特許第6802433号(P6802433)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6802433風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6802433
(24)【登録日】2020年12月1日
(45)【発行日】2020年12月16日
(54)【発明の名称】風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 2/00 20160101AFI20201207BHJP
   F03D 9/45 20160101ALI20201207BHJP
   F03D 9/11 20160101ALI20201207BHJP
   F21S 9/03 20060101ALI20201207BHJP
   F21V 15/01 20060101ALI20201207BHJP
   F21V 21/22 20060101ALI20201207BHJP
   F21W 131/107 20060101ALN20201207BHJP
【FI】
   F21S2/00 660
   F03D9/45
   F03D9/11
   F21S9/03
   F21V15/01 360
   F21V21/22
   F21W131:107
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2020-6169(P2020-6169)
(22)【出願日】2020年1月17日
【審査請求日】2020年6月25日
(31)【優先権主張番号】201910886798.7
(32)【優先日】2019年9月19日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519409888
【氏名又は名称】广州皓想光学儀器有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】楼碧云
【審査官】 河村 勝也
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−319975(JP,A)
【文献】 特開2004−319198(JP,A)
【文献】 中国特許出願公開第109163293(CN,A)
【文献】 中国特許出願公開第104748054(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 2/00
F21S 9/03
F21V 15/01
F21V 21/22
F03D 9/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体を含み、前記本体の頂部には頂部空間が設置され、前記頂部空間の中には太陽熱を利用して発電できる太陽熱発電機構が設置され、前記太陽熱発電機構の左側には風力発電機構が設置され、前記風力発電機構は風力を利用して発電でき、前記本体の中には中部空間が設置され、前記中部空間の左側には第一保護空間が設置され、前記第一保護空間の中には第一保護カバーが設置され、前記中部空間の右側には第二保護空間が設置され、前記第二保護空間の中には第二保護カバーが設置され、前記第一保護カバーと前記第二保護カバーは前記太陽熱発電機構と前記風力発電機構を保護でき、前記中部空間の中には前記第一保護カバーと前記第二保護カバーを作動させることができる第一制御機構が設置され、前記中部空間の底部には前記第一制御機構に動力を提供する第一モーターが設置され、前記本体の頂部において右側に近接するところには灯具空間が設置され、前記灯具空間の中には警報機能を果たせる防空灯が設置され、前記防空灯の底部には前記防空灯を昇降させることができる昇降機構が設置され、前記灯具空間の後壁内には空き空間が設置され、前記空き空間の中には前記防空灯を保護できる保護機構が設置されていることを特徴とする風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置。
【請求項2】
