3−オキソピペラジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−175の合成
【化165】
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【0790】
化合物175.1の合成。1.1(10.0g,57.73mmol,1.0eq)のDMF(100mL)中の溶液に、NaH(3.46g,86.6mmol,1.5eq)を0℃で添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで0℃まで冷却し、そしてブロモ酢酸エチル(14.46g,86.59mmol,1.5eq)を滴下により添加し、室温で7時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、175.1(4.0g,26.7%)を得た。MS(ES): m/z 260 [M+H]
+。
【0791】
化合物175.2の合成。175.2(4.0g,15.4mmol,1.0eq)のMeOH(40.0mL)中の溶液を、NH
3ガスで48時間パージした。この反応が完了したら、混合物を減圧下で濃縮し、そしてエーテルで摩砕して、175.2(3.0g,84.55%)を得た。MS (ES): m/z 231 [M+H]
+。
【0792】
化合物175.3の合成。175.2(3.0g,13.04mmol,1.0eq)のTHF(60mL)中の溶液に、LiAlH
4(39ml,40.43mmol,3.1eq)を0℃で添加した。反応混合物を70〜80℃で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷水溶液中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。得られた粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な175.3(1.5g,53.4%)を得た。MS(ES): m/z 218 [M+H]
+。
【0793】
化合物175.4の合成。175.3(1.5g,6.91mmol,1.0eq)のDCM(40mL)中の溶液に、Et
3N(2.09g,20.69mmol,3eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。次いで、反応混合物を0℃まで冷却し、そしてクロロアセチルクロリド(1.17g,10.3mmol,1.5eq)を滴下により添加し、室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、175.4(0.5g,25%)を得た。MS(ES): m/z 294 [M+H]
+。
【0794】
化合物175.5の合成。175.4(0.39g,1.33mmol,1.0eq)のアセトン(30mL)中の溶液に、KI(0.228g,1.37mmol,1.03eq)およびNaHCO
3(0.458g,5.50mmol,4.1eq)を添加した。反応混合物を60℃で48時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷水溶液中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出し、有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。得られた粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、175.5(0.17g,50%)を得た。MS(ES): m/z 257 [M+H]
+。
【0795】
化合物175.6の合成。175.5(0.15g,0.58mmol,1.0eq)のMeOH(5mL)中の溶液に。20%のPd(OH)
2(0.225g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)50psiで1 5時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をセライト床で濾過し、そしてMeOHで洗浄し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、175.6を得た。(0.09g,92.8%)。MS(ES): m/z 168 [M+H]
+。
【0796】
化合物175.7の合成。化合物を、175.6および4.1から、実施例64の手順を使用して調製した。
【0797】
化合物I−175の合成。化合物を、175.7から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 419 [M+H]
+; 1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78 (d,1H), 9.15 (s,1H), 8.22 (d,1H), 8.04 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.44 (d,1H), 4.50 (s,2H), 3.87 (s,2H), 3.57−3.51 (m,2H), 3.39−3.29 (m,2H)。
【0798】
実施例176。2−(4−(3−((3S,4R)−3,4−ジメトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−176の合成
【化166】
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【0799】
化合物176.2の合成。176.1(6.0g,17.9mmol,1.0eq)のDBU(30mL)中の溶液に、0℃で窒素下で添加し、そして混合物を80℃で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、176.2(3.3g,77.1%)を得た。MS(ES): m/z 240 [M+H]
+。
【0800】
化合物176.3の合成。四酸化オスミウム(2.6ml,0.1mmol,0.01eq)(水中2%)(0.01eq)の水(31.0mL)中の溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(1.7g,14.6mmol,1.0eq)を0℃で添加し、次いでアセトン(31ml)中の176.2(3.5g,14.6mmol,2.3eq)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、176.3を得た。(1.6g,40%)。MS(ES): m/z 274 [M+H]
+。
【0801】
化合物176.4の合成。176.3(0.6g,2.19mmol,1.0eq)のTHF(5.0mL)中の混合物に、ナトリウムNaH(0.105g,2.6mmol,1.2eq)を0℃で添加した。ヨウ化メチル(0.5g,3.2mmol,1.5eq)を0℃で添加した。反応混合物を窒素下で12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、176.4(0.120g,18.18%)を得た。MS(ES): m/z 302 [M+H]
+。
【0802】
化合物176.5の合成。176.4(0.110g,0.36mmol,1.0eq)のメタノール(5ml)中の溶液に、20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.1g)および1NのHCl(触媒量)を反応物に添加した。反応混合物を50psiの水素下で12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、176.5を得た。(0.040g,57.14%)。MS(ES): m/z 212 [M+H]
+。
【0803】
化合物176.6の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0804】
化合物I−176の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.025g,60.97%)。MS(ES): m/z 463 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.72(d, H), 8.30 (d,1H), 7.81−7.78 (m,1H), 7.74−7.64 (m,3H), 6.26 (d,1H), 4.56 (d,2H), 3.69−3.62 (m, 2H), 3.61−3.59 (m,2H), 3.54−3.49 (m,2H), 3.45 (s,6H), 1.70−1.80 (m, H)。
【0805】
実施例177。N−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)アセトアミド,I−177の合成
【化167】
[この文献は図面を表示できません]
【0806】
化合物177.1の合成。1.1(0.3g,1.73mmol,1.0eq)および無水酢酸(0.5mL,1.73mmol,1.0eq)の混合物を25℃で0.5時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、177.1(0.34g,91.9%)を得た。MS(ES): m/z 216 [M+H]
+。
【0807】
化合物177.2の合成。177.1.(0.16g,0.74mmol,1.0eq)のMeOH(5mL)中の溶液に、20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.25g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、177.2を得た。(0.04g,44.4%)。MS(ES): m/z 126 [M+H]
+。
【0808】
化合物177.3の合成。化合物177.3を、177.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0809】
化合物I−177の合成。化合物を、177.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 377 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 10.31 (s,1H), 9.85 (s,1H), 8.31 (s,1H), 8.02 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.81−7.76 (m, 2H), 4.53 (s,2H), 2.03 (s,3H)。
実施例178。2−(4−(3−((3R,4S)−3,4−ジヒドロキシアゼパン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−178の合成
【化168】
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【0810】
化合物171.1および178.2の合成。化合物171.1および178.2を、化合物115.4のキラル分離によって調製した。
【0811】
化合物178.3の合成。化合物178.3を、化合物178.1および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0812】
化合物I−178の合成。化合物I−178を、化合物178.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 449 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.73−9.74 (d,1H), 8.30 (s,1H), 7.66 (d,1H), 7.56−7.60 (m,1H), 7.47−7.53 (m,1H), 6.34 (s,1H), 6.03 (d,1H), 4.60 (s,2H), 4.07 (s,1H), 3.80−3.89 (m,2H), 3.42−3.50 (m,4H), 3.28 (d,1H), 2.45 (d, 1H), 2.05−2.09 (m,1H), 1.65−1.64 (m,1H), 1.38−1.33 (m,1H)。
【0813】
実施例179。2−(4−(3−((3S,4R)−3,4−ジヒドロキシアゼパン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−179の合成
【化169】
[この文献は図面を表示できません]
【0814】
化合物I−179を、実施例64に記載される手順を使用して合成した。MS(ES): m/z 449 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.08 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.24 (d,1H), 4.67−4.66 (d,1H), 4.48 (s,2H), 4.43−4.42 (d,1H), 3.69−3.68 (m,2H), 3.59−3.51 (m,2H), 3.31−3.34 (m,2H), 1.89−1.80 (m,2H), 1.65−1.64 (m,1H), 1.38−1.33 (m,1H)。
【0815】
実施例180。2−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ−[3,4−b]ピリジン−4−イル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4,3−b]ピリジン−6−カルボキサミド,I−180の合成
【化170】
[この文献は図面を表示できません]
【0816】
化合物180.2の合成。180.1(0.06g,0.0168mmol,1.0eq)のMeOH(5mL)中の溶液に、20.0mLのオートクレーブ内でPd(OH)
2(0.07g)、希HCl(0.1mL)を添加した。水素を50psiまでパージした。反応物を室温で一晩撹拌した。この反応が完了したら、固体を濾別した。その母液をエバポレートして粗製の180.2(0.035g,78.1%)を得、これを精製せずに次の工程に使用した。LCMS(ES): m/z 267.14 [M+H]
+。
【0817】
化合物180.3の合成。化合物180.3を、化合物180.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0818】
化合物I−180の合成。化合物I−180を、化合物180.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 418.14 [M+H]
+; NMR (MeOD, 400 MHz): 9.18 (s,1H), 8.33 (s,1H), 7.8−7.71 (s,1H), 7.7−7.66 (m,3H), 5.5 (m,4H), 4.94 (s,2H), 3.69−3.58 (m,1H), 3.02−3.01 (m,2H), 2.86 (m,1H)。
【0819】
実施例181。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4R)−4−ヒドロキシ−3−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリルI−181の合成
【化171】
[この文献は図面を表示できません]
【0820】
化合物181.2の合成。181(0.080g,0.27mmol,1.0eq)のMeOH(10ml)中の溶液に、20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.080g)および1NのHCl(触媒量)を反応物に添加した。反応混合物を50psiの水素下で12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、182.2を得た。(0.040g,74.07%)。MS(ES): m/z 198 [M+H]
+。
【0821】
化合物181.3の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0822】
化合物I−181の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.012g,54.5%)。MS(ES): m/z 449 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHZ): 9.73 (d, 1H), 9.11 (s,1H), 8.18 (d,1H), 7.92 (d,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.39 (d,1H), 4.61 (d,1H), 4.49 (d, 2H), 3.90 (d,1H), 3.40−3.25 (m,8H), 1.75−1.72 (m,1H), 1.62−1.57 (m,1H)。
【0823】
実施例182。2−(4−(3−((3R,4R)−3,4−ジヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−182の合成
【化172】
[この文献は図面を表示できません]
【0824】
化合物I−182を、化合物I−108のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 449 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.34 (d,1H), 4.73 (d,1H), 4.50 (d,3H), 3.50−3.48 (m,1H), 3.41−3.39 (m, 1H), 3.13−3.08 (m,1H), 2.91 (d,1H), 1.92−1.87 (m,1H), 1.46−1.42 (m,1H), 1.08 (s,3H)。
【0825】
実施例183。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(メチル−d3)ピロリジン−1−イル−2,2,5,5−d4)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−183の合成
【化173】
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【0826】
化合物I−183を、化合物I−170の精製によって調製した。MS(ES): m/z 426.48 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.81−7.74 (m,2H), 6.12 (d,1H), 4.77 (s,1H), 4.48 (s,2H), 1.88−1.81 (m,2H)。
【0827】
実施例184。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(メチル−d3)ピロリジン−1−イル−2,2,5,5−d4)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−184の合成
【化174】
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【0828】
化合物I−183を、化合物I−170の精製によって調製した。MS(ES): m/z 426.48 [M+H]+; 1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.81−7.74 (m,2H), 6.12 (d,1H), 4.77 (s,1H), 4.48 (s,2H), 1.88−1.81 (m,2H)。
【0829】
実施例185。3−フルオロ−2−(4−(4−フルオロ−3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−185の合成
【化175】
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【化176】
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【0830】
化合物185.1の合成。1.1(4.0g,23.12mmol)のジオキサン(50mL)中の溶液に、N−フルオロベンゼンスルホンイミド(7.86g,24.25mmol)を添加した。得られた混合物を110℃まで2時間加熱した。完了したら、この反応物を室温まで冷却し、そして水に注いだ。その生成物をEtOAcで抽出し、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、185.1(0.3g,6.0%)を得た。MS(ES): m/z 192.09 [M+H]
+。
【0831】
化合物185.2の合成。185.1(0.3g,1.57mmol)のDMA(5.0mL)中の溶液に、1,4−ジブロモブタン−2−オール(0.473g,2.03mmol)、およびDIPEA(1.02g,7.85mmol)を添加した。得られた混合物をマイクロ波下で100℃で80分間照射した。この反応が完了したら、室温まで冷却し、そして水に注いだ。その生成物をEtOAcで抽出し、そして合わせてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、1.2(0.15g,76.3%)を得た。MS(ES): m/z 262.13 [M+H]
+。
【0832】
化合物185.3の合成。185.2(0.15g,0.574mmol,1.0eq)のMeOH(3mL)中の溶液に、20mLのオートクレーブ中で、Pd(OH)
2(0.075g)、希HCl(0.05mL)を添加した。水素ガスを50psiまでパージした。反応物を室温で一晩撹拌した。この反応が完了したら、固体を濾別した。母液をエバポレートして粗製物を得、これを分取HPLCにより精製して、185.3(0.055g,55.97%)を得た。LCMS(ES): m/z 172.05 [M+H]
+。
【0833】
化合物185.4の合成。化合物185.4を、化合物185.3および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0834】
化合物I−185の合成。化合物I−185を、化合物185.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 423.13 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 10.02−10.01 (d,1H), 9.16 (s,1H), 8.13 (s,1H), 7.91−7.89 (dd, 1H), 7.82−7.73 (m,2H), 4.49 (m,2H), 4.37−4.35 (m,1H), 3.55−3.49 (m,4H), 3.37−3.31 (m,2H), 2.02−1.94 (m,1H), 1.86−1.83 (m, 1H)。
【0835】
実施例186。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル−2,2,4,4,5,5,6,6−d8)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−186の合成
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
【0836】
化合物186.2の合成。16.1(2.3g,25.2mmol,1.0eq.)のメタノール−d4(10mL)中の溶液に、Br
2(1.3mL,25.2mmol,2.0eq.)を添加し、そして0℃で2時間撹拌した。2時間後、D
2O(5.0mL)を添加し、そして得られた混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をD
2O中に移し、そして生成物をEt
2Oで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製の186.2を得、これをそのまま次の工程に使用した。1.1(2.3g,54.20%)。MS(ES): m/z 172.19 [M+H]
