特許第6802457号(P6802457)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6802457
(24)【登録日】2020年12月1日
(45)【発行日】2020年12月16日
(54)【発明の名称】格闘技用グローブ
(51)【国際特許分類】
   A63B 71/14 20060101AFI20201207BHJP
【FI】
   A63B71/14 Z
【請求項の数】6
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-135269(P2019-135269)
(22)【出願日】2019年7月23日
【審査請求日】2019年8月28日
(73)【特許権者】
【識別番号】519177943
【氏名又は名称】株式会社モーゼ
(74)【代理人】
【識別番号】110002103
【氏名又は名称】特許業務法人にじいろ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】浜井 識安
【審査官】 田中 洋行
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許第02284300(US,A)
【文献】 実公昭38−001631(JP,Y1)
【文献】 米国特許第02635240(US,A)
【文献】 米国特許第03217333(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
IPC A63B69/00−69/40
A63B71/14
A41D13/00−13/12
A41D19/00−20/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装着者の前腕に装着される格闘技用グローブにおいて、
先端が面状に塞がれ、後端が前記前腕を挿入するために開口される有底の筒状体と、
前記筒状体の先端の面に一体的に取り付けられる衝撃吸収のための略半球体とを具備し、
前記筒状体の周面には複数の短冊状の発泡プラスチック材が装備され、
前記筒状体の内部であって先端の面の内側近傍には、前記装着者の拳を保護するために可撓性および圧潰性を有する前記装着者が握持するための管状体が、前記筒状体の先端の面に略平行であって且つ前記筒状体の内部を横断するようにその両端において前記筒状体の内面に保持され、
前記略半球体は、可撓性及び非通気性を有する袋体の内部に複数の化学繊維綿塊が充填され、前記袋体の側周面に同形状且つ同寸の複数の通気口が側周方向に沿って均等に配置されてなる、格闘技用グローブ。
【請求項2】
前記筒状体の先端の面には前記装着者の前記拳を保護するために円盤形の発泡プラスチック板が装備される請求項1に記載の格闘技用グローブ。
【請求項3】
前記通気口は一対であり、前記一対の通気口の中心間を結ぶ線が前記管状体に平行であ且つ互いに対峙する位置に配置される請求項1に記載の格闘技用グローブ。
【請求項4】
前記略半球体の先端は平面状に形成されている請求項1に記載の格闘技用グローブ。
【請求項5】
前記略半球体の径は前記筒状体の径よりも大きい請求項1に記載の格闘技用グローブ。
【請求項6】
前記通気口はメッシュ布で塞がれる請求項1に記載の格闘技用グローブ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、拳法、空手、ボクシング等の各種の格闘技において、装着者が拳に装着して打撃者の拳とともに打撃を受ける被打撃者の顔面、特に鼻部を保護するための格闘技用グローブに関する。
【背景技術】
【0002】
拳法、空手、ボクシング等の格闘技において、装着者が拳に装着して自身の拳を保護するための格闘技用グローブとして様々なものが知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。一般的な格闘技用グローブは、皮革又は人造皮革によって手首関節と手の甲と指とを覆う可撓性外被の内部に硬質ポリウレタンフォームなどの発泡プラスチックが嵌め込まれている。発泡プラスチックが変形することで衝撃が緩和され装着者の拳が保護される。
【0003】
上述した格闘技用グローブでは次のような問題があった。
硬質ポリウレタンフォームなどの発泡プラスチックは、その物性上、比較的高い弾性を有しているものの、厚さ変形率(変形前後厚さ変化/変形前厚さ、厚さ方向のひずみ)が小さく、その変形に要する時間も短いことから、衝撃を吸収する効果は十分とは言えなかった。そのため特に初心者や年少者の使用には十分適しているとは言えないかもしれない。初心者や年少者の使用に適するように十分な衝撃吸収効果を発揮させようとすると、発泡プラスチックの厚みを増加させる必要があるが、それに比例して格闘技用グローブの重量も増してしまう。
【0004】