前記頂部空間の左壁内には第二モーターが固定的にはめ込まれ、前記第二モーターには右方に伸びる第一動力軸が伝動可能に連結され、前記頂部空間の左壁には第一回転板が回転可能に設置され、前記第一動力軸と前記第一回転板とが固定的に連結され、前記第一回転板の頂壁内には第三モーターが固定的に嵌め込まれ、前記第三モーターには上方に伸びる第一スクリューが伝動可能に連結され、前記第一回転板の頂壁には固定ロッドが固定的に設置され、前記固定ロッドの頂部には第二回転板が回転可能に設置され、前記第二回転板の中には第一スライド溝が形成され、前記第一スライド溝の中には第一スライドロッドがスライド可能に設置され、前記第一スライドロッドの前壁には第二スライドロッドが固定的に設置され、前記第二スライドロッドと前記第一スクリューとがネジ山により連結され、前記第二回転板の頂壁にはソーラパネルが固定的に設置され、前記ソーラパネルの四つの頂角にはいずれも第一光覚素子が固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置。
【請求項3】
前記本体の頂壁内には風力発電機が固定的に嵌め込まれ、前記風力発電機の底部には蓄電池が設置され、前記風力発電機には上方に伸びる第一回転軸が伝動力可能に連結され、前記第一回転軸の頂部末端には横ロッドが固定的に設置され、前記横ロッドの左右末端にはいずれもファンが固定的に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置。
【請求項4】
前記第一モーターが前記中部空間の底壁内に固定的に嵌め込まれ、前記第一モーターには上方に伸びる第二スクリューが伝動可能に連結され、前記第二スクリューの外面には第一スライダがネジ山により連結され、前記第一スライダの左壁と右壁にはいずれも第二スライド溝が形成され、前記第二スライド溝の前後壁にはいずれも小スライド空間が設置され、前記第二スライド溝の中にはいずれも滑車がスライド可能に設置され、前記滑車にはそれぞれ第一コンロッドと第二コンロッドがヒンジで連結され、前記滑車には第三スライド溝が形成され、前記第三スライド溝の中には第三スライドロッドがスライド可能に設置され、前記第三スライドロッドが前記小スライド空間の中にスライド可能に設置されていることを特徴とする請求項1に記載の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置。
【請求項5】
前記第一保護空間と前記中部空間とが連通し、前記第一保護カバーが前記第一保護空間の中にスライド可能に設置され、前記中部空間の後壁には第一固定ロッドと第二固定ロッドが固定的に設置され、前記第一コンロッドが前記第一固定ロッドの外面に回転可能に設置され、前記第一保護カバーと前記第一コンロッドとがヒンジで連結され、前記第二保護空間と前記中部空間とが連通し、前記第二保護カバーが前記第二保護空間の中にスライド可能に設置され、前記第二コンロッドが前記第二固定ロッドの外面に回転可能に設置され、前記第二コンロッドと前記第二保護カバーとがヒンジで連結されていることを特徴とする請求項4に記載の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置。
【請求項6】
前記灯具空間の左壁内には第四モーターが固定的に嵌め込まれ、前記第四モーターには第三スクリューが伝動可能に連結され、前記第三スクリューの外周には二つのネジ山ブロックがネジ山により連結され、前記ネジ山ブロックには第三コンロッドがヒンジで連結され、前記灯具空間の中には第二スライダがスライド可能に設置され、前記第二スライダと前記第三コンロッドとが第四コンロッドにより連結され、前記第四コンロッドと前記第三コンロッドとがヒンジで連結され、前記第四コンロッドと前記第二スライダとがヒンジで連結され、前記第二スライダの頂部には防空灯が固定的に設置され、前記本体の頂部において右側に近接するところには第二光覚素子が固定的に設置され、前記灯具空間の底部には排水空間が前記灯具空間と連通になるように設置されていることを特徴とする請求項1に記載の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置。
【請求項7】
前記灯具空間の後側には空き空間が設置され、前記空き空間の底部にはスライド空間が前記空き空間と連通になるように設置され、前記スライド空間と前記灯具空間とが連通し、前記スライド空間の中には前後に伸びる第四スライドロッドがスライド可能に設置され、前記第四スライドロッドの前側末端には球形スライダが固定的に設置され、前記スライド空間の後側にはばね空間が前記スライド空間と連通になるように設置され、前記ばね空間の後壁には第一ばねが固定的に設置され、前記第一ばねと前記第四スライドロッドとが固定的に連結されていることを特徴とする請求項6に記載の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置。
【請求項8】