+。
【0837】
化合物186.3の合成。186.2(2.3g,13.5mmol,1.0eq.)の、酸化ジュウテリウム中の臭化ジュウテリウム溶液(15mL)中の溶液を、60℃で5時間加熱した。この反応が完了したら、混合物をD
2Oに注ぎ、そして生成物をEt
2Oで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製の186.3を得、これをそのまま次の工程に使用した。(0.37g,10.86%)。MS(ES): m/z 252.19 [M+H]
+。
【0838】
化合物186.4の合成。186.3(0.37g,0.14mmol,1.0eq.)のDMA(5mL)中の溶液に、1.1(0.25g,0.14mmol,1.0eq.)およびDIPEA(0.6ml,3.5mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物を120℃まで4時間加熱した。この反応が完了したら、反応混合物をD
2O中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、186.4(0.1g,25.3%)を得た。MS(ES): m/z 264.19 [M+H]
+。
【0839】
化合物186.5の合成。186.4(0.1g,0.38mmol,1.0eq)のTHF(3mL)中の溶液に、THF中1MのMeMgBr溶液(0.3mL,1.1mmol,3.0eq)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をD
2O中に移し、そして生成物をDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質186.5を得た。(0.1g,94.0%)。MS(ES): m/z 280.21 [M+H]
+。
【0840】
化合物186.6の合成。186.5(0.1g,0.35mmol,1.0eq)のメタノール−d4(3.0mL)中の溶液に、20mLのオートクレーブ内で、Pd(OH)
2(0.025g)、希HCl(触媒)を添加した。オートクレーブを50psiのH
2ガスに置いた。この混合物を室温で一晩撹拌した。この反応が完了したら、濾過し、そして溶媒(dolvents)を減圧下で除去して186.6(0.045g,64.0%)を得た。LCMS(ES): m/z 190.15 [M+H]
+。
【0841】
化合物186.7の合成。化合物を、化合物186.6から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0842】
化合物I−186の合成。化合物を、186.7および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 440 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.92−7.89 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.32 (d,1H), 4.65 (s,1H), 4.49 (s,2H), 1.12 (s,3H)。
【0843】
実施例187。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル I−187の合成
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
【0844】
化合物187.2の合成。187.1(50g,378mmol,1eq)のDCM(500mL)中の溶液に、塩化オキサリル(96.01g,756mmol,2eq)を0℃で30分間かけて滴下により添加した。得られた混合物を3時間加熱還流させた。この反応が完了したら、溶媒を除去して粗製の1.1(16.2g)を得、これをそのまま次の工程に使用した。
【0845】
化合物187.3の合成。187.2(18.8g,88.88mmol,1eq)のEt
2O(105mL)中の溶液に、Et
3N(19.8g,19 6mmol,2.2eq)を0℃で添加した。これに2−アミノ−2−メチルプロパン酸エチル(16.0g,106mmol,1.2eq)を滴下により20分間かけて添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応物を氷冷水中に移し、Et
2Oで抽出した。合わせた有機層を飽和NaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で濃縮して粗製の187.3(10.0g,38.4%)を得た。MS(ES): m/z 246.11 [M+H]
+。これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
【0846】
化合物187.4の合成。NaOEtの溶液(Na金属1.4g,1.54eqから、酢酸エチル26mL中で室温で調製した)に、ベンゼン(40mL)を添加した。この混合物を20分間加熱還流させた。これに187.3(10g,40.81mmol,1eq)を添加し、そして得られた混合物を還流温度で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得た。この粗生成物に3Nの塩酸を添加し、そして混合物をDCMで抽出し、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製化合物187.4(7.5g,92.3%)を得た。MS(ES): m/z 200.01 [M+H]
+。
【0847】
化合物187.5の合成。187.4(4.6g,23.11mmol,1eq)のニトロメタン(80mL)中の溶液に、水(1.0mL)を添加した。この混合物を125℃まで45分間加熱した。この反応が完了したら、溶媒を除去して粗製物を得、これを摩砕により精製して、純粋な187.5を得た。(1.2g,41.8%)。MS(ES): m/z 128.07 [M+H]
+。
【0848】
化合物187.6の合成。187.5(700mg,5.51mmol,1eq)のエタノール(70mL)中の溶液に、Raney Ni(400mg)を添加した。得られた混合物を水素(50psi)でパージし、そして60℃まで18時間加熱した。この反応が完了したら、濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これを摩砕により精製して、187.6を得た。(0.55g,77%)。MS(ES): m/z 130.25 [M+H]
+。
【0849】
化合物187.7の合成。187.6(1.4g,10.85mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(20mL)中の溶液に、1−ベンジル−3−ヨード−1H−ピラゾール(4g,14.1mmol,1.5eq)、CuI(2.06g,10.87mmol,1eq)、リン酸カリウム(4.60g,21.7mmol,2.0eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(1.54g,10.8mmol,1eq)を室温で添加し、そして反応混合物を100℃で5時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、187.7(0.3g,10.2%)を得た。MS(ES): 286.15 m/z [M+H]
+。
【0850】
化合物187.8の合成。187.7(0.05g,0.176mmol,1eq)のTHF(4.0mL)中の溶液に、ボランジメチルスルフィド錯体(0.04g,0.528mmol,3eq)を室温で添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物にメタノール(3mL)を0℃で添加した。得られた混合物を80℃まで1.5時間加熱した。完了したら、この反応混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、187.8(0.03g,63.09%)を得た。MS(ES): 272.17 m/z [M+H]
+。
【0851】
化合物187.9の合成。187.9(0.03g,110.7mmol,1.0eq)のMeOH(3mL)中の溶液に、20mLの水素化器内で、Pd(OH)
2(0.075g)、1NのHCl(0.05mL)を添加した。反応混合物を水素圧力下(50psi)に維持した。この混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を濾過し、その濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをprep HPLCを使用して精製して、187.9(0.015g,74.86%)を得た。LCMS(ES): m/z 182.12 [M+H]
+。
【0852】
化合物187.91の合成。化合物を、187.9および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0853】
化合物I−187の合成。化合物を、187.91から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 433.17 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (s,1H), 9.08 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.93−7.91 (dd, 1H), 7.7−7.73 (m,2H), 6.2−6.19 (d,1H), 5.11−5.1 (d,1H), 4.48 (s,2H), 3.83−3.78 (m,1H), 3.43−3.37 (m,1H), 2.09−2.04 (m,1H), 1.38 (s,3H), 1.22 (s,3H)。
【0854】
実施例188。2−(4−(3−((1R,5S)−8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−188の合成
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
【化180】
[この文献は図面を表示できません]
【0855】
化合物188.2の合成。188.1(2g,15.87mmol,1eq)のMeOH(80mL)中の溶液に、Raneyニッケル(1.0g)を添加した。得られた混合物を130℃で50atmのH
2圧力下で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、182.2(1.3g,62.03%)を得た。MS(ES): m/z 133.2 [M+H]
+。
【0856】
化合物188.3の合成。182.2(0.1g,0.75mmol,1eq)のDCM(5mL)中の溶液に、ピリジン(0.18g,2.27mmol,3.0eq)を添加した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてTf
2O(0.42g,1.51mmol,2.0eq)を滴下により添加した。この反応物を室温で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応物を水に注ぎ、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の188.3(0.12g,40.0%)を得た。MS(ES): m/z 397.3 [M+H]
+。粗製化合物をさらに精製せずに次の工程で使用した。
【0857】
化合物188.4の合成。188.3(0.12g,0.303mmol,1eq)のジグリム(0.5mL)中の溶液に、1.1(0.157g,0.909mmol,1.1eq)を添加した。この反応物を140℃で5時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、184.4(0.05g,61.3%)を得た。MS(ES): m/z 270.4 [M+H]
+。
【0858】
化合物188.5の合成。184.4(0.050g,0.186mmol,1.0eq)のMeOH(10mL)中の溶液に、水素化器内で、Pd(OH)
2(0.05g)、1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を水素下(50psi)室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、188.5(0.025g,75.11%)を得た。MS(ES): m/z 180.3 [M+H]
+。
【0859】
化合物188.6の合成。化合物を、188.5および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0860】
化合物I−188の合成。化合物を、188.6から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.020g,61.63%)。MS(ES): m/z 431.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.77−9.76 (d,1H), 9.13 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.9 (dd,1H), 7.84−7.74 (m,2H), 6.30−6.29 (d, 1H), 4.50 (s,2H), 4.39 (s,2H), 3.46−3.43 (m,2H), 3.01−2.98 (m,2H), 1.82 (bs,4H)。
【0861】
実施例189。(R)−3−フルオロ−2−(4−(4−フルオロ−3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−189の合成
【化181】
[この文献は図面を表示できません]
【0862】
化合物I−189を、化合物I−189のキラル分離によって調製した。MS(ES): m/z 423.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d6, 400 MHz): 10.03−10.02 (d,1H), 9.17 (s, 1H), 8.13 (s,1H), 7.92−7.9 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 4.98−4.97 (m,1H), 4.49 (s,2H), 4.36 (s,1H), 3.55−3.49 (m,3H), 2.93−2.91 (m,2H), 2−1.96 (m,1H), 1.98−1.84 (m,1H)。
【0863】
実施例190。(S)−3−フルオロ−2−(4−(4−フルオロ−3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−190の合成
【化182】
[この文献は図面を表示できません]
【0864】
化合物I−190を、化合物I−185のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 423.33 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 10.03−10.02 (d,1H), 9.17 (s,1H), 8.12 (s,1H), 7.9−7.89 (m,1H), 7.82−7.73 (m,2H), 4.98−4.97 (s,1H), 4.49 (s,2H), 4.36 (s,1H), 3.55−3.48 (m,3H), 2−1.98 (m,1H), 1.86−1.83 (m,1H)。
【0865】
実施例191。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−191の合成
【化183】
[この文献は図面を表示できません]
【化184】
[この文献は図面を表示できません]
【0866】
化合物191.1の合成。192.6(2.4g,9.95mmol,1.0eq)のDMSO(25mL)中の混合物に、NaCN(0.976g,19.91mmol,2eq)およびトリメチルシリルシアニド(1.6g,14.93mmol,1.5eq)を室温で添加した。反応混合物を65℃で30分間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをMeOH(30.0ml)中で30分間還流させた。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製物質191.1を得た。(1.9g,65.0%)。MS(ES): m/z 302 [M+H]
+。
【0867】
化合物191.2の合成。191.1(1.9g,6.31mmol,1eq)のTHF:MeOH(2:1,30ml)中の溶液に、水(5.0ml)中のLiOH(0.795g,18.93mmol,3.0eq)を室温で添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を減圧下で濃縮し、10%のクエン酸水溶液により酸性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質191.2(1.5g,83.3%)を得た。MS(ES): m/z 28s [M+H]
+。
【0868】
化合物191.3の合成。191.2(1.5g,5.22mmol,1.0eq)のDMF(15mL)中の溶液に、HATU(3.0g,7.83mmol,1.5eq)を0℃で添加し、そしてこの温度で30分間撹拌し、その後、ピロリジン(0.48ml,5.74mmol,1.1eq)およびDIPEA(2.8ml,15.67mmol,3.0eq)を添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、191.3(1.6g,90.0%)を得た。MS(ES): m/z 341 [M+H]
+。
【0869】
化合物191.4の合成。191.3(1.6g,4.70mmol,1.0eq)のMeOH(30mL)中の溶液に、20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.3g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を水素下で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライトで濾過し、そしてメタノールで洗浄し、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。これを、メタノール中のポリマー結合テトラアルキルアンモニウムカーボネートで中性のpH=7になるまでさらに処理し、次いでセライトで濾過し、そして濾液を減圧下で濃縮して、191.4を得た。(1.15g,98.1%)。MS(ES): m/z 251 [M+H]
+。
【0870】
化合物191.5の合成。化合物を、191.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0871】
化合物I−191の合成。化合物を、191.5から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 502 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78−9.77(d,1H), 9.10 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.91(d,1H), 7.83−7.76 (m,2H), 6.17−6.16 (d,1H), 5.80−5.75 (m,2H), 4.49 (s,2H), 3.80−3.72 (m,4H), 3.48−3.45 (m,4H), 2.38−2.33 (m,1H), 2.08 (s,1H), 1.86−1.83 (m,2H), 1.75−1.72 (m,2H)。
【0872】
実施例192。3−フルオロ−2−(4−(3−(8−ヒドロキシ−6,10−ジオキサ−2−アザスピロ[4.5]デカン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル I−192の合成
【化185】
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【化186】
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【0873】
化合物192.2の合成。192.1(10g,0.108mmol,1eq)のトルエン中の溶液に、p−TsOH(0.18g,0.011mmol,1eq)を添加した。この反応物を還流させながら撹拌し、その後、水を6時間共沸除去した。この反応が完了したら、反応物を濃縮して粗製物を得、これを摩砕により精製して、192.2を得た。(6.0g,30.7%)。MS(ES): m/z 181.08 [M+H]
+。
【0874】
化合物192.3の合成。192.2(6.0g,0.033mmol,1eq)のトルエン中の溶液に、BnBr(8.1mL,0.068mmol,2.06eq)および粉末状KOHを添加した。この反応物を加熱還流させ、その後、水を12時間共沸除去した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層を5%のNaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、192.2(5g,55.6%)を得た。MS(ES): m/z 271.13 [M+H]
+, LCMS純度: 98.12%。
【0875】
化合物192.4の合成。192.3(5.0g,18.51mmol,1eq)のMeOH中の溶液に、1MのHClを添加し、そして反応物を1時間還流させた。この反応が完了したら、混合物を濃縮して192.5を得た。(2.5g,63.8%)。MS(ES): m/z 183.20 [M+H]
+を得た。
【0876】
化合物192.6の合成。192.5(6g,0.024mmol,1eq)のDCM中の溶液に、DMSO(17.4mL,6eq)およびEt
3N(20.4mL)であった。これにピリジン三フッ化硫黄錯体(11.78g,74.08mmol,3eq)を添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、この混合物に水性NH
4Clを添加し、そして懸濁物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、192.6(4.5g,90.75%)を得た。MS(ES): m/z 242.12 [M+H]
+。
【0877】
化合物192.7の合成。192.6(4.5g,18.67mmol,1eq)および192.4(23.65g,13 0mmol,7eq)のTHF中の溶液に、トリメチルオルトホルメート(4.94g,46.7mmol,2.5eq)およびp−TsOH(1.41g,74.7mmol,0.4eq)を添加した。この反応物を24時間加熱還流させた。この反応が完了したら、混合物を水にゆっくりと注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層を5%のNaHCO
3で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、192.7(1.4g,18.5%)を得た。MS(ES): m/z 406.21 [M+H]
+。
【0878】
化合物192.8の合成。192.7(1.4g,3.45mmol,1.0eq)のシクロヘキサン、エタノール中の溶液に、20mLの水素化器内でPd(OH)
2(0.5g)を添加し、そして得られた混合物を水素圧力下で3時間、次いで温度で一晩加熱還流させた。この反応が完了したら、濾過し、そして母液を濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、192.8(0.4g,51.5%)を得た。MS(ES): m/z 226.11 [M+H]
+, LCMS純度: 98.12%。
【0879】
化合物192.9の合成。化合物を、192.8および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0880】
