(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記レイアウト画面に前記テーブル画像と前記テーブル画像に関連付けられた前記座席画像とが表示されている場合において、前記テーブル画像を移動させることによって当該テーブル画像と前記構成要素画像との間隔が前記所定値より小さくなる場合に、前記テーブル表示処理部は、前記テーブル画像と前記構成要素画像との間に位置する前記座席画像を削除する、
請求項7に記載のフロアレイアウト作成装置。
前記第1テーブルの識別情報と前記第1座席数とが互いに関連付けられ、前記第2テーブルの識別情報と前記第2座席数とが互いに関連付けられたレイアウト情報が記憶部に記憶されており、
前記レイアウト画面において前記第1テーブル画像と前記第2テーブル画像とが連結された場合に、前記座席数算出処理部は、前記レイアウト情報において、前記第1テーブルの識別情報及び前記第2テーブルの識別情報を連結テーブルの識別情報に更新し、前記第1座席数及び前記第2座席数を前記連結座席数に更新する、
請求項9に記載のフロアレイアウト作成装置。
前記要素間隔算出処理部は、前記レイアウト画面の前記テーブル画像において、前記構成要素画像に対向する1つの前記辺のうち前記構成要素画像を当該辺に直角な方向から投影したときに当該構成要素画像に重なる部分である重畳辺と、前記構成要素画像との間隔を算出する、
請求項11に記載のフロアレイアウト作成装置。
前記要素間隔算出処理部により算出された前記間隔が前記所定値より小さい場合において、前記辺のうち前記重畳辺を除いた残りの部分である非重畳辺の長さが所定長さ以上である場合に、前記テーブル表示処理部は、前記重畳辺と前記構成要素画像との間に位置する前記座席画像を削除し、前記非重畳辺に関連付けて前記座席画像を表示する、
請求項12に記載のフロアレイアウト作成装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
【0012】
フロアレイアウト作成装置1は、対象となるフロアのレイアウト(以下、フロアレイアウトという。)を作成するための装置である。前記対象となるフロアは、例えば、店舗(飲食店等)、オフィス、会議室等の施設における所定の室内空間である。本実施形態では、フロアレイアウト作成装置1が、店舗における店内のフロアのレイアウトを作成する場合を例に挙げて説明する。
【0013】
例えば、店舗の管理者(以下、ユーザという。)は、フロアレイアウト作成装置1を用いて、フロアの平面図(建屋図)を示すフロア画像に、テーブルを示すテーブル画像、座席を示す座席画像、レジを示すレジ画像等を配置して、フロアレイアウトを作成する。例えば、ユーザは、店舗が新設されたときにフロアレイアウト作成装置1を用いて前記フロアレイアウトを作成する。また、ユーザは、稼働中の店舗においてテーブル、座席等の配置を変更する際に、フロアレイアウト作成装置1を用いて前記フロアレイアウトを変更する。店舗の従業員は、フロアレイアウト作成装置1により作成されたフロアレイアウトに基づいて、テーブル、座席、レジ等を実際のフロアに配置する。尚、前記フロアレイアウトに表される各画像は、図形であってもよい。
【0014】
ここで、前記フロアレイアウトに基づいてテーブル及び座席をフロアに配置した場合に、隣り合うテーブル同士の間隔が狭かったりテーブルが壁に近かったりすると、前記フロアレイアウトを作成した際に想定していた座席数を確保できなくなり、再度フロアレイアウトを作成する作業を行わなければならなくなる。従来のフロアレイアウト作成装置では、前記フロアレイアウトを作成する際に正確な座席数を把握することが困難である。この点、本実施形態に係るフロアレイアウト作成装置1によれば、前記フロアレイアウトを容易に作成できるとともに、前記フロアレイアウトを作成する際に正確な座席数を把握することが可能である。
【0015】
図1に示されるように、フロアレイアウト作成装置1は、制御部11、記憶部12、及び操作表示部13などを備える。尚、フロアレイアウト作成装置1は、1台のコンピュータに限らず、複数台のコンピュータ(例えば、通信可能に接続されたサーバ装置及び携帯端末など)が協働して動作するコンピュータシステムであってもよい。また、フロアレイアウト作成装置1で実行される各種の処理は、一又は複数のプロセッサによって分散して実行されてもよい。
【0016】
操作表示部13は、各種の情報を表示する液晶ディスプレイ又は有機ELディスプレイのような表示部と、ユーザの操作を受け付けるマウス、キーボード、又はタッチパネルなどの操作部とを備えるユーザインタフェースである。
【0017】
記憶部12は、各種の情報を記憶するHDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)などの不揮発性の記憶部である。具体的に、記憶部12には、フロア画像121、構成要素画像122、テーブル情報123、及びレイアウト情報124などのデータが記憶される。
図2は構成要素画像122の一例を示す図であり、
図3はテーブル情報123の一例を示す図である。
【0018】
構成要素画像122は、フロアに配置され当該フロアを構成する要素(構成要素)を示す画像である。前記構成要素は、例えば、テーブル、座席、レジ、喫煙所、トイレ、柱、壁、扉、階段、厨房、通路などである。前記構成要素は、これらに限定されず、他の要素であってもよい。