前記空き空間の左壁には第三固定ロッドが固定的に設置され、前記第三固定ロッドには第五コンロッドがヒンジで連結され、前記第五コンロッドの中には第四スライド溝が形成され、前記第三固定ロッドと前記第四スライド溝とがスライド可能に連結され、前記第五コンロッドと前記第四スライドロッドとがヒンジで連結され、前記空き空間と前記灯具空間との間には第五スライドロッドがスライド可能に設置され、前記第五スライドロッドが前記第五コンロッドと当接し、前記第五スライドロッドの底部には止め板が固定的に設置され、前記止め板と前記空き空間の前壁とが第二ばねにより連結されていることを特徴とする請求項7に記載の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は防空装置技術分野に関わり、具体的には風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置である。
【背景技術】
【0002】
経済の発展と、都市の建設発展につれて、多くの高楼が建てられてきた。中国の建築標準によれば、地面から頂部までの高さが四十五メートル以上に達する高層ビルには防空警報装置を設置しなければならなく、そのため、大量の防空灯が必要となり、それに応じて、大量の電力も必要となり、防空灯は室外の灯具で、風に当てて日に晒すことで老化しやすく、従い、風力エネルギーと太陽エネルギーにより発電できて老化を防止できる防空装置が必要となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104964227号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明は風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置を提供することによって既存の技術にある上記の欠点を解消することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置は、本体を含み、前記本体の頂部には頂部空間が設置され、前記頂部空間の中には太陽熱を利用して発電できる太陽熱発電機構が設置され、前記太陽熱発電機構の左側には風力発電機構が設置され、前記風力発電機構は風力を利用して発電でき、前記本体の中には中部空間が設置され、前記中部空間の左側には第一保護空間が設置され、前記第一保護空間の中には第一保護カバーが設置され、前記中部空間の右側には第二保護空間が設置され、前記第二保護空間の中には第二保護カバーが設置され、前記第一保護カバーと前記第二保護カバーは前記太陽熱発電機構と前記風力発電機構を保護でき、前記中部空間の中には前記第一保護カバーと前記第二保護カバーを作動させることができる第一制御機構が設置され、前記中部空間の底部には前記第一制御機構に動力を提供する第一モーターが設置され、前記本体の頂部において右側に近接するところには灯具空間が設置され、前記灯具空間の中には警報機能を果たせる防空灯が設置され、前記防空灯の底部には前記防空灯を昇降させることができる昇降機構が設置され、前記灯具空間の後壁内には空き空間が設置され、前記空き空間の中には前記防空灯を保護できる保護機構が設置されている。
【0006】
前記頂部空間の左壁内には第二モーターが固定的にはめ込まれ、前記第二モーターには右方に伸びる第一動力軸が伝動可能に連結され、前記頂部空間の左壁には第一回転板が回転可能に設置され、前記第一動力軸と前記第一回転板とが固定的に連結され、前記第一回転板の頂壁内には第三モーターが固定的に嵌め込まれ、前記第三モーターには上方に伸びる第一スクリューが伝動可能に連結され、前記第一回転板の頂壁には固定ロッドが固定的に設置され、前記固定ロッドの頂部には第二回転板が回転可能に設置され、前記第二回転板の中には第一スライド溝が形成され、前記第一スライド溝の中には第一スライドロッドがスライド可能に設置され、前記第一スライドロッドの前壁には第二スライドロッドが固定的に設置され、前記第二スライドロッドと前記第一スクリューとがネジ山により連結され、前記第二回転板の頂壁にはソーラパネルが固定的に設置され、前記ソーラパネルの四つの頂角にはいずれも第一光覚素子が固定的に設置されている。
【0007】
前記本体の頂壁内には風力発電機が固定的に嵌め込まれ、前記風力発電機の底部には蓄電池が設置され、前記風力発電機には上方に伸びる第一回転軸が伝動力可能に連結され、前記第一回転軸の頂部末端には横ロッドが固定的に設置され、前記横ロッドの左右末端にはいずれもファンが固定的に設置されている。
【0008】