化合物I−192の合成。化合物を、192.9から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 477.2 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.77−9.76 (m, 1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (m,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.79−7.76 (m,2H), 6.2−6.17 (dd,1H), 5.10−5.09 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.94−3.89 (m,2H), 3.60−3.56 (m,2H), 3.52−3.51 (m,2H), 3.43−3.41 (m,2H), 2.33−2.25 (t,1H), 2.18−2.17 (t,1H)。
【0881】
実施例193。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−193の合成
【化187】
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【化188】
[この文献は図面を表示できません]
【0882】
化合物193.2の合成。193.1(0.2g,0.696mmol,1.0eq)のMeOH(3mL)中の溶液に、水素化器内で、Pd(OH)
2(0.5g)および1NのHCl(0.5mL)を添加した。この反応混合物を室温で40psiの水素圧力下で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、193.2(0.12g,87.4%)を得た。MS(ES): m/z 198.23 [M+H]
+。
【0883】
化合物193.3の合成。化合物を、4.1および193.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0884】
化合物I−193の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.12g,49.9%)。MS(ES): m/z 449.17 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (s, 1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.96−7.9 (dd,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.36−6.35 (d, 1H), 5.08−5.07 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.7−3.67 (m,1H), 3.64−3.47 (m,1H), 3.46−3.39 (m,1H), 3.12−3.07 (m,1H), 2.96−2.91 (m,1H), 2.79−2.67 (s,1H), 2.08−1.99 (m,1H), 1.42−1.33 (m,1H)。
【0885】
実施例194。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル−2,2,3,4,4,5,5−d7)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−194の合成
【化189】
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【化190】
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【0886】
化合物194.2の合成。194.1(1.7g,10.6mmol,1.0eq)の重水素化メタノール(5.1ml)中の溶液に、D
2O(2.55mL)を添加した。反応混合物を室温で7日間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、194.2を得た。(0.630g,36.6%)。
1H NMR (CDCl
3, 400MHZ): 3.61 (s,3H), 3.66 (s,3H)。
【0887】
化合物194.3の合成。194.2(0.630g,3.61mmol,1.0eq)の重水素化メタノール(2mL)中の混合物に、NaBD
4(0.453g,10.8mmol,3.0eq)のD
2O(1ml)中の溶液を0℃で添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を6Nの塩酸溶液中に移し、DCMで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な1.2(0.33g,80.7%)を得た。
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 5.22 (s,2H), 4.52 (s,1H)。
【0888】
化合物194.4の合成。194.3(0.33g,2.99mmol,1eq)のTHF(1.5ml)中の溶液に、PPh
3(1.57g,5.99mmol,2.0eq)およびDCM(3.0mL)を0℃で添加し、次いでNBS(1.06g,5.99mmol,2.0eq)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で1 5時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な194.4(0.19g,29.5%)を得た。MS(ES): m/z 240 [M+H]
+。
【0889】
化合物194.5の合成。194.4(0.19g,0.79mmol,1.0eq)および1−ベンジル−1H−ピラゾール−3−アミン(0.137g,0.79mmol,2.0eq)のDMA(5ml)中の溶液に、DIPEA(0.250g,1.98mmol,2.5eq)を添加した。反応物をマイクロ波内で90℃で1時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、194.5を得た。(1.2g,61.53%)。MS(ES): m/z 251 [M+H]
+。
【0890】
化合物194.6の合成。194.5(0.1g,0.4mmol,1.0eq)のMeOH(5mL)中の溶液に。20%の活性炭担持Pd(OH)
2(0.02g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を40psiの水素下で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、194.6を得た。(0.052g,83.9%)。MS(ES): m/z 161 [M+H]
+。
【0891】
化合物194.7の合成。化合物を、194.6および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0892】
化合物I−194の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.075g,78.94%)。MS(ES): m/z 412 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m, 2H), 6.14 (d,1H), 4.90 (s,1H), 4.48 (s,2H)。
【0893】
実施例195。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4R)−4−ヒドロキシ−3−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−195の合成
【化191】
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【化192】
[この文献は図面を表示できません]
【0894】
化合物195.2の合成。195.1(0.1g,0.348mmol,1.0eq)のMeOH(3mL)中の溶液に、水素化器内で、Pd(OH)
2(0.5g)および1NのHCl(0.5mL)を添加した。この反応混合物を室温で40psiのH
2ガス圧下で16時間撹拌した。この反応が完了したら、懸濁物を濾過した。母液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、195.2(0.075g,78.0%)を得た。MS(ES): m/z 198.23 [M+H]
+。
【0895】
化合物195.3の合成。化合物を、195.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0896】
化合物I−195の合成。化合物を、195.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.09g,78.6%)。MS(ES): m/z 449.17 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (s,1H), 9.12 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.92−7.9 (d,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.41−6.4 (d, 1H), 4.95−4.94 (d,1H), 4.49 (s,1H), 3.83−3.8 (m,1H), 3.62−3.59 (m,1H), 3.5−3.48 (m,1H), 3.07−3.05 (m,3H), 3.05−3 (m,3H), 2.97−2.84 (m,1H), 1.86−.82 (m,1H), 1.47−1.4 (m,1H)。
【0897】
実施例196。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(メチル−d3)ピロリジン−1−イル−2,2,4,4,5,5−d6)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−196の合成
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
【0898】
化合物196.1の合成。194.5(0.23g,0.9mmol,1.0eq)のDCM(5ml)中の溶液に、Et
3N(0.578g,5.4mmol,6.0eq)およびDMSO(0.7g,9mmol,10.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で10分間撹拌した。この反応混合物に、三酸化硫黄ピリジン錯体(0.438g,2.7mmol,3.0eq)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。完了したら、反応混合物を飽和NH
4Cl溶液によりクエンチし、そしてDCMで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、196.1(0.11g,50.6%)を得た。MS(ES): m/z 248.3 [M+H]
+。
【0899】
化合物196.2の合成。Mg削り状(0.039g,1.61mmol,3.6eq)のEt
2O(2mL)中の撹拌懸濁物に、I
2結晶(触媒)を添加し、そして10分間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして重水素化ヨードメタン(0.195g,1.34mmol,3.0eq)をゆっくりと添加した。反応混合物を室温で2.5時間撹拌した。この懸濁物を、196.1(0.11g,0.044mmol,1.0eq)のTHF(2.0mL)中の溶液に−78℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を飽和NH
4Cl溶液中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、196.2(0.039g,32.9%)を得た。MS(ES): m/z 267.4 [M+H]
+。
【0900】
化合物196.3の合成。196.3(0.039g,0.146mmol,1.0eq)のMeOH(3.0mL)中の溶液に、Pd(OH)
2(0.020g)、1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を室温で水素圧力下で16時間撹拌した。完了したら、反応物を濾過し、そして溶媒を減圧下で除去して196.3(0.016g,62%)を得た。LCMS(ES): m/z 177.3 [M+H]
+。
【0901】
化合物196.4の合成。化合物を、196.3および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0902】
化合物I−196の合成。化合物を、196.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.013g,53.48%)。MS(ES): m/z 428.43 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.12 (d, 1H), 4.75 (s,1H), 4.48 (s,2H)。
【0903】
実施例197。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−197の合成
【化195】
[この文献は図面を表示できません]
【0904】
化合物I−197を、化合物I−191のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 502 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78−9.77 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.91(d,1H), 7.83−7.76 (m,2H), 6.17−6.16 (d,1H), 5.80−5.75 (m,2H), 4.49 (s,2H), 3.80−3.72 (m, 4H), 3.48−3.45 (m,4H), 2.38−2.33 (m,1H), 2.08 (s,1H), 1.86−1.83 (m,2H), 1.75−1.72 (m,2H)。
実施例198。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(ピロリジン−1−カルボニル)−ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−198の合成
【化196】
[この文献は図面を表示できません]
【0905】
化合物I−198を、化合物I−191のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 502 [M+H]
+; 1H NMR (DMSO−d6, 400 MHz): 9.78−9.7 7(d, 1H), 9.10 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.91(d,1H), 7.83−7.76 (m,2H), 6.17−6.16 (d,1H), 5.80−5.75 (m,2H), 4.49 (s,2H), 3.80−3.72 (m, 4H), 3.48−3.45(m,4H), 2.38−2.33 (m,1H), 2.08 (s,1H), 1.86−1.83 (m,2H), 1.75−1.72 (m,2H)。
実施例199。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシ−d3)ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−199の合成
【化197】
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【化198】
[この文献は図面を表示できません]
【0906】
化合物199.4の合成。化合物199.4を、トリチル保護された199.1から、実施例109に記載される手順を使用して合成した。
【0907】
化合物199.5の合成。199.4(1.0g,3.8mmol,1.0eq)のTHF(20mL)中の溶液に、NaH(0.2g,4.86mmol,1eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてヨウ化メチル−d3(0.56g,3.89mmol,0.8eq)を滴下により添加した。反応物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移した。得られた混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、199.5(0.45g,22.5%)を得た。MS(ES): m/z 429 [M+H]
+。
【0908】
化合物199.6の合成。199.5(0.45g,1.05mmol,1.0eq)のDCM(5.0mL)中の溶液に、TFA(5.0ml)を添加した。反応物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、199.6(0.19g,90.0%)を得た。MS(ES): m/z 187 [M+H]
+。
【0909】
化合物199.7の合成。化合物199.7を、化合物199.6から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0910】
化合物I−199の合成。化合物I−199を、化合物199.7から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 438 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.78−9.77 (d,1H), 9.10 (s,1H), 8.17−8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.14−6.13 (d,1H), 4.92−4.90 (d,1H), 4.48 (s,2H), 4.30−4.25 (m,1H), 3.85−3.81 (m,1H), 3.55−3.47 (m,2H), 3.37−3.31 (m,2H)。
【0911】
実施例200。3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(メチル−d3)ピロリジン−1−イル−2,2,5,5−d4)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル−7,7−d2)ベンゾニトリル,I−200の合成
【化199】
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【0912】
I−170(0.07g,0.164mmol,1eq)の重水素化メタノール(5mL)および重水素化クロロホルム(2.5mL)中の溶液に、K
2CO
3(0.045g,0.32mmol,2.0eq)を添加した。この反応物を室温で2 4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−200(0.05g,71.1%)を得た。MS(ES): m/z 428.48 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.06 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75(m,2H), 6.11−6.10 (d,1H), 4.75 (s,1H), 1.88−1.81 (m,2H)。
【0913】
実施例201。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4R)−4−ヒドロキシ−3−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−201の合成
【化200】
[この文献は図面を表示できません]
【0914】
化合物I−201を、化合物I−195のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 449.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (s,1H), 9.12 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.92−7.9 (d,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.41−6.4 (d,1H), 4.95−4.94 (d,1H), 4.49 (s,1H), 3.83−3.8 (m,1H), 3.62−3.59 (m, 1H), 3.5−3.48 (m,1H), 3.07−3.05 (m,3H), 3.05−3 (m,3H), 2.97−2.84 (m,1H), 1.86−.82 (m,1H), 1.47−1.4 (m,1H)。
【0915】
実施例202。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4S)−4−ヒドロキシ−3−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−202の合成
【化201】
[この文献は図面を表示できません]
【0916】
化合物I−202を、化合物I−195のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 449.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (s,1H), 9.12 (s,1H), 8.18 (s,1H), 7.92−7.9 (d, 1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.41−6.4 (d,1H), 4.95−4.94 (d,1H), 4.49 (s,1H), 3.83−3.8 (m, 1H), 3.62−3.59 (m,1H), 3.5−3.48 (m,1H), 3.07−3.05 (m,3H), 3.05−3 (m,3H), 2.97−2.84 (m,1H), 1.86−.82 (m,1H), 1.47−1.4 (m,1H)。
【0917】
実施例203。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル−2,2,3,3,4,5,5,6,6−d9)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−203の合成
【化202】
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【化203】
[この文献は図面を表示できません]
【0918】
化合物203.2の合成。203.1(2.0g,17.85mmol,1.0eq.)のDCM(10mL)中の溶液に、塩化オキサリル(2.7mL,35.71mmol,2.0eq.)、cat.DMF(0.1mL)を添加した。得られた混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、溶媒をエバポレートして203.1を得た。(2.1g,90.37%)。
1D−NMR (CDCl
3, 61MHz): 4.30 (s,2D), 3.89 (s, 2D)。
【0919】
化合物203.3の合成。203.2(2.1g,16.15mmol,1.0eq.)のDCM(25mL)中の溶液に、AlCl
3(2.57g,19.38mmol,1.2eq.)を−40℃で少しずつ添加した。混合物をエチレンガスで6時間パージした。この反応が完了したら、1NのHClを添加し、そして混合物をDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、203.3(1.0g,38.0%)を得た。