また従来の格闘技用グローブは、打撃を与える打撃者の拳の保護に重きがおかれていたため、打撃を受ける被打撃者の保護に関しては、被打撃者がヘッドギア等のプロテクターを装着すれば良いとの考えから、あまり注力されてこなかった。
【0005】
さらに従来の格闘技用グローブは、手を挿入してからベルクロ(Velcro:登録商標)で手首に締着される。そのため特にグローブを装着した状態では容易に着脱することができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】実用新案登録第3166611号公報
【特許文献2】特公平07−073617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
目的は、高い衝撃吸収効果を確保しながら、軽量化を実現し、しかも着脱性の良好な格闘技用グローブを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本実施形態は、装着者の前腕に装着される格闘技用グローブは、先端が面状に塞がれ、後端が前腕を挿入するために開口される有底の筒状体と、筒状体の先端の面に一体的に取り付けられる衝撃吸収のための略半球体とからなる。筒状体の周面には複数の短冊状の発泡プラスチック材が装備される。筒状体の内部であって先端の面の内側近傍には、装着者の拳を保護するために可撓性および圧潰性を有する装着者が握持するための管状体が、筒状体の先端の面に略平行であって且つ筒状体の内部を横断するようにその両端において筒状体の内面に保持される。略半球体は、可撓性及び非通気性を有する袋体の内部に複数の化学繊維綿塊が充填され、袋体の側周面に同形状且つ同寸の複数の通気口が側周方向に沿って均等に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本実施形態に係る格闘技用グローブを示す上面図。
図2図2は、同格闘技用グローブを示す側面図。
図3図3は、同格闘技用グローブを示す正面図。
図4図4は、同格闘技用グローブを示す背面図。
図5図5は、同格闘技用グローブを図1におけるA−A線で切断して矢印方向に見た断面図。
図6図6は、同格闘技用グローブを図2におけるB−B線で切断して矢印方向に見た断面図。
図7図7は、同格闘技用グローブのしよう方法を示す説明図。
図8図8は、同格闘技用グローブの使用時(第1段階)における挙動を示す説明図。
図9図9は、同格闘技用グローブの使用時(第2段階)における挙動を示す説明図。
図10図10は、同格闘技用グローブの使用時(第3段階)における挙動を示す説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本実施形態に係る格闘技用グローブ10の構造について図面を用いて説明する。
格闘技用グローブ10は、拳法、空手、ボクシング等の各種の格闘技において、装着者が拳、前腕に装着して保護するために用いられ、特に初心者用、年少者用の他、低打撃型の新格闘技に適したものである。なお、各図においてHは装着者(装着者)を示している。さらにHaは装着者Hの前腕、Hbは拳、Hcは拳Hbの当接部を示している。
【0011】
図1乃至図4に示すように、格闘技用グローブ10は、装着者Hの前腕Haに装着する有底筒状体としての前腕装着部20を有する。前腕装着部20の先端は面状に閉塞され、後端は前腕Haを拳Hbから受け入れるために開放される。なお説明の便宜上、前腕装着部20の先端の面を底部23と称し、前腕装着部20の後端の開放された部分を開口21aと称する。
【0012】
前腕装着部20の先端の面、つまり底部23には略半球体としての衝撃吸収部30が一体的に取り付けられる。
【0013】
図5図6に示すように、前腕装着部20は、可撓性を有する比較的硬質の例えば皮革又は人工皮革によって形成された筒状体としての外殻部21を有する。外殻部21は典型的には六角筒状体であるが、四角筒状体、五角筒状体、七角筒状体、八角筒状体、それ以上の多角筒体、さらに円筒体を否定するものではない。
【0014】
外殻部21の周面には、対戦相手の打撃や蹴りを受けるとともに外殻部21の形態を維持するために、短冊状の複数の発泡プラスチック材22が緩衝材としてその周方向に沿って均等に且つ互いに平行に取り付けられる。発泡プラスチック材22として典型的には硬質ポリウレタンフォームであるが、軟質ポリウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、PET樹脂発泡体などの他の発泡プラスチック材を否定するものではない。
【0015】
外殻部21の内部であって先端の面(底部23)の内側近傍には、装着者Hの拳Hbを保護するために、可撓性および圧潰性を有する装着者Hが握持するための管状体としての握持部24が、外殻部21の底部23に略平行であって且つ外殻部21の内部をその直径方向に横断するようにその両端において外殻部21の内面に保持され、具体的には底部23の外縁部に取り付けられている。握持部24は可撓性および圧潰性を有するために典型的には軟質塩化ビニール製の管状体である。