図2には、構成要素画像122の一例として、テーブル画像、座席画像、レジ画像、喫煙所画像、トイレ画像、柱画像、壁画像を示している。尚、座席画像は、テーブル画像に予め関連付けられている。
【0019】
ここで、一般的に、フロアに配置されるテーブルの種類は、店舗(フロア)ごとに異なり、1種類の場合もあるし複数種類の場合もある。本実施形態に係るフロアレイアウト作成装置1は、複数の店舗(フロア)のフロアレイアウトを作成することが可能な構成を有し、複数種類のテーブルに応じたテーブル画像が記憶部12に記憶されている。
【0020】
例えば
図2に示すように、記憶部12には、構成要素画像122として、外形が矩形(正方形)で各辺(4辺)に座席画像が1個ずつ関連付けられた4人用のテーブル画像A1と、外形が矩形(長方形)で長辺(2辺)に座席画像が2個ずつ関連付けられ、短辺(2辺)に座席画像が1個ずつ関連付けられた6人用のテーブル画像A2と、外形が矩形(長方形)で長辺(2辺)に座席画像が3個ずつ関連付けられ、短辺(2辺)に座席画像が1個ずつ関連付けられた8人用のテーブル画像A3と、外形が矩形(正方形)で各辺(4辺)に座席画像が2個ずつ関連付けられた8人用のテーブル画像A4とが登録されている。
【0021】
また記憶部12には、構成要素画像122として、外形が矩形(正方形)で対向する2辺に座席画像が1個ずつ関連付けられた2人用のテーブル画像B1と、外形が矩形(長方形)で長辺(2辺)に座席画像が2個ずつ関連付けられた4人用のテーブル画像B2と、外形が矩形(長方形)で長辺(2辺)に座席画像が3個ずつ関連付けられた6人用のテーブル画像B3とが登録されている。また記憶部12には、構成要素画像122として、外形が円で外周に座席画像が等間隔で4個関連付けられた4人用のテーブル画像C1と、外形が円で外周に座席画像が等間隔で6個関連付けられた6人用のテーブル画像C2と、外形が円で外周に座席画像が等間隔で8個関連付けられた8人用のテーブル画像C3とが登録されている。
【0022】
図3に示されるように、テーブル情報123には、前記テーブルの種類(テーブル種別)ごとに、定員数、テーブル形状、座席位置などの情報が含まれる。前記テーブル種別は、
図2に示すテーブル画像に付される符号と一致する。前記定員数は、前記テーブルの定員数である。前記テーブル形状は、前記テーブルの外形の形状を示す。前記座席位置は、前記テーブルに対して前記座席が配置される位置を示す。テーブル情報123は、これらに限定されず、他の情報が含まれてもよい。例えば、前記テーブルを移動することが可能か否かを示す情報(移動可否情報)がテーブル情報123に含まれてもよい。具体的には、床に固定されているテーブル、又は重くて容易には動かすことができないテーブルについては、前記移動可否情報が「移動不可」に設定される。
【0023】
フロア画像121は、フロアごとに予め設定された画像である。例えば、複数の店舗のそれぞれに対して複数のフロアのフロア画像121が記憶部12に記憶されている。ユーザがフロアレイアウトを作成する対象となるフロアを選択すると、選択されたフロアのフロア画像121が、操作表示部13に表示される。フロア画像121には、予め設定された構成要素画像122(柱、壁、扉、厨房、トイレなど)が含まれてもよい。例えば、フロアの構造上レイアウトを変更する必要のない構成要素画像122が、フロア画像121に予め設定される。
【0024】
尚、他の実施形態として、フロア画像121、構成要素画像122、及びテーブル情報123などの情報の一部又は全部が、フロアレイアウト作成装置1からアクセス可能なサーバに記憶されていることも考えられる。そして、フロアレイアウト作成装置1の制御部11は、前記サーバから各種の情報を取得して、後述のフロアレイアウト作成処理(
図8参照)などの各処理を実行してもよい。
【0025】
また、記憶部12には、後述の設定画面P1(
図4参照)及びレイアウト画面P2(
図4参照)などの表示画面に対応するデータも記憶される。
【0026】
さらに、記憶部12には、制御部11に後述のフロアレイアウト作成処理(
図8参照)を実行させるためのフロアレイアウト作成プログラムなどの制御プログラムが記憶される。例えば、前記フロアレイアウト作成プログラムは、CD又はDVDなどのコンピュータ読取可能な記録媒体に非一時的に記録され、フロアレイアウト作成装置1が備えるCDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて記憶部12に記憶される。もしくは、前記フロアレイアウト作成プログラムは、フロアレイアウト作成装置1からアクセス可能なサーバからダウンロードされて、記憶部12に記憶されてもよい。
【0027】
制御部11は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。そして、制御部11は、前記ROM又は記憶部12に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することによりフロアレイアウト作成装置1を制御する。
【0028】
具体的に、制御部11は、