前記第一モーターが前記中部空間の底壁内に固定的に嵌め込まれ、前記第一モーターには上方に伸びる第二スクリューが伝動可能に連結され、前記第二スクリューの外面には第一スライダがネジ山により連結され、前記第一スライダの左壁と右壁にはいずれも第二スライド溝が形成され、前記第二スライド溝の前後壁にはいずれも小スライド空間が設置され、前記第二スライド溝の中にはいずれも滑車がスライド可能に設置され、前記滑車にはそれぞれ第一コンロッドと第二コンロッドがヒンジで連結され、前記滑車には第三スライド溝が形成され、前記第三スライド溝の中には第三スライドロッドがスライド可能に設置され、前記第三スライドロッドが前記小スライド空間の中にスライド可能に設置されている。
【0009】
前記第一保護空間と前記中部空間とが連通し、前記第一保護カバーが前記第一保護空間の中にスライド可能に設置され、前記中部空間の後壁には第一固定ロッドと第二固定ロッドが固定的に設置され、前記第一コンロッドが前記第一固定ロッドの外面に回転可能に設置され、前記第一保護カバーと前記第一コンロッドとがヒンジで連結され、前記第二保護空間と前記中部空間とが連通し、前記第二保護カバーが前記第二保護空間の中にスライド可能に設置され、前記第二コンロッドが前記第二固定ロッドの外面に回転可能に設置され、前記第二コンロッドと前記第二保護カバーとがヒンジで連結されている。
【0010】
前記灯具空間の左壁内には第四モーターが固定的に嵌め込まれ、前記第四モーターには第三スクリューが伝動可能に連結され、前記第三スクリューの外周には二つのネジ山ブロックがネジ山により連結され、前記ネジ山ブロックには第三コンロッドがヒンジで連結され、前記灯具空間の中には第二スライダがスライド可能に設置され、前記第二スライダと前記第三コンロッドとが第四コンロッドにより連結され、前記第四コンロッドと前記第三コンロッドとがヒンジで連結され、前記第四コンロッドと前記第二スライダとがヒンジで連結され、前記第二スライダの頂部には防空灯が固定的に設置され、前記本体の頂部において右側に近接するところには第二光覚素子が固定的に設置され、前記灯具空間の底部には排水空間が前記灯具空間と連通になるように設置されている。
【0011】
前記灯具空間の後側には空き空間が設置され、前記空き空間の底部にはスライド空間が前記空き空間と連通になるように設置され、前記スライド空間と前記灯具空間とが連通し、前記スライド空間の中には前後に伸びる第四スライドロッドがスライド可能に設置され、前記第四スライドロッドの前側末端には球形スライダが固定的に設置され、前記スライド空間の後側にはばね空間が前記スライド空間と連通になるように設置され、前記ばね空間の後壁には第一ばねが固定的に設置され、前記第一ばねと前記第四スライドロッドとが固定的に連結されている。
【0012】
前記空き空間の左壁には第三固定ロッドが固定的に設置され、前記第三固定ロッドには第五コンロッドがヒンジで連結され、前記第五コンロッドの中には第四スライド溝が形成され、前記第三固定ロッドと前記第四スライド溝とがスライド可能に連結され、前記第五コンロッドと前記第四スライドロッドとがヒンジで連結され、前記空き空間と前記灯具空間との間には第五スライドロッドがスライド可能に設置され、前記第五スライドロッドが前記第五コンロッドと当接し、前記第五スライドロッドの底部には止め板が固定的に設置され、前記止め板と前記空き空間の前壁とが第二ばねにより連結されている。
【発明の効果】
【0013】
本願発明の有益な効果は:本願発明は太陽熱発電機構を制御することにより太陽熱発電を行い、風力発電機構を制御することにより風力発電を行い、蓄電池により電力を蓄え、エネルギーの浪費を抑え、雨や曇の日に本願発明は発電できない情況を防ぎ、第一制御機構を制御することにより第一保護カバーと第二保護カバーを閉めれば、悪天候においても、太陽熱発電機構と風力発電機構を保護でき、昇降機構により防空灯の昇降を制御し、保護機構により灯具空間を閉じ、本願発明は使用されていない時、防空灯を保護し、防空灯の老化を抑え、防空灯の使用寿命を延ばし、コストを抑える。
【図面の簡単な説明】
【0014】
下記に図1〜6をあわせて本願発明について詳しく説明し、便利に説明するために、下記の方向を以下のように規定する:図1は本願発明装置の正面図であり、以下に述べる上下左右前後の方向と図1の自身投影関係の上下左右前後の方向とが一致である。
【0015】
図1図1は本願発明の風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置の全体構成概略図
図2図2は本願発明における保護カバーの閉じた状態の概略図
図3図3図1の「A」の部分拡大大概略図
図4図4図1の「B」の部分拡大大概略図
図5図5図1の「C」の部分拡大大概略図
