(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6802421
(24)【登録日】2020年12月1日
(45)【発行日】2020年12月16日
(54)【発明の名称】雷管の装薬量の精度を高める製造装置
(51)【国際特許分類】
F42B 33/02 20060101AFI20201207BHJP
【FI】
F42B33/02
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-145838(P2019-145838)
(22)【出願日】2019年8月7日
【審査請求日】2019年8月15日
(31)【優先権主張番号】201910637755.5
(32)【優先日】2019年7月15日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520302349
【氏名又は名称】厦門富計初生活用品有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】呉玉田
【審査官】
長谷井 雅昭
(56)【参考文献】
【文献】
実公昭36−006800(JP,Y1)
【文献】
中国特許出願公開第103017619(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F42B 33/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースを含み、
前記ベースの上側には直角スタンドが固定的に設置され、前記直角スタンドと前記ベースとの間には前後に貫通しており、且つ左方に開口した充填チャンバが設置され、前記充填チャンバの頂端内壁には装薬位置を調整する充填器が設置され、前記充填器は前記充填チャンバの頂端内壁に貫通するように設置されたスライドレール及び前記スライドレールの中にスライドできるように連結された漏斗によって装薬位置を変えることができ、
前記漏斗の中には毎回同量の薬剤を充填することを保障できる定量装置が設置され、前記定量装置は前記漏斗の中に連通するように設置された薬剤入り口と、前記薬剤入り口の中に回転できるように連結され、且つ上下対称の密封桶と、前記密封桶に貫通するように設置された抜き孔とによって、前記薬剤入り口を開け又は閉めることを制御し、
前記充填チャンバの中には上下方向に伸びており、且つ前記スライドレールの右端に位置した伝動軸が回転できるように連結され、前記伝動軸には前記定量装置を制御できる一方向カップリングが設置され、前記伝動軸には前記一方向カップリングの下端に位置した押し動かし部品が設置され、前記押し動かし部品は前記伝動軸に設置された各角度の直径は異なる曲率車によって前記漏斗の位置を変え、
前記ベースの中には駆動チャンバが設置され、前記駆動チャンバの頂端内壁には雷管を入れ替える転位装置が回転できるように設置されていることを特徴とする雷管の装薬量の精度を高める製造装置。
【請求項2】
前記伝動軸が下方へ前記駆動チャンバの中に伸びており、前記伝動軸の下端には前記駆動チャンバの底端内壁の中に嵌められたモーターが動力が伝達できるように連結され、前記伝動軸には前記駆動チャンバの中に位置したメインプーリが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の雷管の装薬量の精度を高める製造装置。
【請求項3】
前記充填器は前記漏斗の右側外端に設置され、且つ前記曲率車と当接している押しロッドを含むことを特徴とする請求項1に記載の雷管の装薬量の精度を高める製造装置。
【請求項4】
前記定量装置は前記漏斗の右端に回転できるように連結され、且つ前記密封桶と固定的に連結された伸縮軸を含み、前記伸縮軸の右端末端にはヘリカルギヤが設置されていることを特徴とする請求項1に記載の雷管の装薬量の精度を高める製造装置。
【請求項5】
前記一方向カップリングは前記伝動軸に回転できるように連結された軸継手ケースを含み、また前記軸継手ケースの上下端面がそれぞれ前記ヘリカルギヤと噛み合うように連結され、前記軸継手ケースの中には連結チャンバが設置され、前記伝動軸には前記連結チャンバの中に位置した回転車が設置され、前記回転車には六つの伸縮溝が環状になるように形成されており、前記伸縮溝の中にはスライドロッドがスライドできるように連結され、前記スライドロッドと前記伸縮溝との間には抵抗ばねが連結され、前記スライドロッドにはボールがスライドできるように連結され、前記連結チャンバの中には前記ボールと当接できる六つのガラス玉が環状になるように配列されていることを特徴とする請求項4に記載の雷管の装薬量の精度を高める製造装置。