【0016】
装着者Hは握持部24を握り込み、拳Hbで対象を殴打したとき、拳Hbを強く握り込むものであるが、握持部24はその圧潰性により中空が潰れるように変形し、拳Hbの強い握り込みを許容することができる。それにより指関節は良好に保護され得る。また握持部24の圧潰性は可撓性とともに殴打による拳Hbにかかる衝撃を左右に逃がし緩和することができる。
【0017】
外殻部21の底部23に取り付けられる衝撃吸収部30は、可撓性を有し、且つ空気が通過しない非通気性を有する比較的軟質の例えば皮革又は人工皮革の革材32が繋ぎ合わされて袋体に形成された外被部材31を備えている。外被部材31は略半円球形状に膨らむように構成される。外被部材31は略半球形状ではあるが、その先端面は少し平坦に構成されている。当該平坦部分を説明の便宜上先端面を平坦部31aと称する。
【0018】
外被部材31の内部には、ポリプロピレン繊維によって形成された複数のポリプロピレン綿(化学繊維綿)製の塊(ポリプロピレン綿塊)40が充填されている。それにより外力が無い状態では衝撃吸収部30は略半円球形状に維持される。ポリプロピレン綿塊40を構成するポリプロピレンは、化学繊維の中でも軽量であり、しかも吸水性も非常に低く、衝撃吸収部30内に長期間封入しても吸湿することなく、重さの変化が少ない。また、発泡プラスチックよりも空気の抜けが良く、変形率が高く、復元速度が速いという特性を有している。ポリプロピレン綿塊40は衝撃吸収部30内部に調整しながら充填される。なお、その場合、ポリプロピレン綿塊40を革材32の継ぎ目から出し入れすることが可能であり、外被部材31内に充填するポリプロピレン綿塊40の数量を調整することにより衝撃吸収部30の硬さを容易に調整することができ、またポリプロピレン綿塊40を単位として排出し、充填する交換等の作業性が良好でありメンテナンス性に優れている。
【0019】
外被部材31の袋体の側周面には、同形状且つ同寸の複数の通気口32aが側周方向に沿って均等に空けられている。例えば通気口32aは矩形、円形に形成される。袋状の外被部材31は非通気性であるので、打撃にともなって内部空気はほぼ通気口32aのみから排出される。それにより衝撃吸収部30は圧縮変形をする。通気口32aの広狭により、通気口32aからの内部空気の排出効率が変化するので、外力が加わって衝撃吸収部30が変形し始めてから変形限界に達するまでの「変形に要する時間」も長短変化する。通気口32aが狭く、衝撃吸収部30の変形に要する時間が長くなれば、衝撃吸収性は向上するが、衝撃吸収部30が元の略半球形状に復元するのに要する時間も長くなり、短時間で繰り返されるような打撃には適さない。一方、通気口32aが広く、衝撃吸収部30の変形に要する時間が短くなれば、衝撃吸収性は低下するが、衝撃吸収部30が元の略半球形状に復元するのに要する時間は短縮され、短時間で繰り返される打撃に適する。通気口32aの開口寸法はこのような特性を考慮しながら任意に調整され得る。
【0020】
なお、図示しないが通気口32aの外縁周囲には非通気性の蓋布片が着脱自在に設けられている。好適にはボタンホールを必要としないスナップボタン等の留め具が用いられる。適宜枚数の蓋布片を取り付けて、通気口32aを部分的に塞ぐことにより通気口32aの開口寸法を実質的に変更して、トレードオフの関係にある衝撃吸収性と復元速度とを簡単に適正化させることができるようになっている。
【0021】
同形状且つ同寸の複数の通気口32aが袋体としての外被部材31の側周面に側周方向に沿って均等に空けられているので、打撃により衝撃吸収部30がその先端から外力を受けたとき、これら通気口32aから内部空気が均等に排出されていくので、衝撃吸収部30は一方に偏ることなく、略均一に薄くなり、ほぼ平坦に潰れていく(圧縮変形する)。従って衝撃吸収部30が対象と接する面の面積は、外力が加わって衝撃吸収部30が変形し始めてから変形限界に達するまで、徐々に拡大するので、より高い衝撃吸収性を実現できる。
【0022】
典型的には、通気口32aは、衝撃吸収部30の中央部を挟んで一対設けられる。その一対の通気口32aを結ぶ方向は、握持部24の軸方向に対して平行になるように通気口32aは、配置される。
【0023】
前腕装着部20と衝撃吸収部30との間には、前腕装着部20と衝撃吸収部30の形態を維持するとともに拳Hbをより保護するために、板状の発泡プラスチック板50が配置されている。
【0024】
このように構成された格闘技用グローブ10は、次のように使用する。すなわち、図7に示すように、装着者Hは、前腕Haを開口21aから外殻部21内に挿入し、図8に示すように拳Hbで握持部24を握る。それにより格闘技用グローブ10を簡単に装着することができる。装着者Hは握持部24を放し、前腕Haを外殻部21から抜くことで、格闘技用グローブ10を容易に外すことができる。