図6図6は本願発明における保護機構の左面図
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1〜6を参照し、本願発明は風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置であり、本体10を含み、前記本体10の頂部には頂部空間27が設置され、前記頂部空間27の中には太陽熱を利用して発電できる太陽熱発電機構90が設置され、前記太陽熱発電機構90の左側には風力発電機構91が設置され、前記風力発電機構91は風力を利用して発電でき、前記本体10の中には中部空間11が設置され、前記中部空間11の左側には第一保護空間12が設置され、前記第一保護空間12の中には第一保護カバー13が設置され、前記中部空間11の右側には第二保護空間18が設置され、前記第二保護空間18の中には第二保護カバー21が設置され、前記第一保護カバー13と前記第二保護カバー21は前記太陽熱発電機構90と前記風力発電機構91を保護でき、前記中部空間11の中には前記第一保護カバー13と前記第二保護カバー21を作動させることができる第一制御機構92が設置され、前記中部空間11の底部には前記第一制御機構92に動力を提供する第一モーター16が設置され、前記本体10の頂部において右側に近接するところには灯具空間40が設置され、前記灯具空間40の中には警報機能を果たせる防空灯47が設置され、前記防空灯47の底部には前記防空灯47を昇降させることができる昇降機構93が設置され、前記灯具空間40の後壁内には空き空間62が設置され、前記空き空間62の中には前記防空灯47を保護できる保護機構94が設置されている。
【0017】
有益なように、前記頂部空間27の左壁内には第二モーター28が固定的にはめ込まれ、前記第二モーター28には右方に伸びる第一動力軸29が伝動可能に連結され、前記頂部空間27の左壁には第一回転板30が回転可能に設置され、前記第一動力軸29と前記第一回転板30とが固定的に連結され、前記第一回転板30の頂壁内には第三モーター31が固定的に嵌め込まれ、前記第三モーター31には上方に伸びる第一スクリュー32が伝動可能に連結され、前記第一回転板30の頂壁には固定ロッド39が固定的に設置され、前記固定ロッド39の頂部には第二回転板36が回転可能に設置され、前記第二回転板36の中には第一スライド溝35が形成され、前記第一スライド溝35の中には第一スライドロッド34がスライド可能に設置され、前記第一スライドロッド34の前壁には第二スライドロッド33が固定的に設置され、前記第二スライドロッド33と前記第一スクリュー32とがネジ山により連結され、前記第二回転板36の頂壁にはソーラパネル38が固定的に設置され、前記ソーラパネル38の四つの頂角にはいずれも第一光覚素子37が固定的に設置され、前記第一光覚素子37が作動することで光の最適照射角度を確定でき、前記第二モーター28を作動させることで前記第一動力軸29が前記第一回転板30を駆動して回転させ、そして前記固定ロッド39が連動して前記第二回転板36を駆動して回転させ、前記ソーラパネル38を回転させ、前記第三モーター31を作動させることで前記第一スクリュー32を回転させ、そして前記第二スライドロッド33が上昇又は下降し、前記第二回転板36が前記ソーラパネル38を駆動して回転させ、前記ソーラパネル38を最適光照射角度と垂直にし、前記ソーラパネル38の発電効果を極める。
【0018】
有益なように、前記本体10の頂壁内には風力発電機23が固定的に嵌め込まれ、前記風力発電機23の底部には蓄電池22が設置され、前記風力発電機32には上方に伸びる第一回転軸24が伝動力可能に連結され、前記第一回転軸24の頂部末端には横ロッド25が固定的に設置され、前記横ロッド25の左右末端にはいずれもファン26が固定的に設置され、前記ファン26が風に当てて回転することにより、前記横ロッド25が前記第一回転軸24を駆動して回転させ、前記風力発電機23が作動して発電し、前記蓄電池22は前記風力発電機構91と前記太陽熱発電機構90に生み出された電力を蓄えられる。
【0019】