【請求項6】
前記押し動かし部品は前記伝動軸に回転できるように連結された軌道桶を含み、前記軌道桶には前記押しロッドとスライドできるように連結された伝動チャンバが設置され、前記伝動チャンバの左側端面と前記漏斗の右端面との間には引っ張りばねが連結されていることを特徴とする請求項3に記載の雷管の装薬量の精度を高める製造装置。
【請求項7】
前記転位装置は前記駆動チャンバの頂端内壁に回転できるように連結された従動軸を含み、前記従動軸には前記駆動チャンバの中に位置したサブプーリが設置され、前記サブプーリと前記メインプーリとの間にはベルトが連結され、前記従動軸の上端には軸スリーブがスプラインによって連結され、前記軸スリーブと前記従動軸との間には復帰ばねが連結され、前記軸スリーブの上端には回転盤が固定的に設置され、前記回転盤には左方に開口した嵌合連結溝が形成されており、前記ベースの上端には前記従動軸の左端に位置した支持台が設置され、前記支持台には弧状板が設置され、前記弧状板の中には前記嵌合連結溝と同じ高さがある軌道溝が形成されており、前記支持台の中には右方に開口した昇降チャンバが設置され、前記昇降チャンバの上端内壁には前記軌道溝の中に伸びている位置制限ロッドがスライドできるように連結され、前記位置制限ロッドの右側には前記軸スリーブと固定的に連結された昇降ロッドが固定的に設置されていることを特徴とする請求項2に記載の雷管の装薬量の精度を高める製造装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は爆薬詰め込み技術分野に関わり、具体的には
雷管の装薬量の精度を高める製造装置である。
【背景技術】
【0002】
爆破解体作業には一般的に雷管を使い、爆破する前に雷管に火薬を込める必要がある。しかし市販されている装薬器で又は手で火薬を充填する時、薬剤の拡散密度が異なるため、薬剤は重力の作用で充填する過程に薬剤の真ん中にある薬量の質量が多いことがあり、中心の周りにある薬量の質量が減り、各薬孔の爆発の計量は異なるため、生じた爆発の効果も異なり、即ち設定の爆発の目的を達することができなく、また火薬を充填する過程に、随時装薬を止めることができなく、装薬器の位置も調整できなく、装薬器の位置のずれがあることを発見してもタイムリーに取り返すことができない。本発明は上記の問題を解決できる装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第103017619号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
技術問題:
雷管に火薬を込める時、薬剤の拡散密度が異なり、また分布位置も異なるため、各薬孔の中の薬量が異なり、また、随時装薬を止めることができない。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の問題を解決するため、本発明は
雷管の装薬量の精度を高める製造装置をデザインし、本発明に記載の
雷管の装薬量の精度を高める製造装置は、ベースを含み、前記ベースの上側には直角スタンドが固定的に設置され、前記直角スタンドと前記ベースとの間には前後に貫通しており、且つ左方に開口した充填チャンバが設置され、前記充填チャンバの頂端内壁には装薬位置を調整する充填器が設置され、前記充填器は前記充填チャンバの頂端内壁に貫通するように設置されたスライドレール及び前記スライドレールの中にスライドできるように連結された漏斗によって装薬位置を変えることができ、前記漏斗の中には毎回同量の薬剤を充填することを保障できる定量装置が設置され、前記定量装置は前記漏斗の中に連通するように設置された薬剤入り口と、前記薬剤入り口の中に回転できるように連結され、且つ上下対称の密封桶と、前記密封桶に貫通するように設置された抜き孔とによって、前記薬剤入り口を開け又は閉めることを制御し、前記充填チャンバの中には上下方向に伸びており、且つ前記スライドレールの右端に位置した伝動軸が回転できるように連結され、前記伝動軸には前記定量装置を制御できる一方向カップリングが設置され、前記伝動軸には前記一方向カップリングの下端に位置した押し動かし部品が設置され、前記押し動かし部品は前記伝動軸に設置された各角度の直径は異なる曲率車によって前記漏斗の位置を変え、前記ベースの中には駆動チャンバが設置され、前記駆動チャンバの頂端内壁には雷管を入れ替える転位装置が回転できるように設置されている。