図1に示されるように、設定表示処理部111、フロア表示処理部112、テーブル表示処理部113、要素間隔算出処理部114、判定処理部115、及び座席数算出処理部116などの各種の処理部を含む。尚、制御部11は、前記CPUで前記フロアレイアウト作成プログラムに従った各種の処理を実行することによって設定表示処理部111、フロア表示処理部112、テーブル表示処理部113、要素間隔算出処理部114、判定処理部115、及び座席数算出処理部116として機能する。また、制御部11に含まれる一部又は全部の処理部が電子回路で構成されていてもよい。尚、前記フロアレイアウト作成プログラムは、複数のプロセッサを前記各種の処理部として機能させるためのプログラムであってもよい。
【0029】
設定表示処理部111は、フロアレイアウトを作成する対象となる店舗及びフロアを選択するための対象選択欄P11と、構成要素画像122を表示するための要素画像表示欄P12とを含む設定画面P1を操作表示部13に表示する。
図4には、設定画面P1の一例を示している。
図4に示す設定画面P1において、対象選択欄P11には、店舗を選択するための店舗選択欄と、フロアを選択するためのフロア選択欄とが含まれ、要素画像表示欄P12には、テーブル画像、レジ画像、喫煙所画像、トイレ画像、柱画像、壁画像とが含まれている。ユーザは、対象選択欄P11において店舗及びフロアを選択し、要素画像表示欄P12に表示された構成要素画像122のうち所望の構成要素画像122を選択してレイアウト画面P2に配置する。要素画像表示欄P12にはスクロールバーが設けられており、ユーザは、スクロールバーを操作することにより、記憶部12に記憶された複数の構成要素画像122を要素画像表示欄P12に表示させることが可能となっている。
【0030】
フロア表示処理部112は、フロア画像121を操作表示部13のレイアウト画面P2に表示する。例えば、
図4に示すように、ユーザが対象選択欄P11において店舗「SP001」及びフロア「R001」を選択した場合、フロア表示処理部112は、これに対応するフロア画像SP1を記憶部12から取得してレイアウト画面P2に表示する。
図4に示すフロア画像SP1には、壁画像、柱画像、扉画像、厨房画像、及びトイレ画像が、予め設定されている。
【0031】
テーブル表示処理部113は、設定画面P1においてユーザにより選択された構成要素画像122をレイアウト画面P2に配置して表示する。例えば、ユーザがマウスでテーブル画像A1を選択してレイアウト画面P2のフロア画像SP1の所望の位置に配置する操作(例えば、ドラッグアンドドロップ操作)を行った場合、テーブル表示処理部113は、当該位置にテーブル画像A1を表示する。ユーザが前記操作を繰り返すことにより、構成要素画像122がレイアウト画面P2に配置されていく。また、テーブル表示処理部113は、設定画面P1に表示されたテーブル画像に関連付けられた座席画像を、当該テーブル画像に関連付けてレイアウト画面P2に表示する。尚、テーブル表示処理部113は、構成要素画像122を、レイアウト画面P2に表示されたフロア画像SP1の縮尺と同じ縮尺でレイアウト画面P2に表示する。
【0032】
要素間隔算出処理部114は、レイアウト画面P2に配置されたテーブル画像と、当該テーブル画像に隣り合う他の構成要素画像122との間の距離(間隔)を算出する。例えば、要素間隔算出処理部114は、レイアウト画面P2において、隣り合うテーブル画像同士の間隔、隣り合うテーブル画像及び柱画像の間隔、隣り合うテーブル画像及び壁画像の間隔などを算出する。また、例えばテーブル画像が矩形状に形成されたテーブルに対応する4つの辺を含む場合、要素間隔算出処理部114は、前記4つの辺のそれぞれについて、前記辺と前記辺に対向する構成要素画像122との間隔を算出する。
【0033】
判定処理部115は、要素間隔算出処理部114により算出された間隔が予め設定された所定値(閾値)より小さいか否かを判定する。例えば、判定処理部115は、要素間隔算出処理部114により算出された前記4つの辺のそれぞれに対応する間隔が前記所定値より小さいか否かを判定する。尚、詳細は後述するが、前記所定値は、テーブル画像に隣り合って配置(対向配置)される構成要素画像122の種類(テーブル画像、柱画像、壁画像等)に応じて異なる値(第1所定値、第2所定値等)に設定されてもよい。
【0034】
前記間隔が前記所定値より小さい場合、テーブル表示処理部113は、設定画面P1に表示されたテーブル画像に関連付けられた座席画像のうち、当該テーブル画像と、当該テーブル画像に隣り合う(対向する)他の構成要素画像122との間に位置する座席画像を除いた残りの座席画像を、当該テーブル画像に関連付けてレイアウト画面P2に表示する。尚、前記所定値は、一般的に、顧客が座席を利用する際に最低限必要となる長さに設定される。前記所定値は、座席の後方の通路幅を考慮して設定されてもよい。
【0035】
図5には、上述の処理により作成されるフロアレイアウトFRの一例を示している。
図5に示すフロアレイアウトFRのテーブル画像T1〜T12は、フロアR001に実際に配置されるテーブルの位置関係と略同じになっている。テーブル画像T1〜T12の各々の左上端部にはテーブル番号が表示され、左下端部にはテーブル種別が表示される。例えば、テーブル画像T2は、テーブル番号が「2」であり、テーブル種別が「A2」であるテーブルを示している。
【0036】
座席数算出処理部116は、テーブル画像に対応するテーブルにおいて顧客が利用可能な座席数を算出する。例えば、座席数算出処理部116は、テーブル番号「1」において顧客が利用可能な座席数として「6」を算出し、テーブル番号「2」において顧客が利用可能な座席数として「5」を算出する。また座席数算出処理部116は、作成されたフロアレイアウトFR(