1D−NMR (CDCl3, 61MHz): 3.75 (s, 4D), 3.33 (s, 4D)。
【0920】
化合物203.4の合成 203.3(0.884g,5.11mmol,1.0eq.)のジメチルアセトアミド(10mL)中の溶液に、203.31(1g,5.78mmol,1.2eq.)およびDIPEA(5.34g,41.09mmol,3.0eq)を添加した。この反応物を120℃で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をD
2O中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、203.4(0.25g,15.48%)を得た。MS(ES): m/z 264.19 [M+H]
+。
【0921】
化合物203.5の合成。203.4(0.25g,0.95mmol,1.0eq)のCD
3OD(3mL)中の溶液に、NaBD
4(0.119g,2.85mmol,3.0eq)を0℃で添加した。この反応混合物を室温で30分間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をD
2O中1NのHCl中に移し、そして生成物をDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の203.5(0.16g,63.3%)を得た。MS(ES): m/z 267.21 [M+H]
+。
【0922】
化合物203.6の合成。203.6(0.15g,0.6015mmol,1.0eq)のMeOH(3mL)中の溶液に、20mLのオートクレーブ内で、Pd(OH)
2(0.2g)、希HCl(0.05mL)を添加した。水素を50psiまでパージした。この反応物を室温で一晩撹拌した。この反応が完了したら、固体を濾別した。母液を減圧下で濃縮して203.6(0.1g,94.16%)を得た。LCMS(ES): m/z 177.15 [M+H]
+。
【0923】
化合物203.7の合成。化合物203.7を、化合物203.6および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0924】
化合物I−203の合成。化合物I−203を、化合物203.7から、実施例64からの手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 427 [M+H]
+, LCMS純度: 100%, HPLC purity: 99.43%,
1H NMR (DMSO−d
6, 400MHZ): 9.76−9.75 (d, J=2.8Hz, 1H), 9.11 (s, 1H), 8.17 (s, 1H), 9.92−7.9 (m, 1H), 7.83−7.75 (m, 2H), 6.35 (d, J=2.8Hz, 1H), 4.65 (s, 1H), 4.49 (s, 2H), 1.36 (s, 2H)。
【0925】
実施例204。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−204の合成
【化204】
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【化205】
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【0926】
化合物204.1および204.2の合成。化合物204.1および204.2を、187.9のキラル精製によって調製した。
【0927】
化合物204.3の合成。化合物を、4.1および204.1から、実施例64の手順を使用して調製した。
【0928】
化合物I−204の合成。化合物を、204.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 433.17 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.758−9.751 (d, 1H), 9.07 (s,1H), 8.17 (s, 1H), 7.93−7.91 (dd,1H), 7.7−7.73 (m,2H), 6.2−6.19 (d,1H), 5.10−5.09 (d,1H), 4.48 (s,2H), 3.83−3.76 (m,2H), 3.4−3.37 (m,2H), 2.09−2.07 (m,1H), 1.38 (s,3H), 1.22 (s,3H)。
【0929】
実施例205。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル I−205の合成
【化206】
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【0930】
化合物I−205を、4.1および204.2から、実施例204に記載される手順を使用して合成した。MS(ES): m/z 433.17 [M+H]
+; 1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.758−9.751 (d,1H), 9.07 (s, 1H), 8.17 (s,1H), 7.93−7.91 (dd,1H), 7.7−7.73 (m,2H), 6.2−6.19 (d,1H), 5.10−5.09 (d,1H), 4.48 (s, 2H), 3.83−3.76 (m,2H), 3.4−3.37 (m,2H), 2.09−2.07 (m,1H), 1.38 (s,3H), 1.22 (s,3H)。
【0931】
実施例206。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(メチル−d3)ピロリジン−1−イル−2,2,5,5−d4)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル−7,7−d2)ベンゾニトリル,I−206の合成
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
【0932】
化合物I−206を、I−200のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 428.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.07 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.11−6.10 (d,1H), 4.76 (s,1H), 1.88−1.81 (m,2H)。
【0933】
実施例207。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−(メチル−d3)ピロリジン−1−イル−2,2,5,5−d4)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル−7,7−d2)ベンゾニトリル,I−207の合成
【化208】
[この文献は図面を表示できません]
【0934】
化合物I−207を、I−200のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 428.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.79 (d,1H), 9.07 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.11−6.10 (d,1H), 4.76 (s,1H), 1.88−1.81 (m,2H)。
【0935】
実施例208。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル−2,2,3,4,4,5,5−d7)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−208の合成
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
【0936】
化合物I−208を、化合物I−194のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 412.48 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.14 (d, 1H), 4.90 (s,1H), 4.48 (s,2H)。
【0937】
実施例209。(S)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル−2,2,3,4,4,5,5−d7)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−209の合成
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
【0938】
化合物I−209を、化合物I−194のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 412.48 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.79−9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.90 (m, 1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.14 (d,1H), 4.90 (s,1H), 4.48 (s,2H)。
【0939】
実施例210。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4S)−3−ヒドロキシ−4−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−210の合成
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
【0940】
化合物I−210を、化合物I−210のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 449.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (s,1H), 9.11 (s,1H), 8.17−8.16 (d,1H), 7.92−7.9 (dd,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.36−6.35 (d, 1H), 5.08−5.07 (d,1H), 4.49 (s,2H), 3.7−3.67 (m,1H), 3.64−3.47 (m,1H), 3.46−3.39 (m,1H), 3.12−3.07 (m,1H), 2.96−2.91 (m,1H), 2.79−2.67 (s,1H), 2.08−1.99 (m,1H), 1.42−1.33 (m,1H)。
【0941】
実施例211。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4R)−3−ヒドロキシ−4−メトキシピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−211の合成
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
【0942】
化合物I−211を、化合物I−210のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 449.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75 (s,1H), 9.12 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.96−7.9 (dd, 1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.36−6.35 (d, 1H), 5.08−5.07 (d,1H), 4.49 (s, 2H), 3.7−3.67 (m,1H), 3.64−3.47 (m,1H), 3.46−3.39 (m,1H), 3.12−3.07 (m,1H), 2.96−2.91 (m,1H), 2.79−2.67 (s,1H), 2.08−1.99 (m,1H), 1.42−1.33 (m,1H)。
【0943】
実施例212。N−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)アセトアミド,I−212の合成
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
【0944】
化合物212.1の合成。1.1(1.0g,5.77mmol,1.0eq)および無水酢酸(1.5ml,5.7mmol,1.0eq)の混合物を2 5℃で0.5時間撹拌した。反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、212.1(1.0g,83.33%)を得た。MS(ES): m/z 216 [M+H]
+。
【0945】
化合物212.2の合成。212.1.(0.5g,2.32mmol,1.0eq)のMeOH(20mL)中の溶液に、20%の活性炭担持水酸化パラジウム(0.5g)および1NのHCl(触媒量)を添加した。反応混合物を40psiの水素下で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をセライト床で濾過し、そしてメタノールで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、212.2を得た。(0.2g,68.96%)。MS(ES): m/z 126 [M+H]
+。
【0946】
化合物212.3の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0947】
化合物I−212の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.050g,25.47%)。MS(ES): m/z 377 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHZ): 10.88 (s, 1H), 9.72 (s,1H), 9.23 (s,1H), 8.19 (s,1H), 7.94−7.92 (m,1H), 7.85−7.77 (m,2H), 6.94 (d,1H), 4.54 (s,2H), 2.06 (s,3H)。
【0948】
実施例213。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−メトキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−213の合成
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
【0949】
化合物213.2の合成。四酸化オスミウム(水中2%)(0.52ml,0.044mmol,0.01eq)の水(20ml)中の溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(0.52g,4.4mmol,1.0eq)を0℃で添加し、次いで1(1.8g,4.4mmol,1eq)のアセトン(20ml)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、213.2(1.1g,56.38%)を得た。MS(ES): m/z 440.56 [M+H]
+。
【0950】
化合物213.3の合成。213.2(0.6g,1.3mmol,1.0eq)、THF(20mL)の溶液に、NaH(0.06g,1.5mmol,1.1eq)を0℃で添加し、そして反応混合物を0℃で10分間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、そして硫酸ジメチル(0.162g,1.2mmol,0.98eq)を滴下により添加し、室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移し、そして酢酸エチルを抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、213.3(0.12g,19.38%)を得た。MS(ES): m/z 454.5 [M+H]
+。
【0951】
化合物213.4の合成。213.3(0.12g,0.26mmol,1.0eq)のDCM(5mL)中の溶液に、TFA(5ml)を添加し、そして室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、213.4を得た。(0.04g,71.57%)。MS(ES): m/z 212.17 [M+H]
+。
【0952】
化合物213.5の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0953】
化合物I−213の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した(0.04g,69.51%)。MS(ES): m/z 438 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74 (d, 1H), 9.10 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.91−7.90 (d,1H), 7.81−7.73 (m,2H), 6.35−6.34 (d,1H), 4.48 (s, 2H), 4.23 (m,1H), 3.57−3.51 (m,1H), 3.31 (s,3H), 3.17−3.16 (d,1H), 3.12−3.05 (m,2H), 2.98−2.95 (d,1H), 1.81−1.76 (q,1H),1.15 (s,3H)。
【0954】
実施例214。3−フルオロ−2−(4−(3−((2S,4R)−4−ヒドロキシ−2−(ヒドロキシメチル)ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−214の合成
【化215】
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【化216】
[この文献は図面を表示できません]
【0955】
化合物214.2の合成。214.1(5.0g,25.6mmol,1.0eq)のDCM(50mL)およびエタノール(10mL)中の溶液に、Et
3N(5.2mL,0.038mmol,1.5eq)、ジ炭酸ジ−tert.ブチル(032mmol,1.2eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてDCMで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、214.2を得た。(6.1g,74.9%)。MS(ES): m/z 260.12 [M+H]
+。
【0956】
化合物214.3の合成。214.2(6.1g,23.5mmol,1.0eq)のDCM(150mL)中の溶液に、イミダゾール(3.2g,47.1mmol,1.88eq)およびTDDMSCl(3.7g,24.9mmol,1.06eq)を室温で添加し、そして18時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を0.5NのHCl溶液中に移し、DCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製の214.3を得た。(8.5g,96.7%)。MS(ES): m/z 374.2 [M+H]
+。
【0957】
化合物214.4の合成。214.3(8.5g,22.7mmol,1.0eq)のEtOAc(40ml)中の溶液を、過ヨウ素酸ナトリウム(8.5g,56.0mmol,2.5eq)および酸化ルテニウム(IV)水和物(0.6g,4.5mmol,0.2eq)の水(50mL)中の溶液に0℃で添加し、そして室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出し、合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、214.4(6.0g,68.04%)を得た。MS(ES): m/z 388.12 [M+H]
+。
【0958】
化合物214.5の合成。214.4(6.0g,16.8mmol,1.0eq)のTHF(60ml)中の溶液に、TBAF(6.0mL)を室温で添加し、そして反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、214.5(3.0g,70.9%)を得た。MS(ES): m/z 274.2 [M+H]
+。
【0959】
化合物214.6の合成。214.5(3.0g,10.98mmol,1.0eq)のDCM(30.0ml)中の溶液に、TFA(2.0mL)を室温で添加し、そして反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、214.6(0.14g,93.10%)を得た。MS(ES): m/z 258.32 [M+H]
+。
【0960】
化合物214.7の合成。1−ベンジル−3−ブロモ−1H−ピラゾール(1g,4.22mmol,1.0eq)の1,4ジオキサン(00ml)中の溶液に、214.6(0.94g,5.48mmol,1.3eq)、CuI(0.08g,0.422mmol,0.1eq)、K
2CO
3(1.16g,8.44mmol,2.0eq)およびtrans−N,N′−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.060g,0.422mmol,0.1eq)を添加した。反応物を140℃で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、214.7(0.26g,18.7%)を得た。MS(ES): m/z 330.36 [M+H]
+。
【0961】
化合物214.8の合成。214.7(0.26g,0.79mmol,1.0eq)のTHF(5.0ml)中の溶液に、ボランジメチルスルフィド(0.3g,3.9mmol,5eq)を0℃で添加し、そして室温で16時間撹拌した。完了したら、反応をメタノールでクエンチし、溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、214.8(0.075g,34.7%)を得た。MS(ES): m/z 274.3 [M+H]
+。
【0962】
化合物214.9の合成。214.8(0.075g,0.274mmol,1.0eq)のMeOH(10.0mL)中の溶液に、20%のPd(OH)
2(0.03g)および1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を(水素下で)40psiで24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を濾過し、そして溶媒を減圧下で除去して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、214.9を得た。(0.03g,59.7%)。MS(ES): m/z 184.21 [M+H]
+。
【0963】
化合物214.91の合成。化合物を、214.9および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0964】
化合物I−214の合成。化合物を、214.91から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 435.4 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74(d, 1H), 9.10 (s,1H), 8.15 (s,1H), 7.92 (m,1H), 7.84−7.74 (m,2H), 6.18 (d,1H), 4.90 (d,1H), 4.71−4.68 (m,1H), 4.49 (s,2H),4.43−4.34 (m,1H) 3.8−3.82 (m,1H), 3.64−3.59 (m,3H), 3.25−3.23 (m, 1H), 2.11−2.06 (m,1H), 1.81−1.76 (m,1H)。