【0025】
拳Hbで握持部24を握る状態では、拳Hbの当接部Hcは底部23に軽く触れる。
なお、図8〜10においてKは練習用の壁部を示している。
【0026】
次に練習用の壁部Kに向かって拳Hbを突き出す。この動作により、図9に示すように衝撃吸収部30の平坦部31aが壁部Kに当接する。壁部Kからの反力及び拳Hbからの力により、衝撃吸収部30内部の空気及びポリプロピレン綿塊40が圧縮される。このとき、平坦部31a側から衝撃吸収部30は前腕Ha方向に平坦を維持したまま圧縮される。ポリプロピレン綿塊40は内部に気泡を有さないため弾性力は低いが、ポリプロピレン綿塊40の繊維が粗の状態から密の状態に向けて急激に圧縮されることにより、高い厚さ変形率を確保できる。なお厚さ変形率とは図8に示すように変形前の厚さをT0、図10に示すように限界変形に達したときの厚さをT1とすると、(T0−T1)/T0で与えられる。衝撃吸収部30の厚さ変形率は、ポリプロピレン綿塊40の特性、袋体及び通気口32aの構造により、発泡プラスチック材22,発泡プラスチック板50よりも格段に高い。
【0027】
次に、拳Hbは厚さ方向より幅方向が大きいため、衝撃吸収部30内部の空気は左右側、すなわち、衝撃吸収部30内部の空気がメッシュ布33から外部に抜ける。さらにメッシュ布33が設けられていない拳Hbの厚さ方向に圧縮される。この一連の動作により、ポリプロピレン綿塊40の弾性に、空気の弾性が加わる。空気の弾性力は最初一時的に機能するものの、空気が抜けて行くことで拳Hbへの衝撃はより緩和される。このため、壁部Kからの反力が前腕装着部20側に減衰して伝わる。さらに、拳Hbに対しては、発泡プラスチック板50の圧縮及び握持部24の撓みによって、衝撃が吸収されて伝わることから、拳Hbへの力が緩和される。このため、拳Hbを痛めることを防止できる。衝撃吸収部30の前面は平坦部31aであることから衝撃緩和性はさらに向上する。
【0028】
一方、打撃を受ける被打撃者に関しては、打撃初期の段階では略半球体としての衝撃吸収部30がその前側の平坦部31aの略中央箇所において例えば鼻部に接し、さらに押し込まれるに応じて、上述したように衝撃吸収部30が徐々に薄く変形していく。その変形過程において、衝撃吸収部30では凸部としての鼻部に接する衝撃吸収部30の略中央箇所がまず窪み、さらにその周囲が鼻部を包み込むように潰れていき、衝撃吸収部30は鼻部だけでなく、左右の頬骨、額、顎に接する。つまり衝撃は鼻部、左右の頬骨、額、顎等で分散される。従って被打撃者が受ける衝撃はより緩和され得る。
【0029】
このように、袋体に複数のポリプロピレン綿塊40を充填すると共に、通気口32aから内部空気を排気させることにより、高い衝撃吸収性を発揮させて拳Hbとともに被打撃者を保護することができる。また、格闘技用グローブ10全体を軽量に形成することが可能となる。
【0030】
上述した実施形態においては、化学繊維綿の例としてポリプロピレン綿を例示したが、その他の化学繊維綿でも良い。化学繊維綿の量は衝撃吸収機能の強弱によって適宜変更しても良い。また、衝撃吸収部の通気口は上述した位置や数に限られず、格闘技の種類や使用者の力量に応じて適宜変更しても良い。メッシュ布の目の粗さも同様にして変更してもよい。
【0031】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0032】
10…格闘技用グローブ、20…前腕装着部、21…外殻部、21a…開口、22…発泡プラスチック材、23…底部、24…握持部、30…衝撃吸収部、31…外被部材、31a…平坦部、32…革材、32a…開口部(通気口)、33…メッシュ布、40…ポリプロピレン綿塊(化学繊維綿塊)、50…発泡プラスチック板、H…装着者、Ha…前腕、Hb…拳、Hc…当接部、K…壁部。
【要約】
【課題】高い衝撃吸収効果を確保しながら、軽量化を実現し、しかも着脱性の良好な格闘技用グローブを提供すること。
【解決手段】装着者の前腕に装着される格闘技用グローブは、先端が面状に塞がれ、後端が開口される有底筒状体の前腕装着部20と、前腕装着部の先端の面に一体的に取り付けられる衝撃吸収のための略半球体の衝撃吸収部30とからなる。前腕装着部の内部であって先端の面の内側近傍には、装着者の拳を保護するために可撓性および圧潰性を有する装着者が握持するための管状体の握持部24が、前腕装着部の先端の面に略平行であって且つ前腕装着部の内部を横断するようにその両端において前腕装着部の内面に保持される。衝撃吸収部は、可撓性及び非通気性を有する袋体の外被部材31の内部に複数の化学繊維綿塊40が充填され、袋体の側周面に同形状且つ同寸の複数の通気口32aが側周方向に沿って均等に配置される。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10