有益なように、前記第一モーター16が前記中部空間11の底壁内に固定的に嵌め込まれ、前記第一モーター16には上方に伸びる第二スクリュー17が伝動可能に連結され、前記第二スクリュー17の外面には第一スライダ52がネジ山により連結され、前記第一スライダ52の左壁と右壁にはいずれも第二スライド溝54が形成され、前記第二スライド溝54の前後壁にはいずれも小スライド空間53が設置され、前記第二スライド溝54の中にはいずれも滑車49がスライド可能に設置され、前記滑車49にはそれぞれ第一コンロッド14と第二コンロッド19がヒンジで連結され、前記滑車49には第三スライド溝50が形成され、前記第三スライド溝50の中には第三スライドロッド51がスライド可能に設置され、前記第三スライドロッド51が前記小スライド空間53の中にスライド可能に設置され、前記第一モーター16を作動させることにより、前記第二スクリュー17が回転して前記第一スライダ52を下降させ、そして前記第三スライドロッド51が前記小スライド空間53に沿って上方にスライドし、前記滑車49を前記第二スライド溝54に沿って上方にスライドさせ、そして前記第一コンロッド14と前記第二コンロッド19が回転する。
【0020】
有益なように、前記第一保護空間12と前記中部空間11とが連通し、前記第一保護カバー13が前記第一保護空間12の中にスライド可能に設置され、前記中部空間11の後壁には第一固定ロッド15と第二固定ロッド20が固定的に設置され、前記第一コンロッド14が前記第一固定ロッド15の外面に回転可能に設置され、前記第一保護カバー13と前記第一コンロッド14とがヒンジで連結され、前記第二保護空間18と前記中部空間11とが連通し、前記第二保護カバー21が前記第二保護空間18の中にスライド可能に設置され、前記第二コンロッド19が前記第二固定ロッド20の外面に回転可能に設置され、前記第二コンロッド19と前記第二保護カバー21とがヒンジで連結され、前記第一コンロッド14と前記第二コンロッド19を回転させることにより、前記第一保護カバー13と前記第二保護カバー21が開け又は閉じられる。
【0021】
有益なように、前記灯具空間40の左壁内には第四モーター41が固定的に嵌め込まれ、前記第四モーター41には第三スクリュー42が伝動可能に連結され、前記第三スクリュー42の外周には二つのネジ山ブロック43がネジ山により連結され、前記ネジ山ブロック43には第三コンロッド44がヒンジで連結され、前記灯具空間40の中には第二スライダ46がスライド可能に設置され、前記第二スライダ46と前記第三コンロッド44とが第四コンロッド45により連結され、前記第四コンロッド45と前記第三コンロッド44とがヒンジで連結され、前記第四コンロッド45と前記第二スライダ46とがヒンジで連結され、前記第二スライダ46の頂部には防空灯47が固定的に設置され、前記本体10の頂部において右側に近接するところには第二光覚素子48が固定的に設置され、前記灯具空間40の底部には排水空間67が前記灯具空間40と連通になるように設置され、前記第二光覚素子48を作動させることにより、外部の光線が弱めることを確定し、前記第四モーター41を作動させることにより、前記第三スクリュー42が回転し、二つの前記ネジ山ブロック43を互いに近づくように移動させ、そして前記第三コンロッド44が前記第二スライダ46を駆動して上昇させ、前記防空灯47を上昇させ、前記防空灯47を発光させて防空警報を行い、前記排水空間67を介して前記灯具空間40内の雨水を排出する。
【0022】
有益なように、前記灯具空間40の後側には空き空間62が設置され、前記空き空間62の底部にはスライド空間55が前記空き空間62と連通になるように設置され、前記スライド空間55と前記灯具空間40とが連通し、前記スライド空間55の中には前後に伸びる第四スライドロッド56がスライド可能に設置され、前記第四スライドロッド56の前側末端には球形スライダ66が固定的に設置され、前記スライド空間55の後側にはばね空間57が前記スライド空間55と連通になるように設置され、前記ばね空間57の後壁には第一ばね58が固定的に設置され、前記第一ばね58と前記第四スライドロッド56とが固定的に連結され、前記第二スライダ46を下降させることにより、前記球形スライダ66が後ろにスライドし、前記第四スライドロッド56を後ろにスライドさせ、前記第二スライダ46が上昇する時、前記球形スライダ66が前記第四スライドロッド56を駆動して前にスライドさせる。
【0023】
有益なように、前記空き空間62の左壁には第三固定ロッド60が固定的に設置され、前記第三固定ロッド60には第五コンロッド59がヒンジで連結され、前記第五コンロッド59の中には第四スライド溝61が形成され、前記第三固定ロッド60と前記第四スライド溝61とがスライド可能に連結され、前記第五コンロッド59と前記第四スライドロッド56とがヒンジで連結され、前記空き空間62と前記灯具空間40との間には第五スライドロッド63がスライド可能に設置され、前記第五スライドロッド63が前記第五コンロッド59と当接し、前記第五スライドロッド63の底部には止め板64が固定的に設置され、前記止め板64と前記空き空間62の前壁とが第二ばね65により連結され、前記第四スライドロッド56を後ろにスライドさせることにより、前記第五コンロッド59が回転し、そして前記第五スライドロッド63が前にスライドして前記灯具空間40の中に伸びて前記防空灯47を保護する。