【0965】
実施例215。(3R,4R)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−カルボニトリル,I−215の合成
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
【0966】
化合物215.2の合成。215.1(1g,3.92mmol,1eq)のEtOH(20mL)および水(10mL)中の溶液に、NaCN(0.23g,0.0047mmol,1.2eq)を添加した。この反応物を50℃で18時間撹拌した。この反応が完了したら、溶媒を減圧下で除去した。残渣を水に溶解させ、そしてEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これを分取HPLCにより精製して、215.2(0.5g,73.4%)を得た。MS(ES): m/z 283.15 [M+H]
+。
【0967】
化合物215.3の合成。1.(0.4g,1.41mmol,1.0eq)のEtOH(5.0mL)およびシクロヘキセン(5mL)中の溶液に、Pd(OH)
2(0.2g)を添加した。反応混合物を24時間還流させた。この反応が完了したら、混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得た。これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、215.3(0.125g,36.7%)を得た。MS(ES): m/z 193.12 [M+H]
+。
【0968】
化合物215.4の合成。化合物を、215.4および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0969】
化合物I−215の合成。化合物を、215.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.095g,93.2%)。MS(ES): m/z 444.02 [M+H]
+,
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.14 (s,1H), 8.21−8.17 (m,1H), 7.95−7.9 (m,1H), 7.84−7.74 (m,1H), 5.8−5.78 (d, 1H), 4.5 (s,2H), 3.96−3.79 (m,1H), 3.75−3.68 (m,1H), 3.67−3.61 (m, 1H), 3.44−3.29 (m,2H), 2.89−2.74 (m,2H), 2.73−2.71 (m,2H), 2.63−2.61 (m,1H), 2.11−2.1 (m,1H)。
実施例216。(3R,4R)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−カルボニトリル,I−216の合成
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
【0970】
化合物I−216を、化合物I−215のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 444.12 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.14 (s,1H), 8.21−8.17 (m,1H), 7.95−7.9 (m,1H), 7.84−7.74 (m,1H), 5.8−5.78 (d,1H), 4.5 (s,2H), 3.96−3.79 (m,1H), 3.75−3.68 (m, 1H), 3.67−3.61 (m,1H), 3.44−3.29 (m,2H), 2.89−2.74 (m,2H), 2.73−2.71 (m,2H), 2.63−2.61 (m,1H), 2.11−2.1 (m,1H)。
【0971】
実施例217。(3S,4S)−1−(1−(2−(2−シアノ−6−フルオロフェニル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−4−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−3−ヒドロキシピペリジン−4−カルボニトリル,I−217の合成
【化219】
[この文献は図面を表示できません]
【0972】
化合物I−217を、化合物I−215のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 444.12 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76−9.75 (d,1H), 9.14 (s,1H), 8.21−8.17 (m,1H), 7.95−7.9 (m,1H), 7.84−7.74 (m,1H), 5.8−5.78 (d,1H), 4.5 (s,2H), 3.96−3.79 (m,1H), 3.75−3.68 (m, 1H), 3.67−3.61 (m,1H), 3.44−3.29 (m,2H), 2.89−2.74 (m,2H), 2.73−2.71 (m,2H), 2.63−2.61 (m, 1H), 2.11−2.1 (m,1H)。
【0973】
実施例218。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4R)−4−ヒドロキシ−3−モルホリノピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−218の合成
【化220】
[この文献は図面を表示できません]
【化221】
[この文献は図面を表示できません]
【0974】
化合物218.2の合成。59.1(10.0g,39.2mmol,1eq.)のMeOH(200mL)中の溶液に、NaBH
4(7.45g,196.05mmol,5eq.)を0℃で、6回に分けて20分間かけて添加した。この反応物を0℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を2NのHClに注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、次いでブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、純粋な218.2(8.0g,79.4%)を得た。MS(ES): m/z 258.16 [M+H]
+。
【0975】
化合物218.3の合成。218.2(6.4g,29.9mmol,1eq.)のDCM(100mL)中の溶液に、Et
3N(5g,49.5mmol,2eq.)、MsCl(4.25g,37.35mmol,1.5eq.)を0℃で添加した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。合わせたEtOAcをブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製の218.3を得、これを精製せずに次の工程に使用した。(5.0g,59.9%)。MS(ES): m/z 336.13 [M+H]
+。
【0976】
化合物218.4の合成。218.3(5.0g,14.92mmol,1eq.)の溶液に、DBU(20mL)を添加した。この反応物を16時間還流させた。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、そしてブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、218.4(3g,84.09%)を得た。MS(ES): m/z 240.15 [M+H]
+。
【0977】
化合物218.5の合成。尿素過酸化水素(4.92g,52.3mmol,5eq.)のDCM(42mL)中の溶液に、TFA(11g,52.3mol,5eq.)を滴下により0℃で添加した。混合物を0℃で1時間撹拌した。この混合物に、218.4(2.5g,10.48mmol,1eq.)およびTFA(6g,52mmol,5.0eq.)を添加した。この反応物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、Na
2CO
3(5.43g,51.8mmol,5eq.)およびK
2CO
3(7.21g,52.3mmol,5.0eq.)を−10℃で添加した。混合物をDCMで抽出し、そして水性NaHCO
3で逆抽出し、次いでNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製の218.5を得、これを精製せずに次の工程に直接使用した。(粗製:1.2g,44.99%)。MS(ES): m/z 256.13 [M+H]
+。
【0978】
化合物218.6および218.7の合成。218.5(1.2g,4.7mmol,1.0eq.)のEtOH(10mL)中の溶液に、モルホリン(1.22g,14.11mmol,3.0eq)およびEt
3N(4.75g,47.05mmol,10eq)を添加した。この反応混合物を3時間加熱還流させた。完了したら、反応物を室温まで冷却し、そして水に注いだ。その生成物をEtOAcで抽出し、有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これを逆相クロマトグラフィーにより精製して、純粋な218.6(0.35g,32.62%)、218.7(0.15g,13.98%)を得た。MS(ES): m/z 343.21 [M+H]
+。
【0979】
化合物218.8の合成。218.6(0.35g,1.02mmol)のトルエン(15mL)中の溶液に、0℃で4−ニトロ安息香酸(0.341mg,2.04mmol)および1,2−ビス(ジフェニルホスフィノ)−エタン(0.814g,2.04mmol)を添加した。この混合物にDEAD(0.712g,4.09mmol)を5分間かけて滴下により添加した。この反応物を室温で一晩撹拌した。完了したら、反応物を室温まで冷却し、そして飽和NaHCO
3溶液に注いだ。混合物をEtOAcで抽出し、次いでブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、218.8(0.2g,39.8%)を得た。MS(ES): m/z 492.22 [M+H]
+。
【0980】
化合物219.9の合成。219.9(0.2g,0.407mmol)のMeOH(6.0mL)中の溶液に、K
2CO
3(168mg,1.22mmol)を添加した。この反応混合物を室温で一晩撹拌した。完了したら、この反応物を室温まで冷却し、そして水に注いだ。その生成物をEtOAcで抽出し、次いでブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、219.9(0.13g,93.3%)を得た。MS(ES): m/z 343.21 [M+H]
+。
【0981】
化合物218.91の合成。219.9(0.13g,0.3801mmol,1.0eq)のMeOH(3.0mL)中の溶液に、Pd(OH)
2(0.15g)および希HCl(0.05mL)を添加した。反応物をH
2ガス下で一晩撹拌した。完了したら、反応物を濾過し、そしてメタノール(10mL)で洗浄した。母液をエバポレートして粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、218.91(0.08g,72.4%)を得た。LCMS(ES): m/z 253.16 [M+H]
+。
【0982】
化合物218.92の合成。化合物218.92を、化合物218.91および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0983】
化合物I−218の合成。化合物I−218を、化合物218.92から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 504.15 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.75−9.74 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.9 (dd,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.39 (s, 1H), 4.49 (m,3H), 3.92−3.66 (m,3H), 3.55−3.5 (m,4H), 2.85−2.78 (m,2H), 2.75−2.66 (m,4H), 2.51−2.39 (m,2H), 1.99−1.91 (m,1H)。
【0984】
実施例219。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−フルオロ−3−ヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−219の合成
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
【化223】
[この文献は図面を表示できません]
【0985】
化合物219.1の合成。199.1(20g,61.53mmol,1.0eq)およびEt
3N(22ml,123.0mmol,2.0eq)のDCM(100mL)中の溶液に、ブタ−3−エノイルクロリド(8.2g,61.53mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、219.1(14.0g,60.79%)を得た。MS(ES): m/z 394 [M+H]
+。
【0986】
化合物219.2の合成。219.1(14g,35.6mmol,1.0eq)のTHF(300mL)中の溶液に、LiAlH
4(7g,184.0mmol,3.0eq)を0℃でゆっくりと添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、周囲温度まで温め、そして15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物をNa
2SO
4中に非常にゆっくりと移し、そしてセライトで濾過し、次いで圧力まで減圧下で濃縮して、粗製物質を得た。溶媒を減圧下で除去し、そして粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、219.2(3.94g,29.12%)を得た。MS(ES): m/z 380 [M+H]
+。
【0987】
化合物219.3の合成。219.2(3.8g,2.63mmol,1.0eq)のDMF(40mL)中の溶液に、60%のNaH(0.8g,20.0mmol,2.0eq)を0℃でゆっくりと添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌した。3−ブロモ−2−メチルプロパ−1−エン(2.0g,15.0mmol,1.5eq)を添加した。この反応混合物を70℃で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷中に移し、次いでDCM中に移した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、219.3(3.5g,80.8%)を得た。MS(ES): m/z 434 [M+H]
+。
【0988】
化合物213.1の合成。1.3(3.5g,8.04mmol,1.0eq)のDCM(30mL)中の溶液に、[1,3−ビス−(2,4,6−トリメチルフェニル)−2−イミダゾリジニリデン]ジクロロ−(フェニルメチレン)(トリシクロヘキシルホスフィノ)ルテニウム([1,3−bis−(2,4,6−trimethylphenyl)−2−imidazolidinylidene]dichloro−(phenylmethy−lene)(tricyclehexylphosphino)ruthenium)(0.355g,0.40mmol,0.05eq)を添加し、そして室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、213.1(2.8g,86.15%)を得た。MS(ES): m/z 406 [M+H]
+。
【0989】
化合物219.4の合成。OsO
4(1ml,0.69mmol,0.1eq)(水中2%)の水(15mL)中の溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(0.808g,6.9mmol,1.0eq)を0℃で添加し、次いでアセトン(15ml)中の213.1(2.8g,6.9mmol,1.0eq)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、219.4を得た。(1.8g,59.4%)。MS(ES): m/z 440 [M+H]
+。
【0990】
化合物219.5の合成。219.4(0.3g,0.6mmol,1.0eq)のDCM(6.0mL)中の溶液に、ビス(2−メトキシエチル)アミノ硫黄トリフルオリド(0.090g,0.4mmol,1.0eq)を−78℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで周囲温度まで温め、そして6時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、219.5(0.14g,46.7%)を得た。MS(ES): m/z 442 [M+H]
+。
【0991】
化合物219.6の合成。化合物219.5(0.140g,0.31mmol,1.0eq)をDCM(5mL)に溶解させ、そしてTFA(1mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で15時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、219.6(0.05g,79.36%)を得た。MS(ES): m/z 200 [M+H]
+。
【0992】
化合物219.7の合成。化合物を、219.6および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0993】
化合物I−219の合成。化合物を、219.7から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.026g,49.05%)。MS(ES): m/z 451 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.74 (d,1H), 8.34 (s,1H), 7.69−7.67 (m,1H), 7.60−7.55 (m,1H), 7.52−7.47 (m,1H), 6.39 (s,1H), 6.09 (d,1H), 4.61 (d,2H), 3.89−3.84 (m,1H), 3.81−3.75 (m,1H), 3.70−3.65 (m,1H), 3.19−3.13 (m,2H),1.54 (s,3H), 1.35−1.24 (m,1H), 0.92 (t,1H)。
【0994】
実施例220。(R)−3−フルオロ−2−(4−(3−(3−ヒドロキシ−3−メチルピペリジン−1−イル−2,2,4,4,5,5,6,6−d8)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−220の合成
【化224】
[この文献は図面を表示できません]
【0995】
化合物220.1および220.2の合成。化合物を、化合物186.5のキラル精製によって調製した。
【0996】
化合物220.3の合成。220.2(0.070g,0.25mmol,1.0eq)のMeOH(10mL)中の溶液に、水素化器内でPd(OH)
2(0.020g)、1NのHCl(触媒)を添加した。反応混合物を水素圧力下(50psi)で室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、濾過し、そして溶媒を減圧下で除去して、220.3(0.022g,46.4%)を得た。LCMS(ES): m/z 190.3 [M+H]
+。
【0997】
化合物220.4の合成。化合物を、220.3および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【0998】
化合物I−220の合成。化合物を、220.4から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.012g,85.1%)。MS(ES): m/z 440.5 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.70 (d,1H), 8.28 (s,1H), 7.80−7.79 (m,1H), 7.73−7.66 (m,3H), 6.24−6.23 (d,1H), 4.5 (s,2H), 1.16 (s,3H)。
【0999】
実施例221。3−フルオロ−2−(4−(3−((5r,8r)−8−ヒドロキシ−6,10−ジオキサ−2−アザスピロ−[4.5]デカン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−221の合成
【化225】
[この文献は図面を表示できません]
【1000】
化合物221.2および221.2の合成。化合物221.2および221.1を、192.8のキラル精製によって調製した。
【1001】
化合物221.3の合成。化合物を、221.1および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【1002】
化合物I−221の合成。化合物を、221.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 477.2 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.79−7.75 (m,2H), 6.16 (d,1H), 5.10 (s,1H), 4.49 (s,2H), 4.12−4.08 (m,1H), 3.90−3.88 (m,2H), 3.57−3.51 (m,4H), 3.43−3.38 (m,2H), 2.27−2.23 (t,2H)。
【1003】
実施例222。3−フルオロ−2−(4−(3−((5s,8s)−8−ヒドロキシ−6,10−ジオキサ−2−アザスピロ[4.5]デカン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−222の合成
【化226】
[この文献は図面を表示できません]
【1004】
化合物I−222を、221.2および4.1から、実施例221に記載される手順を使用して調製した。MS(ES): m/z 477.2 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.76 (d,1H), 9.11 (s,1H), 8.17 (s, 1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.79−7.75 (m,2H), 6.16 (d,1H), 5.10 (s,1H), 4.49 (s,2H), 4.12−4.08 (m, 1H), 3.90−3.88 (m,2H), 3.57−3.51 (m,4H), 3.43−3.38 (m,2H), 2.27−2.23 (t,2H)。
【1005】
実施例223。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシ−d3)ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−223の合成
【化227】
[この文献は図面を表示できません]
【1006】
化合物I−223を、化合物I−199のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 438 [M+H]
+;%.