図5参照)に対応する、顧客が利用可能な座席数の合計を算出する。座席数算出処理部116は、テーブルごとの前記座席数と、前記座席数の合計とをレイアウト情報124(
図9参照)に登録する。
【0037】
ここで、要素間隔算出処理部114により算出された間隔が前記所定値より小さい場合にテーブル表示処理部113が行う具体的な表示処理の一例を説明する。
図6A〜
図6Dには、
図4に示すフロア画像SP1の右上領域に3つのテーブル画像A1を配置する場合のテーブル表示処理部113の表示処理の一例を示している。
【0038】
初めに、ユーザがフロア画像SP1にテーブル画像T3、T7を配置したと仮定する。続いて、
図6Aに示すように、ユーザが、マウスを用いたドラッグアンドドロップ操作により、設定画面P1(
図4参照)からテーブル画像A1をマウスポインタPTとともにテーブル画像T3の右隣に移動させる。要素間隔算出処理部114は、テーブル画像T3、T4の間隔E1と、テーブル画像T4及び柱画像の間隔E2と、テーブル画像T4及び壁画像の間隔E3とを算出する。ここでは、間隔E1は第1所定値以上であるため、テーブル表示処理部113は、テーブル画像T3、T4に関連付けられた全ての座席画像を表示する。一方、間隔E2は第2所定値より小さいため、テーブル表示処理部113は、テーブル画像T4と柱画像との間に位置する座席画像S1を削除(非表示)する。同様に、間隔E3は第2所定値より小さいため、テーブル表示処理部113は、テーブル画像T4と壁画像との間に位置する座席画像S2を削除(非表示)する。
図6Aのようにテーブル画像T4が配置された場合、テーブル画像T4は、
図5に示すようにレイアウト画面P2に表示される。
【0039】
ここで、前記第1所定値は、隣り合う2つのテーブル画像において、互いに対向するそれぞれの辺に座席画像が関連付けられている場合に判定処理部115の判定処理に用いられる値(第1閾値)であり、前記第2所定値は、隣り合うテーブル画像と構成要素画像122とにおいて、当該構成要素画像122のうち当該テーブル画像に対向する部分に座標画像が関連付けられていない場合に判定処理部115の判定処理に用いられる値(第2閾値)である。例えば、判定処理部115は、テーブル画像A1、A2が隣り合う場合、テーブル画像A2、A3が隣り合う場合等に、前記第1所定値を用いて判定処理を行う。また判定処理部115は、テーブル画像A1、B1が隣り合う場合、テーブル画像A1及び柱画像が隣り合う場合等に、前記第2所定値を用いて判定処理を行う。前記第1所定値は前記第2所定値より大きい値に設定される。
【0040】
図6Bは、間隔E1が前記第1所定値より小さく、かつ前記第2所定値以上の場合を示している。この場合、テーブル表示処理部113は、テーブル画像T4について、テーブル画像T3、T4の間に位置する座席画像S3を削除(非表示)する。尚、テーブル表示処理部113は、ユーザにより選択されている(移動中の)テーブル画像(ここではテーブル画像T4)に関連付けられた座席画像を削除する構成としているが、これに限定されず、ユーザにより選択されていないテーブル画像であって、ユーザにより選択されているテーブル画像に対向するテーブル画像(ここではテーブル画像T3)に関連付けられた座席画像を削除する構成としてもよい。
図6Bでは、
図6Aと同様、座席画像S1、S2は削除される。
【0041】
図6Cは、間隔E1が前記第2所定値より小さい場合を示している。この場合、テーブル表示処理部113は、テーブル画像T3、T4について、テーブル画像T3、T4の間に位置する座席画像S3、S4を削除(非表示)する。また、
図6Cでは、間隔E3及びE4が前記第2所定値より大きいため、テーブル画像T4の右辺及び上辺に関連付けられた座席画像が表示される。間隔E1が「0」、すなわち、テーブル画像T3、T4が連結するように配置された場合、
図6Dに示す状態で表示される。
【0042】
テーブル表示処理部113は、例えばユーザがテーブル画像T4をマウスでドラッグしたまま
図6A、
図6B、
図6C及び
図6Dに示す位置に順に移動させた場合に、各テーブル画像の表示態様を、
図6A、
図6B、
図6C及び
図6Dに示す状態に遷移させるように表示する。これにより、ユーザはテーブル「3」、「4」に対して顧客が利用可能な座席を直感的に把握することができる。また、ユーザはフロアレイアウトFRを作成する際に正確な座席数を把握することができる。
【0043】
図7には、
図4に示すフロア画像SP1の中央上領域にテーブル画像T2を配置する場合のテーブル表示処理部113の表示処理の一例を示している。
【0044】
要素間隔算出処理部114は、レイアウト画面P2のテーブル画像T2において、柱画像に対向する辺SLのうち当該柱画像を当該辺SLに直角な方向から投影したときに当該柱画像に重なる部分である重畳辺SL0と、柱画像との間隔E10を算出する。
【0045】