【0024】
使用する時、本願発明を高層ビルの頂部に取り付け、天気の良い日には、第一光覚素子37の作動により最適光照射角度を確定し、第二モーター28を作動させることにより、第一動力軸29が第一回転板30を駆動して回転させ、そして固定ロッド39が第二回転板36を駆動して回転させ、ソーラパネル38を回転させ、第三モーター31を作動させることにより、第一スクリュー32を回転させ、第二スライドロッド33を上昇又は下降させ、そして第二回転板36がソーラパネル38を駆動して回転させ、ソーラパネル38を最適光照射角度と垂直にし、ソーラパネル38により太陽熱発電を行い、ファン26が風に当てて回転することにより、横ロッド25が第一回転軸24を駆動して回転させ、そして風力発電機23が作動して発電し、蓄電池22は風力発電機構91と太陽熱発電機構90に生み出された電力を蓄えられ、防空灯47に電力を提供し、雷雨の天気に遭う時、第一モーター16を作動させることにより、第二スクリュー17が回転し、第一スライダ52を下降させ、そして第三スライドロッド51が小スライド空間53に沿って上方にスライドし、滑車49を第二スライド溝54に沿って上方にスライドさせ、そして第一コンロッド14と第二コンロッド19が回転し、第一保護カバー13と第二保護カバー21が閉じて太陽熱発電機構90と風力発電機構91を保護し、日が沈んで暗くなる時、第二光覚素子48を作動させることにより、外部の光線が弱めることを確定し、第四モーター41を作動させることにより、第三スクリュー42が回転して二つのネジ山ブロック43を互いに近づくように移動させ、そして第三コンロッド44が第二スライダ46を駆動して上昇させ、防空灯47を上昇させ、防空灯47を発光させて防空警報を行い、夜が明ける時、前記第二光覚素子48を作動させることにより、外部の光線が強めることを確定し、第四モーター41を逆転させることにより、第三スクリュー42が逆転し、二つのネジ山ブロック43を分離させ、そして第三コンロッド44が第二スライダ46を駆動して下降させ、球形スライダ66が後ろにスライドし、第四スライダ56を後ろにスライドさせ、そして第五コンロッド59が回転し、第五スライドロッド63が前にスライドして灯具空間40の中に伸びて灯具空間40を閉じ、こうして防空灯47を保護する。
【0025】
本願発明の有益な効果は:本願発明は太陽熱発電機構を制御することにより太陽熱発電を行い、風力発電機構を制御することにより風力発電を行い、蓄電池により電力を蓄え、エネルギーの浪費を抑え、雨や曇の日に本願発明は発電できない情況を防ぎ、第一制御機構を制御することにより第一保護カバーと第二保護カバーを閉めれば、悪天候においても、太陽熱発電機構と風力発電機構を保護でき、昇降機構により防空灯の昇降を制御し、保護機構により灯具空間を閉じ、本願発明は使用されていない時、防空灯を保護し、防空灯の老化を抑え、防空灯の使用寿命を延ばし、コストを抑える。
【0026】
当業者は明確できることは、本出願の総体精神及び構想から離脱しない限り、上記実施例に各種の変型を行うことができる。それらの変型はいずれも本出願の保護範囲中にカバーすべきである。本出願の保護方案は本出願に添付した特許の請求の範囲を基準とするべきである。
【要約】
【課題】本発明は風力と太陽熱により発電できる高楼防空装置を開示した。
【解決手段】
本体を含み、前記本体の頂部には頂部空間が設置され、前記頂部空間の中には太陽熱を利用して発電できる太陽熱発電機構が設置され、前記太陽熱発電機構の左側には風力発電機構が設置され、本願発明は太陽熱発電機構を制御することにより太陽熱発電を行い、風力発電機構を制御することにより風力発電を行い、蓄電池により電力を蓄え、エネルギーの浪費を抑え、雨や曇の日に本願発明は発電できない情況を防ぎ、第一制御機構を制御することにより第一保護カバーと第二保護カバーを閉めれば、悪天候においても、太陽熱発電機構と風力発電機構を保護でき、昇降機構により防空灯の昇降を制御し、保護機構により灯具空間を閉じ、本願発明は使用されていない時、防空灯を保護し、防空灯の老化を抑え、防空灯の使用寿命を延ばし、コストを抑える。
【選択図】図1
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図6