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.70−9.69 (d,1H), 8.27 (s,1H), 7.80−70−.65 (m,3H), 6.07−6.06 (d,1H), 4.42 (s,2H), 4.41−4.40 (m,1H), 3.99−3.95 (m,1H), 3.66−3.61 (m,2H), 3.48−3.33 (m,2H)。
【1007】
実施例224。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−(メトキシ−d3)ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−224の合成
【化228】
[この文献は図面を表示できません]
【1008】
化合物I−224を、化合物I−199のキラル精製によって調製した。MS(ES): m/z 438 [M+H]
+;
1H NMR (MeOD, 400 MHz): 9.70−9.69(d,1H), 8.27 (s 1H), 7.80−70−.65 (m,3H), 6.07−6.06 (d,1H), 4.42 (s,2H), 4.41−4.40 (m,1H), 3.99−3.95 (m,1H), 3.66−3.61 (m,2H), 3.48−3.33 (m,2H)。
【1009】
実施例225。3−フルオロ−2−(4−(3−((4aS,7aR)−4−メチルヘキサヒドロピロロ[3,4−b][1,4]オキサジン−6(2H)−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−225の合成
【化229】
[この文献は図面を表示できません]
【化230】
[この文献は図面を表示できません]
【1010】
化合物225.1の合成。カルバミン酸tert−ブチル(0.780g,6.6mmol,3eq.)のプロパノール(7.0mL)中の溶液に、NaOH(0.266g,6.6mmol,3eq)の水(1.0mL)中の溶液、プロパノール(3mL)中の次亜塩素酸t−ブチル(0.616g,6.6mmol,3eq.)、ヒドロキニジン1,4−フタラジンジイルジエーテル(0.086g,0.11mmol,0.05eq)を添加し、そして室温で20分間撹拌した。これに化合物109.2(0.5g,2.2mmol,1eq)およびオスミウム酸カリウム二水和物(0.041g,0.11mmol,0.05eq)を添加した。この反応物を室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これを分取HPLCにより精製して、225.1を得た。(0.3g,37.7%)。MS(ES): m/z 359.20 [M+H]
+。
【1011】
化合物225.2の合成。化合物225.1(0.3g,0.837mmol,1eq)のジオキサン(1mL)中の溶液に、ジオキサン:HCl(2.0mL)を0℃で添加した。この反応物を室温で1時間撹拌した。完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをMeOHに溶解させ、そしてポリマー支持テトラアルキルアンモニウムカーボネートで中和し、濾過し、そして減圧下で濃縮して225.2を得た。(0.1g,46.25%)。MS(ES): m/z 259.15 [M+H]
+。
【1012】
化合物225.3の合成。化合物225.3(0.1g,0.386mmol,1.0eq)のEtOAc:水(1:1)(2mL)中の溶液に、NaHCO
3(0.048g,0.579mmol,1.5eq)を0℃で添加した。懸濁物を10分間撹拌し、その後、クロロアセチルクロリド(0.042g,0.386mmol,1.0eq)を滴下により添加した。反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、225.3を得た。(0.1g,77.2%)。MS(ES): m/z 335.8 [M+H]
+。
【1013】
化合物225.4の合成。化合物225.3(0.1g,0.299mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3.0mL)およびDCM(3mL)中の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(0.035g,0.299mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そして生成物をDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して、225.4を得た。(0.085g,95.39%)。MS(ES): m/z 299.5 [M+H]
+。
【1014】
化合物225.5の合成。NaH(0.017g,0.427mmol,1.5eq)のDMF(3mL)中の懸濁物に、0℃で化合物225.4(0.085g,0.285mmol,1.0eq)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷/水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、225.5(0.057g,64%)を得た。MS(ES): m/z 313.5 [M+H]
+。
【1015】
化合物225.6の合成。化合物225.5(0.050g,0.160mmol,1.0eq)のTHF(2.0mL)中の溶液に、BH
3−DMS(0.060g,0.801mmol,5.0eq)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で24時間撹拌した。この反応が完了したら、MeOHを添加し、そして1時間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、225.6を得た。(0.03g,62.8%)。MS(ES): m/z 299.5 [M+H]
+。
【1016】
化合物225.7の合成。Pd(OH)
2(0.060g)のMeOH(5.0mL)中の懸濁物に、化合物225.6(0.030g,0.1mmol,1.0eq)を添加し、その後、1.0NのHCl(触媒)を添加した。反応物を水素圧力下で24時間撹拌し、次いでセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して、225.7(0.015g,71.6%)を得た。MS(ES): m/z 209.4 [M+H]
+。
【1017】
化合物225.8の合成。化合物225.8を、化合物225.7および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【1018】
化合物I−225の合成。MS(ES): m/z 460.5[M+H]
+, LCMS純度: 96.7%, HPLC純度: 99.5%,
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.78 (s,1H), 9.1 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.81−7.76 (m,2H), 6.16 (d,1H), 4.48 (s,2H), 4.07 (s,2H), 3.77−3.75 (m,2H), 3.52−3.48 (m,3H), 2.60−2.58 (m,2H), 2.39−2.32 (m,4H)。
【1019】
実施例226。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−メトキシ−3−メチル−ピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−226の合成
【化231】
[この文献は図面を表示できません]
【化232】
[この文献は図面を表示できません]
【1020】
化合物226.1の合成。199.1(20g,61.53mmol,1.0eq)のDMF(20 0mL)中の溶液に、60%のNaH(2.46g,61.53mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてこれに臭化アリル(7.44g,61.53mmol,1.0eq)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、226.1(14g,63.63%)を得た。MS(ES): m/z 366.4 [M+H]
+。
【1021】
化合物226.2の合成。226.1(14g,38.30mmol,1.0eq)のTHF(140mL)中の溶液に、60%のNaH(4.60g,115.0mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてこれに3−ブロモ−2−メチルプロパ−1−エン(10.34g,76.6mmol,2.0eq)を添加した。この反応物を60℃で15時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、226.2(10g,62.5%)を得た。MS(ES): m/z 420 [M+H]
+。
【1022】
化合物226.3の合成。226.2(6.0g,14.3mmol,1.0eq)のDCM(30mL)中の溶液に、ベンジリデン−ビス(トリシクロヘキシルホスフィノ)−ジクロロルテニウム(0.6g,0.70mmol,0.05eq)を添加した。反応物を室温で18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、226.3(2.14g,38.28%)を得た。MS(ES): m/z 392 [M+H]
+。
【1023】
化合物226.4の合成。OsO
4(0.68ml,0.05mmol,0.01eq)(水中2%)の水(21mL)中の溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(0.628g,5.36mmol,1.0eq)を0℃で添加し、次いで226.3(2.1g,5.36mmol,1.0eq)のアセトン(21ml)を0℃で滴下により添加した。反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、226.4(1.0g,43.8%)を得た。MS(ES): m/z 426 [M+H]
+。
【1024】
化合物226.5の合成。226.4(1g,2.35mmol,1.0eq)のTHF(10mL)中の溶液に、60%のNaH(0.094g,2.35mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてこれに硫酸ジメチル(0.218ml,2.30mmol,1.0eq)を同じ温度で添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製した。226.5(0.5g,48.54%)。MS(ES): m/z 440 [M+H]
+。
【1025】
化合物226.6の合成。化合物226.5(0.5g,1.13mmol,1.0eq)をDCM(5.0mL)に溶解させ、そしてTFA(1.0mL)をこの反応混合物に添加した。反応物を室温で1.5時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和重炭酸塩溶液で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、226.6(0.1g,44.64%)を得た。MS(ES): m/z 198 [M+H]
+。
【1026】
化合物226.7の合成。化合物を、226.6および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【1027】
化合物I−227の合成。化合物を、226.7から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.030g,49.2%)。MS(ES): m/z 449 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.73 (m,2H), 6.13 (t,1H), 4.65 (s, 1H), 4.48 (d,2H), 3.65−3.61 (m.1H), 3.57−3.54 (m,1H), 3.38 (s,3H), 3.24−3.16 (m,3H), 1.25 (t,3H)。
【1028】
実施例227。3−フルオロ−2−(4−(3−(4−メチル−5−オキソ−2,5−ジヒドロ−1H−ピロール−3−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−227の合成
【化233】
[この文献は図面を表示できません]
【1029】
化合物227.2の合成。227.1(25g,142.8mmol,1.0eq)のDCM(1250mL)中の溶液に、2,2−ジメチル−1,3−ジオキサン−4,6−ジオン(12g,214.2mmol,1.5eq)およびDMAP(26.14g,214.2mmol,1.5eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で撹拌し、そしてこれにEDCI−HCl(41g,214.2mmol,1.5eq)を同じ温度で添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、DCMで抽出した。有機層を合わせ、15%の硫酸カリウム溶液、ブライン溶液、クエン酸溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これを結晶化により精製して、227.2(16g,56.14%)を得た。MS(ES): m/z 201 [M+H]
+。
【1030】
化合物227.3の合成。227.2(13g,65.0mmol,1.0eq)のDCM(500mL)中の溶液に、DIPEA(16.6g,130.0mmol,2.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてこれにTsCl(12.4g,65.0mmol,1.0eq)を同じ温度で添加した。この反応混合物を室温で6時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、227.3(6.0g,26.08%)を得た。MS(ES): m/z 356 [M+H]
+。
【1031】
化合物227.4の合成。227.3(2.33g,6.57mmol,1.0eq)のTHF(60ml)および水(6mL)中の混合物に、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−トリチル−1H−ピラゾール(4.3g,9.86mmol,1.5eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、そしてCs
2CO
3(5.93g,16.4mmol,2.5eq)を添加した。この反応混合物を、アルゴンを使用して10分間脱気し、次いでdppfPdCl
2(0.240g,0.32mmol,0.05eq)を添加し、そして再度5分間脱気した。次いで、この反応物を100℃で6時間加熱した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、227.4(2.7g,83.85%)を得た。MS(ES): m/z 492 [M+H]
+。
【1032】
化合物227.5の合成。227.4(2.0g,4.24mmol,1.0eq)のTHF(50mL)中の溶液に、60%のNaH(0.170g,4.24mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、そしてこれにMeI(0.664g,4.67mmol,1.1eq)を添加した。この反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、227.6(0.7g,34.14%)を得た。MS(ES): m/z 506 [M+H]
+。
【1033】
化合物227.6の合成。化合物227.5(0.7g,1.38mmol,1.0eq)をDCM(10mL)に溶解させ、そしてTFA(1.5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を室温で1 5時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、そしてNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、227.6(0.12g,52.9%)を得た。MS(ES): m/z 164 [M+H]
+。
【1034】
化合物I−227の合成。227.6(0.075g,0.45mmol,1.0eq)のDMF(2ml)中の混合物に、4.1(0.132g,0.45mmol,1.0eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、K
3PO
4(0.246g,1.43mmol,2.5eq)。反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでtBuXPhos−Pd−G3、[(2−ジ−tert−ブチルホスフィノ−2′,4′,6′−トリイソプロピル−1,1′−ビフェニル)−2−(2′−アミノ−1,1′−ビフェニル)]パラジウム(II)メタンスルホネート(0.037g,0.04mmol,0.1eq)を添加し、再度5分間脱気した。この反応物を室温で1時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−227(0.030g,15.87%)を得た。MS(ES): m/z 415 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.73 (d,1H), 9.28 (s,1H), 8.37 (d,2H), 7.95 (d,1H), 7.86−7.78 (m,2H), 7.00 (d,1H), 4.58 (d,2H), 4.25 (s,2H), 2.08 (s,3H)。
実施例228。3−フルオロ−2−(4−(3−((3S,4R)−3−ヒドロキシ−4−メトキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリルI−228の合成
【化234】
[この文献は図面を表示できません]
【1035】
化合物I−228を、化合物I−213のキラル分離によって調製した。(0.04g,69.51%)。MS(ES): m/z 438 [M+H]
+;
1H MS(ES): m/z 438 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 9.74−9.73 (d,1H), 8.34 (s,1H), 7.68−7.66 (d,1H), 7.60−7.47 (m,2H), 6.25 (s,1H), 6.08 (d,1H), 4.60 (s,2H), 3.45 (s, 3H), 3.36 (d,1H), 3.33−3.28 (m,1H), 3.22−3.19 (m,1H), 2.83 (s,1H). 2.19 (s1H) 1.96−1.95 (m, 2H), 1.37 (s,3H)。
【1036】
実施例229。3−フルオロ−2−(4−(3−((3R,4S)−3−ヒドロキシ−4−メトキシ−3−メチルピペリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−229の合成
【化235】
[この文献は図面を表示できません]
【1037】
化合物I−229を、化合物I−213のキラル分離によって調製した。(0.04g,69.5%)。MS(ES): m/z 438 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHZ): 9.74−9.73(d,1H), 8.34 (s,1H), 7.68−7.66 (m,3H), 7.60−7.47 (m,2H), 6.26 (s,1H), 6.08 (d,1H), 4.60 (s,2H), 3.45 (s,3H), 3.36 (d,1H), 3.33−3.28(m, 1H), 3.22−3.19 (m,1H), 2.83 (s,1H). 2.19 (s1H) 1.96−1.95 (m,2H), 1.33 (S,3H)。
【1038】
実施例230。2−(4−(3−((3R,4S)−3,4−ジメトキシ−3−メチルピロリジン−1−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)−3−フルオロベンゾニトリル,I−230の合成