判定処理部115は、前記間隔E10が前記第2所定値より小さいか否かを判定する。また判定処理部115は、前記間隔E10が前記第2所定値より小さい場合に、前記辺のうち重畳辺SL0を除いた残りの部分である非重畳辺SL1、SL2の長さL、L2が所定長さ以上であるか否かを判定する。非重畳辺の長さが前記所定長さ以上であり、かつ当該非重畳辺と壁画像との間隔E11が前記第2所定値以上である場合、テーブル表示処理部113は、当該非重畳辺(ここでは非重畳辺SL1)に関連付けて座席画像を表示する。また、ここでは前記間隔E10が前記第2所定値より小さいため、テーブル表示処理部113は、テーブル画像T2と柱画像との間に位置する座席画像S10を削除(非表示)する。尚、前記所定長さは、一般的に、顧客が座席を利用する際に最低限必要となる長さに設定される。
【0046】
[フロアレイアウト作成処理]
以下、
図8を参照しつつ、フロアレイアウト作成装置1の制御部11によって実行されるフロアレイアウト作成処理について説明する。
【0047】
尚、本発明は、前記フロアレイアウト作成処理に含まれる一又は複数のステップを実行するフロアレイアウト作成方法の発明として捉えることができ、ここで説明する当該フロアレイアウト作成処理に含まれる一又は複数のステップが適宜省略されてもよい。また、前記フロアレイアウト作成処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは制御部11によって前記フロアレイアウト作成処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサによって当該フロアレイアウト作成処理における各ステップが分散して実行されるフロアレイアウト作成処理方法も他の実施形態として考えられる。
【0048】
ステップS101において、制御部11(設定表示処理部111)は、フロアレイアウトを作成する対象となる店舗及びフロアをユーザが選択するための対象選択欄P11と、構成要素画像122を表示するための要素画像表示欄P12とを含む設定画面P1を操作表示部13に表示する(
図4参照)。また、制御部11(設定表示処理部111)は、予め設定された構成要素画像122を記憶部12から取得して要素画像表示欄P12に表示する(
図4参照)。尚、設定表示処理部111は、記憶部12に記憶された構成要素画像122のうちユーザにより選択される店舗及びフロアの情報(フロア情報)に応じた構成要素画像122を要素画像表示欄P12に表示してもよい。
【0049】
ステップS102において、制御部11はユーザによる操作、例えば店舗及びフロアを選択する操作、要素画像表示欄P12に表示された構成要素画像122を選択する操作(ドラッグアンドドロップ操作)等を受け付ける。制御部11(フロア表示処理部112)は、ユーザにより選択された店舗及びフロアの情報(フロア情報)に対応するフロア画像SP1を記憶部12から取得してレイアウト画面P2に表示する(
図4参照)。また制御部11(テーブル表示処理部113)は、設定画面P1においてユーザにより選択された構成要素画像122をレイアウト画面P2に配置する。
【0050】
ステップS103において、制御部11(要素間隔算出処理部114)は、レイアウト画面P2に配置されたテーブル画像と、当該テーブル画像に隣り合う(対向する)他の構成要素画像122(テーブル画像、柱画像、壁画像等)との間の距離(間隔)を算出する。
【0051】
ステップS104において、制御部11(判定処理部115)は、要素間隔算出処理部114により算出された間隔が予め設定された所定値(第1所定値、第2所定値)より小さいか否かを判定する。前記間隔が前記所定値より小さい場合(S104:YES)、処理はステップS105に移行し、前記間隔が前記所定値以上の場合(S104:NO)、処理はステップS106に移行する。
【0052】
ステップS105では、制御部11(テーブル表示処理部113)は、設定画面P1に表示されたテーブル画像に関連付けられた座席画像のうち、当該テーブル画像と、当該テーブル画像に隣り合う他の構成要素画像122との間に位置する座席画像を削除(非表示)する。
【0053】
ステップS106では、制御部11(テーブル表示処理部113)は、座席画像が関連付けられたテーブル画像をレイアウト画面P2に表示する。尚、ステップS105において所定の座席画像が削除されたテーブル画像については、テーブル表示処理部113は、残りの座席画像を関連付けてレイアウト画面P2に表示する。上述のフロアレイアウト作成処理により、例えば
図5に示すフロアレイアウトFRが作成される。
【0054】
図9は、上述の処理により作成されたフロアレイアウトFR(
図5参照)に対応するレイアウト情報124の一例である。レイアウト情報124には、フロアレイアウトFRに配置されたテーブル画像に対応するテーブル番号と、当該テーブル番号に対応するテーブル種別と、当該テーブルの定員数と、当該テーブルにおいて顧客が利用可能な座席数とが互いに関連付けられて登録される。また、レイアウト情報124には、テーブルごとの利用可能な座席数の合計、すなわちフロアR001で利用可能な合計座席数が登録される。
図9に示すレイアウト情報124は、
図5に示すフロアレイアウトFRに対応しており、利用可能席数の合計として「48」が登録される。
【0055】
図11は、
図10に示すフロアレイアウトFRに対応するレイアウト情報124の一例を示している。
図10に示すフロアレイアウトFRは、フロアR001について、
図5に示すフロアレイアウトFRとは異なるフロアレイアウトを示している。
図10に示すフロアレイアウトFRでは、テーブル画像T3、T4が互いに連結されており、テーブル画像T7、T8が互いに連結されており、テーブル画像T9、T10が互いに連結されており、テーブル画像T13が追加されている。