【0006】
好ましくは、前記伝動軸が下方へ前記駆動チャンバの中に伸びており、前記伝動軸の下端には前記駆動チャンバの底端内壁の中に嵌められたモーターが動力が伝達できるように連結され、前記伝動軸には前記駆動チャンバの中に位置したメインプーリが設置されている。
【0007】
前記充填器は前記漏斗の右側外端に設置され、且つ前記曲率車と当接している押しロッドを含む。
【0008】
前記定量装置は前記漏斗の右端に回転できるように連結され、且つ前記密封桶と固定的に連結された伸縮軸を含み、前記伸縮軸の右端末端にはヘリカルギヤが設置されている。
【0009】
前記一方向カップリングは前記伝動軸に回転できるように連結された軸継手ケースを含み、また前記軸継手ケースの上下端面がそれぞれ前記ヘリカルギヤと噛み合うように連結され、前記軸継手ケースの中には連結チャンバが設置され、前記伝動軸には前記連結チャンバの中に位置した回転車が設置され、前記回転車には六つの伸縮溝が環状になるように形成されており、前記伸縮溝の中にはスライドロッドがスライドできるように連結され、前記スライドロッドと前記伸縮溝との間には抵抗ばねが連結され、前記スライドロッドにはボールがスライドできるように連結され、前記連結チャンバの中には前記ボールと当接できる六つのガラス玉が環状になるように配列されている。
【0010】
前記押し動かし部品は前記伝動軸に回転できるように連結された軌道桶を含み、前記軌道桶には前記押しロッドとスライドできるように連結された伝動チャンバが設置され、前記伝動チャンバの左側端面と前記漏斗の右端面との間には引っ張りばねが連結されている。
【0011】
前記転位装置は前記駆動チャンバの頂端内壁に回転できるように連結された従動軸を含み、前記従動軸には前記駆動チャンバの中に位置したサブプーリが設置され、前記サブプーリと前記メインプーリとの間にはベルトが連結され、前記従動軸の上端には軸スリーブがスプラインによって連結され、前記軸スリーブと前記従動軸との間には復帰ばねが連結され、前記軸スリーブの上端には回転盤が固定的に設置され、前記回転盤には左方に開口した嵌合連結溝が形成されており、前記ベースの上端には前記従動軸の左端に位置した支持台が設置され、前記支持台には弧状板が設置され、前記弧状板の中には前記嵌合連結溝と同じ高さがある軌道溝が形成されており、前記支持台の中には右方に開口した昇降チャンバが設置され、前記昇降チャンバの上端内壁には前記軌道溝の中に伸びている位置制限ロッドがスライドできるように連結され、前記位置制限ロッドの右側には前記軸スリーブと固定的に連結された昇降ロッドが固定的に設置されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明の有益な効果は:本発明は雷管を旋転させること及び装薬点の位置を平行移動させることを同期に行うことによって、薬剤が雷管の内部に螺旋状を呈して配列され、且つできる限り均等的に雷管の各薬孔の中に配列され、爆発能力を保障し、また雷管の重量変化によって雷管を上下に移動させることによって次の雷管が設備に入って装薬を行うことを制御し、自動化で雷管を入れ替えることと量産することを実現し、そして一方向カップリングの構造を利用し、同期に回転するか否かに基づいて装薬又は薬剤を補充する工程を切り換え、随時装薬作業を止めることができ、現有の装薬器は起動すると随時止まることができなく、位置を変えられないなど問題を改善する。
【図面の簡単な説明】
【0013】
下記に
図1〜4をあわせて本発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:
図1は本発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と
図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0014】
【
図1】
図1は本発明の
雷管の装薬量の精度を高める製造装置の全体構成概略図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は
雷管の装薬量の精度を高める製造装置に関わり、主に雷管に薬量を精確に充填する過程に応用され、下記に本発明の付図を合わせて本発明にさらなる説明をする:
【0016】
本発明に記載の