【化236】
[この文献は図面を表示できません]
【1039】
化合物I−230を、化合物230.21および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.035g,71.4%)。MS(ES): m/z 463 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO, 400 MHz): 9.78 (d,1H), 9.09 (s,1H), 8.16 (s,1H), 7.92−7.90 (m,1H), 7.83−7.75 (m,2H), 6.14 (d,1H), 4.48 (d,2H), 3.71 (t,1H), 3.60−3.56 (m,1H), 3.42 (s,3H), 3.38−3.33 (m,3H), 3.21 (s,3H), 1.27 (s,3H)。
【1040】
実施例231。3−フルオロ−2−(4−(1−(モルホリン−4−カルボニル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−231の合成
【化237】
[この文献は図面を表示できません]
【1041】
化合物231.1の合成。4.1(0.200g,0.516mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(3.2ml)および水(0.8mL)の混合物に、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.12g,0.62mmol,1.2eq)およびK
2CO
3(0.216g,1.55mmol,3.0eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(PPh
3)
4(0.060g,0.0516mmol,0.1eq)を添加し、再度5分間脱気した。次いで、この反応物を110℃で2時間加熱した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、231.1(0.105g,46.2%)を得た。MS(ES): m/z 420.4 [M+H]
+。
【1042】
化合物231.2の合成。モルホリン(0.020g,0.238,1.0eq)のTHF(3mL)中の溶液に、DIPEA(0.105g,0.715mmol,3.0eq)を添加した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてトリホスゲン(0.035g,0.119mmol,0.5eq)を添加し、そして室温で30分間撹拌した。反応混合物を再度0℃まで冷却し、そしてDMAP(0.028g,0.238mmol,1.0eq)を添加し、そして10分間撹拌し、その後、THF(1mL)中の化合物231.1(0.100g,0.238mmol,1.0eq)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、232.2(0.065g,51.2%)を得た。MS(ES): m/z 533.5 [M+H]
+。
【1043】
化合物I−231の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.027g,51.16%)。MS(ES): m/z 433.33 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.1 (s,1H), 8.35−8.34 (d,1H), 8.27 (s,1H), 7.94−7.93 (d,1H), 7.85−7.77 (m,3H), 4.64−4.58 (m,1H), 4.54 (s,2H), 3.77 (s,4H), 3.69 (s 4H)。
【1044】
実施例232。化合物3−フルオロ−2−(4−(3−イソプロピル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−232の合成
【化238】
[この文献は図面を表示できません]
【1045】
化合物232.2の合成。232.1(5.0g,mmol,1.0eq)のDMF−DMA(140mL)中の溶液を120℃で2時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を減圧下で濃縮して、粗製の油状物を得た。この油状物を酢酸(100mL)に溶解させ、そしてヒドラジン水和物(10mL)を滴下により添加した。この反応混合物を90℃で2時間加熱し、次いで室温まで冷却した。この混合物を減圧下で濃縮し、そしてその残渣を飽和炭酸カリウム溶液(pH=8)で処理し、次いでDCMで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮した。この粗製物をカラムクロマトグラフィーにより精製して、232.2(2.0g,31.35%)を得た。MS(ES): m/z 112.08 [M+H]
+。
【1046】
化合物232.3の合成。化合物を、232.2および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【1047】
化合物I−232の合成。化合物を、232.3から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.025g,53.2%)。MS(ES): m/z 363.44 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 10.03 (s,1H), 9.34 (s,1H), 8.22 (s,1H), 8.21−7.92 (m,1H), 7.85−7.76(m,2H), 4.60 (s,2H), 3.14−3.07 (m,1H), 1.32−1.30 (d,6H)。
【1048】
実施例233。2−(2,6−ジフルオロフェニル)−4−(4−イソプロピルチアゾール−2−イル)−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−5−オン,I−233の合成
【化239】
[この文献は図面を表示できません]
【1049】
化合物233.2の合成。4−イソプロピルチアゾール(0.177g,1.39mmol,2.0eq)のTHF(3mL)中の溶液に、n−BuLi(2.18mL,3.485mmol,5.0eq)を−78℃で添加し、そして1時間撹拌した。これにZnCl
2(0.759g,5.58mmol,8.0eq)を−78℃で添加し、そして30分間撹拌した。次いで、反応混合物を0℃で30分間撹拌し、その後、Pd(PPh3)
4(0.040g,0.034mmol,0.005eq)および233.1(0.3g,0.697mmol,1.0eq)を添加した。この反応混合物を60℃で12時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を飽和NH
4Cl溶液中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをprep HPLCにより精製して、純粋な232.2(0.10g,27.53%)を得た。MS(ES): m/z 522.5 [M+H]
+。
【1050】
化合物I−233の合成。化合物232.2(0.100g,0.191mmol,1.0eq)をDCM(5.0mL)に溶解させ、そしてTFA(5mL)をこの反応混合物に添加した。この反応物を50℃で5時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水に注ぎ、飽和NaHCO
3で塩基性にし、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、そしてNa2SO4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、I−233(0.025g,35.1%)を得た。MS(ES): m/z 372.2 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 9.08 (s,1H), 8.35 (s,1H), 7.68 (s,1H), 7.66−7.59 (m,1H), 7.33−7.28 (m,2H), 4.54 (s,2H), 3.16−3.10 (m,1H), 1.30−1.28 (d 6H)。
【1051】
実施例234。3−フルオロ−2−(4−(1−((3R,4R)−4−ヒドロキシテトラヒドロフラン−3−イル)−1H−ピラゾール−3−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル,I−234の合成
【化240】
[この文献は図面を表示できません]
【1052】
化合物234.2の合成。234.1(5.0g,25.77mmol,1.0eq)のTHF(15mL)中の溶液に、LDA(THF中2M)(14mL,28.33mmol,1.1eq)を−78℃で添加した。反応混合物を−40℃で1時間撹拌した。これに3,6−ジオキサビシクロ[3.1.0]ヘキサン(1.77g,20.61mmol,0.8eq)のTHF(10mL)中の溶液を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、そして80℃で2 4時間加熱した。この反応が完了したら、混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、234.2(2.5g,34.63%)を得た。MS(ES): m/z 281.2 [M+H]
+。
【1053】
化合物234.3の合成。234.2(2.5g,8.92mmol,1.0eq)のベンゼン(3 0mL)中の混合物に、4−ニトロ安息香酸(6.56g,39.28mmol,4.4eq)およびPPh
3(11.45g,43.7mmol,4.9eq)を添加した。反応混合物を0℃まで冷却し、そしてDEAD(7.6g,43.7mmol,4.9eq)を添加した。反応混合物を室温までゆっくりと温め、そして18時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、234.3(3.0g,78.31%)を得た。MS(ES): m/z 430.2 [M+H]
+。
【1054】
化合物234.4の合成。234.3(3.0g,6.99mmol,1.0eq)のMeOH(150mL)中の溶液に、K
2CO
3(1.44g,10.48mmol,1.5eq)を添加した。反応物を室温で12時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を減圧下で濃縮した。残渣をEtAOcに溶解させ、そして重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄し、その後、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、234.4(1.0g,51.08%)を得た。MS(ES): m/z 281.2 [M+H]
+。
【1055】
化合物234.5の合成。234.4(0.2g,0.714mmol,1.0eq)のトルエン(5mL)中の混合物をアルゴンで10分間脱気し、その後、ヘキサメチルジスズ(0.701g,2.142mmol,3eq)およびPd(PPh
3)
4(0.082g,0.0714mmol,0.1eq)を添加した。反応混合物を再度10分間脱気し、そして110℃まで12時間加熱した。この反応が完了したら、混合物をセライトで濾過し、そして減圧下で濃縮して粗製の234.5(0.23g,97%)を得た。MS(ES): m/z 318 [M+H]
+。粗製化合物をさらに精製せずに次の工程に直接使用した。
【1056】
化合物234.6の合成。4.1(0.080g,0.206mmol,1.0eq)の1,4−ジオキサン(2.0ml)中の混合物に、234.5(0.131g,0.412mmol,2.0eq)を添加した。この反応混合物をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでCuI(0.015g,0.082mmol,0.2eq)を添加し、その後、Pd(PPh
3)
2Cl
2(0.028g,0.0412mmol,0.1eq)を添加し、再度5分間脱気した。次いで、この反応物を110℃で3時間加熱した。この反応が完了したら、混合物を濾過し、減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、234.6(0.085g,36.5%)を得た。MS(ES): m/z 506.5 [M+H]
+。
【1057】
化合物I−234の合成。化合物を、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.025g,36.6%)。MS(ES): m/z 406.38 [M+H]
+;
1H NMR (CDCl
3, 400 MHz): 8.13 (d,1H), 7.70−7.68 (d,1H), 7.63−7.45 (m,4H), 6.72 (s,1H), 4.92−4.87 (m, 1H), 4.77−4.72 (m,1H), 4.65 (s,2H), 4.35−4.27 (m,3H), 4.22−4.18 (m,1H), 4.08−4.02 (m,1H)。
【1058】
実施例235。3−フルオロ−2−(4−(6−ヒドロキシ−4,5,6,7−テトラヒドロピラゾロ[1,5−a]ピリミジン−2−イル)−5−オキソ−6,7−ジヒドロ−5H−ピロロ[3,4−b]ピリジン−2−イル)ベンゾニトリル I−235の合成
【化241】
[この文献は図面を表示できません]
【1059】
化合物235.2の合成。プロパ−2−エン−1−アミン(15.0g,263mmol,1.0eq)のDCM(300mL)中の溶液に、ジ炭酸ジ−tert−ブチル(57.3g,263mmol,1.0eq)を0℃で添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌した。反応が完了したら、反応混合物を5%のクエン酸溶液で洗浄し、その後、ブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして圧力まで減圧下で濃縮して、純粋な235.2(35g,84.74%)を得た。
【1060】
化合物235.3の合成。化合物235.2(35.0g,222mmol,1.0eq)のDCM(600mL)中の溶液に、3−クロロ過安息香酸(72.85g,423.5mmol,1.9eq)を0℃で少しずつ添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を10%の亜硫酸ナトリウム溶液で洗浄し、その後、飽和NaHCO
3溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製の235.3(37g,95%)を得た。これをいかなる精製もせずに次の工程に直接使用した。
【1061】
化合物235.5の合成。235.3(10.0g,63.29mmol,1.0eq)および化合物235.4(16.4g,94.9mmol,1.5eq)のトルエン(100mL)中の混合物に、2,6−ルチジン(1.2mL,9.49mmol,0.15eq)を添加した。反応混合物を65℃で14時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を重炭酸ナトリウム水溶液中に移し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、235.5(12.5g,59.6%)を得た。MS(ES): m/z 332.3 [M+H]
+。
【1062】
化合物235.6の合成。235.5(12.4g,37.5mmol,1.0eq)およびジヒドロピラン(13.8mL,150mmol,4.0eq)のDCM(600mL)中の混合物に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(5.65g,22.5mmol,0.6eq)を添加した。反応混合物を室温で42時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物をNaHCO
3水溶液に注ぎ、DCMで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、235.6(14.4g,92.61%)を得た。MS(ES): m/z 416.4 [M+H]
+。
【1063】
化合物235.7の合成。235.6(3.6g,8.64mmol 1.0eq)のDMF(90mL)中の溶液に、K
2CO
3(3.6g,25.98mmol,3.0eq)を密封チューブ内で添加し、そして120℃で12時間撹拌した。この反応が完了したら、混合物を氷冷水中に移し、EtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、235.7(0.8g,25%)を得た。MS(ES): m/z 369.4 [M+H]
+。
【1064】
化合物235.8の合成。235.7(2.9g,7.88mmol,1.0eq)のEtOH(50mL)中の溶液に、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム(0.98g,3.94mmol,0.5eq)を添加した。反応混合物を55℃まで20時間加熱した。この反応が完了したら、反応物を減圧下で濃縮して残渣を得た。これに水を添加し、そしてEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物質を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、235.8(1.6g,71.3%)を得た。MS(ES): m/z 285.3 [M+H]
+。
【1065】
化合物235.9の合成。10%のPd/C(0.2g)のMeOH(20mL)中の懸濁物に、化合物235.8(1.6g,5.63mmol,1.0eq)を添加し、そしてこれに水素ガスを5時間吹き込んだ。反応混合物を濾過し、そして減圧下で濃縮して、235.9(1.4g,97.8%)を得た。MS(ES): m/z 255.3 [M+H]
+。
【1066】
化合物235.91の合成。235.9(0.4g,1.57mmol,1.0eq)のアセトニトリル(4mL)中の溶液に、p−TsOH(0.812g,4.72mmol,3.0eq)の水(4mL)中の溶液を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、そしてNaNO
2(0.272g,3.93mmol,2.5eq)およびNaI(0.591g,3.93mmol,2.5eq)の水(4mL)の溶液をこれに添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌した。この反応が完了したら、反応混合物を氷冷水中に移し、そして酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、ブライン溶液で洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、235.91(0.28g,45.8%)を得た。MS(ES): m/z 366.2 [M+H]
+。
【1067】
化合物235.92の合成。235.91(0.28g,0.767mmol,1.0eq)のトルエン(5mL)中の溶液をアルゴン雰囲気下で10分間脱気し、次いでPd(PPh3)
4(0.089g,0.0767mmol,0.1eq)を添加し、そして再度5分間脱気し、その後、ヘキサメチルジスズ(0.754g,2.3mmol,3.0eq)を添加した。次いで、この反応物を110℃で12時間加熱した。この反応が完了したら、反応混合物を水中に移し、そして生成物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、そして減圧下で濃縮して粗製物を得、これをカラムクロマトグラフィーにより精製して、235.92(0.27g,87.6%)を得た。MS(ES): m/z 403.2 [M+H]
+。
【1068】
化合物235.93の合成。化合物を、235.92および4.1から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。
【1069】
化合物I−235の合成。化合物を、235.93から、実施例64に記載される手順を使用して調製した。(0.01g,75%)。MS(ES): m/z 391.38 [M+H]
+;
1H NMR (DMSO−d