図11に示すレイアウト情報124には、テーブル番号「3」及び「4」の合計の利用可能座席数「6」が登録され、テーブル番号「7」及び「8」の合計の利用可能座席数「6」が登録され、テーブル番号「9」及び「10」の合計の利用可能座席数「8」が登録される。また、テーブル番号「13」のテーブル情報が登録される。また
図10に示すフロアレイアウトFRでは、利用可能席数の合計として「49」が登録される。
【0056】
例えば、
図5に示すフロアレイアウトFRにおいて、テーブル画像T9又はテーブル画像T10を移動させることによってテーブル画像T9とテーブル画像T10との間隔が所定値より小さくなる場合、座席数算出処理部116は、レイアウト画面P2に表示されたテーブル画像T9に関連付けられた座席画像に対応する座席数(ここでは「4」)及びテーブル画像T10に関連付けられた座席画像に対応する座席数(ここでは「6」)を合計した合計座席数(「10」)から、テーブル画像T9とテーブル画像T10との間に位置する座席画像に対応する座席数(「2」)を減算した残りの連結座席数(「8」)を、テーブル画像T9及びテーブル画像T10に対応するテーブルで顧客が利用可能な座席数として、レイアウト情報124(
図11参照)に登録する。このように、レイアウト画面P2においてテーブル画像T9とテーブル画像T10とが連結された場合に、座席数算出処理部116は、レイアウト情報124において、テーブル画像T9の座席数(利用可能座席数)とテーブル画像T10の座席数(利用可能座席数)を前記連結座席数に更新する。また
図11に示すように、座席数算出処理部116は、レイアウト情報124において、テーブル画像T9に対応するテーブルの識別情報(例えば、テーブル番号「9」)と、テーブル画像T10に対応するテーブルの識別情報(例えば、テーブル番号「10」)とを、連結テーブルの識別情報(例えば、テーブル番号「9・10」)に更新してもよい。
【0057】
また、テーブル表示処理部113は、レイアウト画面P2において、前記連結テーブルに対応する連結テーブル画像を他のテーブル画像と異なる表示態様で表示してもよい。例えば
図12に示すように、テーブル表示処理部113は、連結テーブル画像の境界部分を点線で表示し、テーブル番号を連結テーブルの識別情報で表示する。
【0058】
本実施形態に係るフロアレイアウト作成装置1によれば、操作表示部13の表示画面において、座席画像が関連付けられたテーブル画像を含む構成要素画像122が表示され、当該構成要素画像122を選択する操作(例えばドラッグアンドドロップ操作)により、テーブル画像をレイアウト画面P2のフロア画像SP1に配置するとともに、当該テーブル画像に対応するテーブルにおいて顧客が利用可能な座席に対応する座席画像を適切にフロア画像SP1に配置することができる。よって、フロアレイアウトFRを容易に作成できるとともに、フロアレイアウトFRを作成する際に正確な座席数を把握することが可能となる。
【0059】
フロアレイアウト作成装置1は、ユーザの所望のタイミングで当該ユーザの操作に基づいて、前記フロアレイアウト作成処理を実行する。例えば、フロアレイアウト作成装置1は、店舗が新設されたときに前記フロアレイアウト作成処理を実行してもよいし、店舗が稼働しているときに前記フロアレイアウト作成処理を実行してもよい。例えば、稼働中の店舗において、一時的にテーブルを結合させたり、結合されたテーブルを離したりする際に、前記フロアレイアウト作成処理を実行してもよい。また、稼働中の店舗において、店舗の予約状況に応じてフロアレイアウトFRを変更する必要が生じた場合に前記フロアレイアウト作成処理を実行してもよい。例えば、店舗SP001のフロアR001が、
図5に示すフロアレイアウトFRに応じてレイアウトされている場合において、店舗端末(図示せず)が8人グループの予約を受け付けた場合に、フロアレイアウト作成装置1は、ユーザの操作(テーブル画像T9、T10を連結する操作等)に基づいて、
図10に示すフロアレイアウトFRを作成する。尚、フロアレイアウト作成装置1は、予約状況に基づいて効率のよいテーブル配置を提案する機能を備えてもよい。このように、本実施形態に係るフロアレイアウト作成装置1は、デフォルトとしてのフロアレイアウトを作成する場合、作成されたフロアレイアウトを変更する場合等、ユーザが所望のタイミングで使用できるように構成されている。
【0060】
ここで、設定画面P1(
図4参照)においてユーザにより選択されたテーブル画像が円(楕円を含む)の外形を有するテーブル(テーブル画像C1等)に対応する場合、フロアレイアウト作成装置1は、以下の処理(
図13参照)を行う。例えば、要素間隔算出処理部114は、隣り合うテーブル画像において、各テーブル画像の中心から座席画像の中心を通る中心線同士の交点と、当該中心線と当該テーブル画像の外周との交点との間の距離の合計を算出する。例えば
図13Aにおいて、要素間隔算出処理部114は、テーブル画像T20、T21において、各テーブル画像の中心から座席画像の中心を通る中心線同士の交点と、当該中心線と当該テーブル画像の外周との交点との間の距離E21a、E21bを合計した距離E21を算出する。同様にして、距離E20、E22を算出する。
【0061】