雷管の装薬量の精度を高める製造装置は、ベース19を含み、前記ベース19の上側には直角スタンド11が固定的に設置され、前記直角スタンド11と前記ベース19との間には前後に貫通しており、且つ左方に開口した充填チャンバ12が設置され、前記充填チャンバ12の頂端内壁には装薬位置を調整する充填器901が設置され、前記充填器901は前記充填チャンバ12の頂端内壁に貫通するように設置されたスライドレール40及び前記スライドレール40の中にスライドできるように連結された漏斗37によって装薬位置を変えることができ、前記漏斗37の中には毎回同量の薬剤を充填することを保障できる定量装置902が設置され、前記定量装置902は前記漏斗37の中に連通するように設置された薬剤入り口38と、前記薬剤入り口38の中に回転できるように連結され、且つ上下対称の密封桶36と、前記密封桶36に貫通するように設置された抜き孔39とによって、前記薬剤入り口38を開け又は閉めることを制御し、前記充填チャンバ12の中には上下方向に伸びており、且つ前記スライドレール40の右端に位置した伝動軸18が回転できるように連結され、前記伝動軸18には前記定量装置902を制御できる一方向カップリング903が設置され、前記伝動軸18には前記一方向カップリング903の下端に位置した押し動かし部品904が設置され、前記押し動かし部品904は前記伝動軸18に設置された各角度の直径は異なる曲率車17によって前記漏斗37の位置を変え、前記ベース19の中には駆動チャンバ20が設置され、前記駆動チャンバ20の頂端内壁には雷管を入れ替える転位装置905が回転できるように設置され、自動で量産化の生産を実現する。
【0017】
有益なように、前記伝動軸18が下方へ前記駆動チャンバ20の中に伸びており、前記伝動軸18の下端には前記駆動チャンバ20の底端内壁の中に嵌められたモーター22が動力が伝達できるように連結され、前記伝動軸18には前記駆動チャンバ20の中に位置したメインプーリ21が設置され、設備に動力を提供する。
【0018】
実施例によって、下記に充填器901について詳しく説明し、前記充填器901は前記漏斗37の右側外端に設置され、且つ前記曲率車17と当接している押しロッド52を含み、前記曲率車17は前記押しロッド52によって前記漏斗37を押し動かして左右にスライドさせることができる。
【0019】
実施例によって、下記に定量装置902について詳しく説明し、前記定量装置902は前記漏斗37の右端に回転できるように連結され、且つ前記密封桶36と固定的に連結された伸縮軸41を含み、前記伸縮軸41の右端末端にはヘリカルギヤ42が設置され、上下二つの前記抜き孔39の開口した方向は互いに垂直であり、それによって前記薬剤入り口38は一つが開いている状態がしかなく、定量の薬剤を充填と補充することを保障する。
【0020】
実施例によって、下記に一方向カップリング903について詳しく説明し、前記一方向カップリング903は前記伝動軸18に回転できるように連結された軸継手ケース13を含み、また前記軸継手ケース13の上下端面がそれぞれ前記ヘリカルギヤ42と噛み合うように連結され、前記軸継手ケース13の中には連結チャンバ14が設置され、前記伝動軸18には前記連結チャンバ14の中に位置した回転車49が設置され、前記回転車49には六つの伸縮溝43が環状になるように形成されており、前記伸縮溝43の中にはスライドロッド46がスライドできるように連結され、前記スライドロッド46と前記伸縮溝43との間には抵抗ばね45が連結され、前記スライドロッド46にはボール48がスライドできるように連結され、前記連結チャンバ14の中には前記ボール48と当接できる六つのガラス玉44が環状になるように配列され、前記ガラス玉44が前記ボールと当接する時及び前記スライドロッド46と当接する時、前記ガラス玉44の運動状態は異なる。
【0021】
実施例によって、下記に押し動かし部品904について詳しく説明し、前記押し動かし部品904は前記伝動軸18に回転できるように連結された軌道桶15を含み、前記軌道桶15には前記押しロッド52とスライドできるように連結された伝動チャンバ16が設置され、前記伝動チャンバ16の左側端面と前記漏斗37の右端面との間には引っ張りばね51が連結されている。
【0022】