6, 400 MHz): 8.90 (s,1H), 8.23 (s,1H), 7.91−7.89 (d,1H), 7.81−7.74 (m,2H), 6.94 (s,1H), 6.30 (s,1H), 4.46 (s,2H), 4.21−4.17 (m,2H), 3.92−3.91 (m,1H), 3.24−3.16 (m,2H), 3.10 (bs,1)。
【1070】
実施例236:Tyk2およびJAK2の放射性キナーゼアッセイ
【1071】
ペプチド基質[KKSRGDYMTMQIG](20μM)を、反応バッファ(20mMのHepes(pH7.5)、10mMのMgCl
2、1mMのEGTA、0.02%のBrij35、0.02mg/mLのBSA、0.1mMのNa
3PO
4、2mMのDTT、1%のDMSO)中に調製する。TYK2(Invitrogen)キナーゼを添加し、その後、DMSO中の化合物を添加する。33PATPを添加して、10μMのATPを用いて反応を開始させる。キナーゼ反応物を室温で120分間インキュベートし、そして反応を、P81イオン交換濾紙(Whatman# 3698−915)上で停止させ、次いで0.75%のリン酸中で徹底的に洗浄し、その後、放射能計数を読み取る。JAK2(Invitrogen)キナーゼアッセイについては、ペプチド基質のポリ[Glu:Tyr](4:1),0.2mg/mlを、TYK2についてと同様に行う反応において、使用する。
【1072】
実施例237:Tyk2およびJAK2のカリパスアッセイ
【1073】
カリパス機は、オフチップモビリティシフトアッセイを利用して、キナーゼアッセイからのリン酸化ペプチド基質を、マイクロ流体力学技術を使用して検出する。これらのアッセイを、ATP Kmに等価なATP濃度、および1mMのATPで行う。化合物をDMSO中に系列希釈し、次いでアッセイバッファ(25mMのHEPES(pH7.5)、0.01%のBrij−35、0.01%のTriton、0.5mMのEGTA)中にさらに希釈する。5ulの希釈化合物を最初にウェルに添加し次いで10ulの酵素ミックスをウェルに添加し、その後、10uLの基質ミックス(10mMのMgCl
2中のペプチドおよびATP)を添加して、反応を開始させた。反応物を28℃で25分間インキュベートし、次いで25ulの停止バッファ(100mMのHEPES、0.015%のBrij−35、50mMのEDTA)を添加し、その後、カリパスで読み取った。1nMの最終濃度のJAK2および9.75nMのTYK2は、Carna製であり、そして使用した基質は、それぞれ20uMおよび16uMのATPである。JAK2アッセイはペプチド22を、そしてTYK2アッセイはペプチド30(Caliper)を、それぞれ3uMで使用する。
【1074】
表2は、Tyk2およびJAK2の放射活性キナーゼアッセイにおける、本発明の選択された化合物の活性を示す。化合物番号は、表1における化合物番号に対応する。「AA」と示される活性を有する化合物は、0.000009〜0.0001μMのKiを与えた。「A」と示される活性を有する化合物は、0.0001〜0.01μMのKiを与え、「B」と示される活性を有する化合物は、0.01〜0.1μMのKiを与え、「C」と示される活性を有する化合物は、0.1〜1.0μMのKiを与え、そして「D」と示される活性を有する化合物は、1.0μM以上のKiを与えた。
【表2-1】
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【表2-2】
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【表2-3】
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【表2-4】
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【表2-5】
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【表2-6】
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【1075】
実施例238。ヒトPBMCにおけるIL−12誘導pSTAT4。ヒトPBMCをバフィコートから単離し、そして必要な場合、アッセイのために凍結貯蔵する。アッセイのための細胞を解凍し、そして血清を含む完全培地中に再懸濁させ、次いで細胞を、1.67E6細胞/mlに希釈して、1ウェルあたり120μlが200,000個の細胞になるようにする。15μlの化合物またはDMSOを、所望の濃度でそのウェルに添加し、そして37Cで1時間インキュベートする。調製した細胞溶解物を用いたpSTAT4および全STAT4分析の30分前に、15μlの刺激物質(1.7ng/mLのIL−12の最終濃度)を添加し、そして、製造業者のプロトコールに従ってMSD試薬により分析する。このアッセイにおける化合物の最終DMSO濃度は、0.1%である。
【1076】
実施例239。ヒトPBMCにおけるGM−CSF誘導pSTAT5。細胞を、上記手順においてと同様に、分析のために調製し、そして調製した細胞溶解物を用いたpSTAT5および全STAT5分析の20分前に、15μlのGM−CSF(最終濃度5 ng/mL)を添加し、そして、製造業者のプロトコールに従ってMSD試薬により分析する。このアッセイにおける化合物の最終DMSO濃度は、0.1%である。
【1077】
表3は、ヒトPBMCにおける、IL−12誘導pSTAT4およびGM−CSF誘導pSTAT5の阻害アッセイにおける、本発明の選択された化合物の活性を示す。化合物番号は、表1における化合物番号に対応する。「A」と示される活性を有する化合物は、0.03〜0.1μMのIC
50を与え、「B」と示される活性を有する化合物は、0.1〜2μMのIC
50を与え、そして「C」と示される活性を有する化合物は、2μMより高いIC
50を与えた。
【表3-1】
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【表3-2】
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【表3-3】
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【表3-4】
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【1078】
本発明の多数の実施形態を記載したが、本発明者の基本的な実施例は、本発明の化合物および方法を利用する他の実施形態を提供するように変更され得ることが、明らかである。従って、本発明の範囲は、例として与えられた具体的な実施形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によって規定されることが理解される。
本発明は、例えば、以下を提供する:
(項目1)
式I:
【化242】
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の化合物またはその薬学的に受容可能な塩であって、式Iにおいて:
XおよびYの各々は独立して、=C(R6)−または=N−であり;
環Aは、フェニル;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の部分不飽和単環式複素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する6員〜12員の部分不飽和二環式複素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員の単環式ヘテロアリール環;または窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される2個〜4個のヘテロ原子を有する7員〜12員の二環式ヘテロアリール環であり;
R1およびR1’の各々は独立して、水素、−R2、ハロゲン、−CN、−NO2、−OR、−SR、−NR2、−S(O)2R、−S(O)2NR2、−S(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−C(O)N(R)OR、−OC(O)R、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)NR2、または−N(R)S(O)2Rであるか;あるいは
R1とR1’とは、これらの介在する原子と一緒になって、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個〜2個のヘテロ原子を有する、必要に応じて置換された3員〜7員のスピロ縮合環を形成し;
各R2は独立して、C1〜6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を有する4員〜7員の飽和または部分不飽和の複素環式環、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員のヘテロアリール環からなる群より選択される、必要に応じて置換された基であり;
R3は、C2〜6脂肪族またはCy1であり;ここでR3は、n個の例のR8で置換されており;
R5は、ハロゲン、−CN、−NO2、−OR、−SR、−NR2、−S(O)2R、−S(O)2NR2、−S(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−C(O)N(R)OR、−OC(O)R、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)NR2、−N(R)S(O)2R、およびCy2であり;ここでR5は、p個の例のR9で置換されているか;または
環Aが部分不飽和である場合、L1R5は一緒になって、存在しないことも可能であり;
Cy1およびCy2の各々は独立して、フェニル;3員〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式炭素環;6員〜12員の二環式炭素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を有する3員〜7員の飽和もしくは部分不飽和の単環式複素環式環;窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜3個のヘテロ原子を有する6員〜12員の飽和もしくは部分不飽和の二環式複素環式環;または窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員のヘテロアリール環であり;
R6の各例は独立して、水素、−R2、ハロゲン、−CN、−NO2、−OR、−SR、−NR2、−S(O)2R、−S(O)2NR2、−S(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−C(O)N(R)OR、−OC(O)R、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)NR2、または−N(R)S(O)2Rであり;
R7およびR8の各例は独立して、オキソ、−R2、ハロゲン、−CN、−NO2、−OR、−SR、−NR2、−S(O)2R、−S(O)2NR2、−S(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−C(O)N(R)OR、−OC(O)R、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)NR2、または−N(R)S(O)2Rであり;
R9の各例は独立して、オキソ、C1〜6ヒドロキシ脂肪族、−R2、ハロゲン、−CN、−NO2、−OR、−SR、−NR2、−S(O)2R、−S(O)2NR2、−S(O)R、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR2、−C(O)N(R)OR、−OC(O)R、−OC(O)NR2、−N(R)C(O)OR、−N(R)C(O)R、−N(R)C(O)NR2、または−N(R)S(O)2Rであり;
L1は、共有結合、またはC1〜6の二価の飽和もしくは不飽和の、直鎖もしくは分枝鎖の炭化水素鎖であり、ここで該鎖の1個もしくは2個のメチレン単位は、必要に応じて独立して、−N(R)−、−N(R)C(O)−、−C(O)N(R)−、−N(R)S(O)2−、−S(O)2N(R)−、−O−、−C(O)−、−OC(O)−、−C(O)O−、−S−、−S(O)−もしくは−S(O)2−によって置き換えられており;
mは、0〜2であり;
nは、0〜4であり;
pは、0〜3であり;そして
各Rは独立して、水素であるか、またはC1〜6脂肪族、フェニル、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜2個のヘテロ原子を有する4員〜7員の飽和もしくは部分不飽和の複素環式、ならびに窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜4個のヘテロ原子を有する5員〜6員のヘテロアリール環から選択される必要に応じて置換された基であるか、あるいは
同じ窒素上の2個のR基は、これらの介在する原子と一緒になって、該窒素に加えて、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される0個〜3個のヘテロ原子を有する4員〜7員の飽和、部分不飽和、もしくはヘテロアリールの環を形成する、
化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目2)
式II:
【化243】
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の、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目3)
式IV−a、IV−b、IV−c、またはIV−d:
【化244】
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のうちの1つの、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目4)
式VI−a、VI−b、VI−c、VI−d、VI−e、VI−f、VI−g、VI−h、VI−i、VI−j、VI−k、VI−l、VI−m、VI−n、VI−o、VI−p、VI−q、VI−r、VI−s、VI−t、VI−v、VI−x、VI−y、VI−z、またはVI−aa:
【化245】
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【化246】
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のうちの1つの、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目5)
L1は共有結合である、前出の項目のいずれか1項に記載の化合物。
(項目6)
L1は−C(O)−である、項目1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
(項目7)
R3はCy1である、前出の項目のいずれか1項に記載の化合物。
(項目8)
R3は、以下:
【化247】
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のうちの1つである、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目9)
R3(R8)nは一緒になって、以下:
【化248】
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のうちの1つである、項目1〜6のいずれか1項に記載の化合物。
(項目10)
R5はCy2である、前出の項目のいずれか1項に記載の化合物。
(項目11)
R5は、以下:
【化249】
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のうちの1つである、項目1〜9のいずれか1項に記載の化合物。
(項目12)
R5(R9)pは一緒になって、以下:
【化250】
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【化251】
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のうちの1つである、いずれか1項の項目1〜9に記載の化合物。
(項目13)
少なくとも1個のR8は、ハロゲン、−CN、またはヒドロキシメチルである、前出の項目のいずれか1項に記載の化合物。
(項目14)
環Aは、窒素、酸素、および硫黄から独立して選択される1個〜3個のヘテロ原子を有する5員ヘテロアリール環である、前出の項目のいずれか1項に記載の化合物。
(項目15)
環Aはピラゾリルである、項目14に記載の化合物。
(項目16)
式VIII−a、VIII−b、VIII−c、またはVIII−d:
【化252】
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のうちの1つの、項目1に記載の化合物またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目17)
nは2〜3である、項目16に記載の化合物。
(項目18)
前記化合物は、本明細書の表1に記載される化合物から選択される、項目1に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩。
(項目19)
前出の項目のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩、および薬学的に受容可能なキャリア、アジュバント、またはビヒクルを含有する、薬学的組成物。
(項目20)
TYK2を生物学的サンプルにおいて阻害する方法であって、該サンプルを、項目1〜18のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に受容可能な塩と接触させる工程を包含する、方法。
(項目21)
TYK2媒介性の障害、疾患、または状態を、患者において処置する方法であって、該患者に、項目19に記載の薬学的組成物を投与する工程を包含する、方法。
(項目22)
前記障害は、自己免疫障害、炎症性障害、増殖性障害、内分泌性障害、神経学的障害、または移植に関連する障害から選択される、項目21に記載の方法。
(項目23)
前記障害は自己免疫障害である、項目22に記載の方法。
(項目24)
前記自己免疫障害は、1型糖尿病、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患および強直性脊椎炎から選択される、項目23に記載の方法。
(項目25)
前記障害は炎症性障害である、項目22に記載の方法。
(項目26)
前記炎症性障害は、関節リウマチ、喘息、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、および炎症性腸疾患から選択される、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記障害は増殖性障害である、項目22に記載の方法。
(項目28)
前記増殖性障害は血液学的がんである、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記増殖性障害は白血病である、項目27に記載の方法。
(項目30)
前記白血病はT細胞白血病である、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記T細胞白血病はT細胞急性リンパ芽球性白血病(T−ALL)である、項目30に記載の方法。
(項目32)
前記増殖性障害は、TYK2における1つまたはそれより多くの活性化変異に関連する、項目27に記載の方法。
(項目33)
前記障害は移植に関連する、項目22に記載の方法。
(項目34)
前記障害は、移植拒絶または対宿主性移植片病である、項目33に記載の方法。
(項目35)
前記障害は内分泌性障害である、項目22に記載の方法。
(項目36)
前記内分泌性障害は、多嚢胞性卵巣症候群、クルゾン症候群、または1型糖尿病である、項目35に記載の方法。
(項目37)
前記障害は神経学的障害である、項目22に記載の方法。
(項目38)
前記神経学的障害はアルツハイマー病である、項目37に記載の方法。
(項目39)
前記障害は、I型インターフェロン、IL−10、IL−12、またはIL−23のシグナル伝達に関連する、項目21に記載の方法。
(項目40)
前記増殖性障害はリンパ球増殖性疾患である、項目27に記載の方法。
(項目41)
前記リンパ球増殖性疾患は、リンパ腫様丘疹症または未分化大細胞リンパ腫である、項目40に記載の方法。