図13Aに示すように、距離E20が前記第1所定値以上である場合、テーブル表示処理部113は、テーブル画像T20、T21に関連付けられた全ての座席画像を表示する。また
図13Bに示すように、距離E20が前記第1所定値より小さく、かつ前記第2所定値以上である場合、テーブル表示処理部113は、距離E20に対応する、テーブル画像T20、T21の間に位置するテーブル画像T20の1つの座席画像を削除する。また
図13Cに示すように、距離E20が前記第2所定値より小さい場合、テーブル表示処理部113は、距離E20に対応する、テーブル画像T20、T21の間に位置するテーブル画像T20の1つの座席画像とテーブル画像T21の1つの座席画像を削除する。
【0062】
また、
図13Cに示すように、距離E21が第3所定値より小さい場合、テーブル表示処理部113は、距離E21に対応する、テーブル画像T20、T21の間に位置するテーブル画像T20の1つの座席画像を削除する。同様に、
図13Cに示すように、距離E22が前記第3所定値より小さい場合、テーブル表示処理部113は、距離E22に対応する、テーブル画像T20、T21の間に位置するテーブル画像T20の1つの座席画像を削除する。尚、前記第3所定値は、前記第1所定値と同一であってもよいし異なってもよい。テーブル画像が円の場合における要素間隔算出処理部114及びテーブル表示処理部113のそれぞれの処理は、上述の処理に限定されず他の処理であってもよい。
【0063】
[変形例]
本発明は上述の構成に限定されない。他の実施形態では、テーブル画像をレイアウト画面P2のフロア画像SP1に配置したときに当該テーブル画像に関連付けられた定員数分の座席画像のうち少なくとも1つの座席画像が削除(非表示)される場合に、テーブル表示処理部113は、
図14に示すように、当該削除される座席画像を、他の座席画像とは異なる表示態様(例えば点線、赤色等)でレイアウト画面P2に表示する。また、テーブル表示処理部113は、当該削除される座席画像が含まれるテーブル画像を、他のテーブル画像とは異なる表示態様(例えばハッチング、青色等)でレイアウト画面P2に表示する。これにより、ユーザは、削除される座席画像の位置、及び、利用可能席数が定員数に満たないテーブル画像を容易に認識することが可能となる。また、ユーザの操作によるテーブル画像の移動に応じて座席画像が非表示状態及び表示状態で切り替わる場合に、テーブル表示処理部113は、当該テーブル画像の表示態様を切り替えてもよい。
【0064】
上述の説明では、1つの座席は1人用の椅子に対応しているが、1つの座席が、複数人用の椅子(長椅子、L字型椅子等)であってもよい。よって、上述したテーブルの座席数(又は利用可能座席数)は、当該テーブルを利用可能な顧客の人数を示しており、椅子の数と異なってもよい。例えば、
図15Aに示すテーブル画像T30には、上辺及び下辺に2人用の長椅子の画像が関連付けられており、左辺及び右辺に1人用の椅子が関連付けられている。すなわち、
図15Aに示すテーブル画像T30は、6人用のテーブルに対応し、利用可能座席数は「6」となる。テーブル画像T30を、
図5に示すレイアウト画面P2のテーブル番号「2」の位置に配置した場合、テーブル表示処理部113は、
図15Bに示すように、2人用の長椅子の座席画像D1を、1人用の椅子の座席画像D2に変更して表示する。
【0065】
[発明の付記]
以下、上述の実施形態から抽出される発明の概要について付記する。尚、以下の付記で説明する各構成及び各処理機能は取捨選択して任意に組み合わせることが可能である。
【0066】
[付記1]
フロアを示すフロア画像をレイアウト画面に表示するフロア表示処理部と、
前記フロアに配置されるテーブルを示すテーブル画像と、前記テーブルに設定可能な座席数に対応する座席を示す座席画像とを、互いに関連付けて設定画面に表示する設定表示処理部と、
前記レイアウト画面において、前記テーブル画像と、前記フロアを構成する構成要素を示す構成要素画像との間隔が予め設定された所定値より小さい場合に、前記設定画面に表示された前記テーブル画像に関連付けられた前記座席画像のうち、前記テーブル画像と前記構成要素画像との間に位置する前記座席画像を除いた残りの前記座席画像を、前記テーブル画像に関連付けて前記レイアウト画面に表示するテーブル表示処理部と、
を備えるフロアレイアウト作成装置。
【0067】
[付記2]
前記レイアウト画面に前記テーブル画像と前記テーブル画像に関連付けられた前記座席画像とが表示されている場合において、前記テーブル画像を移動させることによって当該テーブル画像と前記構成要素画像との間隔が前記所定値より小さくなる場合に、前記テーブル表示処理部は、前記テーブル画像と前記構成要素画像との間に位置する前記座席画像を削除する、
付記1に記載のフロアレイアウト作成装置。
【0068】
[付記3]
前記テーブルで利用可能な座席数を算出する座席数算出処理部をさらに備え、
第1テーブルを示す第1テーブル画像及び前記第1テーブル画像に関連付けられた第1座席画像と、第2テーブルを示す第2テーブル画像及び前記第2テーブル画像に関連付けられた第2座席画像とが、前記レイアウト画面に表示されている場合において、