実施例によって、下記に転位装置905について詳しく説明し、前記転位装置905は前記駆動チャンバ20の頂端内壁に回転できるように連結された従動軸25を含み、前記従動軸25には前記駆動チャンバ20の中に位置したサブプーリ24が設置され、前記サブプーリ24と前記メインプーリ21との間にはベルト23が連結され、前記従動軸25の上端には軸スリーブ27がスプラインによって連結され、前記軸スリーブ27と前記従動軸25との間には復帰ばね26が連結され、前記軸スリーブ27の上端には回転盤28が固定的に設置され、前記回転盤28には左方に開口した嵌合連結溝29が形成されており、前記ベース19の上端には前記従動軸25の左端に位置した支持台33が設置され、前記支持台33には弧状板34が設置され、前記弧状板34の中には前記嵌合連結溝29と同じ高さがある軌道溝35が形成されており、前記支持台33の中には右方に開口した昇降チャンバ30が設置され、前記昇降チャンバ30の上端内壁には前記軌道溝35の中に伸びている位置制限ロッド32がスライドできるように連結され、前記位置制限ロッド32の右側には前記軸スリーブ27と固定的に連結された昇降ロッド31が固定的に設置されている。
【0023】
下記に
図1〜4を合わせて本発明の
雷管の装薬量の精度を高める製造装置の使用ステップについて詳しく説明する:
【0024】
作動の時、一番目の雷管を嵌合連結溝29に置き、他のすべての雷管を順に軌道溝35の中に置き、一番右端の雷管が位置制限ロッド32と当接し、モーター22を始動することによって伝動軸18が時計回り方向に旋転し、更に順にメインプーリ21と、ベルト23と、サブプーリ24とによって従動軸25を旋転連動させ、従動軸25が順に軸スリーブ27と、回転盤28とによって雷管を等速に回転連動させ、この時、伝動軸18が曲率車17によって押しロッド52を押し動かして左側に等速に移動させ、また引っ張りばね51に弾性ポテンシャルエネルギーを蓄えさせ、更に漏斗37によって抜き孔39の注射点の位置を変え、薬剤を螺旋線状を呈するように均等的に雷管の各薬孔の中に撒き、この過程に、回転車49が時計回り方向に回転するため、ガラス玉44がボール48との当接は、スライドロッド46によって伸縮溝43の中でスライドすることによって調整されることができ、前記密封桶36の中の薬剤は流れ尽くした後、雷管の重さが増えて回転盤28を下方に押し動かし、モーター22を止め、また順に軸スリーブ27と、昇降ロッド31とによって位置制限ロッド32を下方に移動連動させ、位置制限ロッド32が一番右端の雷管への制限を解除し、雷管を嵌合連結溝29へスライドさせ、火薬を込めた雷管を押し動かして外側に移動させ、モーター22を始動することによって伝動軸18を反時計回り方向に回転させ、押しロッド52が引っ張りばね51の弾性回復で右方に移動し、漏斗37を右方へ初期位置にスライドさせ、この時、回転車49が反時計回り方向に回転し、ガラス玉44がスライドロッド46の底端内壁と直接接触し、更に伝動軸18に順に回転車49と、スライドロッド46と、ガラス玉44とによって軸継手ケース13を旋転連動させ、軸継手ケース13が噛み合いによってヘリカルギヤ42を回転させ、また伸縮軸41によって密封桶36を回転させ、それによって薬剤入り口38の上端が連通されて下端が閉鎖され、薬剤を補充し、次の定量装薬作業をするのに便利を与える。
【0025】
本発明の有益な効果は:本発明は雷管を旋転させること及び装薬点の位置を平行移動させることを同期に行うことによって、薬剤が雷管の内部に螺旋状を呈して配列され、且つできる限り均等的に雷管の各薬孔の中に配列され、爆発能力を保障し、また雷管の重量変化によって雷管を上下に移動させることによって次の雷管が設備に入って装薬を行うことを制御し、自動化で雷管を入れ替えることと量産することを実現し、そして一方向カップリングの構造を利用し、同期に回転するか否かに基づいて装薬又は薬剤を補充する工程を切り換え、随時装薬作業を止めることができ、現有の装薬器は起動すると随時止まることができなく、位置を変えられないなど問題を改善する。
【0026】
上記の方式によって、当業者は本発明の範囲内で作動モードに基づいて様々な変わりを行える。
【要約】
【課題】本発明は雷管の装薬量の精度を高める製造工芸を開示した。
【解決手段】
ベースを含み、本発明は雷管を旋転させること及び装薬点の位置を平行移動させることを同期に行うことによって、薬剤が雷管の内部に螺旋状を呈して配列され、且つできる限り均等的に雷管の各薬孔の中に配列され、爆発能力を保障し、また雷管の重量変化によって雷管を上下に移動させることによって次の雷管が設備に入って装薬を行うことを制御し、自動化で雷管を入れ替えることと量産することを実現し、そして一方向カップリングの構造を利用し、同期に回転するか否かに基づいて装薬又は薬剤を補充する工程を切り換え、随時装薬作業を止めることができ、現有の装薬器は起動すると随時止まることができなく、位置を変えられないなど問題を改善する。
【選択図】
図1