前記第1テーブル画像又は前記第2テーブル画像を移動させることによって前記第1テーブル画像と前記第2テーブル画像との間隔が前記所定値より小さくなる場合に、前記座席数算出処理部は、前記レイアウト画面に表示された前記第1座席画像に対応する第1座席数及び前記第2座席画像に対応する第2座席数を合計した合計座席数から、前記第1テーブル画像と前記第2テーブル画像との間に位置する前記第1座席画像及び前記第2座席画像の少なくとも何れかに対応する座席数を減算した残りの座席数を示す連結座席数を、前記第1テーブル及び前記第2テーブルで利用可能な座席数とする、
付記1又は2に記載のフロアレイアウト作成装置。
【0069】
[付記4]
前記第1テーブルの識別情報と前記第1座席数とが互いに関連付けられ、前記第2テーブルの識別情報と前記第2座席数とが互いに関連付けられたレイアウト情報が記憶部に記憶されており、
前記レイアウト画面において前記第1テーブル画像と前記第2テーブル画像とが連結された場合に、前記座席数算出処理部は、前記レイアウト情報において、前記第1テーブルの識別情報及び前記第2テーブルの識別情報を連結テーブルの識別情報に更新し、前記第1座席数及び前記第2座席数を前記連結座席数に更新する、
付記3に記載のフロアレイアウト作成装置。
【0070】
[付記5]
前記レイアウト画面において前記テーブル画像と前記構成要素画像との間隔を算出する要素間隔算出処理部と、
前記要素間隔算出処理部により算出される前記間隔が前記所定値より小さいか否かを判定する判定処理部と、
をさらに備え、
前記テーブル画像は、矩形状に形成された前記テーブルに対応する4つの辺を含み、
前記要素間隔算出処理部は、前記4つの辺のそれぞれについて、前記辺と前記辺に対向する前記構成要素画像との間隔を算出し、
前記判定処理部は、前記要素間隔算出処理部により算出された前記4つの辺のそれぞれに対応する前記間隔が前記所定値より小さいか否かを判定する、
付記1〜4の何れかに記載のフロアレイアウト作成装置。
【0071】
[付記6]
前記要素間隔算出処理部は、前記レイアウト画面の前記テーブル画像において、前記構成要素画像に対向する1つの前記辺のうち前記構成要素画像を当該辺に直角な方向から投影したときに当該構成要素画像に重なる部分である重畳辺と、前記構成要素画像との間隔を算出する、
付記5に記載のフロアレイアウト作成装置。
【0072】
[付記7]
前記要素間隔算出処理部により算出された前記間隔が前記所定値より小さい場合において、前記辺のうち前記重畳辺を除いた残りの部分である非重畳辺の長さが所定長さ以上である場合に、前記テーブル表示処理部は、前記重畳辺と前記構成要素画像との間に位置する前記座席画像を削除し、前記非重畳辺に関連付けて前記座席画像を表示する、
付記6に記載のフロアレイアウト作成装置。
【0073】
[付記8]
前記テーブル表示処理部は、前記設定画面に表示された前記テーブル画像が選択された場合に、選択された前記テーブル画像と、前記テーブル画像に関連付けられた前記座席画像とを、前記レイアウト画面に表示する、
付記1〜7の何れかに記載のフロアレイアウト作成装置。
【0074】
[付記9]
前記レイアウト画面において、隣り合って配置される第1テーブル画像及び第2テーブル画像において、
前記第1テーブル画像には、前記第1テーブル画像と前記第2テーブル画像との間に位置する第1座席画像が関連付けられており、
前記第2テーブル画像には、前記第1テーブル画像と前記第2テーブル画像との間に位置する第2座席画像が関連付けられており、
前記テーブル表示処理部は、
前記第1テーブル画像と前記第2テーブル画像との間隔が第1所定値以上の場合に、前記第1座席画像及び前記第2座席画像を前記レイアウト画面に表示し、
前記間隔が前記第1所定値より小さく、かつ前記第1所定値より小さい第2所定値以上の場合に、前記第1座席画像及び前記第2座席画像の一方を前記レイアウト画面に表示せず、他方を前記レイアウト画面に表示し、
前記間隔が前記第2所定値より小さい場合に、前記第1座席画像及び前記第2座席画像を前記レイアウト画面に表示しない、
付記1に記載のフロアレイアウト作成装置。
【0075】
[付記10]
フロアを示すフロア画像をレイアウト画面に表示し、
前記フロアに配置されるテーブルを示すテーブル画像と、前記テーブルに設定可能な座席数に対応する座席を示す座席画像とを、互いに関連付けて設定画面に表示し、
前記レイアウト画面において、前記テーブル画像と、前記フロアを構成する構成要素を示す構成要素画像との間隔が予め設定された所定値より小さい場合に、前記設定画面に表示された前記テーブル画像に関連付けられた前記座席画像のうち、前記テーブル画像と前記構成要素画像との間に位置する前記座席画像を除いた残りの前記座席画像を、前記テーブル画像に関連付けて前記レイアウト画面に表示する、フロアレイアウト作成方法。
【0076】
[付記11]
フロアを示すフロア画像をレイアウト画面に表示するステップと、
前記フロアに配置されるテーブルを示すテーブル画像と、前記テーブルに設定可能な座席数に対応する座席を示す座席画像とを、互いに関連付けて設定画面に表示するステップと、
前記レイアウト画面において、前記テーブル画像と、前記フロアを構成する構成要素を示す構成要素画像との間隔が予め設定された所定値より小さい場合に、前記設定画面に表示された前記テーブル画像に関連付けられた前記座席画像のうち、前記テーブル画像と前記構成要素画像との間に位置する前記座席画像を除いた残りの前記座席画像を、前記テーブル画像に関連付けて前記レイアウト画面に表示するステップと、
をコンピュータに実行させるためのフロアレイアウト作成プログラム。